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  • メルセデスF1 ハンガリーGP初日苦戦の原因を模索「一発の速さが足りない」

    メルセデスF1 ハンガリーGP初日苦戦の原因を模索「一発の速さが足りない」

    メルセデスF1は2026年F1ハンガリーGP初日のフリー走行で、フェラーリに対して明確な後れを取る結果となった。ジョージ・ラッセルはFP2を5番手で終えたものの、トップのルイス・ハミルトンから約1秒差。ランキング首位のアンドレア・キミ・アントネッリも予選シミュレーションをまとめ切れず13番手に沈んだ。

    今季ここまで全戦でポールポジションを獲得してきたメルセデスF1だが、ハンガロリンクでは一発の速さに苦戦。一方でロングランには手応えを得ており、チームは一晩でのセットアップ改善に期待を寄せている。

    フェラーリ優勢を認めたラッセル「かなり強い」
    ジョージ・ラッセルは、再舗装された路面や強い風の影響で、多くのドライバーが苦戦した一日だったと振り返った。

    「今日はみんなにとって少し奇妙な一日だったと思う」

    「ブダペストは運転していて素晴らしいサーキットだけど、コースの半分が再舗装された。かなりバンピーだし、最終コーナー付近では路面が崩れ始めている場所もあって、かなり独特なフィーリングになっている」

    ラッセルは、予選ペースには満足していない一方で、決勝を見据えたロングランには希望を見いだしている。

    「一発のペースは良くなかった。でもロングランはもっと競争力があった」

    「フェラーリが強そうだという事前の予想は、その通りになった。彼らは本当に、本当に強かった」

    さらに、今週末のハンガロリンクは例年以上にタイヤマネジメントが重要になると説明した。

    「今週末はまったく違う戦いになる。パワーユニットはこの短いコースでも非常に力強く、すべてのコーナー立ち上がりで350kWを使うからリアタイヤへの負荷が非常に大きい」

    「チームとしてやるべきことは多い。現時点ではフェラーリが全員より一歩リードしている」

    「キミも僕もクルマにはまったく満足していなかったし、改善できる余地はある。今日は風も非常に強く、その向きも変わっていくはずだから、それによって状況も大きく変わると思う」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    メルセデスF1の課題は予選一発の速さ
    副代表のブラッドリー・ロードは、最大の課題は低燃料時のパフォーマンスだと分析した。

    「問題はグリップ不足と、一発のバランス不足だ」

    「両ドライバーともフロントの反応を少し抑えて、このコースで理想となる穏やかなアンダーステアのバランスを探る必要があった」

    「ただ、その挙動はかなり不安定で扱いづらかった。新しい舗装も難しく、おそらく新品タイヤを最適な作動温度に入れられていなかったことが原因だろう」

    一方で、決勝シミュレーションは悲観する内容ではなかったという。

    「ロングランではかなり安定していたし、フェラーリやフェルスタッペン、マクラーレン勢とも十分戦えるペースだった」

    「つまりクルマ自体は悪くない領域にある。ただ、一発の速さを引き出すことができていない」

    全戦ポール継続へ「徹底的に原因を探る」
    メルセデスF1は今季ここまで全グランプリでポールポジションを獲得している。しかしロードは、その記録がハンガリーで途切れる可能性を認めながらも、最後まで改善を目指す姿勢を強調した。

    「ここまでどのサーキットでも競争力のあるクルマを用意できていた。そして全戦でポールポジションを獲得できた」

    「もちろん、こうした連続記録はいずれ終わるものかもしれない。しかし、それがハンガリーにならないよう全力を尽くす」

    「今夜はやるべきことが山積みだ。頭を悩ませることになるが、FP3までに大きな改善を見つけたい」

    また、シルバーストンやスパでラッセルを悩ませたストレートスピード不足については、すでに解決できたとの見解も示した。

    「今日は両マシンを同条件で比較できなかったので最終的な結論ではない」

    「それでも、問題は解消できたと確信している。もはやジョージのパフォーマンスを妨げる要因ではない」

    予選で本来の速さを取り戻せるかどうかが、メルセデスF1の連続ポール記録継続を左右することになりそうだ。

  • F1ハンガリーGP初日 ピレリ総括「2ストップ優勢の可能性」

    F1ハンガリーGP初日 ピレリ総括「2ストップ優勢の可能性」

    フェラーリがF1ハンガリーGP初日のフリー走行を支配した。フリー走行1回目(FP1)はシャルル・ルクレール、フリー走行2回目(FP2)はルイス・ハミルトンがトップタイムを記録し、ソフトタイヤ(C5)だけでなくミディアムタイヤ(C4)でも最速をマーク。

    タイヤサプライヤーのピレリは、現時点では決勝戦略について「依然として不確定要素が多い」としながらも、2ストップ戦略が優位となる可能性を示した。

    初日の走行では、路面グリップの低さやフロント左タイヤのグレイニングが確認された一方で、ソフトタイヤは優れたメカニカルグリップを発揮。予選ではタイヤのウォームアップとアタックラップのタイミングが重要な鍵になるとみられている。

    フェラーリがソフトとミディアムの両方で最速
    FP1では大半のドライバーがミディアムタイヤ(C4)で走行を開始し、キャデラック勢とアストンマーティン勢のみがハードタイヤ(C3)を装着した。

    セッション終盤、シャルル・ルクレールがソフトタイヤで1分19秒075を記録してトップタイムをマーク。さらにミディアムでも1分20秒287を記録し、両コンパウンドで最速となった。

    FP2ではチームメイトのルイス・ハミルトンがソフトタイヤで1分18秒729を記録して首位に立ち、ルクレール、ランド・ノリスが続いた。ハミルトンはミディアムタイヤでも1分19秒585を記録し、このセッションでも両コンパウンド最速となった。

    ロングランではアレクサンダー・アルボンがハードタイヤで26周を走破。ジョージ・ラッセルとバルテリ・ボッタスはミディアムで23周ずつ走行した。ソフトタイヤではルクレールが18周を走り、最も多くの周回を重ねた。

    初日の気温は約25℃、路面温度は最高46℃まで上昇し、予選もほぼ同様のコンディションが予想されている。

    F1 ハンガリーGP タイヤ

    ピレリ「現時点では2ストップが有利に見える」
    ピレリのチーフエンジニアを務めるシモーネ・ベラは、初日のデータから決勝戦略はまだ定まっていないと説明した。

    「各チームが今日のデータを解析した後で、より明確な状況が見えてくるだろう。しかし、最初の2時間のフリー走行を見る限り、日曜日のレースで何回ピットストップを行うかについては、まだ確信を持てる状況ではない」

    「6チームはハードタイヤを2セット残している一方で、それ以外のチームはすでに少なくとも1セットを使用している。これはハンガリーGPをどう戦うべきかについて、まだ各チームの見解が一致していないことを示している」

    ベラは、FP2で見られたタイヤの摩耗状況から、現時点では2ストップ戦略が有利と分析した。

    「ドライバーがよりプッシュしたFP2ではデグラデーションが大きく見られた。そのため現時点では、1ストップよりも2ストップ戦略のほうが有利になる可能性がある」

    「ただし、ハンガロリンクではオーバーテイクが難しいため、トラックポジションが依然として決定的な要素になることも考慮しなければならない」

    グレイニングとタイヤマネジメントが週末の鍵
    初日は路面グリップが全体的に低く、コンパウンドごとの特性にも違いが見られた。

    「路面グリップは一日を通して比較的低かった。ソフトタイヤは走り始めから優れたメカニカルグリップを発揮し、マシンの性能を最も引き出していた。一方でミディアムタイヤではフロント左タイヤにグレイニングが見られた」

    さらにベラは、ハンガロリンク特有のタイヤマネジメントについても言及した。

    「このサーキットではリアタイヤを保護することが非常に重要だ。同時にフロントタイヤの摩耗は避けられないが、週末を通して路面が改善されれば、その影響は徐々に小さくなっていくはずだ」

    「ソフトとミディアムの性能差は約0.8秒で、事前シミュレーションどおりだった。明日の予選ではコースが短いため、ウォームアップラップとアタックラップの最適なタイミングを見極めることが簡単ではないだろう」

    ハンガリーGP F1 セーフティカー

    新FIAセーフティカーもデビュー
    この日はFIAガレージで、新しい公式FIA F1セーフティカーとなるメルセデスAMG GT 63 PRO 4MATIC+も初披露された。

    この車両には専用開発されたピレリP Zero Rタイヤが装着されており、完全可変四輪駆動システムに最適化された専用コンパウンドとトレッドパターンを採用。ドライ性能だけでなくウェット路面での安定性も重視して開発された。

    開発ではバーチャル設計技術を活用し、メルセデスAMGと共同で最適化を実施。ニュルブルクリンクやナルドでベルント・マイランダーらセーフティカードライバーによるテストも行われ、一貫したグリップ性能と扱いやすさが高く評価された。

    初日を終えた時点ではフェラーリが一発の速さとロングランの両面で好印象を残した一方、タイヤのデグラデーションやトラックポジションを巡る戦略は依然として流動的だ。予選でのタイヤマネジメントと決勝の戦略判断が、ハンガリーGPの勝敗を大きく左右することになりそうだ。

  • 2026年F1ハンガリーGP初日フリー走行:全22人のドライバーコメント

    2026年F1ハンガリーGP初日フリー走行:全22人のドライバーコメント

    2026年のF1ハンガリーGP初日の全ドライバーのコメント。7月24日(金)、ハンガロリンクで2026年FIA F1世界選手権第11戦ハンガリーグランプリのフリー走行が行われ、各ドライバーが初日の走行を振り返った。

    フェラーリ勢が初日をリードし、レッドブルやメルセデスは改善点を挙げる一方、マクラーレンやアストンマーティンはアップグレードの評価を進めた。各ドライバーが予選と決勝を見据えて手応えや課題を語っている。

    1番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「全体的には堅実な一日だった。風の影響でコンディションはかなり難しく、路面の一部は非常にバンピーだった。FP2ではマシンの感触が改善し、セッション間で良い進歩を遂げることができたが、まだ改善すべき点はいくつかある。今夜データをすべて確認し、バランスの改善を続けて、明日に向けてもう少しパフォーマンスを引き出したい」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「全体的なパフォーマンスはかなり良さそうで、それはポジティブなことだ。とはいえ週末はまだ長いので、明日もトップを維持できるように努力し続けなければならない。予選は接戦になるだろう。今日見せたような差がライバルとの間に残るとは思っていないので、完璧な仕事をしなければならない。マシンのフィーリングさえあれば、良い予選になるはずだ」

    3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「難しい一日だったし、僕たちにとっては決して楽な2回のセッションではなかった。それでも午後は一歩前進できたが、まだやるべきことは残っている。今日は新しいパーツを投入したので、それらをもっと理解し、どう機能させるかを見極める必要がある。すぐに前のチームに追いつけるとは思っていないが、いくつかの面では確実に前進している。今夜もしっかり作業を続け、このパッケージからさらに引き出して、明日どうなるか見ていきたい」

    4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    「今日はマシンのバランスをうまく見つけるのが少し難しかった。もう少し整理して、予選でもロングランでも良いラップをまとめられるようにしなければならない。今夜は何ができるか、どこでパフォーマンスを見つけられるかをチームと分析する。ポジティブな変更ができれば、FP3と予選で改善につながることを期待している」

    5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は奇妙な一日だったし、それはグリッド全体に共通していたと思う。ハンガロリンクは素晴らしいコースだが、路面の再舗装によって今日はかなり難しくなった。場所によっては非常にバンピーで、乗り心地に苦しんだし、それが予想以上のタイヤデグラデーションにも影響した。一発のペースは良くなかったが、ロングランはより競争力があった。それでもフェラーリは非常に強そうで、今週末は倒すのが難しい相手になるだろう。それは週末前から予想していたことでもあり、実際その通りになっている。彼らは全員より一歩先にいるので、その差を縮めるには今夜かなり努力しなければならない」

    6番手:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
    「今日は難しい一日だった。特にFP2は風がかなり強くなり、コンディションが厳しかった。FP1のマシンは良く、ロングランのペースもあったが、FP2に向けて変更を加えた後はコンディションも悪化し、データを正確に読み取るのが難しくなった。マシン自体は悪くないが、フェラーリはここで非常に強いので、今夜かなりタイムを見つける必要がある。改善すべき点は分かっているので、いくつか変更を加えて明日は前進したい」

    7番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「ブダペストでの金曜日を終えて良い気分だ。マシンはかなり速そうだが、このコースは非常に難しく、ラップをまとめるのは簡単ではない。予選でQ3進出の可能性を最大限に高めるため、今夜は必要な変更に取り組む。このハンガロリンクは本当に好きなコースなので、明日また走るのが楽しみだ」

    8番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「僕たちにとっては非常に難しいセッションだった。強風でコンディションは厳しく、再舗装された区間は摩耗が進んでいてグリップが非常に低く、リズムをつかむのが難しかった。今日は1セッションしか走れなかったので、FP2に慣れるまで少し時間がかかったが、今朝サポートしてくれたレオには感謝している。この状況の中でできる限り多くのデータを集めたので、今夜と明日のFP3で改善点を見つけたい。ランドのマシンに装着された新しいパーツは期待どおり機能しているようなので、明日は自分のマシンにも付くのを楽しみにしている。フェラーリは強そうだが、僕たちも十分戦える位置にいると思う。すべてをうまくまとめてクリーンな予選ができれば、大きく前進して好結果を争えるはずだ」

    9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「比較的順調な金曜日だった。異なるタイヤコンパウンドを試しながらバランスを学び、2回のセッションの間にセットアップも進歩した。全体的には悪くない一日だったと思う。予想どおり中団は非常に接戦なので、明日は細かな違いが結果を左右する。まだ十分にチャンスはあるし、予選でうまくすべてをまとめたい」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「今日は全体的にかなり良かったと思う。まだ改善すべき点はいくつかあるが、悪い位置ではない。自分自身も予選までに改善したい部分がいくつかあるが、明日に向けた方向性ははっきりしている。このコースはアウディ向きなので、今週末は彼らが一歩先にいると予想していたし、ここ数戦より難しくなることも分かっていた。それでもここではこれまで競争力を発揮してきたし、予選ですべてをうまくまとめられればQ3進出は十分可能だと思う」

    F1 ハンガリーGP

    11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「全体的にはポジティブな一日だった。FP2は特にソフトタイヤで少し難しかったが、多くの有益なデータを集めることができた。風の影響でコンディションはかなり難しかったので、今夜改善すべき点はいくつかある。いつものように非常に接戦だが、すべてをうまくまとめることができれば、明日は良い一日にできると思う」

    12番手:エステバン・オコン(ハース)
    「スパと比べると、今日ははるかに良い金曜日だった。マシンのフィーリングが格段に良くなった。最近は多くの問題を抱えていたが、今日はそれがなく、とてもポジティブだった。長い間待っていたものをマシンに投入することもできた。まだ金曜日なので明日も維持しなければならないし、一日で状況が変わることも分かっている。今日の状態を維持できるようにしたい。明日も同じような満足感とパフォーマンスになればいい。僕にとっては本当に久しぶりに最高の金曜日だった」

    13番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「ブダペストでの初日は難しかったし、それは誰にとっても同じだったと思う。FP1はフレッドが良い仕事をしてくれたが、自分が乗ったFP2ではバランスに苦しんだ。それは特に一発の走りで顕著だった。最初のアタックは赤旗で中断され、再開後もトラフィックに引っかかり、リアタイヤのロックにも苦しんで最後まで走り切れなかった。ロングランはより良く、タイヤも適切なウインドウに入っていたと思う。今日は多くのデータと学びを得られたので、今夜しっかり分析したい。明日また走るのを楽しみにしている。FP3は非常に重要な1時間になるし、マシンをより良い状態にしてポール争いに加わりたい。今日見た差を考えれば簡単ではないが、全力を尽くす」

    14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はチームにとって今季でも特に厳しい金曜日の一つだった。このコースはダウンフォース性能が重要で、現時点でそこが不足していることは分かっていた。全体的にグリップ不足に苦しみ、マシンのバランスも理想的ではない。夏休み後には改善策が投入される予定だが、今はまずマシンのフィーリングを改善し、もっと性能を引き出さなければならない。今日は特に風が強くグリップも非常に低かったので、まだ最適なウインドウを見つけられていない。今夜改善点を分析し、明日の予選ではもっと良い状態にしたい」

    15番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「今日は厳しかった。特に先週と比べてマシンのフィーリングにかなり苦しみ、前戦で得た自信をほとんど失ってしまった。本当に厳しい一日だった。明日に向けて分析し、改善すべき点はたくさんある」

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日は非常に厳しいコンディションだった。セッション間で良い前進はできたし、一発のペースも悪くないが、気温や路面状況の影響が大きく、セットアップによるものなのかコンディション変化によるものなのかを切り分けるのが難しい。アストンマーティンは今週末に大きく前進した。僕たちが倒さなければならない相手であり、Q1は厳しい戦いになる。明日に向けてチャンスを最大限に生かすため、今夜もまだやるべきことがある」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「予想どおり難しい金曜日だった。このコースは僕たちの弱点を浮き彫りにし、マシンの適切なバランスを見つけるのに苦労している。この週末はさまざまなセットアップを試し、このような苦手なコースでどう改善できるか探っていく。残りの週末は貴重なデータを集め、このパッケージからできる限りのパフォーマンスを引き出すことに集中する」

    18番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「ブダペストに戻ってこられて良かった。このコースは走っていて楽しい。FP2の序盤はバランスがかなり難しかったが、セッションを通して良い進歩を遂げ、マシンを落ち着かせることができた。最後には低燃料でも高燃料でも満足できる内容になり、マシンの一貫性も感じられた。明日に向けて良いベースができたし、今回も中団で接戦になると思う。明日は良い結果を出せる自信がある」

    19番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日はフィーリングが良くなり、新しいパッケージもほぼ期待どおりだった。この相関が取れたことで、すべてが正しく機能していることが確認できたし、ポジティブな要素を得られた。これは僕たちにとって最初の一歩であり、今後数戦でもさらにアップデートが投入される。新しいパーツを理解しようとしている段階であり、セットアップには一晩でさらに引き出せる可能性がある」

    20番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「全体的に興味深い一日だった。特にFP2では風の影響でコンディションが大きく変化し、その中でマシンのさまざまな方向性を試すことができた。明日に向けてバランスをどうすべきかはよく理解できたと思う。あとは予選ですべてをうまくまとめることに集中する」

    21番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は本当に短い一日だった。今年のマシンはダウンフォースが少なく、このようにグリップの低いコースでは運転がかなり難しい。もちろん午前中は走っていないし、FP2では最終コーナーでリアを失ってタイヤバリアに当たってしまった。良い一日ではなかったし、理想的な週末のスタートでもなかった。走行時間をかなり失ってしまったので、今は学べることに集中し、改善を目指したい。データは多くないが、それでも作業を進めて明日はマシンをもっと良い状態にしたい」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    コメントなし(FP2未走行)

  • リアム・ローソン セットアップ変更が奏功 レーシングブルズF1代表が説明

    リアム・ローソン セットアップ変更が奏功 レーシングブルズF1代表が説明

    レーシングブルズF1のリアム・ローソンは、F1ハンガリーGP初日のフリー走行で好調な走りを披露した。チーム代表代行のアラン・パーメインは、FP2で加えたセットアップ変更がマシンの挙動改善につながり、好タイムの要因になったと明かした。

    ローソンはFP2で7番手を記録し、レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーとの差は約0.2秒。クリーンラップをまとめられなかったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を上回るタイムを残した。

    チームメイトのアービッド・リンドブラッドもトップ10入りを果たし、レーシングブルズは2台そろって好位置で初日を終えている。

    FP2での仕様変更がローソンの好走を後押し
    アラン・パーメインは、初日の走行は決して順調ではなかったと振り返りつつも、FP2での調整が奏功したと説明した。

    「ここ数戦ほど簡単な一日ではなかった。FP1ではマシンの扱いがかなり難しく、セッション間では普段より多くの変更を加えた」

    「でもFP2では問題を解決できた。ここはラップが短く、中速コーナーが非常に多いので、コーナー進入で安定したクルマにすることと、特に重要な最終セクターでしっかりトラクションを得ることに重点を置いていた」

    さらにパーメインは、ローソンが予選シミュレーション最後のソフトタイヤアタックで仕様変更を試したことが大きな効果を生んだと明かした。

    「リアムは今日、ソフトタイヤでの最後のアタックに向けて仕様変更を行い、それがうまく機能した。リアの安定性が改善された」

    「現時点では自分たちの正確な立ち位置を判断するのは難しいが、まずまずの状態にあるように見える。FP3ではさらに仕上げていくつもりだ」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    ローソン「Q3進出を狙える状態にある」
    ローソン自身も初日の内容に満足感を示し、予選でのQ3進出に向けて自信をのぞかせた。

    「ブダペストで金曜日を終えて、とてもいい感触です」

    「マシンには十分な速さがあります。ただ、このコースは本当に難しく、ラップをきれいにまとめるのは簡単ではありません」

    「予選でQ3進出の可能性を最大限に高められるよう、一晩かけて必要な変更を加えていきます」

    「ハンガロリンクはとても好きなサーキットなので、明日また走るのが楽しみです」

    レーシングブルズはFP2でセットアップの方向性を見いだしたことで、予選でも2台そろってQ3進出を狙える位置につけた。初日の好感触を土曜日へつなげられるかが注目される。

  • ガブリエル・ボルトレト アウディF1に自信「レーシングブルズの前に出れる」

    ガブリエル・ボルトレト アウディF1に自信「レーシングブルズの前に出れる」

    アウディF1のガブリエル・ボルトレトは、2026年F1ハンガリーGPの金曜フリー走行を終え、レーシングブルズを上回って中団勢の先頭を争える可能性があると自信を示した。

    ボルトレトはハンガロリンクで行われたFP1を6番手で終え、FP2では11番手に後退した。ただし、路面グリップの低さやタイヤのオーバーヒートに苦しみ、代表的なラップタイムを記録できなかったとして、順位以上の競争力があると考えている。

    FP2ではソフトタイヤのバランスに苦戦
    直近2戦で連続してポイントを獲得しているガブリエル・ボルトレトは、サマーブレイク前の最終戦に向けてアウディが正しい方向へ進んでいると評価した。

    「ポジティブな1日だった。FP2はソフトタイヤで少し難しく、クルマがあちこちに動いてしまって、バランスにはあまり満足できなかった」

    「でも、試すべきことや取り組むべきことがあったし、全体としては成功した1日だったと思う。多くの情報を集めることができたので、明日はすべてをまとめて、いい1日にしたい」

    FP2では満足できるアタックを完了できなかったものの、決勝に向けたセットアップ作業やタイヤの理解という点では、有益な走行になったという。

    レーシングブルズとの中団首位争いを予想
    今季の中団ではレーシングブルズが安定した競争力を発揮しているが、ボルトレトはアウディにも上回るチャンスがあると語った。

    「いつものように接戦になると思う。すべてをうまくまとめて、すべてがかみ合えば、僕たちは彼らより前に出られると思う」

    ハンガロリンクは予選順位が重要となりやすく、オーバーテイクも容易ではない。ボルトレトの発言は、アウディが単にポイント圏内を狙うだけでなく、中団グループの先頭を現実的な目標として見据えていることを示している。

    ガブリエル・ボルトレト(アウディF1)

    ヒュルケンベルグも両セッションでトップ10
    チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグもFP1を8番手、FP2を9番手で終え、両セッションでトップ10入りを果たした。アウディは金曜の走行で新たなアップグレードのテストも実施している。

    テクニカルディレクターのジェームス・キーは、低速コーナーが連続するハンガロリンクのレイアウトについて、「我々のクルマには比較的合っている」と説明。さらなるポイント獲得には、小さな部分を正確に仕上げる必要があると強調した。

    「本当に細かな部分を確認していくだけだ。新しいレギュレーションが始まってまだ数戦だが、すでに差は非常に小さくなっている。そこを詳しく見ていく」

    「ロングランのペースも悪くなかった。予選でいい位置を獲得できれば、その順位を維持できる可能性はあると思う」

    FP1では2台そろってトップ10圏内の速さを示し、FP2でもヒュルケンベルグが9番手につけたアウディ。ボルトレトがセットアップをまとめられれば、予選ではレーシングブルズを含む中団上位勢との僅差の争いに加わる可能性がある。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1はフェラーリに劣勢「タイムを削る必要がある」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1はフェラーリに劣勢「タイムを削る必要がある」

    レッドブル・レーシングのアイザック・ハジャーは、2026年F1ハンガリーGP初日の走行を終え、フェラーリに対抗するには「かなりのラップタイム」を見つける必要があると認めた。

    ハジャーはフリー走行1回目で4番手につけたものの、風が強まったFP2ではマシンバランスの把握に苦戦して6番手に後退。ロングランには一定の手応えを示した一方、予選を見据えた1周のペース不足を課題に挙げた。

    FP1からFP2にかけて状況が悪化
    ハンガロリンクは金曜日の走行開始時点で路面がほこりっぽく、多くのドライバーがグリップ不足に苦しんだ。

    それでもハジャーはFP1でシャルル・ルクレールから0.922秒差の4番手を記録し、まずまずのスタートを切った。しかしFP2では風が強まり、マシンのバランスを安定させることがさらに難しくなった。

    「FP2はかなり難しかった。FP1でも十分に厳しいと思っていたけど、FP2では風の影響でもっと悪くなった。セットアップを変更したけど、その効果をきちんと読み取るのが難しい」

    「マシンに乗った瞬間から、ある程度はうまく機能している。ただ、フェラーリは常に僕たちより強い。今夜、かなりのラップタイムを見つける必要がある」

    「ロングランはかなり良さそうだったけど、1周のペースが足りていない」

    フェラーリはFP1でルクレールが最速タイムを記録し、FP2ではルイス・ハミルトンがトップに立った。2台が両セッションで速さを示したことで、ハンガリーGP初日の段階ではフェラーリが明確な基準となっている。

    「フェラーリは常に強い」予選ペースに警戒
    ハジャーは、低速から中速コーナーが連続するハンガロリンクでは、フェラーリが競争力を発揮すると事前に予想していたと説明した。

    「こういうサーキットでは、フェラーリが速くなることは分かっていた。現時点では、メルセデスが目を覚ますのを待っているような状況だと思う」

    「いつものようにマクラーレンともかなり接近した戦いになると思う。今の僕たちの立ち位置はそこだ」

    レッドブル・レーシングは前戦ベルギーGPで、マックス・フェルスタッペンが表彰台を獲得。ハジャーもパワーユニット交換によるグリッド降格で21番手からスタートしながら、6位まで順位を上げる追い上げを見せた。

    しかし、高速区間の多いスパ・フランコルシャンとは性格が大きく異なるハンガロリンクでは、RB22の弱点が再び表面化している。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)

    ピエール・ワシェ「フェラーリが倒すべきマシン」
    レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターを務めるピエール・ワシェも、初日のマシンの状態は目標から遠いと認めた。

    「我々は本来いるべき位置にも、望んでいる位置にもいない。ドライバーたちはマシンバランスに満足していない」

    「金曜日のこのサーキットは明らかにグリップが非常に低かった。路面のバンプもマシンバランスを乱している」

    ワシェは、フェラーリが特定のコーナーや1周のアタックで優位に立つことは想定していたと語る。

    「フェラーリがここのいくつかのコーナーで最速になること、特に1周のパフォーマンスで優位に立つことは予想していた」

    「ロングランでどのような状態なのかはこれから確認する必要があるが、現時点でここで倒すべきマシンはフェラーリだ」

    レッドブル・レーシングにとって、決勝ペースには一定の希望が残されているものの、予選でフェラーリやマクラーレンと争うには改善が不可欠となる。ハジャーとチームは金曜日夜のデータ分析を通じて、風やバンプの影響を受けやすいRB22のバランスを整え、1周のペースを引き上げる必要がある。

  • アレクサンダー・アルボン アストンマーティンF1を警戒「全コーナーで上回られた」

    アレクサンダー・アルボン アストンマーティンF1を警戒「全コーナーで上回られた」

    アレクサンダー・アルボンは、F1ハンガリーGP初日の走行を終え、アストンマーティンF1が投入した大規模アップグレードによって勢力図が変わりつつあるとの見方を示した。

    ウィリアムズは金曜を通して苦戦を強いられ、アルボンはFP2を16番手で終了。予選ではQ1突破を懸けてアストンマーティンとの争いになるとみている。

    「全コーナーで僕たちより速かった」
    アルボンはアストンマーティンについて、アップグレードの効果がすでに表れているとの印象を語った。

    「少なくともFP1で見た限りでは、彼らはすべてのコーナーで僕たちより速かった」

    「もちろんストレートでは少し不利だけど、それでもコーナーで十分に速く、結果的に僕たちより速かった。FP2でフェルナンド(アロンソ)がどこにいたのかは分からないけど、僕たちにはやるべきことがたくさんある」

    チーム公式リリースでもアルボンは、アストンマーティンを今週末最大のライバルと位置付けていた。

    「アストンマーティンは今週末、大きく前進した。僕たちが倒さなければならない相手であり、そのせいでQ1はかなり厳しい戦いになるだろう」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)

    ウィリアムズはロングランに課題
    アルボンは、ウィリアムズの現状についても「一発の速さはまずまずだが、ロングランのペースは遅い」と分析した。

    「低燃料時のペースは、普段の僕たちを考えれば悪くない。でも高燃料では遅い」

    また、風向きや路面温度の変化がセットアップ評価を難しくしていると説明した。

    「風や気温、路面コンディションの影響が大きく、どこまでがセットアップで、どこまでが自分たちではコントロールできない要素なのかを切り分けるのが難しい」

    ウィリアムズのパフォーマンスシステム責任者リチャード・フリスも、アストンマーティンのアップグレードが予選で新たな脅威になると認めた。

    「アストンマーティンのアップグレードによって、明日は私たちにとって新たな挑戦になる。カルロス(サインツJr.)のマシンで実施したフロアテストのデータも含め、今夜は詳細に分析し、改善できる点がないか探っていく」

  • エイドリアン・ニューウェイ ホーナーのアストンマーティンF1加入説「知らない」

    エイドリアン・ニューウェイ ホーナーのアストンマーティンF1加入説「知らない」

    クリスチャン・ホーナーのアストンマーティンF1入り説について、エイドリアン・ニューウェイが初めて公の場で言及した。しかし、噂を否定も肯定もせず、現体制への信頼を強調。チームは組織改革を継続しながら、AMR26Bの開発を次の段階へ進める方針を示した。

    ニューウェイはハンガリーGPで、クリスチャン・ホーナーとの再共闘の可能性を問われると「その噂は耳にしているが、コメントできることは何もない」と回答した。

    一方で、アストンマーティンF1の現経営陣には満足していると述べ、小規模な組織変更の可能性には触れつつも、大きな体制変更を示唆することはなかった。

    ホーナーのアストンマーティンF1入り説にニューウェイは回答を回避
    クリスチャン・ホーナーは2025年7月にレッドブルを離れて以降、F1復帰先として複数のチームとの関係が取り沙汰されている。

    中国のBYDが計画するF1新規参戦プロジェクトや、フラビオ・ブリアトーレとの関係が深いアルピーヌ、さらにエイドリアン・ニューウェイが率いるアストンマーティンF1などが候補として報じられてきた。

    ホーナーはレッドブル時代のチーム代表兼CEOよりも上位の立場、すなわちチームの株主や共同オーナーのような役職でなければ復帰に興味を示していないとも伝えられている。

    そのホーナーとの再タッグについて質問されたニューウェイは、慎重な姿勢を崩さなかった。

    「クリスチャンについての噂は耳にしている。でも、それ以上コメントできることはない。本当に何も知らないんだ」

    そのうえで、現在のアストンマーティンF1首脳陣への信頼を強調した。

    「言えるのは、私たちは現在のシニアマネジメントチームに非常に満足しているということだ。多少の小さな調整はあるかもしれないが、アストンマーティン・レーシングにいる人材にはとても満足している」

    「シニアメンバーの組織については、もう少し調整を加えることはあるだろう。しかし、人材そのものには非常に満足している」

    エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    組織改革とAMR26B開発は順調に進展
    ニューウェイはまた、開幕戦オーストラリアGP後に下した大きな決断についても説明した。

    アストンマーティンF1はAMR26の開発を一時的に遅らせ、その期間を組織づくりや開発体制の再構築に充ててきた。

    「メルボルン後にマシン開発をいったん遅らせ、今に向けて人材の統合や組織づくり、開発ツールの整備、そして自分たちへのプレッシャーを少し和らげて、どう開発を進めるべきかを見直すことに集中するという判断を下した」

    「その取り組みは非常に順調に進んでいると感じている」

    さらに今回ハンガリーGPで投入したAMR26Bとも呼べる大規模アップグレードに加え、夏休み明けのオランダGP、続くアゼルバイジャンGPでも改良を続ける予定だと改めて説明した。

    「今回ここへ持ち込んだマシン、そしてザントフォールト、さらにバクーへ投入するアップデートも含め、技術的な進化は非常に大きな前進だと感じている」

    「もちろん、私たちは大きな巻き返しを図っている最中だ。これで最速のマシンになるかと言われれば、残念ながらそうではない。しかし、以前の状態から確かな前進になっているかと聞かれれば、私はそう信じている」

    ホーナー去就よりも現体制強化を優先
    ニューウェイの発言からは、ホーナー招聘の噂を否定はしなかったものの、現時点でアストンマーティンF1が大規模な経営陣刷新を計画している様子はうかがえなかった。

    チームは現在、組織文化の改革と技術開発体制の整備を優先事項としており、ハンガリーGPで投入したAMR26Bを皮切りに、ザントフォールト、バクーへと続くアップグレードで競争力向上を目指していく。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに好感触「路面に吸い付く」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに好感触「路面に吸い付く」

    アストンマーティンF1はF1ハンガリーGPで16項目に及ぶ大規模アップグレードを施したAMR26Bを初投入し、フェルナンド・アロンソは「クルマは格段に良くなった」と手応えを語った。新パッケージは狙いどおりの効果を発揮していると評価する一方で、「まだ第一歩に過ぎない」と慎重な姿勢も崩さなかった。

    FP1ではランス・ストロールが左リアサスペンションのトラブルで走行を終えたものの、アロンソは13番手を記録。FP2では赤旗やトラフィックの影響で十分なアタックはできなかったが、新仕様マシンの進化を強く実感している。

    「クルマは路面に吸い付くようになった」
    11戦を経て実戦投入されたAMR26Bについて、アロンソは第一印象を非常に前向きに語った。

    「間違いなく格段に良くなった。クルマは路面に吸い付くような感覚があって、コーナーでグリップをコントロールしやすい。以前よりはるかに予測しやすく、運転しやすいクルマになっている」

    ただし、それで満足しているわけではない。

    「これはまだ最初の一歩だ。シャシーだけでなくエンジンでも、まだパフォーマンスを見つけていかなければならない。でも、間違いなく正しい方向へ進んでいる」

    セットアップにもまだ伸びしろ
    FP2ではフランコ・コラピントのクラッシュによる赤旗やトラフィックの影響で十分な周回を重ねることができず、アロンソのアタックラップもトラックリミット違反で抹消された。

    それでもアロンソは、まだ速さを引き出せる余地があると見ている。

    「赤旗やトラフィックで周回を最大限に生かすことができなかった。今日は新しいパーツをテストし、これまでとは大きく異なるセットアップの方向性を理解することに集中した。今夜さらに分析すれば、予選までにもっとパフォーマンスを引き出せるはずだ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    開発の相関関係を確認「来年にも重要」
    アロンソが今回のアップグレードで最も評価したのは、シミュレーションどおりの成果が実車でも確認できたことだった。

    「確実に良くなっているし、おおむね僕たちの予想どおりだ。新しいパッケージがクルマにもたらすと考えていた変化が、実際にサーキットでも確認できた。こうした相関関係は来年のプロジェクトにとっても非常に重要なんだ」

    さらに、夏休み明けのオランダGPで投入が予定されているホンダの新型パワーユニットにも期待を寄せた。

    「ザントフォールトは新しいエンジンを試す良い機会になる。僕たちは一歩ずつ前進している」

    今回のアップグレードによってAMR26Bは空力性能やドライバビリティの改善を示し、チームが開発段階で予測していた効果も実車で裏付けられた。アロンソは「チームには前向きな雰囲気が生まれている」とも語っており、大規模アップデートは競争力の向上だけでなく、2027年マシン開発へ向けた重要な自信にもつながっているようだ。

  • キャデラックF1 フェラーリ育成ラファエル・カマラに関心 2027年候補に浮上

    キャデラックF1 フェラーリ育成ラファエル・カマラに関心 2027年候補に浮上

    フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属するラファエル・カマラが、2027年のF1参戦ドライバー候補としてキャデラックF1の関心を集めていると報じられた。

    現在は契約上、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスを擁するキャデラックだが、2027年に向けてドライバーラインアップを見直す可能性が浮上している。

    イタリア版『Motorsport.com』によると、キャデラックはF2で好成績を残しているカマラを高く評価しており、コルトン・ハータのF1昇格計画に不透明感が生じるなか、有力候補の一人としてリストアップしているという。

    キャデラックF1がラファエル・カマラを高評価
    キャデラックは今季、ルーキーとしてF2に参戦するコルトン・ハータを支援している。しかし、ハータはここまで最高順位5位、ランキング16位と苦戦が続いており、スーパーライセンス獲得に必要なポイントも不足している。

    現時点でハータにはあと6ポイントが必要で、F2ランキングで獲得できなければFP1出走によるポイント加算が代替手段となる。ただし、1回につき1ポイントのため6回のFP1出走が必要となる一方、ペレスとボッタスがルーキーに譲る義務のあるFP1は合計4回しかなく、このままでは条件を満たせない。

    さらに問題はライセンスだけではない。キャデラック内部では、F2で苦戦するハータが2027年にF1へ昇格できる準備が整っているのかという点にも疑問の声があるとされる。

    コルトン・ハータ(キャデラックF1チーム)

    F2で存在感を示すカマラにハースF1も注目
    こうした状況のなかで評価を高めているのがラファエル・カマラだ。

    カマラは直近5大会で4回のポールポジションと2勝(いずれもフィーチャーレース)を記録。ランキングは3位ながら、モンテカルロでのミスがなければ首位までわずか3ポイント差だった計算であり、今季最も安定して高いパフォーマンスを見せているドライバーの一人と評価されている。

    また、数週間前にはフェラーリが実施したTPC(旧型F1マシンテスト)で初めてF1マシンをドライブし、その走りはハースF1の関係者の目にも留まった。

    2027年ドライバー市場で評価上昇
    ハースF1は2027年にエステバン・オコンの後任候補を探しており、小松礼雄代表もカマラへの関心を公言している。さらにハースはレオナルド・フォルナローリとの比較評価を目的として、8月末にポルティマオで両者によるTPCテストを実施する計画だという。

    現在ハースにはFDA所属のオリバー・ベアマンが在籍している一方、キャデラックにとってカマラを獲得できれば、フェラーリとの技術・人材面での関係を深める重要な足掛かりになる可能性がある。

    2027年に向けたF1ドライバー市場では、カマラを巡る評価が急速に高まっており、キャデラックとハースによる争奪戦へ発展する可能性もありそうだ。