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  • フェルナンド・アロンソ 「マクラーレンは中団を抜けてレッドブルに挑める」

    フェルナンド・アロンソ 「マクラーレンは中団を抜けてレッドブルに挑める」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンは今後のレースでミッドフィールドのライバルのことは“忘れ”て、レッドブルを目標にできると考えていう。

    フェナンド・アロンソは、マクラーレン・ルノーとしての緒戦となった開幕戦オーストラリアGPでレッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンに割って入り、5位でレースをフィニッシュした。

    だが、開幕戦での結果は、序盤のマックス・フェルスタッペンとのスピンと、有利なタイミングで入ったバーチャルセーフティカー、そして、ハースの2台のリタイアとカルロス・サインツ(ルノー)がドリンクボトルの問題で体調不良に陥るという多くの要因が絡んでのものだった。

    また、マクラーレン MCL33は予選では6番手のチームだったが、フェルナンド・アロンソはすでにマクラーレンはルノー搭載チームで最速のレッドブルとの戦いを見据えることができると考えている。

    「マクレーンが良くなっていくのは間違ないことだ。クルマにはまだ解放できていない多くのポテンシャルがある」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「マクラーレンとルノーのパワーユニットのコンビでの初レースだったし、もっと多くのポテンシャルがある」

    「バーレーンではもう一歩先を見て、レッドブルが次のターゲットになることを期待している」

    近い将来にマクラーレンがレッドブルと戦う可能性についてフェルナンド・アロンソは「現時点では彼らがまだ僕たちの前にいるのは明白だ。彼らはメルセデス、フェラーリ、そして、レッドブルという独占的なグループのなかにいる」とコメント。

    「でも、マクラーレンはそのグループに入る意思があるし、今後数戦では中団グループのことは忘れて、その特権的なトップ3チームを目指せることを期待している」

    「このクルマにはポテンシャルがある。今後の数戦でそのレベルにいない理由はない」

    フェルナンド・アロンソは、オーストラリアの開幕戦はマクラーレンとして最低レベルであり、レース後には“今後のレースでここで導入する予定だったいくつかのアップデート”が入ることを明らかにしている。

    また、オーストラリアの結果は、ホンダからルノーへのF1パワーユニットの移行が遅れたことを考えれば、特に励みになるものだったとフェルナンド・アロンソは強調する。

    「僕たちが2017年シーズンの非常に遅い段階でエンジンを切り替えることを決断し、クルマのリアエンドですでに作られていたパーツのいくつかを再設計しなければならなかったことは忘れてはならない」

    「マクラーレンとルノーの統合はまだ100%ではないし、今後のレースではもっと多くのポテンシャルを見据えている」

    チームメイトのストフェル・バンドーンも「とても楽観的だ。僕たちにもっと多くのポテンシャルがあることはわかっている」とコメント。

    「ルノーとのパートナーシップはまだとても新しい。あれが僕たちの初レースだった。僕たちは今後数戦で新しいパーツがクルマに投入されることをわかっている」

    「進歩するためのマージンがあると感じている。今後数戦が僕たちにとって重要なものになる。ップグレードを持ち込んで、クルマを改善させて、もっと多くのパフォーマンスを発揮できることを期待している」

  • トロロッソ 「ホンダにはF1で戦えるエンジンを開発する“大計画”がある」

    トロロッソ 「ホンダにはF1で戦えるエンジンを開発する“大計画”がある」

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーは、ホンダには201年に“F1で戦えるエンジンを造れることを皆に示す”ための“大計画”があると語る。

    今年、ホンダは現行のV6ターボハイブリッド規約で4シーズン目を迎えたが、ベストリザルトはマクラーレン・ホンダ時代の2016年にフェルナンド・アロンソが記録した5位であり、まだ表彰台は獲得できていない。

    昨シーズン限りでマクラーレンとの契約を解消したホンダは、今年からトロロッソと新たなパートナーシップを開始。プレシーズンテストでは励みになる信頼性を見せたものの、シーズ開幕戦オーストラリアGPでは2台揃ってQ1で敗退。決勝ではピエール・ガスリーのMGU-Hが故障してリタイア、ブレンドン・ハートレーは周回遅れの最下位15位でレースを終えるという厳しいスタートを切った。

    現時点でホンダのF1パワーユニットのパフォーマンスレベルは低いものの、ピエール・ガスリーによると、ホンダはパッケージを改善するために多くの計画が進行しており、F1のレベルで戦える能力があるかどうかを疑っている者たちを納得させる決意で作業をしていると語る。

    ピエール・ガスリーは、トロロッソはまだホンダのF1エンジンのアップグレードの正確なスケジュールは知らされてないことを認めるつつ、「ホンダ側は戦えるエンジンを造れることを皆に示したいと考えているし、全力でプッシュしている」とコメント。

    「それに開発という点でホンダはすでに全力でプッシュしているし、僕たちは実際にポジティブな進歩を見ることができる」

    「僕たちはできるだけ多くのアップグレードを投入するためにプッシュしているけど、もちろん、3基しかエンジンを使えないことはわかっているし、それらを投入するベストなタイミングを正確に見極める必要がある」

    「全てはうまくいっている。でも、僕たちはホンダに時間を与える必要もある。これはF1であり、全員がプッシュいている。メルセデス、フェラーリ、ルノーの全員が常に改善するためにプッシュしている」

    「ホンダが3~4か月だけで全てをリカバーできないのは確かだ。でも、中長期的なコラボレーションという点ではホンダには本当に大きな計画があると思う。現時点で彼らは正しいことをしているし、本当にハードにプッシュしている」

    チームメイトのブレンドン・ハートレーは、ホンダの“アグレッシブ”な開発戦略によって、トロロッソ・ホンダはミッドフィールドとの残りとの差を急速に縮めていけると考えており、現在のトロロッソ・ホンダの焦点はもはやマシンに新しいエンジンを組み込んでホンダの仕組みを学ぶことだけではないと語る。

    「冬の間はホンダのパワープラントを統合し、新しいパートナーシップをスタートさせるたことに多くのリソースとエネルギーを費やしてきた」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「今後6ヵ月間の戦略は積極的だし、チームの全員がとても懸命にプッシュしている。残りのシーズンについては楽観的だ」

    ピエール・ガスリーもトロロッソはメルボルンよりも遅いサーキットでは当然もっと多くの競争力を発揮できると考えている。

    「ハースは速すぎる。ルノーもね。僕たちはウィリアムズとフォース・インディアと戦っている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「他のコンディションや涼しいコンディションでは違ってくるかもしれない。僕たちのクルマが低速で本当に優れていることはわかっているし、もう少し僕たちのクルマに合ったサーキットはある」

    「他のレースで形勢をうかがう必要があるけど、僕たちには戦えるポテンシャルはある」

  • ハースF1 「ダラーラとフェラーリへのアウトソーシングが成功している」

    ハースF1 「ダラーラとフェラーリへのアウトソーシングが成功している」

    ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、チームのシャシーパートナーであるダラーラが2018年F1マシンの作業でスキルを改善させたと語る。

    有名なF3コンストラクターのダラーラは、2016年にハースがF1参戦して以降、チームにシャシーとパーツを供給。ハースとの初シーズンとなった2016年にはパーツの問題で苦戦を強いられたが、2017年にはその水準を上げた。

    ケビン・マグヌッセンは、2018年も再びダラーラがスキルを向上させたと考えている。

    「クルマを見れば、今年のパーツははるかに良くなっている。クリーンだし、品質が向上している。それはとても重要なことだし、多くの意味がある」とケビン・マグヌッセンはコメント。

    「僕たちはコンピュター内のCFDでクルマを設計することはできるけど、それはCFDでの作業であり、風洞での作業だ。でも、実際のクルマでそれが得られなければ意味はないし、うまくはいかない」

    「彼らは彼らの側で本当に良い仕事をしてくれた。彼らも学んでいるし、それを続けてくれることを願っている」

    「このプロジェクトに関与することは彼らのビジネスにとっても良いことだ。F1マシンだけでなく、他のマシンも改善していると確信している」

    過去にダラーラは、HRTやミナルディとなったF1チームのシャシーを製造していたが、現在ハースではフェラーリのリスト化されていないパーツの提供を受けており、F1でより多くのインパイクトを与えている。

    ハースが今季マシンであまりに優れたパフォーマンスを発揮していることで、ライバルチームからはその手法に批判が集まっているが、マグヌッセンのチームメイトであるロマン・グロージャンは、それはパーツをアウトソーシングするというアプローチがF1でいかにうまくいっているかの表れだと考えている。

    「チームの運営方法やフェラーリとのパートナーシップで僕たちが生み出したやり方はF1にとって良いことだと思う」とロマン・グロージャンはコメント。

    「それはF1に参集して短期間で状況を良くすることができることを示している。もちろん、僕たちがゼロからすべてをやらなければならなかったとしたら、今日の位置にはいなかっただろう」

    ハースのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、ハースの進歩の鍵を握る要因は、様々な貢献者が経験によっていかに成熟したかだと語る。

    「唯一買えないものは時間だ。『なぜ昨年これができなかったのか?』と言う人もいるが、成熟するにはとにかく時間が必要だ」とギュンター・シュタイナーはコメント。

    「このスポーツは非常に複雑であり、お金だけでそれを実現することはできない」

    「人々が一体となり、協力し、どこが弱いかを見つ出す必要がある。全員が非常に高いレベルにいなければならない。残りの部分が欠けていれば足を引っ張られてしまいので弱点があってはいけない」

    「向上していくだけであり、改善がなされている限りはそれがレーストラックに現れる」

  • FIA 「ハースF1チームの2018年マシンは合法」

    FIA 「ハースF1チームの2018年マシンは合法」

    FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、ハースF1チームの2018年マシン『VF-18』の合法性について懸念はまったくないと述べた。

    ハースはフェラーリと緊密な技術提携を結んでおり、ハース VF-18は、レンダリング画像が公開された当初から昨年のフェラーリのF1マシンとの共通点が指摘されており、プレシーズンテストから高いポテンシャルを発揮。“ダークホース”として注目を集めた。

    そして、迎えた開幕戦オーストラリアGPの予選でも3列目グリッドを獲得すると、決勝ではピットストップでのトラブルでリタイアするまでレッドブルの前を走っていた。

    当然、ハースのペースにはライバル勢から攻撃され、フェラーリとの技術提携の合法性について非難が集まった。

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「ハースのマシンの中身は100%フェラーリだ」とコメント。「彼らはクルマを造っていない。買っているだけだ。マラネロから購入すれば、悪いはずがない」

    これらの批判に対してハースF1のチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、ライバルチームは“知識もなければ、知性もない”と反論し、「ただの思い込みではなく、論拠が必要だ」と語っていた。

    F1レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、両チーム間には何も違法性はないと語った。

    「我々はハースとフェラーリの間で行われていることを正確に把握している。完全に合法だ」とチャーリー・ホワイティングは wtf1.com にコメント。

    「昨年、懸念を表明したチームがあったが、現時点では何も懸念は見当たらない」

    だが、チャーリー・ホワイティングのコメントはF1パドックのライバルをなだめることにはなっていない。

    フォース・インディアのCOOを務めるオトマー・サフナウアーは「マシンを製造するリソースもなく、数年前にスポーツにやってきたものがどのようにそれをししくやれるのかとにかくわからない」とコメント。

    F1チームは、技術面のいくつかの領域を共有することはできるが、空力エレメントについては独自に開発しなければならない。

    オトマー・サフナウアーは、ハースF1チームが冬の間にどのようにその分野で大きな進歩を遂げたのか理解できないと語る。

    「レッドブルには800人以上の従業員がいる。素晴らしい風洞があり、素晴らしいエアロダイナミストがいる。トップのエアロダイナミストは最高のテクニカルディレクターのひとりだ」

    「ハースの従業員はその4分の1だ。最高のエアロダイナミストもいなければ、風洞もない。エイドリアン・ニューウェイはいない。でも、彼らの方が速い。どうやってそれを実現しているんだろう?」

    「魔法によって実現しているのか? もしそうだとするならば、私もその杖がほしいね!」

  • 2018年 F1ドライバー 年齢・誕生日

    2018年 F1ドライバー 年齢・誕生日

    2018年のF1世界選手権に参戦するF1ドライバーは、昨年の開幕時から4名が入れ替わった。

    昨年末でベテランのフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が引退。また、ジョリオン・パーマー(ルノー)、ダニーエル・クビアト(トロロッソ)がシーズン途中でシーズを失い、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)もF1でシートを獲得することができなかった。

    今年は4名のドライバーが初のフル参戦を迎える。シャルル・ルクレール(ザウバー)とセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)がF1デビュー。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーがフル参戦を果たす。

    2018年のF1グリッド最年長はキミ・ライコネン(フェラーリ、38歳)。最年少はランス・ストロール(ウィリアムズ、19歳)。その差は実に19歳。

    年代別ではセバスチャン・ベッテルとニコ・ヒュルケンベルグが30代に突入し、30代が6名、17歳でF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンも二十歳を迎えて20台が13名、10代が1名という分布になっている。平均年齢は昨年より少し上がり、26.7歳となっている。

    チーム内で年齢差が最も大きいのはマクラーレンの11歳。最も小さいのはウィリアムズの3歳差。ウィリアムズの平均年齢20.5歳と最も若いドライバーラインナップとなっている。

    F1ドライバー 年齢・誕生日 (2018年)

    ドライバー チーム 年齢 誕生日
    キミ・ライコネン フェラーリ 38歳 1979年10月17日
    フェルナンド・アロンソ マクラーレン 36歳 1981年7月29日
    ルイス・ハミルトン メルセデス 33歳 1985年1月7日
    ロマン・グロージャン ハース 31歳 1986年4月17日
    セバスチャン・ベッテル フェラーリ 30歳 1987年7月3日
    ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 30歳 1987年8月19日
    ダニエル・リカルド レッドブル 28歳 1989年7月1日
    バルテリ・ボッタス メルセデス 28歳 1989年8月28日
    ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 28歳 1989年11月10日
    セルジオ・ペレス フォース・インディア 28歳 1990年1月26日
    マーカス・エリクソン ザウバー 27歳 1990年9月2日
    ストフェル・バンドーン マクラーレン 25歳 1992年3月26日
    ケビン・マグヌッセン ハース 25歳 1992年10月5日
    カルロス・サインツ ルノー 23歳 1994年9月1日
    セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 22歳 1995年8月27日
    ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 22歳 1996年2月27日
    エステバン・オコン フォース・インディア 21歳 1996年9月17日
    マックス・フェルスタッペン レッドブル 20歳 1997年9月30日
    シャルル・ルクレール ザウバー 20歳 1997年10月20日
    ランス・ストロール ウィリアムズ 19歳 1998年10月29日
  • 【F2】 ランド・ノリス、マクラーレンのF1シミュレーターで開幕戦に準備

    【F2】 ランド・ノリス、マクラーレンのF1シミュレーターで開幕戦に準備

    ランド・ノリスは、来週末のバーレーンでのフォーミュラ2開幕戦にむけてマクラーレンのF1シミュレーターを使って準備をしていると語った。

    2018年のF1世界選手権でマクラーレンの公式テスト兼リザーブドライバーを務めるランド・ノリス(18歳)は、並行してカーリンからフォーミュラ2に初参戦する。

    「ここ数日間はシミュレーターで走ってきたし、次のトラックを学ぶために1日の約5分の1くらいを捧げきた」とランド・ノリスはコメント。

    「今ではどのエリアでプッシュできるか、タイヤをセーブできるかを把握しているし、できるだけ多くのトラックの情報を得ている」

    現役ヨーロッパF3選手権チャンピオンのランド・ノリスは、フォーミュラ2で適応しなければならなかった主な違いを概説した。

    ランド・ノリスは、ポール・リカールで開催されたF2のプレシーズンテスト1回目をトップで終え、2回目のバーレーンでのテストでは10番手タイムだった。

    「F2マシンはF3よりもかなり重いし、かなり多くのダウンフォースとパワーがある」とランド・ノリスはコメント。

    「おそらくそこが最大の違いだと思うけど、2番目に大きいのはタイヤだ。F3ではハンコックだったけど、F2ではピレリを走らせる。予選での一発でグリップを最大にするために適切な作動ウインドウに入れる方法を知ることが重要だ」

    「レースでは完全に変えなければならないし、45分のスプリントレースでタイヤをセーブするための方法を本当に理解しなければならない」

    ランド・ノリスは、F2がサポートレースとして開催されないグランプリでは、マクラーレンのリザーブドライバーとしてシミュレーターでマクラーレン MCL33の開発の手助けをしている。

    「F2で走らないレース週末にはレースのサポートをすることになる。彼らがレース中にフィードバックを与えているときにシミュレーターに乗って、週末を通してチームが改善することを手伝う」

    「もちろん、今年はテスト兼リザーブドライバーなので、重要な日々を過ごすことになる。昨年のようにルーキーデイに数日間テストで走る予定だ」

    「またF1で走るチャンスを得られることを本当に楽しみにしている。そして、週末にチームともっと多くの時間を過ごして、F1についてできる限り多くのことを学んでいくつもりだ」

  • トロロッソ、ホンダとの初陣で戦力ダウンが露呈?

    トロロッソ、ホンダとの初陣で戦力ダウンが露呈?

    トロロッソ・ホンダの初陣となった2018年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPは厳しい結果となった。

    マクラーレンのエンジンサプライヤーだった3年間で信頼性とパフォーマンス不足が露呈していたホンダは、今シーズンから新たにトロロッソとタッグを組んだ。冬季テストではホンダのF1パワーユニットに大きな信頼性トラブルは発生せず、あとはどれだけ速さを見せられるかという疑問を残して開幕戦を迎えた。

    その疑問は初日のフリー走行から不安となって現れる。ブレンドン・ハートレーはトップから1.994秒差の16番手、ピエール・ガスリーは2.014秒の17番手タイム。ザウバーの2台とウィリアムズの新人セルゲイ・シロトキンをわずかに上回るタイム。だが、予選・決勝ではまだ速さを見せるのではないかとの期待をもたせた。

    だが、予選ではブレンドン・ハートレーが16番手、ピエール・ガスリーは20番手と2台揃ってQ1で敗退。金曜日から序列が変化することはなかった。特に昨年とのラップタイム比較では大きな不安を残した。残りのチームが昨年よりもタイムを改善しているのに対し、トロロッソ・ホンダだけが昨年からタイムを下げていたのである。

    予選ベストラップ 前年比

    チーム 2018年 2017年 改善幅
    マクラーレン 1:23.692 1:25.425 -1.8
    ザウバー 1:24.556 1:26.465 -1.7
    レッドブル 1:21.879 1:23.485 -1.6
    ルノー 1:22.532 1;24.975 -1.1
    フォース・インディア 1:24.005 1:24.997 -1.1
    メルセデス 1:21.164 1.22:188 -1.0
    ハース 1:22.187 1:24.074 -0.9
    フェラーリ 1:21.828 1:22.458 -0.6
    ウィリアムズ 1:24.230 1:24.443 -0.2
    トロロッソ・ホンダ 1:24.532 1:24.443 +0.04

    迎えた決勝でも戦いに交わることはできず、ブレンドン・ハートレーが最下位15位。ピエール・ガスリーはリタイアという厳しいスタートとなった。

    レースペースでは戦力ダウンが顕著に現れるものとなった。レースペースを改善できなかったのはハース、ウィリアムズ、トロロッソの3チーム。だが、ハースは25周目に2台がリタイアしており、各チームがファステストタイムを記録したレース後半にはコース上にいなかった。ウィリアムズも昨年フェリペ・マッサが記録したタイムを下回ったものの、ランス・ストロール個人としてはタイムを改善させている。実質、レースペースを改善できなかったのはトロロッソ・ホンダだけとなる。

    決勝ファステストラップ 前年比

    チーム 2018年 2017年 改善幅
    マクラーレン 1:26.958 1:29.440 -2.4
    ルノー 1:27.081 1:28.486 -1.4
    レッドブル 1:25.945 1:26.964 -1.0
    フォース・インディア 1:27.600 1:28.336 -0.7
    フェラーリ 1:26.373 1:26.538 -0.4
    ザウバー 1:28.759 1:29.052 -0.2
    メルセデス 1:26.444 1:26.593 -0.1
    ウィリアムズ 1:28.511 1:28.045 +0.4
    ハース 1:28.805 1:27.568 +1.2
    トロロッソ・ホンダ 1:28.176 1:26.711 +1.4

    特に戦力の差となって現れたのはドライバーだ。昨年、トロロッソは3年目のカルロス・サインツと4年目のダニール・クビアトでシーズンをスタート。カルロス・サインツはルノーに移籍する直前のF1シンガポールGPのレースでは4位入賞を果たしている。しかし、後任として加入したピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは1度ずつQ2に進出したのみ。特に後半戦はルノーのF1パワーユニットに信頼性トラブルはあったものの、最高位はピエール・ガスリーの12位。ポテンシャルのあるマシンでポイントを獲得することはできていなかった。

    F1オーストラリアGPでも、二人の事実上ルーキードライバーにはミスが多かった。アルバート・パークが初めてのコースであり、フリー走行3回目が雨という悪条件があったものの、予選ではピエール・ガスリーが予選でコースアウトを喫して最下位20番手、決勝ではブレンドン・ハートレーがオープニングラップの1コーナーでブレーキをミスして大きなフラットスポットを作り、早々に戦線から脱落している。

    結果はシャシー、エンジン、ドライバー、チーム力で決まるもの。トロロッソが今季型シャシーで失敗をした可能性もあるが、残りの要素も大きな割合を占めることになる。

    ホンダに関しては、昨年のマクラーレン・ホンダの予選ベストタイムはフェルナンド・アロンソの1分25秒872、今年はブレンドン・ハートレーが1分24秒532をマークしており、ホンダのF1パワーユニットとしては約1.4秒のタイムアップを果たしたことになる。しかし、決勝でMGU-Hの故障でリタイアという開幕戦で最もやってはいけない信頼性トラブルが発生した。

    トロロッソの両ドライバーは、予選で0.2~0.3秒を稼げればQ2に進出できており、マシンにはポテンシャルがあると語っている。だが、自らが招いたミスによりそれを実現できなかったわけであり、他のドライバーも完璧な仕事ができていたわけではない。経験不足というハンデは、今後のレースの様々な場面でさらに大きな違いを生り、“ドライバーのミス”が注目ワードとなるかもしれない。

    ターゲットに挙げたフォース・インディアは、開幕戦に“ほぼ新車”を持ち込んでおり、フリー走行3回目でセットアップを見送って、第2戦バーレーンGPに照準を合わせている。また、ホンダの元相方のマクラーレンは予選ペースで1.8秒、レースペースでは2.4秒という改善を果たしている。マクラーレンもまた冬季テストの信頼性トラブルにとって開幕戦仕様のマシンは妥協を強いられており、第2戦ではさらなるタイムアップを見込んでいる。

    2018年のF1世界選手権のメルセデス、フェラーリ、レッドブルの上位グループ、ハース、マクラーレン、ルノー、フォース・インディアの中位グループ、そして、トロロッソ・ホンダ、ウィリアムズ、ザウバーの下位グループという勢力図がより明確になったと感じられた開幕戦。

    序盤戦で、中団グループの中でマクラーレンやフォース・インディアのテールを追いかける位置につけるにはまだまだ多くの課題が残っている。

    昨年、マクラーレン・ホンダは初ポイント獲得まで8戦を要した。トロロッソ・ホンダは何戦を要することになるだろう?

  • カルロス・サインツ:2018 F1バーレーンGP プレビュー

    カルロス・サインツ:2018 F1バーレーンGP プレビュー

    ルノーF1のカルロス・サインツが、F1バーレーンGPへの意気込みを語った。

    カルロス・サインツ (ルノー)
    「サーキットはブレーキシステムに厳しいし、セッションのタイミングによっていくつかのブレーキポイントは微妙に変化する。照明の下で夜にレースをするのはいつもクールだし、それがこのレースをカレンダーのなかでもユニークなものにしている」

    「シーズンの開幕戦でポイントを獲得することは常に重要だし、ペースはあったので、バーレーンでクルマに乗るのが待ち切れない」

    関連:2018年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ニコ・ヒュルケンベルグ:2018 F1バーレーンGP プレビュー

    ニコ・ヒュルケンベルグ:2018 F1バーレーンGP プレビュー

    ルノーF1のニコ・ヒュルケンベルグが、F1バーレーンGPへの意気込みを語った。

    ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
    「バーレーン・インターナショナル・サーキットは、砂漠の真ん中にある素晴らしい施設だ。トラック自体は自然の要素、とりわけ風によるさらなるチャレンジが加えられてとてもテクニカルだ」

    「暑さが保証されているし、雰囲気がいいので、バーレーンは本当に楽しみにしている。オーストラリアを終えて、エンストンやヴィリーからポジティブなメッセージを送ることができたけど、僕たちは上位との差を縮める必要があるし、そこが課題だ」

    関連:2018年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ルイス・ハミルトン 「フェラーリはパフォーマンスを秘めている」

    ルイス・ハミルトン 「フェラーリはパフォーマンスを秘めている」

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、2018年のフェラーリにはF1オーストラリアGPで示したよりも優れたペースがあると感じている。

    F1オーストラリアGPではセバスチャン・ベッテルが優勝したが、パフォーマンスというよりも巧妙な戦略決定によるところが大きかった。予選でルイス・ハミルトンは2番手のキミ・ライコネンに0.6秒差をつけている。

    「みんなが僕たちの“パーティモード”がどれくらい速いかについて話しているけど、ライコネンは第1スティントでとても速かったし、簡単には引き離すことができなかった」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「心のなかではセバスチャンとレースをしていた。フェラーリ勢は常に他と争うように仕向けてくる。彼らには二人のエースがいるし、2つのジョーカーを持っている。1人をピットに入れて、アンダーカットから守ることを強いてくる。でも、もう一人はクリーンエアにいる。心のなかでは自分がレースをしていると考える『とにかく3番手に注意しろ』と感じていた」

    ルイス・ハミルトンは、予選でもフェラーリ勢は見た目よりも近づいていたと主張する。

    「キミは素晴らしい走りをしていたし、全体的に週末を通して速さがあった。セバスチャンが(Q3)で良いラップができていたかはわからない。見た目よりも彼らのパフォーマンスは優れていると思う」

    だが、ルイス・ハミルトンは、今週末のバーレーンで優勝することで開幕戦の失望を埋め合わせることができると自信をみせている。

    「チームの全員がそう感じているけど、素晴らしい仕事がなされているし、ポジティブなことをかなり得られた。僕たちには素晴らしいクルマがあったし、僕たちはまだワールドチャンピオンだ。いくつか調整すれば次のレースでは勝てる。僕はそう信じている」