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  • 角田裕毅 2026年アルピーヌF1移籍の望み消滅 ブリアトーレ「興味はない」

    角田裕毅 2026年アルピーヌF1移籍の望み消滅 ブリアトーレ「興味はない」

    角田裕毅の2026年アルピーヌF1移籍の可能性は、フラビオ・ブリアトーレが外部候補に「興味はない」と明言したことで事実上消滅した。角田裕毅はバクーで「私の仕事は速く走って、正しい結果を出すことです」と語り、他チームとの交渉に関与する意思がないことを示した。

    ブリアトーレはアルピーヌのセカンドシートについて、現役のフランコ・コラピントとリザーブのポール・アーロンの二択だと断言。

    角田裕毅を含む外部のドライバーに関しては「全く興味がない」と突き放し、移籍の望みは閉ざされた。

    「他の可能性は見ていない」とブリアトーレは記者団に語った。彼は以前から、この選択肢は現ドライバーのフランコ・コラピントとチームリザーブのポール・アーロンに絞られていると強調していた。

    「フランコとポールの間だ。ポールはとてもナイスな男で、とても速いドライバーだ。そして私はチームにとって何がベストなのかを理解する必要があるんだ、分かるだろ?」

    角田裕毅のレッドブル外でのF1キャリア復活のわずかな望みは、ブリアトーレのこの発言で大きく後退した。ブリアトーレは他の候補に「全く興味がない」と繰り返し、外部ドライバーを検討する考えはないことを強調した。

    「以前はね、私はグリッド上のドライバーの50%をマネジメントしていたから、人々に気を狂わされていたんだ。今は、誰もマネジメントしていない。気にしない。興味はない」と75歳の彼は語った。

    「私の唯一の関心は、利用可能なベストドライバーをリクルートし、我々と共に可能な限りベストの仕事をすることだ。それだけのことだ」

    さらにブリアトーレは、真の才能は常に明白だと語り、現在のジュニアカテゴリーにはその資質が欠けていると断じた。

    「シューミ(ミハエル・シューマッハ)がザウバーとグループCでレースしていたとき、彼はすべてのレースに勝っていたのを覚えている」と語る。

    「GP2でも同じだった。ハミルトンは常に表彰台にいた。フェルナンドはフォーミュラ3カーか何かをドライブしていて、彼はすべてのレースに勝っていた。ミナルディで彼をテストしたとき、ジャンカルロ(ミナルディ)が私に電話してきて『こんなものは見たことがない』と言ったのを覚えている」

    「残りの連中? F2やF3のレースを見たか? あるレースでは勝つが、次のレースでは14位、その次は3位、またその次は12位だ」

    角田裕毅にとっては、レッドブルの支援がなければ前途は暗い。角田裕毅はバクーで次のように語った。

    「他のチームと話したり、そういうことをするのは僕の仕事ではありません。私の仕事は速く走って、正しい結果を出すことです」

  • 角田裕毅 ホンダRA272でメキシコGPデモ走行 ホンダF1初優勝60周年記念

    角田裕毅 ホンダRA272でメキシコGPデモ走行 ホンダF1初優勝60周年記念

    角田裕毅が、ホンダにF1初優勝をもたらした伝説のマシン「RA272」を駆り、F1メキシコGPでデモ走行を行うことが決まった。1965年にリッチー・ギンサーが勝利を挙げてから60周年を迎える節目の特別プログラムとなる。

    会場は、当時ホンダが歴史的快挙を達成したエルマノス・ロドリゲス・サーキット。日本人F1ドライバーとして角田裕毅がステアリングを握り、挑戦と栄光の歩みを象徴する走りを披露する。

    ホンダは今年、F1で初勝利を収めてから60周年を迎える。その記念の一環として、現地時間10月26日(日)にエルマノス・ロドリゲス・サーキット(メキシコシティ)で開催されるF1メキシコグランプリのプログラムにおいて、今シーズンレッドブル・レーシングから参戦している角田裕毅による、ホンダに初優勝をもたらしたマシン「Honda RA272」のデモ走行が決定した。

    1965年10月24日に開催されたF1メキシコグランプリにて、ホンダはRA272を駆ったリッチー・ギンサーにより、日本の自動車メーカーとして初めて世界最高峰の舞台で勝利を収めた。RA272はホンダがフルコンストラクターとして挑んだ2年目のF1マシンで、1.5L V12エンジンを搭載し、白地に日の丸をあしらったその姿は、日本のモータースポーツの歴史を切り拓いたシンボルともいえる。

    今回のデモ走行に向け、ホンダコレクションホール所蔵のRA272にHRCのエンジニアが特別なメンテナンスを実施。そして、ホンダがF1初勝利を収めたエルマノス・ロドリゲス・サーキットで、ホンダを代表して日本人F1ドライバーの角田裕毅がRA272をドライブする。

    ホンダは創業当初から「レースは人と技術を鍛える場」として挑戦を続けてきた。今年は7月の英国2025 Goodwood Festival of Speedおよび8月の米国Monterey Car Weekでのウィリアムズ・ホンダ FW11デモ走行、そして今回のメキシコグランプリでのRA272のデモ走行と、60年にわたる挑戦と勝利を振り返る特別プログラムを展開している。2026年からのF1参戦に向け、パワーユニット開発を進めるとともに、挑戦を通じて人と技術を磨き続け、世界中のモータースポーツファンやHondaファンに夢や感動を届けていく。

    角田裕毅
    「ホンダがF1で初めて勝利を挙げた特別な場所でRA272を再びドライブできることを光栄に思います。60年前にRA272が日本のモータースポーツの歴史を切り拓いたサーキットで自分が走らせることは、特別で感慨深い経験です。Hondaが積み重ねてきた挑戦の歴史を胸に、ファンの皆さんに夢と情熱を感じていただける走りをお見せしたいと思います」

    渡辺康治(ホンダ・レーシング 代表取締役社長)
    「1965年にHondaが初勝利を飾ったメキシコの地で、60年の時を経てRA272が再び走ることを非常にうれしく思います。そして、その歴史あるマシンを、日本を代表するF1ドライバーである角田選手がドライブすることは大きな意味を持ちます。Hondaの挑戦の歴史を振り返るとともに、これからの夢と希望をファンの皆様とわかちあえる貴重な機会になると信じています」

    角田裕毅 ホンダRA272(本田技研工業)

    ホンダの主なF1活動
    1964年-1968年 エンジン・車体を含めたオールホンダとして参戦
    1965年 メキシコグランプリで初優勝
    1983年-1992年 エンジンサプライヤーとして参戦
    1986年 ウィリアムズ・ホンダとしてコンストラクターズチャンピオンを獲得
    1987年 ウィリアムズ・ホンダとしてドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンのダブルタイトル獲得
    1988年-1991年 マクラーレン・ホンダとして4年連続でドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンのダブルタイトル獲得
    2000年-2005年 B・A・R ホンダとしてエンジン供給と車体の共同開発による参戦
    2006年-2008年 エンジン・車体を含めたオールホンダとして参戦
    2015年-2017年 パワーユニットサプライヤーとして参戦(マクラーレンに供給)
    2018年 スクーデリア・トロロッソにパワーユニット供給を開始
    2019年 レッドブル・レーシングにパワーユニット供給を開始
    2021年 レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手がドライバーズチャンピオン獲得
    2021年をもってF1参戦を終了
    2022年 レッドブル・パワートレインズへHRCが技術支援を開始。レッドブル・レーシングとマックス・フェルスタッペン選手がコンストラクターズチャンピオンとドライバーズチャンピオンのダブルタイトル獲得
    2023年 2026年からのF1再参戦を発表。コンストラクターズチャンピオンとドライバーズチャンピオンのダブルタイトルを2年連続で獲得
    2024年 マックス・フェルスタッペン選手がドライバーズチャンピオン4連覇を達成

  • 角田裕毅 2026年は「レーシングブルズ復帰が有力」とF1パドック情報筋

    角田裕毅 2026年は「レーシングブルズ復帰が有力」とF1パドック情報筋

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1アゼルバイジャンGPで今季自己最高の6位を記録し存在感を示した。しかし、来季2026年の去就については「レーシングブルズ復帰が有力」との見方がパドック情報筋から伝えられている。

    チーム内での厳しい評価やアイザック・ハジャーの昇格説が強まる中、角田裕毅に残された猶予はあとわずか。メキシコGP前後に発表される見通しのレッドブルの来季ラインアップを前に、今後の数戦が大きな意味を持つことになりそうだ。

    角田裕毅はバクーで6番グリッドからスタートし、6位でフィニッシュ。日本GPでリアム・ローソンに代わってレッドブルへ昇格して以来、最高の結果となった。しかし、その前までの獲得ポイントはわずか9にとどまり、コンストラクターズ争いへの貢献度を不安視する声もあった。ここ数か月の不振により、来季はアイザック・ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトに昇格するとの見方が広まっている。

    実際、アゼルバイジャンGPでもローソンが予選3番手から5位入賞を果たし、角田裕毅の6位を上回った。この状況についてスカイスポーツF1のテッド・クラヴィッツは、バクー後の「テッドのノートブック」(9月21日放送)で次のように語った。

    「ここに裕毅がいる。今日は本当に素晴らしかった」

    「本来の角田裕毅が戻ってきた。ブレスレットを受け取ったばかりのようだが、とても堅実な6位だった」

    「非常に良い走りで、彼が再びレッドブルのポイント圏内に戻ったのは嬉しいことだ。これでレッドブルのドライバープログラムに残るための足掛かりになるだろう」

    「そう、来年はおそらくレーシングブルズに戻ることになると思う。だが、こうしたポイントを重ねれば、レーシングブルズのあのチームに確実に居場所を得られるだろう。素晴らしい仕事ぶりだ」

    レース終盤、ランド・ノリスはフレッシュなタイヤで角田裕毅を追い、チームメイトのオスカー・ピアストリとの選手権争いの差を縮めようとした。

    角田裕毅にとっては個人的な戦いでもあったが、ノリスを抑えたことはフェルスタッペンのタイトル争いにわずかながらも希望を残すことにつながった。フェルスタッペンは首位ピアストリとの差を69ポイントに縮め、残り7戦を迎えている。

    ノリスは角田裕毅とのバトルについて次のように語った。

    「僕たちは悪くなかったと思うけど、角田についていくのがやっとだった」

    「コースの一部では、レッドブルは信じられないほど速かった」

    「一部のセクションではまったくついていけなかった。今回は明らかに苦しんだよ」

    もし角田裕毅がレーシングブルズに復帰する場合、チーム代表アラン・パーメインはローソンを残すか、それともアービッド・リンドブラッドを昇格させるかという難しい決断を迫られる。

    レッドブル首脳陣の中にはローソンの振る舞いに懸念を抱く者もいるが、この段階で彼はレースごとに改善を見せている。

    一方、リンドブラッドは今季のF2で苦戦しており、F1でのパフォーマンスの物差しにはならない面もあるとはいえ、18歳という若さを考えるともう1年F2で経験を積むのが妥当だという見方もある。

    関連:角田裕毅 ホンダが2026年レーシングブルズF1契約を個人スポンサー支援?

  • 女優・松井愛莉がF1愛を語る「角田裕毅選手は私の推しです!」

    女優・松井愛莉がF1愛を語る「角田裕毅選手は私の推しです!」

    女優・松井愛莉が、コンバース2025年秋冬「SPORTSWEAR」コレクションの新ビジュアルに登場。ナチュラルで上品な佇まいで最新コレクションを着こなした。

    撮影後のインタビューでは、お気に入りのアイテムやリフレッシュ方法に加え、最近ハマっているF1や角田裕毅選手への思いについても語り、等身大の素顔を見せた。

    コンバースの「SPORTSWEAR」より、『Origin in Motion』をテーマにした2025年秋冬シーズンの新作コレクションが登場した。発売は2025年9月19日(金)から順次開始されている。

    本コレクションは、ブランドの象徴である星のモチーフを大胆に取り入れたデザインや、アーカイブやクラシックなカジュアルウェアから着想を得たスタイル、存在感のあるダイヤモンド型ロゴをあしらったアイテムを展開。レディースアイテムには、カレッジスタイルとコンバースらしいカラーリングを掛け合わせたバリエーションも加わり、多様なライフスタイルにフィットするラインアップとなっている。

    第1弾では、光沢感のある生地にユーズド感をほどよく効かせたヴィンテージライクな薄手デニムをメインに展開。撥水機能も備え、スタイル性と実用性を兼ね備えたアイテムに仕上がっている。他にも、サイドラインがアクセントになるジャージや、軽やかなナイロン素材のセットアップ、プリントやロゴがポイントのロンTなど、初秋から取り入れやすい多彩なアイテムを揃えた。

    今シーズンは、女優・モデルとして活躍する松井愛莉をモデルに起用。ナチュラルで上品な佇まいと芯のある存在感で、秋冬コレクションの多彩な表情をスタイリッシュに着こなした。

    松井愛莉 F1 角田裕毅

    撮影後のインタビューで、松井は着用したウェアについてこう語った。

    「どれもすごく可愛かったです!特に、デニム風の生地で作られたジャケットとスカートは、ストレッチが効いていてすごく着心地がよかった。スカートのお尻部分にあるスターロゴもアクセントになっていて、すごく可愛いなと思いました」

    好きなスポーツについては「観るのはサッカーが好きですね。最近では中学のときにやっていたバレーボールを再開しました!都内の体育館を借りて友達と集まって、ポジションを決めずにローテーションしながらラフに楽しんでいます(笑)」と話した。

    リフレッシュ方法については「自然の中に身を置くことが一番のリフレッシュ。森や水辺のような場所に行くと心も体も軽くなって元気になれるんです」と答え、故郷・福島の自然を愛する一面を披露した。

    そして“マイブーム”については、意外な趣味を明かした。

    「実は、F1が好きでよく観ています。毎週の配信を楽しみにしていて、日本人レーサーの角田裕毅選手を応援しています!私の推しです!(笑)」

  • 角田裕毅が勝者選出:2025年F1アゼルバイジャンGP WINNERS & LOSERS

    角田裕毅が勝者選出:2025年F1アゼルバイジャンGP WINNERS & LOSERS

    2025年F1アゼルバイジャンGPは、予選と決勝を通じてドラマが満載となり、マックス・フェルスタッペンがそのすべてを切り抜けて、スーパー・ポールと勝利を手にした。

    一方でレッドブルが祝う陰で、多くのライバルたちは「何が起こり得たのか」と思いながら空港へと向かうことになった。ローレンス・バレットがバクーでの勝者と敗者を選んだ。

    勝者:マックス・フェルスタッペン
    レッドブルはバクーで最速のマシンを持っていたわけではなかったが、マックス・フェルスタッペンはそれでも2025年の6回目のポールポジション(今年最多のポール数)を獲得し、バクーでは初めてポールを獲得する方法を見つけ出した。

    カルロス・サインツをターン1で抑え込んだ後、よりグリップの少ないハードコンパウンドタイヤでスタートし、先頭に立つと、そのリードが脅かされることはなかった。

    今シーズン、彼は選手権ライバルのランド・ノリスよりも多くの周回をリードしており、この勝利は2連勝であり、カナダ以来表彰台に上がっていなかった後の3戦連続トップ3フィニッシュとなった。

    4度の現役ワールドチャンピオンは、選手権リーダーのオスカー・ピアストリとの差を94ポイントから69ポイントに縮めた。依然として大きなハンデではあるが、この調子がハイダウンフォースのサーキットに戻った時にも続けば、タイトル争いに再び加わることができるかもしれない。

    F1 アゼルバイジャンGP マックス・フェルスタッペンフェルスタッペンはモンツァに続き、バクーで2連勝を飾った。

    敗者:オスカー・ピアストリ
    今年、初のワールドタイトルを目指す中で無敵に見えたピアストリだが、バクーでは大きくつまずいた。

    昨年のレース勝者は予選で異例のクラッシュを喫し、マクラーレンはシャシー交換を強いられるほどの大きなダメージを負った。

    決勝はさらに悪化し、24歳の彼はスタートジャンプ後にアンチストールが作動して最後尾に落ち、その後グリップ不足を見誤ってターン5でクラッシュした。

    飲み込みがたいレースではあったが、こうした失敗は起こり得るものであり、これまでの輝かしい走りにより、彼は依然として25ポイントのリードを保ち、余裕を持ってシンガポールへ向かう。

    勝者:カルロス・サインツ
    カルロス・サインツは今年速さを見せてきたが、信頼性、運の悪さ、自らのミスなど様々な理由で、それをポイントに結びつけることができていなかった。

    しかしバクーでは見事に結果を残し、今季2度目のQ3進出を果たすと、予選で2番手を獲得してフロントローを手にした。

    これは2021年ベルギーGPのジョージ・ラッセル以来となるウィリアムズのフロントローであり、サインツがアゼルバイジャンでチームメイトを予選で上回ったのは初めてだった。

    決勝では持ち味を発揮し、タイヤとペースを見事にマネジメントして、ウィリアムズに2017年同じバクー以来となるフルレングスレースでの表彰台をもたらした。

    獲得した15ポイントはそれまでの16にほぼ倍加し、選手権順位を6つ上げて12位とし、ウィリアムズのコンストラクターズ5位の地位を強固にした。

    F1 アゼルバイジャンGP カルロス・サインツJr.サインツがウィリアムズで初の表彰台を祝う

    敗者:アレックス・アルボン
    サインツが輝いた一方で、チームメイトのアレックス・アルボンは珍しく精彩を欠いた週末となった。

    予選ではターン1のイン側ウォールに接触してフロントサスペンションを破損し、今季3度目のQ1敗退となった。

    決勝では挽回したもののペースは遅く、フランコ・コラピントとの接触でアルピーヌをスピンさせ、10秒ペナルティを受けた。

    その結果、11位走行から13位に降格し、過去6戦で2度目のノーポイントとなった。

    勝者:リアム・ローソン
    間違いなく、これはリアム・ローソンにとってF1でのベストウィークエンドであり、来季の残留をかけてレッドブルに自らをアピールする絶好のタイミングで訪れた。

    ニュージーランド人ドライバーはプレッシャーの中でキャリア最高の予選3位を決めた。

    そして決勝でも冷静な走りを見せ、キャリア最高の5位を獲得し、2戦連続ノーポイントの流れを断ち切った。

    この大量得点はレーシングブルズをコンストラクターズ6位へ押し上げ、アストンマーティンを追い落とすことにもつながった。

    F1 アゼルバイジャンGP リアム・ローソンローソンはバクーで自己最高位を祝った。

    敗者:フェラーリ
    この週末、フェラーリは金曜に非常に強力な走りを見せ、多くの期待を抱かせた。ルイス・ハミルトンがフリープラクティス2で1-2を率い、その後メディアに「ようやくブレーキに自信と快適さを得られた」と語ったのだ。

    しかし彼はQ3に進出できず、チームメイトのシャルル・ルクレールがクラッシュしてイエローフラッグが出され、最初のアタックを中止させられたことも影響し、最終的に12番手からスタートして8位に終わった。

    ルクレールはバクーでの4戦連続ポールが途絶え、これまで得意としたサーキットでなぜ快適に走れなかったのか説明できずにいた。

    決勝でも冴えず、フレデリック・バスール代表によれば、彼は1周あたりコンマ数秒を失うエンジンの問題を抱えていたという。最終的に9位でフィニッシュし、フェラーリはコンストラクターズ選手権でメルセデスに抜かれて3位に落ちた。

    F1 アゼルバイジャンGP シャルル・ルクレールフェラーリにとって厳しい週末のハイライトはこの予選クラッシュだった。

    勝者:ジョージ・ラッセル
    ジョージ・ラッセルは呼吸器系のウイルスに苦しみ、木曜のメディアデーを欠席、金曜と土曜も医師の判断でメディア対応を免除されて休養していた。しかし日曜の2位は驚異的な成果だった。

    イギリス人ドライバーはグリッド5番手からスタートし、序盤は角田裕毅に抜かれたものの、それを取り返し、素晴らしいペースと戦略でサインツをオーバーカットして2位に浮上した。

    これで今季7度目の表彰台、バクーでは4年で3度目の表彰台となり、メルセデスにとって2019年以来のアゼルバイジャンでのベストフィニッシュとなった。彼らはコンストラクターズ選手権で2位に浮上した。

    敗者:マクラーレン
    残り7戦でコンストラクターズ選手権を守ろうとバクーに乗り込んだマクラーレンだったが、今季最も競争力を欠いた週末の一つとなった。

    彼らは予選でランド・ノリスが7位、ピアストリはQ3でのクラッシュにより9位がベストだった。決勝ではピアストリが1周目にクラッシュし、ノリスに望みを託すしかなかったが、前進するペースがなく予選と同じ順位でゴールした。

    これは2023年ラスベガスGP以来最低のポイント獲得であり、コンストラクターズタイトル獲得は少なくともシンガポールまで持ち越しとなった。

    勝者:キミ・アントネッリ
    キミ・アントネッリは、イタリアでのパフォーマンスを「期待外れ」と評したトト・ヴォルフ代表の言葉を背にバクーに乗り込んだ。

    プレッシャーの中で崩れる可能性もあったが、彼はシルバーアローが期待した通り、フリープラクティス初日から決勝のチェッカーフラッグまで安定したパフォーマンスを披露し、4位でフィニッシュした。

    アントネッリが予選でラッセルを上回ったのは今季2度目であり、6月カナダ以来最大のポイントを獲得した。

    F1 アゼルバイジャンGP アンドレア・キミ・アントネッリバクーでは完全な週末を過ごし、4位でゴールした。

    敗者:ハース
    金曜には速さを見せ、オリー・ベアマンがプラクティス2で5位と目を引く走りをしたが、予選でミスをしてウォールにヒットし、15番手スタートとなった。チームメイトのエステバン・オコンはさらに厳しく、18位からの出走資格剥奪で最後尾スタートとなった(リアウイングの違反による)。

    決勝ではどちらのマシンも順位を上げられず、2戦連続ノーポイントとなり、ウィリアムズとレーシングブルズがそれぞれ5位と6位でリードを広げた。

    勝者:角田裕毅
    レッドブルでの将来が不透明になり、レーシングブルズのアイザック・ハジャーの好走も重なって、角田裕毅には近週ますますプレッシャーがのしかかっていた。

    だが、彼はバクーでようやくクリーンな週末をまとめあげた。土曜には15戦目にして初めてトップ6のグリッドを獲得した。

    金曜のプラクティスで抱えていたレースペース生成の問題を解決し、その成果を日曜に示して、2024年オースティン以来となるレッドブルの2台目のトップ8フィニッシュを達成した。

    これは彼にとって今季最高の結果であり、シンガポールへ向けて手応えを得ることとなった。

  • 「とても笑顔だった」 レッドブルF1マルコが角田裕毅の背中をたたき称賛

    「とても笑顔だった」 レッドブルF1マルコが角田裕毅の背中をたたき称賛

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1アゼルバイジャンGPでチーム加入後自己最高位となる6位でフィニッシュ。最終スティントではマクラーレンのランド・ノリスを抑え切り、厳しい状況の中で存在感を示した。

    レース後には、レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコが角田裕毅の背中をたたき、「とても笑顔だった」と伝えられている。沈んだ様子が続いていた近戦とは一変、はつらつと跳ね回る姿を見せた角田裕毅に、チーム内の評価も変化の兆しが出ている。

    角田裕毅の奮闘とマルコの反応
    アゼルバイジャンGPはマックス・フェルスタッペンがシーズン4勝目を挙げ、レッドブルにとって満足のいく週末となった。しかしチームにとってもう一つの朗報は、角田裕毅が予選6番手からスタートし、決勝でノリスを抑え切って6位を守り抜いたことだった。

    ヘルムート・マルコは「角田のラップタイムはマックスとほぼ同等だった瞬間があった」と述べている。今季、何度もフェルスタッペンと比較されてきた角田にとって、大きな達成であった。

    ジャーナリストのジョン・ノーブルは『The Race F1 Podcast』で、角田裕毅がモンツァ後にシミュレーターで取り組んだ作業が奏功し、マシンで「何かを発見」したと報じた。角田裕毅もローラン・メキースも詳細は明かしていないが、パフォーマンスに直結する要素が快適さをもたらしたとされる。

    ノーブルは「レース後、チームのホスピタリティでマルコが彼の背中をたたき、とても笑顔だった。ローラン・メキースも大変満足していた。角田もこれまでのレースで見せた沈んだ様子や落胆とは違い、はつらつとして跳ね回るような様子だった」と述べ、チーム内での雰囲気が変わりつつあると強調した。

    角田裕毅 レッドブル F1

    迫られる2026年の選択
    角田裕毅は今回のパフォーマンスで評価を高めたが、将来は依然として不透明だ。アービッド・リンドブラッドが2026年にレーシングブルズへ昇格する可能性が高まっており、さらにアイザック・ハジャーがレッドブルへ引き上げられる見通しがある。そうなれば、残るシートを巡って角田裕毅とリアム・ローソンが直接競う構図となる。

    ノーブルは「進歩の兆しがあり、シーズン末までにドライバーを決めたいと考えているローランにとっても、難しい選択になるだけの十分な成果だった」と指摘。角田裕毅の奮闘は確かに評価を得たものの、ローソンもまたバクーで予選3位、決勝5位という自己最高成績を収め、強烈な印象を残した。

    ローソンの躍進と角田裕毅の試練
    マルコは角田裕毅を喜ばしく思った一方で、ローソンの結果により強いインパクトを受けたとみられる。ニュージーランド出身のローソンは決勝で角田裕毅を抑え切り、存在感をさらに高めた。

    スカイスポーツのテッド・クラヴィッツは「角田裕毅はおそらく来季レーシングブルズに戻る」と見立てる一方で、ローソンが自ら外れる立場にならないよう全力を尽くしていると指摘している。

  • ランド・ノリス 角田裕毅への“皮肉発言”が示すマクラーレンF1の苦境

    ランド・ノリス 角田裕毅への“皮肉発言”が示すマクラーレンF1の苦境

    ランド・ノリスはF1アゼルバイジャンGPでの不振を強調する中で、レッドブルの角田裕毅に対して皮肉とも取れる発言をした。

    ノリスはバクーで7位に終わり、チームメイトのオスカー・ピアストリが1周目にリタイアしたことでドライバーズ選手権のポイント差を多少縮めたものの、依然としてピアストリには25ポイントの余裕が残っている。

    さらにノリスは再びピットストップの不具合に見舞われ、右前輪のホイールガンの作動不良でタイヤ交換に手間取ったが、最終的な結果にはほとんど影響しなかったと考えている。

    イギリス人ドライバーは、自身のMCL39のペースに不満を抱いており、リーム・ローソン(レーシングブルズ)と5位を争っていた角田裕毅のレッドブルを抜けなかったことを例に挙げ、パフォーマンス不足を示した。Viaplayのインタビューでノリスは次のように語った。

    「ペースは大したことなかったと思う。角田裕毅にさえついていくのに苦労したからね。もしそれが事実なら、僕たちは明らかに速くないということだ」

    この発言は、角田裕毅が苦しんできた不安定なRB21が近戦で改良されていることを念頭に置いたものだとみられる。ミルトンキーンズ拠点のチームはアップデートで戦闘力を上げ、マックス・フェルスタッペンはモンツァに続いて圧倒的な勝利を挙げた。角田裕毅もまた、元チームメイトのローソンと激しく争いながらチーム加入後自己最高位を記録した。

    角田裕毅 F1 ランド・ノリス

    さらにノリスのインタビュー時の様子をめぐっては、海外ファンの間で議論が巻き起こっている。ノリスはレース後、「レッドブルはあまりにも速すぎてついていけなかった。角田裕毅ですら捕まえられなかったんだ」とコメント。この際に角田裕毅の名前を口にしながら、ニヤリとした笑みや笑いを浮かべたと指摘され、「角田裕毅を見下した発言だ」と受け止める声がSNSや掲示板で広がった。あるファンは「名前を出した後の表情を見ろ。あれは完全にディスだ」と批判している。

    一方で、擁護の声も少なくない。「彼は角田裕毅を切り捨てたわけじゃない。言いたかったのはレッドブルに近づけなかったということで、たまたま前にいたのが角田裕毅だっただけだ」「彼に大した悪意はなかった。ただ自分の言葉がどう聞こえるか分かっていないだけだ」といった意見が寄せられている。また、「ランドの言動は過剰に拡大解釈されている。ネガティブな印象で塗り固めようとしすぎだ」との声もあった。

    ノリスの発言は角田裕毅個人を狙ったものではなく、レッドブルの速さを強調する意図だったと解釈する向きもある。しかし、インタビュー時の表情が“侮辱”と受け取られるか“無意識”と見るかで、ファンの間の受け止め方が大きく割れている。

    この結果とパフォーマンスはマクラーレンにとって警鐘となるものであり、残り7戦を前にフェルスタッペンが選手権争いの周辺に再び顔を出しつつある。

  • 角田裕毅 レッドブルのF1マシン攻略に糸口「シミュレーターで大発見があった」

    角田裕毅 レッドブルのF1マシン攻略に糸口「シミュレーターで大発見があった」

    角田裕毅は、2025年F1アゼルバイジャンGPで予選と決勝の両方で6位に入り、2025年シーズン第3戦に姉妹チームのレーシングブルズから昇格して以来、レッドブルでの自己最高成績を記録した。

    今季は不安定なRB21を抑え込むのに苦戦し、これまで5回しか入賞できずランキング17位と厳しいシーズンを過ごしてきた角田裕毅にとって、今回の結果は数少ない明るい材料となった。同じく以前このマシンを駆ったリアム・ローソンも苦戦を強いられた経緯がある。

    対照的に、チームメイトで世界王者のマックス・フェルスタッペンはここまで17戦で4勝を挙げ、モンツァとバクーで連勝し、ランキング3位につけている。

    角田裕毅の好転は偶然ではなく、モンツァで投入された新しいフロアによるマシンの進化と、新代表ローラン・メキースの技術的アプローチ変更に呼応している。メキースはドライバーからのフィードバックを重視し、モンツァではフェルスタッペンの要望に沿ったセットアップが実現。角田裕毅自身もシミュレーター作業を通じて大きな発見を得た。

    「間違いなくそこで何かを解き放ちました」と角田裕毅は語った。「このアプローチを始めたばかりで、もちろん今のマックスのレベルには達していないかもしれませんが、一歩一歩進んでいて、以前のレース週よりも差は縮まったと思います」

    「間違いなくポジティブですし、自分自身が数週間にわたって努力を重ねてきたことの改善を示せたと思います。追加のシミュレーター作業などが少し実を結んだと感じています。このまま続けていきます」

    角田裕毅は特にロングランペースの改善を強調。予選ではすでに6度Q3進出を果たすなど速さを見せてきたが、決勝での進歩を実感しているという。

    角田裕毅 レッドブル RB21

    バクーでの走りはメキースの目にも留まり、彼は特にレース終盤に角田裕毅が選手権首位のランド・ノリスを抑え込んだ点に感銘を受けた。

    メキースは「彼にとって今季最高のレースだと思う。予選でも強く、決勝ではさらに強かった。細かい数字はエンジニアが正しく出すだろうが、彼は時に2〜3コンマ、稀に4コンマ、マックスから離れていただけだった。マックスは誰も寄せ付けないペースで走っていたので、非常に深刻なペースだった」と語った。

    「我々は彼がマクラーレンやフェラーリに対して必死に守らなければならないと予想していたが、その必要はなかった。彼は実力でそこにいた。ランドは後ろに留まり、あまりプレッシャーをかけられなかった。だからこれは単なる最高リザルトではなく、我々と一緒での最高のレースペースだった」

    今回のバクーは、角田裕毅がレッドブル残留を目指す上で追い風になり得る。クリーンな週末を通じて、彼の実力が明確に示されたからだ。これはモンツァでのフロア損傷によるノーポイントレース後に、メキースが「クリーンサンプルが必要」と述べていた課題に応えるものだった。

    メキースは「我々にとって最も重要だったのは、このクリーンサンプルを得ることだった」と語り、夏休み直前のハンガリーでの17位完走を引き合いに出した。「ブダペストで厳しい時間を過ごした後、彼は休暇に行かずにすぐシミュレーターに戻り、『次の日もチームと一緒に作業する』と言った。彼はレースのない週末も常にエンジニアと作業をし、ドライビングを磨いている。今回の進歩を示せたことを嬉しく思う」

    レッドブルはフェルスタッペンの2026年のチームメイトを10月末に発表する予定で、レーシングブルズの新人アイザック・ハジャーが昇格の最有力候補とされている。しかしバクーで自信を得た角田裕毅がシーズン終盤に強さを見せれば、昇格前の評価を取り戻す可能性も残されている。

    メキースは「ユウキが好調を維持しているのを見るのは良いことだ。彼はそれに値する。だから我々は落ち着いていられる。なぜ急ぐ必要があるだろうか?ドライバーのスピードは消えるものではない。彼らは成長する。そしてこれは自信のスポーツであり、今週末のユウキの自信は非常に高かった。彼は本当に非常に強かった。我々にはまだ時間がある。アブダビまで待たないが、数戦は残されている」と語った。

  • 角田裕毅 「フェルスタッペンのF1ドライバーズタイトル獲得を全力で支える」

    角田裕毅 「フェルスタッペンのF1ドライバーズタイトル獲得を全力で支える」

    角田裕毅(レッドブル)は、アゼルバイジャンGPで今季最高位となる6位を獲得した。勝者マックス・フェルスタッペンとは大きな差が開いたものの、チームにとって貴重なポイントを持ち帰り、同時にチームメイトのタイトル争いを意識した走りを披露した。

    フェルスタッペンはこの勝利でオスカー・ピアストリとの差を69ポイントに縮め、逆転の可能性を残している。角田裕毅は「レッドブルがRB21を正しいウィンドウに入れる方法を見つけた今、この差を軽視できない」と語り、チームがまだ諦めていないことを強調した。

    「各チームは今回のアップグレードで本当に全力を尽くしていると思います」と角田裕毅はバクーで語った。

    「彼らはミリセカンドを削り取ろうとしていて、コーナーごとにコンマ5秒を見つけることは非常に重要なんです。だから、これからのレースでは間違いなくさらに厳しい戦いになると思います」

    その中で、決勝ではレーシングブルズのリアム・ローソンと5位を争う場面もあったが、角田裕毅はあえて攻め込まない判断を下した。ローソン、角田裕毅、ランド・ノリスの3台は最後まで1秒以内に収まっていたが、リスクを避けて冷静に走り切った。

    「ローソンを抜こうとしながらも、ノリスに攻撃の隙を与えないようにするのはとても難しかったです。特に後ろにマクラーレンがいる状況では、チャンピオンシップのこと、チームのこと、そしてマックスのドライバーズチャンピオンシップのことを考えていました」と角田裕毅は振り返った。

    「ローソンに対してインに飛び込んで攻撃できる機会はたくさんありましたが、リスクが大きくて、マクラーレンに僕たち2人とも抜かれる可能性がありました。それはレッドブルのドライバーとして避けたいことでした。だから攻めない判断は正しかったと思います。でも同時に、楽に抜けるほどのペースも足りていませんでした」

    角田裕毅 マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

    さらに角田裕毅は、マシンの変化やチームからのサポートによって手応えを感じているとも語った。

    「クルマにいくつか変更を加えて、大きなサポートを受けました。先週、マックスが僕と少し違うやり方をしているのを見て、それをすぐにシミュレーターで試したらすごくいい感触が得られました。実際のサーキットに持ち込むのは別物ですけど、段階を踏んで試せて、FP2で良い手応えが得られました」

    「まだ自分が目指すレベルには達していませんが、クルマの変更は大きな助けになっていますし、僕のドライビングスタイルとも相性が良いです。今のやり方を続けて、さらに前進していきたいです」

    そして最後に角田裕毅は決意を口にした。

    「僕たちは今シーズンを諦めるつもりはまったくありません。特にマックスのためにドライバーズチャンピオンシップを確実にすることについては。僕はできる限りマシンからパフォーマンスを引き出して、同時に可能な限り彼をサポートしていきたいと思っています」と角田裕毅は述べた。

  • 角田裕毅 F1アゼルバイジャンGPでの飛躍は「夏休み返上で掴んだ突破口」

    角田裕毅 F1アゼルバイジャンGPでの飛躍は「夏休み返上で掴んだ突破口」

    角田裕毅のアゼルバイジャンGPでのレースペースの飛躍は、夏休みを放棄し、レッドブルを窮地から救うために下した決断にさかのぼることができる。

    ハンガリーGP後、8月にF1の他のメンバーが休暇モードに入ったとき、角田裕毅は自分のチームがハンガロリンクで厳しい週末を過ごし、自身が17位、マックス・フェルスタッペンが9位で終えたことを考えると、仕事を放り出す時ではないと感じた。

    彼は日曜の夜にローラン・メキース代表へ、夏休みのために日本へ帰る便をキャンセルすると伝えた。

    代わりに、イギリスへ戻り、レッドブルのシミュレーターに乗ってチームメンバーと共に何がうまくいっていないのか、そしてそれをどう修正できるのかを探ろうと決めた。

    その週に彼が行った作業はいくつかの答えをもたらし、RB21のハンドリング上の癖による苦戦を克服し、自身の改善につなげる唯一の方法は、腰を据えて作業を続けることだと角田裕毅に確信させた。

    ここから角田裕毅が追加のシミュレーターセッションを求める流れが始まり、そのひとつがイタリアGP後に行われたセッションで、先週末の走行感覚を変える助けとなる何かを解き明かした。

    角田裕毅はThe Raceに「今までにこんなペースを持ったことはありません。僕が抱えていたデグラデーションに関しても、今ではすべてがより理にかなって理解できるようになりました」と語った。

    レッドブルに加入して以来、角田裕毅はコース上で困難な時期を過ごしてきたが、チームの視点からすれば、彼の労働倫理が疑問視されたことは一度もなかった。

    メキースはレーシングブルズ時代から角田裕毅を知っている立場で「彼は耳を傾けているし、いいことだ。彼のことをとても嬉しく思っている。彼は非常に一生懸命働いている。彼が懸命に働くことをやめたことはない。ブダペストで厳しい時間を過ごした後、彼は休暇に行かずにシミュレーターへ直行した。レースをしていない週末は、常にエンジニアと一緒に作業しているか、ドライビングについて作業している。彼が進歩を示していることを私はとても嬉しく思っている」と語った。

    角田裕毅(レッドブル) F1 アゼルバイジャンGP

    バクーでの突破口
    そのすべての努力の成果は、バクーで角田裕毅が「大きな」改善だと表現した走りで大きく現れた。

    何を変えたのかについて角田裕毅は口を閉ざしており、チームも詳細を明らかにしていないが、それが効果を発揮したことは疑いようがない。

    角田裕毅はThe Raceに「マシンに何かを変えたのが非常にうまくいっているようで、さらに自分のドライビングについてもかなり努力して改善した微調整がありました。なぜ自分があれほど遅れていたのか理由を見つけたかったので、複数のシミュレーターセッションを試しました。そしてある発見をして、それをこのサーキットに適用したところ非常にうまくいっているようです」と語った。

    その突破口が何であれ、アゼルバイジャンでは6番グリッドからの攻撃的な走りにつながり、メキースが「非常に真剣なレースペース」と評した走りを引き出した。

    ローソンをオーバーカットして5位に届くことはできず、さらに前方の表彰台を争う集団に挑むこともできなかったが、ランド・ノリスやルイス・ハミルトンを抑え込んだ事実は上層部に強く印象づけられた。

    角田裕毅はまだフェルスタッペンの直後を追える段階にはないが、進歩の兆しは明らかで、過去とはまったく異なる状況にいる。

    メキースは「彼にとって我々と一緒にやった中で最高のレースだったと思う。予選でも強かったし、レースでも非常に強かった。時にはマックスから0.2秒、時には0.3秒、4分の1秒以上離れることはほとんどなかった。そしてマックスはあのペースで全員を突き放していた」と語った。

    レッドブル・レーシング チーム代表 ローラン・メキース

    2026年のドライバー選択
    イタリアGPでメキースが「2026年にレッドブルに残留するための角田裕毅の希望は、より良いレースペースを示すことにかかっている」と語っていたことを考えると、バクーでの日本人ドライバーのパフォーマンスは、自身の実力を示す希望をもたらすものとなった。

    レッドブルは角田裕毅の可能性が完全に発揮されたレースの「クリーンサンプル」を望んでいたが、バクーがこれまでで最も良いサンプルとなった。

    冷えたタイヤでピットアウトした直後に飛ぶように速いローソンに抜かれ、DRSトレインに捕まった結末には不満も残ったが、ピットストップ前には十分にクリーンエアで走る区間もあった。

    メキースは「これは単なる彼の最高の結果ではなく、我々と一緒での最高のレースペースでもあった。そしてそれは、我々にとって最も重要だった“クリーンサンプル”を得られたということだ」と語った。

    角田裕毅も、チームがバクーでのパフォーマンスに満足していたとしても、さらに多くを求められていることを理解している。

    さらに、彼はローソンの後ろでフィニッシュした事実を無視するほど天真爛漫ではないだろう。実際、来年のレッドブル・ファミリー内の1つの枠をめぐって、彼が直接対決している相手がローソンなのだ。

    現在どちらを選ぶかは非常に難しく、状況はさらに複雑になっている。というのも、2026年の角田裕毅のレッドブルシート獲得の最有力候補とされているアイザック・ハジャーがバクーで苦戦したからだ。

    F2のアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズのシート候補としてレッドブルに推されていると信じられており、最も可能性の高いシナリオは、ローソンと角田裕毅がもう1つの枠を争っているというものだ。

    メキースにとって、この2026年のレッドブルのラインアップをめぐる複雑な状況には、ドライバーたちが自らを高めるという利点がある。

    ローラン・メキースは「それは我々にとって良いニュースだ。それこそが我々の望みだ ― ドライバーが結果を出すことだ」と語った。

    「ユウキが調子を上げてきているのは良い知らせだし、彼はそれに値する。だから我々がリラックスしていられる理由もそこにある。時間はあるのだ。なぜ急ぐ必要がある? ドライバーのスピードは消えない。ドライバーは進歩する。そしてこれは大きな自信の世界だ。今週末のユウキの自信は間違いなく高かったし、彼は非常に、非常に、非常に力強く走った」と語った。

    ローラン・メキースは「だから我々にはまだ時間がある。アブダビまで待つつもりはないが、間違いなくあと数戦はある」と語った。

    角田裕毅は、その決断が迫る中で、努力に代わるものはないことを十分に理解している。