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  • 角田裕毅 2026年リザーブ残留でレーシングブルズF1復帰のシナリオ残る

    角田裕毅 2026年リザーブ残留でレーシングブルズF1復帰のシナリオ残る

    レッドブルは2026年のラインナップを動かし、リアム・ローソンがシートを守った一方で、角田裕毅はリザーブに回る決断が下された。しかし、このままキャリアが閉ざされるわけではない──元F1ドライバーのラルフ・シューマッハはそう強調している。

    2026年、現役20名のうち唯一開幕戦オーストラリアGPに出走しないのは角田裕毅。ハジャーの昇格とアービッド・リンドブラッドのF1デビューにより、角田裕毅はリザーブとしてチームに残る形となったが、レッドブル内部では“まだ物語は続く”とみる声も根強い。

    一方でレーシングブルズはローソンとリンドブラッドの新体制で挑むが、両者にとって2026年は“生き残りのための一年”となる可能性が高い。

    「ローソンとリンドブラッドは安泰ではない」ラルフの警鐘
    シューマッハは『Backstage Boxengasse Podcast』でレッドブルのドライバー事情について語り、角田裕毅のF1復帰は十分にあり得ると断言した。

    彼は角田裕毅のカタールでの走りを高く評価し、「スプリントも良かったし、予選でのパフォーマンスは“輝き”と言えるものだった」と強調。

    続けてローソン・リンドブラッド体制についても次のように述べた。

    「ローソンはチームにとても馴染んでいる。それはレーシングブルズにとって重要なことだ。経験があり、新車開発が進み、色々なものが変化する。そういう時に“既知の存在”は大きい。リンドブラッドは昇格したルーキーという立場だ」

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅をキープする理由──“両チームを知る存在”の価値
    シューマッハは角田裕毅のリザーブ起用を「極めて理にかなっている」と説明する。

    「もし何かがうまくいかなかった時、両チームとマシンを知るドライバーがいるのは大きな武器だ。レッドブルとしては角田裕毅を保持するのが自然な流れだろう」

    2026年はホンダPUのTPC(旧型車テスト)も引き続き必要となるため、実走経験を持つ角田裕毅は貴重なリソースとなる。
    リンドブラッドは唯一の新人として大量のプライベートテストを行う必要があり、そこで角田裕毅が上回る走りを見せれば、状況が一変する可能性は十分ある。

    ローソンのキャリアも正念場──2026年は“退路なし”の一年
    ローソンにとっても2026年はキャリア最大の勝負所となる。レッドブル本隊への復帰は現時点で想定されておらず、外部チームへの移籍も含めて市場は荒れる見通し。

    問題は「もしリンドブラッドに初年度から負けた場合」。

    その瞬間、ローソンは再び角田裕毅とのシート争いに引き戻される可能性がある。
    2026年のレーシングブルズは、ローソン vs リンドブラッド vs 角田裕毅(リザーブからの逆襲)という、多層的なサバイバルレースが進行することになる。

  • 角田裕毅の処遇発表タイミング レッドブルF1が学んだ“リカルド騒動”の教訓

    角田裕毅の処遇発表タイミング レッドブルF1が学んだ“リカルド騒動”の教訓

    角田裕毅の2026年の処遇が今季最終戦を前に正式発表された。イタリア拠点のレーシングブルズでの来季シート獲得が最も現実的と見られていたが、チームはアイザック・ハジャーをレッドブルへ昇格させ、アービッド・リンドブラッドをF1へデビューさせる判断を下した。

    結果として角田裕毅は2026年、レッドブルのテスト兼リザーブドライバーとして残留することになった。

    フルタイムシートは失うものの、2026年に導入される新レギュレーション下ではリザーブの役割が極めて重要となるため、その存在価値は決して小さくない。

    この発表がシーズン最終戦前に行われた背景には、2024年に起きた“リカルド騒動”があったとされる。ESPNの報道によれば、レッドブルは当時のダニエル・リカルドの扱いをめぐり「混乱したPR状況」を経験し、その反省が今回のタイミングに影響を与えたという。

    レッドブルが避けたかった“リカルドの再現”
    2024年、レーシングブルズはシンガポールGPを最後にダニエル・リカルドの起用を終了していたが、正式発表はレース後から4日遅れて行われた。この遅れが、ファンやパドック内に「きちんとしたお別れの時間が与えられなかった」と捉えられ、大きな批判を呼んだ。

    レッドブルはすでに結論を下していたにもかかわらず、なぜ最終戦前に公表しなかったのかという疑問が残り、“曖昧な沈黙”が不必要な憶測を招いた。本人が翌年に引退を発表したことも相まって、パドック全体が納得のいく形で送り出す機会を逃したことが大きな教訓となった。

    今回の角田裕毅の発表について、ESPNは「チーム内部で“発表を前倒しする”強い押しがあった」と伝えている。リカルドのケースのように、キャリアの節目を曖昧な状態で迎えさせたくない――そうした意識が働いたとみられる。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    アービッド・リンドブラッド昇格は時期尚早なのか?
    18歳のアービッド・リンドブラッドは、2026年F1グリッドで唯一のルーキーとなる。若すぎるとの声もある一方、「早い段階でF1のレベルに触れることが成長の近道」という意見も多い。

    「低いカテゴリーにもう1年置くより、アントネッリのようにF1で学ぶべきだ」という見方もファンコメントで見られ、荒削りでもポテンシャルを評価するレッドブルらしい判断ともいえる。

    2027年に再びチャンスは巡るのか?
    角田裕毅にはすでに“復帰の前例”もある。過去のレッドブル体制でリザーブに回ったアレックス・アルボンは、ウィリアムズで2022年に復帰し、今やチーム浮上の中心的存在だ。また、2023年にリザーブを務めたリカルドも翌年にF1へ復帰している。

    F1では“1年空く=キャリア終了”ではないことを示す好例が続いており、角田裕毅も2027年のグリッド争いに再び食い込む可能性は十分にある。ハースF1チームの小松礼雄(チーム代表)が角田のスキルセットを高く評価していることはすでに知られており、フェラーリが2027年にオリバー・ベアマンを昇格させれば、ハース側に席が空くという巡り合わせもある。

    新レギュレーション初年度となる2026年にレッドブル内部で信頼を積み重ね、2027年の市場で存在感を示せるか。角田裕毅にとって、ここからの一年はキャリアの再構築に向けた重要なシーズンとなる。

  • 角田裕毅 レッドブルのF1シート喪失語る「夢はまだ諦めていません」

    角田裕毅 レッドブルのF1シート喪失語る「夢はまだ諦めていません」

    角田裕毅が自身のSNSを更新。今シーズン限りでレッドブル・レーシングのF1シートを喪失することへの心境を語った。

    レッドブルは12月2日(火)に2026年のドライバー体制を発表。レッドブル・レーシングでは角田裕毅に変えてアイザック・ハジャーを昇格させ、レーシングブルズでは、リアム・ローソンのチームメイトとしてルーキーのアービッド・リンドブラッドを起用することを発表。

    この決定により、角田裕毅はF1で5シーズン・110戦を戦ったのち、2026年はレッドブルのリザーブドライバーとして控えに回ることになった。

    角田裕毅は「まだ終わっていない」とSNSに記した。

    「2026年からはレッドブルのテスト兼リザーブドライバーになり、一度はシートを離れることになりますが、最高のF1ドライバーになる夢はまだ諦めていません」

    「これまで以上に努力してチームに貢献し、グリッドに立つ資格があることを証明したいと思います」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅は2019年のレッドブル・ジュニアプログラム加入以来、7年間レッドブルの一員として活動してきた。F1では100戦以上に出走し、現在のレーシングブルズで経験を積んだ後、2025年の日本GPからレッドブル・レーシングでレースドライバーとして走った。

    角田裕毅は、レッドブル・ジュニア出身として同チームの10人目のドライバーとなり、その歩みは決して平坦ではなかったが、常に前向きな姿勢と成長を示し続けてきた。

    今回の発表の中で、レッドブルのCEO兼チーム代表であるローラン・メキースは角田裕毅との年月をこう振り返っている。

    「角田裕毅はこれまで7年間レッドブルのカラーをまとってレースをしてきたし、私はレッドブルの両チームで彼と一緒に仕事をする喜びを味わってきた」とメキースはコメント。

    「F1でのこれまでの5シーズンを通じて、角田裕毅は成熟した完全なレーサーへと成長し、土曜日のシングルラップでも優れているし、日曜日には抜群のスタートと優れたレースクラフトを発揮することができる」

    「F1の誰もが、角田裕毅を好きにならずにはいられないと言うだろう。彼の性格は人を引きつけるし、レッドブルファミリーの特別な一員になっている」

    「レッドブルの全員を代表して、これまでの彼の貢献に感謝したいし、2026年のプロジェクトに向けて彼がこれから提供してくれる支援がかけがえのないものになると分かっている。」

  • 角田裕毅 レッドブルF1がホンダのTPC用PU割引“救済案”を拒否との報道

    角田裕毅 レッドブルF1がホンダのTPC用PU割引“救済案”を拒否との報道

    レッドブルF1が、ホンダから提示されたTPC用PUの“割引提供による救済案”を受け入れず、角田裕毅は2026年のレースシートを失う結果となったと Auto Motor und Sportが報じた。

    ホンダの後押しを最大の武器としていた角田裕毅にとって、この提案は最後の望みともいえる交渉材料だった。しかし、費用面で有利な条件がそろっていたにもかかわらず、レッドブルF1はあくまでスポーツ面の評価を優先し、救済案を拒否したという。

    ホンダは最後の「切り札」だった
    角田裕毅にとって、ホンダは最後まで決定打となり得る存在だった。

    2026年にホンダはアストンマーティンへパワーユニット供給を切り替え、レッドブルとレーシングブルズはフォードとの提携に移行する。それでも角田裕毅は、自身の残留に望みをつないでいた。

    理由の一つは TPC(2年以上前のマシン)テスト に関する状況だ。レッドブルが保有する古いシャシーはすべてホンダ製PUを積んでおり、フォードPUへの移行後はテスト用の動力源を確保できなくなる見込みだった。

    ここに、ホンダが条件付きで割安エンジン提供を持ちかける案が浮上する。

    「もし角田がレッドブル系4チームのいずれかでコックピットを維持するなら、TPC用PUを特別価格で供給する」という取引である。

    それでもレッドブルはこの案を拒否した
    しかし、最終的にレッドブルはこの案を受け入れなかった。レッドブル首脳陣は スポーツ的判断 を優先し、角田裕毅の成長曲線とパフォーマンスを総合して“戦力としての限界”を見たとされる。

    この決定により、角田裕毅はF1で5シーズン・110戦を戦ったのち、2026年はリザーブドライバーとして控えに回ることになった。

    一方でレーシングブルズにはルーキーのアービッド・リンドブラッドを起用するとともに、リアム・ローソンには「1年半でより急激な成長が見込める」という評価が下され、レッドブルは将来性に賭ける道を選んだ。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    ホンダの切り札は届かなかった
    ホンダの後押しや特別価格でのPU提供案、TPC運用における費用面での利点など、複数の要素が角田裕毅に有利に働くはずだった。

    しかし最終的にレッドブルは方針を変えず、この一連の支援策はチームの判断を動かす決定打とはならなかった。

    角田裕毅に託されたホンダの“最後のカード”は、残念ながら来季のレースシート確保につながらなかった。

  • 角田裕毅で5人目…フェルスタッペン体制レッドブルF1“ナンバー2”崩壊史

    角田裕毅で5人目…フェルスタッペン体制レッドブルF1“ナンバー2”崩壊史

    角田裕毅は2025年シーズン、マックス・フェルスタッペンのチームメイトという最も過酷な座に挑み、そしてその重圧に押しつぶされる形でシートを失った。日本人ドライバーとして初めてレッドブルのトップチームに昇格した角田でさえ、わずか1年足らずで“交代”を告げられる結末は、レッドブルにおけるナンバー2の難しさを端的に示している。

    しかし、角田裕毅は“特別な失敗例”ではない。

    レッドブルではここ8年、フェルスタッペンの隣に座った5人のドライバー――ダニエル・リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン――が同じ道を辿り、キャリアの岐路へと追い込まれてきた。

    なぜレッドブルは才能あるドライバーたちを次々にすり減らしてしまうのか。その答えは、フェルスタッペン時代の内部に積み重なった“構造的な問題”にある。

    ドライバー育成で名高いチームがなぜスターたちを磨り潰し続けるのか?その答えになり得るのが、元チーム代表クリスチャン・ホーナーの言葉だ。

    「マックスは世界で最も手強いチームメイトだ」

    4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンがレッドブルのカラーをまとう8年以上、そのことは嫌というほど明らかになってきた。それは、フェルスタッペンのチームメイトという“毒杯”がいかなるものかを示す、このタイムラインが如実に語っている。

    ■ ダニエル・リカルド(2016〜2018)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:24−34
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:21−35

    2016年5月15日:
    2016年のシーズン序盤、リカルドは間違いなくレッドブルの“トップドッグ”だった。しかしこのスペインでの晴れた日曜日、破壊的なマックス・フェルスタッペン時代が幕を開ける。まだ17歳、ジュニアチームからダニール・クビアトの代役として急遽昇格したばかりのフェルスタッペンが、スペインGPで壮観な勝利を挙げたのだ。

    2年前、チームメイトで4度の世界王者セバスチャン・ベッテルを打ち破ったことで評価が確立していたリカルドは、当初は脅威を感じてはいなかった。だがフェルスタッペンが成し遂げた偉業の大きさは、レッドブルが突然“2人の本物のナンバー1ドライバー”を抱えたことを意味していた。こうした状況でチーム内政治が無傷で済むことは滅多にない。

    2017年7月30日:
    2017年のハンガリーGPまでに、リカルドとフェルスタッペンはすでに何度かコース上で激しいバトルを見せていた。それは激しくも敬意を失わない戦いだったが、ブダペストでは初めて“不満が溜まり始めている”ことがはっきりと表れた。

    「今の、誰だと思う?」

    フェルスタッペンとの接触でレース序盤にリタイアしたリカルドは無線でそう言った。次の周、ストップしたリカルドのマシンの横をフィールドが通過すると、彼はフェルスタッペンに中指を突き立てた。リカルドはすでに、チーム内に自分と同等の実力者がいることを理解しており、もはや“遠慮”はなかった。

    2017年10月20日:
    リカルドは2018年末で契約が切れ、他チームから注目を集め、選手権でもフェルスタッペンを上回っていた。だがレッドブルは2017年アメリカGP前にフェルスタッペンとの新契約を発表した。さらにその契約は、リカルドより高額だった。

    メルセデスがフェルスタッペン獲得に動いていた状況を考えれば、レッドブルが彼を引き留めたいのは当然だ。しかしリカルドが「チームがフェルスタッペン中心に動いている」と感じても不思議ではなかった。

    2018年4月29日:
    アゼルバイジャンGPでは、ついにリカルドとフェルスタッペンのライバル関係が大クラッシュを引き起こした。レッドブルが勝利を狙えるレースを2人で台無しにした形だ。
    そしてパドックの総意は、フェルスタッペンが悪い、というものだった。だがレッドブルが外に対しても内に対しても発したメッセージは“そうではなかった”。

    「五分五分の責任だと言われたが、実際には自分はあまり悪くなかった。当時の扱われ方には納得できなかった」とリカルドは1年後に語っている。

    2018年8月3日:
    リカルドが世界を驚かせた日。レッドブルからの契約オファーを保持しながら、彼は突然、ルノーへ移籍すると発表した。同チームは当時、F1に復帰したばかりで、ミッドフィールドに苦しんでいた。

    ■ ピエール・ガスリー(2019)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:1−11
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:1−11

    2019年2月28日:
    レッドブルは2019年シーズンに高い期待を抱いていたが、開幕前の段階ですでに一人のドライバーが苦戦していた。

    テスト1週目でバリアにクラッシュしたわずか1週間後、ピエール・ガスリーは、フェルスタッペンが容易そうに扱っていたマシンに苦しみ、バルセロナで巨大なクラッシュを喫した。レース週末ではない状況で、これほどの衝撃的なクラッシュは珍しい。レッドブルはすでにスペアパーツ不足となり、プレッシャーは序盤から極めて高かった。

    2019年7月28日:
    ガスリーはドイツGPに到着した時点ですでに深刻な状況にあった。今シーズン、予選・決勝でフェルスタッペンを上回ったのは各1回ずつだけで、平均予選タイム差は約0.5秒。なんとか食らいつこうとした結果、ガスリーはホッケンハイムのプラクティスでクラッシュし、さらに決勝でもクラッシュ。その一方でフェルスタッペンはキャリア屈指の勝利を挙げた。“フェルスタッペンが輝き、ガスリーが沈む”という構図はもはや覆しようがなくなっていた。

    2019年8月12日:
    ガスリーは夏休みで気持ちのリセットを図り、後半戦で巻き返そうとしていた。しかし、ハンガリーGPでフェルスタッペンに1ヶ月の間に2度目となる周回遅れにされ、このレースがレッドブルでの最後となる。

    レッドブルはガスリーのパフォーマンスに深刻な懸念を抱き、F1キャリア12戦目に過ぎなかったアレクサンダー・アルボンを昇格させた。ガスリーはトロロッソへ戻されることとなった。

    レッドブル・レーシング

    ■ アレクサンダー・アルボン(2019〜2020)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:1−25
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:8−17

    2020年8月1日:
    アルボンは2019年終盤の9戦でレッドブルに十分な印象を残し、翌2020年もチームに残留した。しかし、その9戦での予選平均タイム差が0.3〜0.4秒ほどだったのに対し、2020年シルバーストンではその差が0.6秒以上に拡大していた。

    アルボンはマシンに大いに苦しみ、シルバーストンではレースエンジニアを交代。それでもプラクティスでクラッシュし、予選ではQ2敗退。決勝では接触でペナルティを受け、最終的に8位でフィニッシュした。

    2020年9月26日:
    ロシアGPでは状況はさらに悪化した。フェルスタッペンがルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの間に割って入り、メルセデスに真っ向勝負を挑んでいた一方で、アルボンは予選でフェルスタッペンに 1.1秒差 をつけられた。

    2020年12月18日:
    アルボンはシーズン最終戦アブダビGPでベストに近い走りを見せたものの、独走優勝したフェルスタッペンの後方、19.9秒差の4位でフィニッシュした。

    シーズン後、レッドブルはアルボンの交代を選択し、契約を失っていたものの絶好調だったセルジオ・ペレスを起用する決断を下した。

    ■ セルジオ・ペレス(2021〜2024)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:10−79
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:10−80

    2022年5月31日:
    2022年は新レギュレーションが導入され、シーズン序盤のレッドブルは、フェルスタッペンよりもペレスに合っているように見えるマシンだった。フェルスタッペンが優れているように見える場面はあったものの、ペレスはモナコGPの週末を完全に支配し、混乱のレースを勝ち切った。この後、ペレスは2年契約を与えられることになる。

    しかし、同シーズンにこの勝利以降、ペレスが勝つことは一度もなかった。一方でフェルスタッペンは圧倒的な強さで2度目のドライバーズタイトルを獲得した。

    2023年5月7日:
    2022年にレッドブルを9年ぶりのコンストラクターズチャンピオンに導いたペレスは、2023年の第5戦マイアミGPに向けて個人タイトルを視野に入れていた。前戦アゼルバイジャンで優勝したことで、ランキングトップのフェルスタッペンとの差はわずか6ポイント。

    しかし、ドルフィンズの本拠地ハードロック・スタジアムで行われたマイアミGPで、その夢は崩れ落ちる。ペレスはポールポジションからスタートし、9番手スタートのフェルスタッペンに対して優位と言われていたにも関わらず、フェルスタッペンは信じられない速さでフィールドを切り裂き、残り10周でペレスを抜き去った。

    アゼルバイジャンの勝利は、ペレスがレッドブルで挙げた最後の勝利となった。

    2024年6月4日:
    レッドブルは、5月にペレスがマイアミ4位、イモラ8位、モナコでクラッシュと、悪い結果が続いたにも関わらず、ペレスと2年契約を締結した。

    「早すぎる決断だった。うまくいかなかった」とホーナーは最近、この契約をシーズン序盤に急いだことについて語っている。

    2024年10月27日:
    メキシコシティGPが近づく頃、レッドブルは表向きにはペレスをバックアップし続けていた。しかし状況はすでに“最後の機会”になっていた。Q1敗退に加えて、決勝では乱れた走りで17位。ホームレースとコンストラクターズ争いという要素でさえ、ペレスを奮い立たせることはできなかった。

    2024年12月8日:
    最終戦アブダビGPを前に、ペレスの将来についての憶測が急速に高まっていた。ホーナーはレース後に話し合いが行われるだろうと認めた。そのアブダビでペレスは2戦連続のリタイア。シーズンを152ポイントで終え、フェルスタッペンの最終ポイントのわずか35%という結果だった。

    5月のモナコ以来、トップ5フィニッシュはゼロ。

    2024年12月18日:
    レッドブルとペレスは、2025年にフェルスタッペンのチームメイトとして続投しないことで合意したと発表した。
    そして、その後任としてレーシングブルズから昇格したのがリアム・ローソンだった。

    このとき、レッドブルは角田裕毅を“スルー”している。

    ■ リアム・ローソン(2025)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:0−2
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:0−2

    2025年3月16日:
    ローソンは、レッドブルでのデビュー前にF1でのレース経験が11戦しかなかった。その初戦、オーストラリアGPの予選では18番手。そして決勝では天候の変化に翻弄され、クラッシュでレースを終える。早くもプレッシャーは高まっていた。

    2025年3月22日:
    その1週間後の中国GPでは、すでにローソンのシートを巡る憶測が飛び交っていた。それを後押しするように、ローソンはスプリントも決勝も最下位(20番手)からのスタートとなった。決勝では14位まで挽回したものの、フェルスタッペンはさらなる強さを示していた。

    一方でホーナーは、角田裕毅への“交代の可能性”を否定しなかった。角田は「100%準備できている」と主張し、開幕戦からの好調さを示していた。

    2025年3月27日:
    わずか2戦で、ローソンはレッドブルから降格となった。レッドブルは、角田裕毅を昇格させた理由について“純粋にスポーティングな判断”だと説明した。

    マシンが扱いにくく、経験が必要だったことから、レッドブルは経験豊富な角田を選ぶ判断を下した。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    ■ 角田裕毅(2025)

    予選対決成績 vs フェルスタッペン:0−21
    決勝対決成績 vs フェルスタッペン:1−18

    2025年4月6日:
    角田裕毅は、日本GPでレッドブル3人目のチームメイトとして登場した。予選14番手、決勝12位。一方でフェルスタッペンは圧倒的な勝利を挙げていた。

    2025年4月13日:
    角田はバーレーンGPでレッドブル初ポイントを獲得し、9位でフィニッシュした。しかし、この時点でフェルスタッペンを脅かす存在になる兆しはまだ見えていなかった。

    2025年4月20日:
    角田はサウジアラビアGP予選でフェルスタッペンから0.9秒差をつけられた。そして決勝では、ピエール・ガスリーとの接触によりオープニングラップでクラッシュ。序盤から苦しい展開が続く。

    2025年5月4日:
    角田はマイアミGPでピットレーンスタートから10位まで挽回した。しかし、その後8戦のうちポイントを獲得できたのはイモラの1度だけで、状況は悪化していった。

    9月になってようやく再びポイントを獲得したが、すでに“結論”はチーム内で固まっていた。

    2025年11月29日:
    スプリント予選で初めてフェルスタッペンに予選で勝ち、5番手を確保。スプリントレースでも5位を維持し、自身のレッドブルでのベストリザルトを更新した。

    しかし、この日の結果に関わらず、レッドブルはすでに決断を下していた。

    2025年12月2日:
    そして“避けられない声明”が発表された。角田裕毅は2026年のレッドブルのレースシートから外れ、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトにはアイザック・ハジャーが選ばれた。

  • 角田裕毅 レッドブルF1シート喪失にヴィルヌーヴ納得「これがトップの世界」

    角田裕毅 レッドブルF1シート喪失にヴィルヌーヴ納得「これがトップの世界」

    レッドブルの2026年のドライバー体制は発表され、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアイザック・ハジャーが昇格し、レーシングブルズではリアム・ローソンの残留とアービッド・リンドブラッドのF1デビューが決まった。角田裕毅は組織のリザーブドライバーへと移行する。

    1997年のF1ワールドチャンピオンであるジャック・ヴィルヌーヴによれば、これらの決定はいずれも「驚くようなものではなく、数カ月前から明らかだった」という。

    ヴィルヌーヴは「我々は何カ月も前から知っていた。これは発表でも何でもない。ローソンだけが最後の疑問符だった。彼らはただ待って、待って、待っていただけだ。角田もそれを分かっていた。彼の態度を見れば分かった」と述べた。

    「ホンダもそれほど前向きではなかった」
    さらにヴィルヌーヴは、ホンダの姿勢も結論を後押ししたと指摘し、「ホンダでさえ、それほど前向きではなかった。すでにメッセージが伝わっていたのは明らかだった」と語る。そして角田裕毅にとって今回の決定は、成功したF1キャリアの自然な着地点として受け止めるべきだと述べた。

    ヴィルヌーヴは「角田は幸せであるべきだし、これまでの長く実り多いキャリアに感謝すべきだ。チャンスを得て、それがうまくいかなかっただけだ。しかし彼は大きな名前を築いた。これからもレーシングドライバーとして長い未来があり、多くのお金を稼ぎ続けるだろう。日本に戻ることもあるかもしれない。彼は日本ではスターで、その立場は普通なら永遠に続く。彼は名前をつくったのだから問題ない」と続けた。

    ヴィルヌーヴ「問題は“レッドブルの2番手”ではなく、フェルスタッペンの隣にいること」
    ヴィルヌーヴは、レッドブルの2番手としての苦しさではなく、「フェルスタッペン級のドライバーの隣に並ぶこと」こそが本質的な難しさだと強調する。

    ヴィルヌーヴは「レッドブルのナンバー2であることが難しいのではない。マックスのようなレベルのドライバーの隣にいることが難しいのだ。セナの隣も、マンセルの隣も、ピケの隣も、プロストの隣も、シューマッハの隣も常に難しかった。アロンソの隣もそうだ。そういうドライバーなのだ」と語った。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    リンドブラッド昇格にヴィルヌーヴが警鐘
    リンドブラッドのF1昇格について、ヴィルヌーヴは「我々はアービッド・リンドブラッドについて十分に知らない。F2から判断するのは本当に難しい。F3やF2で素晴らしくてもF1では役に立たないドライバーもいれば、逆にF1で良くなる者もいる。例えばベアマンのように」と指摘した。

    若手抜擢と見切りの速さは「レッドブルの文化」
    ヴィルヌーヴはまた、レッドブルが若手に大きく賭け、そして見切りも早いというスタイルを「これでいい」と評価する。

    ヴィルヌーヴは「判断するのは本当に難しいが、レッドブルはそういうチーム、そういう組織だ。賭けに出て、それで良しとする。ただし十分でなければすぐに手放す。ずっと置いておくことはしない。“チャンスを与える。だが足りなければ終わり”という姿勢だ」と述べた。

    そして最後に「トップレベルではそれが正しい姿勢だ。レッドブルに行くドライバーたちは分かっている。リスクを承知しているし、良いチャンスを得ていることも分かっている。あとは自分が最大限に生かすだけだ」と締めくくった。

  • 角田裕毅 レッドブルF1シート喪失の衝撃 2027年復帰候補4チームとは?

    角田裕毅 レッドブルF1シート喪失の衝撃 2027年復帰候補4チームとは?

    角田裕毅は2026年シーズン、レッドブルのレースシートを失い、フルタイム参戦の場を失うこととなった。チームは2026年からマックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとしてアイザック・ハジャーを起用する決定を正式に発表しており、角田裕毅はリザーブドライバーへと回る。

    レーシングブルズも2026年に向けてリアム・ローソンの残留とアービッド・リンドブラッドの昇格を発表しており、来季のF1グリッドに角田裕毅のシートは存在しない。

    だが、角田裕毅はF1パドック内にとどまり、リザーブとして活動を続けることで、2027年の復帰に望みをつなぐ形となる。

    レッドブル最新の“被害者”に
    角田裕毅が2025年シーズン途中でリアム・ローソンとシートを交換しレッドブルに加入して以来、結果を残すには厳しい状況が続いていた。レッドブルは火曜日、2026年のラインナップ変更を正式発表し、予想されていた通りハジャーへ交代する決断を下した。

    この判断により、角田裕毅は2026年にフルタイム参戦が叶わなくなったが、チームは彼をリザーブドライバーとして起用。レッドブル体制内に残ることで、将来的な復帰の可能性を維持する形となった。アレックス・アルボンやダニエル・リカルドが同様の道を経てF1グリッドへ復帰した例もあり、角田裕毅にとって重要な1年となる。

    角田裕毅 レッドブル F1

    アストンマーティン
    2026年からホンダとワークス契約を結ぶアストンマーティンは、角田裕毅にとって最も自然な候補の1つといえる。フェルナンド・アロンソは契約が2026年末で満了し、当時45歳。本人も将来について熟考していると語っており、2027年に空席が生じる可能性がある。

    ランス・ストロールが継続するかどうかは不透明な部分もあるが、角田裕毅がF1パドックに残ることで、このルートが開ける可能性が指摘されている。ただし記事は、アストンマーティンがストロールの相方として角田裕毅を“十分強い候補”と見るかは未知数と評価している。

    アルピーヌ
    アルピーヌは2026年ドライバーのうち、フランコ・コラピントのみ契約が1年で、2027年は空席となる可能性が高い。ピエール・ガスリーとは少なくとも2028年までの契約が確定しており、かつてアルファタウリで良好な関係を築いたガスリーと角田裕毅の再タッグというシナリオもあり得る。

    アルピーヌは角田裕毅に関心を示していたと報じられており、2027年に改めて検討される可能性がある。

    ハースF1チーム
    ハースではオリバー・ベアマンの将来が鍵となる。記事によれば、ベアマンはフェラーリの将来候補とされており、2027年にフェラーリへ移籍すればハースのシートが空く。その場合、同チームの小松礼雄代表が角田裕毅を「非常に高く評価している」とされ、現実的な選択肢として示されている。

    一方でハースはトヨタと技術提携しており、その観点ではホンダとの関係が強い角田裕毅にとっては複雑な判断になる可能性がある。

    キャデラックF1
    2026年から参戦するキャデラックF1は、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを契約しているが、2027年のラインナップは未知数だと記事は指摘する。両名とも若手ではなく、角田裕毅の年齢とキャリアの伸びしろを考えれば、長期的な選択肢として興味を持つ可能性があると見られている。

    また、キャデラックは「レッドブルでフェルスタッペンのチームメイトとして“燃え尽きた”ドライバーを採用することに抵抗はない」と記事は述べている。

    2026年の“待機”がもたらす意味
    2026年は角田裕毅にとってレース活動のない1年となるが、F1パドック内にとどまることで、チャンスを逃さず動ける点が強調されている。実例としてリカルドやアルボンの復帰が挙げられており、2027年のドライバー市場が大きく動くと予想される中で、角田裕毅がシートを取り戻す可能性は十分にあると締めくくられている。

    Source: Crash.net

  • 角田裕毅 レッドブルF1のリザーブ就任にメキース「かけがえのない存在」

    角田裕毅 レッドブルF1のリザーブ就任にメキース「かけがえのない存在」

    角田裕毅は2026年、レッドブルのテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残り、新たな役割を担うことになった。その発表に合わせ、レッドブル・レーシングのCEO兼チーム代表ローラン・メキースが角田に感謝の言葉を寄せた。

    角田裕毅は2019年のレッドブル・ジュニアプログラム加入以来、7年間レッドブルの一員として活動してきた。F1では100戦以上に出走し、現在のレーシングブルズで経験を積んだ後、2025年の日本GPからレッドブル・レーシングでレースドライバーとして走った。

    角田裕毅は、レッドブル・ジュニア出身として同チームの10人目のドライバーとなり、その歩みは決して平坦ではなかったが、常に前向きな姿勢と成長を示し続けてきた。

    今回の発表の中で、メキースは角田裕毅との年月をこう振り返っている。

    「角田裕毅はこれまで7年間レッドブルのカラーをまとってレースをしてきたし、私はレッドブルの両チームで彼と一緒に仕事をする喜びを味わってきた」とメキースはコメント。

    「F1でのこれまでの5シーズンを通じて、角田裕毅は成熟した完全なレーサーへと成長し、土曜日のシングルラップでも優れているし、日曜日には抜群のスタートと優れたレースクラフトを発揮することができる」

    「F1の誰もが、角田裕毅を好きにならずにはいられないと言うだろう。彼の性格は人を引きつけるし、レッドブルファミリーの特別な一員になっている」

    「レッドブルの全員を代表して、これまでの彼の貢献に感謝したいし、2026年のプロジェクトに向けて彼がこれから提供してくれる支援がかけがえのないものになると分かっている。」

    角田裕毅とレッドブルF1チーム代表のローラン・メキース

    メキースの言葉は、角田が単なるドライバーとしてだけでなく、レッドブルという組織の中で特別な存在として見られていることを示している。シングルラップでの強さ、決勝でのレースクラフト、そして「誰からも愛される」性格。レッドブル内で積み重ねてきた7年間は確かな信頼と評価として結実している。

    角田裕毅は2026年からテスト兼リザーブドライバーとしてチームを支える立場に移るが、メキースの言葉どおり、その存在はレッドブル・レーシングが新たなレギュレーション時代を迎えるうえで欠かせないものとなりそうだ。2026年のプロジェクトに向け、角田がどのように力を発揮していくのか、その役割に改めて期待したい。

  • 角田裕毅 F1シート喪失:2026年はレッドブルのテスト兼リザーブを担当

    角田裕毅 F1シート喪失:2026年はレッドブルのテスト兼リザーブを担当

    角田裕毅は2026年、レッドブルのテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残留することになった。

    レッドブル・レーシングとレーシングブルズは12月2日(火)に2026年のドライバーラインナップを正式発表し、その中で角田裕毅がレースシートを離れ、内部で重要な技術的役割を担う形へと移行することが明らかになった。

    角田裕毅は2019年にレッドブル・ジュニアプログラムに加入して以来7年間にわたり組織の一員として活動し、F1では100戦以上に出走してきた。VCARB(旧アルファタウリ)で経験を積んだ後、2025年には日本GPでレッドブル・レーシングのレースドライバーとしてデビューを果たし、レッドブルのトップチームで走った10人目のジュニア出身ドライバーともなった。

    今回の発表で、レッドブルのCEO兼チーム代表ローラン・メキースは角田裕毅について、「これまでの5シーズンで成熟した“完全なレーサー”へと成長し、土曜日には単独ラップで速さを見せ、日曜日には卓越したスタートと優れたレースクラフトを発揮してきた」と評価した。

    また、「彼の魅力的な性格は人を惹きつけ、レッドブルファミリーの特別な一員になっている」と語り、角田の存在が組織にとって重要であることを強調した。さらにメキースは、「これまでの貢献に感謝しており、2026年プロジェクトにおいて彼が提供する支援はかけがえのないものになる」と述べ、今後の役割に大きな期待を寄せている。

    角田裕毅 レッドブル F1

    一方で、VCARBは来季のレースドライバーとしてリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドを起用する。ローソンは2025年のシーズンを通じて厳しい状況でも力を発揮し、プロフェッショナルな姿勢で評価を高めてきた。また、リンドブラッドはジュニアカテゴリーを急速に駆け上がり、レッドブル・ジュニア20人目のF1昇格者として高い将来性を認められている。

    さらに、VCARBで印象的なルーキーイヤーを過ごしたアイザック・ハジャーは、マックス・フェルスタッペンとともにレッドブル・レーシングへ昇格することが決まり、ハジャーのステップアップがレッドブル育成システムの強さを象徴するものとして発表された。

    こうした2026年体制の構築に伴い、角田裕毅はレースシートを離れるものの、レッドブル内部に残り、特に大規模なレギュレーション改定を迎える新時代に向けて技術面からチームを支える役割を担うことになる。レースから離れてもなお、角田の経験と成長、そしてレッドブルが公式に示した高い信頼は、彼が組織にとって重要な戦力であり続けることを示している。

    レギュレーションが大幅に刷新される2026年、角田裕毅がどのようにチームの発展に寄与し、自身のキャリアの次の段階へと進んでいくのか。彼の歩みはこれからも注目を集めることになるだろう。

  • ローソンの未公開無線が示した本音 F1カタールGPで角田裕毅を抑え込む

    ローソンの未公開無線が示した本音 F1カタールGPで角田裕毅を抑え込む

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、2025年F1カタールGP決勝で9位入賞を果たし、重要な2ポイントを持ち帰った。チームは2026年ラインナップ発表を目前に控えており、ローソンは“最大のプレッシャーを受けるドライバー”として周囲から注目を集めていた。

    決勝は12番手スタート。レースは大半がトラフィックに阻まれる展開となり、さらに2度の素早いピットストップも発生したが、終盤のクリーンエアでは高いペースを発揮。9位でフィニッシュした。

    レッドブルとレーシングブルズは2026年シートをまだ発表しておらず、残る空席を巡ってローソン、ハジャー、角田裕毅が争う状況にある。ホンダは角田裕毅の残留を後押ししていると言われ、ローソンにとっても小さな結果が評価に直結する。

    無線で見せたローソンの“本音”──ハジャーの不運、角田裕毅とのDRSギャップ
    レース終盤、チームメイトのアイザック・ハジャーは左フロントのパンクでリタイア。6番手争いをしていた中での痛恨の離脱で、ローソンはそのポイントを引き継ぐかたちとなった。

    チェッカー後、エンジニアは無線で「我々にとっては十分なリカバリーだ」と評価。

    ローソンはすぐに「そうだね。まさにダメージリミテーションだった。アイザックがフロントレフトのパンクでリタイアしたのは残念だけど」と応じた。

    続けてエンジニアは、「良い走りだったよ。タイヤマネジメントも完璧だ。最後のフリーエアでは本当に良いラップで、角田(裕毅)からすぐにDRSギャップを開けることができた」と称賛。

    ローソンは「正直、トラフィックが本当に僕たちを苦しめている……」と応える。

    最後の無線質問では、「終盤のフリーエアのバランスはどうだった?」と聞かれ、「フリーエアではバランスがとても良かった。もし何かあるとすれば少し制限があったくらい。でもミディアムは本当に競争力が僅差で、序盤にプッシュし過ぎたと思う」と説明した。

    レース後コメント:ポイント獲得には満足。ただし“両マシン”での得点逃す
    ローソンはレース後の公式メディアセッションで次のように述べた。

    「スタート位置を考えれば、ポイントを持ち帰れたのはポジティブだ。クリーンエアでは本当に強いペースが出ていたが、レースの大半はトラフィックに捕まってしまった。アイザックのトラブルがなければ、今日は2台ともポイントに入れたはずだったので残念だ」

    「アブダビではコンストラクターズ順位を守るために、良い形でシーズンを締めくくりたい」

    2026年シート争いは最終局面へ──ローソン、角田裕毅、オリバー・ベアマンが12位争い
    レーシングブルズはコンストラクターズ6位争いを優位に進めており、最終戦アブダビで確定させたい構えだ。
    個人ランキングではローソンがオリバー・ベアマン、角田裕毅と並んで12位争いを展開しており、1ポイントの価値は非常に大きい。

    チームは火曜日に2026年ドライバーラインナップを発表する予定で、ローソンの将来がアブダビ到着前に決まる可能性も高い。

    大きな重圧の中で成し遂げた9位入賞。ローソンにとって、カタールは確かなアピールの場となった。