タグ: 本田技研工業

  • トロロッソ 「6~7番手を狙うチャンスもあっただけに残念」 / モナコ予選

    トロロッソ 「6~7番手を狙うチャンスもあっただけに残念」 / モナコ予選

    トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1モナコGP予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスと今週末ここまでの作業について語った。

    第6戦モナコGP、金曜日のオフを経て2日目の土曜日にプラクティス3と予選が行われた。朝から快晴のモンテカルロは、気温も上昇し、絶好のコンディションとなった。

    正午に始まったプラクティス3では、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにハイパーソフトタイヤでの走行を実施。ハートレーが1分12秒752、ガスリーが1分12秒761をマークし、7番手、8番でプラクティス3を終え、予選に向けて順調なプラクティスとなった。

    午後3時、気温26度、路面温度48度のコンディションで予選が開始。Q1ではトロロッソ・ホンダの2台が真っ先にアタックを開始。ピエール・ガスリーは12番手でQ2進出を決めたが、ブレンドン・ハートレーはわずかに及ばず16番手。Q1突破を果たすことはできなかった。

    Q2でピエール・ガスリーは1回目のアタックで1分12秒548をマーク。全車が1回目のアタックを終えた時点で10番手のガスリーは、ニュータイヤに交換して2回目のアタックに挑む。1分12秒354、1分12秒313とラップタイムを更新するアタックを続けたガスリーは最終的に10番手となり、第2戦バーレーン以来のQ3進出を果たた。

    Q3でガスリーは、1回目のアタックでユーズドのタイヤを使用し1分13秒115。そして、ニュータイヤに換えてアタックを行い、1分12秒315をマークし10番手で予選を終えた。

    「モナコは金曜に走行がないので、木曜のプラクティスで集めたデータを金曜に確認しました」とジョナサン・エドルズは語る。

    「エンジニアはセッティングや新しい空力パーツ、タイヤの理解を進めるために時間を費やし、それをマシンのセッティングに反映して今日の午前中のプラクティスに臨みました。感触は非常によかったです。木曜にはピエールのマシンに問題が見つかりましたが、昨日それを直し問題はなくなりました。両ドライバーともFP3を通じてプッシュし続けることができ、予選では2台ともQ3まで進出できると考えていました」

    「しかし予選ではマシンのポテンシャルを十分に発揮することができず、少し残念な結果に終わってしまいました。接戦の中ブレンドンはコンマ1秒差でQ2進出を逃し、Q1でノックアウトされてしまいました。しかし、一方のピエールがQ3まで進出できたのはよかったです。新しいタイヤで走った最後のスティントは特にいい走行ができていて、ターン15でタイムをロスするまではコンマ数秒タイムを縮めていました。ただ、6~7番手を狙うチャンスもあっただけに、それが果たせなかったのは残念です」

    「モナコでオーバーテイクするのは困難なので、明日は難しいレースになるでしょう。しかし、タイヤ選択では分があるので、スーパーソフトでいい走りが期待できるでしょう。いいペースで走れているので、ポイント獲得を果たしたいです」

    モナコGP決勝レースは27日(日)午後3時10分(日本時間午後10時10分)にスタート。ピエール・ガスリーは5列目10番手から、ブレンドン・ハートレーは8列目16番手から、伝統のモナコGPに挑む。

    関連:F1モナコGP 予選:ダニエル・リカルドが圧巻のポールポジション!

  • トロロッソ・ホンダ:2018年 F1モナコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:2018年 F1モナコGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第6戦 モナコGPへの意気込みを語った。

    今年、トロロッソ・ホンダはF1バーレーンGPでのピエール・ガスリーの4位、F1アゼルバイジャンGPでのブレンドン・ハートレーの10位と2回のポイントフィニッシュしか果たせておらず、13ポイントの獲得でコンストラクターズ選手権8位に沈んでいる。

    今週末は伝統の一戦、F1モナコGPを迎える。低速コーナーが多く、レースでのオーバーテイクが難しいモナコの市街地コースでは予選の結果が重要となる。また、マシンの間際に迫るガードレールとタイトなコーナーという厳しい環境で直近6年のセーフティカー出動率は100%を誇り、一切のミスは許されない。そこは両ドライバーも重々承知している。

    ピエール・ガスリー
    「モナコではジュニア・フォーミュラ時代に走ったことがありますが、正直に言ってしまえばあまり運には恵まれてきませんでした。何度もひどい目にあったことがありますが、それでもモナコは大好きなトラックなので、今年はそうならないことを祈っています!ここでの予選は、セッションを通してウォールにギリギリまで近づきながら時速300㎞以上で周回するため、シーズンを通して最もエキサイティングなものになります。毎周、パフォーマンスを限界まで追求しながら走行する感覚は、ほかでは味わえません。しかし、少しのミスも許されないという厳しい一面もあります。少しでも遅くブレーキングするか、ちょっとでも壁に近づきすぎれば、そのままウォールに突っ込んでしまいますから。だからこそ、ここで走るのは刺激的なんです。予選は大好きですが、レースはドライバーにとって試練の連続です。ここではオーバーテイクするのが非常に難しいため、戦略が全てです。また、最初から最後まで高い集中力をキープし続ける必要もあります。例え後方からのスタートになっても、レースの終盤でだれかがミスをすれば、ポジションを上げるチャンスがあるわけですからね。常にあらゆる機会を逃さないよう、備えておく必要があります。ここでのレースは長く、フラストレーションもたまりやすいと言えるでしょう。前方のマシンが自分より遅くても、前を走るドライバーがうまくポジションを守ってさえいれば、トラック幅が狭いため、オーバーテイクするのは困難です。こうしたさまざまな要因により、モナコでのレースは非常に難しいものとなっています。モナコではドライバーの腕がモノを言うと言われますが、トラックの特性や路面のバンプを考慮すれば、速いマシンを持っていることもやはり重要です。もっとも、上手いドライバーはレースの勝敗を分けるコンマ数秒をきっちり上げてくる腕を持っていますけどね。路面は週末を通して刻一刻と変化するので、ドライバーは注意深く走行する必要がありますが、同時に着実にペースを上げ、土曜日に行われる予選では最も速いセッティングを確立していなくてはいけません。モナコはある意味、クレイジーなサーキットだと思います。現地の人でも50km以上は出さないところを、レース中のドライバーたちは時速300km以上で駆け抜けていくんですから。でもそこが同時に大好きで、ここで走っているとアドレナリンが全開になるんです。レース以外にもいろいろな仕事がありますが、週末はうまく切り替えて、レースに集中できるはずです。僕は、パーティーのような雰囲気や、沖に何艘も浮かんでいるヨットなど、モナコGPのすべてが大好きなんです。だれにとっても楽しいイベントだと思います。ドライバーとしては、日曜日に好リザルトを獲得できればよりいいですね。これまでは、フランス人ドライバーにとって、ここモナコがホームグランプリに最も近いと言われてきました。今シーズンは、フランスのポール・リカール・サーキットがカレンダーに加わっているので、モナコは第二のホームという感じです」

    ブレンドン・ハートレー
    「実は、これまで3年半の間、モナコに住んでいます。レースで使われる市街地に住んでいるので、僕の家からもトラックが見えるぐらいです。ここモナコは、F1カレンダーのハイライトの一つで、ここでレースに参戦することをずっと夢見てきました。ニュージーランドが僕のホームですが、妻のサラやすばらしい友人たちとここで長い時間を過ごしてきたので、モナコは僕にとっての第二の故郷のような存在です。なので、今週末はホームレースのような気分ですね。自分の家のベッドで起きて、いつもの朝のルーティーンを行えることはいいものです。このサーキットは好きで、ワールドシリーズではルノーから何度か参戦し、3位表彰台を獲得したこともあります。僕が3位に入ったときは、ダニエル・リカルドが優勝していました。またある年は、8番手から何度かオーバーテイクを繰り返して、4位入賞することができました。このような市街地サーキットでのレースは、いつも楽しみにしてます。これまでに何度か走ったことがあり、自分の故郷でもあった場所なので、トラックのことはよく理解しているつもりです。モナコの市街地サーキットは非常にユニークです。伝統的なサーキットですが、いまの時代にこのようなトラックをデザインするのは、難しいのではないでしょうか。多くの歴史が詰まっており、それら全てがファンに愛されています。ここはカレンダー中で最も遅いサーキットですが、F1マシンに乗っていると、実際のスピードよりはるかに刺激的なスピード感覚を味わえます。ウォールから数cmのところを切り込んでいくこのサーキットでいいラップタイムを記録することは、ドライバーにとってこの上ない喜びです。またモナコは、ラップごとに路面が変化するレースの一つでもあります。マシンのグリップ力が上がる予選は非常にスリリングですが、ドライバーは土曜日に向けて、着実にペースを上げていかなければいけません。ウォールからわずか数cmのところを周回し続けるためには確かな自信が必要になりますが、それは同時に多くのF1ドライバーが楽しみにし、また切望していることでもあります。モナコGPは、週末を通して特別な雰囲気に包まれます。過去数年では、レッドブルのエナジーステーションからレースを観戦し、すばらしい時間を過ごすことができました。今年は自分がF1ドライバーとして参戦できるので、例年よりさらに特別な時間となるでしょう。今年はモナコの華やかな魅力を心から楽しむ時間はありませんが、それでも十分にそれは伝わってくるものなのです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「伝統のモナコグランプリは、狭い公道を走るレースはもちろん、サーキット外の華やかな雰囲気やさまざまなイベントも含め、年間のカレンダーの中ではスペシャルかつユニークなレースの一つです。モナコ市街地に設定されたコースには多くの低速コーナーがあり、車体性能とともに、そこでのPUのドライバビリティーがラップタイムに大きな影響を与えます。したがって、普段はあまり使用しないような低回転域でのPUセッティングがキーになります。また、レースでのオーバーテイクが難しいため、エネルギーマネジメントについては予選で結果を残すことにフォーカスしてセッティングを進めます。先週のバルセロナテストでは、PUの各コンポーネント間でのエネルギーバランスの最適化にトライしてきましたが、そこで得たいくつかのアイデアを、ここモナコでも使用できるのではとも考えています。言うまでもなく、今週末に行われるF1モナコグランプリとインディ500という2つのイベントは、それぞれ世界で最も有名なレースの一つです。そして当然、今年の私はF1に集中しなければなりません。とは言え、日曜の夜には琢磨選手が昨年の歴史的な勝利を再現できるかが気になって、やはりインディ500を見てしまう気がしています」

    関連:2018年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 【インディカー】 2021年に900馬力の2.4リッター新型エンジンを導入

    【インディカー】 2021年に900馬力の2.4リッター新型エンジンを導入

    インディカーは、2021年シーズンから900馬力以上を発生する新型エンジンを導入することを明らかにした。

    ホンダとシボレーは、2012年から最大750馬力を発生させる2.2リッター V6ツインターボエンジンを生産しているが、インディカーは将来のエンジンレギュレーションでも同様の方向性を進めていくことが高いことを認めていた。

    インディカーは、2021年以降の新しいエンジン仕様を発表。V6ツインターボのレイアウトを維持しつつ、排気量を2.4リッターに拡大。プッシュ・トゥ・パスと組み合わせて900馬力以上を発生させるとした。

    インディカーは、今年初めに新しいエンジン開発責任者を雇っており、2021年シーズンの導入を目指して2020年の夏から新しいエンジンのテストを開始する予定としている。

    新しいエンジンは、インディカーが第3のメーカーを見つけるための一環ではあるが、競技委員長を務めるジェイ・フライは、差し迫った新しいメーカーの参入計画はないと語る。

    「我々は多くの重要な役員たちと話し合い、彼らの意見を求めてきた。そして、彼ら全員が彼らがやっていることは非常に適切なプラットフォームだと述べている」とジェイ・フライはコメント。

    「追加のメーカーの差し迫った発表はないが、我々は良い方向性に進んでいると感じている」

    ホンダは、現行エンジンのレギュレーションを最大化したと感じており、再びエンジン開発を再開させることを熱望していた。

    HPD(Honda Performance Development)の社長を務めるアート・セントシアーは、新しいエンジンはメーカーにとって“興味深い”チャレンジになるだろうと語る。

    「新しいインディカーのエンジン仕様はファンにとってエキサイティングなものになるはずだし、興味深い技術的なチャレンジとなるだろう」とアート・セントシアーはコメント。

    「全体的なアーキテクチャは現在のエンジンと同じままだが、排気量の拡大はスポーツのファン全員に満足させるパワーアップを含めた多くの変化をもたらすだろう」

    「加えて、ホンダのデザイナーとエンジニアに重要な開発を提供する。我々はそのチャレンジンを歓迎している」

    ゼネラルモーターズのパフォーマンス・ビークル&モータースポーツ担当U.S.バイス・プレジデントのジム·キャンベルは新しいエンジン仕様はシボレーにとって「引き続き当社のプロダクションエンジンの組み込まれている関連技術を示すものになる」と述べた。

    「レーストラックとショールームとの間のパフォーマンス、信頼性、効率性を学ぶ機会はシボレーにとって非常に重要だ」

    インディカーのエンジン製造にはコスワースが関心を示しているとされているが、インディカーは新しいメーカーが参入するには2018年の夏までにプランを立てる必要があると述べている。

  • ホンダF1 「モナコGPでは低回転域でのPUセッティングがキーになる」

    ホンダF1 「モナコGPでは低回転域でのPUセッティングがキーになる」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1モナコGPでのトロロッソ・ホンダの戦い方、F1パワーユニットのセッティングなどについて語った。

    伝統の一戦、F1モナコGPが今週末開催される。多くのF1ドライバーが居を構える街にできる世界一有名な市街地コースは、ファンにとっても、チームにとっても特別な瞬間を作り出す。マシンの間際に迫るガードレールとタイトなコーナーという厳しい環境で、直近6年のセーフティカー出動率は100%。一切のミスは許されない。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、低速コーナーが多く、レースでのオーバーテイクが難しいモナコの市街地コースでは、F1パワーユニットのエネルギーマネジメントについて予選で結果を残すことにフォーカスしてセッティングを進めるとし、また、普段はあまり使用しないような低回転域でのPUセッティングがキーになると語る。

    「伝統のモナコグランプリは、狭い公道を走るレースはもちろん、サーキット外の華やかな雰囲気やさまざまなイベントも含め、年間のカレンダーの中ではスペシャルかつユニークなレースの一つです」と田辺豊治はコメント。

    「モナコ市街地に設定されたコースには多くの低速コーナーがあり、車体性能とともに、そこでのPUのドライバビリティーがラップタイムに大きな影響を与えます。したがって、普段はあまり使用しないような低回転域でのPUセッティングがキーになります。また、レースでのオーバーテイクが難しいため、エネルギーマネジメントについては予選で結果を残すことにフォーカスしてセッティングを進めます」

    「先週のバルセロナテストでは、PUの各コンポーネント間でのエネルギーバランスの最適化にトライしてきましたが、そこで得たいくつかのアイデアを、ここモナコでも使用できるのではとも考えています」

    田辺豊治は、昨年までHPD シニア・マネージャー 兼 レースチーム チーフエンジニアを務めており、昨年のインディ500では佐藤琢磨による日本人初制覇を支えた。

    今年もF1モナコGPとインディ500は日程が重なっているが、F1に集中しつつも、佐藤琢磨のインディ500の戦いぶりはやはり気になると田辺豊治は語った。

    「言うまでもなく、今週末に行われるF1モナコグランプリとインディ500という2つのイベントは、それぞれ世界で最も有名なレースの一つです。そして当然、今年の私はF1に集中しなければなりません」

    「とは言え、日曜の夜には琢磨選手が昨年の歴史的な勝利を再現できるかが気になって、やはりインディ500を見てしまう気がしています」

    関連:2018年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ 「ホンダのためにも日本人ドライバーをF1に乗せたい」

    トロロッソ 「ホンダのためにも日本人ドライバーをF1に乗せたい」

    トロロッソは、ホンダとの提携の一環として“遅かれ早かれ”F1で日本人ドライバーを走らせたいと考えている。

    レッドブルの姉妹チームであるトロロッソは、現在、レッドブルの契約ドライバーであるピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーを走らせている。

    ホンダF1は、F1の下位カテゴリーであるフォーミュラ2で育成ドライバーである福住仁嶺と牧野任祐を走らせている。

    福住仁嶺は、昨年のGP3シリーズを3位で終えており、正式なレッドブルのジュニアチームではないものの、レッドブルとアスリート契約を結んでおり、スーパーライセンスが確保できれば、レッドブルにとっては論理的な選択肢となる。

    来年、福住仁嶺をドライバー候補として考えているかと質問されたトロロッソのチーム代表フランツ・トストは「もちろん、そこにはホンダと関係がある。それに我々は遅かれ早かれ日本人ドライバーを走らせたいと思っているとコメント。

    「それは彼の手にかかっている。彼は優れたパフォーマンスを示さなければならない。成り行きを見守っていく」

    福住仁嶺はGP3を3位で終えたことで15点のスーパーライセンスポイントを稼いでおり、レースシートの要件を満たすためには今季のフォーミュア2をトップ4以内でフィニッシュする必要がる。

    だが、福住仁嶺はここまでの開幕6レースで1ポイントしか獲得できておらず、ランキング18位と厳しい状況に陥っている。一方、牧野任祐も4ポイント獲得でランキング17位。二人は前戦スペインでのレースで日本人同士でクラッシュを喫してリタイアに終わっている。

    トロロッソでホンダの育成ドライバーを走らせるというオプションは、2019年にレッドブル・レーシングにエンジンを供給する契約のなかでも議論の一部として話し合われている。

    本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史は「ホンダにとって非常に重要なことは、F1、モータースポーツの日本での人気を再び高めることです」と Autosport にコメント。

    「その意味で、F1ドライバーがいることは本当に重要です。F2で二人はチャンピオンシップをかけて戦っていますが、彼らはスーパーライセンスを獲得しなければなりません」

    「チームを追加することで、他チームにドライバーを加える機会が増えるのは確かです」

    ホンダのドライバーを選ぶことができれば、頭痛の種を抱えているレッドブルにとって大きな助けとなる。

    ダニエル・リカルドとレッドブル・レーシングとの将来は不明のままとなっており、カルロス・サインツがルノーに完全移籍した場合は、トロロッソからピエール・ガスリーを昇格させることになるかもしれない。

    これにより、トロロッソには空席がひとつできることになるが、ブレンドン・ハートレーは初シーズンに結果を出せておらず、F1モナコGPの結果次第ではシートを喪失する可能性が噂されている。

  • Castrol Honda Racing、ホンダ NSX GT3でスパ24時間レースに参戦

    Castrol Honda Racing、ホンダ NSX GT3でスパ24時間レースに参戦

    Castrol Honda Racingは、2018年の夏に開催されるスパ・フランコルシャン24時間レースに、ホンダのNSX GT3を駆って参戦する。

    ホンダの市販車をベースにV型6気筒3.5Lツインターボエンジンを搭載したNSX GT3は、北米で開催されているIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ・シリーズやピレリ・ワールド・チャレンジで勝利を飾っている。

    ホンダのNSX GT3カスタマー・レーシング・プログラムでは、世界3大陸のチャンピオンシップ・シリーズにNSX GT3を送り出している。

    2018年のブランパンGTシリーズ第8戦スパ・フランコルシャン24時間レースは7月26~29日に開催され、NSXシリーズにとって25年ぶりの参戦となる。1993年には清水和夫、アルミン・ハーネ、ベルトラン・ガショーのチームがNSXを駆り、ポール・ポジションから参戦した。

    NSXシリーズは、1995年のル・マン24時間レース制覇やSUPER GTでの6つのタイトル獲得など、1990年以降輝かしい戦績を残している。

    スパ・フランコルシャン24時間レースでは、JAS Motorsportが技術面のサポートを行う。

    ドナルド・スミス (Castrolスポンサーシップ・マネージャー)
    「CastrolとHondaのパートナーシップは1960年代以降、モータースポーツにおいてさまざまな功績を残してきました。Castrol Hondaのカラーリングを纏ったマシンは、二輪と四輪それぞれの世界選手権や国際大会で輝かしい成績を収めてきました。そのカラーリングをNSX GT3でも見られることを誇らしく思います。Castrolは、NSXがポール・ポジションを取った1993年のスパ・フランコルシャン24時間レースでもサポートを行いました。激戦が予想される今年のレースでもパートナーとして参加できることを嬉しく思います」

    ステファノ・フィニ (JAS Motorsportプロジェクト・リーダー)
    「昨年のスパ・フランコルシャン24時間レースでは、HondaのNSX GT3カスタマー・レーシング・プログラムの立ち上げをサポートしました。その時に掲げた目標は2018年のレースへの参戦でしたが、Castrol Honda Racingの参戦という形で実現することができて嬉しく思います。NSX GT3は今年のデイトナ24時間レースで2位に輝いていますし、そのスピードと信頼性は確かです。スパ・フランコルシャン24時間レースでも素晴らしい走りを見せてくれるでしょう」

    カストロール・ホンダ・レーシング

  • ホンダF1 「2021年以降もMGU-Hは存続してほしいと考えている」

    ホンダF1 「2021年以降もMGU-Hは存続してほしいと考えている」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年の新しいF1レギュレーションに言及。ホンダとしてMGU-Hは存続してほしいと考えていることを明らかにした。

    F1の新オーナーであるリバティメディアは、パワーユニットメーカーとして自動車メーカーがF1に新規参入することを促進するために、F1エンジンを安価でシンプルにしたものにしたいと考えており、特にMGU-Hの廃止を希望している。

    しかし、4月初めにリバティメディアが発表した2021年以降のF1の将来についての計画では、エンジンは5つの核となる要素に含まれていたものの、フェラーリやメルセデスが難色を示していたMGU-Hの廃止は省かれていた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治も、MGU-Hは市販車の関連性のあるテクノロジーであり、今後も存続することを願っているとのホンダのスタンスを語った。

    「MGU-Hはあってほしいです。我々はまだ2021年の全てを決定したわけではないと思っています。我々はFIAの方向性を尊重していますし、他のマニュファクチャラーの方向性も尊重しますが、MGU-Hはあってほしいと考えています。将来のテクノロジーの最高峰であり、市販車にも関連性がありますからね。我々としては存続してほしいです」

    「詳細に関しては明らかにしていかなければならないことがたくさんあると思います。我々は全体的な要約は把握していますが、詳細は持っていません。そこはクリアにしていかなければならない部分ですし、議論中です。多くのアイデアを考えています」

    F1の市販車との関連性について田辺豊治は「ハードウェア自体は市販車部門に直接的な移行はないと思います。エネルギーマネジメント自体は開発を続けたいと思っていますし、多くのことを学ぶことができます。そのテクノロジーは移行できると思います」とコメント。

    「エネルギーマネジメントもシステムをコントロールしています。改善することはできますし、我々の市販車部門にも役立ちます。我々は市販車部門に協力できると思っています。そのエリアに取り組み続けることは我々にとって技術的なチャレンジです。我々にとっても重要なことだと言えます」

    ホンダは、2019年からのF1パワーユニット供給についてレッドブル・レーシングと交渉を行っている。田辺豊治は、契約については自身の役割ではないが、交渉は続けられていると語る。

    「テクニカルディレクターとしての私の役割は、契約案系にはあまり関与してませんが、ホンダとして我々は学び、議論していますし、バクーでは予備的な会話をしています、まだ議論中です」とコメント。

    また、契約締結の時期については「FIAのレギュレーションに従いますが、現時点では正確にはお話しできません」と語るにとどめた。

    MGU-Hとは
    MGU-Hは、エンジンから出る排気の熱をエネルギーに変換する。通常、エンジンの燃焼室を出た高温の排気は、排気管を通じて大気に放出される。この熱エネルギーを再利用するために、専用のモーター/ジェネレーターユニットを作動させて電気を作っているのが熱エネルギー回生システム。このユニットは、MGU-Hと呼ばれている。MGU-Hの「H」は、Heatの略で「熱」(排熱エネルギー)を意味している。

    ターボ車の場合、減速を終えて次に加速しようとアクセルを踏んでも、排ガスの流量が増えてタービンが本来の性能を発揮するのに一定の時間を要してしまう(ターボラグ)。そこで、MGU-Hを利用してコンプレッサーを回転させ、タービンが排気の到達を待たずに機能させることで、ターボラグの解消を行っている。

    全開加速時は、タービンに供給される排気エネルギーが増えるため、エンジンが必要な空気を圧縮するためのコンプレッサーの仕事を上回る場合がある。その際、使いきれなかった排気エネルギーによってMGU-Hで発電し、その電力を、直接MGU-Kに送る。MGU-Hでの発電量は制限されておらず、バッテリーの充放電エネルギー制限に縛られることなく、エンジンにMGU-Kの出力を上乗せして走ることができる。言い換えれば、余った排気エネルギーを、効率良く加速に使うことができる。コーナー出口の全開加速では、MGU-Hからだけでなく、バッテリーからもMGU-Kに電力を供給する場合がある。こうすることで、MGU-Kをレギュレーションで決められた最大出力(120kW)で駆動し、フル加速することができる。

  • ホンダF1 「レッドブルとはマクラーレンとのような状況には陥らない」

    ホンダF1 「レッドブルとはマクラーレンとのような状況には陥らない」

    ホンダF1は、2019年からレッドブル・レーシングにF1パワーユニットを供給することになっても、マクラーレンのときのような状況には陥らないと考えている。

    レッドブル・レーシングは、過去に4度のダブルタイトルを制覇した現在のパワーユニットサプライヤーであるルノーとの契約が今シーズン末で期限を迎えることになっているが、まだ契約の延長を申し入れていない。

    レッドブル・レーシングは、現在、姉妹チームであるトロロッソにF1エンジンを供給しているホンダと2019年の契約について交渉していることを明らかにしており、ルノーを継続するか、ホンダとワークス契約を締結するかを評価している。

    先週末F1スペインGPが開催されたカタロニア・サーキットにも本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史が訪れ、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコと2019年以降のエンジン契約についての議論を進めた。

    今年、トロロッソと新たなパートナーシップを開始し、良好な関係を築いているホンダだが、昨年まで3年間パートナーを組んでいたマクラーレンとは良い関係を築くことはできなかった。

    マクラーレンとのパートナーシップ解消が決定した際、本田技研工業のモータースポーツ部長の山本雅史は「マクラーレンと組んでみて分かりましたが、企業の規模が大きいと、とてもシステマチックになります。もちろん、それが大きな強みであることは間違いないのですが、同時に変化に適応していくことは難しくなります」と語っていた。

    「その点、トロ・ロッソはまだ成長途上にある企業です。同じゴールを目指して一緒に歩んでいける関係であることが重要です。いいコミュニケーションをとりながら仕事ができることを、本当に楽しみにしています」

    マクラーレンとホンダとのパートナーシップがうまくいかなったのは、主に文化の違いによるコミニュケーションに問題があったとされている。

    トロロッソは、それを踏まえてチーム内で日本文化についてのセミナーを開催。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムートマルコも日本語を勉強していることを明らかにしている。

    「マクラーレンとのパートナーシップは非常に難しいものでしたが、非常に良い経験でもありました。彼らはパートナーとして非常に貴重な経験をさせてくれました」と山本雅史は語る。

    「我々は今、トロロッソとまた違った経験をしています。とてもうまくいっています。レッドブルと組むことになっても、マクラーレンのような状況にはならないでしょう。同じような状況になるとは思っていません」

    レッドブル・レーシングとの契約が決定した場合、ホンダは2015年にF1に復帰して以来、初めて2チームに供給を拡大することになる。現在、ルノーへの不満を表しているレッドブルだが、今シーズンすでに1勝を挙げており、エンジンサプライヤーへの要求はマクラーレンにも決して劣らないくらい厳しい。

    「我々は非常にポジティブです。トップチームのレッドブルと契約を結ぶことはホンダにとって本当に大きなことです」と山本雅史はコメント。

    「それはエンジンメーカーの我々にある種のプレッシャーを与えます。レッドブルのサイズに我々が本当に対応できるのかなど、多くの側面を非常に良く考えていかなければなりません。我々はエンジンを供給することに責任を持たなければなりません」

  • ホンダF1 「ライバルメーカーに追いつくには多くのエリアで改善が必要」

    ホンダF1 「ライバルメーカーに追いつくには多くのエリアで改善が必要」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ライバルのエンジンメーカーのパフォーマンスに追いつくためには改善しなければならないエリアがたくさんあると認める。

    ホンダは今年、トロロッソと新たなパートナーシップを開始。第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが4位入賞。ホンダにとって2015年にF1復帰して以降のベストリザルトとなった。

    だが、それ以降のレースでは低迷。その後、エネルギーマネジメントの運用を見直したことで、先週末のスペインGPでピエール・ガスリーがQ2進出。改善の兆しをみせた。

    マクラーレンとの3年間のパートナーシップで多数の信頼性トラブルに見舞われたホンダは、昨年の同じコンセプトを維持して、進化させることを決断。より細かなディテールに集中し、相関ツールのクオリティを進歩させることに焦点を当てた。

    プレシーズンテストではほぼノートラブルの信頼性を発揮したホンダのF1パワーユニットだが、開幕戦ではピエール・ガスリーのユニットのMGU-Hにトラブルが発生。ダメージはエンジンにまで及んでいた。

    しかし、その後に対策を施したMGU-Hにはトラブルは発生しておらず、4戦連続でレースを続けている。たった4戦ではあるが、昨年までの故障が多発していた状況を考えれば、大きな改善だと言える。

    「ハードウェアの問題でした」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はF1公式サイトにコメント。

    「もう問題は解決していると思っています。ですが、まだ我々は十分なレースを走行していません」

    田辺豊治は、ライバルのメルセデス、フェラーリ、そしてルノーに追いつくという挑戦に幻想を抱いてはいない。

    「他のエンジンメーカーに追いつくためには取り組まなければならないエリアがたくさんあります。我々は懸命に仕事をしています。そして、懸命に仕事を続けていきます」と田辺豊治は語る。

    「我々は新しいチームです。前回のレースからも技術的なこと、トラックでの準備、チームとして効率的に働く方法など、まだ多くのことを学んでいます。我々はまだ学習しているところです」

    ホンダはF1復帰以来、多数の信頼性トラブルに見舞われてきた。だが、F1を戦うには信頼性を確保しながら、パフォーマンスを追求しなければならない。

    「パフォーマンスと信頼性に関しては常に妥協する必要があります」と田辺豊治は語る。

    「パフォーマンスをあまり重視しすぎると、信頼性に問題が発生してしまうこともあります。我々はどれくらいパフォーマンスを引き上げられるかを評価し、信頼性での結果を確認します。そして、妥協点を見つけようとしています」

    2018年はF1カレンダーが21戦に拡大されたにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減されている。

    トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを2基目を使用。スペインGPのフリー走行3回目にクラッシュを喫したピエール・ガスリーは、ターボチャージャとMGU-Hが3基目、それ以外はすべて2基目が投入されており、残り166戦の段階でペナルティに王手がかかっている。

    だが、エンジン故障という点ではホンダは大幅な改善を果たしている。昨年のこの時点ホンダはフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンに40のコンポーネントを投入。バンドーンは、ターボチャージャ、MGU-H、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスが5基目に達していた。だが、今年は約半分の22のコンポーネントに収まっている。

    現在、ホンダはパフォーマンスに焦点を移行しており、近い将来、20馬力アップを達成するアップデート投入されると報じられている。

    「大きな改善を果たすのは簡単なことではありません」と田辺豊治はコメント。

    「もちろん、我々はシーズン中にアップデート版アイテムを適用していく予定です。現時点ではそれらがいつ投入されるかはお話できません」

    今年は21戦でエンジンの使用は3基に限られているため、必然的に第7戦カナダGPと第14戦シンガポールGPがアップデートを投入する最適なタイミングとなる。

    ホンダは開幕戦でのMGU-Hの故障とスペインGPでのブレンドン・ハートレーの事故により、その計画に狂いが生じている。しかし、それでもペナルティを最小限に収めるために計画を練っている。

    昨年、ホンダはマクラーレンのパフォーマンスを改善させるためにペナルティを無視して積極的にアップグレードを投入。エンジン関係の降格ペナルティは合計に320グリッドに及んだ。

    しかし、今年はパフォーマンス改善を確信できたときのみアップグレードを投入するとしており、HRD Sakuraでダイナモ上でテストエンジンでの相関関係の改善が引き続き行われている。

    「相関関係を改善する多くのエリアがあります。十分に完璧ではありません。いくつかのエリアでは優れた相関関係が出ています。ですが、改善する必要がある部分があります」

  • トロロッソ 「ホンダと一緒に勝てるマシンを造りたい」

    トロロッソ 「ホンダと一緒に勝てるマシンを造りたい」

    トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、ルノーからホンダにF1パワーユニットを変更したことに満足しており、長期的にホンダと優勝を狙える位置まで行きたいと語る。

    トロロッソは、今年からホンダとワークス契約を締結。第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが4位入賞を成し遂げている。

    ジェームス・キーはホンダとの共同作業を楽しんでいると SpeedWeek に語った。

    「とっくにハネムーンは終わっている。関係はさらに深まっているし、とてもうまく協力できている」とジェームス・キーはコメント。

    トロロッソにとって、エンジンメーカーのワークスチームとして活動するのは今回が初めての経験となる。

    「そこは我々が喜んで受け入れた挑戦だ」とジェームス・キーはコメント。

    「我々はこれまでエンジンメーカーと密接に仕事をする機会は一度もなかった。我々はファクトリー・レーシングチームとしてより大きな責任を抱えている」

    「単なるカスタマーチームとして状況とは完全に異なっている。ホンダは我々の希望のひとつひとつに応えてくれているし、サーキットでもやりやすくなった」

    最近、トロロッソの姉妹チームであるレッドブル・レーシングが2019年からホンダとワークス契約を結び「レッドブル・ホンダ」が誕生する可能性が高いと報じられている。それが実現すれば、ホンダにとってトロロッソよりもレッドブルの方が重要度の高い契約になると考えられている。

    それでも、ジェームス・キーは、トロロッソもホンダのF1パワーユニットで勝利することは可能だと考えている。

    「他のチームは勝つことはできないとルールのどこかに書いてあるかい?」とジェームス・キーは語る。

    「我々がトップチームたちに追いつくことも可能だと考えている。ちょっとした幸運があれば、表彰台も間違いなく可能だ」

    「長期的には、ホンダと一緒にレースで勝利できる位置まで行けることを願っている」