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  • 【SUPER GT】 ホンダ:第4戦 タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第4戦 タイ 決勝レポート

    6月30日(土)~7月1日(日)、チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム県)で2018年度SUPER GTシリーズ第4戦が開催された。タイでのSUPER GT公式戦は2014年の初開催以来、今年で5回目。

    土曜日は朝から太陽が照りつけ、気温・路面温度とも急上昇する中で練習走行が行われ、トップ5にNSX-GTが2台食い込む結果となったが、午後の公式予選が始まる直前に雷を伴ったスコールがやってきて、コースは一気にフルウエットへ。予選タイムアタックにはタイヤ選択と交換タイミングが非常に難しいコンディションとなった。

    Q2進出の8台に4台のNSX-GTが食い込み、ポールポジションを目指して争った結果、#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)がポールポジションを獲得。2番手には#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が続き、5番手に#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)、8番手に#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が並んで、予選トップ8に4台のNSX-GTが並ぶ結果となった。

    決勝レースは日曜日、快晴の空の下で始まった。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの武藤が先頭に立ってレースをリードしたが、2番手につけた#39 DENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンが2秒弱の差で続き、振りきれないまま緊迫した走行が続いた。序盤3番手につけていた#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)もライバルの追撃を受けて徐々に順位を落としていった。

    #16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)は19周目に#39 DENSO KOBELCO、27周目に#6 WAKO’S CR LC500のオーバーテイクを許し、3番手となって29周を走り終えてピットイン、タイヤ交換と給油を行って中嶋にマシンを引き継いだ。しかしピット作業でタイヤ交換に手間取り、コースに戻ったときには大きく順位を落としてしまう。

    その後、中嶋は追い上げにかかったが、後方からも追撃を受ける苦しい状況でレース終盤を戦うことになり、結局5番手でレースを走りきり、チェッカーフラッグを受けた。#17 KEIHIN NSX-GT(小暮)は7位、#64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮)は9位でフィニッシュして、シリーズポイントを獲得した。

    レースは#39 DENSO KOBELCの小林可夢偉がトップチェッカーを受け、GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が優勝した。#34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)がGT300クラス9位となり今季2度目の入賞を記録した。

    また、ランキング首位でこの一戦に臨み、最も重いウエイトハンデと燃料リストリクターで戦った#100 RAYBRIG NSX-GTは厳しいレースを11位で終え無得点だったが、ランキング上位のライバルもまた得点を伸ばせませなかった。

    佐伯昌浩 (プロジェクトリーダー)
    「予選は雨からドライに変わるタイミングでタイヤ選択がうまくいき、Honda勢が上位に並びましたが、レースではウエイトハンデもあり、軽いクルマが順位を上げてくるだろうと予想はしていました。その中で、TEAM MUGENはウエイトハンデも少ないのでなんとかがんばって5位でまとめきってくれました。シリーズ後半に向けて仕切り直すような形になりましたが、チャンピオンを目指してがんばります。エンジンは、今回のレースが終わった時点でチェックを行い、それ次第で早ければ次の富士で2基目を投入することになります」

    武藤英紀 (5位)
    「予選でポールポジションを取り、スピードを示すことができた週末だったと思います。ただ、決勝はライバルが非常に速く、スタートから全力で飛ばしましたがあれが限界で、GT300を処理する過程で順位を落としてしまいました。そんな中で自分たちのポテンシャルはすべて引き出せたので、シーズン後半に向けて可能性が見えました。課題も残ってはいますが、予選で速さをみせる自信がつきました」

    中嶋大祐 (5位)
    「予選では、クルマもタイヤも高いパフォーマンスを発揮してくれて、自分たちが昨年から目指していたものを達成できたなとうれしく思います。決勝では、ピット作業で少しトラブルがあって順位を落としましたが、自力で2台オーバーテイクもできました。ただ、いろんなことをして38号車(ZENT CERUMO LC500)を押さえていたんですが、最後はさすがに力尽きてポジションを落としてしまったのは残念です。でも今回は、昨年の僕たちにはできなかったことができ、敵を見て戦うことができたので、結果をポジティブに受け止めてシリーズ後半に臨みます」

    関連:【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

  • ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表

    ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表

    ホンダは、2019年シーズンよりレッドブル・レーシングとトロロッソの2チームにF1パワーユニットを供給することを発表した。ホンダが2チームにパワーユニットを供給するのは、2015年にF1に復帰して以来初めてのこととなる。

    バーレーンGPでは4位に入り、先週のカナダGPでも力強い走りを見せるなど、今シーズンから始まったトロロッソとのパートナーシップは、これまでのところポジティブな結果を残している。

    2019年シーズンからは、そこにレッドブル・レーシングとのパートナーシップが加わる。レッドブル・レーシングとホンダの契約は2年契約。このパートナーシップに関して、本田技研工業のモータースポーツ部長の山本雅史は以下のように説明している。

    「これまでトロロッソとの関連でヘルムート・マルコ氏と話す機会は何度もあったので、『いつか一緒にやりたいね』という話はどちらからともなく出てきていました」と山本雅史はコメント。

    「来季に向けては各チームともに既に準備を始めている段階だと思いますので、我々としてもレッドブル・レーシングと一緒に、できるだけ早く車体とのマッチングなどの開発を開始します。昨年のトロロッソとのパートナーシップ決定時よりも時間的な余裕はあるものの、それでもタイミングとしてはギリギリだと考えていますので、コミュニケーションよくプロジェクトを進めていかなくてはなりません」

    レッドブル・グループが2つのチームを所有しており、レッドブル・レーシングのほうが人員や予算規模も大きいことから、そちらがワークスになると見る向きもある。しかし山本雅史は、今回は必ずしもそうではないと語る。

    「来年からはレッドブル・レーシング、トロロッソの2チームに、レギュレーションに沿って同仕様のパワーユニットを供給することとなります。我々パワーユニットマニュファクチュラーからすると、これまでのように供給先チームをワークス/カスタマーと定義づける考え方は、それぞれに同一パワーユニットを供給しなくてはならないという現行レギュレーションを考慮すると成立しないと思っています」

    「そういった意味でも今回の契約は、レッドブル・レーシング、トロロッソ、そしてホンダの三者がイコールになるようなパートナーシップだと考えています。今年からパートナーシップを組んでいるトロロッソも同様ですが、今回の契約交渉を通し、レッドブル・グループがホンダという会社に対して非常にリスペクトを払ってくれていることを強く感じました。F1では過去3年間、我々はなかなか思うような成績を出すことができずに苦しんできたわけですが、そのような状況にあっても、ホンダとのパートナーシップに可能性を見出し、真摯な姿勢で交渉に臨んでくれたことにとても感謝しています」

    八郷隆弘 (本田技研工業株式会社 代表取締役社長)
    「2018年シーズンからパートナーシップを開始したトロ・ロッソに加え、2019年からは新たなパートナーとして、アストンマーティン・レッドブル・レーシングを迎えることになりました。来季は2チームへPUを供給することで、より多くのデータ収集が可能となり、開発のスピードアップに繋げることができます。また、なによりもレッドブル・レーシング、トロ・ロッソ、両チームと強力なパートナーシップを築くことにより、我々の目標である勝利へさらに近づくことができると思っています。今回の契約は非常に短い期間で決定しましたが、2つのチームとホンダが対等となるパートナーシップの締結に際し、レッドブル・グループの我々に対するオープンかつ公平な姿勢に感謝しています。また、いつも熱い応援をいただいているファンの皆様には、我々の新たな挑戦にさらなるご声援をよろしくお願い申し上げます」

    ヘルムート・マルコ (レッドブル モータースポーツアドバイザー)
    「今回のレッドブル・グループとホンダのパートナーシップ締結は、Red Bull Technology(レッドブル・テクノロジー)により統括される2つのF1チーム、レッドブル・レーシングとトロ・ロッソにとって、新たな時代の幕開けと言えます。また、ここまでホンダが見せてきた努力と進歩、そして我々とも通じる部分が多い勝利に対する信念は、素晴らしいものだと感じています。来季は3者が強く結びつく形でシーズンを戦うことになりますが、ホンダと一緒に仕事をすることを、非常に楽しみにしています」

    クリスチャン・ホーナー (アストンマーティン・レッドブル・レーシング チーム代表)
    「今回締結したホンダとの2年契約は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングにとって、チャンピオンシップタイトルの獲得に向けた、エキサイティングなステージの幕開けを意味しています。このような決断を下すとき、我々の判断基準は一つしかありません。『この決定がより高いレベルでのパフォーマンスに結びつくか否か』です。ここまで慎重に分析と検討を重ねてきましたが、今はホンダとのパートナーシップ締結こそがチームを正しい方向に導くものだと確信しています。ホンダが今年、我々の姉妹チームであるトロ・ロッソと一緒に見せている進歩のスピードは印象的で、彼らがF1で目指しているゴールは、我々の目標と同じだとも感じています。来年ホンダと一緒に仕事ができることを非常に楽しみにしていますし、ともにF1の頂点を目指します」

  • ホンダF1 特集:トラクションとドライバビリティ

    ホンダF1 特集:トラクションとドライバビリティ

    ホンダF1のパワーユニットエンジニアを務める森秀臣が、各サーキットに合わせたパワーユニットのセッティングについて解説した。

    年間カレンダーにある21のレースを通じて、F1はありとあらゆる試練をマシンに課す。レースが開催される各サーキットには、それぞれにチームが取り組まなければならない特有の課題が存在する。

    カナダGPは、モントリオールのセント・ローレンス川の中洲にあるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた。ハイスピードでコース幅の狭い同サーキットでは、チームは前戦モナコGPとは異なる課題に立ち向かわなくてはならない。

    分かりやすく言えば、このサーキットは、そのほとんどが長いストレートとシケインで構成されている。サーキットの後半に配されているヘアピンカーブのあとには、トラック上で最も長いストレートが待ち受けている。これらが意味するのは、ここでいいパフォーマンスを発揮するためにはダウンフォースを削らなければならないということだ。

    「パワーユニットについて大事なことを挙げていくとキリがありませんが、ロングストレートが多いこのサーキットでは、トップスピードがなにより重要です」とホンダF1のパワーユニットエンジニアを務める森秀臣は、カナダGPについて聞かれると、そのように説明した。

    「そしてトップスピードに到達するためには、各コーナーの出口でトラクションを発揮することが欠かせません」

    「これはカナダに限っての話ではありません。多くの低速コーナーと、急加速が必要なセクションを併せ持つモナコのような市街地サーキットでも、トラクションは非常に重要な要素となります」

    他の異なる特徴を持ったサーキットでもトラクションが重要な要素となるということは、パワーユニットがそれぞれのサーキットごとに大きく異なる動作をしているわけではないということを意味する。しかし、ロングストレートでの加速がトラクションによる影響を受ける場合には、話が違ってくる。

    「現行レギュレーション下でのパワーユニットにはターボチャージャーが搭載されています」と森秀臣は説明する。

    「ターボを搭載しているエンジンでは、加速をしようと思った際にターボの作動が遅れるターボ・ラグと言う現象が発生します。ドライバーがスロットルペダルを踏み込んでもすぐに出力が増加しないことがあるのですが、加速が始まるまでの間隔があまりに長いと、ドライバーがスロットルペダルで出力をコントロールすることが難しくなってしまうんです」

    ターボチャージャーはエンジンの出力を増すため、より多くの空気を内燃機関(ICE)に送り込む形で機能する。ターボチャージャーにより圧縮された空気がインレットマニホールドに送り込まれ、一般的に圧縮空気が燃焼することにより生み出される力を“ブースト”と呼んでいる。

    パワーユニットマニファクチャラーは、出力を増すためにインレットマニホールド内に送り込むのに適切な空気圧をコントロールしている。

    「ーがトルクが足りないと感じた場合には、我々にはブーストを増加させるという選択肢があります。そうすることによって、ドライバーが満足するレベルまでトルクを増すことができます」

    このような調整は、パワーユニットのドライバビリティ向上に貢献する。ドライバーが望むのは、滑らかで予測しやすく、そして可能な限り素早いパワー供給です。ブースト圧が高いほど、より顕著なターボ・ラグが発生するが、パワーユニットは多くのエネルギー回生システムを用いてこれを補っている。

    ブレンドン・ハートレーはこれらについて「ドライバーの目線から言えば、いまのパワーユニットのパワー供給は非常に滑らかに行われていると思います」と語る。

    「コックピット内にもパワー供給を操作するためのいくつかのツールがありますが、基本的にはスロットルペダルを踏み込めば、踏み込み具合に応じたパワーが得られているのです」

    「マシンの走行中には、MGU-HとMGU-Kを効率よく機能させるべく、エンジニアたちが収集したデータを用いて非常に複雑なシステムを動かし、多くのプログラミング作業を行っています。しかし、ドライバーの目線からは、エネルギー供給に関してそこまで多くの作業が発生していることには気が付きません。ただ、多くのエネルギーがエンジンから供給されているのを感じるだけです。これはすばらしいことです」

    コーナーから加速する際、エンジンから一貫したパワーを得られなければ、マシンがスピンしてリアタイヤを損傷してしまうだろう。しかし、例えパワーの供給がドライバーの望み通りに機能していても、最適なペダル操作を行い、最高の加速を得られるかどうかはドライバーの腕次第だ。

    森秀臣はこう説明します。「昨今のFIAの規則では、ECUによる自動のトラクション・コントロールは禁止されています。フリー走行が終わったあとは、リザルトとドライバーからのフィードバックを基にブーストの調整を行います。そうすることで、各コーナーでドライバーの思い通りのブーストを得られるようにするためです。しかし、基本的にはドライバーが自らでマシンのトラクションをコントロールすることができます。トラクションに関しては、セッティングよりドライバーの腕によるところが大きいということです」

    ただ、パワーをマシンに伝えると言う部分では、パワーユニットの制御以外の部分がより重要になってくる。リアタイヤにより多くの垂直荷重が掛かっていた方が、タイヤがスピンしにくくなるからだ。そこにはダウンフォースの強さも大きく関係する。

    「ダウンフォースが大きいということは、マシンがより路面に張り付いているということです。カナダでは、ロングストレートでマシンにかかるダウンフォースを最小限に抑え、ストレートスピードを上げようとしています。これに関しては、シャシー側のエンジニアたちと話し合ってバランスを取る必要があります。ダウンフォースが高ければトラクションもそれだけ増しますが、同時にトップスピードも下がってしまいますから」

    「これらの作業は、その大部分がシミュレーターを使って行われます。レース前からダイナモを使ってトルクコントロールをテストすることもあります。最も重要なのはドライバーからのコメントですが、分析はFP1が終わったあとだけでなく、セッション中も継続して行います。そうすることで、もしもドライバーになにかしらの不満があれば、パワーユニットやその他の設定を再調整することができます。ときには、改善のためにセッション中に異なるセッティングを提案することもありますね」

    モナコではトラクションを高めることに焦点が置かれていましたが、カナダではトップスピードを増すため、逆にトラクションとの妥協点を見つけることが重要となった。また、レースでのオーバーテイクが極端に難しいとされるモナコでは予選のパフォーマンスが重要だったのに比べ、モントリオールでは異なる戦略が必要とされた。

    「予選では最大限のパフォーマンスを発揮することを目的としていますが、ここカナダではレース中にオーバーテイクするチャンスが多く発生します。そのため、ロングストレートに特化したセッティングも準備しなくてはならないのです。このモードでは最も速いラップタイムを記録することはできませんが、レース中にドライバーがオーバーテイクしやすくし、またライバルに抜かれないようにするために必要不可欠です」

    「そのためには、我々だけでなくライバル勢のマシンに関しても知っておく必要があります。チームには過去のデータがあるので、トラックのどこでオーバーテイクが行われやすいのか、その傾向が分かります。それを見ながら、どこでよりエネルギーが必要なのかを話し合うんです」

  • ホンダ、小型ビジネスジェット機「HondaJet」を日本で販売開始

    ホンダ、小型ビジネスジェット機「HondaJet」を日本で販売開始

    ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーは、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の日本での受注を本日より開始する。

    販売にあたっては、丸紅エアロスペース株式会社をディーラー「HondaJet Japan」に指定し、販売・整備・機体の運用サポートなどの各種サービスを提供する。

    ホンダ エアクラフト カンパニーは、国土交通省 航空局に対し、今年5月に機体の型式証明申請を行っており、2019年前半のHondaJet 納入開始を目指している。

    HondaJetの特徴は、他のビジネスジェット機にはない独自の設計思想で、主翼上面にエンジンを配置し、空力的に大きな効果を得られる最適な位置と形状を備えている。また、その革新的なエンジン配置により、胴体にエンジン支持構造を必要とせず、内部スペースを最大限利用できることから、クラストップの広い客室と大容量の荷物室を実現した。客室は、素材の質感、造形、構造の細部にまでこだわり、高い安全性、静粛性、安定性と合わせて、乗員に快適な空の移動を提供する。

    日本では、HondaJetの性能をさらに向上させた、最新型の「HondaJet Elite(エリート)」を販売する。これは、従来のHondaJetに対して、約17%の航続距離延長(+396km)、エンジンノイズを低減させる新インレット構造採用による静粛性の向上、そしてアビオニクスシステムや安全性制御をさらに進化させた先進の小型ビジネスジェット機で、燃費・最高速度・最大運用高度・上昇性能・航続距離・静粛性・室内サイズなど、全ての主要性能項目でクラス最高水準を実現している。

    ビジネスジェット機を利用する最大のメリットは、移動に伴う時間的制限からの解放。定期便とは異なり、自由な時間に目的地に向かうことができ、空港での待ち時間も大幅に短縮できる。さらに、静かでプライバシーが守られる機内空間でのビジネスミーティングなど、移動時間の有効活用も可能となる。

    ホンダは創業以来、「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」という想いのもと、二輪車・四輪車・パワープロダクツなどの多岐にわたる事業を展開してきました。今回のHondaJetの日本での販売開始により、さらにお客様の生活の可能性を拡げていく。

    八郷隆弘 (本田技研工業 代表取締役社長)
    「空を自由に移動できるモビリティーの実現は、Hondaにとって、創業当初からの夢でした。未知の領域であった航空機の開発にあたっては多くの困難がありましたが、我々は、独創的な技術によって従来の航空機の常識を変える、まさに“今までに無い価値を創造する”小型ビジネスジェット機『HondaJet』を創り上げました。そしてついに、Honda創業の地である日本で販売を開始することができ、心よりうれしく思っています」

    藤野道格 (ホンダ エアクラフト カンパニー社長)
    「これまでHondaJetに対して、日本においても多くのご期待の声が寄せられていました。今回、日本で販売を開始することをとてもうれしく思います。日本のお客様にお届けするHondaJet Eliteは、従来のHondaJetを進化させた最新型モデルで、性能や燃費効率、快適性や静粛性などで圧倒的な優位性を備えており、日本のお客様にも新たな感動を提供することができることを願っています。今後、日本においても多くの方にHondaJet Eliteを体験していただき、日本におけるビジネスジェットの普及を目指していきたいと思います」

    氏家俊明 (丸紅株式会社 輸送機グループCEO 常務執行役員)
    「HondaJetの日本国内販売という重要な役目を拝命し身の引き締まる想いです。丸紅グループの総力を挙げて、日本でビジネスジェットをもっと身近に、さまざまなお客様にHondaJet Eliteによる快適な空の旅を提供できるよう、全力を尽くしてまいります」

    遠矢源太郎 (丸紅エアロスペース株式会社 代表取締役社長)
    「HondaJet JapanとしてHondaJet Eliteの販売およびサービスを行うことを大変うれしく思います。30年以上のビジネスジェット事業での経験から築きあげた実績やノウハウを生かして、HondaJet Eliteをより多くの皆様にご利用いただけるよう、インフラ整備や周辺事業にも注力し、新たなスタンダードを創造すべく邁進してまいります」

    HondaJet Elite 主要諸元

    座席数 最大7人乗り。※標準仕様: 乗員1名+乗客5名(オプション: 乗員1名+乗客6名)
    エンジン GE Honda エアロエンジンズ社製(GHAE)HF120
    最大運用高度 13,106m(43,000ft)
    全長×全幅×全高(m(ft)) 12.99×12.12×4.54(42.62×39.76×14.90)
    最大巡航速度 422ノット(約782km/h)※高度3万フィートにおいて
    航続距離 2,661km(1,437nm)※従来のHondaJetは、2,265km(1,223nm)
  • ホンダF1、カナダGPでのF1エンジンアップグレードに慎重な姿勢

    ホンダF1、カナダGPでのF1エンジンアップグレードに慎重な姿勢

    ホンダF1は、カナダGPで投入するF1エンジンアップグレードについて慎重にアプローチしていきたいとしている。

    来週末のF1カナダGPは、パワーセンシティブなジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催され、7戦目という論理的なタイミングでもあることから、ホンダは今シーズン初のパフォーマンスアップデートを導入するとされている。

    だが、ホンダのF1パワーユニットは、開幕戦オーストラリアGPでピエール・ガスリーのMGU-Hにトラブルが発生し、両方のドライバーは第2戦バーレーンGPで2基目のMGU-Hとターボチャージャーを投入。ピエール・ガスリーに関しては内燃エンジンにもダメージが及んでたため、2基目のエンジンを投入している。

    つまり、ピエール・ガスリーは2基目のエンジンでまだ5戦しか走っておらず、ブレンドン・ハートレーも第5戦スペインGPの最終プラクティスでクラッシュを喫したことでエンジンを交換。2基目のエンジンでまだそれほどマイレージを重ねていない。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ホンダとしては信頼性がまだ最優先事項であり、パフォーマンスに関しては一歩ずつ進めていきたいと語る。

    「これまでのところ、信頼性は安定しているように見えますが、パフォーマンスをあまりに激しくプッシュしすぎないよう注意する必要があると思います。バランスをとる必要があります」と田辺豊治はコメント。

    「我々にはやらなければならないことがたくさんあります。短期的なソリューションはそれほど多くなく、ほとんどが長期的なものです」

    「我々が何らかのものを開発し、それをエンジンに適用する場合には、信頼性テストをする必要があります」

    「パフォーマンスを改善させる小さなことであっても、我々には時間が必要です」

    マクラーレンとの3年間で厳しい批判を受けたホンダは、今シーズンのパフォーマンスについては公式に声明を述べることを避けようとしているようだ。

    だが、トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーは、ホンダのF1エンジンアップグレードに“本当に興奮している”と期待を隠さない。

    「ピエール・ガスリーは「コンピュータ上で正確にどのような違いが出るかわかるまで待つつもりだ」とコメント。

    「僕がF1で学んだのは、新しいパーツを搭載するまで様子を見た方がいいということだ。期待していたほどうまく機能しないときもあるからね」

    「でも、僕たちは正しい方向に進むだけだと思っている。実際、今回のアップグレードには本当に興奮しているよ」

    ピエール・ガスリーは、前戦F1モナコGPっで7位入賞を果たしており、トロロッソ・ホンダは開幕6戦中3戦でポイントを獲得。コンストラクターズ選手権でハースと同ポイントの7位につけている。

    トロロッソ・ホンダは、低速でエンジンが強調されるサーキットで特に強く、ホンダは2018年型パワーユニットの信頼性とエネルギー回生システムの運用に満足していると語る。

    「モナコで重要なポイントは低速域とオン・オフのスロットルアプリケーションでした」と田辺豊治はコメント。

    「それはエネルギーマネジメントを設定するための重要なパラメータのひとつです」

    「我々は、コーナーでのシャシーの挙動、そして、ドライバーが早めにアクセルを開けられるようにドライバビリティにかなり取り組んできました」

    「エンジンにとっては、信頼性、パワー、ドライバービリティが重要なポイントです」

    「もちろん、ラップタイムのためにはパワーは重要ですが、ドライバビリティも大きな影響を与えます」

    「我々のエンジニアは、スロットルアプリケーションの信頼度を高めるために常にチームとドライバーとコミニュケーションをとってます」

    関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル 「F1カナダGPでルノーとホンダのパフォーマンスを比較する」

    レッドブル 「F1カナダGPでルノーとホンダのパフォーマンスを比較する」

    レッドブル・レーシングは、2019年のF1エンジン供給元についてF1カナダGPでルノーとホンダを比較するとの姿勢を崩しておらず、決定は6月末、あるいは7月上旬になるだろうと述べた。

    現在、レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    ルノーは、再三にわたってレッドブル・レーシングに早期決断を促しており、提示した最終期限を守らないことに苛立ちを露わにしている。

    だが、ダニエル・リカルドが、ルノーのF1パワーユニットの不具合によってERSを失ったマシンで優勝したF1モナコGPの後、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは“6月末、もしくは7月上旬”に決定することになるだろうと語った。

    「あと1か月くらいはかかるだろう。6月末、もしくは7月初旬だ。そこが我々が常に話してきたワイムフレームだ」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    「2週間後のモントリオールでエンジンパフォーマンスを比較することに大きな関心を寄せている」

    F1カナダGPは、第7戦として6月10日に開催される。そこでホンダとルノーはF1パワーユニットに大幅なアップグレード投入を予定いている。

    「モントリオールでは少し改善されたものを手に入れることになるが、我々はそれらを最大限に活用する必要がある。それが我々にとって非常に重要なことだ」とクリスチャン・ホーナは語る。

    レッドブル・レーシングは今シーズン2勝を挙げているが、クリスチャン・ホーナーは、ルノーエンジンを継続使用する場合の最大の課題となるのが予選でのスピードだと考えている。

    先週末のF1モナコGPではダニエル・リカルドが圧倒的な速さをみせて今季初のポールポジションを獲得したが、それまでの5選では一度もフェラーリとメルセデスを上回ることができていなかった。

    クリスチャン・ホーナーは「私が間違っていなければ、我々はこれまでの6レースで5度のファステストを記録している」

    「予選の最終セッションでもっと多くのパワーを得ることができれば、メルセデスやフェラーリを厳しい立場に追い込むことを妨げるものは何もないはずだ」

    F1モナコGPでは、ホンダの首脳陣がレッドブル・レーシングのモーターホームを訪れていたことが目撃されていたという。ホンダ側もレッドブル・レーシングとパートナーシップを結ぶべきか、もしくはトロロッソとの単独ワークス契約を継続するべきか検討している。

    本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史は「我々は非常にポジティブです。トップチームのレッドブルと契約を結ぶことはホンダにとって本当に大きなことです」と語っている。

    「それはエンジンメーカーの我々にある種のプレッシャーを与えます。レッドブルのサイズに我々が本当に対応できるのかなど、多くの側面を非常に良く考えていかなければなりません。我々はエンジンを供給することに責任を持たなければなりません」

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「レッドブルは責任感を持って行動すべきだ」と Auto Hebdo にコメント。

    「彼らはすでに必要なデータはすべて持っている。私には彼らの曖昧な振る舞いが理解できない。彼らはカナダまで待つことを望んでいるが、モントリオールのレース後の月曜日に明らかになる事実などないだろう」

    「彼らはホンダを望み、ルノーを待たせている。だが、我々は無期限に待つことはできない」

    だが、シリル・アビテブールは、ルノーとしては2019年以降もレッドブル・レーシングにF1パワーユニット供給を続けたいと考えていると語る。

    「我々はレッドブルと続けたいと考えている。彼らが3年間契約を結ぶならね。そうすれば、我々もセキュリティー計画を立て、投資を行い、さらにリソースを増やすことができる」

  • ルノーF1、レッドブルの“ホンダのアップグレード待ち”に苛立ちのピーク

    ルノーF1、レッドブルの“ホンダのアップグレード待ち”に苛立ちのピーク

    ルノーF1は、レッドブル・レーシングが2019年のF1エンジンサプライヤー決定について“ホンダのアップグレード待ち”の態度を貫いていることに苛立ちがピークに達しているようだ。

    現在、レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    ルノーF1は、5月中に決断よう要求したが、レッドブル・レーシングはF1カナダGPまで決断するとの姿勢を崩していない。F1カナダGPではホンダとルノーの両方がF1パワーユニットに大幅なアップグレードを投入するとされている。

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「レッドブルは責任感を持って行動すべきだ」と Auto Hebdo にコメント。

    「彼らはすでに必要なデータはすべて持っている。私には彼らの曖昧な振る舞いが理解できない。彼らはカナダまで待つことを望んでいるが、モントリオールのレース後の月曜日に明らかになる事実などないだろう」

    「彼らはホンダを望み、ルノーを待たせている。だが、我々は無期限に待つことはできない」

    シリル・アビテブールは、いぜれにしろルノーは独自位の方向に向かっており、ライバルの成功を助けるよりもワークスチームの利益を追求することに目をむけていくと語る。

    「それ以外のすべては我々のプロジェクトにとって付加的なものだ」とシリル・アビテブールは語る。

    「我々のチームはレッドブルと一緒の方が進歩を遂げてきたし、3年間を費やしてきた。だが、いつか我々はこのコネクションを立たなければならない」

    「今年、来年以降、レッドブルは我々を引き続き助けることはできるが、別々に認識される必要があるときがいずれやってくる」

    「メルセデスやフェラーリがレッドブルにエンジンを供給することは想像できないと思うし、ルノーもそうしないという考えに慣れる必要がある。我々はエンジンのサプライヤーだったそれらの時代にさよならを言うことになるだろう」

    奇しくも、F1モナコGPではレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、ERSが故障したルノーのF1パワーユニットで優勝を成し遂げた。

  • トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの決勝レースで ピエール・ガスリーが見事なタイヤマネージメントとハイペースで7位入賞。ブレンドン・ハートレーは終盤で後続に追突されリタイアで終えた。

    第6戦モナコGPは、レーススタートが近づくにつれ雲が厚くなり、時折りポツポツと雨が落ちる中、現地時間午後3時10分から決勝レースが行われた。スタート時の気温は25℃、降水確率は20%だった。

    トロロッソ・ホンダは、予選10番手のピエール・ガスリーが5列目からスタート。予選16番手のブレンドン・ハートレーは、前車のグリッドダウンペナルティーにより15番手に繰り上がり8列目からのスタートとなった。ガスリーは予選Q2で使用したハイパーソフトタイヤ、ハートレーが新品のハイパーソフトタイヤでスタートした。

    スタート直後の第1コーナーで10番手を守りきったピエール・ガスリーは、前車との差を詰めながら周回を重ねる。ハートレーは、スタート直後に他車と接触しフロントウイングにダメージを追うが、15番手を死守した。

    追い抜きが非常に難しいモナコのコースでポジションを守りながらレースを続けるトロロッソ・ホンダの2台。ハートレーは13周を終えてピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換した。ガスリーはすばらしいタイヤマネージメントでピットインを引き延ばし、他車のピットインによってポジションを上げていく。23周目には6番手に浮上し、その後自身のレースベストラップを更新するペースのよさで後続を引き離す。

    37周目、後続との差を10秒以上に広げてピエール・ガスリーはピットイン。スーパーソフトタイヤに交換した。このピットインにより10番手にポジションを落としたガスリーだったが、新しいタイヤで、ハイペースのラップを刻む。上位車のピットインやトラブルにより52周目に7番手にポジションを上げ、レースは終盤戦に入った。レース中盤から11番手を走行していたハートレーは、終盤の72周目にトンネル出口からシケインに入るところで後続車に追突され、マシンにダメージを負ってピットイン。そのままリタイアとなった。

    残り15周となったレース終盤、7番手走行のガスリーに後続車が迫り、激しいバトルとなる。しかし、安定したハイペースでそれを抑えたガスリーは、7番手を守りきり、78周のチェッカーフラッグを受けた。

    トロロッソ・ホンダは第4戦アゼルバイジャン以来の入賞となり、ピエール・ガスリーは第2戦バーレーン以来のポイントを獲得した。

    第7戦カナダGPは、モントリオール郊外のジル・ビルヌーブサーキットで6月8日(金)~10日(日)に行われる。

    ピエール・ガスリー (7位)
    「初めてのモナコでのレースは、僕にとってキャリア2度目のポイント獲得となり、すばらしいレースになりました! 10番手からのスタートで厳しいレースになると予想していましたが、マシンは驚くほど速かったです! 序盤はタイヤに気をつけながら走りましたが、マシンの調子がとてもよかったので、周囲にライバルがいない状況では猛プッシュすることができました。モナコではオーバーテイクが難しいことが分かっていたので、タイヤ交換後に他車より前でピットアウトした後は、背後のヒュルケンベルグ選手を懸命に抑えて走りました。レース終盤はタイヤの磨耗も激しかったので、ミスをしないように集中し、気をつけて走行しました。簡単なレースではありませんでしたが、7位を獲得することができ、素直にとてもうれしいです!」

    ブレンドン・ハートレー (リタイア)
    「15番手からのスタートでしたが、いいスタートを切ることができたと思います。しかし、残念なことに、オープニングラップのターン5でフロントウイングにダメージを負ってしまいました。それが原因となり、ダウンフォース不足でタイヤの磨耗が早く、難しい状況になりましたが、ウルトラソフトタイヤを最後まで効果的に使うことができました。ポジションアップするために早い段階でピットインをする作戦を取り、レース終盤ではサインツ選手をオーバーテイクしてポジションアップすることに成功したのですが、ザウバーのマシンに後ろから追突されてしまいました。レース終了後にルクレール選手と話し、彼がブレーキにトラブルを抱えていたことを知りました。とても残念な結果ですが、それがモナコなのだと思います。このレースウイークはFP1からとても調子がよかったのですが、結果としてうまくまとめることができませんでした。自分の走りには満足していますが、満足いく結果につなげられず残念です」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「まず初めに、レッドブルレーシングの優勝、おめでとうございます! リカルド選手は誰よりもすばらしい走りを見せてくれましたし、レッドブルが伝統のモナコで勝利を手にしたことをうれしく思います。我々は木曜日から調子がよく、手応えを感じていたのですが、予選ではすべてを出し切ることができませんでした。しかし、重要なのはレースです。ピエールはレース序盤からうまくタイヤをマネージメントし、7位フィニッシュというすばらしいレースを見せてくれました。彼にとってモナコでのF1初レースにもかかわらず、それを感じさせないタイヤのマネージメント力をみせてくれたおかげで、ハイパーソフトタイヤで長く走ることができました。戦略も成功し、ピットインを遅めにしたおかげで7位にポジションアップできました。ブレンドンはあと少しのところでポイントを獲得できたのですが、残念なことにルクレール選手に背後から追突され、リタイアとなってしまいました。次戦のカナダGPでも今回のようなパフォーマンスが発揮できるよう、チーム一丸となって努めたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「昨日のFP3や予選でもいいパフォーマンスを見せていましたが、今日の決勝でもその流れを維持し、ポジションアップが難しいここモナコで予選結果を上回る形でレースを終えることができました。今日の結果はチーム全員の努力と、ガスリー選手の素晴らしいドライビングのおかげだと思います。PUとしては予選、レースともに特殊なモナコのトラックに合わせたセットアップをまとめきり、週末を通してトラブルフリーで乗り切ったことは良かったと感じています」

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  • トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 予選 レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1モナコGP 予選 レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの予選で ピエール・ガスリーが第2戦以来のQ3進出を果たし10番グリッドを獲得、好調だったブレンドン・ハートレーはクリアラップを取れず16番手だった。

    第6戦モナコGP、金曜日のオフを経て2日目の土曜日にプラクティス3と予選が行われた。朝から快晴のモンテカルロは、気温も上昇し、絶好のコンディションとなった。

    正午に始まったプラクティス3では、ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともにハイパーソフトタイヤでの走行を行った。セッション開始早々からコースインした2台は積極的にアタックし、ハートレーが10周目に1分13秒177の好タイムをマーク。ガスリーも9周目に1分13秒237でハートレーに続いた。2セット目の新品ハイパーソフトタイヤに履き替えた2台は、セッション残り20分を切った段階でコースイン。ハートレーが1分12秒752、ガスリーが1分12秒761をマークし、7番手、8番手にランキングされた。セッション終盤に赤旗中断もあり、2台はこのポジションでプラクティス3を終え、予選に向けて順調なプラクティスとなった。

    午後3時、気温26度、路面温度48度のコンディションで予選が開始された。Q1で、トロロッソ・ホンダの2台が真っ先にアタックを開始。1セット目のベストラップは、ピエール・ガスリーが1分13秒168、ブレンドン・ハートレーが1分13秒403。ピットに戻りタイヤを交換して再びアタックに臨んだが、ハートレーは周囲に他のマシンが多い状態でのアタックになり、タイムは1分13秒179。一方のガスリーは1分12秒941とタイムアップした。これによりガスリーは12番手でQ2進出を決めたが、ハートレーはわずかに及ばず16番手。Q1突破を果たすことはできなかった。

    Q2でピエール・ガスリーは1回目のアタックで1分12秒548をマーク。全車が1回目のアタックを終えた時点で10番手のガスリーは、ニュータイヤに交換して2回目のアタックに挑む。1分12秒354、1分12秒313とラップタイムを更新するアタックを続けたガスリーは最終的に10番手となり、第2戦バーレーン以来のQ3進出を果たした。

    Q3でガスリーは、1回目のアタックでユーズドのタイヤを使用し1分13秒115。そして、ニュータイヤに換えてアタックを行い、1分12秒315をマークし10番手で予選を終えた。

    モナコGP決勝レースは27日(日)午後3時10分(日本時間午後10時10分)にスタートする。ピエール・ガスリーは5列目10番手から、ブレンドン・ハートレーは8列目15番手から、伝統のモナコGPに挑む。

    ピエール・ガスリー (10番手)
    「今日はとてもマシンの感触がよかったです。木曜日や前戦までと比べても、いい仕上がりになっていると思います。6番手までコンマ1秒差でした。Q3進出は悪くない結果だと思いますが、そのコンマ1秒を縮められなかったのは悔しいです。Q3まで進むことができてよかったし、モナコでこの位置からスタートすることはとても大切です。ここではどんなことも起こりえますし、いいスタートをきめることが非常に重要です。マシンの感触はどんどんよくなっているので、この調子で改善を続けていきたいです。モナコは特別なサーキットで、いつもとは違うセッティングが必要ですが、それも上手くいっているようです。レースごとに習熟を深めていますが、今週は全てが上手く作用しています。明日は中団の戦いを制してポイントを獲得したいです」

    ブレンドン・ハートレー (16番手)
    「午前中のプラクティスでは7番手でマシンの感触もよかっただけに、Q1でノックアウトされてしまったのはとても残念です。今週はマシンの手ごたえがあったのですが、予選ではバランスに問題があったようで、決勝に向けて改善する必要があります。モナコは攻略が難しいサーキットで、トラフィックやイエロー・フラッグに捕まってしまうと、前に出るのは簡単ではありません。明日は難しいレースになると思いますが、マシンの仕上がりは悪くないので頑張ります」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
    「モナコは金曜に走行がないので、木曜のプラクティスで集めたデータを金曜に確認しました。エンジニアはセッティングや新しい空力パーツ、タイヤの理解を進めるために時間を費やし、それをマシンのセッティングに反映して今日の午前中のプラクティスに臨みました。感触は非常によかったです。木曜にはピエールのマシンに問題が見つかりましたが、昨日それを直し問題はなくなりました。両ドライバーともFP3を通じてプッシュし続けることができ、予選では2台ともQ3まで進出できると考えていました。しかし予選ではマシンのポテンシャルを十分に発揮することができず、少し残念な結果に終わってしまいました。接戦の中ブレンドンはコンマ1秒差でQ2進出を逃し、Q1でノックアウトされてしまいました。しかし、一方のピエールがQ3まで進出できたのはよかったです。新しいタイヤで走った最後のスティントは特にいい走行ができていて、ターン15でタイムをロスするまではコンマ数秒タイムを縮めていました。ただ、6~7番手を狙うチャンスもあっただけに、それが果たせなかったのは残念です。モナコでオーバーテイクするのは困難なので、明日は難しいレースになるでしょう。しかし、タイヤ選択では分があるので、スーパーソフトでいい走りが期待できるでしょう。いいペースで走れているので、ポイント獲得を果たしたいです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「モナコは年間カレンダーの中でもっとも予選が重要となるレースです。特にトラフィックを避けるという意味で、タイムアタックに出るタイミングが重要になります。そのようななか、午前のFP3から速さを見せていたピエールがQ3進出を果たし、素晴らしい仕事をしてくれました。今週は2台のマシン共に順調にセットアップを進められており、PUとしてもサーキットに合わせたセッティングができていると感じています。中団のタイム差は非常に接近していますし、我々のマシンポテンシャルを感じています。レースではあらゆることが起こり得ますが、明日はいい戦いができればと思っています」

    関連:F1モナコGP 予選:ダニエル・リカルドが圧巻のポールポジション!

  • ホンダF1 「モナコに合わせたPUのセッティングができている」

    ホンダF1 「モナコに合わせたPUのセッティングができている」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1モナコGP予選でのトロロッソ・ホンダのパフォーマンスを振り返った。

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーはフリー走行3回目に7、8番手タイムを記録。予選ではブレンドン・ハートレーがQ1でトラフィックに悩まされて16番手に沈んだものの、ピエール・ガスリーは自身2度目となるQ3進出を果たして10番グリッドを獲得した。

    「モナコは年間カレンッダーの中でもっとも予選が重要となるレースです。特にトラフィックを避けるというう意味で、タイムアタックに出るタイミングが重要になります」と田辺豊治はコメント。

    「そのようななか、午前のFP3から速さを見せていたピエールがQ3進出を果たし、素晴らしい仕事をしてくれました」

    「今週は2台のマシン共に順調にセットアップを進められており、パワーユニットとしてもサーキットに合わせたセッティングができていると感じています。中団とのタイム差は非常に接近していますし、我々のマシンポテンシャルを感じています」

    「レースではあらゆることが起こり得ますが、明日はいい戦いができればと思っています」

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