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  • 【WEC】 トヨタ:2017 WEC 第7戦 富士6時間 公式練習レポート

    【WEC】 トヨタ:2017 WEC 第7戦 富士6時間 公式練習レポート

    2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースが開幕。初日となる13日(金)は生憎の雨模様の中で2回の公式練習セッションが行われた。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、ウェットコンディションでのデータ収集とセットアップ作業をこなすも、赤旗中断により周回数は限られることとなった。

    FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦 富士6時間レースは、10月13日(金)に静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイで開幕、出場26台が日曜日の決勝レースに向けて公式練習初日のセットアップを開始した。

    TOYOTA GAZOO Racingにとって、年に1度のホームレース。多くのファンの皆様の応援に加え、富士スピードウェイから僅かの距離にあるトヨタ東富士研究所のWEC関係者、さらにはトヨタの社員も期待を込めて2台のTS050 HYBRIDの活躍を支える。

    しかし、公式練習初日の富士スピードウェイは時折、激しい雨に見舞われ、TOYOTA GAZOO Racingも、このレースが最後のWEC富士6時間レースとなるライバル勢も、出鼻をくじかれる形となった。週末は3日間とも富士スピードウェイは雨に見舞われる予報で、チームは初日から雨のセッティングに注力した。

    富士スピードウェイはTOYOTA GAZOO Racingにとって相性の良いサーキット。WECの開催が始まった2012年以来、過去5年間に4勝を挙げている。現在のTOYOTA GAZOO Racingの6人のドライバーは、ホセ・マリア・ロペスを除く5人が富士のレースで勝利を経験している。ロペスにとっては、初めての富士スピードウェイだが、1日中続いた悪天候のために、十分な走行が出来なかった。それでも公式練習2回目では1分39秒202のセッション最速タイムを記録している。

    各チームともに、公式練習1回目には、一昨日までの暖かな気候から12℃と急降下した気温と時折の激しい雨のために、十分なデータの取得が出来なかった。とはいえ、TOYOTA GAZOO Racingは、予想される雨の決勝レースに向けて可能な限りの性能発揮を狙ったセッティングを試し、同時にミシュラン・ウエットタイヤの性能確認を行った。

    雨に見舞われた公式練習1回目では、TOYOTA GAZOO Racingの#7号車が1分36秒010で3番手、#8号車は1分36秒105で4番手となった。トップタイムはライバル#1号車の1分35秒527。そして公式練習2回目は、赤旗で長い中断があったが、#7号車のロペスが1分39秒202のベストタムを叩き出した。#8号車トヨタは3番手となった。

    明日10月14日(土)は公式練習3回目と公式予選が行われる。公式練習3回目は午前10時半から、LMPクラスの公式予選は午後3時から20分間で行われる予定。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第1回目: 3番手 (1分36秒010), 38周
    公式練習第2回目: 1番手 (1分39秒202), 7周

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第1回目: 4番手 (1分36秒105), 38周
    公式練習第2回目: 3番手 (1分41秒413), 6周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車):
    雨にたたられ、ファンの皆様には残念な一日になってしまいました。慣れ親しんでいるホームコースに戻って来られるというのはいつでも最高の気分ですが、今日はあまり多くの走行は出来ませんでした。ウェットコンディションで最大限のパフォーマンスを引き出すべくセットアップを試みましたが、明日も更にバランス向上を目指し作業を続けます。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車):
    今日は天候に恵まれなかったので、あまり話すことはありません。午前中の公式練習1回目でいくつかのプログラムをこなせましたが、走行時間が少なかった午後は多くのトライは出来ませんでした。全てのチームが同条件ですので、この限られた状況から最良の結果を導き出し、明日も全力で作業を続けます。明日はもう少し天候が良くなってくれることを期待しています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車):
    かなりの雨となってしまいました。午前中はある程度走ることが出来ましたが、午後はほとんど走れない状況でした。まだやるべきことはたくさんあり、今日の結果で結論を出すのは早過ぎます。明日の天候次第ですが、一歩一歩着実にセットアップを進めていくだけです。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車):
    天候を除けば、富士に戻って来たことを楽しんでいます。特に公式練習2回目がほとんど走れなかったことで、ファンの皆様には申し訳なく思います。午前中の公式練習1回目で、数種類のウェットタイヤを試し、データを得ることが出来たので、午後はそれをもとにしたセットアップを試したかったのですが、明日やるしかありません。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車):
    日本に戻って来て、日本のファンの皆様とお会い出来てとても嬉しく思います。残念ながら今日はコンディションに恵まれず、あまり多く走ることは出来ませんでした。少なくとも公式練習1回目でデータは得られたので、それを分析し、予選と決勝に向けてセットアップの方向性を見つけていきます。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車):
    大好きな富士に戻ってこられたのは素晴らしいです。ベストを尽くしたものの、コンディションが悪過ぎて、私は公式練習2回目を走ることが出来ませんでした。しかし、午前中の公式練習1回目での感触は良く、バランスを取るための作業は進みましたが、午後にそれを検証するまでに至りませんでした。

  • 【WEC】 富士6時間レース フリー走行1回目:ポルシェが1-2体制

    【WEC】 富士6時間レース フリー走行1回目:ポルシェが1-2体制

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第7戦 富士6時間レースが開幕。悪天候のなかフリー走行1回目が行われ、ポルシェ #1号車がトップタイムを記録した。

    今大会は、今季限りでWEC LMP1カテゴリーから撤退を発表しているポルシェとトヨタが日本て戦う最後の機会となる。

    富士スピードウェイはTOYOTA GAZOO RacingにとってWECカレンダーの一戦というだけの存在ではない。約1000馬力を発揮するハイブリッド・パワートレーンが開発されたのは、サーキットから20km程しか離れていない、トヨタ東富士研究所であり、まさに生まれ故郷でのレースでもある。

    13日(金)の富士スピードウェイは雨。11時から90分のフリー走行1回目が行われた。

    トップタイムはポルシェ #1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ)の1分35秒257。2番手にもポルシェ #2号車(アール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー)が続いた。

    トヨタ #7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が3番手、トヨタ #8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン)が4番手に続いた。

    LMP2クラスはジャッキー・チェン DCレーシングの#37号車、GTE ProラスはポルシェGTチームの#92号車、GTE Amはスピリット・オブ・レースの#54号車がトップタイムを記録した。

    WEC 第7戦 富士6時間 フリー走行1回目 結果

    順位 No. ドライバー チーム/車種  
    1 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    1分35秒527
    2 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    1分35秒600
    3 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分36秒010
    4 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分36秒105
  • 【WEC】 ポルシェ:2017 WEC 第7戦 富士6時間プレビュー

    【WEC】 ポルシェ:2017 WEC 第7戦 富士6時間プレビュー

    ポルシェは、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦(全9戦)に特別な思いを伴って参戦する。なぜなら10月15日に日本最高峰である富士山の麓にある富士スピードウェイで開催されるレースにおいて、最終戦を待たずにタイトル獲得が決定する可能性があるからだ。

    このサーキットには、「スピードウェイ」の名に相応しく1.5 kmにおよぶストレートが設定されている。空力関係のセッティングによっては、トヨタおよびポルシェいずれのル・マン・プロトタイプも300 km/hの壁を突破する可能性がある。

    後半のタイトで曲がりくねったコースによって、セッティング作業が困難となり、微妙な調整が要求される。完璧な形状を誇る標高3,776メートルの火山である富士山の麓の地域は、晩夏の温暖な気候もしくは予想しづらい秋の天候になると考えられる。

    現在159ポイントでチャンピオンシップをリードしているアール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)組のポルシェ919ハイブリッドが108ポイントで続くトヨタ陣営の中嶋一貴(日本)とセバスチャン・ブエミ(スイス)より前でゴールすれば、新たなドライバーチャンピオンに輝くことになる。

    現世界チャンピオンであるポルシェ919ハイブリッド2号車のニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)組は、現在83ポイントの4位。ポルシェが富士で今シーズン4回目の1-2優勝を達成した場合、ポルシェは3年連続でマニュファクチャラーズの世界チャンピオンシップを獲得する。ただし、富士戦ではポルシェではなくホームのトヨタが本命だ。WECの全9戦中6戦終了時点で、ポルシェは242ポイント、トヨタは168.5ポイントとなっている

    フリッツ・エンツィンガー (LM P1担当副社長)
    「6時間のレースでは、計算は役に立ちません。富士の長いストレートはエンジニア達にとって最後まで課題で、コース後半の曲がりくねった部分での混雑したトラフィックには常に高いリスクがつきまといます。私達は、両方のチャンピオンシップタイトル再防衛に向けて進んでいますが、油断はできません。現在までに、ポルシェ919ハイブリッドは64レースにおいて59回、完走を果たしています。常に距離を伸ばすことが鍵となります」

    アンドレアス・ザイドル (チーム監督)
    「エアロダイナミクスの面では、富士スピードウェイはレースカーに矛盾した条件を突き付けてきます。1周4.5 kmのコース中、1.5 kmは普通の直線で、ここでは空気抵抗を最小限に抑える必要があります。しかし、16あるコーナーではダウンフォースが必要です。レギュレーションでは、1シーズン中に2種類のエアロキットの使用が許可されています。ひとつはローダウンフォース(低空気抵抗)のル・マン・パッケージで、もうひとつはハイダウンフォースキットです。今回のレースに向けてはデータとシミュレーションを慎重に分析し、ハイダウンフォースキットを選びました。私達は規定の範囲内でこれをミディアム寄りのダウンフォースにセッティングします」

    ニール・ジャニ(ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)
    「私達にとって、2017年のアジアラウンド初戦は非常に困難なレースになるでしょう。先のオースチン戦ではトヨタが強さを取り戻しました。そしてトヨタは昔から自国でのレースでは好調であることが多いです。ストレートでは私達より彼らの方が速いと思います。2016年は、予選と決勝のラップタイムが非常に接戦で、6時間後には、3メーカーのプロトタイプが17秒の間に次々にフィニッシュしました。話は変わりますが、サーキットから見る富士山は美しいですよ」

    アンドレ・ロッテラー(ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)
    「2003年に、私は富士スピードウェイで人生が一変するほどの体験をしました。当時、私はフォーミュラ・ニッポンのテストを担当していて、その後3年間、御殿場に住みました。現在、私は全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しており、東京に家があります。私は日本が大変気に入っているので、2012年のWECカレンダーに富士スピードウェイが組み込まれたときは本当に嬉しかったです。ファンの皆さんはすばらしく、知識も非常に豊富です。富士スピードウェイは、最高の景色に囲まれたすばらしいサーキットです。特にこのサーキットの2番3番の高速コーナーが好きです。残念ながら富士でのLMP1レースで優勝したことはありません。そろそろ流れを変えるときです」

    ニック・タンディ(ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー1)
    「私にとって、富士スピードウェイは象徴的なサーキットで、日本にはこのような偉大なモータースポーツの伝統があります。世界選手権での富士戦はいつでも重要なレースです。もちろん、ファンの皆さんは非常に情熱的で、毎回大観衆になります。このクルマには『地元のヒーロー」であるアンドレも乗り込むので、ますます応援してもらえることを期待しています」

    アール・バンバー(ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)
    「富士スピードウェイにはさまざまな思い出があります。2014年には、カレラカップ アジアのレースで優勝しましたが、2015年のWECレースでは、アウディと接触して表彰台を逃しました。しかし、私にとって日本でのレースは愉しいもので、日本文化が大好きです。トヨタという強力なライバルのため、非常に厳しい週末を迎えることになると思いますし、高低のダウンフォースのバランスが大きく影響すると思います。富士スピードウェイで私が好きなコーナーは、中盤の大きな右コーナー、100 Rです」

    ティモ・ベルンハルト(ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)
    「日本のモータースポーツ文化とファンの皆さんの知識の深さは驚くべきものです。プレゼントをいただく機会も多く、私はそういうところが好きです。サーキットでは、トヨタと厳しい戦いになるでしょうし、富士でどの車両コンセプトがベストであるかが証明されること、および誰がサーキットのさまざまな条件のより優れたクリアポイントを見いだすかを目の当たりにするのがエキサイティングです。セクター1と2は非常に高速です。スタート/フィニッシュのストレートはシーズン中最長で、300Rも全開です。しかし狭いコーナーが連続するセクター3は、タイヤの摩耗という点でも非常に重要です」

    ブレンドン・ハートレー(ポルシェ919ハイブリッド カーナンバー2)
    「私達全員、再び日本でレースできることに喜んでいます。昨年はトヨタが勝利し、今年も自国のレースで手強くなるという予感がします。私達は全力を出し切らなければならないでしょうし、シーズン5勝目を国に持ち帰らなければなりません」

  • 【WEC】 トヨタ:2017 WEC 第7戦 富士6時間プレビュー

    【WEC】 トヨタ:2017 WEC 第7戦 富士6時間プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingはこの週末、再び表彰台の頂点を目指すべく、2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦の舞台となるチームのホームグラウンド、富士スピードウェイへと臨む。

    雄大な富士山を間近に仰ぎ見る、耐久レースの聖地でもある富士スピードウェイが、2012年にWECの一戦に加えられて以来、トヨタは5戦中4勝と圧倒的な強さを見せて来た。

    前戦、米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、最後まで白熱した首位争いを繰り広げたトヨタは、地元ファンの皆様の前で、母国レースでの今季3勝目を目指す。

    昨年のWEC富士6時間レースで優勝を飾った小林可夢偉とマイク・コンウェイは、ホセ・マリア・ロペスと共にTS050 HYBRID #7号車で2年連続勝利を目指す。#8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミに、前戦は欠場したアンソニー・デビッドソンが復帰し、今季3勝目を狙う。

    富士スピードウェイはTOYOTA GAZOO RacingにとってWECカレンダーの一戦というだけの存在ではない。約1000馬力を発揮するハイブリッド・パワートレーンが開発されたのは、サーキットから20km程しか離れていない、トヨタ東富士研究所であり、まさに生まれ故郷でのレースでもある。

    このため、ドライバーやチーム関係者は、週の初めから協力関係企業やトヨタ本社、東富士研究所などを訪れ、多くの関係者様や従業員からの歓迎を受けるが、その声援が大きな力となっている。

    富士スピードウェイは、東京都心から約110km西に位置し、1965年の開設以来、様々な変革を経て来た。開設当時は、1周6Kmのコースの第1コーナーは、名物「30度バンク」を備えたオーバルセクションに続いたが、その後1974年にオーバルセクションは廃止され、現在は全長4.563Kmとなっている。

    富士スピードウェイでは、1967年以来6時間レースや1,000kmレースなどの数多くの耐久レースが開催されており、トヨタは2000GTやトヨタ7、グループC車両そして現在のHYBRID車両で参戦し続け、通算11勝を挙げている。

    今大会は、今季限りでWEC LMP1カテゴリーから撤退を発表しているポルシェとトヨタが日本て戦う最後の機会となる。これまで幾多の激戦を繰り広げたライバルに最大の敬意を払うと共に、トヨタの母国で優勝を飾ることに全力を尽くす。

    トヨタのWECに関する将来については、現在検討中であり、近々に決定される予定である。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム 代表:
    トヨタにとってホームレースとも言える富士スピードウェイでレースを迎えることに心が高揚しています。ル・マン24時間以後では、富士6時間が最も重要なレースです。我々は、ここでこれまでに素晴らしい実績を残して来ましたし、再び輝かしい成果を挙げるために最大限の努力を尽くします。トヨタ東富士研究所に勤務していたチームスタッフも多く、仲間や、熱い応援を下さるファンの皆様にお会い出来ることを楽しみにしています。勝利に向かってチーム一丸となり、今週末のレースに臨むつもりです。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車):
    この素晴らしいTS050 HYBRIDと共に日本のファンの皆様の前でレースが戦えるのを本当に楽しみにしています。もちろん、私自身はスーパーフォーミュラでも戦っていますが、世界選手権という舞台は特別です。これまでの3レースに比べれば力強いレースが出来ると予想していますし、地元のファンの皆様と共に勝利を目指して戦います。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車):
    我々は昨年の富士では勝利しましたし、トヨタはいつも良いレースが出来ているので、再び高い競争力で戦えるものと期待しています。日本を訪れるのはいつも楽しみで、我々のチームにとってはホームレースということで更に特別です。富士スピードウェイはメカニカルグリップとパワーが要求されるサーキットで、基本的に我々のTS050HYBRIDに向いているので良いレースが出来ると思っていますし、もちろん勝利を狙います。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車):
    富士スピードウェイは他のWEC開催サーキット同様、私にとって初めて走るサーキットなので、まずはレイアウトを学ぶ必要があります。トヨタのホームレースということで、多くのファンの皆様が来てくださると聞いていますし、お会いするのが本当に楽しみです。満足の行くレースが出来ることを望んでいます。マイク、可夢偉、そしてチーム全員が素晴らしい仕事をしてくれていますし、上位争いが出来るはずです。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車):
    自分の母国でレースを戦えるというのは素晴らしい事ですし、今週末のレースをとても楽しみにしています。富士は私にとっても大好きなコースのひとつですし、何年も、様々な日本のレースカテゴリーで戦っているので、全て良く知り尽くしています。我々は充分な速さを見せられると思っていますし、個人的にも2012年、2013年のように表彰台の中央に立つことを目指します。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車):
    富士はトヨタにとってのホームレースなので、とても重要なイベントです。昨年もチームが勝利を挙げており、良いレースが出来るはずと思っていますし、良い週末になることを期待しています。ここ数戦、表彰台には上っているので、狙っているのは3位以上でのフィニッシュです。更なるパフォーマンスを引き出すべく全員が努力を続けて来ており、シーズン終了までにもう何勝かしたいと思っています。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車):
    富士で再びレースの現場に戻れるのが楽しみです。特に、日本のファンの皆様やトヨタ関係者の方々の目の前でレースを戦えるというのはとても嬉しいことです。オースティンで戦っていたチームをヨーロッパから応援し、その戦いぶりは戦列復帰への大きな励みになりました。基本的に我々のTS050 HYBRIDは富士に向いていると思うので、素晴らしいレースが出来るものと期待しています。

    TOYOTA GAZOO Racingの富士6時間における戦績:
    2012 #7: 予選1番手 決勝1位
    2013 #7: 予選3番手 決勝1位 #8: 予選2番手 決勝27位
    2014 #7: 予選4番手 決勝2位 #8: 予選1番手 決勝1位
    2015 #1: 予選5番手 決勝5位 #2: 予選6番手 決勝6位
    2016 #7: 予選3番手 決勝4位 #8: 予選4番手 決勝1位

  • 【スーパー耐久】 富士スピードウェイ、24時間レース開催計画を発表

    【スーパー耐久】 富士スピードウェイ、24時間レース開催計画を発表

    富士スピードウェイは、2018年度のスーパー耐久シリーズ富士大会を、24時間耐久レースとする計画を発表した。レース名は「富士 SUPER TEC 24時間レース」、6月上旬での開催を目標に調整を進めている。

    富士スピードウェイは、かねてより「耐久の富士」として耐久レースに力を入れており、10月の世界耐久選手権富士6時間レースを始め、SUPER GT 500Kmレースやスーパー耐久 富士 SUPER TECの長時間化、12月に開催するGOODYEAR Vitz & 86/BRZ Dream Cup(6H レース)など数々の耐久レースを開催している。

    今回のスーパー耐久シリーズの24時間での開催は「耐久の富士」を象徴するレースとして、また「世界に発信できる日本の耐久レース」として、今後、地元小山町、御殿場市、裾野市と調整を行いながら準備を進めていく。

    日程や参加車両規定に関する発表は JAF、STO などと協議して決定次第別途行う予定。

    富士スピードウェイでの24時間レースは、1967年4月と1968年3月の2回開催されており、第1回大会は日本初の24時間レースとして細谷四方洋/大坪善男組のトヨタ 2000GTが勝利を飾っている。あれから50年ぶりに富士スピードウェイに24時間レースが帰ってくることになる。

    また、それ以降、日本での24時間レースは、スーパー耐久シリーズの一戦として、北海道の十勝スピードウェイで1994年から2008年まで15回開催されており、スーパー耐久シリーズの24時間
    レースは10年ぶりとなっている。

    世界の4輪での24時間レースは、「世界3大耐久レース」として、フランスのル・マン、アメリカのデイトナ、ベルギーのスパ・フランコルシャンでのレースが有名だが、近年はドイツのニュルブルクリンクで行われる24時間レースも多くの日本人エントラントが参加しており、注目を集めている。いずれの大会も40年以上続く歴史と伝統のある大会となっており、世界的認知度も高い。富士24時間レースが日本開催の耐久レースとしてグローバルに認知されていくことを期待しての開催となる。

    STO(スーパー耐久機構)桑山事務局長のコメント
    「私たちSTOの念願だった24時間レースの開催に向けて富士スピードウェイが準備を進めていただくことになり、たいへん嬉しく思っております。この24時間レース実現のためにSTOとしても全面的に協力させていただき、正式発表を心待ちにしております。」

    大会名称: スーパー耐久シリーズ 2018 第_戦
    (Super Taikyu Series 2018 Rd._)
    「富士 SUPER TEC 24 時間レース大会」
    (FUJI SUPER TEC 24Hours)
    ※ラウンド数は未定

    主催: 富士スピードウェイ株式会社、FISCO クラブ

    開催日程: 2018 年 6 月上旬にて調整中

    公認: 国際自動車連盟(FIA)、

    一般社団法人日本自動車連盟(JAF)

    認定: スーパー耐久機構(S.T.O)

    レース形式: 24 時間耐久レース

    参加車両: スーパー耐久シリーズ参加車両(特認車両含む)

    車両規定: 音量規制を予定(特別規則書にて規定)

  • ポルシェ パナメーラ4S、富士スピードウェイのオフィシャルカ―に

    ポルシェ パナメーラ4S、富士スピードウェイのオフィシャルカ―に

    ポルシェ ジャパンは、富士スピードウェイへパナメーラ4Sをオフィシャルカーとして提供。車両の贈呈式は8月6日(日)にポルシェ カレラカップ ジャパン第8戦とSUPER GT第5戦の舞台となった富士スピードウェイにおいて行われた。

    富士スピードウェイのオフィシャルカーは、同サーキットにて行われるレースやイベント等でペースカー、コース点検、サーキット タクシーとして使用される車両。

    ポルシェ ジャパンは、ポルシェ カレラカップ ジャパンやポルシェ GT3カップチャレンジのワンメークレースシリーズ戦、また、ポルシェ スポーツ ドライビングスクールなど、数多くのイベントを富士スピードウェイにおいて開催している。

    パナメーラ4Sは純粋なスポーツカーのパフォーマンスとラグジュアリーサルーンの快適性という2つの相反する特性をこれまで以上に高い次元で調和させた、ポルシェならではのグランツーリスモ。ポルシェ ジャパンではこれまでも株式会社GTアソシエイションが主催する、SUPER GTシリーズのファースト・レスキュー・オペレーション車両(以下FRO)として、2012年5月にはカイエン S ハイブリッド、2015年4月にはPHEVモデルのカイエン S E-ハイブリッドを、今年4月からはマカン ターボを提供している。

    ポルシェ ジャパンでは、富士スピードウェイにおけるより円滑なレース運営とドライバー、エントラントまたコースマーシャルの安全確保のためにオフィシャルカーを提供することで、日本におけるモータースポーツ文化の発展に寄与いていく。

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    2017 オートバックス SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが8月6日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイで行われた。

    前日の予選では#8 ARTA NSX-GT(野尻/小林)が今季3度目となるポールポジションを獲得。決勝での活躍に期待がかかった。スタートでトップを守った#8 ARTA NSX-GTは序盤から積極的にリードを築き、2番手に10秒以上の差をつけたまま32周目にピットストップ。ここで野尻選手から小林選手へとドライバー交代を行った。

    ミスの無いピット作業を経てコースに復帰した#8 ARTA NSX-GTは、終盤ライバルからの追撃を受けながらも66周のレースをトップで走りきり、今季デビューしたNSX-GTに初の栄冠をもたらした。

    また、野尻智紀にとってはこれがGT500クラスでの初優勝。小林崇志は2010年第6戦の鈴鹿1000kmで優勝経験があるが、このときはチームの戦略により決勝ではステアリングを握らなかったので、実質的には今回が初優勝となる。

    なお、4番グリッドからのスタートで上位進出が期待された#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/小暮)は周回遅れのGT300クラスの車両と接触し、リタイアを余儀なくされた。

    第6戦は8月26日(土)、27日(日)に鈴鹿サーキットで“最後の鈴鹿1000km”として開催される。

    野尻智紀 (♯8 オートバックス レーシング チーム・アグリ)

    今日のレースで優勝できて、いろいろな感情が心のなかをよぎっています。まずはチーム、代表の鈴木亜久里さん、Honda、スポンサー、そしてファンの皆さんにお礼を申し上げます。今年はARTAの設立20周年にあたり、カートレースを戦っていた小学校生の頃からチームのサポートを受けてきた僕としては、なんとしてもいい成績を挙げたいという思いが強く、今季はそれがプレッシャーとなってミスを犯したこともありました。それが今日は優勝という結果につながり、言葉にならないほどの喜びを味わっています。決勝は雲が出てきたおかげで路面温度が上がらず、僕たちが選択したソフトタイヤでなんとか走りきれるコンディションに収まってくれましたが、僕が担当した前半スティントの終盤はタイヤの性能が落ち始めたので、予定よりも少し早めにピットストップを行いました。今回優勝したことで次の鈴鹿1000kmではウェイトハンデが増えますが、事前のテストでは重い状態を想定したテストも行っています。また、長いレースなので力強く走り続ければきっと上位入賞ができると考えています。次戦も精一杯頑張ります。

    小林崇志 (♯8 オートバックス レーシング チーム・アグリ)

    僕は2011~2012年にGT500クラスを戦った後、翌年はGT300クラスで再出発を図ることになりましたが、そのときは本当に「もう後がない」という覚悟で続く4シーズンを戦い、今年はGT500クラスに復帰することができました。ただし、GT500クラスに戻ることがゴールではなく、ここでいい成績を残したいと思っていたので、今日の結果は喜びもひとしおです。GT300時代のチームメイトだった高木真一選手を始め、ARTAの鈴木亜久里さんや土屋圭市さんからいろいろなことを教えていただいて、今日を迎えることができました。その意味ではこれまで僕を支えてくださったすべての皆さんに感謝したいと思います。
    レースでは野尻選手が10秒以上のリードを築いて第1スティントを走りきったので、僕に替わってから絶対に抜かれるわけにはいかないと心に誓いました。ただし、僕が担当したスティントの前半はタイヤをいたわりすぎてペースが上がらなかったほか、後半には姿勢を乱したGT300クラスの車両を避けようとして軽くコースアウトしましたが、いずれも大事に至らずに済みました。次の鈴鹿はNSX-GTが得意とするコースなので、引き続きチャンピオンを目標に全力を尽くして戦います。

    佐伯昌浩 (本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー)

    第3戦オートポリス大会、第4戦SUGO大会と、勝てるレースを2戦続けて落としていたので、今日の優勝は本当に嬉しいです。とりわけ、富士はどちらかといえばHondaが苦手としてきたコースなので、やはり特別な感慨がわき上がってきます。今回、#8 ARTA NSX-GTはウェイトハンデの面で有利だと思っていましたが、レース運びもよく、期待どおりの成績を手に入れることができました。一方で#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/小暮)が接触でリタイアに追い込まれたのは残念でした。残る3台のNSX-GTは上位争いに加われませんでしたので、これは今後、改善しなければいけない課題だととらえています。鈴鹿はどちらかといえばNSX-GTが得意としているサーキットなので、そこでも上位入賞はもちろんのこと、優勝を目指して頑張ります。

    関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 結果:ARTAが2クラスでダブル優勝!

  • 【SUPER GT】 NISMO:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    SUPER GT第5戦の決勝レースが行われ、予選2位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は、30周以上にわたる息詰まる接近戦を抑えきり2位フィニッシュ。今シーズン初表彰台を獲得した。

    スタートドライバーのクインタレッリは序盤から安定したペースで周回していたが、GT300クラスの周回遅れが現れ始めると、それをかわすタイミングなどで後続との差が接近。21周目には、3番手を走る#36 LC500との差が僅か0.5秒となりテールトゥノーズの状態まで迫られたが、要所でGT300を間に挟むなど状況を巧みに利用して再び差を広げていった。

    #23 GT-Rは30周を終えてピットイン。同じタイミングでピットに入ってきた#38 LC500の鼻先を抑えてコース復帰に成功したが、ここから#38 LC500との長い戦いが始まることになった。後半スティントを担当した松田は、#38 LC500に迫られるたびに周回遅れのGT300マシンを挟み、再びギャップを広げていく。終盤まで、1秒を切る攻防が続く中で、トップを走る#8 NSX-GTとの差もじわじわと削っていった#23 GT-Rは、#8 NSX-GTと2.3秒差でファイナルラップへ突入。松田は最後の力を振り絞って猛チャージをかけた。その差を1.5秒まで一気に縮めたが、わずかに逆転には届かず。しかし激闘のなかで2番手を守り切った#23 GT-Rは、今シーズン初の表彰台獲得となり、シリーズポイントも15ポイントを追加。トップと3ポイント差の5位となった。

    ロニー・クインタレッリ (#23 ドライバー)

    「序盤、あまりクルマのバランスが良くなかったのですが、レースが進むにつれて路面状況が良くなってきたこともあって、ピットに入る前の10周ぐらいは乗りやすいクルマになってプッシュできていました。もう少しピットインのタイミングは伸ばしても良かったのですが、前の方にトラフィックが見えていたので、いい判断ができたと思います。作戦もピット作業も良かったですね。表彰台という、今シーズンの目標の一つを達成できましたし、ポイントランキングも接戦です。最終戦でチャンピオンが争いできるように、後半戦もしっかり戦っていきたいです」

    松田次生 (#23 ドライバー)

    「ピットアウトしてすぐのころは38号車も少し差が開いたので、8号車を追いかけることに集中できたのですが、すぐにまた(38号車が)近づいてきてしまいました。いいところで周回遅れのマシンが現れたりして、“どうしてこのタイミングで…”と思うこともたくさんありましたが、なんとかそれを38号車との間に挟みながらのレースでした。久々につらい戦いでしたね。でも、今シーズン初の表彰台を獲得できて良かったです。鈴鹿では、ウェイトが重いグループの中でトップを走れるように頑張ります」

    鈴木豊 (ニスモ 監督)

    「後半スティントの松田は、最後まで集中力を切らさず、なおかつトップを狙って諦めずに、よくあそこまで走ってくれたと思います。前半のロニーもそうですが、二人で本当によく頑張ってくれました。今回、近いハンディを背負った38号車と戦えたことが自信にもなりました。こういったレースがなかなかできなかったので、それも良かったです。ようやく今シーズン初めて表彰台に上がることができて、ランキングでもトップと3ポイント差まで追いついてきました。応援ありがとうございました。鈴鹿では、ランキング上位よりも前でゴールし、なんとか逆転したいですね」

    GT300クラス 決勝レース
    B-MAX NDDP GT-Rはスタート直後に無念のリタイア
    長谷見昌弘監督率いるNDDP RACINGの#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)は、予選8位からスタートしたが、オープニングラップで他車に接触され、レースを終えた。

    決勝レース前に20分間設けられているウォームアップ走行で、#3 GT-Rはクラス3位のタイムを記録。予選上位の中でもトップにつけ、決勝レースへの期待が高まっていた。

    GT300クラスのスタートは、予選4位の車両が1コーナーで止まり切れずにコースアウト。これで順位を上げたスタートドライバーの星野だったが、コースアウトした車両がコースへ戻って来て星野と接触。この接触で左フロントの足まわりにダメージを負い、星野はコース脇に車両を停め、レースを終えることとなった。

    星野一樹 (#3 ドライバー)

    「ウォームアップランのタイムも良く、今日は勝つつもりでスタートしましたが、直後の1コーナーでコースアウトした車両がコースに戻って来て当てられてしまいました。信じられません。勝てたレースだっただけに無念です」

    高星明誠 (#3 ドライバー)

    「最低でも表彰台、そして優勝も狙えたレースだっただけに、アクシデントに巻き込まれる形でリタイアになってしまったのは残念でなりません。気持ちを切り替えて次の鈴鹿1000kmを迎えますが、自信はありますし今日やれなかったことをやり遂げるつもりです」

    長谷見昌弘 (NDDP RACING 監督)

    「このレースに向けてしっかり車両とタイヤを準備して備えて来ました。今シーズン一番活躍できるチャンスで、優勝できると予想していましたが、スタート直後に終わってしまい残念です。スタート直後の1コーナーというのは何があるか分からないもの。隙を見せてしまったのかもしれません。なんとか立て直し、鈴鹿1000㎞に臨みたいと思います」

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  • 【SUPER GT】 レクサス:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 レクサス:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    SUPER GT第5戦の決勝レースが富士スピードウェイで行われ、4連勝中のLEXUS LC500勢は重いウェイトハンデを負いながらも、レースを通してバトルを繰り広げ、立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車が3位表彰台。中嶋 一貴/ジェームス・ロシター組 au TOM’S LC500 36号車が4位でフィニッシュ。LEXUS LC500は6台全車がトップ10フィニッシュでポイントを獲得した。

    6日(日)は多少雲はあるものの好天に恵まれ、強い日差しで夏らしい天候となり、気温29度、路面温度36度のコンディション。午後3時25分に静岡県警の白バイとパトカーの先導による交通安全パレードに続き、フォーメーションラップから決勝レース(66周)のスタートが切られた。

    上位勢は順当なスタートを切り、ロシターがスタートを担当した36号車は3位をキープ。その後方では、38号車の立川とKeePer TOM’S LC500 37号車のニック・キャシディがサイド・バイ・サイドでの6位争いを繰り広げた。

    38号車の立川は、じりじりと前との差を詰めていき、9周目には5位へ。更に前車との激しいバトルの末に、24周目のTGRコーナー(1コーナー)で4位へと浮上、3位を走行する36号車にも追いつくと、27周目には36号車もかわし、ついに表彰台圏内までポジションアップを果たした。

    中盤に入り、各車給油とタイヤ交換、ドライバー交代のためにピットイン。3位につける38号車は、前を行くGT-R 23号車と同じタイミングで30周終了時にピットイン。そのままの順位でピットアウトすると、交代した石浦が、テール・トゥ・ノーズで激しく23号車を攻めるバトルが続くこととなった。

    全車がピット作業を終えた時点で、38号車が3位、中嶋一貴に代わった36号車が4位、平川亮に代わった37号車が5位で、チームメイト同士ながらこちらも接触寸前のバトルを展開。その後方ではWAKO’S 4CR LC500 6号車の大嶋 和也とWedsSport ADVAN LC500 19号車の国本 雄資も僅差で競り合っており、そこかしこで繰り広げられる接近戦は、富士に集まった多くのモータースポーツファンを湧かせた。

    38号車石浦の猛追は最後まで続き、終盤には首位を走る車両のペースが落ちたこともあって、最後は3台での首位争いになるかと思われたが、ファイナルラップ直前あたりからGT300の集団の中を抜けていくこととなり、それ以上の順位変動は無いまま、38号車が3位でチェッカー。第2戦富士での優勝に次ぐ、今季2度目の表彰台を獲得することとなった。

    36号車は中嶋一貴が粘り強く走り切り4位。37号車は6位、14番手スタートから追い上げた19号車が7位。6号車が9位、DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が10位でチェッカーを受け、LEXUS LC500勢は厳しいウェイトハンデの中、6台全車がトップ10フィニッシュでポイントを獲得。

    この結果、36号車のロシターがドライバーズランキングで首位に浮上。これに1ポイント差の2位で大嶋/アンドレア・カルダレッリ組、更に1ポイント差で平川/キャシディ組、トップから3ポイント差の4位に立川/石浦組が続くという、ほぼ横一線と言っていい状況で、夏の長丁場、大量ポイント獲得のチャンスである、次戦鈴鹿1000kmを迎えることとなった。

    立川祐路 (ZENT CERUMO LC500 38号車)

    昨日から車のバランスにすごく苦しんだ。今日の20分間のウォームアップでも改善されず、決勝スタート直前のグリッド上でセッティングを大きく変えてもらう状況だった。しかし、その作業が効を奏し、何とか決勝では戦えるレベルになった。最初のうちは、他メーカーの車両など、燃料リストリクターが大きい車両が前にいたため、中々抜けなかったが、様子を見ながら周回し、GT300クラスに引っかかったタイミングや、後半タイヤ摩耗が進んできた中で、向こうのミスを待ち、何とかポジションアップを果たせた。欲を言えば最後はもう一つ上に行ければというのはあるが、難しかっただろう。今週末の状況を考えれば、今日の結果は満足行くものだと思う。ポイント的にもほぼ横一線のようなものなので、チャンピオンシップ争いはこれからだ。次戦の1000kmはウェイトハンデも厳しいが、それはライバルも同じだし、長い戦いで上手くやれば上位に行ける可能性の高いレースなので、何とか好成績を狙いたい。

    石浦宏明 (ZENT CERUMO LC500 38号車)

    ずっと23号車を追う形となり、ブレーキはこっちの方が詰められるので、行けるかなと思っていたのだが、ブロックが厳しく、無理に行くとぶつかってしまうので逆転は叶わなかった。ファイナルラップはどこかで行きたいと思っていたのだが、ちょうど最後の最後にGT300クラスの集団に追いつき、それでちょっと離れてしまった。でも良いペースでレースを戦うことが出来た。昨日から今日のウォームアップまでクルマがあまり決まらず、グリッドでも大きく変更するなど少し不安だったが、立川さんの走りを見てほっとした。タイヤも予定とは違う、立川さんと同じものにして、それが上手く行った。僕自身はピットを出てから最後までずっとバトルで、結局抜けなかったので悔しいが、表彰台に上れたのは良かった。

    GT300:嵯峨/久保組プリウスが今季初表彰台となる3位フィニッシュ
    SUPER GT第5戦の決勝レースが富士スピードウェイで行われ、嵯峨 宏紀/久保 凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が3位でフィニッシュ。今季初表彰台を獲得。中山 雄一/坪井

    翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車も17番手スタートから追い上げ9位入賞を果たした。

    6番手スタートのプリウス31号車が、序盤から好走を見せ4位へポジションアップ。やや早めの23周終了時点でピットへ向かい、タイヤ無交換作戦で嵯峨へとドライバーチェンジを行った。

    その後、嵯峨の31号車は着実なペースで周回。ピットを遅らせたライバル勢全車がピットを終えた時点で、2位へとポジションを上げた。その後、1台にかわされたが、今季初の表彰台を獲得。今季から嵯峨とコンビを組んだ久保にとってはGTでの初表彰台となった。

    17番手スタートのRC F GT3 51号車は、中山雄一がドライブした前半スティントでペースが上がらず苦戦を強いられたが、後半を担当した坪井が好走。着実に順位を上げ、9位入賞でポイント獲得を果たした。

    TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は20位。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車はGT500クラスの車両と接触を喫し、27位に終わった。

    嵯峨宏紀 (TOYOTA PRIUS apr GT 31号車)

    今回は予選から無交換前提のタイヤ選択で、とにかくタイヤを温存することを徹底し、前半も後半も無理なプッシュはせず、淡々と走る、という作戦でレースを戦った。最後の方では4号車に追いつかれてしまったが、ペースが違いすぎたので無理に抑えることもなく、自分達のペースを守って走り続け、なんとか表彰台でフィニッシュ出来て良かった。今年は新しいチームメイトになって、前半戦はちょっとかみ合わない部分もあったが、31号車プリウスのパッケージとして本来いる位置に今回戻ってくることが出来た。次の1000kmについては、今回のように特に後半淡々と走るのが得意なので、チャンスはあると思う。本来得意とすべき前戦のSUGOで不満の残る結果となってしまい、今回こそは挽回したいという気持ちだったので、表彰台に上がれたというのは本当に上出来だと思うし、優勝に匹敵する結果だと思っている。とはいえ、まだ僕らもシリーズを諦めているわけではないので、今後、次の鈴鹿で大きなポイントを取り、最低でも一回はどこかで優勝したいという思いはあるので、しぶとく頑張っていきたい。

    久保凜太郎 (TOYOTA PRIUS apr GT 31号車)

    去年乗っていたチームでも、いつもタイヤ無交換作戦の第1スティント担当をやっていたので、走り方は理解していた。あとは今年のクルマ、タイヤのパッケージでどうすれば良いかを考えながら走った。ちょっと危ないかと思うところはあったが、嵯峨さんがしっかりと繋いでくれたので良かった。初めての表彰台は嬉しいが、泣くのは優勝したときまで取っておくつもりだ。

    関連:【SUPER GT】 第5戦 富士 結果:ARTAが2クラスでダブル優勝!

  • 【SUPER GT】 ポルシェ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ポルシェ:第5戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    ポルシェ ジャパンのドライビングアンバサダーを務める藤井誠暢が所属し、911 GT3RでD’station Racing(#33)より参戦する2017年のSUPER GT GT300クラス第5戦(富士スピードウェイ)の決勝において、8位入賞を果たし、3ポイントを獲得した。もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は5位に入賞した。

    真夏の一戦であり多くの観衆が訪れるSUPER GT 第5戦、D’station Porsche(#33)は、藤井誠暢とともに、第4戦SUGOからステアリングを握る2015年のポルシェ カレラカップ ジャパンのチャンピオンである元嶋佑弥がコンビを組んで参戦した。事前のテストから富士スピードウェイで好調だったD’station Porscheは、この一戦で上位入賞を狙った。

    8月5日(土)に行われた公式予選では、上位グリッドを狙うべく、元嶋佑弥がノックアウト予選Q1を担当。ただ、コンディションによってパフォーマンスが左右される僅差のSUPER GTの予選で、元嶋佑弥は1分39秒003というタイムをマークするも、Q2進出までわずかに届かず。18番手から決勝レースを戦うことになった。

    酷暑のなかでのレースとなった8月6日(日)の決勝レースは午後3時33分にスタートが切られた。同じく富士スピードウェイで開催された第2戦でD’station Porscheは高い決勝ペースを誇っていたものの、今回は序盤からライバルたちも速く、スタートドライバーを務めた藤井誠暢はなかなかポジションを上げることができなかった。そこでチームは、混戦のなかでのタイムロスを避け、クリアな状態でラップを刻むことができるよう、20周を終えて藤井誠暢をピットに戻し、ドライバー交代を実施。かつリヤタイヤのみを交換しピット作業時間を短縮する作戦に出た。

    41周というロングスティントを担当することになった元嶋佑弥だが、チームの信頼に応え、トップと互角のペースでラップを重ねた。ライバル勢のトラブルやピットインにも乗じ、ポイント圏内に浮上した元嶋佑弥は、50周目には#11 メルセデスをオーバーテイク。さらに55周目には#18 86MCをかわすなどポジションを上げて最後は8位でフィニッシュし、見事チームの期待に応えた。作戦変更が的中したD’station Porscheは第3戦以来のポイント獲得で、藤井誠暢は現在20ポイントとなりランキング8位につけている。

    もう1台の911 GT3RでGT300クラスに参戦するGULF NAC PORSCHE 911(#9)は、公式予選から速さをみせ、峰尾恭輔恭輔が14番手でQ1通過を果たすと、予選Q2でジョノ・レスターが7番手グリッドを獲得する。決勝レースでも上位を戦ったGULF NAC PORSCHE 911は、27周を終えスタートドライバーのジョノ・レスターから峰尾恭輔に交代。素早いピット作業と、ミスのない峰尾恭輔の走りで5位フィニッシュ。ジョノ・レスター/峰尾恭輔組は藤井誠暢から1ポイント差のランキング9位に着けた。

    次のSUPER GTレース 第6戦は、8月27日に三重県の鈴鹿サーキットで決勝レースが行われる予定になっている。

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