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  • 佐藤琢磨、今季2度目のトップ10フィニッシュでアラバマを終える

    佐藤琢磨、今季2度目のトップ10フィニッシュでアラバマを終える

    ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマの決勝は、憂鬱な空模様の下、ウェットコンディションで幕を開けた。

    14番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、90周のレースでコンスタントにポジションを上げると9位でチェッカードフラッグを受け、キャリア34回目となるトップ10フィニッシュを果たした。

    ベライゾン・インディカー・シリーズの第4戦は4月29日にアリゾナ州のフェニックス・レースウェイで行われる。

    佐藤琢磨

    「大変な週末でしたが、スタートはエキサイティングでした。何台かをオーバーテイクして、いいスタートが切れたからです。その後はペースが伸び悩んで少し苦しみました。最初のスティントではブレーキがやや不調でした。そこでブレーキ・バイアスを完全にフロント側にします。その後、ひとつのブレーキを失い、3輪ブレーキの状態になったのは残念でした。ただし、レースを通じて調整を重ねていくことで状況は徐々に改善されていきます。こうした苦難を僕たちはうまく乗りきったと思いますし、メカニックたちはピットストップで大活躍してくれました。9位は最高の結果とはいえませんが、自分たちがもともといたポジションのことを考えれば、いい結果で満足のいくポイントを獲得できたレースだと思います」(アンドレッティ・オートスポーツのプレスリリースより)

  • 【インディカー】 ホンダ:第3戦 アラバマ 決勝レポート

    【インディカー】 ホンダ:第3戦 アラバマ 決勝レポート

    4月23日、アラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークで行われたHondaグランプリ・オブ・アラバマで、Chip Ganassi Racingのスコット・ディクソンが、2位表彰台に登壇した。

    予選4番手だったディクソンは、今シーズン最初の常設ロードコースでの戦いで、スタートからトップ争いに加わる。ゴール間近となった77周目にウィル・パワー(シボレー)がタイヤトラブルでピットに向かってトップの座を明け渡すと、ジョセフ・ニューガーデン(シボレー)と激しい一騎打ちによる優勝争いを繰り広げた。

    スコット・ディクソンは逆転優勝を目指してアタックを続けたが、1.0495秒差で2位となった。開幕戦で3位だったディクソンは、これがシーズン2度目の表彰台登壇となる。

    ディクソンの後方では、2016年インディ500ウイナーのアレクサンダー・ロッシ(Andretti Autospoort)が予選18番手から大きくポジションを上げ、今シーズンの自己ベストとなる5位フィニッシュを達成した。

    また、第2戦ロングビーチで勝利を挙げたジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsport)は、予選順位と同じ6位でゴール。ベテランのトニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)が7位。開幕戦セント・ピーターズバーグの勝者セバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing)は8位フィニッシュでポイントリーダーの座を守った。

    佐藤琢磨(Andretti Autosport)は、予選14番手から90周にわたってしぶとい走りを続け、9位フィニッシュを成し遂げた。今季3戦目で2度目のトップ10フィニッシュを果たした佐藤琢磨は、チームメートでランキング7位のライアン・ハンターレイと同点で8位につけている。

    次戦は北米大陸を再び西へと横断し、4月29日(土)にアリゾナ州フェニックスで開催される。今シーズン最初のショートオーバルでのレースは、今季初の土曜日のナイトレースでもある。

    スコット・ディクソン (2位)

    「バーバー・モータースポーツ・パークでのレースは今年もエキサイティングなものとなりました。そして、私たちの9号車はまたしても2位フィニッシュでした。これで5度目の2位のはずです(バーバーでの参戦8レース中、2位5回、3位2回)。勝てる日は必ず来るでしょう。マシンにはスピードがあり、優勝争いができていました。あと少し足りませんでしたが、チャンピオンシップポイントを多く稼ぐことができました」

    セバスチャン・ブルデー (8位)

    「チームがんばってくれ、全員がすばらしい仕事をしてくれています。ピットストップは迅速かつ確実でした。今週末の私たちは最高の出来ではなく、パフォーマンスとしてみれば平均点だったと思います。そうした週末でもトップ10でゴールできたのですから、喜びたいと思います。私たちは今週末にいくつかのことを学び、それが今後私たちのマシンを速くすることにつながると思います。まだすべてを解明したわけではないのですが、今日大きなステップを上ったことは間違いありません。次戦が楽しみです」

    佐藤琢磨(9位)

    「難しい週末となっていました。しかし、私たちはレースでとてもいいスタートが切れました。とてもエキサイティングなバトルで、私は2台をパスしました。その後はペースが上げられずに少し苦労しました。最初のピットストップまでの時点でブレーキにトラブルを抱え、ブレーキバイアスを全面的にフロント寄りにして走らなければならないほどでした。最後には、リアの片方のブレーキが完全に効かなくなっていました。そうなってしまったのは残念でしたが、私たちはレースが進む中でマシンを少しずつ向上させることができました。正しい変更を重ねて施すことができていたということです。クルーのピットストップも非常によかった。9位はポイントを積み重ねることのできるいい結果だと思います」

    関連:【インディカー】 第3戦 アラバマ:ニューガーデンが優勝、佐藤琢磨は9位

  • 佐藤琢磨 9位入賞 「ちょっと厳しかった」 / インディカー 第3戦 アラバマ

    佐藤琢磨 9位入賞 「ちょっと厳しかった」 / インディカー 第3戦 アラバマ

    佐藤琢磨は、インディカー第3戦アラバマの決勝レースを9位でフィニッシュした。

    14番手グリッドの佐藤琢磨は、スタートで順位を上げるものの、その後は苦戦を強いられた。

    「スタートはうまく順位を上げることができたんですけど、その後ちょっと厳しかったですね」と佐藤琢磨はコメント。

    「ペースが全然上がらなくて、タイヤにもすごい苦労して、もう最初のスティントからブレーキにちょっとトラブル起こしてしまって、かなりブレーキバランスと格闘しながら最後まで走ってました。最後、右リアも全然残ってなかったみたいですね」

    今季2度目のポイントフィニッシュとなった佐藤琢磨だが、レース内容にはあまり納得できていないと語る。

    「最初の2スティント、3スティントぐらいまでかなりペースに苦労して、最後のスティントでようやくクルマとしてはバランスは良くなったんですけど、その時にはすでにブレーキにすごい問題を抱えていたのと、何台かオーバーテイクするのに最初に大きなフラットスポットを作ってしまったので、最後のスティントがずっとバイブレーションで前がほとんど見えない状態で走ってたんですけど、それでもなんとかトップ10でフィニッシュできたのは大事なポイントも獲得できたし、よかったと思います」

    ロードコースでのアンドレッティのマシンについて佐藤琢磨は「クルマにトラブルを抱えながらの走行だったので何とも言えないんですけど、それでもちょっと純粋なスピードが足りないような気がしました。今回のレースで学んだこともあったので、それを今後に生かしたいと思います」とコメント。

    次戦フェニックスについては「フェニックスはタフな戦いになると思いますけど、昨年よりは確実に良いレースができると思うので、今年初のショートオーバル、頑張っていきたいと思います」と述べた。

    佐藤琢磨は、チームメートでランキング7位のライアン・ハンターレイと同点で8位につけている。

    関連:【インディカー】 第3戦 アラバマ:ニューガーデンが優勝、佐藤琢磨は9位

  • 佐藤琢磨、アラバマは14番手からの追い上げを目指す / インディカー

    佐藤琢磨、アラバマは14番手からの追い上げを目指す / インディカー

    佐藤琢磨は、インディカー 第3戦 アラバマの予選を14番手で終えた。

    予選グループ2から出走した佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は、1分7秒6928を記録して7番手となり、決勝レースには14番グリッドから挑むことが決った。

    23日(日)は午前中に最終のウォームアップを行った後、現地時間の午後3時30分に90周の決勝レースがスタートする。

    佐藤琢磨

    「難しい予選でした。本当に激戦だったようで、上位陣のオーダーは100分の数秒差で決まりました。今日のためにスタッフは精一杯頑張ってくれたので、この結果は残念です。決勝に向けて強力なマシーンを作り上げようとしているので、明日はウォームアップを順調に終え、レースでは力強いペースを取り戻すことを期待しています」

    関連:【インディカー】 ウィル・パワーがポールポジション、佐藤琢磨は14番手

  • 佐藤琢磨、初優勝の地で思わぬ苦戦 / インディカー 第2戦 レポート

    佐藤琢磨、初優勝の地で思わぬ苦戦 / インディカー 第2戦 レポート

    佐藤琢磨が、インディカー 第2戦 ロングビーチのレース週末を振り返った。

    カルフォルニアのジンクスが再び佐藤琢磨と3人のチームメイトを襲った。ロングビーチの市街地コースで行われた2017年インディカー・シリーズ第2戦において、アンドレッティに所属する4人のドライバーはいずれもチェッカードフラッグを受けられなかった。

    このうち、佐藤琢磨は残り7周で突然のパワーダウンによりリタイア。トップ10フィニッシュも十分に可能と思われていただけに、セントピーターズバーグでの5位に続く好成績が収められなかったことは返す返すも残念だった。

    セントピーターズバーグで得られた手応えは、バーバー・モータースポーツ・パーク、セブリング、ソノマで立て続けに行われたテストでも同様に感じられ、佐藤琢磨とNo.26ダラーラ・ホンダに関わるスタッフを大きく勇気づけるとともに、マシンの進化を加速させた。

    「第1戦と第2戦の間に1ヵ月近いインターバルがあるなんて、インディカー・シリーズでは滅多にありません」と佐藤琢磨。

    「ただし、とても忙しい日々でした。今年のプレシーズンくらい、テストの量が少なかったことはここ何年もありませんでしたが、シーズンが始まってからは忙しくテストに取り組んでいます。バーバーと、マニュファクチュアラー・テストが行われたソノマはロードコース向けのテスト、そして(バンプが多い)セブリングでは市街地コースを見据えたテストを行ないました。どちらも順調で内容が濃いテストだったので、僕たちは意気揚々としてロングビーチに向かいました」

    「初日のセッションはとてもうまくいきました。僕たちのクルマはほかと異なることを試していたので、1回目のセッションではラップタイムが状況を反映していたとはいえません。2回目のセッションでは4番手まで一気に上がりました。この結果には満足で、しかも昨年の予選タイムにとても近い記録だったから、マシンが進歩していることは明らかでした。そして、フリープラクティスで柔らかめのレッド・タイアを試したのも、今回が初めてでした。今年からルールが変更されたためですが、セントピーターズバーグではアクシデントのため、レッド・タイアを履くチャンスがなかったのです」

    「土曜日のプラクティスはさらにタイムを上げました。このときはブラック・タイアで走行しましたが、タイムは5番手で、トップ5のタイム差は5/100秒しかありませんでした。なんという接戦でしょう! このときはレッド・タイアの特性も概ねわかっていたので、予選に向けて大きな期待を抱いていました」
    しかし、予選は不本意な結果に終わり、これが決勝レースで苦戦を強いられるきっかけとなる。予選グループでの順位は9番手で、このため佐藤琢磨は18番グリッドからのスタートを余儀なくされた。

    「バランスの変化に戸惑いました。気温が上がったうえに風が吹が強くなっていましたが、これは誰にとっても同じことです。まずブラック・タイアでウォームアップして、レッド・タイアに履き替えました。アタックできるのは2ラップです。最初のアタックでターン5の縁石を使ったとき、奇妙なことが起きました。アプローチの仕方がそれまでと違ったのかもしれませんが、クルマが間違った方向に飛び出し、アタックを中断しなければいけませんでした。次のアタックが最後のチャンスでしたが、やはりターン5でバランスを崩し、またもやタイムをロスしました。残りのラップで取り戻そうとしましたが、不可能でした。とても残念です。いろいろな条件が重なったのと僕のミスが原因でした」

    この後、佐藤琢磨はエンジニアのギャレット・マザーシードとNo.26のセッティングを見直し、決勝日当日のウォームアップでは2番手のタイムを叩き出す。
    「何人かのドライバーはレッド・タイアを履いていましたが、僕はブラックを選びました。このときは『これが予選だったら!』と思わずにはいられませんでした。上がり下がりの激しい週末でしたが、最終的にいい結果が得られると信じていました」

    追い越しが難しいロングビーチで下位グリッドから追い上げるには、できるだけ早い段階で通常とは異なる戦略に切り替えるしかない。佐藤琢磨が選択した作戦もこれで、オープニングラップにウィル・パワーとチャーリー・キンボールの事故が起きてコーションになると、佐藤琢磨は2ラップ目にピットストップを実施。2回目のストップは12周目に行った。

    「今年の決勝は例年より5ラップ長くなりました。したがって2ストップで走りきるには燃費を15%ほどセーブしなければいけません。ただし、朝のウォームアップでは僕たちのマシンが速いことは明らかだったので、3ストップ作戦を基本としましたが、いっぽうで柔軟に対応できるようにしたいとも思いました。また、僕たちには使えるタイアがたくさんありました。なぜなら、僕たちの予選はセグメント1だけで終わったからで、このためレッド・タイアが1セット余分にありました。つまり、最初から最後まで攻め続けられる環境が整っていたわけです」

    「けれども、期待ほど速く走れませんでした。その詳細については検証しなければいけないものの、気温の上昇が関係しているのか、予想したほどのグリップを得られませんでした。苦しい戦いだったといえます。オーバーテイクで順位をいくつか上げることができましたが、大事な局面で抑えられる格好になり大きくタイムロスしてしまいました」

    レースの1/4を終えると、佐藤琢磨はJRヒルデブランドをパスしたものの、エド・ジョーンズを攻めあぐねることになる。佐藤琢磨は結果的に4ストップ戦略にスイッチし、残り26周で最後のピットストップを行う。それから間もなく、チームメイトのアレクサンダー・ロッシがコース上で停止したため、この日2度目で最後のコーションとなる。グリーンフラッグが振り下ろされたのはフィニッシュまで16ラップとなったときのことで、佐藤琢磨は13番手につけていた。

    少なくとも、この段階まで佐藤琢磨はレースを戦い続けていたのである。続いてトニー・カナーンをパスして12番手、ミカエル・アレシンを攻略して11番手に浮上。トップ10フィニッシュが限りなく現実味を帯びてきたこのとき、マシンが不調に陥った。

    「この日のレースでトップ6やトップ7に入った何人かのドライバーと同じ戦略を選んでいました。けれども、最後のピットストップではまたしてもタイムをロスし、これが決定的な痛手となりました。コースに戻った僕はまだペースが上がらない状態で、すでにタイアのウォームアップが終わっているドライバーたちに追い越されてしまいます。なにもかも、期待とは反対の方向に進んでいきました」

    「やがてイエローが提示されます。僕は他のドライバーたちと同じレッド・タイアを履いていました。リスタートではかなりアグレッシブにチャージしました。TKとサイド・バイ・サイドで走るのは最高でしたし、ターン1への進入でオーバーテイクできたのも楽しかったです!」

    「このままトップ10圏内に食い込めそうな展開でしたが、突然パワーダウンが起きて、僕たちは残り7周で為す術もなくマシンを停めました。アンドレッティ・オートスポーツにとっても難しい1日でした。これまでロングビーチのコースは僕たちに優しかったのに、今年、いい結果を残せなかったのは残念でした。ただし、シーズンはまだ長いので、次の1戦にも全力で挑むつもりです」

    シリーズ第3戦はアラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークで開催される。

    「バーバーとソノマのテストは順調で、マシンを確実に進化できたので、いいレースになることを期待しています」

  • 佐藤琢磨、エンジントラブルでリタイア 「とても悔しい結果」

    佐藤琢磨、エンジントラブルでリタイア 「とても悔しい結果」

    佐藤琢磨は、インディカー 第2戦 ロングビーチの決勝レースをエンジントラブルによりリタイア(18位)で終えた。

    18番グリッドの佐藤琢磨は、スタート後も後方でのレースを強いられた。だが、じわじわと順位を上げ、レース終盤にはトップ10フィニッシュを狙える位置につけていた。しかし、残り6周のところでメカニカルトラブルで突然のスローダウン。悔しいリタイアとなった。

    佐藤琢磨の所属するアンドレッティ・オートスポーツは、今回のレースで原因は違えど、4台全てがリタイアに終わっている。

    佐藤琢磨 (18位)
    「長く、厳しいレースでした。私たちは、チームメートたちとは違う3ストップ作戦を選びました。スタート前からそうすることを決めていたのではなく、レースの展開に応じて臨機応変に作戦を選んだつもりでした。しかし、その作戦には合わないレースになっていましたね。そして、いよいよレースのゴールが近づいたとき、突然メカニカルトラブルが発生し、マシンを止めなくてはなりませんでした。ファイナルプラクティスで2番手のタイムを出せた通り、私たちのマシンはとても競争力が高いものに仕上がっていました。しかし、レースではゴールまで走りきることができませんでした。とても悔しい結果です。次のレースは力強い戦いをみせることができるよう、チームと準備を重ねます」

    Toyota Grand Prix of Long Beach Race Day Highlights

    関連:【インディカー】 優勝はジェームス・ヒンチクリフ、佐藤琢磨はリタイア

  • 佐藤琢磨、2013年のインディカー優勝を記念したワインを発表

    佐藤琢磨、2013年のインディカー優勝を記念したワインを発表

    佐藤琢磨は、2013年のロングビーチでのインディカー優勝を記念したワイン『TS』ワインを発表した。

    佐藤琢磨は6日(木)にハイアットリージェンシーでTSワインを発表。2013年に収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨンを熟成させたワインで限定600本。アメリカと日本で5月に発売予定となっている。

    佐藤琢磨は、A.J.フォイトに所属していた2013年にロングビーチでインディカー初優勝。今年はアンドレッティに移籍した佐藤琢磨だが、このワインはA.J.フォイトのワイナリーで製造された。

    「ここでこのようなワインを紹介できることは僕にとって素晴らしい機会です」と佐藤琢磨はコメント。

    「カベルネソーヴィニヨンから作られた上質なワインです。メドウクロフト・ワインはフォイト・ワインを製作していて、AJフォイトが作った特別なワインを彼のチームに所属している当時に見せてもらったことがきっかけでした。これは、僕が優勝した2013年にメドウクロフトで収穫されたブドウを使ったもので、そこは大きなこだわりです」

    このプロジェクトは2016年にワインメーカーのTom Meadowcroftと進められ、佐藤琢磨がテイスティングして6種類から選んだ。

    ワインボトルのラベルにはロングビーチを走る2013年の佐藤琢磨のマシンを描いたモータースポーツアーティストのランディ・オーエンズのイラストが採用されている。

    「クールでしょ? 僕たちはたくさんのテイスティングを行いましたが、とても楽しい作業でした。できあがったワインについては大満足しています。いま飲んでもとてもおいしいけれど、熟成して最高のワインとなるように慎重にブレンドしました。10~15年後に飲むとまた格別な味がするはずです。まさにコレクターのためのワインといえるでしょう!」

  • 佐藤琢磨 「ロングビーチに戻ることに興奮している」 / インディカー

    佐藤琢磨 「ロングビーチに戻ることに興奮している」 / インディカー

    佐藤琢磨が、今週末のインディカー 第2戦 ロングビーチにむけて、ホンダとアンドレッティによってなされた改善などについてMotorsports Tribune のコラムで語った。

    「ロングビーチに戻ることに本当に興奮しています」と佐藤琢磨はコメント。

    「正直、去年から今年にかけて空力パッケージに変更はないので、ロードとストリートコースで苦戦を強いられることはわかっていました」

    「スーパースピードウェイでは理想的なパッケージを得られると思っています。去年と比較して今年がタイトなバトルになると予想していた人は多くなかったと思います。それはホンダが冬の間に行ったハードワークを示しています」

    「去年の序盤は改良された新しい空力パッケージが持ち込まれましたが、開幕戦の直前に到着したので、シーズン序盤は誰も最適化することはできませんでした。エンジンに関しては、2015年仕様を2016年に持ち越さなければなりませんでした。パワーなどが劣っていたわけではありませんでしたが、新シーズンにむけてアップデートはありませんでした。それを考えると、今年、ホンダはエンジン開発に多くのコミットメントをしたと思います。2017年仕様を得ることができましたし、このパッケージで多くの経験を積んでいるので理解度は去年と比較してかなり異なっています。全てのハードワークが初レースで成果を挙げ、競争力を確認することができました。それについては満足しています」

    「ロングビーチは、最高のストリートコースのひとつですし、大きな歴史、非常に熱狂的なファン、素晴らしい雰囲気があります。美しい会場です。面白いことに、クルマのセットアップはセント・ピーターズバーグとそれほど違わないので、同じような競争力があると思っています。アンドレッティはロングビーチで良い記録がありますし、もちろん、僕も2013年に優勝した素晴らしい思い出があります。まだ多くの準備と作業をしていますが、あの場所に戻ることにとても興奮しています」

    「バーバー、セブリング、ソノマのテストの間にシミュレーター作業やミーディングなどで忙しくしていました。チームは多くの会議だけでなく、ショップでも全力で作業しています。今週末は僕たちにとって興味深く、エキサイティングな週末になるでしょう。ロングビーチの後、僕たちの旅はまだ続きます。テストのためにテキサス(モータースピードウェイ)に向かいます。そのあと、数日、日本に帰るチャンスがあるので、楽しみにしていますが、その前にロングビーチに戻るのがとにかく待ち切れません」

  • 佐藤琢磨、バーバー合同テスト午前のトップタイム / インディカー

    佐藤琢磨、バーバー合同テスト午前のトップタイム / インディカー

    佐藤琢磨は、バーバー・モータースポーツ・パークで開催されたインディカー合同テストで午前中のトップタイムを記録した。

    佐藤琢磨は、1分8秒1705(121.460mph)を記録して、テストに参加した22名のドライバーのトップに立った。

    「ここまでとてもスムーズですし、とてもいい感じです」と佐藤琢磨はコメント。

    「これはテストに過ぎませんが、バーバーに戻ってこれて嬉しいです。この場所が大好きです。とにかくスピードがあって流れがいいです。今日はレースデイのようでした。とても暖かく、それは僕たちにとってとても良いことです」

    今年、佐藤琢磨はアンドレッティ・オートスポーツに移籍し、インディカー8年目のシーズンを戦っている。

    チームのエンジニアリングトランスポーターの中で取材に応じた佐藤琢磨は「スタッフやエンジニアと多くの時間を過ごしています」とコメント。

    「実際、これはエンジニアリングトラックですが、今週初めて使いました。優れた人々の集団ですし、僕たちのコミュニケーションはどんどん深くなっています」

    「レース週末のために多くのテストアイテムを調べていく必要があります。レース週末に良い状態になれることを期待しています。ここまで僕たちは4台のクルマで多くのテストプログラムを分けていますし、かなり満足しています。全てが順調に進んでいます」

    2017 インディカー バーバー合同テスト プラクティス1

      No Driver Team   Time Speed
    1 26 佐藤琢磨 Andretti Autosport H 1:08.1705 121.460
    2 10 トニー・カナーン Chip Ganassi Racing H 1:08.2163 121.379
    3 12 ウィル・パワー Team Penske C 1:08.2997 121.230
    4 9 スコット・ディクソン Chip Ganassi Racing H 1:08.3340 121.170
    5 98 アレキサンダー・ロッシ Andretti Autosport H 1:08.3353 121.167
    6 7 ミハイル・アレシン Schmidt Peterson Motorsports H 1:08.4181 121.021
    7 1 シモン・パジェノー Team Penske C 1:08.4264 121.006
    8 2 ジョセフ・ニューガーデン Team Penske C 1:08.4424 120.978
    9 22 ファン・パブロ・モントーヤ Team Penske C 1:08.4640 120.939
    10 3 エリオ・カストロネベス Team Penske C 1:08.4883 120.897
    11 28 ライアン・ハンターレイ Andretti Autosport H 1:08.4949 120.885
    12 18 セバスチャン・ブルデー Dale Coyne Racing H 1:08.5238 120.834
    13 27 マルコ・アンドレッティ Andretti Autosport H 1:08.5767 120.741
    14 8 マックス・チルトン Chip Ganassi Racing H 1:08.5916 120.714
    15 15 グラハム・レイホール Rahal Letterman Lanigan Racing H 1:08.6135 120.676
    16 5 ジェームス・ヒンチクリフ Schmidt Peterson Motorsports H 1:08.7351 120.462
    17 14 カルロス・ムニョス AJ Foyt Racing C 1:08.9572 120.074
    18 21 J.R.ヒルデブランド Ed Carpenter Racing C 1:08.9870 120.034
    19 83 チャーリー・キンボール Chip Ganassi Racing H 1:08.9836 120.029
    20 20 スペンサー・ピゴット Ed Carpenter Racing C 1:09.1807 119.687
    21 19 エド・ジョーンズ Dale Coyne Racing H 1:09.2271 119.606
    22 4 コナー・デイリー AJ Foyt Racing C 1:09.2792 119.506
  • 佐藤琢磨 「ハンターレイの協力なしにいい成績は残せなかった」

    佐藤琢磨 「ハンターレイの協力なしにいい成績は残せなかった」

    佐藤琢磨が、アンドレッティ・オートスポーツでの初戦となった2017年 インディカー 開幕戦 セントピーターズバーグのレース週末を振り返った。

    2017年ベライゾン・インディカー・シリーズの開幕戦セントピーターズバーグ。今季移籍した名門チームのアンドレッティ・オートスポーツからこの一戦に挑んだ佐藤琢磨は、数ラップをトップで周回した後に5位でフィニッシュするというエキサイティングなレースを演じた。

    AJフォイト・レーシングのNo.14をつけたマシンで戦い続けて4年。今季からはNo.26アンドレッティ・ダラーラ・ホンダでシリーズに臨むが、佐藤琢磨がいわゆる有力チームからインディカーに参戦するのはこれが初めてのこと。計4台をエントリーするアンドレッティで佐藤琢磨のチームメイトとなるのは、ライアン・ハンターレイ、マルコ・アンドレッティ、そしてアレクサンダー・ロッシの3人だ。

    「今回の挑戦は本当に楽しみですが、いっぽうでフォイトを離れることをとても淋しく思っています」と佐藤琢磨。

    「なにしろ4シーズンをともに過ごした家族も同然のチームですから、たくさんの思い出があります。また、AJとラリー・フォイト、それにチームの全員から受けたサポートは本当に素晴らしいものでした。最後の2シーズンはやや苦戦を強いられましたが、僕たちはこれまでに何度も素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。今年のセントピーターでも、顔を会わせるたびに互いにサムアップしました」

    「いっぽう、アンドレッティは仕事の進め方が異なるので、いまは新しいスタイルを学ばなければいけません。チームはここ何年間かにわてってたくさんの成功を収めてきましたが、とりわけインディ500でのパフォーマンスには目を見張るものがありました。また、アンドレッティは4台体制でインディカーにエントリーした最初のチームで、いまではガナッシやペンスキーも彼らに追随しています。その仕事ぶりはF1を彷彿とさせるものがあります。もちろん、F1はまた別世界ですが、チームのリソースや仕事のクォリティはバツグンに高く、マイケル・アンドレッティはチームに全力を投じています。もっとも高いレベルでインディカーを戦うという意味において、僕にとってはおそらく最高の環境だと思います」

    佐藤琢磨には新しいチームだが、そこには懐かしい顔もあった。佐藤琢磨がインディカーに挑んだ初年度と2年目に在籍したKVレーシングでエンジニアを務めたガレット・マザーシードと、アンドレッティで再びコンビを組むことになったのだ。

    「これは本当に素晴らしいニュースでした。なにしろ、あの頃に比べると、僕たちは互いにたくさんの経験を積んできましたから。また、チームは新しくても、そこに気心が知れたスタッフが在籍しているというだけでほっとします。インディカー・シリーズに活動の場を移してから、ガレット、ジェリー・ヒューズ(元スーパーアグリで、インディカーではレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングでエンジニアを務めた)、ドン・ハリデイ、ラウル・プラドス(最後のふたりはAJフォイトに所属)といったエンジニアたちと一緒に仕事ができて、僕は本当に幸運でした」

    まだアンドレッティとの契約が完了していなかったため、昨年12月にセブリングで行われたテストに参加できなかった佐藤琢磨は、フェニックスでのオーバル・テストに2日間臨んだほか、先ごろ実施されたセブリングで1日テストを行ったのみ。ただし、シミュレーターや様々な準備を行うことで「これまででもっとも充実したシーズンオフを過ごすことができました」と佐藤琢磨は語る。

    ただし、そうした成果が週末の滑り出しに反映されることはなかった。金曜日最初のプラクティスは16番手。その日の午後に行われた2回目のプラクティスではタイムを記録する前にクラッシュを喫した。

    「インディカーを戦うようになって、いちばん困難な金曜日だったかもしれません。とても過酷な1日でした。最初のセッションは、満足できるとはいえないものの、それほど悪くはありませんでした。僕たちのチームではセットアップのフィロソフィーを4人で分担して試すことになっていますが、僕はちょうど調子が出始めてきたところでした」

    「ところで、リーグが指定するブレーキは今季からブレンボではなくなりました。新しいブレーキは硬い素材を用いたもので、作動温度域が非常に限られていることが特徴です。このため、温度が低い状態では満足に作動しませんが、高温になると急激に減速Gが立ち上がります。このブレーキでレースが走りきれるかどうか、誰もが悩んでいたほどで、リーグは開幕直前にブレーキダクトのモディファイを認めることになったほどです。第2セッションが始まるとき、ペダルのフィーリングが驚くほどソフトだったので、走行前にブレーキのエア抜きを行いました。アウトラップの段階でブレーキとタイヤはしっかり準備が整っていると思えたので、ブレーキペダルを踏み込みましたが、まったく感触がありません。そしてタイヤがロックしてコントロールを失い、ウォールにヒットしたのです。これで走行時間を大幅にロスすることになると同時に、ソフトコンパウンドのレッドタイアを試す機会も失ってしまいました。今季より、2回目のプラクティスで1台あたり1セットずつレッドタイアが試せるよう、ルールが改正されていたのです」

    「チームのメカニックたちは最高の仕事でマシンを修復してくれましたが、土曜日に行われた3回目のプラクティスではまだチームメイトから大きく遅れている状態でした。けれども、3人のチームメイトとエンジニアたちが全力でサポートしてくれました。これは本当にこのチームの強みだと思います」

    その言葉どおり、佐藤琢磨は最初の予選グループで3番手のタイムをマーク。12台が進出する第2セグメントに易々と駒を進めた。ここで4番手につけた佐藤琢磨はファイアストン・ファスト6に挑み、5番グリッドを勝ち取ったのである。

    「マシンがあんなにいい状態になって、本当に最高の気分でした。思い切り攻めることができたうえに、とてもコンペティティブで、不満はなにもありません。もしかしたら、もっといい成績を残せたかもしれませんが、状況が状況だっただけに、この結果には心から満足できました」

    ところが、日曜日のウォームアップはあまりコンペティティブではなかったうえに、チームメイトのハンターレイにブレーキトラブルが発生、ウォールに真っ直ぐ激突するという事件が起きる。それでも佐藤琢磨は110周の決勝で好スタートを決めることができた。レースが始まると、ジョセフ・ガーデンを早々とパスして4番手に浮上。序盤のコーションが終わると佐藤琢磨はこのポジションを確固たるものとし、ウィル・パワーがピットストップを余儀なくされたところで3番手に順位を上げる。そして26周目にトニー・カナーンとミカエル・アレシンの接触で破片が散乱してイエローが提示されたとき、佐藤琢磨はトップを走るジェイムズ・ヒンチクリフのわずか5秒後方につけていた。

    もっとも、このイエローは予選を上位で終えたドライバーにとって最悪のタイミングだった。後方グループのドライバーたちは1回目のピットストップを終えていたため、コーション中にピットストップを行ったヒンチクリフ、スコット・ディクソン、佐藤琢磨のトップ3は集団の最後方に並ぶこととなり、佐藤琢磨は12番手に転落したのだ。しかし、リスタートが切られると佐藤琢磨は驚くべき手腕を発揮し、たった1周で7番手まで挽回してみせた。

    「僕たちはおよそ半年もレースから離れていました。しかもセントピーターは空港の滑走路を使っているためにスタート部分はとてもワイドですが、ターン2はコークボトルでコース幅は急激に狭くなります。つまり、とんでもなくリスキーなのです! でも、僕の周りにいたのは信頼のおけるドライバーばかりだったので、とてもいいバトルを演じることができました。ヒンチクリフは新品のレッドタイアで、僕たちはユーズドのレッドを履いていました。だから僕は“ディキシー”を抑えていられるだけで満足で、その後は後続を引き離しながらヒンチクリフに迫っていきました」

    「2回目のリスタートでの僕のマヌーバはもしかしたら数名のドライバーをアンハッピーにさせてしまったかもしれませんね。ディクソンが追い上げを図ってヒンチクリフのインサイドに飛び込み。僕はそのさらにイン側を刺し、4ワイドとなりながら全員をオーバーテイクしました。ライアンは僕より5つ上のポジションにいて、僕たちは互いに接近していきました。このとき勢いの付き過ぎていた僕を彼が避けてくれたので、2台は接触せずに済みました。彼の協力なしにいい成績は残せなかったでしょう。僕たちは引き続きレース戦略に従って走っていましたが、3番手になるのは難しくないと思っていました」

    このとき、佐藤琢磨はインディカーの新人でこのとき3番手のエド・ジョーンズが率いる集団の後方につけていた。エドのペースが上がらなかった為、トップ2のセバスチャン・ブールデとシモン・パジェノーははるか前方に逃げてしまっていた。やがて全ドライバーがピットストップを行うと、佐藤琢磨はトップに浮上。そのまま数周したところでNo.26のマシンもピットに舞い戻った。次のスティントを佐藤琢磨は4番手で走行していた。やがて徐々にパワーに接近していったが、ほどなくオーストラリア人ドライバーはピットストップを行った。

    これで3番手となった佐藤琢磨は、残り28周となったところでピットストップを敢行。このとき後続のドライバーに対しては十分なマージンを有していたが、ここで右フロント・ホイールの交換に手間取ってしまう。「僕たちには十分な余裕がありましたが、どうやらエアガンに問題があったようです」

    結局、佐藤琢磨は5番手となってコースに復帰。やがてパワーがスローダウンすると4番手に浮上した。けれども、後方からハンターレイが猛追を開始。最終ラップの最終コーナーでチームメイトの先行を許した佐藤琢磨は0.0528秒差で5位に終わった。

    「もちろん表彰台に上れれば嬉しかったと思いますが、苦しい状況のなかでメカニックたちは本当に素晴らしい働きをしてくれました。最終ラップに入ったとき、あと6秒分のプッシュ・トゥ・パスが残っているとダッシュボードは伝えていました。これは最後のストレートにとっておくつもりでしたが、その1周前にあるコーナーでP2Pボタンを押したところ、なにか想定外のことが起きて残り時間がゼロになってしまったのです。(のちにラスト10秒は何かトラブルがあり、P2Pのハイブーストが全く掛かっていなかったことが判明。HPDは原因究明に努めている)このため最終コーナーでライアンに仕留められてしまいましたが、これはあくまでもレースの結果なので気にしていません。そもそも、彼が今週末してくれたことを考えれば、僕が順位を譲るのは当然だったのかもしれません」

    「でも、僕は5番手に満足しています。こうした素晴らしいスタートが僕たちには必要だったのです。これはチーム・スタッフ全員が頑張った結果であり、これからの2017年シーズンを本当に楽しみにしているところです」

    次戦は佐藤琢磨が唯一インディカー・シリーズで優勝した経験を持つロングビーチが舞台。実は、1977年に開催された2回目のF1ロングビーチGPでマイケルの父であるマリオが優勝した経験を有しており、チームにとっては験のいいサーキットでもある。いっぽう、チームはバーバー・モータースポーツ・パークとソノマでテストを実施する予定だ。