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  • 佐藤琢磨 インディ500予選仕様で“ノートウ最速”「スピードも文句なし」

    佐藤琢磨 インディ500予選仕様で“ノートウ最速”「スピードも文句なし」

    佐藤琢磨が、第110回インディアナポリス500のプラクティス3日目を終え、予選仕様パッケージに切り替えたマシンに強い手応えを示した。

    レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの75号車ホンダを駆る佐藤琢磨は、この日の“ノートウ”最速となる223.828mphを記録。空力トウなしの単独走行で今週最速タイムをマークし、予選に向けて存在感を示した。

    「今日は予選パッケージの土台作り」
    佐藤琢磨は、この日から本格的に予選仕様へ切り替えたことを明かした。

    「昨日まではレースセットで集団走行をやっていましたが、今日は予選に向けた車作りのパッケージになりました」

    「明日は“ファストフライデー”で予選ブーストになるので、多分スピードも10マイル以上上がると思います。今日はその下地作りというか、土台作りという意味で非常に大事な日でした」

    この日は依然としてレースセットを続けるチームも多かったという。

    「7割ぐらいのチームがまだレースセットをやっていました。正直、自分としても本当はレースセットをやりたい気持ちはあったんですけど、そうすると間に合わなくなってしまう」

    「自分たちとしては、そもそも今年の予選パッケージがちゃんと機能するのかを確認する必要があったので、今日は予選の練習を優先しました」

    重要テストを消化して早めに終了
    佐藤琢磨は、この日の走行が短時間だった理由についても説明した。

    「トータルでは3ラウンドしかしていないので、周回数としては非常に短いです。ただ、確認したいことがたくさんありましたし、すごく重要なテストアイテムが2つありました」

    「ベースラウンドを終えた後に、その2つを投入して3回走って、今日は終了しました」

    さらに、夜間作業に備えてチーム側にも配慮があったという。

    「今日は早めに終わることで、メカニックたちも予選仕様へ向けた作業に集中できます。アップライト交換などもあって、本当に大仕事なんです」

    「僕たちはオープンテストから使っているショートプログラム用エンジンをそのまま使い続けますが、他のレギュラー勢はここでエンジン交換になるので、チームとしても今日は早めの切り上げという感じでした」

    「非常に良い手応えを掴めた」
    そのうえで佐藤琢磨は、予選仕様のパッケージに大きな自信を見せた。

    「今日はクルマも非常に調子を取り戻しましたし、自分自身もすごく気持ちよく走れました。確認したいことも全部できました」

    「スピードも文句なしで、すごく速かったです」

    一方で、今後の天候変化には警戒も示している。

    「今日はコンディションがすごく良かったですし、ここから金曜日、土曜日と状況も変わると思います。土曜日は雨が降るかもしれないし、日曜日は暑い予選になるかもしれません」

    「どこまでパフォーマンスを出せるかは分かりませんが、少なくとも予選パッケージについては非常に良い手応えを掴めました。引き続き明日も頑張っていきたいと思います」

    オワードが総合トップ メイヤー・シャンク勢も好調
    この日の総合トップは、アロー・マクラーレンのパト・オワードだった。227.308mphを記録し、トラフィックを利用した走行ながら今週3番手となるスピードをマークした。

    2番手にはエリオ・カストロネベス、3番手にはマーカス・アームストロング、4番手にはフェリックス・ローゼンクヴィストが入り、メイヤー・シャンク・レーシング勢が上位を占めた。

    前年王者アレックス・パロウは22番手だったが、水曜日には今週2番手となる228.026mphを記録しており、依然として有力候補のひとりと見られている。

    また、各チームはこの日から予選シミュレーションへ本格移行。33台合計で1,469周を走行し、大きなアクシデントなくセッションを終えた。

    金曜日の“ファストフライデー”では予選用ブーストが解禁され、インディ500の勢力図がさらに鮮明になっていく。

    インディ500 プラクティス3順位
    1.パト・オワード(アロー・マクラーレン) – 227.308mph
    2.エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング) – 226.977mph
    3.マーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング) – 226.841mph
    4.フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング) – 226.626mph
    5.アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング) – 226.364mph
    6.スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホリンジャー) – 225.972mph
    7.カイオ・コレ(プレマ) – 225.793mph
    8.ロマン・グロージャン(プレマ) – 225.786mph
    9.スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ) – 225.542mph
    10.エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング) – 225.061mph
    11.リナス・ヴィーケイ(デイル・コイン) – 224.994mph
    12.スコット・マクラフリン(チーム・ペンスキー) – 224.979mph
    13.ライアン・ハンター=レイ(DRR-Cusick) – 224.611mph
    14.カイル・カークウッド(アンドレッティ) – 224.432mph
    15.デニス・ハウガー(アンドレッティ) – 224.397mph
    16.マーカス・エリクソン(アンドレッティ) – 224.094mph
    17.佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン) – 223.876mph
    18.ノーラン・シーゲル(アロー・マクラーレン) – 223.858mph
    19.キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ) – 223.764mph
    20.デビッド・マルーカス(AJフォイト) – 223.391mph
    21.ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) – 223.236mph
    22.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ) – 223.230mph
    23.ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー) – 223.026mph
    24.キャサリン・レッグ(デイル・コイン) – 222.884mph
    25.コナー・デイリー(フンコス・ホリンジャー) – 222.746mph
    26.ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン) – 222.632mph
    27.サンティーノ・フェルッチ(AJフォイト) – 222.504mph
    28.クリスチャン・ルンガー(アロー・マクラーレン) – 222.415mph
    29.ジャック・ハーベイ(DRR-Cusick) – 222.402mph
    30.ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン) – 222.293mph
    31.グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン) – 222.034mph
    32.ミック・シューマッハ(プレマ) – 221.902mph
    33.クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング) – 221.890mph

  • 佐藤琢磨 インディ500プラクティス2日目は30番手「正直仕上がりは良くない」

    佐藤琢磨 インディ500プラクティス2日目は30番手「正直仕上がりは良くない」

    佐藤琢磨が、2026年インディアナポリス500のプラクティス2日目を終え、現状の課題と今後の方向性について語った。レイホール・レターマン・ラニガンの75号車を駆る佐藤琢磨は、この日223.374mphで30番手。車両の不具合やセットアップ調整に追われる難しい一日となった。

    前日に発生していたメカニカルトラブル自体は解決したものの、その影響で予定していた比較テストが十分に行えず、2日目は改めて検証作業からスタートしたという。

    「あまり仕上がりは良くない」
    佐藤琢磨は、セッション中の流れについて詳細に説明した。

    「昨日出ていたトラブルというのは確実に解決はしたんですけども、そのトラブルが出ていた中で、やりたかった比較テストが昨日ちゃんとできなかったので、今日もう一度そこを洗い直すというメニューで始めました」と佐藤琢磨はコメント。

    その中で、単独走行を中心に細かなセットアップ確認を進めたという。

    「一人で走って、車がすごく安定している状態の中で、ちょっとした違いっていうのを一個一個チェックボックスをつけていきました」

    最終的にはクルマの方向性が改善し、ニュータイヤと満タン状態でグループランにも臨んだ。

    「今日初めてチーム4台でグループランができたのはすごく良かったと思います」

    しかし、その後も不具合が発生。終盤の大集団走行ではライバル勢との差を痛感したという。

    「ちょっと今日は置いてかれるぐらいスピードが遅かったので、残念ながら今の状態としては、あんまり仕上がりは正直良くないです」

    予選仕様へ切り替え「必ずスピードは出せる」
    ここまで苦しい状況が続いているものの、佐藤琢磨は冷静に状況を受け止めている。

    「でも今までもこういうことはたくさんありましたし、ここから車を作っていかねばならないので、とりあえずこの2日間でレースを見据えた走行というより、一旦ちょっと終了して、明日からは予選に向けた車作りをしていきます」と佐藤琢磨は語った。

    今後は木曜のプラクティスで予選仕様のベースを作り、「ファストフライデー」で高ブースト状態を確認。その後の予選へ臨む予定だという。

    一方で、天候への不安も口にした。

    「どうやらちょっと天候が怪しいので、今どういう予選になるかわかりません」

    それでも最後は前向きな言葉で締めくくった。

    「いずれにしてもここまでなかなか順調じゃないんですけど、必ずスピードは出せるように頑張っていきたいと思いますので、明日もしっかりとチームと一緒に頑張ります」

    インディ500 プラクティス2日目

    コナー・デイリーが228mph超えでトップ
    一方、この日のプラクティス2日目では、地元インディアナポリス出身のコナー・デイリーが228.080mphを記録してトップタイムをマークした。ドレイヤー&レインボールド・レーシングの23号車シボレーは、集団走行のトウを活用しながら2日間を通じた最速ラップを記録した。

    デイリーは走行後、マシンの感触に強い手応えを示した。

    「気分は最高だ。でも、あのラップでも全開ではなかった」

    「クルマの感触はかなりいい。とてもうまく進んでいる。正直、コース上もかなりエキサイティングだった。あの走行では、ここ最近のプラクティスで見たことがないくらい多くのサイド・バイ・サイドのバトルがあった。いい感じだった」

    昨年のインディ500ウイナーであり、NTTインディカー・シリーズ王者のアレックス・パロウも228.026mphで続き、228mph台に到達したのはこの2台のみだった。

    デビッド・マルーカスが227.139mphで3番手、グラハム・レイホールが226.835mphで4番手、ロマン・グロージャンが226.591mphで5番手に入り、各陣営とも予選を見据えたセットアップ作業を本格化させている。

    単独走行ではパト・オワードが最速
    集団走行では空力トウの影響によって速度が伸びた一方で、単独走行で最速だったのはパト・オワードだった。アロー・マクラーレンの5号車シボレーで221.409mphを記録し、“ノートウ”状態での速さを示した。

    2016年インディ500ウイナーのアレクサンダー・ロッシも、エド・カーペンター・レーシングの20号車シボレーで221.392mphを記録して単独走行2番手につけた。

    なお、単独走行最速タイムは、火曜にカイル・カークウッドが記録した222.062mphにはわずかに届かなかった。

    33台が無事故で2542周を走破
    この日は全33台が合計2542周を走行し、インシデントはゼロ。気温や路面コンディションにも恵まれ、各車が順調に周回を重ねた。

    ただ、木曜以降は予選仕様への切り替えが本格化する。金曜の“ファストフライデー”では高ブーストが解禁され、週末の予選へ向けて各陣営の勢力図が大きく変化する可能性もある。

    ■ 2026年インディ500 プラクティス2日目順位
    1.コナー・デイリー(ドレイヤー&レインボールド) – 228.080mph
    2.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ) – 228.026mph
    3.デビッド・マルーカス(チーム・ペンスキー) – 227.139mph
    4.グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン) – 226.835mph
    5.ロマン・グロージャン(デイル・コイン) – 226.591mph
    6.スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ) – 226.572mph
    7.スコット・マクラフリン(チーム・ペンスキー) – 226.173mph
    8.ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー) – 225.964mph
    9.サンティノ・フェルッチ(AJフォイト) – 225.594mph
    10.カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル) – 225.542mph
    11.マーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク) – 225.271mph
    12.フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク) – 225.164mph
    13.ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) – 225.133mph
    14.ジャック・ハーベイ(DRR) – 225.100mph
    15.リーナス・ヴィーケイ(デイル・コイン) – 225.091mph
    16.ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン) – 224.761mph
    17.デニス・ハウガー(プレマ) – 224.455mph
    18.カイオ・コレット(フンコス・ホリンジャー) – 224.390mph
    19.マーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル) – 224.274mph
    20.スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホリンジャー) – 224.272mph
    21.アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター) – 224.268mph
    22.ノーラン・シーゲル(アロー・マクラーレン) – 224.234mph
    23.エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク) – 224.163mph
    24.クリスチャン・ルンガー(アロー・マクラーレン) – 224.066mph
    25.ライアン・ハンター=レイ(DRR) – 224.063mph
    26.キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ) – 223.817mph
    27.パト・オワード(アロー・マクラーレン) – 223.699mph
    28.ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン) – 223.594mph
    29.クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター) – 223.515mph
    30.佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン) – 223.374mph
    31.ミック・シューマッハ(プレマ) – 222.256mph
    32.エド・カーペンター(エド・カーペンター) – 222.227mph
    33.キャサリン・レッグ(デイル・コイン) – 220.985mph

    Photo:Rahal Letterman Lanigan Racing/ INDYCAR

  • 佐藤琢磨 インディ500プラクティス初日「納得いかないことが多かった」

    佐藤琢磨 インディ500プラクティス初日「納得いかないことが多かった」

    佐藤琢磨は、インディ500プラクティス初日を14番手で終えた一方で、走行内容については満足していない様子を見せた。

    レイホール・レターマン・ラニガンのNo.75 ホンダをドライブした佐藤琢磨は、初日のセッションで223.426mphを記録。しかし、セッション中にはメカニカルトラブルにも見舞われ、予定していたテストプログラムを十分に消化できなかったことを明かした。

    「インディ500プラクティス1日目が終わりました。ちょっと今日は、いくつかメカニカルトラブルが出てしまい、やりたかったテストを少なくとも2回中断しなければいけなかったので、思ったよりもスムーズにはいかなかったです」と佐藤琢磨は振り返った。

    さらに、4月末のオープンテスト時よりも大きく上昇した気温が、マシンバランスにも影響を与えたと説明した。

    「気温もオープンテストからぐっと上がって、本当にインディ500らしい暑い日だったんですけど、それによってコンディションがだいぶオープンテストと違ったせいか、車の動きも走り始めの時は良かったかなと思ったんですけど、走りが進むにつれてちょっと納得いかないことが多くなっていきました」

    その後はトラブルが重なったことで、セットアップ変更の効果も十分に確認できなかったという。

    「そこにトラブルが重なって、やりたかったことをいくつか入れたんだけど、それもよくわからない状態になってしまいました」

    セッション終盤には集団走行も試したが、理想的なフィーリングには届かなかった。

    「最後は隊列の中で集団走行したんですけど、全く良くなかったです」

    それでも佐藤琢磨は、初日の課題を冷静に受け止めており、2日目へ向けて立て直しを図る考えを示した。

    「今夜はしっかりとデータを見て、もう一回リセットして、本来今日やるべきだったことをしっかり比較テストしながら進めたいと思います」

    Source: @TakumaSato_Info (X)

  • 佐藤琢磨がインディ500プラクティス初日14番手 パロウが終盤最速でトップ

    佐藤琢磨がインディ500プラクティス初日14番手 パロウが終盤最速でトップ

    第110回インディアナポリス500のプラクティス初日が火曜日に行われ、佐藤琢磨はレイホール・レターマン・ラニガンのNo.75 ホンダで223.426mphを記録し、14番手で初日の走行を終えた。

    全33台が参加した6時間のセッションでは、現インディ500王者でありNTTインディカー・シリーズ王者でもあるアレックス・パロウが225.937mphを記録してトップタイムをマークした。

    パロウはセッション中盤、マシン右リア部分に違和感を覚えてピットイン。No.10 DHL チップ・ガナッシ・レーシング・ホンダは約90分にわたって確認作業が行われたが、終盤にコースへ復帰すると、その最初のランでファストラップを記録した。

    「ええ、今はいい感じだ。本当にいい」とパロウは語った。

    「いくつか問題はあったが、修正できた。機械的な問題とかではなかった。ただ、バランスに満足できていなかったんだ。自分が感じていたことを説明できる何かを見つけて、それで再び走れる状態になった。今日、眠りにつく前にもう一度コースへ戻れたのはよかったし、少し気分良く終えられる」

    4度のシリーズ王者であるパロウは、4月末のオープンテストで使用した車両とは異なるマシンを投入。この日は28周のみの走行だったが、終盤に一気にトップへ浮上した。

    「もちろん、もっとたくさん走りたい」とパロウは語った。

    「今日はあまり多くの周回はできなかったが、それでも多くのことを理解できた。(午後早い時間帯よりも)ずっと感触は良くなっている」

    2番手にはマイヤー・シャンク・レーシングのマーカス・アームストロングが225.895mphで続き、3番手にはインディアナポリス出身のコナー・デイリーが225.838mphで入った。

    2度のインディ500王者ジョセフ・ニューガーデンが4番手、2008年大会ウィナーのスコット・ディクソンが5番手となった。

    また、“ノートウ”ランキングではアンドレッティ・グローバルのカイル・カークウッドが222.062mphで最速を記録。ウィル・パワー、ジャック・ハーベイが続いた。

    この日は晴天のもとで全33台が走行し、合計1996周を記録。アレクサンダー・ロッシが116周を走り、唯一100周超えを達成したドライバーとなった。

    プラクティスは水曜日の正午から午後6時(米東部時間)まで再開される。第110回インディアナポリス500は、5月24日に決勝が行われる。

    ■ 第110回インディ500 プラクティス1結果
    1.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング) – 225.937mph
    2.マーカス・アームストロング(マイヤー・シャンク・レーシング) – 225.895mph
    3.コナー・デイリー(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) – 225.838mph
    4.ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー) – 225.121mph
    5.スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング) – 225.087mph
    6.グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン) – 224.769mph
    7.カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル) – 224.483mph
    8.スコット・マクラフリン(チーム・ペンスキー) – 224.401mph
    9.ロマン・グロージャン(フンコス・ホーリンガー) – 223.901mph
    10.デビッド・マルーカス(AJフォイト・レーシング) – 223.845mph
    11.ジャック・ハーベイ(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) – 223.743mph
    12.パト・オワード(アロウ・マクラーレン) – 223.740mph
    13.アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング) – 223.585mph
    14.佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン) – 223.426mph
    15.エリオ・カストロネベス(マイヤー・シャンク・レーシング) – 223.332mph
    16.エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング) – 223.297mph
    17.ジェイコブ・アベル(デイル・コイン・レーシング) – 223.155mph
    18.サンティノ・フェルッチ(AJフォイト・レーシング) – 222.930mph
    19.リナス・ヴィーケイ(デイル・コイン・レーシング) – 222.816mph
    20.キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ・レーシング) – 222.771mph
    21.クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング) – 222.622mph
    22.フェリックス・ローゼンクヴィスト(マイヤー・シャンク・レーシング) – 222.608mph
    23.マーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル) – 222.304mph
    24.ノーラン・シーゲル(アロウ・マクラーレン) – 222.170mph
    25.スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホーリンガー) – 221.947mph
    26.デニス・ハウガー(プレマ・レーシング) – 221.583mph
    27.ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) – 221.455mph
    28.クリスチャン・ルンガー(アロウ・マクラーレン) – 221.116mph
    29.ライアン・ハンター=レイ(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) – 221.037mph
    30.カイオ・コレ(プレマ・レーシング) – 220.906mph
    31.ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン) – 220.819mph
    32.ミック・シューマッハ(プレマ・レーシング) – 220.280mph
    33.キャサリン・レッグ(デイル・コイン・レーシング) – 218.304mph

  • 佐藤琢磨 インディ500オープンテスト最終日6番手 ルーキーのコレットが最速

    佐藤琢磨 インディ500オープンテスト最終日6番手 ルーキーのコレットが最速

    インディアナポリス500マイルレースに向けたオープンテスト最終日がインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われ、2度の優勝経験を持つ佐藤琢磨は224.957mphを記録し6番手となった。全体ではルーキーのカイオ・コレットが226.381mphで最速を記録した。

    前日はベテラン勢が上位を占めたが、最終日はコレットがトウ(スリップストリーム)を生かしてトップに立った。

    2025年インディNXT by ファイアストンでランキング2位だったコレットは、A.J.フォイト・エンタープライゼスの4号車シボレーでテスト序盤に最速タイムを記録し、前日トップのコナー・デイリーの225.394mphを上回った。

    佐藤琢磨は上位圏を維持
    佐藤琢磨はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの75号車ホンダで224.957mphを記録。トップから約1.4mph差の6番手につけ、上位グループの一角を占めた。

    2番手にはジョセフ・ニューガーデンが226.223mphで入り、午後のセッションでも225.617mphでトップを記録した。3番手は前年のインディ500勝者でありNTTインディカー・シリーズ王者のアレックス・パロウ(225.272mph)、4番手はコナー・デイリー(225.215mph)、5番手はパト・オワード(225.109mph)となった。

    トウが順位を左右 ノートウではハーベイ最速
    今回のテストでは、前走車のスリップストリームを利用する「トウ」によって上位タイムの多くが押し上げられた。インディ500特有のトラフィック走行が影響するため、単純な順位だけでなく走行状況の理解が重要となる。

    単独走行(ノートウ)ではジャック・ハーベイが221.112mphで最速を記録し、前日の自己ベスト220.318mphを更新した。ただし午後の走行中、ターン3からターン4の間でマシン後方から白煙が上がり、機械的トラブルによりそのまま走行を終了した。

    「ターン3の出口で少し違和感があって、すぐに煙が見えた」とハーベイは語った。

    「ここではこれまでにもエンジンの問題を経験しているが、通常はもっとはっきり分かる。今回はそうではなかった」

    「望んでいた終わり方ではないが、全体としては非常に有意義なテストだったと思う」

    全33台が無事故で走行 5月12日から本格プラクティスへ
    2日間のテストでは33台が合計4,697周(約11,742.5マイル)を無事故で走行した。大きなトラブルはなく、午後にはコース上にキツネが入りコーションが出された場面があった程度だった。

    キャサリン・レッグはベテラン向けリフレッシャーテストを完了し、すべてのドライバーが出場資格を取得。第110回インディアナポリス500マイルレースに向けたプラクティスは5月12日に開始される。

    2026年 インディ500 オープンテスト最終日

    インディ500オープンテスト最終日 結果
    1位 カイオ・コレット(226.381mph)
    2位 ジョセフ・ニューガーデン(226.223mph)
    3位 アレックス・パロウ(225.272mph)
    4位 コナー・デイリー(225.215mph)
    5位 パト・オワード(225.109mph)
    6位 佐藤琢磨(224.957mph)
    7位 デイビッド・マルーカス(224.377mph)
    8位 フェリックス・ローゼンクヴィスト(224.104mph)
    9位 ジェイコブ・エイベル(223.859mph)
    10位 リナス・ヴィーケイ(223.788mph)
    11位 サンティーノ・フェルッチ(223.281mph)
    12位 デニス・ハウガー(223.257mph)
    13位 ウィル・パワー(223.197mph)
    14位 スコット・マクラフリン(223.056mph)
    15位 アレクサンダー・ロッシ(222.938mph)
    16位 マーカス・アームストロング(222.915mph)
    17位 ミック・シューマッハ(222.802mph)
    18位 スコット・ディクソン(222.647mph)
    19位 クリスチャン・ルンガー(222.637mph)
    20位 グラハム・レイホール(222.630mph)
    21位 ジャック・ハーベイ(222.527mph)
    22位 スティング・レイ・ロブ(222.440mph)
    23位 ロマン・グロージャン(222.044mph)
    24位 エド・カーペンター(221.949mph)
    25位 カイル・カークウッド(221.832mph)
    26位 クリスチャン・ラスムッセン(221.544mph)
    27位 カイフィン・シンプソン(221.477mph)
    28位 ライアン・ハンター=レイ(221.409mph)
    29位 マーカス・エリクソン(221.306mph)
    30位 ノーラン・シーゲル(221.082mph)
    31位 ルイス・フォスター(220.889mph)
    32位 エリオ・カストロネベス(220.879mph)
    33位 キャサリン・レッグ(219.841mph)

  • 佐藤琢磨 インディ500オープンテスト初日3番手 ベテラン勢が上位独占

    佐藤琢磨 インディ500オープンテスト初日3番手 ベテラン勢が上位独占

    インディアナポリス500マイルレースに向けたオープンテスト初日が行われ、コナー・デイリーが最速タイムを記録した。デイリーは225.394mphをマークし、エリオ・カストロネベス、佐藤琢磨、スコット・ディクソン、アレクサンダー・ロッシといった経験豊富なドライバーたちがトップ5を占める結果となった。

    今回のテストでは、上位5人すべてがインディ500で10回以上の出走経験を持つベテラン勢となり、「経験の重要性」が明確に表れる形となった。

    一方でドラフト(トウ)の影響が大きく、純粋なパフォーマンス比較は難しい状況でもあった。

    ベテラン勢が上位独占 経験値の差が顕著に
    デイリーに続いたのは、インディ500で4勝を誇るエリオ・カストロネベスで、225.200mphを記録。今季で26回目の出走となるカストロネベスは、史上初の5勝目を狙う。

    さらに、2017年と2020年の優勝者である佐藤琢磨が224.800mphで3番手に入り、16回の出走経験を持つ実績を示した。

    その後もスコット・ディクソン(224.564mph)、アレクサンダー・ロッシ(224.367mph)と続き、いずれも優勝経験を持つドライバーが上位に並んだ。

    トウの影響が支配するテスト セッティングは未完成
    今回のテストでは、多くのマシンが集団走行を行い、前走車の空力効果による「トウ」がタイムに大きく影響した。デイリーも終盤のランで記録したラップについて、次のように語っている。

    「最後の走行ではマシンの色以外はほぼすべて変更した状態だった。まだ完全に仕上がっていないが、このクルマは速い。だからこういうスピードが出せる」

    「まだレース仕様としては最適化されていない。明日はさらに調整して、もう少し攻めていきたい」

    一方で、トウなし最速はチームメイトのジャック・ハーベイで、220.318mphを記録。単独走行での実力指標として注目される結果となった。

    ルーキーとベテランの適応テストも実施
    この日はルーキー・オリエンテーションとベテランのリフレッシャーテストも行われ、ミック・シューマッハを含む4人のルーキーが走行を完了した。

    カイオ・コレットは初走行について次のように語った。

    「人生で最高の経験だと思う。最初は本当にできるのか不安だったが、チームがしっかり準備してくれて、すぐにスピードに乗ることができた」

    また、32台が合計2262周(約5655マイル)をノートラブルで走破し、初日は大きなトラブルなく終了した。

    本番へ向けた本格準備はこれから
    今回のテストはあくまで初期段階であり、各チームともレース仕様の完成には至っていない。実際にデイリーも「テスト結果に過剰反応すべきではない」と語っており、現時点での順位は限定的な意味しか持たない。

    それでも、経験豊富なドライバーが確実に上位に顔を揃えた点は、インディ500特有の環境において“経験値”が依然として大きな武器であることを示している。

    本格的なプラクティスは5月12日に開始され、決勝は5月24日に開催される予定だ。インディ500に向けた戦いは、ここから一気に加速していく。

    インディ500 オープンテスト初日

    2026年 インディ500 オープンテスト初日結果
    1位 コナー・デイリー 225.394mph
    2位 エリオ・カストロネベス 225.200mph
    3位 佐藤琢磨 224.800mph
    4位 スコット・ディクソン 224.564mph
    5位 アレクサンダー・ロッシ 224.367mph
    6位 ロマン・グロージャン 224.307mph
    7位 デビッド・マルーカス 223.892mph
    8位 スコット・マクラフリン 223.687mph
    9位 ジョセフ・ニューガーデン 223.415mph
    10位 ウィル・パワー 223.151mph
    11位 サンティーノ・フェルッチ 222.462mph
    12位 マーカス・アームストロング 222.433mph
    13位 ノーラン・シーゲル 222.324mph
    14位 デニス・ハウガー(ルーキー) 222.278mph
    15位 カイオ・コレット(ルーキー) 222.102mph
    16位 アレックス・パロウ 222.088mph
    17位 パト・オワード 222.026mph
    18位 ライアン・ハンター=レイ 221.650mph
    19位 リナス・ヴィーケイ 221.494mph
    20位 ジャック・ハーベイ 221.344mph
    21位 エド・カーペンター 221.242mph
    22位 クリスチャン・ルンガー 221.235mph
    23位 ルイス・フォスター 221.019mph
    24位 カイフィン・シンプソン 220.805mph
    25位 ミック・シューマッハ(ルーキー) 220.781mph
    26位 スティング・レイ・ロブ 220.773mph
    27位 マーカス・エリクソン 220.463mph
    28位 カイル・カークウッド 220.273mph
    29位 フェリックス・ローゼンクヴィスト 220.115mph
    30位 クリスチャン・ラスムッセン 219.800mph
    31位 ジェイコブ・アベル(ルーキー) 219.794mph
    32位 グラハム・レイホール 219.331mph
    33位 キャサリン・レッグ タイムなし

  • 佐藤琢磨 インディ500参戦決定 RLLから「やり残した仕事」3勝目へ再挑戦

    佐藤琢磨 インディ500参戦決定 RLLから「やり残した仕事」3勝目へ再挑戦

    インディ500で2度の優勝を誇る佐藤琢磨が、2026年の第110回インディアナポリス500に向けてレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)から参戦することが発表された。マシンはホンダ製パワーユニットを搭載する75号車で、アマダ・アメリカが3年連続でプライマリースポンサーを務める。

    佐藤琢磨は2025年大会でも優勝争いを展開し、予選ではキャリア最高位となる2番手を獲得。

    決勝では最多となる51周をリードしたものの、ピットミスにより9位でフィニッシュしていた。2026年は自身3度目のインディ500制覇を狙う。

    RLLとの関係は長く、2012年、2018年から2021年、そして2024年・2025年のインディ500に参戦。2020年にはチームに2度目のインディ500優勝をもたらしている。インディカー通算では6勝を記録し、そのうち4勝がRLLでのものだ。

    佐藤琢磨は2010年のルーキーシーズン以来、インディカーで222戦に出走。F1では2002年から2008年にかけて参戦し、2004年アメリカGPで3位表彰台を獲得した実績を持つ。

    佐藤琢磨「さらなる準備と覚悟で臨む」
    「2025年のインディ500でチェッカーフラッグを受けた瞬間から、すでに第110回大会への準備は始まっていました。我々はすでに次に向けた準備を進めていました。」

    「レイハール・レターマン・ラニガン・レーシングとともに、このやり残した仕事に再び挑戦できることを大変うれしく思っています。」

    「ボビー、マイク、デイビッド、そしてチームの皆さまの信頼とコミットメントに心より感謝いたします。」

    「再びアマダをプライマリーパートナーとして代表できることを光栄に思っています。パナソニック・オートモーティブシステムズ、ニテラ、デロイトトーマツ、NAC、ホンダ、HRC、そしてすべてのスポンサーの皆さまにも感謝しています。この挑戦を可能にしてくださっています。」

    「昨年、僕たちは素晴らしいスピードと強いポテンシャルを示しました。」

    「今年はさらに集中し、より準備を整え、より強い決意を持って戻ってきます。」

    「インディ500は常に特別ですが、今年はさらに大きな期待を感じています。」

    「チームと再会し、馴染みの顔ぶれに会い、5月に向けて勢いを築き始めるのが待ちきれません。」

    佐藤琢磨 インディ500 2026年

    マイク・ゲラン「80周年の節目にふさわしい挑戦」
    「アマダの80周年という節目の年において、第110回インディアナポリス500で再びレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと佐藤琢磨とパートナーシップを結べること以上に、この特別なマイルストーンを祝う良い方法はない。」

    「我々のパートナーシップは、絶え間ない決意とイノベーションを通じて最高のパフォーマンスを追求するという共通のコミットメントを体現している。」

    「レース界最大の舞台以上に、これらの理念に対する我々の協働の取り組みを示すのにふさわしい場所はない。」

    ボビー・レイホール「彼はインディを知り尽くしている」
    「タクマがインディ500に向けてチームに戻ってくることを非常にうれしく思う。」

    「彼が最もよく知っている場所があるとすれば、それはインディだ。」

    「昨年の予選では素晴らしい仕事をしたし、レースでは何が起きたのか残念だったが、明らかに彼はフィールドで最も優れた存在だったと思う。」

    「彼はいつまでも若々しく、チームに多くのポジティブなエネルギーをもたらし、皆がそこから刺激を受けている。」

    「長年にわたって素晴らしい関係を築いてきたし、彼が再び500に戻ってくること、そしてそれが我々とともにであることをうれしく思う。」

    「また、アマダを再びプライマリースポンサーとして迎えられることを誇りに思う。」

    「彼らはインディ500にとどまらず、我々のチームにとって非常に重要なパートナーであり、その機器は日々の運営において大きな役割を果たしている。」

    「我々が非常に大切にしている関係だ。」

    マイク・ラニガン「3勝目へ大きな期待」
    「タクマは常にスピードウェイで速く、2度の勝利がその才能を証明している。」

    「我々がともに何を成し遂げられるのかに楽観的であり、彼の3度目のインディ500優勝を目指す機会に非常に興奮している。」

    「また、レース界最大の舞台において、タクマのエントリーのプライマリースポンサーとしてアマダが戻ってくることにも感謝している。」

  • 佐藤琢磨 ホンダ学園50周年記念でモンテカルロ・ヒストリック参戦

    佐藤琢磨 ホンダ学園50周年記念でモンテカルロ・ヒストリック参戦

    学校法人ホンダ学園は、2026年に迎える創立50周年を記念した「50周年記念チャレンジ企画」の第一弾として、2026年2月1日から7日にかけて欧州で開催される「第28回ラリー・モンテカルロ・ヒストリック」に出場すると発表した。

    アンバサダー兼ドライバーにはレーシングドライバーの佐藤琢磨が就任し、学生たちと共に国際ラリーレースの極限に挑む。

    本チャレンジには、ホンダ学園の学生約30名が有志で参画。参戦車両となる1975年式の初代CIVIC RS 2台のレストアから整備、部品調達、さらには現地欧州での運営支援やナビゲーター業務まで幅広く担当する。今回使用するCIVIC RSは、1911〜1986年1月までの「ラリー・モンテカルロ」に参加実績がある、または同等仕様のヒストリックカーでなければならないという参加条件を満たす唯一のHonda車であり、規定のオリジナリティーと整備状態を保持した状態で出走する。

    レースはモナコを起点に、南仏アルプス山岳地帯を中心とするフランスやイタリアの複数都市を巡る全長約2,000〜3,000kmのレギュラリティラリー形式で実施。スピードではなく、決められた平均速度での精度や対応力が競われる。

    ホンダ学園は1976年、本田技研工業創業者であり初代校長の本田宗一郎の「技術だけでなく、世界に歓迎される人間を作りたい」という志のもとに創設され、50年間にわたり“技術力と人間力”を兼ね備えた人材育成を続けてきた。現在は関東・関西の2拠点体制で実践重視の教育を行い、「挑戦する姿勢」を教育理念の軸としている。今回のモンテカルロ挑戦は「技術の伝承」と「挑戦文化の醸成」を目的に、変化の激しい時代において本質的価値を次世代へ継承する試みでもある。

    ホンダ学園 常務理事の中嶋歩氏は「ホンダ学園が創立50周年を迎えるにあたり、学生たちが佐藤琢磨選手と共に『ラリー・モンテカルロ・ヒストリック』へ挑戦できることを大変うれしく思います。日々、学生たちが取り組んでいるヒストリックカーのレストアは、マニュアルも部品もない“答えのない実習”であり、まさに逆境への挑戦です。仲間と共に課題を乗り越え、技術者として、そして人として大きく成長してくれることを願っています」と語った。

    モンテカルロ・ヒストリック・チャレンジ アンバサダー兼ドライバーを務める佐藤琢磨は「ホンダ学園の皆さんとはこれまでも多くの交流を重ねてきましたが、今回は50周年を記念したプロジェクトを通じて、共に世界に挑戦できることを大変光栄に思います。学生の皆さんが“挑戦のスピリット”と“あきらめない姿勢”を存分に発揮し、仲間と共に成長していく姿を見るのが、今からとても楽しみです。私自身、現役でINDY500に参戦を続ける一方で、若手ドライバーの育成にも力を入れていますが、今回のプロジェクトでは、世界で活躍できるエンジニアの育成にもつながるのではないかと、大いに期待しています。この大きな挑戦を、学生の皆さんと共に楽しみながら、全力で取り組んでいきたいと思います」と意気込みを語った。

    なおホンダ学園では、このプロジェクトに続く第二弾・第三弾の記念企画として、日本全国を巡る「Cubチャレンジ」などの展開も予定している。

    佐藤琢磨 ラリー

    第28回ラリー・モンテカルロ・ヒストリック開催概要(予定)
    主催:Automobile Club de Monaco(ACM)
    開催日時:2026年2月1日(日)~2月7日(土)※予定
    開催地:モナコを起点に、南仏アルプス山岳地帯を中心とする複数都市(フランス、イタリアなど)

    参加車両条件
    ・1911〜1986年1月までの「ラリー・モンテカルロ」に参加実績のある車種、または同等仕様のヒストリックカー(Honda車では初代CIVICが唯一該当)
    ・規定のオリジナリティーと整備状態を保持していること

    レース形式
    ・レギュラリティラリー形式
    ・約2,000~3,000kmを決められた平均速度で正確に走行
    ・スピードではなく精度と対応力を競う

    学校法人ホンダ学園概要
    創立年:1976年
    創設者:本田宗一郎(本田技研工業株式会社 創業者)
    理事長:清水光太郎
    教育理念:チャレンジ精神に溢れ、人に愛され信頼される技術者を育成する
    設置校:ホンダテクニカルカレッジ関東(埼玉県ふじみ野市)/ホンダテクニカルカレッジ関西(大阪府大阪狭山市)
    主な学科:
    ・サービスエンジニア学科/一級自動車整備学科/研究開発学科(関東)
    ・一級自動車研究開発学科/自動車整備科/自動車整備留学生科(関西)
    特徴:Hondaグループ直系の教育機関で、鈴鹿8耐や全日本ラリーへの参加、ヒストリックカーのレストアなどの課外活動も充実
    主な進路:Honda販売会社(Honda Cars各社)、整備工場、サプライヤー、Hondaやグループ企業(推薦枠あり)

    佐藤琢磨選手のレースキャリア
    1997年 鈴鹿レーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)を卒業
    2001年 英国F3選手権チャンピオン/マスターズF3優勝/マカオGP優勝
    2002年 ジョーダン・ホンダよりF1デビュー
    2003年 B・A・R ホンダに移籍
    2004年 F1第9戦アメリカGPで3位表彰台
    2006年 スーパーアグリ・ホンダに移籍
    2010年 KVレーシングよりインディカー・シリーズに参戦、第94回インディ500に初挑戦(20位)
    2011年 インディカー・シリーズ第8戦で日本人初のポールポジション獲得
    2012年 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍、第4戦サンパウロで自身初の3位表彰台、第96回インディ500で優勝争いも最終ラップでスピン
    2013年 AJフォイト・レーシングに移籍、第3戦ロングビーチでインディカー・シリーズ日本人初優勝
    2017年 アンドレッティ・オートスポーツに移籍、第101回インディ500で日本人初優勝(内閣総理大臣顕彰受賞)
    2018年 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍
    2019年 第103回インディ500で3位(トップに約0.3秒差)
    2020年 第104回インディ500予選で日本人最高位3位、決勝で自身2度目の優勝
    2021年 第105回インディ500は14位
    2022年 デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングに移籍、第106回インディ500は25位
    2023年 チップ・ガナッシ・レーシングに移籍、第107回インディ500は7位
    2024年 株式会社ホンダ・レーシング「エグゼクティブ・アドバイザー」に就任、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに復帰、第108回インディ500は14位(10番グリッドから)
    2025年 第109回インディ500予選で日本人最高位となる2位、決勝は途中トラブルで9位

  • 佐藤琢磨 インディ500ピットミスをChatGPT相談「0.07秒早ければ完璧だった」

    佐藤琢磨 インディ500ピットミスをChatGPT相談「0.07秒早ければ完璧だった」

    佐藤琢磨は今年のインディアナポリス500マイルレース(インディ500)終了後、ピットストップ時のミスについてChatGPTを使って原因を分析していたことを明かした。

    近年、AIの活用はモータースポーツ界にも広がっており、多くのトップチームが戦略やデータ解析に人工知能を取り入れている。ただ、ドライバー本人が運転操作に関する助言をAIに求めるのは極めて異例だ。

    F1では2002年から2008年にかけてジョーダン、BAR、スーパーアグリから通算90戦に出走し、表彰台1回という記録を残した佐藤琢磨は、インディカーに転向後、6勝、14回の表彰台、10回のポールポジション、そしてインディ500での2勝という輝かしい実績を築いた。その佐藤琢磨が、レース中に犯したわずかなミスの原因をAIに問いかけたという。

    今年の第109回大会に向けた準備中、佐藤琢磨は時速375kmでのクラッシュに見舞われながらも、予選2番手、最終プラクティスでも2番手につけるなど、48歳にしてなお圧巻の速さを披露。本戦でも序盤から好調で、レース最多となる51周で首位を走行した。しかし、3回目のピットストップで停止位置をわずかにオーバー。マシンをクルーが後方に押し戻す羽目になり、貴重なタイムを失ったことで上位争いから脱落した。最終的な順位は11位だったが、マーカス・エリクソンとカイル・カークウッドの失格により9位に繰り上がっている。

    この痛恨のミスについて、佐藤琢磨はIndyCar on FOXのFacebook動画で次のように語った。

    「マシンはすごくいい状態でしたし、最初の2回のピットストップもすごくうまくいってたんです。でも、3回目でちょっとミスしてしまって。6フィート(約1.8メートル)行き過ぎちゃったんですね」

    「それで、たぶん皆さん、『じゃあ1秒早くブレーキ踏めばよかったんじゃない?』って思われるかもしれません。でも、やっぱり細かい部分がすごく大事なんです。自分では正確に計算できなかったので、ChatGPTに聞いてみたんです」

    「『時速60マイル(約96キロ)でピットレーンを走っていて、6フィートオーバーしちゃった場合、どれくらい早くブレーキ踏めばよかったの?』って」

    「そしたら、0.07秒、つまり7/100秒だけ早くブレーキを踏んでいれば止まれてた、って答えてくれました。完璧なピットストップにするには、ほんの一瞬早く踏むだけだったみたいです」

    「なので、次はそれをちゃんと意識して臨みたいと思います」

    佐藤琢磨 インディ500

    実際に記者も同様の質問をChatGPTに投げかけたところ、同じく「約0.068秒早くブレーキを踏めばよかった」との回答が得られた。等速減速を前提とした単純計算ではあるが、さらにインディカーの減速性能を加味させて再計算しても、その差はわずか0.072秒と、大きくは変わらなかった。

    コンマ数秒の判断が結果を左右する世界で、AIがドライバーの課題分析にも活用される時代が、すでに到来している。

  • 佐藤琢磨 インディ500テストで「94G」のクラッシュも軽傷

    佐藤琢磨 インディ500テストで「94G」のクラッシュも軽傷

    佐藤琢磨は、インディ500テスト中の時速233マイルのクラッシュで94Gの衝撃を受けたが、幸いなことに軽傷で済んだ。

    2017年と2020年のインディアナポリス500で2度の優勝を誇る佐藤琢磨は、IMSで最も経験豊富なドライバーの一人。今年、この日本人ドライバーは、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから再びこの王者の座を争うレースに16回目のスタートを切る。

    佐藤琢磨はオープンテストの2日間で印象的なスピードを披露し、水曜日に総合3位、木曜日に総合2位を記録した。また、ブーストセッションでは232.565mphの単一最速ノー・トウ・スピードをマークした。

    残念ながら、佐藤琢磨がプラクティスの最初の 90 分でスピンアウトしてウォールに激突したため、このホットロッドは大きな修理を余儀なくされた。75号車のホンダは、左側と後部に大きな損傷を受けた。佐藤は慎重にマシンから降り、自力で歩くことができた。

    佐藤琢磨はその後、インフィールドケアセンターで診察を受け、退院した。その後、ソーシャルメディアに、衝撃の激しさを明かしつつ、感謝のメッセージを投稿している。

    「インディカー、ダラーラ、IMS、このような安全な環境を作ってくださったことに心から感謝しています。時速 233 マイル(375 km)でリアを失いました。データには 94G の衝撃が記録されていました。軽傷で済みました。OKです。クルーには本当に感謝しています。余分な仕事をさせて申し訳ありません。インディ500では、さらに強くなって戻ってきます」とコメントした。

    カイル・ラーソンは、木曜日のセッションでクラッシュした唯一のドライバーだったが、その衝撃は佐藤裕毅のそれよりもはるかに軽微でした。スコット・マクラフリンは、テスト全体を通して最高速度 232.686 mph を記録し、全ドライバーの中で最速となった。

    48歳の佐藤琢磨は、今年のイベントに出場する7人の元インディ500優勝者の1人で、他の6人はジョセフ・ニューガーデン、マーカス・エリクソン、ヘリオ・カストロネベス、ウィル・パワー、アレクサンダー・ロッシ、ライアン・ハンター=レイだ。