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  • トヨタ | 2019年 WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ プレビュー

    トヨタ | 2019年 WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、1月24日(木)から27日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロに、オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)、そして新たにチームに加入したクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。WRC復帰3年目となる今シーズンは、マニュファクチャラーズタイトルの防衛と、ドライバーズおよびコ・ドライバーズタイトルの獲得を目標に掲げ、“ALL FOR WIN”を合い言葉に戦う。

    長い伝統を誇るラリー・モンテカルロは、数あるWRCイベントの中でも、非常に難易度が高いラリーとして知られている。競技区間であるSS(スペシャルステージ)はターマック(舗装路)だが、山間部のSSは路面が雪に覆われることも多く、路面状況は刻々と変わる。1本のSSの中でもドライ、ウェット、アイスバーン、スノーとコンディションが変化するため、タイヤの選択が大きな鍵を握ることになる。また、SSが始まる直前にステージを走行し、最新の路面コンディションを選手に伝えるセーフティクルーの役割も非常に重要となる。

    近年セレモニアルスタートは、ラリー・モンテカルロの名の由来であるモナコ公国で行われていたが、今年はフランス南部のギャップで幕を開ける。SSはすべてフランス国内が舞台となり、クルマの整備作業を行なうなど競技の中心となるサービスパークは、例年同様ギャップの市街地に置かれる。ラリー初日の24日(木)は、午前中のシェイクダウンに続き、日没後にセレモニアルスタート、夜7時半過ぎから2本のSSが行なわれるう。2日目の25日(金)は、ギャップを中心に3本のSSを各2回走行。3日目の26日(土)はギャップの周辺で2本のSSを各2回走行し、その後長いリエゾン(移動区間)を経てモナコで1日を終える。ラリー最終日となる27日(日)は、モナコを基点にフランス山中で2本のSSを各2回走行。その後、勝者はモナコ王宮前で表彰台の中央に立つ。SSは4日間合計で16本、計323.83km。リエゾンを含めた総走行距離は、1366.43kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    新たなるシーズンの開幕に興奮しています。ドライバーのラインナップが変わり新たにクリスがチームに加わりましたが、他のチームも顔ぶれに大きな変更がありましたので、モンテカルロはきっと興味深い展開になるでしょう。もちろん、シーズンの開幕戦としてはとても難しいイベントですが、我々の選手は皆モンテカルロで多くの経験があります。ドライバーとして私がモンテカルロで成功したのは現役時代最後の数年間だった事を考えても、経験こそがもっとも重要であると思います。1年前と比べるとオィットはクルマに対する理解を深めていますし、ヤリ-マティは昨シーズン終盤本当に強力でした。また、クリスはチームとクルマにすぐ馴染んだので、我々はチームとして、自信を持ってモンテカルロに臨みます。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    昨年よりもはるかにリラックスした気分でモンテカルロを迎えられそうです。12ヶ月前は自分にとって全てが新しいことでしたが、今年はクルマもスタッフも昨年と変わらないので、今や本当に強いチームになったと信じています。昨年得た知識と経験の全ては、我々をより強くしてくれたはずです。昨年はタイトルにかなり近づいたので、今年はこれまでにないくらいハングリーな気持ちです。タイトルを獲得するためには賢くあるべきだと理解していますし、特に予想外の出来事に対して、賢明に対処する必要があります。昨年のモンテカルロでの2位は良い結果でした。それよりもひとつ上の順位を得られれば申し分ありませんが、そのためには本当に強力なライバル達との戦いに勝たなければなりません。

    ミーカ・アンティラ、ヤリ-マティ・ラトバラ ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    コ・ドライバーのミーカと共に、我々は今年13回目のWRCシーズンフル参戦に挑みます。優勝に対するモチベーションは依然高く、究極の夢であるドライバーズ・タイトルも狙っています。昨シーズンの後半はとても好調だったので、その流れを保ち続けることができれば、夢が叶うかもしれません。クルマが速く信頼性もあることは分かっていますので、あとは我々ドライバーがその力をきちんと引き出せるかどうかにかかっています。モンテカルロでは、ヤリスWRCと共に2年連続で表彰台フィニッシュを果たしました。同様の結果を今年も手にしたいと思っていますが、何よりも重要なのは確実に週末を戦い抜き、ミスを最小限に抑えることです。

    セブ・マーシャル、クリス・ミーク クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    新しいチーム、新しいクルマ、そして新しいコ・ドライバーとの新たなるスタートにとても興奮しています。チームが昨シーズン、特に後半戦に成し遂げたことは、私がこれから一緒に戦っていくことになるクルマに対する自信を、大きく高めてくれました。そして実際に自分で運転をして、その性能に感銘を受けました。とはいえまだ学んでいる段階ですので、モンテカルロに関しては大きな目標を設定していません。当面の優先事項は、もう1度純粋に運転を楽しむことです。そしてモンテカルロは、過去に私が楽しんで走ることができたイベントなのです。

  • マーカス・グロンホルム、トヨタ・ヤリスWRCでラリースウェーデン参戦

    マーカス・グロンホルム、トヨタ・ヤリスWRCでラリースウェーデン参戦

    2度のWRCチャンピオンであるマーカス・グロンホルムが、今年のラリー・スウェーデンでトヨタ・ヤリスWRCで参戦することが発表された。

    今回、マーカス・グランホルムのマシンはToyota Gazoo Racingが運営する2019年型のトヨタ・ヤリスWRCとなるが、ファクトリー参戦ではなく、プライベートでのエントリーとなる。

    マーカス・グロンホルムは、昨年50歳の誕生日を迎えた自分への誕生日プレゼントとして参戦すると述べた。

    「自分への誕生日プレゼントとして、ラリー・スウェーデンの素晴らしい道を楽しみたい」とマーカス・グロンホルムはコメント。

    「このイベントには忘れられない思い出がたくさんある。2000年に初めてWRCで勝利を飾ったのがこのイベントだった。だから、もう一度、このラリーを走る」

    マーカス・グロンホルムは、2000年、2002年、2003年(プジョー)、2006年、2007年(フォード)と過去にラリー・スウェーデンを5回制している。

    ラリー・スウェーデン参戦の一週間前に51歳の誕生日を迎えるマーカス・グロンホルムは「ラリードライバーとしては、年を取り過ぎているので、それに見合った走りをするつもりだ。しかし、スタート順は他の人よりも後ろがいいし、まだ何か考え出すことができるかもしれない」と語る。

    「トヨタからラリーに参戦するのは、もちろん大きな契約だ。自分のアイディアにGOサインを出してくれたトミ・マキネンに心から感謝している」

    「マシンの感触を得るために、できるだけ多く走っておきたい。セッティングで時間を無駄にはしなくないし、トヨタがうまくいくと考えるセッティングで行くつもりだ」

  • トヨタ、ヤリスWRCの2019年仕様を披露

    トヨタ、ヤリスWRCの2019年仕様を披露

    トヨタは、オートスポーツ・インターナショナル(Autosport International)で行われたFIA世界ラリー選手権(WRC)2019年シーズン発表会にて、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのドライバーとコ・ドライバーが一堂に会し、昨シーズンマニュファクチャラー選手権優勝車ヤリスWRCの2019年仕様を披露した。

    毎年、イギリス・バーミンガムで新たなモータースポーツ・シーズンの幕開けを告げるイベントとして親しまれているオートスポーツ・インターナショナルにて、今シーズンからチームに加わるイギリス人ドライバーのクリス・ミークと、新たにコンビを組むコ・ドライバーのセブ・マーシャルも、彼らのホームグラウンドの地で、他のチームメンバーと共に初めて公の舞台に立った。

    昨シーズン、WRC復帰2年目でのマニュファクチャラー選手権タイトル獲得にチームを導いたオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組とヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組も登壇した。

    昨年の成功の鍵は、過去のラリーからの学びを元に、ヤリスWRCをシーズンを通じて改善し続けたことだった。チームは、1月24日(木)から27日(日)に行われるラリー・モンテカルロから始まる2019年シーズンに向けて、開幕ぎりぎりまで改善を続ける。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    現マニュファクチャラー選手権チャンピオンとして、2019年シーズン発表会に戻って来ることができ、大変嬉しく思っています。特にイギリスでは、多くのモータースポーツファンがクリスとセブのチーム加入をとても楽しみにしていたことは理解していますので、ここが我々にとって、今シーズンの幕開けに相応しい場所であると思います。昨年は大変素晴らしい結果を得ることができました。ヤリスWRCを継続的に改善するために、一丸となって努力を重ねたチームに感謝しています。しかし、この成功に止まらず、我々の「もっといいクルマづくり」への挑戦は続きます。そして、2019年シーズンは、マニュファクチャラー選手権タイトルを防衛し、ドライバー、コ・ドライバー選手権タイトルも狙います。これまで以上に激しい競争に直面するでしょうから、決して容易ではありませんが、チームの皆が良いシーズンになると自信を持っています。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、“ALL FOR WIN”を合い言葉に2019年シーズンを戦い抜きます。トリプルタイトル獲得を目指し、チーム一丸となって大きな目標にチャレンジします。皆さま、今シーズンも応援を宜しくお願い致します。

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  • トヨタ、WRC復帰2年目でマニュファクチャラーズタイトルを獲得

    トヨタ、WRC復帰2年目でマニュファクチャラーズタイトルを獲得

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第13戦 ラリー・オーストラリアの競技3日目デイ3が11月18日(日)に東海岸のコフスハーバーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が優勝。エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合4位でフィニッシュし、チームはWRC復帰2年目でマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

    ラリー・オーストラリアの最終日となるデイ3は、コフスハーバーの北側で3本のステージを各2回走行。前日の夜から断続的に降り続いた雨により森の中のグラベル(未舗装路)ステージは全体的に滑りやすくなり、非常に難しい路面コンディションでの戦いとなった。泥に覆われた路面で多くのドライバーがミスをする中、総合2位のラトバラはオープニングステージのSS19でベストタイムを記録した。そして、SS20でトップに立つとSS22と23でもベストタイムを刻み首位の座を確実なものに。そのまま最後までリードを保ち、今シーズン初優勝を飾った。

    今回のラリーを最後にチームを離れるラッピは、マニュファクチャラー選手権を最優先した堅実な走りを続けながらも、SS21でベストタイムを記録し総合4位でフィニッシュ。ラトバラとラッピのふたりがポイントを獲得した結果、チームは1999年以来となる4度目のマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

    デイ2終了時点でトップに立っていたタナックは、ドライバーズタイトルの獲得を目指し、デイ3でも攻めの走りを続けた。しかしSS22でコースアウトした際クルマが木に当たってしまい、競技続行不可能となったため残念ながらリタイアとなった。なお、今回の結果によりドライバーズ選手権ではタナックが3位、ラトバラが4位、ラッピが5位でシーズンを終えた。

    全13戦で行なわれた2018年シーズンは今回のラリー・オーストラリアで終了。2019年のWRCは1月24日(木)から27日(日)にかけて、モナコとフランスで開催される「ラリー・モンテカルロ」で開幕する。2019年シーズンは新たにチリがカレンダーに加わり、今年よりも1戦多い全14戦となります。チームはラトバラ、タナック、そして新たにクリス・ミークをドライバーとして迎え、ヤリスWRC 3台体制でシーズンに臨む。

    豊田章男(チーム総代表)
    ラトバラ選手、アンティラ選手、ラリー・オーストラリア優勝おめでとう! 苦しんだ今シーズン、最後にポディウムの頂点に立つ姿を見ることができて、本当に嬉しかった。そして、その勝利でTOYOTA GAZOO Racing WRTのマニュファクチャラーズタイトルが決まりました。FIA世界ラリー選手権へ18年ぶりに復帰し、2年目の挑戦にしてこんなにも素晴らしい結果を得られたこと、チームの総代表として最高の気持ちです! この栄冠を勝ち取るためにヤリスを強くし続けてきたトミ・マキネンと、彼を支えてきた全てのチームメンバー、そして、そのヤリスを何があってもゴールまで走らせ続けてくれた6人のドライバー、コ・ドライバー達に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう! そして、おめでとう! 声援を送り続けてくださったファンの方々、心ひとつに戦ってきてくださったパートナーの皆様ともこの喜びを分かち合えたこと、本当に嬉しく思います。支えていただき、ありがとうございました。この挑戦が始まる時、トミやメンバー達と“約束”したのは「自分たちは“負け嫌い”だ。一緒に勝利を手にしよう!」「そのために、常に“今のヤリス”が一番強くなっているようにしよう!」ということだけでした。走りきれなかった道、苦しめられた道を、もっと気持ち良く走るためにはどうしたらいいか? チームは常に、これを考え、日々改善を続けてくれました。そうして“昨日のヤリスより今日のヤリスがもっといいクルマになる”ということを実践してくれたからこそ、今回の結果が得られたのだと思います。そして、このトミ達との“約束”は、今回の勝利で終わるものではありません。「もっと乗り続けていたい」「もっと攻めてみたい」と世界各地の道で、ドライバー達にそう言ってもらえるヤリスになるようこれからもチーム全員で学び続けて参ります。そして、トヨタ自動車は、ここで得た学びをお客様にいち早くお届けできるよう、努力して参ります。皆さま、来シーズンも引き続き、応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    本当に信じられない気分です。私の記憶にある中で、もっとも大変な最終戦でした。フィニッシュまであと少しというところでオットがリタイアとなってしまったのは非常に残念です。しかし、ヤリ-マティが再び勝ってくれたのはとても素晴らしい事です。また、エサペッカはポイントを獲得しタイトルに貢献してくれました。我々はこのプロジェクトを3年半前に始めましたが、想像以上にはやく進化を遂げたと思います。去年我々はこのラリーで多くを学び、データを収集しました。そして、今シーズンの後半はクルマを大きく進化させる事ができました。タイトルの獲得は、チーム全員の多大なる努力によって成し遂げられました。そして、この成功により2019年に向けて彼らの開発に対するモチベーションはさらに高まると確信しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    再び勝利を手にする事ができて本当に嬉しく思います。久しぶりの優勝にホッとしました。今日のコンディションは非常に困難で、いとも簡単にコースオフしてしまうような状況でした。自分は思い通りの結果が得られましたが、オットがあのような事になってしまったのは残念です。最終ステージのスタート前は非常に興奮していましたし、神経質になっていましたが、マニュファクチャラーズタイトルを獲得できて、本当に素晴らしい気分です。チーム、そして彼らが作りあげたものを心から誇りに思います。全員の努力と懸命な働きが報われたといえるでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    素晴らしい仕事を成し遂げた、チームの全スタッフを祝福したいと思います。選手権最強のクルマを運転し、最高の人々と一緒に戦えた事を嬉しく思います。1年を通して凄い戦いが続き、我々は常にベストを尽くしてきました。今日は非常に泥が多いトリッキーな路面でコースを外れてしまいました。私自身はこのような形でラリーが終わってしまい残念ですが、結果的に両選手権に大きな影響は及ぼさなかったと思います。今シーズンの自分達の戦いには満足していますし、来年も攻めの姿勢で臨むつもりです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今日のコンディションは非常にトリッキーで、運転を心から楽しむ事はできませんでした。今シーズンの中でもっとも大変な1日だったかもしれません。チームのマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献してシーズンを終えられたのは、私のキャリアにとってとても良い事です。本当は優勝したかったのですが、自分のペースを取り戻せたのは良かったと思います。私達を支えてくれたチームの全員に感謝します。

    ラリー・オーストラリア デイ3の結果
    1 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) 2h59m52.0s
    2 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +32.5s
    3 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +52.2s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m 02.3s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m30.8s
    6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +3m05.1s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +8m59.0s
    8 アルベルト・ヘレル/ホセ・ディアス (フォード フィエスタ R5) +22m28.5s
    9 スティーブ・グレニー/アンドリュー・サランディス(シュコダ ファビア R5)+27m01.8s
    10 ジョーダン・セルデリディス/ララ・ヴァンネステ(フォード フィエスタ WRC) +35m14.1s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • WRC | セバスチャン・オジェがチャンピオン6連覇!

    WRC | セバスチャン・オジェがチャンピオン6連覇!

    セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が、2018年のFIA 世界ラリー選手権(WRC)のチャンピオンを獲得。タイトル6連覇を成し遂げた。

    チャンピオンシップ争いは、首位のセバスチャン・オジェ、3ポイント差で2位につけるティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)、23ポイント差で3位につけるオット・タナック(トヨタ)と接戦の中で今回の最終戦を迎えた。

    しかし、ティエリー・ヌービルとオット・タナックは、最終日のスペシャルステージでどちらも木に接触してリタイア。結局、最終ステージを待たずしてセバスチャン・オジェの年間タイトルが決定した。

    セバスチャン・オジェは「僕はこのマシンで最後のプッシュをしたよ!」とコメント。

    「今季は本当に接戦で難しかった。接戦だったし、浮き沈みのr信じられないようなシーズンで、ついこの間までタイトルは不可能に思えた。チームを誇りに思っている」

    マニュファクチャラーズ部門では、368ポイントを獲得したトヨタが341ポイントのヒュンダイ、324ポイントのフォード、237ポイントのシトロエンを抑えて19年ぶりにいタイトルを獲得した。

  • WRC | 第13戦 ラリー・オーストラリア:タイトルを狙うタナックが首位

    WRC | 第13戦 ラリー・オーストラリア:タイトルを狙うタナックが首位

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第13戦 ラリー・オーストラリアの競技2日目デイ2が11月17日(土)に東海岸のコフスハーバーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が首位に浮上した。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)は総合2位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合5位にポジションを上げ、ヤリスWRCは全車がトップ5に入った。

    ラリー・オーストラリアのデイ2は、コフスハーバーのサービスパークを中心に、5本のステージを各2回走行。SS12/16「ラレー」と、SS17/18「デスティネーション・ニューサウスウェールズ」以外は、すべてコフスハーバー南側のグラベル(未舗装路)ステージが舞台となった。森林地帯と農場地帯に広がるグラベルステージは、全体的に滑りやすいルーズグラベルに覆われた。加えてドライコンディションとなった事で、後方からの出走となるデイ1上位の選手達にとっては、かなり有利な路面コンディションとなった。

    デイ1総合3位のラトバラ、総合5位のタナックは、午前中の3本のステージが終わった時点でそれぞれ総合1位、総合2位にポジションをアップ。午後のSS14ではドライバーズタイトル獲得のチャンスがあるタナックが首位に立ち、ラトバラが総合2位となった。首位でデイ2を終えたタナックは、全10ステージのうち6ステージでベストタイムを記録するなど1日を通してスピードがあり、優勝に大きく近づいた。一方、タナックと僅差の首位争いを続けたラトバラは、総合2位でデイ2をフィニッシュ。最後のスーパーSSでは突然の強い降雨により大幅にタイムを失ったが、それでも依然総合3位の選手に対し4.4秒差をつけている。また、デイ1総合6位のラッピは、SS15でベストタイムを記録するなど好調を維持し、前日よりもひとつポジションを上げた。総合4位の選手との差は3.8秒と小さいため、明日のデイ3ではさらなるポジションアップを目指す。

    競技3日目、最終日となる11月18日(日)のデイ3は、サービスパークの北側で3本のグラベルステージを各2回走行する。そのうちSS19/22「コランバ」とSS20/23「サファイア」は新しいステージだが、過去の大会で使用された「ブッカ」のステージと多くの部分が重なる。また、SS21/24「ウェディングベルズ18」は、スタート後の最初のセクションが、デイ1のSS1/4「オラーラ・イースト」と重なっている。なお、ウェディングベルズ18の2回目の走行となるSS24は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。6本のSSの合計距離は83.96km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は222.39kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    非常に良い形で1日を終える事ができました。特に大きな問題もなく、素晴らしい日だったと思います。最後のスーパーSSのコンディションは皆にとって公平ではありませんでしたが、幸運にも大きな影響は受けませんでした。我々の3人のドライバーは良くやってくれましたし、明日どう戦うべきかも理解しているはずです。このような形でシーズンを終える事ができたら、とても素晴らしいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    午前中は本当に良かったと思います。クルマはとても素晴らしく、ドライビングを楽しんで少し順位を上げる事ができました。午後も初めは良かったのですが、恐らくタイヤに対する負荷が強過ぎたからだと思いますが、タイヤがかなり摩耗してしまいました。そのためペースを緩めなくてはならず、タイムが落ちていってしまいました。また、スーパーSSではアンラッキーなコンディションでの走行となりました。それでも、以前総合2位につけていますし、この順位を最後まで保つ事がマニュファクチャラーズ選手権にとっては本当に重要です。また、良いフィーリングでシーズンを終えるのは、自分にとっても大切な事です。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    とても良い1日でした。今朝は本来のリズムを取り戻しクルマのフィーリングも良かったので、少し攻めた走りをしてタイムを挽回しました。そして午後も攻めの走りを続け、後方の選手に対するマージンをさらに拡大する事ができました。明日は少々トリッキーなステージがあり、また天気も安定しないようなので、簡単には行かないかもしれません。とはいえ、現時点では全てが正しい方向に進んでいますし、あらゆる状況をコントロールできていると思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今日は良い仕事をできたと思います。自分の前と後ろにいる選手とはタイム差が大きくついていたので、少し孤立した感じがしました。また、激しく攻める必要もなかったため、集中力を保つのは簡単ではありませんでした。午後2本目のステージで少しペースを緩めたところ、すぐにミスをしてしまいました。そこで、やはり攻めるべきだと決心したところ、次のステージではベストタイムを記録し、総合4位の選手との差を詰める事ができました。明日は、クルマをフィニッシュに運ぶ事が最大の目標です。

    ラリー・オーストラリア デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h07m52.0s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +21.9s
    3 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +26.3s
    4 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +46.6s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +50.4s
    6 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m44.8s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2m04.6s
    8 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m35.2s
    9 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m49.0s
    10 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +6m26.8s

  • WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・オーストラリア:ラトバラが初日総合3位

    WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・オーストラリア:ラトバラが初日総合3位

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第13戦 ラリー・オーストラリアの競技初日デイ1が11月16日(金)に東海岸のコフスハーバーを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合3位、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)が総合5位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合6位につけ、マニュファクチャラーズタイトル獲得に向けて堅実なスタートを切った。

    ラリー・オーストラリアのデイ1は、コフスハーバーのサービスパークを中心に、4本のステージを各2回走行。1日の最後にコフスハーバーのウォーターフロントで行なわれた2本のスーパーSS以外は、すべて森林地帯を中心とするグラベル(未舗装路)ステージだった。コフスハーバーの周辺は夜間から早朝にかけて小雨が降ったが、ステージは概ねドライコンディションとなり、多くの路面は滑りやすい「ルーズグラベル」に覆われた。その結果、特に午前中のステージは出走順が早いドライバー選手権上位の選手にとっては不利な走行条件となった。

    オープニングステージのSS1では1位ラッピ、2位タナック、3位ラトバラと、ヤリスWRCがトップ3を独占した。続くSS2ではラトバラがベストタイムを記録して総合2位に。ラッピは2ステージ連続で総合1位の座を守った。SS3でラッピは総合2位に後退し、SS5ではウォータースプラッシュ(川渡り)を通過した際、エンジンがミスファイアし総合9位に後退した。しかし、その後順位を挽回し総合6位で1日を終えた。

    タナックは出走順が3番手とかなり早く、ドライバーズタイトルを争う他の2名のライバルと同様、非常に不利な出走順での走行となった。しかし、SS4ではベストタイムを記録。午後のSS5のウォータースプラッシュでフロントのバンパー部が破損。空力性能の低下によりハンドリングが悪化しペースダウンを余儀なくされた。しかし、SS8では大会2本目のベストタイムを記録。首位と16.9秒差の総合5位と、タイトルを争うライバルよりも上の順位でデイ1を終えた。

    ラトバラはSS6が終了した時点では総合2位につけていた。SS7/8の市街地でのスーパーSSではタイヤが合わずやや遅れをとり総合3位に後退したが、首位との差は8.7秒と好位置でデイ1を締めくくった。

    競技2日目となる11月17日(土)のデイ2は、サービスパークの南側で4本のグラベルステージを各2回走行。さらに、1日の最後にはデイ1と同様コフスハーバーのウォーターフロントでスーパーSSを2本走る。SS10/14「ウェルシュズクリーク・リバース」は、全長28.83kmと今大会最長のステージであり、途中で広大な牧草地帯を走行する。10本のSSの合計距離は133.00km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は444.37kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今朝はとても良いスタートとなりました。3人のドライバー全員がクルマに良いフィーリングを感じ、その高い競争力を証明してくれました。残念ながらオットとエサペッカはSS5のウォータースプラッシュで問題に見舞われましたが、恐らくそれは水に入る際にやや大きなドリフト角度がついていた事が原因だと思います。ヤリ-マティはほぼ1日を通して非常に速く、マニュファクチャラーズタイトル獲得を目指す我々チームにとっては良い展開です。明日はスタート順も良くなるので、パフォーマンスに自信を持って臨みたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    概ね良い1日でした。午前中はミスをしてしまい少しタイムをロスしましたが、午後は安定した走行ができたので非常に満足しています。森林地帯でのグラベルステージをクリーンに走れたことは、きっと重要な意味を持つ事になるでしょう。スーパーSSではハードタイヤを装着していたため十分な駆動力が得られず、少しタイムを失いました。しかし、依然トップとの差は小さいので明日も頑張ります。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    全体的に午前中のステージは良好で、良いリズムで走れました。ただし、午後はいくつかミスをしてしまい満足できない結果となりました。午後の最初のステージではゲートに当たり、サスペンションに少しダメージを負いました。その次のステージでは大きなウォータースプラッシュでフロントバンパーが壊れ、通常より空力性能が低下した事で運転がかなり難しくなりました。しかし自分のベストを尽くしましたし、まだタイトル争いは続いています。不可能はないと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    午前中は全てがうまく行き、とてもスムーズでした。出走順が非常に早かったので、もっとタイムロスすると思っていましたが、そうはならず本当に驚きました。ただし、残念ながら午後のウォータースプラッシュで我々の1日は台無しになってしまいました。午前中の1回目の走行時と同じようにアプローチしたつもりでしたが、多くのタイムを失ってしまいました。それでも、走り続けられたのは良かったと思います。1日を通してドライビングが楽しく感じられ、クルマの調子も良いので明日がとても楽しみです。

    ラリー・オーストラリア デイ1の結果
    1 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) 53m37.4s
    2 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +8.7s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +6.8s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +12.5s
    5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +16.9s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +28.3s
    7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +38.2s
    8 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +45.2s
    9 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +47.2s
    10 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m11.9s

  • WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・オーストラリア シェイクダウン レポート

    WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・オーストラリア シェイクダウン レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第13戦ラリー・オーストラリアのシェイクダウンが11月15日(木)にコフスハーバー近郊で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が2番手タイムを、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が7番手タイムを、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が8番手タイムを記録。明日からの競技初日デイ1に向けて、ヤリスWRCの最終確認および調整作業を行った。

    WRC最終戦ラリー・オーストラリアは、マニュファクチャラー選手権をリードするチームと、ドライバー選手権3位につけているタナックにとって、タイトル決定戦となる。規則によりヨーロッパ以外の地域での事前テストは禁じられているため、15日午前中のシェイクダウンがオーストラリアでの今年最初の走行となった。また、コフスハーバーの北側に設定された全長5.07kmのシェイクダウンコースは、その一部がデイ1およびデイ3のステージと重なっているため、クルマの最終セッティングを確認するための良い機会となった。3人のドライバーはいずれも4回の走行を行ない、明日からの競技に向けて最後の準備を終えた。

    競技初日となる11月16日(金)のデイ1はサービスパークの北側、ウールグールガ周辺で3本のステージを各2回走行。1日の最後には、コフスハーバーのウォーターフロントで全長1.27kmのスーパーSSを2本連続で走る。デイ1のステージはその大部分が森の中のグラベルロードで行なわれ、SS1/4「オラーライースト」は、ステージの一部がシェイクダウンやデイ3のSS21/24「ウェディングベルズ18」と重なっている。8本のSSの合計距離は101.68km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は350.31kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    他のラリーと同じように、シェイクダウンではシステムチェックを実施しました。このラリーのように欧州から遠く離れたイベントでは、輸送のためにクルマを分解する必要があるため、システムチェックは特に重要な作業となります。シェイクダウンで我々のドライバーは良いタイムを刻みましたが、ライバルとの大きな差はつきませんでした。ここ数戦、グラベル(未舗装路)でのパフォーマンスはかなり上がっており、そこで得られたデータを基にこのラリーに最適と思われるセットアップを施しました。そして、シェイクダウンではそれが上手く機能している事が確認できました。現時点での懸案事項は天候の変化で、ラリー期間中に不安定な天気の影響を受けるおそれがあり、それが我々の戦略およびタイヤ選択にどう影響するのか熟考する必要があります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    全体的にとても良いシェイクダウンとなり、最初の走行時からクルマに良いフィーリングを感じました。その後いくつかセッティングを試し、最後の走行で満足できるセットアップに到達しました。ヘアピンコーナーでミスをしてタイムを失いましたが、クルマは良い仕上がりです。このラリーはデイごとにステージのキャラクターが異なるのですが、ステージは素晴らしく、大好きなイベントのひとつです。ただし、今年は多くのステージが逆向きの走行となるためいつもと違う感じがしますし、雨が降ればさらに難しくなるため、例年よりも厳しい戦いになると思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    良い内容のシェイクダウンでした。一部が他のステージと重なるなど、このラリーを代表するコースで行なわれたため、クルマに対する理解をさらに深め、いくつかセッティングを決める事ができました。変化を確認するために何度かセッティングを変更しましたが、全体的にとても良いフィーリングでした。ここは通常素晴らしい天気が続き、それを楽しみにしているのですが、今年は雨が降る可能性もあり、少々複雑なコンディションになりそうです。状況は変わりやすく予想は難しいですが、リスクを背負ってでも、自分達の重要な仕事を成し遂げたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    シェイクダウンのコースのグリップレベルの高さに皆が驚いたと思います。あのエリアでは今週末多くのステージが予定されているので、きっとドライブを楽しめるでしょう。クルマは万事順調です。いくつか小さな調整を試しましたが、あまり効果がなかったので以前のセッティングに戻しました。今週末は 天候の変化が大きな鍵を握るでしょう。私は昨年、このラリーでウェットコンディションを経験しましたが、非常に滑りやすく、ドライバーにとってはコントロールがとても難しい路面となるので注意が必要です。

  • WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・オーストラリア プレビュー

    WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・オーストラリア プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、11月15日(木)から18日(日)にかけてオーストラリアで開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・オーストラリアに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    トヨタは、2位に12ポイント差をつけトップに立っているマニュファクチャラー選手権と、1位と23ポイント差の3位でタナックが追っているドライバー選手権の、両選手権での王座獲得を目標にシーズン最後の戦いに挑む。

    ラリー・オーストラリアはアジア-パシフィック地域で開催される唯一のWRCイベントであり、オーストラリア東海岸サウスウェールズ州のコフスハーバーにサービスパークが置かれる。コフスハーバーは大都市であるシドニーとブリスベンの間に位置するシーサイドタウンであり、住みやすい町として人気がある。ラリーのステージはグラベル(未舗装路)で、道幅が狭くツイスティな森林地帯の道や、高速で流れるようなコーナーが続くカントリーロードなど、様々なタイプの道を走行する。初夏にあたる11月中旬は通常穏やかで過ごしやすい気候が続くが、強い雨が降る事もある。

    ラリーは15日(木)の午前中にシェイクダウンが行なわれ、16日(金)から競技がスタート。デイ1としてコフスハーバーの北側でSS1/4「オラーライースト」とSS2/5「コールドウォーター」の2本の新ステージと、昨年と同じSS3/6「シャーウッド」の、3本のステージを各2回走行する。そして一日の最後には、コフスハーバー市街地で行われるスーパーSSのSS7/8「デスティネーション・ニューサウスウェールズ」を走る。

    デイ2はコフスハーバーの南側でSS9/13「アージェンツヒル・リバース」、SS10/14「ウェルシュズクリーク・リバース」、SS11/15「ウルンガ」、SS12/16「ラレー」の4本のステージを各2回走行する。いずれも過去に使われたステージを逆走、分断、一部変更したステージとなる。一日の終わりには、デイ1と同様に「デスティネーション・ニューサウスウェールズ」がSS17/18として、コフスハーバーの市街地で行われる。

    ラリー最終日となるデイ3はコフスハーバーの北側で3本のステージを各2回走る。SS19/22「コランバ」とSS20/23「サファイア」は新ステージだが、有名な「ブッカ」のステージと多くの部分が重なる。また、SS21の再走ステージとなる最終のSS24「ウェディングベルズ18-2」は、SSでトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3日間で24本のSSを走行し、その合計距離は318.64km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1017.07kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    多くのアップ&ダウンがあったスリリングなシーズンも、いよいよラリー・オーストラリアでエキサイティングな最終戦を迎えます。我々にはWRC復帰2年目でのタイトル獲得という大きなチャンスがあり、もしそれを達成できれば素晴らしいことに違いありません。もちろん簡単ではありませんが、自信を持つだけの理由はあります。ラリー・GBとラリー・スペインのグラベルで我々は高いパフォーマンスを発揮しましたし、ラリー・オーストラリアで対峙するであろう路面と似たようなコンディションのステージで、パフォーマンスの改善を確認する事ができました。タイトル獲得の目標に向けて全員が懸命に取り組んでいますし、我々には強いクルマと3人の強力なドライバーがいますので、目標を達成できる可能性は高いと考えています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    オーストラリアを本当に楽しみにしています。なぜなら心から楽しむ事ができるラリーだからです。オーストラリアはまず何よりもとてもリラックスした雰囲気が素晴らしく、通常は天候も良いため、シーズンの終わりにふさわしい1戦だと思います。今年は多くのステージが変更されましたが、その大部分は過去に走った経験がある道ですし、私が好きな高速ステージが多く含まれます。ここ数戦、私は速さを示す事ができていますので、自信を持ってラリーに臨み、好結果を得てタイトル獲得に貢献したいと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    オーストラリアでは自分の力をすべて出し切るつもりです。数字の上では私にもまだドライバーズタイトル獲得の可能性があります。自力だけではどうにもならない部分はありますが、最後まで諦めずに攻め続けます。マニュファクチャラーズタイトルに関して我々は選手権をリードしていますし、良い位置につけています。特に、グラベルラリーではここ数戦で良いパフォーマンスを発揮できていますので、自信を持つべきでしょう。ラリー・オーストラリアは常に挑戦し甲斐のあるイベントですが、高速で流れるような道が多く、我々との相性はとても良いはずです。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    オーストラリアで良い結果を残し、チームのマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献したいと心から願っています。昨年はとにかく経験を積む事を目標にこのラリーを戦いましたが、今年はその経験を活かし、強さを示したいと思います。もしもドライコンディションならば、グラベルのステージは滑りやすいルーズグラベルに覆われる箇所が多くなり、早い出走順での走行は大きなチャレンジになるでしょう。実際、昨年早い出走順は経験して慣れることができていますし、ここは時折大雨に見舞われることも学んでいます。もしそうなると、森の中のステージはグリップレベルが頻繁に変わるので注意が必要です。

  • WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 最終日レポート

    WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 最終日レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・スペインの競技最終日となるデイ4が10月28日(日)にスペインのサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合6位で、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合7位でフィニッシュ。ポイントを加算し、チームはマニュファクチャラー選手権首位の座を守った。また、首位を走行していたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)は、パンクで遅れをとり総合8位でラリーを終えた。

    ラリー・スペインの最終日デイ4は、サロウの西側で4本、計61.70kmのSSが行なわれた。デイ3と同様、ステージはすべてターマック(舗装路)で早朝こそ路面は一部湿っていたが、全体的にはドライコンディションだった。デイ3でトップに立ち、2位に4.7秒のリードを持ってデイ4をスタートしたラトバラは、最初のSS15で総合2位にダウン。続くSS16では順位を守ることができたが、SS15の再走ステージであるSS17でクルマがガードレールに接触し、ホイールにダメージを受けた事でタイヤがパンク。50秒近いタイムロスで総合6位までポジションを落とし、最終のSS18は完走最優先の走りに徹した結果、総合8位でラリーを終えた。

    デイ3で首位を走りながらもパンクで大きく遅れ、デイ4を8位でスタートしたタナックは、SS16で2番手タイムを記録するなど好調な滑り出しとなった。そして、トップ5のタイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」のSS18では、ベストタイムで5ポイントを獲得。総合6位でフィニッシュした結果、ドライバー選手権1位の選手との差は23ポイントに留まった。最終戦では最大30ポイントの獲得が可能なため、タナックのタイトル争いは次戦ラリー・オーストラリアでも続く。

    ラッピは目標である完走を果たし、総合7位でフィニッシュ。タナックと共に貴重なマニュファクチャラーズポイントをチームにもたらした。その結果、2位のチームに12ポイント差でマニュファクチャラー選手権1位のポジションを堅持。WRC復帰2年目でのタイトル獲得に向けてラリー・オーストラリアに臨む。

    WRC次戦は、11月15日(木)から18日(日)にかけて、オーストラリア東海岸のコフスハーバーを中心に開催される第13戦「ラリー・オーストラリア」。ラリー・オーストラリアはシーズンの最終戦となり、様々なグラベルステージを走行する。ドライコンディションになると路面は滑りやすいルーズグラベルに覆われ、早い出走順のドライバーが不利となる。しかし森の中のステージではクルマが巻き上げるダストがなかなか収まらないこともあり、その場合は先頭スタートのドライバーが有利となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    多くの浮き沈みがあり、そして最初から最後まで素晴らしい戦いが続いた、信じられないような週末でした。良い結果が得られそうでしたが、残念ながらそうはなりませんでした。とはいえ、3人のドライバーは最後までラリーを戦い抜き、マニュファクチャラー選手権にとって重要なポイントを獲得しました。そして、オットはパワーステージで最高の結果を残し、ドライバーズタイトルの望みを繋ぎました。我々には速いドライバー達と、速く、そして信頼性の高いクルマがあります。自信を持ってラリー・オーストラリアに臨みたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    今朝の最初のステージではタイヤもセットアップも軟らか過ぎましたが、2本目のステージでは状況が良くなり、勝利を目指して走りました。クルマのフィーリングはとても良く、すべてが順調でした。しかし、残念ながら3本目のステージのコーナーでガードレールの支柱に当たり、タイヤがパンク。そのままステージの半分を走らなければなりませんでした。自分のミスを心から悔やんでいますが、コンマ1秒の差を争う状況ではあり得る事です。決して望んでいた結果ではありませんが、今週末のパフォーマンスには満足しています。そして、次のラリー・オーストラリアがとても楽しみです。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今日は運転がとても楽しく感じられました。昨日はトリッキーなコンディションでしたが、今日は心待ちにしていた典型的なカタルニアのターマックロードを走る事ができました。パワーステージでは私に失うものはなく、もちろん最後まで走り切る必要はありましたが、ドライバーズ選手権争いに生き残るためには計算上唯一のチャンスでしたので、本当にハードに攻めました。全力を尽くしましたし、最後まで絶対に諦めません。そして、マニュファクチャラー選手権争いにおいて、我々は依然有利な立場にあります。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    とても大変な週末でしたが、初めてこのラリーを最後まで走り切れたのは良かったです。私にとって重要な意味を持ちますし、週末を通して多くのことを学びました。今日は総合順位を争うようなポジションになく、クルマをフィニッシュに導きマニュファクチャラー選手権に向けポイントを確実に獲得する必要がありました。その役割は果たせたと思います。

    ラリー・スペイン デイ4の結果
    1 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ(シトロエン C3 WRC)3h12m08.0s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(フォード フィエスタ WRC)+2.9s
    3 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット(フォード フィエスタ WRC)+16.5s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+17.0s
    5 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+18.6s
    6 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ ヤリス WRC)+1m03.9s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(トヨタ ヤリス WRC)+1m16.6s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ ヤリス WRC)+1m26.4s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン(シトロエン C3 WRC)+2m07.0s
    10 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+2m48.2s