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  • 【WRC】 2019年の日本開催を目指してWRC招致委員会が発足

    【WRC】 2019年の日本開催を目指してWRC招致委員会が発足

    WRC(世界ラリー選手権)の2019年の日本開催を目指してWRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会が発足。東京オートサロン2018のWRCブースでプレスカンファレンスが行われた。

    世界ラリー選手権(WRC)は、過去北海道でラリージャパンとして2004年から2010年までに日本ラウンドが6回開催されたが、その後は日本での開催はない。

    しかし、このたび株式会社サンズが発起人となり、WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会を設立。国内プロモーターとして2019年のWRC日本ラウンドの開催を目指して活動をスタートしたことを発表。

    プレスカンファレンスでは、競技の主催団体となるトヨタ・モータースポーツ・クラブ(TMSC)会長の舘信秀が登壇。10年ぶりとなる日本でのWRC開催を目指して、1月15日にJAF(日本自動車連盟)へ2019年度の開催申請を行うことを明らかにした。

    「私たちトヨタ・モータースポーツ・クラブは、オーガナイザーとして2019年に日本で10年振りにWRCを開催するべく、2018年1月15日に日本自動車連盟へ開催申請を提出する運びとなりました」と舘信秀はコメント。

    「WRCは、F1やWECなどと並ぶ世界最高峰シリーズのひとつです。トヨタがWRCに復帰し、日本国内でもラリーが盛り上がってきていると認識しています。まさに日本でWRCを開催する機が熟したと言えるでしょう」

    「私自身もトヨタのワークスドライバーをしていた頃にラリー車の開発にいそしんだことがあります。しかし、TMSCだけで開催が実現できるとも思っていません。全国のラリーを開催している主催者のみなさんや各位からのご協力が何としても必要です。2019年の開催に向けて、みなさんのお力をお借りしたいです」

    これまでラリージャパンの開催地は北海道に限定されていたが、今回は、愛知県と岐阜県の2県にまたがる地域での開催を目指し、イベント施設は愛・地球博記念公園の使用を計画している。

    JAFへの申請後、2018年11月に開催予定地域にてリハーサルイベントを実施。12月に発表されるFIAの国際競技カレンダーへ掲載されることで正式開催決定という運びになる。

    プレスカンファレンスの最後にはビデオメッセージが流され、WRCプロモーター代表のオリバー・シースラ、また、自由民主党モータースポーツ復興議員連盟会長 自動車文化を考える議員連盟会長の衆議院議員の古屋圭司がメッセージを寄せた。

    オリバー・シースラは「WRC日本ラウンド復活に向けて動き出したことをとてもうれしく思います。昨年TOYOTA GAZOO RacingがWRCに復帰し新世代WRカーになったいま、WRCが日本に戻ってくるのは完璧なタイミングだと思います。サンズ、TMSC、JAFと協力しこれが実現できることを願っています」とコメント。

    古屋圭司は「WRC開催予定地の岐阜県、愛知県はとても良いところで、コース環境は非常に良いです。県知事、関係する市長さんも非常にWRCに熱心です。私も国会の立場からその実現に向けて、全力で応援したいと思います」と述べた。

  • 【WRC】 トヨタ、2018年仕様ヤリスWRCを公開

    【WRC】 トヨタ、2018年仕様ヤリスWRCを公開

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(WRT)は、イギリス・バーミンガムで1月11日(木)~14日(日)に開催中のオートスポーツ・インターナショナル・ショーで、2018年仕様のヤリスWRCを公開した。

    新たなモータースポーツ・シーズンの幕開けを告げるイベントとして親しまれているオートスポーツ・インターナショナル・ショーの初日、FIA世界ラリー選手権(WRC)で競い合う4つのマニュファクチャラーが一同に会し、2018年シーズンの合同発表会を実施した。

    TOYOTA GAZOO Racing WRTはこの機会に、昨シーズン中に得た多くの学びを元に改善を施した、最新のヤリスWRCを披露した。

    主な改良点として、ヤリスWRCのフロント周りの空力パッケージが挙げられる。新しいフロントバンパーとフェンダーにより、車両前方で更なるダウンフォースを得ることで空力バランスを均衡にすることを目的とした。また、気温の高いイベントに備え、冷却系にも改良が施されている。

    チームは、1月25日(木)~28日(日)に行われるラリー・モンテカルロに向けて、この改良したヤリスWRCでテストを重ね、最終準備を行っている。2017年シーズンで得た多くの学びを活かし、参戦2年目となる2018年シーズンも、「もっといいクルマづくり」への挑戦は続く。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    「多くのモータースポーツファンの方々がいらっしゃるオートスポーツ・インターナショナル・ショーで、2018年シーズンの発表会に参加することができ、嬉しく思っています。昨年、チームの皆の努力の結晶であるヤリスWRCは、ラリーに勝つことが出来るクルマであると分かりましたが、同時にライバルとの競争を通じ、我々にはまだまだ改善すべき点があることも数多く学びました。それらの学びから、フロントの改良によるエアロダイナミクスパフォーマンスの向上と冷却系の改良をすることができました。今シーズンも更なる学びが得られるであろうとワクワクしています。“もっといいクルマ”を作っていきたいと思います。」

    2018年 トヨタ ヤリスWRCTOYOTA GAZOO Racing Yaris WRCトヨタ ヤリスWRC 2018

  • 【WRC】 Mスポーツ・フォード、2018年仕様フィエスタWRCを公開

    【WRC】 Mスポーツ・フォード、2018年仕様フィエスタWRCを公開

    Mスポーツ・フォードは、イギリス・バーミンガムで1月11日(木)~14日(日)に開催中のオートスポーツ・インターナショナル・ショーで、2018年仕様のフォード・フィエスタ WRCを公開した。

    今年からフォードがマニュファクチャラーとして復帰し、Mスポーツは『M-Sport Ford World Rally Team』として参戦。フォードからの技術サポートが強化され、フィエスタ WRカーの開発を継続できることになった。

    2018年も5度目のWRCチャンピオンを獲得したセバチャン・オジェがチームに残留。エルフィン・エバンスとチームを組む。

    Mスポーツ・フォード フィエスタWRCM-Sport Ford Fiesta WRCM-Sport Ford World Rally Team Fiesta WRCM-Sport Ford フィエスタWRC

  • 世界ラリー in アメトーーク! | テレビ朝日 6日(土) 24時30分~

    世界ラリー in アメトーーク! | テレビ朝日 6日(土) 24時30分~

    テレビ朝日「アメトーーク!」で世界ラリー選手権(WRC)を大特集。1月6日(土)深夜に「世界ラリー in アメトーーク!」が放送される。

    「地球の走り方~世界ラリー応援宣言~」でMCを務めるアンジャッシュとブリリアンに加え、南明奈、ヒロミが公道を使った自動車レース・世界ラリーの魅力を語り尽くす。

    「砂漠を走っているイメージがある」という宮迫博之やゲストの岡田結実らは、公道を高速で走る世界ラリーの映像に驚く。よくカートで運転するという南は、ラリードライバーの“ドリフト”“ジャンプ”のすごさをプレゼン。また、「とにかく観客が自由過ぎる!」と語る渡部建は、「裸になって集中力を乱す観客」などラリーを邪魔する観客のVTRを紹介する。

    ◇放送日時
    2018年1月7日(日) 0時30分 / テレビ朝日

    ◇番組内容
    ■世界ラリーで使用される車両は、市販車両をベースに製作されている!!
    ■公道を猛スピードで走るスリリングな映像満載!!
    ■時には、牛が歩いていたり、それをかわして走ることも!!
    ■助手席のコ・ドライバーが大きな役割を!裏方にも大注目!!
    ■観客の絶叫ポイントや珍ファンも!!
    ■ヒロミは、ラリー参戦の経験があり、当時の秘蔵映像も登場!!

    ◇出演者
    【MC】雨上がり決死隊(宮迫博之・蛍原徹)
    【世界ラリー詳しいゲスト】アンジャッシュ(渡部建・児嶋一哉)、ヒロミ、南明奈、ブリリアン(徳田浩至・杉浦大毅)
    【勉強にきたゲスト】岡田結実

  • 【WRC】 フォード、世界ラリー選手権に復帰!

    【WRC】 フォード、世界ラリー選手権に復帰!

    WRCにブルーオーバルのロゴが戻ってくる。FIA(国際自動車連盟)は2018年の世界ラリー選手権(WRC)に登録されたマニュファクチャラーのリストを発表。フォードがWRCに復帰することになった。

    フォードは2012年にWRCから撤退。それ以降は5シーズンにわたって、プライベーターのMスポーツに車両と技術提供を行ってきた。

    FIAは22日(金)、2018年のWRCのエントリーリストを発表。フォードがマニュファクチャラーとして復帰し、Mスポーツは『M-Sport Ford World Rally Team』として参戦することになった。

    この変更により、今年のチャンピオンシップを制したMスポーツは、フォードからの技術サポートが強化され、フィエスタ WRカーの開発を継続できることになった。

    フォードの追加のコミットメントは、セバスチャン・オジェの2018年のチーム残留への重要な要求の一部だったとみられている。

    フォードの復帰以外に2018年のWRCエントリーにサプライズはなく、Hyundai Shell Mobis World Rally Team、Toyota Gazoo Racing WRT、Citroen Total Abu Dhabi WRTと3チームは同じチーム名で参戦する。

  • セバスチャン・ローブがWRC復帰・・・シトロエンから3戦に参戦

    セバスチャン・ローブがWRC復帰・・・シトロエンから3戦に参戦

    セバスチャン・ローブが、2018年に世界ラリー選手権(WRC)に復帰することが決定。シトロエンから3ラウンドに参戦する。

    今年、アスファルトとグラベルでシトロエン C3 WRCをテストしていた9度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブ(43歳)は、来年3月のラリー・メキシコでWRCに復帰。その後、コルシカとスペインに参戦する。

    「今年行われたテストセッションの後、誰もが満足していた。これらの3つの出場は次の論理的なステップだった」とセバスチャン・ローブはコメント。

    「ラリーで得られる感覚は、これまで僕が経験したなかで最もスリルのある感覚だ。新しいWRCで競争することに興奮している。自分が多くの成功を収めたチームとそれができるのはとても嬉しい」

    シトロエンは、フルタイムのWRCカーを2台体制に縮小しており、クリス・ミースが全13ラウンドに参戦。チームメイトのクレイグ・グリーンはセバスチャン・ローブが参戦する3ラウンドを欠場することになる。また、カリド・アルカシミが選択されたイベントで3台目のC3を走らせる。2017年にシトロエンのサードドライバーを務めたステファン・ルフェーブルは、WRC2で同社の新型R5を走らせる。

    セバスチャン・ローブが最後にWRCに参戦したのは、1戦限りで出場した2015年のモンテカルロ・ラリーとなる。

    2018年のWRCプログラムについてセバスチャン・ローブは「いかなる予測もしていないし、とにかく楽しみたい」とコメント。

    「フランスラウンドに参戦することは意味のあることだと思った。特にターマックでのレースは常に大好きだったからね。でも、現在のツール・ド・コルスには慣れていない。スペンも良い選択肢だと思った。それにグラベルラリーにも挑戦したいと思っていた。メキシコを選んだのは、あそこでのレースに良い思い出があるし、僕がチャンピオンシップに参加していたときからあまりルートが変わっていないからだ」

    シトロエンのチームプリンシパルを務めるイヴス・マットンは、セバスチャン・ローブは“我々とでなければWRCに復帰することはなかっただろう”と述べた。

    「セブは、競争がますます激しくなっていることと比較して、ステージの知識とクルマでの時間が不足しているが、テストセッションでスピードとスキルをまったく失っていないことを確認した」

  • トヨタ 豊田章男社長 「モータースポーツはファンの方々があってこそ」

    トヨタ 豊田章男社長 「モータースポーツはファンの方々があってこそ」

    トヨタ自動車の豊田章男が、18年ぶりに復帰した世界ラリー選手権(WRC)、ポルシェとの4年間にわたる激戦を終えたFIA 世界耐久選手権(WEC)のTOYOTA GAZOO Racingの戦いを総括した。

    豊田章男社長は、レースやラリーの現場に顔を出し、“モリゾウ”の名前でドライバーとして何度も競技に参加。経営者として現場の声を大切にしている。

    世界ラリー選手権では、ラリー・スウェーデンでヤリ-マティ・ラトバラ初優勝。ラリー・フィンランドではエサペッカ・ラッピがチームに2勝目をもたらし、ドライバーズランキンではラトバラが4位、ユホ・ハンニネンが9位、ラッピが11位、マニュファクチャラーズランキングでは3位で復帰初年度を終えた。

    「18年ぶりに復帰した我々にとって、皆様からの『がんばってね!』や『帰ってきてくれてありがとう』といった声援は何よりの励みになりました。私自身も4月にツール・ド・コルスに行き、沿道のファンの方々が、目の前を通り過ぎるヤリスWRCにドライバーにも届きそうなくらいの大きな声で『GAZOO!』と叫んでくれている姿を見て大変感激いたしました。モータースポーツはファンの方々があってこそ…と、改めて感じます」

    「『もっといいクルマをつくりたい…そのためには、世界中の様々な道でクルマを鍛えたい…』そういう想いでWRCへの復帰を果たしました。シーズンが始まる時、トミ(マキネン代表)と約束したのは『最終戦が終わった時のヤリスが一番強くなっているようにしよう』ということでした。トミをはじめチームのみんなは本当に心をひとつにして、この1年を戦い抜き、そして学び続けてくれました。また、 自身がチャンピオンドライバーであったトミだからこそのクルマづくりやチームづくり、そしてドライバーとのコミュニケーションがとても効果的であったとも思います。初優勝のスウェーデンでは首位で最終日を迎えたラトバラ選手にトミは『最後まで全開で行け!』とアドバイスをして送り出しました。トミにしか言えない言葉だったと思います。またラッピ選手が初優勝を果たし、共にクルマをつくりあげたハンニネン選手が初の表彰台を獲得したフィンランドでは、選手達よりも嬉しそうな顔をトミはしていました。トミが、ドライバー達とも気持ちを通じ合わせ、共に戦ってきたからこその表情だなと思いながら、その瞬間を見ていたことを印象深く覚えています。そんな彼の下、全力を尽くしてくれたチーム員全員に、心から感謝しています。『ありがとう、そして、お疲れ様でした!』」

    「言うまでもなく、スウェーデンとフィンランドで優勝できた時は、最高に嬉しい瞬間でした。しかしながら順位が振るわなかったラリーこそ、我々自身にまだ力が足りないと道が教えてくれたラリーだと思います。最終戦オーストラリアでも最後の最後に表彰台を目前にしたラトバラがストップしてしまいました。まだ我々には足りない何かがあるのだと思います。そうした経験を繰り返せることが私どもにとっては、より嬉しいことでもありました。ここで学んだことは、WRCチームだけでなく、量産車開発をしているメンバーにも、すでにフィードバックされています。次に我々がつくるクルマには、世界の道とヤリスWRCが我々に教えてくれたことが盛り込まれてまいります。こうして、この道を走り続け、もっといいクルマを追い求めていきたいと思います」

    「来年は、新しいドライバー、コ・ドライバーも加わることが決まり、さらに高みを目指す1年にしてまいります。もっといいクルマづくりにも、学びにも、終わりはありません。全力で戦ってまいりますので、引き続き、応援いただきますよう、よろしくお願いいたします」

    FIA 世界耐久選手権では、偉大なライバル、ポルシェとの4年間にわたる激戦を終え、最後のレースを勝利で飾ったTOYOTA GAZOO Racingは、ル・マン24時間レース優勝、世界タイトル獲得という課題を残しつつも、シーズン終盤3戦は完全にライバルを圧倒する力を発揮し、今シーズンを締めくくった。

    豊田章男社長も現場に足を運んだ19回目の挑戦となった第85回ル・マン24時間レースでも、トヨタは優勝の夢を掴むことができなかった。

    「現地に行き、チームに寄り添いながら共に戦った6月のル・マンでは私も本当に悔しい想いをしました。そして、ファンの皆様にも、とても悔しい想いをさせてしまったと思います。その後も苦しい戦いが続き、その中でポルシェの撤退の知らせも聞きました。昨年のル・マンを経て、ポルシェは我々のことをライバルと認めてくださいました。そのライバルとの戦いを通じて、我々は、より速く、より強く走るための技術力を高めていくことが出来ていたのだと思います」

    「ポルシェとの戦いに向けて、私も含めたチームメンバー皆が心に持っていた想いは、もちろん『負けたくない』の一心でしたがその奥底には、ライバルに向けた『尊敬』と『感謝』の想いも持ち合わせていました。ポルシェと残り3戦となった富士戦以降、改めて思ったのは、ポルシェに、『もう一度トヨタと戦いたい』と思ってもらえるレースをしたいということでした」

    「その為にも、富士、上海、そしてバーレーンは、必ず勝つという気持ちで臨み今回、それを達成することができました。シーズンチャンピオンは、前戦の上海でポルシェに決まりました。ポルシェの皆さま、改めて、おめでとうございます。しかし、もし、この最後の戦いを経て『もう一度、どこかで、トヨタと戦いたい』と思っていただけたなら、我々は、悔しい中にも、少し誇らしい気持ちで今シーズンを終わることができます。ポルシェの皆さま、ぜひ、いつの日か、どこかの道で、お互いの『もっといいクルマ』のために、また競い合わせていただければと思います」

    「その日に向けて、TOYOTA GAZOO Racingは、引き続き、クルマづくりを続けてまいります。TOYOTA GAZOO Racingのドライバー、エンジニア、メカニック、そしてパートナーの皆さん…このレースに携わる全ての関係者の皆さんで、これからも一緒にがんばりましょう!」

    「最後に、今シーズンもTOYOTA GAZOO Racingを応援してくださったファンの皆さま、あらためて感謝いたします。皆さまからいただく大きなパワーは、我々の活動に欠かせません。自動車の未来のために、そしてお客様の笑顔のために、これからも挑戦と努力を重ねてまいります。引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします」

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 最終戦 ラリー・オーストラリア 最終日レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 最終戦 ラリー・オーストラリア 最終日レポート

    2017年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦 ラリー・オーストラリアの競技最終日となるデイ3が11月19日(日)、オーストラリア東海岸のコフスハーバーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #11号車)が総合6位でフィニッシュした。総合2位につけていたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)は最終SSでコースオフ。完走を逃したが、ドライバーズ選手権4位でシーズンを終了。トヨタは18年ぶりのWRC復帰初年度にシーズン2勝を記録。マニュファクチャラーズ選手権3位でシーズンを締めくくった。

    ラリー・オーストラリアの競技最終日となるデイ3は、サービスパークが置かれるコフスハーバーの北側で4本のSSが行なわれた。本来は5本のSSが予定されていたが、午前中に強く降った雨により路面コンディションが悪化しSS20はキャンセル。また、豪雨の影響でグラベル(未舗装路)の多くが泥濘(でいねい)化し、非常に滑りやすい路面状態となった。デイ2で総合9位に順位を上げたラッピは、SS17とSS18で2番手タイムを記録し、トップ5タイムを記録した選手にボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」のSS21でも3番手タイムをマーク。最終的には上位陣のリタイアもあり、総合6位でフィニッシュした。一方、1位と20.1秒差の2位でラリーをスタートしたラトバラは、優勝を目指し難しいコンディションとなったSSを果敢に攻めた。SS18では1位と9.9秒差にギャップを縮めたが、その後ふたたび差は拡大。ラトバラは最後まで優勝を諦めず最終SSにも攻めの姿勢で臨んだが、コースオフにより競技続行は不可能となりリタイアで今年最後のラリーを終えた。

    豊田章男(チーム総代表)

    世界ラリー選手権での我々の戦いを一年間、応援してくださったファンの皆様ありがとうございました。18年ぶりに復帰した我々にとって、皆様からの「がんばってね!」や「帰ってきてくれてありがとう」といった声援は何よりの励みになりました。私自身も4月にツール・ド・コルスに行き、沿道のファンの方々が、目の前を通り過ぎるヤリスWRCにドライバーにも届きそうなくらいの大きな声で「GAZOO!」と叫んでくれている姿を見て大変感激いたしました。モータースポーツはファンの方々があってこそ…と、改めて感じます。もっといいクルマをつくりたい…そのためには、世界中の様々な道でクルマを鍛えたい…そういう想いでWRCへの復帰を果たしました。シーズンが始まる時、トミ(マキネン代表)と約束したのは「最終戦が終わった時のヤリスが一番強くなっているようにしよう」ということでした。トミをはじめチームのみんなは本当に心をひとつにして、この1年を戦い抜き、そして学び続けてくれました。また、 自身がチャンピオンドライバーであったトミだからこそのクルマづくりやチームづくり、そしてドライバーとのコミュニケーションがとても効果的であったとも思います。初優勝のスウェーデンでは首位で最終日を迎えたラトバラ選手にトミは「最後まで全開で行け!」とアドバイスをして送り出しました。トミにしか言えない言葉だったと思います。またラッピ選手が初優勝を果たし、共にクルマをつくりあげたハンニネン選手が初の表彰台を獲得したフィンランドでは、選手達よりも嬉しそうな顔をトミはしていました。トミが、ドライバー達とも気持ちを通じ合わせ、共に戦ってきたからこその表情だなと思いながら、その瞬間を見ていたことを印象深く覚えています。そんな彼の下、全力を尽くしてくれたチーム員全員に、心から感謝しています。ありがとう、そして、お疲れ様でした! 言うまでもなく、スウェーデンとフィンランドで優勝できた時は、最高に嬉しい瞬間でした。しかしながら順位が振るわなかったラリーこそ、我々自身にまだ力が足りないと道が教えてくれたラリーだと思います。最終戦オーストラリアでも最後の最後に表彰台を目前にしたラトバラがストップしてしまいました。まだ我々には足りない何かがあるのだと思います。そうした経験を繰り返せることが私どもにとっては、より嬉しいことでもありました。ここで学んだことは、WRCチームだけでなく、量産車開発をしているメンバーにも、すでにフィードバックされています。次に我々がつくるクルマには、世界の道とヤリスWRCが我々に教えてくれたことが盛り込まれてまいります。こうして、この道を走り続け、もっといいクルマを追い求めていきたいと思います。来年は、新しいドライバー、コ・ドライバーも加わることが決まり、さらに高みを目指す1年にしてまいります。もっといいクルマづくりにも、学びにも、終わりはありません。全力で戦ってまいりますので、引き続き、応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    このような形でラリーが終わるとは、誰も予想していなかったと思います。が、同時に我々の今シーズンの結果を予想していた人もいなかったはずです。我々の活躍を支えてくれたドライバー、コ・ドライバー、そしてチームスタッフ全員に心から感謝いたします。オーストラリアは、今年我々が出場したイベントの中で、もっとも複雑なラリーのひとつでした。まず金曜日に問題が発生し、それを解決しました。エサペッカは、土曜日と日曜日を不利なスタート順で走ることを強いられました。そして今日、ヤリ-マティはフィニッシュ目前でリタイアと、本当に大変なラリーでした。しかし、今日の残念な結果が、我々が今シーズン成し遂げた事の価値を下げるようなことはありません。全体的には素晴らしいパフォーマンスを発揮できた1年だったと思います。とはいえ、決して気を緩めている訳ではありません。我々は既に、来年に向けて全力で仕事を進めています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)
    もちろん、このような形でシーズンを終えたくはありませんでしたが、これもまたラリーというスポーツです。今は前向きな気持ちになれなくとも、すべての経験から学べる事はあり、決して無意味ではないと思います。パワーステージではチャンスを求めて全力でアタックしましたが、全開で走ればこのような事も起こり得ます。リタイアする前までは良い戦いができていましたし、今朝も序盤は1位との差を縮めることができました。しかし、結果を残すことができずチームに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。今年、チームは自分の予想を大きく超える素晴らしい体制を整えてくれました。心から感謝をしています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #11号車)
    大変な1日でした。午前中、突然大雨が降りあちらこちらに水溜まりができました。昨日に引き続き今日も1番最初にSSをスタートしたのですが、水溜まりでクルマはまるで船のように動き、まったくコントロールが効かない状態でした。それでも、何とか最後まで走りきることができてほっとしています。そして、昨日我慢してソフトタイヤを今日のために数本とっておいたこともあり、それにも助けられて良い走りができたと思います。今回の収穫は、このラリーでの経験を十分に積み、どのようにドライブしたら良いのか分かったことです。シーズンを振り返るとスピード自体は十分にあったと思いますが、ややアップダウンが大きく、それが自分の課題であると理解しています。来シーズンの開幕を心待ちにしています。

    ラリー・オーストラリア デイ3の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h35m44.8s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC) +22.5s
    3 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +59.1s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m27.7s
    5 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +3m05.6s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +3m49.5s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +22m58.4s
    8 リッチー・ダルトン/ジョン・アレン (シュコダ ファビア R5) +24m39.5s
    9 ネイサン・クイン/ベン・サーシー (ミツビシ ランサーエボリューションIX)+25m03.4s
    10 ディーン・へリッジ/サム・ヒル (スバル インプレッサ WRX STI) +29m52.3s
    R ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

    世界ラリー選手権 第13戦終了後のドライバーズランキング
    1 セバスチャン・オジエ 232
    2 ティエリー・ヌービル 208
    3 オット・タナック 191
    4 ヤリ-マティ・ラトバラ 136
    5 エルフィン・エバンス 128
    6 ダニ・ソルド 95
    7 クリス・ミーク 77
    8 ヘイデン・パッドン 74
    9 ユホ・ハンニネン 71
    10 クレイグ・ブリーン 64
    11 エサペッカ・ラッピ 62

    2017 FIA世界ラリー選手権 第13戦終了後のマニュファクチャラーズランキング
    1 Mスポーツワールドラリーチーム 428
    2 ヒュンダイ・モータースポーツ 345
    3 TOYOTA GAZOO Racing WRT 251
    4 シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチーム 218

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 最終戦 ラリー・オーストラリア 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 最終戦 ラリー・オーストラリア 2日目レポート

    11月18日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・オーストラリアの競技2日目となるデイ2が、オーストラリア東海岸のコフスハーバーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合2位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#11号車)が総合9位に、それぞれ順位を上げた。

    ラリー・オーストラリアのデイ2は、サービスパークが置かれるコフスハーバーの南側エリアを中心に8本計140.27kmのSSが予定されていたが、SS14が橋の損傷によりキャンセルとなり、3本のスーパーSSを含む計7本のSSが行なわれた。デイ2のグラベル(未舗装路)ステージは、夜中や早朝に降った雨で一部が濡れていたが、日が高くなるにつれてドライなセクションが増えていった。しかし日中何度かにわか雨が降り、ドライとウェットが入り混じる複雑なロードコンディションとなった。デイ1の午後から良い流れに乗ったラトバラは、デイ2最初のSS9で2番手タイムを記録し総合3位に浮上。更にSS10ではベストタイムを刻み総合2位にポジションを上げた。その後も好調な走りを維持し2位で1日を終えた。一方、WRカーでのラリー・オーストラリア出場は今回が初めてとなるラッピは、不利な1番手スタートだったにも関わらず安定した走りを続け、デイ1よりもふたつ順位を上げることに成功した。

    競技3日目、ラリー最終日となる11月19日(日)のデイ3は、コフスハーバーのサービスパークを中心に5本のSSが行われる。そのうち、SS21「ウェディングベル16 II」は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。5本のSSの合計距離は64.64km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は207.11kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    路面の状態が安定しない難しいコンディションで、我々のクルマは2台とも高い信頼性を示し、選手たちもミスする事なく1日を走りきりました。また、我々のウェザークルーの気象情報も的確だったと思います。多くのチームが問題を抱える中で我々は1日を通して良い戦いを続けることができたので、とても満足しています。今日、エサペッカは最初にSSを走行することになり、とても大変だったと思います。デイ2では同じコースを2回走行する機会が少なく、エサペッカは滑りやすいルーズグラベルを常に「掃除」しながら走りました。簡単ではなかったでしょうが、彼にとっては良い学びの機会となり、ポイント獲得も可能な位置につけています。2位に順位を上げたヤリ-マティは、素晴らしい仕事をしました。すべてが上手く行けば明日は表彰台に上る事ができるでしょうし、状況次第では最高の結果を得ることも不可能ではないと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)
    今朝は所々道が湿っており、場所によっては濡れていたのでソフトタイヤは正しい選択だったと思います。午後はドライになりましたが、サービスを出る直前に、にわか雨が降るという情報を得ました。本来は、すべてハードタイヤでいくつもりでしたが、その情報を鑑みてソフトタイヤを2本盛り込みました。実際、情報は完全に正しくロングステージの最初と終わりでは路面が湿っており、ソフトタイヤが上手く機能しました。ただし、自信を持っていたSS14が橋のダメージによりキャンセルとなってしまったのは少々残念です。クルマのバランスについては完全だったとは言えませんが、それでも良い1日でしたので、明日が楽しみです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #11号車)
    今日は出走順が1番だったため、とても難しい1日でした。グリップレベルが目まぐるしく変わるため、一体どれくらいグリップするのか見極めるのがとても難しく感じられました。また、今日はタイヤ選択が重要な意味を持つ1日でしたが、自分たちは多くの路面を適切ではないタイヤで走りました。ただしそれには理由があり、ソフトタイヤの残り本数が少なく、新しいソフトタイヤを明日のパワーステージに残しておきたかったからです。つまり戦略的な決断であり、それに加えてこのようなコンディションでの経験を可能な限り多く積むという、学習的な意味合いもあったのです。

    ラリー・オーストラリア デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h05m11.6s
    2 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20.1s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォード フィエスタ WRC) +40.6s
    4 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1m05.2s
    5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m21.1s
    6 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m48.2s
    7 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 WRC) +3m00.2s
    8 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +3m25.3s
    9 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m20.3s
    10 ネイサン・クイン/ベン・サーシー (ミツビシ ランサーエボリューションIX)+17m35.2s

  • 【WRC】 セバスチャン・オジェが2017年のチャンピオンを獲得

    【WRC】 セバスチャン・オジェが2017年のチャンピオンを獲得

    セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が5度目となるWRCチャンピオンを獲得。最多タイトル獲得記録でセバスチャン・ローブに次ぐ2位に浮上した。

    セバスチャン・オジェは、WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテンを3位でフィニッシュ。獲得ポイントを215ポイントとし、2017年のWRCチャンピオンを獲得した。また、所属チームのMスポーツも2007年以来となるマニュファクチャラーズタイトルを確定させた。

    昨シーズン限りでフォルクスワーゲンがWRCから撤退して、今年Mスポーツに加入したセバスチャン・オジェは「厳しい1年だったし、みんな必死だった。Mスポーツでチャンピオンになれたのは、本当にアメージングだ」とタイトル5連覇についてコメント。

    「ラリー中、本当に短い間だだったけど、とても強い感情を覚えた。自分の息子が生まれた時も特別な気持ちだった。でも、今日はなぜだか分からないし、説明できない。どうしてこんな気持ちになるのか分からないけど、本当にいい気分だ。僕たちはこの賭けに勝った。賭けではないね。自分たちが選んだ試練にだ。チームのことを誇りに思う」

    「自分が戦ってきた中で、最も競争的なWRCシーズンだった。選手権はこうあるべきだ。ラリーにとっては本当にいいことだと思う」

    「たくさんのウイナーが生まれ、どのチームも少なくとも2勝はしている。その一役を担っているのは嬉しいし、新しいマシンもこれまでで最速で、最も楽しいWRカーだ」

    「レーシングドライバーとして、これほど速いクルマをドライブするのは信じられないくらい楽しいことだ。必死で戦わなくければならなかったし、これまで以上だったかもしれない。これまでは簡単に勝ってきたように見えたかもしれないけど、簡単なことなんて一度もない」

    「5は単なる数字に過ぎない。もちろん、いい数字だし、ここまでできるとは想像していなかった。だから、この位置にいられるのは素晴らしい気分だし、ラリーは今でも自分に強い感情を与えてくれる」

    「今は何も発表することはないけど、まもなくだ。ここにいる多くの人が正しい予想をしているとは思うけど、100%確信はしていない。まだ考えをまとめているところだ。妻からは、家にいるように強くプッシュされているけど、自分にはもう少しアドレナリンが必要だ」