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  • 【WRC】 トミ・マキネン 「ライコネンはフェラーリでF1を続けるべき」

    【WRC】 トミ・マキネン 「ライコネンはフェラーリでF1を続けるべき」

    トヨタ WRCチームの代表を務めるトミ・マキネンは、今シーズン限りでキミ・ライコネンがフェラーリを離れ、トヨタから世界ラリー選手権(WRC)に参戦するとの報道を否定した。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのチーム代表を務めるトミ・マキネンは、先週末のF1モナコGPをキミ・ライコネンのゲストとして訪れている。

    トミ・マキネン・レーシングに副代表を務めるミア・ミエッティネンは「キミはトヨタの(ラリー)ドライバーになる可能性がありますが、まずはフェラーリで彼のキャリアを続けるかどうかを決断しなければなりません」と Ilta Sanomat に語っていた。

    だが、キミ・ライコネンは「何も契約していない」と主張。

    「それは噂であり、彼らのアイデアに過ぎない。それを書いた女性と話をすれば、レースなどについての知識があまりない人であることがわかるだろう」

    トミ・マキネンは、キミ・ライコネンはF1に留まる可能性が高いと考えていると語る。

    「その件についてキミと話はいていない」とキミ・ライコネンは Ilta Sanomat にコメント。

    「彼はフェラーリで続けるという噂がある。彼は今年優秀な成績を残している。不運がなければもっと良い結果を出していただろう」

    「私はキミが現在の場所で続けるのを見たいと思っている」

  • キミ・ライコネン、2019年にトヨタからWRC参戦の噂を否定

    キミ・ライコネン、2019年にトヨタからWRC参戦の噂を否定

    キミ・ライコネンは、2019年にトヨタからWRC(世界耐久選手権)に参戦するとの噂を否定した。

    今シーズン末でフェラーリとの契約が期限を迎えるキミ・ライコネンの将来については大きな話題となっており、モナコGPの週末にはフィンランド紙Ilta Sanomatが、キミ・ライコネンがトヨタのチーム代表であるトミ・マキネンとWRC参戦について交渉を行っていると報じた。

    しかし、キミ・ライコネンは、そのような話は推測にすぎないと否定した。

    「それを書いた女性と話をすれば、レースなどについての知識があまりない人であることがわかるだろう」とキミ・ライコネンはコメント。

    「それは噂であり、彼らのアイデアに過ぎない」

    「いつかF1を引退することになったらラリーに興味を持っているのは確かだ。それは秘密ではない。でも、それをするために連絡をとってはいない。人々はそういったことを書くけど、実際には僕の問題ではない」

    「それを見て面白いと思ったのは、誰かがそれについて僕に話をしたとミカ・ハッキネンが確認したと言っていることだ」

    「正直、それを書いた女性は僕の人生についてどれくらい知っているんだろう?と思うね。ゼロだ」

  • キミ・ライコネン、2019年にトヨタからWRCに参戦?

    キミ・ライコネン、2019年にトヨタからWRCに参戦?

    キミ・ライコネンが今シーズン限りでF1を離れ、2019年にトヨタからWRC(世界ラリー選手権)に復帰する可能性が報じられている

    今シーズン末でフェラーリとの契約が期限を迎えるキミ・ライコネンの将来については今週末のモナコでもホットな話題となっている。

    フィンランド紙Ilta Sanomat は、キミ・ライコネンがトヨタのチーム代表であるトミ・マキネンとWRC参戦について交渉を行っていると報道。

    トミ・マキネンは、彼のチーム(トミ・マキネン レーシング)の副代表ミア・ミエッティネンとともに今週末モナコを訪れており、ハーバーに停泊されたキミ・ライコネンのヨットで目撃されている。

    ミア・ミエッティネンは「彼はトヨタドライバーになる可能性があります」とコメント。

    「ですが、まずはフェラーリで彼のキャリアを続けるかどうかを決断しなければなりません」

    フィンランド出身の元F1ドライバーであるミカ・サロは、フェラーリは2019年にキミ・ライコネンを保持するか、もしくはダニエル・リカルドと契約するかのどちらかだと考えている。

    「シャルル・ルクレールはまだ若くて未熟だと思う。来シーズン、フェラーリにとってキミ以外の唯一のリアルな選択肢はリカルドだ」

    キミ・ライコネンは、2010年に一度F1を離れて2年間WRCに参戦している。

  • 【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位でフィニッシュ / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位でフィニッシュ / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルの最終日となる競技4日目デイ4がポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位で、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合24位でフィニッシュした。

    ラリー最終日のデイ4は、サービスパークが置かれるポルトガル北部マトジニョスの東側エリアで5本のSSが行なわれた。

    デイ3で総合4位のダニ・ソルド選手と5.8秒差の総合5位につけていたエサペッカ・ラッピは、最初のSS16でベストタイムを記録し、4位に浮上した。続くSS17では3番手タイムでソルド選手に逆転を許したが、SS18と19では連続で2番手タイムを記録し、ふたたび総合4位に。更に上位5位までのタイムを記録した選手にボーナスポイントが与えられるパワーステージのSS20ではベストタイムを刻み、総合3位のテーム・スニネン選手に7.4秒差まで迫った。しかし、逆転にはならず、総合4位でフィニッシュした。ところが、ラリー終了後、金曜日デイ2の市街地ステージで違反があったとして10秒のペナルティを課せられ、最終的に総合5位でラリーを終えた。なお、ラッピは総合5位に入って得た10ポイントと、ボーナスの5ポイントによりドライバーズ選手権5位に浮上した。一方、サスペンションの破損によるデイ2でのリタイア後、ラリー2規定に基づきデイ3で再出走を果たしたラトバラは、SS18で今大会3本目となるベストタイムを記録。デイ3終了時点での総合31位から、総合24位にポジションを挽回した。

    WRC次戦は、6月7日から10日にかけてイタリアのサルディニア島で開催されるシリーズ第7戦「ラリー・イタリア サルディニア」。島の北西部アルゲーロを中心とするコースはグラベル(未舗装路)で、砂状のグラベル路面や、石や岩が露出する荒れた路面などポルトガルと似た特徴を持つ。ただしサルディニアのステージは全般的に道幅が狭く高速で、コースサイドには木が迫るためポルトガル以上に注意深いドライビングが求められる。また、気温もかなり上昇するためクルマにとっては非常にタフな1戦となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ポジティブにラリー・ポルトガルを締めくくる事ができて嬉しく思います。もちろん、金曜日はチーム全員にとって残念なスタートになってしまいましたが、その後ヤリ-マティは復活し、デイ3からの2日間をミスなく走りきりました。エサペッカはポディウム争いに加わり、テーム・スニネン選手との戦いは実に素晴らしかったと思います。ふたりの若きフィンランド人による激しいバトルは本当に見応えがありました。結果的に競り勝つことはできませんでしたが、パワーステージを制して5ポイントを獲得するなど、2日間に渡るエサペッカの懸命の努力は報われたと言えるでしょう。我々は今回のラリーから多くを学び、次回はさらに力強い戦いをしたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    SSベストタイムを記録するなど、今日も良い1日でした。最後のファフェのパワーステージではボーナスポイントを獲得するため全力で臨み、これ以上は無理だと思えるほど良い走りができました。しかし、私はWRカー(ワールドラリーカー)の中でもっとも早い出走順となり、路面を覆う滑りやすいルーズグラベルの影響を大きく受けてしまいました。それでも自信を取り戻せたことを嬉しく思います。金曜日には問題が起きてしまいましたが、その後の2日間はミスなく走ることができました。また、今日のステージは以前よりも難易度が増しており、次戦サルディニアに向けてクルマのセットアップを学ぶことができたのは収穫です。おかげで、とても前向きな気持ちで次戦に臨むことができます。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    昨日と同じように、今日も最初から最後まで全開で走り続けましたが、最後までスニネン選手に追いつくことはできませんでした。本当にタフな戦いでしたが、彼はポディウムフィニッシュに相応しい素晴らしい走りをしたと思います。私自身としては、パワーステージで5ポイントを獲得したことを素直に喜びたいと思います。今シーズンは6 戦中3戦でパワーステージを制し、それによって貴重な15ポイントを獲得しています。今週末は、ミスをしないという自分の目標を達成できたのでとても満足しています。

    ラリー・ポルトガル デイ4の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h49m46.6s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +40.0s
    3 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +47.3s
    4 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m00.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m04.7s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3m33.5s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +5m23.0s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+14m10.8s
    9 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+16m17.3s
    10 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 R5) +16m34.3s
    25 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.50.3s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位を堅持 / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ:ラッピが総合5位を堅持 / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルの競技3日目デイ3が5月19日(土)にポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位の座を堅持した。また、前日クルマを石に当てサスペンションを破損して走行不能となったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は、サービスでクルマを修復して再出走。デイ2終了時点での総合62位から、31位に順位を上げた。

    ラリー・ポルトガルのデイ3は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東側に広がるカブレイラ山脈で6本のSSが行われた。デイ2で総合5位につけたラッピは、最初のSS10とSS12で3番手タイムを記録。午後は荒れた路面コンディションのステージで攻めた走りを続け、総合4位の選手と激しい順位争いを展開したが、ポジションアップはならず、デイ2と変わらぬ総合5位で1日を終えた。一方、デイ2でクルマを岩に当てサスペンションを破損したラトバラは、サービスでメカニックにより完全な状態に修復されたヤリスWRCでラリー2規定に基づき再出走。SS10とSS14でベストタイムを記録し、さらに3本のトップ3タイムを記録するなど本来の速さを発揮し、順位を大幅に挽回した。

    競技4日目最終日となる5月20日(日)のデイ4は、マトジニョスのサービスパークを中心に、東側エリアで5本のSSが行われる。そのうち、SS17とその再走ステージであるSS20「ファフェ」は、ビッグジャンプでその名を知られる、大勢の観客が集まる名物ステージ。また、SS20はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。5本のSSの合計距離は51.53km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は276.66kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々にとってポジティブな1日でした。ヤリ-マティの素晴らしい活躍を我々は本当に嬉しく思います。2本のベストタイムを記録し、1日を通して非常に速かったと思います。明日のパワーステージは、彼にとって重要なターゲットになるでしょう。一方、エサペッカは安定した走りで上位の選手と接戦を展開しました。ミスをすることなく1日中攻め続けましたが、明日のステージは距離が短く11秒差を縮めることは容易ではありません。しかしまだ勝負は終わっていませんので、きっと彼は明日も攻め続けるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今日の結果には本当に満足しています。SSベストタイムを2回記録し、自分に速さがある事が分かりました。ただし、まだ少しマージンは残しています。特に今日の午後は路面が非常に荒れているところもあり、ミスなく走ることが重要なテーマでしたので、クルマを壊さないようにかなり用心して走りました。クルマはとても速く、スピードと自信の両方を得ることができました。すべての必要な要素が揃ったと思いますので、あとはそれを最後まで保つ必要があります。明日も、今日と同じように戦いたいと思います。競争力を保ち、引き続きミスのない走りをし、もちろんパワーステージでは全力でアタックしてポイント獲得を狙います。次戦のサルディニアに向けて、自信をさらに深めることが私の計画です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    とても良い1日だったと思います。クルマのフォーリングは素晴らしく、本当にハードに攻めました。1日を通してこれほど激しく攻め続けたことはありません。特に今日の午後は自分の力をすべて出し切ったので、非常に楽しく感じられました。自分よりも上の順位の選手達は素晴らしい仕事をしたと思います。彼らとのタイム差をなかなか縮めることができませんでしたが、自分自身の運転と、これだけ長い時間限界スピードで走り続けることができたことに満足しています。午後のステージでは路面コンディションの変化を想定しハードタイヤで走りましたが、あまり効果はありませんでした。しかし、5位の座は維持することができました。明日の最終日に向けて差は大きく開いていますが、引き続きプレッシャーをかけ続けるつもりです。

    ラリー・ポルトガル デイ3の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h16m30.0s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +39.8s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +57.2s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +1m01.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m13.0s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +3m14.1s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +4m53.1s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+12m52.7s
    9 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+14m12.1s
    10 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー (シトロエン C3 R5) +15m00.4s
    31 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.54.2s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタ、荒れた路面で2台がダメージ / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権 (WRC)第6戦 ラリー・ポルトガルの競技2日目デイ2が5月18日(金)にポルトガル北部マトジニョスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位につけた。一方、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)は、午前中のSS(スペシャルステージ)でクルマにダメージを受け走行不可能となりリタイアとなった。ただし、ラトバラの7号車についてはサービスパークでクルマを修復し、明日のデイ3では再出走を予定している。

    ラリー・ポルトガルのデイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北側、スペイン国境に近いエリアを中心に競技が行われた。デイ1のSS1でトップタイムを記録しトップに立ったタナックは、リードをさらに拡げるべくSS2に臨んだが、高速左コーナーの途中にいくつか転がっていた岩にクルマが当たりラジエーターを破損。その結果エンジンにもダメージが及び、完全リタイアすることになった。ラトバラはSS3でやはりクルマが岩に当たりサスペンションを破損して走行不能になったが、チームはその後サービスでクルマを修復。ラリー2規定に基づき、明日のデイ3で再出走する予定となっている。

    ラッピは午前中のステージでグリップ不足に悩み総合11位となったが、日中のサービスでクルマのセットアップを改善した結果、午後の再走ステージではスピードアップに成功。ダンパーに軽微なトラブルが発生するも堅実な走行を続け、岩が転がる非常に荒れた路面で多くの選手が深刻なトラブルに見舞われる中、総合5位にポジションを上げた。

    競技3日目となる5月19日(土)のデイ3は、マトジニョスのサービスパークを中心に、東側に広がるカブレイラ山脈で6本のSSが行われる。3本のステージを日中のサービスをはさみ午前と午後で各2回走行するスケジュールで、そのうちSS12とその再走ステージであるSS15「アマランテ」は今大会最長となる全長37.6kmのロングステージ。6本のSSの合計距離は154.64km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は601.60kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日の結果は、ラリーが、そしてモータースポーツがいかに苛酷になり得るかを示すものです。ある日は物事が非常に上手く進んだとしても、またある日は本当に厳しい状況に追い込まれます。今日は、我々にとって良き日ではありませんでしたが、それでもポジティブであり続けることが重要です。オットは極めて順調に見え、とても力強く感じられていただけに、我々はこれまで経験したことがないほど大きな失望を感じました。でも、彼は次のサルディニアで必ずや活躍してくれるはずです。ヤリ-マティの件についても、皆とても残念に思っています。今回、彼は本当にミスなく走ろうとしていたことを私は知っていました。チームは素晴らしい仕事で、明日再出走できるようにクルマを修復しました。ヤリ-マティが明日、速さを見せてくれることを期待しています。エサペッカは午前中少し苦戦していましたが、午後は調子が上がりました。午後のステージは誰にとっても非常に困難な路面コンディションでしたが、彼は荒れたステージでよく頑張ったと思います。明日の出走順は決して容易ではありませんが、いくらかポイントを獲得するチャンスはあると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSは少し慎重に走り過ぎたので、次のSSでは最初から攻めて行きました。5km程走ったところの左、右と連続するコーナーの途中にペースノートにも記していた岩があり、それを意図的に乗り越えたのですが、途端に右フロントサスペンションが壊れ、止まらざるを得ませんでした。チームは一生懸命クルマを修復してくれたので、明日も戦い続けることができそうです。私としてはラリーを続けることに高いモチベーションを感じています。クルマのフィーリングはとても良く、運転を楽しんでいるので、今すぐにでもドライブしたい気分です。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今朝は本当に残念な事が起きてしまいました。最初のSSを走り出してすぐに、多くの岩が転がっている路面に遭遇しました。一体どこから出てきたのか分かりませんが、ひとつやふたつではなく、4つか5つぐらい岩があり避けることができませんでした。その結果、ラジエーターに岩が当たってダメージを受け、エンジンに問題が生じたためすぐに停止したのですが、このラリーでの修復は不可能な状態でした。我々にとっては、かなり大きな痛手です。今回は良いポジションで戦いに臨む事ができ、前戦アルゼンチンと同様とても良いフィーリングをクルマに感じてした。選手権争いにとっては大きなマイナスですが、本当にすべてが終わるまではチャンスがあるので、これからも戦い続けます。我々にはパフォーマンスがあるので、次戦サルディニアでは優勝争いに加わることが目標です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    午前中はあまり自信を持って走ることができず、ベストな状態ではありませんでした。クルマ自体は良かったのですが、横方向のグリップが十分に感じられず、思うように攻めることができなかったのです。午後のステージは、自分のこれまでのキャリアの中でもっとも荒れた路面コンディションで、非常に多くの岩が転がっていました。しかし、日中のサービスでクルマに多くの変更を施したところ、それが奏功し午後の最初のSSではすぐにその効果が出ました。その後ダンパーに小さな問題が起こり、それをいなしながら最後まで走りましたが、それでもタイムは思ったよりも悪くありませんでした。ですから、明日は順位をさらに上げられるように頑張りたいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h37m30.7s
    2 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +17.7s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +24.3s
    4 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +34.4s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +45.8s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +48.3s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1m18.7s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +2m27.3s
    9 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +6m57.1s
    10 ルカス・ピエニアゼック/プシェミスワフ・マズール(シュコダ ファビア R5)+7m31.4s
    62 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +48m.48.1s
    R オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC)

  • 【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    【WRC】 トヨタのオット・タナックが首位発進 / ラリー・ポルトガル

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第6戦 ラリー・ポルトガルが5月17日(木)に開幕。デイ1としてポルトガル北部のロウサダでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合10位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合13位につけ、ヤリスWRCは全3台が順調なスタートを切った。

    今季ヨーロッパ初のグラベル(未舗装路)イベントとなるラリー・ポルトガルは、17日(木)の午前中に全長4.6kmのコースでシェイクダウンが行なわれ、ラトバラがトップタイムを記録した。シェイクダウンでは3名のドライバー全員がクルマのセットアップに良いフィーリングを感じ、事前のテストで決めたセットアップをほとんど変更することなく走行を終えた。その後、19時過ぎからロウサダのラリークロスコースでSS1として2台同時走行のスーパーSSが行われた。グラベルとターマック(舗装路)が入り混じる全長3.36kmのコースで、大勢の観客が見守る中タナックがベストタイムを記録。幸先の良いスタートを切った。

    競技2日目となる5月18日(金)のデイ2は、マトジニョスのサービスパークを中心に、8本のSSが行われる。そのうちSS2、3、4と、その再走ステージとなるSS5、6、7はスペイン国境に近い北部のグラベルロードが舞台となる。また、1日の終わりにはポルトの中心部で2本の市街地SSが行なわれます。8本のSSの合計距離は148.66km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は612.64kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今朝のシェイクダウンは充実した内容でした。クルマのペースはとても良く、信頼性に関する問題は何も起こらずすべてが予定通りに進みました。3人のドライバーは連続して走行し、サービスパークに戻って来た時にはデータのチェックのみを行ないました。ラリー直前のテストは非常に上手く行き、ドライバーたちはクルマのセットアップにとても自信を持っていました。そして、シェイクダウンでも変わらぬ良いフィーリングが得られたようです。ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンチンとやや異なる部分もありますが、クルマのセットアップに関してはかなり似ています。ですから、ほんの僅かな変更を施すことで、アルゼンチンで示した良いパフォーマンスを再現することが可能だと思っています。また、このラリーは比較的クルマに優しい1戦だと私は考えています。チーム全員がこのラリーに自信を持っていますし、準備は万全です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    セレモニアルスタートの段階で既に大勢の観客の姿が見えましたが、スーパーSSはまるで満席のスタジアムのようで、サッカーの試合会場にいるような雰囲気でした。ポルトガルでのラリー人気の高さを改めて感じました。スーパーSSでは最後のヘアピンで少しタイムロスをしてしまいました。何が起こったのか後で調べますが、気にはしてはいません。とても前向きな気持ちでラリーのスタートをきることができました。クルマのフィーリングは最高です。シェイクダウンではセッティングを変えることなく3回連続で走り、ファステストタイムを記録。セットアップの正しさを確信しました。自分としては、このラリーが今シーズンのターニングポイントとなることを願っています。そのためにミスのない走りをし、そしてスピードを示したいと思っています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    ラリーのスタートに相応しい素晴らしいスーパーSSでした。全力でステージに臨み、そしてベストタイムを記録することができました。ポルトガルのステージは大勢の観客が集まるので、いつも特別な気分になります。道の両サイドは観客で埋め尽くされ、とにかくすごい盛り上がりです。朝のシェイクダウンではクルマ全体がきちんと機能していることを確認し、良いフィーリングで走ることができました。準備は万端、きっと面白い戦いになるでしょう。我々にとって最大のチャレンジは明日のデイ2です。ステージは多くの滑りやすいルーズグラベルで覆われていると予想され、我々は3番手スタートとなりますが、土曜日のデイ3で良い出走順を得るためにベストを尽くして戦います。そして、もしそれが上手く行けばデイ3以降はさらにハードに攻めることが可能になるでしょう。ポルトガルのステージは非常に高速で流れるようなコーナーが多く、我々のクルマに合っているコースだと思いますので、自信を持って戦いたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    スーパーSSでは、大勢の観客の前を走り最高の気分でした。今朝のシェイクダウンは非常に上手く行きました。クルマのセットアップにはとても満足しており、何も変更しませんでした。順位は7位でしたがトップタイムの選手とはたった1秒差だったので、自分にとってはこれまでのところベストなシェイクダウンになりました。ポルトガルは去年初めてWRカー(ワールドラリーカー)で出場したラリーで、今回は2度目の挑戦となりますので、去年よりもさらにハードに攻めてより良いリザルトを残したいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2m34.3s
    2 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.4s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.5s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +1.6s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1.6s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1.7s
    10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.8s
    13 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +3.9s

  • 【WRC】 トヨタ:第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、5月17日(木)から20日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    ラリー・ポルトガルは、ヨーロッパで行われる2018年シーズン最初のグラベル(未舗装路)ラリー。

    ラリーの舞台となるのはポルトガル北部で、大都市ポルトの西北に位置するマトジニョスにサービスパークが置かれる。SS(スペシャルステージ)の路面は全体的に軟らかく、道の表面は「ルーズグラベル」と呼ばれる、目の細かな砂利によって覆われている。出走順が早い選手はルーズグラベルの上を走ることになるため、タイヤが本来のグリップ性能を発揮できずタイムロスを避けることができない。やがて、数台のクルマが走行するとルーズグラベルは徐々に掃けていき、その下から比較的硬質な路面が露出するためグリップ性能が高まる。しかし、多くのマシンが走行すると深い轍(わだち)が刻まれ、地中に埋まっていた岩盤や石が掘り起こされるため、同じステージを2回目に走行する際にはパンクの危険性が高まる。

    ラリーは5月17日(木)の夕方に、ポルトガル王国発祥の地とされる古都ギマランイスでのセレモニアルスタートで開幕し、その後デイ1としてラリークロスサーキットでスーパーSS「ロウサダ」が行なわれ競技がスタート。翌日18日(金)からスペイン国境に近いサービスパークの北側エリアでデイ2として本格的なグラベルSSが始まる。3本のステージを午前と午後で各2回走行し、1日の最後にはポルト中心部で2本の市街地SSが行なわれる。 19日(土)のデイ3はサービスパークの東側カブレイラ山脈周辺で6本のSSが、最終日となる20日(日)のデイ4はサービスパークの東側で5本のSSが行なわれる。SS17とその再走ステージであるSS20「ファフェ」はビッグジャンプで知られ、毎年大勢の観客が集まる名物ステージ。また、SS20はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4日間で20本のSSが行なわれ、その合計距離は358.19km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1583.08kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    アルゼンチンでの勝利により、チームは大きな自信に満ち溢れており、ラリー・ポルトガルをとても楽しみにしています。また、先週行なった事前テストも非常に上手く行き、万事順調だと思います。ポルトガルとアルゼンチンの路面コンディションは非常に似ているため、ポルトガルでも力強いパフォーマンスを発揮する自信があります。過去に私はドライバーとしてポルトガルで2回勝っていますが、ここはあまり石や岩が多くないコースのため比較的簡単で、少なくともそれほどトリッキーではないラリーだといえます。アルゼンチンもポルトガルも高速なラリーではありますが、アルゼンチンほどはドライビングの正確さが求められませんし、ポルトガルの方がより走りを楽しむことができるはずです。従って、通常であればそれほど難しいラリーではないのですが、優勝を目指して戦う以上、他のラリーと同様、挑戦しがいのある1戦となります。今回もきっと良いラリーになるだろうと私は確信しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    私の戦いは序盤に終わってしまいましたが、それでもラリー・アルゼンティーナはポジティブな1戦でした。クルマの仕上がりは本当に素晴らしく、リタイアするまでは私自身にもスピードがありましたので、大きな自信を持ってラリー・ポルトガルに臨むことができます。我々のクルマはポルトガルでも強さを発揮する自信があります。路面がスムーズで、流れるようなコーナーがより多くあるという違いはありますが、ラリー・ポルトガルのコースは、ラリー・アルゼンティーナと非常に良く似ています。ですから、我々のクルマがポルトガルのコースに合わないようなことはあまり考えられません。先週、事前テストをポルトガルで2日間行ない、その内容にはとても満足しています。テストドライバーであるユホ・ハンニネンと一緒にテストをし、クルマにファインチューンを施したところ、非常に良いフィーリングを得ることができました。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    良いフィーリングでポルトガルを迎えることができそうです。クルマはきっと力強いパフォーマンスを示してくれるはずです。先週の事前テストではさらなる改善と、性能向上に注力しましたが、すべてがとても良好でした。ラリー・ポルトガルは私のお気に入りのラリーのひとつで、あの素晴らしい雰囲気を味わうことをいつも楽しみにしています。また、私にとっては2009年にWRCデビューを飾った思い出深いラリーでもあります。アルゼンチンと同様のパフォーマンスを発揮することが目標ですが、状況を見ながら戦いを進めていくつもりです。デイ2の金曜日は、出走順の関係で我々にとって厳しい1日となることが予想されます。自分たちよりも前に2台が走るので、その走行ライン上を走ることになるでしょうが、とにかくポルトガルは路面のルーズグラベル処理がタイムに大きな影響を及ぼすラリーです。また、選手権争いに関してもポルトガルは重要な1戦となります。アルゼンチンでは上位とのポイント差を少し縮めることができたので、ポルトガルでもそれを目標に置いて戦います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    ポルトガルは私が昨年初めてWRカー(ワールドラリーカー)をドライブしたラリーなので、ポルトガル以降のイベントは経験差による不利が少なくなるのではと期待しています。シーズンの序盤浮き沈みが大きかったのは事実ですが、それでもいくつかのラリーでは自分でも驚くほどの速さがありました。ポジティブな要素が多くありましたので、ネガティブな出来事から多くを学び、それをシーズン後半に改善の糧として活かしたいと思います。今後はWRカーでの出場経験があるラリーが続き、特にポルトガルは基本的に去年と同じ道を走るので、自分にとってはチャンスです。アルゼンチンでもクルマのセットアップに関してはかなり満足していましたが、事前テストではさらなる改善をヤリスWRCに施すことができました。ラリー本番ではラリー・アルゼンティーナの時とは違い、最初のステージから全開で行ける自信があります。

  • 【WRC】 トヨタ:タナックが首位を守りきりチーム加入後、初優勝

    【WRC】 トヨタ:タナックが首位を守りきりチーム加入後、初優勝

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第5戦 ラリー・アルゼンティーナの競技最終日デイ4が4月29日(日)にビジャ・カルロス・パスの西南エリアで行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が今シーズン初優勝を果たした。また、ラリー・アルゼンティーナ初出場だったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は、総合8位でフィニッシュした。

    ラリー・アルゼンティーナのデイ4は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西南エリアに広がる山岳地帯で3本のSSが行なわれた。デイ3までに10本のSSベストタイムを記録し2位の選手に46.5秒という差を築いていたオット・タナックは、難易度が高いステージが続くデイ4では、勝利を確実にするためペースをやや抑えて走行。最終的には2位に33.7秒差をつけ、チーム加入後5戦目にして優勝を達成した。なお、タナックとチームはドライバーズ選手権およびマニュファクチャラーズ選手権で現在3位につけており、2位との差は前戦よりも縮まった。

    デイ3で総合6位につけていたエサペッカ・ラッピは、初出場のアルゼンチンで何度もパンクに見舞われたが、デイ4でも最初のSSでパンクを喫し、順位をふたつ下げ総合8位でラリーを終えた。いくつかのSSでトップに迫るスピードを示していただけに残念な結果ではあるが、WRCの中でも1、2を争うほど困難と言われるラリーですべてのSSを走り切り、多くの経験を積み重ねたことはプラス材料といる。また、ヤリ-マティ・ラトバラはデイ2でクルマを石にヒットした結果リタイアとなったが、パフォーマンスについてはトップを競えるレベルにあり、次戦での活躍が期待される。

    WRC次戦は、5月17日から20日にかけてポルトガル北部ポルト近郊のマトジニョスを中心に開催される、シリーズ第6戦「ラリー・ポルトガル」。コースはグラベル(未舗装路)だが、砂状の路面や硬い岩盤の路面などコンディションは様々。1回目の走行では路面の表層が「ルーズグラベル」と呼ばれる滑りやすい砂や砂利によって覆われているため、走行順が早い選手は十分なグリップが得られない状況で走ることになる、また、2回目の走行では路面が掘れて深い轍(わだち)が刻まれ、掘り起こされた石によってパンクの危険性が高まるなど、ラリー・アルゼンティーナと同様タフな戦いが予想される。

    豊田章男(チーム総代表)
    日本から見て地球の反対側となるアルゼンチンからタナック選手のヤリスでの初優勝のニュースが届いたこと大変嬉しく思います。タナック選手、ヤリスでの初優勝おめでとう、ありがとう! そして、応援いただいたファンの皆様、本当にありがとうございました。昨年のラリー・アルゼンティーナで、我々のヤリスはその荒い路面に徹底的に傷めつけられました。しかしチームメンバーはそこから学び、改善し、今年は表彰台の頂点に立てるまでのクルマを作りあげてくれました。今回は残念ながらリタイアしてしまったラトバラ選手も、タナック選手に匹敵するペースで走り「ヤリスは本当に速かった」という心強いコメントをしてくれました。8位で走りきったラッピ選手も初のラリー・アルゼンティーナで、数多くのことを学べたと頼もしいコメントを残してくれています。WRCの道の上で、全てのチームメンバーが成長を続けクルマが鍛えられていること、本当に頼もしく思います。2年目のシーズンはこれから中盤戦に入ります。今後もファンの皆様に嬉しいニュースをお届けできるよう、我々TOYOTA GAZOO Racing WRTは全力で走り続けます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々チームにとって本当に素晴らしい結果になりました。オットは週末を通して非常に力強く、最終日はやや抑え気味のペースでしたが、とても難しいステージでしたので、この素晴らしい勝利のためにあえてリスクを冒す必要はまったくなかったと思います。オットがチームに加入して最初の優勝は、もっともハードなラリーのひとつであるアルゼンチンで実現されました。このような困難なコンディションで、我々のクルマが速さと強さを備えていることを皆さんの前でお見せすることができたと思います。週末を通してこれほどの強さを発揮できるとは、以前は夢にも思いませんでした。アップ&ダウンのラリーが続いていたので、この勝利にはとても重要な意味があります。クルマに高いパフォーマンスがあることは分かっていましたが、チームがハードワークを続けたことによってついに素晴らしいリザルトを得ることができました。今後も変わらず良い方向に進んで行くことを期待しています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    このチームで最初の優勝を飾ったことに特別な思いを感じます。改善を重ねた結果クルマは急速に進化し、現在は完全に私が望む状態に仕上がり、確固たる自信を持って走ることができています。また、チームが私をしっかりと支え続けてくれることに心から感謝しています。この難しいラリーで初めて優勝でき、とても満足していますが、決して簡単なラリーではありませんでした。序盤はかなり激しく攻め2位との差が大きく広がったので、以降はペースをうまくコントロールすることができました。そして今日は、さらに余裕を持った走りをしました。すべてが良い方向に向かっており、上位との選手権のポイント差も縮まってきています。シーズンはまだ長いので、次戦以降も今回と同じように戦い続けたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    今回のラリー・アルゼンティーナではいくつかポジティブな要素がありました。初出場にも関わらずペースは自分が予想していた以上に良かったと思いました。我々のクルマが今回のラリーでベストだったことは、オットがラリーを通して速かったことでも明らかです。彼の勝利を心から祝福したいと思います。今週末は何度もパンクをしてしまいましたので、何が原因なのかを精査しなければなりません。色々な事が起こり多くのタイムを失ってしまいましたが、すべてのステージを走り切り、多くの経験を得ることができたのは収穫です。シーズン序盤は経験が十分ではないラリーが続いたこともあり簡単には行きませんでしたが、ポジティブな事も多くありましたので、それを次のラリー・ポルトガルで活かしたいと思います。

    ラリー・アルゼンティーナ デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 3h43m28.9s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +37.7s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m15.7s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +1m58.6s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m02.6s
    6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +3m06.3s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +3m25.7s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +4m32.6s
    9 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +5m38.6s
    10 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+12m15.8s
    R ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

  • 【WRC】 トヨタのオット・タナックが今季初優勝!

    【WRC】 トヨタのオット・タナックが今季初優勝!

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦ラリー・アルゼンティーナが最終日を迎え、トヨタのオット・タナックがチームに今シーズン初優勝をもたらした。

    2日目に総合首位に浮上したオット・タナックは、その後のラリーを支配。最終的に2位に37.7秒差をつけてトヨタ加入後5戦目にして初優勝を遂げた。トヨタにとっても昨年の第9戦ラリー・フィンランド以来となる今シーズン初優勝。

    2位にはヒュンダイのティエリー・ヌービル、3位には同じくヒュンダイのダニ・ソルドが続いた。

    オット・タナックのチームメイトであるエサペッカ・ラッピは8位。ヤリ-マティ・ラトバラは2日目にリタイアしている。

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第5戦ラリー・アルゼンティーナ 結果

    Pos. No. Driver Machine Time
    1 8 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC 3h43:28.9
    2 5 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC +0:37.7
    3 6 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +1:15.7
    4 1 セバスチャン・オジエ フォード・フィエスタWRC +1:58.6
    5 4 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +2:02.6
    6 2 エルフィン・エバンス フォード・フィエスタWRC +3:06.3
    7 10 クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +3:25.7
    8 9 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +4:32.6
    9 3 デーム・.スニネン フォード・フィエスタWRC +5:38.6
    10 31 ポンタス・ティデマンド シュコダ・ファビアR5 +12:15.8