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  • 【MotoGP】 ホンダ:第16戦 オーストラリアGP 初日レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第16戦 オーストラリアGP 初日レポート

    ロードレース世界選手権 MotoGP 第16戦オーストラリアGPのフリー走行は、午前中は青空が広がるまずまずのコンディションだったが、午後になると雲が空を覆い、強い風が吹く厳しい条件となった。

    その中で、総合首位のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が順調にメニューを消化して初日2番手につけた。午前のFP1では1分29秒台から30秒台で連続ラップをこなし、ベストタイムを記録。

    午後のFP2では、トップタイムこそアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に譲ったが、1分29秒台の安定したタイムで2番手につけ、4年連続のポールポジション獲得と2年ぶりの優勝に向けて、好調子をアピールした。

    4番手につけたのは昨年のウイナーのカル・クラッチロー(LCR Honda)で、1回目のセッションではタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず10番手だったが、2回目の走行では1分29秒台に入れて4番手へと浮上した。しかし、安定したタイムを刻めていないことから、土曜日のフリー走行、予選では、アベレージを上げることに全力を注ぐ。

    前戦日本GPではトレーニング中に右脚を負傷して欠場、2戦ぶりに復帰のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、地元ファンの声援を受けて1回目のセッションで3番手。2日回目のセッションでも6番手と、今季最も気合の入った走りでファンを喜ばせた。「今大会の目標はトップ10に入ってダイレクトにQ2進出を果たすこと」と語るジャック・ミラー。 その目標達成に向けて、まずは一歩前進となった。

    ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、低い路面温度によるグリップ力の不足と強風に苦戦し、思うようにタイムを伸ばせなかった。2日目のフリー走行と予選では、フロントのフィーリング改善とリアのスピニング対策に集中する。

    ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)もセットアップに苦戦、午後のセッションでは転倒を喫し、思うようにタイムを短縮できなかった。2日目のセッションではタイムの短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス (MotoGP 2番手)
    「今日は満足しています。FP1からいいベースのセットアップでスタートできました。そしてすぐにいい感触をつかめました。ペースは速く、タイヤを使っていい仕事ができました。明日はもっとセットアップを進めたいです。特に高速コーナーでのマシンの安定性に取り組みたいです。その部分に取り組んで一歩進むことができれば、さらに速くなる箇所がまだ数箇所あります。今日の気温は低く、また風も強かったので、時折りフロントがホールドしそうになりました。でも、こういうことは、このサーキットでは普通のことですから、それを防ぐためのセットアップと妥協点を見つけていかなくてはなりません」

    カル・クラッチロー (MotoGP 4番手)
    「一日を終えてみて、自分たちのパフォーマンスには十分に満足していますが、今夜は一晩中、マシンのセッティングを変える必要がありそうです。今日はタイヤの感触があまりよくありませんでしたが、最後は大きく前進できたと思います。明日の予選と日曜日で、どれだけ力を発揮できるか楽しみです。おそらく激しいバトルになると思います。どのような結果になるか楽しみです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 6番手)
    「アドレナリンが出ているからなのか、体調はあまり悪く感じませんでした。このサーキットは高速コーナーが多く、切り返しがたいへんなのでまだ少し力が足りません。いつものような速さを感じませんが、一日を通していいスピードがありましたし、自分のペースには満足しています。午前中に3番手となり、これで勢いに乗りました。FP3でラップタイムが上がるかどうか分からないので、午後のセッションも速く走ることが重要だと分かっていました。そのため、今日の大きな目標はトップ10に入ることでした。このサーキットは大好きです。雰囲気も大好きです。多くのファンがサポートしてくれるので、とてもうれしいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 9番手)
    「今日はいいセッティングを見つけるのに少し苦労しました。いくつか試しましたが、まだ改善の余地はあります。タイヤをいくつか試しましたが、セットアップを少し調整しなければなりません。午後はアスファルトの温度が午前中より少し上がりましたが、風と曇り空で気温は下がりました。今のところ、スピンに少し苦戦しています。フロントのフィーリングも上げなければなりません。明日は一歩前進できることを願っています」

    ティト・ラバト (MotoGP 19番手)
    「今日は、朝のセッションでとても速かったにもかかわらず、楽なスタートにはなりませんでした。FP1では一度もタイヤを変えずに走って、気持ちのいいペースをつかむことができました。FP2も同じように周回数を重ねたかったのですが、10周目に転倒してしまいました。この転倒がなければ、ポジティブな一日でした。トップタイムからは1.3秒しか離れていませんが、まだ問題をたくさん抱えながらの走行です。もっと扱いやすいマシンにできれば、決勝ではもっと戦えるようになっていると思います。ブレーキングからの立ち上がりで、もう少しスピードに乗せてマシンを切り返せるようにしていきたいと思います」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 オーストラリアGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 オーストラリアGP 初日レポート

    ロードレース世界選手権 第16戦 オーストラリアグランプリ。好天に恵まれたフィリップアイランド・サーキット。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、フリープラクティスの初日、マシン・セッティングを中心に行ってそれぞれ5番手と12番手につけた。

    第15戦、日本GP終了時点でシリーズランキング3位につけ、2位との30ポイント差を追うマーベリック・ビニャーレスは、午前中の第1セッションからペースをつかんで2番手へ浮上。

    そのあとはマシン・セッティングに集中し、1分29秒781のベストタイムで5番手でセッションを終了。トップとの差は0.179秒だった。午後からの第2セッションでもスタートからわずか2、3ラップで2番手へ浮上。そのあとはさまざまなセッティング・オプションを試すことにしていたが、残り20分の第8コーナーで転倒を喫して計画を変更せざるを得なくなった。すぐさまマシンを起こしてピットに急ぎ、ライバルたちがタイムアタックを始める最後の15分に間に合うようコースに復帰。タイム短縮を試みたが、7ラップ目に記録した1分29秒423によって初日の総合順位は5番手、トップとの差は0.198秒となった。

    一方のバレンティーノ・ロッシも、ドライ・コンディションを有効に使って順調にウイークをスタート。先週、日本GPで転倒した際に右肩を傷めているが、フリープラクティス第1セッションから果敢に攻めて順調にペースを上げていった。そして一旦トップ10まで浮上したあとはマシン・セッティングに集中。1分30秒553のベストタイムを記録したもののトップから0.951秒差の13番手でセッションを終了した。

    第2セッションでは序盤で5番手へ浮上する好調ぶり。その後セッティング作業に戻るとライバルたちのタイム更新もあって順位を下げたが、すぐに反応してセッション終盤では1分30秒の壁を破り1分29秒977へ更新。これで第1セッションのタイムをコンマ5秒以上も上回ったが、第2セッション、総合ともに12番手で初日を終えた。トップとの差は0.752秒。

    Monster Yamaha Tech 3 Teamのヨハン・ザルコがフリープラクティス初日を8番手で終了。午前中に行われた第1セッションでは2番手を獲得し、第2セッションもタイムを更新して3番手に0.354秒差まで近づいた。

    一方、ジョナス・フォルガーに代わって出場が決定したブロック・パークスもホーム・グランプリで好調ぶりを発揮。フリープラクティス第1セッションでマシンのフィーリングを確かめたあと、第2セッションでは0.902秒更新した。

    ウイーク2日目は現地時間10:55にフリープラクティス第3セッションがスタート。両ライダーとも予選に向けて、さらなる進化を目指す。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (初日フリー走行総合8番手/1分29秒423)
    「一日を通して好調でした。転倒するまでは多くのセクションでトップタイムが出ていたのですが、そのあとプッシュし過ぎて、結果的に転倒してしまいました。ライダーとして常に前進を目指さなければなりませんが、これは私のミスです。タイヤがまだ十分に暖まっていないのに、限界を超えてプッシュしてしまったのです。転倒のあとは、その前のように走ることはできまんせでした。それでも1分29秒台をキープすることができたので、ベース・セッティングがうまくいっている証拠です。それをさらに煮詰めていかなければなりません。とくに第4セクションが課題。シーズン前のテストのときと状態が変わっているのですが、決して悪くなったわけではありません。気温は前より低いけれど、しっかりグリップしてくれています。明日はさらに上を目指します。でも今日までのところには満足しています」

    バレンティーノ・ロッシ (初日フリー走行総合8番手/1分29秒977)
    「ポジションには満足していません。ここフィリップアイランドは、明日の天気がどうなるかまったくわからないので、今日は何としてもトップ10に入っていなければなりませんでした。でもそれ以外のところでは、とても良い仕事ができたし、マシンのフィーリングも悪くありませんでした。終盤、よりポテンシャルの高いソフト・タイヤを履いてさらにモディファイを試みましたが、とくに高速コーナーで気に入りませんでした。それでトップ10入りを逃してしまったのです。課題はまだたくさんあります。タイヤ・チョイスも未定です。だからこそ明日も好コンディションを期待しているのです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「先週とはまったく違うスタートになりました。すべてが通常の状態に戻ったという感じです。でも最終結果はわれわれの本当のポテンシャルを反映したものにはなりませんでした。マーベリックが第2セッション中盤で転倒してしまったことは非常に残念。あれがなければ順位は大きく変わっていたでしょう。第1セッションでは自信を持ってハイペースをキープしており、マシンの挙動にも満足しながら、しかもまだ余裕があったのです。バレンティーノは、右肩に痛みがあったにもかかわらず、両セッションを好調に走り切りました。ソフト・コンパウンドを履いたときにセッティングが好みのものでなかったため、タイヤのポテンシャルをフルに引き出せなかったことが残念。明日も好調をキープできるようベストを尽くします」

    Monster Yamaha Tech 3 Team
    ヨハン・ザルコ (初日フリー走行総合8番手/1分29秒667)
    「ウイーク初日を順調にスタートすることができました。ペースも非常に良く満足しています。フリープラクティス第1セッションからマシンのフィーリングが良く、ラップタイムも序盤から上がっていきました。このことで自信がついたので、リラックスしてその後の作業を進めることができ、とても良かったです。第2セッションではタイムはほとんど変わりませんでしたが、プッシュを続けて問題点の解決を目指しました。このサーキットは風が強くて、高速走行中はマシンが激しく揺さぶられたりするので、とくに安定性追求に集中して取り組みました」

    ブロック・パークス (初日フリー走行総合24番手/1分32秒1525)
    「オーストラリアGPに召集されたのは先週金曜日。私がアンドラにいたときのことで、まさにぎりぎりのタイミングでした。その翌日、エルブ(ポンシャラル)から話を聞き、すぐに飛行機に乗って、週の半ばにようやくここにたどり着きました。正直なところ、自分ではもう少し早くマシンに慣れることができると思っていたのですが、実際には苦労しています。午後にはちょっとした転倒もあって時間を無駄にしてしまいました。それでも、今日一日で少しずつ調子が上がってきています。ここには世界のトップライダーが集まっていて、彼らはみな長くそのマシンに乗っています。いきなりM1に乗り、すぐさま結果を出すのは簡単なことではありません。でも今のところ順調に進んでいます。明日が楽しみです」

  • 【MotoGP】 第16戦 オーストラリアGP:A.エスパルガロが初日トップ

    【MotoGP】 第16戦 オーストラリアGP:A.エスパルガロが初日トップ

    ロードレース世界選手権 MotoGP 第16戦 オーストラリアGPのフリー走行2回目が20日(金)にフィリップアイランドで行われ、アレイシ・エスパルガロ(プリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)がトップタイムを記録した。

    気温16℃、路面温度31度のドライコンディション。アレイシ・エスパルガロは1分29秒225をマークして初日のトップに立った。2番手には0.005秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が続いた。

    以下、カル・クラッチロー、マーベリック・ビニャーレス、ジャック・ミラー、アンドレア・イアンノーネ、ヨハン・ザルコ、ダニ・ペドロサ、ポル・エスパルガロまでがトップ10入り。

    ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が11番手タイム、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は12番手タイムだった。

    2017 MotoGP 第16戦 オーストラリアGP フリー走行2回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分29秒225
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒230
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分29秒322
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分29秒329
    5 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒423
    6 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分29秒466
    7 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分29秒604
    8 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分29秒667
    9 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒702
    10 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分29秒760
    11 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分29秒820
    12 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒977
    13 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分29秒987
    14 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒046
    15 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒085
    16 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分30秒140
    17 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分30秒269
    18 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分30秒274
    19 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒546
    20 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒682
    21 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分30秒777
    22 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分31秒688
    23 23 ブロック・パークス モンスター・ヤマハ・テック3 1分32秒152
  • 【MotoGP】 第16戦 オーストラリアGP:マルク・マルケスがトップ発進

    【MotoGP】 第16戦 オーストラリアGP:マルク・マルケスがトップ発進

    ロードレース世界選手権 MotoGP 第16戦 オーストラリアGPのフリー走行1回目が20日(金)にフィリップアイランドで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がトップタイムを記録した。

    一周4.4kmのフィリップアイランドは、高速コーナーが連続するレイアウトで、シーズンを通して高いアベレージスピードの高速サーキットの一つ。アクセル全開で走る割合が多いので、エンジンの性能差がほとんど出ないサーキットとなっている。

    快晴のなかで行われたフリー走行1回目。マルク・マルケスは1分29秒602をマーク。2番手には0.093秒差でヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、3番手にはジャック・ミラー(エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS)が続いた。

    以下、アンドレア・アンドレア・ドヴィツィオーゾ、マーベリック・ビニャーレス、アンドレア・イアンノーネ、ポル・エスパルガロ、ホルヘ・ロレンソ、ブラッドリー・スミス、カル・クラッチローがトップ10入り。

    ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)は11番手タイム、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は13番手タイムだった。

    2017 MotoGP 第16戦 オーストラリアGP フリー走行1回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分29秒602
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分29秒695
    3 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分29秒724
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分29秒753
    5 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒781
    6 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分29秒857
    7 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分29秒878
    8 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分30秒059
    9 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分30秒279
    10 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分30秒384
    11 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒400
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒494
    13 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒553
    14 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分30秒879
    15 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分31秒001
    16 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分31秒174
    17 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分31秒329
    18 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分31秒457
    19 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分31秒599
    20 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分31秒614
    21 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分31秒994
    22 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒426
    23 94 ブロック・パークス モンスター・ヤマハ・テック3 1分33秒054
  • 【MotoGP】 ホンダ:第16戦 オーストラリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第16戦 オーストラリアGP プレビュー

    日本GPからの連戦となるMotoGP 第16戦オーストラリアGPが、10月20日(金)~22日(日)の3日間、フィリップアイランド・サーキットで開催される。

    一周4.4kmのフィリップアイランドは、高速コーナーが連続するレイアウトで、シーズンを通して高いアベレージスピードの高速サーキットの一つ。アクセル全開で走る割合が多いので、エンジンの性能差がほとんど出ない。

    また、こうした特徴により、スリップストリームを使い合うことになるため、毎年し烈なバトルが繰り広げられる。今大会も壮絶な優勝争いとなることが予想される。

    前戦日本GPは、3日間連続の雨という今季最も厳しいコンディションの中でレースが行われた。転倒車が多い中で総合首位のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とし烈な優勝争いを繰り広げ2位でフィニッシュ。2人のバトルは、今季最高と賞賛されるバトルとなった。

    今季6勝目は果たせなかったが、ツインリンクもてぎに集まったレースファンを熱狂したマルケスは、総合2位のドヴィツィオーゾに11点差をつけてオーストラリアGPに挑む。過去、フィリップアイランドでは、2012年にMoto2クラスのタイトルを獲得している。

    以後、MotoGPクラスで史上最年少記録でチャンピオンを獲得した2013年は、新しい路面にタイヤが適合せず、ドライコンディションでありながら“フラッグ・トゥ・フラッグ”でレースを行うという変則ルールで決勝が行われ、ピットインの指示をチームがミスしたことで失格になっている。そして、2014年は独走態勢に入りながらも転倒を喫し、2年連続、あと一歩のところで優勝を逃し、MotoGPでの3年目となる2015年に大会初制覇を成し遂げた。日本GPでタイトルを決めてオーストラリアGPに挑んだ昨年は、3年連続となったポールポジション(PP)から勝利に向けて快走したが、タイトル争いのプレッシャーから解放されたこともあり、攻めの走りに徹したことで転倒してリタイアに終わっている。今年は、チャンピオン争いにとって重要な一戦となる。4年連続PPと今季6勝目に全力を注ぐ。

    ケガのため昨年の大会を欠場しているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、2年ぶりのオーストラリアGPとリタイアに終わった前戦日本GPの雪辱に全力を注ぐ。今年はウエットコンディションでタイヤの温度を上げられないという状況に苦戦している。過去3回優勝している日本GPも雨のために精彩を欠くことになった。今大会もウエットコンディションになれば、その対策に集中することはもちろんだが、ドライコンディションのレースを期待するばかりだ。前戦日本GPのリタイアでチャンピオンの可能性は消滅したが、15戦を終えて総合4位につけるダニ・ペドロサは、残り3戦でランキングを一つでも上げる戦いに挑む。

    昨年の大会で優勝しているカル・クラッチロー(LCR Honda)が、今季2度目の表彰台、初優勝に挑む。昨年の大会は予選2番手。決勝ではマルケスとバトルを繰り広げ、マルケスが転倒した後は、後続に大きなリードを築いて独走で優勝した。ホームグランプリの第12戦イギリスGPで4位になったあとの第13戦サンマリノGPでは転倒再スタートで13位。第14戦アラゴンGP、第15戦日本GPと転倒リタイアに終わっているだけに、今大会は4戦ぶりの快走に気合を入れている。

    第15戦日本GP直前にケガをして大会を欠場したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、ホームグランプリとなるオーストラリアGPで復帰する。右脚のケガの回復は順調で、昨年以上の走りを地元ファンに披露する意気込みだ。昨年は予選5番手、決勝10位。今年はそれ以上のリザルトに挑む。チームメートのティト・ラバトは、不安定な天候となった昨年の大会では予選21番手、決勝16位と苦戦した。今年は、昨年の経験を活かしコース攻略に挑む。

    マルク・マルケス (MotoGP 総合1位)

    「もてぎはいつも自分たちにはタフなサーキットですが、難しいコンディションの中、いいポイントを獲得することができました。日本GPを終えて高いモチベーションでオーストラリアに向かうことができます。フィリップアイランドは素晴らしいコースで大好きなサーキットの一つなので、この週末を本当に心待ちにしています。ハードで素早い切り返しを要求されるコーナーが多く、体力的に負荷の高いサーキットですが、毎年とても楽しんでいます。ツインリンクもてぎよりは自分たちには向いているサーキットだと思っています。天気がいいことを願い、いいセットアップが見つかるように一生懸命作業して、チャンピオンシップに向けて戦いたいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 総合4位)
    「日本GPはウエットコンディションとなり、難しい週末となってしまいました。しかし、次のレースに向けて気持ちを切り替えなくてはいけません。フィリップアイランドは大好きなサーキットの一つとは言えないので、いいペースをつかめるように一生懸命がんばらなくてはいけません。とにかく、それぞれのレースウイークを一つひとつ新しいストーリーだと考えて、ポジティブであり続けたいです。次の日曜日は天候に恵まれ、タイヤが正しく使える環境でいい順位でのバトルができることを願っています」

    カル・クラッチロー (MotoGP 総合9位)
    「もてぎの決勝は自分にとってはちょっとした災難でした。ウエットコンディションでの問題点を解消するよう、がんばってくれていたチームやHRCには申し訳ないと思っています。フィリップアイランドはグランプリのスケジュールの中でもいい時期に行われるレースの一つなので、より高いモチベーションでオーストラリアに来ています。去年はここで優勝しているので、今週末は前向きに臨みたいと思います」

    ジャック・ミラー (MotoGP 総合13位)
    「ケガからの回復は順調で本当に上手くいっています。そして、フィリップアイランドでまたマシンに乗ることができるので、非常にポジティブな気持ちです。日本GPの欠場については、難しい決断でしたが、フィリップアイランドで最高の状態で挑むためには、必要なことでした。ホームグランプリの観衆の前でコースに戻るのが待ち遠しいです」

    ティト・ラバト (MotoGP 総合19位)
    「もてぎでは、どこに向かって走行しているのか分からないような本当にタフなレースでした。それだけに、あのような状況でチャンピオンシップのポイントを獲得できたことはうれしいことでした。次戦は素晴らしいサーキットの一つであるフィリップアイランドです。Moto2では表彰台を獲得しているので、自分が速く走れることは分かっています。いつも通り、自分のチームクルーとベストなセットアップに向けて作業するつもりです。3日間とも天気がよくて、雨も風もあまりない日になることを願っています」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 オーストラリアGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 オーストラリアGP プレビュー

    15日に日本GPを終えたばかりのMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ、今週末はアジア/オセアニア・ラウンドの2戦目、フィリップアイランド・サーキットで行われる第16戦オーストラリアGPを迎える。

    第15戦終了時点でランキング3位につけるマーベリック・ビニャーレスは、得意のフィリップアイランドで2位との30ポイント差を縮めようと意欲を燃やしている。これまでに合計3回、表彰台に上っており、2013年にはMoto3で2位、2014年にはMoto2で優勝、そして2016年には最高峰クラスで3位を獲得した。

    バレンティーノ・ロッシは現在ランキング5位。フィリップアイランドでの活躍はよく知られており、日本GPでの不運なノーポイントを取り戻してポジションアップを狙う。1998年と1999年は250㏄クラスで優勝、2000年は500㏄クラスで3位、2001年から2005年は5年連続で最高峰クラス優勝、2006年と2007年に同クラス3位、2008年と2009年に同2位、2010年は同3位と13年連続で表彰台を獲得。2011年と2012年は喝采から遠ざかったが、2013年に3位を獲得して表彰台に復帰し、翌2014年に優勝、2016年は2位を獲得した。

    フィリップアイランドで初めてモーターサイクル・レースが行われたのは1931年。1956年には恒久的な施設となり、1968年までグランプリを開催した。1989年と1990年に一旦、GPカレンダーに復帰し、1997年からはその常連として固定された。海に面した美しいロケーションに加えて、7つの左コーナーと5つの右コーナー、900mのストレートを含む、流れるようなレイアウトが多くのファンから愛されており、毎年、大勢が遠方から足を運ぶ。

    マーベリック・ビニャーレス
    「日本GPではベストを尽くしましたが、残念ながらまだ足りなかったようです。これからは次のオーストラリアに照準を合わせ、チャンピオンシップ・ランキングを上げるために頑張っていきたいと思っています。私にとってフィリップアイランドは大好きなコースのひとつで、レイアウトも雰囲気も最高。2月にテストしたときには私が最速だったので、今回もやる気は十分です。ポイント争いの行方は最後までわかりません。逆転を目指して100%の力を注ぎます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「もてぎでは非常に苦労しましたが、今はもう気持ちを切り替えて、あのときの問題を解決するためにチームのみんなと力を合わせて頑張っています。あとはフィリップアイランドでドライ・コンディションに恵まれることを願うばかり。大好きなこのコースで良い条件で走ることができれば、初日の金曜日から順調に仕事を進めることができるでしょう。日本GPで転倒したあと、ちょっと痛みがあるだけで体調にはまったく問題ありません。ウイーク中ずっと晴れてくれることを望んでいます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「もてぎのレースのあと、すぐにオーストラリアへ移動しました。前回のレースは予定通りにはいきませんでしたが、今はそれよりも、次のチャンスに賭けています。つまり日本GPでの経験をモチベーションに変え、次のフィリップアイランドで生かしたいと思っているのです。ここはチームにとって、MototGPカレンダーのなかでも最も相性の良いコースのひとつだと考えています。コースレイアウトがわたしたちのマシンに合っているということだけではなくて、海に近い美しいロケーションが大いに楽しませてくれるのです。今年の初めにここでテストを行い多くのデータを収集していますが、この金曜日以降、さらに加えていくことになります。フリープラクティスを有効に使い、手ごたえをつかめるよう期待しています」

  • 2017年 MotoGP 日本グランプリ:ツインリンクもてぎ 3日間の入場者数

    2017年 MotoGP 日本グランプリ:ツインリンクもてぎ 3日間の入場者数

    ツインリンクもてぎは、2017年 ロードレース世界選手権 第15戦 日本グランプリの3日間の入賞者数を発表。3日間で8万9,501人がサーキットに足を運んだ。

    3日間とも雨に見舞われた2017年のMotoGP 日本グランプリだが、決勝日は5万2,439人がサーキットを訪れ、3日間合計でも昨年を上回った。

    2011年に東日本大震災が起こった際には過去最低の観客数を記録したが、それ以降、サーキットを訪れる人の数は増えており、今年まで増加傾向は続いている。

    2017年の日本グランプリは、タイトル確定の可能性はなかったものの、ラインキング首位のマルク・マルケス(ホンダ)と2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が最終ラップまで接戦バトルを繰り広げ、最終コーナーでドヴィツィオーゾが逆転優勝を果たすという劇的なフィニッシュとなった。

    MotoGP 日本グランプリ 観客数推移

      合計 決勝日
    2017年 89,501 52,439
    2016年 88,472 52,216
    2015年 85,403 50,985
    2014年 70,271 42,856
    2013年 61,097 40,233
    2012年 59,438 37,459
    2011年 53,212 33,096
    2010年 64,823 40,113
    2009年 65,332 41,533
    2008年 87,315 57,865
    2007年 90,314 57,617
    2006年 96,400 63,195
    2005年 96,050 69,015
    2004年 94,703 –
    2003年 80,238 56,008

    関連:
    ・2017年 WEC 富士6時間レース:富士スピードウェイ 3日間の入場者数
    ・2017年 F1日本グランプリ:鈴鹿サーキット 3日間の入場者数

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    2017 MotoGP 第15戦日本グランプリがツインリンクもてぎで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、最後の最後までポイントリーダーのマルク・マルケス(ホンダ)と激しいバトルを展開し、ついに最終ラップでエキサイティングな逆転劇を演じて、首位でチェッカーを受けた。ランキング2位のドヴィツィオーゾは、トップのマルケスとのポイント差を11に縮め、残り3戦でタイトル奪取に賭ける。

    3列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、序盤に3番手にポジションを上げ、12周目までレースをリードしたダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)とマルケスの後につけた。ドヴィツィオーゾは、このレースで3位表彰台を獲得したペトルッチを攻略するとすぐさま首位を行くマルケスをロックオン、21周目に攻略に成功。しかし、その3周後にマルケスの再逆転を許した。ドヴィツィオーゾはペースを落とすことなくマルケスの背後を追走、最終ラップ、チェッカーまで残り4コーナーで再々逆転に成功し、そのままフィニッシュラインを通過した。

    チームメイトのホルヘ・ロレンソは、2列目からスタートし、最終的に6位でチェッカーを受けた。スタートよく飛び出したロレンソは、オープニングラップを首位で終えたが、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)と接触し、さらにリアタイヤのグリップ不足に苦しみ、順位を落とした。残り6周、9位走行中のロレンソが反撃に転じて、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ザルコをオーバーテイク、6位でフィニッシュした。
    今日のリザルトにより、ドゥカティは獲得ポイントを273に伸ばし、コンストラクターズランキング2位に浮上した。

    第16戦オーストラリアGPは、10月22日にフィリップアイランドで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 1位
    「スタート時点であまりグリップが良くなかったうえ、マシンフィールも良くなかったので難しいレースだった。だが、ギブアップする気持ちはまったくなかった。タイムロスしている時も諦めるつもりはなかった。マルク(マルケス)が本当に速くて、最後まで強敵だったが、自分の方が速いセクションがあったし、最終ラップでマルクがちょっとしたミスを犯したおかげで彼に追いついて、ターン11で攻略することができた。マルクが最後まで諦めないことはわかっていたし、案の定、最後は2コーナー連続で仕掛けて来た。しかし、それは想定内で、しっかりとインを閉めていたので、僕をオーバーテイクするには大回りするしかなかった。チームの士気とタイトル争いを考えると、もてぎでは何としても勝たなければならなかったが、それができたので本当に嬉しい」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 6位
    「自分のレースには満足できない。路面にこれほどまで水が溜まっていなかったら勝てるポテンシャルがあっただけに悔しさが残る。このコンディションで速く走れるセットアップが見つからなかった。リアグリップが得られなかったので、あれ以上は何もできなかった。とはいえ、レース中は徐々にマシンフィールが掴めてきて、ペースを上げることができた。おかげでビニャーレス、ザルコ、アレイシ・エスパルガロをパスできた。終盤はトップと比べて1秒も遅かった。今週末は一貫して速いペースで走れていたので残念だ。優勝したアンドレアを祝福したい。彼は肉体的にも精神的にも強いライダーであることを証明した。ワールドタイトルに向けて、できることをすべてやっている。その努力には脱帽するしかない。もう一度彼とチーム全員を祝福したい!」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
    「今日はチームに緊張感が漂っていたが、最終的に大きな満足感を味わうことができた。アンドレアは素晴らしかった。完璧なレースで、マルケスとの差を11ポイントに縮めた。日本で今季5勝目をマークしたことが重要であり、本当に嬉しい。一方、ホルヘは気の毒だった。彼は週末にずっと戦闘力を維持していたが、それがリザルトに結びつかなかった。気持ちを切り替えて、フィリップアイランドに集中しなければならない。最終戦まで厳しい戦いが続くことに疑いの余地はないが、正しいカードを切って、最後の最後まで戦い抜く」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    MotoGP ロードレース世界選手権 第15戦日本GPは、フリー走行、予選、決勝と3日間ともにウエットコンディションの中で行われた。

    今季11回目のフロントローとなる3番グリッドから決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は2位でフィニッシュし、今季10度目の表彰台を獲得した。

    レースでは、フロントローから絶好のスタートを切ったマルク・マルケスが、まずホールショットを奪う。その後、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に先行を許すが、4周目に2番手に浮上すると、12周目を終えるまで、首位を走るペトルッチを追撃。13周目にペトルッチをかわしトップに浮上すると、2番手に浮上してきたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とし烈な首位争いを展開、最終ラップの最終コーナーでトップに立つも、クロスラインでドヴィツィオーゾに抜かれ、2位でフィニッシュした。

    惜しくも優勝を逃したマルク・マルケスだが、2位でフィニッシュしたことで、今大会優勝したドヴィツィオーゾに11点差をつけ、ランキングトップをキープしている。

    以下、厳しいコンディションの中でHonda勢は苦戦のレースとなり、ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が15位。ジャック・ミラーの代役として出場の青山博一(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、18位で完走を果たした。

    予選6番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は思うようにペースを上げられず、21周を終えてピットに戻り、リタイア。カル・クラッチロー(LCR Honda)も転倒を喫し、リタイアとなった。

    マルク・マルケス (MotoGP 2位)
    「100%の力を出せるよう、最終ラップの最終コーナーまで戦い続けました。今日のレースは、チャンピオンシップを争っている2人による、優勝をかけたすばらしい戦いでした。今日はコース上に水が多く、またそのほかの理由からも、予想していたよりも少し苦戦してしまいました。プッシュしつつもスムーズなレースをしようとしましたが、レース中ずっと、アンドレアがとても速かったです。最終ラップに入ったときには、少しだけ前にいることができましたが、8コーナーでミスをして、パスされてしまいました。アンドレアが前に行ってからは非常に強いブレーキングをしていたので、彼に合わせていくことができませんでした。最終コーナーでもう一度パスを試みたのですが、成功しませんでした。アンドレアは今日、信じられないようなレースをして優勝しましたが、彼がこのサーキットでとても速いことは分かっていたので、自分たちの結果には満足しています。ポイントも獲得でき、ファンの前でいいレースができたので、よかったと思います」

    ティト・ラバト (MotoGP 15位)
    「ウエットでとても寒く、難しい週末でしたが、ライディングスタイルとウエットでのブレーキングを改善するいい機会になりました。100%の力で走りましたが、より速く走るには、このコンディションはリスクが大き過ぎました。アクセルを開けたときに2度ほどリアから転倒しかけました。ここもてぎではポイントの収穫ができたので、来週のオーストラリアに向けてモチベーションがとても上がりました」

    青山博一 (MotoGP 18位)
    「レースでなにが起きたのか分からず、とても残念です。ウエットレースでしたので、自分の経験を活かし、今回はいいリザルトが得られるだろうと考えていました。しかし、2周目に転倒しそうになったことで、なんとかそこは切り抜けられましたが、タイムをロスしてしまい、私のレースは終わってしまいました。チームがいいリザルトを目指して努力してくれていただけに残念です。このような機会を与えてくれたチームに感謝します。ジャックの代役で1レースだけ参加するのは、簡単ではありませんでした」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP リタイア)
    「難しい一日でした。いいレースをできるすばらしい機会があっただけに、非常に残念です。FP1から昨日にかけてはとても改良ができていたのですが、今日のレース中に、リアタイヤに起きたことについてはまだよく分かっていません。レースの始めの方で、リアタイヤがスピンしてトラクションを失い、ストレートでスロットルを開けることができませんでした。この状況がずっと続いて、レース中盤を過ぎるとさらに悪化していきました。マシンを改善するためにできることはすべて試したのですが、その状況ではほとんど乗ることもできない状況でした。多くのタイムをロスしてしまい、ポイント圏外になったときに、転倒するよりもリタイアすることを選びました。路面に水が多かったので、リアタイヤにエクストラソフトを使うことについては問題がなかったと思いますし、実際にペトルッチは同じ選択をして表彰台を獲得しています。今回のデータをミシュランと一緒に検討して、同じことが起こらないようにしたいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP リタイア)
    「日本グランプリは非常に残念な終わり方になってしまいました。レース開始直後は戦えていましたが、はるか後方にいたため、ほかのマシンが巻き上げる水しぶきがひどく、安全性に不安を感じるほど周囲が見えにくくなりました。第7コーナーにできていた水たまりでリアブレーキを少し効かせながらわたったところ、ハイサイドになってしまいました。ピットに戻り、セカンドバイクに乗りましたが、バックストレートで水流の中を横切るときに転倒してしまいました。あまりプッシュしていなかったので、次のラップまでピットには行きませんでしたが、ポイント獲得の可能性がなくなったのでリタイアしました。次戦のオーストラリアでは、昨年勝っているので、ポジティブに挑めると思います」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 結果:ドヴィツィオーゾが逆転優勝!

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    フルウエットのコンディションのなかで行われたMotoGP 日本グランプリ。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは終始、安定した走りを見せて9位でゴール。バレンティーノ・ロッシは絶好のスタートを切ったあと8位を走行していたが、S字コーナーで転倒してそのままリタイアとなった。

    予選14番手、グリッド5列目からのスタートとなったマーベリック・ビニャーレスは、好ダッシュを見せて一気に8位へ浮上。

    タイヤが暖まるのを待つ間、3ラップ目には一旦、アレックス・リンス(スズキ)とバレンティーノ・ロッシに先行を許したが、この後退は長くは続かなかった。

    3ラップ後にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をパス。続いてバレンティーノ・ロッシが転倒したためマーベリック・ビニャーレスは再び8位へ浮上。その後もウエット路面に慣れるにつれて少しずつペースを上げ、順調に周回を重ねてゆくが、前を行くエレイシ・エルパルガロ(アプリリア)からはすでに大きく離されていた。

    レース後半に入るとロレンソが再び追い上げてきたため、残り6ラップは8位キープに目標を切り替えてバトルを展開。身体を伏せて懸命に逃げ切りを図るが、抑え切れずに9位でチェッカーを受けた。

    バレンティーノ・ロッシもグリッド12番手から好スタート。すぐさまチャージを開始し、3つポジションを上げてオープニングラップを終えた。その後も上位グループを逃すまいと懸命に食らいつき、6ラップ目にはロレンソをパス。しかし第8コーナーで転倒を喫し、再スタートすることはできなかった。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはそれぞれ、ランキング3位と5位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハがトップから29ポイント差の3位。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPがトップから43ポイント差の2位につけている。

    ヨハン・ザルコが8位獲得! 野佐根航汰は不運な結果
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、難しいコンディションのなか8位獲得と健闘。降り続く雨のなか、ポールポジションからスタートしたヨハン・ザルコは序盤、リズムをつかんでトップグループに加わりバトルを展開。その後、少しずつポジションを下げて8位でチェッカーを受けた。

    野佐根航汰は、前日のフリープラクティス第4セッションの転倒で右手を骨折した状態で果敢にも決勝に臨んだ。スタート直後にいくつか順位を上げていたが、4ラップ目に転倒してリタイアとなった。

    中須賀克行、日本人トップの12位でポイント獲得
    これまでのレース活動で経験のない最後列の8列目23番グリッドからスタートしたYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行は、 スコット・レディング(ドゥカティ)やサム・ローズ(アプリリア)らとのバトルをしながら徐々に順位を上げ、さらにレース途中でのリタイアライダーも手伝って12位でフィニッシュ。グランプリポイントを4ポイント獲得した。

    中須賀克行は今年で連続6回目の日本グランプリ参戦となるが、いずれもポイント獲得権内でゴールしており、その記録を更新することになった。また、2012年にスポット参戦したバレンシアGPでは2位、2011年にスポット参戦したバレンシアGPでは6位に入っており、出場したMotoGPクラスの全レースでポイントを獲得していることになる。

    チームはこのあと南半球へ移動。1週間後にフィリップアイランド・サーキットで行われるオーストラリアGPに出場する。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (9位)
    「午前中のセッションの状況からは、15位以内が目標でした。それを考えれば、予想よりも良い結果と言えます。決勝では序盤からプッシュ。必要なリスクをかけてベストを尽くしましたが、いずれにしても今日のこのような状況では、これが精いっぱいでした。今はもう、次のオーストラリアのことを考えています。タイトル獲得のチャンスについては最後までわからないと思いますが、少なくとも、オーストラリアではマシンもタイヤも異なり、間違いなく状況が変わります。大好きなコースなので、とても楽しみにしています」

    バレンティーノ・ロッシ (DNF)
    「非常に厳しいレースウイークが終わりました。ウエット・コンディションに手間取り力を発揮することができず、セッティングもなかなか思うように進みませんでした。決勝ではA・エスパルガロ(アプリリア)に食らいついていこうとしたのですが、残念ながら転倒という結果に終わってしまいました。シーズンも残り少なくなってきているので、このあとはとにかく良いレースができるよう尽力します。特に来週と再来週は重要で、このなかでできるだけ多くのデータをヤマハにフィードバックし、来年に向けたマシン開発に役立ててもらいたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「日本に到着した時点では、このような難しい展開になるとは思っていませんでした。問題解決のために懸命に努力してきましたが、最後まで答えを見つけることはできませんでした。ライダーたちは、ほとんどすべてのセッションでリア・グリップ不足に悩まされ、今日の決勝も同様の状態でしたが、マーベリックとバレンティーノは最後までベストを尽してくれました。依然、難しい課題が残されていますが、次回オーストラリアで、今後のために何らかの解決策を見つけたいと思います」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ (8位)
    「厳しいレースでした。スタートはうまくいったし、序盤のフィーリングもとてもよかったのですが、リアが少しスライドするような状態でした。それでもなんとかコントロールしながら周回を重ねていきました。一方でフロントの感触はまずまずで、ブレーキングは思い通りでした。何台かに先行され、4番手を走っていたときは、フロントにもう少し自信が持てるようになってからトップを追いかけようと考えていました。しかし想像とは逆の展開になってしまったのです。ブレーキングのフィーリングはずっとよかったにもかかわらず、タイヤを消耗してしまったのです。ストレートではスロットルを慎重にコントロールしてグリップを探しましたが、スピンが収まらず、ライバルたちに抜かれてしまいました。終盤で順位を下げたのは、これが原因です。でもあきらめず、来週のオーストラリアでまたトライしたいと思っています」

    野佐根航汰 (DNF)
    「今日は痛み止めを打ってウォームアップを走りましたが、その感触から、決勝レースに出場することを決めました。コースコンディションは午前中よりも厳しい状態で、もし怪我がなければ走りきれていたかもしれませんが、転倒リタイアとなり、不完全燃焼で終わってしまいました。このような結果となり、Tech 3、ヤマハ、そしてファンの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、僕にとってこの3日間は夢のような時間でした。チャンスをくれたチーム・マネージャーのポンシャラルさんとヤマハに感謝します。そしてファンの皆さん、応援ありがとうございました」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネージャー)
    「総合的に見れば、Monster Yamaha Tech3 Teamにとっては順調なレースウイークになったと思います。昨日はヨハン・ザルコがポールポジションを獲得。私たちチームの面々はもちろんですが、モチュールをはじめとするチームのパートナーたちにとっても最高にうれしい出来事でした。このような難しいコンディションになってしまったので、大変なレースになることは始めからわかっていました。コース上にはすでに深い水たまりができていて、雨は一向に止む気配がありませんでしたが、そのような中でヨハンは絶好のスタートを切り、終盤までトップ3にくらいついて行きました。残り5ラップくらいまでは楽に後続を抑えていたのですが、最後の最後でリアタイヤのグリップが落ちてペースが上がらなくなりました。最後は残念な展開になりましたが、8位獲得によって貴重なポイントを手にすることができました。総合的には良いウイークになったと評価しており、支えてくれたヤマハに感謝します。一方の野佐根航汰は、ウイーク初日の金曜日に素晴らしい走りを見せてくれたので、決勝はトップ10入りを期待することとなりました。しかし残念ながらフリープラクティス第4セッションの序盤で転倒し、右手を骨折してしまいました。そのような状態にもかかわらず彼は決してあきらめず、ひと晩のうちに何とか治そうと懸命に治療に励みました。そして今日の午前中のウォームアップ・セッションでは好調でしたし、本人もホーム・グランプリを走りたい気持ちが強かったので出場を決定したのですが、おそらく少し無理があったのでしょう。判断は間違っていなかったと思いますが、怪我の状態が決して良くないことはわかっていましたし、特にハードブレーキングが多いこのコースでは、非常に難しいチャレンジになったことは否めません。その意味で航汰には、とても感謝しています。彼は将来きっと、素晴らしいMotoGPライダーになるでしょう。私たちにとっては、彼をチームに迎えたことは喜ばしい経験でした。次のチャンスでは彼のフル・ポテンシャルを発揮させてあげたいと思います。チームのみんなに感謝し、これから荷物をまとめてオーストラリアへ向かいます。雨が降らないことを望んでいます」

    AMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (12位)
    「今大会は本当に苦しかったです。朝のウォームアップ走行で、ようやく自分の走りやすいマシンセットを見つけることができ、さらにファクトリーチームのデータも参考にさせてもらってマシン全体のフィーリングが良くなりました。最後列からのスタートはこれまでのレース活動で経験がないけれど、シグナルが遠くて見づらかったですね。スタート時も、第1コーナーでのライン取りで巻き込まれるのを避けるために、少し引いて様子を見ました。苦しいレースウイークでしたが、ライバルとしっかりとレースすることができましたし、最終的に12位に入ってポイントを獲得。しかも開発ライダーとしては、いいデータも残せたので、昨日までのフラストレーションは解消されました」

    鷲見崇宏 監督
    「朝からマシンセッティングをいろいろと変えて、ウエットではありましたがコンディションが一定だったのが幸いして、うまく改善することができました。最後列スタートという厳しい状況でしたが、なんとか勝負のできるマシンを中須賀手に渡すことができました。一方で、マシンを開発するという立場では、レースウイークの3日間ともウエットコンディションというのはほとんど記憶にないのですが、そうした環境下でリアルなデータを得ることができたので貴重な3日間となりました。ファクトリーチームそして中須賀選手の走行データとフィーリングを元に、さらなるマシン開発を進めます」

    関連:【MotoGP】 第15戦 日本グランプリ 結果:ドヴィツィオーゾが逆転優勝!