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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP 予選レポート

    フリープラクティス第3セッションと第4セッションはドライ・コンディションに恵まれ、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは前日に引き続きマシンのセッティング作業に取り組みながらQ2進出を決定。そのQ2では2分台を下回るタイムを繰り返し記録し、それぞれ4番手と5番手を獲得した。

    バレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第3セッションでトップタイムをマーク。Q2でも序盤から果敢にペースを上げ、1回目のアタックで7番手につけると次のトライで5番手に浮上した。このあとピットインの間に一時は8番手まで後退したが、残り4分でコースに戻り、残り2回のチャンスに全力をかける。そして1回目で1分59秒498をたたき出して一時トップに浮上。そのあとライバルたちが上回り、バレンティーノ・ロッシは4番手でセッションを終えた。トップとの差は0.286秒差だった。

    マーベリック・ビニャーレスは、バレンティーノ・ロッシとは異なる作戦でQ2に臨んだ。全長が比較的長いこのコースではセッション中の周回数がいつもより少なくなるが、マーベリック・ビニャーレスはそれを気にすることなく、ほとんどのライダーがピットを離れるのを待ってからスタートした。そして前方にクリアスペースを確保すると、1回目のトライでいきなり5番手のタイムを記録。次のアタックではさらに1分59秒673へと更新して2番手に浮上した。その後、約7分を残して素早いピットインを行い2分後にコースに戻ると、その最初のアタックで1分59秒538をマークして5番手から3番手へと浮上。しかし、チェッカーフラッグ後にライバルたちがタイムを更新し、マーベリック・ビニャーレスはトップから0.326秒差の5番手でセッションを終了した。決勝では、バレンティーノ・ロッシと並んでセカンドローからスタートする。

    ふたりのマシンには新たなカラーリングが施された。カウル下部にオレンジ色のENEOSのロゴが配され、2012年から続いてきたヤマハとENEOSブランドとのパートナーシップが強調されている。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは3戦連続でフロントローを獲得。セッション終盤で一時トップに立ったあと0.017秒差の2番手になったが、依然、ヤマハ勢トップの位置から表彰台を狙う。

    一方、ジョナス・フォルガーの代役としてMotoGPデビューを果たしたマイケル・ファン・デル・マークは、グリッド8列目を確保して決勝に臨む。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選4番手/1分59秒498)
    「午前中のセッションからすでにマシンのフィーリングが良く、全体的には順調でした。それでもトップの5、6台がかなり接近していてほとんど差がない状態だったので、午後からの予選に向けてなおも作業を続けました。Q2では懸命にプッシュしてラップタイムを更新。走りも非常に順調でした。そしてP1(予選1番手)のサインを確認したのですが、そのあと他のライダーたちが更新し4番手になりました。とはいえ4番手は悪くないポジションです。まだ十分にペースが上がらないセクションも残っているので、それを克服するために明日までにマシン・バランスを改良したいと思います。いつものように、決勝ではタイヤ・チョイスと天気が重要な鍵を握ることになりますが、タイヤは前後ともまだ決まっていません。ミディアムにするかハードにするか、またはそのコンビネーションでいくかを明日のコンディションを見て決めます。いずれにしても、好天に恵まれてスリックタイヤでレースに臨めるよう期待しています」

    マーベリック・ビニャーレス (予選5番手/1分59秒538)
    「予選タイムが非常に接近していて、トップとの差はわずか0.3秒なので満足しています。フリープラクティス第3セッションではフィーリングがあまり良くなかったのですが、第4セッションでは少しセッティング変更を行って改善できました。それでもさらなる改善の余地が残っているので、明日までにもっと煮詰めていかなければならないでしょう。タイヤに関してはフィーリングも上々で、選択の判断基準もはっきりしています。ウイークを通じてなかなか調子が上がらないレースもあるなかで、今回は確実に前進できており手ごたえを感じています。決勝では冷静さと賢明さが重要。なかでもタイヤ・チョイスは慎重に行わなければなりません。マシンは順調に仕上がってきており、とくにブレーキングでは他を凌ぐことができます。明日が楽しみです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日はドライ用のセッティングに取り組むことになり、チームはまた大変な作業を課せられました。この暑さのなかで3セッションを走るのは非常に苦しいチャレンジですが、バレンティーノもマーベリックもしっかりやり遂げました。最終的にふたりはマシンに好感触を得られるようになり、ハードにプッシュすることができました。バレンティーノはフリープラクティス第3セッションで早くもファステストタイムを記録する好調ぶり。今日は全セッションでハイペースを維持しており、4番手獲得と良い結果を出すこともできました。それでもまだ、明日までにさらに改良を目指しています。
    マーベリックは午前中のセッションではあまりフィーリングが良くありませんでしたが、チームクルーのサポートのおかげで予選セッションまでに改善され、バレンティーノと並んで2列目を確保できたのはとても良かったと思います。ほとんどすべてのタイヤ・チョイスを試して、すでに方向性は見えています。明日まで引き続き作業を行い、マシン・バランスを向上させてラップタイムの短縮につなげたいと思っています。天候がレース展開に大きく影響することになるので、どんな状況にも適応できるようしっかり準備しなければなりません」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ (予選2番手/1分59秒229)
    「Q2セッションの終盤でトップタイムをマークできたので、ポールポジションを獲りたいと思っていました。でもそれができなかったとしても、グランプリではフロントローに並ぶことが非常に重要です。1ラップのタイムだけでなく全体にペースが良かったので、明日の決勝も晴れて暖かくなれば、優勝を狙っていけると思っています。天候によって状況は変わってしまいますが、現時点では自信を持ってプッシュできることに満足しています。好レースを期待しています」

    マイケル・ファン・デル・マーク (予選22番手/2分02秒376)
    「予選の結果にはちょっとがっかりしています。午前中のフリープラクティス第3セッションで大幅な進化を実感できたのですが、それが結果につながらず、目標としていたポジションには届きませんでした。午後のセッションではリア・グリップに問題が出てしまい、1ラップ目は新品タイヤの挙動に苦労しました。2回目の走行になって少しフィーリングが良くなってきていたのですが、第5コーナーでいきなりフロントから転倒。ここまで順調に前進してきただけに、悔しい気持ちでいっぱいでした。またチームのみんなにもとても申し訳なく思っています。転倒は誰も望んでいませんが、さまざまな要因が重なって起こります。路面温度が高かったこともそのひとつで、私はそうした状況に慣れていなかったのです。午前中のセッションは全体的にペースが速く、そのなかでトップから2秒差に入っていたことは評価したいと思います。その一方で、コーナー立ち上がりでリアのスピンが激しいので、それを抑えることが明日に向けての最大の課題になります。決勝の中でまた多くのことを経験できるでしょう。誰かとバトルし、レースを思い切りエンジョイしたいと思っています」

  • 【MotoGP】 マルク・マルケス、チャンピオン獲得の条件 / マレーシアGP

    【MotoGP】 マルク・マルケス、チャンピオン獲得の条件 / マレーシアGP

    マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、ロードレース世界選手権 第16戦 マレーシアGPで、MotoGPクラスで2戦連続4度目、通算6度目のチャンピオンを獲得する可能性がある。

    前戦オーストラリアGPで今季6勝目を挙げたマルク・マルケスは、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に対して、ポイントアドバンテージを33ポイント差に拡大した。

    総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は、マルク・マルケスとのポイント差が50ポイント以上となったため、タイトルの可能性は消滅しており、マルケスとドビツィオーゾの一騎打ちとなっている。

    マルク・マルケスは、マレーシアグランプリで優勝、または2位表彰台を獲得すれば、ドヴィツィオーズの結果に関わらず、自力でタイトル獲得となる。

    マルク・マルケスのタイトル獲得の条件:

    マルケスが優勝、または2位。
    マルケスが3位~4位の場合、ドビツィオーゾが2位以下。
    マルケスが5位~6位、7位、8位の場合、ドビツィオーゾが3位以下。
    マルケスが9位~10位、11位の場合、ドビツィオーゾが4位以下。
    マルケスが12位~13位の場合、ドビツィオーゾが5位以下。
    マルケスが14位の場合、ドビツィオーゾが6位以下。
    マルケスが15位の場合、ドビツィオーゾが7位以下。
    マルケスが0ポイントの場合、ドビツィオーゾが8位以下。

  • 【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP 予選:ダニ・ペドロサがポール獲得

    【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP 予選:ダニ・ペドロサがポール獲得

    ロードレース世界選手権 MotoGP マレーシアグランプリの予選が28日(土)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、ダニ・ペドロサ(ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温34.4ºC、路面温度48.7ºCのドライコンディション。ダニ・ペドロサは1分59秒212をマークして、今シーズン3度目のポールポジション。2番手にはヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、3番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が続き、フロントローに並ぶ。

    2列目にはバレンティーノ・ロッシ、マーベリック・ビニャーレスのヤマハ勢とホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。

    タイトルがかかったマルク・マルケス(ホンダ)は、序盤に転倒もあって3列目7番グリッド。アレックス・リンス、アンドレア・イアンノーネとスズキ勢が並ぶ。

    2017 MotoGP 第17戦 マレーシアGP 予選 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分59秒212
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分59秒229
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分59秒236
    4 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分59秒498
    5 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分59秒538
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分59秒622
    7 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分59秒694
    8 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分59秒992
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分00秒119
    10 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分00秒181
    11 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分00秒326
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分00秒770
    13 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分00秒351
    14 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分00秒451
    15 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分00秒469
    16 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分00秒718
    17 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分01秒050
    18 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分01秒207
    19 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分01秒228
    20 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分01秒413
    21 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分01秒570
    22 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3 2分02秒376
  • 【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP:バレンティーノ・ロッシがFP3首位

    【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP:バレンティーノ・ロッシがFP3首位

    ロードレース世界選手権 マレーシアグランプリのフリー走行3回目が28日(土)、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップタイムをマーク。第6戦イタリアGP以来、11戦ぶりにフリー走行総合1番手に進出した。

    気温33℃、路面温度36℃のドライコンディションの中、バレンティーノ・ロッシは1分59秒947をマーク。2版tね位は0.077秒差でヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、3番手にはダニ・ペドロサ(ホンダ)が続いた。

    4番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ、以下、ホルヘ・ロレンソ、ジャック・ミラー、カル・クラッチロー、アンドレア・イアンノーネが続き、チャンピオンに王手をかえるマルク・マルケスは9番手。マーベリック・ビニャーレスまでがトップ10入りした。

    2017 MotoGP 第17戦 マレーシアGP フリー走行3回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分59秒947
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分00秒024
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分00秒087
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分00秒124
    5 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分00秒149
    6 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分00秒190
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分00秒199
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分00秒394
    9 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分00秒467
    10 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分00秒695
    11 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分00秒746
    12 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分00秒864
    13 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分00秒876
    14 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分01秒013
    15 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分01秒292
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分01秒295
    17 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分01秒382
    18 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分01秒506
    19 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分01秒752
    20 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分01秒847
    21 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3 2分01秒984
    22 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分02秒204
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP 初日レポート

    ロードレース世界選手権 マレーシアグランプリのフリー走行が行われ、Movistar Yamaha MotoGPが、セパンインターナショナルサーキットの高温多湿な環境と格闘しながら、好調なスタートを切った。午前中は当初、ウエットコンディションだったため、乾くのを待ってからコースインすることとなり、午後はコンディションがらりと変化してフルウエットで走行することとなった。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、FP1とFP2で多くのセッティングを試し、それぞれ総合4番手と12番手で初日を終了した。

    マーベリック・ビニャーレスはFP1、スタートから25分ほど経過したあと路面状況が改善されたため、スリックタイヤを装着して走行を開始した。最初の走行で14番手につけ、そのあと少しずつ順位を上げて4番手でセッションを終了した。ラップタイムは2分00秒903で、トップとの差は0.232秒だった。

    FP2はセッションの開始と同時にコースイン。ウエットのセッティングに取り組みながら順調にペースを上げていった。しかしH・バルベラ(ドゥカティ)と軽く接触し予定外のピットストップを行うこととなったが、マシンの状態を確認したあとすばやくコースに戻り、この間の遅れを取り戻すべく再びプッシュを開始した。そして2分12秒878のベストラップでトップに1.238秒差の4番手。総合順位ではFP1のタイムが採用されて4番手で初日を終了した。

    一方のバレンティーノ・ロッシは、FP1のスタート直後から走行をスタートした。スリックタイヤでスタートしたが、コースの半分がまだ濡れていたため1ラップを終えてピットに戻ることとなった。その後はしばらくピットで待機し、路面が乾くのを待ってから走行を再開。セッションの残り20分でペースを上げ、終盤はセッティング作業に切り替えた。ベストラップは2分01秒662、トップから0.991秒差の12番手だった。

    FP2はウエットコンディションとなったためタイム更新はならなかったが、バレンティーノ・ロッシはそのなかでも一時トップに立つなど積極的にプッシュし、最終的にはトップから1.431秒差の2分13秒071で6番手となった。総合順位はFP1のタイムにより12番手となった。

    ヨハン・ザルコが好調をキープ、MotoGPデビューのファン・デル・マークも順調にスタート
    暑さの続くセパンインターナショナルサーキットでフリープラクティスが行われ、Monster Yamaha Tech 3のヨハン・ザルコが好調なスタートを切った。ウエットからドライへとコンディションが変化したFP1で3番手を獲得。午後になると雨が降り、そのなかを力強く走りきって11番手でセッションを終了した。総合成績ではヤマハ勢トップの3番手。トップとの差はわずか0.136秒だった。明日の予選もこの勢いをキープし上位を目指す。

    一方、ヨハン・ザルコのチームメイト、ジョナス・フォルガーに代わりMotoGPデビューを果たしたマイケル・ファン・デル・マーク。初日はYZR-M1でMotoGPのレギュラーライダーと競り合うなど順調なスタートを切り19番手。順調にウイークのスタートを切った。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合4番手/2分00秒903)
    「ドライもウエットも好調でした。つまり、ここセパンで高いポテンシャルを発揮できているのだと思います。セパンは前回のフィリップアイランドとはまったくタイプの異なるコースです。セッティングについては課題も残っていますし、天候が変化すればタイヤの選択が非常に重要になります。そのためにもタイヤについてもっとよく理解しなければならないと思っています。バルベラとの接触については、何が起きたのかよくわかっていません。この時にクラッチレバーが折れてしまいましたが、マシンを立て直して転倒を免れました。マシン同士が激しくぶつからなかったのが幸運でした。いずれにしてもFP2のフィーリングもよかったので、明日もどんなコンディションになっても自信を持って臨めます」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合12番手/2分01秒662)
    「難しいコンディションでしたが、午前中のセッションでドライを何周か走ることができてよかったと思います。湿度の高さに苦しめられましたが、終盤はプッシュできたしフィーリングもよくなってきました。トップ10を目指して、多くのライダーがリアをソフトコンパウンドに交換したので12番手に留まってしまいました。FP2ではフルウエットのコンディションとなりましたが、日本GPから進化して6番手を獲得することができました。でもリアのグリップの感触がまだ完璧ではないので、ウエットで上位争いをするためにはもっと改善が必要です」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「初日は難しいコンディションで、とくに午前中は半分ドライ、半分ウエットとなったため、ライダーたちもかなり苦しめられることになりました。そのなかでも最後の20分をドライで走行し、セッティングもできたのは幸運でした。午後は逆にウエットのセッティングに切り替え、マーベリックもバレンティーノもオーストラリアに比べて進化したところを見せてくれました。まだ完璧ではありませんが、方向性が間違っていないことを証明できたと思います。マーベリックはペースがよく、自信を持って走っています。バルベラとの接触ではひやりとしましたが、幸い転倒を免れました。バレンティーノはリアのグリップに悩んでいましたが、安定したスピードを維持しており、このあと雨が続いたとしても心配はありません。今日のところはとても満足しています。明日のFP3では、コンディションにかかわらず、もう一歩前進を目指します」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合3番手/2分00秒807)
    「FP2では、リア周りが決まっていない状況で、路面が滑りやすく、徐々に乾いていくなかでプッシュし過ぎて転倒してしまいました。コンディションに変化して大変ですが、完全なドライになるかどうかは誰にもわからないので一歩一歩前へ進むしかありません。FP1は、セッション終盤になってフィーリングもよくなりしっかりとプッシュできました。最終的に3番手を獲得できたし、全体的によい走りができたので満足しています」

    マイケル・ファン・デル・マーク (フリー走行総合19番手/2分03秒473)
    「最高のスタートになりました。午前中は天気があまりよくなかったので、慎重にYZR-M1での初走行に臨みました。しかしコースに出るとすぐにフィーリングをつかむことができ、とても気持ちよく走れたので、そのまま走行を続けセッションを楽しみました。FP2は雨になってしまいましたが、ポジティブな気持ちをキープして、少しずつ前進でき、初日を順調に終えることができました。明日以降は、ブレーキングの改善が必要だと感じています。スーパーバイクと大きく異なり、ブレーキがとてもパワフルで、ブレーキングポイントの限界を見つけるのがとても難しいからです。明日は、課題の解決に取り組むことが重要ですが、できればドライで走りたいし、セッション毎に前進できるよう全力をつくします。いずれにせよ、M1での初走行には満足しています」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第16戦 マレーシアグランプリ 初日レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第16戦 マレーシアグランプリ 初日レポート

    3連戦最後の戦いとなるロードレース世界選手権 マレーシアグランプリのフリー走行は、終日、雲の多い天候となり、FP1はドライコンディション、FP2はウエットコンディションで行われた。今大会も第15戦日本GPと第16戦オーストラリアGP同様、不安定な天候の中でのスタートとなったが、タイトルに王手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP1では接戦の中で5番手、FP2では2番手につけて、まずまず順調なスタートを切った。

    初日の走行を終えたマルク・マルケスは「シーズンを通じてセパンは苦戦するサーキットの一つ。その中で、ドライでもウエットでも悪くない走りができたし、この調子で決勝に向けて準備したい」と、タイトル決定戦に向けて気合を入れていた。

    MotoGPクラスで初めてタイトルを獲得した2013年。その決定は最終戦バレンシアGPで、14年と16年は日本GPでした。そして今年は、マレーシアGPでのタイトル決定が期待される。

    そのほかのホンダ勢はカル・クラッチロー(LCR Honda)が6番手で初日を終えました。前戦オーストラリアGPでは優勝争いの集団に加わって5位でフィニッシュ。ホームグランプリの第12戦イギリスGPで4位になって以来、第13戦サンマリノGPで13位、第14戦アラゴンGP、第15戦日本GPとリタイアが続いていたが、ようやく調子を取り戻した印象。上り調子で迎えた今大会は、今季4度目のフロントローと今季2度目の表彰台獲得が期待される。

    過去2戦、ウエットコンディションのレースで思うような結果を残せていないダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、ドライコンディションのFP1では9番手だったが、ウエットコンディションとなったFP2では18番手と低迷。厳しいスタートになった。今大会もウエットタイヤのパフォーマンスを発揮できず、引き続き、ウエットコンディションへの対策に集中することになる。

    ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1で14番手、FP2で12番手とまずまず好調なスタートを切った。土曜日のフリー走行と予選では、ドライでもウエットでも、タイムの短縮とポジションアップが期待される。チームメートのティト・ラバトは、ドライ、ウエットともにマシンのパフォーマンスをうまく引き出せず、20番手で初日を終えた。

    マルク・マルケス(MotoGP 5番手)

    「全体的に見れば、今日は完ぺきでもなければ悪くもないといったところで満足しています。今日はドライとウエットの異なるコンディションがありましたが、どちらのコンディションでもトップからさほど離れていません。ただ、もう少しリアのグリップをかせげるよう、セットアップを改善していく必要はあります。今朝のFP1の終わりごろに多くのライダーたちがニュータイヤを履いて出ていったのに対して、僕たちを含めた数人は全セッションを同じタイヤで走り続けたので、ドライのときの自分たちの仕上がりについてはまだよくつかめていません。いずれにしても、ドヴィ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ、ドゥカティ)は僕たちよりも少し速いですが、自分たちもトップ集団の中にいます。このコースはシーズンを通じて一番苦戦する場所の一つですが、残りの時間を決勝に向けて、確実に作業していきたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
    「また雨になってしまい、難しい一日となりました。現状には満足できていません。これまで雨に強いライダーとして戦ってきましたが、今回はあまりそうとは言えません。マシンとタイヤのセッティングがいま一つしっくりきません。雨の中で苦戦しているライダーは自分だけではないので、今夜またマシンの改善に向けて作業したいです。対照的にドライのときはいいペースでした。しかし、ここの天気はころころ変わるので予想ができません」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 9番手)
    「今朝は1台のマシンに問題があり、その修正に時間を奪われてしまったので、周回をそれほど重ねられませんでした。もう一台のマシンはウエット用にしてあったためです。実際のところ、走行できたのは残りの5分間だけでした。午後はウエットコンディションの中、グリップを追求しようとして再び苦戦しました。3種類の異なるタイヤを試しましたが、進展はありませんでした。過去にもほかのサーキットで同じ状況が発生しているので、どうして毎回このようなことが起きるのか理解に苦しんでいます。しっかりと熱を入れて速さを出せるときもあるのですが、それ以外ではコンディションが同じにもかかわらずダメです。明日の天候を見て、改善に向けて作業を続けていきたいと思います」

    ジャック・ミラー(MotoGP 14番手)
    「トップ10入りを逃して残念です。最終ラップで大きなハイサイドになりかけ、それを防ぐ必要がありました。仕方がありません。あの最終ラップは、ハイサイドしそうになった瞬間を除けば、10番手どころか6番手以内にも入れるラップでした。午後はウエットでしたが、マシンの感覚にとても満足できたので、セッションを通じて同じセットのタイヤで走行を続けました。最後はだいぶ摩耗しましたが、それでも速いペースで周回を刻み続けられました。明日のFP3はドライになってもらい、Q2への扉をこじ開けたいです。僕自身の感覚としてはトップ10に割り込めそうなのですが、天気ばかりはどうにもなりません」

    ティト・ラバト(MotoGP 20番手)
    「今朝はトラックの状況を理解するのに苦労しました。プッシュしたかったのですが、マシンに乗った感触はよくありませんでした。簡単にミスをしてしまいそうな状態だったので、慎重に進める必要がありました。午後のウエットコンディションも、残念なことに感覚をつかむのに苦戦してしまいました。戦闘力を高くできるように、やれることはすべてやっているのですが、依然としてトップとの差は大きいです。明日は雨が降ったとしても、原因を追及していかなくてはなりません。200%の力で挑戦し続けていますが、自分がこのコンディションの中、どうしてこんなに後れをとってしまったのかを理解するのが難しい状況です。僕が、チーフクルーに情報をきちんと伝えるようにしなくてはいけないと思います」

  • 【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP:ドヴィツィオーゾが初日首位

    【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP:ドヴィツィオーゾが初日首位

    ロードレース世界選手権 第17戦 マレーシアGPのフリー走行2回目は27日(金)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がトップタイムをマーク。第15戦日本GPに続き、今季5度目となる初日トップタイムを記録した。

    気温25度、路面温度27度のウェットコンディションの中、フリー走行1回目でトップタイムを記録していたアンドレア・ドヴィツィオーゾは、2分11秒640をマーク。

    2番手には0.526秒差でマルス・マルケス(ホンダ)、3番手にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が続いた。

    以下、マーベリック・ビニャーレス、ダニロ・ペトルッチ、バレンティーノ・ロッシ、アルバロ・バウティスタ、アレックス・リンス、アンドレア・イアンノーネ、サム・ロウズがトップ10入りした。

    2017 MotoGP 第17戦 マレーシアGP フリー走行2回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分11秒640
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分12秒166
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分12秒695
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分12秒878
    5 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分13秒048
    6 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分13秒071
    7 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分13秒291
    8 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分13秒416
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分13秒483
    10 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分13秒561
    11 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分13秒648
    12 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分13秒740
    13 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分13秒760
    14 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分13秒872
    15 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分14秒281
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分14秒287
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分14秒543
    18 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分14秒574
    19 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3 2分14秒938
    20 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分15秒163
    21 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分16秒280
    22 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分17秒627
  • 【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP :ドヴィツィオーゾがトップ発進

    【MotoGP】 第17戦 マレーシアGP :ドヴィツィオーゾがトップ発進

    ロードレース世界選手権 MotoGP 第17戦 マレーシアGPのフリー走行1回目が27日(金)、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が今季8度目のトップタイムをマークした。

    気温28度、路面温度30度のドライコンディションの中、アンドレア・ドヴィツィオーゾは2分00秒671のトップタイムをマーク。2番手には0.071秒差でアルバロ・バウティスタ(プル&ベア)、3番手にはヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が続いた。

    4番手にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、タイトル獲得に王手をかけているマルク・マルケス(マルク・マルケス)は5番手。以下、カル・クラッチロー、カレル・アブラハム、エクトル・バルベラ、ダニ・ペドロサ、ホルヘ・ロレンソがトップ10入り。

    バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は12番手。代役参戦のマイケル・ファン・デル・マークは19番手だった。

    2017 MotoGP 第17戦 マレーシアGP フリー走行1回目 結果

    Po. Num. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 2分00秒671
    2 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 2分00秒742
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 2分00秒807
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 2分00秒903
    5 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 2分00秒950
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 2分01秒060
    7 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 2分01秒077
    8 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分01秒147
    9 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 2分01秒162
    10 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 2分01秒189
    11 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 2分01秒560
    12 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 2分01秒662
    13 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 2分01秒740
    14 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分01秒803
    15 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分01秒831
    16 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 2分02秒416
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 2分02秒496
    18 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 2分03秒056
    19 60 マイケル・ファン・デル・マーク モンスター・ヤマハ・テック3 2分03秒473
    20 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 2分03秒531
    21 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 2分03秒534
    22 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 2分04秒381
  • 【MotoGP】 ホンダ:第16戦 マレーシアGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第16戦 マレーシアGP プレビュー

    日本GP、オーストラリアGPに続く、3連戦最後の戦いとなるロードレース世界選手権 MotoGP 第17戦マレーシアGPが、10月27日(金)~29日(日)の3日間、クアラルンプール郊外のセパン・サーキットで開催される。

    マレーシアGPは、1991年にシャーアラムでスタートした。その後、ジョホールへと舞台を移し、99年からはクアラルンプール国際空港に近い、セパンで開催されるようになった。マレーシアGPは今年で27度目、セパンでは19度目の開催となる。

    セパンは一周5.543km。2本の長いストレートとバラエティーに富んだコーナーが組み合わさったレイアウトで、MotoGPマシンのテストに適していることから、ウインターテストの舞台としても定着した。マレーシアは熱帯地方であり気候が安定しているため、一年中走行することができる。今年は1月下旬から2月上旬にかけて公式テストが行われた。

    チームや選手にとって、セパンはシーズンを通して最もデータが豊富なサーキット。マシンのセットアップなどがどう進化したのか、確認できる大会となる。

    前戦オーストラリアGPで今季6勝目を挙げ、2年連続4回目のタイトルに王手をかけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に33点のリードを築いて今大会を迎える。今大会のタイトル決定のシナリオは、ドヴィツィオーゾに先着すれば文句なしの自力でのチャンピオン。ドヴィツィオーゾが優勝した場合は2位、それ以外の着順では25点差のキープとなる。

    ウエットコンディションとなった昨年は、チャンピオンを決めたあとの大会ということもあり、プレッシャーから解放された積極的な走りで快走するも、痛恨の転倒を喫し、再スタートを切って11位だった。今年はチャンピオンを決める重要な戦いとして挑む。

    また2014年のマレーシアGPでは、シーズン13度目のシーズン最多ポールポジション記録を樹立した。この記録は、ミック・ドゥーハン(97年)とケーシー・ストーナー(2011年)がHondaマシンで記録した、12度というそれまでの最多記録をブレイクするものだった。この年には初めて2分を切る1分59秒791のサーキットベストタイムをマーク。また15年のウインターテストでは初めて1分58秒867をマークするなど、マルケスはセパン最速ライダーとして注目を集めてきた。今年はチャンピオン決定戦となる一方で、今季8度目のPPと7勝目が期待される。

    第15戦日本GP、第16戦オーストラリアGPと不安定な天候に翻ろうされ、思うような結果を残せなかったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、得意とするマレーシアGPに気合を入れている。過去、セパンでは、125ccと250ccで優勝、MotoGPクラスでは、12年、13年、そして15年と3度の優勝を果たしている。今年は、過去2戦の雪辱と今季2勝目に闘志を燃やしている。

    前戦オーストラリアGPで優勝争いに加わり、5位でフィニッシュしたカル・クラッチロー(LCR Honda)は、今季初優勝と今季2度目の表彰台を狙う。ここ数戦、調子を上げているクラッチロー。オーストラリアGPでは、上り調子をやっと結果に反映させた。テストを十分に行っているセパンでは、昨年、優勝争いに加わるも転倒リタイアに終わった。今年はその雪辱に挑む。

    オーストラリアGPで今季ベストグリッドの5番手から7位でチェッカーを受けたジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、マレーシアGPに向けて気合を入れている。3連戦最初のレースとなった日本GPはケガのために欠場したが、復帰戦となったオーストラリアGPばらしいパフォーマンスを見せたことで、自信を深めている。今大会も今季ベストを狙う。

    チームメートのティト・ラバトは、得意とするマレーシアGPを楽しみにしている。今大会は、ウインターテストからの自身の成長と、マシンのコンディションを知る絶好のチャンス。こちらも今季ベストを狙う。

    マルク・マルケス(MotoGP 1位)
    「フィリップアイランドで勝利し、マレーシアへ向かうことができてうれしいです。オーストラリアでいいリザルトを残して、セパンの前に少しでもギャップを広げておくことが大切でした。セパンは厳しいラウンドになりますし、昨シーズンはドヴィ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)が勝っています。セパンの厳しさはなんといっても湿度と、高い気温です。体力面で最も難しいレースの一つになると思っています。一ついい点は、路面が再舗装されてからあまり経っていないサーキットだということ。そのためアスファルトの状態がいいことです。グリップもいいです。レースウイークは状況を見極めて、チャンピオンシップにとってベストなレースにしたいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「僕のチームにとっては、とてもいい思い出がいくつもあるサーキットなので、レースが楽しみです。気候が厳しい場所なので簡単にはいかないラウンドになると思います。レイアウト的にも難易度が高いと思います。コース幅が広く、コーナーの性質がそれぞれ違うので、速さを出していくためには最適なコース取りが必要です。いいセットアップが見つかれば、しっかり戦っていけると思います。金曜日は力強くスタートを切って、日曜日の決勝ではいい結果を残したいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9位)
    「今週末のレースが楽しみです。マレーシアでは、マレーシアのHondaが非常によくサポートしてくれます。観衆は熱狂的で、イベントとしてすばらしいです。また、僕のチームでは今シーズン2度目になりますが、カストロール仕様のカウルを使います。今シーズンの開幕前には、このサーキットで行われたテストで経験を積んでいますし、僕たちのマシンはテストのころよりもだいぶ仕上がっていると感じています。オーストラリアでいいレースができたので、気分よく自信を持って、セパンに来ています。今週末もまた、力強いレースにできることを願っています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 12位)
    「今週のレースが楽しみです。マレーシアはいい場所で、暑くて、まるで僕の地元であるタウンズビルのようなところです。ホームグランプリでは、先頭を走って最後まで前の集団と絡めて本当に楽しかったです。わずか3週間前に右足を骨折したばかりだと考えればなおさらです。オーストラリアGPの決勝日、僕のファンのいるスタンドの前でバーンアウトをするのに、フットペダルから足を下ろすまでは、僕の足は大丈夫でした。足を着いてしまったとき、“なんだか固まってしまっているみたいだ!”と思いました。でも大丈夫です。本当に自信になりましたし、満足できています」

    ティト・ラバト(MotoGP 20位)
    「先週のレースには満足しているので、できれば今週末もいいライディングができて、チャンピオンシップポイントがかせげるように、もう少し上の順位にいたいと思っています。セパンは好きなサーキットです。コンディションは厳しいですが、だからこそ鍛えられます。また、Moto2のチャンピオンを獲得した場所なので、いつになっても本当に自分にとって特別なサーキットです。このレースウイークもいつも通り、サーキットに入ったそのときから一生懸命作業をして、最善を尽くしたいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第16戦 マレーシアGP プレビュー

    ロードレース世界選手権 第17戦 マレーシアGPが、10月27日(金)~29日(日)の3日間、クアラルンプール郊外のセパン・サーキットで開催される。

    前回の第16戦フィリップアイランドではダブル表彰台を達成したMovistar Yamaha MotoGP。第17戦 Shell Malaysia Motorcycle Grand Prixでも、引き続きチームタイトルとコンストラクターズタイトルを狙ってゆく。

    先週のオーストラリアGPでは激しいバトルの末に2位と3位を獲得したバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、休む間もなく、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットへとやって来た。

    マーベリック・ビニャーレスはマレーシアでのMotoGP初優勝を目指している。2011年に125㏄クラスで優勝、2014年にはMoto2で優勝しているが、MotoGPでは昨年の6位が最高。今年はこの記録を塗り替えることが目標だ。

    シリーズランキングでは3番手につけてポジションアップを目指しているものの、あと2戦を残してトップと50ポイント差があるため、すでにチャンピオンの可能性は消えている。それゆえランキング2位との差を縮めることに集中し、あと2戦で17ポイントを追いかける。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシもフィリップアイランドでは大活躍。2位獲得で20ポイントを加算したためマーベリック・ビニャーレスに31ポイント差のランキング4位に復帰し、今回はさらなる飛躍を目指す。

    セパンの経験は豊富で、これまでに合計12回表彰台に上っている。2001年には500ccクラスで、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年にはMotoGPで優勝。2002年、2005年、2014年、2016年は2位、2009年と2015年は3位を獲得した。

    セパン・インターナショナル・サーキットは1999年にグランプリを初開催。全長5.5kmの長距離コースに低速、中速、高速の様々なコーナー(左が5つ、右が10)が入り混じり、これを2本のロングストレート(最長ストレートは920m)がつなげている。この特徴的なレイアウトに加え、暑さと湿度の高さがマシンテストに適しているため、オフシーズンには多くのチームがここを利用する。

    マーベリック・ビニャーレス
    「オーストラリアで表彰台を獲得し、ますますモチベーションを上げてマレーシアへ向かいました。フィリップアイランドや日本のもてぎとは気候条件がまったく異なり、とても暑いところなので、体力的に非常に厳しい戦いになります。マシンはこのところとても好調。それだけに、すでにチャンピオンの可能性がなくなってからここに来ることになり残念に思いますが、これからはランキング2位を目標に頑張っていきます。シーズン序盤のような強さを取り戻すことが最大の課題。そして、ここセパンでもまた表彰台を目指します。目標達成のためにハードワークに励みます」

    バレンティーノ・ロッシ
    「オーストラリアではいいレースができました。こういう時こそ、気持ちを引き締めていかなければなりません。いい仕事ができたし一歩前進できたことはうれしいですが、依然として課題がたくさんあるからです。時間を空けずにまたレースがあるのはとても良いことで、余計なことを考えずに、ただ好レースを目指してハードワークに取り組みます。大好きですし、晴れてくれれば充実したウイークになるでしょう。それまでの2、3日でしっかり休養し、体調を整えて金曜日のフリープラクティスに臨みます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「フィリップアイランドの日曜日は、わたしたちとって最高の一日になりました。ふたりが表彰台に上ったということだけではなくて、マシンについても確かな進化があったからです。今週もこの好調を維持し、来シーズンのことも視野に入れながら成果を積み上げていきたいと考えています。セパンは毎年、3連戦の最後に設定されており、いつも厳しい戦いになります。ライダーもチーム・メンバーも、すでに2週間休まずに仕事に取り組んできており、ここではそれに加えて暑さと湿度の高さとも戦わなければならないのです。それでもわたしたちは、いつものようにトップを目指して最大限、努力していきます。ふたりのライダーは好調ですし、先週の活躍のあとますますモチベーションが上がっています。この金曜日、マレーシアのファンと再開するのを楽しみにしています」