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  • 【MotoGP】 アスパー、チーム名を『アンヘル・ニエト』に変更

    【MotoGP】 アスパー、チーム名を『アンヘル・ニエト』に変更

    アスパー MotoGPチームは、2018年に13回のロードレース世界選手権チャンピオンに敬意を表し、チーム名を『アンヘル・ニエト・チーム(Angel Nieto Team)』に変更することを発表した。

    伝説のオートバイレーサーであるアンヘル・ニエトは、今年7月にスペインのイビザ島で一般道を4輪バギーで走行中に自動車に追突され重傷を負った。一命はとりとめたが、8月3日に脳浮腫による容態の悪化により死去した。

    26日(火)、ホルヘ・マルチネス“アスパー”は、アンヘル・ニエトに敬意を表して彼のチームの名称を変更し、ニエトの長男であるヘレテ・ニエトがチーププリンシパルに就任することを発表した。

    「アンヘル・ニエトはモーターサイクルレーシングと同義だ。スポーツは彼に多くのものを与え、彼は多くのものを返した」と4度のロードレース世界選手権チャンピオンのホルヘ・マルチネスはコメント。

    「スペインにオートバイレースが根付いたのは最初に礎を築いた男のおかげであり、我々はチームの名前をアンヘル・ニエト・チームに改名することでその事実に敬意を表したい」

    「アンヘルは多くの人々の手助けをした。私もその中のひとりだ。彼の息子ヘレテ、パブロ、そして甥のファンシと同じように、彼は私の人生のなかで重要な一部だ」

    「アンヘルは特にいこのプロジェクト全体に興奮していた。彼はヘレテがレースをスタートするために私を信じ、『君と一緒に彼が学んでいくことをわかっている』と言ってくれた」

    「彼の記憶に敬意を表し、このプロジェクトを私のチームで最初に走ったライダーのひとりである彼の長男の手で継続できることは、大きな誇りだ」

    ヘレテ・ニエトは、1993~97年にアスパー・チームに所属し、28戦に出走している。

    「私はアスパーとともにレースの第一歩を踏み出したし、彼はヨーロッパとスペイン選手権で表彰台のトップへと導いて位暮れた」とヘレテ・ニエトはコメント。

    「彼は我々のファミリーにとって常に重要な人物だったし、僕は今、彼と一緒に父の名前を冠したチームで僕の職業の新しいチャプターを開始する」

    「2016年は世界選手権での彼の50シーズン目だったし、彼はもう少し周りにいたかったと思う。バイクは彼の人生だったし、このチームを通して、彼の大きな情熱に触れ続けていくことになるだろう」

    アンヘル・ニエト・チームは、2018年もドゥカティのバイクを使用し、アルバロ・バウティスタとカレル・アブラハムがライダーを務める。

  • 【MotoGP】 ホンダ、中上貴晶の2018年マシンのカラーリングを披露

    【MotoGP】 ホンダ、中上貴晶の2018年マシンのカラーリングを披露

    2018年からロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦する中上貴晶のマシンカラーが発表された。

    ホンダは3日(日)、栃木県のツインリンクもてぎで「Honda Racing THANKS DAY 2017」を開催。その場で2018年にLCR・ホンダからMotoGPクラスに参戦する中上貴晶のマシンのカラーリングが発表された。

    Moto2時代からスポンサーを務める出光のカラーリングをメインにしたデザインとなり、ゼッケン「30」も入れられている。

    中上貴晶は「初めて見ました。すごいカッコいいですね」とコメント。

    メインスポンサーが変わらず出光さんで、引き続き来季もMotoGPでメインスポンサーして頂くことになりまして、ずっとMoto2時代に使っていたデザインよりまた変わっていて、少しHRCカラーも入って凄くカッコいいなと思います」

    中上貴晶(25歳)は、アルベルト・プーチが指導するMotoGPアカデミーを経て2008年と2009年の2年間125ccクラスに参戦。2010年には戦いの場を全日本ロードレース選手権に移し、2011年にはJ-GP2クラスでシリーズチャンピオンを獲得。

    そして、翌2012年から再び戦いの場をMotoGPへ移してMoto2クラスへの参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは元GPライダーの岡田忠之氏が監督する「IDEMITSU Honda Team Asia」に移籍。2016年には、オランダGPでの初優勝を含め、表彰台に4回登壇。

    今シーズンは、日本グランプリの優勝を含め、表彰台に4回登壇するなど、ランキング7位につける活躍を見せた。

  • 【MotoGP】 2018年 オフィシャルテスト最終日:マルケスがトップ

    【MotoGP】 2018年 オフィシャルテスト最終日:マルケスがトップ

    MotoGPは15日(水)、サーキット・リカルド・トルモで、2018年シーズン最初のオフィシャルテストとなった2日目、最終日を実施。2017年シーズンチャンピオンのマルク・マルケス(ホンダ)がトップタイムをマーク。今年最後のイベントを2年ぶりのトップで締め括った。

    初日3番手だったマルク・マルケスは、16年型RC213Vと17年型プロトタイプマシンを比較。61周を走行し、1分31秒台を11回、1分30秒033を記録した。

    初日11番手のダニ・ペドロサと初日10番手のカル・クラッチローも初日に引き続き、比較テストを実行。ペドロサが0.403秒差、クラッチローは0.621秒差の6番手タイムを記録した。

    昇格組のフランコ・モルビデッリと中上貴晶は、58周と62周を走行。初日から約1秒更新して、16番手と17番手。トーマス・ルティの負傷代役を務めた高橋巧は、最多の70周を走行した。

    ヤマハ勢の1番手は、初日2番手のヨハン・ザルコ。17年型M1で周回を重ねながら、新型フェアリングのテストにも取り組み、4コーナーで転倒を喫したが、65周を走行し、0.406秒差の3番手タイムを記録した。

    初日1番手に進出したマーベリック・ビニャーレスは、0.607秒差の5番手。初日4番手だったバレンティーノ・ロッシは、0.691秒差の7番手タイムだった。

    ドゥカティ勢では、初日8番手のホルヘ・ロレンソが39周を走行し、0.501秒差の4番手。初日5番手に進出したジャック・ミラーは、セッション開始早々の4コーナーで転倒を喫したが、0.827秒差の8番手タイムだった。

    初日7番手だったアンドレア・ドビツィオーゾは、1.725秒差の15番手。ダニロ・ペトルッチは、ドゥカティ・コルセのテストプログラムを続け、ティト・ラバットはデスモセディチGP17、チャビエル・シメオンはデスモセディチGP16への適応に集中した。

    プル&ベア・アスパル・チームのアルバロ・バウティスタは、初日の転倒で腰を強打。精密検査の結果、骨折はないことを確認したが、大事を取って欠場。カレル・アブラハムは、初日の転倒が影響して2ラップの走行に止まり、精密検査を受けるために、バルセロナに移動した。

    初日欠場したチーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスは、47周と38周を周回して、9番手と14番手。

    初日の9番手と12番手だったレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングのポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスは、初日に引き続き、シーズンを通じて開発してきたことの確認作業を続け、46周と39周を周回して、11番手と12番手だった。

    新体制でスタートしたアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニは、アレイシ・エスパルガロが44周を走行して10番手、スコット・レディングは56就航して19番手タイムだった。

    LCR・ホンダ、エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDS、チーム・スズキ・エクスター、ドゥカティ・チーム、アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ、オクト・プラマック・レーシング、レアーレ・アビンティア・レーシングは、第4戦スペインGPの開催地、ヘレス・サーキットに移動。ヤマハの2チームは、第18戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットに移動。来週、それぞれ2日間のプライベートテストを実施。レプソル・ホンダは、プライベートテストを行わないが、12月3日にツインリンクもてぎで開催されるホンダのイベントに参加する。

    2018年 MotoGP オフィシャルテスト 最終日

    Pos No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒033
    2 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒436
    3 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒439
    4 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分30秒534
    5 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒640
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分30秒654
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒724
    8 43 ジャック・ミラー オクト・プラマック・レーシング 1分30秒860
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分30秒877
    10 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒889
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒100
    12 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒202
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒386
    14 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分31秒516
    15 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分31秒758
    16 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分31秒786
    17 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分31秒867
    18 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分31秒874
    19 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒358
    20 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分32秒698
    21 72 高橋巧 エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分33秒870
    NC 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム  
    NC 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム  
  • 【MotoGP】 2018年シーズンのオフィシャルテストがスタート

    【MotoGP】 2018年シーズンのオフィシャルテストがスタート

    MotoGPは14日(火)、最終戦バレンシアGPが開催されたサーキット・リカルド・トルモで、2018年シーズンのオフィシャルテストをスタート。マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がトップタイムをマークした。

    路面温度がまだ低いドライコンディションの中、セッション開始の10時過ぎに、シーズンのラストレースで転倒リタイアを喫したアルバロ・バウティスタが先陣を切ってトラックに出た。

    続いて、チームを移籍したジャック・ミラーとスコット・レディング、中量級から昇格したフランコ・モルビデッリと中上貴晶が次々にコースに飛び出してテストがスタート。

    決勝レースで16年型M1のシャーシを使用して、12位だったマーベリック・ビニャーレスは、4台のM1(16年型、17年型、16年型シャーシ+17年型エンジン、16年型シャーシ+18年型エンジン)を比較。この日最多の80周回を走行し、公式予選1でマークした週末のベストラップ(1分30秒030)に接近する1分30秒189を記録した。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、3台のM1と新しいタイプのフェアリングを比較検証。午前中にハードクラッシュを喫したが、10度のコースインで64周を走行し、0.330秒差の4番手タイムを記録した。

    新人王とインディペンデントチームライダーの2冠を獲得したヨハン・ザルコ(テック3)は、16年型と17年型のM1を使用して、53周を走行して0.200秒差の2番手タイムを記録。

    2年連続4度目のタイトル獲得に成功したマルク・マルケス(ホンダ)は、17年型RC21Vと18年型プロトタイプマシンの比較テストを開始。70周を走行して、0.321秒差の3番手。ダニ・ペドロサとHRCの契約ライダーとなった総合9位のカル・クラッチローも18年型プロトタイプマシンをテストして、52ラップと55周を走行した。

    昇格組の中上貴晶とフランコ・モルビデッリは、2017年型でテストを開始。76ラップと78周を走行した。トーマス・ルティの負傷代役として招集されたHRCテストライダー、高橋巧は当地を初めて走行。転倒を喫したが、55周を走行した。

    ドゥカティのアンドレア・ドビツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、新たなパーツを搭載したデスモセディチGP17で走行。50ラップと48周を走行して、7番手と8番手タイムを記録。オクト・プラマック・レーシングとレアーレ・アビンティア・レーシングに移籍したジャック・ミラーとティト・ラバットは、ホンダ車からドゥカティ車のデスモセディチGP17に乗り換え、5番手と13番手タイムを記録。

    昇格組の1人、チャビエル・シメオンは、デスモセディチGP17を初走行。アルバロ・バウティスタは、GP16からGP17に乗り換えたが、ハイサイドから転倒を喫したことから、精密検査を受けるためにバレンシア市内の病院に搬送された。

    アプリリアから2年目を迎えるアレイシ・エスパルガロは、フロントに加重を増すために、ライディングポジションを調整。新しいフロントフォークを試し、2日目に新しいスイングアームの投入を予定。スコット・レディングはドゥカティからの乗り換えを開始した。

    KTMのポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスは、週末のセットアップを見直して9番手と12番手。最終戦で4位と6位に進出したチーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネは、腹痛により欠場した。

    2018年 MotoGP オフィシャルテスト

    Pos No. Rider Team Time
    1 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒189
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分30秒389
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分30秒501
    4 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒519
    5 43 ジャック・ミラー オクト・プラマック・レーシング 1分30秒635
    6 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分30秒756
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分30秒850
    8 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分31秒059
    9 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒166
    10 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分31秒259
    11 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒328
    12 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分31秒415
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分31秒673
    14 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分31秒721
    15 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒075
    16 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分32秒445
    17 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分32秒723
    18 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分32秒762
    19 72 高橋巧 エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分33秒569
    20 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分34秒242
    NC 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム  
    NC 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター  
    NC 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター  
  • 【MotoGP】 ホンダ、チーム代表リビオ・スッポの退任を発表

    【MotoGP】 ホンダ、チーム代表リビオ・スッポの退任を発表

    ホンダ・レーシング(HRC)は、これまでレプソル・ホンダ・チームプリンシパル(チーム代表)を務めてきたリビオ・スッポが2017年シーズンを最後に退任することを発表した。

    リビオ・スッポは2010年にコミュニケーションならびにマーケティング・ディレクターとしてHRCに入社。13年からはチーム代表も兼任し、マーケティングに加え、チーム、そしてライダーの育成とさまざまな分野で活躍してきた。

    HRCは「リビオ・スッポ氏のこれまでのチームへの献身と情熱に深く感謝を述べるとともに、これからのますますのご活躍を祈念しております」と声明で述べた。

    桒田哲宏 (HRC取締役 レース運営室室長)
    「8年間にわたってHRCで実りの多い歳月を過ごされたリビオ氏が、退任することを決断しました。我々は、これまでに成し遂げた成果の中で彼が果たしてくれた大きな貢献に、心から感謝を述べたいと思います。すばらしい多くの時間、そしてときに厳しい瞬間を共有することができました。彼が絶え間なく注ぎ込んだエネルギーと情熱は、本当に驚くべきものでした。彼がHRCを去ることは非常に残念ですが、これからもますます活躍し、キャリア、そして私生活で充実した時間を過ごせることを願っています」

    リビオ・スッポ (チーム代表 / コミュニケーション&マーケティング・ディレクター)
    「HRCでこれまで働いてきた8年間は、言葉では語りつくせないほどの体験でした。プロフェッショナルとしても一人の人間としても、本当にすばらしい時間が過ごせたからです。HRCが私を誘ってくれたことには、今でも感謝しています。しかし、MotoGPの世界で22シーズンを過ごし、そろそろ新しいことにチャレンジするときが来たと感じました。私はチームを去りますが、HRCは来年も手強いチームであり続けるでしょう。マルケスとペドロサが非常に強いライダーで、それを支えるチームは常に強力なマシン、体制を用意しレースに臨んでいるからです。これまで、HRCで過ごしてきた歳月のことは忘れません。最後にもう一度、一緒に働いたチーム、そしてHRCの皆さまに、こんなに刺激的な時間を過ごさせてくれて、ありがとうと言いたいです」

  • 【MotoGP】 マルク・マルケスがタイトル2連覇…ホンダは3冠達成

    【MotoGP】 マルク・マルケスがタイトル2連覇…ホンダは3冠達成

    2017 FIM ロードレース世界選手権の最終戦バレンシアGP(11月12日決勝、スペイン バレンシアサーキット)において、レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のマルク・マルケスがチャンピオンを獲得し2連覇を達成。同時にチームのタイトルも獲得し、前戦で獲得したコンストラクターズタイトルと合わせ、三冠を達成した。

    マルク・マルケスは、11日(土)の予選でシーズン8度目となるポールポジションを獲得し、順調な仕上がりで決勝に臨んだ。

    決勝レースでも序盤から上位を走行しつつ、ライバルとのポイント差を考慮した堅実な走りを展開。3位でフィニッシュし、チャンピオンの座に輝いた。レースではチームメートのダニ・ペドロサが優勝し、チームタイトルの獲得に華を添えた。

    マルク・マルケスは、2013年にHondaワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスに初参戦すると、デビューイヤーでチャンピオンを獲得し最年少記録を更新した。翌年も開幕戦からの10連勝を含む13勝を挙げ、2年連続でチャンピオンを獲得。今回は、史上最年少でMotoGPクラスにおける通算4度目のチャンピオンとなる快挙を成し遂げた。また、Hondaも昨年に引き続き2年連続のコンストラクターズタイトルを獲得。さらに、レプソル・ホンダ・チームもタイトルを獲得したことで、3年ぶりの三冠達成となった。

    マルク・マルケス

    「このバレンシアで勝って4度目のチャンピオンタイトルを獲得するため、序盤からレースをコントロールしようとしてプッシュしましたが、ザルコ選手を抜いた後の第1コーナーでミスをしてしまいました。このミスの後、彼と競うことにリスクを感じたので、確実にフィニッシュを目指す走りに切り替えたら、ドビツィオーゾ選手がリタイアし、チャンピオンを獲得したと知りました。今季の前半戦は、肉体的にも、精神的にも本当にタフなものでした。最初の何戦かは楽しんで走ることができませんでしたが、チームの努力のおかげで走りをエンジョイできるようになりました。今日のレースは本当に信じられません。パルクフェルメに来て初めてチャンピオンになれたと気づいたくらいでした」

    八郷隆弘 (本田技研工業株式会社 代表取締役社長)

    「一年を通して、チャレンジし続けながらも、安定した走りで、2年連続チャンピオンを獲得したマルケス選手を心から祝福します。またコンストラクターズタイトル、チームタイトルを加えた3つのタイトルを獲得できたことを大変うれしく思います。チームおよび関係者、スポンサーの皆さま、そしてファンの皆さまに心より感謝申し上げます。今後も、二輪の最高峰レースであるMotoGPでの勝利を目指し、新たなチャレンジを続けてまいりますので、引き続きご声援をよろしくお願いします」

    野村欣滋 (株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長)

    「今シーズンは各メーカーの進化が大きく、またコースごとにコンディションの変化も激しい非常にタフなシーズンでした。そのような状況で、マルケス選手は着実に勝利を重ね、チャンピオンを獲得することができました。また、チームのメンバーとHRCメンバー全員の素晴らしい働きにより、三冠まで達成できたことは、HRCの代表として、レースに携わってくれた全員を誇りに思うとともに、その努力とチャレンジに感謝いたします。加えて、Hondaのレース活動を支えてくれた、多くのスポンサーとファンの皆さまに御礼申し上げます」

    関連:【MotoGP】 マルク・マルケスが2017年のチャンピオンを獲得!

  • 【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    最終戦がタイトル決定戦となったMotoGPクラスは、今季8回目のポールポジションから好スタートを切り、トップグループにつけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、3位でフィニッシュして2年連続4回目のタイトルを獲得した。

    レースでは、好スタートからオープニングラップを制すと、3周目までレースの主導権を握る。その後、後方につけるヨハン・ザルコ(ヤマハ)を先行させ、2番手を走行した。

    23周目の最終コーナーでザルコをかわしトップに浮上したが、24周目の1コーナーでフロントタイヤがスライドしてオーバーラン。コースに復帰したが、5番手へとポジションを落とした。

    この日のタイトル獲得の条件は、タイトルを争う総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が優勝しても、11位以内に入っていればタイトルが決まるというもの。そのためマルケスは、優勝を狙う走りからタイトル獲得のための冷静な走りへと切り替える。25周目には、先行するホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)とドヴィツィオーゾが次々に転倒。この時点でマルケスのタイトルは確定したが、30周のレースで最終的に3位でチェッカーを受け、2年連続4回目のライダーズタイトルを獲得した。

    これでホンダは、最高峰クラスで23回目のコンストラクターズタイトルを、マルケスがライダーズタイトルを、そして、Repsol Honda Teamが3年ぶり8回目のチームタイトルを獲得し、MotoGPクラスでの3冠を果たした。

    マルケスがオーバーランを喫し、5番手へと後退したあとは、ザルコとダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の一騎打ちとなり、最終ラップとなる30周目の1コーナーでザルコをかわしたペドロサが、第4戦スペインGP以来となる今季2勝目を達成、総合5位から4位へとランクを一つ上げてシーズンを終えた。これでペドロサは、125ccで1勝、250ccで2勝、最高峰クラスでは、2007年、09年、2012年に続き4回目の制覇となる。バレンシアGPでは、通算7勝目を達成した。

    予選12番手と好スタートを切ったジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、アレックス・リンス(スズキ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)らとし烈なバトルを繰り広げて7位でフィニッシュ。総合12位から11位へと一つランクを上げてシーズンを終了した。

    予選16番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda)は、追い上げて8位でチェッカーを受けて総合9位となった。また、ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、予選14番手から10位でフィニッシュし、今季ベストリザルトを獲得。総合20位から19位へとランクを上げてシーズンを締めくくった。

    マルク・マルケス (MotoGP 3位 / チャンピオン)

    「夢のようです。6度目のタイトルは重い言葉です。正直な気持ちを言うと、今年は本当に一生懸命、作業をしてきたので、例えようもないくらいにうれしいです。特に今日のレースはものすごく緊張感があって、エキサイティングでした。ミスもしましたが、“マルケス・スタイル”も少し入って、今年一番のセーブができたと思います。あの瞬間から、いい順位でレースを終えることだけに専念しました。アンドレア(ドヴィツィオーゾ)はすばらしい対戦相手だったので、今日、彼がフィニッシュすることができなかったことは残念に思っています。彼にとっても今シーズンはすばらしいものだったはずなので、今日は一緒に表彰台に上がりたかったです。今年、僕たちのカギとなったのは、メンタリティーでした。僕たちの世界では、困難な状況でもポジティブさを保ち、意識を高く保つことがとても大切です。シーズンの初めにはいくつかの困難な状況に直面しましたが、その都度、物事を整理して、すべてをいい方向へと進めてきました。また、Hondaとチームの3冠達成におめでとうと言いたいです。本当にすばらしい成果です。さらに、シーズン最終戦にファンの前でタイトルを勝ち取ることができて最高です。本当に特別な気持ちです。今はこの気持ちを、チームのみんなや家族と分かち合いたいと思います。そしてあさってからは来年に向けて活動します」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 優勝)
    「今回は本当にタフでハードな戦いだったので、とてもうれしいです。今日はいいスタートが切れたし、セットアップも決まっていたのでチャンスがあると思い、それをモノにすることができました。コース上ではフロントのグリップ感が完ぺきとは言えず、難しい状況でした。実際に転倒者の多いレースでした。マルクがクラッシュせずに持ちこたえたとき、僕はちょうど彼の後ろにいましたが、あれはすごいシーンでした。スモーク、ノイズ、スピードのすべてが信じられないものでした。このサーキットでは、リア側のグリップがより高いせいで、フロントに荷重がかかってコースの限界点があるのだろうと感じました。いずれにしても、最初はフロントのグリップをマネジメントすることに専念しましたが、最後の3周はヨハン(ザルコ)をパスすることに全力を尽くしました。彼はコーナーの進入がよかったですが、最終周にようやくパスできました。ホームの観客の前で勝利することができて、本当に幸せです。そしてこの勝利を僕の家族、友人、ファン、そしてチームに捧げたいと思います。今日はマルクがタイトルを獲得し、またコンストラクターズとチームの2つのタイトルも獲得できて、すばらしい一日となりました。僕自身もチャンピオンシップのランキングを一つ上げることができ、満足しています」

    ジャック・ミラー (MotoGP 7位)
    「すばらしいレースになりました。残り2周でかなりタイムを落したので、それがなければもっといい結果になっていたと思います。終盤に向けてフロントタイヤのグリップが落ち、フロントエンドが危ない瞬間が何度かあったので、バレンティーノ(ロッシ)とのバトルをあきらめなければなりませんでした。それがなければ、バレやイアンノーネと戦えたと思います。2度の7位を含め、トップ10に3回入ることができて、このすばらしいチームと、とてもいい終わり方になりました」

    カル・クラッチロー (MotoGP 8位)
    「かなり後方からのスタートでしたが、いい結果が出せて満足しています。このようなサーキットで16番手からのスタートは難しく、トップ10に入ることができれば十分だと思っていました。いい抜き方ができて、残り10周ではいいレースができました。プッシュできましたが、前のライダーたちに追いつくには時間が足りませんでした。もう少し前でスタートしていれば、リンスのグループの前でフィニッシュできたと思います。全体的にはいいレースだったと思います。今シーズンは平均的だったと思います。すばらしいレースがいくつかできたし、4位や5位も獲得できました。しかし、自分のせいだったりそうでなかったりはしましたが、完走できず、よくないレースもありました。でも十分に満足しています。これから次のシーズンにポジティブな気持ちで進みます。ルーチョ(チェッキネロ)とすべてのクルーのすばらしい仕事や、いいときも悪いときもサポートしてくれたパートナーにも、もちろん感謝したいと思います」

    ティト・ラバト (MotoGP 10位)
    「このすばらしいチームでの最後のレースとなったバレンシアで、10位を獲得して去ることができるのはとてもうれしいことです。Moto2クラスでもMotoGPクラスでも、ここですばらしい時間を過ごすことができました。序盤は難しかったですが、決してあきらめませんでした。そして自分の新しいチャレンジへ向けた準備となったレースで、トップ10に入ることができて、とても満足しています」

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  • 【MotoGP】 ドゥカティ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    2017 MotoGP 最終戦(第18戦)のバレンシアGPがスペインのバレンシア・サーキットで開催され、ドゥカティMotoGPチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾがチャンピオンシップ2位を確定させた。年間タイトルを獲得するためには、このレースで優勝、且つマルク・マルケス(ホンダ)が12位以下でフィニッシュという厳しい条件の中、ドヴィツィオーゾは、3番手争いをしていた残り6周の時点で、惜しくもクラッシュしてリタイアとなった。しかし、6度の優勝に輝き、最後の最後までタイトル争いをしたドヴィツィオーゾとチームにとって、2017年は満足すべき素晴らしいシーズンとなった。

    ホルヘ・ロレンソも、最終戦でチェッカーを受けることができなかった。ロレンソは、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)とダニ・ペドロサ(ホンダ)を追撃し、チーム・メイトの前で3番手を走行していた25周目にクラッシュして、リタイアを余儀なくされた。ロレンソは、ドゥカティに移籍した最初のシーズンを、総合ランキング7位で終えることになった。

    今季3回目のワイルドカード参戦となったミケーレ・ピッロは、ドゥカティ・テストチームのデスモセディチGPを駆って、素晴らしいレースを見せた。予選6番手となり、2列目からスタートしたピッロは、バレンシアGPを9位でフィニッシュした。

    MotoGPライダーは、11月14日(火)に再びサーキットに集結し、2018シーズンのスタートを告げる2日間のテストに臨む。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) リタイア

    「すべてを出し切ったので、今週末の結果を喜ぶべきだと思う。マルケスより速くはなかったが、最後まで戦い抜いた。オープニングラップからハードにプッシュし、まったくミスを犯さずに、良いポジションにつけることができたが、それ以上切れるカードが残っていなかった。スタートしたときには、ホルヘをパスできると思ったが、彼より遅いセクションや速いセクションがあったので、結局彼の後ろにつくことになった。それによって、よりスムーズにライディングすることができたので、ホルヘが前にいたことはポジティブにとらえたい。すべてのライダーが限界で走行していた。マルクでさえも、クラッシュしそうになって立て直していた。彼を祝福したい。彼は今シーズンも、ライバルとの差をつけて、それをうまくコントロールしていた。いずれにしても、素晴らしいシーズンを送ることができて非常に嬉しい。チームのスタッフ、ドゥカティ、僕らをサポートしてくれた人々全員に感謝したい。今シーズンは、予想以上の結果を出せたので、本当に満足している」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) リタイア

    「シーズン最終戦をクラッシュで終わりたいと思っているライダーはいないと思うが、今回のリタイアを抜きにしても、チャンピオンシップの結果には満足すべきだと思う。前回のマレーシアと今回のバレンシアの両方で、表彰台争いをすることができた。来年に向けて大きな手ごたえを感じている。トップグループを捉えるために、最初から最後までハードにプッシュしたが、レース終盤でリスクを取らざるを得なくなった。とくに右コーナーでフロントがインに入ってしまい、最終的にはコントロールを失って、クラッシュを避けることができなかった。レース中盤にアンドレアが後ろにぴったりとついたとき、状況を分析して、このままの状態で走行して、彼のけん引役となってトップグループに迫った方が良いと判断した。ザルコとペドロサを捉えた時点で、彼を前に行かせるつもりだった。結果的にはふたりともクラッシュしてしまったが、アンドレアを祝福したい。彼は本当に素晴らしいシーズンを送ったと思う」

    ミケーレ・ピッロ(Ducati MotoGPテストチーム #51) 9位

    「スタートの時点で、トップグループと戦うことができたので、レースを楽しむことができた。フロントにソフトタイヤを選択したので、少し限界がきていたが、ドーヴィ(ドヴィツィオーゾ)とホルヘがクラッシュしたのを見て、出来る限り、最高のリザルトを出そうと思った。9位という結果は残念だが、僕たちは今年、ワールドタイトルを争うことができることを証明した。来シーズンは、より強くなってスタートを切ることが出来るだろう。ドゥカティ、アンドレア、そしてホルヘに感謝したい。彼らと一緒に戦って、最高のシーズンを送ることができた」

    クラウディオ・ドメニカーリ(ドゥカティ・モーター・ホールディングCEO)

    「今日は、本当に記憶に残る1日となった。最終戦はドラマチックな展開となったが、ドゥカティとアンドレア・ドヴィツィオーゾにとって素晴らしいシーズンとなった。マルク・マルケスは、2017年のワールド・チャンピオンシップを獲得するに相応しい走りを見せた。彼を祝福したい。しかし、アンドレアは最後のレースで、これまで苦戦することが多かったこのサーキットでも、素晴らしいペース、スピード、そして決意を見せてくれた。ホルヘとドーヴィが、わずか数秒のうちにクラッシュして、シーズン最終戦をリタイアで終えることになったが、今年チームが達成したことに、大きな満足感を感じている」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)

    「非常に厳しいチャンピオンシップだったが、最終的にはマルケスとホンダがタイトルを獲得した。彼らに賛辞を贈りたい。我々は最後まで戦って、もう少しでタイトルに手が届くところだった。リザルトの面でも、技術レベルの点でも、個人的には本当に充実した素晴らしいシーズンとなった。それでもチャンスを逃したことは少し残念だが、今年はマシンの戦闘力を大きく向上させることができたので、満足すべきだと思う。この素晴らしいワールド・チャンピオンシップを可能にしてくれた、すべての人々に心から感謝したい」

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  • 【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGPファンにとってこれ以上望めないほどの劇的な展開となったシーズン最終戦。そのなかでMovistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシは終始、安定した走りを見せて5位を獲得。一方、午前中に行われたウォームアップ・セッションで転倒もあったチームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、なかなかペースが上がらず12位となった。

    バレンティーノ・ロッシはグリッド7番手からスタートして、1周目はそのポジションをキープ。

    続いてジャック・ミラー(ホンダ)とバトルとなり8番手に後退したが、7ラップ目にこれを抜き返して再び7番手へ。しばらく淡々とペースを守って走行したあと、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)に仕掛けてパス、次にアレックス・リンス(スズキ)に先行を許すなどバトルを再開。この頃、前方では転倒が発生して大きく順位が入れ替わっており、バレンティーノ・ロッシもこの影響を受けて5番手へと浮上した。このあとも前車との差を詰めていくことはできなかったが、最後までこのポジションを守り切ってチェッカー。トップから13.817秒差で5位を獲得した。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、午前中に行われたウォームアップ・セッションのなかでマシンの最終調整を行ったものの、小さな転倒もあり、十分な成果を得られないまま決勝をスタート。グリッド13番手からオープニングラップでひとつ上げたあと、ペースアップに苦しみ15番手へ後退した。しかしこのあとダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をとらえて自信を取り戻し、さらに2ラップ連続で自己ベストを更新するなど1分32秒前半に上げるとブラッドリー・スミス(KTM)をパス。これで一旦は10番手までポジションを上げたが、そのあと再びふたつ下げて12位でゴールした。トップとの差は35.012秒だった。

    この結果、シリーズポイントではバレンティーノ・ロッシが合計208ポイントに伸ばしてランキング5位。マーベリック・ビニャーレスはYZR-M1デビューイヤーに合計230ポイントを挙げ、トップから68ポイント差でランキング3位を獲得した。ヤマハはコンストラクターズ・ランキングでトップに36ポイント差の2位、Movistar Yamaha MotoGPはチーム・ランキングでトップに70ポイント差の2位となった。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコがシーズン最終戦で熾烈な優勝争いを展開。僅差で2位となった。絶好のスタートから終始ハイペースをキープし、終盤はD・ペドロサ(ホンダ)との一騎打ち。わずかに届かず0.337秒差の2位でチェッカーを受けた。

    一方のマイケル・ファン・デル・マークはMotoGP2戦目も最後まで順調に走り切った。グリッド9列目から16番手まで上がったあと、小さなミスの間にひとつ下げて17位でゴールラインを通過した。

    これで2017シーズンは終了したが、11月14日火曜日には再びリカルド・トルモ・サーキットへ戻って2日間の公式テストに臨む。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「もちろんもっといい成績が欲しかったけれど、一方で、予想していた通りのレースになったように思います。ウイーク中ずっと思うようにペースが上がっていなかったので、厳しい展開は始めからわかっていたことです。このあとは、オフシーズン中のマシンテストが非常に重要になります。前との差を縮め、セッティングを向上させ、来シーズンに向けてしっかり準備をしていきます」

    マーベリック・ビニャーレス (12位)
    「ウォームアップ・セッションは好調だったのですが、おそらくプッシュが激しすぎたのでしょう。でもフィーリングがとても良かったので、そのことがとても重要だと感じていました。このあとのテストのなかで、またこの好感触を取り戻せるようにがんばっていきたいと思います。決勝では状況がまったく異なっていて、今までにないようなフィーリングだったのでペースを抑えてしまうことになりました。いろいろなセッティングを試してみた結果でしたが、これからまた調整を行って感覚を取り戻していけば、良い方向性を見つけ出せると確信しています」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「わたしたちにとっては非常に厳しい展開になってしまいました。でもMotoGPファンにとっては、依然としてエキサイティングなレースであったに違いありません。バレンティーノはこの苦しみのなかでも、ひとつもミスをせずに走り切りました。そしてクラッシュやコースアウトの影響もあって5位まで上がることができたのです。ただ、わずか2ポイント差でランキング4位を逃したことは本当に残念でした。マーベリックは午前中のウォームアップ・セッションのなかで転倒してしまったため、短い時間でそのあとの準備を整えなければなりませんでした。それでも、ウォームアップではかなり好感触をつかんでいたのです。ところが決勝になるとまったく違う展開になってしまい、期待したような成績を残すことができませんでした。このように非常に厳しい状況のなかでも、チームが一丸となって全力でプッシュし続けた結果としてチームおよびコンストラクターのランキング2位を獲得。そしてマーベリックはヤマハ1年目にしてランキング3位と本当によく頑張ってくれました。しかしながら、わたしたちはやはり、もっと違う形でシーズンを終えたいと考えていたのです。全力を尽くしたけれども、目標には手が届きませんでした。火曜日には早くも2018シーズンが始まります。新しいパーツやシステム、新しいアイディアを試すための絶好のチャンスなので、そのなかで、新たなシーズンに向けて確かな方向性を見いださなければなりません」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ(2位)
    「優勝を狙えるだけのポテンシャルがあったと思います。昨日も話しましたが、勝つために必要な要素がすべて備わっていたのです。マルケスが近づいてきたときも私自身は非常に落ち着いていましたが、彼にアドバンテージを握られたくないと考えましたし、逃げ切られないようにしなければならないと思いました。優勝を目指していたので何とか抜き返したかったのです。これができたことが、むしろ私には重要でした。1位か2位かで今日の私のレースの質が変わるわけではないと思っています。この時間をエンジョイし、またダニを祝福したいと思います。最終ラップで彼はとても巧みに私を抜いていきました。私はうまくコーナーに進入できなくなって大きく差をつけられてしまったのです。そのあともう一度、仕掛けたかったのですが、あやうく転倒しそうになってしまいした。この2位は、最終戦を締めくくるのに最高の結果だと思っています」

    マイケル・ファン・デル・マーク (17位)
    「とても厳しいウイークでしたが、今日はレースをエンジョイすることができました。絶好のスタートが切れたので、そこでまずいくつかポジションアップ。そしてMotoGPのコース上で何度かバトルを展開することもできました。グランプリは本当に楽しく、わくわくできる場所。MotoGPマシンに乗ることはいつでも私の夢でしたが、このような素晴らしいチームから2回のレースに出させていただけたことはとても特別なことで、このようなチャンスを与えてくれたエルベ(ポンシャラル)に心から感謝しています。もしもまた呼んでもらえるなら本当に光栄です。マシンに慣れるには時間が必要でした。でも2回のレースを完走し、存分にエンジョイすることができました」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「最高の最終戦になりました。ドビツィオーゾとマルケスにはたくさんの戦術、戦略があったと思いますが、ヨハンはこのことを理解した上で、レースをリードし、逃げ切りを図りました。彼は、失うものが大きいライバルたちよりも、より多くのリスクを賭けようとしていたのです。序盤から素晴らしい走りを見せ、残り1ラップまでトップをキープしました。しかしダニが最後の10ラップで非常に強く、まさに絶好の場所、つまり最終ラップの第1コーナーで仕掛けてきました。もちろん、優勝できたとしたら、それは夢のようにうれしいことですし、当然、誰もが望むことです。しかしこの経験が、必ず彼を強くしてくれるでしょう。とくにここ4戦、4連続フロントローと2位表彰台を獲得できたことを私も本当にうれしく思っています。さらには、ファクトリー・ヤマハにも貴重なフィードバックができたとすれば光栄なことです。いずれにしてもザルコは明らかな強さを見せ、成績を残しているのです。シーズンを通しての大きな成長を祝福し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとランキング6位とトップ・サテライトの栄誉を与えてくれたことに感謝します。さらに加えて、トップ走行周回数でヨハンは、マルケスに続く2位も獲得しているのです。もう一方、マイケルが今日も素晴らしい仕事をしてくれました。前回のセパンからまた大きく前進。天候に恵まれたことも助けになってくれたのだと思います。経験豊富なMotoGPライダーたちと競り合うなどベストを尽くし、そのなかで大きく成長してくれたことをうれしく思います。この時期になっていきなりジョナスの代役を務めることが決して簡単ではないことは、わたしたちがよく知っていますが、そのなかで彼は非常に聡明であり、貴重なチャンスを十分に生かしてくれました。彼の貢献に心から感謝し、ヤマハとのコラボレーションのなかで、もしも可能ならば、またチャンスをあげられるように精一杯、努力したいと思っています。ジョナスがこのレースを見て、復帰に向けて奮起してくれることを期待します。もちろんわたしたちには彼が必要です。できるだけ早く、ナンバー94が帰って来ることを願っています。チーム全員の努力に感謝。本当に素晴らしいシーズンでした。最後になりましたが、Monster Yamaha Tech3 Teamに多大な貢献をしてくれたウィル・ムーディに感謝とお別れを。新たな旅立ちに幸運を祈ります」

  • 【MotoGP】 スズキ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:2017年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP 最終戦 バレンシアGP決勝は、チームスズキエクスターのMotoGPルーキー、アレックス・リンスが輝かしい活躍を見せ、4位フィニッシュ。チームメイトのアンドレア・イアンノーネも僅か後方の6位でフィニッシュし、2017年シーズンをポジティブなリザルトで締めくくった。

    朝のウォームアップではリンス、イアンノーネ共にマシンセットアップがうまく決まり、どちらも好ペースでラップを重ね、リンス2番手、イアンノーネ3番手でセッションを終了。

    決勝ではリンスがスタートでミスをするも、ポジションダウンを最小限に抑え、オープニングラップを13番手で通過。しかしその後、猛追撃を見せ、トップグループとほぼ同タイムを刻みながら次々とポジションアップを図り、24周目には6番手になり、最終的に4位でチェッカーを受け、今シーズンのベストリザルトを記録した。一方、フロントローからスタートしたイアンノーネは、好スタートを決めて序盤の数周をトップグループで走行するも、フロントに問題を抱えてペースをキープできず、徐々にペースダウン。しかしその後も我慢の走りで、トップから14秒差の6位完走で2017年最後のレースを締めくくった。

    ワールドチャンピオンシップスタンディングでは、イアンノーネが70ポイントで13位、リンスが59ポイントで16位、そしてチームスタンディングでは、チームスズキエクスターは総合6位で終了。

    “MotoGPクラスチャンピオンを獲得したマルク・マルケス選手、ランキング2位のアンドレア・ドビツィオーゾ選手、3位のマーベリック・ビニャーレス選手、さらにMoto2クラスチャンピオンのフランコ・モルビデッリ選手、Moto3クラスチャンピオンのホアン・ミール選手にチームスズキエクスタースタッフ一同より、祝福の言葉を贈ります”

    アレックス・リンス (決勝4位)
    「今週末は全てにおいて良い週末だったね。セッション毎にマシンも自分も進歩することができたし、そのお陰で予選ではQ2にもダイレクトに進むことができた。予選ではもっと上位を目指していたけど、その部分さえ除けば、すべてが上手くいったと思っているよ。今朝のウォームアップを安定したペースで走行することができたから、決勝も自信を持って挑んだんだけど、スタートでちょっとミスしてしまい、ポジションを落としてしまった。それをリカバーするために、とにかく1周目から全開で攻めて、最終的に4位で終わることができた。このような形でシーズンを締めくくることができたのは、来シーズンに向けてもとても大事なことだし、火曜日からのテストが楽しみでならないよ。」

    アンドレア・イアンノーネ (決勝6位)
    「順位はともかく、トップから14秒差でフィニッシュすることができたことはポジティブだったと言っていいだろうね。序盤はトップグループにいることができたのに、ブレーキングが思うようにいかなくて、ポジションダウンしてしまったのが残念だよ。MotoGPクラスではブレーキングが大きな鍵になるから、そこをうまく生かせないとタイムダウンしてしまう。今日はそれが原因でトップフィニッシュは叶わなかったけど、ここ数戦の進歩を考えると、新しいシーズンが本当に楽しみだよ。まずは最初のテストをきっちり行って、来シーズンに向けて準備をしていかないとね。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「最終的には、シーズンの締めくくりとして、良いレースができたと思います。今週末、我々は非常にコンペティティブで、予選、ウォームアップと良いペースで走行できていたので、正直、決勝はもう少し良いペースを期待していたのですが、トップとは少し差がついてしまい、好結果は叶いませんでした。しかし、ライダーの成長も見られましたし、我々のマシンの成長も見られたので、まずまずの締めくくりのレースができたのではないかと思っています。明日からは新しいシーズンのスタートとなり、来シーズンに向けて沢山のテストパーツを用意していますので、今からどのようにマシンを進化させていくかということを楽しみにしています。1年間応援ありがとうございました。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今シーズンは色々と苦労も多かったので、最終戦をこのような結果で締めくくることができたことは喜ぶべきことでしょう。シーズン最後の5-6戦はパフォーマンスも安定し、特に日本GP以降は、我々が持つ、本来のチーム力を発揮することができたと思っています。この進歩はもちろん来シーズンへの期待に繋がりますし、我々のモチベーションをさらに高めてくれるでしょう。この苦しいシーズンを共に戦い、支えてくれたチームスタッフ、エンジニア、そして我々のチームをサポートしてくださった全ての皆様に心から感謝します。苦しい時を皆で乗り越えたことで、我々のチームはさらに強くなったと思いますし、来シーズンに向けて、また新たなチャレンジを続けていきます。」