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  • フェルスタッペン、レッドブルF1に信頼性の問題の解決を強く要求

    フェルスタッペン、レッドブルF1に信頼性の問題の解決を強く要求

    マックス・フェルスタッペンは、日曜日のF1サウジアラビアGPでのパフォーマンスに満足しているかもしれないが、2度のワールドチャンピオンである彼は2位でフィニッシュしたことに満足しておらず、レッドブル・レーシングに対してジェッダの週末に影響を与えた信頼性の問題を解決するよう求めた。

    フェルスタッペンはドライブシャフトの問題で予選Q2でノックアウトとなり、15番手でレースをスタートした。しかし、フェルスタッペンは、レースで3位となったジョージ・ラッセルに約20秒差の2位でフィニッシュした。

    レッドブル・レーシングの猛烈なペースにもかかわらず、それでもフェルスタッペンは自分の週末にあまり感心していない。

    レッドブルが残りの9チームとの差をいつまで維持できるかという質問に対してフェルスタッペンは「もちろん、ずっとそうであってほしい。でも、クルマのペースだけでなく、問題なく信頼できることを確認する必要がある」と答えた。

    「バーレーンでの最初の週末は、テストからレースウイークエンドへの大きなバランスシフトと、その裏で起こっていたいくつかの事柄のために、あまりクリーンではなかった。プラクティスが3回とも好調だったのに予選で問題が出てしまった」

    「もちろん、2位まで挽回できたのはいいことだし、チーム全体としてはみんな喜んでくれている。でも、個人的には不満だ。2位になるためにここにいるわけではないからね」

    「特にファクトリーに戻ってからも、いい状態でここに到着できるように、すべてを完璧にするために懸命に働いているのにリカバリーレースを行わなければならない。それ自体は嫌いじゃないし、構わないけどね。でも、チャンピオンシップを争っていて、それが2台の車の間にあるように見えるときは、その2台の車が信頼できるものであることを確認しなければならない」

    2位でフィニッシュすることが日曜日のレースに向けて思い描いていたことだった質問されたフェルスタッペンは「あまり考えていなかった。でも、セーフティカーの有無にかかわらず、現実的には2位が最高だったと思う」と答えた。

    「最初の数周はクルマについていくのが大変だった。ストリートサーキットで高速コーナーが多く、壁も近いし、追い風のような効果もあって、クルマはとっ散らかっていた」

    「何周かすると、少しずつ落ち着いてきたし、1台ずつ追いかけていくことができた。ペースは良かった」

    「もちろん、セーフティカーはレースに戻るするのに役立ったけど、リスタートではチェコ(ペレス)などに時間を奪われすぎてしまった。いったん2位になった後は、デグがあまりないコースでは、かなりのギャップだった」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1 サウジアラビアGPフェルスタッペンはレース終盤にマシンの問題を訴えた。

    フェルスタッペンはレース終盤、ドライブシャフトの不具合を訴える声が聞かれた。チームは不具合を確認できなかったとしながらも、ペレスの優勝を追いかけるのをやめるには十分だった。

    「少しギャップを縮めようとしたが、ある時点でドライブシャフトとリアに振動が発生した」とフェルスタッペンは語った。

    「チームは何も確認することができなかったけど、振動が出始めてからは、バランスに何かおかしななことが起こっていたと確信している」

    「ある時点で計算した。残り10周だけでは最後まで差を縮めることはできなかっただろうし、ある時点ではクルマに問題を起こさずに2位に甘んじることの方がより重要だと思った」

  • レッドブルF1、両ドライバー間でファステストラップを巡って意見の相違

    レッドブルF1、両ドライバー間でファステストラップを巡って意見の相違

    セルジオ・ペレスは、F1サウジアラビアGPのレース終盤にマックス・フェルスタッペンに最速ラップボーナスポイントを奪われた後、レッドブル・レーシングに対して自分とチームメイトに与えられたコミュニケーションを確認することを求めている。

    レッドブルの2人のドライバーは、ペレスがリードしてレース終盤に1位と2位を走行していた。2人ともチームから同じような目標ラップタイムを与えられていたが、どちらのドライバーが最速ラップを記録したか、したがってボーナスポイントを獲得することができるかという質問もなされた。

    ペレスはファステストラップを記録したと言われ、ファイナルラップでタイムアップする努力をしなかった。フェルスタッペンは、ペレスのタイムを聞いて、ファイナルラップでそのタイムを更新した。チームメイトから奪った追加ポイントは、ペレスを抑えてチャンピオンシップのトップに立つという、極めて重要なものとなった。

    フェルスタッペンは、そのような状況でファステストラップポイントを取ろうとするのは「普通」だと語った。

    “残り数周のところで、ファステストラップはどれくらいか尋ねた」とフェルスタッペンはコメント。

    「最初は自由にレースができたと思うし、もちろん最後まで目標ラップタイムを設定していた」

    「しかし、一点だけ問題がある。それはバーレーンでも同じだった。だから、特に2台の車の間のときは、ファステストラップを尋ねるのはごく普通のことだと思う」

    ペレスは、2人が最終ラップでペースを維持するよう指示されたような印象を受けたという。

    「彼らが何を言っているのか、最後から2周目に尋ねた」とセルジオ・ペレスは語った。

    「彼らは『一定のペースを保つように』と言っていた。彼らは僕がファステストラップ記録していて、一定のペースを保つように言っていた」

    「だから、そのコミュニケーションはマックスに対しても同じだと思った。僕は確かに違う情報を得たし、最終的にプッシュすることができなかったので、見直す必要がある」

    終盤、ペレスはチームに対して、2人のドライバーにペースを管理するよう指示されているのかどうかを尋ねた。フェルスタッペンが予選でドライブシャフトの故障に見舞われたため、信頼性の問題を懸念していると語っていた。

    「当然だけど、彼らは僕たちよりも多くの情報を持っている」とペレスは語った。

    「チームは僕たちにレースをさせるために素晴らしい仕事をしたと思う。ただ、最後の10周くらいは、コンマ1秒以内という非常に似たペースだったような気がする。多少増えたり減ったりしましたが、何も変わらなかった」

    「マシンのことだけを考えて、確認していた。奇妙なバイブレーションがあったし、もちろんマックスに起こったことは頭の片隅にあった。チームの頭の片隅にもあったに違いない。したがって、ポイントを最大化するには、両方のクルマがフィニッシュすることが重要だった」

    レッドブル・レーシング F1 サウジアラビアGP

  • セルジオ・ペレス、信頼性を懸念「いつ襲ってくるかわからない」

    セルジオ・ペレス、信頼性を懸念「いつ襲ってくるかわからない」

    レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、ジェッダ・コーニッシュ・サーキットで開催されたF1サウジアラビアGPの予選で1分28秒265を記録し、昨年の成功を再現してポールポジションを獲得した。

    「Q3はトリッキーだった。特に2周目を決められなかったからね」とセルジオ・ペレスはコメント。「これまでのすべてのラップで良いジャンプができたので、ポールを獲得できた」

    「完璧にこなしているときはわかるものだ。プッシュできるいいクルマがあると、本当にクルマが生き生きとしてくるのを感じる。クリーンで良いラップができる」

    しかし、成功には高い代償が伴った。レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンは、Q2のスタート時にドライブシャフトのメカニカルトラブルに見舞われ、エンジニアの修理が間に合わず、ラップタイムを更新することができなかった。

    ペレスは順調にポールポジションを獲得したが、フェルスタッペンがセッションから突然姿を消したことで、当然のことながら、日曜日のレースで自分も技術的な問題にも悩まされないかと心配している。

    予選終了後、パルクフェルメでインタビューに応じたペレスは「明日は2台ともあそこに行けるといいね」と語った。

    「この手のクルマは、信頼性の問題がいつ襲ってくるかわからない」

    「週末を通してマックスが本当に強かったのは残念だ」とフェルスタッペンが予選に向けた3回のプラクティスですべてトップタイムを記録していたことを振り返った。

    その優位性はQ1でも続き、フェルスタッペンはペレスより0.483秒速く、ペレスはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールより速く、明日のレッドブル1-2は間違いないと思われていた。

    しかし、フェルスタッペンは突然のマシントラブルで足を引きずりながらピットに戻り、ペレスがチームの旗を掲げて、自らもトラブルを抱えながらもトップチェッカーを受けた。

    「最後の走行で問題が発生したため、あのラップを最大化することが非常に重要だった」とペレスは明かした。

    「路面はどんどん良くなっていったので、それは本当に重要だった」

    そして、ペレスは、昨年のポールポジションを獲得した2022年に記録したタイムからわずかな差で、トップの座を守り抜いた。

    「チームのために、また戻って来て最大限のポイントを獲得できることを願っている」とペレスは語った。

    「この週末はとても重要だ。競争はますます激しくなるので、最大限のポイントを獲得することが重要だ」

    セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1

    フェルスタッペンは、最高でも15番グリッドからレースをスタートしなければならないが、この挫折を乗り越えられると確信している。

    Sky Sports F1のインタビューに応じたフェルスタッペンは、「上位までの道のりは厳し」と語った。

    ペレスは、チームメイトが急速に進歩し、いつかはレースの主役になることを意識している。

    「レースではいろいろなことが起こるだろうけど、マックスが復活してくれる思っている。レースペースは金曜日の時点でとても強かったからね」とペレスは語った。

    「でも、明日のレースではマックスのことを考えるつもりはない」とペレスは続けた。

    「まず、最初の周回でトップをキープできるようにしなければならない。それができれば、アロンソを後ろに置いておくことができればいいね」

    僕たちは確かに良いレースカーを持っていると思う。おそらく、競争相手よりも少し優れていると思う」

  • レッドブルF1代表 「ドライブシャフトの不具合は問題を解明しているところ」

    レッドブルF1代表 「ドライブシャフトの不具合は問題を解明しているところ」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2023年F1サウジアラビアGPの予選を振り返った。

    セルジオ・ペレスがまたもジェッダのストリートを制圧し、Q3の強烈なオープニングラップで2シーズン連続サウジアラビアGPポールポジションを獲得した。

    一方、マックス・フェルスタッペンはQ2でドライブシャフトのトラブルに見舞われて早期敗退を強いられ、日曜日の決勝レースは15番グリッドから挽回しなければならなくなった。

    「今日は、2つの予選の物語があった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「まず、チェコが素晴らしいパフォーマンスを見せた。彼は信じられないほど良いドライブをして、素晴らしいラップを刻み、ポールポジションを獲得した。ここジェッダで2年連続となる彼の2回目のポールポジションだ」

    「一方、マックスは、Q2を始まったばかりのときにドライブシャフトの不具合で予選敗退となり、とても悔しい思いをした。Q1でのラップでも明日のレースで4番手につけることができたはずだ。本当に残念なことだが、我々はすでに問題を解明しているところだ」

    「マックスは15位から山を登らなければならないが、マックスのことだからチャレンジしてくれるだろうし、彼が何を成し遂げるか楽しみだ」

    「チェコは、戦略を守り、トラブルに巻き込まれず、序盤を乗り切ることが重要だ」

    「これからが本番、楽しみなアクションが盛りだくさんだ」

    レッドブル・レーシング F1 サウジアラビアGP

  • セルジオ・ペレス 「今日はコンディションの学習がメインテーマだった」

    セルジオ・ペレス 「今日はコンディションの学習がメインテーマだった」

    レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、2023年F1バーレーンGP初日のフリー走行を3番手タイムで終えた。

    FP1のピットレーンオープン直後、セルジオ・ペレスはソフトタイヤでコースインしたのち、最初のスティントでフライングラップ3周を実施。周回を重ねるごとにタイムを縮め、フライングラップ1周ごとにピットへ戻りフラップを調整してRB19のセットアップを進め、3回目のフライングラップで暫定トップとなる1分30秒592をマークしてピットへ戻った。

    セッションの残り時間が少なくなると、新品のソフトタイヤに交換して再びコースへ向かい、セッション序盤で記録したタイムを更新した。1分30秒100をマークしてFP1を2番手で締め括った。

    金曜日2回目のセッションとなるFP2では、新品ミディアムタイヤを装着して走行を開始。セッション後半に燃料搭載量を多くしたロングランを控えていたセルジオ・ペレスは、ミディアムで1周だけフライングラップを実施位、1分30秒428を記録し、この時点で3番手につける。

    FP2開始から20分を過ぎると、新品ソフトタイヤを履いて予選シミュレーションを行うべく再びコースイン。セルジオ・ペレスは1分29秒902をマークして2番手となるが、その後フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がタイムを更新して3番手に下がる。

    FP2が残り20分を切ると、燃料を多く搭載したレースシミュレーションのためにユーズドのミディアムタイヤに履き替えてコースイン。FP2では26周を消化して1日を締め括った。

    セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1 サウジアラビアGPセルジオ・ペレス 「明日は接戦になることを楽しみにしている」

    「今日はコンディションの学習がメインテーマだった」とセルジオ・ペレスはコメント。

    「FP1とFP2の間に路面の状況はかなり変化するので、違った気温条件でマシンを試せたのは良かった」

    「ちょっとしたメカニカルの問題があって、少し不安定な流れになってしまい正確な予測は得られなかったけれど、明日までに解決する自信はある。それさえ修正できればもっとペースは良くなるはずだけれど、全体的に予想通りのパフォーマンスが発揮できている」

    「ライバル勢はギャップを縮めるために夜通しでハードワークに取り組むはずなので、明日は接戦になることを楽しみにしている」

  • レッドブルF1代表 「タイトル防衛にはセルジオ・ペレスの改善が必要」

    レッドブルF1代表 「タイトル防衛にはセルジオ・ペレスの改善が必要」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2023年にチームがワールドタイトルを防衛するために、セルジオ・ペレスの改善を望んでいる。
    2022年、レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンが15勝を挙げてドライバーズタイトルを獲得し、セルジオ・ペレスは2勝を挙げてランキング3位となり、コンストラクターズ選手権を獲得した。

    2023年の開幕戦では、フェルスタッペンがペレスを率いてレッドブル・レーシングのワンツーフィニッシュを飾ったが、クリスチャン・ホーナーはフェラーリ、メルセデス、フェルナンド・アロンソの脅威の中で、4回のグランプリウィナーであるセルジオ・ペレスが最高のフォームでいる必要があると主張した。

    「マックスはとんでもない競争相手であり、タフな存在だ。おそらくF1で最も高いベンチマークだ」とクリスチャン・ホーナーは語った.

    「しかし、チェコは現在チームで3年目だ。彼は自信を持っており、快適に過ごしている。マックスでなく、彼もいいところを見せなければならない」

    「フレッド(バスール、フェラーリ)のドライバーたちは互いに激しくプッシュし合っているし、メルセデスのドライバーたちも激しい。グリーンカーにはかなりやる気のあるベテランが乗っているし、本当にエキサイティングな年になると思う。我々の前には素晴らしいレースがあるだろう」

    レッドブル・レーシング F1

    2022年シーズンの開幕時、レッドブル・レーシングのマシンは重量オーバーで、チームはシーズンを通して重量を減らすために戦ってきた。

    RB19の導入に伴い、クリスチャン・ホーナーはタイトルを獲得したRB18からの重要な変更点として、軽量化を挙げた。

    「軽量化は印象的だったと思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「昨年は最大で10kgオーバーしていたこともあった。 チーム全体が限界まで軽量化するために素晴らしい仕事をしてくれたと思う。しかし、F1は絶え間ない進化だ。あらゆる要素を絶えず、洗練させ、開発させている」

    「RB18は素晴らしいクルマだったが、冬に行われたレギュレーション変更、エアロルールの見直しなど、曲者ぞろいだった。だから、『我々は十分にやったか?十分に適応できたか?』は決して分からない」

    「他のマシンを見て、ラップタイムを見て、初めて見えてくるものがある」

  • レッドブルF1、フェルスタッペンのバーレーンでの問題の原因はまだ不明

    レッドブルF1、フェルスタッペンのバーレーンでの問題の原因はまだ不明

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1バーレーンGPの週末にマックス・フェルスタッペンのマシンバランスに問題が生じた原因について、レッドブル・レーシングはまだ不明であると認めている。

    F1バーレーンGPで勝利を収めたものの、レッドブル・レーシングにとって週末はまったく順風満帆とはいかず、マックス・フェルスタッペンはRB19の正しいバランスを見つけるのに苦労していた。

    チームは大会の金曜日と土曜日にRB19に問題を抱え、フェルスタッペンはプレシーズンテストと比べたクルマの違いに「大きなショック」を受けたと認めている。

    フェルスタッペンとチームメイトのセルジオ・ペレスは日曜日にこの問題を克服し、レッドブル・レーシングに1-2フィニッシュをもたらしたが、ヘルムート・マルコによれば、以前の苦戦の理由は依然として謎のままだという。

    「なぜバランスが突然変わったのか、詳細についてはまだ明確には把握できていない」とヘルムート・マルコはドイツのFormel1.deに語った。

    「コンディションの変化に関係していると考えている。テスト走行時よりもコース上の砂が多かったのかもしれない」

    「新しいタイヤはとても敏感だ。我々のクルマもとても繊細で、バランスという点では、どこかでやりすぎたり、または少なすぎたのかもしれません」

    ヘルムート・マルコは、レースでの成功にもかかわらず、レッドブル・レーシングがバーレーンGPでの週末を最大限に活用できていなかったことを認めている。

    「バランスが崩れてアンダーステアになったとき、マックスが不満に思っていることがわかる」とヘルムート・マルコは語った。

    「セルジオは、アンダーステアのクルマをうまく操ることができる。それは、彼がプラクティスで最速タイムを出し、予選でマックスから数百分の一の差だったことからもわかる」

    「それはまた、セットアップの面で正しい方向に進んでいないことを示すものでもある。あるいは少なくとも、フェルスタッペンが必要とするものを達成できていないことを示している」

    レッドブル・レーシング F1 マックス・フェルスタッペン

  • F1技術解説:2023年のフロア規制を巧みに解釈したレッドブルRB19

    F1技術解説:2023年のフロア規制を巧みに解釈したレッドブルRB19

    レッドブル・レーシングは、RB19でどのようにして2023年のフロアレギュレーションを克服し、昨年のマシンを上回るペースを獲得したのか? Formula1.comでマーク・ヒューズがジョルジオ・ピオラのテクニカルイラストを交えて解説した。

    開幕戦バーレーンGPでのレッドブルのアドバンテージは、2022年末の時点よりもさらに大きくなっているように見えた。

    昨年の上位3チームのそれぞれのデザインコンセプトは基本的に変わっていないが、下の表からわかるように、新しいレギュレーションで後輪より前のフロア高が増えたにもかかわらず、それぞれより高いパフォーマンスを見出した。

    2022 vs 2023 F1バーレーンGP 予選ベストタイム

      レッドブル フェラーリ メルセデス
    2022 1m 30.681s 1m 30.558s 1m 31.048s
    2023 1m 29.708s 1m 30.000s 1m 30.340s
    Gain 0.973s 0.558s 0.708s

    表からすぐにわかるのは、レッドブルが最も大きな利益を上げているということだ。レッドブルの昨年のパフォーマンスの鍵は、空力効率にあった。フェラーリやメルセデスよりも低いドラッグコストで、スピードレンジ全体にわたって優れたダウンフォースを生み出すことができたと推測される。

    2023年のレッドブルの課題は、このレギュレーション変更を取り入れながら、フロアの優位性を維持することであった。

    リアタイヤ前方のフロアエッジの高さを10mm、ディフューザーの高さを15mm高くしたのは、ポーパシングに対する感度を下げるためだ。フロアエッジとアンダフロアトンネルのディフューザーの喉元が地面に近いほど、アンダーフロア全体の気流が速く引っ張られることになる。

    このように空気圧を操作することで、より大きなダウンフォースを生み出すことができる。許容される最低地上高を上げると、この引っ張られる力が弱くなる効果がある。そこでレッドブルは、レギュレーション変更で発生した損失を取り戻すべく、アンダーフロアを流れる気流を加速させる別の方法を模索した。

    レッドブル RB19 フロアイラスト2023年のレッドブルフロアのイラストと、2022年のフロアのインセット。右側の矢印は、フロアのカットアウトの後方にあるウイングフラップを示している。中と左の矢印は、フラップ裏のスペースを確保するために、フロアが許容される最大幅から切り離され、フラップがより強く働くようになった場所を示している。フラップ下面の低圧は、フロア前面の気流を引っ張り、スピードアップさせ、アンダーボディが生み出すダウンフォースを増加させる。

    各フロアエッジに沿って1つのウィングプロファイルを使用することが許されているが、昨年のレッドブルはそれを巧みに解釈し、リアタイヤのすぐ前、フロアの下にウィングを配置した。その形状から『ブレードウィング』と呼ばれるこのウィングの配置は、レッドブルがフロアエッジの上面にウィングプロファイルを使用することができなかったことを意味する。

    フロアの高さが増したことで、ブレードウイングは以前よりも効果を失ったと思われる。そこで、ミニウイングを上面に移動させ、レギュレーションで認められている渦を誘発する1つのカットアウトのすぐ後ろに配置することで、気流を活性化する新しい方法が発見された。

    ミニウイングはそれ自体でごくわずかなダウンフォースを生み出すが、より重要なのは、ウイング下面の低圧が隣接する渦のエネルギーを高め、フロア前面からの気流を強く吸引して速度を上げるという機能だ。

    ミニウィングを最大限に機能させるために、後ろのフロアの側面が切り取られ、ウイングの下側の気流により多くの拡張スペースが与えた。その分、フロアのダウンフォース発生面積は減るが、カットされた部分によってウイングがより強く機能するようになり、その結果、渦のエネルギーが増大し、フロア前方からの気流が加速される。

    レッドブル RB19レッドブル RB19

    レッドブルのパフォーマンス向上は様々な分野からもたらされたものだが、レギュレーション変更に対応するためのフロアエッジは、全体の重要な部分を占めていただろう。

    レッドブルは、バーレーンで発表された車両変更に関する公式文書で「レギュレーション変更により、昨年からアウトボードエッジの最低高を上げるというジオメトリー変更が行われた。それはチームが選んだ変化ではなく、クルマのパフォーマンスに有利になるわけでもない。その結果、ジオメトリは発生する損失を最小限に抑えることを目的としたものになった」

    レギュレーションによって奪われたものを、創意工夫によって取り戻した。

  • レッドブル RB18ショーカーシミュレーターがF1 Authenticsで販売開始

    レッドブル RB18ショーカーシミュレーターがF1 Authenticsで販売開始

    レッドブル・レーシングは、スポーツメモラビリアの専門店であるメメント・エクスクルーシブズ(Memento Exclusives)と提携して、大成功を収めたRB18をベースとして特別なショーカーシミュレーターを構築。F1ファンの自宅にレーストラックを再現する機会を提供する。

    レッドブル・レーシングは2022年、エイドリアン・ニューウェイが設計したRB18で22戦中17勝という驚異的な成績を収め、マックス・フェルスタッペンが2年連続でドライバーズタイトルを獲得、チームメイトのセルジオ・ペレスがコンストラクターズタイトルに貢献した。

    この度、レッドブルのデザインに敬意を表し、本物のF1マシンと同じ工程で製造された2台のスタティックショーカーシミュレーターが、英国ノーザンプトンシャーにあるメメント・エクスクルーシブズの本社で発売された。

    シミュレーターには「チャンピオンズエディション」と「レースエディション」の2つの特別仕様で販売される。前者にはフロント ウィングアセンブリが搭載されており、どちらもフェルスタッペンまたはペレスをテーマにしたカラーリングを選択することができる。

    シミュレーターの価格は、チャンピオンズエディションが定価99,999ポンド(約1600万円)、レースエディションが定価74,999ポンド(約1200万円)で、F1公式メモラビリアのeコマース・プラットフォームであるF1 Authenticsから直接購入することができ、最初の納品は今月を予定している。

    レッドブル RB19 ショーカーシミュレーター

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは「チャンピオンシップを勝ち取ったRB18のコックピットにドライバーを乗せるという、ユニークなシムレーシング体験を共同開発できたことを嬉しく思っている」と述べた。

    「F1マシンを運転することは、ほとんどの人が夢見ることだが、このシミュレーターは限りなく本物に近い。メメント・エクスクルーシブズは、トラックを自宅に持ち込むためにこの車を再現した」

    メメント・エクスクルーシブズの創設者兼CEOであるバリー・ゴウは「オラクル・レッドブル・レーシングとのエキサイティングなパートナーシップのニュースをようやく共有できることを嬉しく思う」と述べた。

    「2022年のF1選手権優勝シーズンを記念して、この素晴らしいRB18のショーカーシミュレーターを製作できることを光栄に思う」

    「オラクル・レッドブル・レーシングブランドのシミュレーターの製造と販売を任されることは、私たちのチームの信頼性を証明するものであり、チームが私たちに寄せる信頼でもある。これは、チームとの初めてのパートナーシップであり、素晴らしい方法だ」

  • レッドブルF1代表 「予算上限ペナルティはモチベーション向上に寄与」

    レッドブルF1代表 「予算上限ペナルティはモチベーション向上に寄与」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、コストキャップ違反で課された風洞時間の短縮が、チーム内のモチベーションを高めるのに役立っていると主張する。

    FIAは昨年10月、2021年シーズンに向けて設定された1億4500万ドルのコスト上限を40万ポンド超過したとして、レッドブル・レーシングに有罪判決を下した。

    レッドブル・レーシングはコンストラクターズチャンピオンであることから、グリッドに並ぶ全チームの中で最も少ない風洞とCFDのテスト時間を受け継ぐことになっていたが、チーム上層部は空力テスト時間をさらに10%短縮する違反合意を受け入れた。

    これにより、レッドブルは今年、63%の風洞実験時間しか与えられていないのに対し、現在、コンストラクターズランキングで2位につけているアストンマーティンは100%の風洞実験時間を得ている。

    クリスチャン・ホーナーは、この制限によってレッドブルがより生産的にリソースを配分せざるを得なくなったことを認める一方で、F1のトップに立ち続けたいという願望が高まったと語る。

    このペナルティがチームのスタッフに与えた影響について質問されたクリスチャン・ホーナーは「みんなの気持ちを集中させ、効率を高めることができたと思う」とAutosportに語った。

    「風洞の時間で失ったものは、モチベーションでゲインした」

    2022年に22戦中17勝を挙げ、両チャンピオンを獲得したレッドブルは、2開幕戦を終えた2023 年にその支配を繰り返すのに十分な位置にいるように見える。レッドブルは、バーレーンGPで1-2フィニッシュを達成し、シーズン前の優勝候補の呼び声に応えた。

    レッドブルの優位性を示す指標として、優勝したマックス・フェルスタッペンは、レッドブル以外の最も近いマシンであるフェルナンド・アロンソのアストンマーティンに36秒もの差をつけた。

    風洞テストの時間が短縮されたことで、レッドブル陣営がコース上で不安定になることはまだないようだが、ホーナーはこのことが長期的な影響を及ぼす可能性があると考えている。

    「今年のクルマだけでなく、来年のクルマにも関わることなので、12カ月かけて考える必要がある」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「我々にとって本当にポジティブなことは、リソースと時間を浪費するような根本的な問題に取り組んでいないことだ」

    「ペナルティに対応し、しっかりとしたスタートラインに立つことが、我々にとって極めて重要なことだった。それを実現するために、チームは素晴らしい仕事をしてくれた」

    「我々には、まだあと8ヶ月、9ヶ月の猶予がある。このクルマ、そしてもちろん来年のクルマをどう開発するか、非常に選択的かつ極めて効率的でなければならないということだ」

    昨シーズンは、シーズン後半を前に技術指令が出され、パワーバランスがレッドブル寄りに傾いた。

    しかし、ホーナーは、2024年のレギュレーションが変更される可能性がある場合、レッドブルが交渉するのは難しい状況になる可能性があると警告している。

    「レギュレーションが変わるかどうかは、本当にその時次第だ」とホーナーは説明する。

    「安定したレギュレーションを期待しているが、チャンピオンシップで1位になることで得られる差だけでなく、さらに10%の差をつけられるのは、もちろん不利であり、ハンディキャップだ」

    「つまり、フェラーリより15%、メルセデスより20%も時間が少ないわけだからね。これは重要な数字だ。だから我々にとっては、風洞でのテストに何を適用し、何を選択するか、そしてRB19とRB20の両方のマシンをどう開発するか、効率的で効果的であることが重要だ」