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  • F1とFIA、2021年のF1レギュレーションの枠組みをF1チームに提案

    F1とFIA、2021年のF1レギュレーションの枠組みをF1チームに提案

    F1のオーナーであるリバティ・メディアとFIA(国際自動車連盟)からF1の将来に対する提案を受け、F1に参戦する10チームはそれに合意するかどうかを検討していかなければならない。

    3月26日(火)にロンドンで会議が開催され、リバティ・メディアとFIAは、F1チームに、2021年の競技面だけでなく、ガバナンスと財政面についての提案を発表した。

    「会議はストラテジーグループの始まり、F1コミションの会議が続き、F1は昨年のバーレーンでFIAとチームへの発表からほぼ1年後にビジョンがどのように進化しているかを確認するためにスポーツのすべての利害関係者が集められた」とF1公式サイトは語った。

    今提案には投票の意図はありませんでしたが、この問題は6月の締め切りまでに解決されなければならず、今週末バーレーンで議論されることになるだろう。

    ストラテジーグループはメルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレン、ウィリアムズ、ルノーだけがメンバーだが、残りの4チームもアブザーバーとしての参加が許可され、レース自体を向上させるための計画とともに、予算キャップ、歴史的なボーナス、より平等な分配金などの問題が議論された。

    F1公式サイトは「最終的には、F1は素晴らしいアクションを生み出し、クルマをより接近させ、ドライバーをヒーローにし、ビジネスをより持続可能なものにしたいと考えている」語った。

    検討されている技術的変更のいくつかの側面についてはすでに批判があるが、最も大きな意見を分けそうなのが、財務面の計画うだ。小規模チームは、ビッグ3チームとの大きな差を生み出しているコストを削減するために、予算キャップとともにより大きな賞金を求めている。

    その一方で、大規模なチームは自分たちが何をどのように使うことができるのかについて意見を言われることに不満を抱いている。また、歴史とスポーツへの貢献を主張し、賞金の平等化にも反対している。

    また、F1は財政面での変更が新しいチームの参入を促進することを望んでいるが、既存チームの中には予算制限を回避するためのBチームの影響力の増大への懸念の声も挙がっている。

    マクラーレンを始め、F1チームのなかには2021年の動向次第ではF1からの撤退をほのめかしているチームもあり、6月までに様々な脅威を含めた議論がなされていくことになるだろう。

  • ロス・ブラウン 「2019年のF1空力レギュレーション変更はポジティブ」

    ロス・ブラウン 「2019年のF1空力レギュレーション変更はポジティブ」

    F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2019年のF1世界選手権で導入された空力レギュレーション変更はシーズン開幕戦で有望な効果をみせたと考えている。

    2019年に向けて、F1マシンには後続マシンの乱気流を抑えてオーバーテイクを改善することを目的にフロントウイング、リアウイング、バージボード、ブレーキダクトの重要な空力エリアに変更が加えられた。

    開幕戦の舞台であるアルバート・パーク・サーキットはオーバーテイクが簡単なサーキットではなく、それほど多くのアクションが見られることはなかったが、ロス・ブウウンは、より伝統的なサーキットにむけてポジティブな兆候が得られたと語る。

    「レースではオーバーテイクの数を比較すれば、今年は2018年の3回と比較して14回のオーバーテイクがあった(6回はDRSなし)。初期の兆候としては励みになるものだ。特に実際のオーバーテイクを除いてもね。我々はスリリングナバトルを目にした」とロス・ブラウンはコメント。

    「すべてが新しい空力によるものではないことは確かだ。中団チームのパフォーマンスは劇的に拮抗しているからね。だが、何名かのドライバーは前年と比較して他のマシンに追従したときにクルマをより自然に感じたと語っている」

    「オーストラリアのトラックも最も正確なテストではないので、結論を下すまでに少なくとも3レースは待ちたい。でも、初期の兆候は励みになるものだった」

  • ルノー 「2019年のF1レギュレーション変更はトップ3との差を縮める」

    ルノー 「2019年のF1レギュレーション変更はトップ3との差を縮める」

    ルノーは、2019年のF1レギュレーション変更によって、トップ3チームとミッドフィールドチームとの差は縮まると考えている。

    2019年のF1世界選手権では、接近戦やオーバーテイクを促進するためにシンプルなフロントウイング、ブレーキダクト、バージーボード、ワイドなリアウイングを含めた重要な空力エリアが変更される。

    そのため、F1チームは2019年にまったく新しい空力を設計することを求められる。

    ルノーのエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、空力変更は、旧スペックのマシンで大きなアドバンテージを築いてきたメルセデス、フェラーリ、レッドブルにとって大きな打撃となると考えている。

    2019年のルールによるダウンフォース喪失について「我々がどの位置にいるかを言うつもりはないが、確かに序盤の喪失は大きなものだった」とマルチン・ブコウスキーはコメント。

    「我々や他チームよりも大きいかどうかを言うのは難しいが、私の個人的な意見では、より大きなチーム、ベストなチームの方がパフォーマンスのロスは大きいと思う」

    「なぜなら、彼らは定義上、より速いクルマを持っていたわけだし、彼らの方がより最適化されたクルマを持っていたことになる。すべてがより調整されて、最適化されていた。だから、彼らはよりい大きな後退になるだろう」

    「だが、彼らにはリカバリ-するためにより良い機材がある。彼らはリソースも多く、より大きな構造があるからね。それに彼らの持っている理解が以前のレベルに到達することを可能にした。彼らはまだそれを持っているし、さらなるパフォーマンスを見つけるためにそれを利用することができる」

    「誰がより大きな後退をして、誰がより大きな前進をするかを言うのは難しい。私の感触ではトップチームとミッドフィールドとの差は少し縮めるはずだ。レギュレーションは以前よりも厳しくなっているからね。入手できるパフォーマンスは少なくなっている」

    ルノーは、2018年シーズンを3強チームに次ぐ、ベスト・オブ・ザ・レストのランキング4位で終え、今年はトップ3に近づくことを視野に入れている。しかし、マルチン・ブコウスキーは、ルノーが3強チームとの差を完全に埋めることを期待するのはあまりに大きすぎると語る。

    「現実的に去年の状況、ギャップを見れば、冬に間に1.5秒のパフォーマンスを埋めるのはほぼ不可能だ」とマルチン・ブコウスキーはコメント。

    「今、レギュレーションが変更され、それが勢力図に影響を及ぼす可能性はある。上位にもいくつか変更はあるだろう。一部の人々のパフォーマンスや信頼性が危うくなる可能性もあるし、外的要因もある。だが、それは我々にはコントロールできないことだ」

    「我々の見解は、レギュレーション内で可能な限りベストなクルマを完成させて、可能な限り最高の仕事をして、宿題をこなし、目標を達成することだ。全体的な勢力図は相対的なパフォーマンスの問題だ」

    「自分たちのパフォーマンス目標に到達できれば、昨年と比較して進歩しているはずだし、他がそれほど良い仕事ができなければ、それは我々にとって好都合だ」

  • ルノーF1 「2019年の空力ルール変更は“小さな変化”を生むだろう」

    ルノーF1 「2019年の空力ルール変更は“小さな変化”を生むだろう」

    ルノーF1チームの技術責任者を務めるニック・チェスターは、2019年に導入される空力レギュレーションの変更はオーバーテイクに“小さな変化”を生むことになると考えている。

    昨年までのレギュレーションでは、気流をマシンの周りに押し付けることが可能となり、その結果として発生するする乱気流によって後続のクルマに不安定さをもたらし、結果としてタイヤやブレーキ性能を及ぼしていた。

    2021年、FIA(国際自動車連盟)はF1レギュレーションを大幅に変更することを計画しているが、今年もその前段階として乱気流に対するF1マシンの感度を下げて、レースの質を向上させることを目指して、フロントウイングとバージボードなどを簡素化する空力レギュレーションの変更が実施される。これにより、理論的にはより強いスリップストリームが得られることになる。

    しかし、今週、フォースインディアの技術者は、2019年に導入される新たなフロントウイングなどによってF1マシンのラップタイムがこれまでよりも数秒遅くなるだけでなく、ハンドリングにもかなりの悪影響が生じるだろうと述べていた。

    この件について質問されたニック・チェスターは「確かに2019年の変更は大きな変化だ」とニック・チェスターはコメント。だが、FIAによるオーバーテイクを改善しようとする試みを支持していると語る。

    「FIAが推進している後続車に追従することを改善しようというコンセプトは正しいと思う。もちろん、最終的に2021年に計画されているすべての変更うを一年で行うことはできない。だが、我々がこれまで見てきたことからすれば、小さな変化は生じると思う」

    「正しい方向に進むだろうし、後続車の状況も少しは改善されるだろう。だが、パッケージ全体がどのようなことを実現できるかについては2021年まで待あなければならないだろう」

    ニック・チェスターも、2019年の空力レギュレーションの変更によってラップタイムが一時的に遅くなるのは間違いないと認めつつも、その後の開発によって補うことは可能だと考えている。

    「新ルールによって少し打撃を受けたし、我々が今後どれだけ素早くクルマの開発を進めることができるかの問題となるだろう」

    「具体的な数値を示すつもりはないが、チームがどのように元の状態に戻り、どれだけ開発できるかが鍵になると思っている」

  • F1 | エンジンメーカーに対して新規参入メーカーへの技術共有を義務化

    F1 | エンジンメーカーに対して新規参入メーカーへの技術共有を義務化

    F1のスポーティングマネージャーを務めるロス・ブラウンは、2021年以降、F1エンジンメーカーは、必要に応じて、新規参入メーカーに特定の技術を要求する必要があることを明らかにした。

    F1の将来のレギュレーションプラットフォームは、ゆっくりではあるが、着実に形を整えており、F1の上層部とチームとの話し合いは並行して進展している。

    2021年のF1レギュレーションでは、パワーユニットと空力のルール変更が最前線にある。そして、パワーユニット規約の変更については当初の計画通りには進んでいない。

    当初、F1は独立系のエンジンメーカーがF1に参入することを奨励するために、シンプル、安価であり、複雑で高い技術とコストのかかるMGU-Hの廃止したパワーユニットフォーマットを導入することを提案していた。

    しかし、既存のF1エンジンメーカーは、2021年まで現行のパワーユニットの開発を続けながら、新しいテクノロジーに莫大な投資をすることに反対。F1はその要求を飲み、燃料規制や最大回転数など現行エンジンにわずかな変更を加えるだけに留めることになった。それはアストンマーティンやコスワース、ポルシェといったF1参入を思いとどまらせることになった。

    だが、長く複雑な議論の背景で、ロス・ブラウンは新規参入に興味をもつメーカーのために、既存のエンジンメーカーと興味い妥協案を達成した。

    「つり上げ橋は引き上げられ、既存サプライヤーは他の誰かが入ってくることを望まなかった」とロス・ブラウンは Formula1.com にコメント。

    「我々は妥協を見い出した。新規エントラントが既存のエントラントたちからサポートを受けられるレギュレーションが定められた。要求された場合に、コンポーネントやテクノロジーの情報を共有しなければならないというものだ」

    「我々が提案してきたような急進的な変更ではないが、それでも正しい方向への良い一歩であり、ドライバーのエンジン管理に関してもいくつか良い変更が予定されている。競技の方向性は長い道のりを進んでいると思う」

    「既存のマニュファクチャラーからは彼ら後ろで扉を閉ざしてはならないという認識があった。他のマニュファクチャラーもしくはサプライヤーから真剣な関心があった場合、そのマニュファクチャラーがF1に参入するのを手助けする方法を見つけるために彼らは協力しなければならない」

    2021年の空力レギュレーション変更についてもF1はまだ全体像を示していない。新しいルールブックはオーバーテイクを促進し、新規のファンを獲得するためにマシンの外見をより良いものにすることを目指している。

    だが、ロス・ブラウンは、大規模チームが2021年のためにリソースを投入してスタートダッシュを試みることを防ぐため、レギュレーションの全容を明らかにするのは2021年シーズンの1年前まで控えるつもりだと語る。

    「FIAと我々は、各チームがマシンの構想っで取り掛かるタスクを考慮してフレームワークを作成した。それはチームが設計を始めるには不十分であるようにあえて遅らせている」とロス・ブラウンはコメント。

    「リソースの豊富なチームがそうでない者を出し抜くような状況は望ましくない。しかし、そのバランスをとるのは難しい。情報を出すのが遅ければ遅いほど、リソースを持ったチームが有利になるというものもっともな議論と言えるがね」

    「チームにはマシンのデザインに取り掛かるためにおよそ1年の期間が与えられる。それくらいのタイムスケールが妥当というのが私の考えだ。2020年の設計が終わったところで、2021年に焦点を合わせるぐらいがちょうどいいだろう」

    また、ロウ・ブラウンは、長期的に議論されているF1の予算制限についての最新情報も提供。まだ2021年にコスト削減とより公平な収益分配の導入を予定していると語る。

    「我々はチームとかなり建設的な話し合いをしている。以前のイニシアチブとは異なり、この予算制限はスポーツのレギュレーションに組み込まれる予定だ」とロス・ブラウンはコメント。

    「チーム間の公平な収益分配は特にビッグチームによるコスト削減によって相殺されるため、収益は改善されるだろう」

    「予算キャップの提案に従ってF1で良い状態にならないチームを見ないことはないだろう」

  • メルセデス 「2019年はウィリアムズにも抜け穴を見つける可能性がある」

    メルセデス 「2019年はウィリアムズにも抜け穴を見つける可能性がある」

    メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2019年に導入される新しいF1レギュレーションにはウィリアムズのようなチームでさえも抜け穴を見つけてメルセデスを倒せる可能性があると警戒心を強めている。

    F1は、オーバーテイクを改善することを目的に2019年からフロントウイングの概念を含め、新しい空力レギュレーションを導入する。

    トト・ヴォルフは、2009年には新生ブラウンGPがダブルディフューザーを生み出して圧倒的な強さでダブルタイトルを獲得したことを引き合いにだし、新レギュレーションのグレーゾーンを生かすチームが出てくることでF1の勢力図が変わる可能性があると警戒する。

    「ルール変更によってあらゆることが可能だと思う」とトト・ヴォルフはFIA表彰式でコメント。

    「ブラウンGPがダブルディフューザーを生み出した2009年とほぼ同じようになると思う。抜け穴を見つけたチームがいるかもしれない。他がそれを見つけなければ、大きな違いを生む可能性があると思う」

    「我々は真剣に全員にその可能性があると受け止めている。今年フェラーリが2位でもウィリアムズが10位であってもね。彼ら全員に我々よりも優れたクルマを生み出す可能性がある」

    「我々はすべてのチーム、彼らが取り組んでいる努力をリスペクトしているし、彼ら全員をコンペティターと見なしている」

    ウィリアムズも2009年にトヨタと一緒にダブルディフューザーの抜け穴を見つけ出したが、効果的にそのトリックを利用できたのは後にメルセデスに生まれ変わることになるブラウンGPだけだった。

    最近、トト・ヴォルフは、メルセデスが2019年のF1エンジン開発で小さな“挫折”を経験しており、今のところはパフォーマンス面で期待していたほどの進歩を見い出せていないことを明らかにしていた。

    だが、トト・ヴォルフは、他のエンジンメーカーの脅威が増大しており、メルセデスはパワー面と過度に野心的な目標を設定する必要があったと認める。

    「シーズンを通して我々を含めたすべてのエンジンメーカーが大きなステップを果たしたのを目にしてきた」とトト・ヴォルフはコメント。

    「今年、フェラーリはとても競争力なパワーユニットを持っていた。ホンダはトロロッソと素晴らしいパフォーマンスで大きな進歩を果たした。ルノーもシーズン終盤にレッドブルをほぼ全てのレースで優勝候補にするよう推進していた」

    「エンジンパフォーマンスが収束しているのがわかるだろう。我々はこれまで何年にもわたって集団のリーダーだった。来年も再び集団のリーダーであり続け、このポジションに戻ってくるためには、とても懸命にプッシュし、野心的な目標を設定する必要がある」

    「だが、F1は効率的なフォーミュラになってきてもいる。実際にレースをフィニッシュする最もパワフルなエンジンを持っていることが重要だ。ピーク時のパフォーマンスだけでなく、ピーク時の信頼性も重要だ。バランスは非常に難しい」

  • F1 | 2019年の空力レギュレーション変更は“大幅な後退”

    F1 | 2019年の空力レギュレーション変更は“大幅な後退”

    F1チーム代表は、2019年の空力レギュレーション変更がパフォーマンス的に“大幅な後退”になると考えているが、その損失をすぐに取り戻せることを期待している。

    2019年のF1世界選手権では、先行マシンの乱気流を減らすことでオーバーテイクが増えることを目指して、簡素化したフロントウイングを含めた細かい空力変更を導入する。

    だが、新しい空力レギュレーションは大幅にF1マシンのダウンフォースを減らすことになり、今シーズンF1で見られたコーナリングスピードとコースレコード更新を連発したようなラップタイムがなくなる可能性がある。

    ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは「2019年がどうなるかについて、現時点で明確に把握するのは難しい。だが、エンジン面で改善されるのは確かだろう。タイヤとエアロダイナミスに関してはやや疑問がある」とコメント。

    「空力レギュレーションに関して言えば、大きな後退だ。誰もが失われるパフォーマンスを取り戻すことに集中していると思う。いつ取り戻せるのか、上回ることができるかどうかはわからない。でも、難しくなるだろう」

    今年夏のハンガリーテストで2019年仕様のフロントウイングをテストした2チームのうちのひとつであるフォース・インディアのチーム代表オトマー・サフナウアーも“大幅な後退”だと語る。

    「我々はテストを行ったが、大幅な後退だった。果敢な目標を立てたが、そこに到達できるかどうかわからない。どうなるかについて将来を予想しようとしているが、我々にとっては極めて大きな後退だった」とオトマー・サフナウアーは語る。

    一方、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、損失分はかなりすぐに取り戻せると期待しているが、実際にオーバーテイクが増加するかどうかについては懐疑的だ。

    「風洞関係者と議論したが、現状ではオーバーテイクがかなり簡単になるとは思っていないようだ。したがって、このレギュレーション変更にとって、オーバーテイクがとても簡単になるかどうかは確信していない」とフランツ・トストはコメント。

    「来シーズンの初めにはチームは今と同じダウンフォースレベルに達していると思う」

  • F1 | 2021年から18インチタイヤを採用&タイヤブランケットを廃止

    F1 | 2021年から18インチタイヤを採用&タイヤブランケットを廃止

    F1は、2021年に導入される新しいレギュレーションでタイヤサイズを13インチから18インチに拡大する。

    FIA(国際自動車連盟)は、2020年以降のF1単独タイヤサプライヤーの入札に先駆けて、2021年のタイヤレギュレーションの変更案を公開。扁平率の低い18インチのロープロタイヤに移行するとともに、フロントタイヤの幅は305mmから270mmに縮小、リアタイヤの幅は405mmを維持することが明らかになった。

    ピレリは数年前から18インチへの変更を推進しており、2014年にはシルバーストンでシャルル・ピックがロータスのF1マシンでコンセプトタイヤで走行を実施。2015年にはマーティン・ブランドルがGP2のテストカーで18インチタイヤを試している。

    また、2021年から2023年まではタイヤブランケットが廃止されることも明らかになった。タイヤブランケットの使用禁止はコスト削減の一環として以前から議論されていた。

    ドライバーがタイヤパフォーマンスを最大限に引き出すためにタイヤの熱入れがより難しくなり、タイヤメーカーにとって対応は大きな技術的なチャレンジとなる。今回公開されたタイヤレギュレーションでは、新しいタイヤは「ピット出発時の冷えた状態で安全なパフォーマンスをもたらすこと」と記されている。

    さらに、2月末から3月初旬にかけて伝統的にバルセロナで実施されているF1冬季テストでは低温対応のタイヤが供給されることになる。

    新レギュレーションは、オーバーテイクの増加が主な目的のひとつとして挙げられており、2021年のタイヤレギュレーションは“ショーの改善”が最優先事項として記載されている。

    F1は、次世代のF1タイヤが、レースでドライバーがより長く最大限にプッシュできることを求めつつも、レース週末にスパイスを加えるべく戦略的なバリエーションを生み出すことも要求している。

    タイヤの耐久性とパフォーマンスピークのウインドウを決定づけるタイヤデグラデーションについては「レース戦略に影響を及ぼし、タイヤが極度の摩耗を生じる地点に至らないことを確実にすることが好まれる」と記されている。

    また、各週末に供給される3種類のコンパウンドに期待されるデグラデーションレベルと各コンパウンド間のパフォーマンス差についても記されている。

    ミディアムタイヤはハードよりも1秒速く、ソフトはミディアムよりも1.2秒速くなければならない。その一方で、ソフトのパフォーマンスはレース距離10%で2秒、ミディアムはレース距離18%で2秒、ハードはレース距離22%で2秒、それぞれ劣化させなければならないとしている。

    FIAは、タイヤの耐久性の違いによって、レース戦略に1ストップ、2ストップ、3ストップが混在することを望んでおり、最も柔らかいコンパウンドを使うドライバーは1ストップ戦略を実行できないようにすることを望んでいる。

    「アグレッシブなドライビングや接戦において、タイヤに優しいドライビングや前方がクリアになった状況における走行よりもタイヤデグラデーションが高くなることを期待する。アグレッシブなドライビングや接近戦が終了し、より安全な状態になればタイヤは急速にラップあたりのデグラデーションレベルが低い状態に戻される」

    また、パフォーマンスに関しても新しい18インチタイヤが、現行タイヤと同程度のパフォーマンスを発揮することを要求している。

    2020年からのF1タイヤ供給に関心のあるタイヤメーカーは、8月末までFIAに申請しなければならない。2011年にブリヂストンからタイヤサプライヤーを引き継ぎ、現在F1にタイヤを独占供給するピレリは、今後も引き続きF1に供給していきたいとの意向を示している。

    だが、18インチタイヤの採用は2021年からのため、F1へのタイヤ供給を希望するメーカーは、新レギュレーションに移行する前に2020年のレギュレーションに沿った13インチのタイヤを1年間製造しなければならない。

  • 【F1】 既存エンジンメーカーはMGU-Hの存続で共闘姿勢

    【F1】 既存エンジンメーカーはMGU-Hの存続で共闘姿勢

    2012年の新F1エンジンレギュレーションに関する議論は、既存エンジンメーカーがMGU-Hの廃止に反対していることで並行線を辿っている。新ルールの昨年は6月30日に期限を迎えたが、合意に達することはできなかった。

    昨年10月、FIA(国際自動車連盟)とリバティメディアは最初の2021年以降のF1エンジンレギュレーション案を提示。自動車メーカーがF1に新規参入することを促進するために、F1エンジンを安価でシンプルにしたものにしたいと考えており、特にMGU-Hの廃止を希望している。

    しかし、4月初めにリバティメディアが発表した2021年以降のF1の将来についての計画では、エンジンは5つの核となる要素に含まれていたものの、フェラーリやメルセデスが難色を示していたMGU-Hの廃止は省かれていた。

    そして、先週のF1ストラテジーグループの会議において、既存エンッジンメーカーは、MGU-Hを含めた現在のハードウェアパッケージのすべてを維持したいと改めて主した。

    既存エンジンメーカーは、FIAとリバティメディアの提案を正当化する主張のひとつだった2021年の新たな自動車メーカーの参入について現状ではまったくコミットされていないとう事実を強調している。

    ポルシェは、現在のV6ターボハイブリッド規約が策定された際と同じように、今回の2021年の新レギュレーションの議論に加わっている。

    しかし、ポルシェはまだF1プログラムの開始を決定しておらず、そこには少なくともフォルクスワーゲン・グループ全体を取り巻く排ガススキャンダルが絡んでいるとされている。

    アストンマーティンもF1プロジェクトへの興味を示していたが、まだ曖昧な態度をとっている。加えて、レッドブルがホンダとのワークス契約を発表したことで状況は変化。今後はアストンマーティンの関与は減少していくとみられている。

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「議論することはまだかなり残っている。我々はエンジンの再設計を意味する提案を受けた」とコメント。

    「現在F1に従事している4社すべてが、より多くのノイズが必要で、燃費について議論することが重要だという理解でいる」

    「だが、他に誰も参入することがないのにエンジンを再設計する利点はほとんどない。もし、我々の4社(メルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダ)全員がコミットして、必要な費用と投資を行っているように、どこかがF1に参入することをコミットするならば、是非、エンジンレギュレーションについて議論しようではないか」

    「だが、誰も内部にいないのであれば、それは学問的な議論になってしまう」

    レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーは、新規参入者が出てきていないことを指摘。さらにホンダはMGU-Hを継続することを熱望しており、レッドブルはその立場を支持していると語る。

    「最終的に運営組織と商業権保有者は、彼らがスポーツにとって正しいと信じることをやっていかなければならない」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「参入する者は誰もいないように見えるし、実際にはFIAとリバティが何をしたいかを決断するかにかかっている」

    ルノーのスポーティングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、高価な新しい開発レースに巻き込まれたくないとし、「安定性を優先すべきだ」と語っている。

    このような状況のなか、Blick は、メルセデス、フェラーリ、ルノーの3社が集まり、MGU-Hを存続させる方向で団結することを話し合ったと報じてる。

    同紙は「唯一可能性が高いと見られているポルシェの参入にストップをかけるのが狙いだ」と報じた。

    記事によると、この3社連合は、MGU-Hを廃止すれば、完全に新しいF1エンジンの設計を余儀なくされるため、かえってコストが増するとの主張を前面に押し出すという。

    Auto Motor und Sportは、これは事実上の「カルテル」だとし、あるパドック関係者のコメントを紹介している。

    「彼ら(メルセデス、フェラーリ、ルノー)は自分たちの地位が脅かされることを恐れているMGU-Hを廃止しなければ、ポルシェやその他のメーカーが参入して彼らを倒すようなことはなくなるからね」

  • 【F1】 2021年に18インチのF1タイヤ導入を本格検討

    【F1】 2021年に18インチのF1タイヤ導入を本格検討

    F1は、2021年のレギュレーション変更の一部としてF1タイヤのサイズを13インチから18インチに拡大することを本格的に検討している。

    ピレリは数年前から18インチへの変更を推進しており、2014年にはシルバーストンでシャルル・ピックがロータスのF1マシンでコンセプトタイヤで走行を実施。2015年にはマーティン・ブランドルがGP2のテストカーで18インチタイヤを試している。

    ピレリは、すでにWECとフォーミュラEで使用されている低扁平率タイヤが、現在の13インチ仕様よりも市販車テクロノロジーとの共通性があり、マーケティング目的により適していると考えている。

    Autosport はF1の内部関係者の「18インチに移行する可能性は高い」との証言を伝えている。

    FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングも、2021年に18インチのF1タイヤを採用すする可能性があることを認めている。

    「そうだと言える。パッケージの一部として議論している」とチャーリー・ホワイティングは語っている。

    18インチへの変更は、サスペンション設計に大きな影響を与えるため、開発コストが追加されるとして常に反対されてきた。

    しかし、今では意見は分かれており、2020年という早い段階で変更するべきと考えているチームもいるようだ、2021年に導入されるより大きなパッケージ変更を待つ方が論理的だと考えられている。

    現在、F1の公式タイヤサプライヤーとして独占供給を行っているピレリの契約は2019年に終了となり、18インチへの移行はライバルメーカーの入札の門戸を広げることになる。ミシュランは、かねてからF1へのタイヤ供給の条件として18インチへの拡大を上げていた。
    だが、新規参入メーカーには、2021年のサイズ変更を前に1年間13インチのタイヤを製造しなければならないという障壁がある。

    ピレリの最高経営責任者であるマルコ・トロンケッティ・プロヴェラは、同社は変更を実施する準備はできているとモナコで述べている。

    「我々はオープンだ。適切なレギュレーションを見つけ、チームがそれを適用する準備ができるようにしなければならない」

    「空力、サスペンションなど、多くの問題がある。チームが準備できれば、我々は準備はできる」

    「我々にとってそれは常にテクノロジーだ。13インチタイヤに満足しているし、18インチタイヤでも満足だ。大きければ大きいほど良いが、技術的なチャレンジは異なるものになる」

    ピレリにとって最優先課題となるのは、適切なテストプログラムを編成することにある。テストブログラムでは“ミュール”カーやサスペンションを改良したマシンが必要となる。

    「現時点ではまだ詳細を議論してない」とピレリーのカーレーシング責任者を務めるマリオ・イゾラはコメント。

    「タイヤレギュレーションだけでなく、全てのレギュレーションが出揃っていない。我々は適切な時間とテストができれば、彼らが何を求めても準備はできると言ってきた」

    「適切なプランを立てなければならない。過去に我々はタイヤを変更し、ワイド化させた。我々は常にF1の要求に従ってトライしている」

    「だが、テストをするには適切なクルマが必要になるだろう。タイヤがワイド化された2016年と同じような状況だ」

    13インチと18インチのF1タイヤ