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  • ルノーF1、レッドブルにカルロス・サインツの状況の明確化を求める

    ルノーF1、レッドブルにカルロス・サインツの状況の明確化を求める

    ルノーF1は、2019年のドライバーラインナップの代替案を検討できるようにレッドブルに対してカルロス・サインツの状況を明確にするよう求めている。

    昨年末、ホンダ、マクラーレン、トロロッソを巡るエンジン契約の一環として、1年間のローン移籍という形でレッドブルからルノーに加入した。

    レッドブルはダニエル・リカルドとの新契約をまだ締結できておらず、リカルドがレッドブルを離れる決断をした場合、カルロス・サインツはその後任としてレッドブルに戻ると考えられている。

    ルノーF1のチーム代表シリル・アビテブールは、チャンスを逃したくないと考えており、レッドブルに早急な決断を迫っている。

    「我々はリカルドとレッドブウルの決断を永遠に待つつもりはない」とシリル・アビテブールは L’Equipe にコメント。

    「カルロスとすぐに状況をすぐに進めることができ、彼が来年の重要な選択肢になるのか、それとも我々は代替案を検討することになるのかのどちらかだ」

    カルロス・サインツがレッドブルに戻ったばあ、フォース・インディアのエステバン・オコンがニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとしてルノーに加入する可能性が高いとされている。

  • ルノーF1 「新型MGU-Kは大幅な前進をもたらしている」

    ルノーF1 「新型MGU-Kは大幅な前進をもたらしている」

    ルノーF1は、F1オーストリアGPで投入した新型MGU-Kが大幅な前進をもたらしたと主張。しかし、レースではルノーの複数のドライバーにパワーユニットトラブルが発生する結果となった。

    ルノーは、ダイナモで信頼性トラブルが発生して延期となっていた2018年型のMGU-Kを先週末のF1オーストリアGPで投入。ルノーは昨年型のMGU-Kにも信頼性に問題があって使用することができず、事実上2016年型を改良して使用していた。

    しかし、F1オーストリアGPではルノーのパワーユニットに信頼性問題が続発。ニコ・ヒュルケンベルグはホームストレートでエンジンがブロー。ダニエル・リカルド(レッドブル)とストフェル・バンドーン(マクラーレン)もトラブルによってリタイアを強いられている。また、レースウィナーのマックス・フェルスタッペンも、万が一、チームメイトと同じ問題が発生する可能性を考慮して、エンジンの出力をさせていたことをレッドブルは認めている。

    しかし、ルノーのテクニカルディレクターを務めるボブ・ベルは、オーストリアの結果はポジティブなものだったと語る。

    「アップグレードは2つのアドバンテージをもたたす。軽量化されたことで、バラストを積むことができるし、クルマの重心を中央にすることで、信頼性を向上させられるだろう」

    リタイアを喫したニコ・ヒュルケンベルグも、アップグレードは予選結果を改善させる助けになると確信していると語る。

    「予選の助けになるのは間違いない。軽量が助けになるのは確かだし、スピードを改善させることができる」

    だが、予選では、フェラーリのパワーユニットを搭載するロマン・グロージャンがレッドブル勢の間に割って入り、ワークスルノーの2台は今シーズン初めてハースの2台に予選で負けている。

  • ルノーF1:失意のノーポイント / F1オーストリアGP

    ルノーF1:失意のノーポイント / F1オーストリアGP

    ルノーF1は、F1オーストリアGPの決勝レースをカルロス・サインツが12位、ニコ・ヒュルケンベルグがマシントラブルでリタイアでレースを終えた。

    カルロス・サインツ (12位)
    「今日はタイヤに多くのブリスターが発生していたし、原因を調査する必要がある。デグラデーションが激しかったし、2回目のピットストップでの問題も助けにならなかった」

    「残念ながら、今日は多くのポイントを逃した。来週も挽回するチャンスはあるし、今週も強化するために多くの準備作業をしていく。僕たちが再びトップ10に入れない理由はないし、シルバーストンにむけてはとてもポジティブだ」

    ニコ・ヒュルケンベルグ (13位)
    「もちろん、チームにとって素晴らしい午後ではなかった。パワー低下に見舞われて、クルマが白煙を上げて、僕たちの一日は終わった。カルロスも苦しんでいた。おそらく今日気温が上がったからだと思うし、タイヤに多くのブリスターが発生してコントロールし続けるのが難しくなった。タフで期待外れな週末だったし、数日後のシルバーストンで補うために気持ちを切り替えていく」

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  • ルノーの両ドライバー 「“パーティーモード”はあまり違いはない」

    ルノーの両ドライバー 「“パーティーモード”はあまり違いはない」

    ルノーF1チームの両ドライバーは、F1オーストリアGPの予選で使用された新しいエンジンモード、通称“パーティーモード”の影響はそれほどなかったと語る。

    新たな予選モードは先週のフランスでテストされており、ルノー・スポーツF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブル・リンクで“初めてインパクトを与える”であろう“素晴らしいニュース”だと語っていた。

    しかし、F1オーストリアGPの予選を9番手と10番手で終えたカルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグは、予選パフォーマンスにほとんど差はなかったと語る。

    チームメイトよりもコンマ3秒遅かったニコ・ヒュルケンベルグは、予選モードに期待していたが、“ほとんど気づかない”ようなパフォーマンスだったと述べた。

    「もっと大きなことが起こる必要があるし、そうすれば気づくことができるだろうね」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「皆さんがどう考えているか、何を伝えられていたのか僕にはわからない。あっと驚くようなものではないし、そんなに話せるようなことでもない」

    新しいモードを使用したかと質問されたカルロス・サインツは「そうだね。でも、全員に予選モードはあるしね」とコメント。

    「予選になるとそれはわずかなパフォーマンスだ。でも、予選モードのアドバンテージのよううなものを感じるには、僕たちはハースからかなり遅れていた」

    ルノーのカスタマーチームであるうレッドブル・レーシングは、予選で1分3秒台のタイムが出てショートサーキットでメルセデスやフェラーリに0.7秒差をつけられた。ダニエル・リカルドは、ハースのロマン・グロージャンに上回られ、6番手で予選を終えている。

    ルノーの最高技術責任者を務めるボブベルは、金曜フリー走行後に“我々の予選モードは『パーティモード』とは表現していない”とし、他のエンジンメーカーが使用していたものとは違うものになるだろうと述べていた。

    「我々は基本レース毎にエンジンを改善している」とボブ・ベルはコメント。

    「我々は常にエンジンを運用し、もう少しパフォーマンスを得るための方法を模索している。ルノーはその点で少し後塵を拝していたが、今はそれを手に入れようとしている。小さな改善はしているが、昼夜逆転するほどのものではない」

    ボブ・ベルは、ルノーはシーズンを通して高出力モードを改良していくと述べた。

    「シーズンを通して、全てのラップで利用できるように開発できるモードはいくつかある。いくつかは2~3周だけのもので、予選でしか使えないかもしれない。それらの制限はシーズンの過程で変わっていく可能性がある」

    「トラックからより多くの検証データを得て、新しい動作モードに自信を持ってれば、マイレージ制限をオープンにしていくかもしれない。コンサバティブに始めて、ウインドウを広げていくことになるかもしれない」

  • ルノーF1:2台揃ってQ3進出 / F1オーストリアGP 予選

    ルノーF1:2台揃ってQ3進出 / F1オーストリアGP 予選

    ルノーF1は、F1オーストリアGPの予選でカルロス・サインツが9番手、ニコ・ヒュルケンベルグが10番手だった。

    カルロス・サインツ (9番手)
    「昨日あった主な制約を克服することができたし、今日はクルマの感触は良かった。力強い予選ができたし、9番手という結果に満足している。今日出せるベストな結果だ」

    「明日はスタートで順位を上げることを狙うつもりだし、ポイントを争うためにさらなるレースペースがあることを願っている。ここでのオーバーテイクはいつも難しいけど、3つのDRSゾーンがあるので、どうなるか見てみよう」

    ニコ・ヒュルケンベルグ (10番手)
    「今日はトップ10に入るいい仕事ができた。予選にはそれほど満足していないし、明日のレースではもっと良い結果を期待している。ここはショートトラックだし、クルマのバランスが良くなければ、1周にわたってペースを引き出すのは難しい。明日は多くのコーナーもあって71周というのはタイヤに厳しいのでタイヤをケアしていかなければならない。ラバーへの入力が大きいので、レース中はスマートな走りする必要がある」

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  • ルノーF1:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    ルノーF1:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    ルノーF1は、F1オーストリアGPの金曜フリー走行でカルロス・サインツが11番手タイム、ニコ・ヒュルケンベルグが15番手タイムだった。

    カルロス・サインツ (11番手)
    「今日はクルマを正しくセットアップすることに懸命に取り組んだし、まだそこまで来ていないと思う。それでも、それなりの周回数を重ねることができたし、もっと速くして、バランスのとれたクルマにするためにどこを改善する必要があるかはわかっている。ポテンシャルはあると思うし、明日を楽しみにしている」

    ニコ・ヒュルケンベルグ (15番手)
    「かなり典型的な金曜日だった。クルマのバランスはまだまだだし、僕たちはそれを優先事項として取り組んだ。FP1とFP2の間に望みどおりの進歩を果たせなかったし、ここまでのところ僕たちのアンダーステアが敵だ。幸いにも、それは僕たちが良く知っている敵なので、明日の予選までに適用できる良いソリューションはいくつかある」

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  • レッドブル・レーシング、ルノーの新型MGU-Kの導入を見送り

    レッドブル・レーシング、ルノーの新型MGU-Kの導入を見送り

    レッドブル・レーシングは、今週末のF1オーストリアGPでダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンにルノーが開発した新型MGU-Kを投入しないことを決断した。

    また、マクラーレンのフェルナンド・アロンソも新型MGU-Kの投入をパス。チームメイトのストフェル・バンドーンのみが新型MGU-Kを搭載している。

    ワークスルノーは、両方のドライバーが新型MGU-Kを搭載。カルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグ、そしてストフェル・バンドーンは2基目のMGU-Kとなり、今週末にグリッド降格ペナルティを科せられることはない。

    レッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドが2基目、マックス・フェルスタッペンはすでに4基目のMGU-Kを使用しており、今後ルノーの新型MGU-Kを投入する際はグリッド降格ペナルティを科せられることになっており、すでに新型MGU-Kの搭載は見送ると報じられていた。

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、信頼性を考えればカスタマーチームは新型MGU-Kを搭載する方が望ましいが、チームの戦略を受け入れるつもりだと述べた。

    「一部の人がそれを使用しないことを選ぶのは問題だ」とシリル・アビテブールはコメント。

    「彼らは信頼性のリスクの高い以前の技術仕様のMGU-Kを使い続けるということだからね。だが、すべての情報を持っているチームの選択を受け入れるというのが我々の哲学だ」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、新型MGU-Kに“大きな改善”は期待していないとし、“パズルの1つのピースに過ぎない”と語っている。

    またフェルナンド・アロンソ、ストフェル・バンドーン、カルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグの4名はは新しいエネルギーストアをと投入。サインツは新品のターボチャーチャージャー、アロンソは新品のコントロールエレクトロニクスを搭載している。

    2018年のF1レギュレーションでは、年間に使用できる内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減されている。パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが制限を超えた時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。

    各ドライバーのパワーユニット使用状況:F1オーストリアGP 初日

    チーム ドライバー ICE TC MGU-H MGU-K ES CE
    メルセデス ルイス・ハミルトン 2 2 2 1 1 1
    バルテリ・ボッタス 2 2 2 1 2 2
    フェラーリ セバスチャン・ベッテル 2 2 2 1 1 2
    キミ・ライコネン 2 3 2 1 1 2
    レッドブル ダニエル・リカルド 3 3 3 2 2 2
    マックス・フェルスタッペン 2 3 2 3 1 2
    フォース・インディア セルジオ・ペレス 2 2 2 1 2 1
    エステバン・オコン 2 2 2 1 1 1
    ウィリアムズ ランス・ストロール 2 2 2 1 1 1
    セルゲイ・シロトキン 2 2 2 1 1 1
    ルノー ニコ・ヒュルケンベルグ 2 2 3 2 2 2
    カルロス・サインツ 2 2 3 2 2 2
    トロ・ロッソ ピエール・ガスリー 4 4 4 3 3 3
    ブレンドン・ハートレ 4 4 4 3 2 2
    ハース ロマン・グロージャン 2 3 3 1 1 2
    ケビン・マグヌッセン 2 2 2 1 2 2
    マクラーレン フェルナンド・アロンソ 2 2 2 2 2 2
    ストフェル・バンドーン 2 2 2 2 2 2
    ザウバー マーカス・エリクソン 2 2 2 1 2 2
    パスカル・ウェーレイン 2 2 2 1 1 1

    ICE … 内燃機関(エンジン)
    TC … ターボチャージャー
    MGU-H … 運動エネルギー回生システム
    MGU-K … 熱エネルギー回生システム
    ES … エネルギー貯蔵装置(バッテリー)
    CE … コントロールエレクトロニクス

  • ルノー、F1エンジンに“パーティーモード”を搭載

    ルノー、F1エンジンに“パーティーモード”を搭載

    ルノーは、今週末のF1オーストリアGPでエンジンにようやく“パーティーモード”が搭載されることを確認した。

    これまでの“パワーユニット”時代では、メルセデスとフェラーリのエンジンだけが予選セッションで追加のパワーブーストを得ることができていた。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンは「何がもたらされるか待たなければならない」とオーストリアで述べていた。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、予選ラップでコンマ3秒のペースアップが必要だと述べていた。

    ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「今、我々には我々とカスタマーの両方のための予選モードがある」と Auto Motor und Sport に認めた。

    「以前、我々は予選でもう少しパフォーマンスを上げることを要求されていた。だが、今ではその飛躍は重要なものだ」

    ルノーの“パーティーモード”は、レッドブルが2019年にホンダにF1パワーユニットを変更することを決断した興味深いタイミングで導入された。

    ルノーからホンダにエンジンが変わることを後悔していないかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「いいや。ホンダにもそのようなモードはある」と答えた。

    関連:2018年 F1オーストリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ルノーF1 「レッドブルにルノーブランドのPUは使わせられなかった」

    ルノーF1 「レッドブルにルノーブランドのPUは使わせられなかった」

    レッドブル・レーシングがルノーのF1エンジンにタグホイヤーのバッチをつけたのは苦肉の策だったようだ。

    レッドブル・レーシングは2015年シーズン限りでルノーとの契約を打ち切ることを決定している。しかし、レッドブル・レーシングにエンジンを供給するメーカーは現れず、ルノーのエンジンに“タグホイヤー”のバッチをつけて搭載することで決着した。

    当時のレッドブル・レーシングとルノーとの再契約は難航し、バーニー・エクレストンの介入があったとされている。レッドブル・レーシングがタグホイヤーのブランドのエンジンを使用することで、ルノーは形式的には批判の影響を弱めたが、レッドブルが勝った場合にも正式なクレジットが表示されないという奇妙な状況となっていた。

    タグホイヤーとのネーミングライツ契約に至った詳細は明らかにされていなかったが、ルノー・スポールF1のシリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングにルノーブランドのエンジンを使わせるわけにはいかなかったと語った。

    「皆さんは完全なストーリーを思い出す必要がある」とシリル・アビテブールはコメント。

    「完全なストーリーはこうだ。当時、レッドブルはメルセデスのエンジンを受け取れると考え、すでにエンジン契約を終了していた。だが、彼らはまったくエンジンがないことが判明し、その後、エンジンを請い求めなければならなかった。そして、我々にとって継続するための唯一の条件は、名前のないエンジンを供給することだった。信頼を失っていたからだ」

    「ホワイトラベルのメカニズムに限界があるのは明らかではあるが、信頼が失われたときに最初にすべきことは、ブランドを保護することだ。私としてはそれは関係の全体的な結果を明確に示していると思う。その関係は今も起こっているが、しばらく前に弾丸とメッセージはすでに引き金が引かれていたと思う」

    不安定な関係はその後2シーズン続いたが、2016年にルノーが再びワークスチームとして復活したことで悪化することになった。

    レッドブル・レーシングとルノーとの契約は2018年に期限を迎えることになっていたが、トロロッソがホンダのF1パワーユニットを搭載したことで状況に変化が見られた。ホンダはレッドブル・レーシングの選択肢として浮上し、レッドブル・レーシングはホンダが十分な進歩を果たせない場合にはルノーとの契約を延長しようと考えていた。

    ルノーは、部品の発注を延長して早急な決断を迫ったが、レッドブル・レーシングは検討の時間を長く取ることを望み、両社の緊張関係は高まった。

    「レッドブルの視点から見て、彼らが自動車メーカーに何を求め、どのようなことを期待しているかは考えれば、ホンダに向っていることは非常に明らかだった」とシリル・アビテブールはコメント。

    「我々は一年近く答えを待っていた。昨年のシンガポールで、我々はいつかレッドブルとの協力関係を終了する予定だと発表していた。ルノーがファクトリーチームとして復帰した後、我々はこのような別れが来ることを予想していた」

    「我々はレッドブルがファクトリーチームとしてのステータスを取り戻すために別のパートナーを探すことになることは完全に理解していた」

    「来年に彼らが別のエンジンサプライヤーに切り替えるだろうという前提が常にベースラインにあったし、我々はIP(知的財産)についての懸念がますます高まっていた。レッドブルとの仕事の仕方はかなり統合されたものだったし、少なくともシーズンのスタートでベストなパフォーマンスを発揮する能力を低下させ、危険にさらすわけにはいかなかった。我々にとって、来年の彼らのプランを明確にすることが重要だった」

    「そのような理由で我々はレッドブルに来年の立場を明確にするように求めた。いくつかの議論の後、彼らはカナダまで待つことを要求し、我々はそれを受け入れた。カナダはホンダにとって重要なステップだったと思っている。そして、レッドブルにとってもホンダの進歩を確認する重要な節目だったと想像している。したがって、私にとってはカナダの後は待つ意味は完全になくなった。率直に言って、それは明白なことだった」

    だが、レッドブルはフランスGPまでルノーとホンダの評価を待ちたいと主張。レッドブル・レーシングは母国グランプリとなるF1オーストリアGPまでに発表しようと考えていたが、ルノーはF1フランスGPの日曜日を最終期限に設定。ルノーのホームグランプリで契約解除を発表される可能性を察したレッドブル・レーシングは、6月19日(火)にホンダとのF1エンジン供給契約に合意したことを発表して先手を打つことになった。

    「カナダまで待つことに合意していたという事実を思い出させるだけだった」とシリル・アビテブールはコメント。

    「カナダ後に新たなものは何もなかったし、実際に彼らが要求し、我々が受け入れたオファーは先週までしか有効ではなかった。もっと多くのレース、セッション、データを積み重ねることはできるが、カナダで十分に全体像は見えたと思う。私の意見ではカナダ前に十分に明白だったがね」

    「最終期限が問題というわけではなかった。単純に我々の間で合意した契約を固持するかの問題だった。それはレッドブルに昨年合意された計画を発表して、少しだけ良いイメージを見せる機会を与えただけだ。それがまさに起こったことだ。計画を守り、発表してくれたレッドブルに感謝したい」

    シリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングにとっては、ホンダと契約することで得られるこれまで経験したことのないワークスステータスが魅力的だったのだろうと語る。

    「商業的なものから始まり、数値的にも大きな違いがあると思う。それは明白だ。どのような組織もそのような側面に鈍感であることは想像できない」とシリル・アビテブールはコメント。

    「だが他の側面もある。エンジンがルノーのシャシーのために開発され、我々のシャシーやワークスチームの構築が進むにつれて、レッドブル側にいくつか譲歩が必要になっていただろう。エイドリアン・ニューウェイが率いる技術グループにとってそれは魅力的ではなかったと思う。加えて、ダイナモ、ギアボックス開発などへのアクセスもホンダとの合意の一部だったと確信している」

    「独占的に自動車メーカーにアクセスする能力を得ることがレッドブルの計画であり、戦略だと思う。彼らに集中し、彼らのためにエンジンを開発する自動車メーカーを得ることがね。そこは我々がワークスチームとして復帰して以降、完全に疑問の余地がなかったことだ。計画は非常に明白だった。それは我々全員が理解していることだ」

    「マーケティングとコミュニケーションという観点から、彼らがブランドを尊重しているかどうかを確かめるために、我々は彼らとの関係に期待するものをもっと厳しくするべきだったかもしれない。ブランドへのリスペクトが非常に明確に欠如いているときがあった。それはもう過去のことであり、さらにコメントする必要はないだろう。だが、ブランドへのリスペクトが不足している状況ならば、そのようなことを起こる」

    ホンダのF1パワーユニットを搭載する2019年からレッドブル・レーシングはエンジンをタグホイヤーにブランド化することはないことを明らかにいており、“アストンマーティン・レッドブル・ホンダ”として参戦することが明らかになっている。

  • ホンダF1 「現段階でエンジンの性能はルノーとかなり拮抗している」

    ホンダF1 「現段階でエンジンの性能はルノーとかなり拮抗している」

    ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は、現段階でホンダのF1パワーユニットはパフォーマンス的にルノーと“かなり拮抗している”と語り、開発バトルでついていくためにさらに前進していることを証明しなければならないと語る。

    マクラーレンのパートナーとして2015年にF1復帰したホンダだが、ハイブリッド時代に他のメーカーよりも1年遅れで参入したことで、パフォーマンスだけでなく、あらゆる部分で遅れをとっており、そこに信頼性トラブルも多発した。

    その結果、マクラーレンから切られるかたちで2017年末に契約を解消。だが、今年はトロロッソと新たなパートナーシップを開始して前進を見せ、第2戦バーレーンGPでは2015年にF1に復帰してからのベストリザルトとなる4位を獲得している。

    F1カナダGPでは“スペック2”版パワーユニットを投入。信頼性トラブルやレースでトラブルに巻き込まれるなどの不運もあり結果に結びついてはいないが、中団でバトルをできるレベルには留まっている。

    ホンダのF1パワーユニットの現状について山本雅史は「ルノーとホンダはかなり拮抗しています。ですが、そのカテゴリーにおいては我々は4番手に位置していると言えるでしょう」とコメント。

    「メルセデスとフェラーリはとても拮抗していると言えますが、メルセデスの方が少し前にいるかもしれません」

    「もちろん、我々のゴールは今年よりも優れたパフォーマンスを示さなければならないということです。全員が楽しみにしています。パワーユニットのキロワットを増加させなければなりませんし、もっと良い結果を出せるようにすることが我々の目標です」

    今季はシーズンあたりのエンジン使用数が3基に制限されており、次のアップグレードはシーズン後半の緒戦となるF1ベルギーGPで投入するとみられている。ホンダもそこをターゲットにしている。そして、その後は来年からF1パワーユニットを供給するレッドブル・レーシングとの勝利を目指し、2019年型のパワーユニットの開発を全力で推し進めていく。

    「ホンダのレース技術研究本部に関しては、もちろんスペック3の詳細に取り組んでいくつもりです」とホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史はコメント。

    「ですが、同時に来年のスペックに関しても非常に集中していく予定です。今年のスペックはだいたい全て決定されているので、今年の後半からは来年のスペックの開発にかなり集中していくことになります。ですが、他のメーカーもすべて来年のエンジンに集中するでしょうけどね」

    山本雅史は、2019年からトップ3チームの一角であるレッドブル・レーシングとともに勝利を目指すことがホンダF1にとってのグリのステップだと語る。

    「我々の次のステップとはレースに勝つことです。レースに勝つために我々はレッドブルと一緒になりましたし、それは正しい選択です」

    「レッドブルはトップチームのひとつです。複数のチャンピオンシップを獲得しており、今年もすでに数戦で勝利を挙げています。彼らは非常に優れたシャシーを有していることは明らかですし、それはレースに勝つチャンスがさらに増えることを意味します。それはホンダのメンバー全員にさらなるモチベーションを与えますが、同時に我々にとって巨大なプレッシャーであり、大きな責任となります」

    「ですが、常に高い目標を目指すことがホンダの本質ですし、それがホンダというものだと思っています。出発点として、レッドブル・レーシングのパフォーマンスが現在のレベルを下回ることは望んでいません。ですが、我々の目標は現時点で彼らがやっていることよりもさらに進む、さらに良くなることです」

    「今年からパートナーシップを組んでいるトロロッソも同様ですが、今回の契約交渉を通し、レッドブル・グループがホンダという会社に対して非常にリスペクトを払ってくれていることを強く感じました。F1では過去3年間、我々はなかなか思うような成績を出すことができずに苦しんできたわけですが、そのような状況にあっても、ホンダとのパートナーシップに可能性を見出し、真摯な姿勢で交渉に臨んでくれたことにとても感謝しています」