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  • リアム・ローソン F1サンパウロGP決勝「1ストップ戦略を完璧にマネジメント」

    リアム・ローソン F1サンパウロGP決勝「1ストップ戦略を完璧にマネジメント」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1サンパウロGP決勝で見事なワンストップ戦略を成功させ、7位入賞を果たした。チームメイトのアイザック・ハジャーとともにダブル入賞を達成し、コンストラクターズ選手権6位争いでライバル勢に対して貴重なポイントを積み上げた。

    ソフトタイヤでスタートしたローソンは序盤にジョージ・ラッセル(メルセデス)をかわし、その後に抜き返されながらも冷静なペースマネジメントを実行。

    ミディアムタイヤで驚異の52周を走り切るワンストップ作戦を完遂した。

    「今日の結果には本当に満足している。最後はすごく厳しかったが、ワンストップ戦略を選んで正解だった。タイヤの状態は良かったけれど、このコースでは少しでもプッシュしすぎるとすぐに次のコーナーで代償を払うことになる。だからタイヤマネジメントが鍵だった」とローソンは語った。

    「ストレートでのパワー確保のためにエネルギーも管理していた。戦略がうまくいって本当に良かったし、チーム全員におめでとうと言いたい。2台そろってポイントを取れたのは素晴らしい成果だ」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) ブラジルグランプリ

    アラン・パーメイン代表は、ローソンの走りについて次のように評価した。

    「両ドライバーの中でリアムが上回ったのは、完璧にマネジメントされたワンストップ戦略のおかげだった。ペースが非常に安定していて、エネルギーとタイヤの両方を見事にコントロールしていた。今日は彼にとってもチームにとっても非常に価値のある結果だった」

  • リアム・ローソン F1サンパウロGP予選「ターン1の問題でポジションを失った」

    リアム・ローソン F1サンパウロGP予選「ターン1の問題でポジションを失った」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1サンパウロGP予選で7番手を獲得したが、「奇妙な問題」によりより上位を逃したと語った。チームメイトのアイザック・ハジャーが5番手につけ、チームとしては今季最も強力な結果となった。一方、姉妹チームのレッドブル・レーシングは19年ぶりのダブルQ1敗退を喫しており、対照的な結果となった。

    ローソンは最後のアタックラップでターン1の進入に苦しみ、それまでの予選では見られなかった挙動が起きたことを明かした。

    「チームにとって素晴らしい結果だ」とローソンはRacingNews365などの取材に答えた。「ここまで僅差の戦いだと、細かい部分まで分析することになる」

    「ターン1でクルマがすごくナーバスになってしまって、それが最後のラップで急に起きたんだ。予選のそれ以前にはまったく問題なかったから、とてもフラストレーションが溜まる。あそこでかなりのタイムを失い、いくつかポジションを落としてしまった」

    「それでもチームとして2台がQ3に進出できたのは本当にいい結果だよ」

    ローソンはスプリントでオリバー・ベアマンと接触しマシンにダメージを負ったが、予選でポジティブな形で一日を締めくくった。ただし、その影響で決勝のレースペースについては「未知数」としている。

    「決勝は厳しい戦いになると思う」とローソンは語った。

    「正直、今日はベアマンとの接触でレース中にあまり走れなかったから、レースカーの状態を掴めていない。どうなるかは走ってみないと分からないね」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) ブラジルグランプリ

    チームとしての勢いを維持したレーシングブルズ
    レーシングブルズはここ数戦で確実に戦闘力を取り戻しており、サンパウロではハジャーが5番手、ローソンが7番手とダブルQ3進出を果たした。空力バランスの調整が功を奏し、低速域でのグリップ改善が見られたことが大きな要因とみられる。

    特にインテルラゴスのターン1(セナ・S)で見られたローソンの一瞬の不安定さは、路面温度低下とリアタイヤのウォームアップ不良が重なった可能性が高い。チームはこの挙動をデータで解析し、決勝に向けて安定性を優先するセットアップへ微調整を行う見込みだ。

    決勝の焦点は「未知のレースペース」
    ローソンが言及したように、スプリントでの接触によりロングランデータを十分に得られなかった点は懸念材料だ。レーシングブルズはミディアムタイヤでのデグラデーション管理に課題を抱えており、決勝では戦略柔軟性が鍵となる。

    それでも、2台そろってトップ10スタートを果たしたことで、チームとしてコンストラクターズランキングでの上位進出を狙える位置につけている。ローソンにとっても、シーズン終盤戦での安定した結果が来季シート争いのアピール材料となるだろう。

  • リアム・ローソン F1スプリント接触で5秒ペナルティとペナルティポイント

    リアム・ローソン F1スプリント接触で5秒ペナルティとペナルティポイント

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、サンパウロGPスプリントでのオリバー・ベアマン(ハースF1チーム)との接触により、5秒のタイムペナルティとF1スーパーライセンスへのペナルティポイント1点を科された。

    両者は1周目のターン4進入で接触。スチュワードは当初、直線でローソンを芝生に押し出したとしてベアマンにペナルティを科していたが、ターン4での衝突を再検証した結果、ローソンに主な過失があると判断した。

    ターン4での接触を巡る詳細な経緯
    スチュワードの報告書によると、「1周目、30号車(ローソン)は左側イン側から87号車(ベアマン)の追い抜きを試みた。両車がコーナーを立ち上がる際に接触が発生した。ターン4では、30号車がわずかに右へ動き、87号車は左コーナーの自然なラインをたどる過程で30号車方向へわずかに寄った。その結果、87号車の左リアと30号車の右フロントが絡み、87号車がスピンした」と説明されている。

    さらに、サーキットカメラとオンボード映像の検証では、「30号車のフロントアクスルがコーナーの進入前に87号車のリアミラーと並んでいたかどうかを明確に確認できなかった」とされ、ガイドライン上で“イン側のマシンが並んでいたと認められる場合に与えられる走行スペースの権利”が成立していなかったと判断された。

    ローソンの主張と減刑理由
    ローソンは「ターン3〜4の直線でベアマンに押し出された影響で、左側タイヤが冷えて湿っていたため、ターン4ではアンダーステアを起こし、結果的に接触に至った」と説明。これを受けてスチュワードは、「コースコンディション、冷えたタイヤ、そして前軸がわずかにベアマンのミラーと並んでいた事実」を考慮し、通常10秒相当のペナルティを5秒に減じたと明記した。

    この裁定により、ローソンは過去12か月間で累計8点のペナルティポイントに到達。出場停止処分となる12点の閾値まで残り4点となった。

    レーシングブルズにとって痛手のスプリント
    スプリントではチームメイトのアイザック・ハジャーもノーポイントの10位に終わっており、レーシングブルズはダブル入賞を逃した。週末後半の予選では巻き返しに成功し、両者がQ3進出を果たしたが、ローソンのペナルティはランキング争いにも影響を及ぼしかねない。

    スチュワードの判断基準と「並び」の解釈
    今回の事例は、FIAの「オーバーテイク時の並び(overlap)」ガイドラインの厳格な適用を示す一件といえる。ターン4のような高速左コーナーでは、イン側のマシンが相手のミラーより前に位置していなければ、十分なスペースを主張できないとされる。

    ローソンは“冷えたタイヤによるアンダーステア”を主張しつつも、FIAが求める明確な並びを証明できなかったことが、過失認定の決め手となった。ベアマン側に初期のプッシュオフ(押し出し)があった点は考慮されたが、減刑止まりで免除には至らなかった。

    この件は、若手ドライバーにとって「初動での位置取り」と「再現性のある映像証拠」の重要性を再確認させる象徴的なペナルティとも言える。

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  • リアム・ローソン F1残留に自信「レッドブルからの降格で成長できた」

    リアム・ローソン F1残留に自信「レッドブルからの降格で成長できた」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、2025年シーズン終盤戦を前にF1残留への自信を深めている。シーズン序盤、レッドブル昇格後わずか2戦で降格という厳しい決断を経験したが、ローソンはその出来事を「成長のきっかけだった」と前向きに捉えている。

    降格後に復帰したレーシングブルズでの走りは安定感を増し、ここまでの12戦中5戦でポイントを獲得。チーム代表アラン・パーメインも「リアムは非常に才能あるドライバーで、エンジニアとともに懸命に努力している」と称賛している。

    レッドブルからの降格が「成長の転機」
    レッドブル昇格後、思うような結果を残せずわずか2戦でレーシングブルズへ戻ったローソンは、当時の心境を次のように語っている。

    「もちろんあのときは悔しかったけど、結果的に良い経験になった。レッドブルからの降格で自分が何を強化すべきかが明確になり、成長できたと思う」

    「レーシングブルズに戻ってからは、自分の走りに対してより深く理解を持てるようになったし、チームとの関係もすごく良くなっている。自信を失ったわけではないよ」

    降格直後の6戦はノーポイントに終わったものの、その後は確実に調子を取り戻し、バクーGPでは予選3番手、決勝5位という今季ベストリザルトを記録した。

    リアム・ローソン レッドブル・レーシング

    2026年に向けた三つ巴の争い
    現在、レッドブル傘下のドライバーたちは来季シートをめぐり三つ巴の状況にある。アイザック・ハジャーのレッドブル昇格が有力視されるなか、角田裕毅は25ポイントにとどまり苦戦。一方、ローソンは30ポイントを獲得しており、評価を再び高めつつある。

    レッドブルは2026年のドライバー構成をアブダビGP前に決定すると見られているが、正式発表までは3人のモチベーション維持を優先しているとも言われる。

    残り4戦での結果次第では、ローソンが再びレッドブルのドアを叩く可能性も十分にある。降格を経て成長を遂げた23歳のニュージーランド人ドライバーは、今、F1の未来を自らの手で切り開こうとしている。

  • リアム・ローソン F1サンパウロGPスプリント予選「車は速かったので悔しい」

    リアム・ローソン F1サンパウロGPスプリント予選「車は速かったので悔しい」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1サンパウロGPスプリント予選で17番手に終わり、SQ1敗退を喫した。セッション中はマシンのポテンシャルを十分に発揮できず、チーム全体としてもタイミングの誤算が響いた。

    FP1ではマシンの仕上がりに自信を見せていたローソンだが、スプリント予選では2回目のアタックを完了できず、悔しい結果に終わった。

    「今日はマシンの速さが本当に良かっただけに残念だ」とローソンは語った。

    「SQ1で2回目のラップを完了できなかった。ピット出口で多くのマシンがスローダウンしていて、時間切れになってしまったんだ。チーム全体で何が起きたかを振り返って学ぶ必要があると思う。ただ、クルマの調子が良いのはポジティブな材料だから、明日の予選に向けて前向きに取り組みたい」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 ブラジルグランプリ

    レーシングブルズのチーフレースエンジニアを務めるマッティア・スピーニは「我々はFP1でハードタイヤから良いスタートを切り、セッション後半のミディアムタイヤも予想通りのパフォーマンスレンジに入っていた」とコメント。

    「ただ、スプリント予選ではリアムにクリーンなSQ1を与えることができず、改善すべき点が残った。原因をしっかり見直して、次に生かしたい」

  • リアム・ローソン F1マーシャル接触未遂騒動を説明「無根拠の非難に驚いた」

    リアム・ローソン F1マーシャル接触未遂騒動を説明「無根拠の非難に驚いた」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1メキシコシティGPで起きたマーシャルとのニアミスをめぐり、メキシコ自動車連盟(FMM)が自らに非難の矛先を向けたことについて「非常に驚いた」と語った。

    決勝序盤、ローソンはコース上を横断していた2人のマーシャルと接触寸前となる危険な場面に遭遇したが、FIAの調査では「適切に減速し、正しい反応を示した」と結論づけられており、ローソンの責任は完全に否定された。

    FMMは当初、「十分な注意義務を果たさなかった」としてローソンを批判する声明を発表していたが、FIAは公式見解でこれを否定し、同選手を擁護した。

    「FIAの声明がすべてを示している」
    ローソンはサンパウロGP開幕前、スカイスポーツF1の取材に応じ次のように語った。

    「最初に報道を見たとき、本当に驚いた。FIAがすぐに事実関係を確認してくれたことに感謝している。徹底的に調査が行われて、車載データもすべて確認された。FIAの声明は非常に明確で、事実に基づいていた」

    「正直なところ、今でもあんな根拠のない投稿が出されたことに驚いている」

    「急な回避行動は逆に危険だった」
    ローソンは、マーシャルたちが横断してきた瞬間、自分の動きで彼らを動揺させないよう最大限注意していたと説明した。

    「こういうとき、大きくスウェーブしたり、急ハンドルを切ったりするのを想像する人もいると思うけど、それは逆に危険なんだ。誰かに向かって走っているとき、その人がどっちに動くか分からないだろ?」

    「僕は彼らが横断しているのを見た瞬間、できるだけ一定のラインを保ち、乱れた動きを見せないようにした。そうすれば彼らもそのまま同じ方向に走り抜けるはずだからね。もし僕が急に避けようとしたら、驚いて戻ってくる可能性もある」

    「結局、週末を通して最も外側のラインを使って安全に抜けた。それが事実であり、FIAの調査結果もまさにそれを示していた」

    冷静な判断で危機回避、FIAが全面支持
    この一件は、ドライバーの反応速度や判断力が問われる極めて危険な状況だったが、FIAの評価は明確だった。ローソンは黄旗区間で減速し、かつマーシャルの行動を冷静に見極めた上で最も安全な回避を実行したとされる。

    メキシコGP後、SNS上ではローソンへの非難が一部で広がったが、FIAの最終判断により誤解は解かれた。今回の件は、F1現場における安全オペレーションと責任分担のあり方を改めて浮き彫りにした形となった。

  • リアム・ローソン レッドブルF1降格を回顧「角田裕毅と僕は比較できない」

    リアム・ローソン レッドブルF1降格を回顧「角田裕毅と僕は比較できない」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、2025年シーズン序盤でレッドブルF1から降格という厳しい経験を経た。だが彼は「角田裕毅とは比較できない」と語り、自身の立場を冷静に見つめている。

    ローソンは今季、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブルF1で開幕を迎えたが、わずか2戦で降格。オーストラリアGPでは予選18番手、決勝ではクラッシュ。続く中国GPでも最下位予選から12位完走にとどまり、ホーナー代表が2戦目で交代を決断した。

    ヘルムート・マルコは開幕戦の段階で交代を主張していたが、最終的にその判断が現実となった。

    その後、角田裕毅が後任としてレッドブルに復帰したものの、成績は思うように上がらず、18戦で25ポイントにとどまっている。バクーでの6位入賞が唯一の好結果であり、予選Q3進出も安定していない。

    ローソンはニュージーランドのラジオ番組「Mike Hosking Breakfast」でこう語った。

    「僕は角田と自分を比較することはできない。2レースしか与えられなかったからね。適応するための時間がまったくなかったんだ」

    レッドブルでの短い機会を終えた今、ローソンはレーシングブルズで再起を図っている。直近ではメキシコGPでトップ10圏内に迫る走りを見せており、来季の去就をめぐって再び注目を集めている。

    リアム・ローソン 角田裕毅 レッドブル F1

    ローソンが語る「比較」の意味
    ローソンの発言は、単なる自己弁護ではなく、チームの現実を映している。RB21はシーズン序盤で特に扱いが難しく、レースごとにセットアップが変わる特性があった。わずか2戦のチャンスでは、ドライバーが真のパフォーマンスを示すことは難しい。

    一方、角田裕毅はその後も苦戦を続けており、マシンのポテンシャルを引き出せていない点で共通している。レッドブルのセカンドシートが持つ「結果を出せなければ即交代」というプレッシャーの大きさを、ローソンのコメントは象徴している。

    レーシングブルズでの再評価と今後
    現在ローソンはレーシングブルズで安定した成績を残し、角田裕毅やアイザック・ハジャーとともに2026年のレッドブル昇格候補として名を連ねている。
    メキース代表も彼の冷静なアプローチを高く評価しており、「2025年後半は彼にとって再び証明の場」と位置づけている。

    ブラジルGPを前に、ローソンのコメントは自身の経験とチーム内状況を踏まえたリアリズムに満ちている。短期間で結果を求められる環境において、若手ドライバーがどのように再起を図るのか──ローソンの挑戦はまだ続く。

  • リアム・ローソン F1ブラジルGP展望「マシンを最適化して強い形にしたい」

    リアム・ローソン F1ブラジルGP展望「マシンを最適化して強い形にしたい」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、4戦を残す2025年F1シーズン終盤戦に向け、ブラジルGPへの高いモチベーションを語った。インテルラゴスは彼にとって特別なサーキットであり、昨年は波乱の天候の中で激戦を経験している。

    今回のブラジルGPでは路面の再舗装が行われ、全チームにとって新たな要素となる。ローソンはその変化を受け入れつつ、マシンの最大化を誓った。

    「残り4戦になったけど、ブラジルは歴史ある特別なサーキットで走れるのが本当に楽しみだ」とローソンはコメント。

    「昨年ここで初めてF1を走ったけど、天候が狂っていてすごく激しい週末だった。今回もそうなる可能性はあると思う」

    「トラックは再舗装されたので、去年のようなバンピーな状況とは違うはず。チーム全体でマシンを最適化して、この週末をできる限り強い形にしたい」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 ブラジルグランプリ

  • リアム・ローソン 愛車スバル・フォレスターをチャリティオークションへ出品

    リアム・ローソン 愛車スバル・フォレスターをチャリティオークションへ出品

    レーシングブルズのリアム・ローソンが、自身の初代愛車である2000年式スバル・フォレスターをチャリティのためにオークションに出品した。オークションはニュージーランドのサイト「Trade Me」で行われ、収益は同国の若者メンタルヘルス支援団体「I AM HOPE」に寄付される。

    ローソンは「このプロジェクトをできる限りクールな形で完成させて、『I AM HOPE』のためにオークションに出したかった。多くの人がこのチャリティとつながりを持っていて、僕自身もそうなんだ」と語っている。

    I AM HOPE ― 若者の心を支えるチャリティ
    「I AM HOPE」は、過去10年間でニュージーランド国内の40万人以上の子どもや若者にメンタルヘルス支援を提供してきた団体。ローソンは「予想よりずっと長いプロジェクトになったけれど、ようやくオークションに出せることにワクワクしている。いくつかのトラブルもあったけど、ついに完成したんだ。若者、特に男性の心の健康に光を当てられたら嬉しい。ちょうど『ガンブート・フライデー』の時期でもあるしね」と述べた。

    「キウイの優しさの象徴」と創設者マイク・キング
    団体創設者のマイク・キングはローソンの支援に感謝を示した。

    「これは“キウイの優しさ”の最高の形だ。大切にしてきた初めての車を再生して、それを何千分もの無料カウンセリングの時間に変えてくれた。オークションで入札する人は、ただ車を買うんじゃない。困っている若者に必要なときに時間を与えるんだ。ローソンとマット・スティーブンスの素晴らしい努力に感謝している」

    300馬力の特別仕様「世界で最も高価なフォレスター」
    車両の製作にはマット・スティーブンスが協力。ポッサム・ボーン・モータースポーツによるW20Cショートブロックをフルリビルドし、VF34 STIターボやハイフローポンプ、ARPヘッドスタッド、フルターボバック排気系などを装備。出力は300馬力超を誇る。

    さらに、Whiteline製スタビライザーやストラットバー、BGワールドホイール製5スポークアルミとセミスリックタイヤを採用。スティーブンスは「25,000ドル以上を費やした。おそらく世界で最も高価なフォレスターだろう」と笑う。

    リアム・ローソン F1 スバル・フォレスター

    リアム・ローソンのサイン入り「#30」号車
    外装はサテン・ダークグレーのラッピング、ヤキマ製ルーフボックス付きルーフラックを装備。内外装ともにセラミックコーティングが施されている。新エンジンは走行1,000km未満で、ローソンのレーシングナンバー「30」と直筆サインが入る特別仕様車だ。

    スティーブンスは「最初に手を入れた頃からここまで変貌したのを見ていると、手放すのは少し寂しいけど、もともと『I AM HOPE』への寄付を目的にしていたから、ようやく実現できて嬉しい」と語った。

    若者の未来をつなぐ「走る支援」
    このフォレスターは、単なるカスタムカーではなく、若者たちの心を支えるための“走る希望”となる存在だ。ローソンがF1ドライバーとして成功を収めた今、自らの原点である一台が、新たな世代への支援という形で再び走り出そうとしている。

  • リアム・ローソン レッドブルF1決断先送りはヘルムート・マルコ影響力低下?

    リアム・ローソン レッドブルF1決断先送りはヘルムート・マルコ影響力低下?

    レッドブルF1が2026年のドライバー体制発表を先送りにしている。その背景には、リアム・ローソンの去就判断をめぐってチーム内部の意見が割れていること、そして長年チームの人事に強い影響を及ぼしてきたヘルムート・マルコの発言力が低下している現状があるとされる。

    チーム代表ローラン・メキースをはじめ、経営側の判断プロセスが強まりつつある中で、マルコの主導で進められてきたドライバー選抜体制は変化を迎えている。

    レッドブルはローソンを含む4人のドライバー構成を年内に決定する見通しだが、発表の遅れがその“権力構造の変化”を象徴している。

    ブランドル「ハジャー昇格は時期尚早」
    元F1ドライバーで現在解説者のマーティン・ブランドルは、「理想的にはアイザック・ハジャーをまだ昇格させるべきではない」と指摘している。

    ブランドルは「2026年の新レギュレーションでは経験値がこれまで以上に重要になる。ハジャーにはまだその蓄積が足りない」と語り、ルーキーにとって未知のマシン環境を理由に慎重な判断を促した。

    こうした見方は、メキース体制下のレッドブルでも共有されているとみられ、チームとしても若手育成と結果重視の間で板挟みの状態にある。

    角田裕毅の発表を遅らせる“経済的理由”
    報道によると、レッドブルは角田裕毅のシート喪失をこの段階で発表することで約3,800万ポンド(約74億円)もの損失リスクを懸念しているという。

    シーズン終盤のコンストラクターズ選手権2位争いを控える中、仮に「来季不在」が明らかになった角田が成績を落とした場合、チーム全体の評価やスポンサー収益に悪影響を及ぼす可能性がある。

    そのため、チームは最終決定をアブダビGP後まで保留する方針とみられる。こうした“沈黙”もまた、従来のマルコ主導による即断型の人事とは対照的だ。

    「マルコが全てを決める時代は終わった」
    オランダ人記者エリク・ファン・ハーレンは、「マルコが単独で決断する時代は終わった」と明言。

    「マルコはこれまで、メキシコGPの後に翌年の4人のドライバーを発表する、と何度も言ってきた。だが今では、それは11月末か12月初旬、アブダビでの最終戦後になるだろう」と指摘した。

    ファン・ハーレンによれば、マルコが理想とする構成は

    ■レッドブル・レーシング:マックス・フェルスタッペン/アイザック・ハジャー
    ■レーシングブルズ:角田裕毅またはリアム・ローソン/アービッド・リンドブラッド

    という明確な図式だが、最終決定権はもはや彼一人にないという。メキースやオリバー・ミンツラフを含む経営陣が“チーム運営の新時代”を形成している。

    ローソンの正念場 残留の鍵は“結果”
    リアム・ローソンは今季、F1で最多リタイア数を記録しており、前戦メキシコGPでも序盤でリタイア。過去6戦で入賞できたのはわずか1回にとどまっている。
    チーム内では「残り数戦で2〜3回はポイントを獲得しなければ厳しい」とする見方も出ており、今後のレースがF1キャリア継続を左右する分岐点になる。

    ローソンには十分なスピードがあると評価されているが、結果でそれを裏付けなければ昇格も残留も厳しくなる。メキース体制のもとでは、「潜在力より実績」を重視する姿勢が一層強まっているからだ。

    レッドブルF1の“決断遅延”が示す組織変化
    今回の決断先送りは、単なる人選の迷いではなく、チーム内の権力構造が変化している兆候でもある。
    長年にわたり若手発掘と昇格を一手に担ってきたヘルムート・マルコの役割は縮小し、経営側の戦略判断が優先される新体制へと移行しつつある。

    ローソン、角田、ハジャー、リンドブラッド──。

    彼ら4人の行方をめぐる最終判断は、レッドブルが“マルコ時代”から“組織主導時代”へと転換する試金石となるだろう。

    Source: F1 OVERWSTEER