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  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP予選「地獄のようにストレスだった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP予選をポールポジションで締めくくった。雨に見舞われた難コンディションの中でのアタックを「地獄のようにストレスだった」と振り返りつつも、1分47秒934のタイムでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)にコンマ3秒差をつけた。

    これでノリスは3戦連続のポール。直近のメキシコシティ、サンパウロでいずれも優勝しており、タイトル争いではチームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差とリードを広げている。

    雨のラスベガス、Q1はP13の苦戦から巻き返し
    ラスベガスのストリートサーキットが雨に見舞われたのは、2023年のカレンダー復帰以降で初めて。路面が最も悪化したQ1でノリスはP13と苦しんだが、セッション後半でコンディションが落ち着くと本領を発揮した。

    ノリスは次のように語った。

    「地獄のようにストレスだった。僕のあとに誰もラップできないんじゃないかと思ったくらいだ。最初の2セクターは良かったけど、とにかく滑りやすい。縁石にちょっと乗っただけでクルマが一気に流れるし、逆方向にスナップして壁に当たりそうにもなった。でも、今日はそれで十分にP1を取れた」

    「いいコンディションじゃなかったけど、雨が止んでくれて良かった。チームがいいクルマを用意してくれたよ。正直、予選前はちょっと昼寝していて、起きたら雨が降っていて『うわ、最悪だ』って思ったくらいだ」

    「誰もこのサーキットを雨で走った経験がないから、何が起きるか分からなかった。Q1の時点で全てのコーナーでクラッシュしてもおかしくない感触だったよ。Q1、Q2、Q3と全部タフだっただけに、こういう日は余計に報われた気がする」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    “明日は未知数だらけ” ドライでも楽観視せず
    ラスベガスはこれまでマクラーレンが苦戦してきたサーキットで、FP2の度重なる中断もあり、各チームともロングランデータは不足している。

    好調ノリスも、決勝への不安を隠さない。

    「週末ずっとペースは良かったし、ドライでも良かったと思う。でも正直、ウェットでここまで速いとは思わなかった。すごく満足してるよ」

    「ただ、明日は未知数が多い。誰もロングランをあまりやれていないし、10周以上のスティントを走ったドライバーもほとんどいない。面白いレースになると思うし、マックスも前にいるしね」

    ノリスは3戦連続勝利、そして自身初のドライバーズタイトルへ向けて、また一歩前へ進んだ。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP初日「ポール争いをするつもりだ」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP初日「ポール争いをするつもりだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGPのフリー走行2回目で最速となり、「ポールポジションを争うつもりだ」と週末への期待を語った。2度の赤旗によって走行時間が削られる中でも1分33秒602を記録し、昨年苦戦したサーキットで手応えをつかんだ様子だ。

    マクラーレンは2024年のラスベガスでセットアップに苦しんだが、ノリスは今年のMCL39に「昨年より良いフィーリングがある」と強調。FP1では6番手に留まったものの、FP2では路面コンディションの難しさを克服しトップタイムを積み上げた。

    「昨年よりも良いフィーリングがある」
    ノリスは初日を振り返り、マシンへの手応えを次のように語った。

    「ここはいつも難しいけど、昨年と比べてクルマのフィーリングは良いと感じている。それは今日の1周目からすでに分かった。良い感触があったし、もちろん終盤は赤旗で走れなかったけれど、ペース自体はしっかりある」

    2度の赤旗で高燃料ランはほとんど行えなかったが、低燃料でのパフォーマンスは十分に示された形となった。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ライバル勢との接戦を警戒
    その一方で、ノリスはライバルとの差が極めて小さいと指摘する。

    「かなり多くのマシンが接戦状態だし、そもそも多くのドライバーがラップをまとめられていない。FP1からFP2にかけて前進できたし、FP2からFP3でもさらに進めると良いね」

    「ポールを争うつもりだ」
    今後の週末について問われたノリスは、明確に目標を口にした。

    「つまり、僕たちはポールポジションを争うつもりだ」

    ノリスは現在、チームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差をつけて選手権をリード。レッドブルのマックス・フェルスタッペンもなおタイトル圏内にいるものの、ノリスからは49ポイント離れている。

  • ランド・ノリス「今週末は簡単じゃない」 連勝中でもF1ラスベガスGPに警戒感

    ランド・ノリス「今週末は簡単じゃない」 連勝中でもF1ラスベガスGPに警戒感

    ランド・ノリスは、メキシコとブラジルでの連勝によってランキング首位に立ちながらも、今週末のF1ラスベガスGPについては「これまでのレースほど高い期待値ではない」と慎重な姿勢を示した。

    ここラスベガスは2023年の初開催以来、マクラーレンが苦戦してきたサーキット。気温の低さ、ストレート主体のレイアウト、タイヤの暖まりにくさなどが複合的に影響し、「過去2年で最も難しいレースだった」とノリス自身も振り返る。

    そのため、直近の2戦の圧倒的勝利から一転、今回は“謙虚な期待値”で挑むことを明らかにした。

    「自信はある。でもメキシコやブラジルと同じ期待値ではない」
    ノリスは木曜会見で、ここ2年のラスベガスでの苦戦を踏まえ、まず慎重な一言から語り始めた。

    「ここ2年を見るなら、僕たちにとって間違いなく一年で一番難しいレースだった。だから、メキシコやブラジルのような期待値ではない」

    「もちろん今年は大きく改善できている。去年よりも自信はあるけど、直近のレースほどの自信には届かない」

    それでもノリスは“勝利”という明確な目標を捨てていない。

    「それでも勝ちに来ているよ。期待値は高いし、ここ数週間のようにまた勝ちたい。ただ、難しくなるのは間違いない」

    ランキング首位、ピアストリに24ポイント差。逆転劇の裏にあった“地道な作業”
    ノリスは現在、チームメイトのオスカー・ピアストリに24ポイント差をつけてランキングトップ。
    ザントフォールトでのピアストリのリタイア(メカニカルトラブル)後、この6戦でノリスは2勝3回の表彰台と圧倒的な安定感を見せている。

    一方で、「何かが突然変わったわけではない」と本人は強調する。

    「いつも通り、チームと一緒に小さなことを積み上げ続けているだけなんだ」

    「“こう運転すればいい”という答えを見つけたわけじゃない。メキシコとオースティンは全く違うフィーリングだった。ブラジルもまた違う。毎週末、マシンが求める運転を僕が合わせ続ける必要があるんだ」

    「シミュレーターでもサーキットでも、FP1からFP3までどう理解を深めるか、どう進めるか。そのプロセスを洗練させてきた。これまで以上に仕事量を増やし、理解を深め、周りの人たちからもっと引き出し、そして自分自身からももっと引き出した。その積み重ねだよ」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ラスベガスGPで求められる“適応力”。ノリスはその武器を磨き続けている
    ラスベガスは夜間・低温・ロングストレートという特殊条件が揃い、タイヤの暖まりが難しいサーキットだ。

    加えてメカニカルグリップと高速セクションが混在し、周回ごとの路面変化も大きいため、「マシンに合わせていく適応力」がドライバー側に強く求められる。

    ノリス自身が語った通り、彼はこの“適応スキル”を今年飛躍的に高めてきた。
    だからこそ、ラスベガスは「厳しい」としながらも決して悲観はしていない。

    連勝中の王者ムードとは裏腹に、冷静に状況を分析し、必要な作業を積み重ねる余裕がある――
    その姿勢こそ、今のノリスが世界選手権をリードする最大の理由でもある。

  • ランド・ノリス ラスベガスGPでF1通算150戦を祝福する特別ヘルメット

    ランド・ノリス ラスベガスGPでF1通算150戦を祝福する特別ヘルメット

    ランド・ノリスは、2025年F1ラスベガスGPに向けて特別ヘルメットを披露した。これは現代アーティストのヴェルナー・ブロンクホルストと、ノリス自身のF1通算150戦を記念するコラボレーションとなっている。

    デザインは「Art in Motion」と題したアート体験イベントを中心に構成されており、ラスベガス・ストリップで展開されるポップアップ企画の一環として制作された。ノリスとブロンクホルストによる共同プロジェクト「LN x WB コンセプトストア」がウィン・ラスベガス内に設置され、ヘルメット展示のほか、ブロンクホルストのプリント作品や限定アパレルも並ぶ。

    アート×F1キャリアを融合した“150戦記念ヘルメット”
    ストアはレース週の火曜日にオープンし、土曜日まで一般公開されている。営業時間は10時〜22時(最終日のみ19時終了)で、ヘルメットはギャラリースペースで展示される。

    強い色彩と重厚なテクスチャーを特徴とするブロンクホルストは、今回の特別作品について次のように語った。

    「このコラボレーションは旅路を称えるものだ。ランドが150戦に到達するにあたって、これまでの149戦を形作ってきた決定的な瞬間や細部を一つの祝福の作品として織り込みたかった。ヘルメットは150戦に至るまでのランドのF1キャリアの肖像になる」

    ノリスも今回のプロジェクトへの誇りを口にしている。

    「150戦に到達できたことは本当に誇らしい瞬間だ。この道のりを特別な形で残したくて、ヴェルナーとヘルメットでコラボするのが最もふさわしいと思った。これまでの旅路を表現する素晴らしい方法だ」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    24ポイント差でラスベガスへ “最終3連戦の準備は万端”
    今週末のラスベガスGPは今季第22戦となり、シーズン終盤の3連戦の初戦でもある。コースは前年からレイアウトの変更はなく、マクラーレンにとっては難しい傾向が続いてきたが、ノリスは前向きだ。

    「ラスベガスは次だ!ストリップを走るのは本当にクールな体験だし、今年最後のアメリカでのレースでファンに会えるのが楽しみだ」

    ノリスはMTC(マクラーレン・テクノロジーセンター)で最終3戦に向けた準備を進めており、メキシコ、ブラジルと強力なペースを示したことで勢いを感じているという。

    「最終のトリプルヘッダーに向けて、チームと一緒にMTCで入念に準備をしてきた。直近2レースではしっかりポイントを持ち帰れたし、メキシコとブラジルでは強いペースを見せられた」

    「過去のラスベガスは僕たちにとって簡単ではなかったけれど、だからといって全力を尽くさない理由にはならない。クルマから引き出せるパフォーマンスは最大限に引き出すつもりだ。気分はとても良いし、やる気に満ちている。最後のプッシュに向けて準備はできている」

  • ランド・ノリス F1タイトルはラスベガスGPで決まるのか? 条件を徹底整理

    ランド・ノリス F1タイトルはラスベガスGPで決まるのか? 条件を徹底整理

    ブラジルGPで圧倒的なパフォーマンスを披露したランド・ノリスが、2025年のF1タイトル争いでチームメイトのオスカー・ピアストリから主導権を奪った。

    メキシコ後はわずか1ポイント差だったが、サンパウロでノリスはスプリントと決勝の“ダブル勝利”で33ポイントを積み上げた。一方のピアストリはスプリントでクラッシュし、決勝でもペナルティを受けて5位。獲得ポイントは10にとどまった。

    これによりノリスは 24ポイント差のリード を得てラスベガスへと向かうことになる。

    ノリスはラスベガスで王者になれるのか? 結論:NO
    結論から言えば、ノリスがラスベガスでチャンピオンを決めることは不可能 だ。

    残りポイントは以下の通り。

    ■ 残り3戦の決勝:25ポイント×3=75
    ■ カタールのスプリント:8ポイント
    → 合計83ポイント

    仮にノリスがラスベガスで優勝(25ポイント)し、ピアストリがノーポイントだったとしても、
    ノリス:415
    ピアストリ:366
    → 49ポイント差

    その後には58ポイントが残るため、数学的にタイトルは決まらない。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    ノリスが最速でタイトルを決めるケース
    ラスベガスで最大の49ポイント差まで広げられた場合、ノリスがタイトルを決められる最速のタイミングは カタールのスプリント となる。

    スプリント後に 51ポイント以上の差 をつければ、その時点でノリスが初のワールドチャンピオンに確定する。

    ノリスはもう勝たなくてもチャンピオンになれる
    興味深いのは、ノリスはもう 勝利を必要としていない という点だ。

    残りすべての決勝とスプリントで
    ピアストリが1位、ノリスが2位
    という最悪に近いシナリオでも、ノリスは失うポイントは22のみ。

    現在の24ポイント差はそれを上回っているため、
    全戦2位でもノリスが2ポイント差でチャンピオン という計算になる。

    熾烈なチーム内タイトル争いは“運命の3連戦”へ
    ブラジルで明確に流れをつかんだノリスだが、ピアストリは依然としてタイトルの可能性を残している。
    残るはラスベガス、カタール(スプリント+決勝)、アブダビの3連戦。

    2025年の王座は、マクラーレンの若き2人による史上屈指の接戦として歴史に刻まれることになりそうだ。

  • ジャック・ヴィルヌーヴが称賛「ノリスは他の誰よりも抜きん出ていた」

    ジャック・ヴィルヌーヴが称賛「ノリスは他の誰よりも抜きん出ていた」

    1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、サンパウロGP週末を振り返り、ランド・ノリスのパフォーマンスを「他の誰よりも上だった」と称賛した。

    マクラーレンのランド・ノリスはインテルラゴスで圧倒的な週末を過ごし、スプリントと決勝の両方でポール・トゥ・ウィンを達成。これにより、タイトル争いでチームメイトのオスカー・ピアストリに対し24ポイント差を広げ、マックス・フェルスタッペンに対しては49ポイントのリードを築いた。

    フェルスタッペンは週末初期のセットアップミスでQ1敗退に終わったが、ピットレーンスタートから怒涛の追い上げで表彰台に上がり、ピットスタートからの表彰台という珍しい記録を達成した。

    ヴィルヌーヴは自身のInstagramでレースをレビューし、ノリスの完璧な走りを称賛した。

    「サンパウロでは雨は降らなかったが、レース序盤から終盤まで本当にエキサイティングだった。混乱もあったけれど、ここではいつものことだ」とヴィルヌーヴは語った。

    「ランドは本当に他の誰よりも上だった。週末を通してチャンピオンを狙う走りを見せ、取りうるすべてのポイントを獲得した。ミスは一切なかった。本当に見事だった」

    キミ・アントネッリとマックス・フェルスタッペンへの評価
    メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリも今季最高の週末を過ごした。両レースで2番手グリッドを確保し、それを2位フィニッシュにつなげた。F1デビューシーズンで初めて、チームメイトのジョージ・ラッセルを明確に上回った週末となった。

    「アントネッリも本当に印象的だった。プレッシャーの中でも崩れず、チームメイトの前で堂々と戦っていた」とヴィルヌーヴは述べた。

    「そしてフェルスタッペン。ピットスタートからの追い上げ、序盤のパンクを乗り越えての表彰台、しかも2位目前まで迫った。チャンピオンシップの望みをつなぎ、とても印象的だった」

    ノリスのタイトルが“掌中に”
    サンパウロGPの勝利によって、ノリスは今後の残り3戦で「すべて2位以内」でチャンピオンを決められる有利な立場に立った。ヴィルヌーヴが指摘するように、ノリスは今季これまでのどの週末よりも成熟した走りを見せ、ついにチャンピオンへの最終局面を自らの手で引き寄せた。

  • ランド・ノリス F1サンパウロGP優勝「周りは気にせずプッシュし続ける」

    ランド・ノリス F1サンパウロGP優勝「周りは気にせずプッシュし続ける」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、サンパウロGPでの完勝によりポイントリードを広げたものの、「まだプッシュし続けないと」と気を引き締めた。レッドブルのマックス・フェルスタッペンがピットレーンスタートから怒涛の追い上げで表彰台を獲得したことで、タイトル争いの緊張感は依然として続いている。

    ノリスはキミ・アントネッリ(メルセデス)とフェルスタッペンを抑えて優勝。オスカー・ピアストリは5位に終わり、ランキングではノリスとの差が24ポイントに拡大した。週末を通じて全セッションを制したノリスは、ラスベガス、カタール、アブダビの最終3戦に向けて弾みをつけた。

    また、レース後には2023年に亡くなった元マクラーレン・スポーティングディレクター、ジル・ド・フェランに勝利を捧げた。

    「本当に素晴らしいレースだった。ブラジルで勝ててうれしい。ここは素晴らしいサーキットだし、ファンも最高だ。この勝利はジルに捧げたい。彼は僕が若い頃のメンターの一人だった。きっと誇りに思ってくれていると思う。走っている間も彼のことを考えていた。完璧な週末だった」とノリスは語った。

    フェルスタッペンの猛追に刺激を受けたノリス
    レースを通して主導権を握ったノリスだが、注目はピットレーンからスタートし、最終ラップでアントネッリを猛追したフェルスタッペンの走りにも集まった。ノリスは、タイトル争いのライバルが見せた驚異的なスピードを前に、気を緩める余裕などないと語る。

    「素晴らしい勝利だけど、正直言ってマックスの速さを見て少しがっかりしている」とノリスは認める。「今日は僕らの方がもっと速くあるべきだった。レース後はチームを祝福して、それからどこが足りなかったのか確認するつもりだ。僕の頭の中はもうそれでいっぱいだよ」

    「残りはもうあまり多くないけど、自分自身に集中して、頭を下げて、周りを気にせずプッシュし続けるだけだ。チームは素晴らしい仕事をしてくれているし、毎週末ハードに戦ってくれている。僕自身もトラック外で努力を重ねている。それだけに、この結果は本当に報われる。簡単なことじゃないよ」

    「正直に言うと、今日のレースでは僕らが最速というわけではなかったけど、それでも勝てたことがうれしい」と締めくくった。

    ランド・ノリス(マクラーレン) ブラジルグランプリ

    マクラーレンの優位は縮まっている?
    ノリスのコメントからは、マクラーレンのアドバンテージが徐々に薄れつつある現状への警戒心がうかがえる。特にフェルスタッペンがピットレーンスタートからわずか数秒差で2位を争ったことは、レッドブルの潜在力を再び示す結果となった。

    ノリスが口にした「まだプッシュし続ける」という言葉は、タイトル争いの残り3戦に向けての決意表明であり、同時にマクラーレンがさらなる改善を必要としているという現実を物語っている。

  • ランド・ノリス F1サンパウロGP予選「メキシコとは正反対のレースになる」

    ランド・ノリス F1サンパウロGP予選「メキシコとは正反対のレースになる」

    マクラーレンのランド・ノリスは、2025年F1サンパウロGP予選でライバルたちを抑えてポールポジションを獲得した。前回のメキシコシティGPでは30秒差の圧勝を飾ったが、ノリスは「日曜の決勝はまったく異なるチャレンジになる」と警戒している。

    今季最も接戦となった予選では、わずかな差で順位が入れ替わる展開に。スプリントでポール・トゥ・ウィンを達成したノリスも、Q3の最初のアタックでロックアップを喫し、10番手に沈む苦しいスタートとなった。

    しかし、最後の一周で完璧なラップをまとめ、1分09秒511でトップに躍り出ると、2番手のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を0.1秒以上引き離してポールを確定させた。

    「メキシコのようにはいかない」
    ノリスは決勝への展望を問われ、「メキシコの逆になると思う」と苦笑した。

    「そんなにシンプルにはいかないと思う。午前中(スプリント)に見たように、メルセデスはすごく速い。今も速さを見せていたし、あまり浮かれていられないね。彼らを遠ざけるために、今夜やるべきことはたくさんある」

    「キミ(アントネッリ)は最後まで全力でプッシュしてくることも学んだ。楽しみな部分もあるけど、同時にプレッシャーもある。明日は大きなチャレンジになると思う。天気がまたどうなるか見ないとね。今のところクリーンな週末だから、これ以上台無しにしないでほしい!」

    滑りやすい路面、風、そして接戦
    スプリント後の路面はやや乾いたものの、強風が予選をさらに難しくした。マクラーレン勢に加え、ハースやレーシングブルズといった中団チームも上位を狙うほどの混戦だったという。

    「路面は滑りやすくて、一貫性もなかったけど、すごく楽しかった。このサーキットはいつも走るのが気持ちいい。最初のラップでロックしてしまったから少し焦ったけど、落ち着いて大事なところでまとめることができたので満足している」

    ランド・ノリス (マクラーレン) ブラジルグランプリ F1

    「チームに感謝。プレッシャーをかけすぎた」
    「チームがいいクルマを用意してくれたおかげだよ。もちろん感謝している。自分でもチームにもプレッシャーをかけすぎた部分があるけど、リズムに乗れて落ち着いて走れた時は、ちゃんと結果が出せる」

    ノリスの安定感とメルセデスの脅威
    ノリスはスプリントに続いてポールポジションを獲得し、週末の主役となった。しかし、彼自身が語るようにメルセデス勢のペースは脅威だ。アントネッリとジョージ・ラッセルはいずれもハイダウンフォース仕様で安定したグリップを発揮しており、決勝ではタイヤ摩耗と気温変化が勝敗を左右する可能性が高い。

    また、マクラーレンはスプリント終盤でソフトタイヤの消耗に苦しんでおり、日曜のロングランでは戦略が鍵となる。ノリスが冷静さを保てるかが、メキシコに続く連勝の成否を分けそうだ。

  • ジョージ・ラッセル「マリオカート戦法だ!」 ノリスの“水しぶき走法”を茶化す

    ジョージ・ラッセル「マリオカート戦法だ!」 ノリスの“水しぶき走法”を茶化す

    2025年F1サンパウロGPスプリントで、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、ランド・ノリス(マクラーレン)が「マリオカート戦法」を使ったと冗談交じりに語った。

    スプリントを制したノリスはチャンピオンシップのリードを9ポイントに拡大したが、その裏でチームメイトのオスカー・ピアストリがウェットコンディションの中でクラッシュ。二人の明暗がくっきりと分かれた。

    マクラーレンのピアストリは、ターン3立ち上がりの縁石で水たまりに乗り上げてスピン、バリアに激突。サウバーのニコ・ヒュルケンベルグとアルピーヌのフランコ・コラピントも同じ場所でスピンを喫した。リプレイでは、その直前にノリスがややワイドに走行し、路面に水を撒き上げていた様子が映し出された。

    ノリスはその場面について「予選ではいつも使う縁石なんだ。今回は少しワイドになってしまって、水が跳ね上がるのを見たけど、それだけだった」と説明している。

    この発言に隣で聞いていたラッセルがすかさずジョークを飛ばした。「まるでマリオカートでバナナを後ろに投げるみたいだったね」と笑い、「この人はグリッドでいちばん賢いよ!」と付け加えた。

    メルセデスのキミ・アントネッリも、チーム無線で「ノリスが水を撒いている」と報告していたと明かしている。「僕は最初からずっと縁石を避けるようにしていた。特に序盤はとてもトリッキーだったからね。ノリスが水しぶきを上げているのを見て、より慎重になった」と語った。

    一方、ピアストリは自らのミスを悔やむ。「縁石の白線に片輪を落としてスピンしてしまった。愚かなミスだと思う」と語り、「残念だけど、明日の決勝ではまだ多くのポイントがある。予選でいいスタート位置を取れるよう、最善を尽くすよ」と前を向いた。

    スプリント勝者ノリス、勝負強さとしたたかさ
    インテルラゴスの湿ったコンディションのなか、ノリスはリスクを最小限に抑えつつも圧倒的なレースマネジメントを見せた。マクラーレン勢が相次いでトラブルに見舞われた中、彼は冷静にラインを保ち、微妙なコンディション変化を味方につけた。

    ラッセルの冗談が示すように、ノリスの走りは偶然ではなく「意識的なリスク管理」に裏打ちされたものだった可能性もある。結果的にピアストリのスピンが後続の混乱を誘発し、ノリスは独走態勢を築いた。
    サンパウロでのスプリント勝利は、タイトル争いにおける心理的優位をさらに強める一戦となった。

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  • ランド・ノリス F1スプリントポール獲得も「メキシコほど快適じゃなかった」

    ランド・ノリス F1スプリントポール獲得も「メキシコほど快適じゃなかった」

    マクラーレンのランド・ノリスは、サンパウロGPのスプリント予選でポールポジションを獲得したものの、「メキシコのときほど快適じゃなかった」と率直に語った。
    ノリスはSQ3で2度の好ラップを刻み、翌日のスプリントで首位スタートを確保した。

    メキシコシティGPの優勝でドライバーズ選手権首位に立ったノリスは、好調を維持したままインテルラゴス入り。チームメイトのオスカー・ピアストリが3番手に続き、ポイントリードをさらに広げる絶好のポジションを得た。

    「思っていたより少しタフだった」とノリスはパルクフェルメで語った。

    「多くのクルマが接近していて、難しかった。メルセデスはソフトで速かったし、ミディアムとソフトを使い分けるなかで、どこまでプッシュするかの判断も難しかった。でも今日やるべきこと、つまり最速になることは達成できた。メキシコよりトリッキーだったし、あまり快適に感じられなかったからこそ、なおさらいい結果だと思う」

    ブラジルのインテルラゴス・サーキットは一部が再舗装されたものの、依然としてバンプや高低差が多く、走行の難しさは残っている。

    ノリスは今回がF1キャリア初のスプリントポールとなった。

    「このコースの予選はいつも最高だ」とノリスは続けた。

    「レースもすごく楽しいけど、予選は本当にチャレンジング。バンピーで、起伏も激しくて、でも笑顔になる。ポールを取れたときは特にね。今日はいい日だったけど、まだ金曜に過ぎない。予選がもう一度あって、レースも2回ある。週末のスタートとしては上々だ」

    荒天が予想される週末、「心配しても仕方ない」
    土曜のスプリントレースには暴風雨の可能性があり、ブラジル気象庁は南部でサイクロンが発生する恐れがあると警告を発している。
    もし雨が強まれば、スケジュールの遅延など混乱が生じる可能性も高い。

    「明日がどうなるかは様子を見るだけだね」とノリスはコメント。

    「朝にかなり雨が降る予報で、風も非常に強くなるらしい。今は心配しても意味がない。今日は難しかったけど、しっかり仕事をやり遂げられた。すべてをうまくまとめられたよ。今は明日に集中するだけだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ブラジルグランプリ F1

    マクラーレン勢が依然優勢、ただし天候が波乱要因に
    スプリント予選ではマクラーレンが1-3番手を占め、依然として速さを誇示した。メルセデスのアントネッリがノリスに迫る走りを見せたが、チームとしての総合力ではマクラーレンが一歩リードしている。

    ただし、土曜は豪雨と強風による混乱が予想されており、タイヤ選択や視界確保が勝敗を左右する可能性がある。ノリスにとっては、冷静な判断と柔軟な戦略対応がポイントリード拡大の鍵となるだろう。