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  • ランド・ノリス F1アブダビGP初日最速も「まだ笑える状況じゃない」

    ランド・ノリス F1アブダビGP初日最速も「まだ笑える状況じゃない」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1アブダビGP初日にFP1とFP2の両セッションでトップに立ち、タイトル決戦に向けて幸先の良いスタートを切った。しかし、ノリス本人は依然として慎重で「まだ笑える状況じゃない」と語り、MCL39に対する手応えは万全ではないと明かした。

    ノリスは現在、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に12ポイント、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に16ポイントのリードを持って最終戦を迎えており、表彰台フィニッシュを果たせば自力でタイトルを決められる。

    FP2では2番手フェルスタッペンに0.363秒差をつけ、紙の上では完璧な初日となったが、ノリスの表情は引き締まったままだった。

    「もっと良くできる」ノリスが語る本音
    ノリスは走行後、「もちろんタイムだけを見ればすごく良い状況だけど、まだクルマにもう少し欲しい部分がある」と語った。

    「完全にハッピーでもないし、完全に自信があるわけでもない。クルマで色々なことを試している途中で、それを理解しようとしているところだ。今夜のうちにさらに改善できることがあるはずだ」

    「悪い日ではないし、ポジティブな1日だったのは確かだ。でも予選になるとみんな一気に近づいてくる。だから、まだ笑える状況じゃない」

    ランド・ノリス(マクラーレン) アブダビグランプリ

    フェルスタッペンとの接触未遂は調査の末“お咎めなし”
    FP2序盤にはノリスとフェルスタッペンの間で軽いドラマがあった。ターン1出口でフェルスタッペンがノリスの進路を避けるように動く場面があり、スチュワードが事象を調査したものの、最終的には「不問」とされた。

    ピアストリは11番手発進
    チームメイトのピアストリはFP1をルーキー枠走行のパトリシオ・オワードに譲ったため、FP2のみの出走となり11番手で初日を終えた。

  • ランド・ノリス F1アブダビGP会見「いつも通り臨む。失うものは一番多い」

    ランド・ノリス F1アブダビGP会見「いつも通り臨む。失うものは一番多い」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、タイトル決戦の舞台となるF1アブダビGPに向け、「アプローチはいつも通り」だと強調した。一方で、ランキング首位として挑む立場上「失うものは自分が一番多い」とも認めている。

    ノリスは現在、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に12ポイント差、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に16ポイント差でタイトルを争っており、最終戦で3人のうち誰が王者になってもおかしくない状況だ。

    「いつもと同じ」ノリスが語るタイトル決戦への姿勢
    ノリスは木曜日の会見で、週末の準備について問われると、次のように淡々と語った。

    「何も変わらない。毎週末と同じように臨むだけだ」

    「もちろん、前戦カタールの振り返りはする。良くなかった点、明らかにミスだった部分、そして分かりにくいけれど改善できる点。そういう通常の作業をしたうえでアブダビに来ている。それ以外は変わらないよ。チームの誰にとっても、いつも通りの準備をしているだけなんだ」

    「立場的には一番失うものが多い」
    会見では、首位に立つ者としてプレッシャーを感じるかという質問も飛んだ。ノリスはこれを認めつつも、深刻さは見せなかった。

    「もちろん順位だけ見れば、僕が一番失うものが多い。でもベストを尽くすだけだよ。あと数日間、トップのままでいられるようにね」

    「うまくいかなかったとしても、また来年挑めばいい。少しの間は痛みを感じるだろうけど、人生ってそういうものだし、また頑張るだけだ」

    そして、決戦そのものを相対化するように、こうも続けた。

    「何も失うものはないという気持ちもある。レースはレース、チャンピオンシップはチャンピオンシップ。でも30年後には、どうだったかなんてそんなに考えないと思う」

    ランド・ノリス(マクラーレン) アブダビグランプリ

    勝てば「人生の夢が叶う」ノリスが語ったタイトルの意味
    それでも、優勝の価値を問われると、ノリスの表情は一気に熱を帯びた。

    「数日後か数週間後に、また聞いてほしい」

    「これは僕の人生そのものだ。これまでの人生すべてを注いできた夢なんだ。もしそれを掴めたら、僕を支えてくれた人たち、過去16年間ずっと応援してくれた人たちにとっても意味のあることになる」

    「僕の人生が成功だったと証明できるし、子どもの頃から思い描いてきた夢を叶えたことになる。それ以上、何を言えばいいのか分からない」

    「たくさんの努力が積み重なった結果のご褒美だし、タイトルはその年で最もふさわしい人が手にするものだと思う」

  • ランド・ノリス F1カタールGP決勝「僕たちの判断は間違いだった」

    ランド・ノリス F1カタールGP決勝「僕たちの判断は間違いだった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、優勝がかかった一戦でチームの戦略判断を悔やむ結果となった。決勝を4番手で終え、タイトル争いは最終戦アブダビの一騎打ちへともつれ込む。

    ノリスは週末の時点で24ポイントのリードを持っていたが、レース中盤のセーフティカー対応でチームが下した“ステイアウト”の判断が勝敗を分けた。

    ノリスは2番手スタートからオープニングラップでマックス・フェルスタッペンに先行を許し、7周目のセーフティカー導入時に全車がピットへ向かう中、マクラーレンのみがピットに入らない戦略を選択。これにより強制的に2回の通常ピットを行うことになり、最終的にピアストリは2位、ノリスは4位どまりとなった。

    戦略判断が勝敗の分岐点に
    セーフティカーの原因は、ニコ・ヒュルケンベルグとピエール・ガスリーの接触により、ヒュルケンベルグがターン1のグラベルにストップしたことだった。ほぼ全車がピットインを選ぶ中、マクラーレンは2台をコース上に留める判断を下した。

    25周のスティント上限が課される特別ルールの影響で、マクラーレンの2台は必然的に不利な2ストップを強いられた。

    ノリスはレース後、この戦略判断について明確に不満を示した。

    「クルマの調子は良かったし、オスカーは2位でとても速かった。何もクルマに文句はない。ただ戦略だ。2台目のクルマになると常に少し不利になるけど、今日はそういう問題じゃなかった。僕たちはやるべきでないことをしてしまった。シンプルにそれだけだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    ミスからの挽回、そして4位フィニッシュ
    ノリスはレース終盤、キミ・アントネッリの小さなミスを突いて4番手まで挽回した。一方、本人も第2スティントでターン14の外側へはみ出す場面があったという。

    「ダメージがあったかどうか全く分からなかった。無線で調べてくれと頼んだんだけど、その後ハードタイヤでペースを上げるのに苦労した」と振り返った。

    タイトル争いは最終戦アブダビへ
    この結果、ドライバーズ選手権はノリスが依然として首位をキープするものの、差はフェルスタッペンに対して12ポイント、ピアストリに対して16ポイントまで縮まった。

    最終戦に向けた心境を問われたノリスは、淡々とした様子でこう答えた。

    「いい気分だよ。ベストな1日ではなかったけど、仕方がない。前を向くだけだ」

    タイトル決着の舞台は、アブダビの最終戦へ。トップ3が僅差で並ぶ歴史的な決戦が待ち受けている。

  • ランド・ノリス F1カタールGPでドライバーズタイトルを決める条件

    ランド・ノリス F1カタールGPでドライバーズタイトルを決める条件

    マクラーレン勢のラスベガスGP失格により、ランド・ノリスは2025年F1ワールドチャンピオン獲得へ一気に近づいた。ノリスは現在396ポイントでランキング首位。残り2戦を前にチームメイトのオスカー・ピアストリに22ポイント差をつけ、今週末のカタールGPでタイトルを決める可能性がある。

    ラスベガスでは、ノリスとピアストリのMCL39の“プランク摩耗過多”が発覚し両者が失格。これによりタイトル争いは大きく書き換えられた。

    ノリスがタイトルを決める条件
    ノリスは今週末のカタールGPで、22ポイント差を26ポイント以上に広げれば初の世界王者が確定する。

    最もシンプルな条件は、
    日曜の決勝でノリスが優勝=その瞬間に王座確定。

    また、ピアストリに対して4ポイント以上上回ればタイトルが決まる。

    これが叶わなかった場合、タイトル決定は最終戦アブダビGPへ持ち越される。

    ■ ノリスが優勝した場合 → 即タイトル確定

    ■ ピアストリに対して4ポイント以上上回る → タイトル確定

    ■ レース後のポイント差が26点以上になる → タイトル確定

    ■ フェルスタッペンより前でフィニッシュする(=生き残り阻止)
     ※ただし、ピアストリとの差が26点以上になることが必要

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    ノリス「勝つために走るだけ。アプローチは変えない」
    ノリスはラスベガスの失格判定前に、タイトル争いへの心境を語っていたが、その姿勢は揺るがない。

    「こういう状況にいるのは初めてだから、どう答えたらいいか分からない」

    「でも特別な感じはないし、今までと変わらないよ。勝ちたいだけだ。勝てればもっと楽しいし、2位よりもずっと良いからね」

    「残り2レース全部勝つつもりだ。スプリントも含めて3つ全部だよ」

    「まずは数日休んで、時差を戻して、FP1に集中するだけだ」

    フェルスタッペンは“望みを繋ぐために”ノリスに勝利が必須
    マックス・フェルスタッペンはランキング3位。首位ノリスに対して25ポイント差で、日曜の決勝でノリスを上回らなければ生き残れない。

    フェルスタッペンはシーズン後半に“驚異的な追い上げ”を見せ、ザントフォールト後にあった104ポイント差を大きく削り取った。4勝に加え、2位2回、3位2回と全戦表彰台を獲得している。

    ラスベガスでのマクラーレン2台の失格は、フェルスタッペンに“予期せぬ追い風”となったが、5連覇達成には依然として大きな幸運が必要だ。

    「もし成し遂げられたら、F1史上最大の逆転劇になる」とまで言われている。

  • ランド・ノリス、フェルスタッペンの「マクラーレンF1でならとっくに王者」に反論

    ランド・ノリス、フェルスタッペンの「マクラーレンF1でならとっくに王者」に反論

    ランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンが「自分が2025年のマクラーレンのような支配的なマシンに乗っていたら、とっくにタイトルは決まっていた」と語った件について、「ナンセンスだ」と切り捨てた。

    ノリスは日曜決勝で勝利すれば自身初のワールドチャンピオンを決められる状況にあり、シーズン終盤のこのタイミングで両者の舌戦が激しさを増している。

    フェルスタッペンは今季のマクラーレンの支配力について触れつつ、「もし自分たちがあのレベルのマシンに乗っていたなら、選手権はとっくに終わっていた」と主張。一方でノリスは、4度の王者を尊重しつつも「彼には分かっていないことも多い」と反論した。

    フェルスタッペン「他チームの失敗のおかげでまだ戦えている」
    フェルスタッペンは、今季5回目のタイトル獲得の可能性について問われると、「5つは4つより良い。でも取れなくても人生は変わらない」と冷静に語った。

    さらに、今季のタイトル争いについては「我々がここまで戦えているのは他の人たちの失敗のおかげだ。シーズン全体を見れば、もし僕たちが彼ら(マクラーレン)のような支配的なマシンを持っていたら、とっくに決まっていた」とコメントし、マクラーレンの優位性を強調した。

    ノリス「尊敬しているが、分かっていないことも多い」
    スプリント後、フェルスタッペンの発言を聞いたノリスは、まず4度王者としての実績には敬意を示した。

    「マックスはなんでも言える立場にある。4回も世界王者になったドライバーだし、達成したことは本当にすごい。尊敬しているよ」

    しかしその直後に続けた。

    「でも、分かっていないことも多い。レッドブルの“攻撃的なやり方”というか、よくナンセンスなことも言う。聞きたいなら聞けばいいし、僕たちは僕たちで集中するだけだ。彼なら早く決めていたかもしれない? でもまだ決めていないし、ずっと試しているだけだね」

    ランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

    予選2番手のノリス「オスカーはいい仕事をした」
    日曜決勝に向けた予選では、ノリスはQ3最後のアタックでターン2のアンダーステアによりコースオフを避けるためラップを中断し、2番手に終わった。

    「少しアンダーステアになってオフしそうだったから中断するしかなかった。オスカーはいいラップをまとめたし、週末ずっと速い。文句はないよ。僕はP2からスタートだ」

    決勝については、序盤が勝負になると見ている。

    「最初の数周が一番のチャンスだと思う。その後はみんな同じような展開になるはずだ。今夜いくつか見直して、どこを改善できるか確認するよ。昨日よりも今日のほうがクルマに満足しているし、いい位置につけている」

  • ランド・ノリス F1カタールGP予選「アンダーステアで諦めるしかなかった」

    ランド・ノリス F1カタールGP予選「アンダーステアで諦めるしかなかった」

    ランド・ノリスは、F1カタールGP予選の最終ラップを中断した理由について明かし、自身のマシンが抱えていた“アンダーステア”が原因だったと説明した。マクラーレン勢はフロントロウを独占し、ノリスは2番手から決勝に挑む。

    ポイントリーダーのノリスは、残り数秒のタイミングでピットインを選択。これにより、オスカー・ピアストリがポールポジションを確定させた。決勝ではノリスがタイトルを決める可能性がある一方で、結果次第では最終戦アブダビへタイトル争いが持ち越される。

    アンダーステアがターン2で発生し、続行しても意味がないと判断
    ノリスは予選を通じてトラックリミットに接触する場面が多く、マシンのアンダーステアに悩まされていたという。本人は「最初のラップで十分タイムを伸ばせるポイントがあった」と手応えを語りつつも、決定的なミスがTurn 2で発生したと明かした。

    「今日はもっと快適にドライブできたし、マシンを自分のやりたい方向に押し込めた感覚があった。最初のラップは良かったし、まだ改善できる余地がたくさんあったと思う。ただ、ターン2で理由は分からないけど少しアンダーステアが出て、その時点で終わった」

    「悔しいけど、もっと良いラップができたはず。でも結局できなかったから、明日の2番手スタートになる」

    さらに、なぜ最後の周回を走らなかったのかと問われると、ノリスは明確に答えた。

    「燃料がなかったから、戻ってもう一周することはできなかった」

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    「スタートで前に出なければ勝ちは難しい」
    スプリントでオーバーテイクが少なかったことを踏まえ、ノリスは決勝が「かなり退屈なレース」になる可能性を示した。DRSゾーンの短さが依然として追い抜きを難しくしている。

    「昨日のスプリントよりはマシだけど、基本的には前に出るチャンスはターン1だけだと思う。オスカーが言うように、ターン1の長い距離が鍵になる。それ以外はかなり退屈でシンプルなレースになるだろう」

    現在ランキング首位で、勝てば初のワールドチャンピオンが決まるノリス。しかし自身は冷静で、まずはスタートがすべてだと語った。

    「今のところ僕は2番手。勝てるチャンスはあまり大きくない。でも良いスタートを切ることに集中するだけだ」

  • ランド・ノリス F1カタールGPスプリント予選「抜けないけど…勝ちに行く」

    ランド・ノリス F1カタールGPスプリント予選「抜けないけど…勝ちに行く」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、チームメイトのオスカー・ピアストリにポールポジションを奪われ、さらにジョージ・ラッセルにも割って入られた結果P3に終わったものの、「当然、勝ちに行く」と力強く語った。チャンピオンシップ決定の可能性があるカタールの19周スプリントに向け、全力で前を狙う姿勢を崩していない。

    FP1に続きマクラーレン勢はソフトタイヤで終盤に速さを発揮したが、ノリスはSQ3の最終コーナーでコースオフし、大きくタイムを落とした。

    さらに最終アタックではアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)との小競り合いでわずかに乱される場面もあり、2人を逆転するには至らなかった。

    SQ3でのミスと妨害でP3に終わる
    ノリスは「ペースはあったんだ。ただ最初のラップで最後のコーナーをミスしてまとめきれなかった」と説明。

    続けて、最終アタックでのアルボンとの接触的な状況については「まぁ、そういうものだよ」と受け流した。

    もしスプリントをP3で終えれば6ポイントを加算できるが、タイトル争いの渦中にあるノリスにとって、ライバルのピアストリ&フェルスタッペンに対して最大2ポイント上回れば今週末にも王座が決まる。

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    「勝ちを狙うのは当然。だけど抜けない」
    ノリスは勝利への意欲を隠さない。

    「勝ちに行かないなんてバカげてる。僕は勝ちに来ている。だから一晩で見つけられるものを探して、明日に向けてできることをやっていく」

    しかし、カタールの“抜けない”特性を理解しているからこその現実的な見通しも示した。

    「オーバーテイクは不可能だ。だからP3で終わると思う。でも、もしジョージをスタートで抜ければ、多分それが僕にとって最大限だね」

    ノリスはチャンピオン決定の可能性を抱えながらも、目の前のスプリントで勝利を狙う姿勢を明確にしている。タイトル争いの主導権を握り続けるためにも、スタート直後の一撃にすべてを懸ける構えだ。

  • ランド・ノリス F1カタールGP展望「何も変わっていない。勝つだけだ」

    ランド・ノリス F1カタールGP展望「何も変わっていない。勝つだけだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、F1ラスベガスGPで自身とオスカー・ピアストリの2台が失格となり、タイトル争いのリードが24ポイントまで縮まったにもかかわらず、「何も変わっていない」と強調した。

    タイトル決定の可能性を残したまま迎えるカタールGPで、ノリスは平常心を保ちつつ“勝つこと”だけに集中している。

    ラスベガスでは2位(ピアストリは4位)でフィニッシュしたものの、両車がスキッドプレート摩耗の規定違反によって失格。ポイントリードは大幅に減少したが、ノリスはその結果を冷静に受け止めており、「チームの努力が報われなかったのは残念だが、タイトルに向けた考えは変わらない」と語る。

    ラスベガス失格「ショックではなかった」
    ノリスは、失格という厳しい結果にも動揺はなかったと明かす。

    「怒ってはいない。助けにはならないけどね。レース中にはすでに何か起きていると分かっていたから、ショックではなかったし驚きもしなかった。
    我々は予想以上の問題を抱えていたし、仮に勝っていたらもっとショックだったかもしれないけど、そうじゃなかった。悲しんでも仕方ない」

    「もちろんチームのみんなはガッカリしていた。多くの努力が無駄になったからね。でも僕自身は意外と大丈夫だった。今はただ今週末に向けてワクワクしている。何も変わらない。ここカタールでも勝ちたいし、アブダビでも勝ちたい。悔しいけど、それが人生だ」

    車高調整で“むしろ速くなる”と確信
    ラスベガスでの予想外のポーポイズ発生と摩耗を受け、マクラーレンは車高を上げる方向でセットアップを調整する。

    「車高を上げても遅くなるとは思わない。むしろ速くなると思う。これでどこでも抑えなくてよくなるからね。遅くなると思っている人もいるけど、たぶん速くなるよ。楽しみだ」

    ノリスは冷静さを保ちつつ、タイトルの重圧にも屈しない。

    「こんな状況は初めてだけど、ワクワクしている。もちろん30ポイント差の方がよかったけどね。でもみんなにとってはエキサイティングなんでしょ?それなら良かったよ」

    「やることは単純。勝つだけ」
    ノリスはカタールでチャンピオンを決める可能性を残すが、その姿勢は終始一貫している。

    「やることは同じ。良い予選をして、良いレースをするだけ。早く決まるに越したことはないけど、僕のやることは変わらない。勝つ、それだけだ」

    プレッシャーが高まる中でも、ノリスは“走りたい”という純粋な欲求を語った。

    「先週末のあと、さらに走りたい気持ちが強くなった。ミスを受け入れて、また前に進むだけ。自分たちの良い流れを続けたいし、その準備はできている」

    ランド・ノリス(マクラーレン) カタールグランプリ

    フェルスタッペンとピアストリとの三つ巴へ「簡単じゃない」
    フェルスタッペンが一時は100ポイント以上離れていたものの、圧巻の追い上げで24ポイント差まで接近。ピアストリも好調を維持しており、三つ巴の最終盤を迎える。

    「マックスは去年もその前もここで勝っている。今回も接戦になると思う。レッドブルはこの6〜7戦、全体的にもっともいいパフォーマンスを見せている。
    簡単だとは思っていない。ハードワークして、自分たちに集中して、目標はポールと勝利。それだけだ」

    ノリスは静かに燃えている。

    24ポイント差、残り2戦。初タイトルは目前だが、焦りも浮かれもない。

    彼が見ているのはただひとつ――チェッカーフラッグの先にある“初の世界王者”という景色だ。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP失格「これだけ多くのポイントを失うのは悔しい」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP失格「これだけ多くのポイントを失うのは悔しい」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP決勝で2位フィニッシュを果たしたものの、レース後の車検で技術規定違反が発覚し、正式に失格処分となった。後部スキッドブロックの磨耗量が規定値を下回っていたためで、ノリスは「フラストレーションだ」と率直な心境を明かした。

    マクラーレンはレース後、チーム代表アンドレア・ステラが2台同時失格について謝罪。

    チームは想定外の強いポーポイズ現象が発生し、プラクティスでは見られなかった異常な接地により、結果として最小厚み9mmを割り込んだと説明している。

    レース結果が覆ったノリス、タイトル争いで大きな痛手
    ノリスは決勝でフェルスタッペンに次ぐ2位でチェッカー。タイトル争いではオスカー・ピアストリに対し30ポイント差、フェルスタッペンに対しては42ポイント差となるはずだった。

    だが失格によりこの18ポイントを失い、ランキングリードはピアストリとフェルスタッペンに対し24ポイント差へ縮小した。

    車検ではノリス車のスキッドブロックが規定9mmに対し、2つの計測点で0.07mmと0.12mm不足していることが確認され、即時の失格処分が下された。

    アンドレア・ステラ、2台同時失格を謝罪
    アンドレア・ステラはレース後、マクラーレンの2台が決勝中に「予期せぬ高いレベルのポーポイズ」に襲われていたと説明した。

    「レース中、プラクティスでは見られなかった強いポーポイズが両車で発生し、その結果として過度な接地が生じた。今日の重要な局面で多くのポイントを失う結果となり、ランドとオスカーに謝罪したい」
    とステラは語った。

    ランド・ノリス マクラーレン F1 ラスベガスグランプリ

    ノリス「フラストレーションだが、これ以上できることはない」
    「今日の終わり方は本当にフラストレーションだ」

    「レース終盤はいくつかマネジメントをしなければならなかったけど、今ではそれがクルマ側の問題によるものだったと分かった。そして残念ながら、その結果として僕たちは失格になってしまった」

    「これだけ多くのポイントを失うのは悔しい。チームとして常に最大限のパフォーマンスを追い続けているけれど、今日はそのバランスをうまく取れなかった」

    「今さら僕にできることはない。気持ちを切り替えてカタールに向かうだけだ。次戦では全セッションでベストのパフォーマンスを発揮することを目指す」

    ラスベガスでの失格を受け、ノリスはタイトル争いが一層厳しい状況になるものの、次戦カタールGPでは決勝に加えて今季最後のスプリントでもポイント獲得のチャンスがある。

  • ランド・ノリス F1ラスベガスGP決勝のスタートは「完全にやらかした」

    ランド・ノリス F1ラスベガスGP決勝のスタートは「完全にやらかした」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1ラスベガスGP決勝のスタートで「自分のミスだった」と率直に認めた。レースはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧勝し、ノリスは2位でフィニッシュ。タイトル争いでは依然として主導権を握っている。

    ポールポジションからスタートしたノリスは、1コーナーの進入でフェルスタッペンを抑えにかかり、大きくラインをクロス。しかしブレーキポイントを誤ってオーバーシュートし、フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(メルセデス)に先行を許した。

    スタートで痛恨のミス、ノリス「ブレーキを遅らせすぎた」
    ノリスはレース後、「マックスに勝たせてあげたよ」と軽口を叩きつつも、すぐに言葉を続ける。

    「いや、単純にブレーキが遅すぎた。完全に僕のミスだよ。20秒差で勝つんだから、あっちの方が良い仕事をしたってことだし、今日は彼らの方が速かった」

    「難しいレースだったけど楽しかった」フェルスタッペンを称賛
    ノリスはマシンのフィーリング自体は悪くなかったと振り返る。

    「楽しいレースだったよ。難しかったけど、悪くはなかった。ただマックスが良いレースをしただけだし、レッドブルは速かった」

    さらに、ミスを認めつつもパフォーマンスには手応えがあったと語る。

    「ターン1では攻める必要があるんだ。でも今日はちょっと攻めすぎた。それがすべて。2位は悪くないし、良いポイントも取れた」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ラスベガスグランプリ<br />
    タイトルの主導権は依然ノリスに ― ピアストリに30ポイント差
    今回の2位で、ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリに対するリードを 30ポイント に拡大。ピアストリは4位に留まり、ここ数戦の流れを断ち切れなかった。

    タイトルの条件は次戦カタールで明確だ。
    ノリスは以下の条件で カタールGPで初のワールドチャンピオンが決定 する。

    ■ ピアストリに 5ポイント以上 負けなければ良い
    ■ フェルスタッペンに 17ポイント以上 負けなければ良い

    ノリスは依然として圧倒的に有利な立場にあり、勢いも彼の側にある。

    ラスベガスで見せた強さと課題 ― GVE視点の流れ分析
    ノリスの敗因は明確で、スタートのミスがすべてだった。しかし、そこから20秒差ながらも2位まで戻し、レースペースは決して悪くない。マクラーレンの総合力は依然としてトップクラスで、タイトル戦略としては最小限のダメージに抑えた形だ。

    一方フェルスタッペンは、スタート直後で勝負を決め、以降は完全コントロール。レッドブルにとって今季ベスト級のレース運びで、タイトル戦線にわずかな望みをつないだ。

    ノリスは悔しさを隠さなかったが、「ミスをリカバリーして2位」――これはむしろ王者の走りと言える。タイトル行方は、いよいよカタールでの直接対決に委ねられる。