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  • ホンダF1、メキシコGPで“スペック2”エンジンを使った理由

    ホンダF1、メキシコGPで“スペック2”エンジンを使った理由

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充が、F1メキシコGPでトロロッソ・ホンダが最新スペックのエンジンではなく“スペック2”を走らせた理由を説明した。

    アメリカGPから連戦となるメキシコGPで、トロロッソ・ホンダは、再びピエール・ガスリーのパワーユニット(PU)を未使用の新仕様に交換した。アメリカGP後、組み立て上の不具合の懸念が見つかったためで、シーズン残り2戦に全力を尽くすべく、今回ペナルティーを受け入れてでも新たなPUを投入する作戦を選択した。

    ただ、メキシコGPでは、新仕様ではなく旧仕様のPUを使うことが事前からの既定路線だった。その理由をホンダF1の副テクニカルディレクターの本橋正充はこう説明する。

    「ロシアGPで新たなスペックのPUを投入したものの、メキシコの高地という特殊な状況では、平地とは違う特殊なキャリブレーションが必要なことは事前から分かっていました。そのため、パフォーマンスを最大限に把握しきれている旧仕様を入れて、ここに合わせたチューニングを行った方がパフォーマンスを発揮できるという判断をしました。新仕様については、ロシア、鈴鹿とやってきて、だいぶ手の内には入れていると思うのですが、メキシコという特殊な条件では何が起こるか分からないというのもありますし、きちんとレースを戦いたいという意味で、確実性があり、ほぼ把握した状態で使える旧仕様の方をここで使うことを決めていました」

    メキシコGPの開催されるメキシコシティは標高2200mを超える高地である。1965年、その高地での対応を武器にホンダF1が初めて勝利を獲得したグランプリとしても知られている。現在のPUにとって、高地がどう特殊で、それにどう対応したかについて本橋正充は語る。

    「標高の高さから空気密度が低くなってきますが、ICEには燃焼に必要な分の酸素を送り込まなければいけないので、その分ターボの仕事量が増えてきます。とはいってもレギュレーションを含めて、ターボの使い方、回転数などは制約があるので、ターボを高性能にすることには限界があります。そして、ターボが目一杯仕事をすると、燃焼を始めさまざまな部分の挙動が他のサーキットとは違ってくるため、そういったところのチューニングが必要になります。また、燃焼を賄えたとしてもエネルギーマネージメントも他とは変わってきます。特に一番大きいのは温度関連だと思っています。空気密度が低いというのは燃焼に対する酸素量だけではなく、PUの冷却面にも影響が出ます。通常より冷えなくなるので、若干高温になっても、きちんとトルクを出し、PU全体の機能として成立するようなセッティングやチューニングを施さなければなりません」

    高地対策に加え、もちろんサーキットの特性に合わせたセッティングにも気を使わなければならない。

    「このコースは長めのストレートもありますが、そこまでパワー感度が高いコースではありません。ストレートの後にコーナーがあってまたストレートという感じで、特にセクター3には中速から低速のコーナーがありますが、そこをうまく抜けないとストレートスピードが変わってきて、全体のラップタイムに影響が出ます。ですから、その部分を重視したドライバビリティーのセッティングが大事で、そういう意味でもドライバビリティー含めてより適切に対応できる旧スペックの方が、ここでは分があるのだと思います」と本橋正充は語った。

    メキシコGPの特殊性に対応したPUのセッティングと、車体側のアップデートがうまく噛み合い、プラクティスからトロロッソ・ホンダはペースよく走行した。ブレンドン・ハートレーはプラクティス1で9番手、プラクティス2で6番手となり、ガスリーもプラクティス3では8番手につける。予選では、Q1を10番手で突破したハートレーに期待がかかったが、最後のアタックでタイムを伸ばすことができず14番手にとどまった。
    決勝では、PU交換のためペナルティーを受け最後尾スタートとなったガスリーが、難しいタイヤ戦略をものにし、レース後半に速さを見せて10位入賞を果たした。この週末、マシン全体がうまく調整できた証となる1ポイント獲得だった。

    シーズンも大詰めとなり、残すところあと2戦。新仕様のPUの成果、そしてチーム全体のパフォーマンスアップを示し、今回失ったコンストラクターズチャンピオンシップの順位を回復するために、チームは一丸となって残り2戦に全力で挑む。

  • ピエール・ガスリー、エステバン・オコンの幅寄せに不満

    ピエール・ガスリー、エステバン・オコンの幅寄せに不満

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1メキシコGP終盤のポジション争いのなかでのエステバン・オコンの動きに驚いていはいないとし、“いつも同じことをする”と不満を述べた。

    レース終盤、ポイント圏内を争っていたピエール・ガスリーとエステバン・オコンはターン4でホイール・トゥ・ホイールのバトルを展開。ガスリーは接触を避けるためにブレーキングでロックアップしてコースオフを喫したが、スチュワードは1台分のスペースが残っていたと見なして不問に付している。

    最終的にピエール・ガスリーは、エステバン・オコンを抜いて10位でフィニッシュしたが、レース後、オコンのアクションへの不満を述べた。

    「オコンとはいつも同じことが起こる。彼のことは長い間知っているし、このようなことが起こる可能性は高い」とピエール・ガスリーはコメント。

    「彼は僕が最後尾からスタートして、彼を抜くことができてが不満だったんだと思う。彼は僕を押し出し、僕はコース外に出なければならなかった。ターン5では自分のやり方を突き通していたかもしれなし、僕たちは接触していただろう。でも、それは価値のないことだ」

    「僕にとってはフェアではなかった。1台分のスペースを残していたからね。でも、彼らがよりアグレッシブにレースをしていいと言うなら、僕は気にしないけどね」

    「シルバーストンでの僕のような他の多くの状況と比較してほしい。かなりグレーなエリアだと思う。通常、1台分のスペースを残すべきけど、そこに1台分のスペースがなかったのは明らかだった」

    「最終的に気にはしていないけどね。僕は彼の前でフィニッシュして、1ポイントを獲得できたし、彼はポイントを獲得できなかったんだからね」

    ピエール・ガスリーは、コース上のバトルで何が許可されるかを明確にするためにFIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングを話しをするつもりだと語る。

    「それについてチャーリーと話すつもりだ。とにかく知りたいからね。このようなことが許されるのであれば、僕も何ができるかを知ることができる」とピエール・ガスリーはコメント。

    「映像を見直してみる必要があるけど、コックピットからはあまりにアグレッシブに見えたし、僕はコース外に逃げなければならなかった」

    「たぶん、僕が彼の後ろでフィニッシュしていたら、異なる見方をしていただろうけど、今日は僕が前でフィニッシュした」

    関連:【動画】 F1メキシコGP 決勝ハイライト

  • レッドブル、F1メキシコGPでのルノーの高地への対応ぶりを称賛

    レッドブル、F1メキシコGPでのルノーの高地への対応ぶりを称賛

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1メキシコGPでの好パフォーマンスはルノーの対応によるところが大きいと素直に認めた。また、ダニエル・リカルドの故障はクラッチだったと明かした。

    レッドブル・レーシングは、今シーズン限りでルノーとの12年間のパートナーシップを終了することが決定しており、ルノーのF1パワーユニットのパワー不足を繰り返し批判してきた。

    しかし、F1メキシコGPでは、レッドブル・レーシングの2台はフロントローを独占。レースではダニエル・リカルドはリタイアに追い込まれたものの、マックス・フェルスタッペンは2位以下を引き離すレース展開で圧勝した。

    クリスチャン・ホーナーは、メキシコでの好パフォーマンスは、ルノーが高地で開催されるメキシコGPの状況に対処するために行った仕事の成果だと認める。

    「功績は当然認めるべきだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「今週末、ルノーはこのようなコンディションでライバルに対して競争のあるエンジンを提供してくれた。そのおかげで我々は 大接戦を演じ、フロントローを独占し、圧倒的なスタイルでグランプリに勝つことができた。理論的に我々はここっで1-2を獲得できたはずだ」

    「サーキットの高度は一部のライバルを抑制していたが、ルノーは競争力のあるウインドウに入れていた」

    残り10周でダニエル・リカルドはストップし、今シーズン8度目のリタイアを喫した。しかし、クリスチャン・ホーナーはそれはルノーの責任ではないし、単純にクラッチの問題だったと語った。

    「データを見れば、おそらく6周目くらいから発生していたクラッチの問題のようだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「金曜日にマックスに発生した問題と類似している。英国に戻して、すべてを検疫して理解する必要があるが、それが原因だと思っている」

    レッドブル・レーシングは、APレーシングからクラッチを購入しているが、それをコントロールしているのはレッドブルのハードウェアだ。その部分は今シーズンのレッドブルの弱点となっている。

  • トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1メキシコGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1メキシコGPの決勝レースで最後尾からスタートしたピエール・ガスリーが10位入賞。ブレンドン・ハートレーは14位でフィニッシュした。

    第19戦メキシコGPの決勝レースが午後1時10分より行われた。午前中は青空が広がった天候も、レースが近づくにつれ雲が覆い始める。気温18℃、降水確率は20%で、決勝を迎えた。

    トロロッソ・ホンダの2台は、14番手スタートのブレンドン・ハートレーがスーパーソフトタイヤで、PU交換のペナルティーのため最後尾スタートのピエール・ガスリーがハイパーソフトタイヤでのスタートとなった。

    午後1時10分にフォーメーションラップがスタートし、71周のレースが幕を開けた。1周目、スタート後の混乱を切り抜け、ピエール・ガスリーは16番手に上がる。スタート直後にタイヤにフラットスポットを作ったブレンドン・ハートレーは1周目を終えるとピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換、19番手でレースに戻った。6周目にはガスリーがピットインし、スーパーソフトタイヤに交換する。

    トロロッソ・ホンダは早めのタイヤ交換を選択したため、ポジションをいったん落とし、序盤はハートレーが17番手、ガスリーが19番手。10周を過ぎたころからほかの選手がピットインし、15周目にはハートレーが13番手、ガスリーが15番手にポジションを上げていく。20周目にはトロロッソ・ホンダの2台は、5台による接近したポジション争いを展開する。25周目にハートレーが2回目のピットインを行いスーパーソフトタイヤに交換。その2周後にはガスリーも2回目のピットインを行いスーパーソフトタイヤに交換した。早めに2回のピットインを行ったことで、ポジションを大きく落とした2台だが、中盤から追い上げを開始する。

    39周目にはハートレーが13番手、ガスリーが17番手を走行。ハートレーはこの周にほかの選手と接触しマシンにダメージを負い、さらに5秒ペナルティーを科された。45周目、上位の選手のピットインでハートレーは11番手に、ガスリーは14番手に上昇。53周目には激しいポジション争いを制しガスリーが12番手に上がりる。54周目、ガスリーは5秒ペナルティーが科されているハートレーとポジションを入れ替え11番手にポジションを上げ、さらに前に迫る。ハートレーも接近したバトルを展開し12番手を死守する。62周目にレッドブルのダニエル・リカルドがマシントラブルでストップし、ガスリーは10番手と入賞圏内に入った。ハートレーは激しいバトルの末にポジションを奪われ、12番手となる。

    ペースを上げて9番手を狙うピエール・ガスリーだが、接近するもののポジションを奪うには至らず10番手でフィニッシュ。ガスリーは最終ラップにレース中の自己ベストラップを更新した。ハートレーも12番手でチェッカーを受けたが、走路妨害で5秒ペナルティーが科され、リザルトは14位となっている。

    F1第20戦ブラジルGPはサンパウロのインテルラゴス・サーキットで11月9日~11日に行われる。

    ピエール・ガスリー (10位)
    「ルイス(・ハミルトン)、チャンピオンシップ獲得おめでとう! 彼にとってまた一つ新しい栄光をつかんだ年になったと思います。そして、マックス(・フェスルタッペン)もすばらしいレースを見せてくれました! 僕にとっての今週末のレースは、ポイント獲得をし、いい結果で締めくくれた一戦になりました。ペナルティーによりグリッド最後尾の20番手からスタートしたので上位10位以内でレースを終えることは難しいと思っていましたが、チーム一丸となって成し遂げることができました。ここ数戦タフなレースが続いていたので、1ポイントを獲得できたことはチームにとってとても大きなことだと思います。マシンのフィーリングもよく、正しい戦略を元にいいバトルをしながらで戦うことができたので、できることをすべて出しきれた一戦でした。タイヤマネージメントがキーでしたが、正しいタイミングでプッシュしつつ、タイヤをレース最後まで持たせることにもフォーカスもせねばならず、必ずしも“簡単な一戦”だったとは言えないレースだったと思います。ブラジルとアブダビではペナルティーを受けないはずですし、予選結果通りの位置からレースをスタートした上で、ザウバーチームからコンストラクターズチャンピオンシップでのポジションを奪い返すことができるようがんばります!」

    ブレンドン・ハートレー (14位)
    「スタートはうまく決めることができたと思います。しかし4コーナーに差し掛かったとき、ブレーキ直前にほかのマシンに前方に入られてしまい、ブレーキをロックさせてスーパーソフトタイヤにフラットスポットを作ってしまいました。残念なことにそれが原因で1周目でピットに入らなくてはいけなくなってしまいました。そのあとは1ピットストップ戦略でレースの残りを順調に走ることができました。タイヤマネージメントもうまくでき、手堅いレースだったと思います。オコンを必死で抑えたときの接触が原因となり、5秒のペナルティーが科されてしまい、とても悔しい結果となってしまいました。接触によるマシンのダメージとペナルティーがなければ、10番手でレースを終えることも可能だったのではないかと思いますし、最初の周回でのフラットスポットさえなければ、マシンのペースもよかったので、さらに上位を狙えたかもしれません。結果が伴わなかったので残念ではありますが、この週末のマシンの手応えはポジティブに感じました」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「まず、マックス・フェルスタッペン選手の見事な優勝、おめでとうございます! Aston Martin Red Bull Racingは、この週末を通してすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。そして、ルイス・ハミルトン選手とメルセデスの皆さん、ドライバーチャンピオン獲得おめでとうございます。メキシコでのレースはその標高の高さからブレーキとエンジンの冷却がキーポイントとなるため、いつもエンジニアにとっては大きな挑戦の一戦となります。そして正確なPUのパラメーターが必要となるため、PUマニュファクチュラーにとってもチャレンジングなレースではないでしょうか。私たちはロシアGPで使用した前スペックのPUを使用することにしたので、ピエールはレース最後尾からのスタートとなってしまいました。ピエールはスタートをうまく決めることができ、中団争いにも加わり、レースを通してうまくコントロールし戦ってくれたと思います。レース終盤にかけて、エリクソン選手(ザウバー)と見どころの多いバトルを繰り広げてくれましたが、残念ながら追い抜くことは叶いませんでした。しかし1ポイント獲得できたということは、マシンは今日十分に戦えるポテンシャルを持ち合わせていたということが証明できたのではないでしょうか。ブレンドンはスタート直後にフラットスポットができてしまったので、タイヤ交換のために1周目でピットに呼び戻さなければなりませんでした。そのあとはいいペースでレースを戦えていたのですが、オコン選手(フォースインディア)との接触でフロアにダメージを負ったのはもったいなかったかと思います。さらには5秒のペナルティーを受け、ゆえに14番手でレースを終えることなり、少し納得のいかない結果となってしまいました。ザウバーチームに2ポイントの差をつけられてしまいましたが、今シーズンはブラジルとアブダビであと2戦残っているので、コンストラクターチャンピオンシップの8位を奪い戻すために最大限の努力をして挑みたいと思います」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のレースでは、PU交換によるグリッドペナルティーのために最後尾からスタートしたガスリー選手が、アグレッシブな走りをみせて10位に入賞し、チームにとって貴重な1ポイントを獲得してくれました。ドライバーの走りに、チームのピット戦略がうまく噛み合った結果だったと思います。PUとしては、高地という通常とは異なる環境の中、2台揃ってトラブルフリーで週末を終えられたことは前向きに捉えています」

    関連:【動画】 F1メキシコGP 決勝ハイライト

  • ホンダF1 特集:高地レースでの戦い方

    ホンダF1 特集:高地レースでの戦い方

    ホンダF1のF1副テクニカルディレクターを務める本橋正充が、高地でのレースとなったF1メキシコGPの戦い方について解説した。

    標高約2,300mという超高地で開催されるメキシコGP。ここにはTV中継からは分かりづらい厳しさがあった。通常、日差しが強くて気温が高かったり、大雨が降ってウエットコンディションになったりというのは、画面を見ていても分かりやすいものだが、メキシコシティでは目に見えない負担が降りかかった。

    開催地であるアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスの標高は2,285mで、F1全開催地の中で最も高い場所にあるサーキット。高地では酸素が薄くなることから、ここでは階段を昇っていくだけで、頭がフラフラしてしまうこともあるほど。

    本橋正充は、エンジニアたちの身体的な負荷についてこう語る。

    「正直、すごくしんどいです(笑)。高地では疲れやすくなりますし、メキシコGPはアメリカGPからの連戦というタイトなスケジュールですから。でも、現場でしっかりと自分の役割を果たすためには、体調管理も万全にしておかなければいけません」

    「実は、毎日トレーニングを行って体力を維持しているエンジニアもいます。F1の世界で働くには、フィジカル面も重要ですから。頭を使う仕事に思われがちですが、体力面の充実も欠かせないんです」

    働く人々への影響と同様に、マシンの各所にも高地が影響を及ぼし、パワーユニットのパフォーマンスも変化する。燃料と混合して燃える酸素の濃度が、平地とは変わるため、燃焼面に影響が出る。

    酸素と燃料の混合比率を「空燃比」というが、これを適正値にして燃焼させるために、PUのコンプレッサーから内燃機関(ICE)の燃焼室へ送り込む空気の量を調整している。この設定が、メキシコでは独特なものとなる。

    本橋正充は「高地では酸素濃度がかなり低いので、適切な空燃比にするためにコンプレッサーをより多く稼働させる必要があります」と語る。

    「きちんと燃焼させるためにICEに送りこむ酸素量には目標値を定めています。酸素濃度が低ければ、ICEへ送り込む空気を増やさなければならず、コンプレッサーの稼働を増やすために、コンプレッサーをより高速で回転させることになります」

    もし、メキシコでコンプレッサーを前戦のオースティンと同じレベルで稼働させれば、明らかに出力が落ちることになる。しかし、コンプレッサーの回転が増えると、今度はまた違った影響が出てきてしまうことになる。

    「コンプレッサーを高速回転させると、信頼性の面で大きな影響が出てきます。遠心力によってコンプレッサーとタービンの軸には大きな負荷がかかるからです」

    「また、これはパフォーマンス面にも影響があり、コンプレッサーの負荷が大きいと、送り込まれる空気の温度も上昇します。これが、燃焼タイミングのズレ、すなわち“ノッキング”を引き起こすので、回避するために出力を下げる必要が出てきます」

    大部分のレースが平地で開催されるため、メキシコの環境を念頭に置いたパワーユニット開発が行われることはほとんどない。したがって、運用面を変えて最適なパフォーマンスを引き出すしかなく、レースに向けて特別な準備が必要となる。

    「ハード面は他の開催地と同じなので、メキシコの高地に合わせた特別な調整が必要になります。ダイナモ上での作業になりますが、実際と似たコンディション下で調整を進めることができるように、メキシコの環境を再現して送り込む空気の気圧を下げます」

    「さらに条件を変えて、コンプレッサーとタービンの効率をあえて落とすこともあります。そうするとMGU-Hのパワーなど電力部分もチェックをして、どんな影響を受けるのかを確認しなければなりません。このように、燃焼面だけでなく、エネルギーマネジメントにおいてもテストを行うので、準備は膨大なものになります」

    しかし、高地の影響はパワーユニットだけにとどらない。マシンの空力面でも、空気が薄くなることでダウンフォースがかなり減少し、ウイングを最大に立てても高速コースのイタリア・モンツァと同レベルのダウンフォースしか得られず、直線でのスピードは速くなる。また、空気の密度が低いために通常よりも車体やPUの冷却効果が低いという特徴もある。

    そこで、メキシコに向けてパワーユニットの調整を行ったあとは、トロロッソと連携して、空力のパフォーマンスを損なわないようにしつつ、冷却面も含めたトータルのセットアップをしていかなければならない。

    「高地では薄い空気を取り込むことになるので、当然、影響は冷却面にも大きく出ますが、空力面との兼ね合いを考慮しなければなりません。水温や油温への負荷を気にしつつ、チームと協力してボディワークのセッティングを進めていきます」

    ターン1へ向かうストレートはかなり長く、ドライバーは1.2kmにわたってフルスロットルで走行するため、トップスピードも高くなる。このように全開時間が長いコースでは、高地でなくともPUのパフォーマンスが重視されるが、本橋正充はタイトでツイスティなコースであってもPUへの負荷を軽視できるわけではないと語る。

    「ロングストレートでは、PUへの負荷も大きくなりますが、ここがモナコのようなコースであったとしても負荷が軽くなるわけではなく、コンプレッサーやタービンの稼働を増やす必要があると考えています」

    「メキシコはカレンダーの中でも特殊ですから、気候に合わせた対策が必須です。オーストリアやブラジルも標高は高いのですが、メキシコほどの負荷にはなりません」

    メキシコでのチャレンジは、最も過酷なレース環境を戦い抜くということであり、標高だけでなく、超えるべきハードルも高いのだと言えそうだ。

  • F1 メキシコGP 決勝 | トップ10ドライバーコメント

    F1 メキシコGP 決勝 | トップ10ドライバーコメント

    2018年のF1世界選手権 第19戦 メキシコGPの決勝レースが10月28日(日)にメキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで行われた。

    優勝は2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。スタートでトップに立ったフェルスタッペンはリードを拡大。チームメイトのダニエル・リカルドがエンジントラブルでリタイアする不安があったものの、事実上トップを譲ることのない危なげないレースで今シーズン2勝目を挙げた。メキシコでの優勝は2年連続。

    2位にはセバスチャン・ベッテル、3位にはキミ・ライコネンが続き、フェラーリがダブル表彰台を獲得。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は4位でフィニッシュ。2レースを残してランキング2位のセバスチャン・ベッテルとのポイント差は64ポイントとなり、自身5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。最後尾からスタートしたピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が10位入賞を果たした。

    優勝:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    「昨日はとてもフラストレーションが溜まっていたし、失望していたけど、今日は本当にハッピーだ。それに日曜日はハッピーな気分になるには最高の日だ。昨日はずっと寝れなかったし、今日のレースが長いレースになることはわかっていたけど、ライトが消えた瞬間、僕の気持ちはすぐに変わっていた。前に出て落ち着くことができた後は自分のレースに集中していた。特にルイスはグリップに苦しんでいるように見えた。リードを維持するために彼のラップタイムに対抗できると確信いていた。今回の戦略がうまくはまった。もう1セットのスーパーソフトがあったし、レース終盤にフレッシュなセットで走れることがわかっていたので、摩耗を管理することができた。だから、セブがピットインしたときに同じことをして、ギャップを維持することができた。ダニエルがクルマを止めたのが見えたとき、僕はすでにかなりのアドバンテージがあったので、チームにエンジンの出力を下げるべきか尋ねたし、なんとしてもチェッカーフラッグを受けたかった。僕たちは1-2ではなかったとしても、少なくともダブル表彰台を獲得していたのは間違いなかったので本当に残念だ。去年と同じように表彰台は素晴らしかった。DJがいて、スタンドから観客を見下ろすのは本当にクールだった。2年連続なのでさらに嬉しい。メキシコはいつも本当に多くの情熱的なファンが来てくれるし、毎年ここに戻ってくるのが大好きになっている。ルイスの5度目のタイトルも祝福したい。彼はシーズンで最も一貫して強いドライバーだったし、チャンピオンにふさわしい。非常に特別な気分だと確信している。すぐに彼に挑戦できることを願っている」

    2位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「今日、キミと僕が表彰台に上がれたことを嬉しく思う。それにここの雰囲気はいつも素晴らしい。でも、当然ながら、ドライバーズ選手権の結果には失望している。レース序盤はタイヤを少し労わっていた。ルイスを抜いた後は、マックスにプレッシャーをかけて、終盤に彼らがタイヤに苦しむことになれば違うことをやろうと考えていたけど、彼らは対抗するにはあまりに速すぎた。今回のレースで優勝した彼、そして、チャンピオンシップを獲得したルイスを祝福したい。今日は僕にとってはあまりハッピーな一日ではないけど、落ち込むことと、そこから立ち直れないのは別物だ。2週間後に自分が立ち直っているのは分かっているし、シーズンをいい形で終わらせるため、そしてコンストラクターズ選手権のためにベストを尽くしてくつもりだ」

    3位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「今日はクルマにとても満足していた。もちろん、結果は理想的ではないけど、僕たちがスタートした位置を考えれば最大限の結果だ。2台揃って表彰台を獲得してチームのために多くのポイントを獲得した。1セット目のタイヤは少しトリッキーだったし、2セット目の方が良かったのは確かだけど、それは予想していたことだ。第1スティントでメルセデス勢を抜こうと頑張ったけど、実現できなかったし、その試みによってタイヤに苦労することになった。その後、僕たちは2ストップから1ストップ戦略に変更して、長いレースになることがわかった。実際、その段階ではタイヤは本当にいい感じだった。最後は左フロントが少しなくなってしまっていたけど、それでもかなりうまく機能していた。最後の2レースでコンストラクターズチャンピオンシップに近づけることを願っている。ルイスにおめでとうと言いたい。彼は今年誰よりも良い仕事をしたし、彼はタイトルを獲得にふさわい」

    4位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「正直、現時点ではあまり実感が湧いていない。夢見ていたことだけど、今日、自分が5度のワールドチャンピオンとしてここに立つなんて何百万年かかっても実現するなんて思っていなかった。何が起こってるかわからなかったし、とにかく僕がここにいるのを手助けしてくれたすべての人に心から感謝している。メキシコGPを特別なものにしてくれた、ここに来ているファンのみんなに心から感謝したい。それにチームにも大きな感謝を述べたい。無線でボノは言っていた。チャンピオンはここで勝ったのではない。『多くのレースを通して行ってきたたくさんのハードワークによって勝ったんだ』とね。だから、ペトロナス、僕たちのすべてのパートナー、そして、もちろんメルセデスのすべてのハードワークに心から感謝している。僕は13歳からメルセデスと一緒にいるし、ファンジオも何年も前にメルセデスと同じことを達成した。信じられない気分だし、現時点ではとても現実のこととは思えない。今日のレース自体は散々なものだった。素晴らしいスタートを切れたと思うし、本当に頑張っていたけど、僕たちはタイヤに本当に苦しんでいた。バルテリと僕の二人ともね。とにかくクルマを完走させることだけを考えていた。正直、とにかく本当に感謝している。家族のみんな、愛している。すぺてのサポートに感謝している。僕の父と家族のサポートがなければ僕はここにいなかった。とても謙虚にさせてくれる経験だ!」

    5位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「ルイス、本当におめでとう! 彼はまた力強いシーズンを戦った。シーズン後半は特にね。彼は本当にこのタイトルにふさわしいと思う。自分が今年のこのタイトルの機会を失ったとき、少しでも彼がワールドチャンピオンを獲得する手助けができればと思っていたけど、僕はすでに来年また戦うのを楽しみにしている。ルイスのために本当に嬉しく思っているけど、僕たちは今日のレースに満足することはできない。とても難しいレースだった。実際、レースのスタートはかなり良かった。でも、その後タイヤに苦しみ始めた。このトラックのタイヤ寿命はかなり低かった。最終的に僕たちは3ストップで終えた。それは僕たちが予想していたよりも2回多いピットストップだった。タイヤを管理しようと頑張ったし、スライドしないよう注意していたけど、それでも駄目だった。僕たちが3つすべてのコンパウンドにここまで苦しんだ理由はまだあまりわかっていないし、調査して、このような問題に見舞われた理由を解明していかなければならない。大部分のチームが少し苦しんでいたとは思うけど、僕たちほどではなかったかもしれないし、調査しなければならない。改めて、ルイス、おめでとう。これから僕たちはコンストラクターズ選手権も獲得できるようにプッシュし続けていく必要があるね!」

    6位:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
    「僕たちは2週連続で良い週末を過ごして多くのポイントを獲得した。1ストップ戦略を達成するために少し孤独なレースではあったけど、とても落ち着いた堅実なレースだった。レースを通してクルマとタイヤを管理しなければならなかったし、チーム全体が週末ずっと良い仕事をしていた。カルロスが完走できなかったのは残念だ。それがなければ、僕たちはまた6位と7位でフィニッシュして、チームのために大量のポイントを獲得できていたはずだ。それでも僕たちはドライバーズとコンストラクターズの両方の選手権でレースを広げることができたし、それはとてもポジティブだ」

    7位:シャルル・ルクレール (ザウバー)
    「良いレースだったし、7位という結果に満足している。これまでのF1での2番手のベストリザルトだ。タイヤを管理するのはチャレンジングだったし、その点でかなり厳しいレースだった。優れたチーム努力だったし、僕たちはコンストラクターズ選手権で前進するために十分なポイントを獲得することができた。総合的にポジティブな結果だし、次のブラジルでのレースでも同じような結果を出せることを期待している」

    8位:ストフェル・バンドーン (マクラーレン)
    「今日はとても満足している。今週末、僕たちはどの戦略を選択するかという点で多くの作業と準備を進めてきたし、ここでポイントを獲得することが可能なことはわかっていた。8位でフィニッシュしてポイントを獲得できて本当に嬉しい。コンストラクターズ選手権のために重要なポイントだし、今後の残り2レースを楽しむことができる。プラクティスでは特に競争力がありそうではなかったし、予選もベストな結果ではなかったけど、僕たちはいつもより近づいていたし、いつもレースで改善があることは分っている。今日はそれを確認できて嬉しい。素晴らしいレースだった。1周目の後は最下位だったし、やらなければならない仕事がたくさんあった。力強いリカバリーだ。コース上でいくつか良いオーバーテイクができたし、それがとても重要だった。最終的に8位でフィニッスするためにタイヤを持たせることができたことも僕自身にとっては素晴らしい結果だ。序盤は簡単ではなかったけど、常に正しいタイミングでアタックして、同時にタイヤも労わることができた。重要なポントは1ストップで行くか、2ストップで行くかを決断しなければならないときだった。タイヤはとてもトリッキーだったkど、僕たちはうまくリカバリーすることができたし、そこがターニングポイントだった」

    9位:マーカス・エリクソン (ザウバー)
    「今日はチームにとって素晴らしい結果だ。2台揃ってのポイント獲得はコンストラクターズ選手権でポジションを前進させる大きな成果だ。自分のレースをとても誇りに思っているし、F1でのベストパフォーマンスのひとつだったと思う。タイヤを管理するために懸命に戦わなければならなかった。ピットストップ後は多くのポジションを取り戻さなければならなかったし、ミスもなかったので、結果に満足している」

    10位:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
    「ルイス(・ハミルトン)、チャンピオンシップ獲得おめでとう! 彼にとってまた一つ新しい栄光をつかんだ年になったと思う。そして、マックス(・フェスルタッペン)もすばらしいレースを見せてくれた! 僕にとっての今週末のレースは、ポイント獲得をし、いい結果で締めくくれた一戦になった。ペナルティーによりグリッド最後尾の20番手からスタートしたので上位10位内でレースを終えることは難しいと思っていたけど、チーム一丸となって成し 遂げることができました。ここ数戦タフなレースが続いていたので、1ポイントを獲得できたことはチームにとってとても大きなことだと思う。マシンのフィーリングもよく、正しい戦略を元にいいバトルをしながらで戦うことができたので、できることをすべて出し切れた一戦だった。タイヤマネージメントがキーだったけど、正しいタイミングでプッシュしつつ、タイヤをレース最後まで持たせることにもフォーカスもせねばならず、必ずしも“簡単な一戦”だったとは言えないレースだったと思う。ブラジルとアブダビではペナルティーを受けないはずだし、予選結果どおりの位置からレースをスタートした上で、ザウバーチームからコンストラクターズチャンピオンシップでのポジションを奪い戻すことができるようがんばるよ!」

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  • メルセデス:残りのシーズンでの反撃を誓う / F1メキシコGP

    メルセデス:残りのシーズンでの反撃を誓う / F1メキシコGP

    メルセデスは、F1メキシコGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが4位、バルテリ・ボッタスが5位でフィニッシュ。

    今回のレースでルイス・ハミルトンは、ランキング2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に64ポイント差をつけて、自身5度目のワールドチャンピオンを獲得。メルセデスにとっても5年連続のドライバーズタイトル獲得となった。

    トト・ヴォルフ (メルセデス モータースポーツ責任者)
    「通常、我々は誰かのキャリアが終わるまで偉大さを認めることはしないし、その存在を認識するには少し時間を取る必要がある。ルイスは今、ファンジオの記録に並んだ。彼のような人はそう多くはいない! ルイスは今シーズンの差別化要因だった。我々のクルマは時には最速だったが、常にいうわけではなかった。今日のように3番目に最速でしかないときもあった。それでも、ルイスのパフォーマンスは常に非常に安定していたし、彼のレースクラフトは本当に素晴らしかった。そこは常に彼の強さのひとつだったが、今年はそれが彼の成功における重要な要因のひとつだった。我々は、ルイスの5度目のタイトル、そして、チームとして5連覇したことに満足している。だが、まだ仕事は終わっていない。コンストラクターズ選手権がある。我々はまだ勝つことを望んでいるし、今日目にしたようにそれは簡単なことではない。我々は非常に悪いレースをしたし、タイヤに本当に苦しんだ。実際、今日はタイヤにスイッチを入れられなかったと思う。我々はまだ何が問題かわかっていないが、深く調べて、傷口を的確に指摘し、これほど苦しんだ理由を解明する必要がある。これからは我々の焦点のすべてをコンストラクターズ選手権にむけていく。ブラジルでは力強いパフォーマンスを発揮し、最後までプッシュし続ける必要がある」

    ジェームス・アリソン (テクニカルディレクター)
    「今日のレースはかなりの敗北を味あわせられたので、ルイスとチームが成し遂げた素晴らしい業績の規模を見落としがちだ。ルイスの5度目、メルセデスAMGペトロナスモータスポーツとの4度目のワールドチャンピオンは、我々のクルマが常にトップから勝つペースがあったわけではなく、シーズンで我々全員の限界を試した。我々の戦いにとどめ、彼に非常に相応しいチャンピオンシップを切り開いたルイスの貢献は、我々のスポーツにおける偉大なパフォーマンスのひとつとして歴史に刻まれるだろう。もちろん、我々のシーズンの仕事まだ実際には終わっていない。我々にはまだコンストラクターズ選手権が残っている。あらゆる点で我々にとって重要であり、それを手に入れるために必要なポイントを獲得することはまだできてない。今日のようなパフォーマンスでラインをのろのろと通過することは望んでいないし、エンジンを全開にして、相応しいカタチでトップから勝ちたい。今の我々の焦点はすべてそこに向けられているし、ブラジルの日曜日にもっと強力な一日を過ごすことを楽しみにしている」

    ルイス・ハミルトン (4位)
    「正直、現時点ではあまり実感が湧いていない。夢見ていたことだけど、今日、自分が5度のワールドチャンピオンとしてここに立つなんて何百万年かかっても実現するなんて思っていなかった。何が起こってるかわからなかったし、とにかく僕がここにいるのを手助けしてくれたすべての人に心から感謝している。メキシコGPを特別なものにしてくれた、ここに来ているファンのみんなに心から感謝したい。それにチームにも大きな感謝を述べたい。無線でボノは言っていた。チャンピオンはここで勝ったのではない。『多くのレースを通して行ってきたたくさんのハードワークによって勝ったんだ』とね。だから、ペトロナス、僕たちのすべてのパートナー、そして、もちろんメルセデスのすべてのハードワークに心から感謝している。僕は13歳からメルセデスと一緒にいるし、ファンジオも何年も前にメルセデスと同じことを達成した。信じられない気分だし、現時点ではとても現実のこととは思えない。今日のレース自体は散々なものだった。素晴らしいスタートを切れたと思うし、本当に頑張っていたけど、僕たちはタイヤに本当に苦しんでいた。バルテリと僕の二人ともね。とにかくクルマを完走させることだけを考えていた。正直、とにかく本当に感謝している。家族のみんな、愛している。すぺてのサポートに感謝している。僕の父と家族のサポートがなければ僕はここにいなかった。とても謙虚にさせてくれる経験だ!」

    バルテリ・ボッタス (5位)
    「ルイス、本当におめでとう! 彼はまた力強いシーズンを戦った。シーズン後半は特にね。彼は本当にこのタイトルにふさわしいと思う。自分が今年のこのタイトルの機会を失ったとき、少しでも彼がワールドチャンピオンを獲得する手助けができればと思っていたけど、僕はすでに来年また戦うのを楽しみにしている。ルイスのために本当に嬉しく思っているけど、僕たちは今日のレースに満足することはできない。とても難しいレースだった。実際、レースのスタートはかなり良かった。でも、その後タイヤに苦しみ始めた。このトラックのタイヤ寿命はかなり低かった。最終的に僕たちは3ストップで終えた。それは僕たちが予想していたよりも2回多いピットストップだった。タイヤを管理しようと頑張ったし、スライドしないよう注意していたけど、それでも駄目だった。僕たちが3つすべてのコンパウンドにここまで苦しんだ理由はまだあまりわかっていないし、調査して、このような問題に見舞われた理由を解明していかなければならない。大部分のチームが少し苦しんでいたとは思うけど、僕たちほどではなかったかもしれないし、調査しなければならない。改めて、ルイス、おめでとう。これから僕たちはコンストラクターズ選手権も獲得できるようにプッシュし続けていく必要があるね!」

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  • レッドブル:マックス・フェルスタッペンがレースを支配 / F1メキシコGP

    レッドブル:マックス・フェルスタッペンがレースを支配 / F1メキシコGP

    レッドブル・レーシングは、F1メキシコGPの決勝レースで、マックス・フェルスタッペンが優勝。ダニエル・リカルドはハイドロリックの故障でリタイアでレースを終えた。

    クリスチャン・ホーナー (チームプリンシパル)
    「チームが今日はここで勝利を収めたことを嬉しく思っているが、2位を維持するために懸命に戦っていたダニエルを失ったのはほろ苦いことだ。マックスは見事な走りだった。彼はスタートで信じれらないくらい素早い反応を見せ、ラインを保持して、ターン1で再びルイスをパスした」

    「そこからマックスは非常に成熟した方法でレースをコントロールした。我々は後続マシンをカバーするためにい2ストップ戦略を採用することを決断し、それがマックスの優位的な勝利に繋がった。チームとしての我々の不満は表彰台に両方のドライバーが揃わなかったことだ。ダニエルはスタートでわずかにホイールスピンが多かったことで出遅れたが、その後素晴らしいレースペースを発揮していた。マックスの2回目のピットストップでマシンから外したタイヤを確認し、我々はダニエルを1ストップ戦略のままで進めることを決めた。彼は2番手に食い込み、セバスチャンn対して素晴らしいディフェンスを見せていた。残り9周で突然ダニエルにハイドロリック故障に見舞われ、すぐにリタイアに追い込ま和れた。表彰台に二人のドライバーが揃わなかったことはチームにとって大変苛立ただいいことだ。特にここでのセレブレーションは本つに素晴らしいものだからね。今日はダニエルに申し訳なく思っているし、我々はシーズン残りの2戦で彼らのためにポジティブな結果を得られるように可能な限り懸命に戦っていく。今週末、チャレンジングなコンディションでベストと張り合い、倒す力のあるパワーユニットを提供してくれた我々のエンジンパートナーに感謝している。また、5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイスを祝福したい。かなりの業績であり、彼はスポーツのエリートの仲間入りを果たした」

    マックス・フェルスタッペン (優勝)
    「昨日はとてもフラストレーションが溜まっていたし、失望していたけど、今日は本当にハッピーだ。それに日曜日はハッピーな気分になるには最高の日だ。昨日はずっと寝れなかったし、今日のレースが長いレースになることはわかっていたけど、ライトが消えた瞬間、僕の気持ちはすぐに変わっていた。前に出て落ち着くことができた後は自分のレースに集中していた。特にルイスはグリップに苦しんでいるように見えた。リードを維持するために彼のラップタイムに対抗できると確信いていた。今回の戦略がうまくはまった。もう1セットのスーパーソフトがあったし、レース終盤にフレッシュなセットで走れることがわかっていたので、摩耗を管理することができた。だから、セブがピットインしたときに同じことをして、ギャップを維持することができた。ダニエルがクルマを止めたのが見えたとき、僕はすでにかなりのアドバンテージがあったので、チームにエンジンの出力を下げるべきか尋ねたし、なんとしてもチェッカーフラッグを受けたかった。僕たちは1-2ではなかったとしても、少なくともダブル表彰台を獲得していたのは間違いなかったので本当に残念だ。去年と同じように表彰台は素晴らしかった。DJがいて、スタンドから観客を見下ろすのは本当にクールだった。2年連続なのでさらに嬉しい。メキシコはいつも本当に多くの情熱的なファンが来てくれるし、毎年ここに戻ってくるのが大好きになっている。ルイスの5度目のタイトルも祝福したい。彼はシーズンで最も一貫して強いドライバーだったし、チャンピオンにふさわしい。非常に特別な気分だと確信している。すぐに彼に挑戦できることを願っている」

    ダニエル・リカルド (リタイア)
    「ダッシュボードに表示が見えたし、油圧系の何らかの故障だと思う。すぐにリタイアを強いられた。最悪だし、こんなんだったなんで日曜日に来なければならないのかとさえ感じている。様々な理由によって、とても長い間、クリーンな週末を過ごせていない。心を打ち砕かれているよ。自身喪失という言葉が思い浮かぶけど、今回はそれよりも深い。ポールを獲得したけど、スタートで失った。良い土曜日を過ごしても、日曜日は僕のためにものではないように思う。このような終わりは望んでいないし、誰かが意図的にやっているわけではないことはわかっているけど、とにかくチャンスを得ることができないし、今日はチームのためにダブル表彰台を獲得することを僕たち全員が望んでいた。それでも僕はとてもポジティブな男だし、たぶん明日目が覚めらた少しポジティブになっているだろう」

    関連:【動画】 F1メキシコGP 決勝ハイライト

  • フェラーリ:ダブル表彰台でメルセデスとの差を縮める / F1メキシコGP

    フェラーリ:ダブル表彰台でメルセデスとの差を縮める / F1メキシコGP

    フェラーリは、F1メキシコGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが2位、キミ・ライコネンが3位に入り、ダブル表彰台を獲得。コンストラクターズ選手権におけるメルセデスとの差を縮めた。

    マウリツィオ・アリバベーネ (チームプリンシパル)
    「空力ダウンフォースとタイヤマネジメントが根本的に重要となるトラックで理想的な予選はできなかったが、今日の結果はチーム全体の決意を反映している。セブとキミはどちらも素晴らしいレースを見せてくれた。チーム、現場とトラックの両方の努力のおかげだ」

    「コンストラクターズ選手権っはまだ決していない。チームはこの2レースでポイント差を縮めた。我々は最後まで戦う決意であり、ブラジルでの次のグランプリからがスタートだ。ルイス・ハミルトンの5度目のドライバーズ選手権タイトルを祝福したい」

    セバスチャン・ベッテル (2位)
    「今日、キミと僕が表彰台に上がれたことを嬉しく思う。それにここの雰囲気はいつも素晴らしい。でも、当然ながら、ドライバーズ選手権の結果には失望している。レース序盤はタイヤを少し労わっていた。ルイスを抜いた後は、マックスにプレッシャーをかけて、終盤に彼らがタイヤに苦しむことになれば違うことをやろうと考えていたけど、彼らは対抗するにはあまりに速すぎた。今回のレースで優勝した彼、そして、チャンピオンシップを獲得したルイスを祝福したい。今日は僕にとってはあまりハッピーな一日ではないけど、落ち込むことと、そこから立ち直れないのは別物だ。2週間後に自分が立ち直っているのは分かっているし、シーズンをいい形で終わらせるため、そしてコンストラクターズ選手権のためにベストを尽くしてくつもりだ」

    キミ・ライコネン (3位)
    「今日はクルマにとても満足していた。もちろん、結果は理想的ではないけど、僕たちがスタートした位置を考えれば最大限の結果だ。2台揃って表彰台を獲得してチームのために多くのポイントを獲得した。1セット目のタイヤは少しトリッキーだったし、2セット目の方が良かったのは確かだけど、それは予想していたことだ。第1スティントでメルセデス勢を抜こうと頑張ったけど、実現できなかったし、その試みによってタイヤに苦労することになった。その後、僕たちは2ストップから1ストップ戦略に変更して、長いレースになることがわかった。実際、その段階ではタイヤは本当にいい感じだった。最後は左フロントが少しなくなってしまっていたけど、それでもかなりうまく機能していた。最後の2レースでコンストラクターズチャンピオンシップに近づけることを願っている。ルイスにおめでとうと言いたい。彼は今年誰よりも良い仕事をしたし、彼はタイトル獲得にふさわい」

    関連:【動画】 F1メキシコGP 決勝ハイライト

  • ザウバー:ダブル入賞でトロロッソを抜いて8位に浮上 / F1メキシコGP

    ザウバー:ダブル入賞でトロロッソを抜いて8位に浮上 / F1メキシコGP

    ザウバーは、F1メキシコGPの決勝レースで、シャルル・ルクレールが7位、マーカス・エリクソンが9位入賞を果たし、コンストラクターズ選手権でトロロッソ・ホンダの抜いて8位に浮上した。

    フレデリック・バスール (チームプリンシパル)
    「週末を通して力強い進歩を遂げ、我々にとってポジティブな週末だった。シャルルとマーカスがQ3に進出し、今日は二人ともポイントを獲得して、チームはコンストラクターズ選手権の順位を上げた」

    「厳しいレースだったし、すべてのドライバーがサーキットのチャレンジによるタイヤに苦しんでいた。シャルルとマーカスは二人ともタイヤマネジメントで素晴らしい仕事を行ってポジションを維持し、最終的にチームにとって素晴らしい結果をもたらした。この調子でシーズンをフィニッシュできるようプッシュしなければならない。次戦ブラジルでも良い結果を争いたい」

    シャルル・ルクレール (7位)
    「良いレースだったし、7位という結果に満足している。これまでのF1での2番手のベストリザルトだ。タイヤを管理するのはチャレンジングだったし、その点でかなり厳しいレースだった。優れたチーム努力だったし、僕たちはコンストラクターズ選手権で前進するために十分なポイントを獲得することができた。総合的にポジティブな結果だし、次のブラジルでのレースでも同じような結果を出せることを期待している」

    マーカス・エリクソン (9位)
    「今日はチームにとって素晴らしい結果だ。2台揃ってのポイント獲得はコンストラクターズ選手権でポジションを前進させる大きな成果だ。自分のレースをとても誇りに思っているし、F1でのベストパフォーマンスのひとつだったと思う。タイヤを管理するために懸命に戦わなければならなかった。ピットストップ後は多くのポジションを取り戻さなければならなかったし、ミスもなかったので、結果に満足している」

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