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  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP予選「限界があって攻められない」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP予選「限界があって攻められない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、カタールGP予選で抱えていたマシンの問題が大きすぎてポール争いは難しかったと認めつつも、「何が起きてもおかしくない」と決勝に向けて前向きな姿勢を示した。

    ランキング首位のランド・ノリスから25ポイント差以内につけているフェルスタッペンだが、今週末のルサイル・インターナショナル・サーキットでは、たびたびマシンの“バウンシング”に苦しめられてきた。

    予選は3番手も「まだ限界があって攻め切れない」
    レッドブル・レーシングは4つのセッションを通して完全な解決策を見いだせず、マクラーレン勢に挑むフェルスタッペンの戦いは困難を極めた。

    それでも予選では3番手で終え、ポールを獲得したオスカー・ピアストリから0.264秒差に収めた。

    フェルスタッペンはマシンの進歩を問われると、次のように語った。

    「この予選は少し良くなったと思うけど、それでもまだかなり離れていると言うしかない。少しハッピーになれたけど、まだ僕たちがラップ全体でもっとプッシュすることを許してくれない限界がある。でもP3には入れた」

    「2列目スタートは、ここは追い抜きが難しいからチャンスは増える。明日どうなるか見てみるよ。正直、この週末はタフだ。今のところ僕が求めるものではなかったけど、明日どうなるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    スプリントでの改善も、ノリスには接近できず
    週末唯一のプラクティスで問題を特定して以降、フェルスタッペンは徐々にマクラーレン勢に近づいてきた。グリッド6番手から4位で終えたスプリントでは、オープニングラップでフェルナンド・アロンソと角田裕毅をかわしたが、その後は3位のノリスについていくことができなかった。

    「何が起きてもおかしくない」決勝はスタートが勝負
    タイトル争いを最終戦アブダビへ持ち込むためには、決勝でノリスより多くポイントを取る必要がある。フェルスタッペンは決勝に向けてこう述べる。

    「スプリントで見た通りだよ。明日も完全に違うとは思っていない。ベストを尽くすだけだ。良いスタートを決めて、そこからどうなるか。何が起きてもおかしくない」

    「ドライブは少し良くなったけど、昨日や今日の午後にあった同じ問題をまだ抱えている。軽くはなったけど、十分ではない。中速コーナーでの問題なんだ。アンダーステアが強すぎて、思うように攻められないし、タイヤも過熱する。このサーキットではダブルパンチみたいなものだよ」

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGPスプリント予選「ただ生き延びるだけ」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGPスプリント予選「ただ生き延びるだけ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2025年F1カタールGPのスプリント予選で6番手に沈み、週末序盤から厳しい戦いを強いられた。

    ドライバーズタイトル争いでランド・ノリスに24ポイント差を追う立場ながら、ルサイルでの初日からマシンのバウンシングとハンドリングの問題に悩まされている。

    唯一のフリー走行に続き、スプリント予選でも改善は見られず、SQ3ではグラベルに飛び出す場面も発生。フェルスタッペンは「このままのバランスでは明日のスプリントは“生き延びるだけ”」と語り、先行きに不安を残した。

    フェルスタッペン「セットアップはロックされている。生き延びるだけ」
    フェルスタッペンはスプリント予選後、開口一番に「良くなかった」とため息をついた。

    「最初のラップから本当にひどいバウンシングで、アンダーステアが強くて、それが高速ではオーバーステアに変わる。速さを出したいときに欲しくないすべての症状が出ていた」

    「スプリント用のセットアップはロックされているし、ステアリング上でいくつか調整を試したけど全然効かなかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カタールグランプリ

    FP1後にもいくつか変更を加えたものの、効果はなかったという。

    「FP1の後にもいくつか触ったけど、予選ではまったくうまくいかなかった。何が起きているのか理解しなければならない」

    スプリントに向けての見通しについては、悲観的なコメントが続いた。

    「このバランスのままなら、スプリントは楽しくないだろう。ただ生き延びるだけだ」

    「そのあとにクルマを変えて、グランプリ予選に向けて立て直すよ」

  • マックス・フェルスタッペン F1カタールGP展望「完璧な週末が必要」

    マックス・フェルスタッペン F1カタールGP展望「完璧な週末が必要」

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1カタールGPへの展望を語った。

    フェルスタッペンはラスベガスGP後にチャンピオンシップのポイント差が縮まったものの、カタールGPでは「これまで通り1戦ずつ取り組む」という姿勢を維持すると語った。スプリントが行われる週末で追加ポイントの重要度が高まる中、フェルスタッペンは“完璧な週末”が求められると認めている。

    また、ルサイル・サーキット特有の高温と高負荷によるタイヤマネジメントの難しさ、そして義務化された2ストップ制にも触れ、チームとしての総合力が鍵になる週末だと見ている。

    「ラスベガスのあとチャンピオンシップのポイント差は縮まったけれど、カタールに向けて、僕たちはこれまでと同じように週末にアプローチして、1レースずつ集中していく」とフェルスタッペンはコメント。

    「毎週末、できるだけ多くのポイントを最大化し、マシンから最高のパフォーマンスを引き出すことだけに集中しているし、今回もそれを変えるつもりはない」

    「今週末はスプリントがあるので、さらに多くのポイントが獲得できる。僕たちは完璧な週末を過ごすことしか許されない。ルサイルは難しいサーキットで、暑さからタイヤマネジメントが重要だし、義務化された2ストップを正しくこなす必要がある」

    「僕たちはこのポジティブな流れを維持することに集中しているし、チームもベストなパフォーマンスを持ち込むために全力でプッシュしている。」

    マックス・フェルスタッペン カタールグランプリ

  • マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1の方針支持「公平な戦いが正しい」

    マックス・フェルスタッペン マクラーレンF1の方針支持「公平な戦いが正しい」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、タイトル争いの真っただ中であるマクラーレンの方針について「完全に正しい」と明言し、もし自分がチームオーダーで“2番手扱い”を強要されたら「F◯◯k off(ふざけるな)と言う」と断言した。

    2025年F1カタールGPはタイトル争いの行方を大きく左右する一戦。現在、フェルスタッペンはランド・ノリスから24ポイント差、オスカー・ピアストリとは同点でこの週末を迎える。

    マクラーレンは依然として「両ドライバーに数学的な可能性がある限りは完全に自由に戦わせる」と方針を維持しており、フェルスタッペンはその姿勢を全面的に支持した。

    フェルスタッペン「僕なら“そんな扱い”をされたらチームに行かない」
    フェルスタッペンは、ピアストリのチャンスが残る限りノリスに肩入れしないというマクラーレンの方針について、むしろ自分にとって有利と笑いながら語った。

    「完璧だと思う。なぜ今になってピアストリに戦う権利を与えないなんて言う必要がある?僕だったらそんなことを言われたらチームに行かない。F◯◯k offと言うよ。

    「本当に勝ちたい、本気で戦うドライバーなら、そんな扱いは受け入れないはずだ。仮に後ろの順位でも、戦う価値があるから走っている。そうでないなら“自分は2番手です”とラベルを貼るのと同じだ。それを彼(ピアストリ)が望むとは思わない」

    「ピアストリとは同点だし、タイトルに向けてまだまだやるべきことはある。でも、彼ら(マクラーレン)が自由に戦えるのは正しいと思うよ。最高のバトルになることを願っている」

    フェルスタッペン急追、ピアストリ失速──9月以降の逆転劇
    9月のオランダGP終了時点では、フェルスタッペンはタイトル戦線から脱落したと誰もが思っていた。ピアストリはノリスに34ポイント、フェルスタッペンに104ポイントの差をつけ、優位に立っていた。

    しかし、その後状況は一変する。

    フェルスタッペンはこう振り返る。

    「正直、当時は“もう終わった”と思っていた。でもその後マシンへの理解が深まり、アップグレードも噛み合った。他の側でもミスがあったし、僕らは多くのレースで最大限の結果をつかんだ。その積み重ねで、今ここにいる。

    もちろん、前半戦がもっと良ければ…と思わなくもない。でも過去には戻れない。今は残りのレースでベストを尽くすだけだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    マクラーレンは“公平な戦い”を維持──ノリスの初タイトル阻止なるか
    ランド・ノリスは依然として24ポイントリードし、初タイトルに王手をかけている。

    一方でフェルスタッペンとピアストリは同点。マクラーレンがチームオーダーを封印している現状は、フェルスタッペンにとって追撃のチャンスとも言える。

    果たして、3者によるタイトル争いは最終戦アブダビに持ち込まれるのか──。

    今季最大のクライマックスが、カタールの夜に訪れる。

  • マックス・フェルスタッペン F1タイトル争いでの“伸び率”は「怖い」とベッテル

    マックス・フェルスタッペン F1タイトル争いでの“伸び率”は「怖い」とベッテル

    4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、マックス・フェルスタッペンの伸び率は「怖い」と語り、今季終盤のタイトル争いに向け「まだ進化し続けている」と評価した。

    フェルスタッペンは現在、ポイントリーダーのランド・ノリスに24ポイント差、同ポイントのオスカー・ピアストリと並ぶ状況で、残り2戦で逆転タイトルの可能性を残している。

    ベッテル「彼はまだ良くなっている。それが一番怖い」
    ベッテルはポッドキャスト『Beyond the Grid』で次のように語った。

    「怖いのは、彼がさらに良くなっていることだ。我々はマックスが速いのを知っているけれど、彼はまだ進化している。まだハングリーだし、まだ学ぼうとしている」

    「彼は舞台裏でも非常に努力している。それがこれほど強い理由だ」

    「もちろん、彼は多くの才能にも恵まれている。グリッドで最も才能あるドライバーの1人だとしても、彼を最も強くしている要素は、結局は常に“頭”だ」

    「重要な場面で冷静さを失わず、ほとんどミスをしない。必要な時に結果を出す。プレッシャーを感じてはいないわけじゃない。我々全員が感じている。でも彼は、頭の中でそのプレッシャーを脇に置き、重要なことに集中できる空間を見つけられるんだ。」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    「彼の方がプレッシャーは少ない。タイトルをすでに勝っているから」
    フェルスタッペン、ノリス、ピアストリの三つ巴となるタイトル争いについて、ベッテルはフェルスタッペンが最もプレッシャーを受けにくいと指摘した。

    「今の状況ではそうだと思う。彼はすでにタイトルを獲っている。そんなに多くの人間があれだけのタイトルを獲ったわけじゃないけれど、僕は運良くいくつか勝つことができた」

    「一番大きな解放感を感じたのは最初のタイトルだ。初優勝と同じだよ。“自分はこれができるんだ”ってね。その後は、より一層タイトルを獲りたいという思いが強くなる」

    「彼は“自分がタイトルを獲れる”と証明する必要がもうない。今の立場で彼はこう考えているはずだ。“完璧にやり切るだけ。それでうまくいけばいい。ダメならダメだ”とね。」

  • マックス・フェルスタッペン レッドブル・フォード製F1エンジン“初試聴”で好印象

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・フォード製F1エンジン“初試聴”で好印象

    レッドブル・パワートレインズ(RBPT)がフォードと共同開発する初のF1パワーユニットが2026年に導入される。マックス・フェルスタッペンはRBPT施設を訪れて新型PUを“初試聴”し、技術責任者ベン・ホジキンソンは「非常に印象を受けていた」と語った。

    RBPTはレッドブルが初めて自社開発するパワーユニットであり、2026年のレギュレーション刷新に向けて大規模な新設計が進む。ホジキンソンは「メルセデスに対して我々は後発」としながらも、「開発速度では上回っている」という手応えを語った。

    2026年PUは“400kW+350kW”の新時代設計
    2026年仕様のF1パワーユニットは、現在よりも電動化が大幅に強化される。
    内燃機関(ICE)は約400kW、MGU-Kは350kWを発生し、電動側の出力は約3倍に増える。燃料は100%持続可能燃料へ移行し、F1は軽量化した車体と共に新時代へ突入する。

    ホジキンソンは、2014年のハイブリッド初期からメルセデスPUを支えた人物で、現在のRBPTを率いている。

    「(メルセデスは)非常に良い会社で、素晴らしい人材がいる。経験も豊富だ。多くの部分が現行PUと似ているため、彼らは我々よりずっと早くテストを始められただろう。それは彼らに大きなアドバンテージを与える」

    「2万点以上の部品をすべて描き直した」 RBPTの挑戦
    「パワーユニットには2万以上のパーツがあり、通常は毎年600点ほどを設計し直すが、今回はすべてを描き起こした。膨大な作業だったが、今は我々の方が開発速度は速いと思っている。後ろからスタートしたが、開幕戦までの“勝負”だ」

    レッドブル、フォード、そしてRBPTの新施設――それらへの信頼が、ホジキンソンの自信の拠り所になっている。

    「自信がある、とは言えない。自信は油断につながる。このスポーツで“自信満々の人”は負ける直前だ。分からないからこそ慎重でなければならない。ただ、我々のチーム、サポート体制、施設については自信を持っている。正しい決断をしてきたと感じている。あとは開幕までの競争だ」

    フェルスタッペンがRBPTを訪問 新PUの“初試聴”で好印象
    ホジキンソンによれば、フェルスタッペンは最近RBPTを訪れ、施設のツアーとともに2026年PUの実走シミュレーションを視聴したという。

    「彼は明らかに印象を受けていた。我々がどれほど多くの部品を製造し、どれだけ多くのエンジンがダイナモで走っているかを見せることができた。彼は2026年PUの“音”を初めて聞いた。来年、自分の後ろで何時間も鳴る音だ。とても興味深そうだった」

    RBPTの施設は、来訪者が驚くほど緻密な設計情報で満ちているという。

    「通常でも、見学した人はその細部の量に圧倒される。この施設は本当に特別で、非常に優秀な人々が作り上げたものだ。単一の要素まで徹底的に検証する。誰もが“信じられない”と言う」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル フォード F1

    フェルスタッペンは“鋭い質問”を連発 技術理解にホジキンソンも感心
    「彼は技術的理解が非常に高い。質問のレベルも非常に知的で、我々が説明した部分をさらに掘り下げようとしていた。同じ志を持つ人々に囲まれていると感じたはずだ。我々全員、フロントを目指すことだけが成功で、それ以外は十分ではない」

    フェルスタッペンは、新時代PUのパフォーマンスが2026年以降の競争力の核心になることを理解しており、その重要性を強調していたという。

    レッドブルRBPTは“本当に”先頭争いに加われるのか?
    2026年パワーユニット競争は、メルセデス・フェラーリ・アウディ・ホンダの既存PUメーカーに対し、RBPTは明確に“後発”。
    しかし、RBPTは設備投資、人材獲得、フォードの支援により、1サイクル目としては異例のスピードで開発が進んでいるとされる。

    ベン・ホジキンソンの言動に見えるのは“過度な自信”ではなく、“明確な手応えと慎重さ”だ。
    フェルスタッペンが自ら施設に足を運び、音、振動、工程を確認したことは、ドライバーとPU側の信頼関係を築くうえで大きい。

    RBPTがどこまで先頭に迫れるのか――
    その答えは2026年開幕戦、RB22が新PUで動き出す瞬間に明らかになる。

  • マックス・フェルスタッペン F1タイトル争うノリスの実力は「昨年から本物」

    マックス・フェルスタッペン F1タイトル争うノリスの実力は「昨年から本物」

    マックス・フェルスタッペンが、1年前に語ったランド・ノリスのタイトル獲得能力について「本気だった」と改めて強調した。昨季ラスベガスGP後、フェルスタッペンはノリスに「君の時代は来る。焦るな」と声をかけており、その評価は今季のタイトル争いの中で現実味を帯びている。

    今季、フェルスタッペンは夏休み以降に大逆襲を見せ、オランダGP終了時点でオスカー・ピアストリに104ポイント離されていた状況から、モンツァ、バクー、オースティン、ラスベガスでの優勝により流れを完全に引き戻した。

    それでもノリスは、今週末のルサイルでフェルスタッペンとピアストリに1ポイントでも上回れば、1戦を残して初タイトルが決まる。

    フェルスタッペン「ノリスは“別のドライバー”になった」
    フェルスタッペンは、今季のノリスが昨年よりも成熟したと感じている。

    「最近はすべての週末がとても良い形でまとまっている。そういう意味で、彼は間違いなく昨年とは少し違う」

    フェルスタッペンはそう語り、成長の背景には過去の経験値があると説明する。

    「毎年、過去のミスや『もっとできた』と思う週末から成長する。それは誰にでも言えることで、ランドだけ特別というわけではない」

    「昨年言ったことは本気だった」ノリス成長予言の“的中”
    フェルスタッペンは昨年ラスベガスGP後、ノリスにこう伝えていた。

    「君の時代は来る。焦るな。マクラーレンが苦しい時期でも、君にはタイトルを獲れる能力があると分かっていた」

    その言葉について、フェルスタッペンは改めてこう語る。

    「昨年言ったことは本気だった。嘘はひとつもない。今シーズンを見れば明らかだ。時には忍耐が必要で、自分の瞬間が来るのを待つだけだ」

    マックス・フェルスタッペン F1 ランド・ノリス

    ノリス「うまくいっている理由は2つ」自身が語る進化
    当のノリスも、自らの成長を実感している。フェルスタッペンの言葉を受け、今季うまくいっている理由を2点挙げた。

    「うまくやれている理由は2つ。まず、自分自身のパフォーマンスが良くなっていて、良い仕事ができる週末が増えたこと」

    「そして2つ目は、悪い日や悪いセッションでも、前よりネガティブにならずに、ポジティブに捉えて挽回できると信じられるようになったことだ」

    昨年のノリスは速さこそ光ったものの、週末のミスや不運で流れを失う場面が多かった。しかし今季は開幕から速さと安定感を両立し、フェルスタッペンを抑えて首位の座を守り続けている。

  • マックス・フェルスタッペンはマクラーレンF1の失格を「事前に知っていた」

    マックス・フェルスタッペンはマクラーレンF1の失格を「事前に知っていた」

    マックス・フェルスタッペンは先週末のF1ラスベガスGPで、マクラーレンの2台が失格になることを「事前に知っていた」と父ヨス・フェルスタッペンが明かした。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、ラスベガス名物ストリップを舞台にした土曜夜の決勝で最大ポイントを獲得。ライバルのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、それぞれ2位と4位でチェッカーを受けた。

    しかし、FIA車検で必要最低厚さを下回る“プランク摩耗”が判明し、マクラーレンの2台はともに失格となった。

    父ヨス「マックスはラスベガス出発前にすでに知っていた」
    この裁定により、フェルスタッペンはノリスに24ポイント差まで迫り、ピアストリとは同点に並んだ。残り2戦を前にしてタイトル争いは一層激化している。

    そんな中、フェルスタッペンの父ヨスは、マックスが「2台とも失格になることをすでに理解していた」と語った。

    ヨス・フェルスタッペンは Formule1.nl に対し次のように明かした。

    「マックスが(モナコの自宅に戻るために)ラスベガスを出発する前に少し話した。彼はその時点ですでに、(マクラーレンの)2台が失格になると分かっていた」

    タイトル争いの力関係はどう変化したのか
    ラスベガスでの失格という最悪のタイミングでポイントを失ったノリスとピアストリだが、数字上は“逆転現象”も起きている。もしノリスの2位、ピアストリの4位が有効とされていれば、両者のポイント差は30点だった。しかし、失格により差は24点に縮まり、ピアストリがやや得をした形だ。

    それでも、タイトル争いは依然としてノリス優勢である。

    次戦カタールはスプリント週末。土曜の100kmレースだけでは王者確定には届かないものの、週末全体でフェルスタッペンとピアストリの両者に対して「2ポイント以上の上積み」ができれば、最終戦アブダビを待たずにタイトル獲得の可能性が見えてくる。

    ただし、ラスベガスが示したように、F1は常に予測不能だ。どちらかのレースでDNFやノーポイントとなれば、ノリスの戴冠は大きく揺らぎかねない。

  • フェルスタッペン ノリスへの“マックスを抜け”無線に即・最速ラップで返答

    フェルスタッペン ノリスへの“マックスを抜け”無線に即・最速ラップで返答

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を圧倒的なコントロールで制し、レース中にマクラーレンがランド・ノリスへ向けた「マックスを攻めろ」という無線が、レッドブル内部では“最も面白い瞬間”として話題となった。

    レッドブルのヘルムート・マルコは、フェルスタッペンがその無線を聞いた直後に最速ラップを連発し、ノリスとの差を一気に広げたことを明かし、「全てを完全に掌握していた」と称賛した。

    ノリスを1コーナーで“ミスに追い込み”主導権掌握
    フェルスタッペンは2番グリッドからスタートし、ターン1でポールのノリスを外側へ追いやる形でオーバーテイク。ノリスはイン側を守りすぎてワイドに膨らみ、そこをフェルスタッペンが突いて主導権を握った。

    その後、ジョージ・ラッセルが序盤で追いすがったが、フェルスタッペンは冷静に対処。ラッセルが17周目に先にピットへ向かうと、ノリスが22周目、フェルスタッペンが25周目にピットインし、トップ3の順位は変わらず続いた。

    「マックスを抜け」無線が届いた瞬間、連続最速で応答
    レース後半、ノリスはペースを上げ、残り16周でラッセルをオーバーテイク。わずか数秒前方を走るフェルスタッペンへ向けて、マクラーレンは「マックスを捕まえに行く(We’re going to get Max)」と無線。

    フェルスタッペンはこのメッセージを知らされると、即座にペースを引き上げ最速ラップを記録。わずかな差を一気に広げ、最終的には20.7秒差でチェッカーを受けた。

    燃料セーブを行っていた区間があったにも関わらず、この反応にマルコは驚いたという。

    「もちろん我々はライバルのタイヤ状況も把握していたし、マクラーレンの“マックスを攻めろ”という無線は本当に面白かった。彼はそれを聞いた瞬間、何度も最速ラップを叩き出して見せた」とマルコは語った。

    「全てを余裕を持ってやっていた。最後の方でランドは2〜3秒遅くなっていたが、それを生かせる相手もいなかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    ローラン・メキース「必要な時に必ずペースを上げた」
    レッドブルF1代表ローラン・メキースも、フェルスタッペンの“自在なペースコントロール”を称えた。

    「必要な時に『少しペースを上げてくれ』と伝えると、毎回きっちり反応し、差を広げた。今日は本当にマスタークラスだった」

    「週末はプラクティスが問題続きで準備が不十分だったにも関わらず、日曜にここまで強さを見せたのは素晴らしい。タイヤデグ、実行力、レースペース…すべてが完璧だった」

    6勝目でタイトル戦線に復帰 ノリスとの差は24点
    フェルスタッペンにとってラスベガスは今季6勝目。マクラーレン勢のレース後失格により、ランキングでは首位のノリスとの差が24点に縮まり、ピアストリとは同点に並んだ。

    開幕時のマクラーレンの優位を考えれば驚異的な追い上げであり、9月のモンツァ以降のアップグレードによってレッドブルは再び勝てる車を取り戻した。

    残るはカタールとアブダビ。フェルスタッペンは依然としてタイトル争いの中心にいる。

  • マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP優勝「簡単じゃないからこそ励み」

    マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP優勝「簡単じゃないからこそ励み」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年F1シーズン終盤の力強い流れに大きなモチベーションを感じている。ラスベガスGPで圧勝し、タイトル争いに再び勢いを得た形だ。

    今季の多くの局面で5連覇の可能性は低いようにも見えていたが、シーズン後半に入ってからの巻き返しによってチャンピオン争いは再び接戦に戻り、今回のラスベガス市街地での勝利はその象徴となった。

    レース直後の暫定結果ではランド・ノリスに42ポイント差だったが、マクラーレンの2台がスキッド摩耗超過で失格となったことで、この差は24ポイントに縮まり、フェルスタッペンはオスカー・ピアストリと366ポイントで並ぶ状況となった。

    ■「23年のように簡単じゃないからこそ嬉しい」──喜びの理由
    調査結果が出る前に行われたインタビューで、なぜ今回の勝利が特に嬉しそうだったのかと問われたフェルスタッペンはこう語った。

    「今年の勝利は2023年のように簡単には来ない。23年はチェックを付けていくような感じだったけど、今は全然違う。僕たちは昨年すでに非常に厳しい時期を経験していて、今年もいくつかの場面では本当にイライラするようなことがあった。誰もパフォーマンスに満足していなかった。だからこそ、シーズン終盤にこういう形で結果を出せるのは本当に素晴らしいんだ。みんなにとって大きなモチベーションになるし、それは僕にとっても同じなんだ」

    フェルスタッペンは現在ドライバーズランキング3番手につけており、勝利数の差によってピアストリの後ろだが、両者のポイントは並んでいる。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    ■ 序盤で主導権を奪取──20秒差の圧勝
    ラスベガスではスタート直後にノリスがブレーキングを誤りワイドに膨らんだことでフェルスタッペンがリードを奪取。その後は約20秒の大差を築き、独走でチェッカーを受けた。

    レースを振り返ってフェルスタッペンは次のように語った。

    「いいレースだった。プラクティスでもタイヤがどうなるのか分からないところがあったし、レースでもみんなリズムをつかもうとしていたと思う。特に最初のスティントは、よりデリケートなタイヤだったから、どれだけ攻められるかを見る必要があった」

    「うまくいったよ。普段は僕たちはタイヤに関してあまり強くないけど、今日は少しコントロールできていた。ちょっとずつ押していけたし、それでペースが少し解放された。スティントを長めに引っ張れたことで、レースを半分ずつに分けて戦う形になった。それがとても助けになったね」

    「今日はマシンが本当に良かったし、自分の好みにだいぶフィットしていた。最後はかなり大きなギャップになったけど、毎周タイヤを使い過ぎない範囲で快適に走れていた」