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  • マックス・フェルスタッペン率いるVerstappen Racing ニュル24時間予選4番手

    マックス・フェルスタッペン率いるVerstappen Racing ニュル24時間予選4番手

    マックス・フェルスタッペン率いるVerstappen Racingが、2026年ニュルブルクリンク24時間レースの予選で4番手を獲得した。

    #3 メルセデスAMG GT3を走らせるメルセデスAMGチーム・Verstappen Racingは、トップ予選3でダニ・ジュンカデラが8分12秒005を記録。ポールポジションから0.882秒差で、土曜午後にスタートする24時間レースを2列目から迎える。

    トップ予選3で4番手に浮上
    ニュルブルクリンク24時間レース第54回大会のポールポジションをかけたトップ予選3は、残った12台によるシュートアウト形式で行われた。各車は1台ずつコースインし、クリアトラックで2周の計測ラップを行った。

    セッション前には雨が降っていたものの、路面は大部分が乾き、ところどころに湿った区間が残るコンディションとなった。

    Verstappen Racingは、最初のアタック終了時点で暫定9番手。トップから6.8秒遅れという位置だったが、ジュンカデラは2回目の計測ラップで8分12秒005までタイムを縮め、決勝グリッド4番手を確保した。

    マックス・フェルスタッペンもトップ予選2に出走
    トップ予選では各セッションで異なるドライバーを起用する必要があり、Verstappen Racingはトップ予選1をルーカス・アウアー、トップ予選2をマックス・フェルスタッペン、そしてトップ予選3をダニ・ジュンカデラが担当した。

    25.3kmのノルドシュライフェで、ポールから1秒以内に入ったことは、24時間の決勝に向けて十分な競争力を示す結果となった。

    ポールはレッドブル・チーム・アプトのランボルギーニ
    ポールポジションを獲得したのは、レッドブル・チーム・アプトの#84 ランボルギーニ・ウラカン GT3 Evo2。ルカ・エングストラーが8分11秒123を記録した。

    同じくレッドブル・チーム・アプトの#130 マルコ・マペッリが8分11秒468で2番手に入り、フロントロウを独占。3番手にはクリストファー・ハーゼのシェラー・スポーツPHX アウディ R8 LMS GT3 Evo IIが続いた。

    ティエリー・フェルミューレンもドライバーに名を連ねるリアライズ・コンドー・レーシング with リナルディの#45 フェラーリ296 GT3 Evoは、5番手から決勝をスタートする。

    24時間レースは土曜15時にスタート
    第54回ニュルブルクリンク24時間レースは、5月16日(土)15時00分(CEST)にスタートし、5月17日(日)にフィニッシュを迎える。

    Verstappen Racingにとって、4番グリッドは勝負権のある位置だ。フェルスタッペン自身が関わるチームとして注目を集めるなか、24時間の長丁場では序盤の速さだけでなく、雨、交通量、トラブル対応、夜間走行での安定性が結果を左右することになる。

  • マックス・フェルスタッペン “移籍候補は3チーム” 元F1チーム代表が断言

    マックス・フェルスタッペン “移籍候補は3チーム” 元F1チーム代表が断言

    マックス・フェルスタッペンの将来を巡る憶測が再び加熱するなか、元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、フェルスタッペンの移籍先候補は「3チームしかない」との見解を示した。

    2026年シーズンのレッドブルは開幕4戦で苦戦を強いられており、コンストラクターズ選手権ではわずか30ポイントで4位。マックス・フェルスタッペン自身もランキング7位に沈み、チーム獲得ポイントの大半を一人で稼ぐ状況となっている。

    フェルスタッペンの選択肢は「フェラーリ、メルセデス、マクラーレン」
    こうした状況のなか、フェルスタッペンの契約に含まれる“成績条項”にも注目が集まっている。

    報道によれば、フェルスタッペンの契約は2028年末まで残っているものの、夏休み時点でドライバーズランキング2位以内に入っていなければ離脱可能になる条項が存在するとされる。

    ギュンター・シュタイナーは、この状況を受けて次のように語った。

    「私の意見では、マックスが行けるのは3チームしかない。フェラーリ、マクラーレン、そしてメルセデスだ」

    「ただ、現時点で空きがあるのか? おそらくない。でも、マックス・フェルスタッペンのためにシートを空けるチームはあるのか? そこが大きな問題だ」

    「誰が今の体制を犠牲にしてでもマックスを獲得する覚悟があるのか。私の考えでは、マックスは“GOAT”だ」

    「もちろん現ワールドチャンピオンはランド・ノリスだが、彼は4度のワールドチャンピオンなんだ」

    フェラーリのハミルトン獲得が“前例”
    シュタイナーはさらに、フェラーリがカルロス・サインツを放出してルイス・ハミルトンを獲得した事例を引き合いに出し、“特別な才能”のためならトップチームは決断を下すと指摘した。

    「いくつかのチームは本気で考えるはずだ」

    「フェラーリがカルロス・サインツを放出した時を見れば分かる。彼は素晴らしい仕事をしていた。それでも“GOAT”であるルイス・ハミルトンが来たから交代したんだ」

    「だから、同じようなことが起きる可能性はある。それがマックスが探しているものだと思う」

    「そして、我々が彼に言わなくても、彼自身がその動きをしているはずだ」

    マクラーレン浮上の背景にランビアーゼ人事
    メルセデスについては、以前からトト・ヴォルフとの関係性が取り沙汰されてきた。一時ほど熱量は高くないものの、依然として移籍先候補として名前は消えていない。

    さらに最近では、フェルスタッペンの長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、2028年までにマクラーレンへ加入し、チーフ・レーシング・オフィサーに就任する予定とも報じられている。

    この人事が、マクラーレン移籍説に新たな現実味を与えている格好だ。

    ただしシュタイナーは、現時点でフェルスタッペン獲得に“完全に照準を合わせている”チームは存在しないとも分析した。

    「彼はこの3チームと話をしているだろう。でも、どこか1チームが彼だけに集中している状況ではないと思う」

  • マックス・フェルスタッペン ニュル24予選で豪雨の夜間走行義務をクリア

    マックス・フェルスタッペン ニュル24予選で豪雨の夜間走行義務をクリア

    マックス・フェルスタッペンは、ニュルブルクリンク24時間レースの予選2回目で重要な条件を満たした。豪雨に見舞われたセッションで、チーム・フェルスタッペンのメルセデスAMG GT3は大幅なタイム更新こそなかったものの、フェルスタッペンは夜間走行義務をクリアした。

    現地時間20時に始まったセッションは、日中とは一変して強い雨に包まれた。路面は極めて難しい状態となり、各車のラップタイムは大きく落ち込んだ。

    豪雨のなかで進んだ予選2回目
    セッション序盤は、911号車マンタイ・ポルシェのケビン・エストレが紫セクターを記録し、難しいコンディションで速さを見せた。一方、チーム・フェルスタッペンではルーカス・アウアーがステアリングを握り、10分08秒131で走行を開始した。

    路面状況がわずかに改善するにつれてラップタイムも少しずつ短縮された。アウアーは30分後にジュール・グーノンへ交代するまでに9分51秒566を記録したが、この時点では44号車ファルケン・モータースポーツのポルシェを駆るクラウス・バッハラーから16秒遅れだった。

    グーノンはその後、チーム・フェルスタッペンで9分44秒949を記録。アウアーより6秒速いタイムを刻んだあと、ダニ・ジュンカデラに交代した。ジュンカデラは9分34秒713を記録したが、その後は豪雨により、多くのチームが長時間ガレージにとどまる展開となった。

    フェルスタッペンが夜間走行義務を消化
    この状況は、4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンにとって理想的ではなかった。レギュレーションでは、天候にかかわらず全ドライバーが夜間に少なくとも1周を走行する必要があるためだ。

    フェルスタッペンがコースインした時点でも路面はかなり濡れており、慎重に1周を走るにとどまった。それでも、フェルスタッペンは義務づけられた夜間走行を完了し、重要な条件をクリアした。

    全体のラップタイムでは、日中のタイムを上回る更新はなかった。だが、各ドライバーにとっては暗闇とウエット路面での経験を積む貴重なセッションとなった。

    トップ予選進出へチーム・フェルスタッペンは3番手
    予選2回目の最速タイムは、1号車ローヴェ・レーシングBMWの9分19秒884だった。ただし、総合では午後のセッションで80号車メルセデスAMG GT3のメルセデスAMGチームRAVENOLが記録したタイムが首位に残り、チーム・フェルスタッペンの3号車メルセデスAMG GT3は3番手となった。

    木曜日の予選プラクティスには、実に160台がエントリーした。そのうち上位49台が金曜日のトップ予選に進出し、残りの車両は50番手以降のグリッドに並ぶことになる。

    トップ予選は3段階で行われ、49台のうち上位20台が2回目のセッションへ進出し、そこから上位12台が最終セッションでポールポジションを争う。

    大きなアクシデントがなければ、フェルスタッペン・レーシングは最終トップ予選セッションまで進出すると見られている。

  • マックス・フェルスタッペン効果 ニュル24時間が史上初完売

    マックス・フェルスタッペン効果 ニュル24時間が史上初完売

    マックス・フェルスタッペンのニュルブルクリンク24時間レース初参戦が、イベント史上初の完売をもたらした。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは今週、CPレーシングから伝説的なノルドシュライフェで開催される24時間レースに出場する。マシンはメルセデスAMG GT3 Evoで、チームメイトはダニ・ジュンカデラ、ジュール・グーノン、ルーカス・アウアーとなる。

    イベント主催者は今週、週末通し券が初めて完全に売り切れたことを確認した。残っているのは木曜、金曜、日曜の限られた1日券のみで、フェルスタッペンの参戦がイベントへの関心を大きく押し上げた形だ。

    F1への不満と“リアルなモータースポーツ”への回帰
    フェルスタッペンは近年、F1の新世代マシンに対して強い不満を示してきた。バッテリーの回生とデプロイメントに大きく左右される現在のF1について、「マリオカート」のようだと表現し、「反レース的」だとも語っている。

    一方で、ニュルブルクリンクでのスポーツカー参戦については「本物のモータースポーツがどんなものかを思い出させてくれる」と語り、走行後には「幸せな気分でクルマを降りている」と明かしていた。

    その言葉は、今回の完売という現象によってさらに重みを増した。フェルスタッペンのニュルブルクリンク挑戦は、単なるサイドクエストではなく、現在のF1に対する本人の距離感を映す象徴的な出来事になっている。

    去就不透明のなかで注目される“10月”
    フェルスタッペンのF1での将来は依然として不透明だ。レッドブルの苦戦が続くなか、本人は今季終了後にF1を離れる可能性にも言及している。

    ESPNによれば、フェルスタッペンが決断を下す期限は今年10月までとされている。レッドブルの現在の成績とライバル勢とのパフォーマンス差を踏まえれば、離脱やサバティカルを選ぶ場合、成績関連の条項を行使できる可能性が高いとみられている。

    レッドブルは昨年、フェルスタッペンがF1の現状に不満を募らせるなかで、本人を満足させるためにニュルブルクリンクでのスポーツカー参戦を許可していた。

    ノルドシュライフェが持つ歴史的な重み
    ニュルブルクリンク24時間レースは1970年に初開催された。舞台となるノルドシュライフェは、かつてF1ドイツGPも開催された伝説的なコースであり、1976年にはニキ・ラウダが瀕死の大事故を喫した場所でもある。

    安全面の懸念から、近年のF1ではニュルブルクリンクでレースが行われる場合もグランプリレイアウトが使用されてきた。直近では、パンデミックで短縮された2020年シーズンにアイフェルGPとしてカレンダーに加わった。

    フェルスタッペンにとって今回のニュルブルクリンク24時間レースは初参戦となる。そのデビューが史上初の完売を生んだことは、彼の存在感がF1の枠を超えていることを示している。

    Photo:Getty Images

  • マックス・フェルスタッペンは“レッドブルF1の中心” メキース代表が移籍説を否定

    マックス・フェルスタッペンは“レッドブルF1の中心” メキース代表が移籍説を否定

    マックス・フェルスタッペンの将来をめぐる憶測が再び強まるなか、レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、フェルスタッペンが今もチームの「プロジェクトの中心」にいると強調した。

    メルセデス、アストンマーティン、さらにはF1離脱の可能性まで取り沙汰されているが、メキースはポール・リカールで開催されたグランプリ・ド・フランス・ヒストリックでAFPの取材に応じ、そうした噂を明確に退けた。

    メキース「マックスはプロジェクトの中心にいる」
    「マックスはプロジェクトの中心にいる」とメキースは語った。

    「彼はあらゆるテーマで我々とともにいる。将来に向けたすべての戦略的決定に関与している。何が起きても、彼は我々とともにいる」

    メキースは、2026年シーズン序盤にフェルスタッペンが不満を抱えていたことも認めた。特に、新たなレギュレーション下でレッドブルが開幕3戦で十分なパフォーマンスを発揮できなかったこと、そして2026年レギュレーションの初期段階における複雑さが背景にあったという。

    「フェルスタッペンは、最初の3つのグランプリでマシンのパフォーマンスが不足していたこと、そして2026年レギュレーションの当初の複雑さに対して、我々と同じようにフラストレーションを抱えていた。彼はそれをはっきり示していた」

    それでもメキースは、状況はすでに改善に向かっていると説明した。

    「我々はちょうど、マックスのレッドブル・レーシング在籍10年を祝ったところだ。チームがこれまで毎年そうしてきたように、彼に速いマシンを与えることができる限り、マックスの笑顔を見ることになる」

    「それ以外はF1ではいつもの雑音の一部であり、良い週末か悪い週末かによって変わるものだ」

    GT活動拡大が生むフォードとの微妙な構図
    フェルスタッペンの将来をめぐる憶測は、F1以外でのGTや耐久レース活動が広がっていることとも重なっている。今週末、フェルスタッペンはレッドブル仕様のメルセデスAMG GT3でニュルブルクリンク24時間レースに初出場する。

    この動きは、レッドブルのF1エンジンパートナーであるフォードにとって、やや微妙な状況を生んでいる。

    フォード・レーシングのトップであるマーク・ラッシュブルックは、スパ6時間レースの場で、フェルスタッペンには本来フォードのマシンで走ってほしいと認めた。

    「もちろん、我々としてはフォードのドライバーにはフォードにとどまってほしい」とラッシュブルックは語った。

    「彼がそうした理由は理解している。我々は彼の情熱も、シムレーシングであれ他の場所であれ、彼の個性も気に入っている」

    「今の彼にとって正しいプログラムだから、それは彼をより良くする。ただもちろん、我々としては彼がフォードに乗るところを見たい」

    ル・マン参戦の可能性も協議
    ラッシュブルックによれば、フォードはすでにフェルスタッペンと将来の耐久レース計画について話し合っており、メーカーがハイパーカークラスに復帰した際のル・マン参戦も選択肢に含まれているという。

    「我々は彼と3年以上にわたって話し合いを続けている」とラッシュブルックは明かした。

    「適切な機会を見つけることが問題なだけで、物事はうまくかみ合う可能性があると思う。彼は意欲的で、興味を持っているように見える」

    「我々としてはぜひ見てみたい。ただ、それが実現するには多くのことが整う必要がある。もちろん、我々にとってもモータースポーツにとっても、非常にエキサイティングなことになるだろう」

    ラッシュブルックはまた、フェルスタッペンが最近フォード・マスタングGTDをテストしたことにも触れた。

    「マックスは信じられないほどのドライバーだ。我々はF1でともに仕事をすることを楽しんでいるし、最近はグラン・サンブークでマスタングGTDをドライブする機会も彼に提供した」

    「我々はすでに彼といくつかのプロジェクトを行っている」

    フェルスタッペンをめぐる状況は、レッドブルにとって単なる契約問題ではなく、2026年以降の競争力、レギュレーション対応、そしてドライバー本人のモータースポーツ活動全体に関わるテーマになっている。メキースが「プロジェクトの中心」と表現した背景には、フェルスタッペンが単なるエースドライバーではなく、レッドブルの将来設計そのものに深く関与しているというチーム側のメッセージがある。

  • マックス・フェルスタッペンは“自己中心的” F1レジェンド「だから速い」

    マックス・フェルスタッペンは“自己中心的” F1レジェンド「だから速い」

    マックス・フェルスタッペンの激しいレースクラフトに対し、元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤが独自の見解を示した。

    モントーヤは、フェルスタッペンの戦い方を「自己中心的」と表現しながらも、それこそがF1で勝つために必要な姿勢だと擁護。マイアミGPでカルロス・サインツと接触寸前のバトルを繰り広げ、再び議論を呼んだフェルスタッペンのスタイルについて、むしろ強さの源泉だと評価した。

    モントーヤが語るフェルスタッペンの強さ
    フェルスタッペンは、オーバーテイクや防御の場面で相手に一切譲らない姿勢で知られている。マイアミでもウィリアムズのカルロス・サインツと激しい争いを展開し、サインツはそのレースクラフトに不満を示した。

    だが、BBCのポッドキャスト『Chequered Flag』でデイモン・ヒルと共演したモントーヤは、フェルスタッペンの姿勢を擁護した。

    「僕なら朝起きて、どうやって全員を叩きのめすかを考える。自己中心的でなければならない」とモントーヤは語った。

    「僕にとっては衝撃的だ。彼らを見ると、みんなでパデルをやって、本当に仲が良くて、一緒に夕食にも行っている」

    「でも、だからこそマックスは強い。彼はそれに付き合わないからだ」

    モントーヤが指摘したのは、現代F1のドライバー同士の関係性と、フェルスタッペンの競争本能の違いだ。グリッド上で友人関係が広がる一方で、フェルスタッペンはレースになれば一切の遠慮を見せない。その姿勢を、モントーヤはF1で勝つための本質と見ている。

    友情はレースクラフトを変えない
    モントーヤは、グリッド上の友情がフェルスタッペンの戦い方に影響するという見方も一蹴した。

    「だから、マックスがガブリエル・ボルトレトにカットされたときに、『他のみんなにやるようにダイブボムして壁に押し込むのはやめておこう』と言うとでも? そんなわけがない!」

    この発言は、フェルスタッペンのレースクラフトを単なる荒さではなく、勝負に徹する姿勢として捉えたものだ。相手が誰であっても対応を変えない。その一貫性こそが、フェルスタッペンを4度のワールドチャンピオンに押し上げた要素のひとつだといえる。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    チームメイト関係にもある“残酷さ”
    モントーヤはさらに、F1におけるチームメイト同士の関係にも言及した。話題はメルセデスのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリに移り、ラッセルが得意ではないとされるマイアミ、そして得意とされるカナダについて語った。

    「F1TVをやっていたときに、『ジョージはここマイアミが得意ではないと分かっている。カナダは彼にとって最高の場所だ』と言っていた」

    「もし僕がキミなら、血を見に行く。ああ、僕なら本気で潰しに行く」

    「たとえば僕の場合、チームメイトにラルフ・シューマッハがいた。彼にとってドイツで好調であることがどれほど大事か分かっていた」

    「だから、もしドイツで彼を破れたら、たとえ1000分の1秒差でも、それは金だった」

    ヒルが心理戦について「それはメンタルの中にあるものだ」と話すと、モントーヤはこう返した。

    「それは金だ。本当に最高なんだ。小さなナイフを刺して、そこでひねるようなものだ」

    フェルスタッペン像を裏返すモントーヤの評価
    フェルスタッペンのレースクラフトは、しばしば批判の対象になる。強引すぎる、相手にスペースを残さない、リスクを取りすぎる。そうした見方がある一方で、モントーヤはそれをF1に必要な勝負師の資質として評価した。

    今回の発言で浮き彫りになったのは、F1における「仲の良さ」と「勝負の残酷さ」の差だ。パドックでの関係性がどれだけ穏やかでも、コース上では相手を倒すことだけが価値を持つ。モントーヤにとって、フェルスタッペンはその本能を失っていない数少ないドライバーなのだ。

    フェルスタッペンの戦い方は今後も議論を呼ぶだろう。ただし、モントーヤの見方に立てば、その“自己中心的”な姿勢こそが、現代F1で彼を際立たせている最大の武器でもある。

  • F1王者マックス・フェルスタッペン ニュル24時間初挑戦「目標は優勝だけ」

    F1王者マックス・フェルスタッペン ニュル24時間初挑戦「目標は優勝だけ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、今週末に初参戦するニュルブルクリンク24時間レースに向けて「勝利」を明確な目標として掲げた。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、“地獄のグリーンヘル”として知られるニュルブルクリンクで行われる伝統の耐久レースに、GT3クラスのメルセデスAMG GT3で参戦。ダニエル・ジュンカデラ、ジュール・グーノン、ルーカス・アウアーとともに「Verstappen Racing」名義で総合優勝を狙う。

    フェルスタッペン「成功とは勝つこと」
    フェルスタッペンはレースウィークを前に、初挑戦ながら優勝以外は考えていないと語った。

    「成功とは勝つことだ。それはとてもシンプルなことだと思う。だから僕たちはここにいる。もちろん簡単ではないと分かっているけど、それが目標だ」

    「同時に、この経験そのものも楽しみにしている。チームメイトと1台のクルマを共有して、週末を通して一緒に作業しながら、自分たちに何ができるのかを見てみたい」

    さらにフェルスタッペンは、ニュルブルクリンクというコースそのものが最大の魅力だったと明かした。

    「世界最高のサーキットのひとつだと思うし、ある意味では世界で最もクレイジーなコースだ。だからこそ参戦したいし、勝ちたいと思う特別なレースなんだ」

    “シム育ち”のニュル攻略
    フェルスタッペンは以前からシミュレーターでニュルブルクリンクを走り込んでおり、実車デビュー前から膨大な周回数を重ねていた。

    「僕にとってはシミュレーターがすべての始まりだった。そこでコースを学んだんだ」

    「何千周も走ったし、シムの世界ではここで複数の24時間レースにも出ている」

    「だから初めて実際に走った時も、コースを覚えることやラインを理解することは問題じゃなかった」

    「重要だったのは、新しい縁石やグリップレベルを理解することだった。毎年どこかしら舗装が変わるし、実車特有のGやコンプレッションにも慣れないといけない」

    「でも、シムレースがすぐにペースへ乗る助けになったのは間違いない」

    最大の敵は“ニュルの日常”
    フェルスタッペンは、ニュル24時間で最大の難しさは予測不能な状況そのものだと語る。

    「何が一番難しいかって? 本当に何でもあり得ると思う。トラフィックへの対応もそうだし、クルマに何が起こるかも分からない」

    「天候もそうだ。雨になるかどうかで難易度は大きく変わる。完全ドライなら、リスクを取り過ぎずにできるだけ速く走ることに集中できる。でも週末にどうなるかは分からない」

    「だからこそ24時間レース前に準備レースを走るんだ。トラフィック対応やフラッグ運用、ピットストップ、ドライバー交代、シート交換――そういう部分を実戦で学ぶことができる。短いレースには大きな意味がある」

    “F1王者”から“耐久レーサー”へ
    今回の参戦は、フェルスタッペンにとって単なる話題作りではない。近年はGT3テストやシミュレーター活動を積極的に行っており、将来的な耐久レース参戦への関心は以前からたびたび語ってきた。

    しかも今回は、単なるゲスト参戦ではなく、自身の「Verstappen Racing」名義での本格参戦となる。メルセデスAMG GT3を選択した点も含め、F1とは異なる新たなキャリア構築を見据えた動きとしてパドック内でも注目を集めている。

    ニュルブルクリンク24時間は、GT3世界でも最難関レースのひとつとして知られる。天候急変、多数の周回遅れ車両、夜間走行、そして約25kmに及ぶ超高速コース――フェルスタッペンは、そのすべてを初挑戦で攻略しようとしている。

  • フォード WECハイパーカー計画でマックス・フェルスタッペン起用を熱望

    フォード WECハイパーカー計画でマックス・フェルスタッペン起用を熱望

    フォードが、将来的なWEC(世界耐久選手権)ハイパーカー計画において、マックス・フェルスタッペンの起用を熱望していることを認めた。

    2027年からWECハイパーカークラスへの本格参戦を予定するフォードは、すでにレッドブル・パワートレインズとのF1提携を通じてフェルスタッペンとの関係を築いており、将来的なル・マン参戦についても非公式な会話が始まっているという。

    フォード首脳「フェルスタッペンと定期的に話している」
    フォード・パフォーマンス責任者のマーク・ラッシュブルックは、オランダ版『Motorsport.com』に対し、フェルスタッペンのレーサーとしての情熱を高く評価していると語った。

    「もちろんだ。我々はマックスを愛しているし、彼がF1マシンで見せる走りを気に入っている」

    「サーキット外での彼も素晴らしい人物だ。偉大なドライバーであるだけでなく、本当に素晴らしい人間だと思っている」

    「GT3レースへの情熱も素晴らしいし、シムレースを通じて若手ドライバーを育成し、実際のサーキットへ送り出している活動も気に入っている」

    そして、将来的なスポーツカー参戦について、すでに対話を重ねていることを認めた。

    「だからこそ、スポーツカー、特にハイパーカーでさらに活動を広げる可能性について、彼とは定期的に話をしている」

    フォードの“ル・マン構想”が現実味
    フォードは2027年からWECハイパーカークラスにLMDh車両で参戦する計画を進めている。

    すでにフェラーリ、トヨタ、ポルシェ、キャデラック、BMW、プジョー、アルピーヌなど多数のメーカーが参戦する激戦カテゴリーとなっているが、そこへフォードが加わることで、ル・マン24時間レースの注目度はさらに高まる見通しだ。

    その中で、フェルスタッペンが“フォードのエース”としてル・マン総合優勝を狙う構図は、関係者の間でも大きな期待を集めている。

    フェルスタッペン自身も近年、耐久レースへの関心を隠していない。

    シムレースへの積極参加に加え、メルセデスAMG GT3でニュルブルクリンク24時間レース出場を準備していることも報じられており、“いつル・マンへ向かうか”が話題になりつつある。

    ラッシュブルックも、そのレーシングスピリットを強調した。

    「彼はレーサーなんだ。とにかくレースをしたがっている」

    マックス・フェルスタッペン F1 フォード

    立ちはだかるF1日程の壁
    もっとも、現時点で具体的な計画が存在するわけではない。

    フェルスタッペンは2028年末までレッドブルと契約を結んでおり、F1とル・マン24時間レースの日程衝突は以前から大きな障害として知られている。

    ラッシュブルックも、現段階では慎重な姿勢を崩していない。

    「近い将来については“何も”計画していない。我々は何も発表していない」

    その一方で、将来的な可能性については否定しなかった。

    「彼はル・マンに出場し、総合優勝を争いたいと思っている。ただ、多くの年ではスケジュール的に実現できない。今の彼はF1に完全にコミットしているドライバーだからね」

    「我々は、どんな可能性があるのか、そしていつそれが理にかなうのかを話し合っている段階だ。もし全員がそれを望み、タイミングが合えば、それは素晴らしいことになる」

    “フェルスタッペン×ル・マン”はF1後最大の物語になる可能性
    現時点で具体的な契約や参戦計画は存在しないものの、フォード首脳自らがフェルスタッペンとの継続的な対話を認めたことで、“将来のル・マン挑戦”は単なる噂ではなくなりつつある。

    2027年以降のWECハイパーカー時代は、メーカー戦争がさらに激化することが確実視されており、その中心に現役F1王者が加われば、耐久レース界にとっても歴史的なインパクトとなる。

    F1、GT3、シムレース――カテゴリーを問わず“走ること”への情熱を見せ続けるマックス・フェルスタッペンが、いつかフォードのハイパーカーでル・マン総合優勝に挑む日が来るのか。モータースポーツ界全体が、その未来に注目し始めている。

  • フェルスタッペンのGT500走行企画 三宅淳詞とSUPER GT“軽視”巡り議論

    フェルスタッペンのGT500走行企画 三宅淳詞とSUPER GT“軽視”巡り議論

    マックス・フェルスタッペンが富士スピードウェイでSUPER GTのGT500車両をドライブした比較企画が、国内外のSNSで大きな反響を呼んでいる。

    動画では、現役GT500ドライバーの三宅淳詞が記録したベンチマークタイムに対し、フェルスタッペンが短時間で迫り、さらに上回る展開が描かれた。

    ただ、SNSで話題になったのは単純な“速さ比較”だけではなかった。

    特に日本語圏では、「現役GT500ドライバーやSUPER GTそのものが軽く見られてしまうのではないか」という違和感も広がり、“SUPER GT軽視”を巡る議論へ発展している。

    雨の富士で行われたGT500比較企画
    今回の企画は、2026年3月25日に雨の富士スピードウェイで行われたプロモーションテストを素材にしたものだった。

    公開情報によれば、フェルスタッペンはGT500車両を初ドライブ。SUPER GT GT500クラスの現役ドライバーである三宅淳詞と同一車両をシェアし、比較形式のコンテンツとして公開された。

    三宅のベンチマークは1分44秒075。フェルスタッペンはインストレーションラップ1周後、最初の計測周で1分44秒142、続く周で1分42秒290を記録したとされる。

    数字だけを見れば衝撃的だ。

    富士初走行、GT500初ドライブ、さらにヘビーウエットに近いコンディションという条件の中で、一気にタイムを合わせ込んだフェルスタッペンの適応力には、国内外から驚きの声が上がった。

    ただし、この走行は正式競技ではなく、短時間のプロモーションテストだった。燃料搭載量、細かなセットアップ差、各ラップ時点の降雨変化など、厳密な比較に必要な情報は公開されていない。

    そのため、「完全に同条件だった」と断定することも、「比較自体に意味がない」と切り捨てることもできない状態となっている。

    日本語圏で広がった“違和感”
    日本語圏、特にX(旧Twitter)では、「フェルスタッペンは速くない」という反応はほとんど見られなかった。

    むしろ多かったのは、「この見せ方では三宅淳詞やSUPER GT全体が過小評価されてしまう」という声だった。

    その象徴となったのが、長年日本で戦ってきたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラの投稿だ。

    オリベイラは、ウェットコンディションでは数分の間に数秒タイムが変わることもあると指摘。そのうえで、「数周でSUPER GTドライバーより約2秒速かったように見える演出」に違和感を示し、プロモーション企画であってもSUPER GTや現役ドライバーへの敬意は必要だという趣旨を投稿した。

    この投稿は日本語圏で大きく拡散され、“擁護論”の起点となった。

    また、日本人ドライバーの小合将司も、「マックスが凄いのは当然」と前置きしつつ、「三宅選手がレベル低いとか簡単に書くのはやめてほしい」と投稿。自身の経験を踏まえ、三宅を「バケモノ級の速さのドライバー」と表現した。

    さらに、「雨では2〜3秒の差が出ても不思議ではない」と条件差についても言及している。

    興味深いのは、こうした声が“フェルスタッペン否定”ではなかったことだ。

    議論の中心は、「フェルスタッペンは異常に速い」という前提を認めたうえで、「だからといってGT500や三宅淳詞を低く見るべきではない」という点にあった。

    三宅淳詞本人は前向きな姿勢
    一方で、この議論が全面的な炎上へ発展しなかった理由のひとつが、三宅淳詞本人のスタンスだった。

    公開コメントの中で三宅は、「同じクルマをシェアしてどう違うか見たかった」「すごくワクワクしたし、楽しかった」と前向きに振り返っている。

    つまり、日本語圏で広がった擁護論は、“本人の怒りの代弁”というより、「見ている側が文脈補正を行っていた」という性格が強かった。

    また、国内モータースポーツライターも、「ヘビーウエット」「全開アタック」という条件を前提に論じており、レース文脈を理解している層ほど、この比較を単純な序列として受け取ってはいなかった。

    スーパーGT車両に乗り込むマックス・フェルスタッペン

    英語圏では“Max is an alien”が主流
    一方、英語圏ではRedditやYouTubeを中心に、フェルスタッペンの適応力を称賛する声が圧倒的多数だった。

    特に、「富士初走行」「GT500初乗車」「豪雨に近いウェット」という条件下で、ほぼ即座にプロドライバー級のタイムへ到達した点に驚きが集中した。

    Redditでは、“Max is an alien(マックスは別次元の存在)”という表現も多く見られた。

    ただ、英語圏でも異論が皆無だったわけではない。

    「resident pro(現役プロドライバー) を embarrassing(恥をかかされた存在) に見せる構図ではないか」という声や、「条件差を無視した比較ではないか」という指摘も一定数存在した。

    また、GT500そのものに対する評価は非常に高く、「prototype-like(プロトタイプカーのよう)」「LMP2並み、あるいはそれ以上」といった表現も見られた。

    つまり英語圏では、「GT500は世界トップレベルの箱車カテゴリー」であることを認めたうえで、「それでもフェルスタッペンが凄かった」という受け止め方が主流だった。

    議論を拡大させた“見出し”
    今回の論争をさらに拡大させたのが、一部海外メディアによる強い見出し表現だった。

    “conquers Fuji(富士を制圧)”
    “stuns in Super GT test(SUPER GTテストで衝撃を与える)”

    といった表現は、プロモーション色は強いものの、本文では条件差にも触れていた。

    しかし、“completely smashes Super GT rival(SUPER GTのライバルを完全粉砕)”という表現になると、三宅淳詞個人だけでなく、SUPER GT全体を「叩き潰された側」として固定しやすい。

    日本語圏で“SUPER GT軽視”という言葉が広がった背景には、こうしたフレーミングも影響していたとみられる。

    問われたのは“速さ”ではなく“敬意”
    今回のSNS論争を通じて見えてきたのは、フェルスタッペンへの反発ではない。

    むしろ、日本語圏でも英語圏でも、彼の順応力や才能を認める声は非常に多かった。

    対立が生まれたのは、その称賛が「三宅淳詞は大したことがない」「GT500はこの程度」という単純な物語へ接続された瞬間だった。

    GT500が世界トップレベルの箱車カテゴリーであることと、フェルスタッペンが異常な適応力を見せたことは矛盾しない。

    また、今回の企画自体は、あくまでレッドブルによるエンターテインメント性の強いプロモーションコンテンツでもあった。正式競技や公式比較テストではなく、“異なる世界のトップドライバーとGT500車両を組み合わせたらどうなるか”を楽しむ企画として制作された側面も大きい。

    だからこそSNSでは、「フェルスタッペンの凄さを楽しむ動画」と受け止める声がある一方で、「その見せ方次第ではGT500や三宅淳詞へのリスペクトを欠いて見えてしまう」という議論も広がった。

    今回の比較動画で本当に議論されたのは、“誰が速いか”以上に、「その速さをどう語るのか」、そして「相手やカテゴリーへどれだけ敬意を払うのか」という点だった。

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    【動画】 マックス・フェルスタッペン F1王者が雨の富士でSUPER GTに挑戦

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、日本屈指の名門サーキットである富士スピードウェイで“異種格闘技”的なタイムアタック企画に挑戦した。

    舞台となったのは、豪雨によって路面コンディションが大きく悪化したウエットセッション。フェルスタッペンに課されたミッションは、日本のSUPER GTドライバーが記録した基準ラップを上回ることだった。しかし、視界不良とスタンディングウォーターに苦しめられる状況は、単なるエキシビションでは済まされない難易度となった。

    F1王者が挑んだ“SUPER GTの世界”
    日本GPを前に行われた今回の企画は、フェルスタッペンがGT3カテゴリーで参戦予定の「ADAC RAVENOL 24時間ニュルブルクリンク」に向けた一環として行われたものだ。

    F1とは異なるGTカー特有の挙動、重量感、そして電子制御を備えたマシンへの適応が求められる中、日本のSUPER GTドライバーが記録したラップタイムが“基準”として設定された。

    しかもコンディションは最悪だった。富士スピードウェイには大量の水が浮き、コーナーでは激しいアクアプレーニングが発生。ストレートでは巻き上がる水煙によって視界が極端に制限され、周回ごとに難易度が上昇していく状況となった。

    “F1の快適領域”から引き離されたフェルスタッペン
    今回の映像で印象的なのは、フェルスタッペンが完全に“未知の領域”へ引き込まれている点だ。

    現代F1は空力性能と精密なエネルギーマネジメントによって構築された極限のカテゴリーだが、SUPER GTはマシン挙動もタイヤ特性もまったく異なる。特に雨の富士では、縁石やライン取りひとつでグリップが激変する。

    フェルスタッペンはF1で数々のウエットレースを制してきたが、それでもSUPER GT系マシン特有の動きには苦戦する場面が見られた。ブレーキング時の荷重移動、立ち上がりでのトラクション、そして視界の悪化に対する対応など、通常のF1とは異なる適応力が求められた。

    マックス・フェルスタッペン F1 vs SUPER GT

    ニュル24時間への“実戦準備”という意味
    このチャレンジは単なるプロモーション企画ではなく、フェルスタッペンにとって実戦的な意味合いも強い。

    フェルスタッペンはGT3カテゴリーでのニュルブルクリンク24時間レース参戦を控えており、長時間レース特有の交通処理、視界変化、ウエットコンディション対応が重要なテーマとなっている。

    特にニュルブルクリンクは天候変化が激しく、“グリーンヘル”の異名通り、一瞬でコンディションが変わる。今回の富士での豪雨走行は、その予行演習としても極めて実践的な内容だった。

    SUPER GTドライバーとの比較が示したもの
    今回の企画の面白さは、単純な“F1王者vs日本人ドライバー”ではなく、カテゴリーの違いによる適応能力の比較にあった。

    SUPER GTドライバーは、こうしたコンディション下でGTマシンを扱う技術に長けている。一方でフェルスタッペンは、F1由来の鋭い入力と限界域でのコントロール能力を武器にタイムへ迫っていった。

    つまり問われたのは純粋な速さではなく、“異なるカテゴリーへどれだけ早く順応できるか”だった。

    その意味で今回の富士スピードウェイでの挑戦は、フェルスタッペンがGTレースへ本格的に足を踏み入れ始めたことを象徴するセッションだったと言える。