タグ: ポルシェ

  • ポルシェ、ル・マン24時間レースにおける特別なエピソード

    ポルシェ、ル・マン24時間レースにおける特別なエピソード

    ポルシェのワークスチームによる919ハイブリッドでのル・マン24時間レースへの復帰のカウントダウンは、6月14日、15日に向けてすでに始まっている。

    世界最高峰ともいえるモータースポーツイベントでの16回の総合優勝というポルシェの記録は、未だに破られていない。

    ル・マンではテクノロジーだけで勝敗が決まる訳ではない。今回ご紹介するエピソードが、この耐久レースで勝つことの難しさを物語っている。

    画像

    ジャッキー・イクス
    (ポルシェでの総合優勝4回、合計6回優勝):
    「3時間経過した時点で、このレースでは勝てないと思いました。私の936はリタイヤし、ユルゲン・バルトとハーレイ・ヘイウッドに合流しました。しかし、彼らもまたトラブルを抱えており、私達は42位でした。今でも次に何が起こったかよくわかりません。陶酔状態だったのです。私は一晩中最高速で走行し、常に限界でした。雨が降り、霧も出ましたが、どんどん速さを増しました。42位、35位、28位、20位、9位、6位、5位。誰もが想像もできないことを達成できると感じていました。ユルゲンとハーレイは、それまで以上の速さでドライビングし、メカニック達は驚くような仕事をしました。私は全く疲れを感じませんでした。そして首位に立ったのです。日曜の朝には完全に消耗し切っていました。最後には、ユルゲンが5気筒になった936で何とかフィニッシュラインを通過しました。私だったらできなかったでしょう。数多くのレースに、多くのすばらしい物語があります。しかし、1977年は群を抜いています。あれは、一生に一度の出来事です。あのようなレースが、ポルシェを伝説にしたのです」

    画像

    ハンス・ヘルマン
    (1970年にポルシェで総合優勝):
    「1969年、私はジャッキー・イクスと最後の1時間半、各周回で抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げた末、敗れました。1970年、フェルディナンド・ピエヒが、よりパワフルなエンジンで優勝を狙えるよう取り計らってくれました。髪の毛1本の差で負けた翌年に勝利できたのは、言うまでもなく格別な体験でした。そして、あれはポルシェにとっての初優勝であり、私にとっての最後のレースでもありました。私は妻に約束していたのです。彼女は、その1年か2年前から私に引退するよう強く求めていました。多くの友人を失っていたからです。私自身もわかっていました。ずっと幸運でいられるという理由は全くなく、いつか運が尽きる日が来るということを。1970年にこれらの条件が全て揃ったのは、非常に感動的でした。涙を流したかどうかは覚えていません。きっと涙を流していたでしょうね。感激屋ですから」

    画像

    リチャード・アトウッド
    (1970年にポルシェで総合優勝):
    「私達は、奇妙な状況で勝ちました。2月、当時の開発担当役員だったヘルムート・ボットが、ル・マン24時間レース用にどんなクルマが欲しいか尋ねました。私は彼に3つのことを挙げました。まず5リッターエンジンではなく、4.5リッター12気筒エンジンが必要だと話しました。それは、5リッターエンジンは信頼性が劣ると考えていたからです。2つ目として、私は917の「Kurzheck」(ショートテール)バージョンが良いと言いました。ロングテールバージョンは、あまりにも安定性に欠けていたからです。3つ目として、ハンス・ヘルマンをパートナーにして欲しいという条件を出しました。彼は耐久レースを走り切るために、どのようにクルマと自分のペースを合わせなければならないかを知っていたからです。これら全てを得ましたが、予選結果は15位でした。その時点で、人生で最悪のミスをしたと思いました。5リッターエンジンに対して勝ち目はないと思ったのです。私達には競争力がなく、上位グループにトラブルが起こるようひたすら願うことしかできませんでした。そして見事にそうなり、私たちは優勝したのです」

    画像

    ペーター・ファルク
    (ポルシェのレース監督として総合優勝7回):
    「1987年、ル・マンでいつも通り3台の投入を予定し、スペアカーとして4台目の962を製作しました。当時は、フランス入りする前に、ヴァイザッハでドライバーが全ての車両をテストドライブするのが普通でした。そのとき、ハンス=ヨアヒム・スタックが1台を修理不能なまでに損傷しました。よって私達は車両が3台しかない状態でル・マンに臨みました。ところがフリープラクティス中に、プライス・コブが重大なアクシデントに見舞われました。これにより、手持ちの車両は2台になってしまいました。そしてその2台でレースに臨んだのです。1時間もしないうちに、ヨッヘン・マスがピットに戻りました。エンジンが壊れてしまいました。多分ピストンに穴が開いたのだと思います。その結果、残り1台になってしまいました …。まだレースは23時間も残っているのに、シュトゥック/デレック・ベル/アル・ホルバート組の962だけが頼りでした。レースディレクターとしての私とチーム全体にとって、状況は非常に疲れるものでありながら、元気が出るものでもありました。1台のクルマしかなくて、どうなるのだろう?と思っていましが、結果は上々でした。私達は優勝したのです」

    画像

    ノルベルト・ジンガー
    (プロジェクトのトップとして総合優勝9回):
    「表彰台を独占したのは、すばらしい瞬間でした。レースには慎重に臨みました。956は完全なニューマシンだったからです。レースは、毎回勝ちに行ける訳ではありませんし、動向を見守る必要があります。24時間を完走するのは容易ではありません。私達は非常に真剣に仕事に取り組んでいましたが、1982年の勝利は完璧で、少し驚きでもありました。その数年前には手痛いミスを犯していました。1979年、エルンスト・フールマンがまだポルシェに居て、私達エンジニアに『今年、ル・マンに出ると言ったらどう思う?ライバルなどいないも同然なのだが」と質問してきました。基本的に現地に行って、優勝を持ち帰るだけのようなものと思っていました。その結果どうなったか?1台も完走できなかったのです。ライバルがいないのに敗北を喫したのです。自分の足に躓くことがあるのです。それを経験していた分、あの優勝は私にとって非常に嬉しいものでした。そのときの956は、ミュージアムに直行しました。あの天井から吊り下げられているクルマですよ」

    画像

    ジィズ・ヴァン・レネップ
    (ポルシェで1971年と1976年に総合優勝):
    「初めての総合優勝のことはもちろん忘れることができません。ヘルムート・マルコと私が、ポルシェ917 ショートテールを駆りました。超軽量のマグネシウムチューブラーが導入されていたことは後で知りました。チームは私達を不安にさせたくなかったのです。ル・マンは特別で刺激的なレースです。ル・マンの優勝を他に例えることはできません。それは優勝だけでなく、1971年の炎上の映像が記憶に残っています。今でも度々、そのときの映像がよみがえります。それは夜であり、ミュルサンヌストレートを350 km/h以上で飛ばしていました。そのとき炎が見え、燃料がサーキット上に流れていました。幸いなことに炎上した小排気量クラスの車はコースの脇にすでに停車していました。さらに運良く私にはそのとき戦う相手はなく、つまり他の車を追い抜く必要はありませんでした。イエローフラッグが見えて、歩くほどの速度で事故の脇を通り過ぎました」

    画像

    マンフレッド・ヤンケ
    (1972年〜1991年のポルシェスポーツ監督およびPR部長):
    「サルトサーキットの周囲は概ね生活がゆったりとしており、そこに年1回世界最速の車が集います。スピードが全てを支配し、興奮、エンジン音、そして危険に包まれます。ドライバーは、この対照的な空気の中で同様の体験をしました。監督として、度々コーナーで、ドライバーに目を覚ますように注意を喚起しました。それは特別な瞬間で、大きな個人差がありました。肉体的に最強のドライバーは確実にヨッヘン・マスでした。彼は疲れを知らず、ほとんど睡眠を必要としませんでした。ジャッキー・イクスは、注意を促すと常にすぐに反応しました。しかし中には反応が鈍く、疲労による深い眠りからたたき起こさねばならないドライバーもいました。彼らは操作が必要となる前に、かろうじて意識を取り戻しました。しかし当時は、車のエンジン音が信じられないほど大きかったのです。天国から地獄に移されたような感じがしたに違いありません」

    画像

    ルディ・リンス
    (1964年〜1971年にポルシェをドライブ):
    「ル・マンに3度出場し、記憶にもっとも残っているのは1970年です。ヘルムート・マルコと一緒にポルシェ908を駆り、プロトタイプとスポーツカークラスで優勝し、総合で3位に入りました。その夜は土砂降りの雨が何時間も降り続きました。経験したことがない人には、ル・マンのドライバーにとってそれが何を意味するのかを想像するのは難しいでしょう。追い越すには、まず水しぶきの中に飛び込む必要があります。視界が悪いので水しぶきの向こうに1台いるのか2台いるのか検討がつきません。ハンス・ヘルマンと同じタイミングでナイトセッションにドライブしていたとき、周りの状況がまったく見えませんでしたが、彼が周りにいてくれたことは検討がつきました。ヘルムート・マルコと私は、車がオープンだったということもあって、コーナーを出るとずぶ濡れでした。汗でなければ雨のせいでした。当時の私は弱冠25歳の若手でした」

    画像

    ハンス=ヨアヒム・シュトゥック
    (ポルシェで1986年と1987年に総合優勝):
    「私にとってのル・マンでもっとも輝かしい瞬間は3分14秒8続きました。ポルシェ962 Cによるポールポジションは完璧なラップでした。現在、ミュルサンヌストレートはシケインが追加されて減速を余儀なくされているので、後世に残る記録となるでしょう。962はかつて乗ったマシンのなかで最高のレーシングカーでした。強大なパワーと信じがたいグラウンドエフェクトを備えていました。横Gが大きく、パワーステアリングは装備されていなかったため、クマ並みの力と相当な勇気が必要でした。962Cをレース前にドライブしたのはタイヤテストのためのたった1度だけでした。スタート、ダンロップカーブ、左、右、エセスを抜け、テルトルルージュで、トラクションの限界に挑みました。ミュルサンヌストレートで速度を上げるためにはコーナーが非常に重要で、思った通りに運びました。50秒で通過した後、360 km/hから減速してミュルサンヌコーナーを抜け、素早く全開で立ち上がりました。インディアナポリス、アルナージュ、ポルシェカーブ、メゾンブランシュ、フォードシケインで完了です。この3分間、私の集中力はナイフのように鋭敏になっていました。それがル・マンにおける私とポルシェでした」

  • ポルシェ、919ハイブリッドで長距離テストを実施

    ポルシェ、919ハイブリッドで長距離テストを実施

    ポルシェは、世界耐久選手権のトップカテゴリーであるLMP1クラスに参戦するポルシェ919ハイブリッドの長距離テストをスペイン北部のモーターランド・アラゴンで実施した。

    ル・マン24時間レースに向けて最後の長距離テストとなる今回は、ゼッケン14番をドライブするロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブとゼッケン20番をドライブするティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバーが、1台の919ハイブリッドをシェアした。

    理想的ともいえる天候のもとで行われた3日間におよぶレースシュミレーションプログラムの総走行距離は、夜間走行も含めて6.606kmに達した。

    ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは、LMP1プロジェクトのリーダーであるフリッツ・エンツィンガーとともに、ル・マン前の最終長距離テストを見守った。

    アンドレア・ザイドル (LMP1チーム監督)
    「我々にとって初めての24時間レースを間近に控えた今回のテストで重きを置いたのは、クルマの信頼性です。これまでのテストと今シーズンの2レースで得た経験に基づいて行ったモディファイが正しいことも証明できました。新たに見つかった問題点についても、すでに解決すべく研究を進めています。今後の2週間でスペアパーツも含めた2台の919ハイブリットを準備し、6月1日にル・マンで行われるテストには万全の体制で臨みます。レース手順に関する練習については、特にピットストップを重点的に行っていきます」

  • ポルシェ、ル・マン復帰にちなんだ「Porsche Cafe Aoyama」を実施

    ポルシェ、ル・マン復帰にちなんだ「Porsche Cafe Aoyama」を実施

    ポルシェは、ル・マン復帰をコンセプトにした「Porsche Cafe Aoyama Mission 2014 – Our Return to Le Mans」を6月6日(金)よりカフェレストラン「Royal Garden Cafe 青山」で実施する。

    今回の「Porsche Cafe Aoyama」では、16年ぶりにル・マン24時間レースのトップカテゴリーに復帰したポルシェワークスチームを応援するとともに、ポルシェ モータースポーツやル・マン24時間レースの魅力をご紹介。そのル・マン24時間レースにおけるポルシェの輝かしい戦績を紹介する。

    また、カフェのテラスには、今年のル・マンに登場するレーシングマシン「919ハイブリッド」とコンセプトを共有するハイブリッドシステムが搭載される「パナメーラS E-ハイブリッド」を展示。試乗車両もご用意し、ラグジュアリークラス初となるプラグインハイブリッド車の魅力を実感する機会も設ける。

    カフェ内外にはポルシェモータースポーツの魅力を訴求する様々なアイテムを用意するとともに、今回も来場する全てのポルシェオーナーに感謝の気持ちを込め、ご飲食料金の10%の優待(同伴者1名様を含む)を実施。また今開催限定の「Le Mans ×Porsche Cafe」オリジナルステッカーもプレゼントする。

    オープン期間は、6月6日(金)〜6月15日(日)までの10日間。今回の開催でも、前回から実施している東京都が創設した『緑の東京募金』へポルシェオーナー利用代金の一部を寄付する。

    この「Porsche Cafe Aoyama」は、ポルシェに関わる様々な情報を発信する場所として2012年より東京・神宮外苑いちょう並木の入口に佇む「Royal Garden Cafe 青山」にて定期的に開催しており、本年も継続的に実施する予定となっている。

    「Porsche Cafe Aoyama Mission 2014 – Our Return to Le Mans」 実施概要

    開催場所:
    Royal Garden Cafe 青山
    東京都港区北青山2-1-19
    TEL:03-5414-6170

    開催期間:
    2014年 第2回:2014年6月6日(金)〜6月15日(日)
    営業時間:11:00 〜 23:00 (ラストオーダー 22:00)

    展示車両:
    パナメーラS E-ハイブリッド

    実施内容:
    ・「パナメーラS E-ハイブリッド ドライビングエクスペリエンス」の実施
     クラス初のプラグインハイブリッド、パナメーラS E-ハイブリッドの試乗
    ・「ポルシェオリジナルメニュー」のご提供
     ドイツ人シェフ考案のポルシェオリジナルメニュー
     (オリジナル料理、デザート、ドリンク等)を会期中ご提供
    ・キーのご提示とアンケートにお答えいただいたポルシェオーナーの方へ、
     ご飲食料金の10%ご優待(同伴者1名様を含む)とポルシェカフェ限定
     オリジナルステッカーのプレゼント
    ・展示車両との記念撮影“フォトサービス”の実施
    ・ポルシェバイクの展示
    ・「ポルシェドライバーズセレクション」のディスプレイ&販売

    パナメーラS E-ハイブリッド Porsche Cafe Aoyama Mission 2014 - Our Return to Le Mans

  • ポルシェ、919ハイブリッドが4位でフィニッシュ (WEC第2戦)

    ポルシェ、919ハイブリッドが4位でフィニッシュ (WEC第2戦)

    ポルシェのLMP1プロトタイプカー、ポルシェ919ハイブリッドはシルバーストンで開催された世界耐久選手権(WEC)のシーズン開幕戦での表彰台に続き、第2戦となるスパ・フランコルシャン6時間レースで4位となった。

    スパでの6時間レースにおいて、カーナンバー14の919ハイブリッドのドライバーを務めたロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組はポールポジションからスタートし、長時間レースをリードした。

    しかしロマン・デュマがドライビング中に電気系統のトラブルが発生したのに加え、レース終盤ではパンクのためニール・ジャニが予定外のピットインを余儀なくされたのです。

    一方、カーナンバー20の919ハイブリッドをドライブしたティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組は、さらに不運に見舞われました。5番手スタートの直後に3番手まで浮上しましたが、テクニカルトラブルに阻まれ、最下位まで後退してしまいました。

    しかし、新たに編成されたポルシェ ワークスチームは2台のLMP1カーを完走させるという今週末の主な目標を達成した。スパでのポルシェ919ハイブリッドのスピードは説得力のあるものだった。919ハイブリッドは長時間にわたり、サーキット最速を維持しました。ファステストラップはマルク・リーブが記録した(1:59.887、フリープラクティス2)。また、ニール・ジャニの最速予選ラップ(2:00.334)が、2位のラップタイムとなった。

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1プロジェクトのリーダー)
    「私達の主な目標は、2台の919ハイブリッドが完走することであり、これは達成することができました。ポールポジションを獲得し、決勝では非常によいラップタイムを刻んでいたので、当然もっとよい結果を期待していました。しかし、両車ともにテクニカルトラブルに見舞われ、それは不可能でした」

    アレクサンダー・ヒッチンガー (LMP1テクニカル・ディレクター)
    「カーナンバー14では、誤った警告が出てハイブリッドシステムがシャットダウンしました。そのため、ロマンが時間のかかる再起動手順を行わなければなりませんでした。ハイブリッドシステムについては非常に保守的な立場を取っているため、このようなことが起こり得るのです。これは課題として持ち帰ります。カーナンバー20のポルシェは、リアダンパーにトラブルを抱えたほか、フロントドライブシャフトが2回破損しました。私達はこれらが非常に重大なパーツであることを認識していたため、次回のテストおよびル・マンではより強度の高いパーツを使用する準備ができています。919ハイブリッドは予選ではきわめて速く、決勝では2台とも完走しました。今週は完走を最重要視していたため、結果には満足しています」

    アンドレア・ザイドル (LMP1チーム監督)
    「この週末には、数多くのポジティブな瞬間がありました。例えば、予選でのパフォーマンスや決勝でのラップタイムなどです。しかし、同時に、いろいろな問題も出ました。それでも、決勝ではライバル達と同じレベルにありました。全体として、チームは多くを学び、 今回もすばらしい仕事をしてくれました。このレースは、ル・マンに向けてのもうひとつの大きな次へのステップとなりました」

    ロマン・デュマ (#14 ポルシェ919ハイブリッド)
    「ポルシェ919ハイブリッドでの最初のスティントを終えて、とても嬉しく思っています。しかし私が乗り込んでから、電気系統のトラブルが発生し1周をロスしたのが悔やまれます。1セットのタイヤでは2.5回のスティントはもたないことは明らかだったので、1.5回でピットインしてタイヤ交換と給油を済ませ、最後のスティントはニールが再度ドライブしました」

    ニール・ジャニ (#14 ポルシェ919ハイブリッド)
    「スタート後の第1コーナーでトップを守ることが重要であることがわかっていました。ラ・スルスでは本当に全力を注ぎ、オー・ルージュでも少なからずリスクを取る必要がありました。最初のスティントではすべてを出し切り、大きくリードを広げました。2セット目のタイヤは少し硬く感じましたが、リードを保つことができました。シルバーストンでは予選はまあまあの出来でしたが、決勝は全くダメでした。スパでは予選は上出来で、決勝では長時間トップをキープできたので、大きな進歩があったと思います」

    マルク・リーブ (#14 ポルシェ919ハイブリッド)
    「私のスティントは、どちらかといえば穏やかなものでしたが、前走車のペースについていくのにも苦労しました。しかし、今日学んだ重要なことは、どのように1セットのタイヤを2スティントもたせるために温存するか、ということです」

    ティモ・ベルンハルト (#20 ポルシェ919ハイブリッド)
    「スタート直後、集団に少し押し込まれましたが、1周でアウディとトヨタを抜き、5位から3位にポジションを上げることができました。しかし9ラップ後、突然クルマに異常を感じたため、すぐにピットに入りました。トラブルを解決した後は、50周のダブルスティントを1セットのタイヤでこなしましたが、これは容易なことではありませんでした。残念ながら、その後もさらなるトラブルに見舞われました」

    ブレンドン・ハートレー (#20 ポルシェ919ハイブリッド)
    「ティモの最初の数周はすばらしかったのですが、その後、技術的な問題が起こりました。しかし、クルマがそれほど長時間ピットで足止めされなかったので、チームは非常に良い仕事をしてくれたと思います」

    マーク・ウェバー (#20 ポルシェ919ハイブリッド)
    「私達はクルマに問題を抱えていましたが、決してレースを諦めることなく、最善を尽くしました。919ハイブリッドは非常によい走りをしていますが、ポテンシャルを100%活かすことができませんでした。チームは熱心に仕事に取り組み、すごい速さでさまざまな事を学んでいます。919ハイブリッドのスピードは励みになります。私達は、初期に起こる問題の解決に当たらなければなりませんが、これはこのような新たなプロジェクトではごく普通のことです。スパでのレースがシルバーストンより良くなることはわかっていました。シルバーストンでは戦闘力が全くありませんでしたが、この週末は力を発揮することができました」

  • ポルシェ、919ハイブリッドが初ポールポジション獲得 (WEC第2戦)

    ポルシェ、919ハイブリッドが初ポールポジション獲得 (WEC第2戦)

    ポルシェは、WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの予選で早くもLMP1クラス復帰後初となるポールポジションを獲得した。

    ポルシェ919ハイブリッド 14号車は、マルク・リーブとニール・ジャニが予選を担当。マーク・リーブが、最速タイムとなる2分0秒334を記録し、ポールポジションを獲得した。

    ティモ・ベルンハルトとブレンドン・ハートレーが予選アタックに挑んだ20号車は5番手だった。

    ヴォルフガング・ハッツ (ポルシェAG 研究開発担当役員)
    「今夜は本当に嬉しい夜だ。シルバーストンの後、我々は大きな前進を果たした。トリッキーな環境で初ポールポジションを獲得できたことは本当に信じられないこおとだ。チーム全体が素晴らしい仕事をした。我々の戦略は適切だったし、予想以上のことをすることができた。相応しい結果だ。クルマには大きなポテンシャルがある。今夜はこの瞬間を楽しみ、明日はレースをフィニッシュすることに集中する。スパの週末を成功した週末と呼べるのはその後だ」

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「信じられない結果だ。早すぎると感じるくらいだ。シルバーーストンでの表彰台のあと、また新たなマイルストーンだ。だが、スパで最も重要な目標は2台のポルシェ919ハイブリッドが6時間レースをフィニッシュすることだ」

    アンドレア・ザイドル (LMP1チーム監督)
    「今日チームが成し遂げたことはただただ素晴らしい。我々は難しいコンディションで全て正しい判断を行った。トラックが改善していくだろうことは明らかだったし、序盤にインターミディエイトスリックタイヤを搭載したクルマでドライバーを戻すことを決断した。彼れらのラップタイムは改善にむけて最大のポテンシャルがあった。マーク・リーブが、そこで絵に描いたような仕事をした。ブレンドン・ハートレーもラップタイムを改善したが、2回目のラップでタイムを残せなかった。この結果はチーム全体のタフな仕事に対する大きな報酬だ」

    ロマン・デュマ (#14ポルシェ919ハイブリッド)
    「僕たちは午前中に速かったし、午後と予選でも速かった。雨となった1回目のプラクティスセッションは予選のための良いレッスンとなった。スパ・フランコルシャンでは多くのことが予測しづらい。バランスは良かったし、ドライビングはとても楽しかった。スピードも問題ないし、有望そうだ」

    ニール・ジャニ (#14ポルシェ919ハイブリッド)
    「ポールは本当に素晴らしい結果だ。コンディションはトリッキーだった。特にスリックでの1周目はね。そのあと良くなってきて、2回目のラップは速かった。でも、同時に暗くなってきたこともあり、ウェットパッチが残っていないことをただただ願っていた。さらに改善できると思ったけど、そのあとピットに戻るという連絡があり、再びマークに託した。最初は驚いたけど、チームによる素晴らしい戦略判断だった。今日はフリープラクティスでウェットで多くの経験を積むことができた。スパはウェットレースで有名だけど、モンスーン・スタイルでない限り僕には問題ない。僕たちのハイブリッドカーの一時的な4輪駆動はエキサイティングだし、システムのポテンシャルをフルに発揮できるようにドライビングスタイルに取り組み続けたい」

    マルク・リーブ (#14ポルシェ919ハイブリッド)
    「このポールポジションは僕にとって多くの意味がある。多くの人々のために長い間懸命に取り組んできた。今日ポールポジションを獲得できたことは本当に驚きだった。1回目の走行はスリックにとっては十分にドライではなかった。そのあとニールがクルマに乗り込んだ。ガレージの裏でコーヒーを飲みながら彼を見ていた。その後、突然ヘルメットを被って、ラップタイムを改善するように伝えられた。時間管理はタフだったけど、とてもハッピーだ。今は良いレースができることを期待している」

    ティモ・ベルンハルト (#20ポルシェ919ハイブリッド)
    「1回目のフリープラクティスセッションはスムーズに進んだし、多くのインフォーメーションを集めることができた。予選ではちょっと長くステイアウトしてしまい、ブレドンが2回のフライングラップをする十分な時間がなこっておらず、改善することができなかった。それでも、素晴らしい予選だった。カーナッバー14のスタッフにおめでとうと言いたい。このポールポジションは、僕たちにとってもうひとつの素晴らしい瞬間だ。これから明日のレースに向けてクルマを改善するために働き続けていく」

    ブレンドン・ハートレー (#20ポルシェ919ハイブリッド)
    「午前中から919がウェットでとても良いとすでに感じていたし、クルマはとても信頼できた。一時的な4輪駆動は以前い経験していたよりも多くのトラクションを届けてくれたし、とても素晴らしかった。FP2では赤旗の不運があって、3周しかできなかった。予選でのコンディションの変化はもちろん難しかった。でも、チームは本当にうまく実行した。僕たちはコンペティティブだし、明日はエキサイティングなレースが見られそうだね!」

    マーク・ウェバー (#20ポルシェ919ハイブリッド)
    「ここスパで僕たちの新しいポルシェ919ハイブリッドを走らせるのはとても楽しかった。素晴らしいトラックだし、今日は天候が典型的なスパとなり、僕たちにチャレンジを提供したけど、僕たちはできる限り多くの情報を集めているし、自信はある。土曜日の天気予報を考慮すれば、シルバーストンよりドラマティックなレースにはならないだろう。僕たちの一番のゴールは2台揃ってスパの6時間を走り切ることだ」

  • マーク・ウェバー 「F1カーで鈴鹿を走れないことを寂しく思うかも」

    マーク・ウェバー 「F1カーで鈴鹿を走れないことを寂しく思うかも」

    マーク・ウェバーは、2012年にF1を辞めるつもりだったと明かした。

    2012年に2勝を挙げたら6位でシーズンを終了したマーク・ウェバーだが、それでも将来に目を向けていたという。

    だが、マーク・ウェバーが、その時にポルシェに加わるよりも、F1でもう1シーズンを過ごして2014年にポルシェからWEC世界耐久選手権に参戦することに決めた。

    「F1からスイッチするには完璧なタイミングだった」とマーク・ウェバーはコメント。

    「F1でのキャリアが終わりに向かっていると感じていた」

    「2012年はそうする目前だった。でも、2013年にもう1シーズン走ることに決めたし、それほど悪くはなかった。でも、ポルシェの復帰はとても強く意識していた」

    「僕たちは長い間コンタクトをとっていたし、ポルシェは本当にプロフェッショナルで、非常に名門であり、素晴らしいブランドなので、スリップストリームに入らなければならないものだた。それにアドレラリンを維持するするものでもあったね…」

    「自動車レースで成功を収めたいし、ポルシェはそのチャンスを僕に与えてくれる。それだけでなく、将来ブランドと一緒に成長し、本当にクールなことを達成できるものである。自然にフィットしたし、うまくいった」

    マーク・ウェバーは、WEC開幕戦シルバーストンで3位でフィニッシュ。すでに1つの表彰台を達成している。

    マーク・ウェバーは、鈴鹿や予選といったF1のいくつかの側面がなくなって寂しいと認めるが、耐久レースが提示する新しい挑戦を楽しんでいると述べた。

    「1995年にオーストラリアを離れてからF1は僕の人生だった。ずっとシングルシーターでレースをしていたし、90年代に何度かスポーツカーでレースをしたけど、全体として目が覚めて一番最初に考えるのはF1だった。準備という点でも休むことなくプロでいるという点でもね」

    「なので、メンタリティはあまり変わっていない。ただそのカテゴリーの関心がかつてほどではないということだ。ずっとF1について館ゲルことに慣れていたけど、キャリアの最後の方はそうではなかった。他のことについて考えるようになっていたし、モチベーションは以前のようなレベルではなかった。なので、新鮮なプログラム、刺激的なプログラム、熱中できる何かが必要あった。ポルシェとはそれができるし、僕にとって完璧なタイミングだった。なので、大きなものを失ったとは持っていない」

    「鈴鹿でF1カーで走れないことを寂しく思うかもしれない。もちろん、予選も素晴らしい感覚だ。クルマの中で生の感情を得られる。でも、永遠にそれができるわけではないことを受け入れなければならないし、適切なタイミングで他のカテゴリーに飛び込まなければならない。僕がしたようにね」

  • ポルシェ、マカンの予約受注を開始

    ポルシェ、マカンの予約受注を開始

    ポルシェ ジャパンでは、“マカン”の予約受注を4月25日(金)より全国のポルシェ正規販売店にて開始する。価格は616万円(税込)。

    マカンは、ポルシェ5番目のモデルレンジとして、既に2013年末のLAオートショーと東京モーターショーでほぼ時を同じくして“マカン ターボ”、“マカンS”がワールドプレミアを果たしている。舗装路、オフロードを問わず生粋のポルシェであることを感じさせるドライビングダイナミクスとドライビングプレジャーを実現している。

    今回の北京モーターショー プレスデイでデビューした排気量2リッターの直列4気筒ターボエンジンを搭載する“マカン”の最高出力は237PS(174 kW)、最大トルクは350Nm。マカンターボと比較して馬力は控えめながらも車両重量は約150kg軽いため、コンパクトSUVセグメント初のスポーツカーと呼ぶにふさわしいパフォーマンスを発揮する。

    モデルレンジの特徴とも言える前後で異なるサイズのタイヤも、マカンSと同じサイズ(フロント235/60R18、リヤ255/55R18)が装着され、マカンのシャシー性能が優れていることを証明している。

    マカンでは、オートマチックテールゲートやパドルシフト付きのマルチファンクションステアリングホイールなどの充実した標準装備に加え、コンパクトSUVセグメントで唯一設定されるエアサスペンションなど魅力ある多彩なオプション装備も用意されている。

  • マーク・ウェバー 「表彰台はポルシェにとって“大きなステップ”」

    マーク・ウェバー 「表彰台はポルシェにとって“大きなステップ”」

    マーク・ウェバーは、LMP1クラス復帰戦での表彰台はポルシェにとって“大きなステップ”だと語った。

    週末にシルバーストンで開催されたWEC開幕戦で、ポルシェ 919ハイブリッド 20号車は2台のトヨタに続いて3位表彰台を獲得。今年からWECに転向したマーク・ウェバーは、表彰台をポルシェによる“天文学的”な努力の成果だと述べた。

    「ポルシェが表彰台に戻ってきたことはスポーツカーレースにとって素晴らしい一日だし、僕たちにとって大きなステップだ」とマーク・ウェバーはコメント。

    「僕たちにそのような競争力があったことは嬉しいサプライズだ。輝かし一日だった。僕たちは次のレースにむけても頑張っていく」

    「このポイントにたどり着くためにチームとファクトリーのみんなが費やした努力のなかで小さな役割を果たせて嬉しく思っている」

    「正直、僕たちは週末全体をまとめることにちょっと気負いがあった。全員が自分の役割に集中した。ちょっとした決まり文句だけどね。でも、それが僕たちがやり遂げたことかもしれない」

    関連:ポルシェ、919ハイブリッドがデビュー戦で3位表彰台 (WEC開幕戦)

  • ポルシェ、919ハイブリッドがデビュー戦で3位表彰台 (WEC開幕戦)

    ポルシェ、919ハイブリッドがデビュー戦で3位表彰台 (WEC開幕戦)

    ポルシェは、シルバーストンで行われた世界耐久選手権(WEC)の第1戦で919ハイブリッドがついにレースデビューを果たし、3位でフィニッシュした。

    ポルシェ919ハイブリッドは、シルバーストン(イギリス)で開催された6時間におよぶ激しいレースで、デビュー戦にして表彰台を獲得。ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組は、ポルシェ919ハイブリッドで1周5.891 kmのサーキットを165周し、3位入賞を果たした。

    レースは豪雨のため、予定の6時間の24分前にレッドフラッグで終了し、919ハイブリッドはセーフティカーの先導のもとマーク・ウェバーのドライブでフィニッシュした。

    もう一台の919ハイブリッドをドライブしたロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は、テクニカルトラブルにより1時間15分でリタイヤしている。

    総合優勝は、トヨタ・レーシングのセバスチャン・ブエミ(スイス)/アンソニー・デビッドソン(イギリス)/ニコラ・ラピエール(フランス)組が獲得した。

    ヴォルフガング・ハッツ (ポルシェAG 研究開発担当役員)
    「本当に誇らしく感じています。このレースは、耐久レースのトップクラスへの正式なカムバックとなるものでした。準備、オペレーション、ピットおよび2台のポルシェ919ハイブリッドのコックピットでも、非常によく統制が取れていました。レースそのものも興味深く、技術的に大きな自由度が与えられているにも関わらず、というより与えられているためなのか、WECの新レギュレーションはしっかりと機能していることがわかりました。3メーカーが、3種類の革新的なハイブリッドシステムで、最高レベルのエキサイティングな戦いを展開するのです。個人的な意見を言わせてもらえるなら、これこそがロードカーの開発に寄与するモータースポーツだと思います」

    フリッツ・エンツィンガー (LMP1担当副社長)
    「プロジェクトは全体的にごく初期の段階にあるため、レースでのペースについては私はあまり心配していません。カーナンバー14のリタイヤには、私たち全員がフラストレーションを感じましたが、カーナンバー20は、6時間を通してまったくトラブルがありませんでした。初戦から表彰台に上がれたことはとってすばらしい結果であり、今夜は全員がぐっすりと眠れるのではないかと思います」

    アレクサンダー・ヒッチンガー (LMP1テクニカル・ディレクター)
    「このまったく新たなテクノロジーの複雑さを考えると、1台とはいえレースを完走したことは非常にポジティブな結果です。カーナンバー20のポルシェ919ハイブリッドは、トラブルなしで走行しました。これから、カーナンバー14のリタイヤの原因をしっかりと調査しなければなりません」

    アンドレア・ザイドル (LMP1チーム監督)
    「私達は強力なチームで、オペレーションサイドでは複雑な仕事はありませんでした。このサーキットとヴァイザッハでプロジェクトに関わったメンバー全員に感謝しています。カーナンバー20のポルシェ919ハイブリッドの3位入賞で、2013年6月のシェイクダウン以来の多大な努力が十分に報われました。レース中は、私達は適切な判断を下し、ドライバー達も困難な状況でもまったくミスをしませんでした。全員が最高の仕事をしました」

    ティモ・ベルンハルト (#20 ポルシェ919ハイブリッド)
    「これ以上望むことができないほどの結果です。ル・マン・プロトタイプへのポルシェ復帰第1戦にして表彰台獲得、というのはすばらしいとしか表現できません。完走と適切な判断が非常に重要でした。それにより膨大なデータを収集しました。よいスタートを切ることができ、前を行くライバル達に遅れずついていくことができました。雨が降り出したとき強さを発揮し、あっという間に差を詰めることができました。私のピットストップで、インターミディエートのタイヤを選択しましたが、これは正しい判断でした。結果としてこれは完璧な決断でした。チーム全員に本当に感謝しています。ここまで、長い道のりでした」

    ブレンドン・ハートレー (#20 ポルシェ919ハイブリッド)
    「ポルシェのワークスドライバーとして、初めてのスティントを終えピットに戻り、クルマをマークに渡したときは、何ともいえない感動がありました。スティントの中盤は、フロントウインドウに雨粒がつく難しいものでした。路面がウエットなのか、ラインはドライなのか、判断するのが困難でした。トラフィックに関してはリスクを冒さないようにし、タイヤにも注意していました。初仕事がうまくいき、嬉しいです」

    マーク・ウェバー (#20 ポルシェ919ハイブリッド)
    「私達にとって、すばらしい日になりました。ここに到達するまでにチームおよびファクトリーの全員が注いだ大きな努力の中で、わずかながらでも役割を果たすことができ嬉しく思っています。ティモとブレンドンも、並外れたドライビングを見せました。もう1台の919ハイブリッドは残念でしたが、日が悪かっただけのことです。ドライバー全員にとって、見極めにくい条件の厳しいレースでしたし、スリックタイヤに小雨というのは決して簡単ではありません。私達はいくつかの危険を回避することができ、難しい局面を乗り越えることができました。今日のレースはすばらしい経験となり、非常に多くのことを学びました。ピットストップでのタイヤのチョイスは完璧でした」

    ニール・ジャニ (#14ポルシェ919ハイブリッド)
    「最初、よいスタートを切ることができたのですが、第1コーナーで曲がりきれず、順位を下げてしまいました。アンダーステアの問題があり、そのため前走車についていくのが難しかったのです。24周目に左のフロントホイールにトラブルが発生し、再度ピットに戻らなければなりませんでした。チームが16分以下でクルマをコースに戻してくれましたが、これはすばらしい仕事です。しかし、30周目で別の問題でリタイヤせざるを得なかったのが残念です」

    ポルシェ WEC 世界耐久選手権

    関連:
    ・トヨタ、WEC開幕戦で参戦初のワン・ツー・フィニッシュ
    ・アウディ、WEC開幕戦はダブルリタイア

  • パトリック・デンプシー、モービル1スーパーカップにゲスト参戦

    パトリック・デンプシー、モービル1スーパーカップにゲスト参戦

    ポルシェがF1ヨーロッパラウンドのサーポートレースとして開催しているモービル1スーパーカップのホッケンハイムラウンド(7月21日)に、俳優でありポルシェのレーシングドライバーとして知られているパトリック・デンプシーがゲストとして参戦する。

    ポルシェAG所有のVIPカーをドライブするデンプシーは、市販の911 GT3をベースとして開発された460馬力を誇る911 GT3カップのテストを、4月8日〜9日にホッケンハイムで行った。

    パトリック・デンプシーは、2013年にポルシェ のドライバーとしてのモータースポーツ活動を開始。今シーズンはチュードル・ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップへ、自身のチームであるデンプシー レーシングより参戦している。彼はニュー911 RSRで今年のル・マン24時間レースへもエントリーする予定。

    パトリック・デンプシーは「モービル1スーパーカップという名実ともに最速のワンメークシリーズに参戦できることを光栄に思います。チームメイトと共に戦う耐久レースへの参戦が主な活動である私にとって、スーパーカップのようなスプリントレースを走るのは貴重な機会です。このレース経験から、幾つかの成果を得られればと願っています」と述べた。

    モービル1スーパーカップは世界中で19シリーズが開催されているポルシェによるワンメークシリーズの最高峰。シリーズはF1とともにヨーロッパラウンドを転戦しながら、9レースでチャンピオンシップを争う。今シーズンはソチ(ロシア) で最終戦を迎える。

    「著名なゲストドライバーを招待することは、シリーズの強化にも繋がります」とポルシェ・モービル1スーパーカップのマネージャーを務めるヨナス・クラウスは述べた。

    「直近では元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドやラリー界の伝説セバスチャン・ローブ、そして耐久レースの雄であるエマニュエル・ピロなど数多くの素晴らしいドライバーが名を連ねています。我々はハリウッドスターであるパトリック・デンプシーの参戦を心から歓迎いたします。」