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  • 長谷川祐介 「ホンダとマクラーレンを隔てる線はもうない」

    長谷川祐介 「ホンダとマクラーレンを隔てる線はもうない」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、今シーズンは信頼性の問題が発生するリスクを厭わずにパフォーマンスを追求してきたと述べた。

    今年、ホンダのパワーユニットは大きな改善をみせており、それは新たにホンダのF1プロジェクトを取り仕切ることになった長谷川祐介の手腕によるものが大きいと考えられている。

    ここ数戦におけるホンダの信頼性がそれほど強くない理由について質問された長谷川祐介は「おそらく説明がつくと思います」とコメント。

    「冬季テストで、我々のクルマのパフォーマンスはポイントを獲得するには悪くないと思っていました。そのため、非常にマージナルなパフォーマンスセッティングでシーズンをスタートすることに決めました。我々にとっては信頼性が最優先事項だったかもしれません」

    「しかし、全車が完走した中国GPを12位と13位で終え、ただレースを完走するだけでは何も得られないことを理解しました。我々はリスクを冒さなければなりませんでした」

    「ロシアから我々はより高い点火セッティングとパフォーマンスセッティングを使い始めました。それはエンジンに関する問題を引き起こしました。ですが、我々はリスクを冒さなければならないと理解していました」

    「残念なことに問題は増加し、スパでもそれは同じことでした。我々はより高いパフォーマンスを必要としていましたし、それが理由で新しいSpec3エンジンを投入しました。ですが、セットアップ、調整、チェックをする時間が十分にありませんでした。そのため、スパとモンツァえでは多くの問題が発生しました。ですが、それは実施する必要のあることでした」

    今年のプレシーズンで掲げた定期的なQ3進出とポイント獲得という目標はほぼ成し遂げられた。トロ・ロッソのカルロス・サインツは、今年のホンダのエンジンが2015年型および2016年型のフェラーリエンジンとのギャップを縮めたと述べている。

    長谷川祐介は「そうですね、そう思います。我々ははるか後方からスタートしたので当然なことです」とコメント。

    「ですが、我々は他のチームよりもずっと早くにキャッチアップしなければなりませんでした。ですので、パフォーマンスのゲイン率はもちろん速いです。ですが、一旦、近づいたら、その時点からはさらに縮めるのは難しくなります」

    長谷川祐介は、今年ホンダのF1での進歩率が増加しているとは考えておらず、昨年の努力は信頼性の乏しさによって隠れていたと述べた。

    「昨年は信頼性が最大の問題だったので、進歩を評価するのは非常に困難でした。それに一貫してポイントを獲得することができなかったので、彼らの進歩を目にするのは難しかったです」

    「ですが、パワーユニットの観点では、彼らはパフォーマンスを改善させていました。その点で言うと、改善率に大きな違いはありません。昨年から今年にかけて同じ改善レベルを保てていることを誇りに思っています」

    昨年と今年の最も大きな違いのひとつは、マクラーレンとホンダの作業関係にある。復帰初年度の2015年は、2つの組織がお互いを理解し、最適なオペレーションを行うことに重圧があった。しかし、今年はマクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエが進捗を確認するために定期的に日本へと移動しており、コミニュケーションはうまくいっている。

    また、ホンダ側からも特定の分野でマクラーレンに助けを求めるようになったという。

    「関係は良くなっていると思いますが、2年目なのでそれは自然なことです。それによって、我々は彼らのテクノロジーを導入することができます」

    「そのひとつがインダクションボックスです。我々は彼らに設計とその生産を頼みました。彼らはカーボン製造のための巨大な優れたファクトリーを持っているので、彼らに頼むことは意味があります」

    「昨年彼らがどうしていたのかはわかりませんが、我々はコミニュケーションと会話によって密接に動いていくことに決めました。それが流動性だと思います。我々はチームとして頻繁に話をしています。ホンダとマクラーレンを隔てる線はありません」

    2017年からはエンジンレギュレーションが変更になり、2014年に設置されたトークンシステムが廃止され、固定されたデザインのブラックボックスエリアがなくなる。

    長谷川祐介は、現在ホンダが何に取り組んでいるかについて多くの詳細を明らかにはしないが、メインのフォーカスは内部の燃焼エレメントの改善であることを明らかにしている。

    「来年はトークンがなくなり、レギュレーションないで完全にエンジンを再設計することができます。ですので、我々はゼロから燃焼室とパッケージを始めました。燃焼とICEが最大の違いです」

    今年、ルノーとフェラーリが進歩した多くは、メルセデスが成功を収めることを助けたジェットテクノロジーコンセプトを採用したおかげたったと認められている。

    ホンダも2017年にむけて燃料パートナーのエクソン・モービルと類似したコンセプトに取り組んでいると噂されている。

    その件について長谷川祐介は否定も肯定もしない。

    「重要なエリアですので、それを明らかにするつもりはありません。もちろん、我々はあらゆる可能性を研究していますが、何を導入するかを教えたくはありません」

    それほど評判の良くない“サイズゼロ”コンセプトについてはどうだろう。

    「今、完全なパッケージを明かすことはできませんが、サイズゼロというエンジンの名前は教えられます。全てのエンジンはパッケージとして小さい必要があります。ですので、我々はサイズゼロを諦めたくはありません。もちろん、パッケージはやり直します」

    「しかし、何が異なるかを言うのは難しいです・・・多くのエリアを改良していますが、完全に異なるエンジンだと言うのは難しいです」

    ホンダは、2017年のポテンシャルに自信を持っているかと質問された長谷川祐介は「難しいですね。そうであれば、是非そう言いたいですが・・・私にはわかりません」と語るにとどめた。

  • 【SUPER GT】 Drago Modulo Honda Racingがドライバー交代

    【SUPER GT】 Drago Modulo Honda Racingがドライバー交代

    2016年 SUPER GTシリーズ GT500クラスにNSX CONCEPT-GTで参戦中のDrago Modulo Honda Racingは、2016年の開幕戦から武藤英紀のパートナーだった、オリバー・ターベイがフォーミュラEの2016-2017シーズンへ参戦することに伴い、牧野任祐を起用することを発表した。

    牧野任祐は第7戦タイ(10月9日決勝)と、第3戦・第8戦もてぎ(11月12日・13日決勝)に参戦する。

    牧野任祐(19歳)は、モータースポーツ界で活躍できる若手ドライバーの発掘・育成を目的としてHondaが展開する「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」の出身で、2015年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)のスカラシップを獲得し、2016年は全日本F3選手権に参戦しているドライバー。

    牧野任祐
    「国内モータースポーツのトップカテゴリーの一つであるGT500で戦えることをとても嬉しく思っており、今は少しでも早くマシンをドライブしたい気持ちで一杯です。レベルの高いライバルに囲まれ、自分にとってはとても大きな挑戦になりますが、道上監督やパートナーの武藤選手など、経験豊富な方々のアドバイスをよく聞きながら、自分の強みである「冷静な走り」を皆さんにお見せできるよう、全力でチャレンジしていきます」

    道上龍監督
    「この度、オリバー・ターベイ選手に代わり、牧野任祐選手を起用することになりました。ターベイ選手とは昨年のチーム立ち上げ時から一緒に戦ってきましたが、今回、Formula Eに専念したいという本人の意向を受け、ドライバーラインアップの変更を決断しました。ここまで一緒に戦ってきてくれたターベイ選手には非常に感謝しており、今後の活躍を期待しています。牧野選手はHonda育成プログラム出身の若いドライバーですが、F3やF4などでの活躍や、今年のSUPER GT第5戦鈴鹿ラウンド GT300クラスで見せた素晴らしい走りを考慮し、彼を起用することにしました。牧野選手にとっては初めての舞台になりますが、若手らしくアグレッシブな走りを見せてほしいと思います」

  • ホンダ、2017年型MotoGPエンジンをテスト

    ホンダ、2017年型MotoGPエンジンをテスト

    ホンダのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが、13日(火)にミサノで2017年型のホンダ MotoGPエンジンを初テストした。

    ホンダは、サンマリノGP後にサーキットに留まったが、月曜日のテスト計画は夜通しの雨によって妨げられた。

    だが、火曜日には選手権首位のマルク・マルケスとミサノで優勝したダニ・ペドロサが2017年型のエンジンの最初のバーションをテストした。

    2016年の苦戦の要因となった逆回転クランクシャフトを採用するホンダのエンジンはまだ完全にはまとまっていないが、2017年シーズン開幕戦までに決定しなければならない。

  • ホンダ F1 「シンガポールの特性にドライバビリティを合わせていく」

    ホンダ F1 「シンガポールの特性にドライバビリティを合わせていく」

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、F1シンガポールGPへの意気込みを語った。

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
    「シンガポールのナイトレースは、照明に照らされた賑やかな都市、素晴らしい人々と食べ物など、F1に関係する誰にとっても驚くべき光景です。美しいですが、高い気温と湿気により、ドライバーとチームの両方にとって、長く、身体的に厳しいレースです」

    「スパとモンツァの高速サーキットからシンガポールのツイスティなシティサーキットへとパッケージを調整するために、クルマのセットアップには大幅な変更が必要ですし、チームはすでに準備に忙しくしています。我々のクルマはブレーキング時に優れたバランスがあるので、トラックの特性は我々に適しているはずです」

    「週末を通して、我々のドライバーのスキルが輝きを見せられるように、ホンダはサーキットのストップ&ゴー特性のニーズを満たすためにパワーユニットのドライバビリティを合わせることに取り組んでます。良いレースをして、ポイントを獲得できるポジションにいることを期待しています」

    関連:2016 F1シンガポールGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダ:MotoGP 2016 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    ホンダ:MotoGP 2016 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    イギリスGPからの連戦となる第13戦サンマリノGPは、予選8番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、今季初優勝を達成した。

    ペドロサは、オープニングラップは6番手。それから快調にラップを刻み、5周目に5番手へ。7周目に4番手に浮上すると、先行するバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、そしてチームメートのマルク・マルケスに続いた。

    その時点で、トップを走るバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)から4番手のペドロサまでの差は約2秒だった。ペドロサは1分33秒台前半で快調にラップを刻み、14周目にマルケス、17周目にロレンソ、そして22周目にロッシをかわし、それからもペースを緩めず、最終的に3秒近いリードを築いて今季初優勝を達成した。

    ペドロサの優勝は、昨年のマレーシアGP以来、15戦ぶり。前戦イギリスGPを終えて総合5位にランキングを落としていたが、今大会の優勝で総合4位を取り戻した。

    予選4番手から決勝に挑んだマルケスは、オープニングラップは5番手だったが、4周目に3番手に浮上。その勢いで前を走るロッシとロレンソを追撃したが、思うようにペースを上げられず、中盤にはチームメートのペドロサに交われて4番手へ。さらに、先行する3台との差がなかなか縮まらないことから終盤は4位をキープする作戦に切り替えた。

    イギリスGP、サンマリノGPの2連戦で連続4位に終わったマルケス。チャンピオンシップを視野にミスのない走りに徹し、2戦連続で表彰台を逃すことになったが、5戦を残して2位に43点差で、2年ぶりのタイトル獲得に向けて、また一歩前進した。

    第11戦チェコGPで初優勝達成、第12戦イギリスGPで2位表彰台に立ったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、8位でフィニッシュ。予選7番手からオープニングラップ7番手につけると、中盤までマーベリック・ビニャーレス(スズキ)と6位争いを繰り広げた。後半にペースが上がらず、ポジションを落とす苦しいレースだったが、しっかりポイントを獲得。レース終了後、レッドゾーンを通過したとのことで1.5秒加算のペナルティを科せられ9位に降格となったが、その後の審査で8位が復活した。

    ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、2周目に転倒を喫し、ピットに戻ってペダルを交換、コース上に復帰して17位でフィニッシュした。チームメートのジャック・ミラーは、第10戦オーストリアGPで痛めた右手首の状態がよくなくて、決勝をキャンセルした。

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 優勝)
    「すばらしいレースでした。こういう感覚を味わうのは久しぶりです。正直、自分でもこんなに速く走れるとは思ってもみませでした。今日のパフォーマンスには驚きました。とにかくファンタスティックなレースでした。勝敗を分けたのはペースでした。今日は自分のレースをしようと心がけました。一貫したペースで走り続けたることが勝因だと思うし、特にレース終盤は、前のライダーたちをパスすることができました。今シーズンは、ここまで大変だったので、個人的にとてもうれしいです。ファンや友達、家族、特にチーム、そして僕のまわりでサポートしてくれたすべての人にこの勝利を捧げます」

    マルク・マルケス(MotoGP 4位)
    「今日は厳しいレースでした。そして、自分にとっては、厳しい一日になりました。最初の数ラップは、バレンティーノとホルヘとの遅れを取り戻そうと全力で挑み、いい走りができました。しかし、次第にフロントタイヤが消耗してきてうまく走ることができませんでした。ダニに抜かれた後、彼についていこうとしました。しかし、今日は表彰台を狙うよりは、ミスをしないで完走することに集中しました。我々はここまで前進してきました。今日は数ポイント失っただけで終えられましたが、レースウイークを通してよかったと思うし、そのいい状態をレースにつなげられなかったのは残念でした。次のアラゴンではがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8位)
    「今日は、チームとともにレースウイークを通じていい仕事ができたと思います。現状ではベストを尽くしました。ただ、8ラップ前後から汗のしずくがヘルメットのバイザーにかかり、残りの周回に影響がありました。いつもより汗をかいたせいかも知れません。ミサノは、本当に難しいコースで、セッティングのせいなのか、それとも自分の乗り方とフロントタイヤが合わないのかはわかりませんが、その戦いもありました。いつものようにベストを尽くしました。レースは、いいときもそうでないときもあります。1コーナーでは、バイザーが見えにくかったこともあり、5回ほどオーバーランを喫しました。レース後、1コーナーのオーバーランでペナルティを受けましたが、データーを提供してプラスになったことはなに1つないことを証明したことで判定は覆りました。今日の結果には満足していませんが、しっかり完走することができたし、次のアラゴンにつながるレースになりました」

    ティト・ラバト(MotoGP 17位)
    「1周目はとてもよかったのですが、その後にミスをしてしまいました。ブレーキングをミスして、フロントから転倒してしまいました。ペダルが壊れたのでピットに入りました。素早く直してくれたチームに感謝しています。その後、レースに復帰してからは、ペトルッチやブラドルのグループでいいリズムをつかみました。これから次のアラゴンに集中します」

    ジャック・ミラー(MotoGP 出場せず)
    「ミサノはシルバーストンに比べると体力的にかなり厳しいところです。そのため、毎日、完治していない右手が悪化していきました。マシンから降りるたびに腫れていきました。痛みはありませんが力が入りません。ここはハードブレーキングエリアが多いので、この問題を抱えたまま28周走ることは安全ではないと判断しました。今は体調を万全して戻ってくることだけを考えています」

  • 【動画】 ホンダF1 × IBM 〜コグニティブIoT〜

    【動画】 ホンダF1 × IBM 〜コグニティブIoT〜

    IBMが、同社のコグニティブIoTを使った事例として「ホンダF1」の紹介する動画を公開した。

    ホンダは、F1パワーユニットの状況を分析するため、 F1マシンのレーシングデータ解析システムの基盤としてIBMの「 IoT for Automotive」を採用している。

    ホンダが導入したレーシングデータ解析ソリューションは、パワーユニットの分析による故障予知および残燃料予測に加えて、走行後にエンジンやモーターの回転数の頻度分布や各車のドライバーによる差異をレポートする。

    ホンダは、F1マシンのレーシングデータ解析システムを導入することで、 パワーユニットの戦略的なセッティングに取り組んでいある。また、年間約20レースにおいて、トラック・サイドに配置されるサーキット・エンジニアの負荷軽減およびコスト削減を実現した。その結果、開発本拠地におけるパワーユニット開発に、より多くのリソースを投入することが可能になっている。

  • ホンダ:MotoGP 2016 第13戦 サンマリノGP 1日目フリー走行レポート

    ホンダ:MotoGP 2016 第13戦 サンマリノGP 1日目フリー走行レポート

    イギリスGPからの連戦となる第13戦サンマリノGPのフリー走行は、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、今季6勝目を狙うHonda勢が好調なスタートを切った。

    前戦イギリスGPで5位。表彰台には立てなかったが、最終ラップまで2位争いに加わり、復活を感じさせる走りを見せたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、午前中のセッションで6番手につけると、午後のセッションで2番手に浮上し、本来の走りを取り戻しつつあることを感じさせた。

    サンマリノGPが行われるミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは、毎年、大接戦となる。今年も、午前中の走行ではトップタイムから1秒差に15台。午後の走行でも11台という激しい戦いとなったが、2番手につけたペドロサにとっては、今季3回目の表彰台と今季初優勝を期待させるスタートとなった。

    その大接戦の中でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がFP1で4番手、FP2で5番手につけた。今大会は、ミシュランがフロントに新しいタイヤを投入することになり、FP1、FP2ともにタイヤテストに集中した。FP1では軽い転倒を喫したが、午後のセッションでは1分33秒台の好タイムで連続ラップをこなし、2日目のフリー走行と予選での走りに大きな期待が集まる。

    第11戦チェコGPで初優勝、第12戦イギリスGPで2位表彰台と好調をキープしているカル・クラッチロー(LCR Honda)が7番手タイムで初日を終えた。このサーキットでは、これまであまり結果を残せていないが、1回目のセッションで9番手。2回目のセッションでは、序盤に転倒を喫するが、着実にタイムを上げて7番手へとポジションを上げた。今大会はチームにとってホームGP。3戦連続、今季4回目の表彰台と2勝目に挑むことになる。

    ケガから復帰2戦目となるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、1回目13番手、2回目のセッションは気温と路面温度が上がったことで苦戦し、転倒を喫してタイムを更新できず16番手だった。チームメートのティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、1回目、2回目ともに転倒を喫し21番手。2日目のタイム短縮とポジションアップに挑む。

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
    「ポジティブなスタートになり、とてもうれしいです。大事なのは、明日に向けて集中力を完全に維持することです。今日は路面コンディションがよく、グリップもよかったので、ほとんどすべてのタイヤスペックを試すことができました。チェコGP後のブルノのテストでセッティングを少し変えました。シルバーストン、そしてミサノで引き続きセットアップを進めています。一歩一歩自信を取り戻しています。この調子を続けていきたいです。このまま、いいペースをキープし、レースでは正しいタイヤ選択をしたいです」

    マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
    「今日の進み具合に満足しています。とてもいい仕事ができたと思います。シルバーストンと同じミスをしたくないので、ほとんどすべてのタイヤを試しました。午前中は異なるフロントタイヤをテストしましたが、奇妙な感触があり、低速コーナーでフロントをプッシュしたら転倒しました。その時は限界で攻めていましたが、全体的には悪くないですし、思ったよりも苦戦はしていません。実際、トップグループの中に入っています。引き続きこの調子でがんばれば、いい週末になると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「今日はそれほど悪くありません。マシンのセッティングに全力で取り組みました。ミディアムフロントと新しいハードオプションの両方を試しました。どちらもあまりいい感触はありませんでしたが、全体的には、マシンは機能していたと思います。ある特定の部分にはとても満足していますが、それ以外の部分ではもっと取り組む必要があります。とても奇妙は転倒をしましたが、データを見たら理由がわかりました。タイヤの温度が上がりすぎた状態で、ブレーキをかけながらマシンを寝かし込んだからでした。明日が楽しみです。まだやらなければならないことはたくさんありますが、今週末はいい仕事ができると思います」

    ジャック・ミラー(MotoGP 16番手)
    「午前中の感触はとてもよかったです。マシンはとても快適でしたし、自己ベストラップも出すことができました。しかし、午後は全く違うマシンになり、全力でプッシュしているにも関わらず、自己ベストに近づけませんでした。とにかく快適ではありませんでした。路面温度が20℃ほど上がったことで、マシンのパフォーマンスを完全に変えてしまいました。とても残念です。今夜データを見直して、また暑くなる明日のFP4と予選に向けて解決策を練りたいです」

    ティト・ラバト(MotoGP 21番手)
    「午前中はフロントの感触に少し問題がありました。高速コーナーの13コーナーでクラッシュしましたが、ケガがなくてラッキーでした。午後は気温が上がり、とても難しい路面コンディションになりました。そして、残念ながらまた転倒してしまいました。それから自信を取り戻すのが大変でした。今のように状況が複雑だと、できることはモチベーションを維持して、プッシュし続けることだけです。FP2の最後にペースを上げることができましたが、十分ではありませんでした。僕もクルーも全力を尽くしているので、今できることを探すのは難しいです。しかし、努力をし続け、日曜日のレースへ向けて準備を整えたいです」

  • ホンダ F1、2017年はジェンソン・バトンの力をフルに活用

    ホンダ F1、2017年はジェンソン・バトンの力をフルに活用

    ホンダは、2017年にマクラーレンでレースをしないジェンソン・バトンの存在をフルに活用していく。

    ジェンソン・バトンは、モンツァで1年間レースを休養することを発表したが、マクラーレン・ホンダには留まり、2018年にレースシートに復帰する可能性を残している。

    ジェンソン・バトンは、ホンダがフルコンストラクターとして参戦していた時期にドライバーを務めており、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、ジェンソン・バトンの能力を保持できることを嬉しく思うと述べた。

    「ホンダにとって、ジェンソンは非常に特別なドライバーです」と長谷川祐介はコメント。

    「彼とは8年以上仕事をしていました。それにジェンソンには多くの日本のファンがいます。ですが、いつか彼がレースをしなくなることを受け入れなければなりません」

    「引退ではありませんでしたが、来年、我々は彼がレギュラードライバーではないことを受け入れなれなければなりません。ですが、それでもジェンソンとのコネクションがあることをとても嬉しく思いますし、レースだけでなく、開発やマーケティングで彼と仕事をするより多くの機会があると思っています。我々は今年よりもたくさんジェンソンを活用することができます」

    また、長谷川祐介は、ジェンソン・バトンに代えてリザーブドライバーのストフェル・バンドーンを昇格させるというマクラーレンの決定を支持していると述べ、日本のスーパーフォーミュラでのここまでのバンドーンの進歩に感銘を受けていると語った。

    「ストフェルはすでにバーレーンや去年のGP2で彼の実力を示していますし、若手ドライバーを起用するのは刺激的なことです。非常にいいコンビネーションだと思います」

    「スーパーフォーミュラの初レースで彼は表彰台を獲得しました。素晴らしいですよね。彼は才能があるだけではなく、非常に落ち着いていて、非常にクレバーです」

  • ホンダ:MotoGP 2016 第13戦 サンマリノGP プレビュー

    ホンダ:MotoGP 2016 第13戦 サンマリノGP プレビュー

    MotoGP 2016 第13戦サンマリノGPが、9月9日(金)〜11日(日)の3日間、イタリアのアドリア海に面したミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される。

    このサーキットは、2011年のマレーシアGPにおいて、不慮の事故で亡くなったマルコ・シモンチェリ選手の栄誉を称え、12年に、ミサノ・サーキットから現在の名称へと変更された。

    ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリは、1993年にイタリアGPが開催されたのを最後に、2006年までグランプリの舞台から外れ、サンマリノGPも93年のムジェロを最後に開催が中断されていた。しかし、2007年にコースの全面改修を受けたミサノ・サーキットが14年ぶりにグランプリの舞台として復活し、同時にサンマリノGPも復活、今年で10年目を迎える。

    従来は左回りのコースだったが、2007年の大改修で右回りに変更された。そのときのコース全長は4.180km。2008年にはコースの一部が改修され、4.226kmに延長された。

    コースは低中速のコーナーが連続するテクニカルなもので、リズミカルな走りを要求される。ホンダ勢としては、過去9年の大会で10年にダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が優勝。昨年は“フラッグ・トゥ・フラッグ”の難しいレースとなる中で、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がサンマリノGP初制覇を達成した。これまではシーズンを通じて、RC213Vが最も苦手とするサーキットだったが、今年は2年連続の優勝を狙う。

    前戦イギリスGPは、不安定な天候が続いた。そのため総合首位のマルク・マルケスは、フリー走行、予選を通じてタイヤのテストをしっかりできず、それが決勝レースに大きく影響して4位に終わった。チャンピオン獲得を視野に入れながらのミスのできないレースが続いているが、タイヤテストがしっかりできていれば優勝争いは確実だっただけに、悔しいレースとなった。

    マルク・マルケスは10年に125ccクラスで、2011年と2012年にはMoto2クラスで優勝し、昨年、最高峰クラスでも初制覇を達成。今季は通算5度目のサンマリノGP制覇に挑む。

    調子を上げてきたダニ・ペドロサは、10年以来、6年ぶりのサンマリノGP制覇を狙う。過去の大会では、2009年に3位、2010年が優勝、2011年に2位、2013年と2014年が3位という結果を残してきました。8月のチェコGP後のテストでセットアップが進み、前戦イギリスGPでは5位だったが、内容としては今季ベストの走りだった。“フラッグ・トゥ・フラッグ”になった昨年は9位という悔しい結果に終わっているが、今年は今季3度目の表彰台とシーズン初優勝を目指す。

    シーズン中盤戦に入って調子を上げているカル・クラッチロー(LCR Honda)は、3戦連続今季4度目の表彰台獲得とシーズン2勝目を目指す。カル・クラッチローは、難しいコンディションとなった第9戦ドイツGPで2位。ウエットコンディションの第11戦チェコGPでは優勝。ドライコンディションの第12戦イギリスGPで2位と、ウエットでもドライでも好調な走りをみせている。今大会も勢いに乗るクラッチローの走りに注目される。

    復帰2戦目を迎えるジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、今大会もベストを尽くす意気込み。前戦イギリスGPは、完治していない右手首の痛みと闘いながらの走行となった。負担の少ないウエットコンディションでは好走をみせたが、ドライコンディションではまだ100%にほど遠い状態で、今大会も回復に合わせてペースを上げつつ、大会に臨む。

    高速サーキットのシルバーストンでは苦戦したティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、得意のコースであるミサノで本来の走りを取り戻す意気込み。Moto2時代には、2013年に3位、2014年に優勝、昨年2位と常に優勝争いに加わってきた。今大会は、第2戦アルゼンチンGPの9位を上回る自己ベストを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「前戦イギリスGPでのフロントタイヤの選択は理想的なものではありませんでしたが、全体的にはまずまずの結果となりました。最終的にわずか3ポイント失っただけでした。次はミサノです。ここはイギリスとはかなり違ってツイスティで低速のサーキットです。サンマリノでは、レースウイーク中に順調にセットアップが進めば、また表彰台争いをしたいですね。イタリアでレースをするのはうれしいです。天候に恵まれ、すべてのセッションを最大限に利用できることを願っています」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)
    「イギリスGPでは、自信とモチベーションを少し高めることができました。そしてミサノへ向かいます。シルバーストンでは、周回するごとにいい部分とそうでない部分をより理解できるようになりました。今週も引き続きこの課題に取り組み、プラクティスセッションに集中したいです。マシンのセットアップの方向性を間違わず、コースにより合うタイヤを選び、そのタイヤをよりうまく使う方法に取り組まなければなりません。引き続き仕事に集中したいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「マシンの感触はいいです。シーズン序盤に比べて、自分の限界までどうやってプッシュしたらいいのか分かるようになりました。いい状態になってきているように感じます。ミサノはHondaや僕にとっては難しいサーキットですが、またいいレースができることを願っています。ここ数年、ここではあまりいい結果を出していませんが、だからといってあきらてはいません。先週のシルバーストンも、これまではあまりいい結果を出したことはありませんでした。この状態になるまでに、一生懸命がんばってきました。過去4戦で66ポイントも獲得しました。僕のキャリアの中で、今はいい状態だと思います。ミサノでもがんばります」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合15位)
    「開幕まであと数日リハビリができるので、ミサノでは、より回復していることを願っています。シルバーストンでは、ケガをした右手首に痛みがかなりあって、簡単ではありませんでした。レース中は痛み止めの効果で徐々に楽になりました。ミサノはシルバーストンとはかなり違うサーキットですが、まずまずの走りができると思います。2014年にはMoto3で表彰台に上がったことがあります。昨年の“フラッグ・トゥ・フラッグ”ではカル(クラッチロー)の後ろでフィニッシュしました。今週もがんばります」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合19位)
    「ミサノとシルバーストンは全く違うサーキットなので楽しみです。先週のシルバーストンは、3戦連続のポイント獲得になりました。ミサノに向けて役立つこともいくつか学ぶこともできました。今大会の目標は、いつものように学び続け前進し、トップとのギャップを縮めていくことです」

    ※フラッグ・トゥ・フラッグ
    MotoGPクラス決勝レース中のコンディション変化にともない、異なるタイヤを装着したマシン(スリック→ウエット/ウエット→スリック)への交換が許可されるルール。

  • ホンダ、専属チームが2017年F1エンジンに取り組む

    ホンダ、専属チームが2017年F1エンジンに取り組む

    ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、2017年F1エンジンに取り組む専属チームがあることを明らかにした。

    今シーズン、ホンダは大きな前進を果たし、メルセデス、フェラーリ、ルノーとのギャップを縮めているが、マクラーレン・ホンダはまだ上位争いに絡むことはできていない。

    ホンダは、今年の開発を止めてはいないが、トークンシステムが廃止を含めた2017年のF1レギュレーション変更が明確になった瞬間から専用チームが2017年F1エンジンに取り組んでいるという。

    「我々には、今年の初めから来年のエンジンに集中している完全に別のチームがあります」と長谷川祐介はコメント。

    「我々にはまだ今年のチームもありますし、もちろん、お互いに情報を交換し合っています」

    「そのあと、リソースは来年のエンジンチームに移行されます」

    2017年に取り組んでいるチームは徐々に大きくなっているが、今年のエンジンに取り組んでいるスタッフはまだおり、今年後半にはさらなるエンジンアップグレードの導入が予想されている。

    ホンダは、まだ開発のための3トークンを残しており、内燃機関の開発に集中している。

    ホンダは、エンジンサイクルによってF1日本GP、もしくはF1アメリカGPでアップデートを導入するとみられれているが、それはパフォーマンスと信頼性をどれだけ早く照明できるかにかかっている。

    「我々には3トークン残っていますし、まだ7戦あり、あと1基のエンジンを必要としています」と長谷川祐介はコメント。

    「我々はあと1つのスペックを導入する機会があります」

    「今のところ、我々は内燃機関のパワーのためにそれを導入する予定です」

    ホンダは、F1ベルギーGPのアップデートに7トークンを費やした。長谷川祐介はルノーとフェラーリとの“ギャップを縮めた”が、彼らを“捕える”には十分ではないと語る。

    ホンダは、いつギャップを縮められるかと質問された長谷川祐介は「来年ですかね」とコメント。

    「我々は彼らに追いつこうとしていますが、まだより多くのハードワークが必要です」