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  • ホンダF1初勝利60周年 1965年カバーオールが完全復刻された舞台裏

    ホンダF1初勝利60周年 1965年カバーオールが完全復刻された舞台裏

    ホンダが1965年のF1メキシコGPで初勝利を挙げてから60年。その節目にあたる記念イベントにおいて、当時のメカニックが着用していたカバーオールが、細部に至るまで忠実に復刻された。

    数千時間に及ぶ調査と2度の日本渡航を経て実現したこのプロジェクトは、単なる記念品の制作にとどまらず、ホンダが積み重ねてきたF1の歴史と文化を「着られる形」で現代に甦らせる試みとなった。

    クルマ文化とは何か
    クルマ文化は、特定のジャンルや価値観に限定されるものではない。旧車、量産車、エキゾチックカー、あるいはよりニッチな自動車の世界に至るまで、その根底には「自動車文化が重要である」という共通認識が存在する。では、クルマ文化とは何を指し、どこまでを内包するものなのか。その問いは、しばしば明確な定義を持たないまま語られてきた。

    今回のプロジェクトは、その問いに対し、ひとつの具体的な答えを提示するものだった。

    パトリック・カレロとHonda Vintage Culture
    このプロジェクトを主導したのは、Honda Vintage Cultureを手がけるパトリック・カレロである。カレロとの接点が生まれたのは、2024年のモントレー・カーウィーク終了後だった。ラグナ・セカで行われた、ホンダ初のF1優勝車によるデモンストレーション走行の取材時、日本から車両とともに帯同したチームの一部が、彼の制作したアイテムを着用していたことが、そのきっかけとなった。

    この偶然の出会いが、のちにホンダF1初勝利60周年を巡る象徴的なプロジェクトへと発展していく。

    デザインとホンダを結ぶ原点
    カレロは幼少期からモノづくりに親しみ、15歳でレコーディングアーティストのロゴを手がけていた。カーネギーメロン大学ではグラフィックデザイン、インダストリアルデザイン、ビジネスを学び、これまでに40台以上のホンダおよびアキュラを所有してきた経歴を持つ。

    木製カー・トイ「Automoblox」で成功を収めた後、ホンダとの関係が生まれた。カレロは当時を次のように振り返っている。

    「大学に入った頃、本気でカーデザイナーになることを考えていた。Car Styling Magazineを定期購読していて、当時は1冊25ドルくらいしたと思う。その後は別の道に進んだけど、Automobloxを通じて、クルマをデザインするという夢やアイデアにもう一度戻ることができた。それがホンダにつながった。」

    「僕のアイデア、あるいは提案はこうだった。『アメリカの家庭のリビングルームに入り込めたら、どれだけクールだろう?』って。大企業は消費者とつながるために、テレビ広告などに莫大なお金を使っている。でも、新しいホンダ・オデッセイを買った人が、同時にAutomobloxのオデッセイも手に入れたらどうだろう。オデッセイのAutomobloxがクルマと一緒についてきたらどうだろう、ってね。」

    「Automobloxのプロジェクトで本当にクールだったのは、ホンダが実車が公開される1年半も前に、オデッセイのCADデータを渡してくれたことだ。最終的にそのプロジェクトは実現しなかったけど、ホンダブランドをアメリカのリビングルームに届け、消費者とブランドをつなぐという考え方こそが、まさに僕の専門分野なんだ。」

    “着たいホンダ”という発想
    その後、カレロはホンダファンが身に着けられるプロダクトの必要性を感じるようになった。

    「ホンダのTシャツやフーディーを着てもらいたかった。でも、誰かに『なんでアコードやオデッセイの服を着ているの?』って思われるようなものにはしたくなかった。ホンダのクールな側面について語る必要があった。それで、豊かなレースの歴史に焦点を当てた。」

    この発想から、ヴィンテージ・アキュラのTシャツ、HRCジャケット、ヴィンテージF1ギア、ウォールポスターなど、Honda Vintage Cultureのラインアップが形成されていった。

    1965年、ホンダF1初勝利という原点
    ホンダがF1で初めて勝利を挙げたのは1965年のメキシコGPだった。アメリカ人ドライバー、リッチー・ギンサーが、チャンピオンシップホワイトに塗られたV12エンジン搭載のRA272を駆り、日本メーカーとして初のF1勝利を達成した。

    この歴史的瞬間から60年を迎えるにあたり、カレロはホンダに対して自ら提案を行った。

    「60周年が近づいているから、『何かできると思う』と連絡したんだ。『サポートしたいし、いくつかアイデアがある』ってね。」

    「1960年代のホンダチームジャケットのオリジナル写真を30〜40枚ほど見つけたけど、特に1965年に焦点を当てた。それでレプリカのジャケットを作ったら、『レースに間に合うように用意できる?』って聞かれた。」

    「ジャケットの次に、幹部がメキシコで着るポロシャツのアイデアが出て、それも急いで用意した。そして一番のクラウンジュエルがカバーオールだった。これは最初から絶対にやりたかった。とにかく徹底的なリサーチが必要だと分かっていた。」

    本田技研工業 F1

    カバーオール復刻への徹底した調査
    「Motorsport Imagesと連絡を取り、ライセンス契約を結んだ。そうすることで、アーカイブ写真に深く入り込むことができた。おそらく何万枚という写真を見た。その中で、1960年代のオーバーオールを見た瞬間、『これは信じられない。これは本当にすごい』と思った。」

    「チームは1964年から1965年にかけてこのカバーオールを着用していた。でも調べていくと、同じものが二輪チームでも使われていたことが分かった。1958年か1959年頃からだ。違いは袖に“Car Racing Team”と書かれていたかどうかだけだった。」

    「ホンダのライセンス部門の関係者が、モテギの博物館で展示されているカバーオールの写真を見せてくれた。ガラスケース越しに見たとき、『なんてことだ、これは本当にすごい』と思った。」

    「アーカイブへのアクセスを許可してもらい、展示されていないものも含めて実物を出してもらった。写真を大量に撮り、いつか必ず作るつもりだった。」

    「同時に、2着のセナのスーツも出してきた。ただし密閉されたバッグから出すことは許されなかった。それでも手に持つことができただけで衝撃的だった。」

    細部に宿る再現性
    「最初のサンプルは、市販ブランドのパターンを使った。でも気に入らなかった。」

    「2度目の日本行きで、さらに細部を撮影し、何百もの寸法を測った。背中の“Honda Motor Tokyo”と袖の文字はフラットベッドスキャナーで取り込んだ。アートワークは完全に同一だ。」

    「オリジナルは古くて少し不完全だけど、その不完全さも含めて再現した。当時はCADなんてなかったから、地元の作業着屋が持っていた文字を使って縫っていた。」

    「写真が白黒ばかりで、色や素材を判断するのも簡単じゃなかった。」

    「縫い目の幅、ステッチのパターン、バックルやストラップの寸法まで全部測った。サプライヤーが短期間で信じられないパターンを作ってくれたことには本当に感謝している。」

    ホンダ・レーシング F1

    メキシコで甦った歴史
    完成したカバーオールは航空便で日本へ届けられ、その後メキシコへ運ばれた。記念イベントでは、角田裕毅がステアリングを握り、RA272が1965年に歴史を刻んだ同じサーキットを走行した。V12エンジンは13,000回転まで回り、当時を彷彿とさせるサウンドを響かせた。

    それは、ホンダが過去だけでなく、現在、そして未来においても、オープンホイールレースという最も複雑で競争の激しい舞台をDNAとして持つメーカーであることを示す瞬間だった。

    「歴史は作れない」
    「ライセンス部門の人たちには本当に感謝している。ホンダ・ヘリテージ・コレクション・ミュージアムの人たちも信じられないほど協力的だった。」

    「カバーオールは航空便で日本に届けられ、予定どおり間に合った。幹部たちはそれを着てメキシコのサーキットに向かい、本当に満足してくれた。」

    「ホンダの情熱なしでは、これを成し遂げることはできなかった。ナイジェル・マンセルのウィリアムズF1を走らせるときも、ホンダは私の装備を着てくれている。」

    「この話を伝えることが重要だと思っている。ホンダのアジアの競合は、同じ物語を語ることができない。存在しなかった歴史は作れない。こうしたブランドエクイティは、エンスージアストの未来にとって極めて重要だ。」

  • ホンダ、本格レーシングシミュレーター「Honda eMS SIM-01」を限定発売

    ホンダ、本格レーシングシミュレーター「Honda eMS SIM-01」を限定発売

    ホンダ・レーシング(HRC)は2025年11月11日、ホンダ・レーシング・スクール鈴鹿(HRS)の教習用フォーミュラマシンをベースに開発したレーシングシミュレーター筐体「Honda eMS SIM-01(ホンダ・イーエムエス・シム・ゼロワン)」を、10台限定で発売すると発表した。価格は税別1,000万円。

    この「Honda eMS SIM-01」は、実際にサーキット走行トレーニングで使用されていた車両「童夢SDH-F04」をベースに製作されたもので、6.2chサラウンドシステムや1,500W振動子、サイドポンツーン内蔵のサブウーファーなどを搭載。五感を刺激するリアルなドライビング体験を提供する。

    HRCは2023年からeモータースポーツに本格参入し、「車を操る楽しさ・競う楽しさ・観る楽しさ」を世界中に広げる活動を展開。年に一度開催する公式イベントでは、初年度20万人、2024年23万人、2025年には22万人が参加するなど人気が高まっている。

    購入時には希望のリバリー(カラーリング)にカスタマイズすることも可能で、レンタルでの体験も受付中。販売はZENKAIRACINGの公式サイトで行われる。

    ■商品概要
    ・商品名:Honda eMS SIM-01
    ・価格:10,000,000円(税別)
    ・販売予定数:10台(数量限定)
    ・サイズ:L 3000 / W 1700 / H 1000mm
    ・重量:200kg
    ・搭載システム:6.2chサラウンドシステム、1500W振動子、サイドポンツーン内蔵サブウーファー、コンソール・PC接続対応
    ・ベース車両:童夢SDH-F04
    ・購入方法:ZENKAIRACINGサイト(contact@zenkairacing.com)
    ・レンタル方法:eMSお問合せ窓口(te_hondaracing-ems_shared@jp.honda)

    本田技研工業

  • ホンダF1 × JR西日本 「レーシング&レールウェイヒストリー」イベント開催

    ホンダF1 × JR西日本 「レーシング&レールウェイヒストリー」イベント開催

    ホンダ・レーシングとJR西日本は、京都鉄道博物館と連携し、歴史的・技術的に共通点のあるF1参戦マシンを主としたレーシングカーと、SLや新幹線などの鉄道車両を各々の特徴に合わせて並べて展示するイベント「レーシング&レールウェイヒストリー」を開催する。

    鉄道とF1という異なるモビリティに共通する、最先端技術や歴史的意義をわかりやすく見せる。

    また、関連イベントとしてモータースポーツ体験や、元F1ドライバーを含むプロ・ドライバーによるトークショー等も開催し、鉄道とレーシングカーの魅力を一緒に楽しめるイベントを目指す。

    「レーシング&レールウェイヒストリー」
    <開催期間>2025年10月23日(木)〜12月21日(日)
    <開催場所>京都鉄道博物館 本館1Fほか

    ■F1マシン&鉄道車両 並列展示①
    【開催期間】10月23日(木)〜11月16日(日)
    【開催場所】本館1Fほか

    ※Honda RA271は本館入口付近、0系新幹線電車はプロムナードで展示する。

    世界最速への挑戦 ~ 「Honda RA271」&「0系新幹線電車」
    1964年8月2日、世界一速いドライバーとマシンが競い合うF1世界選手権に日本勢として初めて参戦した「Honda RA271」。対して1964年10月1日、当時世界最速の営業運転を行った「0系新幹線電車」。1964年デビューの同期車両を展示する。

    ホンダF1 Honda RA271「Honda RA271 (1964年製)」&「0系新幹線電車 22形1号車 (1964年製)」

    姿勢制御への挑戦 ~ 「Lotus Honda 99T」&「500系新幹線電車」
    1987年のF1世界選手権で、アクティブサスペンション搭載車として初めて年間を通して実戦に投入された「Lotus Honda 99T」。対して1996年に鉄道用車両として世界で初めてアクティブサスペンションを搭載し運行を開始した500系新幹線電車。それぞれの分野で画期的なアクティブサスペンションを搭載した両車を並べて展示する。

    ホンダ F1 Lotus Honda 99T「Lotus Honda 99T (1987年製)」&「500系新幹線電車 521形1号車 (1996年製)」

    ■F1マシン & 鉄道車両 並列展示②
    【開催期間】11月17日(月)〜12月21日(日)
    【開催場所】本館1F

    日本製にこだわった車両たち ~ 「Honda RA107」&「230形蒸気機関車」
    2007年のF1世界選手権にシャーシ・エンジン・タイヤが「日本製」として参戦した「Honda RA107」。対して1903年に国産初の量産型蒸気機関車として登場し、国の重要文化財にも指定されている「230形蒸気機関車」。両車を並べて展示する。

    ホンダ F1 Honda RA107「Honda RA107(2007年製)」&「230形蒸気機関車233号機(1902年製)」

    時代の先駆けとなった車両たち ~ 「McLaren Honda MP4/4」&「100系新幹線電車」
    1980年代のF1世界選手権を席巻したターボエンジンは、安全性や環境面への配慮から規定変更が行われ、パワー一辺倒の開発から効率が求められるようになった。今の時代にも通ずる高効率F1マシンの先駆けとなり、チャンピオンを獲得した「McLaren Honda MP4/4」。対して新幹線の速度向上の先駆けとなり、「グランドひかり」として車内の快適性とサービスに新たな価値を提供した100系新幹線電車を並べて展示する。

    ホンダ F1 McLaren Honda MP4/4「McLaren Honda MP4/4 (1988年製)」 & 「100系新幹線電車 122形5003号車 (1989年製)」

    ■モータースポーツ体験イベント
    【開催日】11月15日(土)、16日(日)
    ※各日ともに内容は同じ。

    レーシングマシン乗車体験
    Modulo Epson NSX-GT(SUPER GT参戦車両)、McLaren Honda MP4/5(F1参戦車両)、CBR1000RR-R FIREBLADE SP(鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦車)、HRC 2輪市販レース車両を展示し、コックピットに乗車できる(CBR1000RR-Rを除く)。ドライバー/ライダーになった気分で記念撮影を楽しめる。

    【受付時間】10:00~16:00 ※状況により早めに受付を終了する場合がある。
    【開催場所】扇形車庫
    【参加料】無料 ※要入館料

    【対象年齢】
    Modulo Epson NSX-GT:全年齢
    McLaren Honda MP4/5、HRC 2輪市販レース車:小学生以下のお子さま

    レーシングドライバートークショー
    現役のレーシングドライバー野尻智紀選手と岩佐歩夢選手、またNAKAJIMA RACING 総監督の中嶋悟氏を招いてトークショーを行う。

    【開催時間】①11:30~ ②14:30~ (各回40分程度)
    【開催場所】扇形車庫内 特設ステージ ※立席となる
    【参加料】無料 ※要入館料

    【登壇者】
    ①野尻智紀選手、岩佐歩夢選手 (ともにTEAM MUGEN所属)
    ②中嶋悟総監督 (元F1ドライバー/NAKAJIMA RACING 総監督)

    特別写真撮影会
    本館1Fに展示しているLotus Honda 99Tと中嶋悟総監督の2ショット写真撮影会を行う。

    【開催時刻】15:15〜15:45
    【開催場所】本館1F 3車両前
    【参加料】無料 ※要入館料

    【登壇者】中嶋悟総監督 (元F1ドライバー、NAKAJIMA RACING総監督)

    12月20日(土)、21日(日)にもドライバートークショー等のイベントを企画中だ。詳細は決まり次第知らせる。

    ■SLスチーム号
    SLスチーム号は開館日に運行中だ。本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗車できる人気の体験展示だ。

    【運行時間】11時〜16時の間で、概ね30〜90分に1本運行
    ※詳しい時刻は当館HPまたはインフォメーションにて

    【開催場所】SLスチーム号のりば
    【乗車料金】大人(高校生以上):300円、子ども(3歳〜中学生):100円
    ※要入館料
    ※乗車券はSLのりばの券売機で購入する。

    ホンダ・レーシング F1

    ○京都鉄道博物館とは
    2016年4月29日、大阪市にあった「交通科学博物館」と、京都市にあった「梅小路蒸気機関車館」を統合・発展させて開業した。伝統を重んじながらも常に革新を続ける京都の地で、鉄道の歴史を通じて日本の近代化の歩みを体感できる鉄道専門の博物館だ。基本コンセプトは「地域と歩む鉄道文化拠点」。鉄道を基軸とした事業活動を通じた地域の活性化に貢献するという基本ミッションを掲げ、地域との共生を目指している。また近年は他社とコラボレーションし、鉄道関連のバス事業者が運行する車両の展示や、タクシーを展示するなど、鉄道にとどまらないイベントも積極的に開催している。

    ○運営主体
    設置:西日本旅客鉄道株式会社
    運営:公益財団法人交通文化振興財団

    ○施設概要
    所在地:京都市下京区観音寺町
    建物構成:エントランスホール、プロムナード、本館(3階建)、トワイライトプラザ、扇形車庫、旧二条駅舎
    面積:約31,000㎡
    収蔵車両数:蒸気機関車23両、電気機関車5両、ディーゼル機関車2両、新幹線6両、電車6両、気動車1両、客車9両、貨車2両 合計54両

    ○株式会社ホンダ・レーシング(HRC)とは
    モビリティメーカーであるHondaのレース子会社として1982年に設立された。FIM ロードレース世界選手権、世界トライアル選手権、モトクロス、ダカールラリーなど様々な二輪レースで頂点を極めてきた。2022年からは四輪レース開発部門もHRCに合流し、F1パワーユニット開発、SUPER GT車両、SUPER FORMULAエンジンなどの開発もHRCで行っている。

    ○FIA F1世界選手権とは
    1950年にイギリスのシルバーストーンサーキットで最初のレースが行われたシングルシーター(1人乗り)の自動車レースだ。世界選手権の名の通り、世界各国でレースが行われている。自動車レースの頂点であり、世界最高のマシンとドライバーによって競われている。現在まで途切れることなく開催されており、2025年は10チーム、20人のドライバーが参戦し、全24戦が開催されている。各レースの順位によって与えられるポイントの合計で年間勝者が決まり、ドライバーとチームそれぞれに賞が与えられる。

    Formula(フォーミュラ)は規定を表している。1はその頂点カテゴリーを表す。参加車両が準拠しなければならない厳格な規定(レギュレーション)に則って行われる自動車競技の最高峰であることを意味している。

  • ホンダF1 元エンジン開発者の浅木泰昭が「おぎやはぎの愛車遍歴」出演

    ホンダF1 元エンジン開発者の浅木泰昭が「おぎやはぎの愛車遍歴」出演

    愛車遍歴を辿れば、人生がみえてくる!BS日テレで放送する「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」に2月8日(土)よる9時からの放送では、ホンダで長年、エンジン開発に携わった浅木泰昭をゲストにお迎える。

    入社2年目でF1開発チームに大抜擢された浅木泰昭。当時の苦労や市販車への技術導入など、開発者視点でたっぷり語る。

    市販車では、業界に旋風を起こしたオデッセイや、ロングセラーとなった人気軽自動車N-BOXの開発にも従事。F1と軽自動車の意外な共通点に、MCのおぎやはぎもただただ感心するばかり…。

    ホンダ・レーシング

    ■「楽しくて、苦しい」F1開発
    番組ではこれまで日産、トヨタ、マツダと、各社の開発者が登場し、技術とその熱に驚きの連続だったおぎやはぎ。今回は本田技術研究所で長年、エンジニアを務めた浅木泰昭が、世界最高峰の技術と向き合った開発者人生を振り返る。

    実はクルマそのものより、「エンジンみたいなものを作ってみたかった」と、自動車開発の世界に足を踏み込んだという。転機は入社2年目に突然、訪れたという。1982年、ホンダの第2期F1活動で、エンジン開発を担当。当時を「楽しくて、苦しい。だって勝てない時に(社内で)どういうふうなポジションになるか、想像してみて下さいよ」と、含蓄のある言葉で振り返る。

    そんな浅木泰昭の過去の愛車を振り返ってみると、見事にホンダ車がズラリ。矢作兼も「ホンダ社員の鑑だよね」と納得だ。ラインナップの中には、大ヒットしたオデッセイも。小木博明が「革新的ですよね」と称賛すると、浅木氏は「革新的にならざるを得ない背景が…」と、開発にまつわる意外な事実を打ち明ける。

    ホンダ・レーシング 浅木泰昭

    ■窮地で生まれた逆転の発想
    F1のような技術で打って出る世界とは裏腹に、実は経営危機にも陥ってきたホンダ。社業のピンチの後には、必ず浅木泰昭の活躍があったようで…。「後で振り返るとね」と謙遜する浅木泰昭だったが、逆転の一手が、まさにオデッセイの開発だったという。会社から突きつけられる、様々な制約。これに合致するような1台を、逆転の発想で生み出したのだという。

    リーマンショックでクルマがまったく売れなくなった時代に携わったのが、軽自動車の開発だった。当時のホンダは軽自動車の部門で国内4位と後塵を拝しており、浅木泰昭も「不可能命題だと思っていました」と打ち明ける。しかし、あることに気づいたという。「F1と軽の戦い方の考えは、非常に近い」。そんな理念から生み出されたこだわりの数々に、おぎやはぎも目からウロコだった。こうして生まれたのが、2015年から10年連続で軽自動車の販売台数トップとなったN-BOX。女性はもちろん、浅木泰昭からは意外すぎるターゲット層も明かされ、おぎやはぎも言葉を失うのであった。

  • MotoGP:ホンダ HRC カストロールチーム誕生!

    MotoGP:ホンダ HRC カストロールチーム誕生!

    BPカストロールは、bpグループの一員であるカストロールが、MotoGPでホンダHRCのメインスポンサーとなり、潤滑油、燃料、技術サポートを提供し、過酷なレース環境下で、オートバイ用潤滑油のテストと開発を行うことを発表した。

    カストロールとホンダのオートバイにおける関係は、ホンダがマン島TTで初の国際レースに参戦した1959年にまで遡る。カストロールは60年以上にわたり、国際オートバイレースでホンダチームをサポートし、500勝以上を達成するのに貢献してきた。

    ホンダのオートバイグランプリレースにおける歴史と成功は比類なく、最高峰クラスでのコンストラクターズ世界選手権25回、ライダーズ世界選手権21回、最高峰クラスでの優勝313回という記録を誇ります。2025年シーズンに向けて、ホンダとカストロールは、MotoGP世界選手権での主導権を取り戻すことに尽力している。

    サンディプ・サングワン(カストロール マーケティング統括責任者)
    「カストロールは、モータースポーツを通じて技術力をアピールし、新技術を共同開発してきた長い歴史を持っています。 パフォーマンスとイノベーションに対する強いコミットメントと、オートバイレースに対する情熱を原動力に、私たちはホンダHRCカストロールファクトリーMoto GPチームとの新たなコラボレーションに心躍らせています。このコラボレーションは、カストロールがオートバイレースのファンやバイク愛好家の方々とより緊密に交流する絶好の機会となります。カストロールは、2025年のMotoGP世界選手権シーズンでのチームの活躍を期待しています。」

    渡辺康治(ホンダ・レーシング 代表取締役社長)
    「ホンダHRCを代表して、カストロールをMotoGPプロジェクトに歓迎いたします。HRCとカストロールは、技術と未来に対するビジョン、意欲、そしてフォーカスを共有しています。私たちは過去にも、また他のカテゴリーにおいてもカストロールと共に素晴らしい成功を収めてきましたので、今回の提携は自然な流れでした。2025年のMotoGP世界選手権での成功を目指して、全員が努力しています。私たちは集中力を維持し、ひたむきに前進し続けなければなりません。ジョアン・ミルとルカ・マリーニという2人の強力な才能あるライダーが、この旅を前進させるために私たちを助けてくれます。レースはホンダの根幹であり、今シーズンもさらなる成功を収められると確信しています。」

    MotoGP ホンダ・レーシング
    新しいHRCカストロールチームは、2025年2月5日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われるMotoGPのプレシーズンテストで、サーキットデビュー。2025年3月2日には、2025年のMotoGP世界選手権の開幕戦となるタイGPが、タイのブリーラムにあるチャン・インターナショナル・サーキットで開催され、本格的なシーズンがスタートする。

    ホンダ・レーシングについて
    ホンダのレース部門であるホンダ・レーシングは、ホンダの二輪レース活動を継続するために1982年に設立された。2022年には、四輪レース活動もHRCの傘下に統合され、技術的知識と開発の集約が図られた。レースはHRCとホンダの根幹であり、レース活動を通じて、HRCは今後もホンダのすべての顧客に情熱と興奮を共有し、レースで培った確かな技術をすべての消費者向け製品に提供していく。

    カストロールについて
    世界をリードする潤滑油ブランドであるカストロールは、誇りある革新の伝統を有し、先駆者の夢を刺激してきた。当社の性能に向けた熱意は、パートナー関係に取り組む信条と相まって、100年以上にわたり地上、空中、海洋、宇宙における多数の技術的業績の中核に存在し続ける潤滑油とグリースを開発することを可能にしてきた。カストロールはBPグループの一員であり、自動車、海洋、工業、エネルギーの領域で顧客と一般消費者にサービスを提供しています。カストロールブランドの製品は、プレミアム品質と最先端技術に対するコミットメントを通じた革新と高性能で、世界的に高い評価を受けている。

    MotoGP ホンダ HRC カストロール

  • ホンダ アストンマーティンF1との提携は「HRC UKで準備を進めている」

    ホンダ アストンマーティンF1との提携は「HRC UKで準備を進めている」

    ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長が、東京オートサロン2025のプレスカンファレンスに登壇。2025年Hondaモータースポーツ活動計画を発表するとともに、2026年のアストンマーティンとのパートナーシップによるF1復帰の進捗を語った。

    F1
    昨年、F1世界選手権においては、マックス・フェルスタッペン選手がドライバーズタイトル4連覇という偉業を達成しました。

    決して優勢とは言えない状況の中でも最後まで諦めずに勝ちをもぎ取る彼の姿には大変胸を打たれました。レースは人々に感動を届けることができる。その思いを新たにし、我々HRCも高い目標にチャレンジを続け、勝利を勝ち取って、記憶に残るような感動をお届けしたいと思います。

    SUPER FORMULA
    F1に次ぐ速さを誇る日本のスーパーフォーミュラでは牧野任祐選手と太田格之進選手が各々2勝ずつを挙げ、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGがチームタイトルを獲得しました。また、惜しくも2位にとどまりましたがチーム・無限の野尻智紀選手が牧野選手らとともに、最後まで熱い戦いを見せてくれました。

    一方、スーパーフォーミュラで3回という過去最多のタイトル獲得数を誇る山本尚貴選手がスーパーフォーミュラからの卒業を発表しました。山本選手のいたPonos Nakajima Racingには、23年のHonda Racing eMS決勝大会の優勝者であるイゴール・フラガ選手が新たに加入します。山本選手には改めてこれまでのスーパーフォーミュラでの貢献に感謝すると同時に、SUPER GTでの今後のさらなる活躍を期待したいと思います。

    SUPER GT
    そのSUPER GTのGT500クラスでは、昨年は、それまでのNSXに替えて CIVIC TYPE R-GTを投入しました。 ダウンフォースとドラッグの空力特性が大きく異なる車体に切り替えた初年度ながら、チャンピオンシップ争いに最後まで食い込む活躍を見せてくれました。今年はさらに速さに磨きをかけ、チャンピオン獲得を目指します。

    また新たに小出峻選手がAstemo REAL RACINGからSUPER GTに参戦します。

    ホンダ・レーシング アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム東京オートサロン2025のHondaブースには、2021年F1アブダビGPでマックス・フェルスタッペン選手がワールドチャンピオンを獲得した際、マシンに搭載されていたF1パワーユニット(PU)「RA621H」をの実物を初めて公開。

    若い才能の活躍
    その小出峻選手は昨年、スーパーフォーミュラ・ライツの年間タイトルを獲得しました。また、FIA F4選手権では野村勇斗選手がタイトルを獲得。フランスF4では加藤大翔選手がタイトルを獲得しております。このように、ホンダ・レーシング・スクール出身の選手が日本と世界で能力を開花させています。

    また、スーパーフォーミュラでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した岩佐歩夢選手は、スーパーフォーミュラへの参戦を続けながら、いつF1でチャンスが巡ってきても戦える準備をしていきます。

    また太田格之進選手が今季、北米のIMSAスポーツカー選手権のうち、今月末のデイトナ24時間や、ワトキンスグレン、そしてインディアナポリス戦にAcura ARX-06で参戦します。

    若い才能を世界へと開花させていく取り組みを今後も加速させていきます。

    eモータースポーツ
    こうした若き才能を育んできたのがホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿ですが、そこで使われていたフォーミュラカーのモノコックを流用し、eモータースポーツ用のシミュレーターを開発しています。 本物のフォーミュラカーのコクピットで、eゲームを通じてリアルレースの醍醐味を楽しむことができます。実際に角田選手や岩佐選手らが使ったマシンです。今日も会場に試作品を持ってきておりますので、是非皆さんお時間あればお試しください。 

    パーツ開発
    スーパー耐久では、昨年は誰にでも乗りやすいレースカーをテーマにドライバビリティの向上に務めました。今年は新しい目標として将来の市販車にも活用できる技術をS耐の場で磨くこととし、その為に最適な体制を構築した上でCIVIC TYPE RでST-Qクラスに参戦する予定です。また、アメリカではHRCブランドのパフォーマンスパーツの開発も始まりました。これまで企画フェーズであった、HRCブランドのパフォーマンスパーツが既にビジネス構築フェーズに入り、現在、開発も含めて取り組んでいます。

    アストンマーティンとのF1復帰
    そうした中、北米のレース会社のホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント (HPD) をHRC USにしたことに続き、昨年はHRC UKをイギリスに設立し、2026シーズンのアストン・マーティン F1チームとの新しいパートナシップに向けて準備を整えています。今年はレッドブルとのF1でのパートナシップの締めくくりの年となります。2018年にトロ・ロッソへパワーユニット供給を開始、2019年からはレッドブルにも供給を拡大し、その年のオーストリア戦でフェルスタッペン選手がHonda パワーユニットに勝利をもたらしました。あの時の感動は今も忘れられません。

    Hondaではレースを、人と技術を磨く道場だと考えています。 最高峰レースであるF1のパワーユニットは、先進的な技術で世界最高水準のエネルギー効率を達成しています。高い技術目標に挑むチャレンジ精神と情熱は、Hondaの市販車にも共通するものです。実際に多くのHRC技術者が量産開発の経験者であり、今の量産開発の中にもF1開発経験者がたくさんいます。 レースはHondaのDNAであり、レースで磨きあげられた技術とチャレンジングスピリットをここにある展示車から、感じて頂ければ嬉しく思います。

  • ホンダ 新開発レース用エンジンを鈴鹿サーキットでテスト

    ホンダ 新開発レース用エンジンを鈴鹿サーキットでテスト

    ホンダのレース開発子会社であるホンダ・レーシング(HRC)では、CIVIC TYPE R用のエンジンをベースに、低コストでありながら300馬力台から600馬力クラスまでの様々な異なるレースカテゴリーへの対応を図ったHRC-K20Cエンジンを開発。11月7日に鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ用のSF19シャシーに搭載し、テスト走行に成功した。

    HRC-K20Cは、各国で好評を博しているCIVIC TYPE Rに搭載されている2.0L VTEC TURBO のK20C型エンジンをベースに、一般道では考えられないサーキットならではの長時間のフルスロットル走行に耐えうる耐久性を確保したレース専用エンジンで、300馬力台のSpec Aから600馬力クラスを狙ったSpec Dまで4つの派生を念頭に開発されている。

    Spec Bは、既に北米のAcura Integra Type S DE5に搭載され、米国のツーリングカーレースであるTC AmericaのTCXクラスに5台が参戦。また2024年6月のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにも参戦した。

    ホンダ ホンダ・レーシング

    シリンダーブロックは、量産品をベースに鋳造方法を工夫して強化しており、量産エンジンを生産している米オハイオ州のアンナエンジン工場にて製造。強化ピストン、コンロッド、オイルジェット、高強度ボルト、オイルバッフル、および前述の強化シリンダー以外ほとんどは量産のK20Cエンジンと同じものだ。

    今回鈴鹿サーキットで走行したのは、600馬力を絞り出すことを可能にした最上位のSpec D。量産エンジン部品を流用しつつ、高出力化に必要な部分には補強を加え、ドライサンプ・ミッドシップマウントに対応したエンジンとなっている。

    異なる馬力クラスの様々なレースカテゴリーに対応可能なHRC-K20Cは、高いポテンシャルと低コストを両立させるレース専用エンジンであり、HRCでは外販の可能性を探っていく。

  • F1角田裕毅やMotoGP中上貴晶が出演 ホンダ・レーシングがファン感謝祭

    F1角田裕毅やMotoGP中上貴晶が出演 ホンダ・レーシングがファン感謝祭

    ホンダは、モータースポーツファンへの感謝を伝えるイベント「Honda Racing 2024 Season Finale(ホンダ・レーシング 2024シーズンフィナーレ)」を、2024年12月14日(土)・15(日)に「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京都港区)で開催する。

    このイベントは、世界中でさまざまなモータースポーツに参戦しているホンダが、モータースポーツファンの皆様への感謝を込めて開催するもの。

    2023年はモビリティリゾートもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で「Honda Racing THANKS DAY」として開催したが、今年は会場をHondaウエルカムプラザ青山に変更するとともに、多くのお客様にお越しいただけるよう開催期間を2日間に延ばした。

    イベントには、FIMロードレース世界選手権やF1をはじめとする、国内外の二輪・四輪さまざまなレースカテゴリーの選手とレーシングマシンが集結し、カテゴリーの垣根を越えたコラボレーションイベントなど、ホンダならではの多彩なコンテンツを用意している。

    12月14日(土)には、FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス(MotoGP)に日本人ライダー最多となる7シーズン参戦し、今シーズンいっぱいでMotoGPレギュラー参戦に終止符を打つIDEMITSU Honda LCR(イデミツ・ホンダ・エルシーアール)の中上貴晶が登場。

    また12月15日(日)には、F1にVISA Cash App RB Formula One Team(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)から2025年シーズンへの継続参戦が決定している角田裕毅の登場を予定している。

    Honda Racing 2024 Season Finaleの概要
    日程:2024年12月14日(土)、15日(日)
    時間:10:00~18:00(予定)
    場所:Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区南青山2丁目1−1)
    内容:ドライバー・ライダーのトークセッション、レーシングマシン展示、Honda製品展示、グッズ販売など

    今後、下記特設Webサイトにて参加選手やプログラム詳細、イベントスケジュールなどの情報を随時更新していく

    Honda Racing 2024 Season Finale
    【https://honda2024finale.jp/】
    ※11/8(金)オープン予定

  • アストンマーティンF1 「ホンダとアラムコは素晴らしいパートナー」

    アストンマーティンF1 「ホンダとアラムコは素晴らしいパートナー」

    アストンマーティンF1のチーム代表マイク・クラックは、昨年の今頃と比べて順位が後退しているものの、チームの進歩について「ネガティブになる理由はない」と考えている。

    アストンマーティンは、2023年の開幕ダッシュで昨シーズンのサプライズパッケージとなったが、チームオーナーのローレンス・ストロールが今後数年にわたりチーム・シルバーストーンのタイトル候補にすべく多額の投資したものの、現在のところコンストラクターズランキング5位に後退している。

    シルバーストーンに新しいファクトリーが建設され、稼働を開始し、ローレンス・ストロールが旧レーシング・ポイントを買収して以来、チームのスタッフ数が大幅に増加したことを受け、当時のチーム代表のオトマー・サフナウアーは、2021年のマシン発表の際、5年以内に世界選手権で優勝を狙えるチームになると述べていた。また、ホンダ・レーシングの渡辺康治社長は、最近のインタビューで、2026年シーズンにタイトル争いに加わるというストロールの野望に賛同している。

    ローレンス・ストロールとチームの投資家がインフラとチームの拡大に投資したことで、当初の目標は近づいているが、マイク・クラックは、チームのライバルのパフォーマンス次第で全体的な軌道は上下する可能性があると説明した。

    カナダでの5年間の期間について質問されたマイク・クラックは、現在のチームの立場を擁護し、2026年からのホンダと開始する将来のファクトリーパワーユニットパートナーシップを見据え、パフォーマンスが期待通りでなかったときに他者が「時に少し早計すぎる判断」をしている可能性があるという自身の信念を指摘した。

    しかし、昨シーズンの成功を受けて、アストンマーティン内での期待が高まったこともマイク・クラックは認める。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティン「F1の継続的な進歩のために計画は整っている」
    トップチームになるという究極の目標を思い出した上で、アストンマーティンがライバルたちと比べて現在どの位置にいるのか“心配”しているかとの質問に「昨年の今頃は、計画よりかなり進んでいると言っていたが、今は計画よりかなり遅れている。したがって、視野を広くして、チームとして進歩があるのかを本当に見なければならないと思う」とクラックは答えた。

    「昨年は、我々が考えていたよりも明らかに良かったと思う。私は常に、上昇軌道に乗れば、競合他社の動向に応じて上昇したり下降したりするが、目標を見失わないようにしなければならないと言ってきた」

    「そして、最終的には、シーズンごとの成績だけでなく、レースごとの成績も評価する」

    「だから、チームのパフォーマンスやアップグレードのパフォーマンス、あるいは車全体のパフォーマンス、特にドライバーのパフォーマンスについて、我々は時々少し早急に判断しすぎている」

    「今、トレンドを見ると、ポジティブにとらえることも、ネガティブにとらえることもできる。株式市場と同じだ」

    「だから、私たちは計画を立てている。インフラの観点からチームを発展させている」

    「私たちの展開の仕方からすれば、ホンダという素晴らしいパートナーがいて、アラムコという素晴らしいパートナーがいる。だから、悲観する必要はないと思う」

    「私がいつも言っているように、そのような計画を立てる際には慎重になる必要があることを思い出してほしい」

    「進歩は常に直線的ではないし、また、トップに近づくほど、状況は厳しくなる」

    「言い訳ではない。我々はチームなのだから、それでいい。正直に言えば、このような声明を発表するなら、このような質問には直面しなければならない」

    「総合的に見て、私はチームの成長に満足していると思う。また、チームの成長には、より困難な時期も経験しなければならない。昨年の影響もあり、今年は期待レベルがはるかに高くなっているが、これも乗り越えなければならないことだ」

  • ホンダF1 2026年F1エンジン開発は電気側から着手「計画通りに進行」

    ホンダF1 2026年F1エンジン開発は電気側から着手「計画通りに進行」

    ホンダF1のアストンマーティンとの新たなパートナーシップに向けた2026年F1エンジン開発は「計画通りに進んでいる」。最初は電気部品に重点が置かれている。

    ホンダは、レッドブルのパワートレインパートナーとして過去6シーズンを過ごし、マックス・フェルスタッペンのドライバーズタイトル3連覇という成功を収めたが、アストンマーティンのワークスチームとなる2026年に向けて新たな取り組みを開始している。

    ホンダは現行ルールに対応するV6内燃機関エンジンの開発に精通しており、その代わりに電気インフラの整備に主な努力を傾けることを選択した。

    2026年のPUレギュレーションでは、ICEと350kWのMGU-Kに支えられた電気パワーはほぼ半々になり、ターボにマウントされたMGU-Hは省かれた。

    これは、2025年末にホンダから分離してフォードと提携するレッドブルの独自パワートレインプロジェクトのアプローチとは異なる。レッドブルはゼロからまったく新しいICEを開発することからスタートしている。

    「今のところ、すべてが計画通りに進んでいます。もちろん、あまり詳しくは言えないですが、すべてが我々の期待通りです」とHRC(ホンダ・レーシング)代表の渡辺康治はAutosportのインタビューに答えた。

    「私たちは当初、エンジンの電気的な側面に重点を置いており、現在は主に電気エンジン部品とバッテリーに焦点を当てています」

    「この作業は、完全に目標に沿ったものです。並行して、もちろん内燃エンジンも開発していますが、現段階ではまだV6ではありません。現在は単気筒です」

    「今のところ、すべては計画通りに進んでいます。もちろん、あまり詳しくは言えませんが、すべてが私たちの期待通りです」

    本田技研工業 F1 ホンダ・レーシング(HRC)

    ホンダは2021年末をもって正式にF1からフルファクトリー パワーユニット サプライヤーから撤退したが、レーシング部門であるHRCを通じてレッドブルとのパートナーシップは維持しており、レギュレーション凍結後も現行のパワーユニットの製造を継続している。

    渡辺康治は、2021年以降の一部撤退に伴い、ホンダのスタッフの多くが他のプロジェクトに移ったため、2026年の新プロジェクトを強化するために一連の新規採用が必要になったと説明した。

    HRCはまた、アストンマーティンのために2026年仕様の新パワートレインを整備・準備する目的で、英国に新会社を登録したが、場所まだ決まっていない。米国を拠点とするHRC USA(旧ホンダ・パフォーマンス・デベロップメンツ)は、同ブランドのインディカー・エンジンプロジェクトとアキュラのIMSA活動を統括しており、こちらも関与することになる。

    「F1活動を停止すると発表したとき、エンジニアのほとんどがF1部門を離れました。重要なエンジニアはすべて、ホンダ・モビリティを含む他のプロジェクトに異動しました」と渡辺康治は語った。

    「その結果、まったく同じメンバーではないですが、これらのポジションをすべて補充しなければならなくなりました。何人かはまだ同じですが、他のポジションはもう少し難しく、少なくとも少し時間が必要です」

    「HRC UKという会社を登録しましたが、まだ正確な場所は決まっていません。登録したのは、主に英国でスタッフを雇用したいからです」

    「ガーデニング休暇の期間に対処しなければならないこともあるので、そういったことには時間がかかります。だからこそ、この夏にはイギリスでスタッフを雇い始めたいと考えており、すでに登録も済ませています」