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  • 【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP 第5戦フランスGPの決勝日は、3日間を通じて最も暑い一日となり、最高気温は24℃まで上昇、路面温度も45℃まで上がった。

    厳しい条件の中での決勝レースとなったが、連日の好天もあり、2000年にル・マンにグランプリが復帰してから最多観客数となる10万5千人がサーキットのスタンドを埋め尽くした。

    大観衆が注目する中でスタートしたレースは、予選2番手から挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、アメリカズGP、スペインGPに続き3連勝を達成した。この日のマルケスは、フロントにミディアムコンパウンド、リアにはただ一人ハードコンパウンドを選択。そのため序盤はペースを抑えたが、タイヤが温まってからはペースを上げると、ライバル勢を圧倒した。

    オープニングラップに5番手までポジションを落としたマルケス・マルケスだが、2周目にダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をかわし4番手へ。5周目には前を走るアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が転倒を喫したことで3番手に浮上する。さらに7周目にはヨハン・ザルコ(ヤマハ)をかわし2番手へと一気にポジションを上げていく。その後、ザルコがマルケスを抜き返するが、コース中盤の左コーナーで転倒したことで再び2番手に浮上したマルケスは、10周目にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を抜いてトップに浮上。その後、1分32秒台前半の好ペースで周回を重ねると後方に約3秒のリードを築き、27周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。

    アメリカズGP、スペインGP、そしてフランスGPと3連勝を達成したマルク・マルケスは、チャンピオンシップでも首位をキープ。今回7位で総合では2位につけるマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)に36点差をつけている。

    予選10番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、中盤までジャック・ミラー(ドゥカティ)、ビニャーレスらとセカンドグループを形成。後半はミラーとし烈な4位争いを繰り広げ、最終的に5位でフィニッシュした。シーズン序盤、不運のアクシデントで2戦を落としているペドロサは、前戦スペインGPでの不運の転倒により万全の体調ではなかったが、今大会はしっかりとポイントを獲得。総合11番手から10番手へとランキングを一つ上げた。

    予選でのハイサイドで転倒し、市内の病院で診断を受けたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、無事に退院して日曜日の決勝レースに挑んだ。朝のウォームアップで体調を確認したクラッチローは、決勝ではレース中盤までペースをセーブ、転倒しないように慎重に周回を重ね、後半はややペースを上げたが、着実に走りきって8位でフィニッシュした。

    前戦スペインGPではベストリザルトの9位でフィニッシュしたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、ポル・エスパルガロ(KTM)、ハフィズ・シャーリン(ヤマハ)、ブラッドリー・スミス(KTM)らとし烈な戦いを繰り広げ13位でフィニッシュ。今季4度目のポイントを獲得した。

    レース前半、モルビデリらのグループに加わった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、後半、フロントタイヤのフィーリングに苦しんで15位へとポジションを落とし、そのままチェッカーとなったが、これで4戦連続ポイントを獲得。シーズン初のポイント獲得に闘志を燃やしたトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は16位に終わり、ポイント獲得まであと一歩届かなかった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「ル・マンは僕たちにとって最も難しいサーキットの一つです。この大会で優勝することができたので、とてもうれしいです。今日は僕だけがハードリアタイヤを選択しました。そのため、ほかのライダーとはレースへのアプローチが少し違いました。なぜならタイヤが温まるまで、少し時間がかかると分かっていたからです。でも、ウォームアップ中にタイヤの準備ができれば正しい選択になるということを確認しました。今日はとても安定していたし、いいリズムをキープすることができました。正直、レース序盤は少し難しい走りを要求されました。ザルコが2コーナーで接触し、僕は少しはらんでしまいました。そのあと、イアンノーネが転倒するのですが、危うく僕に当たるところでした。そのため、ポジションをいくつか落としてしまったので、少し落ち着くことに決めました。ドビとヨハンが転倒したのを見たとき、再びレースへのアプローチを少し変えました。そのあと、3コーナーで危ない瞬間があり、FP3で転倒していたところだったので、そこでも非常に注意深く走行しました。それが功を奏して、レースでは転倒を免れました。いま、自分のマシンととても“甘い”時間を経験しています。このような気持ちになったときは、うまくいきます。そしていい走りができ、マシンもうまく機能します。これで物事が楽になるわけではありませんが、より自然に走ることができます。もちろんシーズンは長いです。すべてのレースが同じように行くわけではありませんが、とにかくがんばってこの勢いを維持したいと思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
    「レースウイークと身体のポテンシャルのことを考えれば、5位はいい結果だと思います。ポジティブな面は、10番グリッドから5つもポジションを取り戻すことができたことです。このサーキットではそう簡単なことではありません。今日は転倒しないように走ることも重要でした。そして完走できたので、次のレースへ向けてさらに自信がつきました。レース終盤のリズムは、まだ思っていたような速さではありませんでしたが、それでも安定していました。レースウイークを通してマシンのセットアップを進めることができたので、チームには感謝しています。来週のカタルニアのテストのあと、体調がどうなるか様子を見たいと思います。身体を回復させて、引き続きパフォーマンスを上げていきたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8位)
    「レースウイークを通していいペースがありました。しかし、昨日の転倒の影響で今日はこれが精一杯でした。少し残念に思っています。チームはすばらしい仕事をしてくれたし、僕のためにマシンをグリッドに並べてくれました。トップグループで戦う準備はできていたのですが、今日の僕にはそれができませんでした。序盤はプッシュせず、最初の10周か15周はミスをしないように走りました。そうしなければ、再び深刻なケガをするかもしれなかったからです。そのあと、少しプッシュして何人かのライダーをパスしました。それもチームのおかげです。久しぶりに完走しました。すばらしい結果ではありませんが、十分な仕事ができたと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 13位)
    「転倒が多く、多くのライダーにとって難しい週末になりました。プラクティスでは少し苦戦して、転倒もしました。そのため、いつものペースに戻るために一生懸命取り組まなければなりませんでした。チームはすばらしい仕事をしてくれたので、感謝しています。いつものようにレースから多くのことを学ぶことができました。次のムジェロでのレースに役立つことを願っています。ムジェロはイタリア人のライダーにとってはいつも大事な週末です。ハフィズやブラッドリーとのバトルは楽しかったです。次回はヘレスのときのように、トップ10に戻れることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 15位)
    「今回はクラッチのフィーリングがあまりよくなくて、スタートしてから加速がスムーズではなく、ポジションを上げることができませんでした。しかし、序盤のフィーリングは格段によくなって、フルタンク、ニュータイヤでプッシュできるようになりました。今日はカルに追いついてパスするチャンスもあったのですが、接触してはいけないと思い、セーブしました。そのあと、15周を過ぎたころからフロントのフィーリングが厳しくなり、ペースを上げられませんでした。今日はフロントにミディアム、リアにソフトとタイヤの選択は間違ってなかったと思いますが、フロントはセッティングがあまりよくなかったのかも知れません。火曜日にカタルニアでテストがあるので、今回の課題を追求したいです。フリー走行で転倒してケガをした足の影響はありませんでした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 16位)
    「ここはかなり特徴のあるトラックなので、金曜日と土曜日は楽ではありませんでした。そして決勝では、午前中のウォームアップで転倒してしまいました。あまりいい日曜日のスタートにはなりませんでした。レースではベストを尽くしましたが、たくさんのライダーが転倒していたので、とにかく完走して、チームのためにデータを残し、前に進み続けなければと思っていました」

  • 【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第5戦 フランスGP 決勝レポート

    例年天候に翻弄されることが多いル・マン/ブガッティサーキットだが、この週末は一度も雨に見舞われることなく、決勝当日も朝から青空が広がり、快晴の1日を迎えた。

    アメリカ、スペインと連続表彰台を獲得してきたアンドレア・イアンノーネは好調ぶりを留めることなく、ここフランスでも終始ポジティブなパフォーマンスを見せ、決勝に期待が掛かっていたものの、スタート直後の6コーナーでまさかのスリップダウンを喫し、早々に戦線離脱。

    一方、ルーキーイヤーの昨年、怪我でフランスGPを欠場し、MotoGPマシンでル・マンを走行するのが初となったアレックス・リンスは、ウィークを通してセットアップに苦戦。しかし決勝では自身のペースを取り戻し、3戦ぶりの完走、トップ10フィニッシュを遂げた。

    午後になって気温がどんどん上昇したため、27周で行われる決勝では、どちらのライダーもタイヤはフロントミディアム、リアソフトのコンビネーションを選択。15番手グリッドからスタートしたリンスは、オープニングラップでポジションアップし、果敢に攻めながら、セカンドグループで数台とバトル。一時は8番手までポジションを上げるも、終盤にペースダウンを強いられ、10位でチェッカーフラッグを受ける。

    4番手、セカンドローからスタートしたイアンノーネもまた好スタートを切り、すぐにひとつポジションを上げて3番手に滑り込むも、その直後にまさかの転倒。ライダーに怪我はなかったものの、再スタートは切れず、そのまま早々のリタイヤとなり、チャンピオンシップで4位につけていたイアンノーネにとっては、ノーポイントの悔しい週末となった。

    アレックス・リンス
    「この週末はなぜか色々なことがうまくいかなくて、とにかく速く走るためにできることを全て試したよ。決勝では少しだけ状況が改善された感じで、10位という結果にはそれなりに納得している。トップグループからはちょっと遅れたけど、終盤にはアレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレス、カル・クラッチローと激しいバトルができたし、学ぶことも多かった。アメリカからここまでの3戦は昨年怪我で欠場したサーキットで、MotoGPで走るのが初めてだったけど、次のムジェロはテストで走行したし、初日からしっかりターゲットを絞って、組み立てていけると思っている。とにかく前だけを見て全開で頑張るよ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「スタート直後に転倒してしまったのだけど、理由がよくわからないんだ。スタートもうまく決まり、さぁ行くぞ!って時に、突然リアがさらわれたような、とても不思議な転倒だった。今週は全体の流れも良かったし、表彰台を狙える自信もあったから、本当に悔しいよ。自分でもどうして転倒したのかわからなくて、チームにデータを確認してもらっているところだよ。レースだから何があるかなんてわからないけど、今日みたいな、自信もチャンスもあった日に、表彰台を逃し、ノーポイントでレースを終えてしまったことは悔やまれるね。次のムジェロはテストでも快調だったし、僕にとってのホームレースでもあるから、良いレースをして、必ずリベンジするよ。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)
    「非常に残念なレースとなってしまいました。アンドレアは今週非常にペースが良く、表彰台を狙える実力があったのですが、残念ながら早々にレースをリタイヤしてしまいました。前戦へレスのように、パフォーマンスがパーフェクトではなかったのに表彰台を獲得することができたというのもレースですし、今日のように、良いパフォーマンスを持っていても、結果に繋げることができないのもレースの難しさだと思い、次回また再チャレンジしたいと思います。アレックスは今週あまり良いパフォーマンスが見せられなかったですが、難しい中でもレースを完走してポイントを獲得し、データをもたらせてくれました。ここ数戦リタイヤが続いていたので、しっかりレースを完走できたことは、ひとつステップアップになったと思います。次戦のムジェロは私たちにとって自信のあるサーキットですので、しっかり準備して挑みたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「アンドレアはこの週末かなり良い感じでしたし、決勝グリッドも良かっただけに、序盤に転倒してしまったことが本当に残念です。完走できていたら、きっとトップグループで激しい争いを見せてくれたでしょう。ここ数戦、アンドレアはずっと良いコンディションなので、彼のホームGPとなる次戦ムジェロに期待したいですね。アレックスは今週かなり苦戦し、今朝のウォームアップでもセッティングを変えたりと、なかなか方向性がうまく決まらなかったので、その状況を考慮すれば、前向きな結果だったと言えるでしょう。ここ数戦は転倒・リタイヤが続いていたので、まずはレースを完走し、ポイントを獲得できたことで、本人の自信も戻ったと思います。ムジェロは先週テストをしていてデータも収集できているので、さらに気持ちを引き締め、より完璧な状態でムジェロの週末を迎えられるよう準備を進めていきます。」

    関連:【MotoGP】 第5戦フランスGP 結果:マルク・マルケスが3連勝

  • 【MotoGP】 第5戦フランスGP 結果:マルク・マルケスが3連勝

    【MotoGP】 第5戦フランスGP 結果:マルク・マルケスが3連勝

    MotoGP 第5戦フランスGPの決勝レースが5月20日(日)、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝した。

    舞台となるブガッティ・サーキット。、全体的にストレートが短く、典型的なストップ&ゴーのレイアウト。パッシングポイントが少なく、シケインやヘアピンが勝負どころとなり、激しいブレーキング競争が見ものとなる。

    気温23度、路面温度44度のドライコンディションで27周のレースはスタート。2列目6番グリッドから抜群のスタートを切ったホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がトップに立ち、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アンドレア・ドヴィツィーゾ(ドゥカティ)の順でレースは展開する。

    3周目、アンドレア・ドヴィツィオーゾがヨハン・ザルコを攻略してドゥカティが1-2体制に。そして、5周目にはドヴィツィオーゾが首位に浮上。しかし、その周の6コーナーでドヴィツィオーゾが転倒。前戦に続いて2戦連続でリタイアとなった。

    ホルヘ・ロレンソ、ヨハン・ザルコ、マルク・マルケスの順で進んでいた8周目。ヨハン・ザルコが8コーナーで転倒。一旦はレースを継続するがガレージに戻ってレースをリタイアした。

    10周目、マルク・マルケスがロレンソを交わして首位に浮上。翌周にはダニオ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)がロレンスを抜いて2番手に浮上する。その後、ロレンソは順位を落とし、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)がトップ3に浮上する。

    そこからは全ライダーがフロントにソフトを選ぶなか、フロントにミディアム、リアにハードを選択したマルク・マルケスがリードを広げる展開。そのままトップでチェッカーを受け、アメリカズGP、スペインGPに続いて、今季3勝目を挙げた。

    2位にはダニエル・ペトルッチが去年の日本GP以来の表彰台、3位にはバレンティーノ・ロッシが続き、開幕戦以来となる表彰台を獲得した。

    以下、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、マーベック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、アレックス・リンス(スズキ)がトップ10入り。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は15位でレースを終え、4戦連続でポイントを獲得した。

    第5戦を終えてマルク・マルケスが95ポイントでリードを36ポイントに広げた。2位にマーベリック・ビニャーレス(59ポイント)が浮上。3位にヨハン・ザルコ(58ポイント)、4位にバレンティーノ・ロッシ(56ポイント)という順となった。

    2018年 MotoGP 第5戦 フランスGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    3 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    5 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    7 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    8 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    12 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    13 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    14 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    15 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    16 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    17 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    18 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
      45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
      53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
      5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
      4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
      29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
      19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
  • 【MotoGP】 ヤマハ・テック3:第5戦 フランスGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ・テック3:第5戦 フランスGP 予選レポート

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが、母国フランスのファンの前でポールポジションを獲得した。

    ヨハン・ザルコはQ2の後半でサーキットレコードを更新しトップに浮上すると、フランス人ライダーとしては1988年のクリスチャン・サロン以来、初となるポールポジションを獲得した。

    チームメイトのハフィス・シャーリンは0.336秒届かずQ2進出は逃したが、Q1で4番手に入り、自己ベストとなる14番グリッドを獲得した。決勝は5列目の真ん中からスタートする。

    ヨハン・ザルコ (予選トップ/1分31秒185)
    「とてもうれしく、感動しています。予選を終え、ここまでの感情が湧き上がってくるとは想像していませんでした。もちろん速く走ることを目指してきたわけですが、31秒185という数字を見たときは自分でも驚いてしまいました。最初から好調でしたが、新品タイヤの1ラップ目でもっといけるという手応えがあったので、2回目でそれを試して、このような結果を出すことができました。チームの見事な仕事と、私に大きなエネルギーを与えてくれたフランスのファンにも感謝の気持ちでいっぱいです。このエネルギーが、明日は優勝へと導いてくれることでしょう」

    ハフィス・シャーリン (予選14番手/1分32秒397)
    「今日もとても良い仕事ができました。フリープラクティス第3セッションで一歩前進し、第4セッションではもっとよくなり、チームには心から感謝しています。彼らの仕事はいつもとてもすばらしいのですが、それだけではなくて、その豊富な経験を私に伝えようとしてくれます。彼らのおかげで私自身もブレーキングに自信を持てるようになり32秒台前半を記録し、自己ベストの14番手となってQ2に迫ることができました。明日はミスをせず安定した走りをキープし、チームのホームレースでできるだけ多くのポイントを獲得することが目標です」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    MotoGP フランスGPの予選は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、フロントローに並んだ3選手のタイム差が、わずか0.196秒差という厳しい戦いになった。その中で、フリー走行で総合2番手につけて予選Q2に進出したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選でも快調にラップを刻み、開幕戦カタールGP以来、今季2度目のフロントローに並ぶこととなった。

    初日も転倒の多かったMotoGPクラスだが、2日目も路面コンディションとタイヤのマッチングが非常にシビアな一日となり、フリー走行、予選Q1、Q2と転倒の多い一日となった。厳しいコンディションの中でマルケスも午前中のフリー走行で転倒したが、決勝に向けて大きくセットアップを進め、FP3、FP4では1分32秒台のハイペースでラップを刻み、アメリカズGP、スペインGPに続く3連勝に向けて大きく前進した。

    初日8番手のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、午前中3回目のフリー走行でタイムを更新できず、トップから1秒差に16台という大接戦の中で16番手へとポジションを落とした。そのため、フリー走行11番手以下のQ1から予選へ。しかし、ペドロサはQ1できっちりと実力を発揮。2番手タイムをマークしてQ2に進出し、10番グリッドへとポジションを回復した。4列目と決していいグリッドではないが、ル・マンはペドロサが得意とするサーキットの一つであり、追い上げのレースに挑む。

    初日に転倒の影響で11番手と出遅れたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、2日目のフリー走行でも大接戦の中で11番手。ペドロサ同様、Q1から予選に挑むことになった。クラッチローは、予選Q1前のFP4で今大会2度目の転倒。さらにQ1でもハイサイドで転倒を喫した。

    その結果、クラッチローはQ1で3番手。わずかの差でQ2進出を逃し、13番グリッドが確定した。転倒したクラッチローは、投げ出された際に尻からコース上に落下し、医務室に運ばれた。さらに、検査のため市内の病院に運ばれ、走行できるどうかの検査を受けている。そのため、本日のコメントはない。

    前戦スペインGPでベストリザルトの9位でフィニッシュしたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、今大会、着実にタイムを短縮して16番手。決勝では2戦連続シングルフィニッシュとベストリザルトを狙う。前日のフリー走行で転倒して右足を痛めた中上貴晶(IDEMITSU LCR Honda)は、痛み止めを飲んで2日目の走行に挑んだ。足の痛みの影響はそれほどなかったが、難しい路面コンディションの中でタイヤパフォーマンスをうまく引き出せず19番手。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)もセッションをこなすごとにタイムを短縮したが21番手。ルーキー3選手は、後方から追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
    「予選はとてもうまくいきました。速く走れることを期待していましたが、1分31秒2は本当に速いタイムでした。ヨハン(ザルコ、今大会がホームGP)はほかになにか違う力があったのだと思いますし、今大会のポールポジションは彼にふさわしいと感じました。このサーキットは苦手な場所の一つなので、今日の結果は非常にうれしいです。まだ少し苦戦していますが、自分だけではなく、全体的に転倒の多いレースウイークになっています。アスファルトのグリップは最高です。そのためにマシンを寝かせすぎてしまいます。そしてプッシュしすぎてしまうので転倒のリスクが高まります。午前中は気温が低かったのですが、午後のセッションも、新品のタイヤでは、プッシュできるまで時間を要しました。これは明日へ向けてとても重要なことで、考慮しなければならない点です。今日はたくさんのタイヤを試しましたが、まだ決まっていません。決勝では、最良のコンパウンドを選び、うまくレースをすることが重要になります。明日の一番のライバルは(アンドレア)ドヴィツィオーゾだと思います。彼はフロントローではありませんが、絶対前に出てくると思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 10番手)
    「ラップタイムは接近していて、その差は本当にわずかですが、それがかなり重要です。残念ながら予選はあまりうまくいきませんでした。この結果にはあまり満足していません。全体的にも、ここまではあまり満足していません。今夜一生懸命取り組んで解決策を探します。今のところ、どのパートでも少し足りないものがあります。このサーキットでは、それが結果的に大きなギャップになります。もし、もう一歩前進することができれば、コース全体におけるスピードを上げられると思います。これがポジティブなことです。なにができるか様子を見て、明日は完全にレースに集中したいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 16番手)
    「金曜日に比べて前進できたし、とてもポジティブな日になりました。チームはいい仕事をしてくれました。このサーキットではトップスピードに苦戦していますが、あらゆるところでタイムを縮めようとがんばっています。そのためにはコーナースピードも必要になります。レースでは速いライダーのスリップストリームを使えることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 19番手)
    「昨日に比べればちょっと風が強く、タイヤ温度をキープするのが難しい一日でした。ミシュランからもコース上であまりペースを落とさないようにと言われていました。そういう理由もあったのかもしれませんが、今日も転倒車の多い一日でした。今日はFP4でソフトを試しましたが、思ったよりも耐久性があり、明日の決勝もソフトで走るかもしれません。フロントは、ミディアムでいくと思います。今回はFP1からFP2にかけて多少よくなったのですが、2日目は少し足踏みしてしまいました。グリッドはよくありませんが、レースは長いし、リアタイヤのマネージメントも難しいコースなので、最後までしっかり走ってチャンスを逃さないようにしたいです。昨日の転倒で右足を痛めていますが、今日は痛み止めを飲んで走り、そのおかげで足の痛みはそれほどタイムに影響しませんでした」

    トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
    「予選でベストラップをマークした周回は、イエローフラッグが出ていたときで少し運がありませんでした。もっと速いタイムが出せたと思うし、少し残念です。全体的には前進できました。特にFP4では、レースを想定して周回しましたが、前進することができました。レースに向けた最終的なセットアップとタイヤ選択のためにデータをチェックしたいと思います」

  • 【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    ブガッティ・サーキットで行われたMotoGP 第5戦 フランスGPの予選で、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、Q2をそれぞれ8番手と9番手で終了し、明日の決勝は3列目からスタートすることとなった。

    マーベリック・ビニャーレスはスタートを遅らせて最後から2番目にコースイン。最初のアタックで一気に3番手に上がり、ヨハン・ザルコ、バレンティーノ・ロッシに続いてヤマハの1-2-3を形成した。

    そのあと最後にスタートしたライダーが上回り4番手に後退。その後も懸命のアタックを続けたマーベリック・ビニャーレスだったが思うように挽回できず、残り6分、9番手でピットに戻った。

    コース復帰後すぐさまペースを上げてゆき、第1セクションでファステストタイムを記録して7番手へ浮上し、さらに次のアタックでは1分31秒781へ更新したが、ポジションは8番手へ下げてセッションを終了した。トップとの差は0.599秒だった。

    一方のバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第4セッションで転倒があったが、幸い怪我はなく、Q2では真っ先にピットを出て行った。順調に2番手まで上げたあともチャレンジを続け、次のラップではふたつのセクションでファステストラップを記録。しかしその他のセクションでトップを守り切れず、ラップタイムは更新したもののポジションを上げることはできなかった。

    8番手でピットに戻ったバレンティーノ・ロッシは2分後に再びコースイン。そして2ラップ連続でタイムを更新したが、最終的にはトップから0.715秒差の1分31秒900で9番手。明日の決勝はマーベリック・ビニャーレスと並び3列目からスタートする。

    マーベリック・ビニャーレス (予選8番手/1分31秒784)
    「午前中のセッションは非常に好調で、すべてのラップでプッシュして走りを楽しむことができました。しかし午後はコンディションが変化し、午前中は楽に1分31秒前半が出ていたので、そのあたりを予想していたのですが… 決勝でどこまでポテンシャルを発揮できるか、今の時点では確信を持つことができていません。昨年のようなパフォーマンスを再現するのは簡単ではありませんが、明日のウォームアップでは、もう一歩前を目指し、決勝は少しでも多くのポイントを獲得できるようベストを尽くします」

    バレンティーノ・ロッシ (予選9番手/1分31秒900)
    「フリープラクティスでは、残念ながら小さなミスがあり転倒してしまいました。でもペース自体は決して悪くなかったと思っています。Q2では新タイヤに履き替え、ペースアップを狙っていったのですが、最終ラップでミスをしてしまいました。明日のウォームアップでしっかりとペースをつかみ、正しいタイヤチョイスを行いたいと思います。決勝ではトップ5を目指して最大限までプッシュしていくつもりです。トップ3の後ろは、3~4台が私と同等のペースなので、スタート後の数ラップが非常に重要になるでしょう」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「フリープラクティス第3セッションは非常に順調だったので、Q2の結果が予想外のものとなり残念です。予選の激しさは承知していますが、ビニャーレス選手とロッシ選手は3列目からのスタートとなりました。厳しい状況ではありますが、ここまでのペースを見れば必ずよい走りを取り戻し、上位争いを展開してくれると信じています。チームはこのあと、今日のデータを分析し何らかの答を出したいと思っています。午後になればまたコンディションが変わるので大きな変更は考えていませんが、ウォームアップでは何か新しいものを試して、その結果を決勝に生かしせるよう努力を続けます」

  • 【MotoGP】 第5戦フランスGP 予選:ヨハン・ザルコがポールポジション

    【MotoGP】 第5戦フランスGP 予選:ヨハン・ザルコがポールポジション

    MotoGP 第5戦フランスGPの予選が19日(土)、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)がポールポジションを獲得した。

    気温23℃、路面温度45℃というドライコンディションのなか、ヨハン・ザルコは1分31秒185をマーク。開幕戦に次ぐ、今季2度目のポールポジションを獲得した。

    2番手には0.108秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3番手には0.196秒差でダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック))が続き、フロントローに並ぶ。

    2列目、アンドレア・アインノーネ(スズキ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソのドゥカティ勢。

    3列目には、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシのモビスター・ヤマハ勢が並ぶ。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、7列目19番手から決勝をスタートする。

    2018年 MotoGP 第5戦 フランスGP 予選 結果

    順位 No. Rider Team Time
    1 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分31秒185
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分31秒293
    3 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分31秒381
    4 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分31秒454
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分31秒553
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分31秒590
    7 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分31秒663
    8 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分31秒784
    9 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分31秒900
    10 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分32秒024
    11 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分32秒397
    12 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒455
    13 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分32秒315
    14 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分32秒397
    15 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分32秒401
    16 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分32秒770
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分32秒795
    18 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分32秒988
    19 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分33秒062
    20 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分33秒324
    21 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分33秒439
    22 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒676
    23 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分33秒802
    24 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分33秒839
  • 【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 初日レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第5戦 フランスGP 初日レポート

    MotoGP 第5戦フランスGPのフリー走行は、アメリカズGP、スペインGPと2戦連続で優勝しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が好調なスタートを切り、FP1でトップタイム、FP2で2番手タイムをマーク、総合2番手で初日を終えた。前戦スペインGPを終えて、スペインGPの行われたヘレス、続いてイタリアGPの行われるムジェロでテストを実施して、今大会の準備を進めてきた。その成果もあって、FP1では1分33秒台から32秒へとアベレージタイムを上げ、FP2では1分32秒台で連続ラップをこなし、決勝に向けて順調にセットアップを進めた。

    ル・マンでは、2014年に優勝しているが、以降はポールポジション(PP)を獲得するも、決勝ではなかなか結果を残せなかった。昨年の大会では、コーナーの立ち上がりに課題を抱えていたことからコーナーでタイムを短縮しようと奮闘したが、転倒リタイアに終わった。今年はRC213Vの仕上がりもよく、ル・マンでもそのパフォーマンスを存分に引き出すことに成功した。予選では、今季2回目のPP獲得に挑む。

    前戦スペインGPで不運の転倒を喫し、リタイアに終わっているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)も、ヘレスとムジェロでテストを実施、ル・マンに向けて準備を進めてきた。今大会は今季初の表彰台、今季初の優勝を目指すが、その戦いに向けてセットアップに集中し、初日総合8番手だった。ル・マンでは13年に優勝しているが、それ以降はル・マンの不安定な天候の影響もあり、思うように力を発揮できなかった。今年はRC213Vの仕上がりのよさに自信を深めていたが、ここまでは不運のレースが続き、結果を残せていない。今大会は悪い流れに終止符を打つ意気込みだ。

    前戦スペインGPでPPを獲得するも決勝で転倒リタイアに終わったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、その雪辱に闘志を燃やしている。FP1では4番手タイムとまずまずのスタートを切ったが、FP2では左の7コーナーで転倒を喫し11番手とポジションを落とした。2日目のフリー走行と予選では、ばん回に挑む。

    ルーキー勢は、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が17番手、フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が20番手、トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が23番手だった。中上とモルビデリはFP2で転倒、ルティはFP1でそれぞれ転倒を喫し、思うようにタイムを更新できなかった。しかし、3選手ともにル・マンを得意とするだけに、2日目のフリー走行と予選でタイムの短縮とポジションアップに挑む。

    毎年大接戦となるル・マンの戦い。初日のフリー走行ではトップから1秒差以内に16台という厳しい戦いとなった。

    マルク・マルケス (MotoGP 2番手)
    「今日は両セッションをドライで走ることができました。今週は、引き続き天気はよさそうで、ル・マンではあまりないレースウイークになりそうです。そのため、レースのセットアップに取り組むことができました。またタイヤテストに集中できたし、タイヤのフィーリングを理解することができました。フロントのハードだけが今日は試せませんでしたが、リアタイヤはすべてテストすることができました。今日はハードのリアタイヤで自己最速タイムを出しました。それで10周ほど連続ラップすることができたし、ポジティブな初日になりました。ここの戦いは大接戦になるので、セットアップがとても重要になります。引き続きセットアップに取り組まなければなりません」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 8番手)
    「ヘレスで転倒したあとのテストでは、少し痛みがあり、今日はいいペースをつかむのに苦戦しました。午前中は体調が100%ではなかったので、うまくスタートできませんでした。その後少しずつ前進し、午後はまずまずの結果になりました。これはポジティブなことです。最後のスティントで、新しいカウルを使いました。特にこのサーキットではウィリーをコントロールするのに少し役立ちそうです。マシンは全体的にバランスがよくなりましたが、もっと理解するためにさらに取り組んでいきたいです。明日はタイヤテストに集中して取り組みます。また、セットアップも細かい部分をいくつか調整したいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 11番手)
    「FP2でトップ10に入ることができなかったときは、いい睡眠を取ることができません。でも、今回はいいペースがあることに疑いはありません。全体的にはとてもいい日でした。マシンのフロントの感触が完ぺきではありませんでしたが、ペースはよかったです。ハードリアタイヤをFP2の最後に使いました。セッションスタートからフロントタイヤは同じものを使いましたが、コンディションがあまりよくありませんでした。1コーナーで危うく転びそうになり、その1周後の5コーナーで転倒しました。転倒は完全に僕のミスです。少しはらんでしまったのですが、曲がらずまっすぐ進むべきでした。曲がろうとしてバンプに当たってしまいました。でもいいペースをつかめたことはとてもうれしいです。明日はもっといい日になることを願っています」

    中上貴晶 (MotoGP 17番手)
    「今日はリアのグリップがちょっと足りず、12コーナーで転倒してしまいました。自分としてはグリップがよくないのでゆっくりアクセルを開けたのですが、あっという間に飛ばされました。Moto2時代もハイサイドはほとんど経験なかったですが、久しぶりのハイサイドでした。今日はスペインGP後の公式テストで試したウイング効果のあるカウルを使用しました。午前中はスタンダードと比較テスト。午後は完全にウイング効果のあるカウルで走行しました。ル・マンは、狭くてコーナー間が短く、フィジカル的にはハードです。今日の転倒で右足を強く打ちましたが、大きなケガがなくてよかったです。明日は痛み止めを飲んで走るかもしれませんが、今晩は明日に向けてできるだけ足を回復させる処置をしたいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第5戦 フランスGP 初日レポート

    MotoGP 第5戦 フランスGPの初日、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシは、ドライコンディションとなった両セッションで決勝に向けた準備を行いながら総合3位を獲得し、好調なスタートを切った。一方のマーベリック・ビニャーレスはいつものように、セッションのなかで周回を重ねるうちに少しずつペースアップ。第1セッションの最後にはユーズドタイヤでファステストラップを記録し、第2セッションでも勢いを維持して総合4位で初日を終えた。

    ロッシは第1セッションの開始早々に暫定トップに浮上すると、その後は主にタイヤのコンビネーションの向上に取り組みさらにタイムを更新し1分32秒777をマークしてトップから0.301秒差の6番手につけた。第2セッションも好調をキープし、開始から10分後にはコース前半でトップペースの走りを披露。しかし後半で前方を阻まれたためタイムアタックを断念せざるを得なかった。終盤の10分では全体のペースが上がったが、マシンバランスを追求してきたロッシは1分32秒179まで更新して3番手に浮上。トップとの差を0.243秒に短縮して初日を終了した。

    チームメイトのビニャーレスは気温の低かった第1セッションで好調。早々にベースセッティングを作り上げると4分後にはトップに立ち、その後は様々なオプションのチェックを行った。終盤になると1分32秒543に短縮して再びトップに浮上したが、そのあと3番手としてチェッカー。トップとの差はわずか0.067秒だった。
    午後からの第2セッションでも、初めは新しいセッティングをテストするなどの作業に集中し、後半になるとタイムアタックを開始。残り10分でピットに戻りタイヤを履き替えると、これでこの日の自己ベストとなる1分32秒204を記録し、トップから0.268秒差の4番手で初日を終了した。

    初日の総合成績では、ほとんどのライダーが第2セッションでラップタイムを更新したため、ロッシとビニャーレスは、そのまま総合3番手と4番手につけた。

    ル・マンでのホームレースを迎えたMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはウイーク初日、地元の大声援に応えるようにフリープラクティスの両セッションで5番手を獲得した。チームメイトのハフィス・シャーリンは、コースを覚えながら少しずつペースを上げて19番手。トップにわずか1.499秒差まで近づいている。ウイーク2日目となる明日は、現地時間9:55にフリープラクティス第3セッションがスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合3番手/1分32秒179)
    「順調にスタートすることができました。第1セッションから手応えをつかみ、午後になって気温が上がってもハイペースをキープ。セッティングやタイヤの様々なオプションをテストし、それが最終的に好タイムにつながりました。まだ金曜日の段階ではありますが、ここでトップ3に入れたのはとてもよかったと思います。今回はマシンが非常によく走ってくれているので思い通りにプッシュすることができ、ユーズドタイヤでもペースは悪くありません。明日以降もタイヤやマシンバランスなどをチェックする予定ですが、今日の時点でとても好調。よいスタートができたと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合4番手/1分33秒204)
    「午後のセッションでは新しいことを試しましたが、それがうまくいかずピットのなかで多くの時間を過ごすことになってしまいました。とくにフロントにミディアムタイヤを履いたとき、感触をつかむまでに数ラップかかってしまいなかなかペースを上げることができなかったのです。それでも終盤になるとフィーリングがよくなり、2ラップにわたってハイペースを維持して走ることができました。まだ課題は残っていますが、現時点ですでにコースのすべての場所でマシンがよく走ってくれています。僕自身も気持ちよく乗れているので、明日の予選では上位を狙っていきます。今日は全体的にとても満足しています。明日も楽しみです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「第1セッション、第2セッションともによい状況で、ウイークを好調にスタートすることができました。ル・マンが相性のよいサーキットであることはわかっていましたが、今日の結果はそれを裏付けるものとなりました。ロッシ選手もビニャーレス選手も第1セッションの開始早々から、ハイペース、ハイスピードを記録しながら気持ちよく乗れていました。マーベリックは第2セッションでピット内に留まる時間もありましたが、そうした作業を通して、様々なセッティングやタイヤスペックを試して価値あるデータを収集することができたのでよかったと思います。またそれぞれのセッションで路面温度が大きく変化したにもかかわらず、私たちはしっかり対応することができました。今週も厳しいチャレンジを覚悟していますが、明日のフリープラクティス第3セッションでもう一歩前進を図ります。自信はあります」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合5番手/1分32秒279)
    「好天に恵まれ好調なスタートを切ることができました。このようなすばらしいコンディションは久しぶりと言っていいと思います。それでも序盤はタイヤのグリップを慎重に見極める必要があったわけですが、ヤマハのマシンはいつもここで順調に走ってくれますし、実際に素早くフィーリングをつかむことができました。セッティングも順調に進み、第2セッションでは好タイムも出ましたが、もう少し縮めたかったので残念に思います。明日も良好なコンディションになって欲しいですし、その中で大きな成果を得られるようにベストを尽くします」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合19番手/1分33秒435)
    「順調に初日を終えました。テキサスでの転倒から自信を取り戻すことができましたし、体調も開幕時と同様のところまで回復しています。マシンについては第1コーナー出口で少し違和感があり、明日以降はブレーキングの向上に取り組みます。僕たちは常にステップ・バイ・ステップで前との差を詰めていっています。ベストルーキーからも大きく離されているわけではないので、周回を重ねていく中でマシンをしっかりと理解し、ライディングスタイルを合わせてペースを上げていきたいと思います。M1のセットアップに関しては、変更点は多くありません。だからこそ、僕自身がマシンに順応することがより重要だと考えています」

  • 【MotoGP】 第5戦 フランスGP FP2:A.ドヴィツィオーゾがトップタイム

    【MotoGP】 第5戦 フランスGP FP2:A.ドヴィツィオーゾがトップタイム

    MotoGP 第5戦フランスGPのフリー走行2回目が18日(金)、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が初日の総合1番手に進出した。

    気温21度、路面温度42度のドライコンディションの中、アンドレア・ドヴィツィオーゾはサーキットベストラップ(1分31秒975)を更新。2番手には0.168秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3番手には0.243秒差でバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が続いた。

    マーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)までがトップ5入り。

    以下、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、ポル・エスパルガロ(KTM)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がトップ10入り。

    フリー走行1で18番手の中上貴晶(LCR・ホンダ)は、今季3度目の転倒を喫してトップから1.136秒差の17番手だった。

    2018年 MotoGP 第5戦 フランスGP フリー走行2回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分31秒936
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分32秒104
    3 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分32秒179
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分32秒204
    5 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分32秒279
    6 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分32秒302
    7 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分32秒414
    8 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分32秒466
    9 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分32秒572
    10 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分32秒576
    11 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分32秒586
    12 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分32秒617
    13 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分32秒647
    14 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分32秒752
    15 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分32秒803
    16 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分32秒851
    17 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分33秒072
    18 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分33秒318
    19 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分33秒435
    20 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分33秒667
    21 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分33秒830
    22 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分33秒942
    23 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分34秒089
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分34秒331