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  • 元F1ドライバーのルーカス・ディ・グラッシ フォーミュラE今季限りで現役引退

    元F1ドライバーのルーカス・ディ・グラッシ フォーミュラE今季限りで現役引退

    ルーカス・ディ・グラッシが、2025-26年フォーミュラEシーズン終了をもってプロレーシングドライバーとしてのキャリアに幕を下ろすことを発表した。

    41歳のディ・グラッシは2002年にフォーミュラ・ルノー・ブラジルでプロデビューし、24年にわたって複数のカテゴリーで戦ってきた。なかでもフォーミュラEでは創設初年度から参戦し、シリーズを象徴する存在のひとりとなった。

    フォーミュラE創設期から歩んだ象徴的存在
    ディ・グラッシは2014年にフォーミュラEがスタートした際、最初に参戦を表明したドライバーとして知られる。北京で行われた開幕戦では勝利を飾り、電動フォーミュラの歴史に最初の勝者として名を刻んだ。

    その後も全シーズンに参戦し、2016-17年にはアプトでチャンピオンを獲得。通算13勝を挙げ、フォーミュラE史上でも屈指の実績を残した。

    一方で近年は苦戦が続いており、2023年以降はランキング15位以内に入れていない。2025-26年シーズンもローラ・ヤマハ・アプトから参戦しているが、開幕6戦を終えて無得点となっている。

    ディ・グラッシ「すべての偉大なレースには最終ラップがある」
    今週末のベルリンE-Prixを前に、ディ・グラッシは現役引退を発表した。

    「レースに捧げてきた人生を経て、2026年はプロレーシングドライバーとしての最後のシーズンとなり、新たな章の始まりになる」とルーカス・ディ・グラッシはコメントした。

    「モータースポーツは、物心ついたころから僕の人生だった。なぜそれが必要なのかを理解する前から、規律と粘り強さを与えてくれた。そして、先の道がまったく見えない瞬間にも、目的を与えてくれた」

    「サンパウロ郊外からモナコまで、レースは僕の人生を想像もできなかった形で作り上げた。ドライバーとして、人として、父として、そしてひとりの人間として、僕を深く変えた。僕はこのスポーツに自分のすべてを捧げ、その見返りとして、夢にも思わなかった人生を与えてもらった」

    「初日から支えてくれた家族には心から感謝している。あらゆる犠牲、難しい決断、勝利、敗北を通じて支えてくれた。彼らの愛、忍耐、信頼がなければ、何ひとつ実現しなかった。特に素晴らしい妻と子どもたちとともに、この決断を下した」

    「フォーミュラEには特別な感謝を伝えたい。僕はこの14年間、並外れた人々に囲まれて過ごしてきた。ナプキンに書くところから始め、素晴らしい選手権を作り上げた人々だ。今では、そこを自分のホームだと考えている」

    「この決断には感情が伴うが、同時に穏やかな気持ちもある。すべての偉大なレースには最終ラップがある。僕は自分の最終ラップを、ここまで連れてきてくれたのと同じ強度、献身、愛情をもって走りたい。最後のレースまで全力を尽くす」

    ルーカス・ディ・グラッシ

    シリーズCEOも功績を称える
    フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOも、ディ・グラッシの功績を称えた。

    「ルーカスは最初からフォーミュラEと同義の存在だった」とジェフ・ドッズはコメントした。

    「彼はただレースをしただけではない。初日から電動モビリティの使命を信じ、その競争心によって、このシリーズを現在の場所まで前進させる力になった」

    「今シーズン終了は、ステアリングを握る素晴らしい章への別れになるが、今後もルーカスが選手権に深く関わり続けることを我々は十分に期待している」

    「彼がこのスポーツに与えた影響は、永続的なものになる。彼の献身と、すべてのレースにもたらしたエネルギーに感謝したい。彼は我々が築いているものにとって素晴らしいアンバサダーであり、最後のレースの最後の1センチまで全力を尽くしてくれると分かっている」

    WECとF1でも刻んだ足跡
    ディ・グラッシのキャリアはフォーミュラEだけにとどまらない。アウディでは世界耐久選手権にも参戦し、2016年にはランキング2位を獲得した。

    WECでは3シーズンをフル参戦し、ル・マン24時間レースではアウディとともに3度の表彰台を記録している。

    また、2010年にはヴァージン・レーシングからF1世界選手権にも参戦。チームメイトはティモ・グロックだったが、2011年はジェローム・ダンブロシオにシートを譲る形となった。

    ディ・グラッシの今後の計画は後日発表される予定だが、まずは8月15〜16日にロンドンで閉幕する今季フォーミュラEシーズンを最後まで戦い抜くことになる。

  • ハイドフェルド 新電動シリーズ創設 フォーミュラE下位カテゴリー構想

    ハイドフェルド 新電動シリーズ創設 フォーミュラE下位カテゴリー構想

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドが、新たな電動ジュニアカテゴリーの立ち上げに乗り出した。2027年の開幕を目指す「FGシリーズ」は、フォーミュラEの下位カテゴリーとして位置付けられ、若手ドライバーの育成とコスト問題の解決を狙う取り組みだ。

    自身のキャリア後、家庭を優先してきたハイドフェルドだが、子どもたちの成長を背景に「人生の新たなフェーズ」に踏み出した。フォーミュラEには育成カテゴリーが存在しないという構造的な空白を埋めることが、このプロジェクトの出発点となっている。

    フォーミュラEの“空白地帯”を埋める構想
    ハイドフェルドは、フォーミュラ1にはF2、F3、F4といった明確な育成ピラミッドが存在する一方で、フォーミュラEにはそれに相当する仕組みが存在しない点を指摘する。

    「F1の下にはF2、F3、F4というよく知られたピラミッドがある」

    「フォーミュラEの下は?まだ何もない」

    この課題に対し、元フォーミュラEチーム代表のディルバグ・ギルとともに立ち上げたのがFGシリーズだ。電動モータースポーツの次世代ドライバーを育てる“入り口”として機能させることを狙う。

    コスト削減を軸にした新モデル
    FGシリーズの最大の特徴は、従来のカテゴリーとは異なるコスト構造にある。シリーズ側がマシンを保有し、チームにリースするフランチャイズ方式を採用する。

    「モータースポーツをより手頃なものにしたい。そして次のステップに進むための包括的なトレーニングを提供したい」

    さらに、1台のマシンを同一週末に異なるシリーズで2人のドライバーが使用する仕組みも導入予定だ。

    「1台のマシンを2人のドライバーが異なるシリーズで同じ週末に使用できる。これによりコストを最小限に抑えられる」

    この発想は、参戦費用の高騰が問題視される現在のモータースポーツに対する明確なアンチテーゼとなる。

    ニック・ハイドフェルド フォーミュラE

    持続可能性と地域分散型カレンダー
    プロジェクトは環境負荷の低減にも重点を置く。輸送は航空便に頼らず、船舶や陸路を活用し、シリーズも地域ごとに分散して開催する構想だ。

    「高価な空輸を使わず、船と陸路で運ぶ」

    グローバル転戦を前提とした既存カテゴリーとは異なり、移動コストと環境負荷の双方を抑える設計となっている。

    最大の課題は資金調達
    一方で、プロジェクト実現に向けた最大の障壁は資金だ。現時点ではハイドフェルドとギルが大部分を出資しているが、さらなる投資が不可欠だという。

    「ここまでの資金の大半は共同創設者と私が出している」

    「だがプロジェクトを本格的に立ち上げるには、さらに投資家が必要だ。数百万単位の話になる」

    「ある程度の貯蓄はあるが、すべてを自分たちだけで賄うには規模が大きすぎる」

    フォーミュラEの下に新たな育成ピラミッドを築く試みは、モータースポーツの構造そのものに一石を投じる可能性を秘めている。コスト、環境、育成という複数の課題に同時に切り込むこの構想が、実際にグリッドへと結実するかが注目される。

  • フォーミュラE Gen4がF1への新ルートに 浮上する“フィーダー化”の可能性

    フォーミュラE Gen4がF1への新ルートに 浮上する“フィーダー化”の可能性

    フォーミュラEの次世代マシン「Gen4」が、将来的にF1への新たな登竜門として機能する可能性が浮上している。開発ドライバーのジェームス・ロシターは、その技術的特性とレース構造がF1と強くリンクしていくと指摘した。

    2026年のF1レギュレーションが複雑化する中で、エネルギーマネジメントや電動出力の理解がより重要となっている。ロシターは、フォーミュラEがそれをよりシンプルかつ明確に体現しており、若手ドライバーにとって実践的な学習の場になると強調する。

    Gen4がF1に近づく理由
    Gen4マシンは、F1に匹敵するパフォーマンスへと接近することが大きな特徴とされる。ロシターは、この進化がシリーズの価値を一段と高めると語る。

    「Gen4で本当にエキサイティングなのは、F1のパフォーマンスに近づいていることだ」

    さらにロシターは、現行のF1レギュレーションについても言及し、その複雑さがファンにとって理解しにくい側面を持つと指摘した。

    「正直に言えば、新しいF1のルールはかなり複雑すぎると感じている」

    「ラップごとのデプロイや回生の管理は、ファンにとって理解が難しい。だがF1の仕組みを理解できれば、フォーミュラEはよりシンプルで美しく感じられるはずだ」

    エネルギーマネジメントが生む“学習価値”
    フォーミュラEでは、レース全体を通じたエネルギーマネジメントが競技の中心にある。アタックモードや急速充電ピットストップといった要素が戦略の軸となり、レース構造に明確な意味を持たせている。

    また、今季からはピットブーストレースのフォーマットが簡素化され、アタックモードは6分間の単一使用に変更された。これにより、レース展開の理解もしやすくなっている。

    「フォーミュラEでは数周だけ速く走ることもできるし、その中で順位を上げることもできる。レース全体を自分で組み立てられる」

    「一方でF1は各ラップを管理する必要があり、それがより分かりにくくしている」

    F2・F3からの新たなキャリアパス
    ロシターは、フォーミュラEがF2やF3ドライバーにとって現実的な選択肢になると見ている。F1に直接進めない場合でも、世界選手権の舞台でスキルを証明できる環境が整っているためだ。

    「F2やF3で活躍してもF1に行けないドライバーにとって、フォーミュラEは素晴らしい選択肢になる」

    「Gen4でうまく走れるドライバーは、F1に直結する知識を得られる。それは将来F1にステップアップする際にも役立つ」

    実際に近年では、ペペ・マルティやゼイン・マロニーといった若手がフォーミュラEに進出しており、さらに複数のドライバーがF1チームのシミュレーター開発にも関与している。

    “四輪駆動×高出力”が求めるドライビング
    Gen4では四輪駆動が導入され、出力もF1に近い水準に到達する見込みだ。これにより予選では完全なフラットアウト走行が求められ、ドライバーの純粋な能力がより強く問われる。

    「Gen4ではほぼ同等のパワーに加えて四輪駆動になる。予選は完全な全開走行となり、ドライバーはすべてを出し切る必要がある」

    この特性は、現在のF1とは異なる方向性でありながら、ドライバー育成という観点ではむしろ直接的な価値を持つ可能性がある。

    フォーミュラEはこれまでF1とは別軸のカテゴリーとして発展してきたが、Gen4の導入によってその関係性は大きく変わりつつある。若手ドライバーにとって、F1への道はもはや一つではなくなり始めている。

    関連:フォーミュラE GEN4を公開 最高速335km/h超の次世代マシン始動

  • フォーミュラE GEN4を公開 最高速335km/h超の次世代マシン始動

    フォーミュラE GEN4を公開 最高速335km/h超の次世代マシン始動

    フォーミュラEとFIAは4月21日、フランス南部のポール・リカール・サーキットで次世代マシン「GEN4」の初走行を実施し、その実車を公開した。

    2026/27シーズンから導入されるGEN4は、最高速度335km/h超、0-100km/h加速約1.8秒、0-200km/h加速4.4秒という性能を備え、フォーミュラEの技術的な節目となる存在として披露された。

    今回の発表では、単なる性能向上だけでなく、サステナビリティ、安全性、インクルーシビティ、市販EV技術との連動までを含めた新時代の方向性が明確に打ち出された。GEN4はフォーミュラE史上最速のラップタイムを記録する見込みであり、電動レーシングが次の段階に入ったことを印象づける内容となった。

    GEN4が示した性能の飛躍
    GEN4は、現行GEN3 Evoを大きく上回る性能を目標に開発された。

    最高速度は時速335km以上に達し、0-100km/h加速は約1.8秒、0-200km/h加速は4.4秒を記録する。0-200km/h加速は先代比で1.5秒短縮された。

    レースモードではGEN3 Evo比で50%高い出力を発揮し、予選モードでは1周あたり平均10秒のタイム短縮を実現するという。さらにアタックモードでは最大600kWに達し、GEN3 Evo比で71%の出力向上を実現。常時四輪駆動を採用する唯一のシングルシーターレースカーとして、電動レーシングの限界を押し広げる存在と位置づけられている。

    今回のポール・リカールでのデモンストレーションでは、GEN1からGEN3までとの比較も行われ、その進化の幅が示された。フォーミュラEによれば、GEN4は2026/27シーズンからの導入後、市街地サーキットで現行GEN3 Evoより少なくとも1周あたり5秒の短縮が見込まれている。

    性能だけではない サステナビリティも新基準に
    GEN4の特徴は速さだけではない。フォーミュラEとFIAは、このマシンをサステナビリティの新基準を打ち立てる存在としても打ち出している。

    主要部品の20%以上に再生素材を使用し、車両全体は100%リサイクル可能とされる。タイヤには天然素材および再生素材が65%使用され、そのうち30%は認証済みの天然ゴムだという。さらに、バッテリーにはレアアースを使用していない。

    フォーミュラEは、FIAが認定する唯一のオール電動レースシリーズとして、モータースポーツにおけるイノベーションの頂点を体現すると同時に、「レースから公道へ」という理念のもとで市販EV技術の進化にも貢献していると強調した。600kW充電や高効率モーター開発などの技術は、その象徴として挙げられている。

    またフォーミュラEは、BSI Net Zero Pathway Standardの認証を取得した初のグローバルスポーツであり、B Corp認証を取得した世界初のモータースポーツシリーズでもあると説明している。

    安全性とインクルーシビティも強化
    GEN4では、安全性向上に向けた新機能も導入される。

    コックピットは手元スペースを拡大した新設計となり、衝撃時のステアリング負荷を軽減するパワーステアリングも採用される。これにより、安全性を高めるだけでなく、トップレベルの競争におけるドライバーの挑戦性も高める狙いがある。

    さらに、ドライビングポジションの調整幅を拡大することで競技環境の公平性を高め、インクルーシビリティの実現にもつなげるとしている。

    フォーミュラEの未来像を示す公開デモ
    今回のル・カステレでのデモンストレーションには、ポルシェ、ジャガー、日産、マヒンドラ、ローラ・カーズ、ステランティスを含むすべてのフォーミュラEチームおよびメーカーが参加した。ステランティスは2026/27シーズンからオペルとして参戦する予定だ。

    フォーミュラEはGEN4を、単なるマシンではなく、シリーズそのものの進化と今後の方向性を象徴する存在として位置づけている。トップレベルの性能とともに、ファッション、ゲーム、音楽などとの接点も意識し、カルチャープラットフォームとしての広がりも打ち出した。

    ファンにとっては、これまで以上に接近したレース、高速化したバトル、よりダイナミックな展開が期待されることになる。GEN4の登場は、フォーミュラEがグローバルスポーツにおける革新とパフォーマンスの最前線にあることを改めて示すものになった。

    フォーミュラE

    ジェフ・ドッズCEO「これはまだ始まりに過ぎない」
    「GEN4は単なるマシンではありません。私たちの志を力強く示す存在です。初めてその走りを目にした瞬間、フォーミュラEにとって大きな節目を迎えたことを強く実感しました。私たちは今、わずか5年前には不可能とされていた性能レベルに確実に到達しています。スピードやパワーはもちろん、走行そのものがもたらすあらゆる体験において、その進化は誰の目にも明らかであり、会場には確かな熱気と興奮が広がっていました。2026/27シーズンを目前に控えた今、これはチャンピオンシップにとって極めて重要で、同時に非常にエキサイティングな局面です。そして何より、私たちがこれから向かう未来を力強く示すものでもあります」

    「これはまだ始まりに過ぎません。これからはポルシェ、ジャガー、ステランティス、日産、ローラ・カーズ、マヒンドラといったメーカー各社の手により、さらなる改良が進められ、GEN4は一層高いパフォーマンスへと進化していきます。GEN4は単なる進化ではなく、モータースポーツの常識を書き換え、革新と性能の飛躍そのものです。これからの数年にわたり、その可能性はモータースポーツの未来を大きく塗り替えていくでしょう」

    FIA会長も新時代到来を強調
    モハメド・ビン・スライエムFIA会長も、GEN4が性能とサステナビリティの両面で新たな基準を示すものだと強調した。

    「新型GEN4フォーミュラEマシンは、電動レーシングにおける大きな前進を示すものであり、性能、革新性、そしてサステナビリティの新たな世界基準を打ち立てるものです。これは単に速いというだけではなく、この技術の未来に対する明確な意思を示すものです。FIAおよびABB FIAフォーミュラE世界選手権に関わるパートナーが、このビジョンを牽引していることを誇りに思います。このマシンの開発においては、協働が中心的な役割を果たしており、今後もそれは、より高いパフォーマンス、市販車との関連性、そしてエキサイティングな体験によって定義される新たな時代の中核であり続けます。モータースポーツという実証の場を通じて、世界有数の自動車メーカーとともに、私たちは可能性の限界を再定義していきます」

    創設12シーズンで到達した次の段階
    フォーミュラEは、世界初のオール電動レースシリーズとして通算150レースに到達し、ポルシェ、ジャガー、日産、ステランティス、マヒンドラ、ローラ・カーズなどのメーカーにとって、将来の都市型モビリティを形作るEV技術の重要な実証の場になっている。

    11シーズンで10人の異なるチャンピオンが誕生してきた高い競争力に加え、社会的・環境的インパクトを重視する姿勢もシリーズの特徴となってきた。GEN4は、その集大成であると同時に、フォーミュラE創設から12シーズンで築いてきた電動レーシングの進展を象徴する存在でもある。

    今回の初公開は、電動レーシングが性能、技術、そして持続可能性を同時に引き上げながら、新たな競争の時代へ入ることを強く印象づけるものとなった。

  • フォーミュラE日本開催存続に課題 東京E-Prix継続へ3つの選択肢

    フォーミュラE日本開催存続に課題 東京E-Prix継続へ3つの選択肢

    フォーミュラEは、Gen4時代最初のカレンダー策定に向けて、日本ラウンドの存続という大きな課題に直面している。2027年以降も東京E-Prixを維持できるかが焦点となっている。

    日本は長年、フォーミュラEにとって“悲願”とされてきた市場であり、2024年に東京で初開催を実現して以降、その重要性は急速に高まった。現在では参戦メーカーや商業パートナーの間で“外せない開催地”に近い位置づけとなっている。

    一方で、『The Race』によると、Gen4初年度にあたる2027年に向けては、現行の東京ビッグサイト周辺コースが高速化する新型マシンに適しているかという技術的懸念と、興行として大きな赤字を抱えているとされる商業的課題が同時に浮上している。

    日本開催が不可欠とされる理由
    日本には日産に加え、ローラのテクニカルパートナーであるヤマハが関わるほか、Gen4ではブリヂストンがタイヤサプライヤーを務める。さらにポルシェのパートナーであるTDKも関与しており、日本に拠点や強い結びつきを持つ企業がシリーズの技術・商業両面に深く関わっている。

    こうした背景から、日本開催にはこれまで以上の重要性が与えられている。複数の企業が“ホームレース”を求める構図となっており、シリーズとしても維持への圧力が強まっている。

    課題はコース適性と収支構造
    東京・有明のビッグサイト周辺に設けられた現行コースは、より高速化するGen4マシンへの適合性が議論の焦点となっている。全長約1.6マイルのレイアウトは曲がりくねった構成で、一部区間の拡幅や改修が必要になる可能性がある。

    フォーミュラEの最高執行責任者アルベルト・ロンゴは、コースの改修や拡張を検討していることを認めつつ、「たとえ変更できなくてもシミュレーション上は適している」と述べており、現行レイアウトのままでも開催可能との見方も示している。

    一方でより深刻なのが商業面だ。東京E-Prixは高額な開催コストがかかるイベントとして知られており、関係者の間では年間2000万〜2200万ユーロ(約36億8000万円〜40億4800万円)規模と見られている。

    東京都(TMG)も費用の一部を負担しているが、その大半はフォーミュラE側が負担しているとされる。広告収入の創出は電通が主導しているものの、回収できる収益は限定的で、現状ではシリーズ側にとって大きな持ち出しとなっている。

    そのためフォーミュラEは、コスト負担の軽減、あるいは新たなパートナーの確保を模索している。2027年に向けては東京都との新契約が必要となるため、現在は政治的・商業的な交渉が続いている。

    なお、2026年大会は7月25日、26日にナイトレースとして開催される予定で、TDKがタイトルスポンサーとして関与するなど、イベント自体の価値向上に向けた取り組みも進められている。

    また、フォーミュラEは東京都が掲げる「ゼロエミッション東京戦略」とも連動しており、2050年のカーボンニュートラル実現という政策目標との整合性も、開催継続における重要な要素となっている。

    日産のチーム代表トンマーゾ・ボルペは、「日本でレースをしないのは非常に悪いことだ。我々は唯一の日本メーカーであり、選手権全体にとっても良くない」と語る。

    「日本はモータースポーツと自動車メーカーにとって重要な市場であり、他のブランドも日本で走らないことを望んでいないはずだ。選手権にとって日本開催は重要だ」

    最優先は東京残留
    フォーミュラEにとって最も望ましいシナリオは、ビッグサイト周辺での開催継続だ。長年の準備を経て実現した東京開催を短期間で失う余裕はない。

    ロンドンのエクセルとの比較でも、東京は改修余地がある点で優位とされる。エクセルは構造的にGen4対応が難しいとされる一方で、ビッグサイトはコース変更の余地が残されている。
    フォーミュラE 東京

    代替候補はSUGOと富士
    仮に東京での開催が実現しない場合、代替候補としてスポーツランドSUGOが挙がっている。宮城県に位置し、ヤマハが所有する同サーキットは、フォーミュラ・ニッポンやスーパーフォーミュラを長年開催してきた実績を持つ。

    すでにフォーミュラEとの初期的な協議も行われているとされるが、現時点ではあくまで非公式かつ初期段階であり、代替案にとどまる。

    もうひとつの候補が富士スピードウェイだ。全長2.8マイルのレイアウトと長いメインストレートを活かし、Gen4マシンの加速性能と最高速を示す舞台としての可能性がある。

    ただしその場合は、第1コーナーまでの速度を抑えるために仮設シケインの設置が必要になる可能性が高い。

    フォーミュラEにとって日本は、技術・商業の両面で極めて重要な市場だ。東京残留が最優先であることに変わりはないが、実現できなければ代替開催という現実的な選択が迫られることになる。

  • 野田樹潤 フォーミュラEテストで高評価 ジャガーが適応力を絶賛

    野田樹潤 フォーミュラEテストで高評価 ジャガーが適応力を絶賛

    ジャガーTCSレーシングは、マドリードで初開催されたフォーミュラEルーキーテストにおいて、野田樹潤(Juju)とブライス・アロンの両名が印象的な走りを披露したと明かした。

    同テストは、ハラマ・サーキットで行われた第6戦でチームが1-2フィニッシュを達成した翌日に実施されたもので、両ドライバーにとって貴重な走行機会となった。

    今回がジャガーでの初走行となったブライス・アロンに対し、野田樹潤は前年11月のバレンシアでのウィメンズテストに続く2度目の参加となった。両者は準備力と適応力の高さ、そしてプロフェッショナルな姿勢でチームに強い印象を残した。

    午前のセッションは、2度の赤旗と混雑したトラフィックの影響により断続的な展開となった。セッション最速は1分29秒216で、ブライス・アロンはトップから3.679秒差の15番手、野田樹潤は3.978秒差の18番手でセッションを終えた。多くのルーキーにとってクリーンな350kWラップをまとめるのは難しい状況だったが、両ドライバーはマシンへの理解とデータ収集に集中した。

    午後のセッションでも状況は大きく変わらず、トラフィックの影響を受けながらの走行となった。ブライス・アロンは1分32秒108で16番手、野田樹潤は1分33秒199で19番手に入り、それぞれ着実に理解を深めた。

    「ジャガーTCSレーシングに戻ることができてうれしく、最初のテストからの進歩も感じることができました。このトラックは難しく、多くの情報を処理する必要がありますが、大きな学びがあり、再びチームと仕事ができて本当に楽しかったです」と野田樹潤はコメント。

    野田樹潤(Juju) フォーミュラE

    「今回の経験は本当に素晴らしく、このチームと仕事をする機会を得られたことに感謝している。学ぶことは多かったが、チームがすぐに順応できるようサポートしてくれたし、一日を通して自分たちが進歩できたことを誇りに思う」とブライス・アロンはコメント。

    「Jujuとブライスは非常に成熟した姿勢とプロフェッショナリズムでこの一日に臨んだ。フォーミュラEマシンでの経験が限られているにもかかわらず、彼らは素早く適応し、大量の情報を吸収し、チームが求める仕事を的確にこなした。フィードバックも的確で、姿勢も申し分なく、将来有望な才能であることを示した」とイアン・ジェームズはコメント。

    ジャガーTCSレーシングは次戦、2026年5月2日と3日に開催されるベルリンE-Prix(第7戦・第8戦)に向けて再び走行を開始する。

  • 野田樹潤 GEN3 Evoで2度目のフォーミュラEテスト ジャガー新人テスト参加

    野田樹潤 GEN3 Evoで2度目のフォーミュラEテスト ジャガー新人テスト参加

    フォーミュラEのマドリード・ルーキーテストで、ジャガーTCSレーシングは日本の野田樹潤(Juju)とアメリカのブライス・アロンを起用することを発表した。両者は将来有望な若手ドライバーとして、チームの評価を受ける重要な機会を得る。

    今回のルーキーテストはマドリードE-Prix週末の一環として実施され、ジャガーは次世代ドライバーの発掘と育成を目的に2人を起用。チームにとっても将来を見据えた評価の場となる。

    野田樹潤 GEN3 Evoで2度目のフォーミュラEテスト
    野田樹潤は3歳でカートを始め、9歳の時点で日本のサーキットでシングルシーターのテストを行っていた。2024年にはTGMグランプリから参戦し、日本最高峰のシングルシーターシリーズであるスーパーフォーミュラに参戦した初の日本人女性ドライバーとして歴史を作った。

    今回のマドリード・ルーキーテストは、野田樹潤にとってGEN3 Evoマシンでの2度目の機会となる。彼女は2025年にバレンシアで行われたウィメンズテストにも参加しており、フォーミュラEマシンでの経験を積んでいる。

    「ジャガーTCSレーシングがこの機会を与えてくれたことにとても感謝しています」と野田樹潤は語った。

    「昨年バレンシアでジャガーI-TYPE 7をテストできたことは素晴らしい経験でしたし、チームからのサポートとフィードバックによってドライバーとして大きく成長できました」

    「今回、マドリードでの公式ルーキーテストに参加できるのは私にとって大きな瞬間です。できる限り多くのことを学び、自分の力を示したいと思っています」

    野田樹潤(Juju) フォーミュラE

    インディNXT参戦中のブライス・アロンも参加
    ジャガーTCSレーシングのガレージには、アメリカ人ドライバーのブライス・アロンも加わる。フォーミュラEでは初の走行となる。

    22歳のアロンは現在インディNXTに参戦しており、今季で3年目。これまでに2度の表彰台と複数のトップ10フィニッシュを記録している。

    「マドリードのルーキーテストでジャガーTCSレーシングに加われることをとても楽しみにしています」とアロンは語った。

    「フォーミュラEはプロフェッショナルな世界選手権なので、これほど高いレベルで戦っているチームと仕事ができる機会を得られたことは大きなチャンスです」

    「エンジニアやドライバーからできるだけ多くを学び、すべてのラップを最大限に活用したいと思っています」

    ジャガー代表イアン・ジェームス 若手ドライバーの可能性を評価
    ジャガーTCSレーシングのチーム代表イアン・ジェームスは、今回のテストがチームと若手ドライバー双方にとって重要な機会になると強調した。

    「ここ数戦でチームはスピードと粘り強さを示し、それを強い結果につなげてきました」とイアン・ジェームスは語った。

    「マドリードはアントニオの選手権150戦目でもあり、シーズンの中でも特にエキサイティングな瞬間になる可能性があります。我々は築いてきた基盤をさらに強化していきたい」

    「また野田樹潤とブライスという次世代のレースタレントをサポートできることを誇りに思っています。2人はこれまでのキャリアで優れた能力とプロフェッショナリズムを示してきました」

    「このルーキーテストは彼らにとって貴重な機会になります。ハラマ・サーキットで彼らを迎え入れ、次のステップにどう挑むのかを見るのを楽しみにしています」

  • フォーミュラE東京E-Prix 2026、チケット先行抽選が4月11日スタート

    フォーミュラE東京E-Prix 2026、チケット先行抽選が4月11日スタート

    フォーミュラEは、2026年7月25日(土)・26日(日)に東京・有明で開催されるシーズン12「TDK Tokyo E-Prix」の観戦チケットについて、先行予約(抽選)の受付を4月11日(土)10時より開始すると発表した。受付期間は4月20日(月)23時59分まで。国内在住者に加え、海外在住者も申し込みが可能だ。

    フォーミュラEは、国際自動車連盟(FIA)が管轄する世界初の電気自動車(EV)による世界選手権で、2025-26年シーズンで12シーズン目を迎える。東京大会「Tokyo E-Prix」は2024年に初開催され、今回で3回目。

    2025年大会は東京初のダブルヘッダーとして実施され、第9戦では日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが母国開催で日本チーム初優勝を達成した。

    2026年大会はシーズン第14・15戦として、7月25日(土)・26日(日)の2日間、ナイトレース形式で開催される。最新世代マシン「GEN3 Evo」が、東京ビッグサイト周辺の市街地コースを舞台に、東京湾岸の夜景を背景にバトルを繰り広げる。

    会場ではレース観戦に加え、音楽やフード、ゲーム、各種アクティビティなどを含む“モータースポーツフェス”として終日楽しめるコンテンツを展開予定。詳細は後日発表される。

    ■Tokyo E-Prix チケット先行予約(抽選)概要
    ・申込期間:2026年4月11日(土)10:00~4月20日(月)23:59
    ・申込方法:イープラス特設サイトより受付
    ・国内・海外在住者ともに申込可能

    チケットは観客席カテゴリーを拡充し、グランドスタンド1~7の7種類を用意。1日券と2日間通し券が設定され、観戦スタイルや予算に応じて選択できる。

    7月25日(土)の第14戦では、30秒間の超高速充電「ピットブースト」が導入されるレースを実施。グランドスタンド1~4からその戦略的シーンを観戦できる。26日(日)の第15戦では、ファミリーシートも販売予定だ。

    主な観戦席の特徴は以下の通り。

    ■グランドスタンド1
    ホームストレートから1コーナーまでのロングビューが魅力。GEN3 Evoの加速性能とスタート前の緊張感を体感できる。

    ■グランドスタンド2
    コントロールライン横、表彰台正面の最上位席。スタートセレモニーからシャンパンファイトまで、レースの全貌を見届けられる。

    ■グランドスタンド3
    日産フォーミュラEチームおよびローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームの応援シート。応援グッズや記念品付き。

    ■グランドスタンド4
    フルブレーキングやアンダーカットなど戦略的攻防を間近で楽しめる“玄人向け”エリア。

    ■グランドスタンド5
    1コーナー周辺の激戦区。接近戦やオーバーテイクの攻防を体感できる。

    ■グランドスタンド6
    手頃な価格帯で、夜景とともに疾走するマシンの姿を楽しめる。

    ■グランドスタンド7
    最終コーナーを見渡すエリア。日曜はファミリーシートを設定。

    このほか、全スタンド最前列に合計50席以上の車いす席を設置し、付添人席も隣接確保する。VIP専用ラウンジやホスピタリティラウンジ、ピットウォークなどの特典内容は後日発表予定としている。

    詳細は東京大会公式サイトおよびイープラス特設ページで案内される。東京の夏の夜を彩る電動フォーミュラの祭典に向け、チケット争奪戦がいよいよスタートする。

    フォーミュラE東京E-Prix 2026

  • F1ドライバーがフォーミュラE Gen4に関心 プライベートテスト打診

    F1ドライバーがフォーミュラE Gen4に関心 プライベートテスト打診

    フォーミュラEの次世代マシン「Gen4」を巡り、現役F1ドライバーとの間で水面下の接触が行われていたことが明らかになった。

    フォーミュラEのCEOジェフ・ドッズは、すでにテスト走行が始まっているGen4マシンについて、複数のF1ドライバーから「個人的に試してみたい」との問い合わせを受けていると明かした。

    Gen4はフォーミュラEの新たなレギュレーションサイクルの幕開けとなるマシンで、今季後半の12月に開幕予定のシーズン13から正式投入される見通しだ。一方、F1も2026年から新パワーユニット規則のもとで新時代に突入しており、両カテゴリーの方向性がパドック内で話題となっている。

    Gen4は常時四輪駆動を採用し、2種類の空力セットアップを備えるほか、最高出力は600kW(815馬力超)に達する。すでに最高速度210mph(約338km/h)を記録しており、ラップタイムはF1とF2の中間に位置する水準になるとされる。

    バーレーンテスト期間中、マックス・フェルスタッペンが2026年F1レギュレーションを「ステロイドを打ったフォーミュラEのようだ」と表現したことで、フォーミュラEはF1パドックの議論の的となった。

    その後、ドッズはフェルスタッペンに対してGen4テストを提案したが、実際には他のF1ドライバーからも関心が寄せられているという。

    「100%だ。Gen4がテストで走り始めてから、実際にF1ドライバーと会話をしてきた。誰かは決して言わないが、『プライベートで乗ることはできるか? ぜひ試してみたい』と聞かれた」とジェフ・ドッズは語った。

    「マックスはその一人ではないが、他にもいる」

    「これはマックスだけでなく、すべてのF1ドライバーに対して完全にオープンな招待だ。このスポーツがどこへ向かっているのかを垣間見たいなら、Gen4に座ってみるべきだ。これは大きな前進だ」

    「Gen4のラップタイムはF1と大きくかけ離れたものにはならない。F2とF1の間に位置するだろう。しかし、その先はどうなるのか?」

    「私の見解では、その先に来るものはF1マシンと同等か、あるいはそれ以上に速くなる。それがフォーミュラEの進んでいる軌道だ」

  • フォーミュラE史上初、日本でナイトレース開催へ 2026年Tokyo E-Prix

    フォーミュラE史上初、日本でナイトレース開催へ 2026年Tokyo E-Prix

    ABB FIAフォーミュラE世界選手権は2月12日、2026年Tokyo E-Prixをナイトレースとして開催することを発表した。大会は2026年7月25日(土)・26日(日)に東京湾岸エリア・東京ビッグサイト周辺の市街地コースで行われ、両日とも日本時間20時にスタートするダブルヘッダー形式となる。

    フォーミュラEが日本の市街地で夜間レースを実施するのは今回が初めてであり、シリーズにとっても歴史的な節目となる大会となる。

    2024年に初開催されたTokyo E-Prixは、東京で初めてFIA公認の世界選手権モータースポーツイベントが実施された大会として注目を集めた。2025年大会ではダブルヘッダーとして開催され、日本チームが母国で初勝利を達成。ニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが第9戦で優勝し、その後2024/25シーズンの世界チャンピオンを獲得している。

    3年連続開催となる2026年大会では、最新世代マシン「GEN3 Evo」が再び東京湾岸エリアを舞台に激突する。今回は初のナイトレースとして、夜景に彩られた市街地コースで電動レーシングカーならではの迫力が際立つ舞台となる。

    フォーミュラEと東京都は、2050年までにCO₂排出量実質ゼロを目指す気候アクション戦略を支える取り組みで連携している。ナイトレースでは、トラックサイドの照明インフラを含むすべての電力が先進的バイオ燃料による持続可能なエネルギーで供給される予定だ。

    チケットの詳細は今月24日に公式サイトで発表される。

    フォーミュラE 東京

    小池百合子 東京都知事
    「このたび、2026年のフォーミュラE東京大会がナイトレースとして開催されることが、正式に決定しました。フォーミュラE東京大会は、2024年に日本初となる公道を使用した本格的レースとして始まり、2025年大会はダブルヘッダーへとバージョンアップを遂げ、開催のたびに、EVの素晴らしさと迫力ある熱戦が、多くの人々を惹きつけてきました。そして、3回目となる2026年大会は、魅力溢れる『東京の夜』を広く世界に発信するため、ナイトレースとして開催されることとなりました。2026年東京大会が、ゼロエミッションビークルの普及をはじめ、持続可能な社会の実現に向けた取組を加速するとともに、東京のナイトタイムに一層の彩りを添えてくれることを確信しています。開催は2026年7月25日、26日の2日間です。暑い夏に負けない、熱いレースを皆で応援しましょう。 東京都は、大会の成功に向けて、関係者の皆様と力を合わせてまいります」

    アルベルト・ロンゴ フォーミュラE 共同創設者 兼 チーフ・チャンピオンシップ・オフィサー
    「東京でフォーミュラEのナイトレースが開催されることは、非常に大きな節目です。東京は、電動化された未来に向けて変革を加速するというフォーミュラEのビジョンを共有している都市であり、このパートナーシップについて東京都および小池知事に心より感謝しています。東京の素晴らしいナイトカルチャーを盛り上げ、首都の街中でエキサイティングなレースを届けられることを大変嬉しく思います。東京湾岸のドラマチックな光に照らされながら、世界で最も革新的な電動レーシングカー『GEN3 Evo』が競い合う姿は、日本のファンの皆さま、そして世界中の視聴者にとって忘れられない瞬間となるでしょう」

    シーズン12(2025/26)は全11都市・17レースで構成され、フォーミュラE史上最大規模のカレンダーとなる。