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  • ピレリ:F1シンガポールGP 予選レポート

    ピレリ:F1シンガポールGP 予選レポート

    ピレリが、F1シンガポールGPの予選を振り返った。

    F1シンガポールGP 予選では、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、P Zeroレッド・スーパーソフトを使用して、シンガポールで自身通算41回目のポールポジションを獲得した。シンガポールグランプリ用として、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されている。

    両コンパウンド間の性能差がラップあたり約2秒となっているため、決勝での戦略は多岐に渡る。セバスチャン・ベッテルにとってシンガポールでの2回目のポールポジションを決めたタイム1分42秒841と、2番手となったメルセデスのニコ・ロズベルグとのタイム差は、0.1秒を切る僅差だった。

    気温31℃の高温で湿度の高いコンディションの下、大半のドライバーがミディアムタイヤでQ1を開始。その後、上位勢の多くは、スーパーソフトを使用してセッション終盤での1回のランに照準を合わせた。レッドブルの両ドライバーとロータスのロマン・グロージャンのみが、Q1をミディアムタイヤだけで終え、マーク・ウェバーがミディアム勢では最上位の6番手となった。Q1でのトップは、スーパーソフトを使用したメルセデスのルイス・ハミルトンだった。

    Q2に進出した全ドライバーがスーパーソフトタイヤでセッションを開始。そのほとんどがQ1で1回使用した中古のタイヤを使用した。セバスチャン・ベッテルは、スーパーソフトを使用した1回のランで最速タイムを記録。ベッテルのタイムは、同様の戦略を採って2番手となったチームメイトのウェバーのタイムより0.8秒速いものだった。メルセデスの両ドライバーも、スーパーソフトでの1回のランでQ3へ進出した。

    マクラーレンのジェンソン・バトンを除く全ドライバーがスーパーソフトでQ3を開始。ジェンソン・バトンは、ミディアムタイヤでコースへ出たもののタイムは記録せず、その後の2回目のランをスーパーソフトで行った。セバチャン・ベッテルは、スーパーソフトを使用した1回のランでポールタイムを叩き出しました。

    フェラーリの両ドライバーも、スーパーソフトでの1回のランのみでセッションを終えた。ザウバーのエステバン・グティエレスは、Q3でタイムを計測しなかったが、今シーズン自己ベストとなる10番グリッドを獲得した。

    セバスチャン・ベッテルは午前中の最終フリー走行でも最速となり、2番手にはロマン・グロージャンが続いた。レッドブルの両ドライバーがセッションの大半でワンツーを独占する中、セバスチャン・ベッテルはスーパーソフトでセッション最速タイムを記録した。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「レース週末の開始時点から、今回のグランプリの決勝がタイヤ戦略中心の展開になることは明らかでしたが、戦略に関する決断が予選にも影響を及ぼし、既にQ1からレース戦略が始まっていたようです。過去の結果から見ても、シンガポールではオーバーテイクが難しいので、予選で上位グリッドを獲得することは常に重要です。そして、両コンパウンド間のタイム差により、スーパーソフトが予選での選択となりました。しかし、決勝用の両コンパウンドの使用についても考えておく必要があります。決勝同様、予選も夜間に行われるため、他のグランプリとは異なる路面の改善や気温の進行パターンが見られます。摩耗に関しては特に厳しいトラックではありませんが、熱によるデグラデーションレベルが非常に高く、長いストレートの無いシーズン中でも極めて多いコーナー数が、タイヤにとって過酷な条件となります。また、このトラックのもうひとつの特徴であるヘビーブレーキングもタイヤ温度を上昇させます。明日の決勝では、2〜3回のピットストップを予測していますが、気温やセーテフィーカーなどの外部要因に左右されることもあるでしょう。戦略の機会は豊富ですので、決勝の行方は極めてオープンです」

    関連:F1シンガポールGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション

  • ピレリ、F1日本GPのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリ、F1日本GPのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリは、F1韓国GP、F1日本GP、F1インドGPに投入するタイヤコンパウンドを発表した。

    テクニカルコースとして知られる鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GPにむけて、ピレリはミディアムとハードの組み合わせを選択。昨年のソフトとハードから変更された。

    F1韓国GPには、滑りやすい路面に対応するためにスーパーソフトとミディアムが選ばれた。昨年の韓国GPでは、ソフトとスーパーソフトがもちこまれていた。

    F1インドGPには、昨年のソフトとハードから、今年はソフトとミディアムの組合せに変更されている。

    2013年 F1 タイヤコンパウンド

    開幕戦 オーストラリアGP スーパーソフト(赤)&ミディアム(白)
    第2戦 マレーシアGP ミディアム(白)&ハード(オレンジ)
    第3戦 中国GP ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第4戦 バーレーンGP ソフト(黄)&ハード(オレンジ)
    第5戦 スペインGP ミディアム(白)&ハード(オレンジ)
    第6戦 モナコGP ソフト(黄)&スーパーソフト(赤)
    第7戦 カナダGP ミディアム(白)&スーパーソフト(赤)
    第8戦 イギリスGP ミディアム(白)&ハード(オレンジ)
    第9戦 ドイルGP ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第10戦 ハンガリーGP ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第11戦 ベルギーGP ミディアム(白)&ハード(オレンジ)
    第12戦 イタリアGP ミディアム(白)&ハード(オレンジ)
    第13戦 シンガポールGP ミディアム(白)&スーパーソフト(赤)
    第14戦 韓国GP ミディアム(白)&スーパーソフト(赤)
    第15戦 日本GP ミディアム(白)&ハード(オレンジ)
    第16戦 インドGP ソフト(黄)&ミディアム(白)
  • ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリが、2013年 第13戦 F1シンガポールGPが開催されるマリーナ・ベイ・サーキットでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    ヨーロッパラウンドの中核を成す2つの伝統的な高速サーキット、スパとモンツァを経て、F1は、これらと全く対照的である、極めて現代的なシンガポール市街地サーキットへと向かう。

    シンガポールは、カレンダー中で唯一、夜間に街灯のもとで行われるレース。ストップアンドゴーの特性を持つトラックに適応するため、ピレリは、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroホワイト・ミディアムを選択した。

    シンガポールはナイトレースのため、各チームがヨーロッパ時間のスケジュールに従うことに加え、マリーナ・ベイ・サーキットにはユニークな要素が多数存在する。レース時間に関しては、例年、シーズン中で最長時間となることが多く、2時間の制限ぎりぎりになることもしばしば。したがって、各マシンは、シーズン中で最も重い燃料を搭載することになる。

    また、シーズン中でも屈指の高湿度の下で行われるレースでもあり、セーフティーカーの導入率が高いことでも知られている。これら全ての要素は、戦略のみならずタイヤの摩耗とデグラデーションに影響を及ぼす。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「今年我々がシンガポールに持ち込むタイヤは、昨年のスーパーソフトとソフトから変更されています。その理由は、性能とグリップを最大限にするために、今年のタイヤが全体的に軟らかくなっているためです。シンガポールは非常にバンピーです。これは市街地サーキットの典型的な特性です。そして、グリップやトラクションに影響を及ぼす白線やマンホールなど多くの市街地サーキット特有の要素が存在します。ナイトレースの進行に伴う気温と路面温度の変化に対応するため、タイヤにはシンガポール特有のパラメーターのセットが必要になります。また、マシンがシーズン中で最も重い燃料を搭載するため、タイヤの摩耗やデグラデーションに直接的な影響を及ぼします。長時間のレースなので、各チームには、あらゆる意味で興味深い戦略を見出す余地が多く存在すると思います。我々は、いつもシンガポールで熱烈な歓迎を受けます。シンガポールは、観衆を魅了する全体的なショーという点に関して、シーズン中で最も見応えのあるイベントであると思います。ここでの我々の目的は、接戦を演出するために、性能とデグラデーション間の適正な妥協点を持ったタイヤを提供して、この素晴らしいショーを盛り上げることです」

    ジャン・アレジ (ピレリ・ブランド・アンバサダー)
    「私は、シンガポールでのレース経験はありませんが、2年前にグランプリを観戦して、その素晴らしい光景に魅了されました。また、ビジュアル的な見応えとしてはテレビでの観戦も素晴らしいと思います。私が知る限り、シンガポールは、ドライバーやマシンにとってハードなレースですが、タイヤにとってはそれほどでもないようです。平均速度は高くなく、極めてグリップの低いストップアンドゴーが多く存在するため、概してタイヤにそれほど大きな負荷を与えません。しかし、ドライバーにとっては違います。高温と高湿度、それに非常に長いレース時間は、肉体的に非常に厳しいものになります。このレース直前のスパとモンツァは、ともにタイヤに非常に厳しいトラックでした。そして今、全く対照的なシンガポールで、各チームがどのような戦略を構築するのか、興味深いところです。スーパーソフトとミディアムの組み合わせは、多くのユニークなチャレンジの機会を提供します。そして、これが現代のグランプリの魅力的な部分であると思います」

  • ピレリ 「タイヤがF1を退屈にしているわけではない」

    ピレリ 「タイヤがF1を退屈にしているわけではない」

    ピレリは、タイヤ仕様の変更が最近のF1レースのアクション不足に繋がっているとの見方は“ナンセンス”だと退けた。

    夏休み後に2012年のタイヤ仕様に戻すというピレリの決定は、ベルギーとイタリアで2連勝を果たし、4年連続のワールドタイトルに大きく近づいたセバスチャン・ベッテルの優位に働いたとの見方がある。

    レッドブルは、シーズン序盤からピレリにアグレッシブな2013年仕様のタイヤを変更するように激しく要求しており、F1イギリスGPのタイヤバースト問題後にもたらされたタイヤ変更の利益を最も受けているように見える。

    だが、ピレリのモータースポーツ・ダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、最近のスペクタクル不足とタイヤには関連性はないと主張する。

    タイヤの変更がレースを滅ぼしたのではないかというファンのコメントに対して「ドイツGPとハンガリーGPは、これまでのドイツとハンガリーでのベストレースの2つだったと思う。なので、そのような不満はナンセンスだと思う」とポール・ヘンベリーはコメント。

    「結局のところ、(変更前にも)レッドブルはチャンピオンシップをリードしていたし、彼らは今もチャンピオンシップをリードしている。その点では何も変っていない」

    ピレリへの批判の大部分は、レッドブルとセバスチャン・ベッテルが再び支配的になったことだが、ポール・ヘンベリーは、一番のチームとドライバーの邪魔することがタイヤ供給元の義務ではないと語る。

    「我々は為すべきことをしている。我々にすることができることだけだ」

    「最終的に、レッドブルは驚異的な仕事をしており、セバスチャンは素晴らしかった」

    「彼らはイタリアでいくつか問題を抱えていた。第1スティントの1コーナーでできたフラットスポットなどは、経験不足のドライバーは管理できないだろう」

    「ちょっとした信頼を与えなければならないし、彼は非常に良いドライバーでもあるので優勝している。パッケージを速くするかは他にかかっている」

    「レッドブルは好調だが、来年はリセットされることになるだろうし、他の誰かが勢いをつけるかもしれない」

  • ピレリ、新たに5年間のF1タイヤ供給契約に合意?

    ピレリ、新たに5年間のF1タイヤ供給契約に合意?

    ピレリが、F1タイヤサプライヤーとしてFIAと新たに5年契約に合意したと Daily Telegraph が報じている。

    ミシュランがF1復帰の可能性を示して以降、ピレリの将来は不透明なものとなっていたが、モンツァでは全チームとバーニー・エクレストンの仕指示が得られたとピレリは明かしていた。

    FIAのジャン・トッド会長も「誰もがピレリを望んでいる」と認め、FIAが妨げとなることはないとしている。

    同紙によると、今回の契約は2018年末までの5年契約であり、約5,000万ポンド(約77億9,000万円)相当だとしている。

    2014年のF1タイヤ供給契約については世界モータースポーツ評議会で承認を受ける必要がある。

  • レッドブル、リカルド&ブエミでピレリのタイヤテストを実施

    レッドブル、リカルド&ブエミでピレリのタイヤテストを実施

    レッドブルは、今週末にカタロニア・サーキットで2日間のタイヤテストを実施する。テストはダニエル・リカドとセバスチャン・ブエミが担当する。

    今回のテストは、ピレリの2014年用タイヤの開発を支援するためのもので、レッドブルの2011年マシン“RB7”が使用される。

    「ピレリが2014年のタイヤテストを行うために2011年用のクルマを提供できるかどうか全チームに声をかけ、我々がクルマを用意した」と、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは述べた。

    「他のチームがテストに参加するかどうかはわからない」

    「セバスチャン・ブエミが1日ドライブし、ダニエル・リカルドが別の日にドライブする予定だ。彼にとってチームに慣れるチャンスとなるが、これはピレリのテストだ。我々はショーカーイベントで使用しているクルマを提供し、走行計画はピレリによって決定される」

    今シーズン、フェラーリとメルセデスがすでにピレリとのタイヤテストを実施している。メルセデスは2013年マシンをテストで使用したため、国際法廷でシルバーストンでの若手ドライバーテストへの参加禁止処分を科された。

    ピレリのポール・ヘンベリーは「今回はパリに行く羽目にならないことを願うよ! FIAとはうまく提携できていると思う。今回は何の問題もないはずだ」と述べた。

  • ピレリ:F1イタリアGP 決勝レポート

    ピレリ:F1イタリアGP 決勝レポート

    ピレリが、F1イタリアGPの決勝レースを振り返った。

    決勝では、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、シーズン中で最速のサーキットで行われたピレリのホームレース、イタリアGPを制し、自身通算32勝目を挙げた。セバスチャン・ベッテルは、モンツァでの3回目の勝利により、通算優勝回数でフェラーリのフェルナンド・アロンソと並んだ。

    ポールポジションからスタートし、1ストップ戦略で圧勝したセバスチャン・ベッテルは、ドライバーズ選手権におけるフェルナンド・アロンソとの差を53ポイントへと広げた。

    5番グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソも1ストップ戦略を採り、2位でフィニッシュ。アロンソは、ディアムタイヤでスタートし、27周目にハードタイヤへ交換した。

    ドライバーがグリッドに着く直前に多少の雨が降ったものの、気温26°Cでスタートした決勝は、53周のラップ中はドライコンディションが続いた。メルセデスのルイス・ハミルトン、ロータスのキミ・ライコネン、ザウバーのエステバン・グティエレスがハードタイヤで、他のドライバーたちはミディアムタイヤでスタートした。

    上位勢で予定のピットストップを最初に行ったのは、ロータスのロマン・グロージャンで、20周目にハードタイヤへ交換した。その後、大半のドライバーが同様のタイヤ交換を行った。トップを走っていたセバスチャン・ベッテルは、グロージャンの3周後にピットストップを行い、ハードタイヤを装着してチェッカーフラッグまで走り切った。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「決勝スタートの30分前に雨がぱらついたため、数台のマシンがCinturatoグリーン・インターミディエイトを装着してグリッドへ向かいましたが、雨が止み、大半のドライバーがミディアムタイヤでスタートしました。デグラデーションはゼロに等しく、多くのマシンがレース終盤にかけて自己ベストのラップを刻んだ、素直な1ストップの決勝となりました。常に、どんな戦略も多くの要素に依存しますが、ドライが続いた今日の決勝では、ミディアムでスタート後にハードに交換するというベッテルが採った1ストップ戦略が勝利戦略となりました。ロッジア出口でタイヤの表面温度が130°Cにまで上昇するため、モンツァは、タイヤにとって大きな試練の場ですが、このレース週末中、我々のタイヤは、この厳しさに良く対応できていたと思います。この場を借りて、今週末ここへ集ったファンの皆様へ感謝したいと思います。このサーキットの雰囲気は常に特別のものがあり、このレースを我々のホームレースと呼べることは本当に光栄なことです」

    関連:F1イタリアGP 結果:セバスチャン・ベッテルが優勝

  • ピレリ:F1イタリアGP 予選レポート

    ピレリ:F1イタリアGP 予選レポート

    ピレリが、F1イタリアGPの予選を振り返った。

    F1イタリアGPの予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、シーズン中で最速の予選を制し、名高いモンツァサーキットで自身通算40回目のポールポジションを獲得。セバスチャン・ベッテルのポールタイム 1分23秒755は、ルイス・ハミルトンによる昨年のポールタイム(1分24秒010)よりもわずかに速いものだった

    ポールタイムは、最終セッション終了間際にP Zeroホワイト・ミディアムコンパウンドで記録された。今週末用として、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroオレンジ・ハードコンパウンドが選択されている。

    予選の全セッションを通じて高温でドライのコンディションが続き、予選開始時の気温は30℃、路面温度は43℃。大半のドライバーがQ1をハードタイヤで開始したが、セッション終盤に向かってミディアムを使用するドライバーが主流となった。メルセデスのルイス・ハミルトン、フェラーリのフェルナンド・アロンソ、レッドブルの両ドライバーは、Q1を通してハードタイヤのみを使用した。

    Q2に進出した全ドライバーがミディアムタイヤでセッションを開始。そのほとんどが2回のランを行ったが、いつものように、直接のライバルの動きに反応した各チームの戦略がセッションを通じて目立った。

    Q3の終了間際、セバスチャン・ベッテルが最終のフライングラップでミディアムタイヤを使用してポールを獲得した。2位はチームメイトのマーク・ウェバー、3位はザウバーのニコ・ヒュルケンベルグだった。

    午前中の最終フリー走行では、各チームが予選および決勝のセットアップを調整する中、セバスチャン・ベッテルがP Zeroオレンジ・ハードタイヤを使用して最速タイムを記録していた。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「またしてもモンツァで、チャンピオンシップのトップを争うドライバーおよびマシンの純粋なスピードとともに我々のタイヤを際立たせたスリリングな予選が見られました。明日の決勝では、スタート時にどちらのコンパウンドを選択するにせよ、大半のチームが1ストップ戦略を採ると思われます。また、明日はわずかに温度が下がり、タイヤへの大きな負荷も予測されますが、ここまでのところ、ブリスターは問題になっていません。両コンパウンド間の性能差はラップあたり約0.5秒のため、トラックポジションを上げるために、各チームには戦略を調整する余地が多分にあります。もっとも、モンツァでは、トラック上のオーバーテイク機会も豊富ではありますが。特に、より長い第1スティントを走行するために、どのドライバーがハードコンパウンドでスタートするのか興味深いところです。昨年の決勝では、当時ザウバーのセルジオ・ペレスが13番グリッドからのスタート後に2位でフィニッシュし、正しいタイヤ戦略がもたらす違いを示しました」

    関連:F1イタリアGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション

  • ピレリ:F1イタリアGP 初日フリー走行レポート

    ピレリ:F1イタリアGP 初日フリー走行レポート

    ピレリが、F1イタリアGP初日のフリー走行を振り返った。

    ミラノのピレリ本社に程近い‘スピードの殿堂’モンツァでの金曜フリー走行で、各チームは、ハードとミディアムタイヤを使用。

    レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、フリー走行2回目(FP2)の終盤、ミディアムタイヤで本日の最速タイムとなる1分24秒453を記録。このタイムは、現メルセデスのルイス・ハミルトンによる昨年のベンチマーク 1分25秒290よりも約1秒速い。

    高温でドライだった今日のコンディションは、明日以降のレース週末も続くことが予想されている。ドライバーたちは、午前中のフリー走行1回目(FP1)ではハードタイヤのみを使用し、予選および決勝時のコンディションに近い午後のFP2では、ハードとともにミディアムタイヤも試した。各チームは、モンツァ用の特別な空力パッケージを導入しているため、予選シミュレーションや多様な燃料搭載量でのレースシミュレーションを行うとともに、タイヤへのセットアップの最適化に集中していた。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「シーズン中でも屈指のチャレンジングで雰囲気のあるサーキットで、今日のタイヤ性能は我々の期待通りのものでした。もっとも、レース週末は始まったばかりで、分析しなければならないデータは山のようにありますが。ここまでのところでは、デグラデーションと摩耗のレベルは想定の範囲内で、両コンパウンド間の性能差はラップあたり約1秒です。性能差に関しては、路面の改善にともなって縮まってくると思います。今晩、注意深く全てのデータを分析しますが、現時点では、おそらく1ストッパーに挑戦するドライバーも登場する中、2ストップが主流になると見ています。モンツァは、シーズン中に訪れる多くのサーキットとは一線を画する多様な特徴を持っています。主な特徴は一貫した高速性であり、これによってセットアップとそれがもたらすタイヤの使い方への影響が鍵となります。したがって、フリー走行中に行われる作業は、決勝にとって非常に重要な意味を持ちます。我々のタイヤ特性とともに、イタリアグランプリのこの要素は、戦略のための多くの機会を提供し、名高い人気あるこのサーキットがもたらす見応えをさらに増すことに他なりません。ここでも、我々は全てのファンから大きな歓迎と素晴らしいサポートをいただきました。一同、感謝の気持ちで一杯です」

  • ピレリ:F1イタリアGP プレビュー

    ピレリ:F1イタリアGP プレビュー

    ピレリが、2013年 第12戦 F1イタリアGPが開催されるモンツァ・サーキットでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    モンツァで行われるピレリのホームグランプリには、P Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されている。これは、スパで行われたベルギーグランプリ用と同じ組み合わせだが、スパがタイヤに大きな横方向の入力を加えたのに対し、モンツァは、タイヤに非常に大きな負荷を課し、高いレベルのメカニカルグリップを求める縦方向の入力に代表されるサーキットとなっている。

    サーキットの高速セクターと低速セクター間の妥協点を見出すセットアップとなるため、モンツァではタイヤが極めて重要な役割を演じ、戦略のための多くの機会を提供する。

    モンツァサーキットの誕生は、1922年にまで遡る。そしてこの時代は、1925年にガストーネ・ブリッリ・ペーリがアルファ・ロメオを駆り、ピレリが初めてグランプリのチャンピオンシップを手にした頃でもある。長年に渡る数多くの改修を重ねた現在のサーキットレイアウトは、誕生時とは大きく異なっているが、ピレリのホームサーキットのユニークな特徴の一部である、歴史あるトラックのバンクは、現在もモニュメントとして残されている。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「ミラノのピレリ本社からわずか30分程のモンツァは、言うまでもなく我々のホームレースの地です。モンツァを訪れると、ここがなぜ‘スピードの殿堂’と呼ばれてきたのかが分かります。実際、モンツァはシーズン中で最も高速なサーキットで、長いストレートと高速コーナーがタイヤに大きな入力を加えます。タイヤをコントロールしないと、オーバーヒートやブリスターが発生する可能性があります。したがって、適切なタイヤマネージメントは、レースとその戦略に非常に重要な影響を及ぼします。この点は、各チームが金曜フリー走行を通じて評価する項目となります。モンツァでは、高速走行時の縁石による大きな影響もあるため、性能のみならず耐久性も試されることになり、これがレースでの重要な側面のひとつとなります。モンツァは、大勢のティフォシが訪れるシーズン中屈指の人気あるレースで、我々も非常に楽しみにしています」

    ジャン・アレジ (ピレリ・ブランド・アンバサダー)
    「私は、愛するモンツァで数々の素晴らしい瞬間を経験しました。表彰台には2回上り、おそらく私のモンツァ’ライフ’の半分くらいはリードラップを走行したと思います。ただ、メカニカルな問題に邪魔されましたが。タイヤに関しては、ここは非常にチャレンジングでシーズン中最速のラップが刻まれるレースとなるので、最も硬い組み合わせが必要であることは明らかです。マシンはローダウンフォースで走行するため、コーナーでは滑りやすくなり、これを抑止することがタイヤからベストなライフを引き出す鍵となります。モンツァでは、タイヤの内圧を適切にすることも非常に重要です。内圧が低くなり過ぎないように気を付けなければなりません。この点は、特にハードにヒットする縁石に対して極めて重要なポイントです。現在のレイアウトは、ストレートの間にシケインのある構成なので、タイヤの内圧を適切にすることが以前よりも重要になっています。そして、モンツァと言えばティフォシですね。フェラーリのドライバーとして受けた彼らのサポートは素晴らしかった。モンツァの雰囲気は、それは特別なものです」