タグ: バレンティーノ・ロッシ

  • バレンティーノ・ロッシ 「若いF1ドライバーが慕ってくれるのは光栄」

    バレンティーノ・ロッシ 「若いF1ドライバーが慕ってくれるのは光栄」

    MotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシは、F1の若手ドライバーが自身のファンだと言ってくれるのは“光栄”なことだと語る。

    先週末のF1イタリアGPでは、マクラーレンのランド・ノリスは、バレンティーノ・ロッシと同じデザインを採用したヘルメットとレーシングギアを着用して、モータースポーツ界の“史上最高”のライダーに対する称賛と憧れを語っていた。

    ランド・ノリスとバレンティーノ・ロッシは、8月のMotoGP イギリスGPで初対面を果たしている。

    F1イタリアGPのヘルメットについてランド・ノリスは「今回のレースをより特別で1回限りの忘れられないものにするためのチャンスだった。それはずっと憧れてきた僕のヒーローであるバレンティーノとの繋がりを増やすことだった。他の何よりも彼に捧げるためのものだ」と語っている。

    バレンティーノ・ロッシは「とても嬉しいし、とても誇りに思う。僕にとって光栄なことだ」とランド・ノリスが自身と同じレーシングカラーでF1イタリアGPを戦ったことについてコメント。

    「ランドは素晴らしい仕事をしたし、本当に喜ばしいことだった。できるだけ早くヘルメットを交換したいと思っているよ!」

    ランド・ノリスだけでなく、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンも幼少時代からのアイドルとしてバレンティーノ・ロッシの名前を挙げえている。アルボンは、F1のカーナンバーとしてロッシの“46”を半分にした“23”を選んでいる。

    カーナンバーについてアレクサンダー・アルボンは「僕はずっとロッシのファンだった。でも、自分がザ・ドクターの代わりになることはできないので、その半分にしようと思ったんだ!」と語っている。

    二人についてバレンティーノ・ロッシは「彼らはMotoGP、僕をフォローして育ったと言ってくれている」とコメント。

    「彼らが僕のファンでいてくれるのは嬉しいことだね! 彼ら2人とも非常に強力なドライバーなので特にそう感じているよ」

    「ランドはとてもナイスガイだ。彼は19歳でとても若いけど、すでに非常に賢い。彼は年齢よりもはるかに多くの経験を持っているように見えるし、私も彼のファンだよ」

    バレンティーノ・ロッシは、今年後半に同じく彼のファンであるルイス・ハミルトンとの特別イベントでMotoGPバイクをF1カーに交換したいと考えている。

    ランド・ノリス “バレンティーノ・ロッシ”ヘルメット

  • ランド・ノリス、憧れのバレンティーノ・ロッシと初対面

    ランド・ノリス、憧れのバレンティーノ・ロッシと初対面

    マクラーレンのランド・ノリスが、幼少期からのアイドルであるMotoGPのスター、バレンティーノ・ロッシと初対面を果たした。

    ランド・ノリスは、バレンティーノ・ロッシに憧れていたことを公言しており、ヘルメットも彼のカラーを真似てブルーとイエローのカラーリングを採用。今年のF1デビュー時にはロッシと同じ46番をカーナンバーにするか悩んだほどだった。

    ランド・ノリスは、先週末にシルバーストンで開催されたMotoGPのイギリスGPを訪問。憧れのバレンティーノ・ロッシと初対面を果たした。

    「13年間世界選手権をフォローしているし、間近でグランプリを見たことはなかったけど、F1の前の初めての情熱だったんだ」とランド・ノリスはコメント。

    「本当に素晴らしかったし、特にバレと会えたのが嬉しい。ずっと僕のアイドルだったし、彼はベストだ。彼はいつも僕を鼓舞していくれているんだ」

  • バレンティーノ・ロッシ 「ルクレールのポールはファンにとって良いこと」

    バレンティーノ・ロッシ 「ルクレールのポールはファンにとって良いこと」

    MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシは、シャルル・ルクレールのF1初ポールポジションは“ファンにとって良いこと”だと語る。

    今年フェラーリに移籍したシャルル・ルクレールは、F1での2年目、フェラーリの2戦目にしてチームメイトのセバスチャン・ベッテルを抑えてポールポジションを獲得した。

    「フェラーリが強くて嬉しいし、彼のような若手がうまくやっているのは見るのは素晴らしいことだ」とバレンティーノ・ロッシは La Gazzetta dello Sport にコメント。

    「彼は加入してすぐに強さを発揮している。それはフェラーリにとっても良いことだ」

    「彼らは長い間強かったけど、アロンソ、ベッテル、シューマッハのようなすでに偉大なドライバーとだった。今、彼らには若いドライバーを起用した。彼はとても強いし、それはファンにとっても良いことだ」

  • ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシのマシン交換が実現か

    ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシのマシン交換が実現か

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンとMotoGPのスターであるバレンティーノ・ロッシが、今年F1マシンとMotoGPマシンを交換して走行することが実現するかもしれない。

    ルイス・ハミルトンは、自分がMotoGPのファンであることを明らかにしており、昨年、オートバイブランドのMVオーガスタのアンバサダーに就任。コラボレーションモデル『F4 LH44』が世界限定44台で発売されている。

    また、昨年12月には世界スーパーバイク選手権に参戦するヤマハのワークスチームのバイクをヘレス・サーキットでテストしている。

    MotoGPマシンでの走行についてルイス・ハミルトンは「100%乗ってみたい。そのために訓練している」とコメント。

    「僕にはもっと日数が必要だ。なによりコースで2日半の日数しかなかったからね。でも、最終的にMotoGPバイクを試してみたいと思っている。それが夢だ」

    ルイス・ハミルトンは、今週末のMotoGPの開幕戦カタールGPでメルセデスのメインパートナーであるペトロナスの特別ゲストとしてパドックとピットを訪れた。

    「MotoGPは全週末見ている。グランプリ週末のときでさえ、予選の前後にミーティングから飛び出してみているし、ここで予選を見ることができる」とルイス・ハミルトンは語った。

    以前、ルイス・ハミルトンは、自身のヒーローであり、インスピレーションのうちの1つとして、MotoGPの“史上最高”として広く称賛されている7回のMotoGPチャンピオンのバレンティーノ・ロッシの名前を挙げていたが、お互いにF1マシンとMotoGPマシンを走らせることは実現していなかった。

    しかし、今年からバレンティーノ・ロッシが所属するヤマハチームのタイトルスポンサーとしてもエネルギー飲料会社のモンスターエナジーが就任。モンスターエナジーはルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシの両方のパーオナルスポンサーも務めている。

    ヤマハの広報担当は「その可能性は何年もの間検討されています。ですが、我々はそれを実現することができませんでした」とコメント。

    「今回は実現できるかどうか検討しています。ですが、今のところはまだ何も決定してしていません」

    しかし、ヤマハもメルセデスも積極的なチャンピオンシップにスターを不必要なリスクにさらすことを望まないため、ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシとのシート交換が行われるのは最短でも12月になると考えられている。

    噂では二人の契約が危険なレクリエーション活動に関してそれほど厳しくなくなるアブダビGPの直後にヤス・マリーナ・サーキットで実現するかもしれないとされている。

    バレンティーノ・ロッシの元ヤマハチームメイトであるホルヘ・ロレンソは、2016年にシルバーストンでメルセデスF1カーを運転する機会を得ている。しかし、ロレンソはその後スポンサーをレッドブルに変え、2019年にホンダワークスチームに移籍している。

  • MotoGP | カタールGP FP1:バレンティーノ・ロッシがトップ発進

    MotoGP | カタールGP FP1:バレンティーノ・ロッシがトップ発進

    2019年のMotoGP 開幕戦カタールGPのフリー走行1回目が3月8日(金)、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップタイムを記録した。

    気温26度、路面温度29度のドライコンディションの中、バレンティーノ・ロッシは1分55秒048をマーク。昨年8月の第10戦チェコGPのフリー走行3以来となるトップタイムをマーク。ホンダ車からヤマハ車に乗り換えた2004年以来15年ぶりにシーズン最初のセッションを制した。

    2番手には0.079秒差でホルヘ・ロレンソ、3番手には0.116秒差でマルクス・マルケスとホンダ勢、4番手には0.169秒差で、5番手には0.219秒差でドゥカティ勢が続いた。

    マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は6番手、中上貴晶(LCRホンダ)は0.448秒差の10番手だった。

    2019年 MotoGP 開幕戦 カタールGP フリー走行1回目

    Pos. No. Rider Team Time
    1 46 バレンティーノ・.ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分55秒048
    2 99 ホルヘ・ロレンソ レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒127
    3 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分55秒164
    4 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分55秒217
    5 9 ダニロ・ペトルッチ ミッション・ウィナウ・ドゥカティ 1分55秒267
    6 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP 1分55秒312
    7 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT 1分55秒324
    8 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分55秒396
    9 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分55秒409
    10 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ 1分55秒496
    11 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT 1分55秒509
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分55秒620
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒778
    14 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター 1分55秒828
    15 29 アンドレア・イアンノーネ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分55秒828
    16 63 フランセスコ・バグナイア アルマ・プラマック・レーシング 1分55秒835
    17 35 カル・クラッチロー LCRホンダ・カストロール 1分55秒869
    18 88 ミゲール・オリベイラ レッドブルKTMテック3 1分56秒061
    19 5 ヨハン・ザルコ レッドブルKTMファクトリー・レーシング 1分56秒206
    20 17 カレル・アブラハム レアーレ・アビンティア・レーシング 1分56秒249
    21 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分56秒289
    22 55 ハフィス・シャーリン レッドブルKTMテック3 1分57秒181
    23 38 ブラッドリー・スミス アプリリア・ファクトリー・レーシング 1分57秒189
  • アレクサンダー・アルボン、カーナンバー23は“ロッシの46番の半分”

    アレクサンダー・アルボン、カーナンバー23は“ロッシの46番の半分”

    トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1カーナンバーとして選んだ“23”は、MotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシの“46”の“半分”にした番号だと冗談交じりに語った。

    2012年に一度レッドブルのジュニアプログラムを外されたアレクサンダー・アルボンだったが、F2での活躍が認められ、2019年にトロロッソ・ホンダでのF1デビューを勝ち取った。

    バレンティーノ・ロッシのファンであるアレクサンダー・アルボンは、2006年にSuper 1 Honda National Championshipsのカデット・クラスにロッシの愛称“The Doctor”のステッカーで飾りつけたカーナンバー46のカートで参戦し、チャンピオンを獲得している。

    F1アブダビGP後にトロロッソ・ホンダのF1レースドライバーになることが発表されたアレクサンダー・アルボンは、FIAが2019年の暫定F1エントリーリストを発表した時点ではカーナンバーが確定していなかったが、その後、23番を使用することがトロロッソの公式ホームページで公表されていた。

    アレクサンダー・アルボンは「僕はずっとロッシのファンだったんだ。ザ・ドクターの代わりになることはできないけど、せめてその半分くらいにはなりたいなと思ったんだ」と自身のTwitterにカート時代の写真とともに投稿した。

    Alexander Albon Toro Rosso Honda

    先週、2019年にマクラーレンでF1デビューを果たし、F2でアレクサンダー・アルボンとタイトルを争ったランド・ノリスは、バレンティーノ・ロッシの46番を使うことも検討し、またカート時代に彼の46番を使用していたアレクサンダー・アルボンのファンだったことを明かした。

    ランド・ノリスは、バレンティーノ・ロッシの“真似をした”とは思われたくなかったので、自分だけのカーナンバーとして育っていくため4番を選んだと語っている。

    アレクサンダー・アルボンは、2018/19シーズンから日産e.damsとフォーミュラEに参戦する契約を結んでいたが、F1での夢を掴むために契約を解消。

    トロロッソ・ホンダとの契約が発表された直後にヤス・マリーナ・サーキットで開催されたF1のポストシーズンテストには参加したが、まだF1マシンを走らせていない。

    先週、アレクサンダー・アルボンは、ファエンツァのトロロッソのファクトリーを初訪問している。

    関連:ランド・ノリス 「バレンティーノ・ロッシの“46”を真似るのは避けた」

  • MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPは、MotoGP マレーシアGPで、マーベリック・ビニャーレスがグリッド11番手から追い上げて4位を獲得。バレンティーノ・ロッシはレースをリードするも転倒。再スタートし18位でチェッカーを受けた。

    マーベリック・ビニャーレスはグリッド11番手からすぐにひとつ上げて10番手に。そのあと2ラップほどタイヤを暖めてからチャージを開始した。トップグループと同等のペースで順調に走行を続けながら着実に順位を挽回。

    残り9ラップでA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)をとらえて6番手に上がり、さらにD・ペドロサ(ホンダ)をパスして5番手に浮上した。その前のA・リンス(スズキ)には届かなかったが、トップ走行中のロッシが転倒したため自動的に4位に上がってチェッカーとなった。トップと差は4.667秒。

    バレンティーノ・ロッシはグリッド2番手からパーフェクト・スタート。ホールショットを奪ってレースをリードし、コンスタントにハイペースをキープして後続を引き離していった。レース前半はこのアドバンテージに増減も見られたものの、ロッシに近づいてパスを試みるライダーはひとりもいなかった。ところが最後の10ラップになると、暑さとタイヤの消耗に苦戦する間にM・マルケス(ホンダ)が急接近。これに対応するため、さらにペースを上げて懸命にトップ・ポジションを守っていたが、17ラップ目の第1コーナーでミスをおかして転倒してしまった。ロッシは18番手でコースに復帰して再スタート。そのままポジションをキープし、トップから58.288秒離されてチェッカーを受けた。

    この結果、ロッシはランキング3位をキープして2位に25ポイント差。ビニャーレスはロッシとの差を2ポイントに縮めてランキング4位となっている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキングで2位に38ポイント差のランキング3位。Movistar Yamaha MotoGPはチーム・ランキング2位をキープし、トップを39ポイント差で追う。

    Movistar Yamaha MotoGPは2週間後の11月16日~18日、リカルド・トルモ・サーキットで行われる2018シーズン最終戦、バレンシアGPに臨む。

    ザルコが3位表彰台獲得! シャーリンは母国でトップ10の大健闘
    ポールポジションからスタートしたMonster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが、序盤からプッシュしてハイペース走行。全20ラップにわたってトップにくらいつき、最終的に3位でチェッカーを受けて表彰台を獲得した。これによってトップ・サテライトの座を奪い返し、2週間後はいよいよ最終戦を迎える。

    ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンは、グリッド8列目から絶好の飛び出しを見せてオープニングラップで11台をパス。その後も順調に周回を重ねて10番手まで上がり、母国ファンを歓喜させた。トップ10という見事な成績とともに貴重なポイントを獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのライバル、F・モルビデリ(ホンダ)との差をまた短縮。最終戦であと10ポイントを追いかける。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (4位)
    「昨日の予選を終えた時点で、もうレースは終わったと話していました。ところが今朝またウエット・コンディションを走ったら、私がトップになったのです。今のMotoGPはすべてが非常に接近しているのでトップからのスタートが必須ですし、後方から抜いていこうとすればタイヤの消耗も激しくなってしまいます。そのなかで私は表彰台まであと少しと近づきましたが、最後の4ラップで急激にグリップが落ちて、どうすることもできなくなりました。今回はチームが本当によくがんばってくれて、素晴らしいマシンを与えてくれました。もしも、もっと前からスタートしていたら、もっといい戦いができたのではないかと考えずにはいられません。3つのコースで優勝を目指して戦うことができたことに、とても満足しています。課題はまだたくさんありますが、以前よりずっと良くなっていて、今はとても安定しています。最終戦のバレンシアは相性が良く、大好きなコースです。私のライディング・スタイルにも合っているので楽しみです」

    バレンティーノ・ロッシ (18位)
    「今シーズンのベスト・レースだったので、このような結果になり非常に残念です。気持ちよく乗れていましたし、ペースもとても良く、順調にプッシュして優勝を目指していました。ところが残り4ラップか5ラップのところで転倒してしまいました。何が起きたのかわかりません。でも転倒したのですから、私がミスをしたのでしょう。このことは本当に残念ですが、それを除けば今週はとても順調で、マシン・セッティングも非常にうまくいっていました。ここ数戦と比べたらずっと良い状況にあると思っています。次のバレンシアでもまた、十分に強さを発揮できるかどうかが重要なので、しっかり準備していきたいと思います。私たちにとってはあまり楽なコースではありませんが、どんなときもトライあるのみです」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「私たちが望んでいたような結果ではありませんでした。ふたりの力を正当に評価するものではなく、彼らは実際、今週は本当に好調だったのです。マーベリックはグリッド4列目から、懸命に追い上げて多くのライダーをパスしました。そのペースはバレンティーノと同等のものでしたから、もしも、もう少し前からスタートできていたらトップ争いができたはずです。バレンティーノのほうは、スタートで必要な仕事をしっかりこなしました。完璧な形でレースをリードしていただけに、このような結果になってしまったことが残念でなりません。それでも、私たちはこの3連戦のなかで多くの成果を得ることができました。マシンが改良され、それがふたりのパフォーマンスに表れているのです。次のバレンシアでも上位を走り、シーズンのフィナーレを飾りたいと思います」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (3位)
    「最高にハッピー。素晴らしいレースでした! でも同時に、いつものマレーシア同様、難しい戦いでもありました。終盤はかなり疲れてしまったのですが、今はもうエネルギーが戻っています。表彰台獲得の鍵は、レース序盤にあったと思います。バレンティーノをパスしようと考えていたのですが、彼もとても速かったので後ろにつくことにしました。マルクに抜かれたときにちょっとミスをしてしまったため抜け出すチャンスを逸しましたが、そのあとはマルクに後ろにつけて、順調にペースを維持することができました。ここでバレンティーノが転倒し、私は2番手に浮上。その時点ではこのまま行けると思っていましたが、最後の4ラップはアレックス(リンス)のほうが私のペースを上回っていました。私も懸命にプッシュしてペースアップを図り、そこまではバトルをコントロールできていたのですが、どうしてもコンマ3秒差を守り切ることができませんでした。最終ラップで逆転されたあとも、もう一度、追っていきましたが、すでにリア・グリップが落ちていて難しい状況でした。それでも3位を獲得できたことは良かったと思っています」

    ハフィス・シャーリン (10位)
    「まさにアンビリーバブル! 真っ先にチームにお礼を言いたいです。彼らは常に私を信じ、私にモチベーションを与え続けてくれました。昨日は本当に最悪の状態でしたが、今日はそれを埋め合わせることができて、とても良かったと思っています。スターティング・グリッド上で父の姿を見つけて心を揺さぶられました。今日、ここに来てくれたすべての人に心からお礼を言います。ホームGPでトップ10に入ることが目標でしたが、正直に言えば、それが可能だとは思っていませんでした。家族とファンのみなさんを愛しています。みなさん、どうもありがとう! とっても幸せです!」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「なんという素晴らしい一日でしょう! レース・ディレクションは、スケジュールを2時間早めるという最善の判断をしてくれました。おかげで決勝は太陽に恵まれ、Monster Yamaha Tech3にとっては最高のレースになり、うれしく思っています。ヨハンはポールポジションから絶好のスタートを切り、すぐさま身体を伏せてバレンティーノについて行きました。そのあとマルク(マルケス)が上がってきて、この3台でレースの三分の二ほどをリードし続けました。次にヨハンは少し下がりましたが、常にポジションを意識しながら、ヘレス以来となる表彰台のチャンスを窺っていたのです。バレンティーノは素晴らしいレースを展開していましたが、とても残念なことに転倒してしまいました。私たちとしてはこの時点で表彰台が確実になったと思いましたし、2位も問題ないと考えていましたが、リンスがどこからともなくやって来て、見事なラップタイムで駆け抜けていきました。彼の2位を祝福するとともに、私たちも表彰台を獲得できたことをうれしく思い、誇りに感じます。暑さに苦しめられた非常にタフなレースでしたが、ライダーたちの身体とタイヤとを最後までしっかりコントロールできたことは素晴らしかったと思います。これでサテライト勢のトップ、リンスと並ぶランキング5位に上がったので、次はバレンティーノもライバルになってくるでしょう。もう一方のピットでは、昨日の予選で最悪の事態となり皆が落ち込んでいました。ハフィスにとってこのホームGPがどれほど重要なものかが、よくわかっていたからです。MotoGPに上がってくるまでに大変な努力をしてきて、ついに初めてのホームGPに臨んだわけですから、彼の失望はとても大きいものでした。私は今朝、そしてグリッド上でも彼を励まし続けました。私のことばが彼を動かしてくれたのかどうかはわかりませんが、その後のスタート・ダッシュは現実とは思えないほど見事でした。おそらく、私がこれまでに見たどのスタートよりも素晴らしかったと思います。そしてそこからミラー、ペトルッチ、さらにはビニャーレスまで追い詰めていきました。彼の10位獲得は、私たちにとっても、彼自身にとっても夢のようなものです。彼は素晴らしいチーム・プレーヤーであると同時に非常にチャーミングな若者です。マレーシアが誇る最高のMotoGPアンバサダーと言っていいでしょう。多くの人にサポートしてもらっているのに、それに応えられなかったときの、彼の残念な気持ちを十分に察することができます。最後にこうして恩返しができたことが、彼にとっては非常に大きなプレゼントになるでしょう。連戦を終え、幸せいっぱいでヨーロッパへ戻ります。そしてポジティブな気持ちで最終戦のバレンシアに臨みます」

  • MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ 第18戦 マレーシアGP プレビュー

    先週のフィリップアイランドではマーベリック・ビニャーレスが優勝を果たしたMovistar Yamaha MotoGPが、今週は再び太平洋を越えてマレーシアへ。3連戦の最終は今週末、セパン・インターナショナル・サーキットで開催される。

    ヨーロッパを離れ、日本、オーストラリア、マレーシアと続くフライアウェイの3連戦。先週までに2戦を終えてライダーたちの疲労も高まってきている上に、マレーシアの暑さが、いつも以上のスタミナを要求する最も過酷な状況が予想されている。

    そのなかでもウイークのスタートを待ちきれないバレンティーノ・ロッシは、2001年、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年に優勝、2002年、2005年、2014年、2016年に2位、2009年、2015年に3位を獲得。この輝かしいリストに、今年はもうひとつトップ・リザルトを書き加え、ランキング2位により一層近づきたいところ。第17戦終了時点で2位と15ポイント差のランキング3位をキープしている。

    ロッシに15ポイント差のランキング4位につけているのが、前回のオーストラリアGPで表彰台の頂点に立ったビニャーレス。今回も勢いをそのままに、今年はセパン・サーキットでの初優勝を目指す。2011年には125ccクラスで、2014年にはMoto2でそれぞれ優勝しているが、最高峰クラスでは2016年の6位が最高だ。

    セパン・インターナショナル・サーキットは1999年以降、毎年、グランプリを開催している。全長5.5kmのコースには中速から高速までミックスされた5つの左コーナーと10の右コーナーが設けられ、最長920mを含むふたつのロングストレートがそれらをつないでいる。MotoGPカレンダーのなかでは最も長いコースのひとつで、この地の酷暑や3連戦の疲労も加わってライダーたちには厳しいコンディションが強いられる。

    ザルコとシャーリン、マレーシアへ
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは第18戦マレーシアGPのスタートを心待ちにしている。

    ザルコは第17戦オーストラリアGPの転倒で失ったポイントを取り戻してトップ・サテライトを目指し、シャーリンは最高峰クラスで初めて、母国ファンの前でホームレースに臨む。期待高まる大イベントは、11月2日金曜日、現地時間10:55に幕を開ける。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ
    「オーストラリアではチャンピオンシップの重要なポイントを失ってしまいました。そのことは非常に残念だったのですが、その一方でマーベリックが優勝したことは本当にうれしく思います。今週は3連戦の最終回、マレーシアを迎えますが、とても重要な一戦なので、ハードワークを続けて好成績を目指します。私たちにとって大好きなコースとは言えませんが、いつものようにベスト・リザルトを目指してベストを尽くすことに変わりはありません」

    マーベリック・ビニャーレス
    「オーストラリアでの優勝は心の底からうれしく、とってもハッピーな気持ちです。チームの努力によって問題や困難が解消され、とても気持ちよく乗れるようになって自信を取り戻すことができました。でも、もう気持ちを切り替えて次のセパンに集中しなければなりません。モチベーションは依然として高く保っていますが、気温などのコンディションはフィリップアイランドや日本とはまったく異なっています。フィリップアイランドでは重要な一歩を進めることができ、実際にマシンのフィーリングが向上しているので、方向性は間違っていないはず。この道をさらに前へ進み、シーズン終了までにもっと優勝回数を加えていきたいと思います」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「オーストラリアでの優勝はとてもファンタスティックな出来事でしたが、それを楽しむ時間は短く、すぐまた次のレースに気持ちを切り替えなければなりませんでした。でもマーベリックの優勝がチームのモチベーションをより一層、高めてくれたことは間違いなく、私たちは非常にポジティブな気持ちでこのレースウイークを迎えることができています。ここセパンでは様々な要素がレースの行方に影響を及ぼします。トリプル・ヘッダーの最終戦であること、高い気温と湿度、そのなかで走るライダーたちの体調など厳しい条件がたくさん絡み合ってくるのです。2週続けて激しいバトルを繰り広げたライダーたちは、今週、最後のプッシュに挑みます。バレンティーノとマーベリックもトップ争いのなかで好レースを展開し、2018年を最高の形で終えたいと意欲を燃やしています」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ
    「セパン・インターナショナル・サーキットは好きなコースのひとつで、いつも速く走ることができる場所です。今回もまた、マシンが良いフィーリングを与えてくれるよう期待しています。気温の高さと難しいコンディションはタイと似ていますが、ここのほうが、より合っているし、私自身、万全の状態で臨むことができそうです。好レースを展開し、できるだけ多くのポイントを獲得してトップ・サテライトを目指したいと思っています」

    ハフィス・シャーリン
    「先週のフィリップアイランドでは大いに刺激を受けました。そのあとでセパンへと戻るのを、今はとても楽しみにしています。前回は残念な結果になってしまいましたが、レース全体の三分の二くらいまでは、とてもいい走りができましたし、目の前にいるトップライダーたちから多くを学びました。しかもしっかりついて行くことができたのです。残念ながらストレートではエンジン・パワーで及ばず、また最終的には第4コーナーでフロントから転倒しまいました。ホームレースを目前にして、いつも以上にモチベーションが高まっていて、ウイークのスタートが待ちきれない気持ちです。ハードワークを継続し、自分たちを信じて、今週もまたベストを尽くします」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「あと数日でもう次のラウンド、マレーシアGPがやって来ます。私たちは冬の間に何度もテストを行って豊富なデータを持っていますし、この素晴らしいサーキットで行われる素晴らしいイベントは、チャンピオンシップにおいても非常に重要なものになるはずです。とくに今回はマレーシアのMotoGPスター、ハフィス・シャーリンが地元に外旋するのですから、MotoGPクラスは、タイGPでのそれと同様、大きな注目を集めることになるでしょう。彼はまるでロック・スターのような歓迎を受け、メディアによるマレーシアGPのマーケティング活動にも引っ張りだこの状態。私たちとしてもできるだけサポートしたいと思っています。第一に名前を挙げたいのがラズラン・ラザリ。友人のひとりであり、昨年冬、ハフィスをチームに紹介してくれた人物です。彼が見ている前で、いいレースをしたいと思っていますし、私たちは今までも、ここでは多くの好成績を残してきました。昨年はヨハンがドライ・コンディションの予選でフロントローを獲得。決勝はフル・ウエットとなりましたが、2台のドゥカティに続く3位でゴールしました。ハフィスがこのコースでMotoGPマシンを走らせるのは初めてですが、ホームレースの雰囲気が彼に力を与えてくれるでしょう。とくに前回のオーストラリアでは残念な結果に終わっていますから、そのことを忘れるためにもフリープラクティス第1セッションから新たな戦いに集中していきます。Monster Yamaha Tech3 Team、ヨハン、そしてもちろん地元のヒーロー、ハフィスのために大勢のファンが集まってくれることを期待します。現地で会いましょう!」

  • MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ 第16戦 日本GP 初日レポート

    MotoGP 日本GPのフリープラクティス初日、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは午前、午後の両セッションでドライ・コンディションとウエット・コンディションを経験し、ベース・セッティングの向上に取り組み、総合順位でそれぞれ5番手と9番手を獲得した。

    昨年はウイークを通して雨に見舞われたため、ビニャーレスにとってドライコンディションは初めての経験。午前中の第1セッションではツインリンクもてぎの感触を思い出すところからはじめ、少しずつ着実に前進していった。

    ハードブレーキングが必要となるコースの特徴を考慮して時間をかけカーボンブレーキ・ディスクを暖めてから、残り15分で徐々にペースアップ。終盤で2番手に上がってからリアタイヤをソフトコンパウンドに履き替えると、最後のトライでさらに1分45秒640へと更新してトップから0.282秒差の5番手を獲得した。

    第2セッションはウエットコンディションとなったが、ビニャーレスは早々にコースに飛び出して予定通りにセッティング作業をこなしていった。ラップタイムでは1分54秒133を記録して終盤まで上位をキープ。しかし路面が乾き始めると他のライダーたちもペースを上げたため、最終的にはトップから5.997秒差の15番手に後退した。総合順位では第1セッションのタイムが採用されて5番手となっている。

    チームメイトのロッシはフリープラクティス第2セッションの序盤で2番手につけたあと、タイヤスペックを含めた様々なセッティングオプションのテストに専念。その後、作業のほとんどを終えてからタイムアタックを開始した。そして最終ラップで1分46秒329を記録。トップから0.971秒差の9位を獲得した。

    午後になると予想通りコンディションが悪化し、第2セッションでは誰ひとりラップタイムを更新することができなかった。ロッシはウエットコンディションでのフィーリングをつかむために、ひたすらマシンバランスの向上に取り組み、ラップタイムではトップから5.942秒差の1分54秒078に留まった。しかし総合順位では9番手をキープした。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコがヤマハ勢トップの総合3番手
    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはフリープラクティス初日、午前中の第1セッションでハイペースをキープし3番手を獲得。第2セッションはウエットからスタートし、ほとんどの時間帯でトップをキープしたが、終盤になると路面が乾きスリックタイヤに交換すると、トップから0.125秒差の5番手で終了した。

    チームメイトのハフィス・シャーリンはYZR-M1でツインリンクもてぎを初走行。天候の変化もあり難しい状況だったが、第2セッションではフィーリングが向上して6番手獲得と健闘した。

    ワイルドカード参戦の中須賀、初日総合15番手
    日本GPに出場するのは今年で連続7回目となる中須賀克行。今年のチームはYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGで、マシンはYZR-M1。ゼッケンは89で、これは中須賀の誕生日である8月9日から用いられたもの。さらにチームクルーは日ごろマシン開発に携わるメンバーで気心は知れている。

    走り出しのFP1では、開始早々にトップ10入りする好タイムをマークするが、時間経過とともに他ライダーのペースが上がり、最終的に1分46秒872がベストタイムとなり15番手。FP1から決勝まで雨が降り続いた昨年のデータとは比較はできないが、一昨年まで遡ると、2016年のFP1では1分48秒058で18番手だった。

    FP2は、FP1後に降った雨の影響で路面がウエットとなっため出走を見合わせていたが、路面コンディションが回復したため、決勝に向けてのスタート練習を目的に走行時間終了直前にスリックタイヤを装着してコースイン。これで、FP2のポジションは12番手となったが、総合成績は15番手で初日を終えた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合5番手/1分45秒640)
    「順調な一日でした。それどころか非常すばらしかったと思っています。というのも前回のタイGPでの好調の原因が、タイヤではなくてセッティング変更にあったことを確認できたからです。タイヤのほうはタイGPのときとまったく違っているのに、依然として上位につけることができたので、本当にうれしい気持ちになりました。とはいえ、改善すべきところはまだ残っています。セッティングについては今の方向性を維持しながら、さらに改良に努めていきたいと思います。午後はおもにウエットタイヤのテストを行いました。昨年はこれにかなり苦戦したのですが、今年はウエットでもマシンが好調に走ってくれていて、マシンのバランスはドライでもウエットでも昨年よりよくなっているようです。また、私たちは今日、乳がんと闘う人たちへのサポートの一環として、ピンクのシャツを着用しました。このような活動を通して少しでも患者さんたちの支えになれるなればと思います」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合9番手/1分46秒329)
    「コンディションが変わりやすかったので、今日のプラクティスについて評価するのは簡単ではありません。午前中は幸いドライコンディションに恵まれましたが、いろいろと試しておきたいこともあったので、十分にペースを上げることができませんでした。その一方で、マーベリックやザルコは走りもペースも非常に好調だったので、ヤマハにとってはよいことだと思います。午後はハーフ&ハーフのコンディションになったため難しかったのですが、明日のためにトライしておかなければならないことがありました。明日はマシンをモディファイする予定ですが、それによってペースが上がるかどうか、またユーズドタイヤでもペースを維持できるかどうか確かめたいと思っています。一日の最後にはウエアを着替え、大切なイベントに臨みました。マーベリックと私は記者会見でピンクのシャツを着用したのですが、これは、乳がんへの意識を高めるためにMovistarが取り組んでいるサポートの一環です」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「今日はマーベリックが初めからハイペースで走ってくれたので、タイGPで使用したベースセッティングがここでも有効であることを確認することができました。バレンティーノは第1セッションで期待したようなスタートができませんでしたが、周回を重ねるにつれてどんどんよくなっていきました。ふたりとも、午後のウエットコンディションには好感触をつかんでいるようですし、ドライでのラップタイムを越えることはないとわかっていたので、プレッシャーを感じることなくマシンバランスの追求に専念することができました。明日はまた一歩前進し、決勝に向けてしっかり準備を整えるためにもドライコンディションを期待しています。特にタイヤの比較がまだ完了していないので、その部分にもう少し力を入れることになるでしょう」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合3番手/1分46秒483)
    「ウイーク初日は好調に運び、満足しています。ドライコンディションでは開始早々からハイペースで走ることができたので、落ち着いて多くの仕事をこなすことができました。午後になると雨が降ったりして難しいコンディションになったので、午前中のうちにタイムを上げておくことができてよかったです。フルウエットまではいきませんでしたが、所々に水たまりができている状態。両方のコンディションでレインタイヤとスリックタイヤを試すことができ、どちらもうまくマシンをコントロールできたので自信を持って臨めます。明日も速さを維持して予選で上位を目指したいと思っています」

    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合24番手/1分47秒726)
    「ドライコンディションの間にあまり多くの周回を走ることができませんでしたが、マシンのフィーリングは上々で満足できました。第1セッションは終盤でブレーキに少し問題が出たため、走行を取りやめました。第2セッションは絶好調だったのですが、ドライの時間帯を十分に利用することができなかったのは残念です。全体的にはとても順調なので、明日はもっとタイムを短縮できるでしょう」

    YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (フリー走行総合15番手/1分46秒872)
    「日本GPは、今年で連続7回目の出場です。ツインリンクもてぎに来るまでは、もうそろそろ緊張はしないだろうと思っていましたが、FP1直前は例年どおりに緊張して、走り出してそれが解けました。年に一度、世界最速ライダーたちが集まる日本GPは緊張に値するものだし、ここに自分が出場できることはとても誇りに思います。今大会は、これも例年どおりにテスト項目があるのですが、レギュレーションで手を加えられるところが限られているので、数年前のようなハードスケジュールではありません。FP1ではリズムも良かったし、テスト項目も順調にこなせました。FP2は路面が乾ききっていなかったので、チームと相して走ることを辞めました。ただ最後に路面が回復方向だったので、スタート練習のために出走。例年よりもしっかりと走れているので、明日はさらにいい走りをしていきます」

    船沿広通監督 (技術本部MS開発室 モトGPグループ主査)
    「走り出しとなるFP1では、これまで中須賀克行選手とともにこれまでテストしてきたパーツ類やセッティングなどを実践で確認するという作業でした。現在のレギュレーションではエンジンに手を加えることができないので、必然的に車体と制御に絞られてきますが、今大会で何か新しいパーツを試すのではなく、基本的にはこれまでやってきたことの確認作業が中心です。FP2は路面が乾ききっていなかったので、ここでリスクを背負う必要性はまったくなかったので、走行をキャンセルしました。セッション終盤で中須賀選手がコースインしましたが、コンディションが回復しつつあり、スタートの練習をしたいという本人の希望によるものです」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    Movistar Yamaha MotoGPは、MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースで、バレンティーノ・ロッシが序盤からハイペースでレースを進めて2位、マーベリック・ビニャーレスは終盤に追い上げて3位に入り、今季初めてダブル表彰台を達成した。

    バレンティーノ・ロッシは6番グリッドからスタート。第1コーナーを抜けたあとビニャーレスとアンドレア・・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)を抜いて4番手に浮上すると、序盤からペースを上げてゆく。

    そしてトップ2から離されまいと目の前のダニロ・・ペトルッチ(ドゥカティ)にプレッシャーをかけ、9ラップ目の第1コーナー進入でとらえて3番手に上がった。

    この時点でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)との差は1秒以上あったが、ロッシは懸命に追い上げ、トップ2がバトルする間に差を詰めると、3ラップ後にはロレンソが第10コーナーでミスをおかしたためロッシが2番手に浮上。ロレンソもついて来たが、ロッシは少しずつアドバンテージを広げていった。終盤はマルケスの追い上げに転じたが、ロレンソとのバトルに時間を割いたことが響いて差を詰めることができず、2位でチェッカーを受けた。マルケスとの差は2.196秒。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはロッシに先行されて5番手でレースをスタート。ところがリズムをつかむまでに時間がかかり、5ラップまでにカル・クラッチロー(ホンダ)とドビツィオーゾに抜かれ、さらにアルバル・バウティスタ(ドゥカティ)にも先行を許したが、クラッチローが転倒したため7番手とする。

    3ラップ後、ビニャーレスは1分21秒台にペースを上げて4番手争いのグループに接近すると、ドビツィオーゾの背後に迫り、残り8ラップでこれをパス。さらにバウティスタとロレンソも抜いて4番手に浮上した。その後ペトルッチを追ったビニャーレスは、残り2ラップとなったところでかわし3番手とすると、最後までプッシュし続けて3位でチェッカー。トップとの差は2.776秒だった。

    2位を獲得したロッシはポイントを119に伸ばしてランキング2位をキープ。ビニャーレスは10ポイント差でランキング3位につけている。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが2位に浮上し、トップを40ポイント差を追う。Movistar Yamaha MotoGPは依然、チーム・ランキングで首位を守っており、2位との差は14ポイントとなっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは14番グリッドからのスタートと厳しい展開を強いられたが、オープニングラップでふたつ上げ、そのあともプッシュを続けて9位まで浮上。貴重な7ポイントを獲得し、サテライト勢トップの位置を確保して夏季休暇を迎える。ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも健闘。グリッド5列目からスタートすると1台1台と抜いてゆき、11位でゴールしてポイントを獲得した。

    MotoGPはこのあと短い夏休みに入る。第10戦は8月3~5日、チェコのブルノ・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「ザクセンリンクはこれまであまりよい成績を残せていませんでしたが、今日はダブルで表彰台に上ることができとてもうれしいです。チームの仕事もとてもよかったと思います。そして私自身も序盤からよいレースができましたし、最後までミスなく走りきれたことに満足しています。先週、改めて去年のレースのビデオを見て “フォルガーがよい走りをしたのだから、私たちも同じことをしなければいけない”と。終わってみれば去年の彼と同じポジションに立つことができました。だから今はとてもうれしいし、よい流れで休暇を迎えられてうれしいです」

    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「正直に言えば、とても厳しいレースでしたが、チームとともに今回は最後の10ラップの戦い方を改善することに集中してきました。これがとてもよかったのだと思います。そして実際、終盤はかなりいい走りができたと思いますが、チームとしても私自身も、もっとやれることがあると感じています。ここから夏休みになりますが、この間にまたハードワークをして、マシンのさらなる改善を目指します。今日はオーバーテイクがほとんどできませんでした。トライはしたけれども、コーナーで何度もはらんでしまったのです。でも終盤は多くのライバルを抜くことができました。そのときは1分21秒8から1分21秒9が出ていて、予定通りのペースになっていました。ここまでともに一歩ずつ進んできましたが、これからも同様のことを続けていきます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日のダブル・ポディウムはチームにとって最高の結果です。ウイークを通じて改善を試み、一歩一歩、着実に前に進んでマシンを仕上げることができました。ザクセンリンクで私たちはいつも苦労させられてきたので、それだけに、ここで2位と3位を獲得できたことはすばらしいのです。ロッシ選手は好スタートを切って、序盤からトップ2についていきました。タイヤをよくコントロールしていましたが、これは、グリッド上でミディアムタイヤに変更するという彼の判断のおかげ。マーベリックのほうはよい位置からスタートしましたが、序盤で順位を下げてしまいました。ところがそのあと見事なリカバーを見せ、終盤に数々のオーバーテイクを見せてふたりが表彰台に上ってくれたのです。ここから休暇になりますが、しっかりとエネルギーを注入して、シーズン後半戦に臨みます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (9位)
    「昨日までの難しい状況を考えれば9位はよい成績だと思います。結果には満足していますが、表彰台が見えず、ペースでは大きく離されたことが残念です。チームとともに懸命に仕事に取り組んできましたが、今回は正しい解決策を見つけ出すことができませんでした。シーズン後半戦では問題を解決し、フィーリングを向上させて、またハイペースで走れるようがんばります。セッティングを向上させる方法は必ず見つかるはず。きっとまた、表彰台に上れるようになると確信しています。ランキング4位と同ポイントの5位ですが、やはりトップ3に入りたいと思います。そうなれることを信じています」

    ハフィス・シャーリン (11位)
    「まず初めに、チーム・クルーのみんなにお礼を言いたいと思います。セッティングについて本当にすばらしい仕事をしてくれたからです。それによって、シーズン序盤と同じようなフィーリングを得られるようになったのです。とてもトリッキーで難しいこのコースでポイントを獲得できたことはとてもよかったと思います。ヨハンのグループについて行くこともできました。終盤でタイヤのグリップが落ちてしまったのですが、これはわたしにとっては大切な勉強のひとつです。ここ数戦は厳しい状況が続いていましたが、現時点で11位は私にとって最高の結果でまたベスト・ルーキーを取り戻すことができました。夏休みの間はフィジカルのコンディションを維持するために、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを目指ししっかりトレーニングを続けます」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「金・土と非常に厳しい状況で、予選もウォームアップも同様に苦戦してきました。ところがザルコ選手とシャーリン選手は、プラクティスで直面してきたすべての問題を克服しようと努力し、その結果、考え得るなかで最高の順位を獲得してくれました。ザルコ選手はペドロサ選手とバトルを繰り広げ、わずかに届きませんでしたが、それでも9位を獲得したことでドビツィオーゾ選手と並んでランキング4位タイに立つことができました。本当にすばらしい成果です。シャーリン選手のほうは、カタルニアでは残り周回数わずかというところまで9位を走っていながらミスをしてしまいましたが、今日は、そこから学んだことをしっかり証明してくれたのです。多くのベテランライダーとバトルし、最後にはイアンノーネ選手と戦ってゴールライン上で前に出て11位。これは私たちにとっても非常に誇らしいことです。シャーリン選手はまた、ベスト・ルーキーの座も奪回しました。これはチームと彼との今シーズンの最大の目標となります。この後、ザルコ選手はフランス南部で、シャーリン選手はクアラルンプールへ戻って家族と過ごすことになるでしょう。そして残りの10戦も頑張ります」