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  • MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、MotoGP ドイツGPの決勝をグリッド2列目からスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは予選セッション序盤でトップ争いを展開したあと4位を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、Q2に出場した12人が0.7秒差にひしめくなかで、激しい競り合いの末に6番手となった。

    ビニャーレスは15分間のセッションを好調にスタート。最初のアタックで一時トップに立ったあと、少し緩めて態勢を整える。そして2回目のアタックでは1分20秒441へ更新し、改めてトップの座を確実にした。

    残り8分半でピットに戻ると、ほとんどのライダーピットレーンを離れるまで待ち、クリアスペースを確保してからピットアウト。残りの3ラップでポールポジションを狙っていったが、ベストラップを更新することができず最後の4分間で4番手に後退した。トップとの差はわずかに0.171秒だった。

    一方のロッシは予選セッション序盤で苦戦。2回目のアタックで1分21秒台の壁を破り、1分20秒972で7番手につけたあとピットインを行った。

    残り時間は約6分。新品タイヤを装着してコースに戻った時点で8番手に後退していたため、なんとか順位を上げようと果敢に攻めてゆく。そして4回目のアタックで1分20秒532に短縮して5番手に浮上。しかし最後のラップではラップタイムを更新することができず、ひとつ下げて6番手で終了した。トップとの差は0.262秒。決勝はビニャーレスと同じ2列目からのスタートが決定した。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは、ドイツGP決勝をそれぞれグリッド5列目と6列目からスタートする。

    Q1に臨んだザルコはフリープラクティス初日のタイムを1.431秒短縮したが、シーズン中で最も短いコースで多くのライダーのラップタイムが接近した結果、0.116秒の僅差でQ2進出を逃すこととなった。

    一方のシャーリンは、特徴的なザクセンリンクのコース攻略に苦戦。金曜日の午前中から土曜日の午後までに1.5秒以上を短縮したにもかかわらず、決勝グリッドは6列目に留まっている。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選4番手/1分20秒441)
    「予選セッションは好調でした。とくに最初の走行は本当に良かったと思います。2回目の走行でも同様にプッシュしていきましたが、すでにフロントタイヤを消耗していたので思い通りの走りができませんでした。本来なら、今日はポールポジションも不可能ではなかったと思っていますが、それよりも明日の決勝のほうに照準を定めています。明日までにもう少し改良したいところもあるので、その成果に期待しています。おもな課題は電子制御システムとわたし自身のライディング・スタイルですが、どちらもきっとうまくいくと信じています」

    バレンティーノ・ロッシ (予選6番手/1分20秒532)
    「昨日よりはずっと良くなりました。電子制御システムを活用して、マシン・バランスと加速性能が向上したのです。ペースはそれほど良くはありませんでしたが、同時にそんなにひどい状態でもありません。今シーズンはもう何度も経験していることですが、大勢が非常に接近しているので、2列目に並べたことはとても良かったと思います。ここから好スタートを決め、そのまま最初の数ラップを順調に走ることが重要なのです。そのあとは様子を見なければなりませんが、とくにリアタイヤの選択が鍵を握ることになると思っています。どれにするかはまだ決まっておらず、どのタイヤがベスト・チョイスなのかもまだ把握できていません。これからデータをチェックし、作業に取り組み、明日もまたそれを続けて決勝に備えます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「ザクセンリンクの2日目はとても忙しい一日になりました。昨日もお話ししたように、今日はマシン・セッティングと決勝用タイヤ・スペックのテストに集中し、これだけでふたつのセッションのほとんどを費やすこととなったのです。マーベリックはQ2の序盤で自信にあふれる走りを見せてくれました。そしてセッションの残り3分まで暫定トップに立っていたのはとても良かったと思います。ただ2回目の走行でラップタイムを更新できなかったことが残念です。バレンティーノのほうは、それとは反対の状況になり、最初のトライでは1分20秒台に入れることができずに苦しみました。それでも2回目の走行でなんとか6番手まで上がってきて、結果的にふたりともグリッド2列目に並ぶことになったのですから、まずまずの成果と言っていいと思います。このサーキットはとくにオーバーテイクが難しいところなので、グリッド位置がとても重要なのです。もちろん、依然として激しいレースになると予想しています。明日のウォームアップ・セッションまでにさらに改善を試み、もう一歩前進できるよう頑張って仕事に取り組んでいきます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選14番手/1分21秒059)
    「とても難しい一日になりました。何がいけなかったのか、未だにはっきりとは理解できていない状態です。ウイークのスタートからここまでずっと、ペースが上がらず状況は少しも好転しません。明日の決勝でどこまでやれるかわかりませんが、いつものように戦いに挑むつもりです。いずれにしても、非常に厳しい状況です。早くここから抜け出せるよう願っています」

    ハフィス・シャーリン (予選18番手/1分21秒460)
    「セッティング向上を目指して作業に取り組みましたが、フリープラクティス第3セッションでは、それがなかなかうまくいきませんでした。でもそのあとでチームがとても良い状態に仕上げてくれて、プラクティスの第4セッションでは決勝を想定してロングランも行いました。予選終盤は少しナーバスになっていましたが、それでもあとコンマ2~3秒は短縮できると考えていたので、もしそうなっていればトップ15に入れたかもしれません。結局そこには届きませんでしたが、かなり近づくことができました。明日は好スタートを目指し、チームのために少しでもポイントを獲得できるよう頑張ります。同じくルーキーの中上選手が今回はとても好調なので、彼とバトルできればうれしいです」

  • MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP 第9戦 ドイツGPが今週末ザクセンリンクで開催される。今シーズン前半戦の最終レースへむけてMovistar Yamaha MotoGPは士気を高めている。

    大接戦が展開されたオランダGPから2週間、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは今週末、第9戦ドイツGPに臨む。 オランダGPでは見事な走りを披露しながらも、わずかに表彰台を逃したバレンティーノ・ロッシ。

    今回はその雪辱を果たすべくウイークのスタートを待っている。シリーズランキング2位をキープしているロッシは、トップとの41ポイント差を縮めてから夏休みを迎えたいところ。ここザクセンリンクでは豊富な経験と多くの好成績を残している。2002年、2005年、2006年、2009年に優勝。2000年、2003年、2008年に2位、2013年と2015年に3位を獲得している。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは前回表彰台を獲得し、シリーズポイントではロッシから6ポイント差のランキング3位につけている。アッセンTTサーキットではスタートからフィニッシュまで力強い走りを見せており、今回も勢いをそのままに好結果を導き出そうと自信を持って臨む。ザクセンリンクでは2度、表彰台に上っている。2011年に125ccクラスで、2013年にはMoto3で3位を獲得した。今年はMotoGPで、初めてのトップ3を目指す。

    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、終始トップグループにつけた前回のアッセン同様、今回も引き続きさらなる前進を目指す。一方、アッセンで厳しい戦いを強いられたチームメイトのハフィス・シャーリンは、もう一度ここでポイントを獲得してからシーズン後半戦にそなえたいところ。

    ザクセンリンクのあるケムニッツ地方は2輪と4輪のレースが盛んな地として知られており、1920年代にはクローズドの公道サーキットでレースが行われていた。ザクセンリンクは1996年、安全性を考慮して建設。その2年後に初めてMotoGPを開催して今日に至る。コース幅12mのサーキットには多くのタイトコーナー(左10、右3)が設けられ、MotoGPカレンダーのなかでは最もスピードの遅いコースのひとつとなっている。

    バレンティーノ・ロッシ
    「アッセンは素晴らしいレースでした。だからこそ、早くまた走りたくてうずうずしています。ここザクセンリンクでもあのようなレースを再現できるかどうかはわかりませんが、トップライダーたちとともにトップグループで戦うためにすべてを賭けるつもりです。去年のドイツGPはあまり良いところがありませんでした。それだけに、わたしたちのポテンシャルを理解するのに適した場所と言えるでしょう。金曜日の最初のフリープラクティスからハードワークを行い、レースに備えなければなりませんが、わたしは非常に自信を持っています。わたし自身、とても調子がいいですし、チームも本当によく頑張ってくれています。夏のショートブレイクを迎える前の大事な一戦なので、ベストを尽くし、日曜日には好バトルを展開し、シーズン前半を良い形で終えたいと思っています」

    マーベリック・ビニャーレス
    「ザクセンリンクをとても楽しみにしています。マシンの準備は順調ですし、すべてのことが良い方向へと進み始めています。このまま好調を保ってシーズン前半戦を終えることができると確信しています。チャンピオンシップで好位置をキープするために、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思っています。アッセンでは幸いに、マシンに以前と同じような好フィーリングが戻ってきました。レース序盤で悩まされていた問題を解決することができたので、ライバルたちと同等の戦いができるようになったのです。その結果として立った表彰台では新しい空気を吸ったような気持ちがして、より一層、大きなモチベーションが生まれました。この場所を維持するために、いつものように100%の力を注ぎたいと思っています。昨年は4位に留まり、惜しいところで表彰台を逃しました。今年はすべてをぶつけて表彰台を目指し、良い方向性をキープしていきたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「アッセンでの素晴らしいバトルを見たあとだけに、わたしたちチームは次のレースを待ちきれない気持ちでいます。ライダーたちはふたりとも、前回のレースで大きな手ごたえをつかんでいたのです。オランダでつかんだグッド・フィーリングを、今回もまた再現することを心に決めています。バレンティーノもマーベリックも数日間の休養でバッテリーをチャージし直しているので、夏休み前の最後のレースとなるザクセンリンクでもう一度100%を注ぐことができるはずです。ザクセンリンクはヤマハのマシンによく合っています。しかしここではセッティングの出来が大きな役割を果たすことになるのです。狭いコースに合わせてセッティングを仕上げていくために、わたしたちは初日の金曜日から良い状態でスタートする必要があるでしょう。昨年はわずかに表彰台に届きませんでした。今年はその雪辱を果たすことがわたしたちの目標になります。そのためにも前回のような仕事を今回も再現することが重要になります」

    ヨハン・ザルコ
    「ドイツのザクセンリンクは小さいサーキットですが、とてもおもしろくて、とてもいいコースです。ときどき大雨に見舞われたりしますが、そんなときでもコースは良い状態を保ってグリップも十分。そうなると、ウエット・コンディションでもびっくりするほどマシンを傾けられたりするので、私にとってはそれが逆に邪魔になるほど。その感触に慣れるまでに少し時間がかかるのです。ドライ・コンディションならば、同時に気温も高めになってほしいと思っています。ここは左コーナーがとても多いので、タイヤの右側が常に冷たいままになってしまいます。気温が上がれば、右側の感触もいくらか良くなるからです。去年は9位。当時のチームメイト、ジョナスはホームGPで素晴らしい活躍を見せました。今年は私が、なんとかそれを引き継ぎたいと思っています。そしてザクセンリンクで表彰台を目指します」

    ハフィス・シャーリン
    「ザクセンリンクは小さくてテクニカル。他のコースとは異なる特徴を持っています。私は日曜日の30ラップの決勝に照準を合わせ、ハードワークを重ねて着実に前進していきたいと思っています。前回のウイーク序盤と同じように、マシンに好感触をつかむことが重要。ウイークのスタートが非常に楽しみです。自分自身を成長させ、またポイント圏内に復活してトップルーキー奪還を目指します。好天を期待します」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「ここザクセンリンクでシーズン前半が終了し、パドックは短い夏休みに入ります。毎年のことですが、前半戦を良い状態で終えることがとても重要で、チームにとってひとつの指針にもなります。現時点でヨハンはランキング4位。まずそれをキープすることが目標ですが、彼のすぐ後ろに大勢のライダーがついてきているので、そう簡単ではないでしょう。ザクセンリンクは夏休み前の重要なポイントなので、ここで好感をつかむことによって夏休みがより充実し、より良い気分で後半戦を迎えることができるのです。昨年はジョナス・フォルガーがトップ争いを展開して最終的に2位を獲得。母国ファンの前でMotoGPの初表彰台に上るという素晴らしい結果になりました。これはわたしにとっても特別なことで、思い出すと今でも涙があふれるほどです。ジョナスはもちろん、チーム全員の夢がかなった瞬間だったのです。わたしたちはこのコースで良いレースができることを知っています。数年前にはカル・クラッチローも、マルク・マルケスと戦って2位を獲得しています。このようにいくつかの好成績と素晴らしい思い出が生まれた場所であり、また大勢のファンが迎えてくれる場所でもあるのです。いつも大観衆がわたしたちを良い気分にさせてくれるので、毎年ここへ来るのを楽しみにしています。ドイツの熱狂的ファンがわたしたちに幸せな時間を与えてくれるのです。 ハフィスもまた、トップルーキーを目指してここまでとてもよく頑張っています。前回のアッセンは残念な結果となりましたし、ザクセンリンクも彼にとってはあまり良いところがなかったと思いますが、彼がワークショップで数日間を過ごした間に、わたしはこのような話をしたのです。”良いライダーになりたければ、どのサーキットでも速く走れるようにならなければならない。とにかくそこへ行って楽しむこと。それが成果をつかむ方法なのだ”。ヨハンはランキング4位キープを、ハフィスはフランコ・モルビデリより多くのポイントを目指して戦います。そのあとわたしたちは数日間の休みをとり、またシーズン後半戦に向けて準備を始めます」

  • 【MotoGP】 第7戦 カタルニアGP:V.ロッシが2016年以来のトップ発進

    【MotoGP】 第7戦 カタルニアGP:V.ロッシが2016年以来のトップ発進

    MotoGP 第7戦カタルーニャGPのフリー走行1回目が6月15日(金)にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップタイムをマークした。

    気温22度、路面温度28度のドライコンディションの中、バレンティーノ・ロッシは1分39秒456を記録。今シーズン初、昨年10月の第17戦マレーシアGPフリー走行3以来、2016年9月の第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来となる週末の1番手発進を決めた。

    2番手には0.347秒差でアンドレア・ドヴィツィオーゾ、3番手には0.348秒差でホルヘ・ロレンソとドゥカティ勢が続いた。

    4番手には0.426秒差でポイントリーダーのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、以下、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ティト・ラバット(アルマ・プラマック)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ジャック・ミラー(レアーレ・アビンティア)がトップ10入りした。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は、トップから1.545秒差の20番手だった。

    2018年 MotoGP 第7戦 カタルニアGP フリー走行1回目

    順位 No. Rider Team Time
    1 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分39秒456
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分39秒803
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分39秒804
    4 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分39秒882
    5 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分39秒933
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分40秒114
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分40秒159
    8 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分40秒264
    9 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分40秒274
    10 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分40秒310
    11 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分40秒388
    12 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分40秒454
    13 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分40秒504
    14 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分40秒795
    15 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分40秒882
    16 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分40秒896
    17 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分40秒899
    18 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分40秒945
    19 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分40秒957
    20 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分41秒001
    21 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分41秒038
    22 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分41秒194
    23 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分41秒350
    24 50 シルバン・ギュントーリ チーム・スズキ・エクスター 1分41秒436
    25 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分41秒438
    26 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分41秒159
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    ムジェロ・サーキットはスタート前からイエロー・スモークに覆われていた。Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシは終始ファンの目をくぎ付けにし、5台による熾烈な3位争いを制してランキング2位に浮上した。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは序盤でペースが上がらず苦戦したが、後半で挽回して8位となった。

    バレンティーノ・ロッシはポールポジションから好スタートを切り、ホルヘ・ロレンソに続く2番手で第1コーナーへ。マルク・マルケスが3ラップ目にバレンティーノ・ロッシをパスしたが、その2ラップ後には転倒して後退した。これで再びトップを追う展開となったが、後続も激しいプッシュを開始。16ラップ目にバレンティーノ・ロッシがコーナーではらむ間にアンドレア・ドヴィツィオーゾとアンドレア・イアンノーネが先行し、背後にはダニロ・ペトルッチとアレックス・リンスが迫って来た。

    バトルのなかで一旦は5番手へ後退したが、リンスの追撃を抑えながらイアンノーネとペトルッチをパス。残り9ラップではリンスに先行を許すも、後ろにつけてチャンスを窺い、17ラップ目と18ラップ目に続けてトライして3位を奪い返した。終盤にはイアンノーネが再び激しく迫り第1コーナーで仕掛けてきたが、バレンティーノ・ロッシはしっかりとラインを抑えて3位でチェッカー。この結果、グランプリ・ライダーとして初めて通算獲得ポイントが5,000ポイントを超えた(合計5,005ポイント)。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはグリッド3番手からやや出遅れ、集団に飲み込まれる格好で第1コーナーへ。ハード・コンパウンドのタイヤが暖まるまでに時間がかかったこともあり、なかなかペースが上がらず11番手まで下げて1ラップ目を終了した。その後、徐々にリズムをつかむとヨハン・ザルコを追ってゆき、9ラップ目に自己ベストを記録したあと10ラップ目でザルコをパス。

    ここからは単独走行となり、4秒ほど離れた前のライダーを追ってゆく。1分48秒台をキープしながら周回を重ねるごとに自信をつけ、ついには3位集団まで近づいた。さらにポジションを上げたいところだったが、すでにタイヤを消耗していたためアタックならず。トップから11.060秒差の8位でチェッカーを受けた。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコはトップ10を目指してスタート。すぐさま第2グループに入ってバトルを展開し、貴重な6ポイントを獲得した。チームメイトのハフィス・シャーリンは、今回もトップ・ルーキーを目標に非常に力強い走り。最終ラップではさらに1台をパスして12位を獲得。これで4ポイントを手中にし、ランキングではライバルのフランコ・モルビデリと並びルーキー勢トップタイに返り咲いた。

    3位獲得のバレンティーノ・ロッシはシリーズポイントを合計72に伸ばしてランキング2位に浮上。マーベリック・ビニャーレスは5ポイント差の3位で続いている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキングで2位をキープし、トップを22ポイント差で追う。Movistar Yamaha MotoGPはチーム・ランキングでトップに返り咲き、2位に15ポイント差をつけている。

    次回は2週間後の6月15日~17日、マーベリック・ビニャーレスのホームレースとなるスペインGPがカタルニア・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (3位)
    「非常に厳しいレースでした。フロントにハード・コンパウンドを選択していたため、十分なグリップが得られないことはわかっていました。そのなかでミスをしないように心がけ、それだけでも難しいことだったのですが、同時に表彰台争いのグループから離されないようにしなければなりませんでした。彼らはソフト・コンパウンドを履いていたので、終盤になれば私のほうが有利になるのではないかという望みも持っていました。そして実際にその通りになったのです。イアンノーネがあきらめずに追って来たので、最後の最後まで気を抜くことはできませんでしたが、最終的にはこうして目標としてきた表彰台を獲得することができました。ムジェロでこのような結果を出すことができて、とってもハッピーです!」

    マーベリック・ビニャーレス (8位)
    「昨日のフリープラクティス第4セッションまではとても好調だったのですが、今朝のウォームアップ・セッションからマシンのフィーリングが変わってしまいました。とくに序盤はほとんどすべてのコーナーでフロントが安定しない状態で、なかなかペースが上がりませんでした。10ラップ後にはそれも解消されてラップタイムでは上位と同等まで上がって来ていたのですが、すでにタイヤを消耗していたため表彰台争いに追いつくことはできませんでした。でも、そのような状態でも、いつもと同じように最後までベストを尽くしました」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日はタイヤ・チョイスが非常に重要な役割を果たしました。私たちはタイヤ剥離を避けるためにハード・コンパウンドを選択したのですが、これがライダーに最大のグリップを提供するものでないことはわかっていました。そして実際、前半は非常に厳しい戦いになってしまいました。しかしバレンティーノはそのなかでもしっかりとタイヤをコントロールし、同時に表彰台圏内をキープし続けたのです。これによって、彼のハード・タイヤがライバルたちに優るようになったとき、3位を奪い返すことができました。 マーベリックのほうはスタートで出遅れ、グリップ不足もあり順位を下げてしまいました。ハード・タイヤが機能し始めるとコンスタントに1分48秒台をキープし、前のグループとの差を詰めていきました。しかし彼らに仕掛けるにはすでに遅かったのです。チームとしてはパーフェクトとはいきませんでしたが、ライダーおよびコンストラクターのランキングで前との差を詰め、またチーム・ランキングでトップを奪い返すことができたことに満足しています。次もまた、しっかりプレッシャーをかけていけるよう頑張ります」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (10位)
    「ムジェロはすべてにおいて難しい戦いとなりました。とくに土曜日以降は非常に苦しい状態で、決勝でも良いフィーリングをまったく得られないまま終わってしまいました。そのなかでも、できるだけ多くのポイントを持ち帰るろうと最後まで走り切ったのですが、パーフェクトの状態からはほど遠く、すべてのコーナーで苦戦させられ本当にがっかりです。今回のような厳しい状況は非常に稀なこと。今日のことは早く忘れて、また笑顔を取り戻せる日が来るよう期待しています。次回のバルセロナはテストで好調だった場所なので、いつもの好調を取り戻したいと思っています」

    ハフィス・シャーリン (12位)
    「とても暑い一日で、タフな戦いでした。チームに感謝します。Moto2の決勝のあとは、路面の状況が昨日のフリープラクティスのときと変わってしまいました。そのためレース序盤はなかなかグリップが得られなかったのです。そのなかでも懸命にプッシュしていたのですが、KTMの速さには驚かされるほどで、ストレートでパスするのはとても無理だとわかりました。ストレートで遅れ、コーナーとブレーキングで取り返す状況が続きました。そしてモルビデリに近づき前へ出るために、すっかりエネルギーを使い果たしてしまった感じです。終盤で何とかラバットを抜きたいと思い、決して楽ではありませんでしたが、最終コーナーで成し遂げることができました。このあともトレーニングに励み、次のレースに向けてパワーを蓄えてきたいと思っています」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「何というレースでしょう! 彼らは本当に素晴らしいショーを見せてくれました。でも同時に、私たちMonster Yamaha Tech3にとっては厳しい戦いとなりました。昨日までの状況を見ても、苦しい展開は十分に予想できたことで、実際にそのようになったわけです。ヨハンは、今日の彼にできることをすべてやってくれたと思っています。貴重なチャンピオンシップ・ポイントを持ち帰り、ランキング2位にわずか8ポイント差というポジションをキープしているのですから、これからどんなことだって可能です。ル・マンの失敗のあとですから、ここで少しでもポイントを獲得することが重要でした。でもその一方で、本来いるべきトップ5の戦いに絡めなかったことはとても残念です。カタルニア・テストは非常に順調だったので、大きな希望を持って次に臨みたいと思っています。  今シーズンはレースのたびに状況が大きく変化することに驚いています。シーズン序盤はまったく活躍していなかったロレンソが、ここでは優勝を果たしたのですから。このように戦いの行方は依然として非常にオープンで、まったく予想がつきません。だから私たちにも、トップ5への復活のチャンスがあると信じています。  一方のハフィスは今回も見事な戦いぶりでした。ウイークを通じて速さを維持し、決してあきらめませんでした。懸命に身体を伏せ、ついには12位まで上がって来たのです。そしてベスト・ルーキーに返り咲き、ランキングでもルーキー勢トップに立ちました。ドゥカティとのスピード差を知っているだけに、ラバトをパスしたときはとくに印象的でした。彼はその頭と心を使って本当に素晴らしい走りをしたのです。彼と、そのチーム・メンバー全員を祝福します。映像にはなかなか映らない位置ですが、全員で懸命に仕事に取り組み、前進し、ハフィスは少しずつ強いMotoGPライダーへと成長しています。次回が待ちきれない気持ちです!」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第6戦 イタリアGP 予選レポート

    MotoGP 第6戦 イタリアGPの予選で、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシがムジェロ・サーキットのベストラップを更新。ポールポジションを獲得して地元ファンを熱狂させた。一方のマーベリック・ビニャーレスはQ1の激しい戦いを勝ち抜き、Q2で見事3番手を獲得。チームメイトのふたりが揃ってフロントローからスタートすることとなった。

    バレンティーノ・ロッシはライバルのほとんどがピットを出て行くのを見送ったあとにコースイン。

    最初のラップで4番手につけてさらにペースを上げていったが、ライバルたちもすぐに反応したため、順位では逆に5番手に後退した。

    セッションの残り時間が7分半になったところでピットに戻り、1分半後にコースに復帰。イタリアの熱狂的ファンの声援に後押しされ、バレンティーノ・ロッシは目標に向かって一気に加速。4つのセクションで最速タイムを記録したあと1分46秒208でトップに立ち、0.035秒差で後続を振り切った。ポールポジション獲得は2016年の日本GP以来、自己通算65回目となる。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスはQ1で真っ先にコースに飛び出し、すぐさま1分47秒105を記録してトップに浮上。2ラップ目にはさらにペースを上げて1分46秒806へと更新し、2番手でセッションを終了しQ2へ進出した。続くQ2ではバレンティーノ・ロッシについてピットを離れ、慎重にペースを上げてゆく。最初のアタックで6番手につけ、2回目ではさらにタイムを短縮したものの6番手のままピットインを行うこととなった。ムジェロは全長が長いため、残された周回数は多くはない。そのことを意識して素早くコースに戻ったマーベリック・ビニャーレスは、2セクションで最速タイム、2セクションで自己ベストを記録して6度目のトライで3番手に浮上。その後、全体のペースが上がってくると1分46秒304に短縮し、ロッシに0.096秒差まで迫る健闘を見せた。これで3番手をキープし、Movistar Yamaha MotoGPのダブル・フロントローが決定した。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは午前中に行われたフリープラクティス第3セッションで5番手を獲得。しかしQ2ではトップから0.622秒離されて9番手に留まった。

    一方、チームメイトのハフィス・シャーリンはフリープラクティス第3セッションで、前日の第1セッションから2.381秒も短縮して好調ぶりをアピール。Q1でも力強い走りを見せ、1分47秒188のベストタイムで14番手を獲得した。決勝グリッドは5列目の真ん中からスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選トップ/1分46秒208)
    「とても感動しています。とくにポールポジションを決めたあとに大勢のファンの顔を見たときには本当にうれしくなりました。サプライズと言ってもいいくらいのすばらしい出来事です。今シーズンはこれまで、予選から苦戦していました。今日はいい走りができて、いいタイムが出たのでフロントローを獲得できるかもしれないと思っていたのですが、終わってみたらポールポジションだったのです。ポールポジションは本当に久しぶりだったので、それだけに重要でもあり、最高にうれしい気持ちです。明日の決勝はもっと難しい戦いになると思いますが、今はこの瞬間を楽しみます」

    マーベリック・ビニャーレス (予選3番手/1分46秒304)
    「昨日は2番手だったので今日はもっと上を狙っていましたが、最初から最後まで思い通りにはいきませんでした。午前中のフリープラクティスで何か方向性を間違えてしまって遅れてしまったのです。難しい状況のなかで僕は集中力をキープすることができなくなっていましたが、懸命に戦い続けて何とかこの結果を導き出すことができました。このあともいつものようにプッシュを続け、明日までにマシンのいくつかの部分を改善したいと思っています。現時点で1ラップの速さではハイレベルにありますが、決勝の周回数をキープできるかが課題です」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「何という結果でしょう! イタリアGPの2日目、チームとして非常にすばらしいポジションを獲得することができました。バレンティーノは1分46秒208という見事なタイムでポールポジションを獲得し、同時にムジェロのベストラップを更新してイタリアのファンを歓喜させました。このことで明日のホームGPはますます雰囲気が盛り上がるでしょう。マーベリックは午前中のセッションで苦しみQ1に出場することとなりましたが、チームクルーとともに懸命に作業に取り組み、問題を解決して予選に臨みました。そこで見事3番手を獲得し、チームのダブル・フロントローが決定したのです。チームにとって非常にうれしいことですが、これでポイントを獲得できたわけではありません。決勝は厳しい戦いになると思っています。今晩またチームで作業を続け、マシンをもっと煮詰めて明日に臨みたいと思います。午前中のウォームアップは気温が低く湿度が高い環境のなかで行われることを意識した上で、決勝でさらに一歩前進するための準備をしなければなりません」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選9番手/1分46秒830)
    「すべてにおいて厳しい一日になりました。予選までにマシンを改善したかったのですが、それがうまくいかなかったため思い通りの走りができませんでした。フリープラクティス第4セッションでは転倒してしまい、このことも午後の仕事に影響してしまいました。なんとか気持ちを集中しようとしましたが、トップに近づくための階段を一歩踏み外してしまったと思っています。でも決勝は明日ですから、あくまでも冷静に取り組み、レースのなかでひとつひとつポジションを挽回していけるようがんばります。ペースが戻ってくればトップ5を目指したいと思っています」

    ハフィス・シャーリン (予選14番手/1分47秒188)
    「予選には満足しています。ル・マンと同じ14番手を獲得することができました。モルビデリが12番手でトップルーキーになりましたが、その差は決して大きくはありません。トップにも0.9秒差まで近づくことができたので、とてもうれしく誇らしい気持ちです。ポールポジションまで1秒以内という記録は、これまでで最高の結果。ペースがとても良いので、明日は好スタートを切って前に近づいていけるようにがんばります。長いコースなので、誰かについて行けばラップタイムを上げることもできるでしょう。今日は単独走行でもよい結果を出すことができたので満足しています。午前中のフリープラクティスから好調をキープできたのはチームのおかげ。彼らに感謝し、明日はできるだけ多くのポイントを獲得できるようベストを尽くします」

  • バレンティーノ・ロッシ、地元でPP獲得 「16年のもてぎ以来だから最高」

    バレンティーノ・ロッシ、地元でPP獲得 「16年のもてぎ以来だから最高」

    バレンティーノ・ロッシは、MotoGP 第6戦イタリアGPの公式予選で、2015年に樹立されたムジェロ・サーキットのコースレコード(1分46秒489)を0.281秒更新。2016年10月の第15戦日本GP以来となる今季初のポールポジション、最高峰クラスで55度目、キャリア通算65度目、ムジェロ・サーキットで16年以来7度目となるトップグリッドを奪取した。

    バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)は、初日に8番手と7番手。2日目はフリー走行3回目に2番手。レースシミュレーションとなるフリー走行4回目は6番手だった。

    「フリー走行4回目でフロント、リア共にハードタイヤを試した。両方とも苦しんだ。最も柔らかいタイヤを履くと、走らせるのが難しくなっていた。午前は良かったけど、午後はグリップを大きく失ってしまった。フロント、リア共にタイヤ選択がハッキリしていなかった。重要なのは良いスタートを切って上位に位置することだ。ポールポジションからのスタートは、それらを簡単にしてくれるはずだ」

    「予選はすぐに良い感じがあり、2度のコースインはジャストなタイミングで、最高のラップができた。とても嬉しい。大きな満足感を与えてくれる。昨年は1度もポールポジションを獲得できなかったし、2016年のもてぎ以来だから最高だ。1列目からのスタートは重要だ」

    「とても感動している。とくにポールポジションを決めたあとに大勢のファンの顔を見たときには本当にうれしくなった。サプライズと言ってもいいくらいのすばらしい出来事だ今シーズンはこれまで、予選から苦戦していました。今日はいい走りができて、いいタイムが出たのでフロントローを獲得できるかもしれないと思っていたけど、終わってみたらポールポジションだった。ポールポジションは本当に久しぶりだったので、それだけに重要でもあり、最高にうれしい気持ちだ。明日の決勝はもっと難しい戦いになると思うけど、今はこの瞬間を楽しみよ」

    バレンティーノ・ロッシは、イタリアの建国記念日を祝うスペシャルヘルメットを用意している。

    「今年は、緑、白、赤のカラーリングのヘルメットで走りたいと考えていた。デザインはとても素晴らしい。少しポップアートなスタイルだね。イタリアの建国記念日を祝うには最高の出来栄えだね」

  • 【MotoGP】 第6戦 イタリアGP 予選:V.ロッシがポール獲得

    【MotoGP】 第6戦 イタリアGP 予選:V.ロッシがポール獲得

    2018年のMotoGP 第6戦イタリアGPの予選が6月2日(土)にムジェロ・サーキットで行われ、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)がポールポジションを獲得した。

    気温26℃、路面温度47℃のドライコンディションの中、母国グランプリとなるバレンティーノ・ロッシは1分46秒208を記録。2016年の日本GP以来、2シーズンぶりのポールポジション獲得となった。最高峰クラスで55度目、キャリア通算65度目。

    2番手にはホルヘ・ロレンス(ドゥカティ)、3番手にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)が続き、フロントローに並ぶ。

    2列目にはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3列目にはアンドレア・ドヴィツオーゾ(ドゥカティ)、カル・クラッティロー(LCR・ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)が並ぶ。

    中上貴晶(LCR・ホンダ)は6列目18番グリッドからスタートする。

    前日のフリー走行2回目でクラッシュを喫したミケーレ・ピロは頭部と腹部の多発性外傷、右肩の脱臼と診断され、フィレンツェの病院に入院している。

    2018年 MotoGP 第6戦 イタリアGP 予選

    順位 No. Rider Team Time
    1 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分46秒208
    2 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分46秒243
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分46秒304
    4 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分46秒347
    5 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分46秒445
    6 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分46秒454
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分46秒500
    8 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分46秒813
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分46秒830
    10 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分46秒909
    11 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分46秒998
    12 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分47秒002
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分46秒908
    14 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分47秒188
    15 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分47秒335
    16 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分47秒708
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分47秒818
    18 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分47秒868
    19 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分47秒989
    20 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分48秒065
    21 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒286
    22 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分48秒532
    23 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分48秒744
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分49秒74
  • 【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    【MotoGP】 モビスター・ヤマハ:第5戦 フランスGP 予選レポート

    ブガッティ・サーキットで行われたMotoGP 第5戦 フランスGPの予選で、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、Q2をそれぞれ8番手と9番手で終了し、明日の決勝は3列目からスタートすることとなった。

    マーベリック・ビニャーレスはスタートを遅らせて最後から2番目にコースイン。最初のアタックで一気に3番手に上がり、ヨハン・ザルコ、バレンティーノ・ロッシに続いてヤマハの1-2-3を形成した。

    そのあと最後にスタートしたライダーが上回り4番手に後退。その後も懸命のアタックを続けたマーベリック・ビニャーレスだったが思うように挽回できず、残り6分、9番手でピットに戻った。

    コース復帰後すぐさまペースを上げてゆき、第1セクションでファステストタイムを記録して7番手へ浮上し、さらに次のアタックでは1分31秒781へ更新したが、ポジションは8番手へ下げてセッションを終了した。トップとの差は0.599秒だった。

    一方のバレンティーノ・ロッシはフリープラクティス第4セッションで転倒があったが、幸い怪我はなく、Q2では真っ先にピットを出て行った。順調に2番手まで上げたあともチャレンジを続け、次のラップではふたつのセクションでファステストラップを記録。しかしその他のセクションでトップを守り切れず、ラップタイムは更新したもののポジションを上げることはできなかった。

    8番手でピットに戻ったバレンティーノ・ロッシは2分後に再びコースイン。そして2ラップ連続でタイムを更新したが、最終的にはトップから0.715秒差の1分31秒900で9番手。明日の決勝はマーベリック・ビニャーレスと並び3列目からスタートする。

    マーベリック・ビニャーレス (予選8番手/1分31秒784)
    「午前中のセッションは非常に好調で、すべてのラップでプッシュして走りを楽しむことができました。しかし午後はコンディションが変化し、午前中は楽に1分31秒前半が出ていたので、そのあたりを予想していたのですが… 決勝でどこまでポテンシャルを発揮できるか、今の時点では確信を持つことができていません。昨年のようなパフォーマンスを再現するのは簡単ではありませんが、明日のウォームアップでは、もう一歩前を目指し、決勝は少しでも多くのポイントを獲得できるようベストを尽くします」

    バレンティーノ・ロッシ (予選9番手/1分31秒900)
    「フリープラクティスでは、残念ながら小さなミスがあり転倒してしまいました。でもペース自体は決して悪くなかったと思っています。Q2では新タイヤに履き替え、ペースアップを狙っていったのですが、最終ラップでミスをしてしまいました。明日のウォームアップでしっかりとペースをつかみ、正しいタイヤチョイスを行いたいと思います。決勝ではトップ5を目指して最大限までプッシュしていくつもりです。トップ3の後ろは、3~4台が私と同等のペースなので、スタート後の数ラップが非常に重要になるでしょう」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「フリープラクティス第3セッションは非常に順調だったので、Q2の結果が予想外のものとなり残念です。予選の激しさは承知していますが、ビニャーレス選手とロッシ選手は3列目からのスタートとなりました。厳しい状況ではありますが、ここまでのペースを見れば必ずよい走りを取り戻し、上位争いを展開してくれると信じています。チームはこのあと、今日のデータを分析し何らかの答を出したいと思っています。午後になればまたコンディションが変わるので大きな変更は考えていませんが、ウォームアップでは何か新しいものを試して、その結果を決勝に生かしせるよう努力を続けます」

  • 【MotoGP】 バレンティーノ・ロッシ、ヤマハとの契約を2020年まで延長

    【MotoGP】 バレンティーノ・ロッシ、ヤマハとの契約を2020年まで延長

    ヤマハは、バレンティーノ・ロッシと新たに2年間の契約更新を発表。これによりバレンティーノ・ロッシは2020年までヤマハ・ファクトリー・チームから世界最高峰の二輪ロードレースMotoGPにYZR-M1で参戦する。

    9度の世界チャンピオンを獲得してきたMotoGPのレジェンドで“ドクター”の異名を持つバレンティーン・ロッシとYZR-M1は、過去4度のMotoGPタイトルを獲得し、206レースで優勝56回、2位43回、3位35回と、これまでのヤマハライダーの中で最高の成績を残している。

    また、2017年にフランスのル・マンでヤマハはグランプリ通算500勝を達成したが、11%にあたる55勝はバレンティーノ・ロッシによるもので、500勝の達成に最も貢献したライダーとなっている。

    2017シーズン、バレンティーノ・・ロッシはオランダGPでの優勝を含む6度の表彰台を獲得しランキング5位という成績を残している。ヤマハは2018シーズン以降もチャンピオン獲得に向け、全力でサポートを続ける。

    バレンティーノ・ロッシ
    「2016年3月にヤマハと契約を結んだとき、MotoGPライダーとして最後の契約になるかもしれないと思っていました。また、この2年の間に今後のことを決断しようと決めていました。MotoGPライダーとして十分な手応えを感じることができたため、継続することにしました。チームのみんな、辻さん、津谷さんをはじめとした日本人のエンジニアたちと一緒に仕事ができたことがうれしかったのです。来年には40歳を迎えます。これまでと同様の強さを保ち続けることは難しくなる可能性があるにもかかわらず、私を信じてくれたヤマハ、特にリン・ジャービス氏、チーム・ディレクターのマッシモ・メレガリ氏に感謝します。簡単でないこと、多くの努力とトレーニングが必要なことは理解していますが、モチベーションは十分です」

    リン・ジャービス (ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「ロッシ選手との2年間の契約更新は、2018シーズン開幕の最高のニュースとなりました。ロッシ選手はレース参戦の継続を明確にしていたので、大きな驚きはなかったかもしれませんが、特に世界中のファンにとっては、うれしいニュースになったのではないでしょうか。 ファクトリーチームとして目標を達成するにはトップライダーが必要です。ロッシ選手は長年の経験と、カタールでの最終テストで2位となったことが証明している通り、間違いなくトップライダーであり契約はとてもスムーズに運びました。ビニャーレス選手、ロッシ選手ともに、2019年と2020年の契約を締結できたので、まずは今シーズンに全力を注ぎます。そのためにも、多くの勝利と好成績を残すため、最高のYZR-M1をライダーに提供することがチームのミッションとなります。非常に競争の激しいシーズンになると思いますが、皆さんと同様、我々も日曜日の夜に開催される開幕戦が楽しみです」

    バレンティーノ・ロッシ ヤマハ

  • 【MotoGP】 バレンティーノ・ロッシ、ヤマハと契約更新について交渉中

    【MotoGP】 バレンティーノ・ロッシ、ヤマハと契約更新について交渉中

    ヤマハ・レーシング・マネージングダイレクターのリン・ジャービスが、バレンティーノ・ロッシの契約に関する状況を説明した。

    MotoGPのサイトのインタビューに応じたリン・ジャービスは「昨日、我々はプロモーションイベントのため、マニラに滞在していました。そこで、バレンティーノは継続の意向を伝えてくれました」とコメント。

    「まだ、契約期間が1年になるか、2年になるかハッキリしていません。我々は交渉を続けます。テスト、もしかしたら、シーズンの序盤数戦後には、最終的な決断を下したいと思います。」

    「彼(イタリア人ジャーナリストで元パーソナルマネージャー)が契約を締結したと発言したのは興味深いです。もしかしたら、私よりも状況を把握しているのかもしれませんが、私が契約書を作成します。まだ何もないことを保証できます」と、一部の報道を否定し、契約更新の意向を説明した。

    また、マーベリック・ビニャーレスとの契約更新に関しては「彼はプレッシャーから解放されるために、将来のことを決めることを望んだことから合意しました。まだ23歳。我々は彼を維持することを望みました」と1月に契約を締結した理由を明かした。