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  • ハースF1 小松礼雄「オリバー・ベアマンは将来フェラーリF1の一員になる」

    ハースF1 小松礼雄「オリバー・ベアマンは将来フェラーリF1の一員になる」

    フェラーリの将来を担う若手として、オリバー・ベアマンの評価が急上昇している。2025年からハースF1チームにレンタル参戦している20歳の英国人ドライバーは、メキシコGPで4位入賞を果たし、フェラーリ関係者のみならずF1パドック全体に衝撃を与えた。

    その成長を最も間近で見守るハースF1チーム代表の小松礼雄は、「オリバーはフェラーリのドライバーであり、我々は彼を少なくとも2年間レンタルしている。彼が将来フェラーリの一員になるのは間違いない」と断言。ベアマンが“フェラーリの未来”であることを改めて強調した。

    フェラーリの将来構想が動き出す
    フェラーリの将来構想は今、複雑な転換期を迎えている。ジョージ・ラッセルの去就、ルイス・ハミルトンの契約問題、そしてオリバー・ベアマンの急成長──次世代の布陣を巡る動きが加速している。

    シャルル・ルクレールは婚約を発表したが、またしても取りこぼしの多いシーズンとなり、チームの課題が浮き彫りになった。伊紙『Corriere della Sera』は、フェラーリがメルセデスのラッセルに関心を寄せていると報じ、マックス・フェルスタッペン獲得を目指すトト・ヴォルフとの関係がやや冷えているとも伝えた。

    ラッセルは2026年までの1年契約延長を発表し、「トトは今でも僕のキャリアを気にかけてくれている。詳細は言えないが、この契約にはとても満足している」とコメントしている。関係者によれば、契約には2027年以降の移籍を視野に入れた柔軟な条項が含まれており、フェラーリの“世代交代計画”とタイミングが重なる可能性がある。

    一方、ESPNはフェラーリがハミルトンとの長期契約には慎重な姿勢を示していると報道。フェラーリF1代表のフレデリック・バスールはメキシコGP後、「今季は非常に僅差の戦いが続いている。ポテンシャルを発揮できなければ順位をすぐ落とす。ルイスとチームには細部の調整に時間が必要だった」と語った。

    ベアマンがもたらした“若返り”の象徴
    そんな中で、フェラーリに明るい話題をもたらしているのがオリバー・ベアマンだ。フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員として、2025年と2026年はハースF1チームで実戦経験を積むベアマンは、メキシコGPでの4位入賞により一躍脚光を浴びた。

    F1公式サイトは彼を「フェラーリの後継者」と称え、伊『La Gazzetta dello Sport』のルイジ・ペルナ記者も「フェラーリが将来に向けて彼に焦点を当てるのは自然な流れだ」と評価。
    「Z世代がスーパースターたちの序列を覆す時代が始まっている」とも指摘している。

    また、オーストリア紙『Osterreich』は「マラネロにおけるハミルトンの将来はすでに決まっている。終幕は近く、後任はすでに決定している」と報じた。スカイスポーツのマーティン・ブランドルも「フェラーリのシートが空いた瞬間、ベアマンがその座を得ると確信している」とコメントしている。

    小松礼雄が語る“フェラーリへの道筋”
    ハースF1チーム代表の小松礼雄も、ベアマンの将来に大きな確信を持っている。

    「オリバーはフェラーリのドライバーであり、我々は彼を少なくとも2年間レンタルしている。彼が将来フェラーリの一員になるのは間違いない」と語り、その成熟した姿勢を高く評価した。

    「ルーキーとして扱ったことは一度もない。フィードバックは素晴らしく、アプローチも見事。スピードも抜群だ。シンガポール以来、非常に安定した結果を残している」とも称賛している。

    オリバー・ベアマンと小松礼雄(ハースF1チーム)

    フェラーリ2027年の“新体制シナリオ”
    ラッセル、ルクレール、そしてベアマン──フェラーリの未来を象徴する3人の名前が並び始めている。ハミルトンが2026年限りでチームを離れる可能性がある中、フェラーリは2027年に向けて「経験と若さの融合」を軸とした新体制を模索しているとみられる。

    ラッセルが加入すれば即戦力の体制を構築でき、ベアマンが昇格すればチームは世代交代を加速させることになる。どちらの道を選んでも、フェラーリが「新時代」へと舵を切ることは間違いない。

    小松礼雄の言葉が示すように、オリバー・ベアマンがその中心に立つ日は、すでに視界に入っている。

  • 小松礼雄 ハースF1とロバンペラの関係を否定「そんな計画は全くありません」

    小松礼雄 ハースF1とロバンペラの関係を否定「そんな計画は全くありません」

    WRC王者カッレ・ロバンペラのF1転向計画が注目を集めるなか、ハースF1チーム代表の小松礼雄が、同チームとロバンペラの関係についての憶測を否定した。

    ロバンペラはトヨタの支援を受けて旧型F2マシンでテストを行い、将来的なシングルシーター挑戦を視野に入れているが、小松礼雄は「トヨタさんの関心と、うちの活動は別です」と語り、「そんな計画は全くありません」と明言している。

    F2テストで新たな挑戦をスタート
    世界ラリー選手権(WRC)で2度の王者に輝いたカッレ・ロバンペラが、サーキットレースへの転向に向けて本格的に動き出した。トヨタの全面支援を受け、旧型のFIA F2マシンによる初テストを完了したことを明らかにした。

    25歳のフィンランド人ドライバーは、2026年からスーパーフォーミュラへの参戦を予定しており、将来的なF1参戦を視野に入れた長期プログラムの一環として準備を進めている。ロバンペラはSNSでテストの写真を公開し、「とても demanding(厳しく)で、同時に刺激的だった」と感想を述べた。

    「ドライブは予想どおり身体的にかなりきつかった。再現しにくいGフォースが多く、慣れるには時間がかかると思う。でも、このシートタイムを得られて本当にうれしい。次の走行が待ちきれない」と語っている。

    このテストはラリー・ジャパン出発前に行われ、トヨタのドライバー育成プログラムの一環として初期適応セッションの形で実施された。使用されたのは旧世代のF2マシンで、サーキット走行への順応を目的としたものだった。

    トヨタの野心と“本物の挑戦”
    フィンランド紙『イルタ=サノマット』の取材に応じた元インディ500ドライバーのテロ・パルムロスは、「これは国際モータースポーツにとって巨大なニュースであり、心からの勇敢な一歩だ」と称賛した。

    「カッレのプロジェクトは、トヨタのグローバルなモータースポーツ戦略に完璧に合っています」とパルムロス氏は語る。「ハースF1チームとの協力関係が深まる中で、トヨタにとってマーケティングとストーリーテリングの両面で大きなチャンスになります。それも完全に“本物の物語”なんです」と続けた。

    さらにパルムロス氏は、ロバンペラの精神的な強さを最大の武器として挙げた。「彼は長年、極限のプレッシャーの中で戦ってきました。若いトラックドライバーの方がテクニカルな慣れはあるかもしれませんが、カッレには彼らが持たない人生経験と冷静さがあります。彼は現実的で謙虚で、“レッドカーペット”を期待していません」と述べている。

    カッレ・ロバンペラ F1

    ハースとの関係は「現時点でなし」 小松礼雄代表が否定
    トヨタのF1活動拡大と並行して、ロバンペラのF1登用、特にハースF1チームとの関係をめぐる憶測も浮上している。しかし、ハースF1チーム代表の小松礼雄は、現段階での関連性をきっぱりと否定した。

    「ロバンペラ選手がハースに?そんな計画は全くありません」と小松礼雄は『motorsport-total.com』に語った。「トヨタさんの関心と、うちの活動は別です。もちろん、彼が良いドライバーであればうれしいですが、現時点では計画には入っていません」と説明している。

    “クロスオーバー時代”を象徴する新章の幕開け
    WRCからシングルシーターへの挑戦は極めて異例であり、現代モータースポーツにおける最も大胆な転向のひとつとされている。トヨタはすでにハイブリッドLMDhプログラムやスーパーフォーミュラで若手育成を進めており、ロバンペラのF2テストはその戦略の延長線上にある。

    身体的にも技術的にもまったく異なるカテゴリーへの挑戦だが、「二冠王者のサーキット転向」は、トヨタとロバンペラ双方にとって新たな時代の幕開けを告げる試金石となりそうだ。

  • ハースF1 小松礼雄代表 ベアマンの4位を称賛「才能は最初から見えていた」

    ハースF1 小松礼雄代表 ベアマンの4位を称賛「才能は最初から見えていた」

    ハースF1チーム代表の小松礼雄は、メキシコGPでチーム史上最高位タイの4位を獲得したオリバー・ベアマンについて「彼の大きな才能は最初から見えていました」と語った。

    ベアマンはオートドローモ・エルマノス・ロドリゲス・サーキットで自身最高位となる4位を記録。これは2018年オーストリアGPでロマン・グロージャンが達成したチーム最高位と並ぶ結果となった。

    ルーキーイヤーのベアマンは、マックス・フェルスタッペンとホイール・トゥ・ホイールの戦いを繰り広げ、終盤にはタイトルを争うオスカー・ピアストリを抑える見事な走りを見せた。

    「シンガポール以降、週末をまとめられるようになってきました」
    小松礼雄は若きイギリス人ドライバーの成長を称賛した。

    「彼の大きな才能は最初から見えていました。シンガポール以降、毎回の週末で学びながら確実に改善していて、週末全体をまとめられるようになってきました。オースティンではスプリントで少し課題もありましたが、それ以外は本当に素晴らしかったです。メキシコでは何もミスをしていませんし、驚くほどの出来でした」と語った。

    「ピットストップの後にはラッセル選手やピアストリ選手──つまりメルセデスやマクラーレンと戦っていました。あのような強豪ドライバーたちと走れるなんて、本当に光栄ですし、彼を抑え切るなんて見事な仕事でした」と小松礼雄は付け加えた。

    小松礼雄 オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)

    ハースはコンストラクターズ8位に浮上
    ベアマンは直近3戦連続でポイントを獲得しており、今回の結果でドライバーズ選手権13位に浮上。チームメイトのエステバン・オコンを上回った。オコンもメキシコGPを9位で完走し、両者のポイントによりハースF1チームはコンストラクターズ選手権で8位に浮上。キック・ザウバーを抜き、レーシングブルズ(6位)との差を10ポイントにまで縮めた。

    小松礼雄は次のように語った。

    「今シーズンは常に戦えていましたが、大きな結果を得ることがなかなかできませんでした。今回はまさにチーム全体の努力の結晶です。オリーは素晴らしい走りを見せ、正確な情報を伝えてくれました。戦略チームも完璧でしたし、レースエンジニアもパフォーマンスエンジニアも全員が的確な情報を共有しました。その結果、ついに大きな成果をつかめました。両ドライバーが揃ってポイントを取れたことは本当に最高です」と笑顔を見せた。

    分析:ハースの再浮上とベアマンの確かな成長
    今回のメキシコGPでのダブル入賞は、ハースF1チームにとって2025年シーズンの転換点といえる。ベアマンは序盤から果敢に攻めつつも冷静さを保ち、トップチーム勢と互角のペースを見せた。小松礼雄が強調した「チーム全体の連携」は、今季中盤以降の戦略的な成熟を示しており、戦略判断・タイヤマネジメントの精度が明らかに向上している。

    また、ベアマンの一貫性とメンタル面の強さが際立っており、ルーキーながらドライバーズ中位グループをリードする存在へと進化している。ハースにとっては来季への明確な希望の光となった一戦だった。

  • ハースF1チーム アメリカGPで新型フロア投入 ライバルと異なる開発戦略

    ハースF1チーム アメリカGPで新型フロア投入 ライバルと異なる開発戦略

    ハースF1チームは、アメリカGPで新型フロアを導入した。目的はマシンのバランスとグリップの向上、そしてセットアップの自由度を広げることにある。

    2026年の大幅なレギュレーション変更を前に、多くのチームが開発リソースを新時代のマシンに振り向けている。しかしハースは現行マシンの改良を続けており、コンストラクターズ選手権8位の座を狙っている。サウバーとの差はわずか9ポイントだ。

    小松礼雄代表「ドライバビリティと安定性、両面で改善」

    今週末のサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、エステバン・オコンがフリー走行で新型フロアをテストし、結果次第でスプリント予選に向けて両車に採用するかどうかが決定される。

    英オートスポーツ誌に対し、小松礼雄代表は次のように語った。

    「両方です。全体的なパフォーマンスとドライバビリティ、安定性の両面を改善しています。より予測しやすいパッケージはドライバーに自信を与え、それがドライバビリティの向上につながります」

    「シルバーストンで導入した新型フロアの方向性は、我々がどのように開発を進めるべきかを示してくれました。今回のアップグレードはその延長線上にあります。より一貫性があり、予測しやすいマシンになっているはずです」

    「このアップグレードによってセットアップの幅も広がるでしょう。これまでは特定の方向にしか調整できない制限がありましたが、それが改善されるはずです」

    オコン「バランスとグリップが改善されることを期待」

    ここ5戦でわずか1ポイントの獲得にとどまるオコンは、新パッケージに期待を寄せた。

    「バランスが必要な箇所で少しでも改善してくれればいいと思う。シルバーストンでアップグレードを入れたときはポジティブな方向に進んだし、今回もさらに一歩進めることを期待している。少しでも多くのグリップが得られればうれしいね」

    「パフォーマンスを引き出して、もっと頻繁にポイントを取れるようになりたい。ポイントを取らなければいけないのは確かだ」

    新人ベアマンの対応にも自信「スパでの変更のほうが大きかった」

    スプリント週末のためフリー走行は1回のみだが、小松代表は新人オリバー・ベアマンにも問題はないと自信を示した。

    「大丈夫だと思います。以前にももっと大きな変更を経験していますから。例えばスパのスプリント週末では、FP1から予選にかけてエステバンのマシンをハイダウンフォースからローダウンフォースに変えましたが、そのほうが今回よりもずっと大きな変更でした」

    「今回開発した特性が正しければ、つまり両ドライバーが求めている安定性やコーナー中のバランスが一致していれば、FP1後にエステバンのフィードバックがポジティブであれば、オリーのマシンでも同様の効果があるはずです」

    「我々は開発できるチーム」──ハースの成長を示す試金石

    小松礼雄は、ハースがシーズン中にマシンを継続的に開発できるチームであることを証明したいと強調した。過去2シーズンは7月以降の得点率がわずか8%にとどまっていたが、2024年にはサマーブレイク後に31ポイントを獲得。今季もすでに11ポイントを積み上げている。

    「今回のアップグレードがうまくいけば、本当にうれしいです」と小松代表。

    「2年連続で『ハースは開発できない』と言われてきましたが、昨年それを覆し、今年も同じメンバーが2年連続で開発を成功させました。それはチーム全体に大きな自信を与えています」

    ハースF1チーム 小松礼雄 アメリカGP

    分析:ライバルが2026年型へ移行する中での“現行型強化”戦略

    今回のフロアアップグレードは、ハースが“2025年型マシンを戦わせ続ける意志”を示す象徴的な一手だ。
    ライバルチームがすでに2026年レギュレーション対応の開発にリソースを移すなかで、ハースは現行マシンの熟成を選んだ。これはコンストラクターズ8位という現実的な目標を見据えた、戦略的な判断でもある。

    小松体制2年目となる今季、ハースはシーズン後半でも安定してアップデートを投入し、前年の“開発停止”のイメージを払拭しつつある。
    開発継続による学習サイクルを保ちながら、現行パッケージの限界を押し広げていく姿勢は、チームの成熟と自信の表れだ。

    “開発できるチーム”という自負を裏づけるためにも、このアメリカGPでの新型フロアの成果は重要な意味を持つ。
    ライバルが未来へ舵を切る中、ハースは現在を磨く。その戦略の正しさが、今週末で問われる。

  • ハースF1チーム、アメリカGPに“星条旗”特別カラーで参戦

    ハースF1チーム、アメリカGPに“星条旗”特別カラーで参戦

    ハースF1チームは、今週末のF1アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)に向けて、恒例となった特別リバリーで参戦する。

    今季2度目の“ホームレース”に合わせ、マシン「VF-25」に星条旗をモチーフとした新デザインを採用する。リバリーはフロントウイング、ノーズ、サイドポッド、エンジンカバー、リアウイングエンドプレートに星とストライプのグラフィックが施され、エステバン・オコンとオリバー・ベアマンの2台に適用される。

    エステバン・オコンは「ここは僕たちのホームレースのひとつなので、アメリカのファンが今年も素晴らしい雰囲気を作ってくれると確信している。特別リバリーを披露できるのが楽しみだし、ホームのファンにたくさんの歓声を届けられるような走りをしたい」と語った。

    また、チームは見た目だけでなく、わずかなアップグレードパッケージも投入する。小松礼雄代表は次のように説明した。

    「ここでは小さなアップグレードを持ち込む予定ですが、スプリント週末なので評価の機会はFP1だけになります。そのため、初回走行から全力で取り組むことが何より重要です」

    ハースF1チームは2022年初頭にロシアの旧タイトルスポンサー「ウラルカリ」と契約を解消して以降、アメリカGPでは毎年アメリカを象徴する特別カラーを採用している。

    今季の“ホームレース三部作”は、5月のマイアミGP、今回のアメリカGP、そして来月のラスベガスGPで構成される。

    ハースF1チーム アメリカグランプリ

    さらに、今季は他のグランプリでも特別カラーを展開。日本GPではトヨタとの技術提携を記念してピンク基調のリバリーを披露し、カナダGPではF1参戦200戦目を祝し、デビュー当時のグレー基調デザインに回帰した。

    ハースF1の近年の試みとチーム状況
    ハースF1チームは、ファンとの結びつきを強めるマーケティング戦略の一環として、近年は各地の文化や節目をテーマにしたリバリーを積極的に採用している。

    現在コンストラクターズ選手権では9位につけており、8位のステークとの差はわずか9ポイント。終盤戦に向けて開発の手を緩めず、地元アメリカでの勢いを後押しとしたいところだ。

  • ハースF1の2026年シミュレーター投入を延期 小松礼雄「進化の途中」

    ハースF1の2026年シミュレーター投入を延期 小松礼雄「進化の途中」

    ハースF1チーム代表の小松礼雄は、2026年マシンの開発において、ドライバーへのシミュレーター投入を「まだ時期尚早」として見送っていることを明かした。

    小松礼雄は、2026年マシンの開発が依然として流動的であるため、現段階でのドライバー入力が実質的な意味を持たないと説明した。

    「開発は順調に進んでいますが、コンセプトが常に進化しています」と小松礼雄は語った。

    「ドライバーがトレーニングできるような安定した基盤がまだありません。2カ月後にはまったく違う挙動になる可能性のあるクルマに慣れても意味がないと思います」

    シーズン残り6戦を迎える中で、小松礼雄はチームの焦点を現行マシンでの戦いに維持していると強調した。現在ハースは、アルピーヌに僅差の46ポイントでコンストラクターズランキング9位につけている。

    「ミッドフィールドは本当に僅差なんです」と小松礼雄は続けた。「だからこそ、ドライバーたちには今シーズンに全力で集中してもらいたいと思っています」

    「アブダビ後には2026年プロジェクトの開発もさらに進むはずです。ですので、シミュレーターでの準備を始めるのはそのタイミングが理にかなっていると考えています」

    2026年からは、アクティブ・エアロダイナミクスと次世代ハイブリッドパワーユニットを組み合わせた、F1史上最大級の技術レギュレーション改革が実施される予定だ。

    2026年マシン開発の現状と意図
    小松礼雄が強調する「進化の途中」という言葉が示すように、ハースは現在、2026年型マシンの基本コンセプトを固める段階にある。空力とパワーユニットの仕様が大きく変わるため、現時点でのシミュレーター投入はまだ「意味を成さない」時期だ。

    一方で、チームとしては現行シーズンでのポイント争いを最優先としており、わずか1ポイント差でアルピーヌを上回る位置を守ることが重要視されている。小松礼雄の発言は、リソース配分と開発タイミングを慎重に見極める姿勢の表れでもある。

    分析:現実的かつ戦略的な判断
    小松礼雄の判断は、限られた開発リソースを持つハースとしては極めて現実的だ。まだ仕様が固まっていない段階でドライバーに初期仕様を体験させても、無駄な学習コストが発生するだけでなく、誤ったフィードバックを生むリスクもある。

    また、2026年規則の複雑さを考えれば、チームとしての開発基盤を整えることが先決であり、シミュレーター投入の遅れは必ずしもマイナスではない。現行マシンの戦いに集中することで、今季ランキングを少しでも上げ、オフシーズンに安定した環境で2026年開発に移行できる体制を整える狙いがあると考えられる。

    Source: GMM

  • ジャック・ドゥーハン 2026年にハースF1のリザーブドライバー就任の可能性

    ジャック・ドゥーハン 2026年にハースF1のリザーブドライバー就任の可能性

    ジャック・ドゥーハンが、2026年F1シーズンにハースF1チームのリザーブドライバーとして移籍する可能性があると報じられている。

    オーストラリア出身のドゥーハンは、アルピーヌでのレースシート獲得の可能性が薄れており、F1の舞台にとどまるためにハースへ移るのではないかとの憶測が広がっている。

    ドゥーハンは今年、ピエール・ガスリーとともにアルピーヌの2人目のF1ドライバーとしてシーズンをスタートさせた。

    しかしマイアミGP後、フランコ・コラピントに交代となった。短い在籍期間中、ドゥーハンは1ポイントも獲得できなかった。

    一方、コラピントもポイントを挙げてはいないが、直近5戦のうち4戦でガスリーを予選で上回っている。

    アルピーヌは2026年にガスリーのチームメイトとなるドライバーをまだ決定していない。

    エグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレによると、候補はアルピーヌ系列のドライバーに絞られているという。

    つまり、コラピントの続投、ドゥーハンの再登板、あるいはポール・アロンの昇格という3択となる。

    アロンはこれまでのFP1走行やテストでアルピーヌ陣営に好印象を与えているが、コラピントの近況でのパフォーマンス向上が来季シート獲得を後押しする可能性もある。

    ジャック・ドゥーハン ハースF1チーム

    ドゥーハン、ハース陣営との接触を確認
    信頼できるF1ジャーナリストのクリス・メドランドによると、ドゥーハンの父であるミック・ドゥーハンが、ハースのチーム代表・小松礼雄と話している姿が目撃されたという。

    現在、ハースには確固としたリザーブドライバーの選択肢がない。

    特にオリバー・ベアマンがレース出場停止(現在ペナルティポイント1点で停止リーチ)となる可能性があるため、そのリスクを補う必要がある。

    ハースの現サードドライバーは平川亮であり、彼の経験は主に世界耐久選手権(WEC)でのものだ。

    メドランドは「Pit Pass F1 Podcast」で次のように語っている。

    「今シーズン序盤にF1デビューを果たしながら、すでにレースシートを失ったジャック・ドゥーハンが、ハースへの移籍でリンクしているとの話がある」とメドランドは述べた。

    「今日パドックで得た情報では、トヨタとの関係も浮上している。つまり、スーパーフォーミュラとの連携や、日本で走る機会を得る可能性もあるということだ。ドゥーハンにとってはレース勘を取り戻すためのプログラムになるだろう。彼は走りたいと強く思っている。マイアミ以来F1マシンに乗っていないし、早くトラックに戻りたいと感じているんだ」

    「その一方で、ハースのリザーブドライバーと旧型車テスト(TPC)での走行を組み合わせる構想もある。そうすれば、もしハースが代役を必要とする事態になっても即座に対応できるし、ドライバー候補層を強化することにもつながる」

    「ミック・ドゥーハンは今日の午後、小松礼雄と長時間話をしていた。私がそれを直接見た。彼は今週末、すでに何度かハースのガレージを訪れている」

    「ドゥーハン陣営は、アルピーヌでの復帰が望み薄な現状を踏まえ、次の選択肢を探しているようだ。彼は、もしフランコ・コラピントの成績が芳しくなければ、今季中に再びチャンスがあると期待していた。しかし、アルピーヌはシーズン末までコラピントを起用し続ける構えだ。だからこそ、ドゥーハンは今、別の道を模索している」

  • ハースF1代表 小松礼雄、ホーナー接触を認めるも「もう終わった話です」

    ハースF1代表 小松礼雄、ホーナー接触を認めるも「もう終わった話です」

    ハースF1チーム代表の小松礼雄は、元レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーがアメリカチームに役職を打診していたことを明らかにしたが、その探索的な話し合いは前進していないと語った。

    ホーナーのレッドブルでの20年にわたる在任は、7月のイギリスGP後に解任されたことで終わった。51歳の彼は、その後、元雇用主と巨額の退職金契約に合意し、F1で新しい役割を追求できる立場になっている。

    ホーナーは、自ら大きな権限を行使できるポジションを必要とすることが予想されるなか、いくつかのチームと結び付けられてきた。その中には、彼がハースに加わる可能性も含まれている。

    今週末のF1シンガポールGPを前に、小松礼雄はホーナー自身がハースに接触していたことを認めたが、話はそれ以上進んでいないと断言した。

    「はい、彼が我々に接触してきたのは事実です。そして我々のメンバーの一人が探索的な会話をしました。それだけです。それ以上進展はありませんでした。もう終わった話です」と小松礼雄は語った。

    さらに追及されると、小松礼雄はこう答えた。「これ以上申し上げることはありません。さきほど言ったように、皆さんは好きに書けばいいと思います。私はその話に燃料を注ぐつもりはありません」

    小松礼雄 ハースF1チーム

  • 坪井翔 ハースF1チームとシルバーストンで2度目の旧型車テスト決定

    坪井翔 ハースF1チームとシルバーストンで2度目の旧型車テスト決定

    現スーパーフォーミュラ王者の坪井翔は、来月シルバーストーンでハースVF-23を駆って2度目のF1テストに臨むことになった。

    トヨタと契約する坪井翔は、8月上旬に日本の富士スピードウェイで特別に組織された旧型車テスト(TPC)に参加し、初めてF1マシンを体験した。

    30歳の日本人ドライバーである坪井翔は、その際にチームから高い評価を得ており、フェリペ・マッサが2008年に樹立した予選レコードにわずか0.2秒弱まで迫るベストラップを記録した。

    今回、坪井翔は10月14〜15日にシルバーストーンで行われるハースの2度目のTPCに臨む予定で、ここでは富士で同じく走行したリザーブドライバーの平川亮と共に走る。

    ハースのチーム代表である小松礼雄は、坪井翔がこれまで走行経験のないイギリスGPの舞台でどれだけ早く順応できるかを楽しみにしていると語った。

    「彼にとって本当の試練は、これまで慣れ親しんできた日本の環境から一歩外に出て、まったく経験のないサーキットにどれだけ早く適応できるかだと思います」と小松礼雄は英オートスポーツの日本語版に語った。

    「現段階では順調だと言えます。坪井翔は富士で何百周も走ってきましたが、F1カーをドライブしたときには、高速コーナーでのグリップの大きさに信じられないと話していました。特にターン1に入るとき、スーパーフォーミュラよりどれくらい速かったか正確には覚えていませんが、おそらく30km/hくらいは速かったはずですし、ブレーキもはるかに遅くまで踏めます。制動性能が全く違いました」

    「ですが最初の衝撃を乗り越えたあとは、驚くほど早く順応しました」

    坪井翔 ハースF1チーム トヨタ

    坪井翔の2度目のハースでの機会は、トヨタがスーパーフォーミュラおよびスーパーGT王者の今後の進路を検討している最中に訪れた。

    しかし、坪井翔が前任のスーパーフォーミュラ王者・宮田莉朋のように、フルシーズンの欧州レースプログラムに挑戦する可能性は低いように見える。宮田莉朋は現在F2に参戦中だ。

    トヨタ・ガズーレーシング・ヨーロッパの副会長を務める中嶋一貴は最近英オートスポーツに対し、坪井翔の2026年の計画は「彼の意思次第です」と語り、ハースでのさらなる機会が「日本での活動の合間を埋めることになるかもしれません」と示唆した。

    坪井翔は最近、トヨタGRスープラGT4 EVOでニュルブルクリンク北コースを初走行しており、将来的にトヨタがニュルブルクリンク24時間レースに挑戦する可能性を示すサインとも受け取れる。

    一方、宮田莉朋は依然としてF2で苦戦を強いられているが、来季も3年目のシーズンを戦う可能性が高い。ARTグランプリから参戦している宮田莉朋は、残り2戦を残してランキング16位、唯一の表彰台はスパの雨のレースでのものとなっている。

    中嶋一貴は、度重なるメカニカルトラブル、特にエンジンの問題に見舞われた今季を考慮し「個人的には彼にもう一度チャンスが与えられるべきだと思います」と語っている。

    また、ロマン・グロージャンは金曜日にムジェロでハースの2023年型F1カーによるTPCに臨み、2020年のバーレーンGPでの大事故以来初めてF1マシンを走らせた。フランス人ドライバーは、元インディカー・ドライバーでF1TVのアナリストを務めるジェームス・ヒンチクリフとともにこのテストに参加した。

  • クリスチャン・ホーナー ハースF1チームの株式取得に関心との報道

    クリスチャン・ホーナー ハースF1チームの株式取得に関心との報道

    元レッドブル・レーシングCEO兼チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、F1パドックへの復帰計画の一環として、ハースF1チームの株式取得に関心を示していると報じられている。レッドブルは9月22日(月)に、ホーナーがついにオーストリアのチームを去ったことを正式に発表した。

    ホーナーのレッドブル・レーシングからの離脱は最終的に確定し、ミルトンキーンズに拠点を置くチームがプレスリリースでこれを確認した。51歳のホーナーは7月にCEO兼チーム代表の職を解かれていたが、今回初めて完全に会社を去ることとなった。

    彼の退任をめぐる噂によれば、ホーナーはレッドブルで非常に高額な契約を結んでいたとされ、今後5年間で約1億ドル(約147億7700万円)の退職金を受け取ることで合意したという。また、2026年にもF1に復帰できるようになると報じられている。

    イギリスのDaily Mail紙の最近の報道によれば、ホーナーの次の行き先はすでに決まっている可能性があり、彼がF1復帰の一環としてハースF1チームの株式取得に関心を持っていると噂されている。

    ここ数週間、ホーナーが再び単なるチーム代表として復帰するのではなく、F1チームに何らかの形でオーナーシップを持つことに興味を持っていると広く報じられてきた。現時点で、メルセデスのトト・ヴォルフだけがチーム代表でありながらチームの株式を保有している存在である。

    ハースチームはアメリカの実業家ジーン・ハースが所有しており、これまでにF1チームを売却する意向を示したことはなく、過去にはその可能性を否定している。ホーナーが本当にこのアメリカのチームの株式取得に動くかどうかは不透明なままだ。

    クリスチャン・ホーナー ハースF1チーム

    レッドブルのオリバー・ミンツラフがクリスチャン・ホーナー退任に言及
    レッドブルGmbHのコーポレートプロジェクト兼新規投資担当CEOであるオリバー・ミンツラフは、クリスチャン・ホーナーに対する感謝のメッセージを発表し、彼のチームへの貢献を称えた。広く報じられているところでは、7月のホーナー解任において、このオーストリア人経営者が大きな役割を果たしたとされている。

    しかし、50歳のミンツラフは月曜日にレッドブル・レーシングの公式サイトで発表された声明の中で、ホーナーに感謝の意を表した。

    「我々はクリスチャンが過去20年間にわたり示してきた卓越した働きに感謝したい。彼のたゆまぬ献身、経験、専門知識、革新的な思考によって、彼はレッドブル・レーシングをF1で最も成功し、魅力的なチームのひとつとして確立する上で重要な役割を果たしてきた」とミンツラフの声明は述べている。

    「クリスチャン、これまで本当にありがとう。あなたは我々のチームの歴史において、永遠に重要な一部であり続けるだろう」

    クリスチャン・ホーナーも自身の声明でオリバー・ミンツラフに加え、2005年に彼をチームに招聘した故ディートリッヒ・マテシッツをはじめとするレッドブルの主要人物に感謝の意を表した。注目すべきは、チーム創設当初からホーナーと共に働いてきた上級顧問のヘルムート・マルコの名前が彼の声明の中で言及されなかったことである。