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  • ハースF1チームにも新たにチーム売却の噂

    ハースF1チームにも新たにチーム売却の噂

    ハースF1チームが、巨額の買収提案を行っていると鈴鹿サーキットで噂が囁かれた。

    F1日本GPの週末には、レッドブルが株主間の権力闘争の一部としてセカンドチームであるビザ・キャッシュアップRBの売却を検討していると報じられたが、F1最小のチームであるハースにも売却の噂が浮上した。

    ハースF1チームは、チーム創設時から指揮を執っていたギュンター・シュタイナーとの契約を更新せず、小松礼雄がチーム代表に就任。シュタイナーはチームにさらなる投資を望んだが、オーナーのジーン・ハースはそれを拒否し、今あるリソースを有効活用することを選んだ。

    オーナーは否定しているが、F1への情熱を失ってしまったのではないかとの噂がもっぱらだ。

    ラルフ・シューマッハは、甥のミックがハースで苦境に立たされた経験からハース批判に慣れており、同じドイツ人のニコ・ヒュルケンベルグに2025年にハースと新契約を結ぶことを「決してアドバイスしない」と認めた。

    「確かに素晴らしいチームだし、そこではすべてが良くなっていくだろうが、その構造は将来に向けたものではないし、将来を見据えているわけでもない」と彼は『Sky Deutschlandに語った。

    「投資は保留されているが、ジーン・ハースには別の考えがあるため行われていない。それは理解している」

    「現在、オリバー・ベアマンのような新参者にとっては小規模でいいチームだ」と元F1ドライバーは付け加えた。「しかし、彼らはまだ若いドライバーと仕事をすることに慣れていない」

    興味深いことに、RBとハースの両チームは現在、F1トップ5チームに次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置にあり、2024年現在までにポイントを獲得。ノーポイントのウィリアムズ、ザウバー、アルピーヌとは異なっている。

    ハースのドライバー、ケビン・マグヌッセンは鈴鹿で「アルファタウリやその他の名前との戦いに役立つように、近いうちにマシンにいくつかのアップグレードを施す予定だ」と語った。

  • ハースF1小松礼雄 「競争力のないフリをしていた」とのシュタイナーに反論

    ハースF1小松礼雄 「競争力のないフリをしていた」とのシュタイナーに反論

    ハースF1のチームである小松礼雄は、前任のギュンター・シュタイナーが示唆した、チームが良いクルマを持っていると分かっていながらプレシーズンの期待を軽視していたという指摘に異議を唱えた。

    先週のメディア向け電話会見でシュタイナーは、自身の離任前にすでにVF-24が競争力を持つことを風洞の数値が示唆しており、その潜在的な姿を予想する際にチームが控えめなアプローチを取ったのは「間違いだった」と示唆した。

    クルマはすでにQ3進出を果たしており、ニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンの2人が3回ポイントを獲得し、チームはコンストラクターズランキング7位につけている。

    小松礼雄は、ライバルたちがどれだけ前進するかわからなかったので、チームはこのようなポテンシャルを予測できなかったと主張する。

    「どれだけのものを見つけ出しているかは知っていました」と小松礼雄は鈴鹿サーキットで語った。

    「でも、他の全員も少なくとも同じか、それ以上のものを見つけていると思わなければならない。 我々のスタートがいかに遅かったかを知っていますからね。オースティンのアップグレードのために2カ月間中断したことも知っています」

    「我々は最も小さなチームですよね? 我々はより高度な方法論を持っているわけではない。他のチームの方が平均的には誰よりも賢いはずです」

    「それが私のベースラインです。それはデタラメなことを言ったり、煙幕を張ったりすることではありません。それが私の現実に対する期待です」

    「そして、その数字を知っていたことに関しては、申し訳ないですが、大きな数字ではありませんでした。だから、あれでP7になれると思うはずがない。ありえない。じゃあ、どうやってアルピーヌがあのようになることを予想できます?予測できましたか?無理ですよね」

    「そうなると、誰かが失敗することを想定はできません。彼らが良い仕事をしていると想定する必要があります」

    小松礼雄は、外の世界に対する期待を軽視したのではなく、ハースが2023年に達成した10位に留まったとしてもチームメンバーが失望しないようにという理由もあったと認めた。

    「社内でも、バーレーンで10番手のなったクルマを見て落ち込んだり、うなだれてほしくありませんでした」と小松礼雄は語った。

    「というのも『君たちは自分たちが何をしているか分かっているだろう、車に十分なパフォーマンスを発揮するのに十分な時間がなかっただけだ。バーレーンで我々が10位だったとしても、それは君たちのせいではない』と確認したかったからです」

    「これが私が明確にしたかった内部メッセージです。だから、バーレーンで最下位になっても、落ち込まないように準備する必要がありました」

    「そうすれば、彼らは『よし、ここが我々のスタート地点であり、ここが我々が改善していくべき地点だ』と言う根拠を持てる」

    「それは内面的なメッセージであって、でたらめな煙幕ではない。まじめな話、それが私の期待でした」

    ハースF1チーム 小松礼雄 2024年F1 日本GP

    バーレーンのテストでは、パフォーマンスよりもタイヤマネージメントに重点を置いていたにもかかわらず、VF-24のポテンシャルが示されたと小松礼雄は認めた。

    「プレシーズンテストでは、初日と2日目のロングランペースを見て、他の2、3チームと戦えると思いました」と小松礼雄は語った。

    「どれぐらいかは正確にはわかりませんでしいが、8番手か7番手ぐらいでした」

    「でも、それは走り始めてからわかったことです。それに、クルマから発生するダウンフォースに関しても…風洞で言われているものとは大きく異なります」

    「それ自体が問題です。でも、いい驚きでもある。風洞の数値を見て、それを予測できただろうか?とんでもない」

    クルマは予想以上にダウンフォースを生み出しているのかと聞かれた小松礼雄は 「特に詳しくは言いたくない。でも、そういうことじゃないんです。直線的ではありません」

    「でも、トラック上で見られるある種の特性は、単純な数字、アウトライトの数字、ヘッドラインの数字で言えば、あまり良くないかもしれませんが、特性の点では、はるかに使いやすいですし、ドライバーはそれを引き出すことができます」

    「つまり、ピーキーなクルマを所有している場合、ドライバーは時々限界に達する可能性があります。しかし、たとえば、程度の良いクルマを所有している場合は、絶対的な性能は落ちるけど、十中八九、彼はそこに到達できる」

    「305km以上のレースを考えた場合、どのクルマが欲しいか? もちろん良いクルマが欲しいです。そして今年のクルマは、デザインによるものではないかもしれないですが、ある部分において、そのような穏やかなクルマに仕上がっています」

    「だからドライバーは自信を深めることができる。繰り返しになりますが、もし誰かが風洞実験からそれを見いだせるとしたら、それはすごいことです」

  • ハースF1チーム 日本GPおよびアメリカ3戦でメルカリとスポンサー契約

    ハースF1チーム 日本GPおよびアメリカ3戦でメルカリとスポンサー契約

    ハースF1チームは、メルカリとF1日本GPおよびアメリカの3つのグランプリとの地域パートナーシップ契約を発表した。

    メルカリのオンラインマーケットプレイスは、カジュアルな出品者、取引を求める人、熱心なコレクターが、他では手に入りにくいアイテムを簡単に売買できるコミュニティを提供している。ファン垂涎のアパレルやアクセサリーから、レアなグッズやトレーディングカードまで、メルカリはすべてのモータースポーツファンのために何かが揃っている。

    メルカリのマネーグラム・ハースF1チームへのスポンサーシップは、レースシーズン中も継続され、日本ではマシンにメルカリのロゴが入り、ハースの3つのホームレース、マイアミ、オースティン、ラスベガスではメルカリのロゴが入る。

    ハースF1チームのマーケティング・ディレクターであるマーク・モレルは「限界を押し広げ、eコマースのあるべき姿の基準を引き上げることに注力している米国企業であるメルカリが加わり、パートナーシップを拡大できることを嬉しく思う」とコメント。

    「メルカリは、業界の先達に挑戦することを恐れない野心的な組織であり、我々も共感できるところだ。我々は、アメリカと日本で、ユニークで魅力的なアクティベーションの数々で協力できることを楽しみにしている」

    メルカリU.S.のジョン・ラガーリングCEOは「メルカリは、情熱的なファンやコレクターにとって、チームグッズからヴィンテージの記念品に至るまで、あらゆるものを見つけることができる代表的な場所だ」とコメント。

    「我々のコミュニティは、共通の興味によって人々を結びつけるものであり、今回のパートナーシップを通じて、近年アメリカで熱狂的なファンが増えているこの象徴的なスポーツを祝福し、レース愛好家を結びつけることを楽しみにしている」

  • 小松礼雄 ハースF1代表として日本GP凱旋「鈴鹿はレース戦略で挑む」

    小松礼雄 ハースF1代表として日本GP凱旋「鈴鹿はレース戦略で挑む」

    ハースF1のチーム代表を務める小松礼雄が、2024年F1第4戦日本GPへの意気込みを語った。

    チーム創設時から率いてきたギュンター・シュタイナーの後を継いで、今年からハースF1のチーム代表となった小松礼雄にとって、今年の鈴鹿サーキットはチーム代表としての初の凱旋レースとなる。

    今年、ハースF1チームは、第2戦サウジアラビアGPでのアグレッシブな戦略で10位入賞、第3戦オーストラリアGPでダブル入賞と、通常ならビッグ5チームが占めてしまうポイントを獲得してきた。

    しかし、ハース VF-24は高速コーナーが弱点だと小松礼雄は語り、鈴鹿サーキットでは戦略が重要になると語る。

    「今年はまったく異なるサーキットで3つのレースを行ってきましたが、3つのイベントのうち2回、ジェッダで1ポイント、メルボルンで3ポイントを獲得できたことを本当に嬉しく思っています」と小松礼雄はコメント。

    「我々は自分たちの力を示してきました。特にメルボルンでは、予選のペースよりも決勝のペースのほうがいいことがわかりました。同時に、メルボルンの予選ではVF-24の弱点が明らかになりました。残念ながらサーキットに求められる条件という点では鈴鹿でも少し似たような結果になるでしょう。鈴鹿は高速コーナーがあるセクター1がありますからね」

    「バーレーン、ジェッダのセクター1、そしてメルボルンで高速コーナーを見たとき、我々のマシンは高速コーナーではまだ通用しないことがわかりました。そのため、鈴鹿はセクター1が大きな挑戦になるでしょ」

    「鈴鹿はオーバーテイクが簡単なサーキットではないので、予選でパフォーマンスを発揮するために必要な高速性、グリップ、バランスの不足をどう処理するかが重要になります。それは我々にとってのチャレンジになると思いますが、いくつかアイデアがあるので、その面を改善するために金曜日にいくつかの実験を行うつもりです」

    「レースペースについては、メルボルンと同様、予選のペースよりも強くなると思うので、レース戦略を考えて、鈴鹿でより良いレース戦略を持つことで、それをどう生かすことができるかを検討する必要があります」

    ハースF1チーム 日本GP

  • 元ハースF1代表ギュンター・シュタイナー マイアミGPのアンバサダーに就任

    元ハースF1代表ギュンター・シュタイナー マイアミGPのアンバサダーに就任

    元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーがマイアミGPのアンバサダーに就任した。

    シュタイナーは2016年のハース創設時から昨冬までチーム代表を務めたが、2023年のコンストラクターズ選手権で最下位に終わったため、契約は更新されなかった。

    しかし、58歳のイタリア人であるシュタイナーはSky Germanyのアナリストとしてバーレーンでパドックに戻り、先週末のオーストラリアGPではトップ3のインタビューを担当した。

    そして今回、シュタイナーは5月に開催されるマイアミGPのアンバサダーも務めることになり、F1カレンダーに最近追加されたグランプリのひとつをアピールする手助けをする。

    「今年の私のお気に入りのレースの一つとなったマイアミグランプリのアンバサダーを務めることができて興奮している」とシュタイナーは語った。

    「私はアメリカでF1が驚異的な成長を遂げているのをこの目で見てきたが、特にマイアミのようなレースがサーキットの一部となっている場合には、F1は今後も成長し続けるポテンシャルを大いに秘めている」

    「主催者の大胆なビジョンが反映されたこのイベントは、アメリカのスペクタクルとF1レースが組み合わされ、トラックや街全体が活気に満ちている」

    ハースF1チーム

    シュタイナーは20年前からアメリカに在住しており、同地で複合材料のビジネスを展開しているが、F1のNetflixシリーズ『Drive to Survive』での多彩な出演のおかげで有名になった。

    彼は現在、チームのひとつで積極的な役割を担わなくても、シリーズの象徴的存在であり続けるようだ。

    マイアミGPのタイラー・エップ社長は「ギュンターはあらゆる年齢層のF1ファンによく知られた名前になっており、我々のレースにとって完璧なアンバサダーだ」と語った。「彼はスポーツの競争心を体現しており、アメリカにおけるF1がどうなり得るかについて明確なビジョンを持っている」

    「彼のような経験、評判、そして率直さを持つ人物が我々のイベントに加わることで、レースウイークエンドは間違いなく盛り上がり、新たなレベルへと昇華するだろう」
    F1.comの最近のコラムでシュタイナーは、F1での現役を離れている時間を楽しんでいるが、機会があれば指導的役割に戻る可能性も否定していないと語っている。

    「今シーズンに先立ってハースを去って以来、人生は順調だ」とシュタイナーは書いた。 「ここ数週間は、約10年間でF1から離れたのは初めてだ。今回は私にとって良い時間だった」

    「時間が経てば経つほど、私がハースに長く滞在しすぎていたことが分かる」

    「将来的にはF1に戻ってくるだろうが、それは正しいプロジェクトであり、正しく行われる必要がある」

  • ハースF1 小松礼雄 オーストラリアGPのダブル入賞は「予想以上の結果」

    ハースF1 小松礼雄 オーストラリアGPのダブル入賞は「予想以上の結果」

    ハースF1チームのチーム代表を務める小松礼雄が、ダブル入賞を果たした2024年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースを振り返った。

    ハースF1チームは、アルバート・パーク・サーキットで開催されたオーストラリアグランプリでニコ・ヒュルケンベルグが9位、ケビン・マグヌッセンが10位でフィニッシュし、ダブルポイントフィニッシュに成功した。

    16番グリッドからハードタイヤを履いてスタートしたヒュルケンベルグは、長いファーストスティントを走り、メルセデスのルイス・ハミルトンがストップして導入されたされたバーチャルセーフティカー(VSC)期間中の17周目にピットインしてミディアムタイヤに交換した。

    12番手に浮上したヒュルケンベルグは、チームメイトのマグヌッセンをパスして36周目にピットイン。ピットストップの段階でウィリアムズのアレックス・アルボンをかわして10番手をキープしていたが、58周の最終ラップでメルセデスのジョージ・ラッセルがクラッシュしてしたため9位となった。

    14番手からミディアムタイヤでスタートしたマグヌッセンは、7周目にハードタイヤに交換し、34周目に再びピットインしてハードコンパウンドのもう1セットを履いた。最終スティントでアルボンを追い抜いて11位となり、ラッセルのリアイアにより10位となった。

    この結果、ハースF1チームは2022年のオーストリアGP以来となるダブルポイントフィニッシュを達成し、2024年には2戦連続のトップ10入りをマークした。

    ハースF1チーム オーストラリアGP

    「2022年のオーストリアGP以来のダブルポイント獲得という素晴らしい一日だった」と小松礼雄はコメント。

    「特に昨日の予選の後、レースペースはもっと良くなると予想していたと言ったが、ダブルポイントを獲得できたことは予想以上だった」

    「最後のポジションを獲得するためには、すべてを完璧にこなさなければならない。今日は完璧ではなかったので、いくつか改善しなければならない点もあるが、全体的にはチームのためにとても満足している」

    「両ドライバーとも素晴らしい走りを見せてくれたし、ピットストップのクルーたちも、ここぞというときにドライバーたちを前に出してくれた。素晴らしいチームワークだ。とても満足している」

  • ハースF1 小松礼雄 「プレシーズンの悲観論を覆したの驚くべきこと」

    ハースF1 小松礼雄 「プレシーズンの悲観論を覆したの驚くべきこと」

    ハースF1のチーム代表を務める小松礼雄は、チームがプレシーズン前の悲観論が間違っていたことを証明できたことは「驚くべきこと」だと認めた。

    1月にギュンター・シュタイナーを引き継ぎ、今季初めてチームの指揮を執る小松礼雄は、アメリカ資本のハースF1チームが昨季の不振から立ち直ることを目指している。

    昨季はニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンがリアタイヤのデグラデーションに悩まされ、新シーズンを前に小松礼雄はハースが序盤戦は下位に沈むだろうと予想していた。

    しかし、バーレーンでQ3に進出したヒュルケンベルグは、サウジアラビアで今季初ポイントを獲得。シーズン前の悲観的な見方を考えると、これはショックだったか尋ねられた小松礼雄は「驚くべきことです」と答えた。

    「我々は最小のチームなので、冬の間に得たすべての成果は、他の全員が最低限でも見つけているはずだと想定しなければなりません」

    「プレシーズンのその時点では、レースタイヤの管理の問題には何も取り組んでいなかったので、それが私のベースラインであり、出発点であると想定する必要がありました」

    好調なパフォーマンスにも関わらず、小松礼雄はサーキットの異なる特性が上位におけるチームの立場の認識を変える可能性があると警告した。

    「マシンは昨年よりも優れていますが、ラップタイムの差はサーキットに依存しており、はるかに高速になるとそこは変化します」と小松礼雄は語った。

    「つまり、(ウジアラビアでは我々の予選ベストは12位だったはずで、それは明らかでしたが、バーレーンでは我々はQ3でした」

    「レースでは、我々は強いクルマを持っていたと今でも信じていますが、我々はその1ポイントを他の多くのドライバーたちと争っています」

    「チームのためにとても嬉しく思います。全員が自分の役割を果たしましたし、ジェッダではレースチームとして運営的には完璧でした」

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 「下位F1チームの入賞には型破りな戦略が必要」

    ニコ・ヒュルケンベルグ 「下位F1チームの入賞には型破りな戦略が必要」

    ハースF1チームのドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグは、ポイントを獲得するにはグリッドの半分が「常識」から離れ、「型破り」な戦略に舵を切る必要があると考えている。

    ヒュルケンベルグは2023年の好調な予選フォームをバーレーンでの開幕戦に持ち込み、10番グリッドにつけたものの、レースではスタートが悪く、ターン1でアストンマーティンのランス・ストロールと接触してフロントウイングを破損して16位に後退した。

    さらにサウジアラビアGPでは、ストロールのクラッシュによるセーフティカーピリオド中にピットに入らず、チームメイトのケビン・マグヌッセンが後続マシンを引き止めるという作戦を味方につけて、15番手から10位まで順位を上げてポイントを獲得した。

    ヒュルケンベルグは、トップ5チームのパフォーマンスを考えると、ある意味でこのような多様な戦略が下位チームがF1でポイントを獲得するためにはますます必要になってきていると語る。

    「(サウジアラビアGP)今回のようなレースでは、トップ5チームがレースに残れば、トップ10を占めることになると思う」とヒュルケンベルグは語る。

    「だから、いつも何か型破りなことや、あまり論理的でないことは、あるいは常識的でないと思われることをしなければならないと感じている」

    「運を少し押し上げ、何か違うことをし、自分自身をオフセットさせなければならない。過去と同じように、それはしばしば報われてきた」

    2022年のグランドエフェクトカーへの移行とコストキャップの導入はフィールドを縮めるために考案されたものだが(サウジアラビアのQ1では上位19台が1.355秒差)、レッドブル、フェラーリ、メルセデス、マクラーレン、アストンマーティンはコンストラクターズチャンピオンシップの上位半分に地位を確立した。

    ニコ・ヒュルケンベルグ ハースF1チーム

    ジェッダでのマグヌッセンは、2度の10秒ペナルティ(アレックス・アルボンとの接触と、RBドライバーの角田裕毅をパスしようとした際にトラックを離れてアドバンテージを得たこと)ですでに大きなダメージを負っていた。

    その後、ハース勢が11番手と12番手を走行していたときに、マグヌッセンは、エステバン・オコン、アルボン、角田裕毅、ローガン・サージェント、ダニエル・リカルドといったマシンの列を遅らせた。

    ハースF1のチーム代表である小松礼雄は「素晴らしいチームワークの賜物だと思う」と説明した。

    「我々は10位、つまり1ポイントを目指して戦っていたが、相手は他の8人のドライバーだったので、チャンスをつかむにはすべてが完璧でなければならなかった」

    「(マグヌッセンが)ポイント争いから外れたことが分かったとき、我々は素晴らしい決断を下した。そしてケブは目標ラップタイムを設定しながら素晴らしい走りで彼らを抑え、ニコは完璧な走りを見せた」

  • ハースF1チームには「勝利への野心が欠けている」とジョーダンが批判

    ハースF1チームには「勝利への野心が欠けている」とジョーダンが批判

    元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンが、ハースF1チームにはF1で勝つという野心が欠けていると批判した。

    ハースF1チームは、その名を冠した創設者ジーン・ハースが資金の大部分を提供する独立したチームとして2016年にF1に参戦した。ハースのビジネスモデルはF1の中でも独特で、内部開発だけに頼るのではなく、フェラーリやダラーラとのパートナーシップやコラボレーションに大きく依存している。

    ほとんどのコンポーネントを自社で製造する代わりに、ハースはフェラーリと緊密な技術提携を結んでいる。このようなアプローチにより、チームはパートナーの専門知識、リソース、コンポーネントを活用し、シャシーの設計と組み立てに集中することができる。

    ハースのモデルはF1で戦うためのコスト効率と戦略的コラボレーションを重視したものだが、元チーム代表であるギュンター・シュタイナーが最近示唆したように、それが限界に達したと考える者も多い。

    「F1はハースがスタートしたときから、この5年で変わってしまった。F1はまったく別のゲームになっている」と2016年にチームを軌道に乗せるのに貢献したシュタイナーは主張した。

    「F1を理解しているのなら、目を開いて他のチームが何をしているのか見る必要があるが、ハースはそれをしていない」

    「ハースのやり方では、ある段階から何もできなくなる。もはや時代を表すものではない」

    エディ・ジョーダンは、そのモデルのメリットを超えて、チームが下位に低迷し続けていることを考慮すると、ハースF1がこのスポーツの最高レベルで戦うというコミットメントに疑問を投げかけている。

    かつてグランプリに参戦していた彼は、ハースがオーナーの 「勝利への願望」の欠如によって重荷になっていると考えており、積極的に勝利を追い求めることなく、ただF1に参加することで満足しているのではないかと示唆している。

    ハースF1チーム

    「もし私だったら、エンジニアリング、マシンのスピード、仕事をこなす能力に注意を向けるだろう」とジョーダンはデビッド・クルサードのポッドキャスト “Formula for Success “で語った。

    「特にニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンは、ジョーダン時代の直後に彼と仕事をしたことがあるが、仕事をこなせる才能あるドライバーだ。そこに問題はない」

    「問題は目の前の仕事へのコミットメントだ。彼らは長い間F1に在籍しているが、私はチームが前進するのを見たことがない」

    「グランプリで勝つという願望?私はそれを見ていない」

    「人材のことであろうと、中古のフェラーリのエンジンであろうと――アルピーヌのルノーエンジンよりフェラーリエンジンのほうがいいのは確かだがね」

    「空力とジーン・ハースが適切な人材を配置できるかどうかにかかっている。彼はまだそれをやっていない」

    「レーストリムでのマシンは問題なさそうだ。でも、予選では?チャンスはない。クルマはアルピーヌよりわずかに良いだけだ」

    デビッド・クルサードも「改善の余地は確かにある」と同意した。

  • ギュンター・シュタイナー 「ハースF1チームに長くいすぎた」

    ギュンター・シュタイナー 「ハースF1チームに長くいすぎた」

    ハースF1チームの元チーム代表であるギュンター・シュタイナーが1月にF1チームを去ったことを振り返り、「ハースに長くいすぎた」と認めた。

    ハースF1チームがコンストラクターズランキングで最下位に沈んだ2023年シーズンの惨状を受け、チームのアメリカ人オーナーであるジーン・ハースは進歩のなさに我慢の限界を感じ、シュタイナーとの契約を更新しないことを決めた。

    代わりにハースは元サーキットサイドエンジニアリングディレクターの小松礼雄をチーム代表に昇格させ、シュタイナーは開幕戦バーレーンGPからテレビ解説者としてパドックに復帰した。

    F1.comで初めてコラムを執筆したシュタイナーは、この冬にじっくりと考える時間を得たことで、もっと早くハースF1チームを去るべきだったと認識しているというと語った。

    「今シーズンに先立ってハースを去って以来、人生は順調だった」とシュタイナーは書いた。

    「ここ数週間は、約10年間でF1から離れたのは初めてだ。今回は私にとって良い時間だった」

    「時間が経てば経つほど、自分がハースに長く滞在しすぎていたことが分かる」

    「F1から離れると、やるべきことが明確になる。そこにいる間は否定して、できると思っていてもできないんだ」

    ハースF1チーム

    シュタイナーは、表彰台争いとは無縁のマイナーポイント争いのつらさが、彼の熱意を削ぎ始めていたと説明した。

    ハースは2016年、最初の2グランプリでロマン・グロージャンがオーストラリアGPで6位、バーレーンGPで5位に入り、シーンに登場したが、その後、2018年オーストリアGPでグロージャンが4位入賞を果たしただけで、それ以上の成績を残すことはできなかった。

    「我々が持っていたものを使えば、まだ7位、8位、9位を目指して戦うことはできるが、他と同じ武器がなければ表彰台を目指して戦うことはできない」とシュタイナーは付け加えた。

    「長期的にそうすることは、私が人生でやりたいことではない。また7位にはなりたくない。それはもうやった。私は戦えるようになりたい。上位で戦いたい」

    「トト・ヴォルフがメルセデスに移籍したとき、当時のチームはトップではなかった。確かに最初はエンジンのアドバンテージがあったけれど、彼は中期的に成功するためにすべてをセットアップした。 そして彼らは8度のコンストラクターズチャンピオンに輝いた」

    「レッドブルも同じだ。そこに到達するまでにどれくらい時間がかかった?毎年、彼らは良くなり続けた。その忍耐と長期的な計画が必要だ」

    シュタイナーは、状況が整えば将来的に現役復帰する可能性も否定せず、次のように述べた。

    「将来的にF1に戻ってくることはあるだろうが、それは適切なプロジェクトで、適切に行われる必要がある」