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  • ニコ・ヒュルケンベルグ 40歳以降もF1継続へ「ストップウォッチは嘘をつかない」

    ニコ・ヒュルケンベルグ 40歳以降もF1継続へ「ストップウォッチは嘘をつかない」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、F1キャリアを終える時期について期限を設けていない。2027年もアウディで戦い、そのシーズン中に40歳を迎えるドイツ人ドライバーは、自身のパフォーマンスとモチベーションだけが今後を決める基準になると考えている。

    高齢になってもF1グリッドに立ち続けるフェルナンド・アロンソのように、ヒュルケンベルグも今後さらに数シーズンにわたって現役を続ける可能性がある。ただし、何歳まで走るという具体的な目標を設定するつもりはないという。

    40歳を迎える2027年もアウディF1で参戦
    ニコ・ヒュルケンベルグは先月39歳の誕生日を迎えた。現在のF1グリッドでは、フェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンに次いで3番目に年齢が高いドライバーである。

    2027年もアウディでF1参戦を続ける予定で、そのシーズン中に40歳を迎えることになるが、ヒュルケンベルグは現役引退について年齢による制限を設けていない。

    Mundo Deportivoから、アロンソのように45歳までキャリアを続ける可能性について尋ねられたヒュルケンベルグは、最終的には自分のパフォーマンスレベル次第だと説明した。

    「本当にすごいことだと思う」

    ヒュルケンベルグはアロンソのF1での長いキャリアについてそう語り、2度のF1ワールドチャンピオンが現在も高い競争力を維持していることにも言及した。

    「彼は今でも非常に高いパフォーマンスを発揮している。モータースポーツのいいところは、ストップウォッチは決して嘘をつかないということだ」

    ヒュルケンベルグにとって、期待される結果を出し続け、最高峰で戦う意欲を維持できている限り、年齢そのものは決定的な要素ではない。

    「そうだね! ストップウォッチが自分にとっていい数字を示している限り、この仕事をすることに幸せを感じ、モチベーションを持ち続けている限りはね。なぜなら、このレベルのパフォーマンスに到達して、必要なことをすべてやり遂げるには、多くの努力とものすごいエネルギーが必要だからだ」

    ただし、そうした状況がいつ変化するのかについては、自分自身にも分からないと認めた。

    「それが続いている限り、僕は喜んで続ける。でも、いつそれが変わるのかは分からない」

    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)

    過去のF1マシンを過度に懐かしまず
    ヒュルケンベルグは、自身のキャリア初期にドライブしていたF1マシンについても質問を受けた。以前の世代のマシンは現在より小さく、軽量で、エンジンサウンドも大きかった。

    しかし、ヒュルケンベルグはそうした過去のマシンへのノスタルジーについて冷静な見方を示し、ドライバーは最終的に与えられたマシンに適応していくものだと語った。

    「どんなマシンにも慣れるものだ」

    「常に適応していくことは、このカテゴリーに本質的に備わっている現実なんだ。それが僕たちの現実だ。ドライバーとしては、単純に適応して、自分たちに与えられたものに慣れていく。そして、毎年この仕事をすることができるのは世界でたった22人しかいないということを、決して忘れてはいけない」

    ヒュルケンベルグはまた、過去の世代のF1マシンに対する記憶は、時間の経過とともに美化されがちだとも指摘する。

    「僕たちは少し理想化する傾向もあると思う。当時はオーバーテイクが本当にひどかった。似たようなものに戻ることが現実的だとは思わない」

    「それに、まず安全面を考えれば、さまざまな装置が必要になり、その分の重量も必要になる。F1でそれを手放したいと思う人はいない」

    近年のF1マシンは大型化と重量増加が進み、過去の軽量なマシンを懐かしむ声も少なくない。一方、ヒュルケンベルグは安全性を維持しながら過去と同じ方向へ戻ることは現実的ではないとの考えを示した。

    「だから、あのマシンが戻ってくることを夢見ても意味はない。ただ、F1がようやく少しずつ重量を減らす方向へ進み始めたことは確かだ」

    2027年に40歳を迎えるヒュルケンベルグだが、現時点でF1引退の期限を決める考えはない。ストップウォッチが競争力を証明し、自身のモチベーションが続く限り、年齢にかかわらずアウディでF1キャリアを続けていく構えだ。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ リアム・ローソンの走りを批判「押し出すのが彼の十八番」

    ニコ・ヒュルケンベルグ リアム・ローソンの走りを批判「押し出すのが彼の十八番」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2026年F1イタリアGPで接触したリアム・ローソンのドライビングを批判し、並びかけた相手をコース外へ押し出そうとするのは「彼の十八番」だと語った。

    レース再開後、ヒュルケンベルグとローソンはターン4でバトルを展開。ヒュルケンベルグがコース外へ押し出される形となり、この一件はスチュワードの審議対象となった。ローソンには黒白旗が提示されたものの、それ以上のペナルティは科されなかった。

    一方、ローソンは接触によってフロントウイングにダメージを負い、交換のためにピットインを余儀なくされた。この修復で約30秒を失い、最終的には14位。ヒュルケンベルグは12位でチェッカーを受けた。

    「クルマ1台分のスペースを残そうとしない」
    レース後、ローソンとの一件について尋ねられたヒュルケンベルグは、相手を外側へ追いやるような走りは今回に限ったことではないとの見方を示した。

    「リアム? そうだね、彼はとにかく相手を押し出すのが好きなんだ」

    「誰かが横に並ぶと、いつも押し出そうとする。クルマ1台分のスペースを残そうとは本当にしない。それが彼の十八番だね。別に悪感情があるわけじゃない。ただ、ちょっと厄介なんだ」

    ヒュルケンベルグはローソン個人に対する「悪感情はない」としながらも、今回のケースについてはスチュワードがより厳しく判断すべきだったと考えている。

    ニコ・ヒュルケンベルグ vs リアム・ローソン

    スチュワードの判断にも疑問「真剣に扱うべきだと話していた」
    ローソンに黒白旗が提示されただけで、それ以上の措置が取られなかったことについて、ヒュルケンベルグはドライバーズブリーフィングでの話し合いを引き合いに出した。

    「外から映像を見てみる必要はあるけど、ブリーフィングでは、こういうことは真剣に扱うべきだと話していた」

    「特にあのスピードだからね。クルマの中では、その瞬間はちょっと危ないと感じた」

    高速域での攻防だっただけに、ヒュルケンベルグは単なる激しいバトルとして片付けるべきではないと主張した。ローソン自身も接触によるフロントウイング交換で大きくタイムを失ったが、ヒュルケンベルグにとっては、結果以上に相手へ十分なスペースを残さないドライビングそのものが問題だったようだ。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ 同僚ボルトレトとのニアミスに戦慄「パッセンジャーだった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ 同僚ボルトレトとのニアミスに戦慄「パッセンジャーだった」

    アウディF1のニコ・ヒュルケンベルグは、2026年F1オランダGP決勝でチームメイトのガブリエル・ボルトレトが高速スピンを喫した際、間一髪で接触を回避した瞬間について「怖かった。パッセンジャーだった」と振り返った。

    ヒュルケンベルグはザントフォールトで8位に入り、2戦連続のポイント獲得を達成。アウディに貴重な4ポイントを持ち帰った一方、レース序盤にはチームメイトとの大事故につながりかねない危険な場面に遭遇していた。

    ボルトレトが360度スピン ヒュルケンベルグが間一髪で回避
    F1オランダGP決勝は、スタート前の雨によって路面の一部が濡れた難しいコンディションで始まった。

    オープニングラップではマックス・フェルスタッペンが高速の最終コーナーでコントロールを失い、バリアに激突。このクラッシュによってレースは赤旗中断となったが、その後方ではボルトレトもマシンのコントロールを失っていた。

    ボルトレトのアウディは高速で360度スピン。その直後を走っていたヒュルケンベルグの進路上にマシンが滑り込み、両者はあわや接触という状況になった。

    ヒュルケンベルグは、その瞬間について次のように説明した。

    「怖かったし、危険だった。パッセンジャーだった」

    「できるだけ遅くまで反応するのを待って、それから本能的にどちらか一方を選んだ。もちろん、彼が上側に滑っていくのか、下側に滑っていくのかを見極めようとしていた」

    「濡れた路面では危険だし、難しい。幸運にも避けることができた」

    高速域かつ濡れた路面では、スピンしたマシンがどちらへ動くかを予測することは難しい。ヒュルケンベルグはボルトレトの動きを可能な限り見極めた上で、最後は本能的に回避方向を選択し、接触を免れた。


    ガスリーを攻略して8位 アウディに貴重な4ポイント
    危険な序盤を切り抜けたヒュルケンベルグは、その後のレースでアルピーヌのピエール・ガスリーをオーバーテイク。トップチーム勢に続く8位でフィニッシュし、アウディに4ポイントをもたらした。

    ヒュルケンベルグにとっては2戦連続のポイント獲得。金曜日と土曜日に苦戦していたことを考えれば、価値のある結果となった。

    「チームにとってもチャンピオンシップにとってもすごく重要だ。でも、チームの雰囲気という意味でも、みんなを元気づけてくれる」

    「これまで取り組んできたことが正しくて、僕たちが正しい方向に進んでいることを確認できた。とても満足している」

    「個人的にも、金曜日と土曜日は決して楽な週末ではなかった。最後にこうして何かを持ち帰って、いい形で終えられたのは本当にうれしいし、格別な気分だ」

    アウディはランキング8位 ハースとの差は5ポイント
    ヒュルケンベルグの8位によって、アウディはコンストラクターズランキング8位を維持した。

    7位ハースとの差は5ポイントに縮まり、同時に9位ウィリアムズとの差を5ポイントに広げた。僅差の中団争いにおいて、今回ヒュルケンベルグが獲得した4ポイントは大きな意味を持つ。

    また、ヒュルケンベルグは今回の結果が、アウディが進めてきた取り組みとマシン開発の方向性を裏付けるものだと受け止めている。苦戦した金曜日と土曜日を経て、決勝で結果につなげたこともチームにとってポジティブな材料となった。

    ボルトレトとの接触を紙一重で回避する緊迫したオープニングラップから、最後は8位入賞。ヒュルケンベルグは難しいコンディションのザントフォールトで貴重なポイントを持ち帰り、アウディの中団争いを後押しした。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ アウディF1で長期参戦に意欲「望まれる限り走る」

    ニコ・ヒュルケンベルグ アウディF1で長期参戦に意欲「望まれる限り走る」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、アウディとの将来について、チームから必要とされ、自身が楽しみながら速さを維持できる限りF1で走り続けたいとの考えを示した。

    38歳のヒュルケンベルグは2027年までアウディとの契約を結んでいる。2026年シーズンは結果だけを見れば苦戦が続いていたものの、第11戦ハンガリーGPでは9位に入り、今季初ポイントを獲得。本人はランキングに表れている数字と実際のパフォーマンスには大きな隔たりがあると強調している。

    ランキング以上の手応えを強調
    ヒュルケンベルグはドイツ紙『Sport Bild』に対し、2026年シーズンを単純にポイントだけで評価するべきではないと語った。

    「そこに見えているものと、実際にコース上で起きたこと、そしてチームとして僕たちがどの位置にいるのかには、大きな隔たりがある」

    「ランキングだけを見れば『なんてひどいんだ』と思うだろう。でも、それぞれのレースを振り返って全体像を見れば、状況はかなり明確に感じられる」

    アウディは2026年からワークスチームとしてF1に参戦。ヒュルケンベルグは経験豊富なドライバーとして、そのプロジェクトを支える重要な役割を担っている。

    シーズン序盤はポイント獲得に届かないレースが続いたが、ハンガリーGPでは9位に入り、ようやく結果としても前進を示した。

    2027年以降もアウディで走る可能性
    ヒュルケンベルグとアウディの現在の契約は2027年までとなっているが、それ以降についても本人は可能性を否定していない。

    「絶対にないとは言わない。でも、それを考えるにはまだ早すぎる。僕は今この瞬間に集中しているし、1年ずつ考えている」

    そのうえで、現役を続けるための条件について明確に語った。

    「僕が楽しめていて、ストップウォッチが正しい数字を示していて、チームが僕を必要としてくれる限り、僕はアウディで走る」

    「それがかなり長く続くことも想像できる」

    2027年シーズン終了時には40歳を迎えることになるが、年齢そのものを引退の基準にはしていない。自身のパフォーマンスとモチベーション、そしてチームからの評価が維持される限り、アウディとの関係をさらに長く続ける考えだ。

    ニコ・ヒュルケンベルグ アウディF1

    契約よりもアウディF1の成長を優先
    もっとも、現段階でヒュルケンベルグが重視しているのは、2028年以降の自身の契約ではない。アウディのF1プロジェクトそのものが正しい方向へ進んでいるかどうかだ。

    「今重要なのは、このプロジェクトが正しい方向へ進んでいることだけだ。そして、僕たちはそうできている」

    「それ以外のことは後からついてくる」

    アウディにとって2026年はワークス参戦初年度であり、マシンとパワーユニットの双方を含めたプロジェクトを成長させていく段階にある。ヒュルケンベルグも目先の契約交渉より、まずチームとして競争力を高めることを優先している。

    ハンガリーGPで今季初ポイントを手にしたヒュルケンベルグにとって、重要なのはランキング上の数字だけではない。自身の速さが維持され、アウディのプロジェクトが前進を続けるのであれば、その関係は現在の契約が満了する2027年以降も続く可能性がある。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ アウディF1で待望の初入賞「ようやくすべてが噛み合った」

    ニコ・ヒュルケンベルグ アウディF1で待望の初入賞「ようやくすべてが噛み合った」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2026年F1第11戦ハンガリーGPで9位入賞を果たし、アウディに今季初ポイントをもたらした。シーズン開幕から幾度となく入賞のチャンスを逃してきたベテランドライバーは、「ようやくすべてが噛み合った」と喜びを語った。

    アウディはヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトで異なる戦略を採用。ミディアムタイヤでスタートしたヒュルケンベルグは2ストップ戦略を選択し、終盤にタイヤの優位性を生かして順位を回復。9位でチェッカーを受け、チームに貴重な2ポイントをもたらした。

    「ようやくすべてが噛み合った」今季初ポイントを獲得
    ヒュルケンベルグは、待望の今季初ポイント獲得について、これまで何度もチャンスを逃してきただけに特別な喜びがあったと明かした。

    「ようやく今季初ポイントを獲得できて本当にうれしい。今年はポイントを獲得できるだけのペースがありながら、さまざまな理由で結果につながらなかったレースが何度かあった」

    「それは本当に悔しかった。でも、それがレースというものだ。僕もチームもポテンシャルはあると分かっていたし、あとはすべてをうまくまとめるだけだった。そして今回は、ようやくすべてのピースが噛み合い、その成果を手にすることができた」

    また、予選から決勝までミスなく戦えたことが結果につながったと振り返った。

    「昨日の予選では持っている力を最大限に引き出し、今日も力強いレースができた。週末を通して全員が素晴らしい仕事をしてくれたし、その結果としてポイントという報酬を得ることができた」

    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディF1)

    夏休みは11戦を分析して後半戦へ
    ハンガリーGPを終えて夏休みに入るヒュルケンベルグは、前半11戦で得たデータを整理し、シーズン後半につなげたいと語った。

    「まずは11戦をしっかり振り返ることだ。たくさんの情報とデータがあるから、それを分析して消化したい。3週間の夏休みは長いようで短い。その後は8月末のザントフォールトに向けて準備を進めていく」

    チームとしても前半戦を総括し、さらなる前進を目指す考えだ。

    「ポイントを獲得した状態で夏休みに入れるのは本当に良いことだ。開幕からここまでで学んだことを振り返り、すべてを分析して、ザントフォールトではこの流れをさらに発展させたい」

    アウディは3戦連続ポイントを評価
    レーシングディレクターのアラン・マクニッシュは、チームが着実に前進していることを示す結果だったと評価した。

    「3戦連続でポイントを獲得できたことは、チームにとってまた一歩前進した証だ。ニコは週末を通して素晴らしい走りを見せ、力強いパフォーマンスを9位という結果につなげてくれた。ガブリエルも11位まで追い上げ、ダブル入賞まであと一歩だった」

    「マシンのパフォーマンスは競争力があり、チームもチャンスを最大限に生かすクリーンなレース運びができた。今回の進歩には勇気づけられている。夏休みでリフレッシュし、築き上げてきた土台をさらに発展させ、シーズン後半も開発を続けていきたい」

    ハンガリーGPで待望の今季初ポイントを獲得したヒュルケンベルグ。アウディは着実な進歩を示したまま夏休みに入り、ザントフォールトで迎えるシーズン後半戦ではさらなる飛躍を目指す。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ サインツJr.加入説にジョーク「リザーブなら空いている」

    ニコ・ヒュルケンベルグ サインツJr.加入説にジョーク「リザーブなら空いている」

    ニコ・ヒュルケンベルグが、カルロス・サインツJr.のアウディF1加入説をユーモアたっぷりに受け流した。夏の移籍市場で自身のシート喪失が噂される中、「リザーブなら空いている」とジョークを飛ばし、現在の立場に揺るぎがないことを強調した。

    アウディは2026年からワークスチームとしてF1に参戦し、ヒュルケンベルグとルーキーのガブリエル・ボルトレトを起用。最近はウィリアムズのカルロス・サインツJr.がアウディ移籍候補として取り沙汰されているが、ヒュルケンベルグはそうした憶測を一蹴した。

    「チームは僕たちに満足している」
    ベルギーGPを前に取材に応じたヒュルケンベルグは、現在のドライバーラインアップについて自信をのぞかせた。

    「チームはガビ(ガブリエル・ボルトレト)と僕にとても満足していることを知っている。僕たちはまだ始まったばかりだ。チームとしての最初のシーズンだからね」

    アウディは長期的なプロジェクトとしてF1参戦を進めており、ドライバー体制の継続を重視している姿勢を繰り返し示している。

    複数年契約を強調
    ヒュルケンベルグは自身の契約についても明確に言及した。

    「契約は非常に明確だ」

    アウディは契約期間の詳細を公表していないものの、加入時に複数年契約であることを発表している。今回の発言からは、少なくとも2027年シーズン終了までは契約が続くことが示唆されており、加入からわずか1年でシートを失うとの見方を否定した。

    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディF1)

    サインツJr.加入説にはジョークで返答
    サインツJr.がアウディ入りするとの噂について問われると、ヒュルケンベルグは笑みを浮かべながら応じた。

    「F1では毎年恒例の夏の噂話だよ」

    そして、こうジョークを飛ばした。

    「リザーブドライバーのシートなら空いていると思う。でも、彼は興味がないだろうね」

    さらに、自身の将来については「何の疑問符もない」と断言し、シートを巡る憶測を改めて否定した。

    アウディは長期プロジェクトを継続
    2026年にワークス参戦を開始したアウディは、ここまで苦戦が続いている。ボルトレトは2度のトップ10フィニッシュを記録している一方、チーム全体としては中団争いで安定した結果を残せていない。

    ヒュルケンベルグ自身も今季は4度のリタイアを喫するなど信頼性に苦しんでいるが、アウディは短期的な結果ではなく長期的な戦力強化を重視している。今回のヒュルケンベルグの発言は、そのプロジェクトの中で自身の立場が揺らいでいないことを示すものとなった。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1イギリスGPスプリントで5秒加算ペナルティ 15位に降格

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1イギリスGPスプリントで5秒加算ペナルティ 15位に降格

    ニコ・ヒュルケンベルグは、2026年F1イギリスGPのスプリントレース後、FIAの審議により5秒加算ペナルティを科された。コプス・コーナーでコース外走行によってアドバンテージを得たと判断され、13位から15位へ降格となった。

    この裁定により、チームメイトのガブリエル・ボルトレトは13位へ繰り上がった。一方、ボルトレトはレース後、今季を通じて続くアウディのスタート性能の問題について厳しい見解を示している。

    ヒュルケンベルグに5秒加算ペナルティ
    FIAのスチュワードは、ニコ・ヒュルケンベルグに対し5秒加算ペナルティを科したことを発表した。

    対象となったのはオープニングラップのターン9(コプス・コーナー)での場面だ。ヒュルケンベルグはハースのエステバン・オコンの攻撃を防御する際、通常より高い速度でコーナーへ進入し、コース外へはみ出したままポジションを維持したとして審議対象となった。

    最終的にオコンは翌周に正規のオーバーテイクで前へ出たものの、スチュワードはヒュルケンベルグがコース外走行によって「持続的なアドバンテージ」を得たと判断した。

    スチュワード「接触回避は考慮したが速度超過が主因」
    裁定文では、ヒュルケンベルグがオコンとの接触を避けるためにスペースを残そうとした説明について一定の理解を示した。

    一方で、映像やテレメトリー、無線、オンボード映像などを精査した結果、コースアウトの主な原因は「比較ラップより速すぎる進入速度」にあったと結論付けた。

    スチュワードは次のように説明している。

    「31号車との接触を避けようとした事情は、情状酌量の要素として考慮した。しかし証拠を精査した結果、27号車は過大な速度でコーナーへ進入しており、それがコースアウトの主な原因だった」

    その上で、「27号車はコース外へ出ることで持続的なアドバンテージを得たと判断する。接触回避という事情を考慮し、5秒加算ペナルティを科す」と裁定理由を説明した。

    ボルトレトはスタート性能に不満
    ヒュルケンベルグの降格により、チームメイトのガブリエル・ボルトレトは13位へ順位を上げた。

    しかしボルトレト自身はレース内容に満足しておらず、アウディのスタート性能が今季を通じた課題になっていると指摘した。

    「また同じようなレースになってしまった。オーストリアではまともなスタートができたけど、この週末は一度もいいスタートが決まっていない」

    「1周目で16位か17位まで落ちてしまったし、そこから取り返すのは本当に大変だ」

    「この問題はシーズンを通して続いている傾向だ。簡単ではないことは分かっているけど、解決策を見つけないといけない」

    「毎回スタートで後方へ落ちてしまうと、全員を抜き返せるほどのペース差があるわけではない。こういう部分を改善していかなければならない。引き続き取り組んでいく」

  • ニコ・ヒュルケンベルグに珍事 ローソンが巻き上げた小石で緊急停止装置が作動

    ニコ・ヒュルケンベルグに珍事 ローソンが巻き上げた小石で緊急停止装置が作動

    ニコ・ヒュルケンベルグにとって、2026年F1バルセロナ・カタルーニャGPは信じがたい形で終わった。アウディのヒュルケンベルグは入賞圏内を走行していたが、リアム・ローソンが巻き上げた小石がマシンの緊急停止装置を作動させるという前代未聞のトラブルに見舞われ、リタイアを余儀なくされた。

    レース後に明らかになった原因は、通常では考えにくい偶発的なアクシデントだった。ヒュルケンベルグ自身も「こんなことは聞いたことがない」と驚きを隠せなかった。

    ローソンが巻き上げた小石が緊急停止装置を作動
    ヒュルケンベルグはポイント圏内でレーシングブルズのリアム・ローソンを追走していた。その際、ローソンがターン12出口でコース外のグラベルにタイヤを落とし、大量の小石を巻き上げた。

    その中の1つがヒュルケンベルグのマシン左側ロールフープ付近にある緊急停止用のプルコードに直撃。結果としてエンジンキルスイッチが作動し、パワーユニットが停止してしまった。

    ヒュルケンベルグは次のように説明した。

    「ローソンがターン12出口でタイヤをグラベルに落として大量の小石を巻き上げた。そして、その小石のひとつがロールフープ左側にある緊急停止装置のトリガーを引いてしまい、マシンが停止したんだ」

    マシンは惰性でピットまで戻ることはできたものの、再始動は不可能だったため、そのままレース終了となった。

    ヒュルケンベルグも困惑「キャリアで聞いたことがない」
    この珍事についてヒュルケンベルグは困惑した様子で語った。

    「正直なところ、自分のキャリアの中でこんな話は見たことも聞いたこともなかった」

    「本当に不運だったし、奇妙だった。しかもレース終盤には上位を走っていた2台がリタイアしたことを考えると、なおさらだ」

    「レースの神様は、まだ僕たちにポイントを与えたくないみたいだ」

    終盤にはアンドレア・キミ・アントネッリとフェルナンド・アロンソが相次いでリタイアしており、ヒュルケンベルグが走り続けていれば入賞の可能性は十分にあっただけに、悔やまれる結果となった。

    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)

    ローソンも驚き「そんなことが起きるなんて」
    一方、当事者となったローソンはレース中、自身がヒュルケンベルグのリタイアに関与したことを知らなかった。

    レース後に事情を聞かされると、ローソンは驚きを隠せなかった。

    「本当に? まさか」

    「それは本当に不運だね。もちろん僕は全く知らなかったし、もしそんなことを狙ってできるなら大したものだけど……」

    「本当に知らなかった。彼がリタイアしたことだけは知っていたけどね」

    ローソンは9位でフィニッシュして貴重な2ポイントを獲得。一方のアウディはヒュルケンベルグがリタイアし、ガブリエル・ボルトレトもポイント圏外に終わったことで、またしても得点機会を逃すことになった。

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP 決勝 結果・タイムシート

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1モナコGP裁定に不満 「弁明の機会すらなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1モナコGP裁定に不満 「弁明の機会すらなかった」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、F1モナコGPで科された10秒加算ペナルティについて、スチュワードに説明する機会すら与えられなかったとして不満を示した。

    アウディF1のヒュルケンベルグは、赤旗再開後のフェアモント・ヘアピンでカルロス・サインツJr.と接触。この件でレース後に10秒加算ペナルティを受け、9位から13位へ後退した。これにより、獲得していたはずの2ポイントを失う結果となった。

    ヒュルケンベルグ 「混乱の発端はラッセルだった」
    ヒュルケンベルグは接触の原因として、ジョージ・ラッセルがペナルティ消化のために意図的に後続との間隔を広げようとしたことが、集団全体の混乱を招いたと主張した。

    レース後に映像を確認したというヒュルケンベルグは、当時の状況を次のように振り返った。

    「リプレイを見た。僕としては、すべてはジョージがペナルティのために後続集団を抑えたところから始まっている」

    「それが明らかに混乱を生み出した。特にモナコではクルマ同士が折り重なるような状況になる」

    「ミラボーを立ち上がったとき、右のイン側にはフェルナンド(アロンソ)がいて、エステバン(オコン)は別のクルマと争っていた」

    「僕は左右を何度も確認しながら走っていたが、突然エステバンを避けなければならなくなった」

    「だから最初からイン側のラインに入ることになったんだ」

    サインツJr.にも回避の余地があったと主張
    ヒュルケンベルグはヘアピンのイン側でフルロック状態となり、コーナー出口で十分なスペースを確保できなかった。

    一方のサインツJr.はウィリアムズのチームメイトであるアレクサンダー・アルボンの外側から進入し、その後ろへ入ろうとしていた。

    ヒュルケンベルグは、サインツJr.にも接触を避ける余地があったとの見方を示した。

    「カルロスもアウト側にいたと思う」

    「彼は全員が密集していることを分かっていたはずだ。それなのにかなり大きく切り返してきた」

    「もう少し外側を維持していれば自分自身を守ることもできたはずだ。あそこまで切り返す必要はなかったと思う」

    「結局のところ1周目だったし、1台のクルマが後ろの10台を詰まらせていた状況だった」

    「だからスペースは限られるし、特にモナコの1周目ではこうしたことはレースでは起こり得る」

    最大の不満は裁定手続き
    ヒュルケンベルグにとって問題だったのは接触そのものだけではなかった。

    スチュワードはヒュルケンベルグを接触の原因と判断し、レース後に10秒加算ペナルティを科した。しかし、その過程でドライバーやチームが事情を説明する機会が与えられなかったという。

    ヒュルケンベルグは通常の審議手続きが行われなかったことに疑問を呈した。

    「僕にとって少し奇妙だったのは、ペナルティが即座に科されたことだ」

    「調査対象になったわけでもなく、普段のようにスチュワードのところへ行って説明する機会もなかった」

    「それは僕たちにとって明らかに残念だった」

    アウディF1にとって痛いポイント喪失
    今回の裁定により、ヒュルケンベルグは9位入賞で得られる2ポイントを失った。

    これはザウバーからアウディF1へ移行して以降、チームにとって2度目となるトップ10フィニッシュの機会を逃したことを意味する。

    ヒュルケンベルグは接触の責任判断だけでなく、裁定までのプロセスそのものにも納得しておらず、モナコGPの後味の悪い余波は依然として続いている。

  • ニコ・ヒュルケンベルグ F1カナダGP予選「Q3まであと0.03秒だった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ F1カナダGP予選「Q3まであと0.03秒だった」

    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)は、2026年F1カナダGP予選で11番手となり、Q3進出をわずか0.03秒差で逃した。スプリントでは15位に終わったが、苦戦続きだった週末を考えれば「かなり良い結果」だったと前向きに振り返っている。

    アウディは今週末、パワーユニットやドライバビリティ面で複数の問題を抱えており、ヒュルケンベルグもマシンバランスに苦しんでいた。それでも予選に向けてセットアップを改善し、Q3目前まで迫る走りを見せた。

    ニコ・ヒュルケンベルグ「Q3まであと0.03秒だった」
    「Q3まであと0.03秒だった」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「正直に言えば、クリーンラップではあれが僕たちの持っていたすべてだった。できる限り限界まで絞り出したよ」

    「ここはグリップレベルが低いから、常にバランスと戦いながらマシンをコントロールしている感じだった。簡単ではなかったけど、今回の内容にはかなり満足している」

    「もちろんQ3に届かなかったのは少し残念だけど、もっと大きな視点で見る必要がある」

    「今週末はかなり難しくて、パワーユニットやドライバビリティ面で本当に多くの問題があった。そう考えれば、実際かなり良い結果だったと思う」

    プレスリリースでも、予選に向けてマシン状態を改善できたことを強調した。

    「このサーキットはドライバビリティやパワーユニットの課題がかなり露呈する」

    「それでも予選に向けてマシンをずっと良いウインドウに入れることができたし、バランスもかなり良かった」

    「まだやるべき仕事は残っているけど、明日はまたチャンスがある。特にコンディションが変わればなおさらだし、その機会を最大限に生かしたい」

    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) カナダグランプリ

    スプリントではシケインでのインシデントによってタイムペナルティを受けたが、ヒュルケンベルグは当時の状況について冷静に語っている。

    「後方で走っていたし、もっと大きな問題と戦っていた。あの件はその中では小さなことだった」

    「レースでは特に得られるものはなかったけど、後方にいたことでいろいろ試すことができた。ある意味ではプラクティスセッションのようなものだった」

    「そうした学びをすべて予選へ持ち込んだんだ」

    予選後には、スプリントから予選にかけてセットアップ変更を行ったことも明かした。

    「予選では、現時点で僕たちが持っている中でベストなマシン状態をコースに持ち込めたと思う」

    「でも、パフォーマンス面もパワーユニット面も、そしてドライバビリティについても、まだやるべきことはある」