タグ: ドイツGP

  • F1ドイツGP復帰にステファノ・ドメニカリ「楽観的な兆し」

    F1ドイツGP復帰にステファノ・ドメニカリ「楽観的な兆し」

    F1はかつてないほど新たな地域へと進出しているが、その一方で、最も歴史ある国のひとつが再びカレンダーに戻ってくる可能性がある。F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、長年噂されてきたドイツGP復活について、条件次第では扉が開かれていることを示唆した。

    このイタリア人CEOは、拡大を続けるF1カレンダーを巡る議論の中で、慎重ながらも前向きな見解を示した。伝統とグローバルな成長の間で揺れるF1らしい、現実的な楽観論だ。

    未完の物語を残す名門レース
    ドイツとF1の関係は、選手権の中でも屈指の歴史を誇る。初開催は1951年で、世界選手権としてはわずか2年目だった。その後、ドイツGPは長年にわたってカレンダーの常連となった。

    1961年から2006年まで途切れることなく開催され、主にニュルブルクリンクとホッケンハイムを舞台に交互開催されてきた。また、近年にはヨーロッパGPとして複数回開催された実績もある。

    しかし、その輝かしい歴史にもかかわらず、ドイツは2019年のホッケンハイムでの劇的なウェット・ドライレースを最後に、カレンダーから姿を消している。

    2020年にはパンデミックの影響下で「アイフェルGP」としてニュルブルクリンクが一度だけ復活したが、それ以降、リバティ・メディアの下でF1のグローバル展開が進む中、恒久的な復帰は実現していない。

    それでも、復帰を求める声が無視されているわけではない。ドメニカリは、協議の可能性が残されていることを認めた。

    「我々はあらゆる議論に対してオープンで、準備もできている」とドメニカリはMotorsport Magazinに語った。

    「楽観的な兆しはいくつか見えているし、今後数か月で進展することを願っている。我々はドイツへの復帰に関心があるが、それは適切なオーガナイザーと適切なオファーがあってこそだ」

    ドイツグランプリ

    現実を見据えた楽観論
    現実的な復帰案は、最近インフラ改修に投資し、国際的な大型イベントへの対応力を高めているホッケンハイムが中心になる可能性が高い。

    一方でニュルブルクリンクは、財政的制約を理由に、現状ではF1復帰が難しいことを認めている。

    「この形では、民間企業である我々には実現不可能だ」と、ニュルブルクリンクの広報担当アレクサンダー・ゲルハルトは述べている。

    「1年以上前の最後の議論以降、シリーズ主催者とのさらなる話し合いは行われていない」

    それでもドメニカリは、F1が無理に契約を結ぶ必要はないと強調した。現在の市場におけるF1の強い交渉力を反映した発言だ。

    「良い点は、我々が必死になる必要がないことだ。世界中から多くの開催希望が寄せられている」と語った。

    この世界的な需要の高さは、財政保証で新興開催地に太刀打ちできない伝統的な欧州レースにとって、厳しい現実でもある。

    ドメニカリは、感情論だけではドイツの復帰は実現しないことを明確にした。

    「もしドイツ市場がF1復帰を優先事項と考えていないのであれば、それを受け入れて前を向かなければならない」と認めている。

    現時点では、ドイツのF1復帰の行方は依然として不透明だ。ただし、近年とは異なり、そこには確かに小さな前進の兆しが見え始めている。

    その楽観論が実際のカレンダー掲載日へと結実するかどうかは、歴史、資金、そして野心が再びドイツの地で一致するかにかかっている。

  • MotoGP:ホルヘ・マルティンがドイツGPの緊迫バトルを制す

    MotoGP:ホルヘ・マルティンがドイツGPの緊迫バトルを制す

    2023年 MotoGP 第7戦ドイツGPの決勝レースが6月18日にザクセンリンクで行われ、ポールポジションのフランチェスコ・バニャイアと6番グリッドのホルヘ・マルティンが白熱のバトルを展開した。

    フィニッシュラインまで繰り広げられた優勝争いは、0.064秒差でホルヘ・マルティンが競り勝ち、2021年8月の第10戦スティリアGP以来22ヶ月ぶり、35戦ぶりとなる優勝、プレミアクラス2勝目、グランプリキャリア通算12勝目を挙げた。

    ドゥカティ3戦連続の表彰台独占
    気温27度、路面温度48度のドライコンディションの中、フランチェスコ・バニャイアは、2戦連続4度目の表彰台を獲得。4番グリッドのヨハン・ザルコは、最終ラップにコースアウトを喫したが7.012秒差の3位に入り、第5戦フランスGPから3戦連続4度目の表彰台を獲得。

    ドゥカティは2021年11月の最終戦バレンシアGP(フランチェスコ・バニャイア/ホルヘ・マルティン/ジャック・ミラー)、今年の第2戦アルゼンチンGP(マルコ・ベッツェッキ/ヨハン・ザルコ/アレックス・マルケス)、第5戦フランスGP(マルコ・ベッツェッキ/ホルヘ・マルティン/ヨハン・ザルコ)、第6戦イタリアGP(ホルヘ・マルティン/フランチェスコ・バニャイア/ヨハン・ザルコ)に続き、3戦連続5度目の表彰台独占。

    ドゥカティのサテライトチーム、プリマ・プラマック・レーシングは3戦連続のダブルポディウムを達成。

    初めてのトップ5独占
    5番グリッドのマルコ・ベッツェッキは8.430秒差の4位。2番グリッドのルカ・マリーニは11.679秒差の5位。ドゥカティが前戦で初めてトップ4を独占した後、初めてトップ5を独占。

    プレミアクラスで最後にトップ5を独占したのは、2003年9月にジャカレパグア・サーキットで開催された第12戦リオGPのホンダ(バレンティーノ・ロッシ/セテ・ジベルナウ/玉田誠/マックス・ビアッジ/ニッキー・ヘイデン)以来20年ぶり。

    7番グリッドのアレックス・マルケスは14.040秒差の7位。10番グリッドのエネア・バスティアニーニは14.859秒差の8位。今季の最高位に進出すると、13番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは17.061秒差の9位。ドゥカティ全8台がトップ9に進出。

    6位はKTMのジャック・ミラー
    3番グリッドのジャック・ミラーは11.904秒差の6位。14番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは19.997秒差の11位。プレミアクラスのデビューレースから7戦連続してポイント圏内に進出すると、19番グリッドのジョナス・フォルガーは17位完走。8番グリッドのブラッド・ビンダーは、19ラップ目の8コーナーで今季6度目の転倒。

    アプリリア3台がポイント圏内
    15番グリッドのミゲール・オリベイラは19.648秒差の10位。18番グリッドのラウール・フェルナンデェスは25.503秒差の15位。今季3度目のポイント圏内に進出し、9番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、終盤にペースが落ちて28.543秒差の16位。12番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、9ラップ目に技術的な問題が発生してピットに戻ってリタイア。

    16番グリッドのフランコ・モルビデリは22.949秒差の12位。11番グリッドのファビオ・クアルタラロは序盤こそ10番手を走行していたが、25.117秒差の13位。

    ジョアン・ミルとアレックス・リンスの負傷欠場に続き、ウォームアップ走行で週末5度目の転倒を喫したマルク・マルケスが欠場を決断したことから、ホンダ勢で唯一出走した17番グリッドの中上貴晶は25.327秒差の14位。

    チャンピオンシップ
    ポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイアは20ポイント差を加算したが、総合2位ホルヘ・マルティンが16ポイント差に接近。総合3位マルコ・ベッツェッキは34ポイント差。総合5位ヨハン・ザルコは51ポイント差の総合4位に浮上すれば、総合4位ブラッド・ビンダーは64ポイント差の総合5位に後退した。

    2023年 MotoGP 第7戦 ドイツGP 決勝

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 J・マルティン Prima Pramac Racing Ducati 40:52.449
    2 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati +0.064
    3 J・ザルコ Pramac Racing Ducati +7.013
    4 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati +8.430
    5 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati +11.679
    6 J・ミラー Red Bull KTM Factory Racing KTM +11.904
    7 A・マルケス Gresini Racing MotoGP Ducati +14.040
    8 E・バスティアニーニ Ducati Lenovo Team Ducati +14.859
    9 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati +17.061
    10 M・オリベイラ CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia +19.648
    11 A・フェルナンデス GASGAS Factory Racing Tech3 KTM +19.997
    12 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +22.949
    13 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha +25.117
    14 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda +25.327
    15 R・フェルナンデス CryptoDATA RNF MotoGP Team Aprilia +25.503
    16 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia +28.543
    17 J・フォルガー GASGAS Factory Racing Tech3 KTM +48.962
  • ニコ・ヒュルケンベルグ、F1ドイツGPでのクラッシュをいまだ後悔

    ニコ・ヒュルケンベルグ、F1ドイツGPでのクラッシュをいまだ後悔

    ニコ・ヒュルケンベルグは、F1ハンガリーGPのレース週末を迎えてもホッケンハイムでのレースでのクラッシュをまだ引きずっている。

    ニコ・ヒュルケンベルグは、169戦続いていた自身のF1表彰台未登壇記録に終止符を打つチャンスを逃した。ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、彼のルノーF1のチームメンバーは“目に涙を浮かべた”と語っている。

    ニコ・ヒュルケンベルグのルノーとの契約は今シーズン末で終了し、ルノーはまさに来季の構想を検討しているところであり、クラッシュは最悪のタイミングで起こった。

    ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは「ニコが素晴らしい結果を達成しそうになると、いつも彼は自分でそれを妨害しているように思える」と Auto Hebdo にコメント。

    「正直に言おう。将来のための重要な議論をするタイミングが来ている。我々はオプションを検討しており、彼もそれを知っている。人間であり、感情的な要素もある。ニコはもう3年間我々と一緒にいるからね」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、ホッケンハイムから数日たっても自分への怒りは収まっていないと認める。

    「僕のムードはあまり良くなかった」とニコ・ヒュルケンベルグは RTL にコメント。

    自身の将来については「良い結果はもちろん助けになる。でも、良い目と常識を持っている人なら誰でも僕のそれ(クラッシュ)までの40周を見ている」

    「それらは僕にとって非常に良い宣伝だったと思っているよ」

    ニコ・ヒュルケンベルグは、自信の将来はF1にあると確信していると語り、ホッケンハイムの氷のようなランオフエリアを批判した。

    F1レースディレクターを務めるマイケル・マシは、ランオフには何も問題はなかったと断言しているが、ニコ・ヒュルケンベルグは、実際にはアスファルトはスポンサーのロゴを隠すために黒く塗られていたと語る。

    「今朝、彼に会って、それを知っているかどうか尋ねた」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「あのランオフによって僕たちはレースは奪われた。F1にとって普通のことではなかった」

    「この場合、僕が犯した間違いの代償はすべての割合から外れたものだった。他コーナーであれば、レース全体が犠牲になることはなかっただろう。本当に悪い冗談だよ」

  • メルセデス、ルイス・ハミルトンのカオスな“50秒”ピットストップを説明

    メルセデス、ルイス・ハミルトンのカオスな“50秒”ピットストップを説明

    メルセデスは、F1ドイツGPでルイス・ハミルトンのピットストップに50秒以上の時間を費やすことになった状況について説明した。

    ポールポジションからスタートして、序盤はレースをリードしていたルイス・ハミルトンだったが、29周目にターン16でクラッシュしてフロントウイングを破損。予定外の緊急ピットストップを行った。

    だが、ルイス・ハミルトンはピットで50秒以上を過ごすことになる。当初、メルセデスはバルテリ・ボッタスのタイヤ交換の準備をしていたが、ハミルトンが飛び込んできたことで緊急対応を迫られた。最初にチームはルイス・ハミルトンにスリックタイヤを履かせたが、エンジニアはインターミディエイトが正解と判断し、再びタイヤを交換している。

    このピットの混乱でルイス・ハミルトンだけでなく、バルテリ・ボッタスも優勝争いから脱落することになった。

    メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、急な展開に対応する時間がほとんどなかったと振り返る。

    「ルイスが入ってきた時はカオスな状態だった。ピットはバルテリを受け入れる準備をしていた」とアンドリュー・ショブリンは説明する。

    「ルイスはステイアウトすることを決めていたが、それと同時にがコースオフし、ウオールにヒットしてフロントウイングを壊して入ってきた」

    「入ってくるのは見えたが、違うタイヤをガレージから出すには少し時間がかかる。加えて、ノーズが壊れており、通常のジャッキでマシンをリフトしても交換できないので、違うキットを出さなければならなかった」

    「かなり混乱していたのがわかったと思う。まずタイヤを交換するドライバーがボッタスからハミルトンに変わり、タイヤスペックもソフトからインターミディエイトへと変更となった。あれほどカオスな状況で指示を行き渡らせるのはとても難しかった」

    「決して美しくなかったのはわかっている。だが、ピットのスタッフは、その状況に対応し、非常に良い仕事をしてくれた。少なくとも正しいタイヤを正しいマシンに装着することはできた。あのような状況は本当に困難であり、リハーサルできるものではない。通常のプラクティスで想定していることではない。それでも、今後強化すべき部分を教えてくれる出来事ではあった」

    最終的にルイス・ハミルトンはその後もターン1でスピンを喫するなど11位でレースをフィニッシュ。アルファロメオ勢にペナルティが科せられたことで9位に繰り上がった。バルテリ・ボッタスはターン1でクラッシュしてリタイアでレースを終えている。

    「2台ともターン1でスピンしている。それには2つの理由がある。1つはあのコンディションに対してバランスがややオーバーステア傾向にあった。週末を通してあのような低温かつ濡れたコンディションで走行をしていなかったため、調整が不十分だった」

    「さらに、乾いたラインと濡れた部分が混在し、彼らはそこにホイールを乗せてしまい、多くのグリップを失った。それがスピンを誘発した」

  • レッドブル・ホンダ、F1ドイツGPでのスタート失敗はマッピングの問題

    レッドブル・ホンダ、F1ドイツGPでのスタート失敗はマッピングの問題

    レッドブル・ホンダは、F1ドイツGPでマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーがスタートで出遅れたのはソフトウエアのマッピングの問題だと考えており、ホンダF1と解決する必要があると語る。

    2番グリッドのマックス・フェルスタッペンと4番グリッドのピエール・ガスリーは、ウエットでのスタンディングスタートで二人とも過剰なホイールスピンによって大きく順位を落とした。

    レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、二人のスタートは“悲惨”なものだったとし、どうして問題が発生したのかを詳しく調べることが重要だと語った。

    「マッピングの問題だったと思っている」とクリスチャン・ホーナーは Autosport にコメント。

    「我々の側で多くのことをやったし、修正するためにホンダと協力して取り組んでいく必要がある」

    「オーストリアと似た問題である可能性があり、何があのような状況を引き起こしているのかを理解する必要がある」
    ピエール・ガスリーは、自分のスタートはマックス・フェルスタッペンよりもさらに悪かったと考えている。

    「とにかくホイールスピンが多かった。すべてのギアは同じだったのでもう少し分析する必要がある」とピエール・ガスリーはコメント。

    「マックスもスタートは良くなかったけど、彼の後ろだった僕はさらに悪かった」

    F1ドイツGPではマックス・フェルスタッペンが優勝したのに対し、ピエール・ガスリーはアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)と接触してリタイアを喫している。

  • F1レースディレクター、物議のホッケンハイムのランオフは「問題なし」

    F1レースディレクター、物議のホッケンハイムのランオフは「問題なし」

    F1レースディレクターを務めるマイケル・マシは、ホッケンハイムの最終区間のランオフエリアは問題ないとの見解を示した。

    今季初のウエットレースとなったF1ドイツGPでは、多くのドライバーがターン16/17のランオフエリアで犠牲となった。フェラーリのシャルル・ルクレールはその区間の舗装は“容認できない”と批判している。

    同じランオフエリアでは、ルイス・ハミルトン、ニコ・ヒュルケンベルグも止まり切れずにクラッシュを喫しており、カルロス・サインツ、キミ・ライコネン、ランド・ノリスもあわやクラッシュというコースオフを喫している。

    原因は路面に水が溜まったことでアクアプレーニングが発生したことによる。ホッケンハイムのその部分はドラッグレースのコースとしても使用されている。

    だが、マイケル・マシは、レース後に検査を実施したが、トラックの他の部分と変わらないと語った。

    「ドラッグストリップは問題ないように見える。別日に調査を行っており、レース後の水が溜まった状態でももう一度調べた。問題はなかった」

    「セバスチャン(ベッテル)でさえ、それは通常ではトラックの最も滑りにくい部分の1つだと言っているし、他の塗装されたランオフとまったく同じであると言っても過言ではない」

    「できる限り滑らないようにした塗料でペイントしているが、ペイントが施されていないランオフエリアよりは滑りやすいものだ。そのような部分の一つだったと思っている」

    ホッケンハイムのその部分の路面には批判の声が挙がってはいるが、通常、ドライバーはミスをした際に罰せられるランオフエリアを設置することにはオープンだとマイケル・マシは語る。

    それはそもそもコースオフすべきではないというメッセージなのかと質問されたマイケル・マシは「その通りだ。そもそもトラック・リミット・コントロールと呼ばれている」と語った。

    ドライバー側は改善を要求してはいるものの、2020年にホッケンハイムでF1ドイツGPが開催される可能性は低い。

  • メルセデス、F1ドイツGPでの乱調は派手な衣装と演出が原因?

    メルセデス、F1ドイツGPでの乱調は派手な衣装と演出が原因?

    メルセデスF1チームとトト・ヴォルフは、二度と派手な衣装でグランプリに挑むことはないかもしれない。

    メルセデスは、今年のF1ドイツGPのスポンサーを務めることでホッケンハイムのレースをカレンダーに残し、モータースポーツ125周年を祝った特別なマシンカラーリングとレトロな衣装を着用してグランプリを盛り上げた。

    メルセデスのホームレースにはNetflixのドキュメンタリーチームも撮影のために帯同していたが、メルセデスにとっては最悪のショーとなった。

    「このようなもので台無しにしてはいけないことを示した。常に仕事に集中するべきだ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「チーム全体とともにNetflixのメンバーも同席させた。我々はげん担ぎはしないが、カルマは信じている。学ぶための一日だった」

    「おそらく、気を取られていたし、通常とは異なるやり方で仕事をスタートした。最終的に我々はそこから学んでいく」

    ルイス・ハミルトンにとっても最悪な週末となっており、イベントを通して体調不良を感じていた。

    「このような病気をしたことは一度もなかった。健康がどれだけ重要かが強調された」

    ある時点でルイス・ハミルトンは無線で“クルマをリタイアさせる”と求めたが、エンジニアから“常にチャンスはある”と引き留められた。

    トト・ヴォルフは、レースを捨てるという彼にしては珍しい考えになったルイス・ハミルトンを擁護した。

    「ルイスは週末を通して健康ではなかった。だが、彼は最善を尽くしたと思う」とトト・ヴォルフはコメント。

    「我々の多くがクルマに乗れないと考えたが、彼は乗った」

    ルイス・ハミルトンは、ホッケンハイムとハンガリーの間の数日を体調の回復のために使う予定だと語る。

    「すべての予約をキャンセルして自宅で数日過ごすつもりだ。クルマに座っていないことが最も役に立つ」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「あまり気分は良くないけど、数日ですべてが大丈夫になることを願っている」

    メルセデスF1 ドイツGPメルセデスF1 ドイツGPメルセデスF1 ドイツGP

  • 【動画】 レッドブル・ホンダ、F1最速ピットストップ“1.88秒”を記録

    【動画】 レッドブル・ホンダ、F1最速ピットストップ“1.88秒”を記録

    レッドブル・ホンダは、2019年 F1ドイツGPの決勝レースでF1最速=世界最速のピットストップ記録を更新する“1.88秒”で作業を完了させた。

    レッドブル・ホンダは、前戦イギリスGPで以前にウィリアムズが記録したタイムを0.01秒上回る1.91秒を記録していたが、F1ドイツGPでは46周目にマックス・フェルスタッペンがインターミディエイトからソフトに交換したピットストップを1.88秒で完了された。

    優勝したマックス・フェルスタッペンは5回のピットストップを行っているが、他にも25周目にインターミディエイトからミディアムに交換した際に2.04秒、41周目に新品のインターミディエイトに交換した際に2.11秒を記録している。

    レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「今日はピットクルーもすばらしい仕事をしてくれたので、それに報いるためにも、我々のチーフメカニックであるフィル・ターナーに表彰台でコンストラクターズトロフィーを受け取ってもらった」とピットクルーを称えた。

  • メルセデス、今季初めて表彰台を逃す“破滅的”な結果 / ドイツGP

    メルセデス、今季初めて表彰台を逃す“破滅的”な結果 / ドイツGP

    メルセデスは、F1ドイツGPの決勝で、ルイス・ハミルトンが11位、バルテリ・ボッタスがリタイアでレースを終えた。

    アルファロメオ勢のリタイアによりルイス・ハミルトンが9位に繰り上がってノーポイントは免れたが、今季初めて表彰台を逃した。

    トト・ヴォルフ(チーム代表兼CEO)
    「心底傷ついた。今日は破滅的な結果だった。レースのスタートはそれなりだったし、良いペースがあった。そこからはインシデント、クラッシュ、トリッキーなコンディション、判断ミスが次々と起こり、序盤に1-2を走っていたはずが終わってみれば0ポイントだ。ルイスのインシデントはピットエントリーのすぐ近くで起きたため、彼が入っていた時に準備ができておらず、その後も間違った判断をしてしまった。バルテリは他の多くのドライバーのようにクラッシュしてしまい、我々にとってはさらに悲惨な1日となった。我々のF1での200戦目のレースは長く経験した中で最も困難な1日となったが、我々は勝利の喜びで団結するのと同様に、痛みの中で団結する。今日は自分たちの過ちを見つめ、そこから学ぶための日だ。そして、来週末は強くなって戻ってこなくければならない」

    アンドリュー・ショブリン(チーフレースエンジニア)
    「非常にフラストレーションの溜まる日だった。2台とも大量ポイントを獲得できるチャンスがあったが、それを手に入れられなかった。それはいつだって苦痛だ。天候は対応が容易でなく、雨が降ったり止んだりで、中盤はまずまずの調子だったものの、雨が激しくなったタイミングでドライタイヤを履いてしまった。バルテリについてはマックス(フェルスタッペン)の1周後にミディアムを履かせた。それ自体は問題なかったが、インターミディエイトに戻すチャンスを得るためにはセーフティカーが出た際にもっと早く反応するべきだったし、それが彼のポジションに響いた。ルイスは最悪のタイミングとなってしまい、コンディションが悪化していたのでソフトでの走行を止めるつもりが、シャルル(ルクレール)がコースオフを喫したのと同じ場所で、その翌周にルイスもまたコースを飛び出してしまった。バルテリの受け入れ準備を整えていたため、ルイスがノーズ交換を必要としたタイミングで用意ができておらず、大きくタイムを失った。そういったことがありながらも、次のセーフティカーでは2番手と3番手につけていた。だが、ドライタイヤへの切り替えに慎重になりすぎてしまい、2台ともポジションを失うことになった。それを考えると、ルイスはペナルティを受けていたので、もっと早くに消化しておくべきだったと思う。みんなが飛びついたときには大量のポジションを失っていた。その後、売れた路面でどちらのドライバーもターン1でスピンを喫し、それによって我々のレースはほぼ終わってしまった。本当に悔しいが、こういったことが改善を助けることもある。来週にまたブダペストでトラックに戻ってくることを楽しみにしている」

    ルイス・ハミルトン(9位)
    「何というクレージーなレースだ。長い間、チームとして経験したなかで一番難しいレースのひとつだった。レースをコントロールしていると思ったが、スリックに交換するリスクを冒し、そこからレースが崩壊した。ターン16で膨らんだが、まるで氷の上のようだった。ウオールにぶつかってウィングを破損した。ミスをしてその代償を支払った。先頭を走っていたのに11位でフィニッシュした。どうしてこうなったのかまだよくわからないが、それでもとても辛いし、レースが終わってほっとしている。体調が100%でないときは結果を出すのが難しいものだ。次戦までに体調を戻す必要がある。このような1日を経験したら、そこから学ぶものだ。今の僕たちは、ハンガリーに向けて立て直すことが重要だ。最下位から2位まで追い上げたセブのために喜んでいるし、ダニールとトロ・ロッソが表彰台に立ったのもよかった。おめでとう」

    バルテリ・ボッタス (リタイア)
    「本当にタフなレースだったし、とても落ち込んでいる。コースはトリッキーだった。路面はとても滑りやすく、コンディションは常に変化していった。とてもミスがしやすくて、最後には僕もミスをしてしまい多くのポイントを失うことになった。今日、僕にとってはルイスとのポイント差を詰めるいい機会だった。だが、ノーポイントに終わったのは最終的に自分のせいだったなのでがっかりしている。表彰台を獲得する良いチャンスがあったし、(ランス)ストロールをパスするためにハードに攻めていた。ターン1では限界に近づいていて、突然リアを失ってコースオフしてしまった。クルマを立て直す時間はなかったと思う。チームみんなのためにもとても残念だけど、ハンガリーで強くなって戻ってくるために全力を尽くす」

  • トロロッソ・ホンダ、ダニール・クビアトが3位表彰台 / ドイツGP

    トロロッソ・ホンダ、ダニール・クビアトが3位表彰台 / ドイツGP

    トロロッソ・ホンダは、F1ドイツGPのダニール・クビアトがチームにとって11年ぶりとなる3位表彰台を獲得。アレクサンダー・アルボンも自己ベストとなる6位でフィニッシュし、ダブル入賞を果たした。

    フランツ・トスト (チーム代表)
    「今日のレースは、とてもエキサイティングなF1の一戦となった。フェルスタッペン、優勝おめでとう! そしてホンダF1にとって、このPU時代の競争の中での2勝目は、たいへんすばらしい結果だ!」

    「そして、ダニール・クビアトには誰よりも大きな『おめでとう』を言いたい。彼の3位表彰台は成るべくして成した結果だったと思う。今日のような難しいコンディションの中、彼は数々の巧みなオーバーテイクを見せ、最後の最後までミスなくレースに集中していた。雨は我々の味方となってくれたようだ。雨の神に感謝しなければならない。ダニールのタイヤ交換のためのピットインのタイミングは早くリスクがあったが、結果的に表彰台獲得という結果につなげることができた。そのようなすばらしい作戦を立てたチームには賞賛の言葉を送りたい。エンジニアたちがセットアップですばらしい仕事をしてくれたおかげで、今日は最高のマシンでレースができた。そしてアルボンの今日のレースで見せたパフォーマンスにもとても満足している。このように目まぐるしく変化するコンディションの中、F1マシンで走行することは、彼にとって初めての経験だったにも関わらず、6位でレースを終えるのには重要であったし、タイヤマネージメントもしっかりコントロールできていたと思う。トロロッソのチームのみんなに、今日のすばらしいレースに貢献してくれたことに感謝する。次戦のブダペストでのレースでは過去にもいい結果を残している。またすばらしいレースができるのを楽しみにしている」

    ダニール・クビアト(3位)
    「F1での2度目のチャンスとなる今シーズン、こうして表彰台にまた戻って来ることができて最高の気分だ。再び表彰台に上ることは難しいのではないのかと思っていたので、信じられないぐらいうれしい。今はいろいろな感情が高ぶって、少し落ち着く時間が必要かもしれない。トロロッソにとってベッテルがモンツァ(2008年イタリアGP)で優勝して以来の表彰台という、すばらしい結果になった。そんな記念すべき日に貢献することができ、とても幸せだ。チームのみんな、一人一人のおかげです、本当にありがとう。ここのところ、自分のキャリアの中でもっとも良い状態だと感じていた。今シーズンは自分自身でも成長し、冷静に考えることを覚え、上位争いができる準備は整っていると感じていたので、今日のこの結果で自分自身に、そして周りの支えてくれた人たちに証明することができた。この結果を一度とは言わず、また何度も繰り返せるようにしていきたい。今日のようなレースは簡単なものではなく、あのタイミングでのピットインの判断はとても難しいものだった。チームと僕にとってともに勝つも負けるも半々の確率だったが、今日は共に表彰台を勝ち取ることができたすばらしい結果になった」

    アレクサンダー・アルボン(6位)
    「いいレースになった! このサーキットでのウエットコンディションでマシンがどう反応するか確かではなかったので、スタートは少し慎重になった。F1で初めてこのようなコンディションで走行したが、満足のいくパフォーマンスを見せることができたと思っている。レースペースもよく、すこし運もあったし、最初のピットストップのタイミングの判断も正しい時を見定められた。4番手を走行していた時は「さあ、行くぞ!」ととても興奮した。残念ながらウエットタイヤからドライタイヤに替えるための2回目のピットストップはタイミングを逃し、ダニール(クビアト)の一周後に入ることになり、その間に4台に抜かれてしまった。途中まで4番手で走行できていたからか、6位という結果が残念に感じてしまうのは可笑しいかもしれないね。あの厳しい予選から決勝にはここまで持ち直してくれた、チームのすばらしい働きに感謝している」