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  • F1ドイツGP フリー走行3回目 | シャルル・ルクレールがトップタイム

    F1ドイツGP フリー走行3回目 | シャルル・ルクレールがトップタイム

    2019年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPのフリー走行3回目が7月27日(土)にホッケンハイム・リンクで行われ、シャルル・ルクレールがトップタイムを記録。2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続いた。

    金曜日は気温が40℃近くまで上昇する猛暑となったが、夜に雨が降り、土曜日の12時の気温は24.9℃、路面温度は34.2℃のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。

    気温・路面温度が各チームのマシンの冷却やタイヤの使い方にどのような影響を与えるかが注目されたセッション。前日は冷却のためにボディワークに吸気口を設けたパーツを使用していたチームも通常のパーツに戻しているようだ。

    C4タイヤのワーキングレンジに収まりやすくなったことで序盤から多くのマシンが1分13秒台のタイムを出し、30分を経過した時点でシャルル・ルクレールが1分12秒736をマークする。

    このセッションでは、セバスチャン・ベッテルやルイス・ハミルトンが最終コーナーで左のタイヤを完全にコース外にはみ出させたことでタイムを取り消されるシーンが見られた。

    フリー走行3回目のトップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の1分12秒380。フェラーリはFP1からFP3まですべてタイムシートのトップに立った。

    2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。トップから0.168秒差の1分12秒548をマーク。気温の低下が良い方向に影響しているようだ。

    3番手タイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。母国レースでチームメイトに0.264秒差をつけられていることを予選にどのような影響を及ぼしてくるか。

    メルセデスは少し苦戦を強いられている印象。バルテリ・ボッタスがトップから0.510秒差の5番手、ルイス・ハミルトンは0.585秒差の6番手。ハースのケビン・マグヌッセンがメルセデスに割って入った。

    初日にフリー走行2回目にクラッシュを喫したレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーはモノコックを交換して無事にセッション開始時から走行をスタート。だが、タイムはトップから0.944秒差の8番手。マクラーレンのカルロス・サインツの後塵を拝した。

    トロロッソ・ホンダは、アレクサンダー・アルボンが13番手タイム、ダニール・クビアトが17番手とパフォーマンスを発揮できておらず、競争の激しいミッドフィールドで予選でどこまで食い込めるかが注目だ。

    F1ドイツGP 予選はこの後22時(現地時間15時)から行われる。

    2019年 第11戦 F1ドイツGP フリー走行3回目 結果

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム GAP 周回
    1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分12秒380   18
    2 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分12秒548 0.168 12
    3 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分12秒644 0.264 18
    4 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分12秒890 0.510 24
    5 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分13秒893 0.513 13
    6 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分12秒965 0.585 22
    7 55 カルロス・サインツ マクラーレン 1分13秒300 0.920 18
    8 10 ピエール・ガスリー レッドブル 1分13秒324 0.944 17
    9 7 キミ・ライコネン アルファロメオ 1分13秒351 0.971 18
    10 8 ロマン・グロージャン ハース 1分13秒378 0.998 15
    11 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1分13秒476 1.096 15
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分13秒496 1.116 19
    13 23 アレクサンダー・アルボン トロロッソ・ホンダ 1分13秒554 1.174 24
    14 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分13秒556 1.176 15
    15 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1分13秒671 1.291 16
    16 18 ランス・ストロール レーシングポイント 1分13秒672 1.292 15
    17 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1分13秒767 1.387 21
    18 3 ダニエル・リカルド ルノー 1分13秒816 1.435 20
    19 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ 1分15秒540 3.160 20
    20 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ 1分15秒824 3.444 11
  • 【速報】 2019年 F1ドイツGP FP3 結果・タイム / フェルスタッペン2番手

    【速報】 2019年 F1ドイツGP FP3 結果・タイム / フェルスタッペン2番手

    2019年 F1ドイツGPのフリー走行3回目がホッケンハイム・リンクで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムを記録。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが0.168秒差の2番手に続いた。

    他のホンダF1エンジン勢では、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが8番手タイム、トロロッソ・ホンダはアレクサンダー・アルボンが13番手タイム、ダニール・クビアトが17番手タイムで予選前のセッションを終えた。

    F1ドイツGP 予選はこの後22時(現地時間15時)から行われる。

    2019年 F1ドイツGP フリー走行3回目 結果・タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分12秒380
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分12秒548
    3.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) – 1分12秒644
    4.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分12秒890
    5.ケビン・マグヌッセン(ハース) – 1分12秒893
    6.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分12秒965
    7.カルロス・サインツ(マクラーレン) – 1分13秒300
    8.ピエール・ガスリー(レッドブル) – 1分13秒324
    9.キミ・ライコネン(アルファロメオ) – 1分13秒351
    10.ロマン・グロージャン(ハース) – 1分13秒378
    11.セルジオ・ペレス(レーシングポイント) – 1分13秒476
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) – 1分13秒496
    13.アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ) – 1分13秒554
    14.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分13秒556
    15.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分13秒671
    16.ランス・ストロール(レーシングポイント) – 1分13秒672
    17.ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) – 1分13秒767
    18.ダニエル・リカルド(ルノー) – 1分13秒816
    19.ロバート・クビサ(ウィリアムズ) – 1分15秒540
    20.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) – 1分15秒824

  • F1 ドイツGP 金曜フリー走行 | トップ10ドライバーコメント

    F1 ドイツGP 金曜フリー走行 | トップ10ドライバーコメント

    2019年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPのフリー走行が7月26日(金)にホッケンハイム・リンクで行われた。

    トップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)の1分13秒449。2番手にも0.124秒差でセバスチャン・ベッテルが続き、フェラーリが両方のセッションを1-2で終え、順調な仕上がりをみせた。

    1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「全体的にポジティブな1日だった。マシンの感触は良かったし、シーズン序盤に一番の課題のひとつだった燃料を重く積んだ走行でもパフォーマンスは良かった。今日のような高温は僕らのマシンによく合っている。明日と日曜日は天気が変わりそうなので、それに合わせていかなければならない。ここ数回の週末を通して、僕たちのライバルたちは予選でしか、そのポテンシャルをフルに発揮していない。とにかく僕たちは冷静にこのトラックでの自分たちのパフォーマンスを最適化することに集中し続けていかなければならない。明日またマシンに戻るのを楽しみにしている。フロントローに並べるようベストを尽くすつもりだ」

    2番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
    「今日の流れには満足している。リズムを掴むのに少し時間がかかったけどね。1回目のセッションではミディアムで走行中に赤旗が出て、少し時間を失った。ライバルがどのようなプログラムを行っていたかは知らないし、暑さ対策でどれくらいエンジンマッピングを下げていたのかも分からない。日曜日もこのような天気だといいね。全体としてはポジティブな1日だった。このコンディションでクルマをどのように管理するかを理解できたからね。ベストなセットアップを得るためのプログラムは全て消化できたし、路面コンディションと天気が大きく変わる明日もこの流れを継続しなければいけない」

    3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「暑さという点では最高の日ではなかったが、それ以外はかなりスムーズだった。このタイヤは温度を嫌うので、アウトラップを非常にゆっくりとく走らなければならず、あまり長持ちしない。タイヤをワーキングレンジに入れておけるかどうかが全てだ。常にオーバーヒートしていたので、それが今日の一番の問題だったが、条件はみんな同じだ。残りの週末は天気がこうではないことを願っている。もう少し涼しいドライならば今日のデータはまったく適用できない。タイヤも使いやすくなるだろうし、誰もがコース上でもっと速く、思い通りに走れるようになるだろう」

    4番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「とても暑かった。最後にこのようなコンディションでドライブしたのはいつだったから思い出せないけど、全員にとって同じことだ。ドライバー、クルマ、タイヤにとってはよりトリッキーになる。たくさんのオーバーヒートが見られた。特にセクター3は酷かった。冷却に関しては前進している。オーストリアのパッケージだったら大いに苦戦していただろうけど、新しいパッケージのおかげでいくつか良いロングランを完了することができた。明日と日曜日は天気がまったく異なるはずだし、気温が下がって雨の可能性がある。だから、クルマのセットアップに関しては天気に非常に動的にに対応しなければいけない。このクルマでウエットは走っていないし、実際、僕は雨を望んでいる。ウエットでドライブできたらうれしいね」

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「完ぺきなマシンバランスだったとは言えないが、トップとそう離れているわけでもなかったので、今日は悪くない一日だったと思う。FP2ではソフトタイヤでのアタックを途中でやめなくてはならなかったため、クリーンラップでの走行はできなかった。このコースでのソフトタイヤは1周しかもたないため、それ以上走った周ではタイヤのピークをすでに越えてしまっていた。メルセデスとフェラーリからは少し出遅れてはいますが、少しのチューニングでその差は詰められると思うし、FP2の結果からみえるほどに差は大きくないと思う。明日からの天気やコンディションは変わってしまいそうだが、残りのレースウイークの方向性やマシンへの理解を深めるために、多くの周回を金曜に走れることはプラスになる。今日はとにかく暑くて汗をたくさんかいたハードな一日だった!」

    6番手:ロマン・グロージャン(ハース)
    「良い1日だった。基本的にはマシンに満足している。今朝の1周目からずっとね。午後のラップタイムがボッタスとフェルスタッペンに絡めるところに近づいていたのはとてもエキサティングだった。予選になれば話は変わってしまうかもしれないけど、今のところはとても満足している。ここでは多くのことを評価している。ロングランはもう少し取り組むことができると思う。いろいろなことを試したけど、まだ正しい方向性は得られていない。残りの週末でそれを整理できるという自信はある。クルマの感触が本当に良かった。天気は残りの週末でかなり異なるものになって、それが役割を果たすことになるかもしれない。明日と日曜日を楽しみにしている」

    7番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)
    「クルマに満足している。まだ始まったばかりだけど、アップグレードで前進したようだ。クルマの見た目もかなり違っているのがわかるし、両方のセッションでトップ10に入れたのは励みになる。でも、まだ金曜日だ。このパフォーマンスを日曜日まで続けるためにはやるべき仕事がたくさなんる。路面温度が非常に高かったけど、予報を見ると週末は大きく変わりそうだ」

    8番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    「通常の金曜日だったし、プラクティスではタイムをあまり見ないようにしている。僕たちはいつもFP1では少し遅れ、週末が進むにつれて上がっていくようだど、タイムが重要になるのは明日の午後からだ。コンディションは理想的ではなかった。暑さで少しトリッキーだったけど、それはみんな同じだ。明日と日曜日の天気がどうなるかは興味深い。でも、僕たちが望む場所に到達するためにはやるべき仕事に集中する必要がある」

    9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
    「僕たちにとって生産的な金曜日だった。暑さはかなりチャレンジングだったし、マシン、ドライバー、メカニック、タイヤなどにとってトリッキーだった。今日はタイヤの管理が大きな課題だったけど、全体としては悪くない1日だった。ミッドフィールドは今回もかなりのマシンがいて接戦のようだ。その前にいるために明日しっかり頑張らなければならない。明日は雨が降ってくれてもかまわない。そうすればきっとおもしろくなるだろうね!」

    10番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
    「良い一日だったと言わなければならない。チームメイトと同じで新パッケージをテストしていた。これだけ気温が高いと古いパーツと比較するのは難しいけど、間違いなく改善を感じている。クルマの感触が良くなったし、この方向性には多くのポテンシャルあると思う。まだバランスに少し苦しんでいて注意が必要なときもあった。今夜はその部分で取り組まなければならない仕事がある。でも、全体的な競争力のレベルには満足している。1日だけで結論を出さないよう常に気をつけているし、予選でどうなるか見てみよう」

  • フェラーリ | F1ドイツGP 金曜フリー走行レポート

    フェラーリ | F1ドイツGP 金曜フリー走行レポート

    フェラーリは、F1ドイツGP初日のフリー走行で、シャルル・ルクレールがトップタイム、セバスチャン・ベッテルが2番手タイムで終えた。

    シャルル・ルクレール (1番手)
    「全体的にポジティブな1日だった。マシンの感触は良かったし、シーズン序盤に一番の課題のひとつだった燃料を重く積んだ走行でもパフォーマンスは良かった。今日のような高温は僕らのマシンによく合っている」

    「明日と日曜日は天気が変わりそうなので、それに合わせていかなければならない。ここ数回の週末を通して、僕たちのライバルたちは予選でしか、そのポテンシャルをフルに発揮していない。とにかく僕たちは冷静にこのトラックでの自分たちのパフォーマンスを最適化することに集中し続けていかなければならない。明日またマシンに戻るのを楽しみにしている。フロントローに並べるようベストを尽くすつもりだ」

    セバスチャン・ベッテル (2番手)
    「今日の流れには満足している。リズムを掴むのに少し時間がかかったけどね。1回目のセッションではミディアムで走行中に赤旗が出て、少し時間を失った。ライバルがどのようなプログラムを行っていたかは知らないし、暑さ対策でどれくらいエンジンマッピングを下げていたのかも分からない。日曜日もこのような天気だといいね。全体としてはポジティブな1日だった。このコンディションでクルマをどのように管理するかを理解できたからね。ベストなセットアップを得るためのプログラムは全て消化できたし、路面コンディションと天気が大きく変わる明日もこの流れを継続しなければいけない」

  • ホッケンハイム、2019年のF1ドイツGP開催で合意との報道

    ホッケンハイム、2019年のF1ドイツGP開催で合意との報道

    ホッケンハイムの責任者とリバティメディアは、先週末に2019年のF1ドイツGPの開催契約に原則的に合意。F1ドイツGPは2019年もカレンダーに残る見通しだという。

    状況をよく知る情報筋によると、数週間の交渉を経て、レース継続を妨げていたすべてのハードルがクリアされたという。リバティメディアとホッケンハイムの最終契約はまだ締結されていないが、それは形式的なものとなるようだ。

    リバティメディアは、来週に暫定カレンダーを発表すると見られているが、早ければ今週末のモンツァで開催されるイタリアGPで発表される可能性もあるという。

    Autosport によると、ドイツGPの契約は1シーズだけのものであり、ホッケンハイムの責任者に準備とチケット販売のための最大限の時間を提供するために早期に発表されるという。先月のF1ドイツGPには決勝日に7万人の観客がサーキットを訪れている。また、今後5年契約を結ぶための交渉の余地も残されている。

    レース開催費用は半減されたとされるが、ホッケンハイムも今後もレースを継続していくためには外部スポンサーのコミットメントが依然として不可欠なものとなる。そのため、メルセデスを含めた潜在的な後援者との交渉が行われている。

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、メルセデスにとってのホームレースがいかに重要かを述べている。

    「我々はドイツGPの実現を強く望んでいる。過去にいったように我々はプロモーターではない。我々はチームを運営しており、それは十分に複雑だ。リバティと地元主催者の間の議論に関与するのは難しい」

    「我々は復活を促進しようとしており、様々な関係者との議論に関与しているが、ドイツGPが実現するのか、もしくは我々が関与するかどうかは今のところはまだわからない」

    「これはすぐに決定する必要のあることだ。今後数日間くらいでね」

  • トロロッソ・ホンダ:第11戦 F1ドイツGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダ:第11戦 F1ドイツGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダの両ドライバーでF1ドイツGPの結果は分かれたものの、ピエール・ガスリーも、ブレンドン・ハートレーも雨によって予想が難しい状況の中で積極的にチャレンジした戦いだった。

    過酷だった3連戦を終え、1週間のインターバルを経て迎えたドイツGPの舞台は、高速コースとして知られるホッケンハイム・リンク。大幅なコース改修が施され、現在は森の中を駆け抜ける超ロングストレートこそ姿を消したが、全開率が比較的高いパワーサーキットであることに変わりはない。

    「かつてホッケンハイムは、エンジンサプライヤーにとって最も難しいレースの一つでした。その理由は高いスロットル全開率にあり、ドライバーは森の中を走る2本のロングストレートをフルスロットルで駆け抜けていました。2001年の改修によりロングストレート自体はなくなりましたが、未だにカレンダーの中では6番目にパワー感度が高いトラックであり、燃費についても厳しいサーキットの一つです」とホンダF1 テクニカルディレクターの田辺豊治は語る。田辺豊治にとっても第2期時代の思い出が多く残るコースだった。

    1週間の休みが、わずかながらリフレッシュしたムードをチームに漂わせ、シーズン前半を締めくくるこのドイツ、ハンガリーの連戦に臨む意気込みが感じられた。しかし、パッケージとしてのマシンの状態は1週間のインターバルでは変えられなかった。

    初日、トラブルやアクシデントはなかったものの、マシンのセッティングがなかなか決まらず、ドライバーはグリップ不足を訴えていた。ピエール・ガスリー、ブレンドン・ハートレーともに徐々にタイムを伸ばしていくものの、ポジションを大きく上げることはできず、順位は下位に終わる。

    2日目は、雨のためにP3をほとんど走れずに終わり、前日からの改善点を確認できないまま、ぶっつけで予選に挑まなければならなくなってしまった。ドライコンディションに回復した予選では、路面がグリップに関して難しい状況を生み出し、ガスリー、ハートレーともにわずかな差でQ2進出を逃すこととなった。チームは予選17番手となったガスリーのマシンのパワーユニット交換を決める。パワーユニットのストックを作り、今後の使い方に幅を持たせようとする戦略的な交換で、ペナルティーのダメージが少ないこの機会に行う判断だった。これにより、ガスリーは最後尾からのスタートとなった。

    流れはあまりよくないまま迎えた決勝レースであったが、レース中盤を過ぎたころに降り始めた雨が、トロロッソ・ホンダの状況を変えていったと言えるかもしれない。

    序盤、下位を走行していた2台だが、降雨が明らかとなり始めた段階で、ガスリーは通常のタイヤ交換を引き伸ばし、雨を待った。レーダーでの予想では、まもなく、しかも強い雨が降るタイミングだった。誰よりも1セット目のタイヤで走り続けたガスリーもペースが落ち、後続にパスされ続け、そろそろ限界かと思われたとき、雨は空から落ちてきた。浅溝のインターミディエイトに替えるマシンがで始めたころ、ガスリーもピットイン。チームはより雨が強くなることに賭けて、ウエットタイヤを選択した。ただ、残念ながらこの賭けに勝つことはできず、雨は収まりかけ、ガスリーは3周でオーバーヒートしたタイヤを交換せざるを得なかった。

    ハートレーは、この雨に対してミディアムタイヤでコースにとどまることを選んだ。難しいコンディションを乗りきったハートレーは、その後のセーフティカー導入という絶妙なタイミングでタイヤ交換を行ない、セーフティカーが解除されると9番手のポジションを走行。終盤、2台にパスされ11番手でフィニッシュしたものの、上位車のペナルティーで10位入賞を獲得した。結果は分かれたものの、ガスリーも、ハートレーも雨によって予想が難しい状況の中で積極的にチャレンジした戦いだった。

    「予測が難しい雨により波乱となったレースの中で、2台のマシンが完走できたことはよかったと思います。しかし、ここ数戦を見ると我々のパッケージにはまだ課題が多いと思っています。来週のハンガリーGPに向けて早急に現状分析を行い、パフォーマンス改善に努めます」と田辺豊治は語った。

    前半戦最後の戦いとなるハンガリーは、トロロッソもホンダも、比較的相性のいいサーキットであり、そこでマシンの速さを取り戻すために、チームは改善を進めている。

  • ブレンドン・ハートレー 「コミュニケーションが入賞の鍵を握った」

    ブレンドン・ハートレー 「コミュニケーションが入賞の鍵を握った」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1ドイツGPで今季2度目のポイント獲得を成し遂げられたのはチームとのコミュニケーションが鍵を握ったと語る。

    16番グリッドからスタートしたブレンドン・ハートレーは、ウィリアムズの2台がリタイアしたことも手伝い、レース終盤にはポイント圏内を走行していた。

    レース終盤に雨が降った際、多くのドライバーが雨天用タイヤに交換するためにピットインしたが、ブレンドン・ハートレーはスリックタイヤに留まり、11位でチェッカー。10位でフィニッシュしたカルロス・サインツにタイム加算ペナルティが科せられたことで10位に繰り上がり、自身2度目となるポイント獲得を成し遂げた。

    「最大限に生かせたと感じている。いくつかコース上で良いバトルができた。周りのクルマとのバトルは常に簡単ではない。何台かは間違いなく僕たちよりもトップスピードがあるからね」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「雨が降ってきたとき、当初チームは僕にピットインを求めた。僕は『もう1周できない?』と言った。それでもう1周ステイアウトして、さらにもう1周できることがわかった。あそこでステイアウトするという正しい決断をするために僕とチームとの間で良いコミュニケーションがあったし、1ポイントを獲得することができた」

    「最後は激しい戦いだった。それは保証できる。(ロマン)グロージャンにポジションを奪われてしまったのはいろんな意味で残念だった。彼はその後多くのクルマを抜いていったし、彼には僕よりもはるかに多くのスピードがあった。でも、最後のポイントを守るために最後まで(ケビン)マグヌッセンを抑えるために本当に戦わなければならなかった」

    「最初から最後まで激しい戦いのレースだった。僕はまったくミスを犯さなかった。自分のパフォーマンスには本当に満足しているし、1ポイントをもたらせたのはチームの努力のおかげだ」

    雨が降った際、ブレンドン・ハートレーは最適な戦略を考えすためにチームと緊密に話し会った。ブレンドン・ハートレーは、ある時点ではピットインを望んだが、彼のストラテジストはそれに反対したと語る。

    「彼らがピットインを指示してきたラップでは、ターン6で生き残ることさえできれば、まだスリックの方がはるかに速かった。豪雨になったら、それは間違った決断になっていた」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕は空を見ていた。チームは反対しなかった。とにかく僕は『もう1周走れると思う』と伝えた。良いコミュニケーションだったし、チームワークだった」

    「1周したけど、ターン1は本当に濡れていた。僕は『次のラップでピットインしなければならないと思う』と言った。セバスチャンがリタイアする2周前だったと思う。でも、チームはこれ以上悪化することはなく、良くなっていくだろうという情報を与えてくれた。彼らはそのような情報を持っていた。当初、僕はステイアウトしようと言っていたけど、もうピットインしなければならないと言ったとき、今後は彼らは『ノー、ステイアウトした方がいい』と言ったんだ」

    「良いコミュニケーションだった。クルマに乗っているとそれほど多くの情報は見ることができないし、気象レーダーを見ているチームに大きく依存している」

    「誰かがコースオフしてセーフティカーが入るのは時間の問題だったかもしれない」

  • マクラーレン:トラブルもありノーポイント / F1ドイツGP

    マクラーレン:トラブルもありノーポイント / F1ドイツGP

    マクラーレンは、F1ドイツGPの決勝レースで、ストフェル・バンドーンが13位、フェルナンド・アロンソは残り2周でギアボックストラブルによってリタイアしたが、16位に分類される。

    フェルナンド・アロンソ (16位)
    「今日はトリッキーなレースだった。僕たちは雨に賭けていたし、最初に降ってきた、数分後に雨が激しくなると予想してインターミディエイトタイヤに交換するためにピットインした」

    「でも、そうはならなかったし、僕たちはウェットタイヤで乾いたトラックにいたので、タイヤが駄目になってしまい、ドライタイヤに戻すために再びピットインしなければならなかった。その時点で僕たちのレースは妥協を強いられてしまった。難しいコンディションだったけど、僕たちはポイント圏内にはいなかったので、何かを試さなければならなかった。不幸にも今日の賭けは外れてしまった。レースの最後はチームがデータに異常を見つけたようにでクルマをリタイアするよう伝えられた」

    ストフェル・バンドーン (13位)
    「とても奇妙なレースだった。前半は酷いものだったし、ほぼ最後尾を走っていた。正直、今週末の大部分でそうだったけどね。そのあと、エンジンに問題が発生した。クルマをリタイアさせなければならないと思ったけど、再び動作させるためにいくつかセッティングを見つけ出した。通常よりも少しパワーは低かったけど、少なくともレースに戻ることはできた。雨が降ったときにインターミディエイトタイヤに交換しなかったのは正しい決断だったし、いくつかポジションを上げることができた。13位はたぶん今日僕たちが得られた最高のポジションだったと思う。今、最も重要なことは僕のクルマの状況を変えて、正常なクルマでハンガリーに到着することだ」

    ジル・ド・フェラン (マクラーレン レーシングディレクター)
    「我々にとって期待外れなドイツグランプリだった。フェルナンドに関してはギャンブルに出て、豪雨になることに賭けたが、残寝ながら、少し早すぎたし、ギャンプリは成果を挙げなかった。実際、フェルナンドはその時点まで本当に良いレースを走り、いつものように戦っていたので本当に残念だ。レース終盤、彼のギアボックスにやや懸念があり、彼のクルマをリタイアさせなければならなかった。ストフェルに関してはずっと穏やかな午後だったし、彼は堅実なレースをしていた。まだ調査中だが、途中で問題が発生し、彼は多くのタイムを失ったが、最終的に堅実なフィニッシュをした。ポイントを獲得するチャンスを逃したのは残念だ。今日のクルマとドライバーにはそれができる十分なペースがあった。希望を持って進もう」

    関連:F1ドイツGP 結果:ルイス・ハミルトンが波乱のレースで大逆転優勝!

  • キミ・ライコネン 「チームオーダーならはっきり言ってくれ」

    キミ・ライコネン 「チームオーダーならはっきり言ってくれ」

    キミ・ライコネンは、F1ドイツGPでのフェラーリからの無線での指示がセバスチャン・ベッテルを先に行かせてほしいのかはっきりしなかったと不満げに語った。

    フェラーリは、キミ・ライコネンをセバスチャン・ベッテルよりも11周早くにピットに入れてタイヤを交換している。フレシュなタイヤでライコネンの後ろを走るベッテルは何度も無線で後ろを走ることでタイヤがダメージを負っていると不満を述べていた。

    キミ・ライコネンがレースをリードしていた39周目、フェラーリは2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルと順位を入れ替えることを無線で示唆したが、エンジニアのジョック・クリアの回りくどい言い回しにキミ・ライコネンは愚痴をこぼしていた。

    ジョック・クリア キミ、こちらジョックだ。タイヤを労わる必要があることはわかっていると思う。2台ともタイヤを労わる必要がある。二人は戦略が異なる。君のトラック戦略はわずかに異なる。我々はセブを抑えてほしくない。
    キミ・ライコネン どういう意味かわからない。何をしてほしいんだ?
    ジョック・クリア でき限りタイムを失いたくない。セブは自分の方が速く走れると言っている。だが、彼はタイヤを痛めている。君もそうだ。我々はタイヤを労わる必要がある。
    キミ・ライコネン 彼を先に行かせてほしいのか? それならそう言ってくれ。

    「僕たちには特定のルールがあるけど、十分にはっきりしていなかった」とキミ・ライコネンはコメント。

    しかし、キミ・ライコネンは、レースがドライのままであれば、2度目のピットストップを行わなければならない可能性があり、ベッテルを先に行かせることでタイムを失うことを懸念していた。

    「スピードはあったし、レースではピットストップするのが理想的ではない瞬間も少しあった」

    だが、レース後半に雨が降り、セバスチャン・ベッテルは雨でグリップを失ってクラッシュリタイアを喫した。最終的にキミ・ライコネンは3位でレースをフィニッシュした。

    「そうだね、それが起こったことだ。最終的にあまり多くは変わらなかった。雨が降ってトリッキーだったし、いくつかの場所はかなり滑りやすかった」

    キミ・ライコネンは、軽く濡れた路面でのウルトラソフトのグリップに驚いたと語る。

    「過去にあのような雨量ではとても難しいことがあったけど、グリップには驚いた。どの場所にグリップがあるのかを把握するのはとても難しかった。通常、速く走っていて、突然グリップがなくなって、どうにもできなくなることがある」

    「まだ雨は降っていたしけど、それなりのグリップがあったし、タイヤはまだ冷えていたけど、ウルトラソフトはあのような雨のコンディションでかなりうまく機能していた」

    「通常、あのような雨量ではかなり滑りやすい。そうだね、いくつかの場所は滑りやすかったけど、大部分でグリップがあった。過去に覚えていることからすれば、かなり驚きだった。通常であればかなりすぐに滑りやすくなってしまうからね」

    「ブレーキング中にバックマーカーのザウバーの一台と少し危険な瞬間があったし、バルテリに抜かれてしまった。簡単なレースではなかった」

    「完走できて満足している。ちょっとがっかりしているけどね。でも、今日はそれを受け入れて、次またトライするつもりだ」

  • 動画 | F1 ドイツGP 決勝 ハイライト

    動画 | F1 ドイツGP 決勝 ハイライト

    2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPの決勝レースが7月22日(日)にホッケンハイムリンクで行われた。

    ホッケンハイムを舞台に2年ぶりの開催となったF1ドイツGPは、レース中の降雨が特にチャンピオンシップを争うルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にとっての明暗を分ける展開となった。

    予選ではセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得。一方のルイス・ハミルトンはマシントラブルによってQ1で無念の終了となり、14番グリッドからのスタートとなった。

    序盤はポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテルがレースをコントロールする展開。中盤は戦略の違いによってチームメイトのキミ・ライコネンに先行を許すも、チームオーダーによって順位を入れ替えた後はトップを快走する。

    一方、14番グリッドからソフトタイヤでスタートしたルイス・ハミルトンは順調に順位を上げ、終盤には3番手でフェラーリの2台を追う。

    レースが終盤に向かう40周過ぎ、コースの一部に雨が降り始めた。この雨がセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの運命を変えることになる。

    52周目には、トップを走行していたセバスチャン・ベッテルが雨でグリップを失いコースアウト。まさかのリタイアを喫する。

    一方、このセーフティカーでステイアウトしたルイス・ハミルトンはトップに浮上。雨が降り始める直前にタイヤ交換を実施し、ウルトラソフトがその時点でのベストタイヤとなったことも味方した。その後はファステストラップを連発し、大逆転で今季4勝目。ドライバーズランキングでベッテルを抜いて首位に返り咲いた。

    バルテリ・ボッタスも2位に続き、メルセデスが母国レースで1-2フィニッシュ。コンストラクターズ選手権でもフェラーリを抜いて首位に躍り出た。

    トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーが10位入賞を果たし、アゼルバイジャン以来のポイント獲得。チームにとってもチームにとってもモナコGP以来5戦ぶりのポイントとなった。ピエール・ガスリーはタイヤ戦略が功を奏さず、14位に終わるもアゼルバイジャンGP以来となる2台揃っての完走となった。

    2018年 F1ドイツGP 決勝 動画

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