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  • MotoGP 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースが7月15日(日)にザクセンリンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。

    気温27℃、路面温度48℃のドライコンディションで30周のレースはスタート。ホールショットを奪ったのは3番グリッドのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、2番手にダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、3番手にマルク・マルケスという順でオープニングラップを終える。

    5周目にはマルク・マルケスが2番手に浮上。トップのホルヘ・ロレンソはファステストラップを出しながら逃げに入る。その差はコンマ5秒。ここで今シーズンベストタイの12番グリッドからスタートした中上貴晶(LCR・ホンダ)が転倒によりリタイアとなる。

    9周目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が3番手に浮上。11周目には5番手まで追い上げていたカル・クラッチが転倒。LCR・ホンダの2台が姿を消した。

    13周目、マルク・マルケスが最終コーナーでロレンソを抜いてトップに浮上。ハード&ソフトのマルケス、ソフト&ミディアムのロレンソ、ミディアム&ミディアムのロッシと異なるタイヤ選択のドライバーがトップ3でレースは後半戦に突入する。

    16周目にホルヘ・ロレンソが11コーナーの手前でミスをしてバレンティーノ・ロッシが2番手に浮上。マルク・マルケスは約1秒差をつけている。

    残り10周でマルク・マルケスがチャージをかけてファステストを連発しながらバレンティーノ・ロッシを引き離しにかかる。

    残り5周、ダニル・ペトルッチがホルヘ・ロレンスを抜いて3番手に浮上。ロレンソはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、残り3周にはアルバロ・バウティス(アンヘル・ニエト)にも抜かれて6番手に後退する。

    残り2周、マーベリック・ビニャーレスがペトルッチを抜いて表彰台圏内の3番手に浮上。

    優勝はマルク・マルケス。今シーズン5勝目、2戦連続、9年連続となるポール・トゥ・ウィンを達成した。2位はバレンティーノ・ロッシが続いて今季最高位。3位にはマーベリック・ビニャーレウが続いてヤマハがダブル表彰台を獲得した。

    以下、ダニエル・ペトルッチ、アルバロ・バウティスタ、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、ブラッドリー・スミス(KTM)までがトップ10入り。

    ポイントランキングではマルク・マルケスが165ポイントで首位。2位には46ポイント差でバレンティーノ・ロッシ、3位には56ポイント差でマーベリック・ビニャーレスとなった。

    マルク・マルケス (優勝)
    「9年連続の優勝を達成できて、とても嬉しい。インクレディブルだ!毎年プレッシャーが高くなり、今年は木曜から質問攻めにあったけど、経験を活かして、プレッシャーを上手くマネージメントした。今日は違う展開になることを期待していた。タイヤのパフォーマンスが最初に落ちたのは9ラップ目。残り9ラップでもう一度落ちた。異なる状況に対する準備をしていたけど、スタートは完璧でなかったことから、序盤は簡単ではなかった。ロレンソとペトルッチに抜かれてしまい、ポジションを2つ落とした。巻き返すのは簡単ではなかったけど、2人を抜いてからは、引き離すためにプッショを始めた。「クレージーにならずに、最後までタイヤを維持できるようにコントロールしたけど、バレンティーノが接近していると指示を受け、ピットボードからコンマ6秒差に迫っていることを確認したとき、ペースアップを決断した。2、3ラップはタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すために無理しなければいけないと理解した。そこで最速ラップを叩き出して、アドバンテージを広げることができた。優勝を祝っているときに、26番のキャップを被っているマーシャルを見つけたから、それを借りて、ファンの前に祝った。今週末はダニが主役。僕は彼らから沢山のことを学んだ。引退してしまうことは寂しい。僕たちはホンダと一緒に良い仕事をしているから、後半戦もこれまでと同じように仕事を続けなければいけない」

    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「シーズンのベストレースだった。ベストリザルトでもある。それも過去にヤマハと僕にとって快適さが見つからなかったザクセンリンクだから嬉しい。今年のベストパフォーマンス。スタートから速かった。この数日間は懸命に働いた。ここはヤマハに適したトラックではないけど、ジョナス・フォルガーが昨年グッドなレースをしたから、僕も同じことをしなければいけないと考えた。ビデオで走行ラインを学習して、グレートなレースとなった。昨年のバイクは良くなくて、30ラップを苦しんだけど、今年は強く走れることが分かっていた。ロレンソとのバトルはナイスだった。彼を抜く必要があったけど、ドゥカティはストレートで速く、僕の方はコーナーで少し勝っていた。抜く度に抜き返されたけど、彼よりも僕が少しだけ上回っていたから、抜くことができた。目標は優勝だけど、このカテゴリーで表彰台は難しい。ダブル表彰台を獲得できて嬉しい。僕たちは素晴らしいなチーム。良い仕事をした。最適な手段で夏休みに入って行ける」

    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「ヤマハが僕の望むように機能し始めたから嬉しい。序盤は残念。新品タイヤを楽しむことができないようなバイクだったけど、強さを感じていた。ドゥカティの後方で多くの周回を費やしてしまったのは残念。オーバーテイクが不可能だった。グッドなスタートが切れていたら、優勝争いができていただろう。僕はライディングスタイルの改善に取り組んでいる。改良された電子制御が届かなければ、僕自身が違いを出さなければいけない。このことに集中している。バイク自体はグレートなレベルにある。幾つかのことが不足しているだけ」

    2018年 MotoGP 第9戦 ドイツGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    3 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    4 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    5 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    8 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    10 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    11 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    12 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    13 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    14 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    15 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    16 6 ステファン・ブラドル エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    17 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    19 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
      35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
      30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
      42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | スズキ 決勝レポート

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | スズキ 決勝レポート

    スズキは、MotoGP 第9戦 ドイツGPで、アンドレア・イアンノーネが12位でフィニッシュ。アレックス・リンスは1周目の3コーナーで他車と接触し転倒リタイアに終わった。

    ドイツGP決勝は、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスがそれぞれ8番手グリッド、11番手グリッドからスタート。

    週末を通し、レースペースに自信を持っていたふたりのライダーは、序盤でのポジションアップを狙うべく、揃って1コーナーにアグレッシブに飛び込む。しかしその直後の3コーナーで他車に接触され、イアンノーネは転倒を回避するためにコースを大きくオーバーラン。リンスは転倒を回避できず、そのままグラベルまで転がり、リタイヤを余儀なくされた。リンスは怪我こそ免れたものの、スタートからわずか数十秒でレースを終える苦い結果となった。

    オーバーラン後にコースに戻ったイアンノーネは18番手まで大きくポジションダウンするも、リアにダメージを負ったマシンで猛追撃を図り、12位までポジションをリカバーして貴重なポイントを獲得した。

    アンドレア・イアンノーネ (12位)
    「僕のレースは1周目の3コーナーで終わってしまったよ。ポル・エスパルガロ(KTM)には今日の行為に対してきっちり反省してもらいたいね。あの時彼が通れるラインもスペースも絶対になかったはずなのに、彼は無理矢理マシンを倒し込んできたんだ。真後ろにマシンの音が聞こえたから、接触を避けるために意識的にちょっとマシンを立てたんだけど、結局接触は避けられずにリアにダメージを負い、そのうえオーバーランのせいで大きくポジションを落としてしまった。かなりタイムロスしてしまったから、必死で追い上げてもなかなか追いつけなかったよ。でもラップタイム自体は悪くなかったから、あのアクシデントがなかったら、少なくとも5位から8位くらいの間ではフィニッシュできただろうね。決勝では誰もが序盤で猛プッシュをするのは当たり前のことだけど、特にMotoGPの場合は危険だから、皆それぞれが注意しなくちゃいけないよ。この数戦良いペースで走れるようになっているから、次のブルノが待ちきれない思いさ。」

    アレックス・リンス (リタイア)
    「1周目の3コーナー進入で、僕はちゃんとライン上にいたのに、ポル・エスパルガロ(KTM)が僕のインに入ってマシンを倒し込んできたから本当にビックリしたよ。ポルはアンドレアと接触して転倒し、逃げ場がなかった僕はそこに巻き込まれてしまったんだ。今週末、チームの皆と懸命に作り上げてきたものが、こんな形であっけなく終わっちゃうなんて本当に悔しいね。シーズン序盤の転倒を除けば、今年は順調に成長できているし、トップグループでバトルもできるようになった。僕もチームもかなり良い状態だから、サマーブレイクを終えてまたサーキットに戻るのを楽しみにしているよ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「我々のレースは残念ながら1周目の3コーナーで終わってしまいました。スタート直後のアクシデントに我々のライダーがふたりとも関わってしまい、アレックスはそのまま転倒・リタイヤ、アンドレアはコースアウトして後方からの追い上げを強いられることとなってしまいました。レースペースには自信を持っていたので、非常に残念な結果ですが、アンドレアにはギブアップせずに最後までレースを追い上げてくれて「ありがとう」と言いたいです。2週間のブレイクの後にまた新たな気持ちでチャレンジを続けたいと思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「自分達のミスではなく、アクシデントでこんな風にレースを終えることになってしまい、本当に残念です。我々チームのライダーがふたりとも同じアクシデントに巻き込まれてしまうなんて、不運としか言いようがありません。アンドレアはうまく転倒を免れ、諦めずに最後まで追い上げレースをしてくれましたが、事実上、あのアクシデントの瞬間、我々の今日のレースは終わってしまいました。しかし、気温が上昇し、厳しいコンディションの中で、アンドレアがうまくタイヤをマネージメントしながら12位までポジションアップし、ポイントを獲得してくれたことにはとても感謝しています。ザクセンリンクはタイトなサーキットで、ライダー達も皆それを十分理解していたはずなので、こんな形で終わってしまったことが残念でなりません。」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | ヤマハ、今季初のダブル表彰台を獲得

    Movistar Yamaha MotoGPは、MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースで、バレンティーノ・ロッシが序盤からハイペースでレースを進めて2位、マーベリック・ビニャーレスは終盤に追い上げて3位に入り、今季初めてダブル表彰台を達成した。

    バレンティーノ・ロッシは6番グリッドからスタート。第1コーナーを抜けたあとビニャーレスとアンドレア・・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)を抜いて4番手に浮上すると、序盤からペースを上げてゆく。

    そしてトップ2から離されまいと目の前のダニロ・・ペトルッチ(ドゥカティ)にプレッシャーをかけ、9ラップ目の第1コーナー進入でとらえて3番手に上がった。

    この時点でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(ホンダ)との差は1秒以上あったが、ロッシは懸命に追い上げ、トップ2がバトルする間に差を詰めると、3ラップ後にはロレンソが第10コーナーでミスをおかしたためロッシが2番手に浮上。ロレンソもついて来たが、ロッシは少しずつアドバンテージを広げていった。終盤はマルケスの追い上げに転じたが、ロレンソとのバトルに時間を割いたことが響いて差を詰めることができず、2位でチェッカーを受けた。マルケスとの差は2.196秒。

    一方のマーベリック・ビニャーレスはロッシに先行されて5番手でレースをスタート。ところがリズムをつかむまでに時間がかかり、5ラップまでにカル・クラッチロー(ホンダ)とドビツィオーゾに抜かれ、さらにアルバル・バウティスタ(ドゥカティ)にも先行を許したが、クラッチローが転倒したため7番手とする。

    3ラップ後、ビニャーレスは1分21秒台にペースを上げて4番手争いのグループに接近すると、ドビツィオーゾの背後に迫り、残り8ラップでこれをパス。さらにバウティスタとロレンソも抜いて4番手に浮上した。その後ペトルッチを追ったビニャーレスは、残り2ラップとなったところでかわし3番手とすると、最後までプッシュし続けて3位でチェッカー。トップとの差は2.776秒だった。

    2位を獲得したロッシはポイントを119に伸ばしてランキング2位をキープ。ビニャーレスは10ポイント差でランキング3位につけている。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが2位に浮上し、トップを40ポイント差を追う。Movistar Yamaha MotoGPは依然、チーム・ランキングで首位を守っており、2位との差は14ポイントとなっている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコは14番グリッドからのスタートと厳しい展開を強いられたが、オープニングラップでふたつ上げ、そのあともプッシュを続けて9位まで浮上。貴重な7ポイントを獲得し、サテライト勢トップの位置を確保して夏季休暇を迎える。ザルコのチームメイトのハフィス・シャーリンも健闘。グリッド5列目からスタートすると1台1台と抜いてゆき、11位でゴールしてポイントを獲得した。

    MotoGPはこのあと短い夏休みに入る。第10戦は8月3~5日、チェコのブルノ・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (2位)
    「ザクセンリンクはこれまであまりよい成績を残せていませんでしたが、今日はダブルで表彰台に上ることができとてもうれしいです。チームの仕事もとてもよかったと思います。そして私自身も序盤からよいレースができましたし、最後までミスなく走りきれたことに満足しています。先週、改めて去年のレースのビデオを見て “フォルガーがよい走りをしたのだから、私たちも同じことをしなければいけない”と。終わってみれば去年の彼と同じポジションに立つことができました。だから今はとてもうれしいし、よい流れで休暇を迎えられてうれしいです」

    マーベリック・ビニャーレス (3位)
    「正直に言えば、とても厳しいレースでしたが、チームとともに今回は最後の10ラップの戦い方を改善することに集中してきました。これがとてもよかったのだと思います。そして実際、終盤はかなりいい走りができたと思いますが、チームとしても私自身も、もっとやれることがあると感じています。ここから夏休みになりますが、この間にまたハードワークをして、マシンのさらなる改善を目指します。今日はオーバーテイクがほとんどできませんでした。トライはしたけれども、コーナーで何度もはらんでしまったのです。でも終盤は多くのライバルを抜くことができました。そのときは1分21秒8から1分21秒9が出ていて、予定通りのペースになっていました。ここまでともに一歩ずつ進んできましたが、これからも同様のことを続けていきます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「今日のダブル・ポディウムはチームにとって最高の結果です。ウイークを通じて改善を試み、一歩一歩、着実に前に進んでマシンを仕上げることができました。ザクセンリンクで私たちはいつも苦労させられてきたので、それだけに、ここで2位と3位を獲得できたことはすばらしいのです。ロッシ選手は好スタートを切って、序盤からトップ2についていきました。タイヤをよくコントロールしていましたが、これは、グリッド上でミディアムタイヤに変更するという彼の判断のおかげ。マーベリックのほうはよい位置からスタートしましたが、序盤で順位を下げてしまいました。ところがそのあと見事なリカバーを見せ、終盤に数々のオーバーテイクを見せてふたりが表彰台に上ってくれたのです。ここから休暇になりますが、しっかりとエネルギーを注入して、シーズン後半戦に臨みます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (9位)
    「昨日までの難しい状況を考えれば9位はよい成績だと思います。結果には満足していますが、表彰台が見えず、ペースでは大きく離されたことが残念です。チームとともに懸命に仕事に取り組んできましたが、今回は正しい解決策を見つけ出すことができませんでした。シーズン後半戦では問題を解決し、フィーリングを向上させて、またハイペースで走れるようがんばります。セッティングを向上させる方法は必ず見つかるはず。きっとまた、表彰台に上れるようになると確信しています。ランキング4位と同ポイントの5位ですが、やはりトップ3に入りたいと思います。そうなれることを信じています」

    ハフィス・シャーリン (11位)
    「まず初めに、チーム・クルーのみんなにお礼を言いたいと思います。セッティングについて本当にすばらしい仕事をしてくれたからです。それによって、シーズン序盤と同じようなフィーリングを得られるようになったのです。とてもトリッキーで難しいこのコースでポイントを獲得できたことはとてもよかったと思います。ヨハンのグループについて行くこともできました。終盤でタイヤのグリップが落ちてしまったのですが、これはわたしにとっては大切な勉強のひとつです。ここ数戦は厳しい状況が続いていましたが、現時点で11位は私にとって最高の結果でまたベスト・ルーキーを取り戻すことができました。夏休みの間はフィジカルのコンディションを維持するために、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを目指ししっかりトレーニングを続けます」

    エルベ・ポンシャラル (チーム・マネジャー)
    「金・土と非常に厳しい状況で、予選もウォームアップも同様に苦戦してきました。ところがザルコ選手とシャーリン選手は、プラクティスで直面してきたすべての問題を克服しようと努力し、その結果、考え得るなかで最高の順位を獲得してくれました。ザルコ選手はペドロサ選手とバトルを繰り広げ、わずかに届きませんでしたが、それでも9位を獲得したことでドビツィオーゾ選手と並んでランキング4位タイに立つことができました。本当にすばらしい成果です。シャーリン選手のほうは、カタルニアでは残り周回数わずかというところまで9位を走っていながらミスをしてしまいましたが、今日は、そこから学んだことをしっかり証明してくれたのです。多くのベテランライダーとバトルし、最後にはイアンノーネ選手と戦ってゴールライン上で前に出て11位。これは私たちにとっても非常に誇らしいことです。シャーリン選手はまた、ベスト・ルーキーの座も奪回しました。これはチームと彼との今シーズンの最大の目標となります。この後、ザルコ選手はフランス南部で、シャーリン選手はクアラルンプールへ戻って家族と過ごすことになるでしょう。そして残りの10戦も頑張ります」

  • MotoGP 第9戦 ドイツGP | マルケスが9年連続ポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGP | マルケスが9年連続ポール・トゥ・ウィン

    MotoGP シーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPは、今季3回目のポールポジションから挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がフリー走行、予選の走りを見事に再現し、今季5勝目を挙げた。オープニングラップでは3番手へとポジションを落としたが、5周目にダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をパス。13周目にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を抜くと、着実にリードを広げた。

    その後、中盤から後半にかけてバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がマルケスとの差を縮めるが、それまでタイヤをセーブしていたマルケスは一気にペースを上げて引き離し、終盤は2位のロッシとの差を約4秒まで広げての独走優勝だった。

    これでマルク・マルケスは、前戦オランダGPからの2連勝で今季5勝目を達成。ドイツGPはMotoGPクラスにデビューしてから6連勝、125cc、Moto2時代を含めて9連勝という偉業を達成した。

    今回の結果によりマルク・マルケスは、前半戦を終えて総合2位のロッシとの差を41点から46点へ、総合3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差を56点へと広げることに成功。3年連続5回目のチャンピオン獲得に向けて、大きく前進した。

    予選10番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は8位でフィニッシュした。決勝日当日はレースウイークを通じて最も暑い27℃、路面温度も48℃という厳しい条件となったが、着実な走りで見事、完走を果たした。今大会は、開幕前日に今季を最後にMotoGPから引退することを表明しての最初のレース。初日こそ20番手と大きく出遅れたが、予選で10番手、さらに決勝では8位へとポジションを上げた。ザクセンリンクでは過去に250ccクラスで2勝、MotoGPクラスでは4勝を挙げているペドロサ。得意とするサーキットなだけに、フラストレーションをためるレースとなったが、後半戦は現役生活の総決算として、一戦一戦を今まで以上に全力で挑むことになる。

    前戦オランダGPで痛めた左手が完全ではなく、FP1を走行後、今大会の欠場を決めたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)の代役としてFP2から走行したステファン・ブラドルは、地元ファンの声援を受け、ポイント獲得まであと一歩の16位でフィニッシュ。チームメートのトーマス・ルティは17位と、今大会も惜しくもポイント獲得を果たせなかった。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、5番手を走行していた10周目の12コーナーで転倒してリタイア。12番手を走行していた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、5周目の13コーナーで転倒し、リタイアとなった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日の結果にはとても満足しています。そして、とてもうれしいです。ここで9回目の優勝を達成するなんて信じられない気持ちです。それにしても、年を追うごとにプレッシャーは大きくなっています。なぜなら、木曜日からたくさんの人が日曜日は優勝できますか?と聞いてくるからです。確かにこれまでいろんな展開、コンディションで優勝を経験してきました。そして今日のレースはこれまでと違う戦いを期待していました。今日はタイヤのグリップの低下が2回ありました。最初は9周を終えたとき、もう一度はラスト5周から7周くらいでした。今大会もあらゆる状況に対応できる自信はありましたが、最初のドロップは簡単ではありませんでした。スタートがあまりよくなく、2つポジションを落としました。それをリカバリーするのは簡単ではありませんでした。ダニーロ(ペトルッチ)とホルヘ(ロレンソ)を抜いてからは後ろにギャップを作ろうとプッシュしましたが、レース終盤までタイヤをセーブしようと、冷静に走りました。そのあとバレンティーノ(ロッシ)が2人を抜き、タイム差が0.6秒になったので、再びプッシュしてアドバンテージを築きました。チェッカーを受けたあと、ダニの26番のキャップをかぶっているマーシャルがいました。今大会は、今季を最後に引退する彼が主役だと思うし、彼の帽子を振って祝福しました。我々とHondaは、とてもいい仕事をしています。後半戦もこの調子を続けたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8位)
    「残念なレースでした。なぜなら、このサーキットではいつもいいレースができているからです。しかし、今大会はセットアップに苦労しました。セッションをこなすたびに着実に改善できましたが、最後まで完ぺきなフィーリングにはなりませんでした。今日はスタートからゴールまで一環したペースで走ろうと努力しましたが、十分な速さがありませんでした。引き続き、フィーリングを改善するためにセットアップに集中していきます」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「フロントから転んだときはいつも理解に苦しみます。なぜなら、3ラップ前にはそれより速いペースで走っていたのに全く問題はなかったからです。気持ちよく乗れていましたし、グループの中で快適な気分でした。状況をもう少し理解しなければいけないのかもしれませんが、それまではすべてうまくコントロールしていました。それなのに12コーナーでフロントを失い、転んでしまいました。チームの仕事も順調だったし、マシンの状態もよかったです。夏休み前のレースを、こうして転倒で終えるのはとても残念です。今日の状態で次戦のブルノ(チェコ)をもう一度走ってみて、改善できるかどうかを見極める必要があります。今日は自分の後ろを走っていたマーベリック(ビニャーレス)が表彰台に立っています。彼はリアにソフトを履いていました。それだけにとても残念でした」

    中上貴晶(MotoGP リタイア)
    「完全に自分のミスで転倒してしまいました。今日は(ヨハン)ザルコとスタート直後からバトルになったのですが、お互い速いポイントが違っていたので、無理をせず彼についていこうと決めました。しかし、最終コーナーのブレーキングで入りすぎてフロントから転んでしまいました。タイヤはフロントがハード、リアがソフトで、選択はよかったと思います。今日はスタートもよかったし、ザルコについていけばトップ10はいけたと思うので、とても残念です。シーズン前半の締めくくりのレースとしては残念な結果ですが、内容としては次のチェコにつながるものだったと思います。次は鈴鹿8耐なので、鈴鹿ではしっかり結果を残したいです」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 16位)
    「最後まで走り切ることができてとてもうれしいです。ホームグランプリでMotoGPにカムバックすることができて、夢が叶いました。短い走行時間だったことを考えれば、自分としてはいいレースができたと思うし、まだMotoGPライダーとしてパフォーマンスがあると感じました。次戦ブルノでは、フランコがさらに強くなって復帰することを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 17位)
    「レース序盤はいい感じでした。タイヤをセーブしながら何人かをキャッチすることができました。しかし、後半はリアタイヤのレベルが大きく落ちて苦戦しました。今大会は、いいレースができるんじゃないかと期待していました。後半戦最初のチェコGPでいいレースができるようにがんばります」

  • ルノーF1、新しいフロントウイングコンセプトをドイツGPで導入

    ルノーF1、新しいフロントウイングコンセプトをドイツGPで導入

    ルノーF1チームは、次戦ドイツGPでR.S.18に新しいフロントウイングコンセプトを導入する。

    前戦F1イギリスGPではニコ・ヒュルケンベルグが6位でフィニッシュし、ルノーF1チームはコンストラクターズ選手権で中団グループにおける最上位のポジションを確立させている。

    しかし、F1カナダGPでメインのライバルであるハースがフェラーリの最新エンジンと空力アップグレードを導入して以来以来、ルノーはハースのペースに匹敵することに苦しんでいる。

    ルノーのシャシー部門のテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、チームの最新のアップグレードがマシンを改善させることを期待しており、それは特に中・低速コーナーに焦点を当てていると語った。

    「コーナーエリアとフラップエリアは少し異なって見えるだろう」とニック・チェスターはコメント。

    「わずかに異なる特性を持っており、コーナーエントリーと中・高速コーナーとの間のバイアスが少し変わってくるだろう」

    「我々にとって興味深いテストになる。うまくいけばクルマにパフォーマンスをもたらすだろう。だが、フロントウイングの特性を変更する際にはテストをしてみるまで正確には確認することはできない」

    また、ニック・チェスターは、今回のアップグエードは、2019年の新しい空力レギュレーションに焦点を移行する前の“おそらく”最後の大幅なフロントウイングのアップデートになるだろうと示唆した。

    「とにかくリードタイムが必要だからだ」とニック・チェクターは付け加えた。

    「風洞で別のフロントウイングを走らせた伊賀、それを開発し、設計に時間を費やし、構築するとなると、シーズンのかなり後半になると言えるだろう」

    「もう少し調整が加えられているかもしれないが、おそらく完全に新しいフロントウイングというよりはむしろ微調整レベルになるだろう」

    ドライバーを務めるカルロス・サインツは、アップデートの狙いは、単にハースとのバトルで反撃するためではなく、メルセデス、フェラーリ、レッドブルとの差を縮めるためのものだと語る。

    「いくつかのものが投入されるので、ハースにより近づけるはずだけど、最終的にはトップ3との差を縮めることが実際にはまっだ僕たちの目標だ」とカルロス・サインツはコメント。

    「ハースには驚いているけど、ルノーの目標はもう少し前を見ている。レッドブルとフェラーリというね。彼らに近づきたいと思っている」

    チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは、今後のホッケンハイムやハンガロリンクのレイアウトは、ポール・リカールやレッドブル・リンク・シルバーーストーンと比較して遅いため、ルノーに適しているはずだと考えており、ハースとのアドバンテージを広げる助けになると考えている。

    「僕たちにはまだ良いパッケージがある」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「まだいくつかのものが進行中だし、それは今後数週間でリリースされることになっている。それに今後はハースよりも僕たちに適したトラックが登場する」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。

    「過去3レースは、実査に彼らのクルマのために造られたようなサーキットだった」

    「僕たちには優れた人材がいる。全体的に見れば、僕たちの方が強く、優れたパッケージだと考えているけど、もちろん、それを証明しなければならないし、仕事をしていかなければならない」

    ルノーF1チームは、コンストラクターズ選手権でハースに19ポイント差をつけて4位に位置している。

    関連:2018年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • MotoGP | スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP ドイツGP2日目午前に行われたFP3セッションは、アンドレア・イアンノーネがコースレコードからわずかコンマ1秒落ちのトップタイムをマークし、変わらぬ強さと好調ぶりを見せつける。チームメイトのアレックス・リンスもまた着々とセッティングを煮詰め、セッション後半にトップ10にジャンプイン。チームスズキエクスターライダーはふたり揃ってストレートQ2行きを果たすこととなる。トップから11人がわずか0.477秒差という接近戦は、セッション終了間際に次々と順位が入れ替わり、前戦オランダGPに続くスリリングな展開となった。

    午後の予選はさらに気温が上がり、イアンノーネ、リンス共にフロントミディアム、リアソフトのコンビネーションで、15分間のセッションで2度のタイムアタック。好調な滑り出しで、どちらも全力のアタックでタイムアップを目指すも、期待通りのタイムには届かず、トップからわずか0.5秒差ながら、イアンノーネが3列目8番手、リンスが4列目11番手に甘んじることとなった。

    アンドレア・イアンノーネ
    「昨日なかなかうまく解決策が見つけられなかったタイヤマネージメントが良い方向に向かっているので、僕自身は今のところポジティブな気持ちだよ。あともうちょっとというところなので、明日の朝に最後の調整をしてみる予定なんだ。FP4ではペースも良かったし、フィーリングもかなり良かったけど、問題はレース周回をいかにコンスタントに走れるかなんだ。特に中盤から後のペースが大事だね。正直予選ではもっと上にいけると思っていたんだけど、気温が上がったせいでタイヤがスピンしてしまい、思い通りのアタックができなかったのが残念だね。明日もいつも同様、全力でベストを尽くすよ。」

    アレックス・リンス
    「1周のタイムアタックはうまくいかなかったけど、タイムシートで見ると、中古タイヤでのペースは悪くないんだ。グリッドは後ろだけど、序盤に順調にポジションをリカバリーできるよう全開で行くよ。決勝はきっと面白い展開になるだろうね。ここはタイヤのグリップが12~13周で悪くなってしまうだろうから、そこからどんな走りができるかが勝負の鍵になるだろうね。このサーキットはタイム差が少ないから予選は苦戦してしまったけど、僕らのレースペースは悪くないし、コンスタントに走れているから、 あとは決勝を全力で戦うのみさ。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「明日の決勝に向けての準備という意味では順調に進めることができたと思っていますし、両ライダーとも良いペースだと言えるでしょう。 残念なことに予選では我々のポテンシャルをうまく出し切ることができず、8番手、11番手という悔しい結果となってしまいました。グリッドが後方になってしまったことで、決勝はより厳しいものになると覚悟していますが、決勝に向けて最後の調整をして、良いスタートを切って、順位を上げて行ってもらいたいと願っています。」

  • MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、MotoGP ドイツGPの決勝をグリッド2列目からスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは予選セッション序盤でトップ争いを展開したあと4位を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは、Q2に出場した12人が0.7秒差にひしめくなかで、激しい競り合いの末に6番手となった。

    ビニャーレスは15分間のセッションを好調にスタート。最初のアタックで一時トップに立ったあと、少し緩めて態勢を整える。そして2回目のアタックでは1分20秒441へ更新し、改めてトップの座を確実にした。

    残り8分半でピットに戻ると、ほとんどのライダーピットレーンを離れるまで待ち、クリアスペースを確保してからピットアウト。残りの3ラップでポールポジションを狙っていったが、ベストラップを更新することができず最後の4分間で4番手に後退した。トップとの差はわずかに0.171秒だった。

    一方のロッシは予選セッション序盤で苦戦。2回目のアタックで1分21秒台の壁を破り、1分20秒972で7番手につけたあとピットインを行った。

    残り時間は約6分。新品タイヤを装着してコースに戻った時点で8番手に後退していたため、なんとか順位を上げようと果敢に攻めてゆく。そして4回目のアタックで1分20秒532に短縮して5番手に浮上。しかし最後のラップではラップタイムを更新することができず、ひとつ下げて6番手で終了した。トップとの差は0.262秒。決勝はビニャーレスと同じ2列目からのスタートが決定した。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとハフィス・シャーリンは、ドイツGP決勝をそれぞれグリッド5列目と6列目からスタートする。

    Q1に臨んだザルコはフリープラクティス初日のタイムを1.431秒短縮したが、シーズン中で最も短いコースで多くのライダーのラップタイムが接近した結果、0.116秒の僅差でQ2進出を逃すこととなった。

    一方のシャーリンは、特徴的なザクセンリンクのコース攻略に苦戦。金曜日の午前中から土曜日の午後までに1.5秒以上を短縮したにもかかわらず、決勝グリッドは6列目に留まっている。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (予選4番手/1分20秒441)
    「予選セッションは好調でした。とくに最初の走行は本当に良かったと思います。2回目の走行でも同様にプッシュしていきましたが、すでにフロントタイヤを消耗していたので思い通りの走りができませんでした。本来なら、今日はポールポジションも不可能ではなかったと思っていますが、それよりも明日の決勝のほうに照準を定めています。明日までにもう少し改良したいところもあるので、その成果に期待しています。おもな課題は電子制御システムとわたし自身のライディング・スタイルですが、どちらもきっとうまくいくと信じています」

    バレンティーノ・ロッシ (予選6番手/1分20秒532)
    「昨日よりはずっと良くなりました。電子制御システムを活用して、マシン・バランスと加速性能が向上したのです。ペースはそれほど良くはありませんでしたが、同時にそんなにひどい状態でもありません。今シーズンはもう何度も経験していることですが、大勢が非常に接近しているので、2列目に並べたことはとても良かったと思います。ここから好スタートを決め、そのまま最初の数ラップを順調に走ることが重要なのです。そのあとは様子を見なければなりませんが、とくにリアタイヤの選択が鍵を握ることになると思っています。どれにするかはまだ決まっておらず、どのタイヤがベスト・チョイスなのかもまだ把握できていません。これからデータをチェックし、作業に取り組み、明日もまたそれを続けて決勝に備えます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「ザクセンリンクの2日目はとても忙しい一日になりました。昨日もお話ししたように、今日はマシン・セッティングと決勝用タイヤ・スペックのテストに集中し、これだけでふたつのセッションのほとんどを費やすこととなったのです。マーベリックはQ2の序盤で自信にあふれる走りを見せてくれました。そしてセッションの残り3分まで暫定トップに立っていたのはとても良かったと思います。ただ2回目の走行でラップタイムを更新できなかったことが残念です。バレンティーノのほうは、それとは反対の状況になり、最初のトライでは1分20秒台に入れることができずに苦しみました。それでも2回目の走行でなんとか6番手まで上がってきて、結果的にふたりともグリッド2列目に並ぶことになったのですから、まずまずの成果と言っていいと思います。このサーキットはとくにオーバーテイクが難しいところなので、グリッド位置がとても重要なのです。もちろん、依然として激しいレースになると予想しています。明日のウォームアップ・セッションまでにさらに改善を試み、もう一歩前進できるよう頑張って仕事に取り組んでいきます」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選14番手/1分21秒059)
    「とても難しい一日になりました。何がいけなかったのか、未だにはっきりとは理解できていない状態です。ウイークのスタートからここまでずっと、ペースが上がらず状況は少しも好転しません。明日の決勝でどこまでやれるかわかりませんが、いつものように戦いに挑むつもりです。いずれにしても、非常に厳しい状況です。早くここから抜け出せるよう願っています」

    ハフィス・シャーリン (予選18番手/1分21秒460)
    「セッティング向上を目指して作業に取り組みましたが、フリープラクティス第3セッションでは、それがなかなかうまくいきませんでした。でもそのあとでチームがとても良い状態に仕上げてくれて、プラクティスの第4セッションでは決勝を想定してロングランも行いました。予選終盤は少しナーバスになっていましたが、それでもあとコンマ2~3秒は短縮できると考えていたので、もしそうなっていればトップ15に入れたかもしれません。結局そこには届きませんでしたが、かなり近づくことができました。明日は好スタートを目指し、チームのために少しでもポイントを獲得できるよう頑張ります。同じくルーキーの中上選手が今回はとても好調なので、彼とバトルできればうれしいです」

  • MotoGP | 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP | 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP 第9戦 ドイツGPの公式予選が7月14日(土)にザクセンリンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得した。

    気温24度、路面温度46度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分20秒270をマーク。2015年に記録したサーキットベストラップを自ら更新して、今季2戦連続3度目、MotoGPクラスで48度目、キャリア通算で76度目、ザクセンリンクでは2013年から6年連続、キャリア3年目の2010年から9年連続となるポールポジションを獲得した。

    2番手には0.025秒差でダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)が入り、自己最高位タイを獲得。3番手には0.057秒差でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が入り、今季3度目の1列目を確保した。

    2列目にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)までがコンマ5秒以内という接戦となった。

    以下、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)が続き、中上貴晶(LCR・ホンダ))が初めて公式予選2に進出して0.668秒差の12番手だった。

    マルク・マルケス (1番手)
    「素晴らしいな計画だった。予選前に時間を計算したことがポールポジションをもたらした要因だと思う。ボックスに戻ったとき、『全力で行くからフロントタイヤを交換してくれ』と伝えた。今週末は1度も1番手に進出できなかったら、ポールポジションは難しいと思われた。良いなペースで走れているから、ポールポジションが必要だった。中古タイヤでは上手く走れているけど、フランイングラップが不足していたから、何としてもポールポジションが欲しかった。ミスを犯して、3コーナーで転倒しそうになった。ラストラップの始まりで、ミスを犯してしまったけど、何とか挽回できた。タオルを投げそうだったけど、そんなことはできないと自分に言い聞かせ、気持ちで攻め続けた。明日は長く、タフなレースとなるだろう。全員がタイヤに苦しむだろう」

    ダニロ・ペトルッチ (2番手)
    「ホルヘ(・ロレンソ)に感謝しないといけない。彼の後ろで走ったから。単独走行だったら、もっと遅かっただろう。2番グリッドから嬉しいけど、レース後半はリアタイヤがどうなるか誰も分からないから、厳しいレースになるだろう。その上、僕はタイヤの消耗に苦しんでいる」

    ホルヘ・ロレンソ (3番手)
    「競技規則を変更しなければいけないだろう。昨年は、トラック上で他車を待つことができないと言われたけど、ペトルッチは非常に恥知らずな行為をした。合法的なのかどうかは分からない。確かにマルクや僕は決してあのような走りはしないけど、数人のライダーたちはいつもあのような走りをする。とにかく、このトラックを考えれば、素晴らしいリザルトだからとても嬉しい。もう少し速く走ることができたけど、最終コーナーでちょっとしたミスを犯してしまい、貴重なコンマ数秒を失ってしまった。僕たちは良い仕事をしているけど、レースは長く、厳しくなるだろう。グッドなスタートを切ること、終盤に向けて少し体力を温存すること、そして、正しいタイヤを選択することが重要となるだろう。表彰台を争うけど、優勝も可能性がある」

    2018年 MotoGP 第9戦 ドイツGP 予選

    順位 No. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分20秒270
    2 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング 1分20秒295
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分20秒327
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分20秒441
    5 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分20秒444
    6 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分20秒532
    7 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール 1分20秒675
    8 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分20秒682
    9 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム 1分20秒700
    10 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分20秒831
    11 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分20秒847
    12 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ 1分20秒938
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分20秒972
    14 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分21秒059
    15 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング 1分21秒183
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分21秒242
    17 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分21秒287
    18 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3 1分21秒460
    19 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング 1分21秒546
    20 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分21秒749
    21 6 ステファン・ブラドル エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分21秒802
    22 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分22秒012
    23 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム 1分22秒159
    24 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング 1分22秒709
  • MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    MotoGPシーズン前半戦の締めくくりとなる第9戦ドイツGPのフリー走行は、終日青空が広がる絶好のコンディションで行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が5番手、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が7番手、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が9番手という結果となった。トップタイムのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)から1秒差以内に18台という大接戦。その中で、3人のHonda勢が順調なスタートを切った。

    MotoGPクラスへのデビューを果たしてからドイツGPでは5連覇を達成、125cc、Moto2時代を含めると8連勝中のマルケスは、FP1で2番手。FP2では5番手へとポジションを落としたが、連続走行ではライバルを圧倒し、ドイツGP9連覇の可能性を十分に感じさせる内容だった。

    FP1では、フロントにミディアム、リアにソフトコンパウンドのタイヤを装着して27ラップを走行。1セッションを1セットのタイヤで、セッションのほとんどでトップタイムをキープするという快走を披露した。セッション終盤にニュータイヤを入れたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)に首位を譲りタイムは2番手だったが、今季5勝目を期待させるすばらしいスタートとなった。

    FP2では、前後にミディアムを入れて連続走行を行い、ここでもセッションの大半でトップタイムをキープする。終盤、多くの選手がソフトコンパウンドのニュータイヤを入れてのアタック合戦となり、マルケスは5番手へとポジションを落とした。セッション終盤もタイヤテストに集中し、フロントにハードコンパウンドのタイヤを装着、リアはミディアムのまま27ラップを周回し、決勝に向けて着々と準備を進めた。土曜日も引き続き、決勝に向けて準備を進めることになるマルケスだが、予選では2戦連続3回目のポールポジション獲得が期待される。

    ルーキーの中上は、ベストリザルトとなる7番手で初日を終えた。FP1で11番手と好調なスタートを切ると、FP2でも順調にセットアップを進めた。セッション中盤、チームからのアドバイスで中上のライディングに合った車体のセットアップに変更すると、それがズバリ的中して一気にタイムを上げ、ベストリザルトの7番手で初日を終えた。土曜日の予選では、ダイレクトでのQ2進出を狙う。

    9番手のクラッチローが、やや苦戦のスタートとなった。特にリアタイヤのグリップに不満を抱え、初日はその問題の解消に取り組んだ。試行錯誤の一日となったが、土曜日のフリー走行と予選では、引き続き決勝に向けてのタイヤ選択に集中する予定だ。予選ではトップ5を目指す。

    前戦オランダGPのフリー走行で左手甲を痛めたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、FP1で19ラップを走行し22番手タイムをマークしたが、左手の回復が十分ではないことから、今大会の欠場を決めた。代役として、FP2からはHondaのテストライダーを務めるステファン・ブラドルが走行し21番手。ホームグランプリで急きょ巡ってきた出場のチャンスに、ブラドルは闘志を燃やしている。チームメートのトーマス・ルティは23番手だった。

    開幕前日に今季を最後に引退することを表明したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、フロントのフィーリングが決まらず20番手。250ccクラスで2勝、MotoGPでは4勝を挙げている得意のコースなだけに、2日目のタイム短縮とポジションアップに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
    「昨年に比べるとライバルたちと接戦になっていますが、初日としてはいい日になりました。今週末は完全にドライになりそうなので、日曜日の決勝はまた接戦になりそうです。とにかく、とてもいいスタートが切れました。午前中のソフトタイヤでも午後のハードタイヤでもいいペースを維持できたので、ポジティブです。しかし、マシンを思うようにスライドできないので、明日はもう少しセットアップを進めたいと思います。このサーキットではそれが重要になってくるので、その方法を見つけなければなりません。グリップはあまりよくありませんでした。タイヤの消耗もかなり早そうだったので、その面もうまくコントールできるようにしなければなりません」

    中上貴晶(MotoGP 7番手)
    「今回は大きなチャンスだと思っていました。このサーキットはストレートがないので、タイムに差が出ません。その分、厳しい戦いは覚悟していますが、FP1からいい走りができていました。FP2では、HRCからのアイディアでセッティングを大きく変えました。それがすごくよくて、スムーズな走りができるようになり、特に後半セクションのセクター3と4ではものすごくいい走りができました。反面、セクター1、セクター2で苦戦していますが、明日はその辺を克服したいです。HRCに感謝しています。明日の予選がすごく楽しみです。ダイレクトでQ2に進出したいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)
    「今日はあまりいい感触がなくて、正直苦戦しました。今日は13日の金曜日なので絶対プッシュしません(笑)。本当のことを言えば、あまりいいセットアップを見つけることができず、リアグリップもよくなくて、うまくいかなかっただけのことです。だからと言って、明日も前進できないというわけではありません。マシンをよくする秘策があるので、ひそかに自信はあります。今日はタイヤにいい感触がなかったので、明日はレースタイヤの選択に集中しなければなりません。ここ数戦はかなり順調で、毎戦トップ6に入ることができたので、この進歩には満足しています。今回は表彰台を獲得しなければなりません。厳しい戦いになりますが、悪くてもトップ5には入れると思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 20番手)
    「今日のラップタイムは最初からとてもよかったのですが、でもほかのライダーについていけるほどのいい感触はありませんでした。フロントフォークのセッティングに苦戦し、コーナーで十分な速さがありませんでした。2つのセッション中に前進できなかったので、明日はセットアップにおいてなにか別のことを試したいと思います」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 21番手)
    「忙しい一日になりました。今回はテレビ放送のために来ていたし、FP1はテレビの仕事をしていました。そのあと、HRCのアルベルト・プーチ監督から呼ばれ、フランコの代役を頼まれました。急な展開でしたが、チームは温かく迎えてくれましたし、とてもプロフェッショナルな対応をしてくれました。チームには本当に感謝しています。Honda RC213Vは知っているので、FP2ではとにかく楽しもうと努力しました。と同時に、レースに向けて準備をしました。フランコが回復して、できる限り早くレースへ復帰することを願っています」

    トーマス・ルティ(MotoGP 23番手)
    「今日は初めてこのサーキットをMotoGPマシンで走ったのですが、とても難しかったです。忍耐強く、FP2に向けて前進しようとがんばりました。午後はもっと前進できると思っていましたが、思ったほどではありませんでした。これからすべてのデータを検証して、明日の午前中にもっといい感触を得られるようにしたいです」

  • MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    MotoGP | ヤマハ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    ザクセンリンクで開催されたドイツGPのフリープラクティス初日。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、その第1セッションで走りをエンジョイ。しかし第2セッションでは同様のフィーリングをつかむことができず、それぞれ総合6番手と17番手で終了した。

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは午前中の第1セッションでハイスピードをアピール。

    第2セッションではさらに前進を目指していたが、思い描いたような成果を見ることはできなかった。その結果、ふたりはそれぞれ総合6番手と17番手でフリープラクティス初日を終えている。

    ビニャーレスは第1セッション、開始の合図とともに早々にコースに飛び出していった。ほとんどが左コーナーというタイトコースとビニャーレスのスムースな走りがよくマッチし、セッション終盤では1分22秒152を記録して4番手を獲得。トップとの差は0.710秒だった。

    午後からの第2セッションではドライ・コンディションを大いに勝応して様々なセッティング・オプションをテスト。セッション中盤で一時2位まで浮上していたが、最後の10分で全体のペースが上がると徐々に順位を下げた。それでも最終ラップに1分21秒384のベストラップを記録し、トップに0.449秒差の6番手でプラクティス初日を終了した。

    チームメイトのロッシも第1セッションでは好調ぶりを見せていた。セッションを通じてハイペースを維持し、多くの時間帯でトップ3をキープ。最後のアタックでは1分21秒964に更新してトップに0.522秒差と迫り、そのまま3番手でセッションを終えた。

    第2セッションではマシン・バランスの調整に取り組んだ。序盤は第1セッションと同じような好フィーリングをつかめず苦戦したが、走りこむうちに解決策が見つかり、最終的にはしっかりと手ごたえをつかんでいる。その結果、終盤で1分21秒784へと短縮し、トップから0.899秒差の17番手で終了。

    この結果、ビニャーレスは総合6番手。ロッシは総合17番手から明日のフリープラクティス第3セッションで挽回を目指す。

    Monster Yamaha Tech3のハフィス・シャーリンとヨハン・ザルコはフリープラクティスを順調にスタート。シャーリンはビッグマシンでタイトコースを走るという難しい課題に取り組みながら、トップに0.892秒差まで近づく快挙。一方のザルコは第1セッションでトップ10に入り、第2セッションではそこからさらにコンマ7秒短縮した。しかし特徴的なこのコースで上位を目指すためには、もう少し時間がかかりそうだ。明日のフリープラクティス第3セッションは、現地時間9:55スタート予定。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (フリー走行総合6番手/1分21秒384)
    「難しい状態でした。非常に集中し、毎ラップ、最大限までハードにプッシュしていきましたが、このコースへ来てすっかりマシンが変わってしまったような感じがしました。本来、ザクセンリンクは私にとって良いコースのはず。トップを目指して全力をかけて攻めていきましたが、まだまだ多くの課題が残ってしまいました。路面が滑りやすい分、電子制御システムの効果が重要になります。そこに焦点を当てて作業を進めていますが、明日も引き続き、多くの課題に取り組むことになりそうです」

    バレンティーノ・ロッシ (フリー走行総合17番手/1分21秒784)
    「加速に大きな問題があります。地面にパワーを伝えようとするとタイヤが激しくスピンしてしまうので、十分に加速していくことができません。その結果としてタイムも上がらず苦戦する状態です。これを解決するために午後のセッションでいろいろなトライをしてみましたが、残念ながら状況は好転してくれませんでした。明日もまたこの作業を続けていかなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「前回のアッセンでは素晴らしい走りをお見せするができましたが、今回はまったく異なる形でウイークをスタートすることとなってしまいました。午前中の第1セッションは良かったのですが、午後になると路面がより滑りやすくなったこともあって、難しい状況になりました。ヤマハ勢の全員がコース・コンディションの変化に苦しめられ、リアグリップ不足を感じていたのです。路面温度はそれほど大きく変わっていないのに、なぜそのようなことになったのか、コンディション変化の原因を解明しなければなりません。明日はリアグリップ向上を狙ってセッティング変更を試みます。午前中でこの新しいセッティングを試すつもりですが、今日のことを考えれば、コンディション変化が予想される午後にもまた同じことをやってみる必要があるでしょう。このように、予定していたプラクティス・プログラムを変更しなければならなくなったことで、わたしたちはより一層、難しい状況に追い込まれることになります。予定外の作業をする分、タイヤ・チョイスの時間が短くなってしまったわけですから」

    Monster Yamaha Tech3
    ハフィス・シャーリン (フリー走行総合16番手/1分21秒777)
    「初日としてはフィーリングがとても良かったと思います。GPマシンでこのコースを走るのは初めてなので、とくに、多くの左コーナーが続いたあとの最初の右コーナーとなる第11コーナーで十分に注意が必要でした。最初の走行でコースのすべてを理解したいと考えました。そして2回目の走行では、ミディアム・タイヤを履いてとても良い感触をつかむことができたのです。そのあとソフト・コンパウンドに替えてみましたが、ハード・ブレーキングでフロントのフィーリングが失われる感じがありました。トップとの差はわずか0.8秒です。明日もベストを尽くします。初日の走りには満足できたので、明日はもっと良くなるよう頑張ります」

    ヨハン・ザルコ (フリー走行総合18番手/1分21秒787)
    「ザクセンリンクの初日は好調のうちに始まり、好調のうちに終わりました。ここはコース長が短いので、決勝では多くの周回数を走らなければなりません。だからいつも以上に、気持ちよく走ることが重要になるのです。難しいコースですが、だからこそここで良いフィーリングをつかみたいと思っています。午前中のセッションでは、楽に走りながらラップタイムが上がって来たので満足できました。もっと上げていくことも可能でしたし、実際、終盤でもニュータイヤを履きませんでした。ラップタイヤよりもむしろ、決勝用セッティングを充実させていくことのほうが重要だと考えているからです。その分、明日のフリープラクティス第3セッションではハードにプッシュしてQ2進出を目指さなければなりません。でも今日の成果が良い方向へ導き、決勝での成功へつなげてくれると確信しています」