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  • レッドブル 「ホンダF1のアップグレードのパフォーマンスに注目している」

    レッドブル 「ホンダF1のアップグレードのパフォーマンスに注目している」

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1カナダGPで投入が予定されているホンダのF1パワーユニットのアップグレードがどのようなパフォーマンスを発揮するか注目していると認める。

    現在、タグホイヤーのバッチをつけたルノーのF1パワーユニットを搭載し、中国GPではダニエル・リカルドが優勝しているレッドブル・レーシング。しかし、2019年以降に関しては、ルノーを継続するか、もしくは姉妹チームであるトロロッソにエンジンを供給しているホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。

    ホンダとルノーは、今シーズンにむけたF1パワーユニット開発は信頼性の向上に焦点を当てていた。クリスチャン・ホーナーは、ルノーとホンダが初めてパフォーマンスアップグレードの投入でどのような改善を果たすかを見たいと思っていると語る。

    クリスチャン・ホーナーは「モントリオールあたりで次のエンジンが導入されるようだ。我々はパフォーマンスの向上を期待している」とコメント。

    「両方のエンジンサプライヤーがモントリオールにアップグレードを持ち込む可能性があるし、我々は興味をもって成り行きを見守っている」

    ホンダF1は、F1バルセロナ・インシーズンテストに新スペックのパワーユニットのためのアイデアをいくつかテスト。

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充は「今季初めてとなった今回のインシーズンテストでは、普段のレース週末のような大きなプレッシャーがかからない環境で、ここまでに見えてきた課題や、今後に向けたアイデアを試すことができました」とコメント。

    「パワーユニットとしては、各コンポーネント間でどのようにエネルギーを効率的に使用できるかなど、特にパワーユニット全体のエネルギー配分に主眼を置いてテストをしてきました。この2日間で得たことを今後のレースに生かすことができたと感じています」

    ホンダF1とレッドブル・レーシングは、F1アゼルバイジャンGPの週末に正式に交渉を開始。次ぐF1スペインGPでも再び交渉が行われた。一方、ルノーはF1モナコGP終了後にレッドブル・レーシングとの交渉を開始することを明らかにしている。

    また、レッドブル・レーシングのエンジン選択は、ダニエル・リカルドの来季以降の去就にも関係してくる。ダニエル・リカルドはまだレッドブルとの契約を更新しておらず、フェラーリやメルセデスへの移籍が噂されている。

    ダニエル・リカルドとの契約について質問されたクリスチャン・ホーナーは「理想的には昨日で終えていたかった」とコメント。

    「だが、我々はダニエルが意思決定を落ち着いて行うには少し時間がかかることを理解し、尊重しなければならないことをわかっている」

    「彼は我々のエンジンの選択がどのように進展するかを知りたがっていると思う」

    「我々は来シーズン、そしてそれ以降のシーズンに最も競争力のあるパッケージを用意したいと思っている。時間をかけてるのはそれが理由だ」

  • トロロッソ 「“現時点”ではブレンドン・ハートレー解雇の意向はない」

    トロロッソ 「“現時点”ではブレンドン・ハートレー解雇の意向はない」

    ブレンドン・ハートレーにトロロッソ・ホンダで残された時間は少ないかもしれない。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは“現時点”ではその意向はないとしつつも、次戦モナコGPがハートレーの運命を決める週末になると報じられている。

    バルセロナのパドックでは、トロロッソ・ホンダでのブレンドン・ハートレーの日々はすでにカウントダウンがスタートしているとの噂が広まった。

    昨年、F1界にカムバックを果たしたブレンドン・ハートレーだが、フル参戦となった今季は同じルーキーでチームメイトのパフォーマンスに及んでいない。さらに中国GPでは同士討ち、アゼルバイジャンGPではあわや大事故のニアミス、そして、前戦スペインGPではフリー走行3回目に単独クラッシュを起こしてマシンを大破させている。

    そのようなパフォーマンスにヘルムートのマルコの忍耐は限界に達しているとされている。

    さらなる噂によると、ブレンドン・ハートレーに残されたレースはあと1戦。つまり、F1モナコGPでのパフォーマンス次第では、6月のカナダGP前に首を切られると考えられている。

    そして、後任として名前が浮上しているのがメルセデスの契約ドライバーであるパウカル・ウェーレイン。昨年末でF1シートを喪失したものの、メルセデスはウェーレインへの支援を続けており、トト・ヴォルフがブレンドン・ハートレーの状況を察知してウェーレインを売り込んだとも言われている。

    Blid は、先週末のF1スペインGPでブレンドン・ハートレーの解雇とパスカル・ウェーレインの起用について話し合いが行われたと報道。バルセロナには珍しくレッドブルの総帥ディトリッヒ・マテシッツが訪問していたことから、この噂が加速した。

    同紙には「どこからどんな噂が出てきたのかわからない」と否定していたヘルムート・マルコだが、Auto Motor und Sport の取材に対するコメントでは若干ニュアンスが変化している。

    ブレンドン・ハートレー解雇の噂について質問されたヘルムート・マルコは「現時点ではそのような意向はない」と答えた。

    同誌は、パスカル・ウェーレインのDTM契約には、F1でシートを獲得できた場合にはリリースできるとの条項が盛り込まれていると付け加えた。

  • ブレンドン・ハートレー、F1スペインGPでのクラッシュ時の衝撃は25G

    ブレンドン・ハートレー、F1スペインGPでのクラッシュ時の衝撃は25G

    ブレンドン・ハートレーは、F1スペインGPのフリー走行3回目でのクラッシュで25Gの衝撃を受けていていたことが明らかになった。

    ブレンドン・ハートレーは、フリー走行3回目の終盤、ターン9のエントリーでバランスを崩してスピン。マシンは高速のまま後ろ向きでバリアにクラッシュした。衝撃でマシンのリアはほぼ大破。マシン撤去のためにクレーンでつり上げられたマシンからギアボックスが脱落するほどのダメージを負った。

    Auto Motor und Sport によると、バリアに接触した際、ブレンドン・ハートレーは110km/hで走行しており、受けた衝撃は25Gだったと報じた。

    この事故でトロロッソ・ホンダは、ギアボックスとF1パワーユニットを全交換。ブレンドン・ハートレーのMGU-Hとターボチャージャーは3基目に達した。

    「クラシュしたパワーユニットはチェックしていますが、大きなダメージを負っているようです」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はコメント。

    「ですから、ホンダはパワーユニット側での選択肢を作り、どのように状況を管理できるかをチームと一緒に取り組んでいくことになります」

    「それに次のレースで何が起こるかはわかりませんしね!」

    F1スペインGPでの事故を含め、レッドブルはブレンドン・ハートレーのパフォーマンスに忍耐が限界に達しているとされ、次戦F1モナコGPでのパフォーマンス次第では解雇の可能性もあると報じられている。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)が大クラッシュ

  • ホンダF1、レッドブルとのエンジン契約で鍵を握る“プレシャーと責任”

    ホンダF1、レッドブルとのエンジン契約で鍵を握る“プレシャーと責任”

    ホンダF1は、2019年のレッドブル・レーシングへのF1エンジン供給についての議論で鍵を握るのは“プレッシャー”と“責任”だと考えている。

    レッドブル・レーシングは、過去に4度のダブルタイトルを制覇した現在のパワーユニットサプライヤーであるルノーとの契約が今シーズン末で期限を迎えることになっているが、まだ契約の延長を申し入れていない。

    レッドブル・レーシングは、現在、姉妹チームであるトロロッソにF1エンジンを供給しているホンダと2019年の契約について交渉していることを明らかにしており、ルノーを継続するか、ホンダとワークス契約を締結するかを評価している。

    先週末F1スペインGPが開催されたカタロニア・サーキットにも本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史が訪れ、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコと2019年以降のエンジン契約についての議論を進めた。

    ルノーF1は、レッドブル・レーシングがFIAが定めた5月15日の期限を過ぎても態度をはっきりせず、6月まで決断を待つことを望んでいることに懸念を表明している。

    一方、山本雅史は、ホンダは2015年にF1に復帰して以来、初めて2チームに供給を拡大することを時間をかけて検討できることに満足していると語る。

    「我々はそれをポジティブなことだと捉えていますし、意見を聞く時間をより多く得られることになりますからね」と山本雅史は Autosport にコメント。

    「我々は非常にポジティブです。トップチームのレッドブルと契約を結ぶことはホンダにとって本当に大きなことです」

    「それはエンジンメーカーの我々にある種のプレッシャーを与えます。レッドブルのサイズに我々が本当に対応できるのかなど、多くの側面を非常に良く考えていかなければなりません。我々はエンジンを供給することに責任を持たなければなりません」

    山本雅史は、レッドブル・レーシングへの供給がホンダのエンジンプログラムにとって自然な次のステップであると同時に、2つのチームを抱えることでホンダの育成ドライバーをF1に昇格させる“良い機会”も得られると認める。

    ホンダは、福住仁嶺と牧野任祐がスーパーライセンスポイントの条件を満たし次第、フォーミュラ2から昇格させてF1で戦わせたいと考えている。その場合、トロロッソがベストな選択肢となる。

    現在、レッドブルは、契約ドライバーに悩みの種を抱えている。ダニエル・リカルドとの将来は不透明となっており、カルロス・サインツはローン移籍先のルノーと長期的な契約を結ぶ可能性がある。現在、トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーはそれなりのパフォーマンスを示しているが、チームメイトのブレンドン・ハートレーはすでにプレッシャーにさらされている。

    また、山本雅史はホンダがレッドブル・レーシングと2つ目のワークス契約を結ぶことになった場合、スタッフの増員やグランプリにおけるスタッフ構成などを検討しているが、レッドブルとトロロッソが姉妹チームであることが助けになり、HRD Sakuraの施設を含めて、リソースを過度に拡大する必要はないと考えている。

    山本雅史は、レッドブルとトロロッソへの2チームへの供給体制になった場合、技術的なインプットは分れたままではあるが、管理レベルでは組織はより“コンパクト”なものになると語る。

    レッドブルとトロロッソのそれぞれにプロジェクトリーダーを置かれることになり、現在、ホンダのF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治がトラックサイドオペレーションを統括することになると予想される。

    今でもルノーとレースに勝っているレッドブルとパートナーを組むことは、マクラーレンと厳しいパートナーシップを終え、トロロッソと比較的リラックスした仕事を進めているホンダにとって再び厳しいチームを迎えることになる。

    「マクラーレンとのパートナーシップは非常に難しいものでしたが、非常に良い経験でもありました。彼らはパートナーとして非常に貴重な経験をさせてくれました」と山本雅史は語る。

    「我々は今、トロロッソとまた違った経験をしています。とてもうまくいっています。レッドブルと組むことになっても、マクラーレンのような状況にはならないでしょう。同じような状況になるとは思っていません」

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソは今季マシンの開発を続けていくべき」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソは今季マシンの開発を続けていくべき」

    トロロッソ・ホンダは2019年F1マシンにリソースを配分しなければならないことを心配しているが、ドライバーを務めるピエール・ガスリーは、チームができるだけ長く2018年F1マシンの開発するようプッシュしていると語る。

    今年、ホンダとのパートナーシップを開始したトロロッソは、スペインではマイナーなアップデートに留まったが、開発レースでのペースを維持するべくモナコとカナダの2戦で大幅なアップグレードの投入を予定している。

    スペインGPでノーポイントに終わったトロロッソ・ホンダはコンストラクターズ選手権8位に転落。9位のザウバーとの差も2ポイントまで縮まった。

    昨年後半に契約が決まったため、今年はトロロッソもホンダも昨年モデルの進化版で挑んでおり、パートナーシップで初めてゼロから取り組んでいく2019年マシンに期待を抱いている。

    だが、ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダが2019年マシンにリソースを配分していくにはまだ早すぎると主張。今シーズンも中団でのバトルに挑戦しなければならないと強調した。

    「僕としては、最後のレースまでできるだけ多くのパフォーマンスをもたらせるように彼らをプッシュしつづけていくつもりだ」とピエール・ガスリーはコメント。

    「来年について考えるのは時期尚早だ。僕は今起こっていることに集中しているし、今僕たちが持っているポテンシャルを最大限に引き出そうとしている」

    「もちろん、どこかの時点で来ねのクルマにもっと多くのリソースを注いでいく必要があるけど、僕が焦点を置いているのは現状からベストを引き出すことだ」

    「他チームが競争力があるのは目にしていることだし、ルノーは大きなステップを果たしている。フォース・インディアもバクーで多く前進した。他チームが大きく改善しているのはわかるし、僕たちも改善する必要がある」

    「僕たちは今年に集中したままでいるべきだ。バーレーンのようにクルマから全てを引き出せれば、僕たちには良いポテンシャルがあるのはわかっている」

    「難しいことではあるけど、それが僕たちが毎週末で目標にしていることだ。でも、僕としては最も重要なのは、パッケージを最大化させるために最後のレースまで彼らをプッシュしていくことだ」

    ピエール・ガスリーは、ライバルの強さが仕事を難しくしてはいるが、トロロッソ・ホンダは全てのグランプリでトップ10を狙えるはずだと考えている。

    「トップ6の他チームを見れば、バクーでのフォース・インディアは手が届かないところにいたし、ハースも全てを最大限に引き出せば強力なパッケージだし、ルノーも強くなっている」

    「そうなったときに僕たちがQ3に進出するのはとても厳しいけど、全員のやる気を高めるためにも目標を維持する必要がある。簡単ではないことはわかっているけど、それを目標にするべきだ」

  • ホンダF1、ブレンドン・ハートレーへの新型PU投入のタイミングに苦悩

    ホンダF1、ブレンドン・ハートレーへの新型PU投入のタイミングに苦悩

    ホンダF1は、F1スペインGPのフリー走行3回目でのクラッシュでパワーユニットを壊したトロロッソ・ホンダのドライバー、ブレンドン・ハートレーへの新型エンジン投入のタイミングに頭を悩ませている。

    ブレンドン・ハートレーは、F1スペインGPのフリー走行3回目に高速でバリアにクラッシュ。マシンのリア部分は大破し、ホンダF1はF1パワーユニットの全交換(内燃エンジン、MGU-H、MGU-K、ターボチャージャ、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストア)を強いられた。

    このクラッシュで予選に出場できなかったブレンドン・ハートレーだが、新しいF1パワーユニットとギアボックスを搭載したマシンで12位でレースを完走している。

    ホンダF1は、開幕戦オーストラリアGPでピエール・ガスリーのMGU-Hに問題が発生し、対策を施したパーツを入れるためにブレンドン・ハートレーも2基目のMGU-Hとターボチャージャーを投入していた。そのため、今回の交換でハートレーのMGU-Hとターボチャージャーは年間に使用が許可されてるコンポーネント数の3基に達しており、次に交換する際にはグリッド降格ペナルティが科せられることになる。

    2018年はF1カレンダーが21戦に拡大されるにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減されている。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「我々はいくつかの選択を検討しています」と Autosport にコメント。

    「クラシュしたパワーユニットはチェックしていますが、大きなダメージを負っているようです。ですから、ホンダはパワーユニット側での選択肢を作り、どのように状況を管理できるかをチームと一緒に取り組んでいくことになります」

    「それに次のレースで何が起こるかはわかりませんしね!」

    ホンダF1は、6月の第7戦カナダGPで40馬力のパワーアップを実現する大幅アップグレードを投入するとされており、エネルギー回生システムの改善に注力していることを考えれば、新しいMGU-Hを投入しなければならないのはほぼ確実だ。また、通常、ターボチャージャーも完全なアップグレードパッケージの一部として変更される。

    パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのどれかひとつが制限を超えた時点で10グリッド降格ペナルティが課せられ、2つ目以降のコンポーネントは5グリッド降格となる。

    トロロッソ・ホンダは、アップグレードが完成したらすぐにブレンドン・ハートレーに投入するのか、もしくは第2・第3の使用のエンジンに交換する必要が出てくるまで、現在のパーツで残りのレースを耐えるかを決断しなければならない。

    ブレンドン・ハートレーがスペインで搭載したコンポーネントで夏休みを迎えることができれば、最適な交換のタイミングは第12戦ベルギーGPということになる。スパ・フランコルシャンはオーバーテイクの機会が多い。

    だが、その場合、旧仕様のエンジンでレースをするだけでなく、現在のエンジンで8戦を戦わなければならないことを意味する。

    内燃エンジン、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアについてはあと1回フリーで交換できるブレンドン・ハートレーは「正直、そこまで先のことは考えていない」とコメント。

    「新しいパーツ導入に関して、それが何を意味するのは僕にはわからない」

    開幕5戦でのブレンドン・ハートレーのパフォーマンスには疑問の目が向かられており、F1スペインGPでは、トロロッソ・ホンダはブレンドン・ハートレーの解雇を検討しており、後任としてパスカル・ウェーレインの名前が浮上。だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはこの噂を否定している。

  • ホンダF1 「今後のパワーユニットのためのアイデアを試すことができた」

    ホンダF1 「今後のパワーユニットのためのアイデアを試すことができた」

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充が、2日間にわたるF1バルセロナ・インシーズンテストにおけるパワーユニットの作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダは、2日目のテストで午前中にショーン・ゲラエルが83周を走行。午後のピエール・ガスリーはトラブルによって39周の走行に留まったが、合計で122周を走破した。

    ホンダF1は、今後の新スペックのパワーユニットのためのアイデアを試しつつ、今後のレースにむけたパワーユニット全体のエネルギー配分に主眼を置いてテストを実施した。

    「今季初めてとなった今回のインシーズンテストでは、普段のレース週末のような大きなプレッシャーがかからない環境で、ここまでに見えてきた課題や、今後に向けたアイデアを試すことができました」と本橋正充はコメント。

    「パワーユニットとしては、各コンポーネント間でどのようにエネルギーを効率的に使用できるかなど、特にパワーユニット全体のエネルギー配分に主眼を置いてテストをしてきました」

    「この2日間で得たことを今後のレースに生かすことができたと感じています」

    関連:F1バルセロナテスト 2日目:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • トロロッソ・ホンダ:ショーン・ゲラエルがテスト2日目の午前も走行

    トロロッソ・ホンダ:ショーン・ゲラエルがテスト2日目の午前も走行

    トロロッソ・ホンダは、F1バルセロナ・インシーズンテスト2日目のドライバースケジュールを変更。当初はピエール・ガスリーが丸一日テストを実施する予定だったが、初日にトラブルで走行できかったショーン・ゲラエルが午前中に走行を行い、ピエール・ガスリーは午後のみの走行に変更された。

    15日(火)のテスト初日、トロロッソ・ホンダ STR13には午前中のセッション終盤にラジエーターにオイル漏れのトラブルが発生。パワーユニットへのダメージの可能性があったため、ホンダF1は交換を決断した。

    しかし、パワーユニット交換の作業には3時間以上にかかり、最終的にショーン・ゲラエルがコースに復帰したのは残り20分。午後はわずか5周の走行に留まり、最多周回を走行したルイス・ハミルトンが151周を走り込んだのに対し、ショーン・ゲラエルは全ドライバーのなかで最少の合計で50周しか走行できなかった。

    トロロッソ・ホンダは2日目のドライバースケジュールを変更。ショーン・ゲラエルが午前中に再び走行を実施し、ピエール・ガスリーは午後のみとなった。

    初日の走行を終えたショーン・ゲラエルは「STR13は去年のマシンよりも凄くグリップがあった。トラブルが起こったのは少し残念だったけど、多くの貴重なデータを得ることができた。あまり周回できなかったのは悔しいけど、これもレースだし、明日はもっと有意義なテストになるはずだ」と語っていた。

    トロロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「午後に最大限にプッシュした走行を行なう予定だったのですが、それは適いませんでした。ゲラエル選手は午後のセッションの終盤で20分だけ走ることができましたが、些細なトラブルの解決のために半日を費やし、やりたかったプログラムをこなせなかったのは残念です。明日どのプログラムを優先して行なうべきか、今晩プランを練り直さなければなりません」と語っていた。

    ホンダF1の副テクニカルディレクターを務める本橋正充は「今回の2日間のテストにおける我々の目的は、今後に向けてパワーユニット関連のいくつかの新しいアイデアを試すことです」とコメント。

    「今日の走行から得られたデータを活かしつつ、明日のセッションで少しでもプログラムの遅れを取り戻せるよう、チームと一緒に夜を徹した作業を続けます」

  • トロロッソ・ホンダ 「PU自体の性能ではなく、どう使うかの問題だった」

    トロロッソ・ホンダ 「PU自体の性能ではなく、どう使うかの問題だった」

    トロロッソ・ホンダは、2018年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPで手応えを感じつつも、アンラッキーが重なり、思うような結果に結びつけることができなかった。

    第5戦スペインGP決勝、6列目12番手からスタートするピエール・ガスリーに、トロロッソ・ホンダのチーム全員の期待が集まっていた。入賞しポイント獲得が現実的なポジションであることはもちろんだが、ここ2戦での苦戦に対して解決の方向性を見い出し、その答えをレースで表してくれることをだれもが待ち望んでいた。

    しかし、スタートしてわずか3つのコーナーを回っただけで、他車のスピンに巻き込まれピエール・ガスリーはストップ。スタート直後のリタイアという結末で幕を閉じた。

    ヨーロッパラウンドの始まりを告げる第5戦スペインGPは、シリーズ第2の開幕戦とも呼ばれ、マシンに大規模なアップデートを施し臨むチームも多い。しかし、トロロッソ・ホンダは、現状のマシンの理解を深める方針を進め、アップデートは持ち越した。これまでの4戦、好調だったバーレーンのあと、上海、バクーと低迷が続き、その原因解明と対策を最優先させた。

    パワーユニットについても「バクーのあとの分析によって、(スピード不足は)エネルギーマネジメントの運用に問題があったことが分かりました。その経験を活かして、スペインGPに臨みます」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は語った。

    エネルギーマネジメントの運用――つまり、モーターを作動させる電気エネルギーの消費と充電のバランスを適正化させることを意味し、ストレートの長いバクーでは消費に見合った回生による充電が十分ではなかったということである。これは、制御プログラムの問題と、ドライビングによる回生の不足とが考えられるが、問題解決はそう難しい話ではなかった。

    ピエール・ガスリーも「パワーユニットそのもののパフォーマンスの問題ではなく、どう使うかの問題だった。チームと僕たちドライバーとのコミュニケーション不足が原因で、それがクリアになって解決できたのはよかった」とコメントしている。

    スペインGP初日。プラクティス1ではピエール・ガスリーが順調な滑り出しを見せ10番手につけた。しかし、プラクティス2で少し歯車が狂い始めた。セッション中に、ガスリーがコースアウトしたためにフロアにダメージを負い、フロアの交換作業を余儀なくされる。ブレンドン・ハートレーもフロア修復を行い、2台ともピットでの作業に時間を要してしまった。これにより、アタックのシミュレーションのタイミングが遅れ、ほかの多くのクルマがロングランを行っているタイミングと重なり、クリアラップでのアタックができなくなってしまった。ピエール・ガスリーの14番手、ブレンドン・ハートレーの18番手というポジションは実力とは違う結果だった。

    2日目のフリープラクティス3では、前日の遅れを取り戻すべく、積極的にアタックシミュレーションを行った。ピエール・ガスリーは10番手を取り戻し、レースに向けたセッティングも大きく改善が見られた。しかし、ブレンドン・ハートレーがコースアウト後に大きなクラッシュを喫し、マシンは大破。ハートレーの予選出走は不可能となった。

    予選では速さを取り戻したピエール・ガスリーにQ3進出の期待がかかる。しかし、最後のアタックでわずかなタイムロスがあり、12番手に終わった。歯車はまだ噛み合っていなかったようだった。

    「昨夜見つけたバランスを向上させる方向性にピエールは好感触で、自信を持ってアタックできましたが、セクター2で少しアンダーステア傾向となり、コンマ数秒を失ってしまいました。それがなければQ3進出は可能だったと思います」とトロロッソののテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは語っている。

    予選終了後、チームが用意したサプライズが披露された。チームのスイーツ専門シェフの手作りのバースデーケーキが、代表のフランツ・トストからこの日、誕生日を迎えた田辺豊治に贈られたのである。トロロッソとホンダの結びつきの進化を表す象徴的な出来事だった。

    田辺豊治

    「中国、バクーでの2戦に比べ、パフォーマンスが戻ってきていることを感じています。速さを取り戻しているので、10位以内に入りポイントを獲得することは現実的な目標です」とピエール・ガスリーはレースに向けて好感触だった。しかし、ガスリーもチームも、マシンの復調を確認できないまま、スペインGPは終わってしまった。

    「2人のドライバーが、とても大きなアクシデントにもかかわらず無事だったことがなによりよかったです。レースですから、こういうこともある。マシンの復調は実感しているので、今後もさらにやるべきことを進めるだけです」と田辺豊治は語る。

    苦しい展開からマシンの復調に手応えを得られたものの、いくつかのアンラッキーで歯車が狂い、結果を残すことができなかったスペインGP。しかし、マシンのパフォーマンス、そしてホンダの連携を含めたチーム全体のパフォーマンスに着実な進化が感じられたグランプリでもあった。シリーズは序盤から中盤へ進み、トロロッソ・ホンダの進化への絶え間ないチャレンジは続く。

  • トロロッソ・ホンダ:F1バルセロナ・インシーズンテスト 1日目レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1バルセロナ・インシーズンテスト 1日目レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1バルセロナ・インシーズンテスト1日目にショーン・ゲラエルが50周を走行し、12番手タイムでセッションを終えた。

    ホンダF1は、今回の2日間のテストで今後のパワーユニットのアップデートにむけた新しいアイデアを試すことを目標に掲げている。午前中は順調なスタートを切ったが、セッションの終盤にラジエーターの不具合から大きなオイル漏れがあり、パワーユニットへのダメージの可能性があったため、ホンダF1は交換を開始。

    しかし、パワーユニット交換の作業には3時間以上にかかり、最終的にショーン・ゲラエルがコースに復帰したのは残り20分。午後はわずか5周の走行に留まり、計画していたパフォーマンス走行もできないままセッションは終了。

    初日に予定していたプログラムを完了できなかったことで、2日目については計画を変更し、トロロッソ側とホンダF1側でどのプログラムを優先するべきかを進めなければならない状況となってしまった。

    ショーン・ゲラエル
    「いいスタッフといいマシンが揃ったトロロッソでまた走ることができてよかったです。STR13は去年のマシンよりも凄くグリップがありました。トラブルが起こったのは少し残念でしたが、多くの貴重なデータを得ることができました。あまり周回できなかったのは悔しいですが、これもレースですし、明日はもっと有意義なテストになるはずです」

    本橋正充 (ホンダF1 副テクニカルディレクター)
    「今回の2日間のテストにおける我々の目的は、今後に向けてパワーユニット関連のいくつかの新しいアイデアを試すことです。ただ、残念ながら今日は午前中の最後にシャシー側で発生した問題の影響により、パワーユニットの一部がダメージを受けた可能性があったため、パワーユニット交換を決断しました。そのため、午後はほとんど走行が出来ない形になりました。それでも50周の走行は重ねられましたし、ゲラエル選手をトラックに戻すために素晴らしいスピードで作業を完了させたトロロッソ、ホンダ双方のメカニックはいい仕事をしてくれました。今日の走行から得られたデータを活かしつつ、明日のセッションで少しでもプログラムの遅れを取り戻せるよう、チームと一緒に夜を徹した作業を続けます」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフレースエンジニア)
    「今回のテストにはかなり多くのプログラムを詰め込む形で臨んでいます。さらに前進するためにマシンに対する理解を深めるためのプログラムや、新しいパーツの確認を行なう予定です。テストドライバーとしてまたショーン・ゲラエルを迎えられて嬉しく思っています。午前中はいいスタートを切り、空力やタイヤへの理解を深めるためのプログラム、セッティングのテストなどを行ないました。しかし、午前のセッションの終盤にラジエーターの不具合から大きなオイル漏れが起こりました。その影響によりパワーユニットへのダメージの可能性があったためパワーユニットを交換することにしました。マシン復旧のためにメカニックは一生懸命作業してくれました。午後に最大限にプッシュした走行を行なう予定だったのですが、それは適いませんでした。ゲラエル選手は午後のセッションの終盤で20分だけ走ることができましたが、些細なトラブルの解決のために半日を費やし、やりたかったプログラムをこなせなかったのは残念です。明日どのプログラムを優先して行なうべきか、今晩プランを練り直さなければなりません」

    関連:F1バルセロナテスト 1日目:マックス・フェルスタッペンがトップタイム