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  • ピエール・ガスリー 「まだ改善するべき点があると感じている」

    ピエール・ガスリー 「まだ改善するべき点があると感じている」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1ベルギーGP初日のフリー走行で、FP1を11番手、FP2を15番手タイムで終了。“まだ改善するべき点があると感じている”と語った。

    午前11時、ときおり晴れ間がのぞくものの、気温15℃で迎えたP1で、ピエール・ガスリーはソフトタイヤで走行をスタート。2セット目もソフトタイヤでマシンのセッティングを進め、プラクティスでのプログラムを順調に消化。ガスリーは25周を周回し1分46秒300のタイムで11番手につける。

    午後3時からのP2も気温17℃、路面温度は27℃と低い温度のコンディションでセッションがスタート。ピエール・ガスリーはソフトタイヤで走行を開始しました。その後、ウルトラソフトタイヤに替えてコースインし、アタックシミュレーションを実施。長いコース、ところどころトラフィックの影響もあって、なかなか1周をうまくまとめきることが難しい状況だったが、ガスリーは1分46秒080とP1のベストタイムを更新する。

    セッション後半には、ピエール・ガスリーはソフトタイヤでロングラン走行を実施。プラクティス中のタイム差は僅差となっており、ガスリーは15番手に終わった。

    「今日は総じて大きなトラブルもなく、穏やかな一日だったと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「このサーキットの特性が僕たちのマシンの方向性とうまくマッチしないため、困難な週末になると覚悟していたけど、このレースウイークに向けてベストを尽くして準備してきた」

    「今日のセッションでのマシンの調子はよかったけど、ほかの競合チームはさらに速いタイムで走行していたので、まだ改善するべき点があると感じている」

    「できれば明日雨が降って、予選、レースがさらにおもしろくなることを期待している!」

    F1ベルギーGPの2日目は25日(土)、正午(日本時間午後7時)よりプラクティス3、午後3時(日本時間午後10時)より予選が行われる。

    関連:
    ・F1ベルギーGP フリー走行2回目 | キミ・ライコネンがトップタイム
    ・F1ベルギーGP フリー走行1回目 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム

  • F1ベルギーGP フリー走行2回目 | キミ・ライコネンがトップタイム

    F1ベルギーGP フリー走行2回目 | キミ・ライコネンがトップタイム

    2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPのフリー走行2回目が8月24日(金)にスパ・フランコルシャンで行われ、キミ・ライコネン(フェラーリ)がトップタイムを記録。2番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが15番手タイム、ブレンドン・ハートレーが17番手タイムで初日のセッションを終えた。

    現地時間15時。雲はかかっているうものの、気温17.5℃、路面温度29.5℃まで上昇。ドライコンディションでFP2セッションはスタートした。

    ピレリは、スパ・フランコルシャンでにミディアム(白)、ソフト(黄)、スーパーソフト(赤)の3つのコンパウンドを持ち込んでおり、フリー走行2回目ではスーパーソフトを使用した本格的なマシンセッティングが行われた。

    ラップタイムは1分43秒台に突入。セッションを折り返した時点でフェラーリのキミ・ライコネンが1分43秒35でトップに立つ。2番手にはルイス・ハミルトン、3番手にはバルテリ・ボッタスとメルセデス勢、4番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手にセバスチャン・ベッテル((フェラーリ)、6番手にダニエル・リカルド(レッドブル)の順で後半のロングランへと移行していった。

    この段階でマクラーレンはウィリアムズの2台に次ぎタイムシートの最下位に沈んでいる。

    フリー走行2回目のトップタイムはキミ・ライコネン(フェラーリ)の1分43秒355。2番手には0.168秒差でルイス・ハミルトン、3番手には0.448秒差でバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続いた。トップ3までが1分43秒台。

    以下、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、そして、ベスト・オブ・ザ・レストのセルジオ・ペレス(レーシングポイント・フォースインディア)までが1分44秒台のタイムを記録。

    中団は混戦。8番手のカルロス・サインツと11番手のニコ・ヒュルケンベルグの間にザウバーの2台が割って入った。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが33周を走行して15番手タイムとなる1分46秒080、ブレンドン・ハートレーが35周を走行して17番手タイムとなる1分46秒377を記録。

    マクラーレンは、フェルナンド・アロンソがトロロッソ・ホンダに割って入り16番手を記録。母国グランプリのストフェル・バンドーンはFP1に続いて最下位だった。

    F1ベルギーGP フリー走行3回目は明日25日(土)の19時(現地時間12時)から行われる。

    2018年 第13戦 F1ベルギーGP フリー走行2回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム GAP 周回
    1 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分43秒355   29
    2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分43秒523 0.168 28
    3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分43秒803 0.448 29
    4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分44秒046 0.691 25
    5 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分44秒129 0.774 31
    6 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分44秒250 0.895 31
    7 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分44秒662 1.307 27
    8 55 カルロス・サインツ ルノー 1分45秒481 2.126 29
    9 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分45秒537 2.182 24
    10 16 シャルル・ルクレール ザウバー 1分45秒622 2.267 25
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分45秒753 2.398 28
    12 8 ロマン・グロージャン ハース 1分45秒817 2.462 29
    13 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分45秒935 2.580 24
    14 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分46秒078 2.723 29
    15 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1分46秒080 2.725 33
    16 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 1分46秒153 2.798 28
    17 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 1分46秒337 2.982 35
    18 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 1分46秒451 3.096 35
    19 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分46秒470 3.115 34
    20 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分46秒496 3.141 35
  • F1ベルギーGP フリー走行1回目 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム

    F1ベルギーGP フリー走行1回目 | セバスチャン・ベッテルがトップタイム

    2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPのフリー走行1回目が8月24日(金)にスパ・フランコルシャンで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録。2番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが11番手タイム、ブレンドン・ハートレーが15番手タイムで1回目のセッションを終えた。

    4週間のサマーブレイクを終え、F1はシーズン後半に突入。舞台は、伝統的なサーキットであるスパ・フランコルシャン。シーズンで最長となる7kmを超える全長、高速コーナーやオー・ルージュに代表される高速のコンプレッションが存在するスパ・フランコルシャンは、エンジンパワーと空力の効率性が試されるサーキットだ。また、“スパウェザー”と呼ばれる予測不能な天候もしばしばレースにスパイスを加える。

    夏休み中は数日間で様々なニュースがあった。ダニエル・リカルドの2019年のルノー移籍を皮切りに、フェルナンド・アロンソの2019年のF1不参戦、カルロス・サインツのマクラーレン移籍、そして、ピエール・ガスリーのレッドブル・レーシング昇格と玉突き移籍が起こった。

    そして、前日23日(木)にはフォース・インディアが新しいオーナーシップの元、『レーシングポイント・フォースインディア』に改名することが決定。新チームとして扱われるため、これまで獲得した59ポイントは失効となり、0ポイントから再出発を切ることになった。(両ドライバーのドライバーズポイントは有効)。

    スパ・フランコルシャンでは今年4月にポルシェがレギュレーションの枠を無視したLMP1カー『ポルシェ919ハイブリッドEvo』が、ルイス・ハミルトンが2017年のF1ベルギーGPの予選で記録した1分42秒553を0.783秒上回る1分41秒770を記録し、トラックレコードを樹立。今年、ワイド&ロー化されたF1マシンがどのようなタイムを記録するかも注目のポイントとなる。

    現地時間11時。サーキットは雨雲に覆わるなか、気温15℃、路面温度22℃のドライコンディションでFP1はスタート。ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)を先頭に一斉にマシンがコースに出て行った。序盤は特定のセクターで小雨も確認されたが、セッションはドライタイヤで進んでいった。

    セッションを折り返した時点でルイス・ハミルトンが1分44秒676でトップ。2番手にバルテリ・ボッタスが続く。メルセデスは今週末のF1ベルギーGPにアップグレード版“スペック3”エンジンを投入している。同じくアップグレード版エンジンを投入しているフェラーリのキミ・ライコネンが3番手、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがフェラーリ勢の間に割って入って4番手タイムを記録している。チームメイトのダニエル・リカルドは、燃料噴射装置のトラブルによってタイムを記録できていない。

    注目のレーシングポイント・フォースインディアは、不確実な状況でも開発を進めており、マシンのリアセクションにフロービズを塗って空力テストを実施している。

    フリー走行1回目のトップタイムはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の1分44秒358。フェラーリも今週末アップグレード版“スペック3”パワーユニットを投入している。

    2番手には0.151秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、3番手には0.318秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。

    マシントラブルに見舞われていたダニエル・リカルドは残り4分でコースに復帰。4周を走行して6番手タイムをマークした。

    3強チームの後ろのベスト・オブ・ザ・レストの位置にはエステバン・オコン(レーシングポイント・フォースインディア)。0.165秒差でニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が続き、フォースインディアvsルノーの構図となった。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが25周を走行して11番手タイムとなる1分46秒300を記録。ブレンドン・ハートレーは1分466秒32で15番手タイムだった。

    マクラーレンは、フェルナンド・アロンソの代わり、来季のドライバー候補と目されているランド・ノリスが走行を担当。シート争いのライバルとなるストフェル・バンドーンにマシントラブルがあったものの、0.088秒差をつけて18番手。地元のバンドーンは最下位でセッションを終えた。

    F1ベルギーGPのフリー走行2回目はこのあと22時(現地時間15時)から行われる。

    2018年 第13戦 F1ベルギーGP フリー走行1回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム GAP 周回
    1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分44秒358   19
    2 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分44秒509 0.151 20
    3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分44秒676 0.318 22
    4 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分44秒718 0.360 17
    5 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分44秒724 0.366 25
    6 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分45秒558 1.200 4
    7 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分44秒786 1.428 22
    8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分44秒951 1.593 19
    9 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分46秒169 1.811 21
    10 55 カルロス・サインツ ルノー 1分46秒210 1.852 19
    11 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1分46秒300 1.942 25
    12 8 ロマン・グロージャン ハース 1分46秒387 2.029 20
    13 16 シャルル・ルクレール ザウバー 1分46秒554 2.196 20
    14 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分46秒557 2.199 19
    15 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 1分46秒932 2.574 23
    16 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分46秒965 2.607 25
    17 20 ケビン・マグヌッセン ハース 1分47秒012 2.654 21
    18 47 ランド・ノリス マクラーレン 1分47秒364 3.006 26
    19 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 1分47秒367 3.009 23
    20 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分47秒452 3.094 13
  • トロロッソ・ホンダ:F1ベルギーGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダ:F1ベルギーGP プレビュー

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレー、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPへの意気込みと舞台となるスパ・フランコルシャンについて語った。

    伝説的なサーキットのスパ・フランコルシャンは、多くのドライバーに愛されてきたが、その輝かしい歴史の中で複数回優勝したのは6人だけしかいない。オー・ルージュでの信じられない上り坂をはじめとした複数のアップダウンがあり、攻略するには精神的な強さが必要となる。

    ピエール・ガスリー
    「休み期間中は、仲のいい友人や家族とゆっくり時間を過ごすことができました。その最中に2019年シーズンにレッドブル・レーシングからF1に参戦することが決まったと聞いて、僕にとって最高の夏休みになりましたね。ダニエル・リカルドがチームを去るというニュースを友達と見た数日後に代表のヘルムート・マルコから電話があって、リカルドの後任に僕が決まったと知らされたんです。本当に嬉しいですし、とても興奮しています。2013年にレッドブルのプログラムに加わってから、ずっと夢見ていたことがついに実現したわけですからね。まだ今シーズンは残り9レースがあるので、F1参戦のチャンスをくれたトロロッソのために、全力を尽くしていきたいと思っています。できるだけ高い順位でシーズンを終えたいですね。ギリシャへ旅行に行ってからフランスに戻ったあとは、シーズンの残り期間に向けての充電をしていました。友達とサーフィンやウェイクボード、サッカーをしながら太陽と海を存分に楽しむことができました。ハンガリーGPが終わったあとは数日、トレーニングをしない日もありましたが、その後からあまり無理しないようにまたトレーニングを始めていて、先週からはかなり本格的に追い込んでいます。残り9レースに向けて、万全の体調で臨みたいですからね。スパは僕の一番好きなサーキットです。どのカテゴリーで走っていても本当に大好きだと思えるぐらいで、すばらしいトラックだと思います。ダウンフォースが増したF1マシンで走るのが楽しみですね。残りのシーズンの幕開けをスパで迎えられるのはすばらしいことです。ここでは2016年のGP2シリーズ、それ以前のフォーミュラ・ルノー3.5でも優勝したことがあり、いい結果を残してきています。シミュレーターでは何度か走っていて、データ上は僕たちにとって厳しい戦いになることが予想されていますが、チャンスを逃さず戦えるよう、ベストを尽くすつもりです。3週間ぶりにF1マシンのハンドルを握るのが今から待ちきれません。正直、夏休み中もずっとレースのことが頭から離れませんでした。競争する感覚が恋しかったですね。友達とスポーツをして遊ぶときも、必ずなにか競争になる要素を入れようとしていましたから(笑)。競争が僕のモチベーションを高めてくれるんだと思います。レースウイークが始まるのが待ちきれません!」

    ブレンドン・ハートレー
    「ブダペストでのテストが終わってから、すぐに妻のサラとコロラドへ向かい、2週間滞在しました。元F1ドライバーのマーク・ウェバーも一緒でした。滞在中はハイキングやマウンテンバイクに乗ったりと、リラックスした時間を過ごすことができましたし、レースから頭を切り替えられたのでよかったです。マウンテンバイクを使って100マイルを走破するマラソンレース、レッドヴィル・トレイル100に参加したんですが、その日はとてもタフな一日でしたね。標高3000メートル地点からスタートして、標高4000メートル地点にあるゴールを目指すというとても厳しいレースでしたが、走り終えたときは大きな達成感を得られました。自分にとって居心地のいい場所から抜け出して、新しい挑戦ができたこともよかったです。ずっとF1以外のレースに挑戦してみたいと思っていましたからね。非常にうまく行きましたし、山で時間を過ごしたおかげで今はとてもリフレッシュした気持ちです。今週末のベルギーGPから始まるシーズン後半戦に取り組む準備はできています。 スパ・フランコルシャンでは、フォーミュラ・ルノー3.5での優勝やWECで表彰台を獲得した経験があります。ここはドライバーやファンからも人気の高いトラックです。長い歴史があり、森の中を抜けていくレイアウトは景色がすばらしいだけでなく、走っていてとても楽しいサーキットでもあります。ここでは、天候がしばしばレースの行方を左右しますし、過去にはその変わりやすい天候により、何度も刺激的なレースが繰り広げられてきました。 前戦のブダペストではいいペースがありました。難しいコンディションにあってもいい仕事ができる自信があるので、今週末のスパでもポジティブなレースウイークを過ごせるはずです。休み中は頭を切り替えるため、できるだけレースのことは考えないようにしていましたが、先週から残りのシーズン、特にスパのことが頭から離れなくなりました。シーズン前半戦は厳しい戦いが続いていましたが、休みが明けてトロロッソのチームメンバー全員が残りのレースに早く参加したくてたまらない気持ちでいるはずです。ハンガリーでいいペースを発揮できたことで、今のチームにはポジティブなムードが流れていると思います。スパでF1マシンに乗るのは今回が初めてですし、金曜日にF1マシンのコックピットに戻るのが待ちきれません。F1を象徴するトラックの一つであるスパでのレースを楽しみにしています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今週末のレースの舞台となるスパ・フランコルシャンは、オー・ルージュなどに代表される高速セクションのためにドライバーズサーキットとしてよく知られていますが、同時にパワーユニットのパワーが重要になるサーキットです。ここは年間カレンダーの中で1周の距離が最長のトラックでもあるので、回生エネルギーの使用と回収のバランスがキーになります。そのため、エンジニアは予選パフォーマンスとレースでのオーバーテイクの両方を考慮しながら、エネルギーマネジメントの最適化を行います。この部分に関しては前半戦の戦い、特にアゼルバイジャンでのレースなどを通して多くのことを学んできましたし、その経験を今週末も活かせると考えています。当然、チームの戦略にも関わるため、ドライバーも含めて十分にコミュニケーションを取った上で戦略を構築していきます。予報を見ると今週末の天気は不安定なようですので、その点についても十分に準備した上で週末に臨みます」

    関連:2018年 F1ベルギーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ、ガスリーの後任をF1イタリアGPまでに決定?

    トロロッソ・ホンダ、ガスリーの後任をF1イタリアGPまでに決定?

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるは、2019年にトロロッソ・ホンダでピエール・ガスリーの後任を務めるドライバーを9月上旬のF1イタリアGPまでに決定したいと語った。

    レッドブル・レーシングは、今シーズン限りでチームを離れてルノーに移籍することが決定したダニエル・リカルドの後任として、今年ジュニアチームのトロロッソに所属しているピエール・ガスリーを2019年のドライバーとして昇格させることを発表している。

    ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーが2019年にダニエル・リカルドの後任としてしっかりと務めてくれるだろうと期待を寄せる。

    「ピエールはまだF1での2シーズン目に過ぎないし、彼には経験が不足している。だが、純粋なペース、特に予選では彼はマックス(・フェルスタッペン)のレベルにかなり近づいている」とヘルムート・マルコはコメント。

    「リカルドは予選ではマックスほどの結果を出していなかった」

    「シーズン中盤には彼がリカルドの後任をしっかり務めてくれることを期待している」

    今回の玉突き移籍によって、2019年のトロロッソ・ホンダには少なくとも1つの空席ができることになった。

    現在、レッドブルのジュニアドライバーは才能が枯渇しており、19歳でヨーロッパF3に参戦中のダニエル・トィクトゥムがトロロッソ・ホンダのドライバー候補に挙げられているものの、現状ではトィクトゥムは今季のヨーロッパF3選手権でタイトルを獲得したとしてもF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントの条件を満たすことができない。

    しかし、ダニエル・ティクトゥムは、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすことが次の論理的なステップになる可能性を否定していない。

    「僕はF3にいるし、その質問に答えることはできない。答えたいんだけど、申し訳ないけど、それはできないんだ」とダニエル・ティクトゥムはコメント。

    「現時点で確認できることは何もない。もちろん、勝利は助けになるけど、これはF3であり、まだ道のりは長い」

    ヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーの後任として2019年にトロロッソ・ホンダで走るドライバーを9月上旬にモンツァで開催されるF1イタリアGPまでに決定したいと語る。

    「モンツァまでにはガスリーの後任を決めたいと思っている」とヘルムート・マルコは Servus TV に語った。

    だが、トロロッソ・ホンダの空席はひとつだけではないかもしれない。今季、成績を残せていないブレンドン・ハートレーもシート喪失の危機が報じられている。その後任に挙げられているのがマクラーレンのリザーブドライバーを務めるランド・ノリスだ。実際、レッドブルはシーズン序盤にブレンドン・ハートレーに代えてランド・ノリスをローン移籍で獲得することを打診したが、マクラーレンに拒否されてる。

    しかし、最近、マクラーレンはトロロッソから引き抜いたテクカルディレクターのジェームス・キーの移籍を早期に実現するために、交換条件としてランド・ノリスを提供するのではないかと噂されている。

    それだけではなく、マクラーレンとフォース・インディアによって多くの玉突き移籍が起こるかもしれないと噂されている。フォース・インディアは、ローレンス・ストロールがチームを救済したことで、ランス・ストロールが加入することは確実とみられている。その際にシートを失う可能性が高いエステバン・オコンについて、メルセデスはマクラーレンのシート獲得するべく交渉を行っているとされている。

    マクラーレンのひとつのシートはカルロス・サインツで決定しており、そうなるとストフェル・バンドーンがシートを失うことになる。ザウバーへの移籍も噂されているバンドーンだが、育成プログラムを有するフェラーリと資本関係にあるザウバーのシートを得るのは容易ではないと考えられている。

    その場合、ストフェル・バンドーンもトロロッソ・ホンダに移籍するのではないかと噂されている。それが実現すれば、2019年のトロロッソ・ホンダはストフェル・バンドーンとランド・ノリスという2人のマクラーレンドライバーが走るという奇妙な状況になるかもしれない。

    また、ランド・ノリスとストフェル・バンドーンの他にも、過去にトロロッソでF1を戦って今季のフォーミュラEのチャンピオンに輝いたジャン・エリック・ベルニュがF1復帰の可能性を示唆しており、また、かつてレッドブルのジュニアドライバーで今季のF2で上争いを繰り広げているアレクサンダー・アルボンも2019年のトロロッソ・ホンダのF1シート獲得に名乗りを上げている。

  • アレクサンダー・アルボン、トロロッソ・ホンダのドライバーに名乗り

    アレクサンダー・アルボン、トロロッソ・ホンダのドライバーに名乗り

    F2ドライバーのアレクサンダー・アルボンは、2019年のトロロッソ・ホンダのF1シートを争えると信じているが、そのためにはレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは納得させる必要があると語る。

    アレクサンダー・アルボン(22歳)は、2012年にレッドブルのジュニアプログラムから外され、翌年からロータスF1と関わりのあったグラビティのマネジメントを受けている。

    トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが2019年にレッドブル・レーシングに昇格することが決定。ブレンドン・ハートレーの残留も未定となっており、2つのシートが空席となっている。

    アレクサンダー・アルボンは、今年のF2でトップ5以内でフィニッシュすれば、F1参戦なスーパーライセンスポイントを取得できる。

    今季3勝を挙げているアレクサンダー・アルボンは、現時点でメルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルから30ポイント差、マクラーレンの育成ドライバーであるランド・ノリスから18ポイント差のランキング3位につけている。

    「来年、トロロッソのシートを獲得したければ、もっと良い結果を出す必要がある」とアレクサンダー・アルボンは語る。

    「F1で走るには唯一チャンスのあるチームだと思う。ヘルムート博士は僕の最大のファンというわけではないし、チャンスを掴むためにはもっと彼に印象を与える必要がある」

    「F1に到達するための唯一のチャンスは、良い結果を出して、力強いフィニッシュをするしかないと思っている」

    アレクサンダー・アルボンは、他のペイドライバーほど財政的な支援をもたらすことができないため、F1に到達するにはチームのサポートが必要となる。

    「僕は予算を持っていないので、F2でも資金には苦労している」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「実際、ジュニアドライバーを抱えていて、予算をもたらさなくてもいいチームは3チームしかない。そういう風にみれば、F1グリッドはさらに小さくなる」

    「僕のゴールは、自分のやっていることに集中することだ。チャンスが巡ってくることを願っている」

    トロロッソ・ホンダは、以前にブレンドン・ハートレーの後任としてランド・ノリスをローン移籍で獲得するためにマクラーレンにアプローチしている。

    マクラーレンは、今シーズン限りでF1を離れるフェルナンド・アロンソの後任としてカルロス・サインツと契約。もうひとつのシートにはランド・ノリスが候補に挙げられているが、また、フォース・インディアのシートを喪失する可能性があるエステバン・オコンが加入するとの噂がある。

    また、その場合にシートを失うことになるストフェル・バンドーンもトロロッソ・ホンダへの移籍が噂されている。

    レッドブルは、ジュニアプログラムの筆頭株であるダニエル・ティクトゥムをトロロッソ・ホンダで走らせたいと考えているが、現時点ではヨーロッパF3でタイトルを獲得したとしてもスーパーライセンスポイントを満たすことができず、システムが変更されない限り、2019年にF1デビューを果たすことはできない。

  • ブレンドン・ハートレー 「F1カーでスパを走るのが待ち切れない!」

    ブレンドン・ハートレー 「F1カーでスパを走るのが待ち切れない!」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーGPへの意気込みと舞台となるスパ・フランコルシャン、そして、夏休みをどのように過ごしていたかについて語った。

    「ブダペストでのテストが終わってから、すぐに妻のサラとコロラドへ向かい、2週間滞在した。元F1ドライバーのマーク・ウェバーも一緒だった。滞在中はハイキングやマウンテンバイクに乗ったりと、リラックスした時間を過ごすことができたし、レースから頭を切り替えられたのでよかった]
    とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「マウンテンバイクを使って100マイルを走破するマラソンレース、レッドヴィル・トレイル100に参加したんだけど、その日はとてもタフな一日だったね。標高3000メートル地点からスタートして、標高4000メートル地点にあるゴールを目指すというとても厳しいレースだったけど、走り終えたときは大きな達成感を得られた。自分にとって居心地のいい場所から抜け出して、新しい挑戦ができたこともよかった。ずっとF1以外のレースに挑戦してみたいと思っていたからね。非常にうまく行ったし、山で時間を過ごしたおかげで今はとてもリフレッシュした気持ちだ。今週末のベルギーGPから始まるシーズン後半戦に取り組む準備はできている」

    「スパ・フランコルシャンでは、フォーミュラ・ルノー3.5での優勝やWECで表彰台を獲得した経験がある。ここはドライバーやファンからも人気の高いトラックだ。長い歴史があり、森の中を抜けていくレイアウトは景色がすばらしいだけでなく、走っていてとても楽しいサーキットでもある。ここでは、天候がしばしばレースの行方を左右するし、過去にはその変わりやすい天候により、何度も刺激的なレースが繰り広げられてきた」

    「前戦のブダペストではいいペースがあった。難しいコンディションにあってもいい仕事ができる自信があるので、今週末のスパでもポジティブなレースウイークを過ごせるはずだ。休み中は頭を切り替えるため、できるだけレースのことは考えないようにしていたけど、先週から残りのシーズン、特にスパのことが頭から離れなくなった。シーズン前半戦は厳しい戦いが続いていたけど、休みが明けてトロロッソのチームメンバー全員が残りのレースに早く参加したくてたまらない気持ちでいるはずだ。ハンガリーでいいペースを発揮できたことで、今のチームにはポジティブなムードが流れていると思う。スパでF1マシンに乗るのは今回が初めてだし、金曜日にF1マシンのコックピットに戻るのが待ちきれない。F1を象徴するトラックの一つであるスパでのレースを楽しみにしている」

    関連:2018年 F1ベルギーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ダニエル・ティクトゥム、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビュー?

    ダニエル・ティクトゥム、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビュー?

    ダニエル・ティクティムは、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすとの噂を否定していない。

    今年7月、レッドブルはジュニアドライバーの筆頭である19歳のF3ドライバーであるダニエル・ティクトゥムをブレンドン・ハートレーと交代することを望んだ。

    しかし、ティクトゥムはF1参戦に必要となるスーパーライセンスの取得条件を満たしておらず、F1デビューはおろかFIA(国際自動車連盟)はF1ハンガリーテストでの走行さえ認めなかった。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務める「我々の若手ドライバーをどうやってF1に連れていけばいいと言うんだ?」とFIAに不満を述べている。

    そして、8月20日(月)にレッドブル・レーシングは、今シーズン限りでチームを離れるダニエル・リカルドの後任として、現在トロロッソ・ホンダで走るピエール・ガスリーを2019年のドライバーとして起用することを発表。2019年のトロロッソ・ホンダに少なくとも1つは空席ができることになった。

    現在、ヨーロッパF3選手権でタイトルを争っているダニエル・ティクトゥムは、少なくともF1マシンを走らせるための国際Aラインセンスは取得できるとみられ、F1アブダビGP後に行われるテストでトロロッソ・ホンダの今季マシンを走られせると考えられている。

    そして、ダニエル・ティクトゥムは、2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすことが次の論理的なステップになる可能性を否定していない。

    「僕はF3にいるし、その質問に答えることはできない。答えたいんだけど、申し訳ないけど、それはできないんだ」とダニエル・ティクトゥムはコメント。

    「現時点で確認できることは何もない。もちろん、勝利は助けになるけど、これはF3であり、まだ道のりは長い」

    F1を戦うためにはスーパーライセンスポイントを40ポイント稼がなければならない。今年、ダニエル・ティクトゥムがヨ-ロッパF3選手権でタイトルを獲得できたとしても獲得できるポイントは30ポイントだけであり、条件を満たすことはできない。また、スーパーライセンスポイントが導入されて以降、これまで特例が認められたことはない。

    だが、後日、FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、国際Aライセンスでは結果にかかわらず“資格のある2つの選手権で80%を完了すれば5ポイントが与えられ、5ポイントはASN(ナショナルスポーツオーソリティー)の裁量により与えられる”と述べており、その10ポイントが加算させるかもしれない。また、ダニエル・ティクトゥムは昨年のマカオGPで優勝しており、レッドブルの働きかけによって40ポイントに到達するために何らかの調整が加えられる可能性もある。

    一方、もうひとり、トロロッソ・ホンダのドライバー候補に挙げられているのが、マクラーレンのリザーブドライバーを務めるランド・ノリスだ。実際、レッドブルはシーズン序盤にブレンドン・ハートレーに代えてランド・ノリスをローン移籍で獲得することを打診したが、マクラーレンに拒否されてる。

    しかし、最近、マクラーレンはトロロッソから引き抜いたテクカルディレクターのジェームス・キーの移籍を早期に実現するために、交換条件としてランド・ノリスを提供するのではないかと噂されている。

    だが、ランド・ノリスに近い情報筋は「2019年についてはまだコメントしたくない」と明言を避けている。

    また、ブレンドン・ハートレーの2019年のトロロッソ・ホンダのシートも決して安泰なわけではない。上記のようにハートレーは今シーズン中の交代が検討されている身であり、それに加えて来季のドライバー市場は多くの玉突きが始まっている。

    関連するのはマクラーレンとフォース・インディアの状況だ。フォース・インディアは、ローレンス・ストロールがチームを救済したことで、ランス・ストロールが加入することは確実とみられている。その際にシートを失う可能性が高いエステバン・オコンについて、メルセデスはマクラーレンのシート獲得するべく交渉を行っているとされている。

    マクラーレンのひとつのシートはカルロス・サインツで決定しており、そうなるとストフェル・バンドーンがシートを失うことになる。ザウバーへの移籍も噂されているバンドーンだが、育成プログラムを有するフェラーリと資本関係にあるザウバーのシートを得るのは容易ではないと考えられている。

    その場合、ストフェル・バンドーンもトロロッソ・ホンダに移籍するのではないかと噂されている。それが実現すれば、2019年のトロロッソ・ホンダはストフェル・バンドーンとランド・ノリスという2人のマクラーレンドライバーが走るという奇妙な状況になるかもしれない。

    関連:レッドブル・ホンダ、2019年のピエール・ガスリーの起用を正式発表!

  • ピエール・ガスリー 「レッドブルで走るチャンスは必ずやってくる」

    ピエール・ガスリー 「レッドブルで走るチャンスは必ずやってくる」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、スーパーフォーミュラでの経験、昨年のF1デビュー、ヘルムート・マルコとの関係、そして、噂されるレッドブル・レーシングへの昇格について語った。

    昨年のマレーシアGPでトロロッソでF1デビューを果たしたピエール・ガスリーは、今年ホンダとのパートナーシップを開始したトロロッソでF1フル参戦。バーレーンで4位、モナコで7位、ハンガリーで6位と好成績を収めるも、他のレースではQ1敗退を喫するなど、浮き沈みの激しいシーズンを過ごしている。

    今年のトロロッソ・ホンダでの戦いについてピエール・ガスリーは「クルマは全てのレースで4位でを狙えるほど良くはない」と Auto Motor und Sport にコメント。

    「シーズン序盤は他よりもポテンシャルを引き出すことができたと思う。バーレーンで良い結果を残せたのはそれが理由のひとつだ。でも、正直、僕たちはあのときどうやって成し遂げたのかまだしっかりと理解できていない。今の僕たちはどこでもポイントを獲得できるというわけではない。ハース、ルノー、ザウバーは僕たちの前にいる。でも、チャンスを得られる場所もあると思う。それを生かさなければならない。バーレーン、モナコ、そして、ハンガリーではそれができたと思う」

    2019年からレッドブル・レーシングもホンダのF1パワーユニットを搭載する。ピエール・ガスリーは「大きな助けになるのは確かだ」と語る。

    「今年はある意味ホンダのエンジンでちょっと孤独な戦いだ。レッドブルとより密接に働いてみるまでどれくらい進歩したかはわからないだろう。それに新しい空力レギュレーションもある。でも、全体的に僕たちにとってはポジティブなことしかないと思う」

    2016年にGP2のチャンピオンに輝いたピエール・ガスリーだが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはまだF1の準備は整っていないとして1年間、日本のスーパーフォーミュラで経験を積ませた。

    「彼の意見には同意できないね。僕は準備が整っていたと思う」とピエール・ガスリーは語る。

    「でも、様々な理由でそういうタイミングではなかった。もちろん、落胆したよ。GP2はフットボールで言えば2部リーグみたいなものだし、その上にはF1しかない。昇格できなければ悩むよね。でも、同時にモチベーションにもなった。日本に行ってスーパーフォーミュラに参戦することは大きなチャレンジだった。本当に気合が入っていたし、自分自身を証明したいと思っていた」

    「突然、母国から1万キロも離れた国にいた。言葉もわからないし、空港に着いたときにはどこに行けばいいのかさえもわからなかった。日本の文化は完全に異なる。簡単ではなかった。でも、アスリートとしてだけでなく、人間としても素晴らしい経験だった。本当に楽しかった。スーパーフォーミュラのクルマは多くのダウンフォースを発生させる。それはF1のための準備に本当に役立った」

    「僕たちの関係はかなり改善されている。僕が若かった頃、彼は僕に多くのことを要求していた。僕もできる限りすべてのチャレンジをこなしていた。彼に自分がファイターであり、夢を決して諦めず、この場所に相応しいことを示したかった。彼はドライバーにとても厳しいけど、そこは受け入れなければならない。その間に僕たちはうまく付き合えるようになった。多くの人たちは気づいていないかもしれないけど、彼はユーモアがある。僕たちはいつも楽しくやっているよ」

    昨年のF1デビューは、テストをすることもなく突然訪れた。だが、冬の間に準備ができた今年は、よりF1にいることを快適に感じているとピエール・ガスリーは語る。

    「昨年末の初レースよりも良くなっているのは確かだ。あの時はテストなしでクルマに飛び乗ったからね」とピエール・ガスリーはコメント。

    「短い期間で多くのことを学ばなければならなかったし、すぐに良い結果を求められた。今年は冬の間に仕事の準備をすることができたし、チーム全体を知ることができた」

    「でも、まだ僕にとってはルーキーシーズンだ。新しいことがたくさんある。まだ学ばなければならなことはたくさんある。でも、全てのレース週末でF1のパドックにいることをより快適に感じている。ずっと望んでいた場所だしね」

    「もちろん、経験は大きな要因だ。レーストラックを知っていたり、予想がついていれば大きなアドバンレージになる。新しいコースではクルマからすべてを引き出すのに時間がかかることもある。でも、常に良くなっていくものだ。レースエンジニアはどうすれば僕が速くなるかをわかっているからね。僕たちはパッケージの純粋なペースには満足している。今後は、さらに一貫して良いスピードを示していくことに焦点を置いていきたいと思っている」

    ここまでピエール・ガスリーは、チームメイトのブレンドン・ハートレーを上回る成績を残している。このような結果は予想していたかと質問されたピエール・ガスリーは「簡単に答えられる質問ではない」とコメント。

    「もちろん、第1のゴールはチームメイトに勝つことだ。だから、これまでの結果には満足している。でも、シーズはまだ終わってはいない。まだ9レース残っている。あと9回彼に勝たなければならない。ブレンドは速いドライバーだ。WECやル・マン24時間レースで優勝しただけのことはある。毎週末が大きな挑戦だ。現時点で状況はとてもうまくいっているし、もちろん、それを続けたいと思っている」

    ダニエル・リカルドがルノー、カルロス・サインツがマクラーレンへと移籍したことで、ピエール・ガスリーは空席となっているレッドブル・レーシングのドライバー候補に挙げられている。レッドブルのジュニアプログラムはドライバーが枯渇しており、ピエール・ガスリーには大きなプレッシャーがかかるかもしれない。

    しかし、ピエール・ガスリーは「いいや、自分にプレッシャーをかけることはない」と語る。

    「そのために誰かを必要とすることもない。僕はすべてを完璧にこなしたいと思っている。成功しなければ自分に満足できない。環境は問題はないし、常に100%を尽くしている。でも、数年前よりもドライバーが少ないのは事実だね」

    「もちろん、僕はいつもレッドブルを念頭に置いている。僕はF1にいるわけだし、勝利やタイトルを争いたいと思っている。それができる機会は必ずやってくるだろう。僕はまだ若い。もちろん、できるだけ早く目標に到達したいと思うものだけど、今は将来についてはあまり考えないようにしているし、とにかく今あるリソースを最大限に生かそうと頑張っている。

  • トロロッソ・ホンダの鍵を握るホンダのF1エンジンのドライバビリティ

    トロロッソ・ホンダの鍵を握るホンダのF1エンジンのドライバビリティ

    トロロッソ・ホンダのドライバーは、ホンダのF1エンジンのドライバビリティに好感触を示しており、ホンダもこれまでのデータ蓄積や試行錯誤などの積み重ねが実を結んだものであると自信をみせる。

    夏休み前、前半戦最後の戦いとなるハンガリーGPで、トロロッソ・ホンダは、ここ数戦の低迷を乗り越え、大きな躍進とも言える成果を出した。今シーズン初めて2台揃ってトップ10入りした予選を経て、レースではピエール・ガスリーがハイペースで上位を走行し、危なげなく6位でフィニッシュを果たした。

    HRD ミルトンキーンズのパワーユニットエンジニアである湊谷圭祐「ウエットコンディションで、しかもあのような刻々と状況が変わる中で、チームの戦略に応じてエネルギーマネージメントの調整をリニアに行いました。具体的には、雨、路面の状況に応じて連続アタックを可能にするエネルギーマネージメントです」は語る。

    「通常、予選では1周でバッテリーを使いきるようなアシストが目標ですが、ウエットではアクセル開度が高くないので、使いきることはできません。今回のように1周の間にコンディションが変わるときには、タイムを出す上で2周連続のアタックを求められる場合があります。それを可能にするためのエネルギーマネージメントを行いました。チームやドライバーとの密なコミュニケーションの下に行われ、結果としてそれがうまくいきました」

    ピエール・ガスリーは、2018年のホンダのF1エンジンのドライバビリティは、昨シーズン末にルノーのF1エンジンで経験したよりも“一貫性がある”と考えており、エンジンのドライバビリティをストロングポイントだと感じていると語る。

    「シーズン序盤戦からドライバビリティ面に関してはかなりいいと思うし、昨年のルノーと比較して一貫性があると思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「スロットルとエンジンから得られるトルクはホンダの方が多い。僕たちはどこを改善する必要があるかをわかってるし、全体のパワーという点では改善しなければならないけど、ドライバビリティという点では本当に優れている」

    湊谷圭祐は、ピエール・ガスリーが言うドライバビリティを以下のように説明する。

    「ドライバビリティとは、簡単に言えば、アクセル操作に応じたパワーユニットのパワーの出方をコントロールすることで、アクセルを踏んだ量に合わせて、パワーユニットから適正なパワーがマシンに伝わることが理想です」と湊谷圭祐は語る。

    「ドライバーにとってのパワーユニットの扱いやすさと言ってもいいかもしれません。これはドライバーの好みやドライビングスタイルによっても変わってきますが、アクセルを踏んだ際に急にトルクが立ち上がるようなピーキーな特性であったり、立ち上がりのトルクが不足するようでは、ドライビングに悪影響が出てしまいます」

    「このドライバビリティは、これまでの積み重ねやSakuraでの開発によって、今年大きく改善した部分だと思います」

    「エネルギーマネージメントは、コースによって全く違うので毎戦調整を行いますが、ドライバビリティはこれまでの積み重ねに加え、今年の仕様になる際に改善を行っていますので、レースごとに頻繁に設定を変えるほどではないですし、それについてドライバーから不満は出ていません」

    ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治もドライバビリティはホンダの優先事項のひとつだと語る。

    「パワーユニットとして、新たなアイテムを入れるアップデートも開発していますが、使い方としてまだまだ工夫できることは多いと感じています」と田辺豊治はコメント。

    「ホンダのトラックサイドサポートはドライバビリティが優先事項のひとつだと考えています。彼らはHRD Sakura側でそれを開発しており、我々はドライバーがカスタマーである現実世界のここにそれをもたらしています」

    「ドライバビリティはパワーユニットとトライバーとのコミュニケーションですし、我々はそのエリアを改善させる必要があります。我々にとってそこは非常に重要です」

    田辺豊治は、まだF1パワーユニットのパフォーマンスと信頼性との間の“限界”を確立させているところだと語り、カナダでアップグレード版“スペック2”エンジンを投入した後に問題を評価して、エンジン自体に根本的な問題はないという結果が出たことで、夏休み後のスパもしくはモンツァで次のエンジンアップグレードが投入される見込みであることを明らかにした。

    「次のステップアップの正確なタイミングを教えることはできませんが、我々は継続的にパフォーマンスと信頼性を向上させています」と田辺豊治はコメント。

    「我々には開発スケジュールを完了させるためのアイテム、優先順位、時間があります。我々はそれらを開発し続けていきます。投入に問題なければ、常にいつでもそれらを投入していきます」