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  • トヨタ、WEC富士6時間耐久レースで3連覇を目指す

    トヨタ、WEC富士6時間耐久レースで3連覇を目指す

    トヨタは、今週末富士スピードウェイで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦富士6時間耐久レースに2台のTS040 HYBRIDで参戦するが、#8のドライバーとしてWEC前半戦に出場してきたニコラス・ラピエールは、都合により今大会を欠場することとなった。

    今回のWEC第5戦については、ニコラス・ラピエールに代えて別のドライバーを起用することは無く、#8はアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミの2人で6時間を戦う。

    2人は全8戦中4戦終了時点で、11点差で首位につけるドライバーズ選手権でのリードを守るべく富士6時間耐久レースに臨むこととなる。

    TS040 HYBRID #7は中嶋一貴がチームに復帰。アメリカ・オースティンで行われた第4戦は、日本国内のレースとの日程都合上参加を見合わせた中嶋一貴だが、富士では昨年、一昨年の優勝時のパートナーでもあるアレックス・ブルツと、今年からチームを組んだステファン・サラザンと共にTS040 HYBRID #7のステアリングを握る。

    WECはシーズン前半4戦を終えたが、TS040 HYBRIDは4輪で駆動される1000馬力のパフォーマンスを十分に発揮し、全てのレースで勝利を争い、3回のポールポジションと2回の優勝を飾っている。

    WEC第5戦となる富士6時間耐久レースを前に、トヨタ・レーシングはマニュファクチャラーズ選手権で18ポイント差の2位につけている。

    トヨタ・レーシングは過去2年のWEC富士戦を制しているが、昨年のレースは台風接近の影響による大雨に祟られ、セーフティカー先導の下、僅か16周を周回したのみでレースは赤旗中断、終了となった。

    富士スピードウェイでのレースは、トヨタ・レーシングにとってまさしくホームレース。それは日本開催というだけでなく、TS040 HYBRIDの心臓部とも言える、トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)が開発された東富士研究所がサーキットから僅か20kmの場所にあるからだ。

    前戦第4戦では、序盤にレースを支配しながらも、突然の豪雨による混乱の中で順位を落とし、#8が3位、#7が6位に終わった。その雪辱を果たし表彰台の中央に立つことこそが、富士6時間耐久レースにおけるトヨタ・レーシングの最大の目標だ。

    週末のスケジュールは、10日(金)に午前11時と午後3時30分から2回にわたり90分の公式練習。11日(土)は公式練習第3回目が午前9時30分から1時間行われ、午後1時55分から25分間、LMPクラスの予選が行われる。6時間の決勝レースは12日(日)午前11時にスタートが切られる。

    木下美明 チーム代表:
    「富士に戻り、日本のファンの前でレースが出来るのはいつでも嬉しいことだ。今年は、富士での連勝記録を更新するというだけでなく、素晴らしいレースをファンに見せたいと思っている。去年は豪雨のために、我々がいつも繰り広げているエキサイティングなバトルを見せることが出来ず残念だった。しかし、そんな中でもファンの皆さんは本当に熱い応援をしてくれた。今年こそは天候に恵まれ、応援に応えるべく素晴らしいレースをお見せしたい。前戦が無念の結果に終わってしまっただけに、勝利への意欲は究極に高まっており、この雪辱を果たすのに富士は最高の場所だ」

    アレックス・ブルツ (TS040 HYBRID #7):
    「富士は我々のホームレースであり、非常にエキサイティングで好きなコースだ。中嶋一貴という、富士用の秘密兵器もあるし。コースは我々の4輪駆動ハイブリッドシステムと空力にはすごく合っていると思う。日本も、日本の文化も大好きなので、このレースは本当に楽しみにしていた。レースに向けて100%集中しており、第4戦での悔しさも踏まえて更に戦闘力を上げるために全力でプッシュしなければならないことも分かっている。あとはそれを成し遂げるだけだ」

    ステファン・サラザン (TS040 HYBRID #7):
    「富士は素晴らしいところで、大好きだ。雰囲気も良いし、トヨタドライバーとしてすごく応援してもらっていることがわかる。大勢のファンがサーキットに来てくれて、熱心にレースを観戦してくれるのを目の当たりにするのは格別だ。コースも好きだ。長い歴史を持ち、伝統的な耐久レースが行われて来たコースであり、タイプの異なるコーナーが組み合わされた、変化に富んだレイアウトを持っている。我々のTS030 HYBRIDは昨年本当に速かったし、今年も同様だと信じている」

    中嶋一貴 (TS040 HYBRID #7):
    「オースティンでの第4戦を欠場したので、TS040 HYBRIDに再び乗れるのは嬉しい。チームと一緒にいたわけではないが、前戦での出来事に対するフラストレーションは共有しており、我々は皆、日本でこの埋め合わせをしようと心に決めている。私はSUPER GTやスーパーフォーミュラでの経験から、富士のコースは熟知しているし、大好きなコースの一つだ。今年、ここでは既にスーパーフォーミュラで優勝しているし、もちろん過去2年のWECでも勝っている。この週末には、またあの勝利に酔う感覚を味わいたいし、我々にはそれを成しうるTS040 HYBRIDがある」

    アンソニー・デビッドソン (TS040 HYBRID #8):
    「いつも日本に来るのが楽しみだ。この国と、その文化と、もちろん人々が大好きだ。特に今回は、さらに競争力のあるTS040 HYBRIDを持ち込めるので、富士はとても楽しみだ。昨年は悪天候でファンの皆さんには本当に申し訳なかったが、観客は本当に熱心で、すごく応援してもらっていることを感じた。今年は良いレースが出来ることを望みたい。前戦オースティンでは勝てたはずなので、あの悔しい思いがトヨタのホームコースである富士で再び勝つための励みになっている」

    セバスチャン・ブエミ (TS040 HYBRID #8):
    「我々のホームレースである富士に、また帰って来ることが出来てとても嬉しい。以前にトヨタが経験したかは知らないが、ドライバー選手権ポイントをリードして日本に向かうのは格別だ。富士は素晴らしいコースだが、何にも増してその雰囲気がとにかく素晴らしい。私は昨年よりも良い天気に恵まれることを切に願い、また勝てると確信している。我々には強力なTS040 HYBRIDとチームがあり、勝つために戦える自信がある。前戦が残念なレースだっただけに、絶対に富士で最高の結果を出したい」

    富士スピードウェイでのトヨタ・レーシングの戦績
    2012年 #7:予選1番手、決勝1位
    2013年 #7:予選3番手、決勝1位 #8:予選2番手、決勝27位

  • フォース・インディアもトヨタの風洞を使用

    フォース・インディアもトヨタの風洞を使用

    最近、ケータハムが、ケルンにあるトヨタの風洞を使用していることが明らかになっているが、フォース・インディアも同施設を使用していることが明らかになった。

    以前、フェラーリが自社の風洞にトラブルが発生した際、開発をトヨタの風洞に頼っていた。

    最近、フェラーリのジェームズ・アリソンは「我々は、しばらくケルンの風洞は使っていない」と述べている。

    Auto Motor und Sport は、マルシャに風洞をリースしているマクラーレンも、トヨタの施設を使用していると報道。そして、フォース・インディアもトヨタの施設を使い始めたという。

    「我々の風洞は、当初30%モデル向けには作られた。そのため、50%モデルには十分な余地がない」とフォース・インディアの技術責任者アンディ・グリーンは述べた。

    来年から、新たなコストカットが実施され、各チームはシーズンにつき1つの風洞しか使えなくなり、フォース・インディアはケルンを候補にあげていた。同紙によると、トヨタの風洞の使用料金は、週につき10万ユーロ(約1390万円)だという。

  • トヨタ、8号車がポールポジション獲得 (WEC第4戦)

    トヨタ、8号車がポールポジション獲得 (WEC第4戦)

    トヨタは、米国テキサス州オースティンで開催されている、FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースの予選でポールポジションを獲得。シリーズポイントを1点追加し、ドライバーズ及びマニュファクチャラーズランキングでのライバルとの差を更に広げることとなった。

    アンソニー・デビッドソンとニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミの3名が駆るTS040 HYBRID #8は、デビッドソンとブエミが予選アタックを担当。ライバルに1秒以上の大差をつけてポールポジションを獲得。ポールポジション獲得によるボーナスポイントを得たことで、ドライバーズ選手権での2位との差を21ポイントとした。

    トヨタ・レーシングにとっては今季4戦目にして3回目のポールポジション。マニュファクチャラーズランキングでのポイント差も2点へと広がった。

    今大会、トヨタ・レーシングのレースドライバーとしてデビューしたマイク・コンウェイはステファン・サラザンと共に予選アタックを担当。アレックス・ブルツを加えた3名が決勝を戦うTS040 HYBRID #7は、僅差での5番手グリッドとなった。

    WECの予選フォーマットは2人のドライバーが最低2周のアタックを行い、合計4周の平均タイムによって決勝のスターティンググリッドが決定される。

    予選前に降った雨により、コースの一部が濡れた状態で25分間の予選セッションが開始された。TS040 HYBRID #8は3分ほどピットで待機後、他車のラップタイムから路面が乾き始めているのを確認し、コースイン。

    第11コーナーでまだ濡れた部分が残っていたにもかかわらず、デビッドソンはトップタイムをマーク。TS040 HYBRID #7はサラザンがセッション開始と共にコースインし、着実なラップタイムを刻んだ。

    TS040 HYBRID #7はコンウェイ、#8はブエミへとドライバーを交代し、共に1周ずつのアタックを終えたところで赤旗が出され、セッションは中断。

    残り4分でセッションが再開されると、2台のTS040 HYBRIDはポールポジション獲得へ向け、最後のアタックを開始。ブエミは再び好タイムを叩き出し、2人の4周平均タイムで、2位に1.190秒もの大差をつけてポールポジションを獲得した。

    コンウェイも初めての予選アタックながら好走を見せ、TS040 HYBRID #7は平均で5番手タイム。しかしながら、2位から5位までの4台は0.1秒以内という僅差での争いとなった。

    TS040 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)
    公式練習3回目: 5番手(1分51秒506)23周
    予選: 5番手(平均1分50秒363)

    ステファン・サラザン:
    チームにとって良い予選だった。TS040 HYBRID #8がポールポジションを獲得出来たことは素晴らしいし、我々の#7も2番手とはとても僅差だ。明日は非常に長いレースで多くのバトルを繰り広げることになるだろう。予選では、我々がコースインした時にはまだ路面が濡れており、タイミングが早すぎた。多分少し待つべきだったのだろう。TS040 HYBRIDは非常に好調で、決勝レースに向けてもバランスは良い。車両の感触がいいので、自信はある。明日はどうなるか楽しみだ。

    マイク・コンウェイ:
    問題ないセッションだった。1周目は若干のミスを犯してしまい、アタックを諦めざるを得なかった。2回目のアタックでは良い走りが出来たが、その後赤旗が出されてしまったのが残念だった。そのまま続いていれば良いアタックが出来たと思うが、中断からの再開後は同じように走ることは出来なかった。少し残念だが、決勝レースは長い。#8がポールポジションを獲得したことを祝福したい。チームにとって良い一日になった。

    TS040 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習3回目: 3番手(1分50秒677)26周
    予選: 1番手(平均1分49秒093)

    アンソニー・デビッドソン:
    今シーズン初めてポールポジションを獲得することが出来て最高の気分だ。それもセバスチャンと私が初めてタイムを分かち合った。TS040 HYBRIDの本当の速さを証明出来た結果だ。ル・マンの後、長いインターバルがあったが、速さは失っていなかった。明日のレースはまた別物だが、今はポールポジション獲得を喜びたい。すべてが予想通りに運んだ。コンディションは変化したが、チームは見事に対応してくれた。チームスタッフ全員を誇りに思う。

    セバスチャン・ブエミ:
    ポールポジションを獲得出来て非常に嬉しい。TS040 HYBRIDは最高の状態で、タイヤの劣化も最小限だった。公式練習走行結果で1秒以上離されていたので、正直言ってポールポジションは期待していなかった。それだけに喜びもひとしおで、明日が楽しみだ。十分にトップ争いの出来るTS040 HYBRIDがあるのだから、あとは万全の準備を怠らないだけだ。

  • トヨタ、WEC第4戦の公式練習初日を順調にこなす

    トヨタ、WEC第4戦の公式練習初日を順調にこなす

    FIA世界耐久選手権(WEC)の全8戦中第4戦となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースが開幕。ポイントリーダーであるトヨタ・レーシングも公式練習初日でサーキットでの走行を再開した。

    第3戦ル・マン24時間レースから3ヶ月ぶりに、90分ずつ2回に分けて行われる公式練習走行で、2台のTS040 HYBRIDは、四輪駆動・1000馬力の性能を発揮することとなった。

    マイク・コンウェイにとってはトヨタ・レーシングで初めての公式練習セッションに、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共にTS040 HYBRID #7のドライバーとして参加。コンウェイは公式練習1回目のセッション終盤に、初めてのラップを刻んだ。

    アンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエール、ステファン・サラザンの駆るTS040 HYBRID #8は、ドライバーズ選手権で20ポイント差の首位につけており、そのポジションを守ると共に、アウディに対し1ポイント差での首位につけるチーム選手権でも、その差を広げるべく、今大会に挑む。

    今シーズン残りの5戦は、ル・マン・サーキットに比べると狭く、テクニカルなコースが続く。このため、TS040 HYBRIDはハイダウンフォース仕様で臨む。このハイダウンフォース仕様は、先月フランスのマニクール・サーキットで2日間のテストを行っている。

    今大会の初日におけるチームの優先事項は、車両パッケージを1周5.516kmのサーキット・オブ・ジ・アメリカズに適応させることであり、2台のTS040 HYBRIDはそれぞれ4番手、5番手で多忙なセッションを終了した。

    昨年のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースには、トヨタ・レーシングはTS030 HYBRID #8が1台体制で参戦。首位争いを繰り広げ、2位でフィニッシュした。今年の決勝レースはスタート時間が夕刻からのナイトレースとされたが、今日の公式練習1回目はまだ暑い日中から実施された。

    気温32度という暑さは、ドライバーだけでなく車両にとっても試練となる。しかしながら、公式練習2回目のセッションは全く異なるチャレンジとなった。サーキットはセッション開始直前から激しい雷雨に見舞われ、予定よりも1時間遅れて開始された。

    ナイトレースにおいては、全てのドライバーが決勝までに最低3周の夜間走行を行う必要があり、公式練習2回目セッションがその唯一の機会となった。このため、トヨタ・レーシングの6人のドライバーは困難なコンディションの中で勇敢な走りを見せ、迅速にこの条件をクリアした。

    2台のTS040 HYBRIDはその後も走行を続け、雨に見舞われた際のコースコンディションの変化について、有意義なデータを得た。そして、デビッドソンはセッションの終了間際にトップタイムをマークした。

    明日19日(金)は午前10時20分(日本時間翌20日午前0時20分)から最後の1時間の公式練習走行を行い、LMPクラスの予選は午後6時35分(同午前8時35分)から開始される。決勝日の20日(土)は午後5時(同午前7時)に午後11時まで行われる6時間レースのスタートが切られる。

    TS040 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)
    公式練習1回目: 4番手(1分52秒405) 36周
    公式練習2回目: 3番手(2分04秒419) 28周

    アレックス・ブルツ:
    このコースを走ったのは初めてだ。コース建設の時にシミュレーターで手伝いをしたが、それは数年も前のこと。実際に走ってみると気持ちが良い、非常に走り甲斐のあるコースだが、セットアップでは多くの妥協をしなくてはならない。データを解析し、検討を重ねると、我々が進む方向が見えて来ると思う。エンジニアと意見交換をし、正しいセットアップを見つけるために努力しなければならない。

    ステファン・サラザン:
    ドライコンディションの公式練習1回目は、TS040 HYBRIDの調子は最高だった。しかし、公式練習2回目が始まる寸前に激しい雨に見舞われた。豪雨の中を運転するのは結構面白いが、バランスはウエットの方がドライコンディションより良かった。もちろん限界で走ったり、リスクを追ってまでは走らなかったが、興味あるセッションだった。さて、明日はどうなるだろうか。

    マイク・コンウェイ:
    TS040 HYBRIDで初めての公式練習を走るのは気持ちが良かった。ドライビング・リズムは掴めたと思う。それほど多くの周回は走らなかったが、公式練習2回目の終盤に向けて調子が上がって来て、競争力のあるタイムも刻めたと思う。良い感じだが、明日はもっと走り込みたい。まだコースを学んでいるところもあり、予選、決勝で上位につけるためにプッシュし続けるつもりだ。

    TS040 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ)
    公式練習1回目: 5番手(1分52秒657) 31周
    公式練習2回目: 1番手(2分01秒333) 29周

    アンソニー・デビッドソン:
    基本的には順調な初日だった。我々は、今週末に直面するかもしれないすべての気象条件を体験した。ドライコンディションよりもウェットコンディションを多く走れたことも含め、両方のコンディションを走れたことは良かった。公式練習初日を一生懸命走ったが、ドライコンディションにならないと、本当の意味でのスピードとバランスについて判断するのは難しい。 我々は、行くべき方向は分かっているので、明日に期待している。

    ニコラス・ラピエール:
    良い初日だった。天候は誰にとっても同じで問題は無い。私にとっては初めてのサーキットであり、多くのアップダウンと、高速コーナーがあるので、学ぶことは、そう簡単ではない。しかし、ここに来る前に、多くのオンボードカメラを見て、コースレイアウトを学んで準備をして来た。TS040 HYBRIDは、素晴らしく、ドライコンディションもウェットコンディションも良い兆候を示しているのが幸いだ。

    セバスチャン・ブエミ:
    ここ数日天候が荒れていたようだが、今日も非常に変わりやすい天候だった。そんな中でひとつ言えることは、公式練習1回目のタイムこそ満足のいくものではなかったけれど、我々はウエットでもドライでもかなり調子が良かったということだ。明日は万全を期し、最高のセットアップに務める。それが出来れば良い結果に結びつくはずだ。きっと良い週末になる事と信じている。

  • トヨタ、新たなドライバーを加えてWEC後半緒戦オースティンへ

    トヨタ、新たなドライバーを加えてWEC後半緒戦オースティンへ

    トヨタは、今週末の9月20日(土)、6月のル・マン24時間レース終了後から3ヶ月にわたるインターバルを経て、アメリカ・テキサス州オースティンで行われるFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間からシリーズ後半戦へと臨む。

    2014年シーズン全8戦中3戦が終了した現在、マニュファクチャラーズ選手権ではトヨタ・レーシングが1ポイントリードでの首位。また、TS040 HYBRIDの#8ドライバーであるアンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミの3人は、ドライバーズ選手権で2位以下に20ポイント差の首位につけている。

    TS040 HYBRIDの#7は、日本のレースとの日程の都合上、中嶋一貴は参戦を見合わせる。代わりに、テスト兼リザーブドライバーであるイギリス人マイク・コンウェイがドライバーラインナップに名を連ね、レギュラードライバーのアレックス・ブルツ、ステファン・サラザンとともにハンドルを握る。

    先月31歳の誕生日を迎えたコンウェイは、シリーズ参戦している米国インディカー・シリーズで今季2勝を挙げている。

    6月のル・マン24時間レースには専用のローダウンフォース仕様で臨んだTS040 HYBRIDは、オースティンのレースではハイダウンフォース仕様に戻される。このハイダウンフォース仕様は、開幕戦シルバーストンで1-2フィニッシュを挙げている。

    このハイダウンフォース仕様のパッケージは8月にマニクール・サーキットで2日間のテストを行った。テストはコンウェイとラピエールが担当し、オースティンに向けての準備を終えた。

    四輪駆動で1000馬力を発揮するTOYOTA HYBRID SYSTEM RACING(THS-R)は、5.516kmのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは3.76MJのハイブリッドブーストをコースのどのポイントでも発揮することが許される。

    オースティンでは18日(木)に14:45(日本時間翌19日4:45)と19:30(同9:30)からそれぞれ90分ずつの練習走行セッション。19日(金)は10:20(同0:20)からの1時間の最終練習走行セッションを経て、18:35(同8:35)からLMPクラスの予選が行われる。決勝レースは20日(土)17:00(同7:00)、深夜に及ぶ6時間レースのスタートが切られる。

    木下美明 (チーム代表)
    「我々はル・マンで起きたことをつぶさに振り返って、今季はチャンピオンシップを獲る、と固く心に決めた。オースティンは、多忙な後半戦の始まりであり、我々が望む結果を得るためにはベストを尽くさなければならない。レースに向けた準備は整っている。マイクが我々のレースチームに加わるのは歓迎だ。彼は速く、聡明なドライバーで、レギュラードライバーと同等に走ることが出来ると期待している。今週末のレースではTS040 HYBRID をハイダウンフォース仕様に戻すが、このパッケージはシルバーストンでその強さを証明済みなので、オースティンでも同様の成果を得られると確信している」

    アレックス・ブルツ (TS040 HYBRID #7)
    「待ちわびたシーズン後半戦がスタートする。私にとっては、オースティンでのレースは初めてだが、実はサーキットの設計時にコースレイアウトのアドバイザーをしていたので、全てのコーナーを熟知している。良いレースが出来る、高速で流れるようなコースなので、自らレースを体験出来るのが楽しみだ。長い夏休みの後だが、今週末のレースに集中し、早くリズムを取り戻すことが重要だ。タフなレースになるが、我々にはTS040 HYBRIDという勝てる武器がある」

    ステファン・サラザン (TS040 HYBRID #7)
    「この夏は、他のレースやラリープロジェクトで忙しくしていたが、TS040 HYBRIDのハンドルを再び握ることが出来ることをとても楽しみにしている。アレックスと私には今週末、マイクという新しいチームメートが加わる。マイクと一緒にレースが出来る初のレースウィークエンドだが、強力なラインナップになると信じている。オースティンのコースは楽しめるし、アメリカでレースをするのも好きだ。素晴らしい雰囲気だし、ファンはモータースポーツを愛している。アウディ、ポルシェとの激闘になると思うが、ナイトレースというのがまた格別だ」

    マイク・コンウェイ(TS040 HYBRID #7)
    「TS040 HYBRIDでの初レースに本当に興奮している。特にWECのアメリカラウンドというのも格別だ。他のレースシリーズをアメリカで戦っているので、アメリカのファンを前にレースをするのは本当にアットホームな感じがする。先月のマニクール・サーキットでは良いテストが出来た。おかげで、四輪駆動1000馬力のハイブリッドシステムに順応出来たし、ケルンのTMGではシミュレーターセッションを行い、LMP1でのレースデビューには万全の準備が出来たと思う。チームメンバー、それからアレックス、ステファンと共にオースティンで一緒に戦うことを待ちきれない」

    アンソニー・デビッドソン (TS040 HYBRID #8)
    「ル・マンでのレースが随分と前のことの様に感じる。レースドライバーにとって3ヶ月もコックピットから離れるのは非常にフラストレーションが溜まるものだ。準備はもう出来ており、オースティンでスタートするのを待ち切れない。オースティンは素晴らしいコースで、走っていても本当に楽しいコースのひとつだ。この週末は、アメリカでチャンピオンシップのリードを更に広げることが目標だ。簡単には行かないことも知っているし、我々のライバルが3ヶ月前のままではないことも承知しているが、同様に我々も挑戦への準備は出来ている」

    ニコラス・ラピエール (TS040 HYBRID #8)
    「オースティンで去年レースを戦っていないので、今年は初めてのレース。どんなドライビングをすることになるのかとても楽しみだ。素晴らしいコースだとチームメイトからも聞いているので、表彰台の一番高いところに戻りたい。今シーズンは2台体制で素晴しいスタートを切れた。しかし、ル・マンは3位で終わることが出来たとはいえ、TS040 HYBRIDの戦闘力は高かっただけに、とても残念だった。しかし、今はもう過去のことであり、チャンピオンシップを獲ることに完全に集中している」

    セバスチャン・ブエミ (TS040 HYBRID #8):
    「とてもモチベーションは高い。選手権をリードしてこのレースに臨むのだが、残りのシーズンもこのリードを維持したい。タフなレースになるが、我々は楽観もしている。何故なら、TS040 HYBRIDは今シーズンの勝利を狙える戦闘力を備えている。オースティンのコースは我々のTS040 HYBRIDにうまくフィットしていて、昨年勝利を競い合った良いイメージもある。オースティンはとても暑くなるが、今回はナイトレースなのが救いだ。これはファンにとっても同じで、たくさんの声援を期待している」

  • トヨタ、自動運転技術の開発状況について公表

    トヨタ、自動運転技術の開発状況について公表

    トヨタは、9月7日(日)から米国ミシガン州で開催される「第21回ITS世界会議デトロイト2014」(以下、ITS世界会議)に先立ち、安全運転支援に向けた自動運転技術に関し、開発の進捗状況を公表した。

    トヨタは、交通事故死傷者ゼロという究極の目標に向け、クルマの安全性を一層向上させるべく、自動運転技術や「つながる」技術に取り組んでいる。自動運転技術の研究を通じて得た先端要素技術や知見を利用し、次世代の高度運転支援システムをできるだけ早く、幅広いお客様にお届けできるよう、努力を続けている。

    今回公表された主な高度運転支援システムと要素技術は以下の通り。

    1. 高度運転支援システム

    【オートメイテッド・ハイウェイ・ドライビング・アシスト(AHDA)】
    トヨタは昨秋、高速道路上での安全運転を支援することを目的にAHDAを開発、公表した。今回新規に公表し、ITS世界会議でも展示されるAHDAは、昨年のものとは異なり車車間通信技術は搭載していないが、米国の実際の道路環境にあわせて改良されており、時速70マイル(約110キロ)まで対応可能。このAHDAは、主に3つの技術により、高速道路で安全に車線・車間を維持しながら走行できるよう、ドライバーの運転を支援する。

    1)ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール(DRCC)
    フロントグリルに搭載された77ギガヘルツのミリ波レーダーで先行車を検知し、一定の車速および先行車との距離を確保する。

    2)レーン・トレース・コントロール(LTC)
    前方カメラや77ギガヘルツのミリ波レーダーからのデータを用いて白線や前方車両を検知、最適な走行ラインを算出し、自動的にステアリングや加減速を適切に調整。ドライバーが車線内で、走行ラインをより簡単かつ安全に維持できるよう、支援を行う。

    3)ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)
    高度運転支援システムにおいてもドライバーが常に運転の主役であるべきとの考えのもと、手動運転と自動運転の切り替えがスムーズに行えるよう、専用のHMIを採用。

    ・プレビューHMIでは、走行中の道路状況および、これまでに蓄積されたセンサーの作動実績データに基づき、高度運転支援システムの利用が制限されうる場面で、ドライバーに事前に警告を発する機能を備える。また、地図データ、GPS、カメラ、レーダー等を活用することで、現在走行している車線を把握し、より正確に警告を発することができる。

    ・ドライバーモニターやステアリング・タッチ・センサーなどの技術により、ドライバーの顔の向きやドライバーの手がステアリングに触れているかを検知することで、運転への集中度を判断し、必要に応じてドライバーに警告を出す。

    なお、今回公表のAHDAに基づいた技術を、2010年代半ばに米国で商品化する予定としている。

    2. 要素技術

    【車載用イメージングレーザーレーダー(SPAD LIDAR)】

    豊田中央研究所と共同開発したSPAD LIDARを新たに公開。SPAD LIDARは、性能向上に加え、大幅な小型化、低コスト化を図り、コンパクトに車載することができる。

    また、従来のミリ波レーダーとステレオカメラ両方の機能を1つで備え、障害物の位置や形状を高精度で検知できると共に、昼夜問わず、外光にあわせて感度を調節するアクティブセンサーを搭載している。

    なお、昨年1月に米国ネバダ州で開催された「2013 International Consumer Electronics Show」(以下、CES)にて、研究中の自動運転技術の実験車を公開したが、この実験車では、より大型のLIDARをルーフ上に搭載していた。

    SPAD LIDAR・・・Single Photon Avalanche Diode Light Detection And Rangingの略

    【3Dヘッドアップ・ディスプレイ(3D-HUD)】
    米国のToyota Info Technology Center, U.S.A., Inc. を中心に、人と車両の連携向上を目指し、開発を進めている革新的なインターフェイス。車両の状態、標識や交通状況などの情報を、フロントガラス越しの道路上に重なるように3D表示することができる。クルマとドライバーが「チームメイト」となるキーデバイスとして研究している。

  • トヨタ、ランドクルーザー“70”を誕生30周年を記念して期間限定発売

    トヨタ、ランドクルーザー“70”を誕生30周年を記念して期間限定発売

    トヨタは、ランドクルーザー“70”シリーズを8月25日に発売し、全国のトヨタ店(大阪地区は大阪トヨペット)を通じて、期間限定で注文を受け付けることを発表した。

    ランドクルーザー“70”シリーズは、悪路走行に適したヘビーデューティ仕様として1984年に日本国内で販売を開始し、その後30年にわたって世界各国で愛用されてきた。日本国内では2004年に販売を終了したが、“70”シリーズの復活を望むファンの強い要望に応えるべく、誕生30周年を記念して、ランドクルーザー“70”シリーズを期間限定で再び発売する。

    今回発売のランドクルーザー“70”シリーズは、ラダーフレーム構造による高い堅牢性・耐久性や、V6・4.0Lガソリンエンジンとパートタイム4WDを組み合わせて実現した高い走破性など、これまで培ってきたランドクルーザーの特長はそのままに、現代的な内外装デザインや安全装備などにより、時代の要請に合った仕様としている。また、過去に発売していた4ドアバンに加え、国内で初めてダブルキャブピックアップトラックを追加し、ラインアップを充実させた。

    価格は、4ドアバンが360万円(税込)、ピックアップが350万円(税込)。

    ランドクルーザー“70”シリーズ 画像

  • トヨタ、童夢が所有する風洞の購入についての交渉開始を発表

    トヨタ、童夢が所有する風洞の購入についての交渉開始を発表

    トヨタは、童夢が所有する風洞の購入に関して、今後、両社が交渉を開始することで合意に至ったと発表した。

    トヨタは、トヨタテクノクラフトを通じてSUPER GT GT500クラスに参戦するレクサス RC Fレース車両の開発や、来年発売を予定しているレクサス RC F GT3レース車両の開発を行っている。

    トヨタは「今後、風洞の購入が実現すれば、レース車両の空力開発をより効果的に進めることが可能となり、その開発を通じての人材育成や得られたノウハウの量産車へのフィードバックなど、『もっといいクルマづくり』のために活用していく予定である」としている。

  • トヨタ、WEC第4戦は中嶋一貴に代えてマイク・コンウェイを起用

    トヨタ、WEC第4戦は中嶋一貴に代えてマイク・コンウェイを起用

    トヨタ・レーシングのテスト兼リザーブドライバーであるマイク・コンウェイが、9月20日(土)に米国テキサス州オースティンで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースではレースドライバーとして初参戦する。

    イギリス人のマイク・コンウェイは、WEC第4戦の前週、日本でスーパーフォーミュラ第5戦に出場する中嶋一貴の代役として、TS040 HYBRID #7をドライブする。コンウェイは、シリーズ参戦している米国インディカー・シリーズで今季2勝を挙げている。

    マイク・コンウェイは既に、冬季テストでTS040 HYBRIDでの走行経験を積んでおり、また、昨年のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースにはLMP2クラスのドライバーとして出場。クラス優勝、総合5位に入っている。

    オースティンでマイク・コンウェイは、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共にTS040 HYBRID #7をドライブ。中嶋一貴はWEC第5戦として10月12日(日)に富士スピードウェイで行われる「富士6時間耐久レース」でTS040 HYBRID #7のドライバーとして復帰する。

    全8戦のWECシリーズ第4戦に、トヨタ・レーシングはマニュファクチャラーズ部門首位、ドライバーズ部門でもアンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエールとセバスチャン・ブエミの3名がポイントリーダーとして臨む。

    マイク・コンウェイ TS040 HYBRID #7:
    TS040 HYBRIDで、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのレースに出場出来るのは本当に嬉しい。スタートが待ち切れない。TS040 HYBRIDは素晴らしいレースカーであり、特に、四輪駆動で1000馬力を発揮するハイブリッドブーストは、オースティンでのレースを間違いなく楽しいものにしてくれるはずだ。この機会を与えてくれたチームに感謝したい。世界選手権を戦っているチームに貢献すべく全力を尽くす。この挑戦に対する準備は出来ており、どれだけの力が見せられるか、楽しみにしている。

  • トヨタ86ラリーカー、WRC第9戦ドイツにてデモ走行

    トヨタ86ラリーカー、WRC第9戦ドイツにてデモ走行

    トヨタモータースポーツ(TMG)が独自開発中の86ラリーカー “GT86 CS-R3”のプロトタイプ車が、ドイツで行われる世界ラリー選手権第9戦(8月21〜24日)でデモ走行する。

    このトヨタ86ラリーカーは、WRCのR3カテゴリーに適合するよう開発中のもので、今回、90年代後半にセリカGT-Fourに乗りWRCで活躍した女性ラリードライバー、イゾルデ・ホルデリートさんがドライブする予定。

    今回のラリーでは、このGT86 CS-R3は競技そのものには参加せず、コースの安全確認のために各ステージを先発走行する。また、プロトタイプ車としての評価とホモロゲーション(認証)取得前の最終仕様確定に向けた改良も目的としている。

    なお、このGT86 CS-R3は今後、ヨーロッパにてプライベーター向けに販売される予定となっている。

    GT86 CS-R3