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  • トヨタ、“5大陸走破プロジェクト 第3弾”を南米で開始

    トヨタ、“5大陸走破プロジェクト 第3弾”を南米で開始

    トヨタは、2014・15年に続いて、第3弾となる“5大陸走破プロジェクト”を南米で8月22日に開始したと発表した。

    日本と現地事業体の従業員約110名が協力しながら、約3か月半にわたり、南米大陸の多様で厳しい道を走破。従業員自らがステアリングを握り、走行するという現地現物の経験を通じて、「もっといいクルマづくり」を担う人材の育成を目的としている。

    トヨタは2014年に豪州で5大陸走破プロジェクトの第1弾を開始。従業員80名が世界の様々な道が凝縮されていると言われるオーストラリアの砂漠や悪路が続く過酷な道を約20,000km走破し、テストコースでは得ることのできないクルマづくりの数々のヒントを得た。

    2015年には、北米で第2弾を実施し、トヨタ従業員140名が約28,000kmの道を走破。夏季と冬季に分けて実施することで、デスバレーなどの酷暑地やアラスカ・カナダの寒冷地など、厳しい走行環境下でクルマに求められる性能や水準を学んだ。

    第3弾となる今回の南米大陸走破では3チームに分かれ、計7か国で約20,000kmを走破する予定。いくつもの国境を越える中で、多様な文化、風土を肌で感じながら、熱帯の泥濘路や標高4,000m以上の高地山岳路を走行するほか、強い横風が吹く道での高速走行などを実施。また、世界一過酷なモータースポーツと言われるダカール・ラリーのコースにもなっている砂丘やワジ(涸(か)れ川)なども走行し、厳しい環境を走り抜くなかで、参加メンバーの「もっといいクルマづくり」の感性を磨いていく。

    豊田章男社長は「自らステアリングを握り、さまざまな道と対話する現地現物の経験の中で、感じたことや考えたことが、『もっといいクルマづくり』のヒントになる。今回の南米走破は国や地域によって『道が変わる』だけでなく、『気温や高低差が変わる』クルマにとってもドライバーにとっても数多くの困難に直面するプロジェクト。さまざまな壁を乗り越える中で、それぞれの感性を磨いてきてほしい」と述べた。

    トヨタはモータースポーツをクルマの持つ「夢」や「感動」をお客様にもたらす重要な活動と位置づけ、TOYOTA GAZOO Racingの傘のもとで、「もっといいクルマづくり」に向け、人を鍛え、クルマを鍛える活動から、クルマファン層を広げる活動まで一貫して取り組んでいる。

    2007年からはドイツで開催する「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に従業員で構成したチームで参戦。クルマを極限状態に置くレースを通じて「人づくり」を進めてきた。5大陸走破プロジェクトもこのモータースポーツ活動の思想を根幹とした「TOYOTA GAZOO Racing」の取り組みの一環として推進。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年をマイルストーンとし、グローバルトヨタ34万人が心ひとつに「もっといいクルマづくり」を推し進め、より多くのお客様に笑顔になっていただけるよう、今後も活動を継続していく。

    トヨタ自動車 5大陸走破プロジェクト 第3弾 TOYOTA

  • トヨタ、「ル・マン2016 ドキュメントムービー」を公開

    トヨタ、「ル・マン2016 ドキュメントムービー」を公開

    トヨタ、今年惜しくも2位に終わった“WEC(世界耐久選手権) ル・マン24時間レース”を振り返る映像「ル・マン2016 ドキュメントムービー」を公開した。

    「ル・マン2016 ドキュメントムービー」では、世界3大レースの1つである今年の“ル・マン24時間レース”のハイライトを映像で振り返ることができる。ドキュメントムービーを通じて、今年は残り3分で達成することができなかったTOYOTA GAZOO Racingの悲願“ル・マンでの勝利”に対する想いを表現していく。

    また、TOYOTA GAZOO Racingサイト内では、ドキュメントムービーの他にも、今年のル・マン24時間レースに参戦した日本人ドライバー、中嶋一貴選手、小林可夢偉選手、レーシングハイブリッド・プロジェクトリーダーの村田久武(モータースポーツユニット開発部長)、の3名によるインタビューテキストを公開。それぞれの視点で今年の「ル・マン24時間レース」を振り返り、“ル・マンでの勝利”やWECを通じたクルマづくりにかける想いについて語っている。

    関連:ル・マン2016 特別ハイライトページ

  • トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 第4戦 もてぎ プレビュー

    トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 第4戦 もてぎ プレビュー

    8月20日(土)と21日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでスーパーフォーミュラの第4戦「ツインリンクもてぎ2&4レース」が開催される。

    全7戦で戦われる2016年シーズンのスーパーフォーミュラも、折り返しの4戦目を迎える。この第4戦は、後半戦へ向けた新スペックエンジンが投入されるタイミングとなっており、後半戦を占う意味でも非常に重要な一戦となる。

    新スペックエンジンと2スペックタイヤで注目の1戦
    加えて、今大会は新たな試みとして通常1スペックのタイヤで争われてきたスーパーフォーミュラで、1段階柔らかいソフトタイヤが追加導入される。このソフトタイヤは、前戦富士のあとにテストが行われ、その結果を踏まえるとタイムアップが図られることは間違いない。

    決勝レースではこの新しいソフトタイヤと、従来のミディアムタイヤの両方を使用しなくてはならず、タイヤ戦略も非常に興味深いレースとなるだろう。追い抜きの難しいコースということで、予選から激しい争いが繰り広げられるはずだ。

    また、8月後半ということで、シリーズで最も暑いコンディションのレースとなることが予想される。タイヤやエンジン、ブレーキ、そしてドライバー自身にも大きな負担を強いる酷暑のレースで、後半戦へ向けて誰が抜け出すか、注目の一戦だ。

    珍しいオーバル併設のテクニカルコース
    1997年オープンと比較的新しい施設であるツインリンクもてぎは、1.5マイル(約2.4km)のオーバルコースと4.801kmのロードコースが併設された、世界でも珍しいサーキット。メインストレートはオーバルのストレートと並行し、コース途中2回にわたってトンネルでオーバルコースの下をくぐる。

    ロードコースではSUPER GTの他、二輪の世界選手権日本グランプリも開催されている。比較的タイトなコーナーやヘアピンをストレートで結んだストップ&ゴーが繰り返されるサーキットのため、ブレーキやタイヤ、ドライバーへの負担も大きい。

    観戦ポイントは数多く、後半セクションはコースの比較的近くで観戦できる他、オーバルコース脇は高さがあり、コースの広い範囲を見渡すことも出来るなど、バリエーションに富んでいる。

    現在レースには使用されていないオーバルコースにはストレート付近に観戦スタンドが設けられる他、第3-4ターンには特設駐車場も用意され、自分の車でオーバルに乗り入れることが出来るのもユニークな点だ。

    好調オリベイラ&もてぎが得意なインパルチームの組合せが優勝候補筆頭
    石浦、中嶋一貴、ロッテラーらとの好バトルに期待

    もてぎと言えば、SF14以前はアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が通算6勝と圧倒的な強さを見せてきたが、SF14初年度となった2014年は欠場。この年はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がポール・トゥ・ウィンでもてぎでの自身5勝目を挙げた。

    オリベイラは今季、前戦富士も制するなど勢いに乗っており、また、チーム・インパル自身がもてぎを得意としていることもあって、今大会の優勝候補最有力と言える。

    対抗馬の本命は、昨年ポール・トゥ・ウィンでもてぎを制したディフェンディングチャンピオンの石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)。そして昨年この石浦を最後まで追い、2位に入った中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)も外せない。今季新しいタイヤとなったことで、シーズン序盤苦しんだトムス勢だが、前戦富士で中嶋一貴が2位に入るなど調子を取り戻してきており、ロッテラー共々優勝争いに絡んでくるはずだ。

    そして、もてぎが得意なインパルチームのもう一台、ルーキーながらファイティングスピリット溢れる走りで今季台風の目となりつつある関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)も注目だ。前戦富士で3位表彰台を獲得した勢いで今大会も魅せてくれるだろう。

    また、今季は未だノーポイントと苦戦を強いられている小林 可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)も、昨年のもてぎ戦では初走行のコースながら予選3番手を獲得。決勝は不運なピットトラブルなどで順位を落としたが、ここから、速さを取り戻す一戦となることを期待したい。

  • トヨタ:SUPER GT第5戦 富士 レースレポート

    トヨタ:SUPER GT第5戦 富士 レースレポート

    8月7日(日)富士スピードウェイでSUPER GT第5戦の決勝レースが行われた。予選で後方に沈んだLEXUS RC F勢は追い上げを図ったが叶わず、伊藤大輔/ニック・キャシディ組のau TOM’S RC F 36号車が最上位の5位フィニッシュという厳しい結果に終わった。

    8月6日(土)、7日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT 第5戦「FUJI GT 300km RACE」が開催された。

    前戦SUGOから僅か2週間のインターバル、そして3週間後には鈴鹿1000kmが待つ「真夏の3連戦」は2戦目を迎えた。前戦SUGOでは、終盤、4台のLEXUS RC F勢による怒濤の追い上げで逆転が期待されたが、他車のクラッシュによる赤旗でレースは短縮終了、猛追劇は水を差される形となってしまった。

    LEXUSチームのホームコースである富士だが、昨年の夏大会は立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO RC F 38号車が2位、今年のGWに行われた第2戦でもヘイキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が2位。また、今季これまでの3戦もLEXUS RC Fは全レース2位と、惜しくも勝利に届かない戦いが続いている。

    LEXUSチームはこの悔しさをバネに、「ホーム」富士での勝利を目指し臨んだ。

    6日(土)、夏の日差しの下で上位8台がQ2へと進出するQ1(15分間)は予定よりも6分遅れた午後2時51分に開始されたが、いつも通り全車ガレージ内で待機。残り9分を切ったあたりからコースイン。気温33度、路面温度は50度を超える酷暑のコンディションでのアタックが繰り広げられた。

    LEXUS勢では最初にコースインしたWedsSport ADVAN RC F 19号車の国本雄資が7番手タイムをマーク。しかし、6番手以降の7台が0.3秒以内に入る僅差の争いの中、LEXUS勢の残る5台は惜しくもQ2進出ならず。au TOM’S RC F 36号車が10番手、WAKO’S 4CR RC F 6号車が11番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が12番手。ランキング上位で重いウェイトハンデを積むDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車とKeePer TOM’S RC F 37号車はそれぞれ13,15番手。LEXUS勢は決勝レースで後方からの追い上げを目指すこととなった。

    午後3時36分から開始されたQ2(12分間)では、唯一進出を果たした関口雄飛が駆る19号車がライバルに先んじてコースイン。ライバルがピットで待機する中、たった1台でアタックを開始。関口は最後までアタックを続けたが、上位浮上は果たせず、8番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。

    7日(日)も好天に恵まれ、気温、路面温度共にうなぎ登り。気温33度、路面温度49度という真夏の暑さの下、午後2時35分に開始された地元静岡県警の白バイとパトカーの先導によるパレードラップとフォーメーションラップを経て、66周で競われる決勝レースのスタートが切られた。

    スタート直後はほぼグリッド順のまま周回が重ねられていったが、まもなく接触などによるアクシデントが多発する波乱の展開に。8、9周目にライバル勢にトラブルが出てLEXUS RC F勢の順位は繰り上がっていったが、10周目に最後尾スタートの37号車が突然のリアウィング脱落というアクシデントに見舞われ、TGRコーナーでコースアウト。何とかピットへは戻ったが、リアウィングの交換作業で大きくタイムをロスし、コース復帰時には7周遅れとなってしまった。

    18周目には接触を喫したGT300車両から出た破片排除のためにセーフティカーが導入。ドライバー交代が可能な最低周回数を超えた25周目にレースが再開された。このタイミングでLEXUS勢最上位の6位を走行していた19号車がピットへ向かい、国本から関口へとドライバーチェンジ。10番手スタートから6位へとポジションを上げていたキャシディの36号車は前車を激しく攻め、27周目に5位に浮上。

    その後、レース中盤にかけて次々にピット作業が行われていき、最後まで引っ張った39号車が36周目にピットインすると、伊藤へと交代した36号車がLEXUS勢の最上位5位となり、前を行くGT-Rを追う形となった。

    一時は5秒以上あった差を最後は2秒以下にまで詰めた伊藤の36号車だったが惜しくも届かず、5位でフィニッシュ。LEXUS RC Fは最上位が5位という厳しい結果でホームレースを終えることとなった。

    レースを通してLEXUS RC F同士の好バトルを見せ観客を湧かせた38号車が7位、39号車が8位、6号車が9位、19号車が10位でポイントフィニッシュを果たした。

    au TOM’S RC F 36号車 ドライバー  伊藤大輔
    基本的には辛いレースだった。勝った12号車(GT-R)以外のライバルとは同じくらいのレベルで走れていたと思う。前半ニック(キャシディ)が良い走りをしてくれたし、セーフティカーで差が詰まったこともあり、それなりに良いポジションでバトンを受け取れたが、自分のスティントの序盤はオーバーステアが強く、クルマのバランスがなかなか取れない状況で前に離されてしまった。周回を重ねていくうちにバランスが改善され、終盤は前との差を詰めて行けたが、最初に離された分を取り戻すだけで、逆転まで仕掛けられなかったのは残念だ。今レースは予想外にLEXUS勢が苦しい展開になってしまったが、次の舞台となる鈴鹿では先日のテストでも良い手応えを得ているので、自信を持って戦いたい。

    au TOM’S RC F 36号車 ドライバー  ニック・キャシディ
    自分のスティントでは、ライバルをパスするなどバトルを楽しめて、とてもエキサイティングだった。後半を担当した(伊藤)大輔も良い走りをしてくれた。予選10番手というポジションを考えれば大きな進歩を遂げられたレースだったと思う。とはいえ、もちろん次戦以降はもっと上を狙っていかなければならない。

    関連:SUPER GT 第5戦 結果:カルソニックIMPUL GT-Rが今季初勝利

  • トヨタ、TOYOTOWNのオリジナルLINEスタンプを配信開始

    トヨタ、TOYOTOWNのオリジナルLINEスタンプを配信開始

    トヨタは、コミュニケーションアプリ「LINE」において、2016年8月2日(火)から、TOYOTOWNのオリジナルLINEスタンプ「TOYOTA×LINE FRIENDS」(全16種類)を配信開始した。

    公式アカウントで第12弾目の配信となる無料スタンプには、LINEの公式キャラクターであるブラウンやコニーたち“LINE FRIENDS”とトヨタがコラボレーション。

    “LINE FRIENDS”がバレーボールやバスケットボール、シンクロナイズドスイミング、体操、ラグビー、車椅子競技まで、さまざまなスポーツ競技のシーンを織り交ぜスタンプを開発した。

    スタンプはTOYOTOWN LINE公式アカウントと友だちになることで、LINEアプリのスタンプショップから無料でダウンロードが可能。

  • トヨタ、勝田貴元・新井大輝がWRCに初挑戦

    トヨタ、勝田貴元・新井大輝がWRCに初挑戦

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにて欧州でトレーニング中の勝田貴元、新井大輝が、7月28(木)−31日(日)に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦、Neste Rally FinlandのWRC2クラスに参戦した。勝田貴元/ダニエル・バリット組は堅実な走りでクラス12位、総合27位で完走、新井大輝/グレン・マクニール組は最終日まで安定した走りを継続していたが、SS22でリタイアした。

    前回のFIA欧州ラリー選手権第6戦(ERC)auto24 Rally Estoniaで共にリタイアを喫した勝田・新井は、完走することを今回の参戦の第一目標とした。Neste Rally Finlandは、両選手が昨年よりトレーニングの拠点としているユバスキュラ(フィンランド)で開催され、2人はチーム関係者や地元ファンからの大きな声援を受けながら、4日間で総SS距離333.99キロを競うラリーに挑んだ。

    新井は3日目のSS16ではクラス6位のタイムを出すなど調子を上げていたが、4日目(最終日)のSS22でコーナーリング中にコーナー外側の木にリヤをヒットした結果、走行継続不可となり、ステージを2つ残してリタイアするという惜しい結果となった。一方、はやる気持ちを抑え、十分なマージンを取った走りに徹した勝田は、途中葛藤の表情を見せながらも、完走という目標を達成し、最後は清々しい表情で完走表彰を受けた。

    チーフインストラクターのヨウニ・アンプヤは「新井のリタイアは非常に残念だったが、2人とも十分な競技距離を走行し、世界レベルのラリーがどんなものかを理解することができたはずだ。この経験をもとに、また新たな一歩が踏み出せると考えている」と語った。

    2人は次回、8月19-20日に行われるフィンランド国内選手権第5戦「SM-Ralli Turku」に参戦する。

    勝田貴元
    「まずは目標だった完走ができてうれしいです。途中パンクやパワステのトラブルもありましたが、そういう経験もしながらフィンランドという特殊で難しいラリーを最後まで走りきれたことは自信につながりました。長い4日間のラリーは精神的に厳しかったですが、常にコミュニケーションを取り、僕をコントロールしてくれたダニエルにとても感謝しています」

    新井大輝
    「今回は残り2本というところでリタイアに終わってしまい、とても悔しいです。 今回のミスは、一言で言うのは難しいのですが、自分のペースノートに迷いがあったことが一番の原因だと思っています。次戦までに課題を明らかにして、集中して取り組んでいきます」

  • 【動画】 トヨタ、2017年 WRCに参戦するヤリスWRC公式動画を初公開

    【動画】 トヨタ、2017年 WRCに参戦するヤリスWRC公式動画を初公開

    TOYOTA GAZOO Racing WRCチームは、TOYOTA GAZOO Racingの目指す「もっといいクルマづくり」を具現化すべく、この9か月間開発を行ってきた。冬の間のチームの多大な努力を経て、この春、ヤリスWRC(日本名:ヴィッツ)はフィンランドにて最初のテスト走行に臨み、続いて南欧でのテストで快走した。

    これらの徹底したテストプログラムを通し、快調に走りだしたヤリスWRCは、今後も走行テストを続けることであらゆる道に鍛えられWRCの道に向かう。

    ■10回のテストで5000キロを走破!
    今年5月、期待と興奮に満ちたチームは、フィンランドの開発拠点に程近い場所でヤリスWRCの初シェイクダウンを行い、その後多くの場所でテストを繰り返している。開発はまだ初期段階であるが、欧州のあらゆる道ですでに5000キロを走破してきた。

    チーム代表のトミ・マキネンは次のようにコメントしている。「スケジュール通りに開発を進めるために、我々は懸命な作業を続けてきた。5月以来すでに多くのテストを予定通りにこなしている。2台目のテスト車両が加わったことでテスト計画はペースアップし、内容も多様化した。あらゆる環境と路面でテストを行い、2017年シーズンに万全の体制で臨みたいと考えている」。

    ■2台のテスト車両による相乗効果
    開発プログラムを最も効率よく行うため、2台目は早い段階で投入された。「2台体制を敷いた理由は、開発を2つのパートに分けたかったからである。1号車のチームはフィンランド国内で活動し、エンジンとギアボックスに焦点を当て、車両の信頼性と耐久性向上に注力している。2号車のチームはサスペンションに焦点を当て、スペインやポルトガルといったフィンランド以外の欧州をベースに活動している」とチーフエンジニアのトム・フォウラーは説明する。「ターマックでのテストはまだ始めていないが、車両のパフォーマンスレベルはとても高いと言える。これまでのところ大きな問題もなく進められており、チームの励みになっている」。

    ■テストドライバーラインナップ
    開発プログラムをさらに進める前の現時点では、トミ・マキネン、ユホ・ハンニネン*1、ヤルコ・ニカラ*2の3名が、交代でハンドルを握っている。「気持ちを抑えきれず、自分が一番に車両を走らせた」とマキネンは認める。「素晴らしいフィーリングで楽しく運転ができた。メインテストドライバーであるユホ・ハンニネン、そしてヤルコ・ニカラが加わってくれたことも、とても幸運だ」と付け加えた。ハンニネンは「最初に運転したときはとても感銘を受けた」と話す。「ハンドリングと車両のバランスは完璧だったし、設計も非常に優れている。クルマの信頼性が高く大きな問題もなかったので、フィンランド国外で初めて行ったテストでは時間を無駄にすることなく、予定通りの走行距離をカバーできた。様々な状況・条件でテストを行ってきたが、ヤリスWRCのパフォーマンスはとても安定している」と加えた。

    *1ユホ・ハンニネン: フィンランド出身ラリードライバー。 2010年にIRCチャンピオン、2011年にはS-WRC(現WRC-2)チャンピオンとなる。2014年、ヒュンダイワークスチームよりi20 WRCでWRCに参戦。また、2015年はフォードFiesta WRCでラリー・フィンランドにスポット参戦した
    *2ヤルコ・ニカラ:フィンランド出身ラリードライバー。16歳からモータースポーツを始め、2006年にはフィンランド国内ジュニアラリーチャンピオンを獲得。2007年のラリー・フィンランドでWRCデビュー。2012年のラリー・カタルーニャ(スペイン)ではMINIジョン・クーパー・ワークスで5位入賞した

    ■情熱にあふれ活気に満ちたチーム
    チームには毎週のように新しいメンバーが増えている。現在日本を含む7か国からのメンバーで構成される多国籍なチームは全員が「もっといいクルマづくり」の精神で、同じ目標に向かって邁進している

    「この家族のような雰囲気のチームをとても気に入っている。人がどんどん増えているにもかかわらず、チームの雰囲気がほとんど変わっていないことに驚いている。言語による壁もなく、チームには一体感があり、一人一人が妥協することなくベストを尽くしている。これらは成功するチームには必須条件の一つだと考えており、皆が同じ方向を向いていることをうれしく思っている」とマキネンは語る。

    TOYOTA GAZOO Racing WRC 公式映像 第1弾

  • トヨタ、実力発揮ならず無念の5位、6位フィニッシュ / WEC 第4戦

    トヨタ、実力発揮ならず無念の5位、6位フィニッシュ / WEC 第4戦

    7月24日(日)、FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、5位と6位という残念な結果に終わった。

    第2戦スパ、第3戦ル・マンで見せたTS050 HYBRIDのパフォーマンスから、高い望みと共に挑んだ第4戦ニュルブルクリンク。しかし、レース序盤に選択したタイヤが路面状況に合わずタイムを失った。それ以降、上位を争うことは出来なかった。

    TS050 HYBRID #5号車は優勝したポルシェ#1号車から1周遅れの5位、#6号車はトラブルにも見舞われて修復に時間がかかり、4周遅れの6位に終わった。

    ニュルブルクリンク以降、今シーズン後半戦のレースへ向けて開発された超ハイダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDのデビューは残念な結果となってしまったが、レース終盤のラップタイムで競争力を示せたのは次戦以降へ向けての励みとなった。

    5万8千人(週末合計)の観客が見守る中で、中嶋一貴とマイク・コンウェイの操る2台のTS050 HYBRIDは、高い路面温度を想定したタイヤを装着してレースのスタートを切った。第1スティント向けのタイヤコンパウンドは予選前に選択しなければならないが、チームは決勝日の路面温度を高く見積もり過ぎていた。

    アウディとポルシェが接近戦での首位争いを繰り広げる中、TOYOTA GAZOO Racingの2台は、スタートから90分を過ぎた時点で、首位から40秒以上引き離されての走行を余儀なくされた。

    このため、チームは2台に異なるコンパウンドのタイヤに換えることを選択。これにより状況は改善され、競争力を取り戻すことが出来たが、首位争いをするライバルとの差は手の届かないところまで開いてしまっていた。

    さらに、レースの折り返し直前には、アンソニー・デビッドソンのドライブしていた#5号車が、GTクラスの車両と接触し、車体前部を交換するために予定よりも早いピットインを強いられ、#5号車は順位を落とすこととなってしまった。

    レース前半に出された何度かのフルコースイエローによってもトップから離される結果になってしまった。中盤にかけて2台のTS050 HYBRIDは好ペースで周回を重ねていたが、#6号車がエンジン周辺部品の不具合のためピットで5分間に渡って修復を余儀なくされた。

    その時点から、チームの目標はトラブル無く最後まで走り切ることへと切り替えられ、それは達成された。

    次戦よりWECの舞台はヨーロッパ大陸を離れる。WEC第5戦は、初開催となるメキシコ6時間レース。オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスで9月3日(土)に決勝レースが行われる。

    佐藤俊男 チーム代表
    激しい戦いの末に勝利を勝ち取ったポルシェに祝福を送ります。先頭争いは非常にエキサイティングでしたが、残念ながら我々はそこに加わることが出来ませんでした。レース序盤の速さが足りず、厳しい一日となってしまいました。レース途中からコンパウンドの違うタイヤに交換したことでペースを取り戻すことが出来、新しいパッケージのポテンシャルを示すことは出来ましたが、遅すぎました。パッケージの改良を進め、シーズン後半となる遠征戦には更に競争力を高め戻って来ます。

    中嶋一貴
    我々にとっては厳しいレースでした。タイヤ選択が鍵でしたが、それが上手く働きませんでした。とにかくこのコースに我々のTS050 HYBRIDは少し合っていなかったように感じました。しかし、路面に適合したタイヤを装着してからは感触も良く、ライバルと比較してのペースも悪くありませんでした。最善を尽くしましたが残念な結果に終わった今日のレースを反省し、次のレースでは上位争いが出来ることを願っています。

    アンソニー・デビッドソン
    レースを通してスピードが足りず、期待外れの結果で終わってしまいました。もっと良い戦いが出来ることを想定していましたし、一時的には速さを見せられたこともありましたが、レースを通してではありませんでした。コース上の混雑にも苦しめられ、運にも恵まれず、接触を喫してしまいました。ここから仕切り直し、初めてのコースである次戦メキシコでは上位へ復帰することを目標とします。

    セバスチャン・ブエミ
    スタート時のタイヤが路面に合っていなかったのですが、コンパウンドの異なるものに交換してからは好調でした。ライバルと比較して僅かにダウンフォースが足りない感覚があり、ハードなレースになると思っていましたが、予想以上に厳しいものになってしまいました。すぐに次戦へ向けての準備を開始し、メキシコでは勝負出来るレベルまで復帰しなくてはなりません。

    小林可夢偉
    もっと上位でのフィニッシュを期待していました。全力を尽くしましたが、結果は望み通りにはなりませんでした。トラブルを懸命な作業で修復し、コースに戻してくれたメカニックに感謝します。彼らは今日一日素晴らしい仕事をしてくれました。ニュルブルクリンクは我々に向いているサーキットとは言えませんでした。次戦メキシコへ向けて改良を進め、再び上位争いが出来ることを望んでいますし、チーム全員でその目標に向けて努力して行きます。

    ステファン・サラザン
    難しい週末でした。残念ながら我々は序盤戦で路面に合わないタイヤコンパウンドを選択してしまい、ラップタイムに影響してしまいました。タイヤを換えたことでパフォーマンスは改善しましたが、それでも望んでいたレベルには届きませんでした。期待していたパフォーマンスを発揮することが出来ず、ここニュルブルクリンクは、我々の新しいパッケージをもってしても難しいコースでした。これから我々は次戦メキシコの準備のために懸命に働かなくてはなりません。

    マイク・コンウェイ
    チームにとって厳しいレースでした。スタートから良いペースで走ることが出来ず、ペースを取り戻してからはトラブルに見舞われるなど、運にも見放されたレースでした。#5号車も苦戦を強いられるなど、全体的に上手く行かない週末でした。今シーズンの残りレースはもっと良いレースが出来ることを祈っています。

  • トヨタ:天候に翻弄され、2台のTS050 HYBRIDは3列目から決勝へ

    トヨタ:天候に翻弄され、2台のTS050 HYBRIDは3列目から決勝へ

    FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースの予選が行われた。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは変わりやすい天候に翻弄され満足いくアタックが出来ず、5,6番手でグリッド3列目から明日の決勝レースに臨むこととなった。

    朝から断続的な雨に見舞われ、変わりやすいコンディションの中で、チームはタイヤチョイスやセッティングに悩まされる一日となった。

    午前中の公式練習第3回目は、霧のために予定より45分遅れで実施。ウェットコンディションで開始されたが、雨は止み、セッションが進むにつれてコースコンディションが改善していき、中盤以降はドライでの走行になった。2台のTS050 HYBRIDは、ライバル勢と遜色のないタイムを叩き出し、予選、決勝での走りにも期待がかかった。

    しかし、予選のグリーンライトが点灯する直前から軽い雨が降り始め、セバスチャン・ブエミと小林可夢偉がドライブする2台のTS050 HYBRIDは、インターミディエイト・タイヤで最初のアタックに向かった。しかし、雨はすぐに上がってコースのライン上は乾き始め、2台は共に1周のアタックの後すぐにピットへ戻り、ドライ仕様のタイヤへと交換した。

    同時にこのピットでブエミはアンソニー・デビッドソンへ、小林はステファン・サラザンへとドライバーを交代し、共にラップタイムを2秒以上更新した。

    WECの予選では、2人のドライバーそれぞれのベストタイムの平均でグリッドが決定されるため、ブエミと小林はドライタイヤで再度アタック。
    2人はインターミディエイト・タイヤでのタイムは更新したが、アタックラップ中に再び雨が降り始めて一気に路面コンディションが悪化。結局グリッドポジションを上げることは出来なかった。2台のTS050 HYBRIDは3列目から明日の6時間レースに臨むこととなる。

    決勝レースは、24日(日)の午後1時(日本時間・午後8時)にスタートが切られる。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第3回目:  2番手 (1分41秒293), 28周
    公式予選:  6番手 (平均1分40秒748)

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第3回目:  6番手 (1分42秒309), 30周
    公式予選:  5番手 (平均1分40秒639)

    アンソニー・デビッドソン
    複雑なコンディションでの困難な予選でした。ドライブするのも難しかったのですが、1周のアタックではコース上の混雑にも苦しみ、上位争いには加われませんでした。決勝レースこそが重要ですし、決勝でのペースには自信があります。

    セバスチャン・ブエミ
    天候のおかげで奇妙な予選となってしまいました。我々はタイヤ選択やセットアップの面で決勝レースに焦点を合わせていたので、予選でのパフォーマンスについては妥協せざるを得ませんでした。それが予選の結果に出てしまったということですが、でも少し残念です。

    小林可夢偉
    予選時のコンディションは簡単ではありませんでしたが、我々が狙っているのは予選ではありません。我々は決勝レースでのセットアップに集中しており、3列目グリッドはその結果と言えます。レースは別の展開になると思っていますし、力強いレースが出来ると思っています。

    ステファン・サラザン
    コースコンディションは非常に難しい状況でした。我々がドライタイヤでコースインした時、まだコース上には濡れた部分が残っており、限界でのアタックは出来ませんでした。厳しい予選結果となったことは分かっていますが、1周のアタックではない、決勝レースのペースでは勝負出来るはずです。我々のターゲットは決勝レースであり、決勝へ向けたTS050 HYBRIDのバランスも良いので、良いレースが出来ると思っています。

  • トヨタ、新空力パッケージのTS050 HYBRIDに手応え / WEC 第4戦

    トヨタ、新空力パッケージのTS050 HYBRIDに手応え / WEC 第4戦

    FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースが開幕。初日の7月22日(金)には2度にわたる公式練習走行が行われた。TOYOTA GAZOO Racingは、新空力パッケージのTS050 HYBRIDで着実な手応えを得た。

    TOYOTA GAZOO Racingの本拠地があるドイツ・ケルンから90km程に位置するニュルブルクリンク・サーキット。ここで開催される6時間レースは、メカニカルトラブルで勝利を逸した第2戦スパ、第3戦ル・マンでの雪辱を果たす絶好のチャンスである。

    舞台となるグランプリコースは、1周5.148km。2台のTS050 HYBRIDは決勝レースを見据え、データの収集及びセッティング作業などの準備作業をこなした。
    チームはこのニュルブルクリンク6時間レースで、シーズン後半戦へ向けて開発された超ハイダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDをデビューさせた。この新空力パッケージは、ストレートでの最高速よりも、コーナーリング時の性能を重視している。

    正午から行われた公式練習1回目では、TS050 HYBRID #5号車が1分42秒593で首位のポルシェから0.890秒差の5番手。#6号車が1分43秒635で6番手。午後4時半からの公式練習2回目には共にタイムを短縮、#6号車が1分41秒822で4番手、#5号車は1分42秒325で6番手タイムをマークした。

    幸にも公式練習初日は暖かく、ドライコンディションのまま両セッションを終えることが出来、TOYOTA GAZOO Racingは2台で合計155周、約800kmをトラブル無く走破。新パッケージの最適化に向けて着実な手応えを得た。

    明日23日(土)は、午前9時15分(日本時間午後4時15分)から60分間の公式練習3回目が行われた後、午後2時45分(同午後9時45分)よりLMPクラスの公式予選が行われる。決勝レースは、24日(日)の午後1時(同午後8時)にスタートが切られる。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目: 5番手 (1分42秒593), 34周
    公式練習第2回目: 6番手 (1分42秒325), 40周

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第1回目: 6番手 (1分43秒635), 35周
    公式練習第2回目: 4番手 (1分41秒822), 46周

    中嶋一貴
    TS050 HYBRIDの感触は良く、特にロングランでのバランスとパフォーマンスには満足しています。1周のタイムについては更に向上の余地があると思いますが、トップからそれほど大きな差ではありません。今日は幸運にも好天に恵まれましたが、この後の週末の天候が気がかりです。

    アンソニー・デビッドソン
    建設的な一日で、天候にも恵まれてセットアップ作業もはかどりました。ロングランについては全員が満足していますが、ニュルブルクリンクは天候が不安定なことが多いので、ウェットでの走行も試せれば良いと思います。TS050 HYBRIDのバランスにも満足しており、これまでのところは問題はありません。

    セバスチャン・ブエミ
    今日の結果には満足しています。ダウンフォースを増した新しい空力パッケージでの初走行で、多くのデータが得られました。ラップタイムも充分に競争力のあるもので、週末へ向けては自信があります。ここまでは順調です。

    小林可夢偉
    今日は多くの作業をこなし、全体的に上手く行きました。まだやるべきことはあり、それによって更なるパフォーマンスの向上も見込めるでしょう。我々のなすべきことは1周のアタックタイムではなく、決勝レースにおいて安定したハイペースで走ることが狙いです。

    ステファン・サラザン
    有意義な一日でした。新しい空力パッケージは、ニュルブルクリンクのようなコースに合っています。決勝レースのために非常に重要なタイヤ戦略とセットアップで有意義な作業が出来ました。全てに満足しています。非常に接近した、厳しい戦いになると思いますが、ベストを尽くします。

    マイク・コンウェイ
    正しい方向性で、TS050 HYBRIDの性能を引き出し、着実な進歩を遂げられたと思います。目標は明確であり、全てが順調です。新パッケージでの初走行でしたが、一歩一歩進化を続けており、更なる向上が期待出来ます。