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  • トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース 予選レポート

    トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース 予選レポート

    10月15日(土)、午後2時半から行われたFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦・富士6時間レースの予選は、激しいポールポジション争いが繰り広げられ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDがグリッド2列目に並び、#5号車が3番手、#6号車が4番手につける健闘を見せた。

    富士6時間レースの予選はTOYOTA GAZOO Racingにとって今シーズン3度目の3番手グリッド獲得となった。

    5号車はまず中嶋一貴が、6号車はステファン・サラザンがステアリングを握ってアタックを開始、中嶋はその時点でのトップタイムをマークする快走を見せた。その後、中嶋はセバスチャン・ブエミに、サラザンは小林可夢偉にバトンタッチ。そのタイミングで両車揃ってニュータイヤに履き替え、タイムアップを狙った。

    そこで小林は僅か1周のアタックで全車中のベストタイムとなった1分23秒239をマークし、再びサラザンに交替。コース状況の改善で更なるタイム向上を狙ったものの、残念ながらポールポジションの夢は果たせなかった。#5号車のブエミはタイムを伸ばし、トップから僅差の1分23秒739(平均タイム)で3番手グリッド、#6号車は1分23秒781(平均タイム)で4番手グリッドとなった。5号車のタイムはポールポジションを取った8号車アウディから僅か0秒169遅れだった。

    ポールポジション獲得、あるいは最前列グリッド独占という望みは叶わなかったが、金曜日、土曜日と行われた走行で、2台のTS050 HYBRIDは素晴らしい仕上がりを見せた。決勝レースに向けて高いパフォーマンスを誇るTS050 HYBRIDは、大勢の地元ファンの皆様の前で勝利を目指す。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習3回目: 1番手 (1分24秒078), 33周
    公式予選: 3番手 (平均1分23秒739)

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習3回目: 4番手 (1分24秒895), 33周
    公式予選: 4番手 (平均1分23秒781)

    中嶋一貴
    予想以上の素晴らしい予選で、今季初めてポールポジション争いが出来ました。今日の結果にはとても満足しています。決勝レースへ向けて更なるセットアップの改良を進め、日本のファンの皆様の素晴らしい応援に報いることが出来ればと思っています。

    セバスチャン・ブエミ
    我々にとっては今シーズンで最高の予選アタックが出来ました。TS050 HYBRIDでポールポジションにここまで近づけたのは初めてで、とても嬉しく思っています。ポールまで僅かコンマ2秒差に迫れたことで我々のTS050 HYBRIDの進化をお見せ出来たと思います。明日の決勝レースでも競争力を発揮出来るよう頑張ります。

    小林可夢偉
    今朝の公式練習走行では若干車両に不安定さがあり、少々苦戦しましたが、その後チームが素晴らしい仕事で改良を進めてくれたおかげで、予選では全体のベストタイムをマークすることが出来ました。残念ながらポールポジションには僅かに届きませんでしたが、4番手は悪くない結果ですし、我々はいつも最も重要な決勝レースで予選以上の強さを見せていますので、決勝が楽しみです。

    ステファン・サラザン
    最高の予選バトルでした。私自身は最後のアタックラップで少々攻め過ぎてミスをしてしまいました。第1セクターは本当に速く、ラップタイム更新を狙えたと思ったのですが、残念ながらラップの最後までそれを持続出来ませんでした。しかし、ポールポジションと僅差の4番手という結果は嬉しく思います。明日の決勝レースでは全力を尽くします。

  • トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース 公式練習レポート

    トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース 公式練習レポート

    10月14日(金)、TOYOTA GAZOO Racingはホームコースである富士スピードウェイで、2016年FIA世界選手権(WEC)第7戦富士6時間レースの開幕を迎えた。TS050 HYBRID #5号車と#6号車はそれぞれ決勝に向けたセットアップを順調に進めた。

    TOYOTA GAZOO Racingは、日曜日の決勝レースに向けて、車両のセットアップを最重要課題ととらえて2回にわたる初日の公式練習走行をこなした。公式練習走行は1セッション90分が2回。午前10時45分からの1回目は晴天、気温16℃と予想外の低温で始まった。

    ところが前戦オースティンの高温と比較して大きな温度差に、ミシュラン・タイヤのパフォーマンスが大きく変化し、チームはタイヤ摩耗などの問題に悩まされることになった。

    もちろんチームは日本に向けて発つ前に、過去のデータを検証して万全の準備をして来た。しかし、想定外の低い気温によって上記の様な予想外の問題を引き起こすことになった。それだけレーシングカーは、タイヤも含めてセンシティブなマシンということだ。

    1.5kmの長いストレートと後半のタイトコーナーが続く富士スピードウェイは、空力性能とメカニカルグリップが重要なファクター。TS050 HYBRIDも両者の最適値を得るために走行を重ね、同時にパワーユニットの効率的な使い方に、ドライバー、エンジニア、メカニックが一丸となって取り組んだ。2人の日本人ドライバー、中嶋一貴と小林可夢偉はスーパーフォーミュラへの参戦で富士スピードウェイは走行の実績を持ち、彼らの豊富な情報がクルマのセットアップの一助になることはTOYOTA GAZOO Racingの強みだった。

    公式練習2回目は午後3時半から始まり、2台のTS050 HYBRIDは合計157周、716kmを走破した。#6号車は、セッション終了直前に電気系の問題で走行を中断することになったが、収集した膨大な情報は、明後日の決勝レースに向けてのセッティングに活かすことになる。

    地元のレースということもあり、トヨタ自動車の大勢の従業員をはじめ、トヨタファンの方々、そしてメーカーの枠を越えたモータースポーツファの皆様が日曜日の決勝レースではTOYOTA GAZOO Racingの応援に来場してくれるはず。「皆様の期待を裏切らないように全力を尽くす」と、TOYOTA GAZOO Racingのスタッフは意気軒昂だ。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習:第1回目 4番手 (1分25秒885), 39周
    公式練習:第2回目 5番手 (1分25秒657), 43周

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習:第1回目 2番手 (1分25秒556), 35周
    公式練習:第2回目 6番手 (1分25秒702), 40周

    中嶋一貴
    ホームレースであり、好きなサーキットのひとつである富士でWECのレースが出来て嬉しいです。今日は多くのセットアップ作業をこなし、良い手応えを得ました。ロングランも行い、決勝に向けて重点的に作業を進めましたが、TS050 HYBRIDの感触はとても良いです。予選ではそれほど強さを見せられないかも知れませんが、決勝本番では良いペースで戦えると思っています。

    アンソニー・デビッドソン
    こうして富士を再び走ることが出来て本当に最高の気分です。今日はメカニカルなセットアップに集中し、大きな進歩を得ると共に、最終的に良いバランスを見出すことが出来ました。まだ更なる改良は必要ですが、レースコンディションを考えればまずまずの結果で、全体的には満足しています。

    セバスチャン・ブエミ
    公式練習走行の初日としてはとても良い一日でした。大きな問題も無く、多くの周回をこなし、満足しています。これから、得られた全てのデータを元に改良点を見出し、決勝レースへ向けての準備を進めます。予選ではどこまで行けるかはわかりませんが、重要な決勝レースへ向けて可能な限り改善を進めることです。

    小林可夢偉
    ここ富士スピードウェイで、トヨタを応援して下さるファンの皆様の前でレースが出来ることを嬉しく思っています。今日は、多くの距離を走ってセッティングを進めることが出来ました。もう少し煮詰めたかった部分もありますが、今のところは概ね順調と言うことが出来ると思います。

    ステファン・サラザン
    ハンドリングがやや不安定で順調な走り出しではありませんでしたが、まずまずのレベルまでセットアップを進められました。いつものように我々は予選よりも決勝レースに重点を置いていますが、今のところ順調に仕上がっていると思います。明日は更に高いレベルを目指します。

    マイク・コンウェイ
    出だしから順調な1日で、とても良いレベルに車両を仕上げることが出来ましたが、もう一度データを見直して、進歩を目指したいと思います。良いバランスに仕上がりましたので、明日はこれをタイムアップにつなげたいと思っています。これまで我々の車両は富士と良い相性でしたので、今年もしっかり結果につなげていきます。

  • トヨタ:WEC 富士6時間レースのオンボード映像を生配信

    トヨタ:WEC 富士6時間レースのオンボード映像を生配信

    トヨタは、WEC 第7戦 富士6時間レースを戦う2台のTS050 HYBRIDのオンボード映像をYoutube LIVEで生配信する。

    2016年シーズン第7戦の舞台、富士スピードウェイは、トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)の開発拠点であるトヨタ自動車東富士技術研究所から僅かな距離に位置するTOYOTA GAZOO Racingのホームコース。

    トヨタは、10/15(土)の予選(14:30〜14:50)と10/16(日)決勝レース(11:00〜17:00)の模様をリアルタイムで配信する。

    YouTube Live(TOYOTA GAZOO Racing公式サイト)
    https://www.youtube.com/channel/UCCtALHup92q5xIFb7n9UXVg
    ※車両からリアルタイムで電波を受信しているため、車両の状態や電波の状況によって映像が乱れたり、配信が停止する場合がございます。予めご了承下さい。
    ※ピットでの作業中など、車両側から電波が発信されていない場合は、配信が停止いたします。

  • トヨタとスズキ、業務提携に向けた検討を開始

    トヨタとスズキ、業務提携に向けた検討を開始

    トヨタとスズキは、両社の協力関係の構築に向けた検討を開始することを決めたと発表した。

    自動車業界は、従来の自動車そのものの開発技術にとどまらず、環境や安全、情報等の分野において先進・将来技術の開発が求められるなど、取り巻く環境がこれまでにない速さで、大きく変化している。また、こうした分野では、個別の技術開発に加えて、インフラとの協調や新たなルールづくりを含め、他社との連携の重要性が増してきている。

    スズキは、軽自動車を中心に、価格競争力の高いクルマをつくる技術を一貫して磨いてきたが、先進・将来技術の開発に課題を抱え、危機感を持ってきた。一方のトヨタは、環境や安全、情報等に関する技術開発に取り組んでいるが、欧米各社よりも仲間づくり、標準づくりの面で遅れている。

    今回、両社が抱える課題を解決するためには、業務提携が有効であると考え、検討を開始することにした。今回の検討は、両社間で公正かつ自由な競争が行われることを前提として、進めることになる。なお、この提携の構想は両社以外にもオープンなスタンスであり、将来的には標準化にもつながるものと考えている。

    スズキの鈴木修会長は、「トヨタは業界トップの企業であり、また、あらゆる先進技術、将来技術を手がける最も信頼できる会社。今回こうしてトヨタとの協業に向けて協議を進められることになり、大変ありがたい。豊田章一郎名誉会長にまず相談させていただき、豊田章男社長にも協業に関心を示してもらい、大変感謝している。スズキの将来のためにもしっかりと協議に臨んでいく」と語った。

    トヨタの豊田章男社長は、「自動車業界を取り巻く環境が大きく変わる今、生き抜くために必要なのは『変化に対応する力』。個別の技術開発に加えて、同じ志をもった仲間づくりが重要となってきている。『もっといいクルマ』づくりと自動車産業の発展に役立つ取り組みであれば、我々は常にオープンな姿勢で検討したいと考えている」と語った。

  • トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース プレビュー

    トヨタ:2016 WEC 第7戦 富士6時間レース プレビュー

    トヨタはこの週末、2台のTS050 HYBRIDをもってホームコースの富士スピードウェイでFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースに参戦する。

    2016年シーズン第7戦の舞台、富士スピードウェイは、トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)の開発拠点であるトヨタ自動車東富士技術研究所から僅かな距離に位置するTOYOTA GAZOO Racingのホームコースだ。

    TOYOTA GAZOO Racingは前戦、米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースで僅差のトップ争いを展開した結果、3位表彰台を獲得したが、ホームコースの富士スピードウェイでは表彰台の中央を目指す。

    小林可夢偉とステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名がドライブするTS050 HYBRID #6号車は、COTA6時間レースでライバル勢と三つ巴の優勝争いを展開。富士6時間レースでは僅差で争っているドライバーズランキング2位の座奪還に向けて全力で戦うと意気盛んだ。

    今季不運が続いている#5号車の中嶋一貴とアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの3名だが、2012〜14年に打ち立てた3勝の記録を更新すべく万全の準備に怠りない。

    TOYOTA GAZOO Racingにとって、富士スピードウェイは2012年から2014年まで3年連続優勝を飾るなど、WECの中で最も好成績を残してきたコースだ。今季これまでの6戦中4回の表彰台フィニッシュを果たしているTOYOTA GAZOO Racingにとって、この週末、表彰台の頂点獲得こそが最大の目標になる。

    富士スピードウェイは、現行のWECシリーズを初めて開催したのは2012年だが、スポーツカーレースにおいては、長い歴史を持っている。初の1000kmレースは1967年。この霊峰富士山の麓に位置するコースで、トヨタ2000GTやトヨタ7といった伝説的な名車が多くの勝利を重ねてきた。

    東京都心からおよそ110kmの富士スピードウェイは、1965年にオープン。当初はオーバルコースのような傾斜のきついバンクの第1コーナーを持つレイアウトだったが、その後改修されてバンクは廃止、一周の距離も70年代中盤までに以前の3分の2ほどとなった。

    現在のレイアウトで最も特徴的なのは、WECが開催されるコースの中で、ル・マンのユーノディエールに次ぐ長さを誇る、1.475kmのロングストレート。一方、コースの後半セクターは曲がりくねったテクニカルレイアウトとなっており、長いストレートとの組み合わせは、エンジニアやドライバー達にとって、セットアップの最良の妥協点を探し出す困難な課題となる。

    レースウィークは14日(金)、90分間の公式練習走行が午前と午後1回ずつ、計2回行われ、15日(土)は午前中1時間の公式練習に続き、LM P1クラスは午後2時30分から20分間の予選が行われて決勝のスターティンググリッドが決定される。16日(日)午前11時に決勝レースのスタートが切られ、午後5時に6時間にわたるレースのチェッカーを迎える。

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racingチーム代表)
    富士スピードウェイでのレースは、ホームイベントであり、チームにとってはシーズンの中でも非常に重要な一戦です。熱心な日本のファンの皆様とお会いできることは素晴らしいことであり、トヨタに対して多くの応援を頂けることを有難く思います。第5戦メキシコ、第6戦COTAでは性能を向上させたTS050 HYBRIDの超ハイダウンフォースパッケージの競争力をお見せすることが出来ました。今週末の富士でも再び接戦のレースをご覧頂けるものと思っています。また、富士では、TS050 HYBRIDのパワートレーンの開発と供給を行っている東富士研究所のスタッフから特別なサポートを受けることが出来ます。TOYOTA GAZOO Racingチームとして総力を挙げ、これまで以上の力強いレースをお見せするべく、チームの士気は高まっています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #5号車)
    ホームコースに戻って来るのはいつでも嬉しいものです。例年、多くのファンの皆様が応援に来てくれますし、最高の雰囲気です。我々は再び上位争いをすべくハードワークを続けます。タイトル争いの面で考えると、我々は何も失うものはありません。全力でレースを戦い、日本のファンの皆様の前で表彰台に上れるようにベストを尽くします。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #5号車)
    富士のレースを本当に楽しみにしています。コース自体も好きですし、トヨタのホームレースということには特別な思いがあります。毎年多くのファンの方々にご来場頂けるので、皆様の応援に応えるためにも力強い走りをお見せしたいと思っています。そして今度こそ我々の#5号車に運が向いて来ることを願っています。日本のファンの皆様の前で再び表彰台を獲得出来れば最高です。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #5号車)
    富士で再びレースが戦えることを嬉しく思います。我々にとってのホームレースですし、過去4戦で3勝しています。また勝利を目指して戦えるチャンスが来ることを祈っています。力強い走りをご覧頂けると思っていますし、今回こそ幸運に恵まれるよう願っています。トヨタ関係者の方々やファンの皆様と共に、素晴らしい雰囲気の中でレースが戦えることを楽しみにしています。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #6号車)
    このレースは、自身にとってはトヨタのワークスドライバーとしての日本での初レースになり、素晴らしい経験になると思っています。富士スピードウェイでは今年、既にスーパーフォーミュラでレースを戦っていますが、LM P1車両で初めて富士を走るのを楽しみにしています。ライバルとは僅差の戦いをしていることで、モチベーションは高く、もちろん、ホームレースですので全力で好結果を狙います。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #6号車)
    ここまでの2戦、TS050 HYBRID #6号車での戦いはとても良い結果となり、特に前戦オースティンでは勝利まであと僅かのところでした。それだけに富士での目標は明確で、再び力強い走りによって勝利を目指して戦うことだけです。ホームレースであり、たくさんの応援も頂く中で、富士ではいつも勝つためにレースに臨んでいます。コースレイアウトもオースティン以上に我々の車両に向いているので、良いレースが戦えると確信しています。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #6号車)
    日本のファンの皆様はとても素晴らしいく、富士は私にとって大好きなレースのひとつです。トヨタのドライバーとして日本でレースを戦うというのは素晴らしいことです。この週末に向けても我々は気力が充実しています。車両は第4戦ニュルブルクリンクから大きな進化を遂げ、富士でも更なる進化をお見せ出来ると思っています。ここ2戦は、連続表彰台フィニッシュと好調ですし、富士の決勝レースにおいても、それを再現したいと思っています。

  • 【WRC】 トヨタ、マイクロソフトとのパートナー契約を発表

    【WRC】 トヨタ、マイクロソフトとのパートナー契約を発表

    トヨタは、マイクロソフトがWRCにおけるTOYOTA GAZOO Racingの「テクノロジー・パートナー」として参画することで基本的合意に達したとパリモーターショーで発表した。

    トヨタは今後、マイクロソフトの技術を活用してレース活動やチームデータ共有のための情報プラットフォームを開発し、レース活動を強化する。

    また、極限走行の車両から得られる情報を集約し、最先端のデータ解析を行うことで、「もっといいクルマづくり」に向けたデータの研究、活用を行っていく。

    具体的には、下記の領域で協力する。
    1.走行中のデータ分析プラットフォームの開発
    走行に関わる各種情報を集約・可視化し、分析することで、レース活動にデータを活用する。
    2.チーム活動の情報共有システムの活用
    クラウドを利用して、画像や動画などの各種素材をより円滑に共有できるようにすることで、効率的・効果的な情報発信活動を支援する。
    3.ファンとのコミュニケーション強化
    クラウドを活用したファン向けサービスの提供や、イベントにおけるマイクロソフトの展示デバイス使用などを通じ、レース活動を魅力的かつ、スピーディーにファンの皆様にお届けする。

    マイクロソフトとトヨタは、両社のビジョンを共有する重要なパートナーであり、本年1月には、ビッグデータの収集、分析、利活用を目的とする「Toyota Connected, Inc.」を設立した。このたびのWRCにおける「テクノロジー・パートナーシップ」は、従来からのマイクロソフトとの協力関係の上に成り立っている。

    トヨタの豊田章男社長は「マイクロソフトが目指すより豊かな社会の実現に向かう志は、私たちと同じだと確信している。今までの協力関係をベースに、モータースポーツにITを活用していくことで人とクルマを更に鍛え、今後も『もっといいクルマづくり』を推し進めていく」と語った。

    トヨタは、幅広い分野で自動車の進化を加速させるためにITの担う重要性を認識しており、かねてより、ITを通じてデータを活用することで将来の持続可能なモビリティ社会の実現はもとより、誰もが安心して安全・自由に暮らすことができる社会の実現を目指している。

    また、トヨタでは、モータースポーツ活動をクルマの持つ夢や感動をお客様にもたらす大切なものと位置付け、TOYOTA GAZOO Racingの傘のもとで、「もっといいクルマづくり」に向け、人を鍛え、クルマを鍛える活動に取り組んでいる。ラリーは、「もっといいクルマづくり」を推し進めるための最高の舞台のひとつであるという考えのもと、2017年からの参戦に向け、トミ・マキネンをチーム代表とし、準備を進めている。

    なお、DMG森精機とパナソニック株式会社も、トヨタのモータースポーツ活動の想いに共感し、WRCにおけるパートナーとして基本的合意に達している。今回発表したヤリスWRCテストカーは、上記3社及びチームへのタイヤの供給メーカーであるミシュランのロゴを掲出したデザインとなっている。

  • トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 第6戦 SUGO プレビュー

    トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 第6戦 SUGO プレビュー

    9月24日(土)、25日(日)の両日、宮城県柴田郡村田町に位置するスポーツランドSUGOでスーパーフォーミュラの第6戦が開催される。

    全7戦で戦われている2016年のスーパーフォーミュラもいよいよ残り2戦となった。最終戦へ向けての山場となる一戦の舞台は東北、SUGOのテクニカルコースだ。

    6レースで勝者6人の大混戦シーズン
    僅差のタイトル争いにおける山場の一戦

    今季のスーパーフォーミュラは、ここまでの5戦6レース(第5戦岡山は2レース制)で、全レース勝者が異なるという、大混戦の様相を呈している。

    前大会岡山のレース1で2位、レース2で念願の初優勝を飾った国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が頭ひとつ抜けた感はあるものの、それでもランキング7位の中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)まで8.5ポイント差。ランキング2位から7位までの6台が4ポイント差でひしめく状況。2レース制で行われる最終戦はボーナスポイントを含め最大18ポイントが獲得可能なため、タイトル争いが最終戦まで持ち込まれるのはほぼ間違いない。  そんな大混戦の中、少しでも有利な状況で最終戦を迎えるためにも、ここSUGOラウンドは非常に重要な一戦と言える。

    『魔物が棲む』とも言われるSUGO。今季もタイトル争いにおいて大きなポイントとなりそうだ。

    東北の山間に位置するアップダウンに富んだテクニカルコース
    舞台となるスポーツランドSUGOは宮城県の山間部に位置し、ロケーションを上手く利用したアップダウンの激しいテクニカルコースとして知られる。高低差は約70m。

    バックストレートまでの前半はテクニカルなセクション。バックストレートを下って馬の背コーナーをクリアした先は、中高速コーナーが続き、最終コーナーからメインストレートへは、10%勾配という急な上りの名物コーナー。レーシングカーがその大馬力を見せつけるかのように一気に駆け上ってくるシーンは大迫力だ。観客席からも比較的近く、迫力の走りを身近に実感出来る。

    トップ10人が8ポイント差のタイトル争いは後半戦へ
    今季のスーパーフォーミュラはこれまでの6レース、全て異なる勝者が誕生。第4戦ではルーキーの関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、第5戦レース2では国本が念願の初勝利を挙げた。国本は開幕戦と第5戦レース2でも2位に入るなど今季は安定した好成績を続けており、2位に4.5ポイント差のランキング首位につけている。

    一方で、ディフェンディングチャンピオンの石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は第2戦で勝利は挙げているものの、降雨による短縮終了でハーフポイントのみの獲得。それでも第4戦で3位、第6戦のレース2でも3位と着実にポイントを稼ぎ、ランキング2位でチームメイトを追う。

    過去のチャンピオン経験者を2名擁しながら、対照的に今季未勝利なのがトムスの2台。タイヤなどが変わったことが影響したか、シーズン序盤苦戦を強いられたが、それでも第3戦以降は着実に上位フィニッシュを果たすようになったのは名門チームの実力か。アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)は第4戦で2位など着実なポイント獲得でランキング3位。ロッテラーは昨年のSUGO大会を制するなど得意としており、今季初勝利が期待される。中嶋一貴も第3戦、第5戦のレース2で2位に入りランキング7位でまだまだ逆転タイトルを狙える位置だ。

    そして第4戦で初優勝を飾った遅咲きのルーキー、関口も第3戦での3位表彰台とあわせ、ランキングは4位と、こちらも台風の目となる可能性大。

    これらのランキング上位ドライバーは、このSUGO戦で勝てば一気にランキングトップに出られる可能性もあり、最終戦を少しでも有利な状況で迎えるためにも、激しいバトルが繰り広げられるはずだ。

    また、僅差のポイント争い故に、ポールポジションで獲得出来る1ポイントも重要となる。毎戦非常に僅差の争いとなるスーパーフォーミュラの予選だけに、こちらも絶対に見逃せないセッションと言えるだろう。

  • トヨタ:6号車が2戦連続の表彰台 / WEC 第6戦 COTA6時間

    トヨタ:6号車が2戦連続の表彰台 / WEC 第6戦 COTA6時間

    9月17日(土)にFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)6時間レースの決勝が行われた。最後まで3メーカーが首位を争った接近戦の中、TOYOTA GAZOO Racingは2戦連続の表彰台フィニッシュを果たした。

    TS050 HYBRID #6号車は3位でチェッカーを受け、今季4度目の表彰台を獲得した。6時間を戦って最終的にトップと僅か26秒差という、LM P1-Hクラスを戦う3メーカーによるエキサイティングな首位争いが最後まで繰り広げられた。

    #5号車はまたも不運に見舞われるレースとなってしまった。度重なる些細な不具合に見舞われ、表彰台争いからは脱落することとなり、5位でレースを終えた。

    まだ日差しも強く、気温が35度を超える猛暑の中、午後5時にスタートが切られた。6番手グリッドだった#5号車は、最初のスティントを担当したセバスチャン・ブエミが4位へ順位を上げた。

    #6号車はマイク・コンウェイが最初のスティントを担当し、最初のピットストップ時は6位で小林可夢偉へとドライバー交代を行った。

    ほぼ同じタイミングでピットインした#5号車は、素晴らしいピット作業によって、アンソニー・デビッドソンが3位へ浮上。しかし、90分後にターボチャージャー周りのトラブルが発生し、#5号車は6位へと後退を余儀なくされてしまった。

    レースが折り返しを過ぎ、コースは闇に包まれる中、#5号車は更に中嶋一貴のドライブ中にダメージを負った車両前部の交換、更にブエミのスティントでも左リアタイヤのパンクに見舞われるなど、予定外のピットインを強いられることとなってしまった。

    一方で#6号車はハイペースで前を行くポルシェを猛追して行った。コンウェイが4位へポジションを上げると、ステアリングを引き継いだ小林がアウディ勢との接近戦を展開。残り約2時間の時点で3位へとポジションを上げて見せた。

    激しく首位を争っていた#7号車アウディがクラッシュを喫したことで、#6号車は2位へとポジションを上げ、最後の1時間はLM P1-Hクラスを戦う3メーカーによる三つ巴の勝負となった。

    #6号車の最後のスティントはステファン・サラザンが小林から引き継いだが、僅差で争う#8号車アウディはタイヤ無交換作戦を取ったため、#6号車は3位へ後退。新しいタイヤを装着し優位に立つサラザンは、数秒前を走る#8号車アウディ、そしてそこから大きく離れていない首位を追うべく猛プッシュを開始した。

    サラザンは周回毎に差を詰めて行ったが、惜しくも届かず、2位の#8号車アウディに2秒455差、首位の#1号車ポルシェに26秒096差の3位でチェッカーを受けた。

    TOYOTA GAZOO Racingは着実な手応えと共に、10月16日(日)に行われるホームレース、富士6時間へと向かう。舞台となる富士スピードウェイはトヨタハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)の開発拠点であるトヨタ自動車東富士研究所からわずかな距離に位置する。TOYOTA GAZOO Racingはホームコースとも言える地で今季初勝利と2台揃っての表彰台を目指す。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    決勝: 5位、184周、ピットストップ8回、スターティンググリッド:6番手、最速ラップ:1分48秒482

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    決勝: 3位、186周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ:1分48秒544

    佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)
    ここオースティンでも力強い走りが出来た事をとても嬉しく思います。この週末も決勝に向けて集中して準備した結果、ことが上手く作用し、ポルシェやアウディとレースの最後まで素晴らしい戦いをすることが出来ました。またこの猛暑の環境下でのチームメンバーによる確実な仕事を誇らしく思います。素早いピット作業や戦略などが結果に繋がりました。この結果を我々のホームレースである次戦WEC富士への弾みとし、日本のファンの皆様や関係者の方々に喜んで頂けるレースをしたいと思います。

    中嶋一貴
    難しいレースでした。幾つも小さな問題が襲いかかってきて、とても全てを解決できる状況ではありませんでした。今シーズンは不運が続きますが、止まっているわけにはいきません。次の富士は我々のホームレースですから、とにかく前を向いて頑張ります。

    アンソニー・デビッドソン
    上手くいかないレースが続きます。我々の#5号車は。不運を拾って歩いてるみたいです。車両に発生した問題によって本来の実力が発揮出来ませんでしたが、レースが進むにつれて更に悪くなっていきました。そんな状況でとにかく頑張るしかなく、ベストを尽くした結果が5位でした。残念と言うしかありません。

    セバスチャン・ブエミ
    #6号車は素晴らしいレースをした結果として表彰台を獲得し、心から祝福を伝えたい。一方、我々は厳しいレースでした。最初のピットストップのあと3位まで上がれて喜んだのもつかの間、技術的な問題によって上位浮上を諦めざるを得ませんでした。思うようなレースが出来ない状況が続きますが、何とかしてこの状況を変えていきます。

    小林可夢偉
    今日のパフォーマンスには満足しています。我々は、アウディとポルシェと僅差で戦い、エキサイティングなレースとなりました。素晴らしいピット作業をしてくれたメカニックに感謝し、3位表彰台へと導いてくれたチーム全員にお礼を言いたいと思います。誰もが完璧に、ひとつのミスも無く仕事をこなしてくれました。

    ステファン・サラザン
    最高のレースでした。可夢偉、マイク、それに私も含めて良い仕事が出来たと思います。チームもTS050 HYBRIDを素晴らしく仕上げてくれました。我々のペースはレースを通してずっと良く、さらにレース終盤は、信じられないほど快調でした。とにかく今日は本当に競争力があったと思います。今週末のアウディは本当に速かったので、3秒差はまずまずといえるでしょう。次のレースはトヨタのホームレース。頑張ります。

    マイク・コンウェイ
    再び、今シーズン4度目となる表彰台に上がれて幸せです。我々のTS050 HYBRIDは、レース半ばにして、素晴らしい速さを見せ、今日のレースで手応えを感じていました。ステファンと可夢偉も素晴らしい仕事をしてくれて、メカニックも厳しい条件の中で、本当に頑張ってくれました。

  • トヨタ:予選を4番手と6番手で終える / WEC 第6戦 COTA6時間

    トヨタ:予選を4番手と6番手で終える / WEC 第6戦 COTA6時間

    FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースの公式予選が終了し、TOYOTA GAZOO Racingはグリッド4番手、6番手から明日の決勝レースに臨むことになった。

    ドライバー選手権で2位につける3人が乗るTS050 HYBRID #6号車が4番手、#5号車が6番手グリッドとなった。

    公式予選は現地時間の午後6時15分から20分間行われたが、この時間でも気温は33℃、路面温度は42℃のまま。ドライバーが乗るコクピットは、さらに高温となるが、トップアスリートの彼らは渾身の力でタイムアタックを繰り返した。

    まず#6号車は、マイク・コンウェイが最初のアタックを行い、1分46秒953の4番手タイムをマークした。#5号車は中嶋一貴が1分47秒077を記録、#6号車の直後につけた。コンウェイからステアリングを譲り受けた小林可夢偉は、コース上の混雑に苦しみながらも1分47秒484の好タイムを叩き出して、2人の平均タイムは1分47秒218となった。

    #6号車に比べ、#5号車は不運に見舞われた。中嶋から替わったセバスチャン・ブエミが第9コーナーでの4輪コースはみ出しによる規則違反で2周にわたってタイムを抹消。ブエミはもう1周のアタックを望むも、無念の時間切れ。結果的に2人の平均タイムは1分48秒584で6番手に沈んだ。

    4輪コースアウトは、予選においては常に最大の注意事項で、ブエミと同様にポルシェ#2号車も違反に問われてタイムを伸ばせず、そのため#6号車がグリッド4番手につけることになった。ポールポジションのアウディ#7号車とは1秒468差だった。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、シーズンを通して公式予選よりも決勝レースで力を発揮して来たが、この流れはここオースティンでも変わることがない。現地時間の明日17日(土)午後5時(日本時間18日(日)午前7時)にスタートを切る6時間の決勝レースでも力強い走りを見せてくれることだろう。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第3回目: 5番手 (1分46秒883), 30周
    公式予選 6番手 (平均1分48秒584)

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第3回目: 6番手 (1分47秒347), 26周
    公式予選 4番手 (平均1分47秒218)

    中嶋一貴
    難しい予選でした。朝の公式練習3回目と比べるとコースコンディションが良くなかったので、限界まで攻められませんでした。セッション毎にコースコンディションが変わるのでアタックは容易ではありません。とはいえ、6番手グリッドは決勝レースをスタートする位置としては悪くありません。決勝レースに向けて更に詳細に準備し、TS050 HYBRIDから最大のパフォーマンスを引き出す必要があります。

    セバスチャン・ブエミ
    ベストラップが抹消されてしまったのは残念です。最初のタイム抹消は無線でも聞かされておらず、その事実を知りませんでした。最後のアタックは完全に私のミスで、ワイドに行きすぎでコースをはみ出してしまいました。チームに申し訳なく思います。午前中の公式練習3回目と比べると予選セッションでは感触が良くなかったので、明日へ向けて更なる作業を続けます。

    小林可夢偉
    暑さで大変なセッションでしたし、路面温度も激しく変わりました。4番手グリッドを獲得出来たというのは明日の決勝レースへ向けて良い結果ですし、満足しています。我々の目標は1点でも多くのポイントを獲得することです。我々はいつも決勝レースで予選よりも強さを見せられるので、明日が楽しみです。

    マイク・コンウェイ
    ライバルのコースオフなどにも助けられましたが、4番手という予選結果には満足しています。私の最初のアタックラップは残念ながらコース上の混雑に引っかかってしまいました。路面温度から考えると最初のアタックがベストになると思われましたが、それでも2度目のアタックで良いタイムを出せましたし、可夢偉が最後に素晴らしいラップタイムをマークしてくれたので、結果的には良かったです。

  • トヨタ:WEC 第6戦 COTA6時間 公式練習レポート

    トヨタ:WEC 第6戦 COTA6時間 公式練習レポート

    テキサス州オースティンの近郊に位置するCOTA(Circuit of The Americas)で幕を開けたFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦COTA6時間レース。初日は1時間半ずつの2回の公式練習走行が行われ、TS050 HYBRID #5号車が1分48秒134のタイムで5番手、#6号車は1分49秒369で6番手だった。#5号車のタイムはトップタイムを記録したアウディ#8号車から0秒899遅れだった。

    肋骨の負傷で第5戦メキシコ6時間レースを欠場したアンソニー・デビッドソンは、このCOTA 6時間レースから戦線に復帰した。本日の公式練習1回目を走行した後、まったく体調に問題がないことを確認したデビッドソンは、明日からの2日間をフル参戦することになる。

    COTAのコースは1周5.513km。コーナーの多いコースの特徴からTS050 HYBRIDはニュルブルクリンク、メキシコ同様に超ハイダウンフォースの空力仕様で走行した。しかし、前2戦のコースとは特性が全く異なるCOTAを攻めるには様々な調整が必要とされ、空力はもとよりサスペンション・セットアップや合計1,000馬力にも達するエンジン+ハイブリッドのパワートレーンに対しても最適調整が求められる。

    オースティンの最大の課題は日中34℃にも上昇する気温。冷却系の見直し、タイヤの性能と耐久性のチェック、更には狭いコクピットに閉じ込められるドライバーの冷却などが公式練習走行中に検討された。午後8時、すっかり闇の落ちた中で行われた公式練習2回目も思ったほど気温は下がらず、日中の公式練習1回目に引き続いて熱対策が検討事項の中心になった。

    午後9時半、公式練習2回目が終わって初日が終了したが、TS050 HYBRIDの2台は合計143ラップ、788kmを走破、貴重なデータを取得した。明日、金曜日(9月16日)は現地時間、午前10時30分(日本時間17日午前0時30分)から1時間の公式練習3回目が行われ、午後6時15分(17日午前8時15分)から20分間の予定で公式予選が行われる。TOYOTA GAZOO Racingの2台は予選の重要性を認識しながらも、目標は土曜日に行われる決勝レースでの安定した速さを目指す。明日の公式予選も決勝レースに向けての戦いになる。

    TS050 HYBRID #5号車(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式練習第1回目: 6番手 (1分49秒709), 29周
    公式練習第2回目: 5番手 (1分48秒134), 41周

    TS050 HYBRID #6号車(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式練習第1回目: 5番手 (1分49秒361), 35周
    公式練習第2回目: 6番手 (1分49秒369), 38周

    中嶋一貴
    ナイトセッションでロングランを担当しましたが、上手く行きました。もう少し改善が必要ですが、今日の終わりには満足行くレベルに仕上がりました。セッション中、車両バランスの幾つかの変更を行い、セバスチャンが最後にアタックを試しました。後は全力で戦うだけです。

    アンソニー・デビッドソン
    コックピットに戻ることが出来て嬉しいです。周回を重ねていっても体調は万全で、残りの週末も問題なく戦えそうです。ナイトセッションとなった公式練習第2回目は順調で、TS050 HYBRIDのバランスも公式練習第1回目の時よりも改善されました。明日も作業を続け、どこまで行けるか楽しみです。

    セバスチャン・ブエミ
    順調な一日でした。私自身はナイトセッションでそれほど多くの周回が出来たわけではありませんでしたが、TS050 HYBRIDの感触はとても良かったです。更なるタイム向上へ向けプッシュを続ける必要はありますが、まずまずの位置にいると思います。私のベストラップはコンマ9秒ほど遅れを取っていますが、ややタイムをロスしたところもありますし、最も重要な決勝レースでは充分戦えると思っています。

    小林可夢偉
    初めてLM P1-Hで走るオースティンはトラブルも無く、順調に始まりました。セッティングを目指し上手く行きましたが、レースへ向けてのバランス確保は、さらに進めなくてはなりません。上位とは僅差ですし、レースでは期待出来ます。あくまで土曜日の決勝を見据えています。

    ステファン・サラザン
    本当に暑い一日でした。走っている間はまだ良かったのですが、ピットで停止している間は風が入ってこないので信じられないような暑さでした。コース上が混み合い、その混雑の中を走ることになったため、余計なリスクは負わないようにしましたが、それでも興味深い一日でした。我々は決勝レースの行われる土曜日に最速の車両を仕上げるためのセットアップに専念しました。明日は更にどこまでパフォーマンスを上げられるかです。

    マイク・コンウェイ
    今日の午後と夜間走行では、可夢偉に多めに走ってもらいました。着実な作業でバランスの改善を進め、上手く行ったと思います。#5号車が最後にとても良いタイムをマークしたので、彼らが何を見出したのか興味深いです。TS050 HYBRIDは充分に速いと感じています。明日、そして土曜日の決勝レースでどこまでやれるか楽しみです。