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  • WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ2 | トヨタのオジェが首位

    WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ2 | トヨタのオジェが首位

    1月24日(金)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロのデイ2が、フランス南部のギャップを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が首位に浮上。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) は総合6位に順位を上げました。

    前日、モナコでのセレモニアルスタートに続き、フランスの山中で2本のナイトステージを走り切った選手達は、ギャップのサービスパークに夜遅く帰還。競技2日目となる24日のデイ2は、サービスパークを中心に3本のステージを各2回走行しました。6本のステージの合計距離は4日間で最も長く、路面コンディションはドライ、ウェット、凍結、雪と、目まぐるしく変化しました。

    デイ1で首位と25.4秒差の総合4位につけたエバンスは、デイ2午前中の3本のステージ全てでベストタイムを記録。SS4で首位に立ち、SS7までラリーをリードしました。一方、デイ1終了時点で総合2位につけていたオジエは、エバンスに先行を許し午前中のセクションを総合3位で終えました。しかし、午後は2ステージ連続でベストタイムを刻み、最終のSS8でトップに浮上。総合2位のエバンスに1.2秒差をつけ、首位でデイ2を締めくくりました。

    今回がヤリスWRCでの初WRCイベント出場となる19才のロバンペラは、ステージごとにタイムを着実に上げて行き、前日よりもひとつ順位を上げ総合6位につけました。また、ラリー・モンテカルロに初めてヤリスWRCで挑んだ、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、経験の蓄積を最優先して堅実な走りを続け、総合7位でデイ2を終えました。

    明日のステージ情報
    競技3日目となる1月25日(土)のデイ3は、サービスパークを中心に、2本のステージを日中のサービスをはさんで各2回走行します。SS9/SS11「サン・レジェ-レ・メレーズ-ラ・バティ・ヌーブ」、SS10/SS12「ラ・ブレオル-セロネ」は、いずれもとても人気がある名物ステージです。4本のステージを終えた選手は、その後ギャップでの最終サービスを経て、約250km離れたモナコを目指し、日曜日の競技最終日に備えます。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々のドライバーはクルマの性能を全て引き出して戦い、素晴らしい1日になりました。特に午前中のエルフィンの速さは非常に印象的で、皆が驚いたと思います。セバスチャンは快適な走りを求めて少しづつスピードを上げて行き、ついにこのラリーで勝てるだけのパフォーマンスを発揮しました。ふたりとも本当に素晴らしく、ミスもまったくしませんでした。クルマに対する理解が深まった分だけ、スピードが上がったのでしょう。カッレもまた称賛すべき仕事をしました。常に学びを続けていますし、コンディションが安定した時の走りはとても良かったと思います。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    全体的にはとても良い1日でした。午前中はクルマを完全には快適に感じることができず、少し慎重になり過ぎて良いリズムを掴めませんでした。しかし、セットアップを少し変えて臨んだ午後のステージではフィーリングが好転し、何度か良いタイムを刻むことができました。選んだタイヤが最適かどうか不安だったのですが、午後の再走ステージの2本目は路面が予想以上に乾いていたこともあり、決して悪いチョイスではなかったと思います。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    午前中のコンディションはとても難しく、タイヤのグリップが頻繁に変わりました。しかし、ヤリスに大きな自信を持つことができたので、良い朝になりました。午後のステージの1本目では、少し安全サイドに振った走りになってしまいました。2本目のステージは上手く走れましたが、最後のステージは多くのクルマが通過したことでコンディションが非常に悪く、タイヤ選択に関して少し冒険し過ぎたかもしれません。それでも全体的には良い1日だったので、明日もトライし続けます。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    午前中のステージはとても難しく感じられましたが、その分だけ改善を進めることができたので満足しています。凍った路面をスリックタイヤで走ったことはなく、今朝はかなり注意して走りました。しかし、ステージを重ねるうちにどんどん良くなり、午前も午後も2本目のステージは上手く走れました。学ぶべき事はまだ山ほどありますが、走れば走るだけクルマを快適に感じられるようになっています。明日のステージは、今日とはまた違うタイプだと思いますので、再び新しいチャレンジとなります。コンディションの変化に注意して走る必要があるでしょう。

    ラリー・モンテカルロ デイ2の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) 1h 43m31.5s
    2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +1.2s
    3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +6.4s
    4 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +1m06.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +1m57.2s
    6 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +2m19.2s
    7 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +5m18.7s
    8 エリック・カミリ/フランソワ-クサビエ・ブレジ (シトロエン C3 R5) +8m06.2s
    9 ニコラス・シャミン/ヤニック・ロシュ (シトロエン C3 R5) +9m04.02s
    10 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +9m37.2s

  • WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ1 | トヨタのオジェが総合2位

    WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ デイ1 | トヨタのオジェが総合2位

    1月23日(木)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロが開幕。モナコでのセレモニアルスタートに続き、フランス山中で2本のナイトステージが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合4位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) が総合7位につけ、チームの全選手が順調に初日のステージを走破しました。

    モナコ湾に面したアルベール1世埠頭で午後5時からセレモニアルスタートが行なわれ、ラリー・モンテカルロは華麗に開幕しました。その後、選手達はフランス山中へと移動し、午後8時38分に最初のSS1が始まりました。暗闇に包まれた全長17.47kmのステージは完全なドライコンディションで、初めてヤリスWRCでSSに臨んだオジエがベストタイムを記録。エバンスは1.9秒差の3番手タイム、ロバンペラは5番手タイムと、3選手とも好調なスタートを切りました。続くSS2は雪や凍結区間も多くある非常にトリッキーな路面コンディションとなり、オジエは2番手タイムを刻み、首位と19.1秒差の総合2位でデイ1を走破。エバンスは4番手タイムを記録し総合4位で、ロバンペラは7番手タイムをマークし総合7位で初日を終えました。

    明日のステージ情報
    競技2日目となる1月24日(金)のデイ2は、サービスパークを中心に、3本のステージを日中のサービスをはさんで各2回走行します。そのうち、SS4とその再走ステージであるSS7「サン・クレメン-フルシニエール」は、今年新たに加わったステージで、道幅の広い高速セクションと、狭くツイスティな低中速セクションによって構成されます。6本のSSの合計距離は122.58km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は429.90kmとなります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    我々にとって今晩は良いスタートになりました。最初のステージでのセバスチャンとエルフィンの走りは素晴らしく、彼らはクルマに良いフィーリングを感じ、自信を持ったと思います。カッレもまた良い走りでしたが、軟らかめのタイヤを履いていたので、タイヤを少しオーバーヒートさせてしまいました。2本目のステージは非常に難しいコンディションでしたが、3選手とも問題なく走り切りました。まだまだ先は長く、彼らは良い位置につけていると思います。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    最初のステージは良い出だしでした。路面は完全にドライでグリップは安定しており、きっとこの週末もっとも簡単なステージのひとつだったと思います。続く2本目のステージに関しては、今晩の最難関になるだろうと予め予想していました。とてもトリッキーなコンディションだったので、リズムを合わせようと走りが慎重になり過ぎてしまい、タイムを少し失いました。それでも、ミスをすることなく1日を走り切ることができましたし、まだ先は長いので、決して悪くないスタートだと思います。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    タイヤ選びに悩んだ、とても難しい夜間ステージでした。最初のステージはドライだと分かっていましたが、2本目は路面がかなり湿っており、気温が急激にマイナスに下がったため、凍っている区間が多くありました。自分のタイヤ選択が本当に正しかったのかどうかは分かりません。違う種類のタイヤをミックスして装着して走ると良いフィーリングを得にくいのですが、それを経験できたのは良かったですし、きっと明日に繋がるでしょう。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    今晩、WRカーで初めてWRCのステージを走り、とても良い気分でした。1本目はごく普通のターマックステージで、タイムも良く走りを楽しめました。2本目はモンテカルロらしいステージで、アイスバーンや雪、そして泥まで出ていたので安全な走りに徹しましたが、リタイアするよりは良かったと思います。このようなトリッキーなコンディションはテストの時に経験していなかったので、多くを学びながら、注意深く走りました。明日も楽しみたいと思います。

    ラリー・モンテカルロ デイ1の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 26m23.5s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +19.1s
    3 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +25.1s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) +25.4s
    5 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +51.0s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +1m07.8s
    7 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +1m18.5s
    8 エリック・カミリ/フランソワ-クサビエ・ブレジ (シトロエン C3 R5) +1m58.6s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +1m59.6s
    10 ステファン・サラザン/ケビン・パレント (ヒュンダイ i20 R5) +2m19.6s

  • WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ シェイクダウン 結果

    WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ シェイクダウン 結果

    1月22日(水)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロのシェイクダウンが、フランス南部のギャップ周辺で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)がトップタイムを、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が3番手タイムを、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) が7番手タイムを記録。明日から始まる競技本番に向けて、クルマの最終確認を行ないました。

    ラリー・モンテカルロのサービスパークは今年もギャップに置かれ、その北側に広がる全長3.35kmのターマック(舗装路)ステージで、午後4時からシェイクダウンが行なわれました。今季より新たにチームに加わった3人のドライバーにとって、シェイクダウンはクルマのフィーリングとセットアップを確認する貴重な機会となり、ドライコンディションとなったステージで、オジエが1分57.1秒という全体の最速タイムを1回目の走行で記録。そのタイムは最後まで誰にも破られず、オジエはトップタイムでシェイクダウンを締めくくりました。また、エバンスは2回目の走行でオジエと0.6秒差の1分57.7秒をマーク。今回がWRカーでのWRC初出場となるロバンペラも2回目の走行で大きくタイムアップし、2分00.0秒を記録しました。なお、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムにより、今季8戦にヤリスWRCで出場する勝田貴元は、10番手タイムでシェイクダウンを走り終えました。

    明日のステージ情報
    競技初日となる1月23日(木)のデイ1は、モナコ公国のモナコ湾でのセレモニアルスタートに続き、フランス山中で2本のナイトステージが行なわれます。1994年以来の走行となる全長17.47kmのSS1「マリジャイ-ピュイミシェル」は、午後8時38分スタート。全長25.49kmのSS2「ベイヨン-ブレジエ」は午後10時26分スタートと、いずれも完全に日が沈んだ後の走行となり、路面が凍結する可能性もあるため、トリッキーなコンディションが予想されます。2本のSSを走り終えた選手たちは、その後ギャップのサービスパークを目指し、最初のクルマがサービスに入るのは午後11時36分となります。2本のSSの合計距離は42.96km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は337.07kmとなります。

    トム・フォウラー (テクニカル ディレクター)
    新しいドライバー達と最初のラリーに臨むにあたり、事前のテストで既に全員が満足できるセットアップを見つけていたので、シェイクダウンではあまり変更を加える必要がありませんでした。モンテカルロの天気は予測が難しく、様々なコンディションに対応できるようにいくつかの異なるセッティングを用意しました。そして、シェイクダウンではこの週末に遭遇し得るコンディションを予想し、少しセッティングを変えて走りました。全てがスムーズに進み、オジエは最初の走行でファステストタイムを刻みました。シェイクダウンの結果をあまり重視するべきではありませんが、素晴らしい結果には違いありません。その後、路面は泥が多く出てタイムは伸びませんでしたが、全員が自信を持つことができたので、良い走り出しになったと思います。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    ここまでのところ全て順調で、自分が望むような走りができています。シェイクダウンの結果にあまり大きな意味はなく、一喜一憂するべきではありませんが、走りにリズムを感じられることは良いことです。シーズンの開幕を前に、既に十分な量のテストができています。もちろん、細かい部分に関してはさらに学ぶ必要がありますが、全体的にフィーリングは良く、テストでの良い感覚をシェイクダウンでもすぐに感じることができました。ラリー本番に向けて自信はありますが、シーズンの中でも特にトリッキーなコンディションになりやすいラリーなので、謙虚な姿勢で臨まなくてはなりません。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    初めてヤリスで臨んだシェイクダウンは、とても良いフィーリングで走れました。走り始めてすぐ、良い感覚が得られました。クルマは本当に素晴らしく、今すぐに走りたいと思うほどです。シェイクダウンはドライなコンディションでしたが、ラリー全体を代表するようなものではないと思いますし、きっとモンテカルロらしいコンディションが我々を待っているはずです。もし、最初のステージがドライだったら良いのですが、その後はきっと興味深く複雑なコンディションになるでしょう。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    シェイクダウンでクルマは素晴らしいフィーリングでした。舗装路を走るのは1ヶ月ぶりだったので、1回目の走行は簡単ではありませんでしたが、2回目以降は上手く走れたと思います。クルマはフィーリングもセットアップも良く、テストの時に施した微調整が上手く機能したように思います。自分自身に関してまだ改善すべき点があるのは確かですが、それでも良いフィーリングを感じています。

    ラリー・モンテカルロ シェイクダウンの結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) 1m57.1s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +0.1s
    3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) +0.6s
    4 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1.2s
    5 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +2.3s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +2.6s
    7 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +2.9s
    8 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタ WRC) +3.1s
    9 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +3.3s
    10 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +4.8s

  • トヨタ | WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ プレビュー

    トヨタ | WRC 第1戦 ラリー・モンテカルロ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、1月23日(木)から26日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦「ラリー・モンテカルロ」に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)の、3台のヤリスWRCで参戦します。WRC復帰4年目となる今シーズンは、ドライバーおよびコ・ドライバーのラインアップを一新し、全ての選手権タイトル獲得を目標に戦います。

    今年もサービスパークが置かれるフランス南部のギャップは、オジエのホームタウンです。オジエはIRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)として開催された2009年大会で、ラリー・モンテカルロ初優勝。2014年から2019年にかけては、WRCとして開催された大会で6連勝を飾るなど、これまでに通算7回モンテカルロを制しています。また、オジエは2013年から2018年にかけて6年連続でWRCドライバーズタイトルを獲得しており、今季はヤリスWRCで7回目の王座を目指します。2017年のラリー・グレートブリテンでWRC初勝利をあげたエバンスは、過去ラリー・モンテカルロで何度もベストタイムを記録しており、上位を争う速さを備えています。また、19才のロバンペラは2019年のラリー・モンテカルロにR5カーで出場し、WRC 2 Proカテゴリー2位を獲得。同年WRC 2 Proでシリーズチャンピオンに輝きました。しかし、WRカーでのWRC出場は今回が初めてとなります。

    ラリー・モンテカルロの初開催は1911年と、世界で最も長い歴史を誇るラリーイベントです。SS(スペシャルステージ)は基本的にターマックですが、山岳地帯では路面が雪や氷に覆われることも多く、コンディションは刻々と変化します。SSごとに変わるだけでなく、1本のSSの中でもドライ、ウェット、スノー、アイスバーンと変化するため、正しいタイヤ選択と路面判断能力が求められます。また、SSの開始直前にステージを走行し、最新の路面状況を選手に伝える「セーフティクルー」も非常に重要な役割を果たします。

    今年のラリー・モンテカルロは、水曜日の午後にギャップ近郊でシェイクダウンが行なわれ、木曜日のセレモニアルスタートは2年ぶりにモナコ公国で開催されます。夕方、モナコ湾に面したアルベール1世埠頭をスタートした選手達は、その後フランス山中で2本の夜間SSを走行しギャップへ。SS1「マリジャイ-ピュイミシェル」は、1994年以降初めて使われるステージです。金曜日は、ギャップを中心に新ステージの「サン=クレマン-フリシニエール」を含む、3本のステージを各2回走行。土曜日はギャップ周辺で2本のステージを各2回走った後、遠く離れたモナコへと向かいます。最終日の日曜日は、モナコを基点にフランス山中で、有名なチュリニ峠を通過する「ラ・ボレーヌ=ヴェジュビー-ペイラ・カヴァ」を含む2本のステージを各2回走行。最終のSS16「ラ・カバネット-コル・ド・ブロー 2」はボーナスの選手権ポイントを獲得可能な「パワーステージ」に指定されています。全てのSSを走り抜いた選手達はモナコへと戻り、アルベール1世埠頭でセレモニアルフィニッシュを迎えます。SSは4日間合計で16本、計304.28km。リエゾンを含めた総走行距離は1505.64kmとなります。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    新シーズンの開幕戦であるラリー・モンテカルロは、エキサイティングなイベントです。特に、今年は多くのドライバーが今までと違うクルマで出場し、我々も完全に新しいラインアップで臨むため、興味深い1戦になるでしょう。我々チームはモンテカルロでまだ勝利を収めていませんが、毎年表彰台を獲得し、高いパフォーマンスを発揮してきました。セバスチャンは過去このラリーで燦然と輝く記録を残し、何台もの異なるクルマで優勝してきました。ですから、まだヤリスWRCを学んでいる段階であったとしても、今回もきっと優勝争いに加わると確信しています。それはエルフィンについても同様で、彼も過去モンテカルロで速さを示してきました。一方、カッレに関しては、完全にノープレッシャー状態での出場です。なぜならモンテカルロではとにかく経験が重要であり、WRカーで初めて出場するには難しい1戦だからです。それでも、チームとしては、今シーズンのタイトル争いを良いリザルトでスタートする自信があります。

    セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
    ヤリスWRCで臨む最初のラリーのスタートが待ち切れません。全てのラリーカーはそれぞれ異なる特徴を持ち、それを学ぶためには走行距離を重ねる必要がありますが、ここまでのところテストでは上手く走れています。今シーズンの目標は7回目のタイトル獲得ですが、このクルマならば十分それは可能だと信じています。ラリー・モンテカルロには特別な思いがあり、1990年代の終わりにトミが何度も優勝する姿を、私は観客として目にしました。私にとってトミは、ラリーの世界で最初のアイドルでした。もちろん、私とジュリアンもこれまで良い結果を残してきましたが、連覇に対するプレッシャーは年々高まっています。私にとってラリー・モンテカルロは常にビッグチャレンジですが、心から楽しむことができる1戦でもあります。

    エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
    トヨタのドライバーとして、最初に挑むラリー・モンテカルロが本当に楽しみです。WRCでチームを移籍したのは今回が初めてでしたが、スタッフ全員がとても歓迎してくれましたし、クルマにも良いフィーリングを感じているので、新シーズンが非常に楽しみです。初めてヤリスWRCをドライブしたのは、モンテカルロに向けた昨年12月のテストでしたが、極めて短時間で良いフィーリングを感じ、自信を持つことができました。このラリーでは常に、色々なコンディションに遭遇する可能性が高く、能力が試されます。クルマをセットアップする際は、自信を持つために何かが必要ですが、既にいくつか良い選択肢を得ているように感じます。

    カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
    自分にとって、ラリー・モンテカルロは特別なイベントです。ヤリスWRCは、これまでドライブしてきたR5カーよりも格段にパワフルでダウンフォースもあるため、大きなステップアップです。しかし、ここまでのところテストではとても運転しやすいクルマだと感じています。それでも、まだ学ぶべき事は多く、全てを理解し、完全に適応するためには数戦必要でしょう。シーズンの序盤は昨年までとは違う考え方で臨み、忍耐強く走るつもりです。モンテカルロは、新しいクルマとチームで出場するには難しいラリーです。天気は変わりやすく、常に路面コンディションに合ったタイヤを選べるわけではありません。きっと大きなチャレンジになるでしょうが、最後まで戦い抜きたいと思います。

  • トヨタ、2020年のWRCに参戦するヤリスWRCを公開 / 2020年参戦体制

    トヨタ、2020年のWRCに参戦するヤリスWRCを公開 / 2020年参戦体制

    トヨタは、2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦するヤリスWRCを東京オートサロンで公開。新たにチームに加わったセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンの3組6選手も参加し、日本のファンの前で来たる新シーズンのチーム体制を発表した。

    2010年以来となるWRCラリー・ジャパンが今年11月に中部地方で開催されることもあり、トヨタは初めて日本でシーズンの参戦体制発表を行うことを決めた。

    また、その会場となった東京オートサロンでは、トヨタがWRC参戦によって得た知見と技術を投じて開発した「GRヤリス」のワールドプレミアも行なわれた。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは2017年にWRC復帰を果たし、2018年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得。昨年はドライバーズタイトルとコ・ドライバーズタイトルを獲得した。今年で4シーズン目を迎えるヤリスWRCは開発をさらに進め、軽量化とエンジンのアップグレードを含む改良が施された。

    また、新たに3人のドライバーがチームに加わり、速さと経験と若さがミックスされた理想的なラインナップで今シーズンも最高の結果を狙う。チームにとって2020年最初のWRCイベントは、1月23日から26日にかけて、モナコおよびフランスで開催される開幕戦「ラリー・モンテカルロ」となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    新加入の選手達と共に、日本でシーズンの参戦体制を発表できることを嬉しく思います。ラリー・ジャパンが今年WRCに復帰することが決まりとても楽しみですし、それだけに日本の多くのクルマファンの皆さんと一緒に、シーズンの始まりを迎えられるのは素晴らしいことです。2020年仕様のヤリスWRCの外観は昨年のクルマと似ており、コンディションが異なる多くのラリーで強さを示したパッケージの大部分を受け継いでいます。それでも、“もっといいクルマ”に鍛えるべく小さな改善を積み重ね、より軽量かつパワフルなクルマで新たなるシーズンに臨みます。才能豊かな我々の新ドライバー達はきっとすぐクルマに慣れてくれると思いますので、今シーズンもまた最高の結果を狙えると確信しています。

    2020年 トヨタ ヤリスWRC2020年 トヨタ ヤリスWRC2020年 トヨタ ヤリスWRC

  • トヨタ、新型車GRヤリスを初公開 … WRCの知見とノウハウを注入

    トヨタ、新型車GRヤリスを初公開 … WRCの知見とノウハウを注入

    トヨタは、東京オートサロン2020において、FIA世界ラリー選手権(以下、WRC)を「勝ち抜く」ために生まれたホモロゲーションモデル、新型車GRヤリスを世界初公開した。

    2020年夏頃の販売を目指すとともに、特別仕様車 RZ“First Edition”と特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”を設定、先行予約の受付を1月10日(金)10:00から6月30日(火)までの約6ヶ月間、Web限定で開始した。

    新型車GRヤリスは、WRCに学び、そしてWRCで勝つためTMR(Tommi Makinen Racing)とともに一から開発を行った、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」のオリジナルモデル。

    TOYOTA GAZOO Racingは、2017年モナコのラリー・モンテカルロに参戦してから現在まで、WRCを通じてお客様が普段走っている世界の様々な道を知り、人とクルマを鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んできた。これまでの取り組みで蓄積してきた知見やノウハウを注ぐとともに、TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のいかなる道でも思い通りに操れるクルマ、つまり「誰もが安心して思いのままに運転できる」GRヤリスが誕生した。

    新型車GRヤリスはTNGAの思想に基づくスポーツ4WDプラットフォームを採用した。WRCの現場からのフィードバックを踏まえ、一から鍛え上げ、バランスの取れた高剛性ボディを実現するとともに、前後のサスペンションジオメトリを最適化。スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”との組み合わせによって、高次元での動的性能を追求している。また、アッパーボディには、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッド及びドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC*7工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用。軽量化を図りながら優れた空力性能を示す強固な3ドアタイプのキャビンとした。

    バリエーションの一つとして搭載される1.6L直列3気筒直噴ターボエンジンは、新開発の小型軽量ハイパワーユニット。TNGAエンジンの高速燃焼コンセプトに加え、軽量な運動部品採用によるエンジンの高回転化、ターボチャージャーなど吸排気系の最適化によって、3気筒エンジンとして世界最高レベルの出力200kW(272PS)とワイドなトルクレンジを追求。リズミカルな変速を可能にした6速マニュアルトランスミッション(iMT)と組み合わせ、圧倒的な加速と気持ち良い回転数の伸びが感じられるエンジンに仕上げた。

    また、新型エンジンが生み出すパワーは、多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”によって余すことなく四輪に伝えられる。前後駆動力配分の自由度を拡大し、より卓越した走行安定性を実現した。

    なお、生産については、数々のスポーツモデルを造り込んだ元町工場の専用ラインを使用し、「匠」の技能を有する従業員が組み立てることを計画している。

    先行予約限定モデルとなる、特別仕様車 RZ“First Edition”は、RZグレードをベースに、マットブラック塗装を施したラジエーターグリル、フロントサイドディフューザー、リヤスポイラー及びリヤバンパーを特別装備。さらに、特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”においては、RZグレードをベースに、より限界性能を高めた“High-performance”の装備に加え、RZ“First Edition”の特別装備とともにマットブラック塗装のBBS製鍛造アルミホイールも備わった仕様とした。

    今回、Webで事前予約いただいたお客様のみにFirst Editionに関する具体的な商談を行う。車両本体価格は、特別仕様車 RZ“First Edition”が3,960,000円(税込)、RZ“High-performance・First Edition”が4,560,000円(税込)を予定している。

    特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition” 主要諸元

    全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm) 3,995×1,805×1,460
    ホイールベース(mm) 2,558
    車両重量(kg) 1,280
    乗車定員(人) 4
    エンジン 直列3気筒DOHC直噴ターボチャージャー
    型式 G16E-GTS
    排気量(cc) 1,618
    最高出力(kW[PS]) 200[272]
    最大トルク(N・m[kgf・m]) 370[37.7]
    トランスミッション iMT(6速マニュアルトランスミッション)
    駆動方式 4WD
    差動装置
    スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”
    トルセンRLSD×2(フロント、リヤ)+電子制御多板クラッチセンターデファレンシャル/4WDモードダイヤルスイッチ(NORMAL/SPORT/TRACK)
    サスペンション マクファーソンストラット式/ダブルウィッシュボーン式
    ブレーキ ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
    タイヤ 225/40ZR18/225/40ZR18
  • WEC | トヨタ 2019-2020 第3戦 上海4時間レース 公式練習初日レポート

    WEC | トヨタ 2019-2020 第3戦 上海4時間レース 公式練習初日レポート

    2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦となる上海4時間レースが中国・上海の上海国際サーキットで開幕。初日となる11月8日(金)は2度にわたる1時間半の練習走行が行われ、新たな戦いに挑むTOYOTA GAZOO Racingは、2台のTS050 HYBRIDが2番手、4番手につけた。

    TS050 HYBRIDは2017年に上海国際サーキットでのコースレコードを記録しており、そのタイムは1分42秒526と、初めて同コースでのWECを戦った2012年に比べ、使用燃料が37.5%減らされていたにもかかわらず、5秒速いタイムをマークしていた。しかし、今日は、このWECチャンピオン車両にとって、そのエネルギー効率への大きな挑戦となった。

    今季より採用されたサクセス・ハンディキャップにより、今回の上海戦では、2台のTS050 HYBRIDはハイブリッド・パワーが約45%、燃料が7.5%削減されるとともに、最低重量も2018年の同大会に比べて28kg増加されており、その結果、今日のベストタイムは昨年の公式練習タイムよりも3秒遅くなった。

    初日の3時間の走行を終え、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車がトップのジネッタ6号車から0.061秒遅れの2番手。マイク・コンウェイと小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車は0.852秒遅い4番手につけた。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは今季ここまでの2戦で勝利を分け合っており、ドライバーズ選手権ポイントも同一。これにより、2台が同じサクセス・ハンディキャップを課されるという状況となり、ノン・ハイブリッドのLMP1クラス車両も速く、日曜日の決勝はエキサイティングなレース展開が期待される。

    TS050 HYBRIDにとって、大きな挑戦となることが予想されるこの週末、合計3時間にわたる今日の練習走行は、燃料消費、空力性能、車両セットアップ面で最大限の性能を引き出すための非常に重要な機会となった。

    2台のTS050 HYBRIDはどちらもトラブル無く初日を終え、合計915kmを走破。TS050 HYBRIDにとって最後の中国戦となる日曜日の決勝レースへ向け、車両セットアップと戦略の鍵となる多くの重要なデータを収集することができた。

    TS050 HYBRID 7号車
    (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習1回目 : 4番手 (1分50秒085), 41周
    公式練習2回目 : 4番手 (1分48秒979), 41周

    小林可夢偉(7号車)
    今週末は、我々にとって非常に厳しいレースなると思いますが、諦めずに戦い続けます。TS050 HYBRIDは非常にエネルギー効率の良い車両ですが、コース上の全域でサクセス・ハンディキャップの影響を受けているため、走行は簡単なものではありません。最も重要な事は、レースで出来るだけ多くのポイントを獲得することですが、明日の予選についても、決して諦めず、最後まで出来ることをトライしていきます。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    今日の練習走行では、主として車両バランスの向上に努めました。特に午後は、より良いセットアップを見つけるのに苦労しました。 今週は大変なチャレンジになりそうです。LMP2クラスの車両を追い抜くことが難しく、ノン・ハイブリッドのLMP1クラス車両と互角に戦えるかどうかは分かりませんが、タフな週末に全力で挑みます。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    サクセス・ハンディキャップにより、車両性能が大きく制限されています。TS050 HYBRIDはそれに合わせて設計はされていないため、今日の練習走行中、適切な車両セットアップ見つけるのに苦労しました。このような状況では、ミスを犯さず完璧なレースをすることでよりチャンスが生まれます。難しいことはわかっていますが、ベストを尽くします。

    TS050 HYBRID 8号車
    (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー)
    公式練習1回目 : 5番手 (1分50秒544), 43周
    公式練習2回目 : 2番手 (1分48秒188), 43周

    中嶋一貴(8号車)
    今回ここで速さを求めるのは確かに難しく、最大限のパフォーマンスを引き出し、ベストを尽くそうとトライしています。このコースはタイヤ摩耗やエネルギー消費管理の面でも非常に難しく、加えて我々はLMP2車両やGT車両をパスするのにも苦戦するなど、現時点ではまだやるべきことが多く残っています。やりがいがあることは確かですし、可能な限りよい結果を目指してプッシュしていきます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    車両信頼性に関する課題はなく、良い一日でした。サクセス・ハンディキャップにより、昨年とは状況が全く異なるので、昨年よりもかなりタイムの遅い現状に合わせ、車両セットアップの最適化作業に取り組みました。最適解を見出すべく更に作業を続け、明日からの予選と最も重要な決勝に挑みます。

    ブレンドン・ハートレー(8号車)
    車両セットアップと戦略面での作業に取り組み、我々にとっては順調な一日でした。幾つかの面で進歩も遂げましたが、ハイブリッド・エネルギーが今までのように使えなくなるとクルマは全く変わってしまうため、ノン・ハイブリッドのLMP1クラス車両よりも遅くなることを受け入れざるを得ません。厳しい週末になることは間違いありませんが、全ての面で最適化を進め、レースでできる限りの結果を得るべく努力を続けます。

    WEC 第3戦 上海4時間レース 公式練習1回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    33 1:48.761
    2 5 ジョーダン・キング
    ベン・ハンリー
    イゴール・オルトツェフ
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    11 1:49.183
    3 6 チャーリー・ロバートソン
    マイク・シンプソン
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    25 1:49.234
    4 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    41 1:50.085
    5 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    43 1:50.544

    WEC 第3戦 上海4時間レース 公式練習2回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 6 チャーリー・ロバートソン
    マイク・シンプソン
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    31 1:48.127
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    43 1:48.188
    3 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    33 1:48.288
    4 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    41 1:48.979
    5 5 ジョーダン・キング
    ベン・ハンリー
    イゴール・オルトツェフ
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    20 1:49.678
  • トヨタ 豊田章男 社長:LEXUSでのSUPER GT最終戦を終えてコメント

    トヨタ 豊田章男 社長:LEXUSでのSUPER GT最終戦を終えてコメント

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、SUPER GTでのレクサスでの最終戦を終えてのコメントを発表した。

    2006年からトヨタはレクサスでSUPER GTへの参戦を続けてきたが、今シーズン限りで一旦終了し、来季からはトヨタ GRスープラでの参戦を開始する。

    「2006年より14年間続けてまいりましたLEXUSでのSUPER GT参戦が本年で一旦休止となります。応援いただいたLEXUSファンの皆さま、熱い声援を送り続けてくださりありがとうございました」

    「LEXUSを数々の勝利に導き、SC、RC F、LCを強いクルマに育ててくださったドライバー、メカニック、エンジニア、チームメンバーの皆さま、そしてスポンサーの皆さまにも、本当に感謝しております」

    「2006年、舘さん率いるトムスが、寿一とアンドレを擁してLEXUS参戦初シーズンにチャンピオンを獲得してくれました」

    「その後も、SCの最終年にはセルモ…、RC Fの最終年にはサード…それぞれの名門チームがチャンピオンで節目を飾ってくれました」

    「2011年からはプライベーターチームのバンドウも参戦しました。苦しみながらも成長を続け、チーム力を高め、2016年には初勝利をおさめるなど名門チームが居並ぶ中、新しい力でチームLEXUSに貢献してくれました」

    「そしてLEXUS最終年となった今年、監督に転身した寿一が引っ張ったチーム ルマンがトムスと最後の最後まで死闘を繰り広げLEXUSの有終の美を飾ってくれました」

    「チームルマンは、昨年、山田エンジニアの急逝もあり、本当に辛い中で戦い続けてきたチームでもありました。今年、チャンピオンを獲ってくれて、本当に良かったと思います」

    「ドライバーの大嶋選手、山下選手、おめでとう。阿部エンジニアをはじめチームのみなさんも、おめでとう」

    「トムスのキャシディ選手、平川選手も素晴らしい戦いをありがとう。37号車チームのみなさん、チームチャンピオン獲得おめでとう。(キャシディ選手はスーパーフォーミュラチャンピオンもありがとう。)」

    「SUPER GTでのLEXUSの戦いは、これで一旦終わりますが、チームLEXUSとしていっしょに戦ってくれた6台は来年からGRスープラでSUPER GTを戦い続けてまいります。
    ファンの皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします」

    「そして…日産、ホンダの皆さま、来シーズンも素晴らしいレースを繰り広げSUPER GTを、そしてモータースポーツを、もっともっと盛り上げていきましょう。
    引き続き、よろしくお願いいたします」

  • トヨタ、新型車『グランエース』を初披露

    トヨタ、新型車『グランエース』を初披露

    トヨタは、新型車『グランエース』を全国のトヨタ車両販売店を通じて、2019年内に発売する。

    販売に先立ち、2019年10月24日(木)から11月4日(月・休)までの12日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)を中心に、「OPEN FUTURE」をテーマとして開催される第46回東京モーターショー2019トヨタ車体ブースにおいて初披露する。

    新型車グランエースは、上質かつ快適な移動空間として、全長5.3m、全幅1.97mのワイドなサイズを活かした圧倒的な存在感を有するフルサイズワゴン。セミボンネットのパッケージを採用し、3列シート6人乗りと4列シート8人乗りの2タイプを設定。上質な乗り心地や優れた操縦安定性を備えた高い基本性能と、ゆとりの室内空間が特長だ。

    主な特長
    ①「圧倒的な存在感と高級感」を実現した外形スタイル
    金属調加飾の大型ラジエーターグリルをヘッドランプと融合させ、上下、左右方向に張り出させることで、華やかかつ、押し出しの強いフロントフェイスを実現。グリルと連続しヘッドランプに突き刺さる特徴的なLEDデイタイムランニングランプとクロム加飾フレームで一括りにしたプロジェクター式2眼LEDヘッドランプが高級車に相応しい先進性を表現
    トヨタ・グランエース 「圧倒的な存在感と高級感」を実現した外形スタイルトヨタ・フランエース①
    ②「上質」で「華やか」なコックピット空間
    ブラックを基調としたインストルメントパネルは、空調吹き出し部に金属調加飾、助手席正面に木目調加飾を配して華やかさを演出。またメーターフードには、表皮巻きと本ステッチを施し上質さを表現

    トヨタ・グラエース 「上質」で「華やか」なコックピット空間

    ③広さを活かした上質なおもてなし空間
    ・3列6人乗りに加え、4列8人乗りのタイプも設定。ユーザーの多様なニーズに応じ選択可能
    ・セカンドシートならびにサードシートの4席には、ゆったりとくつろげる専用の本革キャプテンシートを採用し、上質な移動空間を提供。座り心地の良さに加え、ロングスライド機構やオットマン機構などを装備し、快適性や利便性の良さも追求
    ・後席のお客様を包み込むように、フロントシート背面からサイドトリムに向かって配した木目調加飾。加飾に沿って優しく灯されるLEDサイドカラーイルミネーションによって、華やかさと落ち着きのある上質感を表現

    トヨタ・グランエース 広さを活かした上質なおもてなし空間

    ④磨き抜かれた高い基本性能
    ・FRレイアウトを採用。1GD 2.8Lクリーンディーゼルエンジンと6速オートマチックトランスミッションを搭載し、滑らかさに加え低回転からトルクフルな走行を実現
    ・リヤの足回りには新開発トレーリングリンク車軸式リヤサスペンションを採用。環状骨格構造採用などボディ剛性の高さと相まって、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現
    ・徹底した振動、遮音対策などによって、様々な道路環境においても高級ワゴンにふさわしい心地よい静粛性を追求

    ⑤充実の先進装備
    ・歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備
    ・駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などの安全・安心をサポートする装備も充実
    ・先進のディスプレイオーディオ(DA)を装備。SDLなどのスマートフォン連携機能によって、スマートフォンで普段利用している地図アプリや音楽アプリなどをディスプレイ上で表示・操作が可能

  • トヨタ:SUPER GT/DTM交流戦 ホッケンハイム レースレポート

    トヨタ:SUPER GT/DTM交流戦 ホッケンハイム レースレポート

    10月4日(金)から6日(日)にかけて、ドイツのホッケンハイム・サーキットで行われたDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)最終戦に、日本のSUPER GT車両が特別交流戦として出場しました。

    日本を中心にアジアで戦われているSUPER GTのGT500クラスと、ドイツを中心に欧州を転戦し戦われているDTMは、共に高い人気を誇る、世界でも有数のGT車両でのレースカテゴリーで、以前より技術規則の共通化を図ってきた。

    そしてついに今年、ほぼ同一の規則に準拠する車両となった2シリーズが、お互いにスポット参戦する交流戦が実現。このドイツ・ホッケンハイム大会は初の試みとなる。

    日本はまだシーズン中ということもあり、ドイツへ運ばれたのはGT500クラスに参戦している3メーカーから各テスト車両が1台ずつ。LEXUS GAZOO RacingからはLEXUS TEAM TOM’S LC500 37号車が交流戦に臨んだ。

    DTMは土曜、日曜の2日間1戦ずつのスプリントレースとなっており、通常は両レースを一人のドライバーが走るが、今回LEXUS GAZOO Racingからは平川亮とニック・キャシディがそれぞれ1日ずつ担当。土曜日のレース1は平川、日曜日のレース2にはキャシディが出場した。

    DTMはワンメイクのタイヤで行われており、SUPER GTとは異なるメーカーのタイヤが使用されているため、このタイヤへの適応及び、ホッケンハイムを初めて走る平川やキャシディらドライバーの習熟も含め、3日(木)に特別に練習走行を実施。続いて4日(金)には公式練習が行われた。この4日の練習走行1回目はウェットとなり、初めて履く銘柄のレインタイヤに苦しんだキャシディがクラッシュ。メカニックの懸命な作業で修復し、ドライコンディションとなった午後は平川が走行を重ね、各種セッティングデータの収集などを行った。

    5日(土)は朝まで降っていた雨は止んだものの、午前中の予選はウェットコンディション。初めてのレインタイヤで慎重な走行となった平川は、20番手グリッドにつけました。

    午後の決勝レースはドライコンディションで行われた。ほぼ最後尾スタートの平川は、1周目を終えたところでタイヤ交換義務を消化するためにピットイン。前車との空間が空いたところでペースを上げていった。予想よりもタイヤのタレが大きかったこともあり、セーフティカー導入時に2度目のタイヤ交換を行い、更にポジションアップ。13位でチェッカーを受けた。

    6日(日)も雨模様。レース2の予選が始まる頃には雨足が強まり、フルウェットでのアタックとなったが、キャシディがSUPER GT勢では最上位となる16番手グリッドを獲得した。

    午後の決勝レースも雨は止まず、ウェットコンディションで開始。16番手スタートのキャシディは、1周目の順位争いの中で他車との接触でクラッシュ。早々に戦線離脱となってしまった。

    SUPER GTとDTMの初交流戦は、初めて使用するタイヤの特性がSUPER GTと全く異なるため、セットアップを十分詰め切れず苦戦を強いられたが、11月の富士での交流戦に向けて様々なデータを蓄積でき、次につながる大会となった。

    LEXUS TEAM TOM’S LC500 37号車 ドライバー 平川亮:
    初めて経験するタイヤで使い方が難しかったのですが、ドライでは感触も悪くなかったですし、データも得られました。ただ、レインタイヤは難しいです。スタンディングスタートなど、SUPER GTとは違うところを経験できたのも良かったです。スタートポジションからは順位を上げることが出来ましたが、DTMの上位勢に近づくまでには至りませんでした。そういう意味では悔しいところもありますが、かなり収穫はありました。次は富士での交流戦となりますが、日本は僕らがいつも戦っているステージですし、DTM勢にやられないように、僕らLEXUSの強さを発揮出来ればと思います。

    LEXUS TEAM TOM’S LC500 37号車 ニック・キャシディ:
    初めてのDTMとの交流戦となる、ホッケンハイム最終戦にLEXUSのドライバーとして来られてとても嬉しいですし、たくさんのDTMファンの皆様から注目されていることもわかり、良かったです。残念ながら私のレースはウェットとなり、1周目に接触されて終えることとなってしまいました。しかし、(平川)亮と共に得た様々なデータは必ず日本での交流戦で役立つと思いますし、富士ではリベンジしたいと思います。