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  • 【WEC】 上海6時間 結果:トヨタ8号車が優勝、ポルシェがタイトル獲得

    【WEC】 上海6時間 結果:トヨタ8号車が優勝、ポルシェがタイトル獲得

    FIA 世界耐久選手権 (WEC)第8戦 上海6時間レースの決勝が11月5日(日)に行われ、トヨタ・TS050 HYBRID #8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン)が優勝。ポルシェ2号車がドライバーズチャンピオンを獲得した。

    トヨタは、終盤まで1-2体制を築いていたが、残り40分を切ったところで#7号車のホセ・マリア・ロペスがGTE Proクラスのポルシェと接触。タイヤをパンクさせてサスペンションもダメージを負ったことで修復に13分を費やして4位に後退してしまった。

    優勝はトヨタ #8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン)。トヨタは今シーズン4勝目。

    2位にはポルシェ #2号車(ティモ・ベルンハルト/アール・バンバー/ブレンドン・ハートレー)、3位にはポルシェ #1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ)が続いた。

    LMP2クラスはリベリオン31号車、GTE Proクラスはフォード67号車、GTE Amクラスはアストンマーティン98号車が優勝した。

    今回のレースの結果、最終戦バーレーンを残して、ポルシェ #2号車(ティモ・ベルンハルト/アール・バンバー/ブレンドン・ハートレー)が2017年のドライバータイトルを獲得。ポルシェがマニュファクチャラーズタイトルを獲得。LMP1で活動する最後のシーズンをダブルタイトルで飾った。

    WEC 第8戦 上海6時間 決勝 結果

    順位 No. ドライバー チーム/車種 GAP
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    195Laps
    2 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    +1Lap
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    +1Lap
    4 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    +7Lap
  • 【WEC】トヨタ、上海6時間の初日を1&2で順調にスタート

    【WEC】トヨタ、上海6時間の初日を1&2で順調にスタート

    FIA世界耐久選手権(WEC)第8戦上海6時間レースは初日の公式練習が行われた。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、初日1・2番手の結果で好スタートを切った。

    公式練習初日は、TOYOTA GAZOO Racingの小林可夢偉とホセ・マリア・ロペス、マイク・コンウェイが操る#7号車TS050 HYBRIDが1分44秒741のベストタイムを記録、幸先の良いスタートを切った。このタイムは昨年のポールポジション・タイムから僅か0秒279遅いだけ。今年のレースが如何にハイスピードな戦いになるかを予感させるものである。

    #8号車TS050 HYBRIDは中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンがドライブし、この日2番手となるタイム1分45秒131を記録した。#8号車は今年のタイトル獲得の可能性を残しており、レースに向けての様々なセッティングが慎重に進められた。

    公式練習1回目は、オフィシャル間の無線トラブルにより開始が1時間半遅れ、予定の午前11時から午後12時半までずれ込んだ。しかし、走行時間は予定通り1時間半確保され、2回の公式練習走行で合計3時間の練習走行が行われた。練習走行1回目の開始遅れにより両セッション間のインターバル時間が削られたため、チームは短時間での走行データ解析、タイヤの磨耗状況のチェックなどに追われた。

    初日の上海地方の天候は晴れのち曇り。気温は公式練習走行1回目開始時点で23℃だったが、2回目の走行が終了する午後5時には20℃を下回った。しかし、コースは終日ドライたったため、多くの種類のタイヤの評価をするには至らなかったが、上海国際サーキットは特にタイヤに非常に厳しく、チームはタイヤに関しては神経質にならざるを得ない。その上、今年のレギュレーションではタイヤ1セットで2スティントを走破するため、念入りな確認作業が要求される。

    好タイムで公式練習初日を終えた2台のTS050 HYBRIDは、データ解析を通して予選タイムアタックに向けて最適のセッティングを探り、明日11月4日(土)午後2時半からの公式予選に向けて準備を整える。TOYOTA GAZOO Racingは、今年はこれまで3度のポールポジションを獲得しており(シルバーストン、ル・マン、ニュルブルクリンク)、ここ上海で4度の記録に挑戦する。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    公式練習第1回目: 1番手 (1分47秒182), 35周
    公式練習第2回目: 1番手 (1分44秒741), 39周

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    公式練習第1回目: 4番手 (1分47秒929), 36周
    公式練習第2回目: 2番手 (1分45秒131), 40周

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車):
    以前に公式練習1日目の両セッションでトップタイムを刻んだのはどのレースだったでしょうか。今日一日、好調に車のセットアップが進み、素晴らしいラップタイムをマーク出来ました。もちろん、まだまだライバルも調子を上げてくるでしょうし、我々も更に高い次元のバランスを見出すべく作業を続けます。今回はとても良いスタートが切れたと思います。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車):
    初日は順調でした。TS050 HYBRIDのセットアップと、タイヤのマッチング作業を続けています。このサーキットは非常にタイヤに厳しいため、タイヤの使い方がとても重要です。今日のデータを解析して更にレベルアップする必要がありますが、全体的に見て今日の結果は非常に勇気付けられるものです。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車):
    TS050 HYBRIDでこのコースを走るのは私にとって初めてなので、まずは走りのリズムを掴むことから始めました。TS050 HYBRIDでのパフォーマンスはとても良かったですが、それを日曜日の決勝結果へと繋げなくてはなりません。そのためにも、明日もトップを維持出来るような努力が必要でしょうし、タイヤの選択と最適セットアップを行わなければなりません。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車):
    今日一日は、タイヤ評価を中心に走行を重ねました。得られたデータを分析し、ベストな調整をしなくてはなりません。我々のTS050 HYBRIDは、個人的にはバランスの面でまだ満足いく感触とは言えないので、予選と決勝レースまでに更にセッティングのレベルを上げなければなりません。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車):
    公式練習初日を1&2番手で終え、少し安心しました。全体的に見て我々にとっては充実した一日となり、いくつかの改善ができました。しかし明日以降も厳しい戦いになることは分かっており、今週末は良いレースが出来るように期待しています。僅かな差が勝敗を分けることになるので、全てが正しく進むように少しも手を抜くことは出来ません。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車):
    ここ上海で再び走ることが出来てとても嬉しい思いでした。雨の富士の後だけに、ドライコンディションで走れるのも嬉しいですし、皆それを望んでいたと思います。我々のペースはライバルと比べても遜色なかったのは良かったですが、チームメイトの#7号車とは少し差がつきましたので、さらなる向上を続けます。

  • 【WRC】 トヨタ、オット・タナックを2018年のドライバーに起用

    【WRC】 トヨタ、オット・タナックを2018年のドライバーに起用

    トヨタは、2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)にオット・タナックがコ・ドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤと共にヤリスWRCドライバーとして参戦することを合意した。

    オット・タナックはエストニア出身の30歳で、今シーズンこれまでに2度の優勝を果たしている。チームは、参戦2年目となる2018年シーズンに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組と、3台のヤリスWRCを全イベントに投入する。

    また、現在ユホ・ハンニネンのコ・ドライバーを務めるカイ・リンドストロームは、今シーズン最終戦のラリー・オーストラリアより、チームのスポーティングディレクターに就任する。この新たな体制で、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは2018年シーズンも、もっといいクルマづくりを目指す挑戦を続ける

    トミ・マキネン(チーム代表)
    「かねてから注目していたオット・タナック選手をチームに迎えることができて嬉しいです。彼は若さと経験の理想的なバランスと、メンタルの強さを兼ね備えており、我々のチームによく馴染んでくれると思います。タナック選手は今季期待を上回る活躍を見せており、あらゆる路面において、スピードと安定したパフォーマンスを残せる、我々の強力なパートナーとなるはずです。
    また、新たなポジションに就いたカイ・リンドストロームにも、お祝いの言葉を送ります。彼と一緒に戦ったモンテカルロで勝利を納めたことは、私のドライバーとしてのキャリアにおける大切な思い出です。あの時、またそれ以降、彼と共に過ごした経験から、彼がプロ中のプロであることを私は知っています。今後もチームの発展を支える、強力な仲間となってくれるでしょう。
    最後に、ユホ・ハンニネンのこれまでの貢献に深い感謝の意を表します。彼はこれからも変わらず我々のファミリーの一員です。チームがここまで来られたのは、彼の力があったからこそです。」

    オット・タナックの経歴
    生年月日:1987年10月15日
    年齢:30歳
    国籍:エストニア

    ・主な戦歴
    2008年:エストニア国内選手権優勝
    2009年:エストニア国内選手権優勝
    2009年:WRC初参戦
    2010年:ピレリ・スタードライバーに選出される
    2011年:FIA S2000世界ラリー選手権(SWRC)で総合2位(3勝)
    2017年:WRCラリー・サルディニア、ラリー・ドイチェランドで優勝

    ・WRCでの実績
    WRC出場:77回、WRCでの勝利:2回
    表彰台:10回、獲得ポイント:379、ステージ優勝:73回

  • 【WEC】 トヨタ:WEC 第7戦 富士6時間 決勝レポート

    【WEC】 トヨタ:WEC 第7戦 富士6時間 決勝レポート

    FIA世界耐久選手権(WEC) 第7戦 富士6時間レースの決勝が行われ、雨と霧のために6回のセーフティカー導入と2回の赤旗中断があった混戦をTOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは2台共にレース序盤から大半をリード。

    最後は濃霧によって1時間半早く終了したレースとなったが、#8号車が今季3勝目。#7号車が2位で続き、1-2フィニッシュを達成した。

    2017年 FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦 富士6時間レースは、降り続く雨と立ちこめる濃霧により6度のセーフティカー出動と2度の赤旗が出されるなど、混乱した展開となったが、来場された3万2千人もの観客の前で、TOYOTA GAZOO Racingの2台は難しいコンディションをものともしない好レースを見せた。

    TS050 HYBRID #8号車の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミはまだドライバーズ・タイトル獲得の可能性を残しており、チームは彼らに大きな期待を賭けてレースに臨んだ(アンソニー・デビッドソンも同車をドライブするが、前戦オースティンを欠場しているためにタイトル争いに加わっていない)。

    TOYOTA GAZOO Racing#7号車は、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3人が駆る。彼らはドライバーズ・タイトル争いからは外れているものの、マニュファクチャラーズ・タイトル獲得へ向けた重要な役割を担ってレースに臨んだ。

    レースは不順な天候に翻弄され、TOYOTA GAZOO Racingも目まぐるしく変わるコンディションに臨機応変な対応を迫られた。スタートは予定通り午前11時に切られたが、セーフティカー先導の下で周回が開始された。2台のTS050 HYBRIDは#7号車を小林、#8号車をブエミが担当。5周を終えた時点でグリーンフラッグが振られて実質的なレースがスタートした。

    その後もレースは度重なる雨や霧で混乱し、スタートから40分の時点で再びセーフティカーが導入。更に40分後には濃い霧のために赤旗が提示されてレースは中断された。その時点で#8号車は3位、#7号車は4位を走行していたが、レースが再開されるとすぐに、TS050 HYBRIDはライバルをかわし、序盤過ぎには1、2位のフォーメーションを形勢した。

    ウェット路面の状態で、TS050 HYBRIDは明らかにライバルに対して力強い走りを見せ、ラップタイムも上回った。しかし、ライバルとは異なる燃料給油戦略だったこともあり、セーフティカー導入により何度もマージンが帳消しとなり、そのたびにアドバンテージは失われた。そのため、最後にどの車両が勝つのか全く予想が出来ない展開でもあった。

    午後3時半を過ぎた頃、富士スピードウェイは再び濃い霧に覆われ、視界は遮られた。その時点でレースは世界選手権の競技規定に則り、チャンピオンポイントをフルに獲得出来る全走行時間の75%をクリアしており、濃霧による二度目の赤旗中断が宣言されると、レースが再開されることなく、WEC富士6時間レースは終了した。

    赤旗が提示された時点で、首位を走行していた#8号車は予定のピットイン数周前だったが、そのままレースを終えることになった。ブエミ、中嶋と繋いだ#8号車だが、デビッドソンは残念ながらドライブするチャンスのないまま、レースを終えることとなった。一方、#7号車は序盤に発生したワイパートラブルへの対応のためピットストップが長くなり、#8号車からは遅れることになったが、それでもライバルをかわし、2位でフィニッシュ。最高の結果となる1、2位独占を果たした。

    この富士6時間レースの優勝で、#8号車の中嶋とブエミはドライバーズ・タイトル獲得の可能性を残し、11月5日に行われるWEC第8戦 上海6時間レース、11月18日のWEC第9戦バーレーン6時間レースに臨む。

    TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
    決勝: 2位、 113周、ピットストップ 3回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分38秒747)

    TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
    決勝: 1位、 113周、ピットストップ 2回、スターティンググリッド:3番手、最速ラップ(1分38秒070)

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    今シーズン表彰台の真ん中に立つのは3度目となり、とても素晴らしい気分です。この結果を成し遂げるため、チームは懸命に努力を重ねて来ました。不順な天候にもかかわらず、本日、富士スピードウェイにお越し頂き、応援をして下さった皆様に心から感謝を申し上げます。皆様からの暖かい声援が我々の頑張となり、ライバルとの激闘をお見せすることが出来て、とても嬉しく思っています。ドライバー達もTS050 HYBRIDも今日の悪天候の中で本当に力強さを発揮してくれました。今シーズン残りの2戦を全力で戦い、ファンの皆様に喜んで頂ける結果を挙げられるよう最善を尽くします。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)
    チームの全員に、そして#8号車のクルー達に祝福を送ります。チームにとって本当に嬉しい結果です。我々はこの週末を通して苦しい状況が続きましたが、決勝レースの直前に適正なセッティングを見出し、それが功を奏しました。レースで周回を重ねるごとに状態は良くなって行きました。悪天候の中で、特にファンの皆様は大変だったと思いますが、多くの応援のおかげで勝つことが出来ました。この結果で期待に応えられたことを嬉しく思います。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)
    #8号車のドライバーの戦いぶりは最高でした。トヨタの母国のレースで1-2フィニッシュを果たせたことも、チームのハードワークが報われた結果であり素晴らしいです。我々が2位に入ったことで、チームにとって最高の結果となりました。私自身が走ったのは短時間ではありましたが、雨で難しいコンディションの中、ライバルとバトルを繰り広げましたが、しっかり2位を守ることが出来ました。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)
    #8号車のクルーは充分優勝に値する素晴らしい働きでしたが、とても難しいコンディションの中でレースを戦ったドライバー皆が本当に良くやったと思います。我々#7号車にとって厳しい結果に終わった土曜日の予選の後、懸命な努力で車両を改善してくれたスタッフに感謝します。富士でのレースは初めてでしたが、他とは違うイベントで、レースが終わった今は何故特別なのか、その理由も分かりました。今日はこの好結果をかみしめて、次のレースへと臨みます。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)
    1-2フィニッシュを目標にしていたので、それが達成出来て本当に嬉しいです。チームにとっても最高の結果ですし、チーム全員と共に得たこの結果に、私自身本当に喜んでいます。我々はウェットコンディションでのペースがとても良く、充分に優勝に値する速さがあったと思います。私自身にとって3度目の富士での勝利は、最高の応援をしてくれた日本のファンの皆様の前での勝利ということもあって、本当に格別です。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)
    チームにとって、そして今日のような不順な天候の中でも最高の応援をしてくれた日本のファンの皆様にとって素晴らしい結果になりました。今日の(中嶋)一貴の素晴らしい走りは本当に賞賛に値します。私も懸命に走りましたが、一貴は今回のレースの大半を戦い、勝利に大きく貢献してくれました。このホームレースで素晴らしい仕事を成し遂げたチーム全員に祝福を送ります。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)
    今日の結果は(中嶋)一貴とセバスチャン(ブエミ)のおかげです。彼らは難しいコンディションの中で最高の走りを見せ、チームもそれに応えました。残念ながら私自身は、2度ほどヘルメットを着けて用意しましたが、決勝レースを走ることはありませんでした。とはいえ今日の好結果で、今後のレースを戦うのが楽しみになりました。

    豊田章男 (トヨタ自動車社長)
    熱い声援を送り続けてくださるファンの皆さま、そして、マシンを構成するパーツを供給いただいている皆さま、日本にいる多くの仲間に支えられ我々TOYOTA GAZOO Racingは世界耐久選手権を戦っています。その皆さまの前で、心を合わせ走ることの出来る富士の戦いは我々にとって大変重要な戦いでした。皆さまの想いを乗せた戦いで勝利出来たことを本当に嬉しく思います。支えていただいた皆さま、ありがとうございました。今回は、天候不良もあり、ドライバー達も「思いっきり走る」戦いにはならなかったかと思います。それは少し残念でしたが、トヨタのエンジニア、メカニック、そしてマシンを信じて、コンディションの悪い道を、無事に走らせきってくれたドライバー達にも感謝いたします。本当にありがとう。また、このレースは残り少ないポルシェとの戦いの場でもありました。残す戦いの場は2つ、「トヨタは良きライバルだった…」、「またいつかトヨタと勝負がしたい…」、今まで、競い合い、自動車の未来のために共に切磋琢磨した仲間としてポルシェには、そう言っていただきながら、次のステージに向かってもらいたいと願っております。本日の雨のレースは、お互い、力を出し尽くすレースにはなりませんでしたが、残り2戦、シーズンが終わるまで、引き続き、全力でぶつかり合う戦いをさせていただければと思います。ポルシェの皆さま、最後まで、ファンの皆様に笑顔になっていただける全力のレースをしましょう。よろしくお願いいたします。ファンの皆さまにも、引き続き、我々の戦いを応援いただければ心強く思います。

    関連:【WEC】 富士6時間レース 決勝:濃霧のレースでトヨタ 8号車が優勝

  • 【WEC】 富士6時間レース 決勝:濃霧のレースでトヨタ 8号車が優勝

    【WEC】 富士6時間レース 決勝:濃霧のレースでトヨタ 8号車が優勝

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第7戦 富士6時間レースの決勝が15日(土)に富士スピードウェイで行われ、トヨタ #8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン)が優勝した。

    雨と霧に包まれた決勝日の富士スピードウェイ。決勝はセーフティカー先導でスタートし、15分後にセーフティカーが退いて本格的にレースがスタートした。

    だが、およそ50分を経過した時点で霧によりセーフティカーが導入。その間に霧が濃くなったため、レースはおよそ30分後に一時赤旗中断になった。

    その後もLMP2クラスのマノーやレベリオンのクラッシュによりセーフティカーが導入。その後も雨が降れば霧が晴れ、雨がやむと霧が立ち込めるというコンディション。そして、濃霧による視界不良で6度目のセーフティカーが導入された残り1時間30分となった時点で再び赤旗中断。

    そして、残り10分でレース再開がアナウンスされたが、その後、再び濃霧による敷かう不良となりセーフティカー先導でそのままパルクフェルメに入るように指示が入り、レース終了が確定。

    優勝はトヨタ #8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン)。2位にもトヨタ #7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が続いてトヨタが1-2フィニッシュを達成。

    3位はポルシェ #1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ)、4位はポルシェ #2号車(ティモ・ベルンハルト/アール・バンバー/ブレンドン・ハートレー)という結果となり、2号車の日本でのチャンピオン確定はならなかった。

    LMP2クラスはヴァイヨン・レベリオン #31号車、GTE ProクラスはAFコルセの51号車、GTE Amクラスはスピリット・オブ・レースの#54号車が優勝という結果となった。

    WEC 第7戦 富士6時間 決勝 結果

    順位 No. ドライバー チーム/車種
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    4 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
  • 【WEC】 富士6時間レース フリー走行2回目:トヨタ 7号車がトップタイム

    【WEC】 富士6時間レース フリー走行2回目:トヨタ 7号車がトップタイム

    FIA 世界耐久選手権(WEC) 第7戦 富士6時間レースのフリー走行2回目が13日(金)、富士スピードウェイで行われ、トヨタの7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)がトップタイムを記録した。

    富士スピードウェイはトヨタにとってWECカレンダーの一戦というだけの存在ではない。ハイブリッド・パワートレーンが開発されたのはサーキットから20km程しか離れていないトヨタ東富士研究所であり、まさに生まれ故郷でのレースでもある。

    午後になっても富士スピードウェイは雨。15時30分からウェットコンディションで90分のセッションはスタートした。だが、クラッシュや大雨の影響により、途中で50分の赤旗中断となった。

    フリー走行2回目では、トヨタ7号車の小林可夢偉が1分39秒202でタイムシートのトップに立った。2番手にはポルシェ #1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ)、3番手にはトヨタ #8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン)が続いた。

    LMPクラスは、ジャッキー・チェン DCレーシング #38号車、GTE Proクラスはフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの#66号車、GTE Amクラスはクレウォーター・レーシングの#61号車がトップタイムを記録した。

    明日14日(土)は、10時30分からフリー走行が行われ、14時30分から予選Q1がスタートする。

    WEC 第7戦 富士6時間 フリー走行2回目 結果

    順位 No. ドライバー チーム/車種  
    1 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分39秒202
    2 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ニック・タンディ
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    1分40秒523
    3 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    アンソニー・デビッドソン
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1分41秒413
    4 2 ティモ・ベルンハルト
    アール・バンバー
    ブレンドン・ハートレー
    ポルシェLMPチーム/
    ポルシェ919ハイブリッド
    1分42秒783
  • トヨタ、「GR HV SPORTS concept」を初公開

    トヨタ、「GR HV SPORTS concept」を初公開

    トヨタは、スポーツカーと環境技術を融合した新たなクルマの楽しさを提案するコンセプトカー「GR HV SPORTS concept」を東京モーターショー2017で世界初披露する。

    GR HV SPORTS conceptは、TOYOTA GAZOO Racingが世界耐久選手権(WEC)で戦うハイブリッドレーシングマシン「TS050 HYBRID」を想起させるデザイン。トヨタ伝統のオープンスポーツ「トヨタスポーツ800」(通称・ヨタハチ)や、「スープラ」にも設定された「エアロトップ」スタイルを採用する。

    心臓部には「TS050 HYBRID」で鍛えたハイブリッド技術「THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)」を搭載する。

    GR HV SPORTS concept

    <デザイン>
    ・ピュアスポーツカーとして機能性を徹底的に追求すると同時に、TS050 HYBRIDをイメージさせるLEDヘッドランプや・アルミホイール、リヤディフューザーを採用。トヨタモータースポーツとのつながりを感じさせるデザインとした
    ・力強さと迫力を感じさせるマットブラックをボディカラーに採用

    GR HV SPORTS concept リアビューGR HV SPORTS concept サイドビュー

    <インテリア>
    ・センタークラスターにオートマチックのギアポジションスイッチを配置し、レーシーな雰囲気を演出
    ・プッシュ式のスタートスイッチを開閉式のシフトノブ内に設置し、遊び心を持たせた

    GR HV SPORTS concept インテリア

    <操る楽しさ>
    ・THS-Rによるピュアスポーツカーとしての走りと、エアロトップによるオープンエアの開放感を同時に満喫
    ・ボタンひとつでマニュアルモードへの切り替えが可能で、オートマチック車でありながら6速マニュアル車のような・操作を楽しめるHパターンシフトを採用
    ・ハイブリッドバッテリーを車両中央付近に搭載。重量物である駆動用のバッテリーを中央に搭載することで、スポーツカーとして走りの性能向上にも貢献

    GR HV SPORTS concept シフト周りGR HV SPORTS concept

    第45回東京モーターショー2017は、10月25日(水)から11月5日(日)までの12日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「世界を、ここから動かそう。 BEYOND THE MOTOR」をテーマに開催される。

  • トヨタ、新型センチュリーを初公開

    トヨタ、新型センチュリーを初公開

    トヨタは、新型センチュリーを初披露を東京モーターショーで披露する。新型センチュリーは、2018年年央の発売が予定されている。

    3代目となる新型センチュリーは、「匠の技」「高品質のモノづくり」を伝承しつつ、市場ニーズの高い環境性能や搭乗者の快適性を追求したパッケージの実現、センチュリーのヘリテージを継承しつつも新しい魅力を付与した内外装デザイン、ショーファーカーとしてふさわしい先進装備・快適装備の採用などに重点を置き、開発を進めてきた。

    具体的には、V8・5.0Lハイブリッドシステムを新たに搭載し、優れた燃費性能を追求した。また、ホイールベースの拡大・スカッフプレートとフロアの低段差化・ドアの開口高さの拡大を実施するなど、後席優先のパッケージにさらなる磨きをかけた。外装デザインは、グリルなど随所に施した七宝文様や、リヤコンビネーションランプのガーニッシュ部の黒色化など、精緻な華やかさ・落ち着きを表現。内装デザインは、折り上げ天井様式を取り入れ専用織物をあしらい、またリヤシートには電動オットマンを設定するなど座り心地を追求したリフレッシュ機能付アジャスタブルリヤシートを採用し、心地良さと格の高さを実現した。

    新型センチュリー 主な特徴

    「継承と進化」をコンセプトに、日本を代表するショーファーカーとしてふさわしい風格
    <パッケージ>
    ・全長やホイールベース、トレッドの拡大により、伸びやかで重厚感あふれるスタイル
    ・ホイールベース延長分を後席スペースの拡大に充てることで、乗員の膝まわりや足元に十分なゆとりを提供するとともに、スカッフプレートとフロアの低段差化・ドア開口高さの拡大により、優れた乗降性を実現
    新型センチュリー フロントビュー新型センチュリー リアビュー
    <外装デザイン>
    一目でセンチュリーとわかるヘリテージを継承しながら、グリルを中心にランプなど各要素をすっきりまとめ一体感と力強さを付与した、よりシンプルでモダンなフロントビュー
    ・二重構造としたグリルの縦格子の奥側やクリアランスランプに七宝文様を施すなど、精緻な造りこみで華やかさを表現
    ・プロジェクター式ヘッドランプ3灯とLEDアレイAHSを一体化したヘッドランプで、高級セダンらしいはっきりとした表情を演出

    水平基調の姿勢でエレガントさを維持しつつ、やや後ろ下がりのアンダーボディに対して、後席空間を確保したやや後ろ上がりのキャビンを組み合わせることで生まれる、しなやかな動感を表現したサイドビュー
    ・クォーターピラーの傾斜を立てることでキャビンの中心を後ろに感じさせ、ショーファーカーに求められる「後席重視」を外観で表現

    横一文字に配したリヤコンビネーションランプのガーニッシュ部を黒色化することで、洗練された一体感と落ち着きを表現したリヤビュー
    ・リヤコンビネーションランプは、「和の光」をイメージとした線発光する立体的なレンズを採用し、華やかさを付与

    新型センチュリー インパネ新型センチュリー リアシート
    <内装デザイン>
    後席空間に折り上げ天井様式を採用するとともに、伝統的な柄を施すことで、最高級車にふさわしい設えを演出
    ・後席は、高さを揃えた杢柄オーナメントを前席シートバッグやドアトリムショルダーに配すことで、横方向の広がりを強調。シート表皮には、伸縮性に優れ柔らかい触感を持つ100%ウールの本物素材を採用したファブリック仕様と、柔らかな触感の最高級表皮を採用した本革仕様を設定
    ・前席は、後席同様に杢柄を横基調に施すことで広がりを強調するとともに、インストルメントパネル中央部に黒杢加飾をあしらうことで、端正かつ品位ある質感を表現

    無段階に調整可能な電動オットマンや、アジャスタブルリヤシート(リフレッシュ機能付)を採用し、居住性を追求
    ・中央アームレストにタッチ式液晶マルチオペレーショナルパネルを設定し、シートや空調、オーディオの音量など集中操作が可能
    ・ライティングテーブル、読書灯、大型ディスプレイ付リヤシートエンターテインメントシステム、20スピーカープレミアムオーディオなど、ビジネスからプライベートまであらゆるシーンに対応できる快適装備を採用

    トヨタ 新型センチュリー
    乗り込みからクルマを降りるまで、最高のおもてなしを実現する基本性能
    ・専用チューニングを施したサスペンションや高剛性ボディに加え、乗り心地に特化した新開発のタイヤを採用するなど、路面から伝わる振動を抑えることで、走行安定性と上質な乗り心地を両立
    ・エンジンマウント特性の最適化やアクティブノイズコントロールシステムの採用などにより、エンジン起動時の音や振動を抑え、滑らかな発進と室内の圧倒的な静粛性を実現
    ・低燃費・高出力化を実現する直噴技術「D-4S」を採用したV8・5.0L 2UR-FSEエンジンを搭載し、ハイブリッドシステム(THSⅡ)を組み合わせることで、クラストップレベルの低燃費を追求。また、トランスミッションには2段変速式リダクション機構を搭載し、静かで滑らかな走行を実現
    ・衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense P」、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートなど、ショーファーカーにふさわしい安全装備を採用

    第45回東京モーターショー2017は、10月25日(水)から11月5日(日)までの12日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「世界を、ここから動かそう。 BEYOND THE MOTOR」をテーマに開催される。

  • トヨタ、新型クラウンのコンセプトモデルを東京モーターショーで初公開

    トヨタ、新型クラウンのコンセプトモデルを東京モーターショーで初公開

    トヨタ自動車は、東京モーターショー2017で新型クラウンのコンセウトモデル「CROWN Concept」を初披露する。新型クラウンは、2018年夏頃に発売を予定している。

    「CROWN Concept」は、「走行性能の追求」と「コネクティッド技術の進化」の両輪で開発したコンセプトモデル。トヨタは、1955年の誕生以来クラウンが積み重ねてきた伝統に加え、将来のモビリティ社会においてクラウンに求められる革新性を融合することで、次世代のクラウンをお客様に提案する。

    CROWN Concept

    「Fun to Drive」を突き詰めた革新的な走行性能
    将来のモビリティ社会においてもクルマを操る楽しさをお客様に提案するため、TNGAに基づきプラットフォームを一新するなどクルマをゼロから開発するとともに、ドイツのニュルブルクリンクでの走行テストを実施。意のままに操れるハンドリング性能に加え、低速域から高速域かつスムーズな路面から荒れた路面など、あらゆる状況において目線のぶれない圧倒的な走行安定性を実現し、ドライバーに“走る歓び”と“安心”を提供する

    コネクティッド技術とそのサービスを本格的に具現化すべく、革新的進化を追求
    ・車載通信機の100%搭載によるIoT社会への対応
    トヨタは、車載通信機をラインアップ車に搭載し普及していくことで取得できるビッグデータを活用し、お客様へ新たな価値を提供していく。また、「CROWN Concept」の市販モデルにも車載通信機を全車標準装備し、展開を図る

    ・「一台で守る安全」から「街全体で守る安全」へ
    トヨタは、自動ブレーキに代表されるクルマ自体の先進技術だけではなく、信号情報やクルマ同士と“つながる”ITS Connectを普及させることで、社会全体で安全を守っていく。また、官民実証実験にも積極的に参加することで、“つながる”技術の早期発展に貢献する

    ・ビッグデータによるカーライフの充実化
    トヨタは、モビリティサービスプラットフォームを活用することで、交通渋滞の情報検出による街の渋滞削減をはじめ社会問題の解決に貢献していく。また、車載通信機を介して取得した車両情報をもとに車両を遠隔で診断し、故障や整備の必要性を予知。コールセンターを活用した迅速かつ適切なサポートを行い、お客様に安心・安全を提供する

    トヨタは、保有後もワクワクし続けてもらえる愛車をご提供したいという思いから、コネクティッドカーならではのリモート技術と、新しいモビリティサービスを使用したカーライフを絶えず進化させていくことを探求し続ける。

    第45回東京モーターショー2017は、10月25日(水)から11月5日(日)までの12日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「世界を、ここから動かそう。 BEYOND THE MOTOR」をテーマに開催される。

    トヨタ 新型クラウンToyota CROWN Concept

  • トヨタ、マツダ、デンソー:電気自動車の新会社を設立

    トヨタ、マツダ、デンソー:電気自動車の新会社を設立

    トヨタ自動車、マツダ、デンソーの3社は、電気自動車の基本構想に関する共同技術開発に向けた契約を締結した。また、電気自動車の共同技術開発を効率的に進めるために新会社『EV C.A. Spirit』を設立し、3社のエンジニアが一堂に会して活動を実施することを決定した。

    近年、温室効果ガス削減に向けて各国・各地域で規制の強化が進み、一定割合の電動車の販売を義務化するといった新たな規制導入の動きがある。

    各種規制にも対応しながら、企業として持続的な成長を続けていくためには、幅広いパワートレーンや技術の開発が必要であり、FCVに加え、電気自動車(以下、EV)も必要な開発領域の1つ。

    一方、EVの普及・販売台数は当面まだ多いとは言えない中、求められるクルマ像は地域やニーズにより多種多様のため、各自動車会社が単独で全ての市場やセグメントをカバーするには膨大な工数、費用、時間が必要になるという課題がある。

    マツダ、デンソーおよびトヨタは、市場動向に柔軟かつ迅速に対応するため、幅広いセグメント、車種をカバーできるEVの基本構想に関する技術を共同で開発することに合意した。軽自動車から乗用車、SUV、小型トラックまでの幅広い車種群をスコープとし、マツダの「一括企画」や「モデルベース開発」、デンソーの「エレクトロニクス技術」、トヨタの「TNGA」など、各社の強みを持ち寄ることで開発手法そのものを見直していく。

    新会社では、主に以下に取り組んでいきます。
    ① ユニットおよび車両についてEVに最適となる性能および機能を規定する特性(コモンアーキテクチャー)を研究
    ② 上記①の特性を実現する各ユニットの搭載および車両としての性能を検証
    ③ ②を通して、車種群として考えた場合の各ユニットおよび各車両の最適構想の検討

    今回の共同技術開発に対して、マツダとトヨタは開発資源を等しく負担すると共に、効率的な開発、および既存生産設備の活用を図ることで、各社がリソーセスをクルマ本来の価値追求に注力し、EVを「コモディティ化」させることなく、それぞれのブランド独自の付加価値あるクルマを追及していく。

    また、今後は他の自動車メーカーやサプライヤーも参画可能なオープンな体制を目指すとしている。