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  • 【WEC】 トヨタ:2018-2019年は悲願のル・マン24時間レース制覇へ

    【WEC】 トヨタ:2018-2019年は悲願のル・マン24時間レース制覇へ

    TOYOTA GAZOO Racingは、2018年から2019年にかけて開催予定のFIA世界耐久選手権(WEC)スーパーシーズンに参戦。最先端ハイブリッド車両であるTS050 HYBRIDでこのシリーズに臨む。

    冬のオフシーズンの間、チームは3日連続の走行テストを4回行い、通算21,000kmを走破。着実な手応えを得て、WECシーズン最初の公式イベントとして、明日から南仏ポール・リカールで行われる合同テストに参加する。

    今回の合同テストは、現地時間6日(金)午前10時(日本時間6日午後5時)から7日(土)午後4時(同7日(土)午後11時)までの連続30時間に及ぶ走行枠が設定されている。

    チームはこの2018年仕様のTS050 HYBRIDと共に全8戦で競われる2018-2019スーパーシーズンのWECに挑むが、その最大目標はもちろん、トヨタが未だ成し遂げていないル・マン24時間レースでの勝利。

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉とホセ・マリア・ロペスの3名がTS050 HYBRID #7号車で、セバスチャン・ブエミと中嶋一貴に、新たにフェルナンド・アロンソを加えた3名が#8号車でシーズンを戦う。また、アンソニー・デビッドソンは、チームの一員としてリザーブ&開発ドライバーの役割を担う。

    TOYOTA GAZOO RacingはLMP1クラスで唯一の自動車メーカーによる参戦チームとなる。今季の新たな技術規則では、同じLMP1クラスのライバルとなるノン・ハイブリッド車両には、1周あたり約69%多いエネルギー量(最大燃料量)が与えられ、彼らとレースを戦うTS050 HYBRIDにとっては大いに挑戦し甲斐のある条件になった。

    ル・マン24時間レースのサーキットの1周(13.6km)あたりでは、LMP1クラスのノン・ハイブリッド車両が、最大210.9MJのエネルギー量(約5.2kg/周の燃料量)になるのに対し、TS050 HYBRIDは、最大124.9MJ(約3.1kg/周の燃料量)となる。また、エンジンに供給できる最大瞬時燃料流量は、TS050 HYBRIDが毎秒22.8g(毎時80.2kg相当)になるのに対し、LMP1ノン・ハイブリッドのライバルは毎秒30.5g(毎時110kg相当)。車両重量は、ハイブリッド車両に対しライバルは、45kg軽量となる。これだけの制限を受けて戦うTS050 HYBRIDは、言い換えるとその高い技術力を物語る証とも言える。

    TOYOTA GAZOO Racingはこのチャレンジングな条件を肯定的に捉え、レースの現場という極限の条件下で、ハイブリッド・パワートレーンの更なる効率と性能を追求し、トヨタの「もっといいクルマづくり」というミッションに貢献していく。このミッションは、今年初めに発表された、GRスーパースポーツコンセプトで一つの具現化を見せた。このコンセプトカーは、WEC参戦によって培われた最先端テクノロジーを受け継ぎ、多くの部品をTS050 HYBRIDから流用。ハイブリッドシステムと、高性能希薄燃焼エンジンによって、低燃費でありながら1000馬力の最大出力を生み出し、その開発車は、既に実走行テストをこなしている。

    TS050 HYBRIDはWEC参戦と共に効率と性能の大きな進化を遂げた。昨年型のTS050 HYBRIDは、2012年のトヨタのハイブリッドレースカーデビュー時と比較して、35%の燃料削減を達成しながらも、ル・マン史上最速のラップタイムをマークした。これは、非常に高い熱効率を実現したエンジンやハイブリッドシステムなど、レースの現場で培われた技術によって達成されたもの。ブレーキング時に発生する熱エネルギーを、前後輪に搭載されたモーター/ジェネレーターによって回収し、電力として再利用する(キネティック)エネルギー回生も、WEC参戦によって進歩した重要な基幹技術であり、ここで回収されたエネルギーによって、パフォーマンスが向上し、燃費向上にもつながる。

    市販ハイブリッド車市場のリーダーとして、トヨタがこれまでに販売してきたハイブリッド市販車の販売台数は、1100万台を越えた。絶え間なく続く市販ハイブリッド車両開発において、WEC参戦は、技術面だけでなく、人材育成面で開発に携わる「人づくり」も進めることが出来た。

    今シーズンに臨むTS050 HYBRIDは、最大1000馬力を誇るハイブリッド・パワートレーンの信頼性の向上と、更なる燃料規制に挑戦すべく、改良されたが、それ以外の部分は、3連勝でシーズンを締めくくった2017年仕様と大きな変化はない。

    新たなシーズンを迎えたTOYOTA GAZOO Racingにとっての目標は、WECのチャンピオン争いと共に、何度も阻まれてきたル・マン24時間レースで勝利を勝ち取ること。今シーズンは、5月5日に決勝が行われるベルギー、スパ・フランコルシャンで幕を開け、2019年6月15-16日のル・マン24時間レースでシーズンを終えることになる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    チーム全員が今シーズンへ向け、最速で且つ、信頼性のある車両を作り上げるために全力を尽くして準備して来ました。トヨタの東富士研究所やケルンのTMGのスタッフにはこれまでの頑張りに対して労いを伝えたいと思います。自身の目標はル・マン24時間レースの勝利とシリーズチャンピオン獲得ですが、それ以上に、このプロジェクトを通して、トヨタが唱える『もっといいクルマづくり』への貢献を果たしていきたいと考えています。我々は開発を重ねて来たハイブリッド車両で2006年からレースに参戦して参りましたが、当初は、ハイブリッド量産車から多くの技術を学んでおりました。その後、ハイブリッド・レースカーの開発が進むにつれて、そこから得られた様々なノウハウやテクノロジーを量産車へ導入出来るようになりました。今年の年初に公開された近未来の量産を前提にしたGRスーパースポーツコンセプトの登場には我々全員が誇りを抱いています。レースに勝利するだけでなく、このクルマを含めた量産車への技術展開も我々に課された重要なミッションであると認識しています。耐久レースは、そのためのとても適した手段だと思っています。

    ロブ・ルーペン チーム・ディレクター)
    来るシーズンは、1シーズン2回のル・マン24時間レース開催など、様々な面で特別なものになると思いますし、我々全員が開幕戦を待ち焦がれています。また、フェルナンドがWECの一員として加わることで、シリーズの更なる盛り上がりに期待しています。今季の技術規則変更は我々にとって、これまでにない挑戦となるでしょう。2012年に参戦を開始して以来、我々はハイブリッド・パワートレーンが鮮烈なパフォーマンスと効率の向上を実現することを示してきました。そして今、LMP1クラスの新たなライバルに対して、更なる高効率での戦いが求められています。ライバルは我々よりも多いエネルギー量(最大燃料量)、燃料流量、そして軽量な車体が許されます。我々はこのハイレベルの挑戦を通して、「もっといいクルマづくり」を進めていきます。しかし言うまでもなく、我々の目標はル・マンでの勝利とWECタイトル獲得です。

    パスカル・バセロン テクニカルディレクター)
    これまでのシーズンとは異なり、2018年仕様TS050 HYBRIDのアップデートは多くありません。信頼性向上に加えて、冷却システムの改良及び2017年規則によって変更されたボディ部品が主な開発になります。パフォーマンスという点においては、我々は直近の4年のうち3回、ル・マンで勝てるだけの充分な速さを示しました。事前のテストにおいては信頼性の面でも、致命的な問題はありませんでしたが、それでも勝つことは出来ませんでした。我々には勝つために更なる努力が必要だったのです。ル・マンというレースは、3割から4割くらいは予想外のことが起こる戦いであり、だからこそ魅力的で、そして同時に恐ろしいのです。我々は今年、ル・マン24時間レースへ向けて新たな取り組みとして、通常では起こり難い不測の事態も想定した準備をしてきました。我々は常に改善を続けていますが、どこまでやっても改善の余地は残っているものです。

    マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7)
    とてもやり甲斐のあるシーズンになりそうです。とにかく出来るだけ多く勝ちたいと思っています。トヨタにはそれが可能な要素が揃っています。最大の目標はもちろんル・マン勝利ですが、24時間レースは本当に過酷なレースだということをこれまでに何度も思い知らされています。これまでも我々は、十分な速さを持っていましたが、今年は更に信頼性を突き詰め、2台のTS050 HYBRIDを表彰台に上げたいと願っています。設計陣は軽量で速く、かつ信頼性の高い車両を開発するために緻密な仕事をしてきました。そして我々ドライバーはもちろんのことエンジニアやメカニック達は突発のアクシデントにも対応できる周到な準備をしています。勝つためには十分に速いラップタイムを刻み、かつ高い信頼性を手に入れることが必須です。これまでのテストでは十分な手応えを感じているものの、まだまだ道のりは長いとも思っています。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7)
    今年の車両は、昨年と比べて大きな変更はありません。ですので、その戦闘力も、性能や信頼性の面でも素性はよく分かっています。去年、我々は多くを学びました。今年は何をしなければいけないかよく分かっています。また、それが自信にも繋がっています。目標は、皆でル・マンに勝利すること、そしてチャンピオンの獲得。しかし、ル・マンだけは本当に別格なレースです。このレースをものにするためには、想像を絶する仕事をしなくてはいけないんです。シーズン開幕前のテストはとても順調で、改めて車両の性能を確認することが出来ました。素晴らしいシーズンを迎える準備が整ったと信じています。

    ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7)
    新シーズンの始まりはいつも新鮮で希望に満ちあふれています。新たな期待と新たな目標が目の前にあります。最大の目標であるル・マン勝利を目指して冬の間、猛烈に努力してきただけに、希望は叶えられると信じています。私自身は耐久レースを走ってまだ日が浅いですが、昨年一年間、貴重な経験を積むことが出来ました。ル・マンは勿論のこと、チャンピオン獲得もチームとして、ドライバーとして是非とも成し遂げたいと思っています。TS050 HYBRIDは素晴らしいレースカーですが、チームはさらに強くするために努力を重ねています。素晴らしいシーズンになると信じています。

    セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8)
    今は、早くレースをしたくてたまらない気持です。特に最大の目標であるル・マンに向けて、どのような局面にでも対処出来るように周到な訓練と準備を重ねて来ました。本当に特別なレースですし、そこで勝つことは至難なことです。2013年のル・マンでは2位表彰台となりましたが、その後何年にも渡って、競争力の高い車両だったにもかかわらず厳しい結果が続きました。勝つことが、本当に難しいことを学びました。今年のWECでも10台ものLMP1車両が競い合うような、熾烈な戦いになると予想されます。他チーム、他車がいったい どのような速さなのかわかりませんが、我々は自分たちのレースに集中するだけ。勝つことに全力を尽くしますし、今年の挑戦を楽しみにしています。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8)
    ハイブリッドカーを運転するのはいつも最高の気分です。街を走るハイブリッド車は、音も静かで経済的です。しかし、我々が操るTS050 HYBRIDはパワーに満ちた強烈な車両です。この車両に乗る度にそう感じています。我々の最大の目標はル・マンに勝つことですが、チャンピオン獲得も重要だと思っています。私はまだその両方とも獲得出来ていません。ル・マン勝利は、我々トヨタにとって長い間の夢です。これまでも勝利寸前までいきましたが、まだ叶っていません。とにかく万全の準備を整えなくてはいけません。ル・マンで勝つにはどんな技術的ミス、人的ミスも許されないからです。それらを克服することは非常に困難な挑戦ですが、これまで成し遂げることが出来なかったこの大きな目標を達成することが、我々に課せられた仕事です。

    フェルナンド・アロンソ (TS050 HYBRID #8)
    世界最高のサーキットのひとつであるル・マンで行われるレースを、世界で最高のチームのひとつであるTOYOTA GAZOO Racingで戦うことが出来るというのは、私にとって最高の栄誉であり、夢の実現です。TS050 HYBRIDは素晴らしいレースカーです。LMP1ハイブリッド車両の技術は数年前には想像すらつかないものでした。TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マンを始めとした耐久レースでの豊富な経験を持っています。私は、この素晴らしいチームに絶妙のタイミングで出会ったのです。チームに感謝しながらも、このプロジェクトに携わる興奮を抑えきれません。今から、6月の本番が待ち遠しくて仕方ありませんが、その前に多くの走行テストやシミュレーター訓練を行い、スパ・フランコルシャンでのレースをこなさなければなりません。ル・マンを戦うにはそれだけの準備が必要なのです。体力を蓄え、準備を整えなくてはなりません。

  • 【WRC】 トヨタ:第4戦 ラリー・フランス シェイクダウンレポート

    【WRC】 トヨタ:第4戦 ラリー・フランス シェイクダウンレポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第4戦 ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)のシェイクダウンがコルシカ島のバスティア近郊で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(9号車)の3台のヤリスWRCは、明日スタートする競技初日デイ1に向けて、ヤリスWRCの最終調整を行った。

    2018年最初のフルターマック(舗装路)ラリーであるツール・ド・コルスのSS(スペシャルステージ)は、ツイスティなコーナーが連続するWRC伝統の1戦。競技のスタートを明日に控え、本番前の最終確認を行なうシェイクダウンが、サービスパークが置かれるバスティア空港近くのコースで行なわれた。全長5.45kmのコースは前日に降った大量の雨で濡れ、路肩の泥が流れ出たことで非常に滑りやすいコンディションだった。しかし明日以降は良い天気が続くことが予想されるため、チームは事前のプレイベントテストで導き出したセットアップを大きく変えることなく、最終的なシステムチェックに集中しシェイクダウンを終了した。

    競技初日となる4月6日(金)のデイ1は、島東海岸バスティアのサービスパークを中心に4本のSSが行われる。SS1とその再走ステージであるSS3は全長49.03kmの超ロングステージで、選手たちは序盤からタフなターマックステージと対峙する。SS2とその再走ステージであるSS4は、全長13.55kmと距離は短いが、テクニカルなコーナーが続きタイヤとブレーキに大きな負担がかかりる。4本のSSの合計距離は125.16km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は374.89kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今日のシェイクダウンの主目的は、クルマのシステムがすべて正常に機能しているかどうかをチェックすることでした。シェイクダウンは実際にラリーで走行するSSに近い内容のコースでしたが、昨日の強い雨により流れ出た泥で路面はどんどん汚れていきました。良いタイムを記すためには早い走行順で走る必要がありましたが、我々はそうではなかったのでタイムに関してはあまり心配していません。クルマはうまく機能していたので、我々はシェイクダウンよりも乾いた路面コンディションを想定してセットアップ作業を進めました。シェイクダウンの路面コンディションはSSと完全には同じではなく、それに合わせてセットアップを変えてしまうとミスをしやすくなります。事前のプレイベントテストは非常にうまく行ったので、そこで得た経験と自信を信じてラリー本番に臨みます。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    シェイクダウンのコースは路面が湿っており大変でした。コーナーのイン側をカットして走るクルマが増えれば増えるほど、イン側の泥がコースに流れ出し、非常に滑りやすい状態でした。我々はドライのセットアップに注力していたので、シェイクダウンのタイムは必ずしも実力を示すものではありません。ラリー期間中天気は良さそうなので、ドライコンディションを予想しています。昨日まで行なったレッキ(SSの事前下見走行)はとても大変でした。1200km近い距離を走り、あまたのコーナーの情報をペースノートに書き記しました。しかし、その作業もようやく終了し、明日から始まる1万コーナーのラリーに向けて今はリラックスしています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    雨で路肩に大量の泥が溜まり、それがコーナーのインカット走行により舗装路面にかき出され、シェイクダウンは非常に滑りやすい状態でした。ただし、競技中にもし雨で濡れたステージがあったならば、シェイクダウンのデータが役に立つでしょう。ツール・ド・コルスは誰もが勝ちたいと願う特別なターマックラリーですが、もっとも難しいラリーでもあります。クルマ、ドライバー、そしてコ・ドライバーにとって大きな挑戦です。良いフィーリングで走ることができればラリーを楽しめますが、そのためには正しいセットアップが必要です。クルマのフィーリングは良く、戦うための準備は整っています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    シェイクダウンのコースは最初の走行以降、路面状態が急速に悪化し難しくなっていきましたが、特に問題はありませんでした。驚くほど多くの泥が出ていたところもあり、コンディションはどんどん悪くなっていきましたが、ラリー本番では違う状況となることを期待しています。路面の影響もあってクルマは少し滑りやすく感じましたが、全体的に挙動は良いと思います。プレイベントテストはとてもうまく行き、我々のクルマはドライコンディションで高い競争力を備えているだろうと自信を持っています。明日は最初のSSからコルシカらしいコースで、距離も約50kmと非常に長いため、他のラリーのように徐々にスピードを上げていくような戦いかたは通用しません。最初からプッシュしなくてはなりませんが、タイヤの摩耗にも気を配る必要があります。

  • アンソニー・デビッドソン、ル・マン後にドラゴンスピードからWECに参戦

    アンソニー・デビッドソン、ル・マン後にドラゴンスピードからWECに参戦

    トヨタLMP1チームのリザーブドライバーを務めるアンドニー・デビッドソンが、ル・マン24時間レース後の2018/2019シーズンのWECにドラゴンスピードから参戦することが発表された。

    2014年にトヨタでWECチャンピオンを獲得したアンドニー・デビッドソン(38歳)だが、今期フェルナンド・アロンソが加入したことでテスト兼リザーブドライバーに降格していた。

    アンドニー・デビッドソンは、8月のシルバーストンから残りのWECスーパーシーズンをドラゴンスピードのLMP2 オレカ・ギブソン07でレースに参戦することが決まった。

    アンソニー・デビッドソンは、元F1ドライバーのパストール・マルドナド、そして、シルバーに類別されるロベルト・ゴンザレスともにドラゴンスピードのマシンを走らせる。

    アンソニー・デビッドソンが加入する前の開幕戦スパとル・マン24時間レースに関しては、ナタナエル・ベルトンがドライバーを務める。

    先月、アンソニー・デビッドソンは6月のル・マン24時間レースを含めたトヨタでの役割に集中し、“トヨタを出来る限り速く、信頼性があり、乗りやすいクルマにすることに”集中したいと語っていた。

    トヨタは、アンドニー・デビッドソンのドラゴンスピードからの参戦にあたり、「アンドニー・デビdッドソンにとって良いニュースです。彼は異なるカラーでレースをすることになりますが、彼は今後も我々のチームの重要な一員です」と述べた。

  • 【WRC】 トヨタ:第4戦 ラリー・フランス プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第4戦 ラリー・フランス プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、4月5日(木)から8日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦ラリー・フランス(ツール・ド・コルス)に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    フランスのコルシカ島を舞台とするツール・ド・コルスは、2018年シーズン最初のフルターマック(舗装路)ラリー。開幕戦のラリー・モンテカルロも基本的にはターマックラリーだったが、SS(スペシャルステージ)の路面の多くは雪や氷で覆われていたため、雪道用のタイヤを装着して走行する機会も多い特殊な1戦だった。しかし、ツール・ド・コルスはすべてターマックでの戦いとなるため、モンテカルロとはまた異なるタイプのラリーといえる。

    コルシカ島のSSは全体的に道幅が狭く、コーナーが次々と現れる山岳路が特徴。道の片側には岩壁が迫り、反対側は断崖絶壁といったような、ドライバーの勇気と精神力の強さを試すようなSSも多く、そのようなSSでは精度の高いドライビングとクルマのセッティングが重要となる。また、タイヤへの負荷が高い路面も多く、特に50km前後のロングステージでは摩耗のコントロールが重要な要素となる。

    ラリーの中心となるサービスパークは、島東部の都市バスティアの空港近くに置かれ、SSは島の広い範囲で行なわれる。5日(木)のラリー前の最終調整機会であるシェイクダウン後、競技初日となる6日(金)のデイ1は、バスティアの南西エリアで2本のステージを2回走行する。SS1とその再走SSであるSS3は全長49.03kmのロングステージ。7日(土)のデイ2は、バスティアの北~北西エリアで3本のステージを各2回走行。そして、競技最終日となる8日(日)のデイ3は、島西側の都市アジャクシオの周辺で2本のSSを行うが、SS11は全長55.17kmと今大会最長であり、ツール・ド・コルスとしては1986年大会以降最長のSSとなる。また、最終ステージのSS12は、SS上位タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが付与されるパワーステージに指定されている。SSの数は全部で12本、計333.48km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,119.87kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    コルシカは、自分たちにとってきっと良いラリーになるでしょう。我々のクルマはアスファルト路面で非常にうまく機能してきましたし、事前テストでも良い結果を得られました。テストドライバーのユホ・ハンニネンはサスペンションの開発を進め、とても良い仕事をしてクルマのさらなる改善に成功しました。また、ヤリ-マティ、オット、そしてエサペッカもクルマのフィーリングに満足しています。チーム全員が準備万端だと思いますので、ラリーでは上手く行くだろうと自信を持っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    2015年に優勝して以降コルシカには良い思い出がいくつもありますし、本当にお気に入りのアスファルトラリーです。このラリーは「1万コーナーのラリー」と呼ばれていますが、もし走っている途中に100メートル以上の直線があったら、それはコルシカ島ではなく違う島に来てしまったという話があるくらいです。コーナーではイン側にそれほど深く切り込めないため、イン側の砂利が道に散乱することはあまりなく、コーナーとラインどりに集中して走ることができます。事前のプレイベントテストはとてもポジティブな内容で、非常に良いフィーリングが得られクルマにはとても満足しています。コルシカでは恐らく全チームが速いとは思いますが、表彰台争いができることを期待しています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今シーズンはここまで、すべての路面で十分な競争力がありました。また、チームは信頼性を高めるため一生懸命努力をしてきました。ですから、そろそろライバルからポイントを取り戻さなくてはなりません。去年のコルシカではフィーリングがとても良かったので、今回は良い結果を狙っています。ラリー・モンテカルロは同じターマックとはいえ、コンディションはかなり特殊だったので、コルシカとあまり比較できませんが、そこで得たいくつかの発見をコルシカの事前テストで試しました。2日間のテストではとても良いフィーリングだったので、クルマは正しい方向に向かっていると思います。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    コルシカには過去に異なるカテゴリーのクルマで何度か出場した経験がありますが、他とはまったく違うラリーだと思います。コーナーが次々と迫り、ストレートで休むような時間はまったくありません。また、スケジュールもユニークで、SSの数は多くないのですが、それぞれが非常に長いのが特徴です。今回は初めてWRカーでコルシカに出場しますが、モンテカルロではスピードを示すことができたので自信はあります。そして今回は、事前のテストで良いセットアップを見つけ、さらに自信を深めることができました。湿った路面と完全なドライの路面の両方でテストをすることができたので、天候がどうなろうと準備はできています。

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 3日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技3日目デイ3が3月10日(土)にメキシコのレオンを中心に行われ、再出走を果たしたTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)が総合9位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合12位につけた。なお、デイ2で総合3位だったオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)は、トラブルによりリタイアとなったが、チームはサービスパークで問題を解決し、明日のデイ4に再出走する予定。

    ラリー・メキシコのデイ3は、デイ2と同様にレオン周辺の山岳地帯や荒野のグラベル(未舗装路)コースがメインステージとなった。SS(スペシャルステージ)は市街地やサーキットでの3本のショートSSを含む計9本で、その合計距離は140.35km。デイ3もまた高い気温と高い標高での戦いとなった。デイ2で首位と11秒差の総合3位につけていたタナックは、良い出走順にも恵まれ、ポジションアップを目指して最初のSSをスタートした。しかし、途中でターボに問題が発生して2分以上タイムを失い、SSフィニッシュ後にリタイアとなった。

    デイ2でリタイアしたラトバラとラッピは、デイ3で再出走を果たし9本のSSをすべて走破した。ラトバラは出走2番手という早い順により、滑りやすい状態のグラベル路面での走行となったが、3番手タイムを2回記録するなど速さを示し、順位を9位まで回復することに成功。最終日の明日は、約52秒の差を埋め8位にポジションを上げることを目標に戦う。ラッピは初出場となったメキシコでの経験をさらに積むべく走行を続け、セカンドベストタイムを2回記録するなど、成長をタイムで証明した。

    競技4日目、ラリー最終日となる3月11日(日)のデイ4は、レオンのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。SS20と、SS21およびその再走ステージであるSS22は、いずれも山岳丘陵地帯でのグラベルステージ。また、SS22はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は46.46km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は210.18kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ラリー・メキシコは、我々にとって非常に難しい1戦です。今朝、オットはとても良い位置につけていたので、あのようなことが起きてしまい全員が残念に思っています。引き続き一生懸命作業を続け、困難から学ばなければなりません。それでも、今回の彼のラリーでのパフォーマンスは、我々にとってポジティブな材料です。まだヤリスWRCについて学んでいる段階であるにも関わらず、初めて臨んだグラベルラリーで非常に速かったという事実は、今後に期待を抱かせるものです。ヤリ-マティは出走順に恵まれませんでしたが、ポイント獲得可能な位置につけています。また、エサペッカは依然として学習を続けており、着実に成長をしています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今日の午後は、メキシコで過去もっとも暑かったように感じられ、クルマとタイヤにとって苛酷な1日でした。しかし大きな問題はなく全体としては安定して走れたと思います。私たちは、少しずつ前に進んでいると感じます。最終日の明日は高速で流れるようなコーナーのステージが多く、クルマと私自身に合っているお気に入りのコースなので、良い結果を得られるのではないかと楽しみにしています。選手権にとって重要な意味を持つポイントを獲得すべく、総合8位を目標に戦います。もちろん、パワーステージも狙っているので、明日もアタックを続けます。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今朝はすべてがうまく進んでいました。昨日よりも路面のグリップが感じられ、我々のクルマはコースにとても合っているように思いました。最初のSSの序盤、ジャンクションでミスをして約10秒遅れましたが、調子は良かったのでその後も攻め続けました。しかし、フィニッシュまで7kmという地点でターボに問題が発生しリタイアを余儀なくされました。もちろん残念ですが、これもラリーという競技の一部です。それでも、このチームで戦う初めてのグラベルラリーで、十分な競争力を確認できて嬉しく思います。明日もベストを尽くし、パワーステージではポイント獲得を目標に走ります。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    全体としては良い1日で、昨日よりも状況は良くなりました。昨晩のサービスで、メカニックたちはクルマをきちんと直してくれました。彼らには本当に感謝しています。今朝は楽しんで運転することができ、タイムも昨日より良くなりました。日中のサービスを終えた後、テレビクルーが設置した機材ボックスの下にシートベルトが引っかかってしまい、テレビクルーが来てこれを解決するのに30分程度待たなければなりませんでした。その後SSでは良い区間タイムを記録することができましたが、パンクをしてしまい、その次のSSでもパンクをしたと思ったのですが、タイムはまずまずでした。明日は、パワーステージでのポイント獲得を目指して戦います。

    ラリー・メキシコ デイ3の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3h25m03.1s
    2 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +35.9s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +46.8s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m28.4s
    5 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +2m19.7s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4m44.6s
    7 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+9m24.2s
    8 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +15m06.8s
    9 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +15m59.6s
    10 ペドロ・へラー/パブロ・オルモス (フォード フィエスタ R5) +21m43.0s
    12 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +30m45.1s
    14 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +58m18.5s

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 2日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第3戦 ラリー・メキシコの競技2日目デイ2が3月9日(金)にメキシコのレオンを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合3位につけた。デイ1で総合4位だったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)、総合5位だったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)は、共にリタイアとなったが、チームはサービスパークでクルマを修復し、明日のデイ3に再出走する予定。

    ラリー・メキシコのデイ2は、メキシコらしい風景が広がる山岳地帯や荒野のグラベル(未舗装路)ステージが主舞台となった。SSは3本のショートステージを含む計9本で、その合計距離は155.15km。気温は午前中最初のSSがスタートする頃にはかなり上昇し、クルマと選手にとって非常に厳しいコンディションでの戦いになった。オット・タナックは、午前中の序盤では総合5位につけていたが、その後ペースと順位を高めていき、SS8から3連続でベストタイムを記録。1位と11秒差の総合3位でデイ2を終えた。ヤリ-マティ・ラトバラはSS8終了時点で総合7位につけていたが、オルタネーターのトラブルによりリタイア。今回がラリー・メキシコ初出場だったエサペッカ・ラッピは、SS7でコースオフしリタイア。チームはサービスパークで2台の修復を行ない、デイ3での再出走を目指す。

    競技3日目となる3月10日(土)のデイ3は、レオンのサービスパークを中心に9本のSSが行われる。SS11、12、13およびその再走ステージであるSS14、15、16は、いずれも山岳丘陵地帯を舞台とするグラベルステージ。そのうちSS13/16の「エル・ブリンコ」は、終盤にビッグジャンプが控えるラリー・メキシコの名物ステージで。また、夕方にはクローズドサーキットで2.30kmのスーパーSSが2本、サービスパーク近くの特設コースで1.11kmのショートSSが1本行なわれる。9本のSSの合計距離は140.35km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は340.55kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オットは今日、本当に素晴らしい仕事をしました。難しいコンデイションでしたが非常にクレバーに戦い、クルマの性能をフルに引き出したと思います。5番手スタートという出走順での今日の結果を考えれば、より後方からのスタートとなる明日はさらなる期待が持てます。ヤリ-マティのクルマにトラブルが起きてしまったことは残念ですが、明日は再出走できると思いますので、2番手スタートではありますが、選手権ポイントの獲得は十分に可能だと思います。このタフなイベントに初めて出場したエサペッカは、大変な1日でした。しかし明日の再出走に向けてクルマもドライバーも良い状態にあるので、明日はより多くの経験を積むことができるはずです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今日、最初のSSをスタートした時点でクルマはとても良いフィーリングでした。しかし、その後エンジンの温度が上がり始めました。温度をコントロールすることは可能でしたが、パフォーマンスには影響が出てしまいました。温度に気をとられ、運転に集中することができませんでした。その後、日中のサービスでチームが問題の解決に尽力してくれたお陰で、午後は状況が良くなりました。それだけに、オルタネーターにトラブルが発生しリタイアせざるを得なかったのは残念です。明日、再出走すれば何ポイントか獲得できる可能性があるので、諦めずに戦い続けたいと思います。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    全体的には良い1日でした。このクルマでグラベルラリーを戦うのは初めてだったので、学ばなくてはならない新しいことが沢山ありました。暑さでエンジンの温度がかなり高くなったので、午前中はできるだけ上がらないように調整しながら走りました。しかし日中のサービスでチームが素晴らしい仕事をしてくれたので、午後はかなり状況が改善され、思い切って攻めることができました。自分よりも上位の選手と比べると出走順はやや不利でしたが、何とか彼らに大きく離されずにすみました。今日は良い1日となったので、明日もきっとうまく行くはずです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    非常に困難な1日でした。今朝はとても残念な結果となり、午後は不必要なミスをしてしまいました。90度の左コーナーで進入ラインを見誤り、その結果ワイドに滑ってしまいコースから外れたのです。クルマにはそれほど大きなダメージはなかったのですが、コースに復帰することはできませんでした。今日はあまりポジティブではない1日でしたが、明日は状況が良くなることを期待しています。

    ラリー・メキシコ デイ2の結果
    1 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h47m55.4s
    2 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +7.2s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +11.0s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +25.0s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +30.2s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +31.7s
    7 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +02m01.9s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+05m05.6s
    9 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +08m13.0s
    10 ペドロ・へラー/パブロ・オルモス (フォード フィエスタ R5) +12m33.8s
    12 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +15m06.1s
    18 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +29m18.4s

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 1日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 1日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第3戦 ラリー・メキシコが3月8日(木)に開幕。デイ1としてグアナファト市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合4位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合5位につけ、トップ5に3台のヤリスWRCが入った。

    今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントであるラリー・メキシコは、8日(木)の午前9時より、レオンのサービスパークから約17km離れた全長5.31kmのグラベルコースでシェイクダウンが行われた。ヤリスWRCをドライブする3名のドライバーは、SSに近い環境のコースでクルマのセッティングを行ない、明日から始まるグラベルSSに向けて最終的な準備を終えた。そして、夜8時過ぎからはかつて銀鉱で栄えた古都グアナファトで全長2.53kmのSS1がスタート。町の地下に延びるトンネル内のターマック(舗装路)コースを走行し、ヤリスWRCは3台がすべてトップから3秒以内のタイムを刻むなど良いスタートを切った。

    競技2日目となる3月9日(金)のデイ2は、レオンのサービスパークを中心に9本のSSが行われる。SS2、3、4およびその再走ステージであるSS6、7、8は、いずれも山岳地帯を舞台とするグラベルステージで、そのうちSS3/7の「エル・ショコラテ」は今大会最長となる31.44kmのステージであり、途中標高2700mを越える高地を通過する。また、日中にはサービスパークのすぐ横の特設会場でSS5として1.11kmのショートステージが行われ、1日の最後にはクローズドサーキットで2.30kmのスーパーSSが2本行なわれる。9本のSSの合計距離は155.15km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は389.59kmとなる。

    カイ・リンドストローム (スポーティング・ディレクター)
    3人のドライバーが何も問題なく、そして良いタイムで今晩の最初のSSを走り終えたことを嬉しく思います。シェイクダウンでは去年から続けてきた改善作業を仕上げ、データを確認することが主な目的でしたが、それはうまく行ったと思います。メキシコのような特別なコンディションでテストすることは通常できないため、ここでは他のラリー以上にシェイクダウンが重要なのです。そして、ドライバーは皆、とても良いフィーリングを得たのではないかと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    大勢の人が集まるグアナファトでラリー・メキシコをスタートするのは、いつも素晴らしい気分です。私はこのラリーの幕開けをとても楽しみにしていました。シェイクダウンでは、クルマと自分自身のフィーリングを少しずつ改善していき、明日の午前と午後のステージで、それぞれどのセットアップが適しているのか理解することができました。頭の中がきちんと整理されたので、クルマに対してはまったく不安がありません。1年前と比べるとエンジンは高地対策がきちんとなされ、足まわりも進化しており、クルマは別のレベルに達していると感じます。明朝はスタート直後からハードな戦いが始まり、特にエル・ショコラテのSSは要となるでしょうが、自信を持って臨みます。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    大好きなお客さんに見守られてのグアナファトのスタートは最高でした。自分がこの特別なスタートセレモニーの一部になれたことを嬉しく思います。地下トンネル内を走行するSS1は非常に難しく感じましたが、それでも楽しむことができました。明日からはラリー・メキシコらしい典型的なグラベルのSSが始まりますが、準備は万端です。今日、シェイクダウンで走ったコースは実際のSSと共通点が多かったので、クルマのセットアップに関して良いフィードバックが得られました。多くのセットアップを試しましたが、そのどれもが良く機能したと思います。明日からの戦いがとても楽しみですし、きっとうまく行くでしょう。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    今晩のようなスタートは自分にとって初めての経験でした。信じられない程多くの人々に驚きました。シェイクダウンでは最初の2本はうまく走れたのですが、3本目の走行で露出してきたコンクリートの角にクルマが当たり、サスペンションを壊してしまいました。もっと多く走りたかったので残念ですが、SSが始まる前に直してくれたチームに感謝します。シェイクダウンでは高地でエンジンパワーが想像以上に落ちることが分かり、とてもショックを受けました。ですので、今回はそのような状況に慣れ、どのように走ったら良いのか理解することが目標です。

    ラリー・メキシコ デイ1の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 02m06.7s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +1.9s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2.0s
    4 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.5s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +2.9s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.2s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +3.5s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4.5s
    9 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +4.6s
    10 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +4.7s

  • トヨタ スープラが復活!トヨタ自動車がコンセプトカーを披露

    トヨタ スープラが復活!トヨタ自動車がコンセプトカーを披露

    トヨタ自動車は、スープラの復活を示唆する現代版レーシングコンセプト「GR Supra Racing Concept」をジュネーブ国際モーターショーにおいて世界初公開しました。

    「スープラ」は「2000GT」などと並び、トヨタの歴史において長らくフラグシップスポーツとして親しまれてきたが、2002年に生産を中止している。今回初公開した「GR Supra Racing Concept」は、「スープラ」を16年ぶりにレーシングカーとして蘇らせたコンセプトモデル。

    「GR Supra Racing Concept」は、TOYOTA GAZOO Racingが手がけるスポーツカーシリーズ「GR」のスタディモデルとして、よりエモーショナルでお客様をワクワクさせるスポーツカーを表現するため、往年の「スープラ」をイメージしながら製作した。

    トヨタがグローバルで推進する「もっといいクルマづくり」の取り組みのもと、「トヨタ世界最高峰のFun to Driveを提供する新たなスポーツカー」を目指して、欧州のモータースポーツ活動拠点であるトヨタモータースポーツ有限会社(Toyota Motorsport GmbH)が開発を担当した。

    「ロングノーズ&ショートデッキ」の伝統的スポーツカーのフォルムをまとった「GR Supra Racing Concept」は、フロントエンジン・リヤドライブの2ドアクーペ。コンパクトなボディには、レースの最前線で使われる軽量かつ高剛性なカーボン・コンポジット材などを採用した。左右に大きく張り出したフェンダーや大型リヤウィング、リヤディフューザーなどは、優れた空力性能と走行性能とを狙って開発した。

    サスペンション、ホイール、タイヤ、ブレーキなどは、レース専用部品を装備している。インテリアも、後方確認モニターがついたダッシュボードやレーシングシートに加え、パドルシフト付きステアリングホイール、コラム、ペダル、ロールケージなど、各種レース用装備を組み込んでいる。

    「The Sports of Toyota」として、四半世紀にわたり世界中のファンから愛され続けた「スープラ」は、モータースポーツの世界でも確かな足跡を残した。特に、1993年に発売された第4世代のスープラは、全日本GT選手権(現在のSUPER GT)のGT500クラスで4回の年間チャンピオンを獲得。1980年代にはアメリカのIMSAレース、1990年代にはル・マン24時間レースに参戦するなど、多くのファンを魅了した。

    なお、「GR Supra Racing Concept」は、ゲームソフト「グランツーリスモSPORT」に、2018年4月のアップデートで、新モデルとして追加される予定。

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  • 【WRC】 トヨタ:第3戦 ラリー・メキシコ プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第3戦 ラリー・メキシコ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、3月8日(木)から11日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    2018年最初の欧州圏外イベントとなるラリー・メキシコは、シーズン初のグラベル(未舗装路)ラリーでもある。サービスパークが置かれるレオンは、メキシコ中央高地グアナファト州の都市で、標高は約1800mと非常に高い場所にある。さらに、ラリーのコースには標高2700m以上の高地を走行するSS(スペシャルステージ)も含まれ、WRCの中でもっとも「空気が薄い」エリアで行われるラリーとして知られる。標高が高くなると空気中に含まれる酸素の量が減るため、一般的にエンジンの最高出力は20%程度低下する。また、3月のレオン周辺は最高気温が摂氏30度前後に達するなど高温で、エンジンだけでなく選手にとってもメキシコは非常に厳しいラリーとなる。

    トヨタは現在、マニュファクチャラーズランキングで1位と1ポイント差の2位につけており、3名のドライバーは3位のラトバラを筆頭に全員がドライバーズランキング5位以内に入っている。ヤリスWRCは去年、初めて出場したメキシコでこのラリー特有の難題に直面した。しかし、2回目の挑戦となる今年は去年発生した問題の再発防止策をヤリスWRCに施し、チーム一丸となってラリーに臨む。

    今年のラリー・メキシコは、8日(木)の夜にデイ1としてグアナファト中心部で市街地SSが行なわれ、競技がスタートする。全長2.53kmのターマック(舗装路)SSは、かつて銀鉱のために掘られた地下トンネル内も走行する、ラリー・メキシコの名物ステージ。翌9日(金)のデイ2は大自然に囲まれたグラベルコースに戦いの舞台を移し、いよいよロングステージが始まる。そのうち全長31.44kmのエル・ショコラテ(SS3/SS7)は、今大会最長のSSとなる。また、日中にはレオン中心部の特設コースで市街地SSが、1日の最後には市内のサーキットで2本のスーパーSSが連続で行なわれる。競技3日目となる10日(土)のデイ3もグラベルステージが中心の1日となり、デイの最後には前日と同じ場所で2本のスーパーSSと、1本の市街地SSが行なわれる。そしてラリー最終日となる11日(日)のデイ4は、3本のグラベルSSが予定されており、最終ステージのSS22は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが付与される「パワーステージ」に指定されている。ラリーは4日間で22本のSSを走行し、その合計距離は344.49km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1055.88kmとなる。

    トミ・マキネン (チーム代表)
    去年、メキシコは新参の我々チームとクルマにとって非常に厳しいラリーになりましたので、それを解決するために多くの改善作業を続けてきました。前回発生した問題をすべて分析し、冷却系およびエンジンに改良を施しました。 また、(メキシコは標高が高いエリアが舞台となるため、)日本にある低圧試験設備も活用しました。以上のような領域についてかなり力を入れて改善に努めてきたので、すべてが完全に機能すれば十分に競争力のあるパッケージとなるはずです。とはいえ、実際にラリーが始まってみないとどうなるのか分かりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    冬が終わり、メキシコで暖かな気候と日差しを最初に経験するのがいつも楽しみです。メキシコのステージは非常に高速なセクションと、低速なセクションの両方があり、走行ラインの外側には岩が転がっているため正確なドライビングが求められます。我々は先週、スペインでグラベルテストを行ない良い結果を得ました。もちろんメキシコはもっと暑くなるでしょうが、1年のこの時期にヨーロッパでできるテストとしてはベストな環境だったと思います。サスペンションに改良を加えた結果、駆動力とブレーキング時のグリップ力が去年の終わり頃よりも良くなったように感じました。クルマに高いパフォーマンスがあることは明らかですし、もし表彰台に上がることができたら、それは選手権を戦う上で本当に素晴らしいことです。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    私にとってラリー・メキシコは、ヤリスWRCで戦う最初のグラベルラリーとなります。新たに学ぶべきことは沢山ありますが、先週スペインで行なった2日間のテストはとても有効でした。可能な限り多くのことを試し、それに対してクルマがどのように反応するのかを理解しました。まだまだ慣れなくてはならないことや、改善可能な点はありますが、グラベルでの最初のフィーリングはとても良いものでした。メキシコでグラベルステージの「掃除役」はかなり大変ですが、私の出走順は5番手と前戦よりも良いので、それが助けになるのではないかと期待しています。メキシコでの実戦経験は十分にあるので、リラックスしてラリーに臨むことができますし、トップ争いに加わることも十分可能だと思っています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    去年、コースのレッキ(事前下見走行)は行ないましたが、ラリー・メキシコに出場するのは今回が初めてなので、どのようなラリーになるのか予想がつきません。メキシコの路面は、皆がプレイベントテストを行なったスペインのグラベルコースと似ています。しかし、SSを2回目に走行する時、路面はかなり荒れていることでしょう。また、高度もスペインとは大きく異なりますが、私は空気が非常に薄い状況でドライブしたことがありません。エンジンのパワーが低下するため、普段とは少し異なる運転をする必要があるでしょう。開幕からの2戦については自分でも満足しているので、メキシコでもその良い流れを維持したいと思います。すべてのステージを走り切り、将来のために経験値を高めることが今回の目標です。

  • 【WRC】 勝田貴元、ラリー・スウェーデンでWRC2クラス初優勝

    【WRC】 勝田貴元、ラリー・スウェーデンでWRC2クラス初優勝

    TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加している勝田貴元がWRC2クラス初優勝を達成した。

    勝田貴元、新井大輝およびコ・ドライバーの足立さやかが、2月15-18 日に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)第2戦ラリー・スウェーデンに参戦し、勝田・サルミネン組がWRC2クラス初優勝を達成。また、 新井・マクニール組はWRC2クラス7位、WRCイベントに初挑戦したニカラ・足立組も完走を果たした。

    ラリー・スウェーデンはWRC唯一の「フルスノーラリー」であり、今年は例年になく積雪が多いイベントとなった。ステージは雪が壁で囲われる感じになり、ドライバーはその雪壁を利用し、速いスピードを維持しながらコーナーを駆け抜けることが求められる。

    昨年に引き続き、2度目の参戦となる勝田と新井には、北欧出身の地元ドライバーなど多くの強力なライバルの中、1年間のトレーニングの成果をどこまで発揮できるか期待が寄せられた。また、足立にとっては、初めてのスウェーデンでのラリー、初めてのWRCイベント、初めてのR5車両での参戦と、初めてづくしの挑戦となった。

    勝田・サルミネン組はSS2で本プログラム初となるWRC2クラストップタイムを記録すると、その後も安定した走りでWRC2クラスをリード。全19ステージのうち9つのステージでトップタイムを記録した。デイ3最初のSSで一時的にトップの座を譲ったものの、次のステージですぐに挽回すると、その後最終日までトップの座をキープし、最終的に4.5秒差でクラス初優勝を勝ち取った。

    新井・マクニール組は4番手につけていたデイ2、電気系のトラブルによりSS7のステージ中に2度の停止を余儀なくされた。またデイ3のSS13では、コースオフが原因でエンジンのオーバーヒートが発生し6分を失うこととなった。しかし、SS12ではトップタイムを記録、その他3本のステージで2番手タイムを記録するなど、確かな成長とスピードを示した。

    ニカラ・足立組はデイ2最初のSSでコースオフし、ラジエータの損傷によりデイリタイア。ラリー2ルールで再出走したデイ3はミスファイヤに悩まされたが、最終日のデイ4には2本のステージでR5車両トップタイムを記録する素晴らしいパフォーマンスを見せた。

    豊田章男 (トヨタ自動車社長)
    勝田貴元選手、ラリー・スウェーデンWRC2クラス優勝おめでとう! 18年振りのWRC復帰を決めた時、先ず思い浮かべたのはトヨタのクルマがWRCの道で走る姿でした。そして、次に心に浮かんだのは、やはり、そのシートに日本人のドライバーとコ・ドライバーが乗っていてほしい…そんな想いでした。その姿を実現できれば、きっと日本でもラリーという素晴らしい競技・文化に共感してくれる人々がもっと増えると思ったからです。その想いで始めたのがWRCで活躍するラリーストを育成するプログラムであるTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラムでした。その挑戦が始まり2年…「日本人が日本車で戦うWRC」という私の夢に、勝田選手は、その偉業で大きな可能性を示してくれました。このことが本当に嬉しい! 同じくチャレンジプログラムで共に挑戦している新井大輝選手も、コ・ドライバーとしてWRC参戦を目指す足立さやか選手もスウェーデンの地でステージトップのタイムを出す走りを見せてくれました。今回の、みんなの頑張りによって私モリゾウと同じ夢を見る人が日本に増えたと思います。勝田選手、新井選手、足立選手これからも3人で切磋琢磨し日本のみんなの夢をも背負って世界レベルのラリーストという3人の夢を目指していってください。これからも応援しています。3選手と共に走ってくれたサルミネン選手、マクニール選手、ニカラ選手もありがとう!これからも3人をよろしくお願いします。

    トミ・マキネン (トミ・マキネン・レーシング、チームプリンシパル)
    勝田はここスウェーデンでとても素晴らしい結果を達成し、皆を驚かせました。彼は週末を通してほぼラリーをリードしていた中で、プレッシャーを非常にうまく対処しました。今回彼らのライバルとなった多くのドライバーはとても速く、雪のコンディションで経験豊富なドライバーでもあったので、この結果は必ず彼の自信につながるはずです。トップになるということがどういうことかを味わい、この経験が今後も彼をよい方向に導いてくれると思います。今日の結果はこれまでのラリーチャレンジプログラムの中で最高の出来事であり、我々の協力がうまく行っていることを示すことができ非常にうれしく思います。

    勝田貴元
    ラリー・スウェーデンでクラス初優勝することができ、とても素晴らしい気持ちです。(2位につけていた)ティデマンドはとても速く、尊敬しているドライバーでもあるので、一瞬たりとも気が抜けませんでした。デイ2でスピンしたので、もっと落ち着かなければという気持ちになりました。しかしデイ3はデイ2とスタート順が違い、我々の前に走るR5車両がいなかったので、グリップがあまりよくなく、ラインを見極めることも困難だったので、引き続きプッシュが必要でした。危ない瞬間も何度かありましたが、なんとか最後までポジションをキープすることができました。チームのメンバー、そしてこれまで支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。

    新井大輝
    メカニカルトラブルが発生し、自分にとっては厳しいイベントでした。デイ2に1分ロスした後は、とにかく我々ができるベストを尽くしました。その後、エンジンのオーバーヒートでさらに6分ほどのタイムロスをしてしまい、表彰台争いからは完全に外れてしまいました。そこからはモチベーションを保つのが難しかったですが、完走を目指して踏ん張りました。結果は残念でしたが、速さを見せることができたステージもあるので、ポジティブな面もあったと思います。

    足立さやか
    デイ2、3はミスファイヤなどメカニカルトラブルがあってストレスが多かったのですが、メカニックが解決策を見つけてくれ、最終日はよい一日となりました。午前中、とてもよいタイムを出すことができ、自分のペースノートリーディングにも満足し、自信を取り戻すことができました。(これまでのR4車両より車速の出る)R5車両での参戦は初めてでしたが、普段走っている高速のフィンランドの道と比べ、スウェーデンのステージは道幅が狭く、曲がりくねっているためスピードの違いはそれほど感じませんでした。今回のステージはコーナーとコーナーの間の距離が短かったので、ノートを読みながら息をつくチャンスが少なかったのがこれまでとの大きな違いでしたが、とてもよい経験になりました。

    ヤルッコ・ニカラ
    金曜日に小さなミスでスピンして、ラジエータを壊してしまいました。そして土曜日はミスファイヤリングが起きてしまいましたが、日曜日は車両の状態は良く、ペースノートも良い感じでした。サヤカは、よくやったと思います。大きなミスはありませんでしたが、例えば時に起きることですが、ちょっとしたところで読み上げが遅れるなど小さい課題はありました。この車はコーナーを走り抜けるのが速いので、時にはそれがコ・ドライバーを忙しくし、難しくさせます。全般的にフィーリングは良く、私たちは共に多くを学んでいます。

    ヨウニ・アンプヤ (チーフインストラクター)
    我々にとってとても素晴らしい週末になりました。二人のドライバーは、速さを証明する事ができましたし、勝田の勝利は純粋に素晴らしい事です。我々が設定した目標に近づきつつあります。遠い日本からやってきた彼らがこのような特別なスウェーデンのコンディションで、ポテンシャルを表せたことは、このプログラムがうまくいっているという事だと思います。両ドライバーはペースノートの使い方がとても上手くなりました。ノートは高速ステージにおいて特に重要で、昨年彼らが経験したことが活きたと思います。新井は、勝田と近いペースで走れており、今の彼に必要なのは、安定です。足立はこの週末、多くの経験をし、WRCで戦う事は今までとは違うレベルで戦う事だと理解したと思います。

    ■RC2結果(h:時間、m:分、s:秒)
    1 Takamoto Katsuta/Marko Salminen (Ford Fiesta R5) 3h01m27.5
    2 Pontus Tidemand/Jonas Andersson (Skoda Fabia R5) +4.5s
    3 Ole Christian Veiby/Stig Rune Skjaermoen (Skoda Fabia R5) +30.5s
    4 Mattias Adielsson/Andreas Johansson (Skoda Fabia R5) +31.3s
    5 Janne Tuohino/Reeta Hamalainen (Skoda Fabia R5) +1m02.5s
    8 Hiroki Arai/Glenn Macneall (Ford Fiesta R5) +7m40.2s
    22 Jarkko Nikara/Sayaka Adachi (Ford Fiesta R5) +49m48.8s

    ■次戦
    勝田、新井、足立共に3月23-25日に開催されるイタリアラリー選手権第1戦に参戦する。中央イタリアのトスカーナ地方で行われるターマックラリーで、勝田、新井は、フォード・フィエスタR5で、ニカラ・足立組はフォード・フィエスタR2で参戦する。