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  • トヨタ自動車、近健太氏が社長就任 現職の佐藤恒治氏は副会長就任

    トヨタ自動車、近健太氏が社長就任 現職の佐藤恒治氏は副会長就任

    トヨタ自動車は2月6日、2026年4月1日付の役員人事および第122回定時株主総会後の取締役体制について発表した。

    執行役員の近健太が社長およびChief Executive Officer(CEO)に就任し、現職の代表取締役社長である佐藤恒治は、代表取締役副会長に就くとともに、新設されるChief Industry Officer(CIO)を兼務する。

    今回の人事では、佐藤が副会長・CIOとしてトヨタにとどまらず産業全体に軸足を置き、近が社長・CEOとして社内経営に専念する新たなフォーメーションへ移行する。トヨタはこの体制変更について、経営スピードの向上と、「産業報国」という使命を果たすための体制整備が目的だとしている。

    背景には、自動車産業を取り巻く事業環境の厳しさがある。国際競争力強化に向け、業界連携を実践的に加速する必要がある中で、佐藤が日本自動車工業会の会長として果たす役割の重要性が高まっている。また、佐藤は2025年5月に経団連副会長に就任しており、日本の産業競争力強化に向けた政策提言や産業連携の推進も期待されている。

    一方でトヨタ社内では、「もっといいクルマをつくり続ける」ための基盤となる「稼ぐ力」の向上や損益分岐台数の改善が喫緊の課題となっている。機能分業にとどまらず、バリューチェーン全体を見据えた改革が求められる中、Chief Financial Officerとして収益構造改善を主導してきた近が、その役割を担うことになる。近は、ウーブン・バイ・トヨタでの経営経験も含め、機能を超えた経営に携わってきた。

    トヨタでは、経営トップの人事を長期的視点で検討すべき重要テーマと位置付け、役員人事案策定会議において将来の候補者検討を継続してきた。昨年10月には、日本自動車工業会から佐藤に対し、次期会長就任の要請があり、取締役会は2026年1月からの会長就任を承認している。

    これを受け、トヨタの執行トップ、自工会会長、経団連副会長という役割を同時に担うことの影響について議論が行われ、個々の特性と環境変化を踏まえた最適な体制として今回の人事案がまとめられた。2月6日の取締役会で提案され、決議された。

    4月1日付の役職変更では、佐藤恒治が代表取締役副会長およびChief Industry Officerに、近健太が社長およびChief Executive Officerに就任するほか、宮崎洋一が代表取締役副社長およびChief Financial Officerに就く。

    また、第122回定時株主総会後には、佐藤恒治が取締役を退任し、副会長・Chief Industry Officerとしての役割に専念する予定となっている。新たに近健太が代表取締役社長として取締役に選任される予定で、これらは株主総会での承認および総会後の取締役会を経て正式決定される。

  • トヨタ、2026年WEC反撃へ進化型ハイパーカー「TR010 HYBRID」を公開

    トヨタ、2026年WEC反撃へ進化型ハイパーカー「TR010 HYBRID」を公開

    トヨタは2026年FIA世界耐久選手権(WEC)に向けた進化型ハイパーカーの公式画像を公開した。2025年10月1日に最初のビジュアルが示されて以降、このマシンは段階的にテストと開発を重ねてきた。

    最初のシェイクダウンは10月8日と9日にポール・リカールで行われ、カモフラージュ仕様ながら初の走行が実施された。その後、マシンはドイツ・ケルンにある風洞へ戻され、さらにFIAおよびACOのホモロゲーション施設として使用されている米ノースカロライナ州ウィンシアでの作業が続いた。

    12月10日と12日には、2026年シーズン開幕戦(3月28日開催)を迎えるカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで追加テストが実施されている。今後も走行は継続され、今月中には再びポール・リカールでのテストが予定されている。

    そして東京オートサロン(1月9日〜11日)を目前に控えたこのタイミングで、トヨタは2026年型ハイパーカーの公式画像を初公開した。

    最大のトピックは「名前」の変更
    今回明らかになった最大のニュースは、技術的な詳細ではなく組織とブランド名の変更だった。

    トヨタ自動車とToyota Racing GmbHは、これまで「Toyota Gazoo Racing Europe GmbH」として知られていた欧州研究開発拠点(ドイツ・ケルン)を、2026年1月7日付で旧称の「Toyota Racing GmbH」に戻した。

    また、トヨタは2016年から2025年までFIA World Endurance Championshipにおいて「Toyota Gazoo Racing」の名で参戦してきたが、2026年シーズンからは新たに「Toyota Racing」ブランドとして参戦し、改良型ハイパーカー「TR010 HYBRID」を投入する。

    リバリーが示す過去と現在のつながり
    TR010 HYBRIDのカラーリングは、前日に発表されたヤリスWRCのリバリーと非常に近いデザインとなっている。両者の視覚的なつながりは新しいものではなく、ヤリスがシルバー基調へ変更されるまで、昨年までも共通性が保たれていた。

    さらにTR010のカラーは、2025年ル・マン24時間で走った7号車GR010 Hybridのデザインからも強い影響を受けている。このデザインは、トヨタGT-Oneへのオマージュとして知られている。

    トヨタ FIA 世界耐久選手権(WEC)

    トヨタLMHにとって「3度目」の大規模進化
    トヨタは2021年にハイパーカー規定で最初に参戦したメーカーであり、その開発の歩みは度重なる技術規則変更の影響を大きく受けてきた。

    デビュー直前には最低重量が70kg引き下げられ、重量配分の再設計を余儀なくされた。こうした経緯から、GR010はすでに2度の大規模アップデートを受けている。

    2021〜2022年のオフシーズンには、フロントタイヤ幅を31cmから29cmへ変更し、リアには34cmを採用。その翌冬にはさらなる軽量化と大幅に改善された重量配分が導入され、空力、シャシー、パワートレインも洗練され、ドライバビリティが明確に向上した。この際、トヨタは使用可能なホモロゲーション・ジョーカーのうち2つ目を使ったとされている。

    今回のアップデートは、トヨタLMHにとって3度目の主要進化にあたる。名称変更はあったものの、このマシンは2026年で6シーズン目の実戦投入となり、ハイパーカー時代では極めて異例の長寿命を誇る。トヨタが2021年から2027年の間に許可されている5つのEvoジョーカーのうち、少なくとも1つを今回使用したことは確実とみられる。

    BoP時代に、なぜ進化が必要なのか
    性能調整がBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)によって管理される中で、なぜトヨタは大きな改修に踏み切ったのか。その狙いは単純な最高速向上ではなく、ドライバビリティ、挙動の一貫性、そして規定ウインドウ内で最適な位置を確保することにある。

    GR010は、ダウンフォースを重視しすぎてドラッグ面で不利になっていた可能性が指摘されている。

    数カ月前、Toyota Racing Europe副社長の中嶋一貴は、この点について次のように語っている。

    「最高速だけを見ているわけではない。ただ、ル・マンではやはりトップスピードが重要だと分かった。デュアルバンドBoPで修正されるはずだったが、まだ差があった。空力や、よりドライバーに優しいクルマづくりと合わせて、そこは改善しなければならない」

    当初、トヨタはこれらの変更を2025年に投入する予定だったが、風洞ホモロゲーション作業がスイス・ヒンウィルからウィンシアへ移されたことで、計画は遅延した。

    「今年のル・マンが、さらに踏み込む決断をさせた」と中嶋は認めている。

    トヨタ自動車 WEC(FIA 世界耐久選手権)

    外観から見える変更点
    トヨタは今回、名称変更以外の詳細な技術情報を公表していない。ただし、外観からいくつかのポイントは読み取れる。

    初めてトヨタのデザイン部門がハイパーカーの造形に関与しており、その影響はヘッドライト形状に最も顕著に表れている。市販車やコンセプトモデルのデザイン言語を想起させる意匠だ。

    さらに、フロントボディワークは全面的に再設計され、スリム化が図られている。これは直線速度向上を狙ったものと考えられる。同様の改良はサイドポッドやリアウイングにも施され、リアウイングはガルウイング状の独特な形状となった。

    2026年型トヨタの使命
    スポーティングな理由であれ、それ以外であれ、トヨタにとって2025年シーズンは極めて失望の大きいものだった。最終戦バーレーンまで表彰台ゼロが続き、コンストラクターズランキング2位を確保した経緯はいまだ説明が難しい。

    係数1.5が適用されたバーレーンでの1-2フィニッシュにより、トヨタはポルシェとキャデラックを一気に逆転したが、それでも2018–2019シーズンから守り続けてきたタイトルを失った事実は変わらない。

    トヨタには明確な雪辱の動機がある。この改良型GR010は反撃の中核として投入され、8度目のコンストラクターズタイトル、そして何より2022年以来となる6度目の24 Hours of Le Mans制覇を目標としている。

    それ以外の結果は、失敗と見なされることになる。

  • トヨタの戦略転換 WRC予算の3分の1をハースF1チームへの投資に投入

    トヨタの戦略転換 WRC予算の3分の1をハースF1チームへの投資に投入

    トヨタがモータースポーツ戦略の大きな転換に踏み切った。WRC(世界ラリー選手権)部門の予算のおよそ3分の1を削減して、ハースF1チームへの投資を拡大するとイタリア版Motorsport.comが報じられている。

    2026年の新レギュレーションを見据え、F1への関与を一段と強めるこの判断は、単なる技術提携を超えた長期的なコミットメントを意味する。小松礼雄率いるハースF1チームの成長曲線と、トヨタの将来構想が重なった結果と言えるだろう。

    ハースF1チームは未来を築いている──小松礼雄「トヨタのコミットメントがそれを証明している」
    小松礼雄は、2025年シーズンを振り返り、チームが着実に前進していると総括した。目標として掲げていたコンストラクターズ選手権6位には届かなかったものの、将来に向けた手応えは確かなものだという。

    2025年のハースF1チームは、苦難と高揚が入り混じるシーズンを過ごした。全24戦を終え、獲得ポイントは前年より21点増加し、最終的にコンストラクターズ選手権8位でシーズンを終えている。

    当初の目標であった6位には届かなかったが、その差は13ポイントに過ぎなかった。6位はレーシングブルズが獲得しており、アイザック・ハジャーのルーキーとしての躍進と、リアム・ローソンの復帰が大きな要因となった。長丁場のシーズンを考えれば、その差は決して大きくない。

    「6位という目標を達成できなかったことは、もちろん残念です」と小松礼雄はコメント。

    「しかし、これまでの歩みを振り返れば、ポジティブな要素は非常に多いです。レーシングブルズの6位とはわずか13ポイント差でしたし、アブダビでは再び5番目に速いマシンを持っていました」

    シーズン序盤、ハースF1チームは大きな困難に直面した。VF-25は高速コーナーで深刻な問題を抱え、バウンシングが再発していた。この問題はバーレーンテストでは表面化せず、サクヒールとは異なる特性を持つ開幕戦メルボルンで初めて明らかになった。

    「開幕戦で大きな問題が見つかりましたが、チームは結束を保ち、迅速に解決しました。その後も最終戦までマシンを改善し続けてきました」

    「メルボルンでの車両トラブルから、カタールでのピットストップの問題まで、逆境への対処の仕方が我々の基盤の強さを示しています」

    「来年の大きなレギュレーション変更は、参戦初年度以来最大の挑戦になりますが、我々はその未来に向けてチームを正しく築いています」。

    小松礼雄がシーズン最大のハイライトとして挙げたのが、メキシコGPでのオリバー・ベアマンの4位だった。順位そのもの以上に、その内容が重要だったという。

    「オリーのメキシコでの4位は、我々の能力を明確に示しました」

    「マックスを抜き、ラッセルとピアストリを抑え込み、純粋な実力で強豪チームを打ち負かしました」

    「タイヤマネジメントからピットストップまで、すべてが高いレベルで機能し、メルセデスに対して1秒を稼ぐことができました。このレースは、我々が強みをすべて噛み合わせた時の真のポテンシャルを示していました」。

    2025年に獲得した79ポイントという数字も、チームの成長を裏付けている。

    「前年より21ポイント多く獲得しました。これは我々が大きく前進した証拠です」

    「これほど拮抗した2025年の選手権で79ポイントを獲得できたことは、1年前よりもはるかに強いチームになったことを意味しています」

    「最終戦ではトップチームを除けば、実質的に最速でした。全員が誇りに思うべきです」

    「もちろん、まだ目標には届いていませんが、チームとしての働き方や築いてきた価値観を見れば、将来に大きな自信を持っています」。

    トヨタ自動車 F1

    ハースF1チームは、トヨタ・ガズー・レーシングからの支援強化という大きな追い風も受けている。WRC部門の予算のおよそ3分の1を振り替える形で、チームへの投資が行われたとされている。

    「2026年の新たなタイトルスポンサーは、我々の野心を示しています」

    「競争する意思がないのなら、F1に参戦する意味はありません。より上位を目指し、成長を続けていきたいです。

    「今見えている成長こそが、次のステップへ進むために必要なものだと考えています」

    ハースF1チームは、結果だけでなく、その過程においても着実に基盤を固めつつある。小松礼雄の言葉からは、2026年以降を見据えた確かな自信と、長期的な成長への手応えがにじみ出ている。

  • トヨタ センチュリークーペを公開 豊田章男会長「日本の誇りを背負うクルマ」

    トヨタ センチュリークーペを公開 豊田章男会長「日本の誇りを背負うクルマ」

    トヨタ自動車は10月29日、東京ビッグサイトで開幕した「ジャパンモビリティショー2025」において、新たなフラッグシップモデル「センチュリークーペ」を世界初公開した。会場ではトヨタグループとして、トヨタ、レクサス、ダイハツ、センチュリーの4ブランドがそれぞれの理念を示す展示を行っている。

    センチュリーは1967年の誕生以来、半世紀以上にわたり日本の最高級車の象徴として受け継がれてきた。今回のクーペはセダン、SUVに続く第3のモデルであり、トヨタが10月に発表した「センチュリーの独立ブランド化」を体現する存在だ。

    今回公開されたセンチュリークーペは、ショーファーカーの伝統を踏襲しつつ、3人乗りレイアウトを採用。助手席を廃し、左後席を大きくスライド可能としたことで、乗員が航空機のファーストクラスのようにゆったりと過ごせる設計となっている。内装には西陣織を採用し、伝統工芸と先進技術を融合。鮮やかなオレンジのボディに両側スライドドアを備える試作車は、会場でも大きな注目を集めた。

    サイモン・ハンフリーズ執行役員は「クーペはSUV、セダンとともにセンチュリーの威厳に趣を与える」と語り、豊田章男会長も登壇してプレゼンテーションを行った。

    トヨタ自動車 豊田章男

    豊田章男会長「センチュリーは“ジャパン・プライド”の象徴」
    壇上に立った豊田章男会長は、「センチュリーは日本を背負って生まれたクルマ」だと語り、自身の言葉で「センチュリー物語」を語った。

    豊田会長は、創業者・豊田喜一郎の「日本人の頭と腕で、日本に自動車工業をつくらねばならない」という志を引き継ぎ、初代主査・中村健也が挑戦した「同じでないこと」という哲学を紹介。
    センチュリーには最新技術とともに、江戸彫金や西陣織といった日本の伝統文化が息づいていると述べた。

    さらに豊田会長は、戦後の日本が失いつつある「誇り」に触れ、「今こそセンチュリーが必要だ」と強調。センチュリーの名に込められた意味を「次の100年をつくる挑戦」と定義し、こう語った。

    「鳳凰は平和な時代にのみ現れる伝説の鳥。センチュリーは世界の平和を願い、日本から“次の100年”をつくるための挑戦です。
    センチュリーはトヨタのブランドの一つではありません。日本の心、“ジャパン・プライド”を世界に発信するブランドとして育てていきたい」

    最後に「ネクスト・センチュリーにご期待ください」と締めくくり、会場からは大きな拍手が送られた。

  • トヨタ、新プロジェクト始動 5ブランド横断の「TO YOU」戦略を発表

    トヨタ、新プロジェクト始動 5ブランド横断の「TO YOU」戦略を発表

    センチュリー最上位化、レクサスは「誰の真似もしない」、GRは年末からオートサロンで大型発表、ダイハツは「私に大発明」

    トヨタは10月13日、生配信番組を通じて新プロジェクト「TO YOU(あなためがけて)」の全貌を発表した。トヨタ、レクサス、センチュリー、GR、ダイハツの5ブランドを横断し、一人ひとりに寄り添うモビリティを目指す新戦略を打ち出した。

    9月19日から特設サイトで展開してきたカウントダウン企画の最終章として公開された今回の発表では、各ブランドの役割再定義と新CMが一斉にお披露目された。番組には豊田章男会長、サイモン・ハンフリーズCBOをはじめ、クリエイターの篠原誠氏、野沢たけし氏、小西俊之氏らが出演し、ブランドごとの方向性や今後の展開を語った。

    5ブランド連携の新体制
    トヨタは5ブランドの役割を「サッカーチームのように個性を発揮しながらも、全体でひとつの方向へ進む関係」と表現した。

    センチュリーはレクサスのさらに上位に位置する「One of One」のハイエンドブランドとして再定義。レクサスは「誰の真似もしない」をコンセプトに独創的な価値を追求する。

    トヨタは「TO YOU(あなためがけて)」という新しいブランドメッセージを掲げ、従来の「For All」ではなく「For You」、すなわち個人を起点とするブランドへと変化する。

    GRはモータースポーツ由来の情熱と“野生味”を強調し、年末から来年1月にかけての大型発表を予告。

    ダイハツは「小さいからこそできること。私に大発明。」をテーマに、日常に寄り添う発想で新しい暮らし方を提案する。

    豊田会長は「これからはスペックではなく共感でブランドを語る時代。商品そのもので経営する」と語り、従来の広告的アプローチから脱却する方針を打ち出した。

    センチュリー 伝統を受け継ぎ“再誕”する最上位ブランド
    サイモン・ハンフリーズCBOが制作を担当したセンチュリーの新CMでは、創業期の豊田喜一郎や中村健也らの思想を軸に、手仕事と哲学の継承を映像で表現。白黒の過去からカラーの現在へと移り変わる演出で、伝統と革新の融合を象徴している。

    映像の終盤にはオレンジ色の「センチュリー クーペ」が登場し、ブランドの未来を象徴する存在として注目を集めた。これによりセンチュリーはレクサスよりも上位に位置づけられ、「Above Lexus」という明確な立ち位置を確立する。

    レクサス 「DISCOVER」精神で未知の領域へ
    野沢たけし氏が手がけたレクサスの新キャンペーンは、「DISCOVER(発見)」をテーマに掲げる。映像には6輪仕様の「LS」コンセプトが登場。LSの“S”を“Sedan”ではなく“Space(空間)”と再定義し、移動そのものを新しい体験に変える発想を提示した。

    続編となる映像はモビリティショーで公開予定であり、レクサスが「誰の真似もしない」存在として未来のモビリティを切り拓く姿を強調する。

    トヨタ 「TO YOU」でプロダクトが語るブランドへ
    篠原誠氏によるトヨタの新CMは、ブランド再構築の象徴として制作された。「TO YOU(あなためがけて)」という言葉が示すように、これまでの“みんなのトヨタ”から“一人ひとりのトヨタ”へと焦点を移す内容となっている。

    映像の中では、新型カローラのコンセプトが先行公開され、製品そのものがブランドのメッセージを語るスタイルが採用された。さらにアフリカ向けのキット車や、地域別のラストワンマイルモビリティなど、多様な「あなた」に応える取り組みも進められている。

    GR “野生味”を磨く 年末からオートサロンで大型発表へ
    GRブランドでは、リアルな走りを重視した実写演出が特徴。既存の「Wild Moment」に続き、今回の映像でも実車撮影にこだわり、エンジン音や振動など五感に訴える仕上がりとなっている。

    配信では2000GT、LFA、新型GR(仮称)のエンジン音がティザー公開され、年末から東京オートサロンにかけて大規模な発表が行われる予定である。GRブランドの新章を告げる重要な節目となりそうだ。

    ダイハツ 「小さいからこそできること。私に大発明。」
    小西俊之氏が制作を担当したダイハツのCMは、1959年のミゼット以来続く“小さな発明”の精神を現代的に再解釈したもの。日常の中にある気づきと創造を軸に、身近な技術で暮らしを支える姿を描いた。

    CMの最後には、期間限定で赤い「D」ロゴを「大発明」ロゴに変更。ショー会期中はこの新ロゴが使われ、遊び心のある演出で話題を集める見込みだ。社内でもポスター展開を行い、社員のモチベーション向上にもつなげている。

    トヨタ センチュリー

    モビリティショーでの“一体展示”
    今回のモビリティショーでは、トヨタ、レクサス、センチュリー、ダイハツの4ブランドが同じホールで合同展示を行う予定。各ブランドのCMに登場した新型カローラ、6輪のLS、アフリカ向けキット車など、映像と現物がリンクする構成となる。

    一方、GRは別会場の東京オートサロンで大規模な展示を予定しており、年末からの発表に焦点を当てる。

    制作の舞台裏 スピードと共感を重視した“CM相談室”
    今回のCM群は、豊田章男会長が直接フィードバックを行う「CM相談室」で制作が進められた。会長は「共感を生まない映像はすぐにやり直し」とし、開発チームに迅速な判断とチャレンジを促したという。

    スペックよりも共感、数字よりも心を動かす物語を重視する姿勢が徹底されている。

    今後の展開と注目ポイント
    新CMは本日より順次オンエアを開始。モビリティショーでは各ブランドの実機展示や続編映像の公開が予定されている。センチュリー・クーペや6輪LSは本気開発中で、量産時期は未定だが、いずれも「夢で終わらせない」としている。

    GRブランドは年末から2026年初頭にかけて新型車の正式発表を控えており、ダイハツは“暮らしの発明”をテーマにした地域密着型モデルを展開予定だ。

    トヨタは「商品でブランドを語る」新時代に踏み出した。センチュリーが最上位として独立し、レクサスが未知の領域に挑む。GRは走りで感情を動かし、ダイハツは生活に寄り添う発明を生み出す。そしてその中心にあるのが、「あなためがけて」という言葉である。モビリティを通じて、人と社会に寄り添うトヨタの新たな章が始まった。

  • トヨタとの提携で「ハースF1移籍が正しいという確信を強めた」とオコン

    トヨタとの提携で「ハースF1移籍が正しいという確信を強めた」とオコン

    エステバン・オコンは、ハースF1チームが最近でトヨタと提携したことは、2025年に同チームに移籍するという自身の決断が正しかったという確信を「強めた」と認めている。

    先月、ハースF1チームはトヨタ自動車との技術提携を発表し、ケルンの風洞へのアクセスを含む専門知識やリソースの提供を受けることになった。

    トヨタ自動車は、2018年以来最も生産的なシーズンを過ごしているハースが、現在までに46ポイントを獲得し、ランキング7位につけている中でのことである。

    ハースF1チームの好転は、2025年に複数年契約を結ぶエステバン・オコンとフェラーリ期待のオリバー・ベアマンにとって良い兆しであり、2人はアメリカチームの改訂されたドライバーラインナップでスタートを切ることになる。

    アルピーヌとの長きにわたる関係を終えるオコンは、ハースF1チームのボスである小松礼雄の言葉を繰り返し、契約時にトヨタとの契約を知らなかったことを認めた。

    しかし、エステバン・オコンは、トヨタの支援により、移籍の話し合いの中で小松礼雄が提示したビジョンへの信頼が再び強まったと述べた。

    トヨタとの提携は、ハースF1チームへ移籍する良いタイミングであることを示していると指摘されたオコンは「確かにそうだね」と語った。

    「あの時、礼雄は彼が持っていた計画で僕を説得した」

    「彼はそれについて特に話さなかったが、このチームを次のレベルに引き上げるために、そしてチームが改善できる可能性があることについて、本当に僕に話してくれた」

    「そのとき、彼は僕を説得した。そして、それは将来、彼を明確に信頼する僕の気持ちを強めてくれた。チームにとってエキサイティングな時代が到来したと思う」

    トヨタ自動車 F1ハースF1チームはトヨタとの技術提携を明らかにした。

    ケビン・マグヌッセンはトヨタが長期的にハースを支援すると考えている
    しかし、現在のハースでのドライブを離れることになったケビン・マグヌッセンは、トヨタの即時の支援がチームの6位以内入賞争いに影響を与えることは期待していない。

    しかし、マグヌッセンは、大規模なトヨタの支援が、今後数シーズンでハースがさらに高いレベルに到達するためのツールを提供してくれることを認識している。

    「長期的な取り組みだと思いますが、ハースにとって非常にポジティブなことだと思う。また、事業拡大のための非常に有効な手段であり、必要なステップであると思う」

    「ハースがすでに達成したことは、非常に印象的だと思う」

    「オペレーションの規模がどれほど小さいかを知っていれば、僕たちが達成したことはある意味で素晴らしい」

    「でも、常にさらなるポテンシャルを感じていた」

    「この方向性はさらに前進する良いステップだと思う。彼らがどこに向かうのか、興味深いものになるだろう。」

  • トヨタ ハースF1チームと提携してF1復帰報道の真相は風洞の営業のみ?

    トヨタ ハースF1チームと提携してF1復帰報道の真相は風洞の営業のみ?

    トヨタがハースF1チームと提携してF1に復帰することを検討しているという報道は大間違いであり、実際にはケルンの風洞の新しい使用者を探しているだけだと Auto Motor und Sport が主張している。

    F1イギリスGPでトヨタの役員がハースF1チームのガレージにいるのが目撃されたことを受けて複数の憶測が流れた。報道によると、2009年にフルワークスチームで最後にF1に関与したトヨタは、当初はスポンサー契約を検討していたが、最終的にはさらに深く関与する可能性があると伝えられた。

    しかし、Auto Motor und Sport の特派員のトビアス・グルーナーは、この噂は「まったく意味をなさない」と語った。

    実際、ハースF1チームはすでにフェラーリとのエンジンおよび技術契約を2028年まで延長している。

    トビアス・グルーナーは、トヨタは実際には「ケルンの風洞の新たなテナントを探している」だけだと情報筋から伝えられていると述べた。

    最近までマクラーレンはトヨタの風洞を使用していたが、急速に進歩しているウォーキングを拠点とするチームは、自社の本部に最先端の新しい風洞を建設するために数百万ドルを投資した。

    「新しいレギュレーションで非常に苦労した理由の一つは、風洞実験のためにケルンに行かなければならなかったことだ」とマクラーレンのアンドレア・ステラ代表は語った。

    しかし、ハースF1チームのマシンの空力開発がマラネロのフェラーリの風洞で完全に行われていることを考えると、トヨタの風洞を使用することはハースにとって一歩前進となるだろう。

    「トヨタが、現在イタリアのダラーラで行われている(ハース向け)契約生産の一部を引き継ぐ可能性もある」とグルーナーは語った。「しかし、これについてはまだ具体的な合意はない」

    同報道によると、トヨタのモータースポーツ担当役員である加地雅哉がシルバーストーンにいた理由は、同氏がハース代表の小松礼雄の「親しい友人」だからだとし、グルーナーは「現在のフェラーリとの契約が2028年に終了した後も、トヨタはF1への関与を拡大する予定はない」と主張した。

    「独自のエンジンを製造したり、独自のチームで復帰したりすることは、現時点では考えられない」

  • トヨタ幹部 F1イギリスGPでハースF1のピット滞在はF1復帰の予兆?

    トヨタ幹部 F1イギリスGPでハースF1のピット滞在はF1復帰の予兆?

    トヨタが、ハースF1チームと提携してF1復帰するという噂が伝えられているが、先週末のF1イギリスGPでTOYOTA GAZOO Racingの加地雅哉の姿が目撃されている。

    Formula.huは、パドック関係者の話としてトヨタがハースF1チームとの提携を検討していると報じた。2002年から2009年までF1に参戦していたトヨタは、ハースF1と交渉中で、もし契約が成立すれば、早ければ2025年からの参戦が可能になると報じている。

    最初のステップ:ブランディング
    シルバーストンでの調査で、トヨタは、現在フェラーリと提携しているハースF1チーム目をつけ、その第一歩として近年ザウバーやアルファロメオが結んできたようなスポンサー契約を結ぶ可能性があることがわかった。

    2025年のオリバー・ベアマン、そして、エステバン・オコンがドライブすると見られているハースF1チームのマシンにトヨタのロゴがあしらわれているという。

    トヨタはハースF1のマシンを製造するのか?
    Formula.huがイギリスGP後の数日間にわたって調査したところ、協力関係の第一歩として技術協力が行われる可能性があることも判明した。

    ハースF1のマシンは、2016年のチームデビュー以来、イタリアのダラーラで製造されてきたが、同サイトの情報によると、2025年からはその一部または全部がTOYOTA GAZOO Racingのケルン本社に引き継がれる可能性があるという。

    ハースF1の2026年F1マシンがトヨタと一緒に作られる場合、両者の協力関係は2028年末まで続き、パワーユニットは引き続きフェラーリから供給される可能性が高い。また、ハースF1とトヨタが後に関係を強化し、完全な買収に発展する可能性もある。

    以前リークされたように、トヨタは少なくとも1年前からF1での役割とエンジンプログラムの可能性を探ってきたが、最近までこの件は沈黙していた。

    トヨタがF1エンジン開発プログラムを立ち上げるかどうかはまだ明らかではないが、その可能性はあると言われている。計画されているF1参戦が、ファクトリープログラムで参戦しているラリーや耐久など、トヨタの他のモータースポーツ活動にどのような影響を与えるかについては、ほとんど知られていない。

    トヨタ自動車 ハースF1チーム

    それは多くのことを説明する。
    ハースF1チームのアメリカ人オーナーであるジーン・ハースF1は、以前からチームの売却を検討していると噂されてきた。この実業家は最近、レッドブルリンクとシルバーストンに直接姿を現した。イギリスGPのグリッド上で彼はFormula.huに将来について楽観的に語ったが、売却の準備をしているという兆候は示さなかった。

    しかし、契約の可能性については何も語らなかったものの、チームへの投資計画については何も示唆していない。

    エステバン・オコンとハースF1との契約がリークされたとき、なぜグランプリ優勝経験もある彼が、ニコ・ヒュルケンベルグがステアリングを握るシーズン開幕以来、後塵を拝している小規模チームに加わるのかと多くの人が疑問を呈した。トヨタとの可能性の可能性も、少なくともセミファクトリーチームがF1キャリアを続けることができることを考えれば、説明がつくかもしれない。

    プロフェッショナル探し
    パドックでは、ハースF1は大きな動きを準備しており、あらゆる分野でチームを強化しようとしていると言われている。ある情報筋によると、チームは多くのビッグネームと交渉中で、その交渉はすぐに契約につながる可能性があるという。

    トヨタ関係者がハースF1のピットで目撃
    F1イギリスGPでは、TOYOTA GAZOO Racingの加地雅哉の姿が国際映像で捕えられていた。彼はチーム代表の小松礼雄の家族とともにセッションを見守った。

    ジャーナリストのクライン・ジェイミーは、逆に小松礼雄がル・マン24時間レースでTOYOTA GAZOO Racingを訪問していたことも明らかにしている。

    「先週末、シルバーストンで開催されたハースF1のピットにTGRのボス、加地雅哉がいた。変な話だが、ル・マン直後に小松礼雄がTGRのホスピタリティを訪れたとき、私はその場にいたのだが……そのときは何とも思わなかった。トヨタとハースの提携はあり得るのだろうか?」

  • トヨタ F1復帰?ハースF1チームに提携の可能性を打診との報道

    トヨタ F1復帰?ハースF1チームに提携の可能性を打診との報道

    トヨタが、ハースF1チームに提携の可能性について打診したとRacingNews365が報じている。当初はアルファロメオがザウバーと結んだスポンサー契約のようなスポンサー契約となるという。しかし、Formula.hu は、トヨタの意欲とハースF1チームとの交渉の成功を考慮すると、2026年のプロジェクトの前に両者が緊密に協力し始める可能性が高いと報じている。

    Formula.hu はまた、おそらく2025年以降、トヨタはハースと提携して自動車部品の製造を行う可能性もあると報じている(ダラーラも引き続き含まれる)。情報通のハンガリーウェブサイトによると、ハースとトヨタの提携の可能性が浮上している。

    トヨタは近い将来エンジンを供給する予定はないが、トヨタは2026年のシャシー生産でハースと協力したいと考えている。この計画の一環として、ケルンにあるトヨタの風洞を使用することが検討されている。この風洞は、F1の前10年にさかのぼる歴史を持つ。RacingNews365は最近、アンドレッティも現在使用しているこの風洞を訪れた。彼らは、2026年以降もF1グリッドを確保することをまだ望んでいる。

    技術提携の可能性
    Formula.huによると、トヨタはハースのほかに他のチームもスポンサードする予定だという。アメリカのチームと技術提携を結ぶことで、日本のメーカーはF1への復帰も狙っている。トヨタが考えている提携の可能性を考えると、近い将来、独自のエンジンを開発することも視野に入れている可能性も否定できない。現時点ではそうではないが、F1は間違いなく日本のメーカーの大きな復帰を望んでいる。

    ホンダがエンジンを供給していることに加え、トヨタがF1に復帰することは、F1の日本における将来性を高めることになるため、トヨタの復帰がF1にとって大きな後押しとなることは間違いない。それは、F1が現在世界中から寄せられている支持を裏付けるものとなるだろう。しかし、トヨタがF1に復帰することが正式に決定するためには、まずはハースとトヨタが最終合意に達する必要がある。それはハースにとっても朗報となるだろう。

    ハースF1チームは今シーズン素晴らしい成績を残しており、次のステップに進む準備が整っているようだ。トヨタとの提携は理想的な機会となるだろう。トヨタとの交渉が提携に終われば、アメリカ人オーナーのジーン・ハースと日本のチーム代表の小松礼雄も興味深いコンビになるだろう。今シーズンのチームのトラック上でのパフォーマンスは傑出しているが、ハースはまたトラック外でも大きなインパクトを与えることに取り組んでいる。

  • トヨタ、新型ランドクルーザー“250”を世界初公開

    トヨタ、新型ランドクルーザー“250”を世界初公開

    トヨタ自動車は、新型ランドクルーザー“250”シリーズを8月2日に世界初公開した。日本では、特別仕様車First Editionを含めて2024年前半の発売を予定しているr。

    また、ヘビーデューティーモデルのランドクルーザー“70”も、今冬、継続販売モデルとして日本に再導入する。これにより、日本で再びランドクルーザーの全3シリーズが揃うことになる。

    ランドクルーザー(以下ランクル)は、トヨタBJ型として1951年8月1日に誕生し、シリーズとして生誕72周年を迎えた。誕生直後に、自動車として初めて富士山6合目の登山に成功。その時から、このクルマだからこそ行き来できる場所で様々な人々の安全と安心を提供する使命を負ってきた。

    その後、世界中のお客様に育てられ・鍛えられることで、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として信頼性・耐久性・悪路走破性の継承と進化を続けながら、現在までに約170の国と地域で、累計1,130万台のランクルが人々の命や暮らしを支えている。

    これまでランクルは、常に最新技術を導入しフラッグシップとして進化を担うステーションワゴン(“300”シリーズ)、高い耐久性、走破性が求められるヘビーデューティーモデル(“70”シリーズ)、悪路走破性をベースに扱いやすさと快適性を付与し、人々の生活と実用を支えるライトデューティーモデル(“プラド“)の3シリーズで展開してきた。

    ライトデューティー系については、世代の進化を追うごとに高級・豪華な路線にシフトする傾向にあった。こうした中、“250”シリーズの開発に当たって、商品の最終責任者である豊田章男社長(当時)が「ランクルは人々の生活、地域社会を支えるためのクルマであるべきで、より多くの人の生活を支えるライトデューティーモデルはお客様が求める本来の姿に戻す必要がある」という基本的な考え方を提示。それを受け、開発陣は「The Land Cruiser : 質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」という、ランクルの原点に回帰する開発コンセプトを定め、ランクルを作り直す精神で開発を進めてきた。

    新型の“250”シリーズはランクルの中核モデルとして、“300”シリーズと同じGA-Fプラットフォームを採用し、オフローダーとしての基本性能を大幅に向上。また、従来型以上にランクルにふさわしい力強い走りや環境性能を実現した多様なパワートレーンを採用。機能性を追求したパッケージと、伝統とモダンを融合した内外装デザインを取り入れランクルらしさを追求するとともに、新世代のランクルとしてオフロード・オンロードを問わず操縦のしやすさと快適性を向上、かつクラストップレベルの先進安全性能も目指した。

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