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  • 【SUPER GT】 最終戦もてぎ:No.23 MOTUL AUTECH GT-Rがポール獲得

    【SUPER GT】 最終戦もてぎ:No.23 MOTUL AUTECH GT-Rがポール獲得

    SUPER GTの2017年最終戦となる第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」の予選が11日にツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、GT300クラスはNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGがポールポジションを獲得した。

    ここまで7戦にわたって激戦が繰り広げられてきた2017年シーズンのSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えた。

    今季のSUPER GTは、新たな規定にあわせてモデルチェンジし、GT500クラスの3車種全15台すべてが新型車になった。シーズン序盤はNSX-GT、日産GT-Rが苦しみ、レクサスLC500の開幕4連勝を許した。だが、中盤戦を迎えて第5戦富士、第6戦鈴鹿とNSX-GTが連勝し、GT-Rも23号車が連続2位と巻き返してきた。そしてウェイトハンディが軽減となった第7戦タイは再びLC500がワン・ツーでフィニッシュとなるものの、その背後には日産GT-RやNSX-GTが迫っていた。

    最終戦もてぎでは、GT500の全車がノーハンディで戦う。つまり、この1年熟成してきた各マシンの実力そのままに走ることができる。

    タイトル獲得の可能性が残っているのは5台。ドライバーズランキングトップに立っているのはNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)。彼らは優勝か2位を掴めば、その時点でチャンピオンとなる。6ポイント差で追うのがNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)、同じく8ポイント差でNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が続く。6号車と23号車は今季まだ未勝利。同点だった場合は、勝利数が多い方が上位となるので、2勝の37号車はその得点差以上に有利となる。さらにトップとの差が16ポイントでNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)、同18点差でNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が続く。

    予選Q1ではその中の1台、No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が0.17秒差で脱落する波乱。No.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正)がトップ通過。2番手にはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)とGT-R勢が上位でQ2に進んだ。

    ポールポジションを獲得したのはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)。コースレコードを更新し、2番手のNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)に0.891秒差をつける1分36秒316というスーパーラップでポールポジションを獲得した。

    GT300クラスはNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGがコースレコードを約コンマ7秒上回る1分46秒076をマークしてポールポジションを獲得。1ポイントを獲得し、2位との差を10ポイントに広げた。決勝では3位以上でフィニシュすれば、自力チャンピオンが確定する。

    SUPER GT 2017年 最終戦 もてぎ 予選結果:GT500

    順位 No. 車名 ドライバー タイヤ  
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI 1:36.316
    2 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也
    アンドレア・カルダレッリ
    BS 1.37.207
    3 37 KeePer TOM’S LC500 平川亮
    ニック・キャシディ
    BS 1:37.366
    4 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山哲
    千代勝正
    MI 1:37.530
    5 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木大樹
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    YH 1:37.580
    6 100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴
    伊沢拓也
    BS 1:37.713
    7 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴
    ジェームス・ロシター
    BS 1:37.916
    8 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大
    小暮 卓史
    BS 1:37.927
    9 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路
    石浦宏明
    BS 1:37.858
    10 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信
    ヤン・マーデンボロー
    BS 1:37.980
    11 1 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
    平手晃平
    BS 1:38.062
    12 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀
    小林崇志
    BS 1:38.164
    13 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀
    中嶋大祐
    YH 1:38.706
    14 64 Epson NSX-GT ベルトラン・バゲット
    松浦孝亮
    DL 1:38.735
    15 19 WedsSport ADVAN LC500 関口雄飛
    国本雄資
    YH 1:39.066
  • 【SUPER GT】 坂東代表とベルガー代表が共同記者会見

    【SUPER GT】 坂東代表とベルガー代表が共同記者会見

    11月11日(土)、AUTOBACS SUPER GT最終戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」が行われているツインリンクもてぎで、SUPER GTを運営するGTアソシエイションの坂東正明代表と、DTM(ドイツツーリングカー選手権)を運営するITRのゲルハルト・ベルガーチェアマンの共同記者会見が開かれた。

    この会見の直前には、DTM車両3台とSUPER GTのGT500クラス車両3台、計6台が揃ってファンの前でデモ走行を行った。

    この6台は参戦のレース、メーカーは違うがDTMとGT500クラスの国際共通車両規格である「Class One(クラスワン)」に基づいてつくられた車両で、この6台が揃って走るのは世界初の快挙だった。

    ゲルハルト・ベルガーは「日本にはF1のHondaドライバー時代にたくさん良い思い出があり、再び来日できて大変嬉しく思います。F1時代のエンジニアに3年ぶりにも会えました」とコメント。

    「今回の来日は大事な役目があります。私はDTMの責任者として、ヨーロッパのDTMと日本のSUPER GTと規則、車両、レースの面での協力関係を話し合っています。この両者の取り組みをもっと密接にして行きたいと思っています。(私が就任した)半年の間はこれまでの実績の確認を行い、今日はこれからの協力関係にどのような可能性とチャンスがあるかを確認しています」と、今回のGTAとの直接対話が重要であること述べた。

    続いて、双方の最終戦でデモランが実現したことに関してもゲルハルト・ベルガーは「先月、DTMデモラン最終戦ホッケンハイムで、ヨーロッパのファンの前でGT500マシン2台を紹介することができましたが、これが非常に大きな成果を上げました。そして、今日、SUPER GT最終戦ではDTM車両とドライバーを日本のファンにお見せすることが出来ました」と語った。

    また、今後のの両シリーズに関しては「今、坂東代表と試みているのは、単に親友関係を深めるだけではなく、(両レース)共通の規則を作り上げることです。日独のマニファクチャラー(自動車メーカー)が統一の規則で競技車両を造れば、どちらのレースにも参戦でき、それぞれのクルマのブランド価値を上げることができ、さらにはコストの低減にも繋がります。そしてファンの皆さんに素晴らしいレースを見せることができます。現在のDTM車両ではV8自然吸気のエンジンを搭載していますが、SUPER GTと同じ直列2リッターのターボをDTMで使用することになります。私たちDTMとSUPER GTは互いのファンにもっと大きな満足を提供するために、最終目標として交流戦を実現したいと思っています」と更なるコラボレーションに共に歩んでいくことを約束した。

    坂東GTA代表は「DTM最終戦ホッケンハイムでは、ヨーロッパのファンにGT-RとLC500というGT500マシンをお見せできました。そして、このSUPER GT最終戦もてぎではDTMの3台を日本のファンにお見せできました。ホッケンハイムでGT-RとLC500、そしてDTMの3台がコースに並んだときは胸が熱くなりました。今日は6台が揃い、また胸が熱くなりました。ベルガーチェアマン、そして各マニファクチャラーの皆さんの協力に感謝します。こうやって参戦マシンが揃ってファンの前で走ったことは、交流戦に向けて大きな前進になりました。またヨーロッパ、DTMとSUPER GT、日本との距離が縮まったと感じました」と今日の6台によるデモランへの思いを語った。

    会見の最後にはサプライズとして、訪日招待のお礼としてゲルハルト・ベルガーが坂東代表にプレゼントを手渡した。それはホッケンハイムのデモ走行で撮影した5台と2人の代表、両国国旗が収まった記念差写真の額装だった。

  • 【SUPER GT】 DTMマシン3台がツインリンクもでぎで来日初走行

    【SUPER GT】 DTMマシン3台がツインリンクもでぎで来日初走行

    2017年 SUPER GT最終戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」の開催前日となる11月10日昼、最終戦でデモ走行を行うDTMマシン3台がツインリンクもてぎで練習走行を行った。

    この日の午前中は最終戦で行われるサポートレースの練習走行が行われ、その後11時45分から30分間に渡りDTM車両の練習走行が行われた。

    昨日からもてぎのパドックにはDTMマシンのために特設テントが用意され、No.77 Audi Sport Team Phoenix(走行ドライバーはロイック・デュバル)、No.31 BMW Team RBM(アウグスト・ファルフス)、No.63 Mercedes-AMG DTM Team HWA(マロ・エンゲルス)が収まっていた。

    そして走行時間となると、3台のマシンはピット前に登場。多くのGT関係者が見守る中、コースインして日本での初走行となった。3台は積極的に初コースであるもてぎを周回。それぞれ何度かピットインして、セットアップを詰めていった

    。調整作業のためピット前でDTMマシンのカウルが開けられると、GTチームのエンジニアやメカニックたちが近づいて興味深げに覗き込んでいた。そして、3台は終了時間の12時15分いっぱいまで順調に走行を行った。

    予選日(11月11日)は10時30分から、決勝日(12日)には11時5分からデモ走行を行う予定となっている。

    11日(土)には元F1ドライバーで現在はDTMを運営するITRのチェアマンを務めるゲルハルト・ベルガーがトークショーを行うことが決定。会場はサーキット内にあるホンダコレクションホールで、時間は午後3時45分から30分ほどの予定。

    また、デモ走行ではSUPER GTのGT500車両であるNo.1 DENSO KOBELCO SARD LC500、No.8 ARTA NSX-GT、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rも一緒に走行を実施する。

    DTM

  • 【SUPER GT】 最終戦もてぎでゲルハルト・ベルガーがトークショー

    【SUPER GT】 最終戦もてぎでゲルハルト・ベルガーがトークショー

    2017年のSUPER GT GT最終戦が開催されるツインリンクもてぎ(栃木県)で、11月11日(土)に元F1ドライバーで現在はDTMを運営するITRのチェアマンを務めるゲルハルト・ベルガーがトークショーを行うことが決定した。会場はサーキット内にあるホンダコレクションホールで、時間は午後3時45分から30分ほどの予定。

    トークではホンダ F1時代の話や、DTM(ドイツツーリングカー選手権)とSUPER GTの未来、モータースポーツの魅力などが大いに語られる。

    ゲルハルト・ベルガーは、1984年からF1に参戦。1990年にマクラーレン・ホンダに移籍し、1992年までアイルトン・セナと共に活躍。アグレッシブな走りと陽気で人見知りしない性格から、多くのファンに愛されたドライバーだった。その後はフェラーリにも所属し、1997年をもってF1から引退した。

    引退後は会社経営やF1チームのオーナーなどを経て、2011年からFIAの要職を努めて、今各国で盛んなFIA-F4選手権の基礎を作った。今年3月からはITRのチェアマンとなり、DTMの舵取りを任されている。

    この日のツインリンクもてぎは、SUPER GT最終戦を開催しており、その中でDTM車両デモ走行が行われるという記念すべき日。ゲルハルト・ベルガーはDTMの代表として、デモ走行とSUPER GTのレース視察のためもてぎを訪問する。

    このデモ走行ではSUPER GTのGT500車両も一緒に走行を実施するが、その車両がNo.1 DENSO KOBELCO SARD LC500、No.8 ARTA NSX-GT、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rの3台だという事も明らかにされた。

    ゲルハルト・ベルガー チェアマン トークショー
    ■開催日時
    11月11日(土) 15:45〜16:15(予定)

    ■開催場所
    ホンダコレクションホール(ツインリンクもてぎ内)

    関連:【SUPER GT】 最終戦もてぎでDTM車両によるデモ走行が決定

  • 【SUPER GT】 NAKAJIMA RACING、最終戦に特別カラーリングで参戦

    【SUPER GT】 NAKAJIMA RACING、最終戦に特別カラーリングで参戦

    NAKAJIMA RACINGは、ツインリンクもてぎで開催されるSUPER GT 最終戦でメインスポンサーのエプソンのアナログウオッチの世界観を表現した特別カラーリングで参戦する。

    エプソンは、メインスポンサーを務める「NAKAJIMA RACING」のレーシングカーに、エプソンのアナログウオッチ新ブランド「TRUME」(トゥルーム)の世界観を表現したカラーリングデザインを施し、2017年11月11日(土)・12日(日)にツインリンクもてぎで開催される2017年SUPER GT最終戦限定で走行する。

    エプソンは、最先端技術を包み込んだ上質なアナログウオッチ「TRUME」を2017年9月より発売している。ウオッチとモータースポーツには「先端技術」「機能美」といった高い親和性があるため、その発売を記念して「TRUME」カラーリングをデザインした。

    そして、レーシングカへのカラーリングは、エコソルベントインクを搭載したエプソンの高画質大判インクジェットプリンター「SC-S80650」で印刷されたインクジェット出力シートを使って施されている。

    なお、2017年SUPER GT最終戦 もてぎ会場のピットウオーク時にEpson Modulo NSX-GT「TRUME」カラーリングデザインのオリジナルステッカーをプレゼントする。

  • 【WTCC】 ホンダ:第8戦 日本 決勝レポート

    【WTCC】 ホンダ:第8戦 日本 決勝レポート

    世界ツーリングカー選手権(WTCC)の第8戦は、ホンダにとってホームレースとなる日本・ツインリンクもてぎで行われた。台風等の影響により、前戦が行われた中国からの輸送が遅れ、レーススケジュールは大幅に変更。10月29日(日)に予選と決勝レースが行われた。

    雨の中、午前9時40分から行われた予選では、Q1、Q2ともにHonda Civic WTCCの3台は好調にタイムを伸ばして上位を占める。

    新しいシャシーとエンジンを投入した道上龍(Honda Racing Team J.A.S.)も、厳しいウエットコンディションの中で上位に名を連ね、Q2を3位で終了。自身初となるQ3進出を果たした。Castrol Honda World Touring Car Teamは、ノルベルト・ミケリスが2位、ティアゴ・モンテイロに代わってドライブするエステバン・グエリエリは4位となり、今季初めて、Q3に3台のCivic WTCCが進出を果たした。上位5台が1台ずつのタイムアタックを行うQ3では、ミケリスが圧倒的な速さを見せてトップタイムをマーク。グエリエリは4位、道上龍が5位で予選を終える。

    リバースグリッドで行われるオープニングレースは、グエリエリが6番手、ミケリスが8番手からスタートした。道上龍は中国からの車両の輸送が間に合わず、エンジン交換を行うこととなりグリッドダウンを強いられた影響で、16番手からのスタート。

    時折、雨脚が強くなるコンディションでのレースは、激しいポジション争いが展開される白熱したレースとなった。好スタートを切った道上龍は、1周目に大きくポジションを上げ、10番手に浮上。グエリエリも好スタートで4番手、ミケリスも7番手と、ポジションをアップする。しかし3周目、3コーナーで後続にプッシュされた道上龍がスピン。同じ周にミケリスも後続と接触してスピンを喫し、ポジションを落とす。そのあと、このアクシデントの原因となった2台にはドライブスルー・ペナルティーが科された。激しいポジション争いはレース終盤まで続き、グエリエリは9周目に3番手に浮上。道上龍も入賞圏内を争うバトルを展開し、10番手に再浮上を果たす。スピンにより11番手までポジションをダウンしたミケリスも、終盤には7番手までばん回。3台のCivic WTCCが揃って入賞を果たした。

    雨が激しさを増したメインレースは、セーフティカーの先導によってスタートが切られた。ミケリスはポールポジション、グエリエリは2列目4番手、道上龍は3列目5番手と、絶好のポジションからのスタート。

    2周にわたりセーフティカーが先導したのち、レースがスタート。6番手争いを演じた道上龍は、4周目のV字コーナーでコースアウト。グラベルにはまりレース復帰ができず、リタイアとなった。トップを守ったミケリスは後続との差を広げ、グエリエリも4番手を守ってさらに上位を狙った。

    しかし雨はさらに激しくなり、7周目にセーフティカーが再び導入される。コンディションは回復せず、10周目に入った時点で赤旗が提示され、レース終了となった。ミケリスは今シーズン3勝目、ホンダは昨年に続いて、ホームレースを優勝で飾ることができた。

    第9戦マカオは、11月18(土)~19日(日)に、マカオの市街地コースで開催されます。

    ノルベルト・ミケリス (7位/1位)
    「今年3度目の優勝は非常にうれしく、チームに感謝したいと思います。今週末の準備のたいへんさを考えると、メインレースに勝つことは大きな成果です。Civic WTCCは、間違いなくこのコンディションで最高のマシンでしたし、これでタイトル争いに自信を持って挑むことができます」

    エステバン・グエリエリ (3位/4位)
    「Hondaでのデビューが実現し、オープニングレースでの厳しい戦いのあとに表彰台を獲得できたことにとても満足しています。今週末の自分とマシンのパフォーマンスにはとても満足していますし、Hondaがもう一度私を必要としてくれるなら、ぜひもっと一緒にやりたいですね」

    道上龍 (10位/リタイア)
    「マシンが届かずにエンジン交換をせざるを得なくなり、ペナルティーを受けるなど、いろいろ不安な始まりでしたが、新しいクルマは土曜日の練習からとても状態がよく、自分自身でもトップ5に入れるくらいの安定感がありました。そういう意味で、レースに不安要素はなかったですね。もてぎということもありますし、80kgのウエイトが雨に効いていたのかもしれません。重かったことも、雨のよさにつながったのかなという気もします。オープニングレースでは、あまり自信のなかったスタートがとてもうまく決まりました。そのあとも追い抜くことができて、バトルも激しく、これまでにないレースができたと思います。メインレースではV字コーナーでブレーキを踏んだ瞬間にロックしてしまい、ペダルから足を離してもパッドがくっついたままで、そのままストップしてしまいました。ウォームアップの時点では問題なく、トラブルの兆候もありませんでした。詳細はこのあと、チームに調べてもらいますが、パッドとローターを交換したことがなんらかの原因なのかなと思います。次戦のマカオは以前、F3で走ったことはありますが、ツーリングカーで走るのは初めてなので、どういうレースができるか楽しみです。市街地コースはここまで比較的うまくいっているので、久々のマカオを楽しめたらなと思います。今の自分のマシンは、エンジンも車体もいい状態にあるので、マカオでは上位を狙いたいと思います」

    古川隆一 (Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー)
    2017 世界ツーリングカー選手権 第8戦 日本 古川隆一プロジェクトリーダー 決勝後インタビュー「今回、輸送のトラブルにより非常にタイトなスケジュールの中、3台のマシンを準備し、間に合わせてくれたチームのスタッフにたいへん感謝しています。予定通り3台とも新しいシャシーで、エンジンもアップグレードし、パワーアップしたものでHondaのホームレースに臨むことができました。それらの効果は、80kgというウエイトにもかかわらず、速さを見せられたことで確認できたと思います。特に、予選で3台がベスト5に入り、ミケリス選手がメインレースで勝利できたことは、うれしい結果です。今回初めてCivic WTCCに乗り表彰台を獲得したグエリエリ選手や、これまでにないパフォーマンスを見せてくれた道上選手らの活躍もよかったと思います。しかし、目標である表彰台独占には届きませんでした。タイトル争いがし烈となり、あと2戦も激しい戦いになると思いますので、さらにマシンの速さに磨きをかけるべく、開発を続けていくつもりです。タイトル獲得に向けて、一層がんばりますので、応援よろしくお願いします」

  • 【WTCC】ホンダ:第8戦 日本 プレビュー

    【WTCC】ホンダ:第8戦 日本 プレビュー

    FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)の第8戦日本ラウンドが、ホンダのホームコースである栃木県のツインリンクもてぎで行われる。ホンダは、今大会でドライバー、マニュファクチャラーの両ランキングでトップへ浮上することを目指して戦う。

    ドライバーランキング2位のティアゴ・モンテイロ(Castrol Honda World Touring Car Team)が残念ながら欠場となり、首位と2ポイント差でランキング3位につける、チームメートのノルベルト・ミケリスにタイトルへの期待がかかる。

    ノルベルト・ミケリスは日本ラウンドと相性がよく、WTCCでの自身初表彰台は、2010年の岡山国際サーキット、さらには2013年の鈴鹿サーキットでも勝利を挙げている。そして、昨年のツインリンクもてぎでは、オープニングレースでワークスドライバーとしての初優勝。ホンダの表彰台独占に一役買った。

    過去4年間、日本ラウンドで表彰台を逃したことはなく、今大会でランキング首位の座を奪うためにも、大量のポイント獲得を目指す。

    ティアゴ・モンテイロの代役を務めるのが、エステバン・グエリエリ。もてぎでのレースは自身初となる。32歳のアルゼンチン人ドライバーで、今季からWTCCへフル参戦を開始し、すでに2勝。インディペンデントチームのドライバーに送られるWTCCトロフィーのランキングでは、7ポイント差の首位につけている。

    母国ラウンドに臨む道上龍(Honda Racing Team J.A.S.)は、今大会唯一の日本人ドライバーとなる。昨年のもてぎへスポット参戦し、WTCCデビューを果たした道上は龍、この1年間でFF駆動のレーシングマシンであるCivic WTCCの習熟が進んでおり、前戦中国ラウンドでは自己ベストリザルトの9位入賞。今大会はさらなる好結果を目指す。

    今大会では、Civic WTCCは80㎏のハンディウエイトを背負い、選手権での最多重量を負うことになる。

    ノルベルト・ミケリス
    「これほどポイントリーダーに迫った状況というのは初めてで、こんなにエキサイティングな中でシーズン終盤を迎えるのは、素晴らしい気分です。日本では、優勝、表彰台、ポールポジションと常にいい結果を残してきたので、また戻ってこられてうれしいです。もてぎはHondaのホームサーキットですし、昨年はワークスドライバーとして初めて優勝することができましたから、いい思い出となっていますが、今大会では大量のポイントを獲得して、選手権で首位に立つことが目標です。ティアゴが復帰できなかったのは本当に残念ですが、彼のため、チームのために全力を尽くします」

    エステバン・グエリエリ
    「ティアゴが今大会に参戦できないと聞いて、とても残念に思いました。ただ、私にとってはもてぎでHondaの一員に加わり、さらにはWTCCで初めてワークスマシンを駆る機会を得られて、本当にわくわくしています。Hondaへの移籍を可能にしてくださったすべての方に感謝しています。もてぎを走るのも、Civic WTCCをドライブするのも初めてなので、学ばなければならないことが多いことは分かっています。それでも、Hondaのマニュファクチャラータイトルと、ノルビー(ミケリス)のチャンピオン獲得に貢献できる自信はあります」

    道上龍

    「ここ数戦はとてもいい流れできていて、アルゼンチンでは予選ベストグリッド、中国ではレースで自己ベストリザルトを獲得できました。ドライビングと、チームとの取り組み方の双方で進歩していると感じています。この流れで、ホームであり、昨年WTCCデビューを果たしたもてぎへ戻ってくることができました。私は、キャリアの多くを日本のレースで戦っており、日本のファンの情熱的な応援が大好きです。チーム一丸となって挑み、Hondaファンが誇りに思ってくれるような戦いができればと思います。目標は、自己ベストリザルトの更新と、Hondaのマニュファクチャラーランキングでのリードを広げることです」

  • 【SUPER GT】 最終戦もてぎでDTM車両によるデモ走行が決定

    【SUPER GT】 最終戦もてぎでDTM車両によるデモ走行が決定

    11月11日・12日にツインリンクもてぎで開催されるSUPER GTの最終戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」にドイツからドイツツーリングカー選手権(DTM)の車両3台が来日し、デモ走行を実施することとなった。デモ走行は11日(土/公式予選日)、12日(日/決勝日)の両日にそれぞれ行われる予定となっている。

    これに先立つ10月14日・15日には、DTM最終戦ホッケンハイムでSUPER GTのGT500車両2台がDTM車両と共にデモ走行を行い、ドイツと日本はじめ世界でも大いに話題となった。

    SUPER GTのGT500クラス車両とDTM車両は、共通の技術規則「Class One(クラス1)」に基づいて製作されており(現在エンジンの仕様は異なる)、このコラボレーションが実現することになった。

    最終戦もてぎに登場するDTM車両は、アウディRS5 DTM、BMW M4 DTM、メルセデスAMG C 63 DTMの3台。ドライバーはアウディがロイック・デュバル、BMWはアウグスト・ファルフス、メルセデスはマロ・エンゲルが担当。ロイック・デュバルは2010年にSUPER GTのGT500クラスでHonda HSV-010GTを駆り、小暮卓史選手とチャンピオンを獲得している。またアウグスト・ファルフスも今年の第6戦鈴鹿1000kmでNo.7 Studie BMW M6の第3ドライバーとして参戦しており、日本でもお馴染みの選手だ。

    ロイック・デュバルはDTM最終戦でGT500車両が走ったことに「SUPER GTがホッケンハイムにいるなんてすごいことだ。GT500車両はDTM車両と同じくらい魅力的で、(両シリーズの)5台の車両が揃って走るなんて素晴らしいことだね」と語り、日本でのDTMデモ走行のドライバーに選ばれたことには「SUPER GTのチャンピオンにもなった自分が、DTM車両で日本を再び走ることができて大変光栄に思う」とコメント。

    アウグスト・ファルフスは「私にとって、日本の熱狂的なモータースポーツファンの前でBMW M4 DTMをお披露目できる機会を与えられたことは大変名誉なことです。私は、今年の鈴鹿1000kmに参加しましたが、サーキットの雰囲気はとてもファンタスティックでした。DTM車両も温かく迎え入れられると確信しています」とDTM車両での走行を心待ちにしている。

    一方、初来日となるマロ・エンゲル。は「今回、初めて日本に行きます。SUPER GTについては興味津々です。もちろん、日本のファンのメルセデスAMG DTMに対する反応も大変気になります」と述べた。なお、マロ・エンゲルはモスクワ大会のレース2で初優勝を飾っており、その意味でも楽しみな存在となっている。

  • 【WTCC】 ホンダ:ティアゴ・モンテイロが日本ラウンドを欠場

    【WTCC】 ホンダ:ティアゴ・モンテイロが日本ラウンドを欠場

    FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)のタイトルを争う、ティアゴ・モンテイロ(Castrol Honda World Touring Car Team)が、医師の判断により、今週末の日本ラウンドを欠場することが決まった。

    ティアゴ・モンテイロは、バルセロナのカタルニア・サーキットで行われたテストの際、高速走行中にコースアウト。その後の回復が十分ではないとして、前戦の中国ラウンドを欠場していた。

    日本ラウンドでの復帰を目指していたが、検査の結果、医師から今大会も欠場し、母国ポルトガルで静養に努めるべきとの判断が下された。

    ホンダは、代役となるドライバーは、決定し次第、案内するとしている。

    ティアゴ・モンテイロ

    「私のキャリアの中でも最も残念な出来事の一つです。チーム全体で、チャンピオンの座をつかむべく懸命に取り組んできたので、このような形でその可能性がなくなってしまうのはとても辛いです。何よりももどかしいのは、リカバリーは本当に順調なのに、時間が足りないという事実です。しかし、こうした状況が、より強くなって復帰しようという私のモチベーションを高めてくれています。私のために毎日動いてくれるメディカルチームへ感謝しなければなりません。彼らは、なるべく早くレースへ復帰するという目標を理解してくれています。そして、温かいメッセージを送ってくださった皆さんにもお礼を申し上げます」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第15戦 日本グランプリ 決勝レポート

    フルウエットのコンディションのなかで行われたMotoGP 日本グランプリ。Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスは終始、安定した走りを見せて9位でゴール。バレンティーノ・ロッシは絶好のスタートを切ったあと8位を走行していたが、S字コーナーで転倒してそのままリタイアとなった。

    予選14番手、グリッド5列目からのスタートとなったマーベリック・ビニャーレスは、好ダッシュを見せて一気に8位へ浮上。

    タイヤが暖まるのを待つ間、3ラップ目には一旦、アレックス・リンス(スズキ)とバレンティーノ・ロッシに先行を許したが、この後退は長くは続かなかった。

    3ラップ後にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をパス。続いてバレンティーノ・ロッシが転倒したためマーベリック・ビニャーレスは再び8位へ浮上。その後もウエット路面に慣れるにつれて少しずつペースを上げ、順調に周回を重ねてゆくが、前を行くエレイシ・エルパルガロ(アプリリア)からはすでに大きく離されていた。

    レース後半に入るとロレンソが再び追い上げてきたため、残り6ラップは8位キープに目標を切り替えてバトルを展開。身体を伏せて懸命に逃げ切りを図るが、抑え切れずに9位でチェッカーを受けた。

    バレンティーノ・ロッシもグリッド12番手から好スタート。すぐさまチャージを開始し、3つポジションを上げてオープニングラップを終えた。その後も上位グループを逃すまいと懸命に食らいつき、6ラップ目にはロレンソをパス。しかし第8コーナーで転倒を喫し、再スタートすることはできなかった。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシはそれぞれ、ランキング3位と5位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハがトップから29ポイント差の3位。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPがトップから43ポイント差の2位につけている。

    ヨハン・ザルコが8位獲得! 野佐根航汰は不運な結果
    Monster Yamaha Tech3 Teamのヨハン・ザルコは、難しいコンディションのなか8位獲得と健闘。降り続く雨のなか、ポールポジションからスタートしたヨハン・ザルコは序盤、リズムをつかんでトップグループに加わりバトルを展開。その後、少しずつポジションを下げて8位でチェッカーを受けた。

    野佐根航汰は、前日のフリープラクティス第4セッションの転倒で右手を骨折した状態で果敢にも決勝に臨んだ。スタート直後にいくつか順位を上げていたが、4ラップ目に転倒してリタイアとなった。

    中須賀克行、日本人トップの12位でポイント獲得
    これまでのレース活動で経験のない最後列の8列目23番グリッドからスタートしたYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行は、 スコット・レディング(ドゥカティ)やサム・ローズ(アプリリア)らとのバトルをしながら徐々に順位を上げ、さらにレース途中でのリタイアライダーも手伝って12位でフィニッシュ。グランプリポイントを4ポイント獲得した。

    中須賀克行は今年で連続6回目の日本グランプリ参戦となるが、いずれもポイント獲得権内でゴールしており、その記録を更新することになった。また、2012年にスポット参戦したバレンシアGPでは2位、2011年にスポット参戦したバレンシアGPでは6位に入っており、出場したMotoGPクラスの全レースでポイントを獲得していることになる。

    チームはこのあと南半球へ移動。1週間後にフィリップアイランド・サーキットで行われるオーストラリアGPに出場する。

    Movistar Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス (9位)
    「午前中のセッションの状況からは、15位以内が目標でした。それを考えれば、予想よりも良い結果と言えます。決勝では序盤からプッシュ。必要なリスクをかけてベストを尽くしましたが、いずれにしても今日のこのような状況では、これが精いっぱいでした。今はもう、次のオーストラリアのことを考えています。タイトル獲得のチャンスについては最後までわからないと思いますが、少なくとも、オーストラリアではマシンもタイヤも異なり、間違いなく状況が変わります。大好きなコースなので、とても楽しみにしています」

    バレンティーノ・ロッシ (DNF)
    「非常に厳しいレースウイークが終わりました。ウエット・コンディションに手間取り力を発揮することができず、セッティングもなかなか思うように進みませんでした。決勝ではA・エスパルガロ(アプリリア)に食らいついていこうとしたのですが、残念ながら転倒という結果に終わってしまいました。シーズンも残り少なくなってきているので、このあとはとにかく良いレースができるよう尽力します。特に来週と再来週は重要で、このなかでできるだけ多くのデータをヤマハにフィードバックし、来年に向けたマシン開発に役立ててもらいたいと思っています」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「日本に到着した時点では、このような難しい展開になるとは思っていませんでした。問題解決のために懸命に努力してきましたが、最後まで答えを見つけることはできませんでした。ライダーたちは、ほとんどすべてのセッションでリア・グリップ不足に悩まされ、今日の決勝も同様の状態でしたが、マーベリックとバレンティーノは最後までベストを尽してくれました。依然、難しい課題が残されていますが、次回オーストラリアで、今後のために何らかの解決策を見つけたいと思います」

    Monster Yamaha Tech3 Team
    ヨハン・ザルコ (8位)
    「厳しいレースでした。スタートはうまくいったし、序盤のフィーリングもとてもよかったのですが、リアが少しスライドするような状態でした。それでもなんとかコントロールしながら周回を重ねていきました。一方でフロントの感触はまずまずで、ブレーキングは思い通りでした。何台かに先行され、4番手を走っていたときは、フロントにもう少し自信が持てるようになってからトップを追いかけようと考えていました。しかし想像とは逆の展開になってしまったのです。ブレーキングのフィーリングはずっとよかったにもかかわらず、タイヤを消耗してしまったのです。ストレートではスロットルを慎重にコントロールしてグリップを探しましたが、スピンが収まらず、ライバルたちに抜かれてしまいました。終盤で順位を下げたのは、これが原因です。でもあきらめず、来週のオーストラリアでまたトライしたいと思っています」

    野佐根航汰 (DNF)
    「今日は痛み止めを打ってウォームアップを走りましたが、その感触から、決勝レースに出場することを決めました。コースコンディションは午前中よりも厳しい状態で、もし怪我がなければ走りきれていたかもしれませんが、転倒リタイアとなり、不完全燃焼で終わってしまいました。このような結果となり、Tech 3、ヤマハ、そしてファンの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、僕にとってこの3日間は夢のような時間でした。チャンスをくれたチーム・マネージャーのポンシャラルさんとヤマハに感謝します。そしてファンの皆さん、応援ありがとうございました」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネージャー)
    「総合的に見れば、Monster Yamaha Tech3 Teamにとっては順調なレースウイークになったと思います。昨日はヨハン・ザルコがポールポジションを獲得。私たちチームの面々はもちろんですが、モチュールをはじめとするチームのパートナーたちにとっても最高にうれしい出来事でした。このような難しいコンディションになってしまったので、大変なレースになることは始めからわかっていました。コース上にはすでに深い水たまりができていて、雨は一向に止む気配がありませんでしたが、そのような中でヨハンは絶好のスタートを切り、終盤までトップ3にくらいついて行きました。残り5ラップくらいまでは楽に後続を抑えていたのですが、最後の最後でリアタイヤのグリップが落ちてペースが上がらなくなりました。最後は残念な展開になりましたが、8位獲得によって貴重なポイントを手にすることができました。総合的には良いウイークになったと評価しており、支えてくれたヤマハに感謝します。一方の野佐根航汰は、ウイーク初日の金曜日に素晴らしい走りを見せてくれたので、決勝はトップ10入りを期待することとなりました。しかし残念ながらフリープラクティス第4セッションの序盤で転倒し、右手を骨折してしまいました。そのような状態にもかかわらず彼は決してあきらめず、ひと晩のうちに何とか治そうと懸命に治療に励みました。そして今日の午前中のウォームアップ・セッションでは好調でしたし、本人もホーム・グランプリを走りたい気持ちが強かったので出場を決定したのですが、おそらく少し無理があったのでしょう。判断は間違っていなかったと思いますが、怪我の状態が決して良くないことはわかっていましたし、特にハードブレーキングが多いこのコースでは、非常に難しいチャレンジになったことは否めません。その意味で航汰には、とても感謝しています。彼は将来きっと、素晴らしいMotoGPライダーになるでしょう。私たちにとっては、彼をチームに迎えたことは喜ばしい経験でした。次のチャンスでは彼のフル・ポテンシャルを発揮させてあげたいと思います。チームのみんなに感謝し、これから荷物をまとめてオーストラリアへ向かいます。雨が降らないことを望んでいます」

    AMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
    中須賀克行 (12位)
    「今大会は本当に苦しかったです。朝のウォームアップ走行で、ようやく自分の走りやすいマシンセットを見つけることができ、さらにファクトリーチームのデータも参考にさせてもらってマシン全体のフィーリングが良くなりました。最後列からのスタートはこれまでのレース活動で経験がないけれど、シグナルが遠くて見づらかったですね。スタート時も、第1コーナーでのライン取りで巻き込まれるのを避けるために、少し引いて様子を見ました。苦しいレースウイークでしたが、ライバルとしっかりとレースすることができましたし、最終的に12位に入ってポイントを獲得。しかも開発ライダーとしては、いいデータも残せたので、昨日までのフラストレーションは解消されました」

    鷲見崇宏 監督
    「朝からマシンセッティングをいろいろと変えて、ウエットではありましたがコンディションが一定だったのが幸いして、うまく改善することができました。最後列スタートという厳しい状況でしたが、なんとか勝負のできるマシンを中須賀手に渡すことができました。一方で、マシンを開発するという立場では、レースウイークの3日間ともウエットコンディションというのはほとんど記憶にないのですが、そうした環境下でリアルなデータを得ることができたので貴重な3日間となりました。ファクトリーチームそして中須賀選手の走行データとフィーリングを元に、さらなるマシン開発を進めます」

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