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  • スーパーフォーミュラ | 第5戦もてぎ 結果:平川亮が初優勝!

    スーパーフォーミュラ | 第5戦もてぎ 結果:平川亮が初優勝!

    2019年のスーパーフォーミュラ 第5戦の決勝レースが8月18日(日)にツインリンクもてぎで行われ、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUN)が初優勝を果たした。

    気温37℃、路面温度49℃と高温のコンディションでレースはスタート。複数のマシンがエンジンストールし、2度のフォーメーションラップが行われるなど、スタート前から波乱の展開。

    優勝は2番グリッドからスタートした平川亮。スーパーフォーミュラ初優勝を果たした。2位には小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、3位にはニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が続いた。

    Pos. No. ドライバー チーム エンジン
    1 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL トヨタ
    2 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG トヨタ
    3 37 ニック・キャシディ VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ
    4 64 アレックス・パロウ TCS NAKAJIMA RACING ホンダ
    5 5 福住仁嶺 DOCOMO TEAM DANDELION RACING ホンダ
    6 38 石浦宏明 JMS P.MU/CERUMO・INGING トヨタ
    7 50 ルーカス・アウアー B-Max Racing with motopark ホンダ
    8 16 野尻智紀 TEAM MUGEN ホンダ
    9 1 山本尚貴 DOCOMO TEAM DANDELION RACING ホンダ
    10 4 国本雄資 KONDO RACING トヨタ
    11 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ
    12 7 アルテム・マルケロフ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ
    13 3 山下健太 KONDO RACING トヨタ
    14 15 パトシリオ・オワード TEAM MUGEN ホンダ
    15 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL トヨタ
    16 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ
    17 39 坪井翔 JMS P.MU/CERUMO・INGING トヨタ
    18 17 塚越広大 REAL RACING ホンダ
    19 51 ハリソン・ニューウェイ B-Max Racing with motopark ホンダ
    20 65 牧野任祐 TCS NAKAJIMA RACING ホンダ
  • レッドブルのヘルムート・マルコ、スーパーフォーミュラ第5戦を視察

    レッドブルのヘルムート・マルコ、スーパーフォーミュラ第5戦を視察

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが来日し、スーパーフォーミュラの第5戦が開催されている栃木県のツインリンクもてぎを訪れている。

    スーパーフォーミュラには、レッドブルの育成ドライバーであるパトリシオ・オワードがTEAM MUGEN、ルーカス・アウアーがB-Max Racing with motoparkから参戦している。

    また、昨年のチャンピオンであり、スーパーライセンスの取得条件を満たしている山本尚貴は、今年のF1日本GPのフリー走行への出走が予想されており、レッドブルのシミュレーターで走行を行い、F1ドイツGPではトロロッソに帯同している。

    まだ山本尚貴の出走は何も決定していないが、夏休み中に議論が進展する可能性もある。

    8月17日(土)に行われた予選では、ルーカス・アウアーが4番手、山本尚貴が8番手、パトシリオ・オワードが18番手で終えている。

    関連:スーパーフォーミュラ | 第5戦 予選:アレックス・パロウがPP獲得

  • 全日本F3、2020年から「スーパーフォーミュラ・ライツ」に名称変更

    全日本F3、2020年から「スーパーフォーミュラ・ライツ」に名称変更

    全日本F3選手権が、2020年から「スーパーフォーミュラ・ライツ」に名称変更が発表させた。

    8月17日(土)、フリー走行後の午前11時30分より、メディア向けに恒例のサタデーミーティングが行われた。今回は、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)より2020年の日本レース選手権規定の制定として公示された内容についての報告がなされた。

    冒頭、日本レースプロモーション代表取締役社長の倉下明が「来シーズンからスーパーフォーミュラの名前を同じように使っていただける新しいカテゴリーが誕生しますことをとても喜んでおります」と挨拶。

    これを受け、日本フォーミュラスリー協会会長である水野雅男は「FIAのほうでF1からF4まで三角ピラミッド作ってやりはじめていることはご存知かと思いますが、その中で今まで40年間担ってきたF3が二段階に分かれました。『インターナショナルF3』と『F3リージョナル』のふたつになりましたが、F3協会としては、今までのF3とリージョナルを含めて、どうやっていくのがいいのか充分検討した結果、トップドライバーになるための育成の登竜門であるF3を今までのマシンにHALO(ヘイロー)を着けて安全性を向上した形で、リージョナルではなくその上の”今までのF3”を(開催するために)スーパーフォーミュラさんの名前をお借りして”ライツ”という名前を付けて継続していきたいと考え、JAFに申請して認可いただきました」と現状についての説明があった。

    これにより、1979年に始まり今年で41年目のシーズンを迎えた「全日本F3選手権」は、2020年より「全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(略称)SFL」として新たに発足することが明らかとなった。

    また、水野氏は「今日開催しているスーパーフォーミュラを見ても分かるように、F3卒業生が大活躍しているのはご存知のとおりです。これからもきちんとした形でSFライツとして(その役割を)担っていきたい」とした。

    また、倉下氏は昨今のスーパーフォーミュラに触れ、「今、スーパーフォーミュラが世界から注目されるレースになっており、ドライバーズレースとして熾烈な競争をしています。またドライバーの育成としてとてもいいカテゴリーに成長しつつある。スーパーフォーミュラとスーパーフォーミュラ・ライツのふたつのカテゴリーをパッケージとして、今後ひとつのマーケットとしての価値が向上していくことがチームにとっても期待されていると思っています。今後ますます一緒に力を携えて大会を盛り上げていけたらと思っています」と歓迎した。

    なお、日本フォーミュラスリー協会の田口朋典事務局長からは、2020年からの全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に使用するワンメイク車両やシリーズの規定等についての詳細が説明された。

    スーパーフォーミュラ・ライツ 車両

  • スーパーフォーミュラ | 第5戦 予選:アレックス・パロウがPP獲得

    スーパーフォーミュラ | 第5戦 予選:アレックス・パロウがPP獲得

    2019年のスーパーフォーミュラ 第5戦が8月17日(土)にツインリンクもてぎで行われ、アレックス・パロウ(NAKAJIMA RACING)が第4戦富士に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。

    20台のマシンがミディアムタイヤを履いて争う20分間のQ1では平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUN)がトップタイムで通過。山下健太(KONDO RACING)、牧野任佑(NAKAJIMA RACING)、中嶋一貴(VANTELIN TEMA TOM’S)といったドライバーが敗退した。

    8台に絞り込まれるQ2では福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップ通過。小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が2番手に続く。関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が敗退する。

    ポールポジションを賭けた8分間のQ3。アレックス・パロウが昨年のコースレコード(1分31秒591)を更新する1分31秒422を記録して2度目のポールポジションを獲得。2番手には0.199秒差で平川亮、3番手には福住仁嶺(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が続いた。

    Pos. No. ドライバー チーム エンジン タイム
    1 64 アレックス・パロウ TCS NAKAJIMA RACING ホンダ 1分31秒442
    2 20 平川亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL トヨタ 1分31秒641
    3 5 福住仁嶺 DOCOMO TEAM DANDELION RACING ホンダ 1分31秒764
    4 50 ルーカス・アウアー B-Max Racing with motopark ホンダ 1分31秒804
    5 38 石浦宏明 JMS P.MU/CERUMO・INGING トヨタ 1分31秒931
    6 16 野尻智紀 TEAM MUGEN ホンダ 1分31秒942
    7 18 小林可夢偉 carrozzeria Team KCMG トヨタ 1分32秒040
    8 1 山本尚貴 DOCOMO TEAM DANDELION RACING ホンダ 1分32秒049
    9 19 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL トヨタ 1分32秒399
    10 39 坪井翔 JMS P.MU/CERUMO・INGING トヨタ 1分32秒793
    11 51 ハリソン・ニューウェイ B-Max Racing with motopark ホンダ 1分32秒824
    12 37 ニック・キャシディ VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ 1分32秒856
    13 3 山下健太 KONDO RACING トヨタ 1分33秒807
    14 65 牧野任祐 TCS NAKAJIMA RACING ホンダ 1分33秒920
    15 4 国本雄資 KONDO RACING トヨタ 1分34秒003
    16 36 中嶋一貴 VANTELIN TEAM TOM’S トヨタ 1分34秒036
    17 8 大嶋和也 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ 1分34秒086
    18 15 パトシリオ・オワード TEAM MUGEN ホンダ 1分34秒361
    19 7 アルテム・マルケロフ UOMO SUNOCO TEAM LEMANS トヨタ 1分34秒386
    20 17 塚越広大 REAL RACING ホンダ 1分34秒765

  • スーパーフォーミュラ 第4戦 結果 | アレックス・パロウが初優勝

    スーパーフォーミュラ 第4戦 結果 | アレックス・パロウが初優勝

    スーパーフォーミュラ 第4戦が7月14日(日)に富士スピードウェイで行われ、小雨がそぼ降るコンディションの中、今大会が4戦目となるルーキーのアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)がポールポジションからスタートし、独走劇を見せて優勝。予選2番手の坪井翔(JMS P.MU/cerumo・INGING)が、終盤後方から迫ったニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)の追撃を凌ぎ切って初表彰台となる2位。3位には予選5番手からスタートしたキャシディが入賞した。

    小雨の朝を迎えた静岡県富士スピードウェイ。午前8時40分からのフリー走行は完全なウェットコンディションのもとで行われた。

    その後、富士の天候は回復方向に。お昼頃には完全に雨が止み、サポートレースのTCRジャパンが行われている頃には、少しずつ路面も乾き始めた。そのため、決勝前に8分間で行われたスーパーフォーミュラのウォームアップ走行では、スリックタイヤを装着するドライバーも。しかし、グリッドへの試走が近づくと、再び灰色の空から小糠雨が降り始め、路面は完全なウェットコンディションに戻ってしまった。中には、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)のように、スリックタイヤでダミーグリッドについたドライバーもいたが、最終的には全車レインタイヤを装着してレースに臨むこととなった。また、コンディションが悪化したこともあり、レースはセーフティーカースタートによって行われることが決定している。

    午後1時45分、気温22℃、路面温度23℃というコンディションのもと、レースはスタート。2周に渡って隊列走行が行われる。そして、3周を終了したところでセーフティーカーがピットロードへ。ここから実質的にレースがスタートした。

    ここで一気に2番手とのギャップを広げたのは、PPスタートのパロウ。坪井、関口がそれに続く。その後方では4番手争いが激化。ヘアピンでキャシディが野尻智紀(TEAM MUGEN)に並びかける。ここでは野尻がポジションを守ったが、続くダンロップコーナーのブレーキングではキャシディが野尻のインに飛び込み、ポジションを上げることに成功した。また、さらに後方では、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)とルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)が国本雄資(KONDO RACING)をオーバーテイク。小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)と山下健太(KONDO RACING)がアーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)をオーバーテイクするなど、ポジションの入れ替わりが見られた。この中から、最も勢いある走りを見せたのは、可夢偉。可夢偉は5周目のGRスープラコーナーで国本を捉えると、7周目のダンロップコーナーではブレーキングでルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)のインに飛び込み、さらにポジションをあげた。
    一方、トップ争いは、パロウが1分43秒台前半のタイムを連発して逃げの体制。今回は各ドライバーとも燃費がギリギリということでセーブする走りを強いられたが、最初からリフト&コーストの走りに徹した坪井は次第に引き離されていった。3番手の関口、4番手のキャシディも状況はほぼ同じ。パロウも途中からは燃費走行に徹し、レース中盤にはどのドライバーも一人旅状態となった。その後方では、5番手の野尻に石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が接近、さらに9番手争いの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、中嶋一貴(VANTELN TEAM TOM’S)、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、可夢偉も一つの集団となってくる。石浦は再三、野尻のテールに迫ったが、なかなか前に出ることは叶わない。一方、9番手争いに関しては、18周目に動きが出た。GRスープらコーナーの立ち上がりで、山本がバランスを崩してスピン。一貴、福住、可夢偉が先行する。可夢偉はこの時の勢いのまま、最終コーナーで福住のインに飛び込んだが、立ち上がりでハーフスピン。ここは福住がポジションを守った。さらに福住攻略を諦めない可夢偉は、合間を詰めていくものの、1コーナーでオーバーラン。なかなか前に出ることはできなかった。

    一方、山本がいなくなったことで前が開けた一貴はペースアップ。8番手を走行していた牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)に迫っていく。牧野も必死でポジションを守っていたが、一貴の後ろには福住と可夢偉も追いつき、4台による攻防となった。その中で、22周の1コーナーでは一貴がオーバーテイクシステムを使用しながら、牧野のイン側に並びかける。ここでも牧野は守っていたが、コカ・コーラコーナーで一貴が前に出ることに成功する。さらに、牧野は続く100Rでコース外に大きくオーバーラン。その間に、福住と可夢偉も牧野の前に出た。この後、福住と可夢偉は何周にも渡って接近戦を展開。だが、なかなか可夢偉は前に出ることができない。この2人がバトルしている間に、一貴は自分のペースで差を広げ、前を行く大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)に追いついていった。そして、ペースが上がらなくなっていた大嶋を32周目の1コーナーでアウトから豪快にオーバーテイク。またひとつポジションを上げている。この一貴に続きたい可夢偉は、33周目の1コーナーやヘアピンで福住に迫るも、逆転はならず。逆に、34周目の1コーナーでは、一貴にかわされてポジションを落とした大嶋に福住が迫る。しかし、福住はここでオーバーシュート。コカ・コーラコーナーでは大嶋がポジションを守った。この前の動きを見逃さなかったのが可夢偉。可夢偉は同じ周の最終コーナーで福住のインに飛び込むと、ストレートではオーバーテイクシステムを起動させ、ようやく福住の前に出ることに成功した。可夢偉はその後、37周目の最終コーナーで大嶋もパス。予選19番手からついに入賞圏内までポジションを上げてきた。

    一方、この頃、にわかに白熱し始めたのは2番手争い。35周を過ぎたところから、3番手の関口と4番手のキャシディがペースを大きくあげて、坪井とのギャップを削り取っていく。42周を終えたところで坪井と関口の差は2秒6余り、関口とキャシディの差は3秒1余りということで、終盤は三つ巴になるものと見られた。ところが、関口は43周を終えたところで給油のためにピットイン。可夢偉の後ろでコースに戻ることに。前が開けたキャシディは、ここから坪井に迫っていった。

    その後方では、5番手争いも激しくなる。野尻攻略に手こずっていた石浦に一貴が迫り、47周目のヘアピンでオーバーテイク。一貴はそのまま48周目の最終コーナーで野尻のインに飛び込む。ここからの立ち上がりは野尻の方が速く、一貴は49周目の1コーナーに向かうところでオーバーテイクシステムを起動させる。しかし、もう残り秒数がなく、一貴のシステムはダウン。逆に野尻はまだ残っていたオーバーテイクシステムでこの場を凌いだ。それでも一貴は野尻に食らいつき、同じ周の最終コーナーで前に迫るが、ここでミスを犯してオーバーラン。その隙に石浦が一貴からポジションを取り返す。しかし、一貴は52周目には再度、石浦を攻略。もう一度、野尻を追うことになった。

    この頃、坪井とキャシディの2番手争いも最接近。50周目のダンロップコーナーのブレーキングから最終コーナーにかけて激しい攻防となる。最終コーナーではキャシディが坪井のインに飛び込むが、坪井はアウトから上手く被せてポジションを死守。51周目の1コーナーでは2人ともオーバーテイクシステムを使用しながらのバトルとなるが、ここでも坪井が前を守る。結局、坪井は最後まで2番手のポジションを明け渡すことはなかった。その後方では、可夢偉が1コーナーで石浦をパス。ついに6番手まで浮上した。

    この段階で、レースの残り規定時間は2分弱。そのため、55周ではなく、95分間のタイムレースとなり、53周終了時にチェッカーが提示される。このチェッカーを最初にくぐったのは、坪井に13秒余りの差をつけて独走となったパロウ。TCS NAKAJIMA RACINGにとっては、2010年開幕戦での小暮卓史以来、9年ぶりの優勝を果たした。これに続いたのは、坪井とキャシディ。4位には、後方からのアタックを凌ぎ切った野尻が入った。以下、素晴らしい追い上げを見せた一貴、可夢偉。そして、石浦、関口までがポイントを獲得している。今回、山本がノーポイントに終わったのに対し、キャシディが6点を加算したことで、2人の差は5ポイントに縮小。初優勝を果たしたパロウがランキング3位、坪井がランキング4位に浮上した。

    優勝:No.64 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)
    「チームのみんなが本当に頑張ってくれて、この場に来ることができました。本当に今日はタフな一戦でした。レースではピットインしない戦略を採るドライバーが多くいて、僕はスタッフから”燃料をセーブするように”と何度も何度も言われました。それでもまた途中で”もっともっと(燃料を)セーブして。(後ろから)坪井選手が来ている”と言われていました。なんとか後ろを押さえなければいけない状況でしたが、後続の選手たちの差が詰まって接戦になったことによって、僕としては後ろを引き離すことができたのだと思います。今日のレースで何度か行き過ぎて大回りに走ったりしたのですが、その中でも一番ヒヤッとしたのは周回遅れのクルマを抜くときでした。当然気をつけて走ってはいたのですが、彼らの背後につくと水煙で何も見えなくなるし、ダウンフォースも抜けてしまうので、とにかくなにもかもが大変な状況でした。(トップを走っていたので)他のドライバーに比べると楽な展開ではありましたが、ブレーキングポイントを少し早めにしたりするなどしていました。参戦4戦目での初優勝になりましたが、正直なところ僕自身としては思ったよりも遅いタイミングでの勝利でした。開幕戦の鈴鹿で(チームメイトの)牧野(任祐)さんもそうですが、クルマはすごく良い状態だったのにピットでのトラブルがあって…。鈴鹿は僕らのレースだったのに勝利を逃しました。その後もルーキーミステイクみたいなこともありましたが、やっと今回すべてが揃って勝てました。この勢いをこのまま続けて勝っていきたいですね」

    2位:No.39 坪井 翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
    「優勝できなかったのは悔しいですが、まずは表彰台に上がることができました。開幕から3戦目まではとっ散らかっていいレースができませんでした。今回は予選から決勝にかけてすごくいいレースができたので、そういう意味でも内容には満足しています。アレックス(パロウ)選手が言っていたように、今回はかなり燃費を意識しないといけなかったので、(パロウに)追いつける気配はなく、逆に最後はニック(キャシディ)選手がものすごく追いついてきたので、ちょっと厳しい状態でしたが、なんとか燃料をセーブしながら走り切ることができたので、3位に落ちずに良かったと思います。とりあえずいいレースができました。燃料をセーブすることに関してはずっと意識していました。最初の2〜3周は頑張ろう(攻めよう)かなと思ったのですが、水しぶきで前が何も見えなかったので、もう抜けないなと思ってセーブしました。途中までは控えめにセーブしていたのですが、チームからは”もっともっと(セーブして)”と言われたので、『えっ!? もっと?』という感じでした。そこで結構セーブしていたのですが、後ろからニック選手が追いついて来たので、『もう限界』と言いました。最後は(チームから)”もうギリギリ足りる”と言われたので、50周目くらいから普通に走ることができました」

    3位:No.37 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    「今回はとにかく難しい状況でした。でも僕たちはしっかりといいレースができたと思います。3位という結果にはとても満足しているし、クルマのパフォーマンスのことを考えたらそれ以上の結果だと思います。今日は前のクルマに追い付くだけの力はなかったので、クルマをしっかりと分析する必要があると思っています。燃料セーブについてですが、ちょっと計算上の問題がありました。ただ、今回のレースに関して言えば、チームエンジニアそしてチームマネージャーとのコミュニケーションはこれまでの中で最高のものでした。ここまでうまく行ったのは初めてです。ほとんど毎周のように無線で話をしていたし、状況に合わせてレースを組み立てながら走っていました。ただ走りながらわかったのは、前の関口(雄飛)選手のペースが全然速かったということです。『彼はピットストップが必要なんじゃないか』と聞いたところ、”確認する”ということだったんです。そうこうする中で30周を迎える頃には、今日はフルディスタンスの55周のレースでなく時間レースになることがわかり、結果的に2周減算となり距離が短くなったので、マネージャーから”行ってもいいよ”と言われました。なのでその時点から100%の走りでプッシュすることにしたんです。それで2秒くらいずつ差を詰めていけました」

    優勝チーム監督:TCS NAKAJIMA RACING
    中嶋 悟監督

    「(2010年開幕戦以来となる勝利で、通算43勝目となったが)久しぶりにこういう場(記者会見)に来ることができてうれしく思います。今年になってドライバーのふたりが速く、これまでとは異なる緊張感の中でレースができて、4レース目でこういうプレゼントをしてくれたというのは本当にうれしいし、もう一回くらいはいい(勝ちたい)なと思います。(トップ走行中にコースをはみ出していたパロウ選手について)大事に至らずに良かったなと思っていました。ただペースが悪くなかったのでそのまま行けたら…という感じでした。うちのチームはタイムレースになったことをパロウには伝えていませんでした。伝えることで変になるといけないと思ったからです。なので最終ラップになってから『これで(レースは)終わりだよ』と伝えました。それでないとがんばって走り過ぎてしまうと危ないので…。(チームとして今回9年ぶりの勝利になったが)今日はドライバー、そして我々にとって本当に計算どおりのレースができました。スーパーフォーミュラでの優勝というものが初めてだというスタッフが多いので、チェッカーを受けたときは若いエンジニアやメカニックらが喜ぶ顔を見ていました。それが一番うれしかったですね。彼らには、これまでピット作業など今までにない緊張感もあったでしょうが、それがまず報われたと思います。これからは”この喜びをもう一度”という感じで仕事に励んでくれれば、と思います」

  • SFormula | TEAM MUGEN、パトリシオ・オワードの起用を正式発表

    SFormula | TEAM MUGEN、パトリシオ・オワードの起用を正式発表

    スーパーフォーミュラに2台体制で参戦しているTEAM MUGENは、第4戦富士大会からダニエル・ティクトゥムに代わり、今季インディーカー・シリーズに参戦中のパトリシオ・オワード選手を起用すると発表した。

    レッドブルの育成ドライバーだったダニエル・ティクトゥムは、第3戦SUGOまでわずか1ポイントとパフォーマンスを発揮できず、スーパーフォーミュラのシートを喪失するとともにレッドブルのジュニアプログラムからも外された。

    次のレッドブルの育成ドライバーを担うと考えられているパトリシオ・オワードは、1999年5月6日メキシコ生まれのドライバー。2018年のインディライツにフル参戦。17戦中9回の優勝、13戦でポディウムに上がる活躍を見せ、今季は佐藤琢磨も参戦しているインディカー・シリーズにイギリスの強豪チーム、カーリンから参戦していた。

    パトリシオ・オワード(Patricio O’Ward)
    生年月日:1999年5月6日
    出身地:Moterrey, Mexico (メキシコ、モンテレイ)
    身長:173cm
    体重:75kg
    血液型:RH+B

  • パトリシオ・オワード、ティクトゥムに代わりスーパーフォーミュラに参戦

    パトリシオ・オワード、ティクトゥムに代わりスーパーフォーミュラに参戦

    レッドブルの育成ドライバーのメンバーであるパトリシオ・オワードは、プログラムを外されたダニエル・ティクトゥムに代わってスーパーフォームミュラに参戦することを認めた。

    ダニエル・ティクトゥムは、F1スーパーライセンス取得のためのポイント獲得を目指して日本でスーパーフォーミュラに参戦したが、3戦でわずか1ポイントしか獲得できず、レッドブルの育成プログラムから外され、同時にスーパーフォーミュラのシートも失った。

    残りのシーズンは、次のレッドブルのジュニアプログラムを引っ張るパトリシオ・オワードがダニエル・ティクトゥムの後任としてスーパーフォーミュラに送り込まれる。

    オーストリアでF2にスポット参戦を果たしたパトリシオ・オワードは「これから少し日本語を学ばなければならないだろう」と RACER にコメント。

    「そして、もっと多くのF2イベントがあればいいかもしれない。もっと多くのF1トラックを知り、もう少しタイヤを知り、そこから作業を続けていきたい」

    現在、インディカーに参戦するパトリシオ・オワードは、レッドブルはインディカーを継続するために資金を費やさないことを明らかにした。日本でのシートに予算は必要としない。

    「そうだね。これはレッドブルに完全に裏付けられている。彼らはアメリカにまったく興味を持っていない。それがインディカーがとても厳しかった理由であり、このスーパーフォーミュラ参戦が起こったんだと思う。また大きな挑戦になるだろうけど、今週末ほど難しいとは思わない。より多くのプラクティスセッション、適切なクルマ、適切なタイヤ、そして私が慣れ親しんだものなので、もっと多くを得られるだろう」

  • ダニエル・ティクトゥム、スーパーフォーミュラのシートを喪失との報道

    ダニエル・ティクトゥム、スーパーフォーミュラのシートを喪失との報道

    レッドブルのジュニアドライバーのダニエル・ティクトゥムが、TEAM MUGENのスーパーフォーミュラのシートを喪失したと Autosport が報道。レッドブルのプログラムから外される可能性もあるとしている。

    2度のマカオGPウィナーであるダニエル・ティクトゥムは、今年、日本でレッドブル・カラーのTEAM MUGENでスーパーフォーミュラから参戦しているが、開幕戦鈴鹿の8位入賞による1ポイントしか獲得できていない。

    先週末のSUGOで、ダニエル・ティクトゥムは予選で最後列しか獲得できず、決勝では周回遅れの15位でフィニッシュ。一方、TEAM MUGENのチームメイトの野尻智紀は、ティクトゥムの同僚のレッドブル・ジュニアであるルーカス・アウターとのバトルでグラベルにはみ出してしまうまで表彰台を争っていた。

    対照的にB-Max with Motoparkから参戦するルーカス・アウアーは、スーパーフォーミュラで力強いルーキーシーズンを送っておr、メルセデスとのDTM参戦で4年間シングルシーターから離れていたにも関わらず、SUGOでも3位表彰台を獲得するパフォーマンスをみせている。

    報道によると、インディカーに参戦し、最近、レッドブルのジュニアプログラムに加入したパトリシオ・オワードがダニエル・ティクトゥムの後任としてTEAM MUGENに加入するという。パトリシオ・オワードは、今週末レッドブル・リンクで開催されるF2でMP Motorsportから1戦限りの参戦を果たすことが決定している。

    Autosport の取材によると、情報源はダニエル・ティクトゥムの件について否定も肯定もしておらず、レッドブルのジュニアプログラムの一環としてF1チームのシミュレーター作業の終了、さらにはプログラム自体からも外される可能性もあるとしている。

  • スーパーフォーミュラ | 第3戦SUGO 結果:山本尚貴が今季初優勝

    スーパーフォーミュラ | 第3戦SUGO 結果:山本尚貴が今季初優勝

    2019年のスーパーフォーミュラ選手権 第3戦の決勝が行われ、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を果たした。

    2位には予選5番手からスタートした小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)。3位には最後までニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)の追撃を振り切ったルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark)が入り、ルーキーとして3戦目にして初表彰台を獲得した。

    午後2時20分、雲の間から日差しが降り注ぎ、汗ばむようなコンディションの中でフォーメーションラップがスタート。この時、ソフトタイヤを装着していたのは、ポールポジションの山本、予選3番手のアウアー、7番手の牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)、8番手のアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)、11番手のハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)、15番手の関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、17番手の中嶋一貴(VANTELN TEAM TOM’S)という7台。その他のドライバーはミディアムタイヤで走り始めた。

    20台のマシンが1周の隊列走行を終えて、正規グリッドに着くと、後方ではグリーンフラッグが振られ、シグナルオールレッドからブラックアウト。全車が68周先のゴールに向けて、一斉に加速した。ここで、いい蹴り出しを見せてホールショットを奪ったのは山本。ミディアムタイヤスタートながら2番手の野尻智紀(TEAM MUGEN)がポジションを守り、アウアーもそれに続く。その後方では、5番手スタートの可夢偉と6番手スタートの福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4番手スタートの塚越広大(REAL RACING)をオーバーテイク。一つずつポジションを上げてくる。また、パロウはスタートをミス。大きくポジションを落とした。

    オープニングラップを終えると、ピットでは早くも動きが出る。野尻、可夢偉、福住、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)、坪井翔(JMS P.MU/cerumo・INGING)、山下健太(KONDO RACING)が早くもピットイン。ソフトタイヤに交換してコースに戻るが、ピット作業時間の差によって順位が変動。可夢偉は給油をしたため福住、キャシディの先行を許してポジションが2つダウン。坪井も作業に時間がかかり、山下の先行を許す。さらに2周を終えたところでは、19番手スタートのダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)がピットイン。3周を終えたところでは石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、国本雄資(KONDO RACING)もピットに入ったが、国本は作業を終えてコースに戻る際、左フロントタイヤがエアホースに引っかかってしまい、石浦の先行を許した。また5周を終えたところでは塚越、9周を終えたところでは大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、10周を終えたところではアーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)もピットインを行なっている。

    ミディアム組の多くがピットに入ったところでのオーダーは山本、アウアー、牧野、ニューウェイ、平川、パロウ、関口、一貴となる。この中で、平川だけはミディアムスタート。平川は序盤4番手をキープしていたが、6周目にはニューウェイの先行を許している。トップの3台のペースは序盤はほぼイーブン。周回によっては山本よりもアウアーや牧野が速い周もあったが、山本が2人を上回る周もあるという状況で膠着状態となる。15周を終えたところで山本とアウアーの差は1秒991、アウアーと牧野の差は1秒475。これに対し、1周でピットに入った野尻のペースがこの時点ではトップ3人を上回っており、山本からの差は20周を終えたところで37秒171。ピットでのロスタイムが約44秒ということで、このままであれば野尻の逆転も可能かと思われた。

    しかし、タイヤをマネージメントしていたトップの山本は、20周を超えると燃料が少なくなってクルマが軽くなったこともあり、ペースアップ。1分08秒台のタイムを連発していく。アウアーと牧野は、このペースにはついて行けず、じわじわと引き離されることとなった。一方、この頃になると野尻のタイムも落ち、30周を終えたところで山本と野尻の差は41秒390に拡大。野尻もそこから猛プッシュを続けたが、その後もじわじわと差は開き38周を終えたところで45秒158、45周を終えたところで50秒094と、山本はセーフティーマージンを築くことに成功。この頃になると、山本の前には周回遅れのクルマが現れ始め、タービュランスの影響を受ける恐れが出てきた。

    そんな状況の中、いよいよソフトでスタートしたグループにもピットインするドライバーが出てくる。まず49周を終えてピットに入ったのは、4番手を走行していたニューウェイ。しかし、ニューウェイは給油中にリグに引火が発生してしまい、コクピットから飛び出す。クルマ自体には大きな損害がなかったものの、消火に時間がかかったこともあり、ここでレースを終えた。これに続き、51周を終えたところでピットに入ったのはトップ3台。山本、アウアー、牧野がピットに入ってくる。また、序盤から激しい6番手争いを演じていた関口と一貴もピットに入った。山本は13秒という素早い作業でピットアウト。余裕を持って、野尻の前でコースに戻った。アウアーも野尻の前でコースに戻ることに成功している。しかし、牧野はアウトラップのレインボーコーナーで野尻にオーバーテイクされただけでなく、馬の背では福住にも先行される。さらには、51周目にキャシディをオーバーテイクしてポジションを上げてきた可夢偉にも抜かれることに。さらに、牧野はピットアウト時に出口のホワイトラインをカット。レース後に35秒のタイム加算のペナルティーを科せられることとなってしまった。この時、見た目上のトップに立っていたのは、まだピットインしていなかったパロウ。これに山本、アウアー、野尻、福住、可夢偉と続いていたが、53周目には可夢偉が福住を捉えてさらに一つポジションアップしてくる。一方、実質的な2番手争いも白熱。ソフトの野尻がミディアムのアウアーに迫った。ところが、56周目の1コーナー。オーバーテイクシステムを使いながら、ものすごい勢いでアウアーのインに飛び込んだ野尻はそのまま止まり切れずにコースアウト。グラベルにストップし、レースを終えることに。この野尻のマシン回収のため、コース上にはセーフティーカーが導入される。そのタイミングでパロウはピットイン。福住と山下の間でコースに戻った。さらにセーフティーカーラン中の59周終了時には、関口が2度目のピットイン。再度ソフトタイヤに履き替えて、終盤のポジションアップを狙っていた。

    そして、野尻のマシン回収が終わり、レースがリスタートしたのは60周を終えた時点。山本はうまい加速で後続を引き離していくが、その後方でアウアーの前にいた周回遅れの坪井にハプニングが発生。SPインコーナーの入り口でフロントタイヤを縁石に引っ掛けてしまい、イン側に巻き込むような形でスピン、ストップしてしまった。これにより、コース上には2度目のセーフティーカーが導入される。坪井はセーフティーカーラン中にスピンしたということで、レース後、35秒加算のペナルティーを科されている。そして、坪井のマシンを安全な場所に動かすと、65周を終えたところでリスタートが切られた。ここでも山本はSPコーナーから上手い加速でトップを堅持。しかし、その後方では2番手争いが白熱する。アウアーは大嶋とティクトゥムに行く手を遮られる形となり、ヘアピンでついに可夢偉の先行を許すことになってしまった。さらに、アウアーの後方にはキャシディと福住をかわしたパロウも接近。だが、ここはアウアーがポジションを死守している。

    最後は3周の超スプリントとなったが、PPスタートの山本は実質的に一度もトップを譲ることなく、独走でトップチェッカー。移籍後初、そして今季初の優勝を飾った。昨年の第6戦・岡山以来となる2位表彰台には可夢偉。そして、3位にはアウアー。ルーキーのアウアーは3戦目にして、嬉しい初表彰台を獲得。B-Max Racing with motoparkにとっても、初の表彰台獲得となった。以下、キャシディ、福住、山下、石浦、国本までがポイントを獲得。パロウは2回目のセーフティーカーリスタートの際に違反があったということで、5番手でチェッカーを受けたものの、レース後に35秒のタイム加算のペナルティーを科せられ、ポイント獲得はならなかった。また再度ソフトを装着した関口は、最後のリスタート後にチームメイトの平川をかわし、さらに前を行く塚越を追ったが、終わってみれば10位。得意の菅生ながら、ポイントには手が届かなかった。

    この結果により、山本は11点を獲得。ポイントリーダーのポジションを守っただけでなく、ランキング2位につけているキャシディとの差をさらに広げた。次戦富士大会でもこの勢いのまま、山本が強さを発揮するのか。はたまた昨年、富士を制しているキャシディが速さを見せるのか。あるいは他のドライバーが勝ち名乗りを上げるのか。シーズン中盤から後半に向けて注目の展開が続く。

  • ピエール・ガスリー 「スーパーフォーミュラを後退とは捉えなかった」

    ピエール・ガスリー 「スーパーフォーミュラを後退とは捉えなかった」

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが、F1デビュー前に参戦した日本でのスーパーフォーミュラの経験を改めて振り返った。

    2016年にGP2でチャンピオンを獲得したピエール・ガスリーは、翌年のトロロッソのF1シートを獲得するものと考えられていた。しかし、レッドブルはダニール・クビアトとの契約を延長し、ガスリーを日本のスーパーフォーミュラに武者修行に送り込んだ。

    「待たなければならないのは厳しかった」とピエール・ガスリーはF1公式サイトでコメント。

    「でも、スーパーフォーミュラのことは後退ではなく、また別のチャレンジとして捉えていた。振り返ってみると、ホンダとのストーリーは本当に素晴らしいものだった。日本に行ったとき、何が起こるのか僕にはまったくわからなかったけど、ホンダとの最初のコネクションの後、僕たちは関係を築き始めていった。信頼を得るためには少し時間がかかるものだ。でも、それはうまくいった」

    「チームと仕事をして、彼らがどのような運営をしているのかを確認するために10日間から2週間の間で頻繁に日本に行った。東京でも時間を過ごしてどのような生活をしているのかを見た。本当に気に入った。チームがどのようなやり方で仕事をして、彼らがリレーションシップという観点でどのようなものを望んでいるのかを理解した」

    「僕は英語で話していたけど、チームに英語を話す人は一人しかいなかったので、僕が言うことはすべて彼を介さなければならなかった。もし彼が僕が意味していることを理解できていなければ、情報は間違って伝わってしまう。それが2~3回起こった」

    「それですべてを紙に書いた方が簡単にいくと気付いた。僕は技術面にも関与していたので、彼らが僕が必要としているものを理解することができた。素晴らしい経験だった。ヨーロッパではドライビングやフィードバックを与えることにより集中していたけど、それと比較してはるかにかかわることができたので、技術的にたくさんのことを学ぶことができた」

    しかし、スーパーフォーミュラのシーズンが佳境に入った頃、ピエール・ガスリーはトロロッソから呼び出しがかかった。ポイントは獲得できなかったものの、最終5戦でレッドブルを納得させ、2018年のフル参戦を勝ち取った。そして、2戦目のバーレーンGPでは4位入賞を果たしている。

    ダニエル・リカルドが2019年にルノーに移籍したことで、レッドブルはピエール・ガスリーを上位チームに昇格させることを決断する。

    「過去3年間を日本語、イタリア語、英語のチームで過ごした。彼らはすべてがとても異なっている」とピエール・ガスリーはコメント。

    ピエール・ガスリーの挑戦はビッグチームのドライバーとしてだけではなかった。チームにはレッドブルが将来のワールドチャンピオンとして期待しているマックス・フェルスタッペンがいる。

    「バランスが難しい。達成する必要のあるものと、受け入れる必要があるものとのバンラスがね。まだレッドブルの知識と経験から学ぶことがたくさんある。マックスからもね。彼は5シーズン目だけど、僕は2シーズンしかフルに参戦いていないし、学ぶことはたくさんある。

    「自分自身から最大限を引き出すために必要なことに焦点を合わせる必要がある。僕たち全員が異なるドライバーだし、マックスが必要としているものは、僕が必要としているものとは異なるかもしれない」