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  • セルジオ・ペレス キャデラックF1に自信「シーズン序盤からポイントを争える」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1に自信「シーズン序盤からポイントを争える」

    セルジオ・ペレス(キャデラックF1)は、2026年シーズンの序盤からポイント圏で戦えると強気の姿勢を示した。

    2024年末にレッドブルを離れ、2025年は事実上の休養期間を過ごしたペレスは、2026年に新規参戦するキャデラックF1でF1復帰を果たす。キャデラックF1はシルバーストンを拠点とする11番目のF1チームとして、2026年の新レギュレーション導入とともにデビューする。

    ペレスはバルテリ・ボッタスとともに経験豊富なラインナップを形成し、初年度からの戦闘力を目指す。

    ペレスは最近、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムでの始球式に登場するなど、チームの広報活動にも積極的に参加。
    その場で彼は、過去数年のレッドブル時代を暗に振り返りつつ、キャデラックでの新章に意欲を語った。

    「このスポーツで最も大切なのは楽しむことだと思う。特にここ数年を経験して、そう感じるようになった」とペレス。

    「F1は僕にすべてを与えてくれた。だからこそ、再び楽しめるF1に戻りたいし、同じビジョンを持つチームで働きたい。キャデラックでそのすべてを見つけたと思っている。復帰が本当に楽しみだ」

    セルジオ・ペレス キャデラック F1

    キャデラックF1への信頼と手応え
    チーム代表のグレアム・ロードンとCEOのダン・トーリスは、すでに多くのグランプリを視察し、初年度に向けた準備を着々と進めている。

    ペレス自身も近く旧型車テスト(TPC)に参加する予定で、3月の開幕戦オーストラリアGPに備える。

    「目標は開幕戦にチームとして準備万端で臨むことだ」とペレスは語る。

    「それができれば、我々には大きな可能性がある。F1のシーズンは長いし、チームとして進化していける。まずは堅実なチームになることが重要だ」

    そして彼は最後に、キャデラックF1の潜在力をこう締めくくった。

    「きっと僕たちは周囲を驚かせると思う。シーズン序盤からポイントを獲得できるはずだ」

    Source: motorsportweek.com

  • キャデラックF1、フェラーリ旧型マシン貸与計画を明かす「FIAと協議中」

    キャデラックF1、フェラーリ旧型マシン貸与計画を明かす「FIAと協議中」

    2026年にF1デビューを予定しているキャデラックF1は、フェラーリ製の旧型F1マシンを借り受けてテストを行う可能性があるとの噂について、チーム代表のグレアム・ロードンが言及した。

    ロードンはシンガポールGPの週末に取材に応じ、TPC(旧型車テスト)ルールに基づく活動を検討していることを明らかにした。

    「我々には旧型車がないが、実際には“車をテストする”ことが目的ではない」とロードンは語った。「シミュレーションを現実に近づけるために、何らかのマシンを使いたいだけなんだ」

    「他チームの車を試すことでアドバンテージを得ようとしていると思われがちだが、我々がテストしたいのは『人間』だ」

    ピット作業の「筋肉記憶」を養う狙い
    ロードンは、実際のF1マシンを使う最大の理由は「メカニックの実践的訓練」にあると説明した。

    「アドバンテージを得たいのは、車そのものではなく、メカニックの経験だ」とロードン。「タイヤブランケットを装着したり、車の熱やサイズ感を感じたりといった動作を体で覚える必要がある」

    「これまでに何度もチームを立ち上げてきたが、すべての作業をできるだけ現実に近づけることが極めて重要なんだ」

    キャデラック F1 フェラーリ

    フェラーリとの関係、FIAも協議に関与
    キャデラックはフェラーリの顧客チームであるため、対象マシンとしてフェラーリ製を想定しているという。ただし現時点で正式な交渉が行われているかは明らかにされていない。

    「我々はフェラーリのカスタマーだから理にかなっている」とロードン。「でも、車そのものから何かを学ぼうとはしていない。サイズや形が近ければ色もどうでもいい」

    「もし他チームの車を借りるなら、そのチームがFIAに承認を求める必要がある。我々はFIAと一歩ずつ協議しながら進めており、隠すことは何もない」

    F1新規参戦チームの“実地準備”の壁
    2026年に新規参戦するキャデラックは、現行チームとは異なり「旧型車テスト(TPC)」の制度を活用できない。これにより、シミュレーション以外の現場訓練機会がほぼ皆無という課題を抱えている。

    ロードンが言う「人間をテストする」という言葉は、開発面ではなく組織の即応性や実戦オペレーションを磨く意図を示している。特にピット作業やガレージ環境での安全運用は、初年度からレースを戦う上での重要な基礎となる。

    フェラーリ製マシンの貸与が実現すれば、キャデラックにとっては“F1デビュー前のリハーサル”となるだろう。ただし、FIAの許可を得る必要があるため、規制上のハードルは依然として高い。

    Source: motorsportweek.com

  • ルクレールにキャデラックF1が熱視線 アンドレッティ「すぐにでも契約したい」

    ルクレールにキャデラックF1が熱視線 アンドレッティ「すぐにでも契約したい」

    キャデラックF1のディレクターを務めるマリオ・アンドレッティは、フェラーリを離れる意思があるなら「すぐにでも契約したい」とシャルル・ルクレールへの強い関心を示した。

    モナコ出身のルクレールには、2026年以降の動向をめぐり移籍の噂が浮上している。2024年にコンストラクターズ2位を獲得したフェラーリだが、2025年はメルセデスに抜かれて3位に転落。シーズン中盤以降はマシンの競争力が急速に低下し、今やレッドブルにもわずか8ポイント差まで迫られている。

    マネージャーのニコラス・トッドも最近のコメントで「2026年には勝てるマシンを用意してほしい」とフェラーリに明確な要求を突きつけたとされる。さらに、トッドがメルセデス、マクラーレン、アストンマーティンとも接触しているという報道もある。

    アンドレッティは『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の取材に対し、こう語った。

    「私はルクレールの大ファンだ。もし彼がいつかチームを変えたいと思うなら、キャデラックにすぐにでも迎え入れたい」

    キャデラックF1は2026年にバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを起用することを発表している。チームは両者と複数年契約を結んだが、同時にコルトン・ハータが2026年はテストドライバーとしてF1活動に参加することも発表。インディカーでのフル参戦を見送ってまで参加することから、将来的なレースシートを約束された可能性も指摘されている。

    チームCEOのダン・タウリスは『Racer』誌で「ハータがF1シートを得るには結果を出さなければならない」と強調しており、2027年のラインアップにはルクレールとハータという布陣もあり得るとの見方もある。

    もっとも、キャデラックF1は参入当初、フェラーリのパワーユニットとギアボックスを使用するカスタマーチームとなる予定であり、ルクレールがフェラーリを離れてまで同社系の新チームへ移籍する可能性は低いとの見方も根強い。

    ルクレール、シンガポールで「戦えるマシンではない」と落胆
    ルクレールは先週末のF1シンガポールGP後、フェラーリの現状に厳しい言葉を投げかけた。レースでは両ドライバーが62周の大半で燃費セーブのため「リフト&コースト」を強いられ、ルイス・ハミルトンも終盤にブレーキトラブルを抱えながら完走する厳しい一日となった。

    6位でフィニッシュしたルクレールは、ESPNのインタビューでこう語っている。

    「残念ながら、今の僕たちのマシンでは前の連中と戦うことができない。マクラーレンとの差はシーズン序盤と同じままだけど、レッドブルはモンツァ以降で一段上に行った。メルセデスも同じレベルに達していて、僕たちはその後ろだ」

    「もちろん、もっと上で戦いたいけど、今のところ僕たちはただクルマに乗せられているようなものだ。今シーズン残りから何を引き出せるか、その範囲でやるしかない」

    また、別のインタビューでは、今季型マシン「SF25」にこれ以上のアップグレードは予定されていないことも明らかにした。残る6戦は事実上“防衛戦”となり、レッドブルとのコンストラクターズ選手権3位争いに集中せざるを得ない状況だ。

    キャデラックの野心とルクレールの現実
    マリオ・アンドレッティの発言は、キャデラックF1が単なる参入チームに留まらず、すでにトップドライバー獲得を視野に入れていることを示している。一方で、フェラーリの現状に失望するルクレールの姿勢も、移籍の可能性を一層現実味のある話題にしている。

    とはいえ、ルクレールが27歳という年齢で、まだ勝利を狙える環境を求める中、デビュー初年度のキャデラックに飛び込むリスクは大きい。2027年に独自パワーユニットを導入するまでは、フェラーリとの結びつきが続くことを考えれば、キャデラック移籍は現時点では“理想論”に近い。

    むしろ、2026年以降のフェラーリの進化、そしてフレデリック・バスール体制の成果が、ルクレール残留か移籍かを決める最大の分岐点となるだろう。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1参戦は「キャリア最大の挑戦になる」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1参戦は「キャリア最大の挑戦になる」

    2026年シーズンからF1に新規参戦するキャデラックF1チームに加入するバルテリ・ボッタスは、この挑戦が自身のキャリアで「最大の試練」になると語った。

    メルセデスで2017〜2021年の間に10勝と20回のポールポジションを記録したボッタスは、2025年はメルセデスのリザーブドライバーとして過ごし、翌年にキャデラックからF1グリッドに復帰する。2022〜2024年にはザウバーで3シーズンを戦い、2013年にウィリアムズからF1デビューを果たしている。

    ボッタスはCrash.netとの独占インタビューで、F1史上最大規模のレギュレーション変更期に新チームへ加わることの難しさを率直に認めた。

    「おそらくキャリアで一番大きな挑戦になるだろう」とボッタス。「やるべきことは山ほどあるけど、最終的に目標を達成できた時には本当に報われると思う。だからこそ、この挑戦を楽しみにしているんだ」

    「今このチームで、この役割を担うことで、自分が将来の方向性や開発の一部に大きな影響を与えられると感じている。それが本当に興味深い。楽しいだろうけど、同時に大変な仕事でもある」

    メルセデスでの経験をキャデラックへ
    メルセデスで培った経験をどのように活かせるかと問われると、ボッタスは次のように答えた。

    「たくさん持ち込めると思う。エンジニアリングミーティングやイベント前の打ち合わせ、デブリーフなどの構造面だけでなく、チーム内の無線コミュニケーションや部署間のやり取りといった部分でも、自分の意見を反映できるはずだ」

    2026年の目標は「まず完走、そしてポイント」
    F1参入初年度となる2026年、キャデラックF1チームは高い目標を掲げつつも、現実的なスタートを意識している。

    「予想するのは難しい」とボッタス。「ルール変更、パワーユニット、シャシーなど、すべてが新しくなる。新チームとして学ぶことがたくさんある。まずは完走を重ねて信頼性を確保し、できるだけ多くの走行距離を稼ぐことが重要だ」

    「改善の方向性を明確にしながら進んでいく必要がある。もし初年度にポイントを取ることができれば、それは新チームとして本当に良いスタートになると思う。そして最下位を避けること。それが現実的な出発点だろう」

    「チームとして進化を証明したい」
    2024年末でザウバーのシートを失った後も、ボッタスは「F1でやり残したことがある」と強調してきた。今回の復帰で何を成功と見なすのかについて、次のように語った。

    「僕が望むのは、本気で進化できるチームの一員であること。僕たち自身にも、そして世界にも“このチームは本気だ”と示したいんだ」

    「スタート地点は厳しいものになるだろう。でもそこからどれだけ前進できるかが重要だ。数年後に良いパフォーマンスを発揮できるようになれば、それが成功だと思う。まずはどこから始めるかを見て、そこから進んでいくよ」

    キャデラックF1が直面する現実的な壁
    キャデラックのF1参入は、アメリカメーカーによる野心的な挑戦として注目されている。しかし、パワーユニットやシャシー規定が一新される2026年は、既存チームですら対応に苦しむことが予想される。経験豊富なボッタスの加入は、組織づくりと技術基盤確立の両面で貴重な戦力となるだろう。

    特にメルセデスでの成功体験やエンジニアとの連携ノウハウは、新チームが信頼性と一貫性を築く上での基礎となる。ボッタスが語る「構造づくり」への貢献は、単なるドライビング以上の価値をもたらすはずだ。

    キャデラック×ボッタスの挑戦が意味するもの
    36歳のボッタスにとって、これは単なる“復帰”ではなく、“再定義”の機会でもある。名門メルセデス時代に勝利と表彰台を重ねたベテランが、再び新たなスタートラインに立つ。未知の挑戦を通じて、彼がチームをどこまで導けるのか──キャデラックF1の行方は、ボッタスの経験と情熱に大きくかかっている。

    Source: Crash.net

  • キャデラックF1 ロードン代表「旧型車テストは“人”を鍛えるための場だ」

    キャデラックF1 ロードン代表「旧型車テストは“人”を鍛えるための場だ」

    キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードンは、同チームが準備を進めている旧型車テスト(TPC:Testing of Previous Cars)について、「車の開発ではなく“チームを仕上げるための訓練”」だと語った。

    2026年のF1参戦を控えるキャデラックF1は、実戦データを持たない新チームとして、従来のTPCの概念を“再定義”し、レースオペレーションの完成度を高めることを最優先にしている。

    ロードンはF1公式ポッドキャスト『Beyond the Grid』の中で、「TPCはテクニカルな学習の場ではなく、組織と人のためのテストだ」と強調した。

    「メルボルンの開幕戦で“初めてのこと”が何一つ起きないようにするために、チーム全員の動きを今のうちに仕上げておく」と語っている。

    “エンジニアリング”ではなく“オペレーション訓練”
    ロードンは、TPCを「車を速くするテスト」ではなく「チームが正しく機能するかを確認する訓練」と位置づける。

    「TPCとは“Testing of Previous Cars”の略だが、我々には“前の車”が存在しない。だが重要なのは車ではなく、チーム全体を訓練することだ。メカニックが実際の車に触れ、ピットストップやガレージ作業の感覚を取り戻す。それが目的なんだ」

    「車の速さを測るテストではない。目的は“チームが正しく機能するか”を確かめることだ。来年はレギュレーションも大きく変わるため、性能学習は意味がない。重要なのは人とプロセスを仕上げることだ」

    F1カーでなくても構わない柔軟な発想
    キャデラックには旧型F1マシンが存在しないが、ロードンは「F1カーである必要はない」と強調する。

    「一定年式を超えた車はヒストリック枠(THC)で走らせることもできるし、重要なのは“動く車”でチームを訓練すること。車種にこだわる必要はない。目的に合わせて使える車を使うだけだ」

    ロードンは、TPCという言葉が“旧型F1車を走らせる義務”を意味するわけではないと説明し、「重要なのは“人が動く練習”であり、マシンは手段だ」と語った。

    どこでもいい、全員が集まれる場所で
    テストの開催地についても柔軟な方針を取る。

    「場所はどこでも構わない。イギリスでも、スペインでも、イタリアでもいい。重要なのはチーム全員が集まり、同じやり方と同じ言語で動けるかを確認すること。天候が安定している場所を選べれば理想的だ」

    この「全員が集まる」という姿勢は、キャデラックF1が掲げるチームバリュー「All One Team(全員が一つのチーム)」に通じている。

    “Race Ready”プログラムの実車版
    キャデラックF1は、現在「Race Ready」と呼ばれる大規模なシミュレーションを行っており、TPCをその“実車版”として位置づけている。

    「“Race Ready”はシルバーストンとシャーロットを結び、60〜70人がモンツァ週末を完全再現して動くプログラムだ。メディア対応時間まで含めて全てをシミュレートしている。TPCはその“実車版”であり、初陣のメルボルンで“初めてのこと”が起きないようにするための訓練だ」

    このプログラムにより、キャデラックF1はレース週末のオペレーションを事前に完全再現し、実戦でのトラブルや初期ミスを防ぐ体制を整えている。

    Cadillac流TPCの核心
    キャデラックF1の“再定義されたTPC”は、以下の4つの原則に基づく。

    ・車両中心ではなくオペレーション中心
    ・F1車両に限定しない目的主導型の発想
    ・Race Ready(仮想演習)とTPC(実車演習)の統合
    ・分散拠点を越えた“One Team”運用の徹底

    ロードンは最後にこう締めくくった。

    「これはチームのリハーサルだ。技術ではなく、人の協調力を試すテスト。Cadillac F1は“全員が一つのチームとして動くこと”を最も重視している。それが我々の哲学なんだ」

    キャデラックF1の戦略的意義 ― “走らない期間”を使い切る哲学
    このTPC再定義は、参戦前の“走れない期間”を戦略資産に変える取り組みだ。F1チームにおいては通常、車の完成が遅れるほど現場訓練が制限される。しかしキャデラックF1は、逆に車のない現状を「人と体制を磨くための黄金期間」と捉えた。

    特筆すべきは、車を造らずして“レースチームを走らせる”という構造的転換だ。旧型車を使わずにTPCを運用するという発想は、レギュレーションの制約を逆手に取った柔軟な組織戦略でもある。

    また、この「Race Ready+TPC」の二段階訓練は、NASAのアポロ計画を参考に設計されたキャデラックF1の分散運用体制(米国・英国・ドイツ3拠点)とも一致しており、チームとしての“統合的稼働”を最優先するアプローチを象徴している。

    キャデラックF1が掲げる「All One Team」という理念は、単なるスローガンではない。TPCを通じて全スタッフの行動、無線、動作、判断を“統一言語化”することこそが、その理念の実装である。

    その意味で、ロードンが言う「TPCは人のテストだ」という言葉は、キャデラックF1が他の新興チームとは根本的に異なる“参入準備哲学”を持っていることを明確に示している。

    Source: F1 Beyond the Grid

  • キャデラックF1 シモン・パジェノーをシミュレータードライバーに起用

    キャデラックF1 シモン・パジェノーをシミュレータードライバーに起用

    キャデラックF1チームは、シミュレーションプログラムを強化するために新たに3人のドライバーを迎え入れ、F1プロジェクトにさらなる戦力を加えた。インディ500優勝者のシモン・パジェノー、元ハースF1リザーブのピエトロ・フィッティパルディ、そしてGMのファクトリーGTドライバーであるチャーリー・イーストウッドだ。

    この3人は、2026年の待望のF1デビューに向けて、キャデラックの準備の中核を成すバーチャル開発ツールを洗練させるべく舞台裏で活動していく。

    パジェノー(41歳)は、2023年にインディカーのミッドオハイオ戦でメイヤー・シャンク・レーシングの一員として出場中に恐ろしいクラッシュで脳震盪を負って以来、競技から離れている。

    2019年のインディアナポリス500マイル優勝者であるフランス人は、その後、ドライバーコーチングやシミュレーター開発に情熱を注ぎ、この役割がキャデラックのF1活動にまで拡大した。

    パジェノーは「クルマの技術的な側面を最適化し、ファクトリーで働く人々との関係を築くことは、僕がレースを始めたときからの情熱だった。エンジニアたちと話し、シミュレーターを開発して可能な限りリアルにすることを本当に楽しんでいる。この仕事は、僕が役立ち、自分の専門知識を提供しているという感覚を与えてくれる。事故以来少し欠けていたものだ」と語った。

    「僕の役割と目標は、シミュレーターを現実に近づけ、マシンの基礎を築くことだ。キャデラックが現実に可能な限り正確に投影できるように助けたい」

    チーム代表のグレアム・ロードンは、チーム創設期におけるパジェノーの貢献を称賛した。

    「シャーロットのシミュレーターでの作業は、チームを築く上で極めて重要だ。基盤となるパフォーマンスや空力セットアップを固めるだけでなく、グランプリ週末にレースの準備を整え、システムやプロトコルを検証する。そして米国、英国、最終的にはサーキット現場との間で明確で効率的なコミュニケーションを確立することも重要だ」

    「シモンはこのプロセスに経験とエネルギーをもたらし、非常に大きな助けとなっている」

    シモン・パジェノー キャデラック F1

    フィッティパルディのF1経験、イーストウッドのGM的後ろ盾
    29歳のフィッティパルディは、ハースでの経験を活かす。2020年にはロマン・グロージャンのバーレーンでの悪名高いクラッシュ後に2戦で代役を務めた。

    フィッティパルディはSNSで「キャデラックF1に加わったことをようやくシェアできてとても誇りに思う。ここ数カ月間、シムテストやフルGPシミュレーションを通じて2026年のマシン開発に取り組んできた。キャデラックのような象徴的なブランドの一員でいられるのは特権だ」と記した。

    3人目は北アイルランド出身の30歳チャーリー・イーストウッドで、コルベットのGTドライバーとしてGMの看板を背負ってきた実績を持つ。彼もまたギアを切り替え、キャデラックのF1準備に貢献することになる。

    パジェノー、フィッティパルディ、イーストウッドの加入により、キャデラックのドライバー陣はさらに厚みを増した。すでに2026年のフルタイムラインナップとしてバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが決まっており、さらにインディカーのコルトン・ハータがテストドライバーとして契約済みだ。

    チャンピオンシップを制した経歴、F1経験、そしてGMへの忠誠心という多彩な要素を備えた新シミュレータードライバーの加入は、チームがまだ実際にコースを走る前から、強固な技術基盤を築くというキャデラックの真剣な姿勢を示している。

  • キャデラックF1 ピエトロ・フィッティパルディを開発ドライバーに起用

    キャデラックF1 ピエトロ・フィッティパルディを開発ドライバーに起用

    ピエトロ・フィッティパルディは、キャデラックF1チームに開発ドライバーとして加入したことを発表し、すでにシミュレーター作業を開始している。

    フィッティパルディは、2020年のサクヒールGPとアブダビGPで負傷したロマン・グロージャンの代役としてハースから2戦に出走した経験を持ち、WECやインディカーを含むさまざまなシリーズに参戦してきた。また、断続的にF1のテストプログラムも維持してきた。

    2度のワールドチャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫である彼は、SNS上で「ここ数カ月間、シムテストやフルGPシミュレーションを通じて2026年マシンの開発に取り組んできた」と明らかにした。

    キャデラックの2026年のレースドライバーはバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスであり、元インディカードライバーのコルトン・ハータがテストドライバーを務める。ハータは必要なスーパーライセンス取得ポイントを獲得するためにFIA F2へ参戦する。

  • キャデラックF1 商業責任者にマイアミGP成功の立役者タイラー・エップ就任

    キャデラックF1 商業責任者にマイアミGP成功の立役者タイラー・エップ就任

    キャデラックF1チームは、舞台裏でチームを次の段階へ導くと自信を見せる「ビジョナリー」を迎え入れたことを発表した。

    2022年からマイアミGPの社長を務めてきたタイラー・エップが、新設された「グローバル商業戦略責任者」としてキャデラックの商業活動全般を統括する。

    エップの指揮下で、マイアミGPはハードロック・スタジアムでの満員開催を実現し、F1史上最大級の米国内視聴者数上位5件のうち4件を生み出した。また、グランプリの契約を2041年まで延長する交渉もまとめ上げている。

    キャデラックF1チームCEOのダン・タウリスは次のように述べた。
    「商業部門を築き上げる上で、これ以上のリーダーでありビジョナリーはいない。マイアミGPをF1カレンダーの看板イベントに育て上げた実績は、彼が国内外のF1において独自の力を持っていることを示している」

    エップは、これまでホール・オブ・フェイム・レーシング(NASCARスプリントカップのチーム)のゼネラルマネージャーや、チップ・ガナッシ・レーシングのチーム運営・事業開発部門のディレクターを務めるなど、豊富なレース界での経歴を持つ。

    エップは次のように語った。
    「私はキャリアの大半をレースに費やし、近年はアメリカのモータースポーツの在り方を再定義する仕事をしてきました。アメリカ、そして世界において我々のスポーツを結集させる上で、これほど刺激的で有望な機会はありません。キャデラックはアメリカの伝統と独創性を基盤に、F1で世界的な勢力となる準備が整っています。私は最初からこの取り組みに加われることを誇りに思います」

    また、エップはNFLのカンザスシティ・チーフスで8年間、副社長(事業開発担当)および上級副社長(事業運営担当)を務め、さらにMLBのサンディエゴ・パドレスではシニア副社長(事業開発)を歴任した経験もある。

    チーム代表のグレアム・ロードンもその実績を称えた。
    「ゼロからチームを築き上げるには驚異的なリーダーシップが必要であり、我々のビジョンと野心を実現するには特別な人物が欠かせない。タイラーはF1で標準を築く組織を育て上げてきた実績を持ち、その運営力は我々にとって重要な資産になると確信している」

  • キャデラックF1 2029年自社PU計画に向け元アウディCEOベイカーを招聘

    キャデラックF1 2029年自社PU計画に向け元アウディCEOベイカーを招聘

    キャデラックは2026年のF1参戦を前にして、さらなる大物獲得に動いたと報じられている。

    モータースポーツ・マガジンによると、キャデラックは元アウディ・フォーミュラ・レーシングの最高経営責任者アダム・ベイカーを獲得したと伝えられている。報道によれば、ベイカーはF1最新チームであるキャデラックに加入し、同社のエンジン工場の最高執行責任者(COO)に就任する。

    キャデラックは来シーズン、フェラーリのカスタマーチームとしてF1に参戦し、少なくとも2028年末まではスクーデリアから供給されるパワーユニットを使用する。

    アメリカのチームの現在の計画は、2029年から独自のパワートレインサプライヤーとなり、完全なワークスF1チームになることだ。

    来年、キャデラックはノースカロライナ州シャーロットにあるゼネラルモーターズのテクニカルセンター近くにF1エンジン工場を開設する予定だ。

    ベイカーはキャデラックのエンジン部門を立ち上げる責任を担い、シャーロットでゼネラルモーターズ・パフォーマンス・パワーユニットCEOのラス・オブレネスと面会することになる。

    報道によれば、キャデラックが現行規則用のパワートレインを開発するのか、あるいはV10やV8への切り替えに備えるのかは、依然として不明だという。

    新しいパワーユニット規則は2030年まで施行される予定だが、早期変更のための協議が進行中と報じられている。

    もし新しい規則がフルサイクルで維持される場合、キャデラックがわずか2シーズンのためにエンジンを設計するのが採算に合うのかどうか、すでに疑問が投げかけられている。しかし、グリッド参戦が承認された大きな理由のひとつは、同社がOEM(独自メーカー)になることを約束したことにあった。

    キャデラックがどのような決定を下すにせよ、そしてF1が新規則に対してどのような変更を行うにせよ、ベイカーの獲得は重要な人事であることに変わりはない。

    ベイカーは以前FIAでセーフティディレクターを務めていたが、アウディに移籍した後、同社のF1プロジェクトが承認される前にエンジン部門の立ち上げを任された。

    しかし、今年5月にマッティア・ビノットがアウディF1プロジェクト全体を引き継いだ後、ベイカーは「双方合意」によりチームを離れている。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1契約始動前にフェラーリで早期テスト希望

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1契約始動前にフェラーリで早期テスト希望

    バルテリ・ボッタスは、キャデラックとの契約が正式に始まる前に再びF1マシンに乗りたいと望んでいる。

    メルセデスが、彼の新契約が正式にスタートする1月1日まではリザーブドライバーとしてのテスト参加を阻止していると報じられていたが、フィンランド通信社STTに対しボッタスは、年内にフェラーリの2023年型マシンを走らせたいと語った。

    「11月か12月にテストができればと思っている」と、今シーズンはサイドラインに置かれてきたボッタスは述べた。

    36歳の彼は、今季ずっと他のドライバーが戦っているのを見てきたことが辛かったと認めている。

    「スタートグリッドにクルマが並ぶたびに『なんてこった』と思うんだ。でもスポーツをより深く理解するようになった。F1ドライバーでいることは世界最高の仕事だし、それを何年も心に刻んでいくよ」

    キャデラックは2026年にワークスチームとして参戦を開始するが、そのマシンは1月に公開される予定だ。バルセロナで月末に予定されている5日間のプログラムを見据え、ボッタスは「テストが始まるときには準備万端でいたい」と語った。

    通算10勝、20ポール、67回の表彰台を誇るナストラ出身のベテランは、キャデラックが直面する学習曲線について幻想を抱いてはいない。「数年はかかるだろうけど、僕はまだ数年は走れると思っているし、チームの成功の一部になれると信じている」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    すでにチームに加わっている経験豊富な人物――パット・シモンズ、ニック・チェスター、そしてグレアム・ロードン代表――の存在にも勇気づけられている。「このチームでは物事をきちんとやる機会がある」と、かつてマルシャを率いたロードンについてボッタスは語った。

    「僕たちはうまくやれている」

    契約交渉についても、ボッタスはあっさりしたものだったと明かす。「アメリカ側が僕を欲しがってくれていたから、すぐに決まったんだ」

    そして、同じくF1ベテランのセルジオ・ペレスがチームメイトに加わることで、落ち着いた環境ができると期待している。「彼は多くのチームで経験を積んだ冷静な人物だ。僕たちは常にチームを第一に考えるし、それこそキャデラックに必要なものなんだ」